JP2001281719A - 閃光露出制御シャッタ - Google Patents

閃光露出制御シャッタ

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JP2001281719A
JP2001281719A JP2000099115A JP2000099115A JP2001281719A JP 2001281719 A JP2001281719 A JP 2001281719A JP 2000099115 A JP2000099115 A JP 2000099115A JP 2000099115 A JP2000099115 A JP 2000099115A JP 2001281719 A JP2001281719 A JP 2001281719A
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light
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Tadashi Nakagawa
忠 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自然光撮影に必要な輝度不足による撮影チャ
ンスの逸機を避ける。 【解決手段】 本発明は、制御回路30が、測光手段3
3により検出した光量から閃光装置Sによる発光の要否
を判断し、発光が必要と判断された場合であって合焦距
離設定手段35による設定距離が適正露光の到達限界内
にあるときには、閃光装置による発光を可能としてあ
る。これに対し、発光が必要と判断された場合であっ
て、上記の設定距離が適正露光の到達限界を超えている
ときには閃光装置の充電の有無とは無関係に発光を禁止
するとともに、シャッタ阻止手段37によるシャッタの
阻止作動を解除してシャッタ作動を行うように設定して
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は閃光装置の光量に応じた閃
光撮影を行うカメラの閃光露出制御シャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】被写体輝度を測定して、自動的に自然光
撮影から閃光撮影に切り換えるカメラにおいて、ストロ
ボ等の閃光装置が未充電である等の不完全な状態の場合
には、その後の作動を禁止するカメラはよく知られてい
る。つまり、閃光撮影が必要と制御回路が判断したとき
であって、閃光装置が未充電であるときには、レリーズ
ボタンを押しても、その後の撮影作動が行われず、充電
が完了するまで待機状態となるカメラがよく知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、自然光撮影を
するには僅かな光量不足という場合、閃光装置への充電
が完了するまでその後の作動を中止することは、折角の
シャッタチャンスを失うことになり、この種のカメラに
とって不都合である。また、遠景撮影等の如く閃光装置
による照射の効果が無く、照射させることが無用である
場合にも同様である。つまり、撮影条件によっては閃光
装置への充電完了まで、その後のシャッタ作動を禁止す
るよりも、閃光撮影への切り換えをせずに自然光での撮
影を可能とする方がむしろ合理的なこともある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明におけるカメラの閃光露出制御シャッタは
以下の手段を採用してある。この発明は、制御回路、閃
光装置、測光手段及び合焦距離設定手段とを備え、被写
体までの距離に対応する閃光装置の光量に応じた閃光撮
影を行う閃光露出シャッタにおいて、制御回路は、被写
体輝度が閃光装置による発光を要する場合であれば、閃
光装置の充電が終了するまでシャッタの作動をシャッタ
阻止手段により阻止し、発光を要する場合であっても、
被写体の設定距離が適正露光の到達限界を超えていると
きには閃光装置の充電の有無とは無関係に発光を禁止す
るとともに、シャッタ阻止手段によるシャッタの阻止作
動を解除し、シャッタ作動を行うものとしてある。
【0005】つまり、上記の制御回路は、撮影に当た
り、測光手段により検出した光量から閃光装置による発
光の要否を判断し、発光が必要と判断された場合であっ
て上記の合焦距離設定手段による設定距離が適正露光の
到達限界内にあるときには、露光の際に閃光装置による
発光を可能とし、この設定距離が適正露光の到達限界を
超えているときには閃光装置の充電の有無とは無関係に
発光を禁止するとともに、シャッタ阻止手段によるシャ
ッタの阻止作動を解除し、シャッタ作動を行うように設
定してある。これにより被写体の設定距離が閃光撮影可
能距離の限界を超えているときに、不必要な閃光装置の
充電完了待ちを行わないで撮影可能となるため、シャッ
タチャンスを逃すことを免れることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例につ
いて図面を参照して説明する。本発明に係るシャッタに
使用されるモータ駆動シャッタは、従来から知られてい
るものであって、その構成はステップモータと1対のセ
クタとを備えたものからなる。ステップモータMの構成
は、図示されていないが、出力軸1を介して回転自在に
支持され、径方向に多極着磁された永久磁石からなるロ
ータと、このロータと対向する位置に設けてある2つの
ステータと、このステータを励磁させるコイルとにより
構成されている。
【0007】図1,2において、ステップモータMの出
力軸1の先端部には、モータピニオン2が固着されてい
る。シャッタ機構を保持する地板3の下面側には、台板
4がネジにより取り付けられており、地板3および台板
4の中心には、レンズ開口Oが位置しているとともに、
地板と台板との両者間には、セクタ5を格納するセクタ
室Rが形成されている。
【0008】セクタ駆動レバー6は、1対のセクタ5、
5にステップモータMの出力軸1からの回転力を出力す
る出力部材であって、地板3に設けられた支持軸3aに
より揺動自在に支持されている。また、このセクタ駆動
レバー6は、ステップモータMの下面部により上方に抜
け出さないように支持されている。
【0009】セクタ駆動レバー6には、同じく支持軸3
aを介してセクタ駆動アーム7が揺動自在に取り付けて
ある。セクタ駆動レバー6の一端部に設けられた溝部6
bにはセクタ駆動アーム7に固定された調整ピン8が係
合しており、この調整ピンによってセクタ駆動レバーと
セクタ駆動アームの両者の運動は規制されている。セク
タ駆動レバー6の他端部には、地板3を貫通し、1対の
セクタ5,5の溝部と係合するセクタ駆動ピン6aが設
けてある。
【0010】1対のセクタ5,5はレンズ開口Oに対し
て対称位置に配置されており、地板3に設けられた支持
ピン3b、3bにより揺動自在に支持されており、揺動
により所望の開口径を得られるように構成してある。セ
クタ駆動アーム7は、アイドラー車9と噛み合う歯部7
aと、地板3に設けられたピン3Cと当節して回転を規
制する停止部7bと、バネ10と係合するピン7Cを有
しており、このバネ10により反時計方向に付勢されて
いる。このセクタ駆動アーム7は、ステップモータMか
らの動作を受け入れる入力部材である。またセクタ駆動
レバー6は、セクタ駆動アーム7の動作を調整ピン8を
介してセクタ5へ出力する出力部材であり、上記の入力
部材、調整ピン及びこの出力部材の三者により調整部を
構成している。
【0011】アイドラー車9は、セクタ駆動アーム7の
歯部7aと噛み合うピニオン9aと、モータピニオン2
と噛み合う歯車9bからなり、地板3に設けられた支持
軸3dに回転自在に支持されているとともに、ステップ
モータMの下面部により抜け出さないように支持されて
いる。また地板3には、ステップモータMを取り付ける
ための支持柱3eが設けてあり、ステップモータMが止
めネジSを用いてこの支持柱に固定することにより、モ
ータピニオン2とアイドラー車9が噛み合って回転の伝
達を可能としてある。
【0012】図3(a)は、ステップモータMのステー
タおよびコイルが2組で構成されたステップモータにお
いて、2つのコイル(L1、L2)に所定の磁界を発生
させるための駆動回路の出力信号を示している。この信
号はコイルの励磁電流の方向が正(+)および負(−)
の方向で且つ常時2つのコイルに励磁電流を流す公知の
バイポーラ駆動2相励磁方式の駆動信号である。また、
この駆動信号は被写体の測光情報や測距情報等に対応し
ており、例えば被写体の明るさが暗い場合はコイルの励
磁パルス数を多くし、明るい場合は励磁パルス数を少な
くするように適宜決定されるものである。図3(b)
は、図3(a)のパルスで駆動されたときにおけるセク
タ5のプログラム作動線図である。
【0013】図4は、本発明に係る閃光露出制御シャッ
タの例を示すシステム構成図である。このシャッタは閃
光装置Sを示すストロボ回路部Aと、制御部Cを示すシ
ステムブロック部Bにより構成されている。初めにスト
ロボ回路部Aを説明する。図4において、周知のDC−
DCコンバータ回路11は、低圧の直流電源12、電源
スイッチ13、発振トランジスタ14、コンバータトラ
ンス15等から構成されている。ストロボ回路部Aの右
部に位置している閃光部は、主放電コンデンサ16、閃
光放電管17、分割抵抗19,20等を備えている。主
放電コンデンサ16は閃光放電管17に発光エネルギー
を与えるものである。
【0014】また、ストロボ回路部Aの中央部にはトラ
ンジスタ21,22及びネオン管である表示素子23が
設けてある。この表示素子23は、主放電コンデンサ1
6の充電電圧が所定値に達した時に点灯してカメラの使
用者に知らせるものである。この表示素子23には、ト
リガ回路28と主放電コンデンサ16との間に挿入され
たダイオード24が接続されている。回路部の中央部に
位置するトリガ回路28は、上記のトランジスタ21,
22の他トリガトランス25、スイッチ26等により構
成されている。
【0015】このような構成からなる閃光装置Sは、電
源スイッチ13をオンにすることによりDC−DCコン
バータ回路11が作動し、ここで高圧を発して主放電コ
ンデンサ16およびトリガコンデンサ27に充電がなさ
れていく。主放電コンデンサ16の充電電圧は、分割抵
抗19,20で分割されて制御回路30に入力されるよ
うになっている。制御回路30は、主放電コンデンサ1
6の充電期間において、抵抗20の両端電圧によりトラ
ンジスタ22を導通させる。トランジスタ22の導通に
より、トリガコンデンサ27を短絡するため、このトリ
ガコンデンサには充電されない。
【0016】主放電コンデンサ16の充電電圧が、閃光
放電管17に対して発光可能な所定光量を得る値にする
と、ネオン管23が点灯し、トランジスタ21は導通
し、これによりトランジスタ22のベース−エミッタ間
を短絡し、これを非導通にさせることによりトリガコン
デンサ27に充電されていく。このトリガコンデンサ2
7の所定値までの充電時間は、トリガコンデンサの容量
値とその両端に接続された抵抗の抵抗値とによる時定数
によって決まるが、この時定数は極めて小さく、従って
トランジスタ22の導通後、僅かの時間で所定値まで充
電可能である。
【0017】その後、スイッチ26を閉成すると、トリ
ガトランス25の二次巻線に高圧が発生し、この高圧が
閃光放電管17に印加され、この閃光放電管は主放電コ
ンデンサ16の充電エネルギーを消費して発光する。こ
のように、このカメラ用の閃光装置は、主放電コンデン
サ16が所定値に充電され、表示素子23が点灯しない
限りトリガコンデンサ27には充電がなされないので、
ネオン管が点灯するまでにスイッチ26を閉成したとし
ても通常は発光が起こらない。
【0018】次に、発光を要しなくなったときに、電源
スイッチ13をオフにすると、DC−DCコンバータ回
路11は動作しなくなり、コンバータトランス15の二
次側に電圧が発生しないので、表示素子23は点灯せ
ず、トランジスタ21は導通しない。したがって、電源
スイッチ13をオフにした場合、主放電コンデンサ16
になお充分なる電荷が残留していても、トランジスタ2
2が導通しているので、トリガコンデンサ27は短絡さ
れて充電されることはなく、たとえ誤ってスイッチ26
が閉成されても閃光放電管17は発光することはない。
【0019】次に、システムブロック部Bについて説明
する。制御部Cの中枢となる制御回路30は、マイクロ
コンピュータであるCPUにより構成され、カメラのレ
リーズスイッチ31から発せられるレリーズ信号により
起動する。この制御回路30には、フィルム感度読取部
32、被写体輝度を測定する測光手段33、撮影レンズ
のF値読取部34及び被写体までの距離を設定する合焦
距離設定手段35等が接続され、それぞれから発せられ
る情報を入力可能としてある。そして、制御回路30
は、これらの入力信号を演算し、シャッタ36を制御す
べくステップモータMを作動する。また、上記演算結果
により、阻止手段37を介してシャッタ36の作動を制
御する。それぞれの作動状態は表示手段38に表示され
て、カメラ使用者に知らされる。
【0020】なお、制御回路30は、ストロボ回路部A
の分割抵抗20の電圧を検出してトランジスタ21,2
2を制御するとともに、閃光放電管17の発光タイミン
グを調整するスイッチ26を制御し、さらに直流電源1
2を含む電源スイッチ13を制御するように構成されて
いる。
【0021】以下、本発明による閃光露出制御シャッタ
の通常の作動について説明する。図1及び図4の状態か
ら撮影のためにカメラのレリーズスイッチ31の操作が
なされると、レリーズ信号が制御回路30に入力され
る。このとき、制御回路30は、フィルム感度読取部3
2、測光手段33、F値読取部34及び合焦距離設定手
段35から発せられる各情報が制御回路30に入力さ
れ、所定の演算により、以下のようにシャッタ作動が行
われる。
【0022】外界が明るく、被写体輝度が明るいことが
測光手段33により検出された場合、ステップモータM
の制御は、この場合には自然光撮影となるため、図3に
示すように、1パルスから4パルス目までの出力信号に
よりステップモータMのコイルL1,L2には交互に反
転する励磁電流が流れ、ステップモータMのモータピニ
オン2がステップ的に時計方向へ回転する。モータピニ
オン2の回転は、アイドラー車9、セクタ駆動アーム7
およびセクタ駆動レバー6によりセクタ5,5に伝達さ
れ、セクタの開き作動を行い、2パルス目より露光を始
める。
【0023】その後5パルス目からの出力信号で、ステ
ップモータMは逆転に転じ、以下8パルス目までモータ
ピニオン2は反時計方向へ回転してセクタ5を閉じる作
動が行われる。8パルス目の作動終了時点では、セクタ
駆動アームの停止部7bとピン3Cが当接する作動前と
同じ状態となる。(図3の線図(イ)参照)。被写体輝
度がもう少しくらい場合、ステップモータMの逆転パル
スが遅れ、6パルス目まで開口が開き、その後に閉じる
ように露光制御がされる(図3の線図(ロ)参照)。即
ち、上記線図(イ)、(ロ)の場合には、制御回路30
は、ストロボ回路部Aのトランジスタ22のベース電圧
を制御して、コンデンサ16が充電を完了し、ネオン管
23が点灯している場合であってもトランジスタ22を
導通状態とすることなく、またスイッチ26をオンさせ
ない。このため、閃光放電管17は発光しない。
【0024】図3の線図(ロ)よりさらに被写体輝度が
暗い場合、測光手段33からの検知信号を受けて自然光
撮影から閃光撮影に切り換えられる。つまり、被写体輝
度が暗くなり、自然光撮影により十分な露出作動を行う
とすると、カメラ振れを生じるような状況であることを
測光手段33が検出した場合には、この信号を受けた制
御回路30はトランジスタ22を導通状態とし、トリガ
コンデンサ27を充電する。そして、閃光装置による発
光撮影に備える。
【0025】図5は、閃光装置Sの発光制御及び発光禁
止状態を示す説明図であり、横軸は時間経路、縦軸はシ
ャッタ開口径及び発光量を表す。そして、閃光装置によ
る発光量が常に同じと想定して、被写体までの設定距離
lと開口径dとを対応させて適正露光が得られるように
調整してある。したがって、設定距離がL0のときに最
大開口D0となりこの距離が適正露光到達限度となる。
設定距離がこの到達限度L0を超えると発光をしても被
写体輝度が著しく弱くなるため、光量不足により撮影し
てもうまく写らないことを示している。
【0026】図5に示すように、被写体の設定距離が適
正露光の到達限界内にあるとき(例えば距離l)には、
シャッタが駆動し始め、距離設定手段35により設定さ
れた被写体までの距離lに対応するシャッタ開口径dに
なったとき、制御回路30は、スイッチ26を閉成し
て、閃光放電管17を発光させる。その後、ステップモ
ータMが逆転してセクタ5を閉じるようにプログラム露
出作動を終了する。
【0027】また、この閃光撮影状態の場合にはストロ
ボ回路部Aの主放電コンデンサ16が充電不完全であれ
ば、制御回路30は、抵抗20の分電圧を検出して、ト
ランジスタ22をオンさせず、またはスイッチ26をオ
ンさせない。さらにシステムブロック部Bの阻止手段3
7を制御して、シャッタ36の作動を禁止する。つま
り、被写体輝度が暗く、閃光撮影が必要であると判断し
たとき、主コンデンサ16が充電不完全で、適正な閃光
露出撮影が実行されない状態の下では、シャッタ作動を
禁止することができる。そして、この場合には表示手段
38にその旨の表示を行い、カメラ故障ではなく、閃光
装置の充電が不完全であることを知らせる。
【0028】しかし、上記の設定距離が閃光装置により
照射される被写体の適正露光の到達限界L0を超えてい
る距離にあるときに、閃光装置により照射しても明るさ
が不足しているために閃光装置を作動させてもあまり効
果がない。発光しても効果がないのに閃光装置の発光準
備が完了するまでシャッタの作動を阻止してしまうこと
は、時にはシャッタチャンスを逃す結果となり、この種
のカメラにとっては機能上の不足を感じさせるものとな
る。そこで本発明は、このような場合にも制御回路の設
定により撮影可能としてある。
【0029】つまり、図5に示すように、被写体輝度が
暗く、閃光撮影が必要であると判断して、さらに被写体
の設定距離が、閃光放電管27の発光により照射される
被写体の適正露光の到達限界L0を超えている場合、制
御回路30は主放電コンデンサ16の充電状態に関わり
なくスイッチ26をオンさせないで閃光装置による発光
を行わないようにし、同時にシステムブロック部Bの阻
止手段37を制御して、上記シャッタ作動の阻止状態を
解除して、自然光撮影のときと同様の状態にするように
してある。このため、従来のように不要な充電待ちをす
ることなく、速やかなシャッタ作動を行わせることがで
き、シャッタチャンスを逃しにくくなる。また、効果が
ない発光を禁止しているので、電池の無駄な消耗を防ぐ
ことができる。
【0030】上記の説明における閃光装置Sであるスト
ロボ回路部Aは、そのカメラに使用される専用装置とし
て装着されるもの又は、近年のコンパクトカメラに内蔵
される固有のものであってもよい。また、合焦距離設定
手段35により得られる信号は、撮影レンズが合焦位置
に設定されたことにより出力される信号、又は自動的に
被写体までの距離を測定して得られた信号のいずれであ
ってもよい。また、撮影者によりカメラの設定が発光禁
止状態にあり正常露光ができないと制御回路が判断し
て、その後の作動を阻止する状況であったとしても、撮
影距離が閃光装置の発光の適正露光の到達限界を超える
ときは、同様に阻止状態を解除し自然光撮影を可能とす
ることにより、速やかにシャッタ作動ができるようにし
シャッタチャンスを逃さないようにして合理的かつ有効
な撮影を可能としてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、被写体の設定距離が閃
光装置の発光により照射される被写体の適正露光の到達
限界を超えるときは、閃光装置の充電状態に関わりなく
シャッタの阻止状態を解除してシャッタ作動を可能と
し、閃光装置の無用の発光を禁止することにより、速や
かにシャッタ作動ができ、電池の無駄な消耗を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシャッタの構成例を示す平面図で
ある。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】本発明に係るシャッタの作動線図である。
【図4】本発明に係るシャッタのシステム構成図であ
る。
【図5】本発明に係るシャッタに使用する閃光装置の作
動説明図である。
【符号の説明】
30 制御回路 33 測光手段 35 合焦距離設定手段 36 シャッタ 37 阻止手段 S 閃光装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御回路と、閃光装置と、測光手段と、
    合焦距離設定手段とを備えており、被写体までの距離に
    対応する上記閃光装置の光量に応じた閃光撮影を行うカ
    メラの閃光露出制御シャッタにおいて、 上記閃光装置による発光を要する場合、充電が終了する
    までシャッタの作動を阻止するシャッタ阻止手段が備え
    てあり、 上記制御回路は、上記測光手段により検出した光量から
    上記閃光装置による発光の要否を判断し、上記発光が必
    要と判断された場合であって上記合焦距離設定手段によ
    る設定距離が適正露光の到達限界内にあるときには露出
    の際に上記閃光装置による発光を可能とし、上記設定距
    離が上記適正露光の到達限界を超えているときには上記
    閃光装置の充電の有無とは無関係に上記発光を禁止する
    とともに、上記シャッタ阻止手段によるシャッタの阻止
    作動を解除し、シャッタ作動を行うように設定してある
    ことを特徴とする閃光露出制御シャッタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007264196A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Fujifilm Corp ストロボ制御装置及び方法
EP1971136A3 (en) * 2005-01-28 2011-02-16 Casio Computer Co., Ltd. imaging device with interruption of camera control functions when shutter release button is operated

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