JP2001283131A - 代金決済代行システム - Google Patents

代金決済代行システム

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JP2001283131A
JP2001283131A JP2000101623A JP2000101623A JP2001283131A JP 2001283131 A JP2001283131 A JP 2001283131A JP 2000101623 A JP2000101623 A JP 2000101623A JP 2000101623 A JP2000101623 A JP 2000101623A JP 2001283131 A JP2001283131 A JP 2001283131A
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payment settlement
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JP2000101623A
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Akihiko Tsutsumi
昭彦 堤
Yoshiaki Matsumura
芳昭 松村
Shinichi Kojima
真一 小島
Takahiro Yamakawa
恭弘 山川
Tomoki Yaguchi
朋来 矢口
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Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
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Tokyo Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子取引などの当事者である消費者と販売事業
者双方に対し、より安全な商取引を可能とする。 【解決手段】消費者がインターネットのホームページで
販売業者から商品を購入するにあたり、消費者が支払う
べき代金を代金決済代行業者が行う。商品を購入するに
あたって消費者から代金決済代行の申請を受けた販売事
業者は代金決済代行業者に代金決済要求を行う。代金決
済代行業者は、代金決済代行要求を受けた際、消費者か
ら確実に代金回収できるか否かを、公共料金引落口座に
関する情報を用いて行う。公共料金の引き落としに問題
のない消費者については代金決済代行を行う。最終的な
代金回収は、公共料金引落口座を利用し、公共料金とと
もに商品代金を引き落とす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消費者が販売事業
者から商品やサービスの提供を受けたとき、対価の支払
いを消費者に代わって代行する代金決済代行システムに
係り、例えば、インターネット上での電子取引における
代金決済に有効な代金決済代行システムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及に伴い、消費者が
インターネット端末からインターネット上の電子ショッ
ピングモール(電子的商店街)にアクセスし、掲示され
ている商品やサービスの売買を電子的に行う電子商取引
が盛んに行われるようになってきた。
【0003】このような電子商取引では、クレジットカ
ードの番号をインターネット端末から入力し、代金決済
を電子的に行うことが一般的である。商品の対面販売で
のクレジットカードの使用に当たっては、クレジットカ
ードに記入されたサインの同一性を販売者が確認し、当
該使用者が正当なクレジットカード所有者であることを
確認して代金決済をするのが通常である。
【0004】しかし、電子商取引では、対面販売と異な
り、サインの同一性を確認できない。そこで、従来、消
費者と販売事業者の間で商品・サービスの売買契約から
代金決済までのすべてをインターネット上で電子的な方
式によって安全に行うための手法として、第三者的立場
にある機関(クレジット会社や認証発行会社等)が運営
する認証ネットワークシステムを介在させ消費者と販売
事業者が互いに正しい取引相手であることを確認するた
めの電子取引支援サービスを利用する方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
なサービスを利用するにしても、利用手続きの過程にお
いて、初期パスワードが発行されてから本人が利用する
までの間に、何者かに識別IDや初期パスワードが盗用
されるケース、クレジットカード番号が盗用されるケー
ス、あるいはクレジットカードそのものが紛失・盗難さ
れ盗用されるケースが想定される。また、堅牢な認証シ
ステムを求めると、消責者側のインターネット端末に専
用ソフトウェアの導入を要求せざるをえなくなり、それ
が故に電子取引の簡易性を損なうおそれも考えられる。
【0006】さらに、電子取引は後払いが主であるが、
消費者が支払いを完了しないうちに、小売業者に無断で
取引口座を変更・停止したり、転居してしまった場合に
は、代金回収が遅延したり、回収不能となる場合もあ
る。
【0007】本発明は、このような従来の問題に鑑みな
されたもので、電子取引などの当事者である消費者と販
売事業者双方に対し、より安全な商取引を可能とする代
金決済代行システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明は、次の手段を採用した。本発明のシステム
は、消費者のそのほとんどが公共サービス事業者から公
共サービスの提供を受けており、公共サービス提供の対
価支払いのために、公共料金引落口座を開設していると
いう実状に着眼したものである。
【0009】このシステムでは、消費者が販売事業者か
ら商品を購入し、あるいはサービスの提供を受けたと
き、代金支払いを代金決済代行業者が行う。商品を購入
するにあたって消費者から代金決済代行の申請を受けた
販売事業者は代金決済代行業者に代金決済要求を行う。
【0010】代金決済代行業者は、消費者に代わって代
金を販売事業者に支払う一方、代金を消費者から回収し
なければならない。従って、代金決済代行要求を受けた
際、消費者から確実に代金回収できるか否かを判断する
必要がある。本発明では、この判断をその消費者が有す
る公共料金引落口座に関する情報を用いて行う。
【0011】公共料金の引き落としに問題のない消費者
については代金決済代行を行ってもその後の代金回収に
滞りがないものとみなし、代金決済代行の許可を出す。
この許可により代金決済代行業者は、消費者に代わって
代金を販売事業者に支払う。
【0012】消費者からの代金回収は公共料金引落口座
を利用して行う。すなわち、公共料金の引き落としに用
いる金融機関口座から自動的に商品代金を引き落として
消費者から代金を回収する。商品代金の引き落としは公
共料金と合算して同時に引き落とすようにするとよい。
回収した代金は、代金決済代行業者に支払われる。
【0013】本発明では、公共サービス事業者と代金決
済代行業者とがそれぞれ独立している場合にも実現可能
であるが、両者が一体である場合にも実現可能である。
消費者が保有する公共料金引落口座は、消費者にとって
ライフラインを司る最も重要な金融機関口座であり、こ
の口座情報を利用することで、消費者に対する取引の安
全性を確かめることができる。このことは、商取引にお
ける安全性を従来に増して担保することとなる。
【0014】なお、本発明でいう商取引は、インターネ
ット上の電子商取引に関わらず、実世界での商取引も含
み、よって、本発明は、クレジットカードによる代金決
済代行事業に代わるものとして利用することができる。
すなわち、クレジットカードに代えて、会員IDを記憶
した記憶媒体を備えたカードを販売業者に提示して代金
決済代行の要求をして商品を購入することができる。そ
の際、会員IDとともに公共料金の契約番号や、公共料
金引落口座番号等の情報をカードの記憶媒体に記憶させ
ておき、これらの情報を商品の購買時に、カードリーダ
で読みとり、販売事業者から代金決済代行事業者に送信
するようにするようにするとよい。
【0015】本発明が実現する代金決済代行システム
は、会員となった消費者が保有する公共料金引落口座情
報を当該会員毎に対応づけて管理する会員情報管理手段
と、特定の会員から所定の商品・サービスの発注を受け
た販売事業者から代金決済代行要求を受けたときに、前
記会員情報管理手段から会員の公共料金引落口座情報を
参照し、公共料金引落口座情報から代金決済代行の可否
を判定する決済代行判定手段と、決済代行判定手段によ
る代金決済許可の判定結果を受けて、販売事業者に対す
る商品代金の支払いを行う代金決済実行手段と、を備え
たことを特徴とする代金決済代行システムである。
【0016】商品販売業に対する会員からの商品発注が
あった場合、販売事業者は代金決済代行業者にアクセス
する。代金決済代行業者は、会員情報管理手段を参照し
決済代行判定手段により当該会員に対する代金決済の可
否を判定する。
【0017】会員情報管理手段は、代金決済代行業者ま
たは公共サービス事業者が保有する。公共料金引落口座
は、消費者かそれぞれ世帯毎に有する金融機関口座であ
る。公共料金引落口座は、公共サービス事業者と消費者
との間の個別契約に基づき開設される金融機関口座であ
り、通常は消費者が有する既存の金融機関普通預金口座
を用いる。
【0018】会員情報管理手段は、前記公共料金引落口
座における引き落とし状態を管理することが可能であ
り、例えば、消費者が公共料金の引き落としが遅れてい
るとか、過去に滞納したことがあるとか、口座の異動す
なわち、口座の変更や口座名義人である消費者の住所変
更などを管理する。このような情報を利用して決済代行
判定手段により当該会員に対する代金決済代行の可否を
判定する。
【0019】公共サービス事業者と異なる代金決済代行
業者が会員情報管理手段を保有する場合、その会員情報
は、公共サービス事業者が保有する顧客口座管理手段が
管理している顧客口座情報を利用する。すなわち、会員
となった消費者の公共料金引落口座情報を顧客口座管理
手段から代金決済代行業者の会員情報管理手段に転送
し、代金決済代行業者が常時会員の口座情報を参照でき
るようにしておく。なお、代金決済代行業者側に会員情
報管理手段を設けずに、代金決済代行要求があった場合
にその都度、公共サービス事業者が保有する顧客口座管
理手段にアクセスできるようにしてもよい。
【0020】顧客口座管理手段で管理しているデータ
は、会員情報管理手段で管理すべきデータの中核であ
り、代金決済代行サービスの会員と公共サービス利用契
約者との対応関係さえつけておけば、両者を同一の手段
としてもよいのである。
【0021】従って、公共サービス事業者と代金決済代
行業者が同一である場合、公共サービス事業者は、既存
の顧客口座管理手段に代金決済代行サービスの会員情報
を関連づければ、会員情報管理手段が構成される。
【0022】決済代行判定手段による代金決済許可が下
りない場合、販売事業者は会員からの商品注文を断るこ
とができるので、販売事業者はリスクの少ない商取引が
保証される。さらに、決済代行判定手段による代金決済
許可の判定を受けた販売事業者に対し、代金決済代行業
者が代金決済実行手段で商品代金の支払いを行うので、
販売事業者は確実に商品代金を回収できる。
【0023】代金決済代行業者は、代行した決済代金を
回収するため、商品を購入した会員から商品代金を回収
しなければならない。そこで、前記会員の公共料金引落
口座から、当該会員が購入した商品代金を引き落とす決
済代金回収手段をさらに備える必要がある。
【0024】決済代金回収手段は、公共料金とともに商
品代金を消費者の口座から公共サービ事業者の代金受領
口座に自動的に引き落とす。商品代金は、公共サービス
事業者から代金決済代行業者へと支払われる。
【0025】ここで、前記代金決済実行手段は、決済代
金回収手段による代金の引き落としの有無に拘わらず前
記商品代金を販売事業者に支払うようにすることが望ま
しいが、決済代金回収手段による代金の引き落としがあ
ったことを条件に前記商品代金を販売事業者に支払うよ
うにするよう設定してもよい。
【0026】公共サービス事業者と代金決済代行業者と
が同一である場合、決済代金回収手段は、公共サービス
事業者が保有する。公共サービス事業者と代金決済代行
業者とが同一でない場合、決済代金回収手段は、その両
者に跨って実現される。すなわち、代金決済代行業者側
に設けられ決済代金回収要求を行う決済代金回収要求手
段と、公共サービス事業者側に設けられ、前記決済代金
回収要求手段による決済代金回収要求を受けて商品を購
入した会員の公共料金引落口座から当該商品代金を引き
落とす代金回収実行手段とを有することとなる。
【0027】本発明では、会員ID発行手段により、消
費者に対し、代金決済代行サービス会員としての識別用
会員IDを発行することが望ましい。会員IDとして
は、当該消費者のもつ公共料金引落口座番号をそのまま
利用してもよい。
【0028】一方、加盟店ID発行手段により、販売事
業者に対し、代金決済代行サービス加盟店としての識別
用加盟店IDを発行するのが望ましい。そして、このよ
うな会員IDや加盟店IDを付することで、代金決済代
行サービスを安全に行うことができる。
【0029】すなわち、代金決済代行サービス会員であ
る消費者が、会員IDを提示して、代金決済代行サービ
ス加盟店としての販売事業者に商品を注文したとき、加
盟店ID、会員ID、商品代金を含む代金決済要求を代
金決済代行業者宛に送信する代金決済要求手段を販売事
業者に備える。
【0030】ここで、前記会員情報管理手段が、会員で
ある消費者対応で公共料金引落口座における引き落とし
遅延情報または公共料金未払い情報を有する場合、前記
代金決済実行手段は、会員情報管理手段により管理され
た引き落とし遅延情報または未払い情報を参照し、当該
会員が公共料金の支払い遅延または未払いを過去に引き
起こしているときは、代金決済代行を拒絶することがで
きる。
【0031】また、前記会員情報管理手段が、会員であ
る消費者対応で公共料金引落口座についての異動情報を
有している場合、前記代金決済実行手段は、会員情報管
理手段により管理された口座異動情報を参照し、口座の
異動があったとき、代金決済代行を許可せず拒絶するこ
とができる。
【0032】口座の異動情報とは、先にも述べたが、消
費者の引っ越しに伴う住所変更、口座の変更、口座自体
の閉鎖などである。このような状態にある場合、代金回
収が困難となる可能性が高くなるので、代金決済代行を
拒絶することで、販売事業者に対して注意を喚起するこ
とができる。
【0033】また、会員ID発行手段は、消費者が公共
サービス事業者との契約主である世帯主であるときは、
当該世帯主の公共料金引落口座対応で会員IDを発行
し、消費者が前記世帯主でない場合は、世帯主の会員I
Dと関連づけられた家族会員IDを発行するようにする
ことができる。
【0034】なお、世帯主の会員IDを世帯IDという
ことができるが、この世帯IDとしては、世帯を特定で
きる公共サービス事業者の契約番号を識別コードとして
採用し、世帯IDという位置づけで会員に認証IDを付
与することにより、電子取引等を行う本発明システムの
会員と、公共サービスの利用者との関連付けを行うこと
ができる。
【0035】会員IDや契約番号は、消費者の本人同一
性を認証するために用いることができる。例えば、会員
から提示された契約番号と会員ID(世帯ID)とを公
共料金引落口座情報に含まれる契約番号及び会員ID
(世帯ID)と比較して、一致した場合に、当該会員の
本人同一性を認証し、代金決済代行サービスを受けうる
ようにするとよい。さらに、契約番号及び会員ID(世
帯ID)に加え、パスワードを用いるようにしてもよ
い。
【0036】また、会員の公共料金引落口座情報の内、
使用する公共サービスの契約規模もしくは実利用量に代
表されるパラメータから、代行しうる決済代金額の上限
を定める与信額設定手段を備えるようにしてもよい。
【0037】例えば、電気料金等の基本契約容量、一ヶ
月の実使用量や使用料金など、または、契約電話回線数
などである。これらを係数として含む任意の計算式で妥
当な決済代金額の上限を定めることが可能となる。
【0038】このようなパラメータは、ある程度、会員
である消費者の生活レベルを反映しているので、与信額
の設定においてある種の確からしさを保障することがで
きる。
【0039】また、会員となった消費者が公共サービス
事業者との契約主である世帯主の家族であるとき、この
家族会員に対し、代金決済実行手段による販売事業者に
対する支払い上限額を予め定める与信額設定手段を備え
るようにしてもよい。与信額の設定に当たっては、年齢
や契約規模もしくは実使用量などの公共料金引落口座情
報を併せて利用してもよいし、世帯主が決定した与信額
としてもよい。家族会員が未成年である場合、このよう
な与信額の設定は金銭の浪費防止の上で重要である。
【0040】本発明において、以上の各構成要素は、可
能な限り組み合わせることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。 <代金決済代行サービスの概要>図1に示したように、
ここでは、代金決済代行サービス会員となる消費者1、
商品やサービスを販売する販売事業者2、公共サービス
事業者である電力会社3、代金決済代行業者であるEC
サービス会社4が登場する。
【0042】ここでの代金決済代行サービスは、インタ
ーネット上での電子商取引で行われる商品売買における
代金決済の代行である。会員である消費者1が販売事業
者2にインターネットを通じて商品を注文し、あるいは
サービスの提供を発注したとき、販売事業者2はECサ
ービス会社4に代金決済代行要求を出す。これを受けた
ECサービス会社4は、会員の電気料金引落口座情報を
参照し、電気料金引落口座情報から代金決済代行の可否
を判定する。
【0043】代金決済代行の許可が下りたことを条件
に、ECサービス会社4は販売事業者2に消費者1が購
入した商品等の代金支払いを消費者1に代わって行う。
一方、電力会社3は、消費者1と結んでいる電気需給契
約に基づく消費者1の電気料金引落口座から、電気料金
とともに商品代金を自動的に引き落とす。
【0044】回収した商品代金は、電力会社3からEC
サービス会社4に支払われる。ECサービス会社4は、
代金決済代行サービス提供の対価として販売事業者2か
ら決済代行手数料を代行した決済額に応じて徴収する。
【0045】<代金決済代行サービスを実行するために
必要な構成>以下、消費者1、販売事業者2、電力会社
3、ECサービス会社4がそれぞれ有する本発明の実施
のための構成を説明する。 〔消費者〕消費者1と電力会社3との間には、電気需給
契約が結ばれ、電力会社3から電気を供給する一方、そ
の対価として消費者1は電力会社3に電気料金を支払う
ことになっている。この電気料金支払いのため、消費者
1は自己の有する電気料金引落口座B1から電力会社3
が有する電気料金受領用の銀行預金口座(代金受領口座
B3)に、電気料金の自動引き落としを行うようになっ
ている。
【0046】また、消費者1は、販売事業者2との間で
商品売買契約を結ぶために、インターネット端末11
(パーソナルコンピュータ)を有し、特定のインターネ
ット接続プロバイダに加入している。
【0047】また、消費者1は、販売事業者2に対し、
自己が代金決済代行サービスを受けうる正当な主体であ
ることを示す会員IDとパスワードとを有する。この会
員IDとパスワードは、販売事業者2のホームページや
ECサービス会社4のホームページに掲載された会員申
請フォーマットに従った必要事項の記入による電子申請
により、あるいは、書面による郵便での申請を受けて、
ECサービス会社4がこれを発行する。
【0048】会員申請フォーマットは、図2に示したよ
うに、申請者の氏名、電気のお客さま番号(電気需給契
約番号)、所管店コード(電力会社の管轄支店コー
ド)、電気の契約名義(世帯主名)、電気の契約住所、
電話番号、申請者と電気の契約名義が異なる場合の続
柄、メールアドレス、口座情報などを含み、さらに、電
力会社で管理している口座情報の利用についての同意も
含む。
【0049】〔販売事業者〕販売事業者2は、インター
ネット上のホームページに仮想商店を有し、この仮想商
店で販売すべく複数の商品をホームページに掲示してい
る。このため、インターネットに接続され、WWWサー
バとして機能するコンピュータシステム21を有し、前
記ホームページはWWWサーバに設置される。
【0050】販売事業者2は、ホームページにアクセス
してきた消費者1からの商品購入注文に対し、ECサー
ビス会社4のコンピュータシステム41に向けて代金決
済代行要求を発信するための代金決済代行要求手段22
をコンピュータシステム21に備えている。
【0051】代金決済代行要求をインターネットを介し
て行うため、販売事業者2はECサービス会社4に対
し、自己が代金決済代行サービスを受けうる正当な主体
であることを示す加盟店IDとパスワードとを有する。
【0052】この加盟店IDとパスワードは販売事業者
2からの申請により、ECサービス会社4がこれを発行
する。この申請は、ECサービス会社4が保有するホー
ムページの申請フォーマットに必要事項を記入して伝送
することで行うが、所定の書面にて郵送で行うこともで
きる。図3に加盟店申請フォーマットを示す。
【0053】図3に示したように、加盟店申請フォーマ
ットは、店名、商品の分類(扱い商品)、店主(責任
者)、住所、電話番号、メールアドレス、ホームページ
アドレス(URL)、口座情報を含む。
【0054】また、販売事業者2は、ECサービス会社
4から、販売した商品代金を受領するための銀行預金口
座B2を有する。 〔代金決済代行業者:ECサービス会社〕代金決済代行
業者であるECサービス会社4は、決済代行口座として
使用される銀行預金口座B4を有する。
【0055】ECサービス会社4はまた、代金決済代行
サービスを実現するためのコンピュータシステム41を
有し、このコンピュータシステム41は、会員である消
費者1が保有する電気料金引落口座情報を当該消費者毎
に対応づけて管理する会員情報管理手段42を有する。
【0056】会員情報管理手段42は、電力会社3の顧
客口座管理手段32が保有する消費者1の銀行引落口座
情報を会員対応で電力会社3のコンピュータシステム3
1を通じて入手し管理する。新規会員のための新規デー
タは、消費者1が本サービスの会員になる毎に追加さ
れ、また、既存の会員のデータは、変動がある毎に更新
される。
【0057】会員情報管理手段42が管理する情報は、
会員氏名:会員ID:パスワード:家族会員フラグ:家
族会員ID:電気需給契約者(世帯主)氏名:契約番
号:契約容量:振り替え口座番号:料金支払い状況:異
動情報:利用上限額などである。
【0058】ここで、電気需給契約者(世帯主)氏名:
契約番号:契約容量:振り替え口座番号:料金支払い状
況:異動情報は電力会社3が有する顧客口座管理手段で
管理している顧客口座情報である。
【0059】前記ECサービス会社4のコンピュータシ
ステム41は、特定の会員から所定の商品・サービスの
発注を受けた販売事業者から代金決済代行要求を受けた
ときに、前記会員情報管理手段42から会員の電気料金
引落口座情報を参照し、電気料金引落口座情報から代金
決済代行の可否を判定する決済代行判定手段43を有す
る。
【0060】さらに、前記ECサービス会社4のコンピ
ュータシステム41は、決済代行判定手段43による代
金決済代行許可の判定結果を受けて、販売事業者2に対
する商品代金の支払いを行う代金決済実行手段44を有
している。この代金決済実行手段44による代金決済代
行は、ECサービス会社4の銀行預金口座B4から販売
事業者2の銀行預金口座B2に代金を振り込むことで行
われる。
【0061】また、ECサービス会社4のコンピュータ
システム41には、決済代金回収手段45が実現され、
この決済代金回収手段45は、ECサービス会社4のコ
ンピュータシステム41だけでなく、電力会社3のコン
ピュータシステム31にも跨って実現される。すなわ
ち、ECサービス会社4のコンピュータシステム41に
は、電力会社3に対し決済代金回収要求を行う決済代金
回収要求手段46が実現されている。
【0062】ECサービス会社4のコンピュータシステ
ム41には、販売事業者2からのインターネットを通じ
た、あるいは郵便による加盟申請に応じて、販売事業者
2に対して加盟店IDと初期パスワードを発行する加盟
店ID発行手段47が実現されている。
【0063】申請内容の審査結果に基づき、審査が合格
した場合、加盟店ID発行手段47は販売事業者2に対
して加盟店IDと初期パスワードを発行する。初期パス
ワードは加盟店が最初に代金決済代行サービスにアクセ
スする場合に必要であるが、その後は加盟店側で任意の
パスワードに変更可能とする。
【0064】また、ECサービス会社4のコンピュータ
システム41には、消費者1からのインターネットを通
じた、あるいは郵便による会員申請に応じて、申請内容
の審査結果に基づき、審査が合格した場合、消費者1に
対して会員IDと初期パスワードを発行する会員ID発
行手段48が実現されている。初期パスワードは会員が
最初に代金決済代行サービスにアクセスする場合に必要
であるが、その後は会員側で任意のパスワードに変更可
能とする。
【0065】会員ID発行手段48による会員ID発行
にあたっては、申請してきた消費者1が会員にふさわし
いか否かを認証する必要があるが、その認証のための情
報としては、電力会社3から入手した消費者1の電気料
金引落口座情報を利用する。
【0066】会員が公共料金の支払い遅延または未払い
を過去に引き起こしているときは、認証を拒絶する。ま
た、口座の異動(住所変更等)があったときも、認証を
拒絶する。
【0067】〔公共サービス事業者:電力会社3〕電力
会社3のコンピュータシステム31は、前記電気需給契
約に従って、消費者1が保有する電気料金引落口座情報
を当該消費者毎に対応づけて管理する顧客口座管理手段
32を有し、これは、顧客データベースを主体としこの
顧客データベースは顧客マスターとして、以下の情報を
管理している。
【0068】電気需給契約者(世帯主)氏名:契約番
号:契約容量:振り替え口座番号:料金支払い状況:異
動情報 電力会社3の顧客口座管理手段32は、ECサービス会
社4の会員情報管理手段42に対して「親」の関係にあ
り、ECサービス会社4の会員情報管理手段42に新規
会員が登録される際に、電力会社3の顧客口座管理手段
32から、新規会員となった消費者1の口座情報をEC
サービス会社4の会員情報管理手段42に送って登録す
る。
【0069】また、ECサービス会社4の会員情報管理
手段42からの定期更新要求に応じて既存会員の口座情
報を定期的にECサービス会社4のコンピュータシステ
ム41に送信し、ECサービス会社4の会員情報管理手
段42は送信されてきたデータに従って該当する会員の
登録情報を更新する。
【0070】さらに、電力会社3のコンピュータシステ
ム31は、ECサービス会社4のコンピュータシステム
41に跨って実現される決済代金回収手段45を有す
る。すなわち、ECサービス会社4のコンピュータシス
テム41に設けた決済代金回収要求手段46からの決済
代金回収要求を受けて、商品を購入した会員の電気料金
引落口座B1から当該商品代金を電力会社の電気料金領
収用口座B3に引き落とす代金回収実行手段33が決済
代金回収手段45を構成するものとして電力会社3のコ
ンピュータシステム31に設けられている。
【0071】<代金決済代行サービスの手順>〔代金決
済代行サービスへの加入〕まず第1に、販売事業者2が
代金決済代行サービスに加入する。加入にあっては、所
定の審査を行うが、加入申請はインターネットを通じて
行い、加盟店ID発行手段47が申請を審査し、加盟店
IDと初期パスワードを発行する。
【0072】すなわち、ECサービス会社4のインター
ネットホームページに掲載された、加盟申し込みページ
において提示された加盟店申請フォーマット(図3参
照)に、設定された申し込みのための必要事項を記入
し、送信する。なお、同様のことを郵便を通じて送付し
た書面申請にて行うこともできる。
【0073】審査に合格したことを条件に、販売事業者
2と、ECサービス会社4との間には、商品代金の代行
決済を消費者1に代わってECサービス会社4が販売事
業者2に対し行うこと、その対価として決済代金の所定
の割合を販売事業者2がECサービス会社4に支払うこ
とにつき合意する旨の契約が結ばれる。
【0074】同時に、販売事業者2には加盟店IDと初
期パスワードが発行される。初期パスワードは加盟店が
最初に代金決済代行サービスにアクセスする場合に必要
であるが、その後は加盟店側で任意のパスワードに変更
可能とする。
【0075】第2に消費者1が代金決済代行サービスに
加入する。加入にあっては、ECサービス会社4が所定
の審査を行う。加入申請はインターネットを通じて行
い、会員ID発行手段48が申請を審査し、会員IDと
初期パスワードを発行する。
【0076】すなわち、ECサービス会社4のインター
ネットホームページに掲載された、会員申し込みページ
の会員申請フォーマットに、申し込みのための必要事項
を記入し、送信する。
【0077】会員申請フォーマットは、先に図2を参照
して説明した通りであるが、この中でも、申請者の氏
名、電気のお客さま番号(電気需給契約番号)、電気の
契約名義(世帯主名)、メールアドレス、口座情報、電
力会社で管理している口座情報の利用についての同意の
記入は必要事項とするのが好ましい。さらに好ましくは
電話番号、加入希望者の年齢などを要求してもよい。な
お、同様のことを郵便を通じて送付した書面申請にて行
うこともできる。また、会員申請の受付は販売事業者2
がこれを代行することも可能である。
【0078】会員ID発行手段48による会員ID発行
にあたっては、申請してきた消費者1の申請内容から、
氏名、住所等の消費者特定情報、電気需給契約番号や電
気料金引落口座番号などを検索キーとして抽出し、電力
会社3の顧客口座管理手段32にアクセスし、該当する
消費者の電気料金引落口座情報を引き出し、その情報を
ECサービス会社4の会員情報管理手段42に新会員情
報として、当該会員ID等とともに登録する。
【0079】その際、申請してきた消費者1が会員にふ
さわしいか否かを認証する。電力会社3から入手した消
費者1の電気料金引落口座情報において、当該消費者1
が公共料金の支払い遅延または未払いを過去に引き起こ
しているときは、会員認証を拒絶する。また、口座の異
動(住所変更等)があったときも、認証を拒絶する。こ
の場合、申請消費者を会員としては登録しないが、認証
拒否情報として、所定期間、会員情報管理手段42によ
り残しておくことも可能である。
【0080】認証とともに、消費者1と、ECサービス
会社4との間には、商品代金の代行決済を消費者1に代
わってECサービス会社4が販売事業者2に対し行うこ
とを同意する契約、及び、そのために消費者1の電気料
金引落口座B1から電力会社3が当該決済代金を自動的
に引き落とすことに同意する旨の契約がなされる。
【0081】さらに、電力会社3が顧客口座管理手段3
2で管理する当該消費者の電気料金引落口座情報を代金
決済代行サービスを運営するためにECサービス会社4
に貸与し、ECサービス会社4が利用することについて
同意する旨の契約がなされる。
【0082】この契約は、本来消費者1と電力会社3と
の間で交わされるべきものであるが、ECサービス会社
4が消費者1と代金決済代行サービス契約を結ぶに当た
って、ECサービス会社4が電力会社3に代わって電気
料金引落口座情報利用契約事務を代行できるように電力
会社3からECサービス会社4に対し、契約代行につい
ての委任がなされる。
【0083】なお、ECサービス会社4と電力会社3と
の間には、前記顧客口座管理手段32で管理された消費
者1の口座情報の利用契約が結ばれている。もちろんE
Cサービス会社4は、消費者1の口座情報を、秘密保持
すべき個人情報として管理し、漏洩がないように保護す
る義務を負う。
【0084】以上の契約が締結されたと同時に、ECサ
ービス会社4から消費者1に会員IDと初期パスワード
が発行される。初期パスワードは会員が最初に代金決済
代行サービスにアクセスする場合に必要であるが、その
後は会員側で任意のパスワードに変更可能とする。
【0085】なお、加入申請した消費者1が電気需給契
約の当事者である場合(世帯主である場合)、会員ID
として世帯主会員IDを発行し、申請者が家族である場
合は、家族会員IDを発行する。家族会員IDは世帯主
会員IDと関連づけをしておく。
【0086】〔会員による商品の購入〕ここでは、代金
決済代行サービスに加入している販売事業者2が主催す
るインターネットショッピングモールで、会員である消
費者1による商品の発注を行った場合を想定する。会員
である消費者1は、インターネット端末で商品を指定
し、会員IDと電気需給契約番号、さらにパスワードを
入力し、商品購入の意思表示をする。
【0087】会員ID(世帯ID)と電気需給契約番
号、さらにパスワードが、電気料金引落口座情報に含ま
れる会員ID(世帯ID)と契約番号、会員情報管理手
段に含まれるパスワードに一致した場合、販売事業者2
のコンピュータシステム21は、当該会員の本人同一性
が確認されたものとして認証し、代金決済代行要求を代
金決済代行業者であるECサービス会社4宛に自動送信
する。なお、販売事業者2が自己の加盟店ID及びパス
ワードを入力し、個別に要求を出すこともできる。
【0088】会員である消費者1と販売事業者2との間
には、個々の商品取引に応じた債権債務関係が生じる。
すなわち、販売事業者2は、消費者1が望む商品やサー
ビスを提供する一方、消費者1は、販売事業者2に商品
代金を支払う義務を負う。
【0089】ECサービス会社4の決済代行判定手段4
3は、会員IDを検索キーとして会員情報管理手段42
から当該会員の過去、例えば1年分の電気料金引落状況
を参照するとともに、住所変更などの異動があるかを調
べる。電気料金の引落に未払いや遅延がある場合、また
は、異動がある場合、商品代金回収が不能となる可能性
があるとみて、代金決済代行拒否の通知を販売事業者2
に出す。
【0090】代金決済代行拒否通知を受けた販売事業者
2は、発注者である消費者1に商品の販売ができないこ
とを通知するが、その理由は、在庫なしとの理由でもか
まわない。
【0091】電気料金の引落に未払いや遅延がなく、異
動もない場合、商品代金回収が確実であるとみて、代金
決済代行許可の通知を販売事業者2に出す。代金決済代
行許可の通知を受けた販売事業者2は、商品を消費者1
に発送する。
【0092】〔代金決済〕販売事業者2に対する代金決
済代行許可通知を出したECサービス会社4は、代金決
済実行手段44により、商品代金を販売事業者2の口座
B2に振り込む。その振込み額は、商品代金から手数料
を差し引いた額とする。
【0093】〔代金回収〕代金決済実行手段44による
代金決済に伴い、ECサービス会社4のコンピュータシ
ステム41に実現された決済代金回収手段45の決済代
金回収要求手段46が電力会社3に対し決済代金回収要
求を行う。
【0094】決済代金回収要求は、会員の口座を検索す
るための氏名、住所、電気需給契約番号とともに商品代
金を含むデータである。この要求を受けた電力会社3の
コンピュータシステム31は、代金回収実行手段33に
より会員の電気料金引落口座B1から電力会社3の代金
受領口座B3に当該商品代金を引き落とす。商品代金の
引落は電気料金と合算して、月単位に行う。
【0095】電力会社3は、回収した商品代金をECサ
ービス会社4の代金回収用口座B4に振り込む。その
際、引落手数料を差し引く。この引落手数料は、ECサ
ービス会社4が販売事業者2に請求する代金決済代行手
数料よりも低額とする。
【0096】〔データの更新〕電力会社3の顧客口座管
理手段32は、日々消費者1の電気料金引落口座情報を
蓄積しており、その情報をECサービス会社4の会員情
報管理手段42に伝送し、反映させておく。このため、
ECサービス会社4の会員情報管理手段42は、電力会
社3の顧客口座管理手段32のミラーサイトとなる。
【0097】〔与信額の設定〕代金決済代行サービスの
提供にあたっては、あらかじめ与信額を設定し、代行し
うる決済代金額の上限を定めておくことができる。
【0098】与信額の設定は、代金決済代行業者である
ECサービス会社4のコンピュータシステム41に設け
た、与信額設定手段49により行う。この与信額設定手
段は、会員の電気料金引落口座情報から、契約容量(ア
ンペア)と電気の使用量(電気料金)を係数として、会
員の利用しうる代行金額上限額を算定する。算定の方式
としては、例えば、契約容量(アンペア)×電気の使用
量(電気料金)×定数=上限額というような式による。
【0099】この算定式は、上記係数を用いて任意の形
で設定できる。このような係数は、ある程度、会員であ
る消費者の生活レベルを反映しているので、与信額の設
定においてある種の確からしさを保障することができ
る。
【0100】また、家族会員に対して、前記与信額設定
手段49は、年齢に応じた所定の与信額あるいは世帯主
会員が所定の与信額を設定する。家族会員が未成年であ
る場合、このような与信額の設定は金銭の浪費防止の上
で重要である。
【0101】<第2の実施形態>上記の例では、ECサ
ービス会社4と電力会社3とが独立しているが、図4に
示したように、電力会社3自体がECサービス会社4を
兼ねてもよい。
【0102】この場合、顧客口座管理手段32の資源と
して、既存の電気需給契約者の管理情報を利用できる。 <本件発明の利用範囲>本件発明は、電気料金の引落口
座情報のみならず、水道料金、電話料金、ガス料金、T
V受信料金など、各種公共料金の引落口座における情報
を利用した代金決済代行サービスに利用できる。
【0103】
【発明の効果】本発明では、個別の商取引毎に、消費者
から確実に代金回収できるか否かを、消費者が有する公
共料金引落口座に関する情報を用いて決済代行判定手段
が判断するので、その判断の信頼性は高く、より安全な
取引を可能とする。この判断を信頼して代金決済代行業
者が消費者に代わって代金を販売事業者に支払うので、
消費者は代金を持たずにすみ、また、販売事業者は販売
代金を安全に回収できる。また、決済代行判定手段によ
る代金決済許可が下りない場合、販売事業者は会員から
の商品注文を断ることができるので、販売事業者はリス
クの少ない商取引が保証される。
【0104】また、公共料金の引落口座は、消費者にと
って重要な口座であることが多く、その口座で商品代金
等の決済も行うので、口座管理を一元化できるメリット
を消費者に与えることができる。
【0105】また、与信額設定手段を設けた場合、会員
の公共料金引落口座情報の内、使用する公共サービスの
契約規模もしくは実利用量に代表されるパラメータか
ら、代行しうる決済代金額の上限を容易に定めることが
できる。
【0106】このようなパラメータは、ある程度、消費
者の生活レベルを反映しているので、与信額の設定にお
いてある種の確からしさを保障することができる。ま
た、家族会員に対し、所定の与信額を設定する与信額設
定手段を備えた場合、金銭の浪費防止効果を果たすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図
【図2】会員申請フォーマットを示す図
【図3】加盟店申請フォーマットを示す図
【図4】本発明の第2の実施形態を示す図
【符号の説明】
1…消費者 2…販売業者 3…電力会社 21…WWWサーバ 22…代金決済代行要求手段 31…コンピュータシステム 32…顧客口座管理手段 33…代金回収実行手段 41…コンピュータシステム 42…会員情報管理手段 43…決済代行判定手段 44…代金決済実行手段 46…決済代金回収要求手段 47…加盟店ID発行手段 48…会員ID発行手段 49…与信額設定手段 B1〜B4…銀行預金口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 真一 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 山川 恭弘 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 矢口 朋来 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力株式会社内 Fターム(参考) 5B055 CB09 CB10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 会員となった消費者が保有する公共料金
    引落口座情報を当該会員毎に対応づけて管理する会員情
    報管理手段と、 特定の会員から所定の商品・サービスの発注を受けた販
    売事業者から代金決済代行要求を受けたときに、前記会
    員情報管理手段から会員の公共料金引落口座情報を参照
    し、公共料金引落口座情報から代金決済代行の可否を判
    定する決済代行判定手段と、 決済代行判定手段による代金決済許可の判定結果を受け
    て、販売事業者に対する商品代金の支払いを行う代金決
    済実行手段と、 を備えたことを特徴とする代金決済代行システム。
  2. 【請求項2】 前記会員の公共料金引落口座から、当該
    会員が購入した商品代金を引き落とす決済代金回収手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の代金決
    済代行システム。
  3. 【請求項3】 前記代金決済実行手段は、決済代金回収
    手段による代金の引き落としの有無に拘わらず前記商品
    代金を販売事業者に支払うことを特徴とする請求項2記
    載の代金決済代行システム。
  4. 【請求項4】 前記代金決済実行手段は、決済代金回収
    手段による代金の引き落としがあったことを条件に前記
    商品代金を販売事業者に支払うことを特徴とする請求項
    2記載の代金決済代行システム。
  5. 【請求項5】 前記決済代金回収手段は、決済代金回収
    要求を行う決済代金回収要求手段と、この決済代金回収
    要求手段による決済代金回収要求を受けて商品を購入し
    た会員の公共料金引落口座から当該商品代金を引き落と
    す代金回収実行手段と、 を有することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記
    載の代金決済代行システム。
  6. 【請求項6】 消費者に対し、代金決済代行サービス会
    員としての識別用会員IDを発行する会員ID発行手段
    を有する請求項1〜5のいずれかに記載の代金決済代行
    システム。
  7. 【請求項7】 販売事業者に対し、代金決済代行サービ
    ス加盟店としての識別用加盟店IDを発行する加盟店I
    D発行手段を有する請求項1〜6のいずれかに記載の代
    金決済代行システム。
  8. 【請求項8】 代金決済代行サービス会員である消費者
    が、会員IDを提示して、代金決済代行サービス加盟店
    としての販売事業者に商品を注文したとき、加盟店I
    D、会員ID、商品代金を含む代金決済要求を代金決済
    代行業者宛に送信する代金決済要求手段を備えたことを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の代金決済代
    行システム。
  9. 【請求項9】 前記会員情報管理手段は、会員である消
    費者対応で公共料金引落口座における引き落とし遅延情
    報または公共料金未払い情報を有し、 前記決済代行判定手段は、会員情報管理手段により管理
    された引き落とし遅延情報または未払い情報を参照し、
    当該会員が公共料金の支払い遅延または未払いを過去に
    引き起こしているときは、代金決済代行を許可しないこ
    とを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の代金決
    済代行システム。
  10. 【請求項10】 前記会員情報管理手段は、会員である
    消費者対応で公共料金引落口座についての異動情報を有
    し、 前記決済代行判定手段は、会員情報管理手段により管理
    された口座異動情報を参照し、口座の異動があったと
    き、代金決済代行を許可しないことを特徴とする請求項
    1〜9のいずれかに記載の代金決済代行システム。
  11. 【請求項11】 会員ID発行手段は、消費者が公共サ
    ービス事業者との契約主である世帯主であるときは、当
    該世帯主の公共料金引落口座対応で会員IDを発行し、
    消費者が前記世帯主でない場合は、世帯主の会員IDと
    関連付けられた家族会員IDを発行することを特徴とす
    る請求項6記載の代金決済代行システム。
  12. 【請求項12】 会員の公共料金引落口座情報の内、使
    用する公共サービスの契約規模もしくは実利用量に代表
    されるパラメータから、代行しうる決済代金額の上限を
    定める与信額設定手段を備えたことを特徴とする請求項
    1〜11のいずれかに記載の代金決済代行システム。
  13. 【請求項13】 会員となった消費者が公共サービス事
    業者との契約主である世帯主の家族であるとき、この家
    族会員に対し、代金決済実行手段による販売事業者に対
    する支払い上限額を予め定める与信額設定手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の代
    金決済代行システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002074194A (ja) * 2000-09-01 2002-03-15 Hokuriku Electric Power Co Inc:The 通信販売代金決済システム
JP2004206191A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Nakamura System Sekkei Jimusho:Kk 訃報配信方法
JP2009217712A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Optim Corp 通信販売における代行システム、通信販売における代行方法およびプログラム
JP2019096059A (ja) * 2017-11-22 2019-06-20 トヨタ自動車株式会社 カーシェアリング料金の料金設定サーバ、料金設定システム、料金設定方法および料金設定プログラム

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