JP2001279904A - 断熱性壁材および断熱性壁の工法 - Google Patents

断熱性壁材および断熱性壁の工法

Info

Publication number
JP2001279904A
JP2001279904A JP2000100390A JP2000100390A JP2001279904A JP 2001279904 A JP2001279904 A JP 2001279904A JP 2000100390 A JP2000100390 A JP 2000100390A JP 2000100390 A JP2000100390 A JP 2000100390A JP 2001279904 A JP2001279904 A JP 2001279904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
insulating layer
heat insulating
wall
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000100390A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Kamiyama
弘徳 上山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2000100390A priority Critical patent/JP2001279904A/ja
Publication of JP2001279904A publication Critical patent/JP2001279904A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/24Structural elements or technologies for improving thermal insulation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/24Structural elements or technologies for improving thermal insulation
    • Y02A30/242Slab shaped vacuum insulation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B80/00Architectural or constructional elements improving the thermal performance of buildings
    • Y02B80/10Insulation, e.g. vacuum or aerogel insulation

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属、セラミックスを素材とする壁材におい
て、それらの機能を維持しつつ、さらに断熱性を付加さ
せた壁材、もしくは、そのような壁をつくるための工法
を提供することを課題とする。 【解決手段】 金属、セラミックスを素材とする表面材
2の裏面に、(1)中空粒子、気泡を含む高分子層、
(2)繊維質基材の一方の面に中空粒子、気泡を含む高
分子層、(3)シリカ、カーボンのエアロゲルからなる
断熱層、もしくは、(4)前記(3)の断熱層が真空包
装されたものを、断熱層3として積層して用いるか、も
しくは壁下地にそれらの断熱層を施工した上に表面材を
施工することにより解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の内外壁に
施工するパネル状等の壁材に関するもので、新規な断熱
層を裏面に予め積層した断熱性壁材、もしくは、壁下地
に新規な断熱層を施工した後に、壁材を適用することに
より、壁の断熱を行なう断熱性壁の工法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】建築物の内外の壁の仕上げ用に、従来、
様々な素材の壁材が使用されている。例えば、土壁、し
っくい壁、板壁、モルタル壁、もしくは金属板壁等であ
り、内壁に限れば、これらの他、クロス貼り、もしくは
突板貼り等がある。また、これらのほか、レンガ、石、
天幕等の布、毛皮等が、また寒冷地では氷や雪を踏み固
めたブロック等も使用されることがあり、身の回りで入
手しやすい素材を利用することが多かった。
【0003】しかし、上記の従来からある壁は、断熱性
をそれほど重視したものではなかった。と言うのは、我
国が温帯にあり、湿気が高く、また家庭用の空調の機器
がそれほど普及していなかったためもあり、必要性が感
じられなかったからである。
【0004】しかしながら、壁は屋根に比べ、日光の直
射や降雨・降雪の影響は小さいものの、断熱性が低い
と、屋外温度の変化が、室内の温度に影響を与えやす
く、体感温度に影響を与える。また、最近は、建築物の
防火性を高めようとして、外壁に金属系、窯業系の材料
を使用することが多くなっており、防火性は向上するも
のの、これらは、いずれも熱を伝えやすい素材であるた
め、断熱性の付与が望まれる。さらにまた、地球温暖化
を避ける意味でエネルギー効率を向上させる必要性があ
ること、等により、壁にも断熱性が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、従
来の壁材、特に、金属もしくはセラミックスを素材とす
る壁材において、それらの機能を維持しつつ、さらに断
熱性を付加させた壁材、もしくは、そのような壁をつく
るための工法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決する手段】上記の課題は、中空粒子または
/および気泡による独立気泡を内在する高分子バインダ
ー層を断熱層として用い、壁材裏面に積層することによ
り、あるいはさらに、その断熱層を繊維質基材と積層し
て用いることにより、解決される。上記の課題は、シリ
カもしくはカーボンのエアロゲルからなる断熱層を壁材
裏面に積層することにより、解決される。上記の課題
は、断熱材が真空包装されて構成された断熱層を壁材裏
面に積層することにより、解決される。
【0007】第1の発明は、金属もしくはセラミックス
を素材とする長尺板材からなる表面材の裏面に、中空粒
子または/および気泡を含む高分子バインダーからなる
断熱層が積層されていることを特徴とする断熱性壁材に
関するものである。第2の発明は、第1の発明におい
て、金属もしくはセラミックスを素材とする長尺板材か
らなる表面材の裏面に、繊維質基材の一方の面に中空粒
子または/および気泡を含む高分子バインダーが積層さ
れた構造を有する断熱層が積層されていることを特徴と
する断熱性壁材に関するものである。第3の発明は、金
属もしくはセラミックスを素材とする長尺板材からなる
表面材の裏面に、シリカもしくはカーボンのエアロゲル
からなる断熱層が積層されていることを特徴とする断熱
性壁材に関するものである。第4の発明は、第3の発明
の発明において、、金属もしくはセラミックスを素材と
する長尺板材からなる表面材の裏面に、断熱材が真空包
装されて構成された断熱層が積層されていることを特徴
とする請求項3記載の断熱性壁材。第5の発明は、第1
〜第4いずれかの発明において、前記長尺板材の長辺に
沿った両側面に連結部を有しており、前記断熱層は、前
記長尺板材の少なくとも前記連結部を除いた部分に形成
された凹部に充填されることにより、積層されているこ
とを特徴とする断熱性壁材に関するものである。第6の
発明は、壁下地材の表面に、(1)中空粒子または/お
よび気泡を含む高分子バインダーからなる断熱層、
(2)繊維質基材の一方の面に中空粒子または/および
気泡を含む高分子バインダーが積層された構造を有する
断熱層、(3)シリカもしくはカーボンのエアロゲルか
らなる断熱層、もしくは、(4)シリカもしくはカーボ
ンのエアロゲルからなる断熱材が真空包装されて構成さ
れた断熱層を施工し、その後、金属もしくはセラミック
スを素材とする長尺板材からなる表面材を前記断熱層上
に施工することを特徴とする断熱性壁の工法に関するも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の壁材1は、図1に示すよ
うに、金属もしくはセラミックスからなる表面材2、
2’の裏面に、断熱層3、3’が積層されたものであっ
て、適宜な固定手段孔、図示の例では孔6を利用しての
釘止め等により、壁下地20に固定(=施工)されてい
る。壁材1、1’は、壁材1、1’の上側の長辺に沿っ
て、壁材の壁下地20側(=奥側)が上方向に延長した
上部突起4、4’を形成しており、また同じ壁材1の下
側の長辺に沿って、壁材1の壁下地側とは反対側(=手
前側)が下方向に延長した下部突起5、5’を形成して
おり、上部突起と下部突起とで、連結部(=連結部)を
なしている。
【0009】従って、図1に示す上側と下側の二枚の同
形状の壁材1、1’は、いずれも、上部突起4、4’に
ある孔6、6’(6’は隠れて見えない。)を利用し
て、壁下地20に固定され、下側の壁材1’の上部突起
4’の手前側に、上側の壁材1の下部突起5が重なっ
て、雨水の浸入を阻止できるようになっている。
【0010】図2は、断熱層3が表面材2に積層されて
いる幾つかの態様を示している。図2(a)に示すもの
は、図1のものと同じである。図2(b)に示すもの
は、壁材1の下部突起5の左側を除いた部分に形成され
た凹部に断熱層3が充填されて積層されたものである。
図2(c)に示すものは、壁材の上部突起4および下部
突起5の左側を除いた部分、即ち、壁材1の主要部分の
裏面側に形成された凹部に断熱層3が充填されて積層さ
れたものである。図2(b)および図2(c)に示され
るような壁材1は、図2(a)に示されるような壁材1
にくらべ、断熱層の厚みを増すことが出来るから、断熱
性向上の点で有利である。また、図2(c)に示すよう
な構造であると、表面材2の裏面側が壁下地と接するの
で、断熱層3が圧縮されることがなく、施工による断熱
性の低下を防止できる。
【0011】表面材は、長さ;約3m前後、幅;約15
cm〜60cmの、全体としては長方形であることが多
いが、これら以外の大きさや形状であってもよい。表面
材2は、素材そのものの成型、もしくは板の成型によっ
て、一例として、厚み;10mm〜30mm程度の板状
に作られる。図1および図2に示した例では、表面材の
両側面の形状により、部分的に重ねた施工を可能にした
が、連結部自体は、既に知られている様々な形状に加工
し、単に重ねて施工するのではなく、上下の壁材が互い
に嵌合できるような形状に形成してもよい。
【0012】本発明において、壁材1の表面材2として
は、タイル、セメント、もしくはスレート等のセラミッ
クスを素材とするもの、または、アルミニウムやアルミ
ニウム合金、例えばジュラルミン、鉄、テンレスのよう
な鋼板、銅、真鍮、チタン等のような金属を素材とする
ものが好ましい。なお、上記のセラミックスを素材とす
るものには、石膏ボードを含めるものとする。表面材2
の表面には、適宜な模様や凹凸が付与されていてもよい
し、汚染や傷付きを防止するための保護層で被覆してあ
ってもよい。
【0013】本発明の壁材1の表面材2の裏面に積層さ
れる断熱層3を大別すると、(1)中空粒子または/お
よび気泡を含む高分子バインダーからなるもの、(2)
繊維質基材の一方の面に前記(1)の中空粒子または/
および気泡を含む高分子バインダーが積層されたもの、
(3)シリカもしくはカーボンのエアロゲルからなるも
の、および(4)前記(3)の断熱材が真空包装されて
構成されたものの4種類である。
【0014】断熱層3のタイプの(1)の中空粒子また
は/および気泡を含む高分子バインダー層9からなる断
熱層3は、高分子バインダー層9中に、無数の独立気泡
が内在しているものであり、このような構造とすること
により、空気の対流を抑制し、熱の伝導も最小限にする
ことができる。具体的には、高分子バインダー層9内の
無数の独立気泡は、微細な泡や化学発泡剤が発泡して生
じた気泡、もしくは中空粒子のいずれか一方、または両
方からなっている。
【0015】一般に塗料組成物を塗布して発泡した状態
を生じさせるには、気体、特に不活性ガス、好ましくは
低熱伝導性のガスの微細な泡を機械的な攪拌によって生
じさせるか、もしくは有機化合物からなる化学発泡剤の
いずれか一方もしくは両方を発泡剤として、塗料組成物
中に配合しておき、いずれの場合も、塗布後、加熱して
発泡させる。本発明において、発泡剤としては一般的な
化学発泡剤も使用でき、具体的には、アゾジカルボンア
ミド、もしくはアゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系
発泡剤、ベンゼンスルホニルヒドラジド、もしくはp−
トルエンスルホニルヒドラジド等のスルホニルヒドラジ
ド系、ジニトロソペンタメチレンテトラミン等のニトロ
ソ系、重炭酸ナトリウム、もしくは重炭酸アンモニウム
がある。
【0016】また、アクリロニトリル樹脂等のカプセル
外壁を持ち、イソブタン、ネオペンタン等の低沸点炭化
水素を内包させたマイクロカプセル型発泡剤は、比較的
低温発泡に適しており、好ましい発泡剤である。このよ
うなマイクロカプセル型発泡剤としては、例えば、松本
油脂製薬(株)製の発泡剤(品番で、F−46、F−5
0、F−55、F−80、もしくはF−85、F−80
s、F−100、F−110等が使用でき、これらは、
発泡倍率も20倍以上あり、好ましい。なお、化学発泡
剤を使用するときは、必要に応じ、発泡温度を低下させ
て発泡しやすくするための発泡助剤を使用してもよい。
【0017】中空粒子としては、有機質もしくは無機質
を外壁とするものが使用でき、フェノール樹脂、アクリ
ル樹脂、アクリルニトリル樹脂、もしくはポリスチレン
樹脂等の有機質からなるものや、シラスバルーン等の無
機質からなるものが使用できる。これら中空粒子は、比
重が0.3以下のものが好ましい。
【0018】前者の有機質をカプセル外壁とする中空粒
子の中には、前段落で説明したマイクロカプセル型発泡
剤を塗料組成物に配合する以前に、発泡させた、言わ
ば、発泡済の発泡剤に相当するものも含まれ、このよう
なものとしては、例えば、松本油脂製薬(株)製の中空
粒子(品番で、F−80ED、もしくはF−80E)
は、密度が0.02g/cm3と小さいので、熱伝導性
の抑制に効果的であり、使用することが好ましい。
【0019】高分子バインダー層9は、高分子バインダ
と、その中の、上記の発泡剤が発泡して生じた気泡また
は/および中空粒子とからなっており、高分子バインダ
ー層を製造するには、微細な泡、発泡剤、中空粒子、高
分子バインダー、および溶剤、並びに、必要に応じて配
合する各種添加剤とともに、溶解もしくは分散して塗料
組成物を調製し、適宜な手段により、後に述べるような
繊維質基材に塗布するか、もしくは金属製のベルト等に
塗布して乾燥させ、その後、加熱して発泡させることに
より行なう。このようにして得られた高分子バインダー
層は、断熱層としての役割を果たす。金属製のベルト上
に製造する際には、適当なタイミングで、ベルトから剥
離して、単独の高分子バインダー層とする。
【0020】高分子バインダ層9を構成する高分子バイ
ンダーとしては、ニトロセルロース、酢酸セルロース、
酪酢酸セルロース、エチルセルロース、ポリアミド樹
脂、塩化ゴム、環化ゴム、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂、ポリ酢
酸ビニル樹脂、エチレン/酢酸ビニル共重合樹脂、塩素
化ポリプロピレン、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、
ポリスチレン樹脂、スチレンマレイン樹脂、ポリビニル
アルコール樹脂、ポリビニルアセタール(ポリビニルホ
ルマール、ポリビニルブチラール等)樹脂、シアノアク
リレート樹脂、ポリビニルアルキルエーテル樹脂、ポリ
塩化ビニル、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹
脂、フェノール樹脂、レゾルシノール樹脂、フラン樹
脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミ
ド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリベンツイミダゾー
ル樹脂、ポリベンゾチアゾール樹脂等のうちから、用途
に合わせて、1種もしくは2種以上を選択して使用す
る。また、天然ゴム、再生ゴム、スフチレン−ブタジエ
ンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプ
レンゴム、ブチルゴム、ポリスルフィドゴム、シリコー
ンゴム、ポリウレタンゴム、ステレオゴム(合成天然ゴ
ム)、エチレンプロピレンゴム、もしくはブロックコポ
リマーゴム(SBS,SIS,SEBS等)等も使用で
きる。
【0021】必要に応じて配合する添加剤としては、消
泡剤、界面活性剤、分散剤、沈降防止剤、もしくは発泡
助剤等がある。なお、中空粒子、およびマイクロカプセ
ル型発泡剤は、シリコーンオイルやシリコーン樹脂で被
覆しておき、防水性を高めてもよい。
【0022】高分子バインダ層9形成用の塗料組成物
を、気泡を得るための成分としてマイクロカプセル型発
泡剤のみを使用して調製する際、マイクロカプセル型発
泡剤が塗料組成物中の10質量%を超えると、高分子バ
インダ層9を発泡させたときに、体積膨張が起こる結
果、高分子バインダ層9が塗付対象から浮き、剥がれる
ことがある。これを回避するには、塗付を塗付対象の下
面側から塗付を行なうことと、塗料組成物中に低比重の
粒子を混入させておくことを行なっておくとよい。特
に、低比重の粒子として、比重が0.3g/cm3以下
のものを使用すると特に良好な結果が得られる。この場
合、高分子バインダ、マイクロカプセル型発泡剤、およ
び低比重、特に比重が0.3g/cm3以下の粒子の配
合割合は、得られる断熱層の密度が0.02〜0.05
g/cm3になるよう、調整するとよい。
【0023】塗料組成物を繊維質基材上や金属製のベル
ト上に塗布する手段としては、ロールコーティング、グ
ラビアコーティング、スプレイコーティング、カーテン
フローコーティング、もしくはかけ流し法などの公知の
塗布層手段があり、あるいはシルクスクリーン印刷、フ
レキソ印刷、グラビア印刷等の印刷手段も利用でき、塗
膜の厚みとしては多い方が好ましく、発泡後の状態で、
0.5mm〜100mm程度の厚みの塗膜とすることが
好ましい。また、最終的に得られる断熱層の密度は0.
03〜0.05g/cm3であることが好ましい。
【0024】断熱層3のタイプの(2)の断熱層は、繊
維質基材7の一方の面に、上記の中空粒子または/およ
び気泡を含む前記(1)のタイプの高分子バインダー層
9が積層しているか、もしくは高分子バインダー層9の
一部もしくは全部が繊維質基材7中に含浸したものであ
る。ただし、図3では、高分子バインダー層9の全部が
繊維質基材7中に含浸したものを描いてある。
【0025】繊維質基材7としては、布、不織布、もし
くは紙等が使用可能であるが、中空粒子または/および
気泡を含むことによる独立気泡を内包する高分子バイン
ダー8が含浸する観点から、不織布を用いることが好ま
しい。特に制約することはないが、単位面積当たりの重
量としては、100g/m2以下であることが好まし
い。また、後述するように、繊維質基材7の上層の高分
子バインダー層9は、塗料組成物の塗布により製造する
ので、高分子バインダー層9が繊維質基材7中に含浸し
て密着性を向上させる観点から、透気度が100秒/1
00cm3以下であることが好ましい。なお、プラスチ
ック等のフィルムや100g/m2を超える不織布を基
材とする場合、密着性、特に、高分子バインダー層9の
発泡後の密着性が十分でない。これは含浸性が無いか、
または乏しいためと考えられる。
【0026】繊維質基材7は、その一方の面が加熱加圧
加工により平滑化されたものであることが望ましい。符
号8は、平滑化された面の近傍8は密度を増したものと
して、ハッチングの密度を上げて描いた部分を示す。加
熱加圧加工は、好ましくは、平盤プレス、ロールプレ
ス、もしくはエンボスによって行なう。平盤プレスの場
合には、片方のプレス盤を加熱しておく、ロールプレス
の場合には、片方のロールのみを加熱しておく、そし
て、エンボスの場合は、エンボス版のみを加熱しておく
等の方法により、高温側のプレス盤、ロール、もしくは
エンボス版が当たった側のみ、繊維質基材7の表面およ
びその近傍が熱変形もしくは融着により、平滑化を行な
う。繊維質基材7として、一般的な化学繊維の不織布を
使用するときは、高温側のプレス盤、ロール、もしくは
エンボス版の表面温度を、70〜130℃程度に設定
し、対向する他方のプレス盤、もしくはロールを50〜
100℃程度とするのがよい。
【0027】なお、使用する繊維質基材7の素材、密
度、もしくは要求される平滑の程度によっては、加熱さ
れたロールに、繊維質基材7をその張力のみで押し付け
ることによる加圧により加熱加圧加工を行なってもよ
く、従って、必ずしも、一対のプレス板、もしくは一対
のロールを使用しなくてもよい。また、熱風を吹き付け
る方法や火炎上を通過させる方法も採れる。
【0028】なお、塗料組成物の塗付に当っては、繊維
質基材7の、加熱加圧加工により平滑化された側は密度
が上がっていて、塗料組成物が内部に浸透して行かない
ため、加熱加圧加工により平滑化されたのとは反対側の
面より行なうのがよい。塗布後、適当な乾燥手段によ
り、加熱乾燥を行なうが、加熱乾燥に先立って放置して
自然乾燥させたり、風のみを当てて、いわゆる風乾さ
せ、その後、加熱乾燥させることもある。発泡は、上記
の乾燥後に行なう場合と、乾燥しつつ発泡させる場合と
があり、発泡剤の種類、発泡温度等により、いずれかの
方法を採る。
【0029】断熱層3のタイプの(3)の断熱層は、シ
リカもしくはカーボンからなるものである(図3)。こ
れらは、多孔質体とよばれるもので、多孔質体には、珪
酸カルシウム、もしくは活性炭等もある。多孔質体は、
ナノメートル(nm)レベルの小さな空隙をその構造中
に有しているので、断熱性がよい。しかも成型体である
ため、製造や取扱いが容易で、破壊される恐れが非常に
少ない。エアロゲルと呼ばれるものもこの範囲に含まれ
る。エアロゲルとしては、シリカエアロゲル、カーボン
エアロゲル、もしくは樹脂製のエアロゲルがあり、単位
体積中にほぼ理想的に数十nm程度の空隙を有し、構造
の骨格となる粒子も点接触であるため、断熱効果が高
い。
【0030】これらの多孔質体は、構造の骨格となる粒
子が1nm〜100nmと非常に小さいため、単に、断
熱性をもたらすのみならず、粒子どうしも、点接触に近
い接触をするから熱が伝わりにくく、また、構造中の空
隙も小さいので、対流の効果も小さくできる。これらの
多孔質体はそのまま使用するほか、繊維等とまぜて複合
した多孔質体を製造して充填材として使用してもよい。
上記の各種の多孔質体を素材とする充填材の厚みは、
0.5mm〜100mm程度が好ましく、またそれらの
密度は、0.005〜1g/cm3 であることが好まし
い。なお、素材である粒子、もしくは多孔質体に関して
は、いわゆる「かさ密度」で言うのが普通であるが、上
記のような素材を単独、もしくはほかの素材と併用する
際にも、充填時や成型時に圧縮されるため、充填材とし
ては、上記の密度の範囲になると見てよい。
【0031】上記の断熱層においては、充填材を有して
密封された内部が大気圧の場合でも、充填材の働きによ
って断熱性を発揮することができるが、内部の空気(通
常の大気の意味)をフレオンガス、炭酸ガス、シクロペ
ンタン等の低熱伝導性気体で置換すると、内部に空気を
含む場合よりも、より優れた断熱性が得られる。
【0032】断熱層3のタイプの(4)の断熱層は、図
4に示すように、シリカもしくはカーボンのエアロゲル
からなる前記(3)のタイプの断熱材3が上下をガスバ
リア性シート10および10’により真空包装されて構
成されたものである。断熱層内部を減圧状態ないし真空
状態とすると、より高い断熱性を発揮することができ
る。減圧状態ないし真空状態の程度としては、気体分子
どうしが衝突する確率が減る意味では、低ければ低いほ
ど好ましい。仮に、到達の容易な1Torr(=1mm
Hg)程度を仮定すると、空気の平均自由行程は、50
μm程度であるので、充填材の存在により、空気の分子
が自由に動き回れる空間の大きさが、50μmよりも確
実に小さければ、空気の分子どうしの衝突による熱伝導
が起こりにくくなる。エアロゲルの製造は、ゾルゲル反
応を用いて超臨界乾燥を高温高圧でおこなうことにより
行なわれる。
【0033】なお、充填材となる素材の各種の寸法にも
よるが、10Torr以下の気圧になるよう排気すれ
ば、実用上、支障のない断熱性が得られる。さらに真空
度を上げれば、断熱性が高まり、下限として、10-6
orrとすれば、より高い断熱性が得られて好ましい
が、実用上、短時間で所定の真空度に到達でき、保管中
に真空度の低下が防止できる点で、10-3Torrを下
限とすることがより好ましい。
【0034】なお、断熱層3は、周縁部のみを密封して
おくと、フレキシブルシートや密封部分に微細な破損が
生じると、密封性がなくなり、大気圧に戻ってしまうた
め、断熱性が低下する恐れがある。回避策としては、比
較的小さいサイズで作成した個々の断熱層3を必要枚数
並べて使用するか、あるいは、一つの断熱層を、衣料の
キルティングにおけるように、ただし、各々の小密封空
間の間はシールされていて、万一破損が生じても、隣接
する小密封空間に影響が及ばないようにするとなおよ
い。このように分割して密封すると、密封部分の断熱性
が低下するマイナス点も生じるので、断熱性の素材で、
断熱層3の厚みを有する仕切りもしくは格子状等の枠を
作り、仕切りで囲まれた空間に充填材を詰め、上下のガ
スバリア性シートどうしの密封は、仕切りを介して行な
ってもよい。また、充填材を一旦、通気性の中袋に入れ
たものを、ガスバリア性シートで密封して内部を真空に
してもよい。
【0035】また、ゲッターとなる物質、例えば、水酸
化カルシウム、活性炭、活性炭素繊維、シリカゲル、ゼ
オライト、もしくはモレキュラーシーブ等を密封包装袋
内に充填材と共存させるか、ゲッター自身を充填材とす
るか、もしくはゲッターを包装材の中に混在させて包装
材がゲッターとして働くようにする等して、水分を除去
したり、真空状態に保った際に、微細な真空洩れによっ
て流入する空気や内部の充填材の経時的変化により発生
するガス(例えば、発泡ポリウレタン樹脂の場合、水分
と反応して出る炭酸ガス)を吸着させて真空度を維持し
てもよい。
【0036】なお、このように充填材を詰めて、空気分
子どうしの衝突を抑制し、断熱性を得ること自体は、真
空断熱の分野では知られており、比較的低真空度で効果
を生じるが、その場合は、二重壁の内側に充填材を詰
め、厚みが例えば数十mmになるものが、低温工業で使
われていたに過ぎず、本発明におけるように、フレキシ
ブルシート、好ましくはガスバリア性シートで密封し
て、建装部材に貼り付ける等により断熱層として使用し
た例は、従来無かった。
【0037】また、以上の説明においては、いずれも、
壁材1の裏面に予め断熱層3が層層されているものを例
に引いたが、壁下地20に、先に断熱層3を積層して施
工しておき、断熱層3に壁材1(この場合は表面材2の
み)を積層して施工しても、ほぼ同様な結果が得られ
る。
【0038】このように、断熱層3を予め壁下地に施工
する場合で、図2(a)に相当する層構成を実現しよう
とするときは、断熱層3を壁材の幅で、所定のピッチで
施工してもよいが、むしろ一面に施工するほうが実施が
容易である。図2(b)や(c)に相当する層構成を実
現しようとするときは、断熱層3を各々の断面形状にな
るよう切断し、所定のピッチで壁下地20に施工しても
よいが、圧縮しやすい素材の断熱層3を一面に施工して
おき、壁材1(表面材のみ)を押し付けて施工すれば、
ほぼ、この断面形状を実現することができる。なお、図
2(b)に相当する層構成を得ようとする場合、断熱層
3を凹部の深さ分のみ充填しておき、壁下地には予め一
面、もしくは所要部のみに断熱層3を施工しておき、壁
材1を施工してもよい。
【0039】壁下地20に、先に断熱層3を積層して施
工し、次に壁材1(表面材2のみか、もしくは凹部内に
のみ断熱層3を伴なう。)を積層して施工する方法は、
壁材1のいずれの断面形状、もしくは、上記した、いず
れの素材の断熱層3の場合にも適用可能である。
【0040】本発明の断熱性壁材は、基本的には上記の
構成を有するものであるが、壁材1の表面材の外表面に
は、公知の手法による化粧が施されているものであって
もよい。代表的には、塗装、もしくはエンボスである
が、さらに、これらを組合わせたり、印刷を施したりし
てもよいし、転写やフィルムのラミネートを行なっても
よい。塗装した上に、アクリル樹脂フィルムやフッ素系
樹脂フィルムに印刷したものを貼ると、耐久性の点でも
優れたものが得られる。
【0041】
【実施例】(実施例1)アクリル繊維製の不織布(旭化
成工業(株)製、商品名;シャレリアC−1030、目
付け量;30g/m2)を準備し、下記の塗料組成物を
コンマコーターで塗布し、120℃で1分間乾燥させ、
その後、150℃の温度で発泡を行なわせ、膜厚10m
mの断熱層を形成した断熱性シートを得た。この断熱性
シートの熱伝導率は0.035kcal/mh℃であっ
た。
【0042】 (塗料組成物) ・中空粒子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10部 (外径;6μm、外壁;アクリロニトリル樹脂、松本油脂製薬 (株)製、F−40E、粒子の比重;0.1、固形分40%) ・マイクロカプセル型発泡剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・57部 (外壁;アクリロニトリル樹脂、松本油脂製薬(株)製、F−55、 粒子の比重;固形分70%) ・バインダ樹脂・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100部 (中央理化(株)製、BE−920、固形分50%)
【0043】(実施例2)平均粒径2.2μmのシリカ
粉末(水澤化学工業(株)製、商品名;ミズカシルP7
07、嵩比重;0.13g/cm3)を透気度;1秒/
100ccのアクリル繊維製の不織布(旭化成工業
(株)製、商品名;シャレリアC−1030)のプレス
品で包装したものを、アルミパッケージフィルム内に入
れて10torrに真空引きした状態でヒートシール
し、断熱性シートを真空包装した。この真空包装された
断熱性シートは、厚みを20mmとしたときの熱伝導率
が0.05kcal/mh℃であった。
【0044】(実施例3)エタノール、水、および0.
01モル/リットルのアンモニア水溶液とを混合して、
平均分子量470のテトラメトキシシランのオリゴマー
(コルコート株式会社製、商品名;メチルシリケート5
1)に、徐々に添加し、テトラメトキシシランのオリゴ
マー:エタノール:水:アンモニア水溶液=1:12
0:20:2.16(モル比)の混合比の反応溶液(=
ゾル)を得た。得られたゾルを容器中に流し込み、室温
で静置してゲル化させ、ゲル状化合物を得た。
【0045】得られたゲル状化合物を、温度;18℃、
圧力;55kg/cm2の二酸化炭素中でゲル内のエタ
ノールを二酸化炭素に置換する操作を3時間行なった
後、二酸化炭素の臨界条件である、温度;80℃、圧
力;160kg/cm2として、超臨界乾燥を10時間
行ない、溶媒を除去した。次に、この超臨界状態の雰囲
気に、疎水化処理剤として、ヘキサメチレンジシラザン
を0.3モル/リットルの割合で添加し、2時間かけ
て、疎水化処理剤を超臨界流体中に拡散させ、この超臨
界流体中にゲルを放置し、疎水化処理を施した。その
後、超臨界状態の二酸化炭素を流通した後に減圧し、ゲ
ル状化合物に含まれるエタノールと疎水化処理剤とを除
去した。
【0046】以上の疎水化処理剤投入から減圧まで15
時間を要した後、容器中のエアロゲルブロックを取出
し、このエアロゲルブロックを6枚重ね0.05kg/
cm2の圧力で加圧して、各々のエアロゲルブロックを
接着して、厚み30mmのバルク状のエアロゲルを得
た。この状態での熱伝導率は0.01kcal/mh℃
であった。
【0047】得られた厚み30mmのエアロゲルを用
い、実施例2におけるのと同様にして真空包装した断熱
性シートを得た。
【0048】(壁材の作成)珪酸カルシウムからなる無
機サイディング材の裏面に、実施例1〜実施例3の各々
の断熱性シートを、30mmの厚みに揃えて、裏面に積
層したものを建築物の外側に、無機サイディング材をお
もて側にして施工した。また、厚み15mmの石膏ボー
ドの裏面に、実施例1〜実施例3の各々の断熱性シート
を、30mmの厚みに揃えて、裏面に積層したものを建
築物の内側に施工した。いずれにおいても、断熱性は良
好であった。
【0049】
【発明の効果】第1の発明によれば、金属もしくはセラ
ミックスを素材とする長尺板材からなる表面材の裏面
に、中空粒子または/および気泡を含む高分子バインダ
ーからなる断熱層が積層されて断熱性壁材が構成されて
いるので、壁下地に貼るのみで、断熱性壁が得られる断
熱性壁材を提供できる。第2の発明によれば、第1の発
明の効果に加え、断熱層が繊維質基材と積層されている
ため、断熱層が強靭で、かつ製造が容易であり、断熱層
の繊維質基材側の接着性が優れた断熱性壁材を提供でき
る。第3の発明によれば、表面材の裏面に、シリカもし
くはカーボンのエアロゲルからなる断熱層が積層されて
いるので、壁下地に貼るのみで、断熱性壁が得られ、か
つ断熱層が無機質で構成されているので、断熱層の防火
性が高い断熱性壁材を提供できる。第4の発明によれ
ば、第3の発明の効果に加え、断熱層が真空包装されて
構成されているため、より一層断熱性が優れ、かつ防湿
性の優れた断熱性壁材を提供できる。第5の発明によれ
ば、第1〜第4いずれかの発明の発明の効果に加え、施
工の際の断熱性壁材どうしを、長尺板材の長辺に沿った
両側面側を少しずつ重ねて施工することが容易で、また
断熱層が、長尺板材の少なくとも前記連結部を除いた部
分に形成された凹部に充填されているので、断熱層の圧
縮が起きにくい断熱性壁材を提供できる。第6の発明に
よれば、第1〜第4いずれかの発明における断熱層を、
まず、壁下地に施工し、その後、表面材を施工するの
で、壁下地の寸法や形状が変わっても施工が容易であ
り、出隅や入り隅への施工も容易である断熱性壁の工法
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】壁材の裏面に断熱層を積層したものの図であ
る。
【図2】壁材の裏面に断熱層を積層したものの断面図で
ある。
【図3】気泡を含む高分子バインダからなる断熱層の断
面図である。
【図4】エアロゲルからなる断熱層の断面図である。
【図5】密封包装したエアロゲルからなる断熱層の断面
図である。
【符号の説明】
1 壁材 2 表面材 3 断熱層 4 上部突起 5 下部突起 6 孔 7 繊維質基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DD01 FA04 GA06 GA09 GA12 GA25 GA26 GA28 GA42 HE01 HE07 JA06 JD01 JD04 KA05 2E002 EA02 EB12 FB08 MA06 MA31 MA34 2E110 AA02 AB04 AB22 AB23 BA02 BA12 BC02 BD02 BD23 CA04 CA25 GA24X GA33W GA33X GA34W GB02W GB03W GB06W GB07W GB26W GB43X GB44X GB49X GB52X

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属もしくはセラミックスを素材とする
    長尺板材からなる表面材の裏面に、中空粒子または/お
    よび気泡を含む高分子バインダーからなる断熱層が積層
    されていることを特徴とする断熱性壁材。
  2. 【請求項2】 金属もしくはセラミックスを素材とする
    長尺板材からなる表面材の裏面に、繊維質基材の一方の
    面に中空粒子または/および気泡を含む高分子バインダ
    ーが積層された構造を有する断熱層が積層されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の断熱性壁材。
  3. 【請求項3】 金属もしくはセラミックスを素材とする
    長尺板材からなる表面材の裏面に、シリカもしくはカー
    ボンのエアロゲルからなる断熱層が積層されていること
    を特徴とする断熱性壁材。
  4. 【請求項4】 金属もしくはセラミックスを素材とする
    長尺板材からなる表面材の裏面に、断熱材が真空包装さ
    れて構成された断熱層が積層されていることを特徴とす
    る請求項3記載の断熱性壁材。
  5. 【請求項5】 前記長尺板材の長辺に沿った両側面に連
    結部を有しており、前記断熱層は、前記長尺板材の少な
    くとも前記連結部を除いた部分に形成された凹部に充填
    されることにより、積層されていることを特徴とする請
    求項1〜4いずれか記載の断熱性壁材。
  6. 【請求項6】 壁下地材の表面に、(1)中空粒子また
    は/および気泡を含む高分子バインダーからなる断熱
    層、(2)繊維質基材の一方の面に中空粒子または/お
    よび気泡を含む高分子バインダーが積層された構造を有
    する断熱層、(3)シリカもしくはカーボンのエアロゲ
    ルからなる断熱層、もしくは、(4)シリカもしくはカ
    ーボンのエアロゲルからなる断熱材が真空包装されて構
    成された断熱層を施工し、その後、金属もしくはセラミ
    ックスを素材とする長尺板材からなる表面材を前記断熱
    層上に施工することを特徴とする断熱性壁の工法。
JP2000100390A 2000-04-03 2000-04-03 断熱性壁材および断熱性壁の工法 Pending JP2001279904A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000100390A JP2001279904A (ja) 2000-04-03 2000-04-03 断熱性壁材および断熱性壁の工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000100390A JP2001279904A (ja) 2000-04-03 2000-04-03 断熱性壁材および断熱性壁の工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001279904A true JP2001279904A (ja) 2001-10-10

Family

ID=18614608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000100390A Pending JP2001279904A (ja) 2000-04-03 2000-04-03 断熱性壁材および断熱性壁の工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001279904A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2398119A1 (es) * 2012-12-27 2013-03-13 Universidad Politécnica de Madrid Sistema de panelización de alta eficiencia energética y de formas libres
KR101301284B1 (ko) 2011-05-11 2013-08-28 (주)코리아빌딩금속디자인앤컨설팅 에어로겔을 이용한 커튼월
CN103437553A (zh) * 2013-08-09 2013-12-11 青岛科瑞新型环保材料有限公司 一种超薄真空绝热板内墙保温薄抹灰墙体的施工工艺
JP2014508869A (ja) * 2011-01-17 2014-04-10 コンストラクション リサーチ アンド テクノロジー ゲーエムベーハー 複合材断熱システム
KR20150086991A (ko) * 2014-01-21 2015-07-29 주식회사 한국테크월 판체 지지형 콘크리트 단열 마감재 및 그 제조방법
KR20150086995A (ko) * 2014-01-21 2015-07-29 주식회사 한국테크월 배면 지지형 콘크리트 판상 단열 마감재 및 그 제조방법
CN106013640A (zh) * 2016-05-28 2016-10-12 湖南细心信息科技有限公司 一种空气净化墙布
JP2017501322A (ja) * 2013-12-20 2017-01-12 インターブラン システムズ アーゲー 断熱パネル
CN107816180A (zh) * 2017-10-31 2018-03-20 丘利锋 一种具有保温防湿功能组合式装饰板
CN115160860A (zh) * 2022-08-03 2022-10-11 中国建筑第二工程局有限公司 建筑外墙保温系统施工方法及其中所用的气凝胶保温材料

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014508869A (ja) * 2011-01-17 2014-04-10 コンストラクション リサーチ アンド テクノロジー ゲーエムベーハー 複合材断熱システム
KR101301284B1 (ko) 2011-05-11 2013-08-28 (주)코리아빌딩금속디자인앤컨설팅 에어로겔을 이용한 커튼월
WO2014102424A1 (es) * 2012-12-27 2014-07-03 Universidad Politécnica de Madrid Sistema de panelización de alta eficiencia energética y de formas libres
ES2398119A1 (es) * 2012-12-27 2013-03-13 Universidad Politécnica de Madrid Sistema de panelización de alta eficiencia energética y de formas libres
CN103437553B (zh) * 2013-08-09 2016-01-27 青岛科瑞新型环保材料有限公司 一种超薄真空绝热板内墙保温薄抹灰墙体的施工工艺
CN103437553A (zh) * 2013-08-09 2013-12-11 青岛科瑞新型环保材料有限公司 一种超薄真空绝热板内墙保温薄抹灰墙体的施工工艺
JP2017501322A (ja) * 2013-12-20 2017-01-12 インターブラン システムズ アーゲー 断熱パネル
KR20150086991A (ko) * 2014-01-21 2015-07-29 주식회사 한국테크월 판체 지지형 콘크리트 단열 마감재 및 그 제조방법
KR20150086995A (ko) * 2014-01-21 2015-07-29 주식회사 한국테크월 배면 지지형 콘크리트 판상 단열 마감재 및 그 제조방법
KR101582518B1 (ko) 2014-01-21 2016-01-05 주식회사 한국테크월 배면 지지형 콘크리트 판상 단열 마감재 및 그 제조방법
KR101582514B1 (ko) 2014-01-21 2016-01-06 주식회사 한국테크월 판체 지지형 콘크리트 단열 마감재 및 그 제조방법
CN106013640A (zh) * 2016-05-28 2016-10-12 湖南细心信息科技有限公司 一种空气净化墙布
CN106013640B (zh) * 2016-05-28 2018-12-07 绍兴艺涵纺织有限公司 一种空气净化墙布
CN107816180A (zh) * 2017-10-31 2018-03-20 丘利锋 一种具有保温防湿功能组合式装饰板
CN115160860A (zh) * 2022-08-03 2022-10-11 中国建筑第二工程局有限公司 建筑外墙保温系统施工方法及其中所用的气凝胶保温材料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3037261B1 (en) Insulating member and its attaching method
JP2001279904A (ja) 断熱性壁材および断熱性壁の工法
WO2014141418A1 (ja) 断熱吸音材、および断熱吸音材成形物
CN106256957A (zh) 气凝胶复合墙纸及其制备方法
CN107266774A (zh) 一种气凝胶复合材料及其制备方法
JP2001021094A (ja) 断熱性複合シートおよび断熱性部材
CN206916991U (zh) 一种新型保温墙体结构
KR101693688B1 (ko) 다목적 방화문
JP4620211B2 (ja) 断熱化粧材及び断熱化粧部材
CN107641213A (zh) 一种气凝胶‑聚四氟乙烯复合绝热隔音透气膜及其制备方法
CN102912867A (zh) 一种保温板和保温板的生产工艺及安装工艺
CN201487482U (zh) 玻璃钢复合真空绝热板
JP2001280029A (ja) 断熱性金属ドア
JP2001279877A (ja) 断熱性屋根材
KR101508989B1 (ko) 방화문용 하니콤모듈
KR102073626B1 (ko) 방화문의 구조
JP3976865B2 (ja) 調湿建材および建物壁構造
KR20190125853A (ko) 진공 단열재 및 이의 제조방법
KR101806898B1 (ko) 진공단열패널용 심재, 이러한 진공단열패널용 심재의 제조 방법 그리고 이를 이용한 진공단열패널
KR200370844Y1 (ko) 건축용 단열보드
JPH10217413A (ja) 真空断熱体、冷蔵庫、断熱パネル、及び真空断熱体の製造方法
JPH10176439A (ja) 耐火構造体
JP2001220841A (ja) 可ソウ性発泡防震性耐火材
JP2001355960A (ja) 冷蔵庫
CN215978189U (zh) 一种柔面隔热保温装饰板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090924

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100202