JP2001280266A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JP2001280266A
JP2001280266A JP2000096281A JP2000096281A JP2001280266A JP 2001280266 A JP2001280266 A JP 2001280266A JP 2000096281 A JP2000096281 A JP 2000096281A JP 2000096281 A JP2000096281 A JP 2000096281A JP 2001280266 A JP2001280266 A JP 2001280266A
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JP
Japan
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suction pipe
scroll compressor
pressure gas
lid
scroll
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JP2000096281A
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English (en)
Inventor
Hironori Tomota
裕基 友田
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸入管を蓋体に溶接にて取り付ける際、吸入
管の傾きを防止し、圧縮機組立時に高精度の溶接技術お
よび治具を必要とせず、作業性が容易で、かつコスト的
に有利なスクロール圧縮機を提供する。 【解決手段】 容器本体1aと蓋体1bとからなる密閉容器
1内に、電動機と圧縮部3を配置し、圧縮部3を、固定
スクロールと旋回スクロールとを互いに噛み合わせ、低
圧ガスを圧縮して高圧ガスを生成する複数の圧縮室によ
り形成し、圧縮室に低圧ガスを導入する導入孔12を設け
るとともに、蓋体1bに形成された挿通孔1b1 を挿通して
密閉容器1内に導入され、一端部を導入孔12に嵌合する
吸入管13を設け、吸入管13を蓋体1bに密封溶接してなる
スクロール圧縮機において、吸入管13の密閉容器1内側
に、挿通孔内周と吸入管外周間に嵌入するフランジ17a
を備えたガイド環17を装着し、吸入管13の傾きを防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール圧縮機
に係り、詳しくは吸入管の傾きを防止し、容器本体と蓋
体の組付けを容易にすることができる蓋体への吸入管の
取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機には例えば、図
3および図4に示すようなものがある。図において、容
器本体1aと蓋体1bとからなる密閉容器1内に、電動機2
と圧縮部3を配置し、同圧縮部3を、鏡板4aに渦捲き状
のラップ4bを有する固定スクロール4と、同じく鏡板5a
に渦捲き状のラップ5bを有する旋回スクロール5とを互
いに内側に噛み合わせ、低圧ガスを圧縮して高圧ガスを
生成する複数の圧縮室6を形成している。
【0003】前記旋回スクロール5の自転を防止するオ
ルダムリング7と、前記旋回スクロール5の旋回駆動軸
5cを下端にクランク軸8を形成して旋回駆動し、左端か
ら右端まで貫通する潤滑油送路9を形成したシャフト10
と、前記クランク軸8を軸支するメインフレーム11とで
スクロール圧縮機を構成している。
【0004】前記圧縮室6に前記低圧ガスを導入する導
入孔12を設けるとともに、前記蓋体1bに形成された挿通
孔1b1 を挿通して前記密閉容器1内に導入され、一端部
を前記導入孔12に嵌合する吸入管13' を設け、同吸入管
13' を前記蓋体1bに溶接aにて密封溶接されている。
【0005】旋回スクロール5の旋回運動によって吸入
管13' から圧縮部3に吸入された低圧ガスは圧縮室6の
外周部から中心部へ順次移動しながら圧縮され高圧ガス
となり、同高圧ガスは吐出口14を経由して吐出室15に吐
出され、吐出管16から密閉容器1の外部の冷媒回路に放
出される。
【0006】上記構成において、前記吸入管13' を前記
蓋体1bに溶接した後、吸入管13' の一端部を前記導入孔
12に嵌合する場合、溶接時の吸入管13' の傾きに注意を
要する。しかしながら、吸入管13' の傾きを発生させな
いためには、圧縮機組立時に高精度の溶接技術および治
具が必要となり、作業性が悪く、かつコスト的に不利と
なるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたもので、吸入管を蓋体に溶接にて取り付け
る際、吸入管の傾きを防止し、圧縮機組立時に高精度の
溶接技術および治具を必要とせず、作業性が容易で、か
つコスト的に有利なスクロール圧縮機を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためなされたもので、容器本体と蓋体とからなる
密閉容器内に、電動機と圧縮部を配置し、同圧縮部を、
鏡板に渦捲き状のラップを有する固定スクロールと旋回
スクロールとを互いに噛み合わせ、低圧ガスを圧縮して
高圧ガスを生成する複数の圧縮室により形成し、同圧縮
室に前記低圧ガスを導入する導入孔を設けるとともに、
前記蓋体に形成された挿通孔を挿通して前記密閉容器内
に導入され、一端部を前記導入孔に嵌合する吸入管を設
け、同吸入管を前記蓋体に密封溶接してなるスクロール
圧縮機において、前記吸入管の密閉容器内側に、前記挿
通孔内周と前記吸入管外周間に嵌入するフランジを備え
たガイド環を装着し、前記吸入管の傾きを防止する構成
となっている。
【0009】また、前記吸入管の前記ガイド環挿入側
に、内側に傾斜するテーパを設けた構成となっている。
【0010】また、前記ガイド環を前記吸入管に圧入に
より装着した構成となっている。
【0011】また、前記フランジを前記挿通孔に圧入に
より嵌入た構成となっている。
【0012】また、前記フランジの先端面と前記蓋体の
外周面との合わせ面を平坦にした構成となっている。
【0013】また、前記ガイド環に耐熱性カーボン材を
用いた構成となっている。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実
施例を示すスクロール圧縮機の断面図、図2は本発明の
一の実施例による要部拡大断面図である。図において、
容器本体1aと蓋体1bとからなる密閉容器1内に、電動機
2と圧縮部3を配置し、同圧縮部3を、鏡板4aに渦捲き
状のラップ4bを有する固定スクロール4と、同じく鏡板
5aに渦捲き状のラップ5bを有する旋回スクロール5とを
互いに内側に噛み合わせ、低圧ガスを圧縮して高圧ガス
を生成する複数の圧縮室6を形成している。
【0015】前記旋回スクロール5の自転を防止するオ
ルダムリング7と、前記旋回スクロール6の旋回駆動軸
5cを下端にクランク軸8を形成して旋回駆動し、左端か
ら右端まで貫通する潤滑油送路9を形成したシャフト10
と、前記クランク軸8を軸支するメインフレーム11とで
スクロール圧縮機を構成している。
【0016】前記圧縮室6に前記低圧ガスを導入する導
入孔12を設けるとともに、前記蓋体1bに形成された挿通
孔1b1 を挿通して前記密閉容器1内に導入され、一端部
を前記導入孔12に嵌合する吸入管13を設け、同吸入管13
を前記蓋体1bに溶接aにて密封溶接されている。
【0017】旋回スクロール5の旋回運動によって吸入
管13から圧縮部3に吸入された低圧ガスは圧縮室6の外
周部から中心部へ順次移動しながら圧縮され高圧ガスと
なり、同高圧ガスは吐出口14を経由して吐出室15に吐出
され、吐出管16から密閉容器1の外部の冷媒回路に放出
される。
【0018】前記吸入管13の密閉容器1の内側に、前記
挿通孔1b1 の内周と前記吸入管13の外周間に嵌入するフ
ランジ17a を備えたガイド環17を装着し、前記吸入管13
の傾きを防止する構成となっている。
【0019】また、前記吸入管13の前記ガイド環17を挿
入する側に、内側に傾斜するテーパ13a を設け、圧入に
より挿通する構成とすることにより、前記吸入管13に前
記ガイド環17を容易に挿入することができ、かつ圧入し
易くなっている。また、前記フランジ17a を前記挿通孔
1b1 に圧入により嵌入た構成となっている。
【0020】また、前記フランジ17a の先端面と前記蓋
体1bの外周面との合わせ面を平坦にした構成とすること
により、前記吸入管13と前記蓋体1bの溶接aが精度よく
確実にできる。
【0021】また、前記ガイド環17に耐熱性カーボン材
を用いた構成とすることにより、前記吸入管13および蓋
体1bへの傷の発生を抑えると共に、高温下にある高圧側
からの熱に充分耐えることができ、特に、吸入管13を導
入孔12に嵌合する部分にシール部材18を用いる場合、シ
ール部材18の熱変形を防止できる。
【0022】上記構成において、前記吸入管13の密閉容
器1の内側に挿通する環状のガイド環17を設け、同ガイ
ド環17の一側先端部を前記挿通孔1b1 の内周と前記吸入
管13の外周間に嵌入し、同吸入管13を前記蓋体1bに溶接
aにて密封溶接する構成とすることにより、吸入管13の
傾きを防止し、圧縮機組立時に高精度の溶接技術および
治具を必要とせず、作業性が容易で、かつコスト的に有
利なスクロール圧縮機となる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明においては、吸入管
の密閉容器の内側に挿通する環状のガイド環を設け、同
ガイド環の一側先端部を挿通孔の内周と吸入管の外周間
に嵌入し、同吸入管を蓋体に溶接にて密封溶接する構成
とすることにより、吸入管の傾きを防止し、圧縮機組立
時に高精度の溶接技術および治具を必要とせず、作業性
が容易で、かつコスト的に有利なスクロール圧縮機とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すスクロール圧縮機の縦断
面図である。
【図2】本発明の実施例を示す要部拡大断面図である。
【図3】従来例によるスクロール圧縮機の縦断面図であ
る。
【図4】従来例による要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 密閉容器 1a 容器本体 1b 蓋体 1b1 挿通孔 2 電動機 3 圧縮部 4 固定スクロール 4a 固定鏡板 4b 固定スクロールラップ 5 旋回スクロール 5a 旋回鏡板 5b 旋回スクロールラップ 5c 旋回駆動軸 6 圧縮室 7 オルダムリング 8 クランク軸 9 潤滑油送路 10 シャフト 11 メインフレーム 12 導入孔 13 吸入管 13a テーパ 14 吐出口 15 吐出室 16 吐出管 17 ガイド環 17a フランジ 18 シール部材 a 溶接

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と蓋体とからなる密閉容器内
    に、電動機と圧縮部を配置し、同圧縮部を、鏡板に渦捲
    き状のラップを有する固定スクロールと旋回スクロール
    とを互いに噛み合わせ、低圧ガスを圧縮して高圧ガスを
    生成する複数の圧縮室により形成し、同圧縮室に前記低
    圧ガスを導入する導入孔を設けるとともに、前記蓋体に
    形成された挿通孔を挿通して前記密閉容器内に導入さ
    れ、一端部を前記導入孔に嵌合する吸入管を設け、同吸
    入管を前記蓋体に密封溶接してなるスクロール圧縮機に
    おいて、 前記吸入管の密閉容器内側に、前記挿通孔内周と前記吸
    入管外周間に嵌入するフランジを備えたガイド環を装着
    し、前記吸入管の傾きを防止してなることを特徴とする
    スクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記吸入管の前記ガイド環挿入側に、内
    側に傾斜するテーパを設けてなることを特徴とする請求
    項1記載のスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記ガイド環を前記吸入管に圧入により
    装着してなることを特徴とする請求項1記載のスクロー
    ル圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記フランジを前記挿通孔に圧入により
    嵌入してなることを特徴とする請求項1記載のスクロー
    ル圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記フランジの先端面と前記蓋体の外周
    面との合わせ面を平坦にしてなることを特徴とする請求
    項1記載のスクロール圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記ガイド環に耐熱性カーボン材を用い
    てなることを特徴とする請求項1記載のスクロール圧縮
    機。
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Cited By (5)

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