JP2001280431A - 変速機のセンサギヤ取付構造 - Google Patents
変速機のセンサギヤ取付構造Info
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- JP2001280431A JP2001280431A JP2000094035A JP2000094035A JP2001280431A JP 2001280431 A JP2001280431 A JP 2001280431A JP 2000094035 A JP2000094035 A JP 2000094035A JP 2000094035 A JP2000094035 A JP 2000094035A JP 2001280431 A JP2001280431 A JP 2001280431A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明の目的は、センサギヤの取付スペー
ス確保を不要にし得て、部品点数を削減し得て、変速機
の大型化を回避し得て、既存部品の変更を最小限にし得
て、既存部品の小変更により実施することにある。 【構成】 このため、この発明は、変速機の回転軸に軸
支される変速ギヤの一側に隣接して同期装置を設け、こ
の同期装置は回転軸に固定されるシンクロハブとこのシ
ンクロハブの外周に軸方向移動可能にスプライン係合さ
れるシンクロスリーブとこのシンクロスリーブの内側に
押圧されるとともに前記シンクロハブの外周にわずかに
軸方向移動可能に係合されるシンクロキーとを有し、前
記シンクロハブの変速ギヤから離間する側の回転軸に前
記シンクロキーの軸方向移動を阻止するストッパプレー
トを取付けて設け、このストッパプレートの外周に前記
回転軸の回転を検出する回転センサにより検出走査され
るセンサギヤを設けたことを特徴とする。
ス確保を不要にし得て、部品点数を削減し得て、変速機
の大型化を回避し得て、既存部品の変更を最小限にし得
て、既存部品の小変更により実施することにある。 【構成】 このため、この発明は、変速機の回転軸に軸
支される変速ギヤの一側に隣接して同期装置を設け、こ
の同期装置は回転軸に固定されるシンクロハブとこのシ
ンクロハブの外周に軸方向移動可能にスプライン係合さ
れるシンクロスリーブとこのシンクロスリーブの内側に
押圧されるとともに前記シンクロハブの外周にわずかに
軸方向移動可能に係合されるシンクロキーとを有し、前
記シンクロハブの変速ギヤから離間する側の回転軸に前
記シンクロキーの軸方向移動を阻止するストッパプレー
トを取付けて設け、このストッパプレートの外周に前記
回転軸の回転を検出する回転センサにより検出走査され
るセンサギヤを設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は変速機のセンサギ
ヤ取付構造に係り、特に、センサギヤの取付スペースの
確保を不要にし得て、部品点数を削減し得て、変速機の
大型化を回避し得て、既存部品の変更を最小限にし得
て、既存部品の小変更により実施し得る変速機のセンサ
ギヤ取付構造に関する。
ヤ取付構造に係り、特に、センサギヤの取付スペースの
確保を不要にし得て、部品点数を削減し得て、変速機の
大型化を回避し得て、既存部品の変更を最小限にし得
て、既存部品の小変更により実施し得る変速機のセンサ
ギヤ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、車輪に伝達されるエン
ジンの駆動力を走行状態に応じて変換するために変速機
を設けている。変速機には、手動により複数段の変速ギ
ヤの噛合状態を切換える手動式の変速機がある。
ジンの駆動力を走行状態に応じて変換するために変速機
を設けている。変速機には、手動により複数段の変速ギ
ヤの噛合状態を切換える手動式の変速機がある。
【0003】手動式の変速機としては、図8に示すもの
がある。図8において、202はエンジン、204は変
速機である。エンジン202に連結された変速機204
は、変速機ケース206に入力側の回転軸である入力軸
208と出力側の回転軸である出力軸210とを平行に
軸支して設け、これら入力軸208及び出力軸210と
平行にリバースアイドラ軸212を支持して設けてい
る。
がある。図8において、202はエンジン、204は変
速機である。エンジン202に連結された変速機204
は、変速機ケース206に入力側の回転軸である入力軸
208と出力側の回転軸である出力軸210とを平行に
軸支して設け、これら入力軸208及び出力軸210と
平行にリバースアイドラ軸212を支持して設けてい
る。
【0004】入力軸208には、エンジン202側から
順次に、変速ギヤである1速入力側ギヤ214とリバー
ス入力側ギヤ216と2速入力側ギヤ218とを固定し
て設け、3速入力側ギヤ220と4速入力側ギヤ222
と5速入力側ギヤ224とを回転自在に軸支して設けて
いる。出力軸210には、エンジン202側から順次
に、変速ギヤである1速出力側ギヤ226と2速出力側
ギヤ228とを回転自在に軸支して設け、3速出力側ギ
ヤ230と4速出力側ギヤ232と5速出力側ギヤ23
4とを固定して設けている。
順次に、変速ギヤである1速入力側ギヤ214とリバー
ス入力側ギヤ216と2速入力側ギヤ218とを固定し
て設け、3速入力側ギヤ220と4速入力側ギヤ222
と5速入力側ギヤ224とを回転自在に軸支して設けて
いる。出力軸210には、エンジン202側から順次
に、変速ギヤである1速出力側ギヤ226と2速出力側
ギヤ228とを回転自在に軸支して設け、3速出力側ギ
ヤ230と4速出力側ギヤ232と5速出力側ギヤ23
4とを固定して設けている。
【0005】リバース軸212には、変速ギヤであるリ
バースアイドラギヤ236を軸方向移動可能且つ回転自
在に軸支して設けている。リバースアイドラギヤ236
は、軸方向移動によりリバース入力側ギヤ216及び後
述するリバース出力側ギヤ242に噛合離脱可能に設け
られている。
バースアイドラギヤ236を軸方向移動可能且つ回転自
在に軸支して設けている。リバースアイドラギヤ236
は、軸方向移動によりリバース入力側ギヤ216及び後
述するリバース出力側ギヤ242に噛合離脱可能に設け
られている。
【0006】1速出力側ギヤ226と2速出力側ギヤ2
28との間の出力軸210には、1速・2速同期装置2
38を設けている。1速・2速同期装置238は、1速
・2速シンクロスリーブ240を有し、1速・2速シン
クロスリーブ240にリバース出力側ギヤ242を一体
的に設けている。3速入力側ギヤ220と4速入力側ギ
ヤ222との間の入力軸208には、3速・4速同期装
置244を設けている。3速・4速同期装置244は、
3速・4速シンクロスリーブ246を有している。
28との間の出力軸210には、1速・2速同期装置2
38を設けている。1速・2速同期装置238は、1速
・2速シンクロスリーブ240を有し、1速・2速シン
クロスリーブ240にリバース出力側ギヤ242を一体
的に設けている。3速入力側ギヤ220と4速入力側ギ
ヤ222との間の入力軸208には、3速・4速同期装
置244を設けている。3速・4速同期装置244は、
3速・4速シンクロスリーブ246を有している。
【0007】また、5速入力側ギヤ224の一側に隣接
して入力軸208には、5速同期装置248を設けてい
る。5速同期装置248は、図9に示す如く、入力軸2
08に固定される5速シンクロハブ250と、5速シン
クロハブ250に軸方向移動可能にスプライン係合され
る5速シンクロスリーブ252と、5速シンクロスリー
ブ252に押圧されるとともに5速シンクロハブ250
にわずかに軸方向移動可能に係合される5速シンクロキ
ー254と、この5速シンクロキー254の5速入力側
ギヤ224から離間する側への軸方向移動を阻止するス
トッパプレート256とを有している。リバースアイド
ラギヤ236には、リバース切換装置258を構成する
リバーススリーブ260を一体的に設けている。
して入力軸208には、5速同期装置248を設けてい
る。5速同期装置248は、図9に示す如く、入力軸2
08に固定される5速シンクロハブ250と、5速シン
クロハブ250に軸方向移動可能にスプライン係合され
る5速シンクロスリーブ252と、5速シンクロスリー
ブ252に押圧されるとともに5速シンクロハブ250
にわずかに軸方向移動可能に係合される5速シンクロキ
ー254と、この5速シンクロキー254の5速入力側
ギヤ224から離間する側への軸方向移動を阻止するス
トッパプレート256とを有している。リバースアイド
ラギヤ236には、リバース切換装置258を構成する
リバーススリーブ260を一体的に設けている。
【0008】この変速機204は、図示しない変速レバ
ーを手動により操作して変速操作機構を動作させ、この
変速操作機構により1速・2速同期装置238と3速・
4速同期装置244と5速同期装置248とリバース切
換装置258とを作動させ、1速入力側ギヤ214〜リ
バースアイドラギヤ236及びリバース出力側ギヤ24
2の噛合状態を切換える。
ーを手動により操作して変速操作機構を動作させ、この
変速操作機構により1速・2速同期装置238と3速・
4速同期装置244と5速同期装置248とリバース切
換装置258とを作動させ、1速入力側ギヤ214〜リ
バースアイドラギヤ236及びリバース出力側ギヤ24
2の噛合状態を切換える。
【0009】なお、この変速機204は、出力軸210
のエンジン202に近接する端部をファイナルギヤ列2
62により変速機ケース206に軸支した差動機264
に連絡して設けている。差動機264には、図示しない
左右のアクスル軸を連絡して設けている。
のエンジン202に近接する端部をファイナルギヤ列2
62により変速機ケース206に軸支した差動機264
に連絡して設けている。差動機264には、図示しない
左右のアクスル軸を連絡して設けている。
【0010】このように変速機としては、実公平2−4
1376号公報に開示されるものがある。この公報に開
示されるものは、回転軸に軸支される変速歯車の一側に
同期装置のシンクロハブとシンクロスリーブとシンクロ
キーとを設け、シンクロキーの変速歯車の無い側への移
動を阻止するために制止部材を回転軸に固定して設けた
ものである。
1376号公報に開示されるものがある。この公報に開
示されるものは、回転軸に軸支される変速歯車の一側に
同期装置のシンクロハブとシンクロスリーブとシンクロ
キーとを設け、シンクロキーの変速歯車の無い側への移
動を阻止するために制止部材を回転軸に固定して設けた
ものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、変速機に
は、前記図8・図9に示すように手動により変速ギヤ2
14〜236・242の噛合状態を切換える手動式の変
速機204や、このような変速ギヤ214〜236・2
42を備えた手動式の変速機204をベースとして、ア
クチュエータにより変速操作機構を動作させて変速ギヤ
を運転状態に応じて自動的に切換える半自動式の変速機
がある。
は、前記図8・図9に示すように手動により変速ギヤ2
14〜236・242の噛合状態を切換える手動式の変
速機204や、このような変速ギヤ214〜236・2
42を備えた手動式の変速機204をベースとして、ア
クチュエータにより変速操作機構を動作させて変速ギヤ
を運転状態に応じて自動的に切換える半自動式の変速機
がある。
【0012】このような手動式の変速機や半自動式の変
速機の回転軸である入力軸の回転を検出する場合には、
回転センサによる回転検出用のセンサギヤを入力軸に設
ける必要がある。
速機の回転軸である入力軸の回転を検出する場合には、
回転センサによる回転検出用のセンサギヤを入力軸に設
ける必要がある。
【0013】ところが、入力軸に回転検出用のセンサギ
ヤを設ける場合には、センサギヤの取付スペースの確保
が困難な問題や部品点数が増加する問題があることか
ら、変速機の大型化や重量増加を招く不都合があり、ま
た、レイアウトの見なおしも必要となる場合があること
から、コストアップを招く不都合がある。
ヤを設ける場合には、センサギヤの取付スペースの確保
が困難な問題や部品点数が増加する問題があることか
ら、変速機の大型化や重量増加を招く不都合があり、ま
た、レイアウトの見なおしも必要となる場合があること
から、コストアップを招く不都合がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、変速機の回転軸に軸支さ
れる変速ギヤの一側に隣接して同期装置を設け、この同
期装置は回転軸に固定されるシンクロハブとこのシンク
ロハブの外周に軸方向移動可能にスプライン係合される
シンクロスリーブとこのシンクロスリーブの内側に押圧
されるとともに前記シンクロハブの外周にわずかに軸方
向移動可能に係合されるシンクロキーとを有し、前記シ
ンクロハブの変速ギヤから離間する側の回転軸に前記シ
ンクロキーの軸方向移動を阻止するストッパプレートを
取付けて設け、このストッパプレートの外周に前記回転
軸の回転を検出する回転センサにより検出走査されるセ
ンサギヤを設けたことを特徴とする。
述の不都合を除去するために、変速機の回転軸に軸支さ
れる変速ギヤの一側に隣接して同期装置を設け、この同
期装置は回転軸に固定されるシンクロハブとこのシンク
ロハブの外周に軸方向移動可能にスプライン係合される
シンクロスリーブとこのシンクロスリーブの内側に押圧
されるとともに前記シンクロハブの外周にわずかに軸方
向移動可能に係合されるシンクロキーとを有し、前記シ
ンクロハブの変速ギヤから離間する側の回転軸に前記シ
ンクロキーの軸方向移動を阻止するストッパプレートを
取付けて設け、このストッパプレートの外周に前記回転
軸の回転を検出する回転センサにより検出走査されるセ
ンサギヤを設けたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の変速機のセンサギヤ取
付構造は、変速機の回転軸に軸支される変速ギヤの一側
に隣接して同期装置を設け、この同期装置のシンクロハ
ブの変速ギヤから離間する側の回転軸にシンクロキーの
軸方向移動を阻止するストッパプレートを取付けて設
け、このストッパプレートの外周に回転軸の回転を検出
する回転センサにより検出走査されるセンサギヤを設け
たことにより、変速機の既存部品であるストッパプレー
トにセンサギヤの機能を持たせることができ、センサギ
ヤの取付スペースを必要とせず、部品点数の増加を招く
ことがなく、レイアウトの変更を回避することができ
る。
付構造は、変速機の回転軸に軸支される変速ギヤの一側
に隣接して同期装置を設け、この同期装置のシンクロハ
ブの変速ギヤから離間する側の回転軸にシンクロキーの
軸方向移動を阻止するストッパプレートを取付けて設
け、このストッパプレートの外周に回転軸の回転を検出
する回転センサにより検出走査されるセンサギヤを設け
たことにより、変速機の既存部品であるストッパプレー
トにセンサギヤの機能を持たせることができ、センサギ
ヤの取付スペースを必要とせず、部品点数の増加を招く
ことがなく、レイアウトの変更を回避することができ
る。
【0016】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図3は、この発明の第1実施例を示すも
のである。図3において、2は車両(図示せず)に搭載
されるエンジン、4は変速機、6は変速機ケースであ
る。変速機ケース6は、エンジン2側のクラッチケース
部6−1と中間部位のミッションケース部6−2とエン
ジン2から離間する側のサイドケース部6−3とからな
る。
明する。図1〜図3は、この発明の第1実施例を示すも
のである。図3において、2は車両(図示せず)に搭載
されるエンジン、4は変速機、6は変速機ケースであ
る。変速機ケース6は、エンジン2側のクラッチケース
部6−1と中間部位のミッションケース部6−2とエン
ジン2から離間する側のサイドケース部6−3とからな
る。
【0017】エンジン2に連結された変速機4は、変速
機ケース6のクラッチケース部6−1とミッションケー
ス部6−2に、図示しないクラッチを介してクランク軸
に連絡される入力側の回転軸である入力軸8と出力側の
回転軸である出力軸10とを平行に軸支して設け、これ
ら入力軸8及び出力軸10と平行にリバースアイドラ軸
12を支持して設けている。
機ケース6のクラッチケース部6−1とミッションケー
ス部6−2に、図示しないクラッチを介してクランク軸
に連絡される入力側の回転軸である入力軸8と出力側の
回転軸である出力軸10とを平行に軸支して設け、これ
ら入力軸8及び出力軸10と平行にリバースアイドラ軸
12を支持して設けている。
【0018】入力軸8には、エンジン2に近接する側か
ら離間する側に向かって順次に、変速ギヤである1速入
力側ギヤ14とリバース入力側ギヤ16と2速入力側ギ
ヤ18とを固定して設け、3速入力側ギヤ20と4速入
力側ギヤ22と5速入力側ギヤ24とを回転自在に軸支
して設けている。
ら離間する側に向かって順次に、変速ギヤである1速入
力側ギヤ14とリバース入力側ギヤ16と2速入力側ギ
ヤ18とを固定して設け、3速入力側ギヤ20と4速入
力側ギヤ22と5速入力側ギヤ24とを回転自在に軸支
して設けている。
【0019】出力軸10には、エンジン2に近接する側
から離間する側に向かって順次に、1速入力側ギヤ14
に噛合する変速ギヤである1速出力側ギヤ26と2速入
力側ギヤ18に噛合する2速出力側ギヤ28とを回転自
在に軸支して設け、3速入力側ギヤ20に噛合する3速
出力側ギヤ30と4速入力側ギヤ22に噛合する4速出
力側ギヤ32と5速入力側ギヤ24に噛合する5速出力
側ギヤ34とを固定して設けている。
から離間する側に向かって順次に、1速入力側ギヤ14
に噛合する変速ギヤである1速出力側ギヤ26と2速入
力側ギヤ18に噛合する2速出力側ギヤ28とを回転自
在に軸支して設け、3速入力側ギヤ20に噛合する3速
出力側ギヤ30と4速入力側ギヤ22に噛合する4速出
力側ギヤ32と5速入力側ギヤ24に噛合する5速出力
側ギヤ34とを固定して設けている。
【0020】リバース軸12には、変速ギヤであるリバ
ースアイドラギヤ36を軸方向移動可能且つ回転自在に
軸支して設けている。リバースアイドラギヤ36は、軸
方向移動によりリバース入力側ギヤ16及び後述するリ
バース出力側ギヤ42に噛合離脱可能に設けられてい
る。
ースアイドラギヤ36を軸方向移動可能且つ回転自在に
軸支して設けている。リバースアイドラギヤ36は、軸
方向移動によりリバース入力側ギヤ16及び後述するリ
バース出力側ギヤ42に噛合離脱可能に設けられてい
る。
【0021】1速出力側ギヤ14と2速出力側ギヤ18
との間の出力軸10には、1速・2速同期装置38を設
けている。1速・2速同期装置38は、1速・2速変速
ギヤ切換用の1速・2速シンクロスリーブ40を有し、
1速・2速シンクロスリーブ40にリバース出力側ギヤ
42を一体的に設けている。3速入力側ギヤ20と4速
入力側ギヤ22との間の入力軸8には、3速・4速同期
装置44を設けている。3速・4速同期装置44は、3
速・4速変速ギヤ切換用の3速・4速シンクロスリーブ
46を有している。
との間の出力軸10には、1速・2速同期装置38を設
けている。1速・2速同期装置38は、1速・2速変速
ギヤ切換用の1速・2速シンクロスリーブ40を有し、
1速・2速シンクロスリーブ40にリバース出力側ギヤ
42を一体的に設けている。3速入力側ギヤ20と4速
入力側ギヤ22との間の入力軸8には、3速・4速同期
装置44を設けている。3速・4速同期装置44は、3
速・4速変速ギヤ切換用の3速・4速シンクロスリーブ
46を有している。
【0022】また、入力軸8のエンジン2から離間する
側の軸端には、端部段変速ギヤである5速入力側ギヤ2
4の一側に隣接して5速同期装置48を設けている。5
速同期装置48は、図1に示す如く、5速シンクロハブ
50を設けている。5速シンクロハブ50は、断面略I
形状に形成され、内周側にハブ内側スプライン52を設
け、外周側にハブ外側スプライン54を設け、外周円周
方向等間隔位置にキー溝56を設けている。
側の軸端には、端部段変速ギヤである5速入力側ギヤ2
4の一側に隣接して5速同期装置48を設けている。5
速同期装置48は、図1に示す如く、5速シンクロハブ
50を設けている。5速シンクロハブ50は、断面略I
形状に形成され、内周側にハブ内側スプライン52を設
け、外周側にハブ外側スプライン54を設け、外周円周
方向等間隔位置にキー溝56を設けている。
【0023】5速同期装置48に隣接する入力軸8に
は、スリーブ58を介して5速入力側ギヤ24を軸支す
る5速入力側軸受60を嵌合して設け、スリーブ58よ
りも軸端側に軸外側スプライン62を形成して設けてい
る。5速シンクロハブ50は、ハブ内側スプライン52
を入力軸8の軸外側スプライン62にスプライン係合し
てスリーブ58に当接することにより、5速入力側ギヤ
24の一側に隣接して入力軸8に回転不能に固定して設
けている。
は、スリーブ58を介して5速入力側ギヤ24を軸支す
る5速入力側軸受60を嵌合して設け、スリーブ58よ
りも軸端側に軸外側スプライン62を形成して設けてい
る。5速シンクロハブ50は、ハブ内側スプライン52
を入力軸8の軸外側スプライン62にスプライン係合し
てスリーブ58に当接することにより、5速入力側ギヤ
24の一側に隣接して入力軸8に回転不能に固定して設
けている。
【0024】5速シンクロハブ50の外周には、図示し
ない5速シフトフォークにより軸方向移動される5速シ
ンクロスリーブ64をスプライン係合して設けている。
5速シンクロスリーブ64は、筒状に形成され、内周側
にスリーブ内側スプライン66を設け、外周側に5速シ
フトフォークが係合されるフォーク係合溝68を設けて
いる。5速シンクロスリーブ64は、スリーブ内側スプ
ライン66を5速シンクロハブ50のハブ外側スプライ
ン54にスプライン係合することにより、5速シンクロ
ハブ50に入力軸6に対して軸方向移動可能に設けてい
る。
ない5速シフトフォークにより軸方向移動される5速シ
ンクロスリーブ64をスプライン係合して設けている。
5速シンクロスリーブ64は、筒状に形成され、内周側
にスリーブ内側スプライン66を設け、外周側に5速シ
フトフォークが係合されるフォーク係合溝68を設けて
いる。5速シンクロスリーブ64は、スリーブ内側スプ
ライン66を5速シンクロハブ50のハブ外側スプライ
ン54にスプライン係合することにより、5速シンクロ
ハブ50に入力軸6に対して軸方向移動可能に設けてい
る。
【0025】5速シンクロスリーブ64には、内側に5
速シンクロキー70を5速シンクロスプリング72によ
り押圧して設けている。5速シンクロキー70は、5速
シンクロスリーブ64の軸方向移動に追随して、わずか
に軸方向移動可能に5速シンクロハブ50のキー溝56
に係合して設けている。
速シンクロキー70を5速シンクロスプリング72によ
り押圧して設けている。5速シンクロキー70は、5速
シンクロスリーブ64の軸方向移動に追随して、わずか
に軸方向移動可能に5速シンクロハブ50のキー溝56
に係合して設けている。
【0026】5速シンクロハブ50に隣接して入力軸8
に軸支される5速入力側ギヤ24には、ギヤ外側スプラ
イン74を設け、ギヤ側テーパコーン76を設けてい
る。5速シンクロハブ50のハブ外側スプライン54と
5速入力側ギヤ24のギヤ外側スプライン74との間に
は、5速シンクロリング78を設けている。5速シンク
ロリング78には、スリーブ内側スプライン66がスプ
ライン係合されるリング外側スプライン80を設け、ギ
ヤ側テーパコーン76に摺接するリング側テーパコーン
82を設けている。
に軸支される5速入力側ギヤ24には、ギヤ外側スプラ
イン74を設け、ギヤ側テーパコーン76を設けてい
る。5速シンクロハブ50のハブ外側スプライン54と
5速入力側ギヤ24のギヤ外側スプライン74との間に
は、5速シンクロリング78を設けている。5速シンク
ロリング78には、スリーブ内側スプライン66がスプ
ライン係合されるリング外側スプライン80を設け、ギ
ヤ側テーパコーン76に摺接するリング側テーパコーン
82を設けている。
【0027】5速シンクロハブ50の5速入力側ギヤ2
4から離間する側の入力軸8には、ストッパプレート8
4を取付けて設けている。ストッパプレート84は、図
2に示す如く、入力軸8の軸方向と直角な径方向に広が
る内周側の円環板状の固定部86と、この固定部86の
外縁から5速シンクロハブ50と離間する方向に延びる
中間部位の円筒状の中間部88と、この中間部88の外
縁から入力軸8の径方向に広がる外周側の円環板状の当
接部90とから、断面略盆型の円環板形状に形成され
る。
4から離間する側の入力軸8には、ストッパプレート8
4を取付けて設けている。ストッパプレート84は、図
2に示す如く、入力軸8の軸方向と直角な径方向に広が
る内周側の円環板状の固定部86と、この固定部86の
外縁から5速シンクロハブ50と離間する方向に延びる
中間部位の円筒状の中間部88と、この中間部88の外
縁から入力軸8の径方向に広がる外周側の円環板状の当
接部90とから、断面略盆型の円環板形状に形成され
る。
【0028】固定部86は、内周に入力軸8の軸外側ス
プライン62にスプライン係合されるプレート内側スプ
ライン92を設けている。当接部90は、5速シンクロ
キー60と対向する側に当接面94を設けている。
プライン62にスプライン係合されるプレート内側スプ
ライン92を設けている。当接部90は、5速シンクロ
キー60と対向する側に当接面94を設けている。
【0029】ストッパプレート84は、図1に示す如
く、プレート内側スプライン92を軸外側スプライン6
2にスプライン係合して固定部86の一側を5速シンク
ロハブ50に当接させ、入力軸8の係止溝96にサーク
リップ98を係止して固定部86の他側に当接さること
により、当接部90の当接面94を5速シンクロキー6
0と対向させて入力軸8に取付けられる。入力軸8に取
付けられたストッパプレート84は、当接面94によっ
て5速シンクロキー60が5速入力側ギヤ24から離間
する側に軸方向移動することを阻止する。
く、プレート内側スプライン92を軸外側スプライン6
2にスプライン係合して固定部86の一側を5速シンク
ロハブ50に当接させ、入力軸8の係止溝96にサーク
リップ98を係止して固定部86の他側に当接さること
により、当接部90の当接面94を5速シンクロキー6
0と対向させて入力軸8に取付けられる。入力軸8に取
付けられたストッパプレート84は、当接面94によっ
て5速シンクロキー60が5速入力側ギヤ24から離間
する側に軸方向移動することを阻止する。
【0030】このストッパプレート84には、当接部9
0の外縁から5速シンクロハブ50と離間する方向に延
びる円筒状の延長部100を設けている。延長部100
には、外周にセンサギヤ102を設けている。センサギ
ヤ102は、外周にセンサギヤ歯102Aを設けてい
る。
0の外縁から5速シンクロハブ50と離間する方向に延
びる円筒状の延長部100を設けている。延長部100
には、外周にセンサギヤ102を設けている。センサギ
ヤ102は、外周にセンサギヤ歯102Aを設けてい
る。
【0031】この変速機4は、図3に示す如く、入力軸
回転検出用の回転センサ104を変速機ケース6のサイ
ドケース部6−3に取付けて設けている。回転センサ1
04は、ストッパプレート84のセンサギヤ102のセ
ンサギヤ歯102Aを検出走査し、入力軸8の回転を検
出する。なお、この変速機4は、出力軸回転検出用の回
転センサ106をサイドケース部6−3に取付けて設け
ている。回転センサ106は、5速出力側ギヤ34の5
速出力側ギヤ歯34Aを検出走査して出力軸10の回転
を検出する。
回転検出用の回転センサ104を変速機ケース6のサイ
ドケース部6−3に取付けて設けている。回転センサ1
04は、ストッパプレート84のセンサギヤ102のセ
ンサギヤ歯102Aを検出走査し、入力軸8の回転を検
出する。なお、この変速機4は、出力軸回転検出用の回
転センサ106をサイドケース部6−3に取付けて設け
ている。回転センサ106は、5速出力側ギヤ34の5
速出力側ギヤ歯34Aを検出走査して出力軸10の回転
を検出する。
【0032】また、この変速機4は、リバースアイドラ
ギヤ36にリバース切換装置108を構成するリバース
スリーブ110を一体的に設けている。
ギヤ36にリバース切換装置108を構成するリバース
スリーブ110を一体的に設けている。
【0033】この変速機4は、図示しない変速レバーを
手動により操作して変速操作機構を動作させ、あるいは
図示しないアクチュエータにより変速操作機構を動作さ
せ、この変速操作機構により1速・2速同期装置38と
3速・4速同期装置44と5速同期装置48とリバース
切換装置108とを作動させ、1速入力側ギヤ14〜リ
バースアイドラギヤ36及びリバース出力側ギヤ42の
噛合状態を切換える。
手動により操作して変速操作機構を動作させ、あるいは
図示しないアクチュエータにより変速操作機構を動作さ
せ、この変速操作機構により1速・2速同期装置38と
3速・4速同期装置44と5速同期装置48とリバース
切換装置108とを作動させ、1速入力側ギヤ14〜リ
バースアイドラギヤ36及びリバース出力側ギヤ42の
噛合状態を切換える。
【0034】なお、この変速機4は、出力軸10のエン
ジン2に近接する端部にファイナルドライブギヤ112
を設け、このファイナルドライブギヤ112に噛合する
ファイナルドリブンギヤ114を変速機ケース6に軸支
した差動機116のデフケース118に取付けて設けて
いる。差動機116は、デフケース118に内蔵された
デフギヤ列120に図示しない左右のアクスル軸を連絡
して設けている。
ジン2に近接する端部にファイナルドライブギヤ112
を設け、このファイナルドライブギヤ112に噛合する
ファイナルドリブンギヤ114を変速機ケース6に軸支
した差動機116のデフケース118に取付けて設けて
いる。差動機116は、デフケース118に内蔵された
デフギヤ列120に図示しない左右のアクスル軸を連絡
して設けている。
【0035】次に作用を説明する。
【0036】この変速機4は、図1に示す如く、入力軸
8のエンジン2から離間する軸端に軸支される端部段変
速ギヤである5速入力側ギヤ24の一側に隣接して、5
速同期装置48を設けている。5速同期装置48は、5
速シンクロハブ50と5速シンクロスリーブ64と5速
シンクロキー70とを有し、5速シンクロハブ50の5
速入力側ギヤ24から離間する側の入力軸8に5速シン
クロキー70の軸方向移動を阻止するストッパプレート
84を取付けて設けている。このストッパプレート84
の外周には、センサギヤ102を設けている。
8のエンジン2から離間する軸端に軸支される端部段変
速ギヤである5速入力側ギヤ24の一側に隣接して、5
速同期装置48を設けている。5速同期装置48は、5
速シンクロハブ50と5速シンクロスリーブ64と5速
シンクロキー70とを有し、5速シンクロハブ50の5
速入力側ギヤ24から離間する側の入力軸8に5速シン
クロキー70の軸方向移動を阻止するストッパプレート
84を取付けて設けている。このストッパプレート84
の外周には、センサギヤ102を設けている。
【0037】この変速機4は、図3に示す如く、サイド
ケース部6−3に回転センサ104を取付けて設け、こ
の回転センサ104によりストッパプレート84に取付
けたセンサギヤ102を検出走査し、入力軸8の回転を
検出する。また、この変速機4は、サイドケース部6−
3に取付けた回転センサ106により5速出力側ギヤ3
4を検出走査し、出力軸10の回転を検出する。
ケース部6−3に回転センサ104を取付けて設け、こ
の回転センサ104によりストッパプレート84に取付
けたセンサギヤ102を検出走査し、入力軸8の回転を
検出する。また、この変速機4は、サイドケース部6−
3に取付けた回転センサ106により5速出力側ギヤ3
4を検出走査し、出力軸10の回転を検出する。
【0038】検出された入力軸8の回転及び出力軸10
の回転は、エンジン制御手段や変速制御手段(図示せ
ず)に入力され、各変速ギヤの噛合状態の確認に使用さ
れ、エンジン制御や自動変速制御に利用される。
の回転は、エンジン制御手段や変速制御手段(図示せ
ず)に入力され、各変速ギヤの噛合状態の確認に使用さ
れ、エンジン制御や自動変速制御に利用される。
【0039】このように、この変速機4のセンサギヤ取
付構造は、入力軸8の軸端に軸支される5速入力側ギヤ
24の一側に隣接して5速同期装置48を設け、この5
速同期装置48の5速シンクロハブ50の5速入力側ギ
ヤ34から離間する側の入力軸8に5速シンクロキー7
0の軸方向移動を阻止するストッパプレート84を取付
けて設け、このストッパプレート84の外周に回転セン
サ104により検出走査されるセンサギヤ102を設け
ている。
付構造は、入力軸8の軸端に軸支される5速入力側ギヤ
24の一側に隣接して5速同期装置48を設け、この5
速同期装置48の5速シンクロハブ50の5速入力側ギ
ヤ34から離間する側の入力軸8に5速シンクロキー7
0の軸方向移動を阻止するストッパプレート84を取付
けて設け、このストッパプレート84の外周に回転セン
サ104により検出走査されるセンサギヤ102を設け
ている。
【0040】これにより、この変速機4のセンサギヤ取
付構造は、変速機2の既存部品であるストッパプレート
84にセンサギヤ102の機能を持たせることができ、
センサギヤ102の取付スペースを必要とせず、部品点
数の増加を招くことがなく、レイアウトの変更を回避す
ることができる。
付構造は、変速機2の既存部品であるストッパプレート
84にセンサギヤ102の機能を持たせることができ、
センサギヤ102の取付スペースを必要とせず、部品点
数の増加を招くことがなく、レイアウトの変更を回避す
ることができる。
【0041】このため、この変速機2のセンサギヤ取付
構造は、センサギヤ102の取付スペースの確保を不要
にし得て、変速機ケース6内のスペースの有効利用を図
り得て、部品点数を削減し得て、変速機2の大型化を回
避することができる。また、この変速機2のセンサギヤ
取付構造は、ストッパプレート84の外周にセンサギヤ
102を設けるだけなので、既存部品であるストッパプ
レート84の変更を最小限にすることができ、既存部品
であるストッパプレート84の小変更により実施するこ
とができ、コストの低減を図ることができる。
構造は、センサギヤ102の取付スペースの確保を不要
にし得て、変速機ケース6内のスペースの有効利用を図
り得て、部品点数を削減し得て、変速機2の大型化を回
避することができる。また、この変速機2のセンサギヤ
取付構造は、ストッパプレート84の外周にセンサギヤ
102を設けるだけなので、既存部品であるストッパプ
レート84の変更を最小限にすることができ、既存部品
であるストッパプレート84の小変更により実施するこ
とができ、コストの低減を図ることができる。
【0042】図4〜図6は、この発明の第2実施例を示
すものである。この第2実施例においては、上述の第1
実施例と同一機能を果す箇所に同一符号を付し、概略を
説明する。
すものである。この第2実施例においては、上述の第1
実施例と同一機能を果す箇所に同一符号を付し、概略を
説明する。
【0043】図6において、2はエンジン、4は変速
機、6は変速機ケース、8は入力軸、10は出力軸1
0、12はリバースアイドラ軸、14は1速入力側ギ
ヤ、16はリバース入力側ギヤ、18は2速入力側ギ
ヤ、20は3速入力側ギヤ、22は4速入力側ギヤ、2
4は5速入力側ギヤ、26は1速出力側ギヤ、28は2
速出力側ギヤ、30は3速出力側ギヤ、32は4速出力
側ギヤ、34は5速出力側ギヤ、36はリバースアイド
ラギヤである。
機、6は変速機ケース、8は入力軸、10は出力軸1
0、12はリバースアイドラ軸、14は1速入力側ギ
ヤ、16はリバース入力側ギヤ、18は2速入力側ギ
ヤ、20は3速入力側ギヤ、22は4速入力側ギヤ、2
4は5速入力側ギヤ、26は1速出力側ギヤ、28は2
速出力側ギヤ、30は3速出力側ギヤ、32は4速出力
側ギヤ、34は5速出力側ギヤ、36はリバースアイド
ラギヤである。
【0044】1速出力側ギヤ14と2速出力側ギヤ18
との間の出力軸10には、1速・2速シンクロスリーブ
40を有する1速・2速同期装置38を設け、1速・2
速シンクロスリーブ40にリバース出力側ギヤ42を一
体的に設けている。3速入力側ギヤ20と4速入力側ギ
ヤ22との間の入力軸8には、3速・4速シンクロスリ
ーブ46を有する3速・4速同期装置44を設けてい
る。
との間の出力軸10には、1速・2速シンクロスリーブ
40を有する1速・2速同期装置38を設け、1速・2
速シンクロスリーブ40にリバース出力側ギヤ42を一
体的に設けている。3速入力側ギヤ20と4速入力側ギ
ヤ22との間の入力軸8には、3速・4速シンクロスリ
ーブ46を有する3速・4速同期装置44を設けてい
る。
【0045】また、入力軸8のエンジン2から離間する
軸端には、端部段変速ギヤである5速入力側ギヤ24の
一側に隣接して5速同期装置48を設けている。5速同
期装置48は、図に示す如く、5速シンクロハブ50と
5速シンクロスリーブ64と5速シンクロキー70とを
有し、5速入力側ギヤ24のギヤ側テーパコーン76に
5速シンクロリング78のリング側テーパコーン82を
摺接して設けている。
軸端には、端部段変速ギヤである5速入力側ギヤ24の
一側に隣接して5速同期装置48を設けている。5速同
期装置48は、図に示す如く、5速シンクロハブ50と
5速シンクロスリーブ64と5速シンクロキー70とを
有し、5速入力側ギヤ24のギヤ側テーパコーン76に
5速シンクロリング78のリング側テーパコーン82を
摺接して設けている。
【0046】第2実施例の変速機4のセンサギヤ取付構
造は、5速シンクロハブ50の5速入力側ギヤ24から
離間する側の入力軸8にセンサギヤ122を取付けて設
けている。センサギヤ122は、図5に示す如く、入力
軸8の軸方向と直角な径方向に広がる内周側の円環板状
の固定部124と、この固定部124の外縁から5速シ
ンクロハブ50と離間する方向に傾斜して広がる中間部
医の傾斜円環板状の中間部126と、この中間部126
の外縁から入力軸8の径方向に広がる外周側の円環板状
の突出部128とから、断面略ハット型の円環板形状に
形成される。
造は、5速シンクロハブ50の5速入力側ギヤ24から
離間する側の入力軸8にセンサギヤ122を取付けて設
けている。センサギヤ122は、図5に示す如く、入力
軸8の軸方向と直角な径方向に広がる内周側の円環板状
の固定部124と、この固定部124の外縁から5速シ
ンクロハブ50と離間する方向に傾斜して広がる中間部
医の傾斜円環板状の中間部126と、この中間部126
の外縁から入力軸8の径方向に広がる外周側の円環板状
の突出部128とから、断面略ハット型の円環板形状に
形成される。
【0047】固定部124は、内周に入力軸8の軸外側
スプライン62にスプライン係合されるプレート内側ス
プライン130を設けている。中間部126は、5速シ
ンクロキー70と対向する側に当接面132を設けてい
る。突出部128は、外周にセンサギヤ歯122Aを設
けている。
スプライン62にスプライン係合されるプレート内側ス
プライン130を設けている。中間部126は、5速シ
ンクロキー70と対向する側に当接面132を設けてい
る。突出部128は、外周にセンサギヤ歯122Aを設
けている。
【0048】センサギヤ122は、図4に示す如く、プ
レート内側スプライン130を軸外側スプライン62に
スプライン係合して固定部124の一側を5速シンクロ
ハブ50に当接させ、中間部126の当接面132を5
速シンクロキー60と対向させ、入力軸8の係止溝96
にサークリップ98を係止して固定部124の他側に当
接させることにより、当接面132を5速シンクロキー
70と対向させて入力軸8に取付けられる。
レート内側スプライン130を軸外側スプライン62に
スプライン係合して固定部124の一側を5速シンクロ
ハブ50に当接させ、中間部126の当接面132を5
速シンクロキー60と対向させ、入力軸8の係止溝96
にサークリップ98を係止して固定部124の他側に当
接させることにより、当接面132を5速シンクロキー
70と対向させて入力軸8に取付けられる。
【0049】入力軸8に取付けられたセンサギヤ122
は、当接面132によって5速シンクロキー70が5速
入力側ギヤ24から離間する側に軸方向移動することを
阻止する。
は、当接面132によって5速シンクロキー70が5速
入力側ギヤ24から離間する側に軸方向移動することを
阻止する。
【0050】この変速機4は、入力軸8の回転を検出す
る回転センサ104をサイドケース部6−3に取付けて
設け、出力軸10の回転を検出する出力軸回転検出用の
回転センサ106をサイドケース部6−3に取付けて設
けている。
る回転センサ104をサイドケース部6−3に取付けて
設け、出力軸10の回転を検出する出力軸回転検出用の
回転センサ106をサイドケース部6−3に取付けて設
けている。
【0051】この変速機4は、図示しない変速レバーを
手動により操作して変速操作機構を動作させ、あるいは
図示しないアクチュエータにより変速操作機構を動作さ
せ、1速・2速同期装置38と3速・4速同期装置44
と5速同期装置48とリバース切換装置108とを作動
させ、1速入力側ギヤ14〜リバースアイドラギヤ36
及びリバース出力側ギヤ42の噛合状態を切換える。
手動により操作して変速操作機構を動作させ、あるいは
図示しないアクチュエータにより変速操作機構を動作さ
せ、1速・2速同期装置38と3速・4速同期装置44
と5速同期装置48とリバース切換装置108とを作動
させ、1速入力側ギヤ14〜リバースアイドラギヤ36
及びリバース出力側ギヤ42の噛合状態を切換える。
【0052】なお、この変速機4は、出力軸10のエン
ジン2側の端部をファイナルドライブギヤ112及びフ
ァイナルドリブンギヤ114により差動機116に連絡
して設けている。差動機116は、内蔵するデフギヤ列
120に図示しない左右のアクスル軸を連絡して設けて
いる。
ジン2側の端部をファイナルドライブギヤ112及びフ
ァイナルドリブンギヤ114により差動機116に連絡
して設けている。差動機116は、内蔵するデフギヤ列
120に図示しない左右のアクスル軸を連絡して設けて
いる。
【0053】このように、第2実施例のセンサギヤ取付
構造は、入力軸8の軸端に軸支される5速入力側ギヤ2
4の一側に隣接して5速同期装置48を設け、この5速
同期装置48の5速シンクロハブ50の5速入力側ギヤ
24から離間する側の入力軸8にセンサギヤ122を取
付けて設け、このセンサギヤ122の5速シンクロキー
60と対向する側に5速シンクロキー70の軸方向移動
を阻止する当接面132を設けている。
構造は、入力軸8の軸端に軸支される5速入力側ギヤ2
4の一側に隣接して5速同期装置48を設け、この5速
同期装置48の5速シンクロハブ50の5速入力側ギヤ
24から離間する側の入力軸8にセンサギヤ122を取
付けて設け、このセンサギヤ122の5速シンクロキー
60と対向する側に5速シンクロキー70の軸方向移動
を阻止する当接面132を設けている。
【0054】これにより、第2実施例のセンサギヤ取付
構造は、変速機2の既存部品であるストッパプレートの
取付スペースを利用してセンサギヤ122を取付けるこ
とができ、このセンサギヤ122に当接面132を設け
たことによりストッパプレートの機能を持たせることが
でき、入力軸8の軸端側にセンサギヤ122を取付ける
ために入力軸8の係止溝96を変更するだけで対応で
き、サークリップ98を共用することができ、レイアウ
トの変更を小さくすることができる。
構造は、変速機2の既存部品であるストッパプレートの
取付スペースを利用してセンサギヤ122を取付けるこ
とができ、このセンサギヤ122に当接面132を設け
たことによりストッパプレートの機能を持たせることが
でき、入力軸8の軸端側にセンサギヤ122を取付ける
ために入力軸8の係止溝96を変更するだけで対応で
き、サークリップ98を共用することができ、レイアウ
トの変更を小さくすることができる。
【0055】このため、第2実施例のセンサギヤ取付構
造は、変速機ケース6内のスペースを有効利用してセン
サギヤ122を設けることができ、センサギヤ122に
ストッパプレート機能を持たせたことにより部品点数を
削減して重量増加を抑えることができる。また、第2実
施例のセンサギヤ取付構造は、センサギヤ122の取付
けによる変更を最小限にすることができ、コストの低減
を図ることができる。
造は、変速機ケース6内のスペースを有効利用してセン
サギヤ122を設けることができ、センサギヤ122に
ストッパプレート機能を持たせたことにより部品点数を
削減して重量増加を抑えることができる。また、第2実
施例のセンサギヤ取付構造は、センサギヤ122の取付
けによる変更を最小限にすることができ、コストの低減
を図ることができる。
【0056】図7は、この発明の第3実施例を示すもの
である。第3実施例のセンサギヤ取付構造は、第1実施
例に示すセンサギヤ102を取付けたトッパプレート8
4の固定部86の内周に入力軸8の軸外側スプライン6
2にスプライン係合されるプレート内側スプライン13
4を周方向等間隔位置に設け、これらプレート内側スプ
ライン134と交互の周方向等間隔位置に入力軸8の係
止溝96に係止される係止部136を設けたものであ
る。
である。第3実施例のセンサギヤ取付構造は、第1実施
例に示すセンサギヤ102を取付けたトッパプレート8
4の固定部86の内周に入力軸8の軸外側スプライン6
2にスプライン係合されるプレート内側スプライン13
4を周方向等間隔位置に設け、これらプレート内側スプ
ライン134と交互の周方向等間隔位置に入力軸8の係
止溝96に係止される係止部136を設けたものであ
る。
【0057】第3実施例のセンサギヤ取付構造は、スト
ッパプレート84の固定部86の内周に、入力軸8の軸
外側スプライン62にスプライン係合されるプレート内
側スプライン134と入力軸8の係止溝96に係止され
る係止部136とを、周方向等間隔位置に交互に設けた
ことにより、係止部136によってストッパプレート8
4を入力軸8に取付けることができ、サークリップ98
を不要にし得て、部品点数を削減して重量増加を抑える
ことができる。
ッパプレート84の固定部86の内周に、入力軸8の軸
外側スプライン62にスプライン係合されるプレート内
側スプライン134と入力軸8の係止溝96に係止され
る係止部136とを、周方向等間隔位置に交互に設けた
ことにより、係止部136によってストッパプレート8
4を入力軸8に取付けることができ、サークリップ98
を不要にし得て、部品点数を削減して重量増加を抑える
ことができる。
【0058】
【発明の効果】このように、この発明の変速機のセンサ
ギヤ取付構造は、変速ギヤの一側に隣接して設けた同期
装置のシンクロキーの軸方向移動を阻止するストッパプ
レートを回転軸に取付けて設け、このストッパプレート
の外周にセンサギヤを設けたことにより、変速機の既存
部品であるストッパプレートにセンサギヤの機能を持た
せることができ、センサギヤの取付スペースを必要とせ
ず、部品点数の増加を招くことがなく、レイアウトの変
更を回避することができる。
ギヤ取付構造は、変速ギヤの一側に隣接して設けた同期
装置のシンクロキーの軸方向移動を阻止するストッパプ
レートを回転軸に取付けて設け、このストッパプレート
の外周にセンサギヤを設けたことにより、変速機の既存
部品であるストッパプレートにセンサギヤの機能を持た
せることができ、センサギヤの取付スペースを必要とせ
ず、部品点数の増加を招くことがなく、レイアウトの変
更を回避することができる。
【0059】このため、この変速機のセンサギヤ取付構
造は、センサギヤの取付スペースの確保を不要にし得
て、部品点数を削減し得て、変速機の大型化を回避する
ことができる。また、この変速機のセンサギヤ取付構造
は、ストッパプレートの外周にセンサギヤを設けるだけ
なので、既存部品であるストッパプレートの変更を最小
限にすることができ、既存部品であるストッパプレート
の小変更により実施することができ、コストの低減を図
ることができる。
造は、センサギヤの取付スペースの確保を不要にし得
て、部品点数を削減し得て、変速機の大型化を回避する
ことができる。また、この変速機のセンサギヤ取付構造
は、ストッパプレートの外周にセンサギヤを設けるだけ
なので、既存部品であるストッパプレートの変更を最小
限にすることができ、既存部品であるストッパプレート
の小変更により実施することができ、コストの低減を図
ることができる。
【図1】この発明の第1実施例を示す5速同期装置の断
面図である。
面図である。
【図2】ストッパプレートの断面図である。
【図3】変速機の断面図である。
【図4】第2実施例を示す5速同期装置の断面図であ
る。
る。
【図5】センサギヤの断面図である。
【図6】変速機の断面図である。
【図7】第3実施例を示すストッパプレートの正面図で
ある。
ある。
【図8】従来例を示す変速機の断面図である。
【図9】5速同期装置の断面図である。
2 エンジン 4 変速機 8 入力軸 10 出力軸 24 5速入力側ギヤ 48 5速同期装置 50 5速シンクロハブ 64 5速シンクロスリーブ 70 5速シンクロキー 78 5速シンクロリング 84 ストッパプレート 98 サークリップ 102 センサギヤ 104 回転センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J028 EA09 EA25 EB07 EB13 EB33 EB35 EB67 FB06 FC32 FC42 FC64 GA01 HB06 HB07 HB08 HB09 HC03 3J056 AA14 BA05 BE07 3J552 MA04 MA13 NA01 NB01 PA65 PA67 QC07 SA24 SB38 VA32W VA37Z
Claims (2)
- 【請求項1】 変速機の回転軸に軸支される変速ギヤの
一側に隣接して同期装置を設け、この同期装置は回転軸
に固定されるシンクロハブとこのシンクロハブの外周に
軸方向移動可能にスプライン係合されるシンクロスリー
ブとこのシンクロスリーブの内側に押圧されるとともに
前記シンクロハブの外周にわずかに軸方向移動可能に係
合されるシンクロキーとを有し、前記シンクロハブの変
速ギヤから離間する側の回転軸に前記シンクロキーの軸
方向移動を阻止するストッパプレートを取付けて設け、
このストッパプレートの外周に前記回転軸の回転を検出
する回転センサにより検出走査されるセンサギヤを設け
たことを特徴とする変速機のセンサギヤ取付構造。 - 【請求項2】 変速機の回転軸に軸支される変速ギヤの
一側に隣接して同期装置を設け、この同期装置は回転軸
に固定されるシンクロハブとこのシンクロハブの外周に
軸方向移動可能にスプライン係合されるシンクロスリー
ブとこのシンクロスリーブの内側に押圧されるとともに
前記シンクロハブの外周にわずかに軸方向移動可能に係
合されるシンクロキーとを有し、前記シンクロハブの変
速ギヤから離間する側の回転軸に前記回転軸の回転を検
出する回転センサにより検出走査されるセンサギヤを取
付けて設け、このセンサギヤの前記シンクロキーと対向
する側にこのシンクロキーの軸方向移動を阻止する当接
面を設けたことを特徴とする変速機のセンサギヤ取付構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000094035A JP2001280431A (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 変速機のセンサギヤ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000094035A JP2001280431A (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 変速機のセンサギヤ取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001280431A true JP2001280431A (ja) | 2001-10-10 |
Family
ID=18609134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000094035A Pending JP2001280431A (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 変速機のセンサギヤ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001280431A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2180213A1 (en) | 2008-10-23 | 2010-04-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Manual transmission |
-
2000
- 2000-03-30 JP JP2000094035A patent/JP2001280431A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2180213A1 (en) | 2008-10-23 | 2010-04-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Manual transmission |
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