JP2001279824A - 建物ユニットとユニット建物及び蓄熱体の取付構造 - Google Patents

建物ユニットとユニット建物及び蓄熱体の取付構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内に蓄熱体を配置するユニット建物の建設
現場での施工工数が小さく、建設工期を短くできる建物
ユニットを提供する。 【解決手段】 建物ユニットUaは、床構面3に壁2,
2A,2Aが立設され、箱型に組み上げられている。床
構面3の上には、長方形で板状である複数の蓄熱体1
a,1a,・・・を配置してある。この蓄熱体1a,1
a,・・・は、壁2,2A,2Aに接する辺、及び、蓄
熱体1aどうしの長辺間に、蓄熱体1aと同じ厚さの合
板11をスペーサーとして設けることにより規則的に配
置してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄熱体が配置され
た建物ユニットとその建物ユニットを使用したユニット
建物及び蓄熱体の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、類似の技術としては、例えば特公
平5−7628号公報において、窓(開口部)から入射
した太陽光で蓄熱体となされた内壁を照射し、蓄熱する
技術が記載されている。この技術では、内壁は、蓄熱体
とするために重量が大きく、多くの熱を蓄熱できるレン
ガ又は石を積み上げて形成してある。
【0003】また、特開平5−322318号公報にお
いて、床に蓄熱体を配置し、太陽光で温められた空気で
その蓄熱体を温める技術が記載されている。この技術で
は、蓄熱体は板状コンクリートで構成してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公平5−7628号公報における建物の場合以下の問題
点があった。蓄熱体である内壁はレンガ又は石を積み上
げて形成するために、建物の建設現場での施工工数が大
きくなり、建設工期の長いものであった。また、蓄熱容
量を大きくしようとすると、蓄熱体の重量が非常に重く
なり、建物の構造を補強する必要があった。特に二階以
上の階に蓄熱体である内壁を設けるためには、蓄熱体の
重量を支えるために、下の階の補強が必要であった。
【0005】また、上記特開平5−322318号公報
における建物の場合以下の問題点があった。一階の床に
配する蓄熱体である板状コンクリートは床スラブとして
建物の一部として形成することができるが、建物の建設
現場での施工工数が大きくなり、建設工期間の長いもの
であった。また、二階以上の床には軽量気泡コンクリー
ト板を配置した例が記されている。軽量気泡コンクリー
ト板を使用すれば、重量が軽いこともあり、建物の補強
の必要は小さく、建設現場での施工工数は小さくでき
る。しかし、蓄熱容量が小さいという欠点を有してい
る。
【0006】また、従来、容器に密封された潜熱蓄熱材
からなる蓄熱体は床根太の間に配されて、その床根太に
床面材が固定されていた。この床根太の成や床根太と床
根太との間隔は部屋の広さや形状によって異なる。その
ため、量産化され外形寸法の規格化された蓄熱体では様
々な広さや形状の部屋に対応することができなかった。
【0007】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであって、室内に蓄熱体を配置するユニット建物の建
設現場での施工工数が小さく、建設工期を短くできる建
物ユニットを提供することを目的としている。また、蓄
熱容量が大きく、重量の小さい建物ユニットを提供する
ことを目的としている。また、冬季に太陽光を有効に暖
房に利用でき、夏季にも快適に生活できるユニット建物
を提供することを目的としている。さらに、様々な広さ
や形状の部屋に対応でき、良好な床性能を確保すること
のできる蓄熱体の取付構造を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、板状の蓄熱体が床構面の上に配
置されていることを特徴とする建物ユニットである。本
発明における床構面とは、床根太等による床枠組や床小
梁等の上に構造用面材を取着して形成されるものであ
り、床構面の上とは、構造用面材の上を指している。
【0009】また、建物ユニットとは、工場で製造さ
れ、それらの複数をトラックで建設現場に輸送し、基礎
の上に隣接配置してユニット建物を形成するためのもの
である。特に限定はされないが、代表的な建物ユニット
には、鉄骨系建物ユニットと木質系建物ユニットとがあ
る。鉄骨系建物ユニットとは、四隅の鋼柱の上下端がそ
れぞれ形鋼からなる天井大梁及び床大梁で剛に結ばれて
組み立てられた、箱型の鉄骨骨組を有する構成となされ
たものである。また、木質系建物ユニットとは、木質の
床枠組及び壁枠組に構造用の面材が取着されてなる床パ
ネル及び壁パネルを、箱型に組み上げた構成となされた
ものである。
【0010】また、請求項2記載の発明は、板状の蓄熱
体が天井部又は室内の壁部に配置されていることを特徴
とする建物ユニットである。
【0011】本発明における蓄熱体は、コンクリート板
や容器に入った水や石材や煉瓦等の顕熱蓄熱材や潜熱蓄
熱材が使用できる。特に、潜熱蓄熱材を用いると、重量
が軽く、単位容積当たりの蓄熱容量が大きく、融解温度
付近の略一定の温度の熱が利用できるので効果的であ
る。
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2の発明において、前記蓄熱体が潜熱蓄熱材を利用し
たものであることを特徴とする建物ユニットである。潜
熱蓄熱材としては、特に限定されないが、塩化カルシウ
ム6水塩,硫酸ナトリウム10水塩,酢酸ナトリウム3
水和塩,パラフィン類,脂肪酸エステル,脂肪族アルコ
ール等が知られている。これらの潜熱蓄熱材は、融解温
度以上の温度で液状になる。そのため、密閉容器の中に
封じて使用するのが好ましい。密閉容器の材料として
は、耐熱性や耐久性の点から架橋ポリオレフィン樹脂が
適している。ポリオレフィン樹脂としては、特に限定さ
れないが、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリブテン
等が使用できる。
【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項3の
発明において、前記潜熱蓄熱材の融解温度が14℃以上
30℃以下であることを特徴とする建物ユニットであ
る。本発明の潜熱蓄熱材の融解温度は好適室内温度の範
囲とするために、その融解温度を、14℃以上30℃以
下としてある。また、人が室内に居ることを想定する
と、好ましくは16℃以上28℃以下であり、さらに好
ましくは18℃以上26℃以下である。ここで、最低温
度は冬季に暖房を不要とする最低温度を想定してあり、
最高温度は夏季に冷房を不要とする最高温度を想定して
ある。これらの温度範囲は個人差を考慮したものであ
る。
【0014】また、請求項5記載の発明は、請求項1,
2,3又は4記載の建物ユニットが少なくとも1個使用
されていることを特徴とするユニット建物である。
【0015】また、請求項6記載の発明は、板状の蓄熱
体が床構面の上に配置されている建物ユニットを少なく
とも1個使用したユニット建物において、そのユニット
建物の開口部から入射した暖房期の日射が前記蓄熱体を
照射するようになされていることを特徴とするユニット
建物である。
【0016】本発明においては、蓄熱体の室内側の面を
吸熱仕上げ材とし、その吸熱仕上げ材の太陽光吸収率よ
り小さい太陽光吸収率の反射仕上げ材が他の室内側の面
に設けてあると、蓄熱体に選択的に太陽光のエネルギー
が熱として蓄熱できるので好ましい。
【0017】また、請求項7記載の発明は、請求項6の
発明において、前記蓄熱体を照射する日射を遮蔽できる
日射遮蔽装置が設けられていることを特徴とするユニッ
ト建物である。
【0018】日射遮蔽装置としては、二階のバルコニ
ー,窓庇,ブラインド(特に外付けブラインド),オー
ニング,カーテン等が日射を遮蔽でき、かつ採光を得る
ことができるので好適である。また、開口部シャッター
等を用いることも可能である。
【0019】また、請求項8記載の発明は、潜熱蓄熱材
が板状の容器に密封された蓄熱体と、前記蓄熱体と略同
一の厚みの木質系ボードからなるスペーサーとが交互に
床面上に配され、その上に木質系フローリングが載置さ
れ、その木質系フローリングが前記スペーサーに固着さ
れていることを特徴とする蓄熱体の取付構造である。
【0020】本発明の蓄熱体の取付構造においては、蓄
熱体を取り付ける建物はユニット建物に限定されること
はなく、コンクリート構造,木造軸組構造,2×4構
造,鉄骨構造等の建物にも好適に適用できる。本発明に
おける木質系ボードとしては、特に限定されるものでは
ないが、合板,パーティクルボード,ファイバーボー
ド,木片セメント板,木毛セメント板等が量産化されて
おり、厚さの精度がよく、価格も安いので好適に採用で
きる。また、木質系フローリングとしては、特に限定さ
れるものではないが、無垢の木板や合板等の表面に仕上
げ材を積層したもの等が好適に採用できる。
【0021】また、請求項9記載の発明は、請求項8の
発明において、前記板状の蓄熱体の厚さが、前記スペー
サーの厚さより0.1mm以上1.0mm以下の範囲で
厚くなされていることを特徴とする蓄熱体の取付構造で
ある。ここで、蓄熱体の厚さがスペーサーより薄いと、
木質系フローリングと蓄熱体との間に隙間が生じて、歩
行時に木質系フローリングと蓄熱体とが当たって床なり
を生じる。また、スペーサーより蓄熱体の厚さが0.1
mm以上厚くないと、木質系フローリングと蓄熱体との
密着性が悪く、蓄熱体から木質系フローリングへの熱の
伝達の効率が悪い。また、スペーサーより蓄熱体の厚さ
が1mm以上厚いと、木質系フローリングの表面が波打
つことがある。
【0022】
【作用】請求項1記載の発明の建物ユニットにおいて
は、板状の蓄熱体が床構面の上に配置されている。従っ
て、建物ユニットの構造を変更することなく蓄熱体を建
物ユニットに取り付けることができる。また、蓄熱体が
予め工場で配置された建物ユニットをユニット建物の建
設現場で隣接載置することにより、蓄熱体を室内に配置
したユニット建物が形成できる。つまり、蓄熱体を建設
現場で配置する必要がないので、建設現場での施工工数
を少なく、建設工期を短くすることができる。
【0023】請求項2記載の発明の建物ユニットにおい
ては、板状の蓄熱体が天井部又は室内の壁部に配置され
ている。つまり、天井部や壁部には歩行中の人や家具等
の加重が加わることがないので、特に蓄熱体表面を補強
する必要がない。また、蓄熱体が予め工場で配置された
建物ユニットを隣接載置することにより、蓄熱体を室内
に配置したユニット建物が形成できる。つまり、蓄熱体
を建設現場で取り付ける必要がないので、建設現場での
施工工数を少なく、建設工期を短くすることができる。
【0024】請求項3記載の発明の建物ユニットにおい
ては、蓄熱体が潜熱蓄熱材を利用したものである。従っ
て、蓄熱体の重量を小さくできるので、補強の必要がな
く建物ユニットの工場での製造が容易となる。また、蓄
熱体を配置された建物ユニットの重量が小さいので、建
物ユニットの輸送や建設現場での施工が容易である。ま
た、潜熱蓄熱材の融点を適度に選択することにより、蓄
熱体を略一定の温度に保ことができる。
【0025】請求項4記載の発明の建物ユニットにおい
ては、潜熱蓄熱材の融解温度が14℃以上30℃以下で
ある。従って、蓄熱材に蓄熱した熱量の多くを室内の好
適な温度環境に適した温度で放熱することができる。ま
た、夏季に室内が過熱状態となっても、有害な温度の熱
を潜熱として蓄熱することがない。
【0026】請求項5記載の発明のユニット建物は、蓄
熱材を配置された建物ユニットが少なくとも1個使用さ
れている。つまり、蓄熱体を建設現場で取り付ける必要
がないので、ユニット建物の建設現場での施工工数を少
なく、建設工期を短くすることができる。
【0027】請求項6記載の発明のユニット建物におい
ては、ユニット建物の開口部から入射した暖房期の日射
が建物ユニットの床構面の上に配置された蓄熱体を照射
するようになされている。従って、開口部から入射した
暖房期の日射を熱として蓄熱体に蓄熱し、その熱を日射
がないときの暖房エネルギーとして利用することができ
る。
【0028】請求項7記載の発明のユニット建物におい
ては、蓄熱体を照射する日射を遮蔽できる日射遮蔽装置
が開口部に設けられている。つまり、暖房の必要のない
ときには、日射を遮ることにより、有害な熱が蓄熱体に
蓄熱されることを防ぐことができる。
【0029】請求項8記載の発明の蓄熱体の取付構造に
おいては、潜熱蓄熱材が板状の容器に密封された蓄熱体
と、その蓄熱体と略同一の厚みの木質系ボードからなる
スペーサーとが交互に床面材の上に配され、その上に木
質系フローリングが載置され、その木質系フローリング
がスペーサーに固着されている。つまり、スペーサーの
形状を適切にすることにより、蓄熱体を根太等の床構造
材の配置に無関係に部屋の形状に合わせて配することが
できる。また、木質系ボードは厚さの精度がよいので、
スペーサーの上に木質系フローリングを固着して床の表
面を良好に仕上げることができる。
【0030】請求項9記載の発明の蓄熱体の取付構造に
おいては、板状の蓄熱体の厚さがスペーサーの厚さより
0.1mm以上1.0mm以下の範囲で厚くなされてい
る。従って、蓄熱体が木質系フローリングに密着するの
で床鳴りがない。また、蓄熱体と木質系フローリング間
の熱の伝達も効率的に行われる。また、木質系フローリ
ングがスペーサーと蓄熱体との段差により波打つことが
ない。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例にもとづき図面を参照して説明する。図1は本発明の
建物ユニットを使用したユニット建物の部分縦断面図で
あり、図2は図1に使用した建物ユニットの実施例を示
す部分縦断面図であり、図3は図2の水平断面図であ
り、図4は図1の詳細な部分縦断面図である。
【0032】図1において、基礎5の上に建物ユニット
U1,Uaが載置され、それらの上に建物ユニットU
2,U2が載置され、さらにそれらの上に屋根ユニット
U3,U3が載置され、それぞれアンカーボルトやボル
トで締結され、ユニット建物Uが形成されている。ま
た、建物ユニットU2の南側床部には、バルコニー(日
射遮蔽装置)B1が取り付けられている。また、建物ユ
ニットUaの南側外壁には大きな窓(開口部)2bが設
けられている。このバルコニーB1により、夏季の南中
時の太陽S1からの日射は破線の矢印で示すように窓2
bから建物ユニットUaに入射しないように遮蔽されて
いる。また、冬季の南中時の太陽S2からの日射は破線
の矢印で示すように窓2bから建物ユニットUaの奥ま
で入射するようになされている。
【0033】上記建物ユニットUaの構造は、図2,図
3に示すように、床構面3に壁2,2A,2Aが立設さ
れ箱型に組み上げて形成されている。床構面3は、木質
の床枠組3aに構造用面材である厚さ20mmの合板3
4を取着して形成してある。ここで、床枠組3aは、互
いに平行に配設させた複数の根太31の両端を端根太3
2で固着し、端根太32の下面につなぎ下枠33を取り
付けて形成してある。また、壁2は、木質の壁枠組2a
の外面に硬質木片セメント板24、内面に石膏ボード2
5を取着して形成してある。ここで、壁枠組2aは、互
いに平行に配設した複数の縦枠22と、これら複数の縦
枠22の上端部を連結した上枠23と、縦枠22の下端
部を連結した下枠21とから形成してある。壁2Aは、
上記壁枠組2aの両面に石膏ボードを取着して形成して
ある。
【0034】また、上述の床構面3の上には、長方形の
板状である複数の蓄熱体1a,1a,・・・を配置して
ある。この蓄熱体1a,1a,・・・は、壁2,2A,
2Aに接する辺、及び、蓄熱体1aどうしの長辺側間
に、蓄熱体1aと同じ厚さの合板11をスペーサーとし
て設けることにより規則的に配置してある。
【0035】蓄熱体1aは、外形の厚さ9mmで長方形
の架橋ポリプロピレン製の密閉容器に融解温度23℃の
硫酸ナトリウム10水塩(潜熱蓄熱材)を封入して形成
してある。また、上記密閉容器には、規則的に表面から
裏面に向けてボス部が設けてあり、必要に応じて釘やビ
スを用いて合板等に固定することができるようになされ
ている。
【0036】建物ユニットUaは、建物ユニットU1,
U2や屋根ユニットU3と共に工場で製造され、建設現
場にトラックで輸送され、クレーンを使って図1のよう
に隣接配置され、互いに締結される。その後、図4に示
すように、建物ユニットU1の床構面3の上に配置した
蓄熱体1a,1a,・・と合板11,11,・・の上に
木質系フローリング12を取着し、建物ユニットU2の
床枠組3aの下面に天井木スペーサー41,41,・・
と天井木スペーサー42,42,・・とを格子状に組ん
だ天井枠組4を取着し、石膏ボード43をその天井枠組
4の下面に取着し、壁や天井等の内面の仕上げを行うこ
とによりユニット建物Uが建設される。
【0037】上述のように、蓄熱体1aが潜熱蓄熱材を
利用したもので蓄熱体1aの重量を小さくでき、補強の
必要がないので、建物ユニットUaの工場での製造が容
易となる。また、蓄熱体1aを配置された建物ユニット
Uaの重量が小さいので、建物ユニットUaの輸送や建
設現場での施工が容易である。
【0038】また、蓄熱体1a,1a,・・・は、合板
11,11,・・・を介して規則的に配置されているの
で、建設現場で、木質系フローリング12を化粧釘を使
って合板11に固定することが簡単にできる。また、化
粧釘で蓄熱体1aを打ち抜く危険が小さい。つまり、木
質系フローリング12を合板11を介して床構面3に強
固に確実に固着することができる。また、蓄熱体1a
は、床構面3の合板34の上に配置されているので、蓄
熱体1aとユニット建物Uの室内との間には木質系フロ
ーリング12が介在しているだけである。つまり、蓄熱
体1aへの室内側からの熱伝達や蓄熱体1aから室内へ
の放熱を効率的に行うことができる。
【0039】次に、図1を使って、本発明のユニット建
物Uの効果を説明する。ユニット建物Uの南面の2階床
部にはバルコニーB1が設けてあるので、夏季の南中時
の太陽S1からの日射は破線の矢印で示すように、建物
ユニットUaには入射しない。つまり、夏季には有害な
太陽熱を直接蓄熱体1aに蓄熱しないようにできる。ま
た、冬季の南中時の太陽S2からの日射は破線の矢印で
示すように、建物ユニットUaの奥まで窓2bを通して
入射し、木質系フローリング12を温め、その熱で蓄熱
体1aが温められ蓄熱される。蓄熱体1aが23℃にま
で温められると、潜熱蓄熱材が溶解し始め、潜熱の形で
蓄熱される。潜熱蓄熱材の溶解熱が大きいため、潜熱蓄
熱材の量を適度に設定することにより、潜熱蓄熱材の温
度を略23℃に保つことができる。つまり、室内の温度
を略23℃の一定温度の放熱体からの放熱で保温するこ
とができるので、日射が得られれば、外気温が低くても
夜間まで室温を適度に保つことができる。
【0040】また、夏季に室温が23℃を越えると、蓄
熱体1aが溶解して潜熱の形で蓄熱されるが、溶解した
後の潜熱蓄熱材の熱容量は小さい。つまり、23℃を越
える温度での蓄熱量は小さく、夜間の冷気や冷房によっ
て容易に快適な室温まで低下することができる。夏季の
快適な室温は、省エネルギー的観点から28℃が推奨さ
れることからもわかるように、夏季に不利に作用するこ
とがない。
【0041】次に図5により本発明の他の建物ユニット
を説明する。図5は建物ユニットの縦断面図である。床
構面3と壁2とは、図3と同じ構成である。この壁(壁
部)2の石膏ボード25の内側に蓄熱体1bが同じ厚さ
の合板製の枠体12の中に固着してある。蓄熱体1bは
枠体12を釘で縦枠22に取り付けることによって、壁
2に固着してある。ここで、蓄熱体1bは、外形の厚さ
12mmで長方形の架橋ポリプロピレン製の密閉容器に
融解温度20℃のパラフィン(潜熱蓄熱材)を封入して
形成してある。
【0042】この建物ユニットUbを他の建物ユニット
と隣接配置し、室内を化粧することによりユニット建物
が建設される。ここで、蓄熱体1bの表面の壁仕上げは
熱抵抗が小さい壁紙で化粧してある。
【0043】上述のように、蓄熱体1bが潜熱蓄熱材を
利用したもので蓄熱体1bの重量を小さくでき、補強の
必要がないので、建物ユニットUbの工場での製造が容
易となる。また、蓄熱体1bを配置された建物ユニット
Ubの重量が小さいので、建物ユニットUbの輸送や建
設現場での施工が容易である。
【0044】また、蓄熱体1bは、合板製の枠体12の
中に固着してあるので、釘やビスにより壁2に容易に固
着することができる。また、熱抵抗の小さい壁紙で化粧
してあるので、蓄熱体1bへの室内側からの熱伝達や蓄
熱体1bから室内への放熱を効率的に行うことができ
る。
【0045】この建物ユニットUbの使用方法として
は、建物ユニットUaと同様、冬季の日射が照射する位
置に蓄熱体1bを設けて利用してもよいし、特に日射が
照射しない位置に蓄熱体1bを設け、暖房した20℃以
上の室温により蓄熱し、暖房を切った後の室温低下を小
さくするのに利用することもできる。
【0046】次に図6により本発明の他の建物ユニット
を説明する。図6は建物ユニットの縦断面図である。床
構面3と壁2とは、図3と同じ構成である。この壁2の
上端部に天井木スペーサー41,41,・・と天井木ス
ペーサー42,42,・・とを格子状に組んだ天井枠組
4が取り付けてある。この天井枠組(天井部)4に蓄熱
体1cが同じ厚さの合板製の枠体14の中に固着されて
いる。蓄熱体1cは枠体14を釘で天井木スペーサー4
1,42に取り付けることによって、天井枠組4に固着
してある。ここで、蓄熱体1bは、外形の厚さ9mmで
長方形の架橋ポリプロピレン製の密閉容器に融解温度2
5℃の塩化カルシウム6水塩(潜熱蓄熱材)を封入して
形成してある。
【0047】この建物ユニットUcを他の建物ユニット
と隣接配置し、室内を化粧することによりユニット建物
が建設される。ここで、天井の仕上げは、蓄熱体1cの
表面を熱抵抗の小さい壁紙で化粧してある。
【0048】上述のように、蓄熱体1cが潜熱蓄熱材を
利用したもので蓄熱体1cの重量を小さくでき、補強の
必要がないので、建物ユニットUcの工場での製造が容
易となる。また、蓄熱体1cを配置された建物ユニット
Ucの重量が小さいので、建物ユニットUcの輸送や建
設現場での施工が容易である。
【0049】また、蓄熱体1cは、合板製の枠体14の
中に固着してあるので、釘やビスにより天井枠組4に容
易に固着することができる。また、熱抵抗の小さい壁紙
で化粧してあるので、蓄熱体1cへの室内側からの熱伝
達や蓄熱体1cから室内への放熱を効率的に行うことが
できる。
【0050】この建物ユニットUcの使用方法として
は、日射の照射に関係しない位置に蓄熱体1cを設けて
暖房した室温により蓄熱し、暖房を切った後の室温低下
を小さくするのに利用できる。特に、暖房中は、室温は
天井部に近づく程高いので、天井部に設けた蓄熱体1c
には、効果的に蓄熱できる。
【0051】次に、本発明の蓄熱体の取付構造を詳細に
説明する。図7は本発明の蓄熱体の取付構造を示す一部
断面斜視図、図8は図7の蓄熱体の配置を示す水平断面
図,図9は図7の蓄熱体の他の配置を示す水平断面図で
ある。図7において、床構面3には、互いに平行に配設
させた複数の床根太31の上に構造面材である厚さ20
mmの合板34が取着されている。また、根太31と根
太31との間には厚さ100mmの断熱材35が取り付
けられている。合板34の上には、一定の間隔で複数の
幅30mm,厚さ9mmの合板(スペーサー)11Aが
クギで取着されている。また、合板11Aと合板11A
との間には、複数の厚さ9.2mmの蓄熱体1a,1
a,1a,・・・が配置されている。この蓄熱体1a
は、潜熱蓄熱材が厚さ9.2mmの板状の容器に密封さ
れたものである。合板11Aと蓄熱材1aとの上には厚
さ9mmの木質系フローリング12が載置され、合板1
1Aにクギと接着により固着されている。
【0052】本実施例の蓄熱体の取付構造は、上述のよ
うに、厚さ9mmの合板11A,11A間に、厚さ9.
2mmの蓄熱体1aが配置されているので、木質系フロ
ーリング12を合板11Aに固着したときに、蓄熱体1
aが木質系フローリング12に密着する。従って、床鳴
りがなく、蓄熱体1aと木質系フローリング12間の熱
の伝達も効率的に行われる。また、木質系フローリング
12が合板11Aと蓄熱体1aとの段差により波打つこ
とがない。つまり、蓄熱体1aの性能を十分に利用で
き、良好な床性能を確保することができる。
【0053】図8において、壁2,2,2,2で区画さ
れた部屋Rの内寸は、縦3600mm,横2700mm
になされている。また、蓄熱体1aの平面寸法は、長さ
455mm,幅273mmとなされており、合板11A
は、幅30mm,長さ3185となされている。これら
の蓄熱体1aと合板11Aとを使って、部屋Rの上端か
ら蓄熱体1aを縦に合板11Aを介して8列,横に蓄熱
体1aを当接して7列に配置した。このように蓄熱体1
aを配置した結果、部屋Rの両側端部に、合計306m
mの隙間ができる。この隙間を等分に割り振って、幅1
53mm,長さ3185mmの合板(スペーサー)11
Bを設けた。また、部屋Rの下端部には、415mmの
隙間ができる。この隙間には幅415mm,長さ270
0mmの合板11(スペーサー)Cを設けた。
【0054】図9において、部屋R、蓄熱体1a,合板
11A,合板11Bの平面寸法は図8と同一である。図
9においては、部屋Rの上端から蓄熱体1aを縦に合板
11Aを介して8列,横に蓄熱体1aを当接して6列に
配置した。また、部屋Rの両側端部には合板11Bを設
けた。このように蓄熱体1aを配置すると、部屋Rの下
端部には、870mmの隙間ができる。この隙間には幅
870mm,長さ2700mmの合板(スペーサー)1
1Dを設けた。この合板11Dの上には、不図示の押入
れが設けられた。ここで、合板11A,11B,11
C,11Dは、複数の同じ厚さの合板を組み合わせて幅
や長さを調整してもよい。
【0055】以上のように、合板の幅や長さを合わせる
ことにより、予め決められた広さの部屋に、予め決めら
れた寸法の蓄熱体を適切に配置することができる。ま
た、蓄熱体を根太等の床構造材の配置に無関係に部屋の
形状に合わせて配することができる。また、木質系ボー
ドは厚さの精度がよいので、木質系フローリングにより
床を良好に仕上げることができる。つまり、様々な広さ
や形状の部屋に対応でき、良好な床性能を確保すること
ができる。
【0056】以上、本発明の実施例を図面により説明し
たが、本発明の具体的構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があっても本発明に含まれる。
【0057】例えば、蓄熱体を床構面の上に配置した建
物ユニットと壁部に配置した建物ユニットと天井部に配
置した建物ユニットとを混在させて隣接配置してユニッ
ト建物を形成してもよい。また、一つの建物ユニットの
床構面の上と壁部と天井部とに蓄熱体を配置してもよ
い。また、建物ユニットは、鉄骨系建物ユニットでもよ
いし、軸組を利用した建物ユニットでもよい。また、蓄
熱体は、顕熱蓄熱体であっても構わない。床構面の上の
蓄熱体表面の化粧は、絨毯やカーペットであってもよ
い。また、壁部や天井部の蓄熱体表面の化粧は、熱抵抗
の小さい塗装や木製の仕上げ材を採用することも有効で
ある。また、床の構造用面材は合板ではなく、パーティ
クルボードや押出しセメント板等のセメント系の板材で
あってもよい。また、床は、建設現場でコンクリート等
を打設したものであってもよい。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の発明の建物ユニットにお
いては、建物ユニットの構造を変更することなく蓄熱体
を建物ユニットに取り付けることができるので、蓄熱体
を配置しても建物ユニットの工場での製造効率を悪くす
ることがない。また、蓄熱体を建設現場で配置する必要
がないので、建設現場での施工工数を少なく、建設工期
を短くすることができる。
【0059】請求項2記載の発明の建物ユニットにおい
ては、蓄熱体表面を補強する必要がないので、建物ユニ
ットの構成を簡単にでき、工場での製造効率を悪くする
ことがない。また、蓄熱体を建設現場で取り付ける必要
がないので、建設現場での施工工数を少なく、建設工期
を短くすることができる。
【0060】請求項3記載の発明の建物ユニットにおい
ては、蓄熱体が潜熱蓄熱材を利用したもので蓄熱体の重
量を小さくでき、補強の必要がないので、建物ユニット
の工場での製造が容易となる。また、蓄熱体を配置され
た建物ユニットの重量が小さいので、建物ユニットの輸
送や建設現場での施工が容易である。また、潜熱蓄熱材
の融点を適度に選択することにより、蓄熱体を略一定の
温度に保ことができるので、熱源が無くても室内温度を
好適に維持することができる。
【0061】請求項4記載の発明の建物ユニットにおい
ては、潜熱蓄熱材の融解温度が14℃以上30℃以下で
ある。従って、蓄熱材に蓄熱した熱量の多くを室内の温
度環境に適した温度で放熱することができ、熱源が無く
ても室内温度を好適に維持することができる。また、夏
季においても有害な蓄熱をすることがない。
【0062】請求項5記載の発明のユニット建物は、蓄
熱体を建設現場で取り付ける必要がないので、ユニット
建物の建設現場での施工工数を少なく、建設工期を短く
することができる。また、室内の温度変化の小さいユニ
ット建物を形成することができる。
【0063】請求項6記載の発明のユニット建物におい
ては、開口部から入射した暖房期の日射を熱として蓄熱
体に蓄熱し、その熱を日射がないときの暖房エネルギー
として利用することができる。つまり、エネルギー消費
の小さい、室内温度環境のよいユニット建物を形成する
ことができる。
【0064】請求項7記載の発明のユニット建物におい
ては、蓄熱の必要のないときには、日射を遮ることによ
り、有害な熱が蓄熱体に蓄熱されることを防ぐことがで
きるので、夏季の室内温度環境の悪化のないユニット建
物を形成することができる。
【0065】請求項8記載の発明の蓄熱体の取付構造に
おいては、蓄熱体を根太等の床構造材の配置に無関係に
部屋の形状に合わせて配置することができる。また、木
質系ボードは厚さの精度がよいので、木質系ボードから
なるスペーサーの上に木質系フローリングを固着して床
の表面を良好に仕上げることができる。つまり、様々な
広さや形状の部屋に対応でき、良好な床性能を確保する
ことができる。
【0066】請求項9記載の発明の蓄熱体の取付構造に
おいては、蓄熱体が木質系フローリングに密着するの
で、床鳴りがなく、蓄熱体と木質系フローリング間の熱
の伝達も効率的に行われる。また、木質系フローリング
がスペーサーと蓄熱体の段差により波打つことがない。
つまり、蓄熱体の性能を十分に利用でき、良好な床性能
を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建物ユニットを使用したユニット建物
の部分縦断面図である。
【図2】本発明の建物ユニットの実施例を示す部分縦断
面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図1の詳細な部分縦断面図である。
【図5】本発明の建物ユニットの他の実施例を示す部分
縦断面図である。
【図6】本発明の建物ユニットの他の実施例を示す部分
縦断面図である。
【図7】本発明の蓄熱体の取付構造の実施例を示す一部
断面斜視図である。
【図8】図7の蓄熱体の配置を示す水平断面図である。
【図9】図7の蓄熱体の他の配置を示す水平断面図であ
る。
【符号の説明】
U ユニット建物 Ua,U1,U2,U3 建物ユニット B1 バルコニー 1a,1b,1c 潜熱蓄熱体 11,11A,11B,11C,11D 合板(スペー
サー) 12 木質系フローリング 2 壁(壁部) 2b 窓(開口部) 3 床構面 4 天井枠組(天井部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F28D 20/02 F28D 20/00 C

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の蓄熱体が床構面の上に配置されて
    いることを特徴とする建物ユニット。
  2. 【請求項2】 板状の蓄熱体が天井部又は室内の壁部に
    配置されていることを特徴とする建物ユニット。
  3. 【請求項3】 前記蓄熱体が潜熱蓄熱材を利用したもの
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の建物ユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 前記潜熱蓄熱材の融解温度が14℃以上
    30℃以下であることを特徴とする請求項3記載の建物
    ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4記載の建物ユニ
    ットが少なくとも1個使用されていることを特徴とする
    ユニット建物。
  6. 【請求項6】 板状の蓄熱体が床構面の上に配置されて
    いる建物ユニットを少なくとも1個使用したユニット建
    物において、そのユニット建物の開口部から入射した暖
    房期の日射が前記蓄熱体を照射するようになされている
    ことを特徴とするユニット建物。
  7. 【請求項7】 前記蓄熱体を照射する日射を遮蔽できる
    日射遮蔽装置が設けられていることを特徴とする請求項
    6記載のユニット建物。
  8. 【請求項8】 潜熱蓄熱材が板状の容器に密封された蓄
    熱体と、前記蓄熱体と略同一の厚みの木質系ボードから
    なるスペーサーとが交互に床面上に配され、その上に木
    質系フローリングが載置され、その木質系フローリング
    が前記スペーサーに固着されていることを特徴とする蓄
    熱体の取付構造。
  9. 【請求項9】 前記板状の蓄熱体の厚さが、前記スペー
    サーの厚さより0.1mm以上1.0mm以下の範囲で
    厚くなされていることを特徴とする請求項8記載の蓄熱
    体の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007303687A (ja) * 2006-05-08 2007-11-22 Sk Science Kk 潜熱蓄熱材マット及びこれを用いた蓄熱装置

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