JP2001282360A - 動作物体の位置決め方法及び位置決め装置 - Google Patents
動作物体の位置決め方法及び位置決め装置Info
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- JP2001282360A JP2001282360A JP2000098456A JP2000098456A JP2001282360A JP 2001282360 A JP2001282360 A JP 2001282360A JP 2000098456 A JP2000098456 A JP 2000098456A JP 2000098456 A JP2000098456 A JP 2000098456A JP 2001282360 A JP2001282360 A JP 2001282360A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転している容器を停止させるときの位置決
めを、高精度で、しかも短時間で行えるようにする。 【解決手段】 停止信号が与えられた時点で、動作実行
手段2に与えられた初期動作パルス数と容器Wの実際の
動作パルス数とから偏差パルス数を求め、これによって
偏差パルス数を含まない実制動パルス数を求めて、この
実制動パルス数で動作実行手段2を制御するようにした
ので、物体の動作が加減速中であるか否かの影響は受け
ないことになる。
めを、高精度で、しかも短時間で行えるようにする。 【解決手段】 停止信号が与えられた時点で、動作実行
手段2に与えられた初期動作パルス数と容器Wの実際の
動作パルス数とから偏差パルス数を求め、これによって
偏差パルス数を含まない実制動パルス数を求めて、この
実制動パルス数で動作実行手段2を制御するようにした
ので、物体の動作が加減速中であるか否かの影響は受け
ないことになる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動作物体の位置決
め方法及び位置決め装置に関するものである。
め方法及び位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】飲料水や化粧品等を詰めた円筒形の容器
に対し、その外周面の決められた位置にステッカーを貼
り付けるうえで、容器を一旦、その筒軸を自転軸(中
心)として回転させ、そのうえでその周方向の所定位置
で停止させる場合を例に挙げて、この容器(即ち、物
体)の回転(即ち、動作)を位置決め停止させる方法を
説明する。図4は、この場合に用いられていた従来にお
ける位置決め装置100の一例を示したブロック図であ
る。
に対し、その外周面の決められた位置にステッカーを貼
り付けるうえで、容器を一旦、その筒軸を自転軸(中
心)として回転させ、そのうえでその周方向の所定位置
で停止させる場合を例に挙げて、この容器(即ち、物
体)の回転(即ち、動作)を位置決め停止させる方法を
説明する。図4は、この場合に用いられていた従来にお
ける位置決め装置100の一例を示したブロック図であ
る。
【0003】この位置決め装置100は、容器Wを不動
状態に保持する物体保持部101及びその回転機構(モ
ータ駆動部)102より成る動作実行手段103と、こ
の動作実行手段103に向けて駆動用パルスを出力する
駆動制御部104と、容器Wの外周面に予め印刷等によ
って設けられた位置決めポイント(アイマーク)Mを検
出したときに上記駆動制御部104に向けて停止信号を
出力する光電センサ等の停止指示部105とを有したも
のとなっている。なお、図示した物体保持部101は、
容器Wを起立状態で載置する旋回台であるものとした
が、その他にも容器用ハンドリング装置等を含むもので
ある。
状態に保持する物体保持部101及びその回転機構(モ
ータ駆動部)102より成る動作実行手段103と、こ
の動作実行手段103に向けて駆動用パルスを出力する
駆動制御部104と、容器Wの外周面に予め印刷等によ
って設けられた位置決めポイント(アイマーク)Mを検
出したときに上記駆動制御部104に向けて停止信号を
出力する光電センサ等の停止指示部105とを有したも
のとなっている。なお、図示した物体保持部101は、
容器Wを起立状態で載置する旋回台であるものとした
が、その他にも容器用ハンドリング装置等を含むもので
ある。
【0004】一般に、このように物体を位置決めさせる
作用を含んだ装置類では、その駆動源として、与えるパ
ルス数によって回転量(回転角)の制御ができるステッ
ピングモータやサーボモータが用いられるところである
が、上記のような用途とされる位置決め装置100に関
して言えば、殆どの場合、サーボモータが採用されるこ
とになる。なぜなら、この位置決め装置100では、流
れ作業のライン中に組み込まれることになり、そのため
に動作実行手段103のうち、物体保持部101や回転
機構102で具備されるモータ108は、容器Wの受け
取りや放出のために高速移動が必要とされ、小型でなけ
ればならず、そのうえで物体保持部101に負荷する容
器荷重に対応するだけの十分な始動トルクが必要とされ
るためである。
作用を含んだ装置類では、その駆動源として、与えるパ
ルス数によって回転量(回転角)の制御ができるステッ
ピングモータやサーボモータが用いられるところである
が、上記のような用途とされる位置決め装置100に関
して言えば、殆どの場合、サーボモータが採用されるこ
とになる。なぜなら、この位置決め装置100では、流
れ作業のライン中に組み込まれることになり、そのため
に動作実行手段103のうち、物体保持部101や回転
機構102で具備されるモータ108は、容器Wの受け
取りや放出のために高速移動が必要とされ、小型でなけ
ればならず、そのうえで物体保持部101に負荷する容
器荷重に対応するだけの十分な始動トルクが必要とされ
るためである。
【0005】しかし、このために従来の位置決め装置1
00では次のような制御上の不具合があった。すなわ
ち、サーボモータであるモータ108にはエンコーダ1
10が付設されおり、このエンコーダ110により実際
の回転量(回転角度)からそれに相当する動作パルスを
計数するようになっている。図5に示すように、この動
作パルスはモータ108に与えられる駆動用パルスに対
して常に遅れを生じるものとなっている。この遅れ量
は、その瞬間のパルス数として見れば駆動用パルス数よ
りも動作パルス数の方が少ない状態となっているもので
あり、この状態の両者の差を「偏差パルス」と言う。
00では次のような制御上の不具合があった。すなわ
ち、サーボモータであるモータ108にはエンコーダ1
10が付設されおり、このエンコーダ110により実際
の回転量(回転角度)からそれに相当する動作パルスを
計数するようになっている。図5に示すように、この動
作パルスはモータ108に与えられる駆動用パルスに対
して常に遅れを生じるものとなっている。この遅れ量
は、その瞬間のパルス数として見れば駆動用パルス数よ
りも動作パルス数の方が少ない状態となっているもので
あり、この状態の両者の差を「偏差パルス」と言う。
【0006】そこで、停止指示部105から停止信号S
が出力されたとき、上記駆動制御部104は、容器Wの
位置決めポイントMを所定の停止目標位置に停止させる
ための目標制動パルス数(時間短縮を図るために可及的
に少なくして予め設定したもの)を、ドライバ111へ
与え、容器Wを減速させつつ所定回転後に停止させるよ
うにしていたが、この停止信号Sの出力時点でドライバ
111は既に、駆動用パルスとして偏差パルス分を受け
取ってしまっている。従って、実際に容器Wが回転を停
止するのは、位置決めポイントMが停止目標位置を行き
過ぎた位置となる。
が出力されたとき、上記駆動制御部104は、容器Wの
位置決めポイントMを所定の停止目標位置に停止させる
ための目標制動パルス数(時間短縮を図るために可及的
に少なくして予め設定したもの)を、ドライバ111へ
与え、容器Wを減速させつつ所定回転後に停止させるよ
うにしていたが、この停止信号Sの出力時点でドライバ
111は既に、駆動用パルスとして偏差パルス分を受け
取ってしまっている。従って、実際に容器Wが回転を停
止するのは、位置決めポイントMが停止目標位置を行き
過ぎた位置となる。
【0007】上記偏差パルスは、容器Wの回転数が一定
(等速回転中)であるときにはこれと同じく一定(不
変)であり、従ってその回転停止位置も一定になること
から、このときに停止信号Sが出力されることが決まっ
ていると仮定するならば、この実際の回転停止位置を停
止目標位置として設定すればよいことになる。しかし、
実際上、停止信号Sは容器Wが加減速中にあるときにも
出力される可能性が当然にある。即ち、停止信号Sの出
力タイミングは全くの不特定なものである。上記偏差パ
ルスは、容器Wの回転数が加減速中にあるときにはこれ
と比例的に増減するが、その増減率は一定ではない。そ
のため、停止信号Sの出力されるタイミングが僅かでも
異なれば、位置決めポイントMの実際の停止位置は、そ
の都度、バラバラになってしまうのである。
(等速回転中)であるときにはこれと同じく一定(不
変)であり、従ってその回転停止位置も一定になること
から、このときに停止信号Sが出力されることが決まっ
ていると仮定するならば、この実際の回転停止位置を停
止目標位置として設定すればよいことになる。しかし、
実際上、停止信号Sは容器Wが加減速中にあるときにも
出力される可能性が当然にある。即ち、停止信号Sの出
力タイミングは全くの不特定なものである。上記偏差パ
ルスは、容器Wの回転数が加減速中にあるときにはこれ
と比例的に増減するが、その増減率は一定ではない。そ
のため、停止信号Sの出力されるタイミングが僅かでも
異なれば、位置決めポイントMの実際の停止位置は、そ
の都度、バラバラになってしまうのである。
【0008】そこで、従来は、このような不具合を払拭
して容器Wの回転停止時における位置決め精度を高める
ために、容器Wを回転させ始めた後、加速が終わるまで
の所定の時間帯T内では、停止指示部105から停止信
号Sが出力されてもこれを無視するようにして、物体保
持部101(サーボモータ)が等速回転に移るのを待つ
ような制御を行っていた。
して容器Wの回転停止時における位置決め精度を高める
ために、容器Wを回転させ始めた後、加速が終わるまで
の所定の時間帯T内では、停止指示部105から停止信
号Sが出力されてもこれを無視するようにして、物体保
持部101(サーボモータ)が等速回転に移るのを待つ
ような制御を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、動作実
行手段103のモータ108としてサーボモータを用い
ざるを得ないという事情の中で、従来の位置決め方法で
は、容器Wの加速回転中に、停止指示部105からの停
止信号Sを無視する時間帯Tを設けるといった対策を採
っていたため、この時間帯Tが位置決め作業として全く
無駄になり、作業効率を高めようとするときに重大なネ
ックになっていた。本発明は、上記事情に鑑みてなされ
たものであって、回転等の動作をしている容器等の物体
についてその動作を停止させるときの位置決めを、高精
度で、しかも短時間で行えるようにした動作物体の位置
決め方法及び位置決め装置を提供することを目的とす
る。
行手段103のモータ108としてサーボモータを用い
ざるを得ないという事情の中で、従来の位置決め方法で
は、容器Wの加速回転中に、停止指示部105からの停
止信号Sを無視する時間帯Tを設けるといった対策を採
っていたため、この時間帯Tが位置決め作業として全く
無駄になり、作業効率を高めようとするときに重大なネ
ックになっていた。本発明は、上記事情に鑑みてなされ
たものであって、回転等の動作をしている容器等の物体
についてその動作を停止させるときの位置決めを、高精
度で、しかも短時間で行えるようにした動作物体の位置
決め方法及び位置決め装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発明に係る動
作物体の位置決め方法では、次のようにする。モータ駆
動方式による物体の動作実行手段に初期動作パルスを与
えて物体に所定動作を行わせつつ、同時に、この物体に
ついて動作開始時からの実際の動作量を動作パルスとし
て計数する。そして、その後に停止信号が与えられたと
きに、この時点の初期動作パルスの発振数から上記動作
パルスの計数値を減算して偏差パルス数を求める。
に、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発明に係る動
作物体の位置決め方法では、次のようにする。モータ駆
動方式による物体の動作実行手段に初期動作パルスを与
えて物体に所定動作を行わせつつ、同時に、この物体に
ついて動作開始時からの実際の動作量を動作パルスとし
て計数する。そして、その後に停止信号が与えられたと
きに、この時点の初期動作パルスの発振数から上記動作
パルスの計数値を減算して偏差パルス数を求める。
【0011】そして、この偏差パルス数から、停止信号
の出力後に物体を停止目標位置に停止させるために予め
設定した目標制動パルス数を減算し、これによって実制
動パルス数を求める。このようにしたうえで、上記停止
信号が与えられた時点以降の初期動作パルスを無視させ
ると共に、これと入れ替え的に、この実制動パルス数を
動作実行手段に与え、上記動作実行手段に対するその後
の制御を行う。このようにして、物体の動作を停止させ
る。
の出力後に物体を停止目標位置に停止させるために予め
設定した目標制動パルス数を減算し、これによって実制
動パルス数を求める。このようにしたうえで、上記停止
信号が与えられた時点以降の初期動作パルスを無視させ
ると共に、これと入れ替え的に、この実制動パルス数を
動作実行手段に与え、上記動作実行手段に対するその後
の制御を行う。このようにして、物体の動作を停止させ
る。
【0012】動作実行手段は、従来例として例示したよ
うに、物体に対してその自転軸を中心とした回転をさせ
るものとすることができ、またこの場合、停止信号は、
物体自体に設けられた位置決めポイントをセンサ検出し
たときに出力されるものとすればよい。このようにする
ことにより、回転している物体を停止させるときの周方
向における位置決めを行うものとすることができる。一
方、この位置決め方法の実施に用いる本発明に係る動作
物体の位置決め装置では、モータ駆動方式による物体の
動作実行手段と、この動作実行手段に向けて駆動用パル
スを出力する駆動制御部と、この駆動制御部に向けて停
止信号を出力する停止指示部とを有したものとしたうえ
で、次のようにする。
うに、物体に対してその自転軸を中心とした回転をさせ
るものとすることができ、またこの場合、停止信号は、
物体自体に設けられた位置決めポイントをセンサ検出し
たときに出力されるものとすればよい。このようにする
ことにより、回転している物体を停止させるときの周方
向における位置決めを行うものとすることができる。一
方、この位置決め方法の実施に用いる本発明に係る動作
物体の位置決め装置では、モータ駆動方式による物体の
動作実行手段と、この動作実行手段に向けて駆動用パル
スを出力する駆動制御部と、この駆動制御部に向けて停
止信号を出力する停止指示部とを有したものとしたうえ
で、次のようにする。
【0013】すなわち、駆動制御部としては、複数のパ
ルス発振器と、これら各パルス発振器の出力端を上記停
止指示部からの停止信号に基づいて択一的に選択するパ
ルス切替部と、このパルス切替部において後順位的に選
択される方のパルス発振器に対して、その都度必要なパ
ルス数を算出し設定する中央処理部とを有したものとす
る。また駆動制御部として、その複数のパルス発振器
は、互いに同一のパルス間隔となる駆動用パルスを出力
可能となったものとする。
ルス発振器と、これら各パルス発振器の出力端を上記停
止指示部からの停止信号に基づいて択一的に選択するパ
ルス切替部と、このパルス切替部において後順位的に選
択される方のパルス発振器に対して、その都度必要なパ
ルス数を算出し設定する中央処理部とを有したものとす
る。また駆動制御部として、その複数のパルス発振器
は、互いに同一のパルス間隔となる駆動用パルスを出力
可能となったものとする。
【0014】この場合、パルス切替部によって最初に選
択されるパルス発振器は、動作実行手段をスタートさせ
てから1サイクル分の動作をさせることを見込んだ初期
動作パルスを発振することになる。また、パルス切替部
によって後順位的に選択されるパルス発振器は、動作実
行手段を所定パルス数で停止させるための実制動パルス
を発振することになる。駆動制御部として、その中央処
理部は、停止指示部から停止信号が出力された時点で、
その初期動作パルスの発振数と物体における実際の動作
パルスの計数値とを元に実制動パルス数を求めて、この
実制動パルス数を、パルス切替部で後順位的に選択され
るパルス発振器から出力させる構成のものとする。
択されるパルス発振器は、動作実行手段をスタートさせ
てから1サイクル分の動作をさせることを見込んだ初期
動作パルスを発振することになる。また、パルス切替部
によって後順位的に選択されるパルス発振器は、動作実
行手段を所定パルス数で停止させるための実制動パルス
を発振することになる。駆動制御部として、その中央処
理部は、停止指示部から停止信号が出力された時点で、
その初期動作パルスの発振数と物体における実際の動作
パルスの計数値とを元に実制動パルス数を求めて、この
実制動パルス数を、パルス切替部で後順位的に選択され
るパルス発振器から出力させる構成のものとする。
【0015】動作実行手段は、物体に対してその自転軸
を中心とした回転をさせるものとされていると共に、前
記停止指示部は、物体自体に設けられた位置決めポイン
トをセンサ検出したときに停止信号を出力するものとす
ればよい。
を中心とした回転をさせるものとされていると共に、前
記停止指示部は、物体自体に設けられた位置決めポイン
トをセンサ検出したときに停止信号を出力するものとす
ればよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。図1は、本発明に係る動作物体の
位置決め装置1の一実施形態を示すブロック構成図であ
る。本実施形態でも、物体が飲料水や化粧品等を詰めた
円筒形の容器Wであるものとし、またこの容器Wの外周
面の決められた位置にステッカーを貼り付けるに際して
容器Wを自転軸Pまわりで回転させ、そのうえで、その
周方向の位置決めをして停止させる場合を例に挙げて説
明する。
面に基づき説明する。図1は、本発明に係る動作物体の
位置決め装置1の一実施形態を示すブロック構成図であ
る。本実施形態でも、物体が飲料水や化粧品等を詰めた
円筒形の容器Wであるものとし、またこの容器Wの外周
面の決められた位置にステッカーを貼り付けるに際して
容器Wを自転軸Pまわりで回転させ、そのうえで、その
周方向の位置決めをして停止させる場合を例に挙げて説
明する。
【0017】この位置決め装置1は、動作実行手段2と
駆動制御部3と停止指示部4とを有している。このうち
動作実行手段2及び停止指示部4については従来と略同
じものを使用することができる。例えば動作実行手段2
としては、容器Wを不動状態に保持する物体保持部7
(図例では容器Wを起立状態で載置する旋回台とした)
と、これの回転機構(モータ駆動部)8とを有してい
る。
駆動制御部3と停止指示部4とを有している。このうち
動作実行手段2及び停止指示部4については従来と略同
じものを使用することができる。例えば動作実行手段2
としては、容器Wを不動状態に保持する物体保持部7
(図例では容器Wを起立状態で載置する旋回台とした)
と、これの回転機構(モータ駆動部)8とを有してい
る。
【0018】この回転機構8で具備されるモータ9に
は、やはりサーボモータが採用されている。従って、こ
のモータ9にはエンコーダ10が付設されたものとなっ
ており、このエンコーダ10により実際の回転角度から
それに相当した動作パルスを計数し、これをドライバ1
1内で駆動用パルスの発振数と常に比較するといった機
能を当然に有している。また停止指示部4は、光電セン
サ等より成るものであって、容器Wの外周面に予め印刷
等によって設けられた位置決めポイント(アイマーク)
Mを検出したときに、この検出信号を停止信号として、
上記駆動制御部3に向けて出力するようになっている。
は、やはりサーボモータが採用されている。従って、こ
のモータ9にはエンコーダ10が付設されたものとなっ
ており、このエンコーダ10により実際の回転角度から
それに相当した動作パルスを計数し、これをドライバ1
1内で駆動用パルスの発振数と常に比較するといった機
能を当然に有している。また停止指示部4は、光電セン
サ等より成るものであって、容器Wの外周面に予め印刷
等によって設けられた位置決めポイント(アイマーク)
Mを検出したときに、この検出信号を停止信号として、
上記駆動制御部3に向けて出力するようになっている。
【0019】駆動制御部3は、動作実行手段2に向けて
駆動用パルスを出力するところであって、少なくとも2
台のパルス発振器15,16(以下、説明の便宜上「第
1パルス発振器15」及び「第2パルス発振器16」と
言う)とパルス切替部17と中央処理部18とを有して
いる。また、本実施形態では、この駆動制御部3に対し
て更に、第1パルス発振器15で出力したパルス数を計
数するための第1カウンタ20と、動作実行手段2のエ
ンコーダ10に同期してパルス数を計数する第2カウン
タ21とが設けられたものを示している。
駆動用パルスを出力するところであって、少なくとも2
台のパルス発振器15,16(以下、説明の便宜上「第
1パルス発振器15」及び「第2パルス発振器16」と
言う)とパルス切替部17と中央処理部18とを有して
いる。また、本実施形態では、この駆動制御部3に対し
て更に、第1パルス発振器15で出力したパルス数を計
数するための第1カウンタ20と、動作実行手段2のエ
ンコーダ10に同期してパルス数を計数する第2カウン
タ21とが設けられたものを示している。
【0020】第1パルス発振器15及び第2パルス発振
器16は、いずれも、中央処理部18からの指令を受け
て起動を開始するように接続されており、それらの各起
動時には、互いに同一のパルス間隔で、駆動用パルスを
出力可能となったものである。そして、第1パルス発振
器15では、その起動の開始後に、動作実行手段2の物
体保持部7を少なくとも1回転させるのに十分となるだ
けのパルス数を発振して停止し、その後、リセットする
ようにように設定されており、また第2パルス発振器1
6では、起動の都度、中央処理部18から与えられる所
定のパルス数を発振して停止し、その後、リセットする
ように設定されている。
器16は、いずれも、中央処理部18からの指令を受け
て起動を開始するように接続されており、それらの各起
動時には、互いに同一のパルス間隔で、駆動用パルスを
出力可能となったものである。そして、第1パルス発振
器15では、その起動の開始後に、動作実行手段2の物
体保持部7を少なくとも1回転させるのに十分となるだ
けのパルス数を発振して停止し、その後、リセットする
ようにように設定されており、また第2パルス発振器1
6では、起動の都度、中央処理部18から与えられる所
定のパルス数を発振して停止し、その後、リセットする
ように設定されている。
【0021】パルス切替部17は、第1パルス発振器1
5の出力端と第2パルス発振器16の出力端とを、停止
指示部4からの停止信号に基づいて択一的に選択するよ
うになったもので、選択した方の出力端を動作実行手段
2のドライバ11へ接続させるようになっている。この
パルス切替部17では、最初に第1パルス発振器15を
選択し、次に第2パルス発振器16を選択するようにな
っている。従って、このパルス切替部17によって最初
に選択されることとなる第1パルス発振器15から出力
される駆動用パルスが、動作実行手段2をスタートさせ
てから1サイクル分動作させるための初期動作パルスと
なり、またこの後の順位としてパルス切替部17によっ
て選択されることとなる第2パルス発振器16から出力
される駆動用パルスが、動作実行手段2を減速させつつ
停止させるための実制動パルスとなる。
5の出力端と第2パルス発振器16の出力端とを、停止
指示部4からの停止信号に基づいて択一的に選択するよ
うになったもので、選択した方の出力端を動作実行手段
2のドライバ11へ接続させるようになっている。この
パルス切替部17では、最初に第1パルス発振器15を
選択し、次に第2パルス発振器16を選択するようにな
っている。従って、このパルス切替部17によって最初
に選択されることとなる第1パルス発振器15から出力
される駆動用パルスが、動作実行手段2をスタートさせ
てから1サイクル分動作させるための初期動作パルスと
なり、またこの後の順位としてパルス切替部17によっ
て選択されることとなる第2パルス発振器16から出力
される駆動用パルスが、動作実行手段2を減速させつつ
停止させるための実制動パルスとなる。
【0022】中央処理部18は、上記したように第1パ
ルス発振器15や第2パルス発振器16を起動させ、同
時にその起動時の駆動用パルスを所定パルス数に設定さ
せるところであるが、この他にも、第2パルス発振器1
6が出力する実制動パルスの設定数をその都度、算出す
るという作用を担っている。すなわち、いま、停止指示
部4から停止信号が出力されたものとすると、この時点
で、まず、第1カウンタ20による計数値(即ち、第1
パルス発振器15による初期動作パルスの発振数)か
ら、上記した第2カウンタ21による計数値(即ち、動
作実行手段2の物体保持部7が実際に回転した量を示す
動作パルス)を減算する。その結果、これら両者の差と
して表される偏差パルス数を求める。
ルス発振器15や第2パルス発振器16を起動させ、同
時にその起動時の駆動用パルスを所定パルス数に設定さ
せるところであるが、この他にも、第2パルス発振器1
6が出力する実制動パルスの設定数をその都度、算出す
るという作用を担っている。すなわち、いま、停止指示
部4から停止信号が出力されたものとすると、この時点
で、まず、第1カウンタ20による計数値(即ち、第1
パルス発振器15による初期動作パルスの発振数)か
ら、上記した第2カウンタ21による計数値(即ち、動
作実行手段2の物体保持部7が実際に回転した量を示す
動作パルス)を減算する。その結果、これら両者の差と
して表される偏差パルス数を求める。
【0023】そして、次に中央処理部18は、停止信号
Sの出力後に容器Wを停止目標位置に停止させるために
予め設定した目標制動パルス数を、この偏差パルス数か
ら減算する。これによって実制動パルス数を求める。そ
して、この得られた実制動パルス数を、第2パルス発振
器16に与える。なお、この中央処理部18には、例え
ばPLC(プログラマブルロジックコントローラ)やそ
の他適宜コンピュータ等を用いることができる。図2
は、縦軸を容器Wの回転停止位置とし、横軸を時間とし
て示した動作図である。また図3は、上記位置決め装置
1の動作状況を示したフローチャートである。
Sの出力後に容器Wを停止目標位置に停止させるために
予め設定した目標制動パルス数を、この偏差パルス数か
ら減算する。これによって実制動パルス数を求める。そ
して、この得られた実制動パルス数を、第2パルス発振
器16に与える。なお、この中央処理部18には、例え
ばPLC(プログラマブルロジックコントローラ)やそ
の他適宜コンピュータ等を用いることができる。図2
は、縦軸を容器Wの回転停止位置とし、横軸を時間とし
て示した動作図である。また図3は、上記位置決め装置
1の動作状況を示したフローチャートである。
【0024】以下、これら図2及び図3を用いながら、
本発明に係る動作物体の位置決め方法を説明する。上記
したように、当初、中央処理部18は第1パルス発振器
15を選択している。そこで、ステップ80において、
この中央処理部18が第1パルス発振器15を介して動
作実行手段2に初期動作パルスを与えることにより、こ
の動作実行手段2によって容器W(物体保持部7)が回
転を開始されるものとなる。次のステップ81では、上
記により、停止指示部4が容器Wの位置決めポイントM
を検出し、停止信号を出力するのを待つ。
本発明に係る動作物体の位置決め方法を説明する。上記
したように、当初、中央処理部18は第1パルス発振器
15を選択している。そこで、ステップ80において、
この中央処理部18が第1パルス発振器15を介して動
作実行手段2に初期動作パルスを与えることにより、こ
の動作実行手段2によって容器W(物体保持部7)が回
転を開始されるものとなる。次のステップ81では、上
記により、停止指示部4が容器Wの位置決めポイントM
を検出し、停止信号を出力するのを待つ。
【0025】停止指示部4において停止信号Sが出力さ
れると、ステップ82へと進み、パルス切替部17は第
1パルス発振器15と動作実行手段2との接続を切断
し、これと入れ替わり的に第2パルス発振器16と動作
実行手段2とを接続する。これによって停止信号Sが与
えられた時点以降、第1パルス発振器15で発振される
初期動作パルスは無視されることになる。このステップ
82が開始されるのと同時にステップ83が開始され、
中央処理部18は、第1カウンタ20からこの時点(停
止信号Sが出力された瞬間)の初期動作パルスの発振数
を取り込むと共に、第2カウンタ21から、容器Wが動
作開始時から実際に回転した分に相当する動作パルスの
計数値を取り込み、そのうえで初期動作パルス数から動
作パルス数を減算する。
れると、ステップ82へと進み、パルス切替部17は第
1パルス発振器15と動作実行手段2との接続を切断
し、これと入れ替わり的に第2パルス発振器16と動作
実行手段2とを接続する。これによって停止信号Sが与
えられた時点以降、第1パルス発振器15で発振される
初期動作パルスは無視されることになる。このステップ
82が開始されるのと同時にステップ83が開始され、
中央処理部18は、第1カウンタ20からこの時点(停
止信号Sが出力された瞬間)の初期動作パルスの発振数
を取り込むと共に、第2カウンタ21から、容器Wが動
作開始時から実際に回転した分に相当する動作パルスの
計数値を取り込み、そのうえで初期動作パルス数から動
作パルス数を減算する。
【0026】これによってこのステップ83では偏差パ
ルス数が求められる。次のステップ84では、容器Wを
停止目標位置に停止させるために予め設定した目標制動
パルス数を、ステップ83で求めた偏差パルス数から減
算する。これによって実制動パルス数が求められる。そ
こで、中央処理部18は、次のステップ85においてこ
の実制動パルス数を第2パルス発振器16に与える。言
うまでもなく、これらステップ82〜ステップ85は極
めて短時間のうちに実行されるものであり、この間のタ
イムロスは殆ど問題にはならない。
ルス数が求められる。次のステップ84では、容器Wを
停止目標位置に停止させるために予め設定した目標制動
パルス数を、ステップ83で求めた偏差パルス数から減
算する。これによって実制動パルス数が求められる。そ
こで、中央処理部18は、次のステップ85においてこ
の実制動パルス数を第2パルス発振器16に与える。言
うまでもなく、これらステップ82〜ステップ85は極
めて短時間のうちに実行されるものであり、この間のタ
イムロスは殆ど問題にはならない。
【0027】このようにして動作実行手段2は、次のス
テップ86及び87で、第2パルス発振器16から発振
される実制動パルス数に基づいて容器Wの回転を停止さ
せるようになるが、実制動パルス数は偏差パルス数を含
んでいないため、容器Wは、位置決めポイントMが停止
目標位置に正確に一致した状態で停止することになる。
すなわち、動作実行手段2は、実質的に図2中にABC
Dで示すようなパルス編成で制御されるものである。
テップ86及び87で、第2パルス発振器16から発振
される実制動パルス数に基づいて容器Wの回転を停止さ
せるようになるが、実制動パルス数は偏差パルス数を含
んでいないため、容器Wは、位置決めポイントMが停止
目標位置に正確に一致した状態で停止することになる。
すなわち、動作実行手段2は、実質的に図2中にABC
Dで示すようなパルス編成で制御されるものである。
【0028】このような本発明に係る動作物体の位置決
め方法及び位置決め装置1に関して、その効果としての
具体例を挙げれば、容器Wに対するステッカー貼りの作
業が、1分間あたりの処理数を従来の100本から、1
20本にまで高められるものであった。ところで、本発
明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の
形態に応じて適宜変更可能である。例えば、パルス発振
器15,16の使用数は特に限定されるものではない。
め方法及び位置決め装置1に関して、その効果としての
具体例を挙げれば、容器Wに対するステッカー貼りの作
業が、1分間あたりの処理数を従来の100本から、1
20本にまで高められるものであった。ところで、本発
明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の
形態に応じて適宜変更可能である。例えば、パルス発振
器15,16の使用数は特に限定されるものではない。
【0029】また、駆動制御部3(第1パルス発振器1
5、第2パルス発振器16、パルス切替部17、中央処
理部18、第1カウンタ20、第2カウンタ21)は、
その全体又はその一部構成を一つのCPUとして構成さ
せることもでき、これによって制御の更なる高速化が可
能となり、位置決め作業の高効率化が図れることにな
る。また装置全体としての小型化や低コスト化にも繋が
る。物体保持部7は、容器Wを磁力や吸引力などで吸着
したり機械的にハンドリングする装置等に置換すること
もできる。
5、第2パルス発振器16、パルス切替部17、中央処
理部18、第1カウンタ20、第2カウンタ21)は、
その全体又はその一部構成を一つのCPUとして構成さ
せることもでき、これによって制御の更なる高速化が可
能となり、位置決め作業の高効率化が図れることにな
る。また装置全体としての小型化や低コスト化にも繋が
る。物体保持部7は、容器Wを磁力や吸引力などで吸着
したり機械的にハンドリングする装置等に置換すること
もできる。
【0030】なお、そもそも物体は上記した容器Wに限
定されるものではなく、その形状、大きさ、用途等にお
いて種々の変更が可能である。物体の動作は、自転軸ま
わりの回転に限らず、円周移動や直線移動等に対しても
適用できる。
定されるものではなく、その形状、大きさ、用途等にお
いて種々の変更が可能である。物体の動作は、自転軸ま
わりの回転に限らず、円周移動や直線移動等に対しても
適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る動作物体の位置決め方法及び位置決め装置では、
停止信号が与えられた時点で、動作実行手段に与えられ
た初期動作パルス数と物体の実際の動作パルス数とから
偏差パルス数を求め、これによって偏差パルス数を含ま
ない実制動パルス数を求めて、この実制動パルス数で動
作実行手段を制御しているので、物体の動作が加減速中
であるか否かに拘わらず、その動作を停止させるときの
位置決めが、高精度で、しかも短時間で行える。
に係る動作物体の位置決め方法及び位置決め装置では、
停止信号が与えられた時点で、動作実行手段に与えられ
た初期動作パルス数と物体の実際の動作パルス数とから
偏差パルス数を求め、これによって偏差パルス数を含ま
ない実制動パルス数を求めて、この実制動パルス数で動
作実行手段を制御しているので、物体の動作が加減速中
であるか否かに拘わらず、その動作を停止させるときの
位置決めが、高精度で、しかも短時間で行える。
【図1】本発明に係る位置決め装置の一実施形態を示す
ブロック構成図である。
ブロック構成図である。
【図2】縦軸を容器(物体)の回転停止位置とし横軸を
時間として本発明の位置決め方法を説明した動作図であ
る。
時間として本発明の位置決め方法を説明した動作図であ
る。
【図3】本発明に係る位置決め装置の動作状況を示した
フローチャートである。
フローチャートである。
【図4】従来における位置決め装置の一例を示すブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
【図5】縦軸を容器(物体)の回転停止位置とし横軸を
時間として従来の位置決め方法を説明した動作図であ
る。
時間として従来の位置決め方法を説明した動作図であ
る。
1 位置決め装置 2 動作実行手段 3 駆動制御部 4 停止指示部 7 物体保持部 9 モータ(サーボモータ) 15 パルス発振器(第1パルス発振器) 16 パルス発振器(第2パルス発振器) 17 パルス切替部 18 中央処理部 W 容器(物体) P 自転軸 S 停止信号 M 位置決めポイント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 高広 京都府綾部市井倉新町石風呂1番地 グン ゼ株式会社研究開発部内 (72)発明者 正岡 良典 京都府綾部市城山町8番地 グンゼ株式会 社機械事業部内 Fターム(参考) 3E095 AA08 EA03 EA09 EA13 EA24 EA26 EA34 FA13 5H303 AA04 BB01 BB06 BB14 CC01 DD01 EE03 EE07 FF01 FF09 FF20 GG02 GG20 HH01 HH09 KK02 KK35
Claims (6)
- 【請求項1】 モータ駆動方式による物体の動作実行手
段(2)に初期動作パルスを与えて物体に所定動作を行
わせつつ、同時に、この物体について動作開始時からの
実際の動作量を動作パルスとして計数し、 その後に停止信号が与えられたときに、この時点の初期
動作パルスの発振数から上記動作パルスの計数値を減算
して偏差パルス数を求めると共に、 該偏差パルス数から、停止信号の出力後に物体を停止目
標位置に停止させるために予め設定した目標制動パルス
数を減算して実制動パルス数を求め、 上記停止信号が与えられた時点以降の上記初期動作パル
スを無視させると共に、これと入れ替え的に上記実制動
パルス数を動作実行手段(2)に与えることにより、 該動作実行手段(2)による動作を停止させるものとす
ることを特徴とする動作物体の位置決め方法。 - 【請求項2】 前記動作実行手段(2)は、物体に対し
てその自転軸(P)を中心とした回転をさせるものとさ
れ、前記停止信号は、物体自体に設けられた位置決めポ
イント(M)をセンサ検出したときに出力されるものと
され、これによって回転を停止させるときの物体の周方
向位置決めを行うものであることを特徴とする請求項1
記載の動作物体の位置決め方法。 - 【請求項3】 モータ駆動方式による物体の動作実行手
段(2)と、該動作実行手段(2)に向けて駆動用パル
スを出力する駆動制御部(3)と、該駆動制御部(3)
に向けて停止信号を出力する停止指示部(4)とを有す
る動作物体の位置決め装置において、 上記駆動制御部(3)は、複数のパルス発振器(15,
16)と、これら各パルス発振器(15,16)の出力
端を上記停止指示部(4)からの停止信号に基づいて択
一的に選択するパルス切替部(17)と、該パルス切替
部(17)において後順位的に選択される方のパルス発
振器(16)に対してその都度必要なパルス数を算出し
設定する中央処理部(18)とを有していることを特徴
とする動作物体の位置決め装置。 - 【請求項4】 前記駆動制御部(3)の複数のパルス発
振器(15,16)は、互いに同一のパルス間隔となる
駆動用パルスを出力可能となっており、パルス切替部
(17)によって最初に選択されるパルス発振器(1
5)から出力されるパルスは動作実行手段(2)をスタ
ート時から1サイクル動作部分を見込んだ初期動作パル
スであり、パルス切替部(17)によって後順位的に選
択されるパルス発振器(16)から出力されるパルスは
動作実行手段(2)を所定パルス数で停止させるための
実制動パルスであることを特徴とする請求項3記載の動
作物体の位置決め装置。 - 【請求項5】 前記駆動制御部(3)の中央処理部(1
8)は、上記パルス切替部(17)で後順位的に選択さ
れるパルス発振器(16)に対し、停止指示部(4)か
ら停止信号が出力された時点の初期動作パルスの発振数
と物体における実際の動作パルスの計数値とを元に求め
た実制動パルス数を出力させるものであることを特徴と
する請求項4記載の動作物体の位置決め装置。 - 【請求項6】 前記動作実行手段(2)は、物体に対し
てその自転軸(P)を中心とした回転をさせるものとさ
れていると共に、前記停止指示部(4)は、物体自体に
設けられた位置決めポイント(M)をセンサ検出したと
きに停止信号を出力するものとされていることを特徴と
する請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の動作物体
の位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000098456A JP2001282360A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 動作物体の位置決め方法及び位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000098456A JP2001282360A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 動作物体の位置決め方法及び位置決め装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001282360A true JP2001282360A (ja) | 2001-10-12 |
Family
ID=18612933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000098456A Pending JP2001282360A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 動作物体の位置決め方法及び位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001282360A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012505124A (ja) * | 2008-10-08 | 2012-03-01 | シデル エス.ピー.エー. | スリーブラベル用のラベリングマシン |
GB2507743A (en) * | 2012-11-07 | 2014-05-14 | Videojet Technologies Inc | Sensor controlled labelling machine and spool support braking arrangement |
-
2000
- 2000-03-31 JP JP2000098456A patent/JP2001282360A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012505124A (ja) * | 2008-10-08 | 2012-03-01 | シデル エス.ピー.エー. | スリーブラベル用のラベリングマシン |
US8899294B2 (en) | 2008-10-08 | 2014-12-02 | Sidel S.P.A. | Labelling machine for sleeve labels |
GB2507743A (en) * | 2012-11-07 | 2014-05-14 | Videojet Technologies Inc | Sensor controlled labelling machine and spool support braking arrangement |
GB2507743B (en) * | 2012-11-07 | 2018-08-22 | Videojet Technologies Inc | Sensor controlled labelling machine and spool support braking arrangement |
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