JP2001282438A - 座標入力ペンおよび座標入力ペンに装着されるカートリッジ - Google Patents

座標入力ペンおよび座標入力ペンに装着されるカートリッジ

Info

Publication number
JP2001282438A
JP2001282438A JP2000093684A JP2000093684A JP2001282438A JP 2001282438 A JP2001282438 A JP 2001282438A JP 2000093684 A JP2000093684 A JP 2000093684A JP 2000093684 A JP2000093684 A JP 2000093684A JP 2001282438 A JP2001282438 A JP 2001282438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coordinate input
pen
switch
cartridge
input pen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000093684A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Konno
由之 金野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2000093684A priority Critical patent/JP2001282438A/ja
Publication of JP2001282438A publication Critical patent/JP2001282438A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチが寿命となった場合であってもペン
本体を交換する必要のない座標入力ペンおよび座標入力
ペンに装着されるカートリッジを実現する。 【解決手段】 ペン本体61にはカートリッジ本体71
が収容されており、カートリッジ本体71の後端にはメ
ンブレンスイッチ80が取付けられている。ペン先に筆
圧がかかると、カートリッジ本体71は上方へ変位し、
規制板67の下面に突出形成された開閉部材90によっ
てメンブレンスイッチ80が押され、ONする。メンブ
レンスイッチ80は、カートリッジ本体71側面の電極
パターン82,84を介して保持部材66側の接触子9
1a,92aと接続されており、接触子91a,92a
は、それぞれリード91,92およびリード線64a,
64bを介して回路基板64に実装された発振回路に接
続されている。カートリッジ本体71を交換すれば、メ
ンブレンスイッチ80を交換できるため、ペン本体61
を交換するよりも座標入力ペンの維持費を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、座標読取装置の
座標入力面上に信号を出力することにより座標を入力す
る座標入力ペンと、その座標入力ペンに装着されてお
り、インクなどの記録材料が収容されたカートリッジと
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記座標入力ペンおよびカートリ
ッジとして、たとえば、図19に示すものが知られてい
る(特開平5−274079号公報)。図19は、上記
従来の座標入力ペンの内部構造を示す説明図である。図
19に示すように、座標入力ペン500には、筒状のペ
ン本体501が備えられており、そのペン本体501の
内部には、インクが充填されたカートリッジ502が収
容されている。ペン本体501の先端内壁には、交番磁
界を発生するコイル503が取付けられており、ペン本
体501の後端内部には、コイル503から交番磁界を
発生するための回路が実装された回路基板504が取付
けられている。回路基板504の前端とカートリッジ5
02の後端との間には、回路を動作させるためのスイッ
チ505が取付けられている。そして、ペン先506を
図示しない座標入力装置の座標入力面上に押し付ける
と、カートリッジ502がペン本体501の後端方向へ
移動し、カートリッジ502の後端によってスイッチ5
05が押され、上記回路が動作し、コイル503から交
番磁界が発生する。この発生した交番磁界は、上記座標
入力面の下部に敷設されたセンシングコイルによって誘
起電圧として検出され、その検出された電圧値に基づい
てCPUが座標演算を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の座
標入力ペン500は、スイッチ505がペン本体501
に取付けられているため、スイッチ505が寿命となっ
た場合には、ペン本体501ごと交換しなければならな
いので、維持費が高いという問題がある。
【0004】そこで、この発明は、上記問題を解決する
ためになされたものであり、その目的とするところは、
スイッチが寿命となった場合であってもペン本体を交換
する必要のない座標入力ペンおよび座標入力ペンに装着
されるカートリッジを実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用および発明の効果】
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1ないし請
求項3に記載の発明では、座標入力ペンから出力される
信号に基づいて座標入力面上の前記座標入力ペンの位置
座標を読み取る座標読取装置に用いる前記座標入力ペン
において、ペン本体と、このペン本体に取外し可能に収
容されており、前記座標入力面上に記録するための記録
材料が収容されたカートリッジと、このカートリッジの
所定箇所に取付けられており、開閉動作可能なスイッチ
と、このスイッチを開閉させる開閉部材と、前記ペン本
体と前記スイッチとの間に設けられ、前記スイッチと前
記ペン本体とを電気的に接続する接続手段と、この接続
手段と電気的に接続されており、前記スイッチの開閉に
対応して前記信号を出力する信号出力手段とを備えた座
標入力ペンという技術的手段を用いる。
【0006】つまり、ペン本体に取外し可能に収容され
たカートリッジにスイッチが取付けられているため、ス
イッチが寿命になった場合であっても、カートリッジの
みを新しいものに交換するだけでよい。したがって、従
来のように、ペン本体ごと交換する座標入力ペンより
も、座標入力ペンの維持費を低減することができる。ま
た、カートリッジを新しいものに交換するたびにスイッ
チも新しいものに交換されるため、座標入力ペンを長期
にわたって使用しても、スイッチの動作不良により座標
入力ペンが機能しなくなるおそれがない。しかも、座標
入力ペンを長期にわたって使用しても、スイッチがへた
ってバネ力が衰えるおそれがないため、良好な筆記フィ
ーリングを維持することができる。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の座標入力ペンにおいて、前記カートリッジの先端に
は、前記カートリッジに収容された記録材料が染み出る
ペン先が取付けられており、前記カートリッジは、前記
ペン先で前記座標入力面を押圧した際に前記座標入力面
から離れる方向に変位するように前記ペン本体に収容さ
れており、前記スイッチはバネ性を有しており、前記カ
ートリッジが前記方向に変位した際に前記開閉部材によ
り開閉動作され、かつ、その開閉動作する際に発生する
バネ力に応じて、前記カートリッジが前記方向に変位す
る力に抗する力を発生するという技術的手段を用いる。
【0008】ペン先で座標入力面を押圧すると、カート
リッジが座標入力面から離れる方向に変位し、カートリ
ッジに取付けられたスイッチは、開閉部材により開閉動
作する。このとき、スイッチはバネ性を有するため、そ
の開閉動作する際にバネ力を発生し、そのバネ力に応じ
て、カートリッジが前記方向に変位する力に抗する力、
即ちカートリッジを変位する前に押し戻そうとする力を
発生する。つまり、スイッチが上記力を発生するため、
ある程度の力でペン先を座標入力面に押圧しないとスイ
ッチが開閉動作しないので、不要な誤動作を防ぐことが
できる。また、筆記時の筆記フィーリングは、スイッチ
の動作ストロークと動作荷重とによってほぼ決まる。し
たがって、スイッチの仕様を変更することにより、筆記
者が感じるストロークや筆圧を変えることができるた
め、筆記者の好みの筆記フィーリングを有する座標入力
ペンを実現できる。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の座標入力ペンにおいて、前記開閉部
材は、前記スイッチに接触してそのスイッチを閉じた状
態にする導電面を有しており、前記スイッチおよび開閉
部材は、メンブレンスイッチを構成するという技術的手
段を用いる。
【0010】つまり、メンブレンスイッチは、フィルム
状シートの可撓性を利用して開閉動作するように構成さ
れており、薄型で耐久性に富むとともにコストが低いと
いう利点がある。したがって、座標入力ペンのように、
座標入力面に対して頻繁にペンダウン・ペンアップを繰
り返し、そのたびに開閉動作するスイッチとしてメンブ
レンスイッチを用いることにより、座標入力ペンの全長
を抑えつつ耐久性を高めることができるとともに、維持
費をより一層低減することができる。
【0011】請求項4に記載の発明では、座標入力ペン
から出力される信号に基づいて座標入力面上の前記座標
入力ペンの位置座標を読み取る座標読取装置の前記座標
入力ペンのペン本体に装着されるカートリッジにおい
て、前記ペン本体に取外し可能に収容されるように構成
され、前記座標入力面上に記録するための記録材料が収
容されたカートリッジ本体と、このカートリッジ本体の
所定箇所に取付けられており、開閉動作可能なスイッチ
と、このスイッチと前記ペン本体とを電気的に接続させ
るための接続手段とを備えた、座標入力ペンに装着され
るカートリッジという技術的手段を用いる。
【0012】つまり、上記のように、スイッチが取付け
られたカートリッジを用いることにより、前述の請求項
1ないし請求項3に記載の座標入力ペンを実現すること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る座標入力ペ
ンおよび座標入力ペンに装着されるカートリッジの実施
形態について図を参照して説明する。なお、以下に述べ
る各実施形態では、この発明に係る座標入力ペンおよび
座標入力ペンに装着されるカートリッジとして、座標入
力シート上に描かれる手書き文字や図形などを電気的に
読み取る、いわゆる電子黒板に装備される座標入力ペン
および座標入力ペンに装着されるカートリッジを例に挙
げて説明する。
【0014】<第1実施形態> [座標入力ペンの構造] (主要構成)最初に、座標入力ペンの主要構成について
図1ないし図4を参照して説明する。図1は座標入力ペ
ンの外観および主な内部構造を示す説明図であり、図2
は図1に示す座標入力ペンに装着されたカートリッジの
上部を示す説明図である。図3(A)は図1に示す座標
入力ペンの上部の縦断面図であり、図3(B)は図3
(A)に示すカートリッジに取付けられたメンブレンス
イッチの縦断面図である。図4(A)は図2に示すカー
トリッジの上端の平面図であり、図4(B)はカートリ
ッジに取付けられたメンブレンスイッチの展開図であ
る。なお、座標入力ペン60のペン先72の方向を先端
または下方とし、蓋62の方向を後端または上方とす
る。
【0015】図1に示すように、座標入力ペン60は、
円筒形状のペン本体61を備えており、そのペン本体6
1の内部には、カートリッジ70が収容されている。カ
ートリッジ70は、インクが収容された円柱形状のカー
トリッジ本体71と、その先端に取付けられたペン先7
2とを備える。カートリッジ本体71は、ペン先72側
を先端方向に引っ張ることによりペン本体61から取外
すことができ、また、後端側からペン本体61に挿入す
ることによりペン本体61に装着することができる。ペ
ン本体61の先端内部には、円筒形状のコイルL1が取
付けられており、カートリッジ本体71の先端が、コイ
ルL1の中に挿通された形となっている。ペン本体61
の内部後端には、コイルL1から交番磁界を発生させる
ための発振回路65(図5)が実装された回路基板64
が取付けられている。その回路基板64の上方には、発
振回路65に電源を供給する電池63が着脱自在に設け
られている。ペン本体61の後端には、円筒形状の蓋6
2が着脱自在に取付けられており、その蓋62を取外す
ことにより、電池63の交換が可能となる。なお、この
実施形態では、ペン本体61、蓋62およびカートリッ
ジ本体71は合成樹脂により形成されており、ペン先7
2は、フェルトなどの不織布により形成されている。ま
た、この実施形態では、電池63は、1.5Vのボタン
電池である。さらに、座標入力ペン60の全長は140
mmであり、外径は18mmである。さらに、この実施
形態では、ペン先72の先端からコイルL1の先端まで
の距離は2cmである。
【0016】(カートリッジ70およびメンブレンスイ
ッチ80の構成)図2に示すように、カートリッジ本体
71の後端71aには、メンブレンスイッチ80が取付
けられている。ここで、メンブレンスイッチ80の構成
について図3(B)および図4を参照して説明する。な
お、図4(B)において編み目模様は、導電性の部分を
示す。図4(B)に示すように、メンブレンスイッチ8
0は、円形のベース部材89と、その両端に一体形成さ
れた長方形の取付部材81,83と、ベース部材89の
上に取付けられたリング形状のスペーサ85と、このス
ペーサ85に折曲げ片86を介して折り曲げ可能に取付
けられた円形のカバー87とを備える。ベース部材8
9、取付部材81,83、折曲げ片86およびカバー8
7は、合成樹脂によりフィルム状に形成されている。
【0017】取付部材81の中央には、長手方向にわた
って電極パターン82が帯状に形成されている。電極パ
ターン82は、スペーサ85の下部を通ってスペーサ8
5の内側底面のベース部材89上に露出しており、その
先端には半円形状の接点82aが形成されている。また
同様に、スペーサ85の右側に設けられたベース部材8
3の中央には、長手方向にわたって電極パターン84が
帯状に形成されている。電極パターン84は、スペーサ
85の下部を通ってスペーサ85の内側底面のベース部
材89上に露出しており、その先端には半円形状の接点
84aが形成されている。接点82a,84aは、互い
の先端間に隙間を置いて先端同士を対向させている。ま
た、電極パターン82とスペーサ85の底面との間に
は、絶縁膜81aが形成されており、電極パターン84
とスペーサ85の底面との間には、絶縁膜83aが形成
されている。
【0018】カバー87の中央には、円形の接点88が
形成されている。カバー87は、折り曲げ片86を介し
てスペーサ85の周縁の一部に取付けられている。カバ
ー87は、折り曲げ片86を折り目にしてスペーサ85
の上面上に折曲げられ、カバー87およびスペーサ85
は、接着剤などにより密着固定される。図3(B)に示
すように、ベース部材89とカバー87との間に介在さ
れたスペーサ85により、接点88と、接点82a,8
4aとの間には隙間が形成されている。図2に示すよう
に、カートリッジ本体71の後端71aは、平面に形成
されており、その後端71aにメンブレンスイッチ80
のベース部材89(図4(B))の底面が取付けられて
いる。カートリッジ本体71の両側面は、縦方向に切り
欠き形成されており、側面81aがそれぞれ形成されて
いる。各側面81aには、断面半円形状の溝71dが横
方向にそれぞれ形成されており、各溝71dの下方に
は、段部71bがそれぞれ形成されている。一方の側面
71cには、取付部材81が、他方の側面71cには、
取付部材83がそれぞれ縦方向に取付けられている。な
お、この実施形態では、電極パターン82,84、接点
82a,84aおよび接点88は、導電性材料、たとえ
ば銀インクをコーティングした上に必要に応じて黒鉛を
コーティングすることにより形成されている。また、ベ
ース部材89および取付部材81,83は、それぞれ接
着剤や両面テープなどの貼着手段によりカートリッジ本
体71に貼着されている。
【0019】(カートリッジの取付構造)図3に示すよ
うに、ペン本体61の内部に設けられた回路基板64の
下方には、規制板67が取付けられており、その規制板
67の下方には、カートリッジ本体71を保持するため
の保持部材66が取付けられている。保持部材66の下
方には、ペン本体61の内壁からリブ61aが突出形成
されており、そのリブ61aによって保持部材66の下
方への抜け止めが図られている。保持部材66の内壁に
は、段部66aが突出形成されており、その段部66a
は、カートリッジ本体71の側面に形成された段部71
b(図2)と当接し、これにより、保持部材66と一体
となったカートリッジ本体71が後端方向へ過剰に移動
しないようになっている。
【0020】規制板67の下面中央には、メンブレンス
イッチ80のカバー87の中央と対向して、半球形状の
開閉部材90が突出形成されている。保持部材66の内
壁上部両側には、バネ式のリード91,92の上端がそ
れぞれ取付けられており、リード91,92の先端に
は、接触子91a,92aがそれぞれ形成されている。
接触子91a,92aは、それぞれ縦断面が円弧形状、
つまりカートリッジ本体71の側面に形成された溝71
dに合致した形状に形成されている。この接触部分は、
段部71b(図2)があるために、無理な力がかかるこ
とがない。リード91にはリード線64aが、リード9
2にはリード線64bがそれぞれ接続されている。規制
板67には、孔67a,67bが上下方向に貫通形成さ
れており、リード線64aは孔67aから、リード線6
4bは孔67bからそれぞれ導出されており、回路基板
64に実装された発振回路65(図5)に接続されてい
る。なお、この実施形態では、リード91,92および
接触子91a,92aは、銅などの導電性材料により形
成されており、リード線64a,64bはFPCなどの
フレキシブルなものを用いる。また、開閉部材90は、
シリコンゴムなどの材料により形成されている。
【0021】(メンブレンスイッチ80の動作)座標入
力ペン60をペンダウンすると、ペン先72(図1)が
筆記面21a(図6)を押圧し、保持部材66と一体と
なったカートリッジ本体71が筆記面21aから離れる
方向、つまり後端方向へ変位し、メンブレンスイッチ8
0のカバー87の上面中央が開閉部材90の先端によっ
て押圧される。この押圧により、カバー87は、スペー
サ85を支点にして下方に円弧状に撓み、カバー87の
下面に形成された接点88と、接点82a,84aとが
接触し、接点82a,84a間が短絡する。これによ
り、電池63から発振回路65に電源が供給され、発振
回路65が動作し、コイルL1から交番磁界が発生す
る。また、座標入力ペン60をペンアップすると、ペン
先72の押圧が解かれ、保持部材66と一体となったカ
ートリッジ本体71は、メンブレンスイッチ80のカバ
ー87が撓む前の形状に戻ろうとするバネ力(復元力)
と開閉部材90自体の弾性によって、変位する前の位置
に押し戻される。これにより、接点88と、接点82
a,84aとが非接触状態になり、電池63から発振回
路65への電源供給が停止し、コイルL1からの交番磁
界の発生が停止する。なお、この実施形態では、カート
リッジ本体71のストローク(変位量)は、約0.5m
mである。
【0022】[座標入力ペン60の電気的構成]次に、
座標入力ペン60の電気的構成について、それを示す図
5を参照して説明する。図5に示すように、発振回路6
5は、インクの色やペン先72の太さなどの座標入力ペ
ン60の属性ごとに異なる変調周波数が設定されたCR
発振回路65cと、このCR発振回路65cから発振さ
れた信号を搬送する搬送波を発振するLC発振回路65
aと、このLC発振回路65aの発振周波数をCR発振
回路65cの変調周波数によってFSK(Freque
ncy Shift Keying)変調するFSK回
路65bとから構成される。搬送波の発振周波数は、L
C発振回路65aを構成するコイルL1のインダクタン
スL1およびコンデンサC1,C2,C3の容量によっ
て決定し、変調周波数fmは、CR発振回路65cを構
成するコンデンサC5の容量および抵抗R2,R3の抵
抗値によって決定する。また、搬送波の発振周波数の周
波数偏位は、FSK回路65bを構成するコンデンサC
4の容量によって決定する。
【0023】次に、発振回路65の動作を説明する。ペ
ン先72が筆記面21a(図6)を押圧し、メンブレン
スイッチ80がONすると、電池63の電源が各回路に
供給され、CR発振回路65cの集積回路IC3の出力
がFSK回路65bのMOS FET1のゲートをON
・OFFし、LC発振回路65aから発振した搬送波が
CR発振回路65cから発振された信号によって周波数
変調される。なお、この実施形態では、LC発振回路6
5aが発振する搬送波の中心周波数は500kHzであ
り、周波数偏位は±20kHzである。また、抵抗R1
およびR2は、それぞれ1MΩであり、抵抗R3は1M
Ωの可変抵抗である。コンデンサC1〜C5は、それぞ
れ1μF,2200pF,2200pF,270F,2
20Fである。
【0024】[電子黒板の主要構成]次に、上記実施形
態に係る座標入力ペン60を装備した電子黒板の主要構
成について図6および図7を参照して説明する。図6は
電子黒板の主要構成を示す外観斜視説明図であり、図7
は図6に示す電子黒板にパーソナルコンピュータ(以
下、PCと略称する)およびプリンタを接続した状態を
示す説明図である。
【0025】電子黒板1には、筆記パネル10と、筆記
面21aに筆記を行うための座標入力ペン60と、筆記
された軌跡およびその軌跡を示すデータを消去するため
のイレーサ40とが備えられている。筆記パネル10に
は、枠状のフレーム11が備えられており、そのフレー
ム11には、筆記パネル本体20が組み込まれている。
フレーム11の前面下端には、その下端に沿って板状の
台12が前面に張り出す形で取り付けられている。台1
2の上面には、座標入力ペン60を収容するための断面
半円形状の凹部12aが形成されており、その凹部12
aの右側には、イレーサ40などを置くための平面部1
2bが形成されている。
【0026】フレーム11の前面右側には、操作部30
が設けられている。操作部30には、操作音や警告音な
どの音を再生するスピーカ31と、筆記面21aに筆記
された内容を示すデータ(以下、筆記データと略称す
る)を記憶したページ数を7セグメントのLEDによっ
て表示するページ数表示LED32と、記憶されている
筆記データを押すごとに1ページずつ戻るページ戻りボ
タン33と、押すごとに1ページずつ送るページ送りボ
タン34と、押すごとに1ページずつ消去する消去ボタ
ン35と、記憶されている筆記データをプリンタ200
(図7)へ出力するために押すプリンタ出力ボタン36
と、記憶されている筆記データをPC100(図7)へ
出力するために押すPC出力ボタン37と、座標入力ペ
ン60の電池切れを報知する電池切れ報知用LED39
と、この電子黒板1を起動あるいは停止するために押す
電源ボタン38とが設けられている。
【0027】フレーム11の前面下部には、この電子黒
板1の電源となる単2乾電池14aを4本収容するバッ
テリケース14が設けられており、そのバッテリケース
14の前面には、蓋14bが開閉可能に取付けられてい
る。バッテリケース14の右側には、スピーカ31のボ
リュームを調節するボリューム調節つまみ13cが設け
られており、その右側には、コネクタ13b、13aが
設けられている。図7に示すように、コネクタ13bに
は、プリンタ200と接続された接続ケーブル201の
プラグ202が接続され、コネクタ13aには、PC1
00と接続された接続ケーブル101のプラグ102が
接続される。つまり、電子黒板1の筆記面21aに筆記
された内容を示す筆記データをPC100へ出力し、P
C100に備えられたモニタ100aにより、電子黒板
1に筆記された内容を見ることができる。また、筆記デ
ータをプリンタ200へ出力し、電子黒板1に筆記され
た内容を印刷用紙203に印刷することもできる。
【0028】また、フレーム11の裏面上端の両端部に
は、この電子黒板1を壁に掛けるための金具15、15
が取付けられている。この第1実施形態では、筆記面2
1aの高さH1は900mmであり、幅W1は600m
mである。また、フレーム11および台12は、ポリプ
ロピレンなどの合成樹脂により軽量に形成されており、
電子黒板1の総重量は10kg以下であり、容易に持ち
運び可能となっている。さらに、イレーサ40には交番
磁界を発生するコイル、発振回路および電池などが内蔵
されている。
【0029】[ネットワークの構成]次に、電子黒板1
と他の電子黒板1との間でデータの通信を行う場合のネ
ットワークの構成について、それをブロックで示す図8
を参照して説明する。なお、ここでは、企業内において
電子黒板1を備えた複数の部屋間、あるいは、企業間で
通信を行う場合を例に挙げて説明する。企業2内の部屋
3には、電子黒板1と、この電子黒板1と接続されたP
C100と、このPC100と接続されたLANボード
103とが備えられており、部屋4には、電子黒板1
と、この電子黒板1と接続されたPC100と、このP
C100と接続されたモデム108とが備えられてい
る。各部屋3に備えられたLANボード103は、LA
Nケーブル104によりHUB105に接続されてい
る。また、HUB105は、サーバ106に接続されて
おり、サーバ106は、電話回線107からインターネ
ット300を介して他の企業5に接続可能になってい
る。また、部屋4に備えられたモデム108は、電話回
線109から公衆通信交換網301を介して他の企業5
に接続可能になっている。なお、図示しないが、他の企
業5内には、企業2内と同様に、PCを介して通信可能
な電子黒板1が備えられている。
【0030】ここで、上記ネットワークにおけるデータ
の流れについて説明する。ある部屋3に備えられた電子
黒板1に記憶された筆記データは、PC100からLA
Nボード103およびHUB105を介して指定された
部屋3のPC100へ送信される。そして、そのデータ
を受信した者は、PC100に備えられたモニタ100
aに受信データを表示することにより(図7)、あるい
は、受信データをPC100に接続されたプリンタ20
0により用紙203に印刷することにより(図7)、受
信データの内容を見ることができる。また、筆記データ
を、たとえばTIFF(Tag Image File
Format)形式で電子メールに画像ファイルとし
て添付し、サーバ106からインターネット300を介
して他の企業5へ送信することもできる。これにより、
他の企業5は、企業2から送信された電子メールに添付
されている画像ファイルをデコードすることにより、筆
記データの内容を見ることができる。
【0031】[筆記パネル本体20の構造]次に、筆記
パネル本体20の構造について図9を参照して説明す
る。図9は筆記パネル本体20の各構成部材を示す説明
図である。図9に示すように、筆記パネル本体20は、
筆記面21aを有する筆記シート21と、板状のフロン
トパネル22と、ループ状パターン23が印刷された座
標入力シート24と、板状の支持パネル25と、板状の
バックパネル26とを順に積層して構成されている。こ
の実施形態では、筆記シート21は、貼り合わされたP
ET(ポリエチレンテレフタラート)フィルムにより厚
さ0.1mmのフィルム状に形成されている。フロント
パネル22は、アクリル樹脂、ABS(アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体)、PC(ポリカー
ボネート)などにより厚さ3.0mmに形成されてい
る。座標入力シート24を構成するシート本体24a
は、加工が容易であり、かつ耐久性に優れているなどの
理由から、PETやポリイミドなどにより30μm〜1
mmの厚さのフィルム状に形成されている。支持パネル
25は、発泡スチロールなどの発泡樹脂製材料により厚
さ40mmに形成されている。バックパネル26は、ア
ルミニウムなどの導電性材料により厚さ1.0mmに形
成されている。
【0032】[ループ状パターン23の構成]次に、ル
ープ状パターン23の構成について図10を参照して説
明する。図10(A)は、図9に示すループ状パターン
23の構成を一部を省略して示す説明図であり、図10
(B)は、図10(A)に示すループ状パターン23の
幅および重ねピッチを示す説明図である。なお、以下の
説明では、ループ状パターン23のうちX軸方向に配列
されたループ状パターンをXループと称し、Y軸方向に
配列されたループ状パターンをYループと称する。
【0033】図10(A)に示すように、X軸方向に
は、座標入力ペン60の(X,Y)座標のX座標を検出
するためのX1〜XmのXループ23Xがm本配置され
ており、Y軸方向には、Y座標を検出するためのY1〜
YnのYループ23YがXループと直交してn本配置さ
れている。XループおよびYループは、それぞれ略矩形
に形成されており、Xループの矩形部分の長辺の長さは
P2Yであり、Yループの矩形部分の長辺の長さはP2
Xである。図10(B)に示すように、Xループは、そ
れぞれ幅(矩形部分の短辺の長さ)P1に形成されてお
り、隣接するXループは、P1/2のピッチでそれぞれ
重ねられている。各Yループもそれぞれ幅P1に形成さ
れており、隣接するYループは、P1/2のピッチでそ
れぞれ重ねられている。
【0034】Xループ23XおよびYループ23Yは、
導電性材料によってシート本体24aの表面にパターン
印刷されている。シート本体24aの左側縁には、Yル
ープの端子23bが複数個ずつ集合された端子集合部2
7bと、Xループの端末23aが複数個ずつ集合された
端子集合部27aとが形成されている。端子集合部27
a,27bは、図示しないコネクタに接続され、そのコ
ネクタを介してXループ切替回路50aおよびYループ
切替回路50b(図11)と電気的に接続される。な
お、この実施形態では、P1=50mmであり、P2X
=680mmであり、P2Y=980mmである。ま
た、m=22であり、n=33である。また、図10
(A)では、各ループの配置を分かり易くするために各
ループの辺が重ならないように描かれているが、実際に
は、たとえばXループX1の長辺部には各YループY
1,Y2,Y3・・・の短辺部が重なって配置されてい
る。また、端子23a,23bは、その間隔を最小とし
て構成されている。
【0035】[位置座標を求める原理]次に、筆記面2
1a上の座標入力ペン60の位置座標を求める原理につ
いて図12を参照して説明する。図12(A)はXルー
プX1〜X3の一部を示す説明図であり、図12(B)
は図12(A)に示すXループX1〜X3に発生する電
圧と幅方向の距離との関係を示すグラフであり、図12
(C)は図12(A)に示すXループX1〜X3の相互
に隣接するループ状パターン間の電圧差を示すグラフで
ある。
【0036】図12においてXループX1,X2,X3
の中心線をそれぞれC1,C2,C3とし、XループX
1,X2,X3に発生する電圧をそれぞれex1,ex
2,ex3とする。図12(B)に示すように、電圧e
x1〜ex3は、それぞれループ状パターンの中心C1
〜C3において最大となり、長手方向の端部に近づくに
つれて小さくなる単峰性を示す。なお、各コイルは、自
己のヌル点、すなわち電圧ex1〜ex3がそれぞれ0
となる点が隣接するコイルの中心の外側となるようにP
1/2で重ねられる。また、図12(C)に示すように
XループX1〜X3の相互に隣接するループ状パターン
間の電圧差は、ループ状パターンの中心C1〜C3上に
それぞれ最大値を有し、ループ状パターンの中心とルー
プ状パターンの長辺部分との中間点、つまり隣接するル
ープ状パターンが重なった部分の中間点、つまり隣接す
るループ状パターンが重なった部分の中間点で零となる
グラフとなる。
【0037】たとえば、図12(C)において(ex2
−ex1)を示すグラフ(実線で示す部分)は、Xルー
プX2の中心C2から、XループX1が重ねられた部分
の中間点Q1までの距離(重ねピッチの1/2、つまり
P1/4)と(ex2−ex1)との関係を示す。今、
仮に座標入力ペン60が点Q2に存在する場合、(ex
2−ex1)を検出すれば中心C2からQ2点までの距
離ΔQ2Xを検出できるため、Q2点のX座標を求める
ことができる。この実施形態では、コイル幅P1が50
mmであるから、P1/4=12.5mmである。たと
えば、図12(C)において(ex1−ex2)の特性
を示す部分(実線で描いた部分)を8bitのデジタル
データに変換すると、図13(A)に示すグラフを得
る。このグラフをテーブル形式に変換すると、図13
(B)に示す座標算出テーブル58aを得る。この座標
算出テーブル58aは、ROM58(図11)などに記
憶され、ペン60の位置座標の演算に用いられる。
【0038】[電子黒板1の主な電気的構成および制御
内容]次に、電子黒板1の主な電気的構成および制御内
容について図11、図14および図15を参照して説明
する。図11は電子黒板1の電気的構成をブロックで示
す説明図である。図14は図11に示すCPU56が実
行する主な制御内容を示すフローチャートであり、図1
5はCPU56が図14のS300において実行する座
標読取・ペン情報検出処理の流れを示すフローチャート
である。図11に示す制御装置50に備えられたCPU
56は、電源ボタン38(図6)がONしたことを検出
すると(ステップ(以下、Sと略す)100:Ye
s)、ROM58に記憶されている制御プログラムおよ
び座標算出テーブル58a(図13(B))などをRA
M59のワークエリアにロードするなどの初期設定を行
い(S200)、座標読取・座標入力ペン情報検出処理
を実行する(S300)。
【0039】(座標読取・座標入力ペン情報検出処理)
ここで座標読取・座標入力ペン情報検出処理について図
13(C)および図15を参照して説明する。図13
(C)はRAM59の電圧値記憶エリア59aに電圧値
が記憶された状態を示す説明図である。CPU56は、
XループX1〜Xmを順に選択するコイル選択信号を入
出力回路(I/O)53を介してXループ切替え回路5
0aに出力することにより、XループX1〜Xmのスキ
ャンを行う(S302)。続いて座標入力ペン60のコ
イルL1が出力した交番磁界と、いずれかのXループと
の磁気結合によって発生した信号は、増幅器50c(図
11)によって増幅される。バンドパスフィルタ(BP
F)50dは、増幅信号の帯域のうち、コイルL1が出
力した交番磁界の周波数帯域を取出し、その出力信号
は、振幅検波回路51によって振幅検波される。A/D
変換回路52は、検波信号をその振幅、つまり電圧値に
対応したデジタル信号に変換し、そのデジタル信号は、
入出力回路(I/O)53を介してCPU56に入力さ
れる。また、バンドパスフィルタ(BPF)50dから
出力された信号は、リミッタ回路54によって方形波に
変換され、FSK復調回路55に出力される。続いてF
SK復調回路55は、リミッタ出力信号の立上がりを検
出すると、システムクロックを用いてリミッタ出力信号
の周期のカウントを開始し、リミッタ出力信号の次の立
上がりを検出すると、上記カウント値を入出力回路(I
/O)53を介してCPU56へ出力する。続いてCP
U56は、入力したカウント値に基づいてペン属性を判
定する。
【0040】続いてCPU56は、座標入力ペン60を
検出したと判定し(S304:Yes)、コイルL1が
出力した交番磁界によって各Xループに発生した電圧の
電圧値e1〜emを図13(C)に示すように、Xルー
プのコイル番号と対応付けてRAM59の電圧値記憶エ
リア59aに順次記憶する(S306)。続いてCPU
56は、電圧値記憶エリア59aに記憶された各電圧値
に基づいて以下の手順によって座標入力ペン60のX座
標を演算する。ここでは、電圧値e1〜emに基づいて
X座標Xnを演算する場合(S308)を例に挙げて説
明する。
【0041】まず、電圧値記憶エリア59aに記憶され
ている電圧値e1〜emの中で最大の電圧値emaxを
選択し、その電圧値emaxを発生したXコイルのコイ
ル番号(以下、maxと称する)をRAM59に記憶す
る。たとえば、図12(A)に示すように、ペン60は
位置Q2に存在し、図12(B)に示すように、Xコイ
ルX1,X2,X3からそれぞれ電圧値e1,e2,e
3が発生したとすると、最大の電圧値e2を選択し、そ
の電圧値e2を発生したXコイルのコイル番号2をma
xとしてRAM59に記憶する。そして、CPU56は
emaxの両隣の電圧値emax±1のうち大きい方を
決定し、その決定した電圧値を発生したXコイルのコイ
ル番号(以下、max2と称する)をRAM59に記憶
する。
【0042】図12(B)に示す例では、e2の両隣の
電圧値e3,e1のうち大きい方のe1を決定し、その
e1を発生したXコイルのコイル番号1をmax2とし
てRAM59に記憶する。続いてCPU56は、RAM
59に記憶されたコイル番号maxおよびmax2を比
較して、コイル番号max2はコイル番号maxからX
軸の+方向または−方向のどちらに存在しているかを判
定する。そして、max2≧maxである場合は、変数
SIDEを1に設定し、max2<maxである場合
は、変数SIDEを−1に設定する。図12に示す例で
は、max=2で、max2=1であるから、max2
<maxとなり、変数SIDEを(−1)に設定する。
続いてCPU56は、
【0043】 DIFF=e(max)−e(max2)・・・(1)
【0044】を演算し、その演算されたDIFFに最も
近い位置座標をROM58に記憶されている位置座標テ
ーブル58aから読出し、それをOFFSETとする。
続いてCPU56は、
【0045】 X1=(P1/2)×max+OFFSET×SIDE・・・(2)
【0046】を演算し、X座標X1を求める。ここで、
(P1/2)×maxは、コイル番号maxの中心のX
座標を示す。図12に示す例では、(2)式は、X1=
(P1/2)×2+(e2−e1)×(−1)となり、
位置Q2のX座標は、XコイルX2の中心線C2からX
軸の−方向に(e2−e1)に対応する距離、たとえば
ΔQ2X離れた座標となる。そしてCPU56は、座標
入力ペン60の属性が検出されたことを示す属性検出フ
ラグが立っているかを判定するが(S310)、ここで
はまだ属性は検出されていないためS312へ進み(S
310:No)、FSK復調回路のカウント値を読込
み、そのカウント値に基づいてペン属性を検出する(S
314)。続いてCPU56は、属性検出フラグを立て
(S316)、各Yコイルのスキャンを実行し(S31
8)、各Yコイルから検出した電圧値をRAM59のY
コイル用の電圧値記憶エリアに記憶する(S320)。
続いてCPU56は、前述のS310におけるX座標の
演算と同じ手法を用いてペン60のY座標Ynを演算し
(S322)、S314において検出したペン属性と、
S308において演算したX座標XnおよびS322に
おいて演算したY座標Ynとを対応付けてRAM59の
所定の記憶領域に記憶する。
【0047】またCPU56は、図14に示すように、
ページ戻りボタン33、ページ送りボタン34および消
去ボタン35(図6)のいずれかの操作に対応したペー
ジ処理(S400)、インターフェース57(図11)
を介してプリンタ出力ボタン36またはPC出力ボタン
37の操作に対応したデータ出力処理(S500)、音
声回路31aを介してスピーカ31から操作音や警告音
などの音声を出力する音声出力処理(S600)および
イレーサ40の位置座標を検出して対応するデータを消
去するイレーサ処理(S700)などを実行する。
【0048】[第1実施形態の効果]以上のように、第
1実施形態の座標入力ペンおよびカートリッジを使用す
れば、発振回路65を動作させるためのスイッチが、ペ
ン本体61から取外し可能なカートリッジ70に取付け
られているため、スイッチが寿命になった場合であって
も、カートリッジ70のみを新しいものに交換するだけ
でよい。したがって、従来のように、ペン本体61ごと
交換する座標入力ペンよりも、座標入力ペン60の維持
費を低減することができる。特に、スイッチとして安価
なメンブレンスイッチ60を使用するため、座標入力ペ
ン60の維持費をより一層低減することができる。ま
た、カートリッジ70を新しいものに交換するたびにス
イッチも新しいものに交換されるため、座標入力ペン6
0を長期にわたって使用しても、スイッチの動作不良に
より座標入力ペン60が機能しなくなるおそれがない。
しかも、座標入力ペン60を長期にわたって使用して
も、スイッチがへたってバネ力が衰えるおそれがないた
め、良好な筆記フィーリングを維持することができる。
さらに、メンブレンスイッチ80のカバー87の厚さや
材質を変更することにより、カバー87のバネ力を調節
することができるため、筆記者に最適な筆記感覚を有す
る座標入力ペンを実現することができる。
【0049】[第2実施形態]次に、この発明の第2実
施形態について図16を参照して説明する。図16は、
この実施形態に係る座標入力ペンに装着されるカートリ
ッジの内部構造の一部を示す説明図である。なお、ペン
本体の構成は、第1実施形態のペン本体61と略同じ構
成であるため説明を省略する。カートリッジ100のカ
ートリッジ本体101の後端面には、プッシュON式の
スイッチ103が取付けられており、そのスイッチ10
3の上面には、棒状の開閉部材104が昇降自在に設け
られている。開閉部材104の下部は、スイッチ103
に内蔵された図示しないコイルスプリングなどによって
支持されており、そのバネ力に抗してスイッチ103内
部に沈み込み、あるいはバネ力(復元力)によってスイ
ッチ103の上面から頭部を浮上させる。開閉部材10
4の下方には、接点105,107と、接点105に基
端が取付けられたリード106とが内蔵されている。ま
た、接点105,107は、それぞれリード線109の
一端に接続されており、各リード線109の他端にはバ
ネ式の接点102がそれぞれ接続されている。各接点1
02はカートリッジ本体101の側面から突出してい
る。
【0050】そして、カートリッジ本体101をペン本
体に挿入すると(矢印F1で示す方向)、開閉部材10
4の先端が、ペン本体内部に取付けられた規制板108
の下面によって押され、矢印F2で示す方向に沈み込
み、リード106を押し下げ、リード106が接点10
7に接触し、接点105,107間が短絡する。また、
各接点102は、ペン本体内部に取付けられた保持部材
(たとえば図3に示した保持部材66)に取付けられた
接点と電気的に接続される。以上のように、第2実施形
態の座標入力ペンおよびカートリッジ100を使用すれ
ば、スイッチ103がカートリッジ本体101に取付け
られているため、座標入力ペンの維持費を低減すること
ができるなど、第1実施形態と同じような効果を奏する
ことができる。また、上記コイルスプリングなどのバネ
力を変更することにより、筆記者の好みに応じた筆記感
覚を有する座標入力ペンを実現することができる。
【0051】[第3実施形態]次に、この発明の第3実
施形態について図17を参照して説明する。図17は、
この実施形態に係る座標入力ペンに装着されるカートリ
ッジの内部構造の一部を示す説明図である。なお、ペン
本体の構成は、第1実施形態のペン本体61と略同じ構
成であるため説明を省略する。カートリッジ200のカ
ートリッジ本体201の後端には、空間220が形成さ
れており、その空間220には、プッシュOFF式のス
イッチ203が収容されている。スイッチ203は、板
状部材204と、その下面中央を支持する棒状の支持部
材205と、この支持部材205が挿通されたコイルス
プリング206と、板状部材204の上面中央から突出
形成された棒状の突起部材207と、板状部材204の
上面に取付けられた接点208,209と、接点20
8,209間を接続するリード210と、接点208,
209とそれぞれ対向する接点211,212と、接点
211,212に接続されたリード線215,215
と、各リード線215に接続されたバネ式の接点20
2,202とを備える。
【0052】カートリッジ本体201の後端面には、空
間220に連通する孔221が上下方向に貫通形成され
ており、その孔221に突起部材207の頭部が位置し
ている。規制板213の下面中央には、棒状の開閉部材
214が突出形成されている。カートリッジ本体201
がペン本体に収容されていない状態では、コイルスプリ
ング206のバネ力によって板状部材204は上昇して
おり、接点208,209と接点211,212とは、
それぞれ接触している。そして、カートリッジ本体20
1をペン本体に挿入すると(矢印F1で示す方向)、開
閉部材214の先端が孔221に挿入され(矢印F2で
示す方向)、突起部材207の頭部を下方へ押し下げ
る。これにより、板状部材204はコイルスプリング2
06のバネ力(復元力)に抗して下降し、接点211,
212から接点208,209がそれぞれ離れ、スイッ
チ203がOFFとなる。また、各接点202は、ペン
本体内部に取付けられた保持部材(たとえば図3に示し
た保持部材66)に取付けられた接点と電気的に接続さ
れる。以上のように、第3実施形態の座標入力ペンおよ
びカートリッジ200を使用すれば、スイッチ203が
カートリッジ本体201に取付けられているため、座標
入力ペンの維持費を低減することができるなど、第1実
施形態と同じような効果を奏することができる。また、
上記コイルスプリング206のバネ力を変更することに
より、筆記者の好みに応じた筆記感覚を有する座標入力
ペンを実現することができる。
【0053】[第4実施形態]次に、この発明の第4実
施形態について図18を参照して説明する。図18は、
この実施形態に係る座標入力ペンに装着されるカートリ
ッジの内部構造の一部を示す説明図である。なお、ペン
本体の構成は、第1実施形態のペン本体61と略同じ構
成であるため説明を省略する。カートリッジ300のカ
ートリッジ本体301の後端には、空間320が形成さ
れており、その空間320には、プッシュOFF式のス
イッチ303が収容されている。スイッチ303は、空
間320の内部上壁に取付けられた接点308,309
と、接点308に基端が取付けられたリード310と、
接点308,309に接続されたリード線315,31
5と、各リード線315に接続されたバネ式の接点30
2,302とを備える。
【0054】カートリッジ本体301の後端面には、空
間320に連通する孔321が上下方向に貫通形成され
ている。規制板313の下面中央には、棒状の開閉部材
314が突出形成されている。カートリッジ本体301
がペン本体に収容されていない状態では、リード310
は、自身のバネ力により、図中実線で示す位置にあり、
接点308,309間を短絡してスイッチ303はON
した状態になっている。そして、カートリッジ本体30
1をペン本体に挿入すると(矢印F1で示す方向)、開
閉部材314の先端が孔321に挿入され(矢印F2で
示す方向)、リード310を下方へ押し下げる。これに
より、リード310は接点309から離れ、スイッチ3
03がOFFとなる。また、各接点302は、ペン本体
内部に取付けられた保持部材(たとえば図3に示した保
持部材66)に取付けられた接点と電気的に接続され
る。以上のように、第4実施形態の座標入力ペンおよび
カートリッジ300を使用すれば、スイッチ303がカ
ートリッジ本体301に取付けられているため、座標入
力ペンの維持費を低減することができるなど、第1実施
形態と同じような効果を奏することができる。また、上
記リード310のバネ力を変更することにより、筆記者
の好みに応じた筆記感覚を有する座標入力ペンを実現す
ることができる。
【0055】なお、上述の各実施形態では、スイッチを
カートリッジ本体の後端に取付けた場合を説明したが、
カートリッジ本体の側面、先端部近傍などにも取付ける
ことができる。また、上述の各実施形態では、カートリ
ッジに取付けるスイッチとして機械式のものを例に挙げ
て説明したが、圧電式スイッチ、あるいはフォトカプラ
などの光学式スイッチなどを使用することもできる。ま
た、上述の各実施形態では、この発明に係る座標入力ペ
ンとして、コイルから交番磁界を発生する座標入力ペン
を例に挙げて説明したが、この発明は、赤外線などの光
を出力するもの、あるいは信号をケーブルを介して電子
黒板などの座標読取装置へ送信する方式のものにも適用
することができる。さらに、座標入力ペンおよびカート
リッジの構成、構造、構成部材の形状、材質などは上述
の各実施形態に記載した内容に限定されるものではな
い。
【0056】ところで、電子黒板1が、請求項1に記載
の座標読取装置に対応し、筆記面21aが座標入力面に
対応し、発振回路65、電池63およびコイルL1が信
号出力手段に対応する。また、カバー87が請求項3に
記載の開閉部材に対応し、接点88が導電面に対応す
る。さらに、リード91,92および接触子91a,9
2aが請求項1および請求項4に記載の接続手段に対応
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る座標入力ペンの
外観および主な内部構造を示す説明図である。
【図2】図1に示す座標入力ペンに装着されたカートリ
ッジの上部を示す説明図である。
【図3】図3(A)は図1に示す座標入力ペンの上部の
縦断面図であり、図3(B)は図3(A)に示すカート
リッジに取付けられたメンブレンスイッチの縦断面図で
ある。
【図4】図4(A)は図2に示すカートリッジの上端の
平面図であり、図4(B)はカートリッジに取付けられ
たメンブレンスイッチの展開図である。
【図5】座標入力ペン60の電気的構成を示す説明図で
ある。
【図6】電子黒板の主要構成を示す外観斜視説明図であ
る。
【図7】図6に示す電子黒板にPCおよびプリンタを接
続した状態を示す説明図である。
【図8】電子黒板1と他の電子黒板1との間でデータの
通信を行う場合のネットワークの構成をブロックで示す
説明図である。
【図9】筆記パネル本体20の各構成部材を示す説明図
である。
【図10】図10(A)は、図9に示すループ状パター
ン23の構成を一部を省略して示す説明図であり、図1
0(B)は、図10(A)に示すループ状パターン23
の幅および重ねピッチを示す説明図である。
【図11】電子黒板1の電気的構成をブロックで示す説
明図である。
【図12】図12(A)はXループX1〜X3の一部を
示す説明図であり、図12(B)は図12(A)に示す
XループX1〜X3に発生する電圧と幅方向の距離との
関係を示すグラフであり、図12(C)は図12(A)
に示すXループX1〜X3の相互に隣接するループ状パ
ターン間の電圧差を示すグラフである。
【図13】図13(A)は8bitのデジタルデータと
位置座標との関係を示すグラフであり、図13(B)は
座標算出テーブルの説明図であり、図13(C)はRA
M59の電圧値記憶エリア59aに電圧値が記憶された
状態を示す説明図である。
【図14】図11に示すCPU56が実行する主な制御
内容を示すフローチャートである。
【図15】CPU56が図14のS300において実行
する座標読取・ペン情報検出処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図16】第2実施形態に係る座標入力ペンに装着され
るカートリッジの内部構造の一部を示す説明図である。
【図17】第3実施形態に係る座標入力ペンに装着され
るカートリッジの内部構造の一部を示す説明図である。
【図18】第4実施形態に係る座標入力ペンに装着され
るカートリッジの内部構造の一部を示す説明図である。
【図19】従来の座標入力ペンの内部構造を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 電子黒板(座標読取装置) 21a 筆記面(座標入力面) 60 座標入力ペン 61 ペン本体 62 蓋 63 電池 64 回路基板 70 カートリッジ 71 カートリッジ本体 72 ペン先 80 メンブレンスイッチ(スイッチ) 90 開閉部材 91,92 リード(接続手段) 91a,92a 接触子(接続手段) L1 コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標入力ペンから出力される信号に基づ
    いて座標入力面上の前記座標入力ペンの位置座標を読み
    取る座標読取装置に用いる前記座標入力ペンにおいて、 ペン本体と、 このペン本体に取外し可能に収容されており、前記座標
    入力面上に記録するための記録材料が収容されたカート
    リッジと、 このカートリッジの所定箇所に取付けられており、開閉
    動作可能なスイッチと、 このスイッチを開閉させる開閉部材と、 前記ペン本体と前記スイッチとの間に設けられ、前記ス
    イッチと前記ペン本体とを電気的に接続する接続手段
    と、 この接続手段と電気的に接続されており、前記スイッチ
    の開閉に対応して前記信号を出力する信号出力手段と、 を備えたことを特徴とする座標入力ペン。
  2. 【請求項2】 前記カートリッジの先端には、前記カー
    トリッジに収容された記録材料が染み出るペン先が取付
    けられており、 前記カートリッジは、前記ペン先で前記座標入力面を押
    圧した際に前記座標入力面から離れる方向に変位するよ
    うに前記ペン本体に収容されており、 前記スイッチはバネ性を有しており、前記カートリッジ
    が前記方向に変位した際に前記開閉部材により開閉動作
    され、かつ、その開閉動作する際に発生するバネ力に応
    じて、前記カートリッジが前記方向に変位する力に抗す
    る力を発生することを特徴とする請求項1に記載の座標
    入力ペン。
  3. 【請求項3】 前記開閉部材は、前記スイッチに接触し
    てそのスイッチを閉じた状態にする導電面を有してお
    り、 前記スイッチおよび開閉部材は、メンブレンスイッチを
    構成することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の座標入力ペン。
  4. 【請求項4】 座標入力ペンから出力される信号に基づ
    いて座標入力面上の前記座標入力ペンの位置座標を読み
    取る座標読取装置の前記座標入力ペンのペン本体に装着
    されるカートリッジにおいて、 前記ペン本体に取外し可能に収容されるように構成さ
    れ、前記座標入力面上に記録するための記録材料が収容
    されたカートリッジ本体と、 このカートリッジ本体の所定箇所に取付けられており、
    開閉動作可能なスイッチと、 このスイッチと前記ペン本体とを電気的に接続させるた
    めの接続手段と、 を備えたことを特徴とする座標入力ペンに装着されるカ
    ートリッジ。
JP2000093684A 2000-03-30 2000-03-30 座標入力ペンおよび座標入力ペンに装着されるカートリッジ Pending JP2001282438A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000093684A JP2001282438A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 座標入力ペンおよび座標入力ペンに装着されるカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000093684A JP2001282438A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 座標入力ペンおよび座標入力ペンに装着されるカートリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001282438A true JP2001282438A (ja) 2001-10-12

Family

ID=18608836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000093684A Pending JP2001282438A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 座標入力ペンおよび座標入力ペンに装着されるカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001282438A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019202797A1 (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 株式会社ワコム 後端部コネクタを備える電子ペン用カートリッジ
WO2020003688A1 (ja) * 2018-06-28 2020-01-02 株式会社ワコム 圧力検出素子
WO2020000323A1 (zh) * 2018-06-28 2020-01-02 深圳市柔宇科技有限公司 触控笔
CN112130681A (zh) * 2020-09-11 2020-12-25 Oppo广东移动通信有限公司 触控笔及其笔尖保护装置、电子设备
WO2021070516A1 (ja) * 2019-10-11 2021-04-15 株式会社ワコム 電子ペン及び電子ペン本体部

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019202797A1 (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 株式会社ワコム 後端部コネクタを備える電子ペン用カートリッジ
JPWO2019202797A1 (ja) * 2018-04-17 2020-07-02 株式会社ワコム 後端部コネクタを備える電子ペン用カートリッジ
JP2020181606A (ja) * 2018-04-17 2020-11-05 株式会社ワコム 電子ペン用カートリッジ及び電子ペン
JP7254750B2 (ja) 2018-04-17 2023-04-10 株式会社ワコム 電子ペン用カートリッジ及び電子ペン
WO2020003688A1 (ja) * 2018-06-28 2020-01-02 株式会社ワコム 圧力検出素子
WO2020000323A1 (zh) * 2018-06-28 2020-01-02 深圳市柔宇科技有限公司 触控笔
JPWO2020003688A1 (ja) * 2018-06-28 2021-08-19 株式会社ワコム 圧力検出素子
JP7234233B2 (ja) 2018-06-28 2023-03-07 株式会社ワコム 圧力検出素子
WO2021070516A1 (ja) * 2019-10-11 2021-04-15 株式会社ワコム 電子ペン及び電子ペン本体部
CN112130681A (zh) * 2020-09-11 2020-12-25 Oppo广东移动通信有限公司 触控笔及其笔尖保护装置、电子设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6724373B1 (en) Electronic whiteboard hot zones for controlling local and remote personal computer functions
CA2023965C (en) Portable graphic computer apparatus
US8917985B2 (en) Imaging apparatus
EP2039405A2 (en) Imaging apparatus
US6639585B1 (en) Coordinate reading device
US6784876B1 (en) Coordinate reading device
JP2001282438A (ja) 座標入力ペンおよび座標入力ペンに装着されるカートリッジ
JP4419305B2 (ja) 座標読み取り装置
JP2001142646A (ja) 座標入力装置のイレーサ
JP2001282444A (ja) 座標入力器具および座標読取装置
JP4078764B2 (ja) 座標読取装置
JP2001051786A (ja) 座標入力ペンおよび座標読取装置
CN214846642U (zh) 便携式可记录电子笔记簿
CN217690128U (zh) 智能手写点读装置
JP3945084B2 (ja) 座標読取装置
JP3918373B2 (ja) 座標読取装置
JP2001043006A (ja) 座標読取装置
JP2001134368A (ja) 座標読取装置
JP2001056736A (ja) 座標読取装置用の筆記装置
CN216434975U (zh) 一种具有智能语音交互功能的点读笔
JP2001100902A (ja) 図形入力装置
JP2001056735A (ja) 座標読取装置用の筆記装置
JP2001092587A (ja) 座標入力器具
CN216561846U (zh) 词典笔
JP2001345975A (ja) 通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051207