JP2001283499A - ディスクチェンジャー - Google Patents

ディスクチェンジャー

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JP2001283499A
JP2001283499A JP2000093138A JP2000093138A JP2001283499A JP 2001283499 A JP2001283499 A JP 2001283499A JP 2000093138 A JP2000093138 A JP 2000093138A JP 2000093138 A JP2000093138 A JP 2000093138A JP 2001283499 A JP2001283499 A JP 2001283499A
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JP
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disk
chassis
disc
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disk reproducing
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Pending
Application number
JP2000093138A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Yanagisawa
達也 柳沢
Kiyoto Kajiwara
清人 梶原
Satoshi Sugimoto
聖史 杉本
Satoru Anada
悟 穴田
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
    • G11B17/30Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records wherein the playing unit is moved according to the location of the selected record

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスクチェンジャーにおいて、外部振動によ
る異音の発生を簡易な構成によって防止する。 【解決手段】装置本体に複数枚のディスクを積層配列し
て収納可能とするディスク収納部と、少なくともターン
テーブル及びピックアップを搭載したキャリッジシャー
シ(9)を有するディスク再生手段と、ディスク再生手
段をディスク収納部に収納されたディスクの積層方向に
昇降可能とする昇降手段を備える。ディスク再生手段が
昇降手段によって待機位置に移動されたとき、ディスク
再生手段の移動方向と逆方向にキャリッジシャーシ
(9)を付勢する付勢手段(90)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動による異音の
発生を防止する簡易な機構を備えたディスクチェンジャ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人が先に出願した特開平10−2
1630号公報で開示されるディスクチェンジャーは、
積層配列した複数枚のディスクを保持して装置本体内に
着脱可能に挿入されるディスク収納部と、ディスクを上
方から担持するクランパとディスクを載置するターンテ
ーブルとディスクの径方向に移動しディスクに記録され
ている情報を読み取るピックアップ等を備えたディスク
再生手段と、ディスク再生手段をディスク収納部に収納
されたディスクの積層方向に昇降させる昇降手段とを備
えている。
【0003】このディスクチェンジャーについて図10
及び図11に基づき説明する。
【0004】図10に示すように、ディスクチェンジャ
ーは、装置本体に筐体100を備え、この筐体100内
の紙面手前から見て左側のスペース内にディスク収納部
であるマガジン101が収納されるようになっている。
このマガジン101は、ディスク103を取り出すため
の開口部110からディスク103をトレイ104に載
置して複数枚収納可能であり、その開口部110をX軸
方向(ディスクチェンジャーの左右方向)に向けて図示
しないマガジンイジェクト機構によって筐体100に着
脱可能である。マガジン101の筐体100に対する着
脱方向はX軸方向とY軸方向(ディスクチェンジャーの
上下方向)の双方に直角に伸びるZ方向(ディスクチェ
ンジャーの前後方向)である。
【0005】ディスク再生手段102は、クランパを搭
載したステージシャーシ105と、ターンテーブルとピ
ックアップを搭載したキャリッジシャーシ106とを有
し、それらは昇降機構によって一体的にY軸方向に昇降
可能となっている。この昇降機構については図示しない
が、例えば、筐体100のZ方向の前後両面にそれぞれ
スライド部材が配置され、これらスライド部材が、ステ
ージシャーシ105とキャリッジシャーシ106にそれ
ぞれ突設されたガイドピンに摺動可能に係合した構成と
される。スライド部材が筐体100の前後両面に沿って
X軸方向に相対移動するとディスク再生手段102がY
軸方向に昇降することになる。この昇降機構によってデ
ィスク再生手段102をユーザーの選択したディスク1
03が収納されている位置に移動させる。
【0006】ディスク再生手段は、図示しないディスク
搬送機構を備えている。ディスク搬送機構は、例えば、
選択されたディスク103のトレイ104に係合してデ
ィスク再生位置にトレイ104を引き出すようになって
いる。ディスク再生手段102は、ディスク搬送機構が
マガジン101からディスク再生位置まで引き出したト
レイ104上のディスク103を再生する。
【0007】そのような構成を備えたディスクチェンジ
ャーにおいては、例えば、ユーザーが装置本体に設けら
れた図示しないマガジンイジェクト釦等を押下すると、
ディスク再生手段102の全体が昇降機構によって待機
位置である図10に示すマガジン101の最上段のトレ
イ104aに載置されているディスク103の収納位置
に横付けされ、ディスク再生位置がディスク収納位置に
位置付けられた後マガジン101が筐体100の外部へ
とZ方向に排出される。
【0008】この構成によるディスクチェンジャーで
は、マガジン101を筐体100の外部方向に排出する
とき、外部振動の影響を受けてディスク再生手段102
が異音を発生させる場合がある。従来その異音の発生を
防止する手段として、筐体100とキャリッジシャーシ
106の各々に弾性部材を設け、その弾性部材によって
ステージシャーシ105とキャリッジシャーシ106を
付勢することで振動を防止しようとしている。
【0009】この異音の発生を防止する手段について図
10及び図11を用いて説明する。
【0010】図10に示すように、弾性部材である板バ
ネ107が、筐体100の上部であって、ディスク再生
手段102が待機位置に移動するとステージシャーシ1
05の上面端部と当接する位置に設けられている。ディ
スク再生手段102が昇降手段によって待機位置に移動
すると、板バネ107がステージシャーシ105に当接
し、ステージシャーシ105をY軸方向に付勢する。
【0011】また、図11に示すように、他の弾性部材
である板バネ109がキャリッジシャーシ106上に設
けられ、この板バネ109に当たる係合ピン108が上
記図示しないディスク搬送機構に設けられている。この
係合ピン7は、昇降手段によって位置付けられたディス
ク再生手段102のディスク再生位置とマガジン101
に収納されたディスク103のディスク収納位置との位
置決めの役割を担うものである。係合ピン108は、昇
降手段によってディスク再生手段102が位置付けられ
た後ディスク搬送機構がトレイ104を引き出すべくX
軸方向に移動すると、これに伴って同方向に移動し、キ
ャリッジシャーシ106に設けられたガイド孔111に
係合するとともに板バネ109を同方向に付勢して、キ
ャリッジシャーシ106とディスク搬送機構とを一体化
する。
【0012】すなわち、ディスク再生手段102が既述
した待機位置に移動すると、図10に示す板バネ107
がステージシャーシ105をY軸方向に付勢し、図11
に示す板バネ109は、マガジン101の最上段のトレ
イ104に載置されているディスク103のディスク収
納位置とディスク再生位置との位置決めをするために係
合ピン108を付勢し、この両方の付勢力によってステ
ージシャーシ105とキャリッジシャーシ106とが筐
体100に対して固定される。これにより、外部振動を
受けてもディスク再生手段102は異音を発生しなくな
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、既述した従来
の構成では、ディスク再生手段102が昇降機構によっ
てマガジン101に収納されているディスクのディスク
収納位置に位置付けられる度に、係合ピン108を板バ
ネ109に押し付け両者間にX軸方向で付勢力を発生さ
せるので、本来、異音の発生を防止するための板バネ1
09の付勢力をディスク搬送の度にキャリッジシャーシ
106に掛けることになる。このため、その付勢力を掛
ける分ディスク搬送機構に与える駆動力を大きくしなけ
ればならないという問題がある。さらに、係合ピン10
8は本来マカジン101に収納されているディスクのデ
ィスク収納位置とディスク再生手段102のディスク再
生位置との位置決めの役割を担う筈のものであるが、こ
の係合ピン108が板バネ109を付勢することによっ
て逆にディスク収納位置とディスク再生位置との間に位
置ずれを生じさせるという問題がある。
【0014】従って、本発明はそのような問題点を解決
することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、装置本体(1)に複数枚の
ディスク(4)を積層配列して収納可能とするディスク
収納部(2)と、少なくともターンテーブル(8)及び
ピックアップを搭載したキャリッジシャーシ(9)を有
するディスク再生手段(3)と、前記ディスク再生手段
(3)を前記ディスク収納部(2)に収納されたディス
ク(4)の積層方向に昇降可能とする昇降手段とを備え
たディスクチェンジャーにおいて、前記ディスク再生手
段(3)が前記昇降手段によって待機位置に移動したと
き、前記キャリッジシャーシ(9)を前記ディスク再生
手段(3)の前記待機位置への移動方向と逆方向に付勢
するように前記キャリッジシャーシ(9)と当接する位
置に付勢手段(90)を設けたディスクチェンジャーを
採用する。
【0016】また、請求項2に係る発明は、前記ディス
ク再生手段(3)は、少なくともクランパ(6)を搭載
したステージシャーシ(7)を有し、前記付勢手段(9
0)による前記キャリッジシャーシ(9)の付勢力が前
記ステージシャーシ(7)に伝達され、前記キャリッジ
シャーシ(9)と前記ステージシャーシ(7)とが前記
ディスク再生手段(3)の前記待機位置への移動方向と
逆方向に一体的に付勢されることで、前記ディスク再生
手段(3)が前記装置本体(1)に対して固定される請
求項1記載のディスクチェンジャーを採用する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係るディスクチェンジャ
ーの実施の形態について、図1乃至図9を参照しながら
説明する。
【0018】最初にこのディスクチェンジャーの構成の
概要について図1を用いて説明する。
【0019】図1に示すように、ディスクチェンジャー
は、ディスクチェンジャー装置本体が有する筐体1の内
部にデイスク収納部であるマガジン2と、ディスク再生
手段3とをX軸方向(例えばディスクチェンジャーの左
右方向)に沿うように備える。
【0020】マガジン2はそのフレーム内に複数段のト
レイ5を有し、各トレイ5上にディスク4が載置され
る。これにより、例えば六枚のディスク5が筐体1内Y
軸方向(例えばディスクチェンジャーの上下方向)に積
層配列された状態で収納される。また、マガジン2は筐
体1に対して着脱可能に装着されており、例えば、ユー
ザーが装置本体に設けられたマガジンイジェクト釦等を
押下することによって、Z方向(例えばディスクチェン
ジャーの前後方向であり、X軸Y軸方向に直角に伸びる
方向)に排出される。すなわち、マガジンイジェクト釦
等の操作により図示しないマガジンイジェクト機構が駆
動しマガジン2を筐体1の外部へとZ方向に押し出す。
マガジン2内に収納されているディスク4は、マガジン
2を筐体1から排出することによってマガジンの開口部
11から取り出したり交換したりすることができる。ユ
ーザーがディスク4を交換した後、再びマガジン2を筐
体1内に向かってZ方向に押すことでマガジン2を再び
筐体1内の所定位置に装着することができる。
【0021】ディスク再生手段3は、クランパ6を搭載
したステージシャーシ7とターンテーブル8及びピック
アップ10を搭載したキャリッジシャーシ9とを備えて
いる。ディスク再生手段3は筐体内に配置された昇降手
段(後述する。)によりディスク4の積層方向すなわち
Y軸方向に昇降可能であり、選択されたディスク4の収
納位置にディスク再生手段3のディスク再生位置に位置
付けるようになっている。また、ディスク再生手段は、
図示しないディスク搬送機構を備えている。ディスク搬
送機構は、例えば選択されたディスク4のトレイ5に係
合してディスク再生位置にトレイ5を引き出すようにな
っている。ディスク再生位置とはディスク4の中心がタ
ーンテーブル8の中心線に合致する位置のことである。
ディスク搬送機構はマガジン2のディスク収納位置から
ディスク再生手段3のディスク再生位置にディスクを搬
送する。このディスク再生手段3は、ディスク再生位置
に搬送されたディスク4を、ステージシャーシ7とキャ
リッジシャーシ9をY軸方向に相対的に移動させること
によりクランパ6とターンテーブル8とでクランプす
る。キャリッジシャーシ9上にはターンテーブル8のほ
かピックアップが搭載され、このピックアップがディス
ク103の情報を再生する。このディスク4をクランプ
するクランプ機構については後述する。
【0022】ここで、このディスクチェンジャーのディ
スク再生動作の概要について図1を用いて説明する。
【0023】マガジン2が筐体1の外部方向に排出され
るとき、ディスク再生手段3は筐体1に設けられた昇降
手段によって図1(A)に示す待機位置に移動して待機
する。このディスク再生手段3の待機位置はマガジン2
に収納されるディスク4の収納位置に対応するディスク
再生位置から外れた位置とされている。
【0024】ユーザーによって再生するディスクの選択
が行なわれ再生指示されると、昇降手段は、ディスク再
生手段3のディスク再生位置とその選択されたディスク
が収納されているディスク収納位置とを位置付けるため
に、ディスク再生手段3を図1(A)に示す待機位置か
らY軸方向に移動させ同図(B)に示すディスク収納位
置からディスク再生位置に搬送する。昇降手段によって
ディスク再生手段が位置付けられると、ディスク搬送機
構がトレイ5をディスク再生手段3側へ引出し選択され
たディスク4をディスク再生位置に搬送する。
【0025】ディスク搬送機構によってディスク再生位
置にディスク4が搬送されると、図1(C)に示すよう
に、ディスク再生手段3のステージシャーシ7とキャリ
ッジシャーシ9がY軸方向に相対移動することによって
クランパ6とターンテーブル8がディスク4をクランプ
する。ディスク4はクランプされた後、図示しない駆動
源からの駆動力を受けて回転する。ピックアップ10は
回転するディスク4から情報を読み取り再生する。
【0026】ディスク4の再生が完了すると、ディスク
再生位置にあるディスク4はディスク搬送機構によって
マガジン2内の元のディスク収納位置に戻される。さら
に、ユーザーによるマガジンイジェクト指令が発せられ
ると、ディスク再生手段3は昇降手段によって図1
(A)に示す待機位置に移動し、次の再生指示があるま
でその待機位置で待機する。
【0027】次に、上記ディスク再生手段3の昇降手段
の構成及びその動作について、図2乃至図4を用いて説
明する。
【0028】図2に示すように、ディスクチェンジャー
の略箱体形状である筐体1の前面には、挿入口12が開
口されていて、ここから筐体1の内部にマガジン2が挿
入されるようになっている。
【0029】また、筐体1の前面には、正面視略L字形
状の昇降レバー13がX軸方向に往復移動可能に配設さ
れている。この昇降レバー13には、X軸方向に延びる
二つのガイド孔13a、13c及び所定角度で傾斜した
傾斜孔13bが穿設されている。そして、ガイド孔13
aには筐体1に突設されているガイドピン14aが、ガ
イド孔13cには同様なガイドピン14bが摺動可能に
嵌合し、更に、傾斜孔13bには、ステージシャーシ7
の前面に突設されたカイドピン7aが摺動可能に嵌合し
ている。また、このガイドピン7aは、筐体1の前面に
Y軸方向に設けられたガイド孔1aにも摺動可能に嵌合
しており、さらに、後述する筐体1の前面と昇降レバー
13の間の空間に位置するクランプレバー60に設けら
れたガイド孔60aにも嵌合している(図8及び図9参
照)。
【0030】図3に示すように、筐体1の後面上には、
略矩形状の昇降レバー15がX軸方向に往復移動可能に
配設されている。この昇降レバー15には、X軸方向に
延びる三つのガイド孔15c、15d、15e及び所定
角度で傾斜した二つの傾斜孔15a、15bが穿設され
ている。そして、ガイド孔15c、ガイド孔15e及び
ガイド孔15dには、筐体1に突設されたガイドピン1
4d、ガイドピン14c及び係合フック14eがそれぞ
れ摺動可能に嵌合している。さらに傾斜孔15a、15
bには、ステージシャーシ7の後面に設けられたガイド
ピン7b及びガイドピン7cがそれぞれ摺動可能に嵌合
している。また、この二つのガイドピン7b、7cは、
筐体lの後面にY軸方向に設けられた二つのガイド孔1
b、1cにも各々摺動可能に嵌合しており、さらに、後
述する筐体1と昇降レバー15の間の空間に位置するク
ランプレバー70に設けられた傾斜孔70cの水平部
分、ガイド孔70dにも各々摺動可能に嵌合している
(図6参照)。
【0031】図4に示すように、筐体1の底面には、昇
降レバー13、15をX軸方向に沿って往復移動させる
ための駆動機構が設けられている。この駆動機構は、駆
動源となる駆動モータ30と、この駆動モータ30の回
転軸の先端に固定されているウォーム33と、そのウォ
ーム33と噛み合う二段ギア31と、その駆動力を伝達
する二段ギア32,36と、二段ギア36の二段目と噛
み合うギア部35を有した支軸37を中心として回動す
るレバー部材44とを備えている。
【0032】レバー部材44は、バネ45により支軸3
7を中心として図中時計回り方向に付勢されている。ま
た、レバー部材44の一端に突設された係合ピン45a
が昇降レバー13の折曲部50に穿設されたガイド孔4
9に係合している。レバー部材44の他端に突設された
係合ピン45bが、昇降レバー15の折曲部47に穿設
されたガイド孔48に係合している。これにより、駆動
モータ30の回転によってレバー部材44をバネ45の
付勢力に抗らって図中反時計回り方向に回動させると、
昇降レバー13は図中左側方向に移動し、昇隆レバー1
5は図中右側方向に移動する。逆にレバー部材44がバ
ネ45の引張力により図中時計回り方向に回動させる
と、昇降レバー13は図中右側方向に移動し、昇降レバ
ー15は図中左側方向に移動する。すなわち、昇降レバ
ー13と昇降レバー15は反対方向にそれぞれ移動する
ようになっており、これら昇降レバー13、15によっ
てステージシャーシ7がY軸方向に沿って昇降移動す
る。
【0033】なお、後述するが、ステージシャーシ7と
キャリッジシャーシ9とは、クランプレバー60、70
を介して一体的に結合されているので、ステージシャー
シ7が昇降手段の作動で昇降することによってキャリッ
ジシャーシ9も共に昇降する。
【0034】上記構成の昇降手段によりディスク再生手
段3は次のような昇降動作をする。
【0035】駆動モータ30の駆動力を受けて昇降レバ
ー13、15がX軸上で互いに逆向きに往復移動する。
ステージシャーシ7は、その前、後面に設けられたガイ
ドピン7a、7b、7cがそれぞれガイド孔1a、1
b、1cと傾斜孔13b、15a、15bとの交差部分
に嵌入されているので、昇降レバー13、15の往復移
動に伴ってガイド孔1a、1b、1cと傾斜孔13b、
15a、15bとの交差部分の相対的変位に伴い、その
高さを変えマガジン2に収納されたディスク収納位置と
対向する位置を変更する。
【0036】すなわち、昇降レバー13が図2中左側方
向に移動し、ガイド孔1aと傾斜孔13bとの交差部分
の位置が上がると、これに伴ってガイドピン7aも上が
る。同時に、昇降レバー15は図3中左側方向に移動
し、ガイド孔1b、1cと傾斜孔15a、15bとの交
差部分の位置も上がり、これに伴ってガイドピン7b,
7cも上がる。これによりステージシャーシ7が上昇す
る。逆に、昇降レバー13が図2中右側方向に移動し、
ガイド孔1aと傾斜孔13bとの交差部分が下がると、
これに伴ってガイドピン7aも下がる。同時に、昇降レ
バー15が図3中右側方向に移動するとガイド孔1b、
1cと傾斜孔15a、15bとの交差部分も下がり、こ
れに伴ってガイドピン7b、7cも下がる。これにより
ステージシャーシ7が下降する。
【0037】ディスク再生手段3が待機位置に移動する
場合は、ガイド孔1aと傾斜孔13bとの交差部分が最
下部まで下がり、これに伴ってガイドピン7aも最下部
まで下がって図2中Aで示す部分に位置付けられる。ま
た、ガイド孔1b、1cと傾斜孔15a、15bとの交
差部分も最下部まで下がるので、これに伴ってガイドピ
ン7b、7cも最下部まで下がり、傾斜孔15a、15
bの水平部分にガイドピン7b、7cのそれぞれが位置
付けられる。これによりディスク再生手段3が待機位置
に停止する。
【0038】次にクランプ機構の構成及びその動作につ
いて、図5乃至図7を用いて説明する。
【0039】図5に示すように、ステージシャーシ7と
キャリッジシャーシ9の前面には、略矩形状のクランプ
レバー60がX軸方向に往復移動可能に配設されてい
る。このクランプレバー60には、X軸方向に延びる一
つのガイド孔60a及び所定角度で傾斜した二つの傾斜
孔60b、60bが穿設されている。そして、ガイド孔
60aにはステージシャーシ7の前面に突設されている
ガイドピン7aが摺動可能に嵌合し、更に、二つの傾斜
孔60b、60bにはそれぞれキャリッジシャーシ9の
前面に突設されているガイドピン9a、9aが摺動可能
に嵌合している。また、これらのガイドピン9a、9a
は、ステージシャーシ7の前面の下部にY軸方向に延び
る切欠部61a、61aにも摺動可能に嵌合している。
【0040】また、図6に示したように、ステージシャ
ーシ7とキャリッジシャーシ9の後面には、略矩形状の
クランプレバー70がX軸方向に往復移動可能に配設さ
れている。このクランプレバー70には、X軸方向に延
びる一つのガイド孔70d及び所定角度で傾斜した二つ
の傾斜孔70c、70cが穿設されている。そして、ガ
イド孔70dにはステージシャーシ7の後面に突設され
ているガイドピン7cが摺動可能に嵌合され、更に、二
つの傾斜孔70c、70cにはそれぞれキャリッジシャ
ーシ9の後面に突設されているガイドピン9c、9cが
摺動可能に嵌合する。また、キャリッジシャーシ9の後
面に突設されているガイドピン9c、9cは、ステージ
シャーシ7の前面の下部に形成されたY軸方向に延びる
切欠部61c、61cにも摺動可能に嵌合している。
【0041】このようにステージシャーシ7とキャリッ
ジシャーシ9の前、後面から突設しているガイドピン7
a、9a、9a、7c、7b、9c、9cのそれぞれ
が、クランプレバー60,70に穿設されたガイド孔6
0a、60b、60b、70d、70c、70cのそれ
ぞれに嵌合しているので、ステージシャーシ7とキャリ
ッジシャーシ9はそのクランプレバー60、70を介し
て一体的に結合され、既述した昇降手段によってY軸方
向に一体的に昇降する。
【0042】図7に示すように、ステージシャーシ7の
上面側には、クランプレバー60、70をX軸方向に沿
って往復移動させるための駆動機構が設けられている。
この駆動機構は、図示しない駆動源からの駆動力を伝動
する二段ギア80と、その二段ギア80と噛み合う小径
ギア81と、その小径ギア81と噛み合う大径ギア82
と、その一端がステージシャーシ7の上面に突設された
ガイドピン85に摺動可能に係合し、そのガイドピン8
5を支点としてX軸Z軸を含む平面上で往復回動するア
ーム83と、その一端が大径ギア82下面に固着され、
ステージシャーシ7の後面方向(Z軸方向)に向かって
延びるレバー部材84とを備えている。
【0043】アーム83には、大径ギア82の上面に突
設されたガイドピン83cを摺動可能に嵌合するガイド
孔83aが穿設されており、また、大径ギア82の上面
には、ステージシャーシ7の上面に突設されているガイ
ドピン82bが摺動可能に嵌合するガイド孔82aが穿
設されている。
【0044】さらに、アーム83の他端に突設されてい
る係合ピン83bは、クランプレバー60の上部に設け
られている切欠部65に係合し、レバー部材84の他端
に突設されている係合ピン84aがクランプレバー70
の上部に設けられている切欠部75に係合している。
【0045】これにより、図示しない駆動源の駆動力が
二段ギア80から小径ギア81を介して大径ギア82に
伝動され、その大径ギア82を図7中反時計回り方向に
回転させると、ガイドピン82b、83cのそれぞれが
ガイド孔82a、83aに沿って摺動する。するとアー
ム83とレバー部材84が相対移動し、それに伴って、
クランプレバー60は同図中左側方向に移動し、クラン
プレバー70は図中右側方向に移動する。一方、大径ギ
ア82を同図中時計回り方向に回転させると、クランプ
レバー60は同図中右側方向に移動し、クランプレバー
70は同図中左側方向に移動する。この相対する方向に
往復移動するクランプレバー60、70によってキャリ
ッジシャーシ9がY軸方向に沿って昇降移動し、そのタ
ーンテーブル8がディスク再生位置にあるディスク4を
ステージシャーシ7のクランパ6と共にクランプする。
【0046】上記構成のクランプ機構は次のようなクラ
ンプ動作をする。
【0047】キャリッジシャーシ9は、その前、後面に
設けられているガイドピン9a、9a、9c、9cがそ
れぞれ切欠部61a、61a、61c、61cと傾斜孔
60b、60b、70c、70cとの交差部分に嵌入さ
れることによりクランブレバー60、70にそれぞれ摺
動可能に支持されていることから、クランプレバー6
0、70が図示しない駆動源の駆動力を受けてX軸方向
に往復移動すると、それに伴ってY軸方向で相対的に移
動する。
【0048】すなわち、クランプレバー60が図5中右
側方向に移動すると、切欠部61a、61aと傾斜孔6
0b、60bとの交差部分の位置が上がり、これに伴っ
てガイドピン9a、9aも上がる。同時に、クランプレ
バー70が図6中の右側方向に移動し、切欠部61c、
61cと傾斜孔70c、70cとの交差部分の位置も上
がり、これに伴ってガイドピン9c、9cも上がる。こ
れにより、キャリッジシャーシ9が上昇し、ディスク再
生位置にあるディスクがターンテーブル8とクランパ6
とでクランプされる。
【0049】また、クランプレバー60が図5中左側方
向に移動すると、切欠部61a、61aと傾斜孔60
b、60bとの交差部分の位置が下がり、これに伴って
ガイドピン9a、9aも下がる。同時に、クランプレバ
ー70が図6中左側方向に移動し、切欠部61c、61
cと傾斜孔70c、70cとの交差部分の位置も下が
り、これに伴ってガイドピン9c、9cも下がる。これ
により、キャリッジシャーシ9が下降し、ディスク再生
位置にあるディスクのクランプ状態が解除される。
【0050】また、ディスク再生手段3が待機位置(図
1(A)参照)に移動した場合は、切欠部61a、61
aと傾斜孔60b、60bとの交差部分の位置が最下部
まで下がり、これに伴ってガイドピン9a、9aも最下
部まで下がって図5中Aで示す部分(水平部分)に位置
付けられる。また、切欠部61c、61cと傾斜孔70
c、70cとの交差部分の位置も最下部まで下がり、こ
れらに伴ってガイドピン9c、9cも最下部まで下がっ
て図6中Aで示す部分(水平部分)に位置付けられる。
これにより、クランプレバー60、70は、ステージシ
ャーシ7とキャリッジシャーシ9とを非クランプ状態と
する。
【0051】既述したごとく、マガジン2を筐体1外に
排出する際に上記ディスク再生手段3が共振して異音を
発生するおそれがあるが、このような振動を防止するた
めこのディスクチェンジャーは図8及び図9に示すよう
に筐体1の底部に付勢手段である弾性部材を備えてい
る。以下にこの付勢手段の構成及びその作用について図
8及び図9を用いて説明する。
【0052】なお、この付勢手段は、筐体1の前面と後
面に夫々設けられているが、双方とも同様の構成及び作
用を有するので、前面のものについてのみ説明し後面の
ものについての説明は省略する。
【0053】図8に示すように、筐体1の底面部には、
ディスク再生手段3が昇降手段によって待機位置に移動
したときに、キャリッジシャーシ9の底面に当接するよ
うに弾性部材である板バネ90が設けられている。ディ
スク再生手段3が待機位置に移動しキャリッジシャーシ
9の底面が板バネ90に当接したとき、ステージシャー
シ7に設けられた切欠部61aとクランプレバー60に
穿設された傾斜孔60bとに挿通されキャリッジシャー
シ9に固定されたガイドピン9aは、同図に示すように
切欠部61a、傾斜孔60bとの間に所定のクリアラン
ス(図中aで示した部分)を持っている。また、クラン
プレバー60に穿設されたガイド孔60aと筐体1に穿
設されたガイド孔1aと昇降レバー13に穿設された傾
斜孔13bとに挿通されステージシャーシ7に固定され
たガイドピン7aは、同図に示すようにガイド孔60
a、傾斜孔13bとの間に所定のクリアランス(図中b
で示した部分)を持っている。さらに、昇降レバー13
に穿設されたガイド孔13aに挿通され筐体1に突設さ
れたガイドピン14aは、同図に示すようにガイド孔1
3aとの間に所定のクリアランス(図中cで示した部
分)を持っている。
【0054】ディスク再生手段3が待機位置に移動し、
キャリッジシャーシ9の底面が板バネ90に当接する
と、板バネ90はY軸上においてディスク再生手段3が
待機位置に移動する方向とは逆の方向(以下付勢方向と
称する)にキャリッジシャーシ9に付勢力を掛ける。す
ると、図9に示すように、キャリッジシャーシ9が板バ
ネ90によって付勢方向に持ち上げられるので図8に示
したクリアランスaが解消し、キャリツジシャーシ9に
突設されたガイドピン9aがステージシャーシ7とクラ
ンプレバー60にその付勢力を伝達する。
【0055】板バネ90からの付勢力を受けることによ
ってステージシャーシ7とクランプレバー60は付勢方
向に持ち上げられるので、図8に示したクリアランスb
が解消する。すると、ステージシャーシ7に突設された
ガイドピン7aがその付勢力を昇降レバー13に伝達す
るので、昇降レバー13は付勢方向に持ち上げられる。
【0056】昇降レバー13が持ち上げられると図8に
示したクリアランスcが解消し、板バネ90からの付勢
力がガイドピン14aを通じて筐体1に伝達される。
【0057】このようにして、ディスク再生手段3が昇
降手段によって待機位置に移動すると、筐体1の底面に
設けられた板バネ15がキャリッジシャーシ9の底面を
付勢方向に付勢するので、既述した各クリアランスa,
b,cが解消し、ステージシャーシ7とキャリッジシャ
ーシ9とは筐体1に対して一体的に固定される。
【0058】また、その状態から昇降手段によってディ
スク再生手段3をディスク収納部に収納されたディスク
収納位置に位置付けるために上昇させると、その付勢が
解除され、解消していたクリアランスが再び発生する。
【0059】このように、マガジン2を筐体1の外部に
排出するとき、ディスク再生手段3は昇降手段によって
待機位置に移動させられ、ステージシャーシ7とキャリ
ッジシャーシ9とが筐体に対して一体的に固定されるの
で、外部振動による異音の発生を防止することができ
る。また、ディスク再生手段3が待機位置に移動したと
きのみディスク再生手段3に付勢力をかける構成として
いるので、マガジン2に収納されたディスクのデイスク
収納位置とデイスク再生手段のディスク再生位置との位
置ずれを生じさせることもなく、また、ディスクを搬送
する機構への駆動力を大きくする必要もない。
【0060】
【発明の効果】本発明に係るディスクチェジャーは、デ
ィスク再生手段が昇降手段によって待機位置に移動した
とき、付勢手段によってキャリッジシャーシを、その移
動方向と逆の方向に付勢する構成を採用しているので、
その付勢力によってキャリッジシャーシ又はステージシ
ャーシ及び筐体の各々のクリアランスを解消することが
でき、キャリッジシャーシとステージシャーシを筐体に
対して一体的に固定することができる。従って、簡易な
構成によってディスク収納部排出時の異音の発生を防止
することができる。また、待機位置のみでディスク再生
手段を付勢する構成としているので、ディスク再生手段
のディスク再生位置にディスクを搬送する搬送機構に余
計な負荷をかけることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクチェンジャーの概略を示
す正面図であり、(A)はディスク再生手段が待機位置
にある状態を示し、(B)はディスクがディスク搬送手
段により再生位置に搬送された状態を示し、(C)はデ
ィスク再生手段がディスクを再生中の状態を示す。
【図2】ディスクチェンジャーの筐体の正面図である。
【図3】ディスクチェンジャーの筐体の背面図である。
【図4】ディスクチェンジャーの筐体の底面図である。
【図5】クランプ機構をディスクチェンジャーの前方側
から見た正面図である。
【図6】クランプ機構をディスクチェンジャーの後方側
から見た背面図である。
【図7】クランプ機構の駆動部をステージシャーシ上方
から見た平面図である。
【図8】昇降手段によってディスク再生手段が待機位置
に移動したときの状態を示す縦断面図である。
【図9】昇降手段によって待機位置に移動したディスク
再生手段が付勢手段によって付勢された状態を示す縦断
面図である。
【図10】従来のディスクチェンジャーの内部構成を簡
略的に示した概略正面図である。
【図11】従来のディスクチェンジャーの内部のディス
ク再生手段を簡略的に示した概略正面図である。
【符号の説明】
1…筐体 2…ディスク収納部 3…ディスク再生手段 4…ディスク 6…クランパ 7…ステージシャーシ 8…ターンテーブル 9…キャリッジシャーシ 13,15…昇降レバー 60,70…クランプレバー 90…板バネ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年6月6日(2001.6.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動による異音の
発生を防止する機構を備えたディスクチェンジャーに関
する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】ディスク再生手段102は、クランパを搭
載したステージシャーシ105と、ターンテーブルとピ
ックアップを搭載したキャリッジシャーシ106とを有
し、それらは昇降手段によって一体的にY軸方向に昇降
可能となっている。この昇降手段については図示しない
が、例えば、筐体100のZ方向の前後両面にそれぞれ
スライド部材が配置され、これらスライド部材が、ステ
ージシャーシ105とキャリッジシャーシ106にそれ
ぞれ突設されたガイドピンに摺動可能に係合した構成と
される。スライド部材が筐体100の前後両面に沿って
X軸方向に相対移動するとディスク再生手段102がY
軸方向に昇降することになる。この昇降手段によってデ
ィスク再生手段102をユーザーの選択したディスク1
03が収納されている位置に移動させる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】このような構成を備えたディスクチェンシ
ャーにおいては、例えば、ユーザーが装置本体に設けら
れた図示しないマガジンイジェクト釦等を押下すると、
ディスク再生手段102の全体が昇降手段によって待機
位置である図10に示すマガジン101の最上段のトレ
イ104aに載置されているディスク103の収納位置
に横付けされた後、マガジン101が筐体100の外部
へと排出される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】この構成によるディスクチェンジャーで
は、マガジン101を筐体100の外部方向に排出する
とき、外部振動による影響を受けてディスク再生手段1
02が振動し、異音を発生させる場合がある。従来、そ
の異音の発生を防止する手段として、筐体100とキャ
リッジシャーシ106の各々に弾性部材を設け、その弾
性部材がステージシャーシ105とキャリッジシャーシ
106の各々を付勢することで異音の発生を防止しよう
としている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、図11に示すように、他の弾性部材
である板バネ109がキャリッジシャーシ106上に設
けられ、この板バネ109に当たる係合ピン108が上
記した図示しないディスク搬送機構に設けられている。
この係合ピン108は、昇降手段によって移動されたデ
ィスク再生手段102のディスク再生位置とマガジン1
01に収納されたディスク103のディスク収納位置と
の位置決めの役割を担うものである。係合ピン108
は、昇降手段によって再生手段102が所望のディスク
収納位置に移動され、ディスク搬送機構がトレイ104
を引き出すべくX軸方向に移動すると、これに伴って同
方向に移動し、キャリッジシャーシ106に設けられた
ガイド孔111に係合して位置決めするとともに、板バ
ネ109によりそれとは逆方向に付勢される。これによ
り、ディスク収納位置とディスク再生位置とが位置決め
されるとともに、キャリッジシャーシ106とディスク
搬送機構とが一体化される。そして、トレイ104がデ
ィスク搬送機構によりディスク再生位置に引き出され
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】すなわち、ディスク再生手段102が既述
した待機位置に移動すると、図10に示す板バネ107
がステージシャーシ105をY軸方向に付勢し、図11
に示す板バネ109が係合ピン108を付勢し、この両
方の付勢力によってステージシャーシ105とキャリッ
ジシャーシ106とが筐体100に対して固定される。
これにより、外部振動を受けてもディスク再生手段10
2が振動せず、異音が発生しなくなる。なお、この待機
位置では、ディスク搬送機構はトレイ104を引き出さ
ない。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、既述した従来
の構成では、ディスク再生手段102が昇降手段によっ
てマガジン101に収納されているディスク103のデ
ィスク収納位置に移動される度に、係合ピン108を板
バネ109に押し付け、板バネ109によるX軸方向へ
の付勢力を発生させることになる。このため、ディスク
103を搬送する度に、その付勢力が発生する分ディス
ク搬送機構に与える駆動力を大きくしなければならない
という問題がある。さらに、本来、マガジン101に収
納されているディスク103のディスク収納位置とディ
スク再生手段102のディスク再生位置との位置決めの
役割を担う筈の係合ピン108が、板バネ109に付勢
されることによって逆にディスク収納位置とディスク再
生位置との間に位置ずれを生じさせる。その結果、ディ
スク103を正確にディスク再生位置に搬送できなくな
るという問題がある。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、装置本体(1)に複数枚の
ディスク(4)を積層配列して収納可能とするディスク
収納部(2)と、少なくともターンテーブル(8)及び
ピックアップを搭載したキャリッジシャーシ(9)と有
するディスク再生手段(3)と、前記ディスク再生手段
(3)を前記ディスク収納部(2)に収納されたディス
ク(4)の積層方向に昇降可能とする昇降手段とを備え
たディスクチェンジャーにおいて、前記ディスク再生手
段(3)が前記昇降手段によって待機位置に移動された
とき、前記ディスク再生手段(3)の移動方向と逆方向
に前記キャリッジシャーシ(9)を付勢する付勢手段
(90)を備えたディスクチェンジャーを採用する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、請求項2に係る発明は、前記ディス
ク再生手段(3)は、少なくともクランパ(6)を搭載
したステージシャーシ(7)を有し、前記付勢手段(9
0)による前記キャリッジシャーシ(9)への付勢力が
前記ステージシャーシ(7)に伝達され、前記キャリッ
ジシャーシ(9)と前記ステージシャーシ(7)とが前
記ディスク再生手段(3)の移動方向と逆方向に一体的
に付勢されることで、前記ディスク再生手段(3)が前
記装置本体(1)に対して固定される請求項1記載のデ
ィスクチェンジャーを採用する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】ディスク再生手段3は、クランパ6を搭載
したステージシャーシ7とターンテーブル8及びピック
アップ10と搭載したキャリッジシャーシ9とを備えて
いる。ディスク再生手段3は、筐体1内に配置された昇
降手段(後述する。)によりディスク4の積層方向すな
わちY軸方向に昇降可能であり、選択されたディスク4
の収納位置に移動される。また、ディスク再生手段3
は、図示しないディスク搬送機構を備えている。ディス
ク搬送機構は、例えば、選択されたディスク4のトレイ
5に係合してディスク再生位置にトレイ5を引き出すよ
うになっている。ディスク再生位置とは、ディスク搬送
機構により引き出されたトレイ5に載置されたディスク
4の中心がターンテーブル8の中心とほぼ一致するトレ
イ5の引き出し位置のことをいう。ディスク搬送機構は
マガジン2のディスク収納位置からディスク再生手段3
のディスク再生位置にディスク4を搬送する。このディ
スク再生手段3は、キャリッジシャーシ9をステージシ
ャーシ7に近づける方向に移動させることによりクラン
パ6とターンテーブル8とでディスク再生位置に搬送さ
れたディスク4をクランプする。キャリッジシャーシ9
にはターンテーブル8のほか、ピックアップ10が搭載
され、このピックアップ10がディスク103に記録さ
れた記録情報を再生する。このディスク4をクランプす
るクランプ機構については後述する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】マガジン2が筐体1の外部方向に排出され
るとき、ディスク再生手段3は筐体1に設けられた昇降
手段によって図1(A)に示す待機位置に移動される。
この待機位置は、マガジン2の最下段のディスク収納位
置より下方に位置し、ディスク再生手段3のディスク再
生位置がディスク収納位置から外れた位置とされてい
る。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】ユーザーによってディスク4の選択が行わ
れ再生指示されると、昇降手段は、ディスク再生手段3
を図1(A)に示す待機位置からY軸方向に移動させ、
選択されたディスク4が収納されているディスク収納位
置に横付ける。そして、ディスク搬送機構がトレイ5を
ディスク再生手段3側へ引き出し、選択されたディスク
4をディスク再生位置に搬送する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】ディスク搬送機構によってディスク再生位
置にディスク4が搬送されると、図1(C)に示すよう
に、ディスク再生手段3のキャリッジシャーシ9をステ
ージシャーシ7に近づける方向に移動させ、クランパ6
とターンテーブル8とでディスク4をクランプする。デ
ィスク4はクランプされた後、図示しない駆動源からの
駆動力を受けて回転する。ピックアップ10は、回転す
るディスク4から記録情報を読み取り再生する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】図7に示すように、ステージシャーシ7の
上面側には、クランプレバー60,70をX軸方向に沿
って往復移動させるための駆動機構が設けられている。
この駆動機構は、図示しない駆動源からの駆動力を伝動
する二段ギア80と、その二段ギア80と噛み合う小径
ギア81と、その小径ギア81と噛み合う大径ギア82
と、大径ギア82とステージシャーシ7の間に設けら
れ、大径ギア82の回転によりX軸方向に往復移動可能
な第1レバー部材83と、大径ギア82とステージシャ
ーシ7の間に設けられ、大径ギア82の回転によりX軸
方向に往復移動可能な第2レバー部材84とを備えてい
る。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】第1レバー部材83の端部に突設されてい
る係合ピン83bは、クランプレバー60に設けられて
いる切欠部65に係合している。一方、第2レバー部材
84の端部に突設されている係合ピン84aは、クラン
プレバー70に設けられている切欠部75に係合してい
る。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】これにより、図示しない駆動源の駆動力が
二段ギア80から小径ギア81を介して大径ギア82に
伝動され、その大径ギア82を、軸82aを中心として
図7中反時計回り方向に回転させると、第1レバー部材
83が図7中右方向に移動する一方、第2レバー部材8
4は図7中左方向に移動する。従って、クランプレバー
60及びクランプレバー70も、第1レバー部材83及
び第2レバー部材84の移動にそれぞれ追従して、相互
に反対方向に移動する。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】一方、大径ギア82が軸82aを中心とし
て図7中時計回り方向に回転すると、第1レバー部材8
3が図7中左方向に移動する一方、第2レバー部材84
は図7中右方向に移動する。従って、クランプレバー6
0及びクランプレバー70も、第1レバー部材83及び
第2レバー部材84の移動にそれぞれ追従して、相互に
反対方向に移動する。この相対する方向に往復移動する
クランプレバー60,70によってキャリッジシャーシ
9がY軸方向に沿って昇降移動し、ターンテーブル8と
ステージシャーシ7のクランパ6によりディスク再生位
置にあるディスク4をクランプする。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】既述したごとく、マガジン2を筐体1の外
部方向に排出する際に、上記ディスク再生手段3が外部
振動による影響を受けて振動し、異音が発生するおそれ
があるが、このような異音の発生を防止するため、この
ディスクチェンジャーは図8及び図9に示すように筐体
1の底部に付勢手段である弾性部材を備えている。
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 聖史 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 穴田 悟 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 Fターム(参考) 5D072 AB22 BD06 BG09 BH05 CA11 EB02 EB18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に複数枚のディスクを積層配列
    して収納可能とするディスク収納部と、少なくともター
    ンテーブル及びピックアップを搭載したキャリッジシャ
    ーシを有するディスク再生手段と、前記ディスク再生手
    段を前記ディスク収納部に収納されたディスクの積層方
    向に昇降可能とする昇降手段とを備えたディスクチェン
    ジャーにおいて、前記ディスク再生手段が前記昇降手段
    によって待機位置に移動したとき、前記キャリッジシャ
    ーシを前記ディスク再生手段の前記待機位置への移動方
    向と逆方向に付勢するように前記キャリッジシャーシと
    当接する位置に付勢手段を設けたことを特徴とするディ
    スクチェンジャー。
  2. 【請求項2】 前記ディスク再生手段は、少なくともク
    ランパを搭載したステージシャーシを有し、前記付勢手
    段による前記キャリッジシャーシの付勢力が前記ステー
    ジシャーシに伝達され、前記キャリッジシャーシと前記
    ステージシャーシとが前記ディスク再生手段の前記待機
    位置への移動方向と逆方向に一体的に付勢されること
    で、前記ディスク再生手段が前記装置本体に対して固定
    されることを特徴とする請求項1記載のディスクチェン
    ジャー。
JP2000093138A 2000-03-30 2000-03-30 ディスクチェンジャー Pending JP2001283499A (ja)

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JP2000093138A JP2001283499A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 ディスクチェンジャー
US09/821,083 US6707781B2 (en) 2000-03-30 2001-03-30 Disc changer comprising mechanism to prevent unfavorable noise

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