JPH07189352A - 家 屋 - Google Patents
家 屋Info
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- JPH07189352A JPH07189352A JP34742893A JP34742893A JPH07189352A JP H07189352 A JPH07189352 A JP H07189352A JP 34742893 A JP34742893 A JP 34742893A JP 34742893 A JP34742893 A JP 34742893A JP H07189352 A JPH07189352 A JP H07189352A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
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Abstract
床下空間、居住空間でセントラル換気をおこなうこと。 【構成】 熱交換器18で得られた外気を太陽熱集熱器
内空間4に供給し、ここで暖められた空気αを蓄熱材2
3を配設した床下空間3で放出し、室内、小屋裏空間1
へと循環させたり、また、太陽熱集熱器内空間4で暖め
られた水、不凍液等の熱媒体を床下に設けたコンクリー
ト層38に循環させ、床下空間3の空気αを暖めて自然
対流させ、エアサイクルを行うと共に、熱交換器18を
介して、床下空間3と外部、居住空間2と外部を連通化
したので、居住空間2で汚染された空気αと小屋裏空間
1の空気αを熱交換器38を介して外部に排気する家屋
とし居住の快適性を向上させ、しかも家屋の躯体や下地
を長持ちさせると共に、ダニ、カビの発生を抑制するこ
とができ、しかも家屋の小屋裏空間1内に点検口14を
備えた太陽熱集熱器を配置することによって、美観性が
良く、またメンテナンスが簡単にできる家屋となるもの
である。
Description
用し、小屋裏空間、床下空間、居住空間でセントラル換
気をおこなう家屋に関するものである。
に壁体等に断熱材を配設し、家屋の内外部の熱の出入り
を遮断することが行われていた。また、太陽熱集熱器と
しては箱型形状のユニットを屋根上に別途設置するか、
または、屋根材自体が集熱器となっている構造であっ
た。
うな家屋では室内空気の循環が行われずに、しかも暖房
は居住空間でのストーブ等の暖房機を用いて行われるの
で、熱源に近いほど暖かく、離れるに従って温度が低く
なる温度分布、また天井付近は暖かく、床付近は温度が
低くなる温度分布となり、これを解決するため過度の暖
房を行い、室内環境の悪化を招く欠点があった。また、
この場合局所的な暖房となるため、各部屋間への移動に
伴ってヒートショックを受ける不利があった。しかも、
窓ガラス、天井等に結露がおこり、ダニ、カビの発生を
助長したり、躯体、内、外壁、家具、電化製品等へ悪影
響を与える欠点があった。さらに太陽熱集熱器に関して
は、箱型形状のユニットを屋根上に設置すると見栄えが
良くなく、また、屋根と一体化した太陽熱集熱器とした
場合では、内部メンテナンスを行うためには太陽熱集熱
器を破壊しなければならなかった。
を除去するため、熱交換器で得られた外気を太陽熱集熱
器内空間に供給し、ここで暖められた空気を蓄熱材を配
設した床下空間で放出し、室内、小屋裏空間へと循環さ
せたり、また、太陽熱集熱器内空間で暖められた水、不
凍液等の熱媒体を床下に設けたコンクリート層に循環さ
せ、床下空間の空気を暖めて自然対流させ、エアサイク
ルを行うと共に、熱交換器を介して、床下空間と外部、
居住空間と外部を連通化したので、居住空間で汚染され
た空気と小屋裏空間の空気を熱交換器を介して外部に排
気する家屋とし居住の快適性を向上させ、しかも家屋の
躯体や下地を長持ちさせると共に、ダニ、カビの発生を
抑制することができ、しかも家屋の小屋裏空間内に点検
口を備えた太陽熱集熱器を配置することによって、美観
性が良く、またメンテナンスが簡単にできる家屋を提案
するものである。
て詳細に説明する。図1は請求項1に係る上記家屋Aの
代表的一実施例を示す説明図であり、1は小屋裏空間、
2は居住空間、3は床下空間、4は太陽熱集熱器内空間
で、それぞれ天井5、床6、内壁7によって区切られた
家屋Aの内部空間である。
部の熱の出入を遮断するものであり、副次的に防音性、
気密性、防火性を有するものである。さらに説明する
と、断熱層8は屋根断熱層8aと外壁断熱層8bと土間
断熱層8cと太陽熱集熱器断熱層8dからなり、それぞ
れボード状、マット状、シート状のもの、あるいは屋根
材、外壁材と一体になっているもの等である。
ポリウレタンボード、ポリイソシアヌレートフォームボ
ード、シージングボード、シージングインシュレーショ
ンボード、木片セメント板、木毛セメント板、グラスウ
ールマット等、もしくはこれらの複合板等であり、これ
らの表面に金属製屋根材、瓦等を配することによって屋
根を、また金属系パネル、タイル、窯業系パネル、AL
C板、モルタル等を配することにより外壁を形成するも
のである。
および必要に応じて裏面材とを一体に形成したパネル、
ALC外装パネル、木片セメントパネル、木毛セメント
パネル等で、これらを主柱、間柱等の躯体上に配するこ
とによって屋根断熱層8a、外壁断熱層8b、土間断熱
層8c、太陽熱集熱器断熱層8dを形成するものであ
る。
間に設けたものであり、小屋裏空間1と床下空間3とを
連通化し、各空間間の気圧の差、自然対流等によって空
気が流れる空間であり、家屋Aの躯体、下地等を常に乾
燥させ、長持ちさせると共に、結露を防止してダニ、カ
ビの発生を抑制するものである。
すように、透明板10、受光板11、太陽熱集熱器断熱
層8d、給気ダクト12、排気ダクト13、点検口1
4、垂木15、取付用枠材16からなるものである。さ
らに詳説すると、太陽熱集熱器内空間4は小屋裏空間1
の内部において受光板11と透明板10と取付用枠材1
6によって囲まれ、気密にされた空間であり、太陽熱集
熱器内空間4と小屋裏空間1とは太陽熱集熱器断熱層8
dによって区切られるものである。また、外気とは透明
板10と取付用枠材16によって区切られた空間であ
る。
からなる取付用枠材16によって垂木15に取り付けら
れ、太陽光を太陽熱集熱器内空間4へ透過させ、取り入
れた熱を出来るだけ外部に放出しない面材であり、か
つ、取付用枠材16に組み合わされることにより雨や雪
等に対する防水性、気密性、耐候性、耐薬品性、耐火性
等を有するものである。また、透明板10は紫外線劣化
に対して強い等の耐侯性が良い面材であること、さらに
は、積雪荷重や風荷重、あるいは局部的な衝撃(石等の
飛散)に対して破壊または劣化しないような強度を持つ
ことが好ましいものである。透明板10の例としては、
ポリカーボネイト板、ガラス板、強化ガラス板、塩化ビ
ニール板等、およびこれらの複合板等が挙げられるが、
液晶、金属薄膜、アモルファスシリコン等の材料と複合
させ、随意に不透明化したり、太陽光や赤外線の選択透
過作用、太陽電池化する等の付加機能を持たせることも
可能である。勿論、透明板10の形状は4角形、円形等
任意である。
太陽光によって暖められるものであり、暖められた熱は
太陽熱集熱器断熱層8dより、主として太陽熱集熱器内
空間4へ放熱されるものである。受光板11は耐熱性お
よび耐候性のある面材または板材で、金属板やスレート
板、セラミック板、石板等の無機材料が好ましいが、充
分な耐熱性および耐光性が保証されるのであれば有機材
料でも使用できるものである。また、その表面は太陽光
を吸収しやすいように黒色塗装、溝彫り、細かな凹凸
(艶消し化)等の処理がされていることが好ましい。さ
らには、受光板11自体、あるいは受光板11の裏面部
分に蓄熱材(モルタル、セメント、石等)を形成し、熱
の蓄熱、放散を助長することもできる。
器内空間4に人間が出入り、または手を差し延べて点検
するためのものであり、太陽熱集熱器断熱層8dの一部
を脱着自在に切り欠き形成するものである。もちろん太
陽熱集熱器内空間4は家屋の設計によって形状を決定す
ることができるが、太陽熱集熱器内空間4の内部の部材
のメンテナンスのため、太陽熱集熱器内空間4は作業者
が入ることのできる大きさを確保するか、点検箇所に手
が届く大きさを確保することが好ましい
として空気αが利用されるものであり、空気αは吸気ダ
クト12がら内部に供給され、排気ダクト13により排
気されるものであり、空気αが太陽熱集熱器内空間4を
通過する時、受光板11より太陽熱集熱器内空間4へ放
熱された熱で暖められ、使用に供されるものである。な
お、図のように吸気ダクト12、排気ダクト13にファ
ン17を設けて、空気αの循環がスムーズに行われるよ
うにするのが好ましいものである。
空間3、壁内空間9のいずれかに(図1では小屋裏空間
1に)熱交換器18を配置するものである。この熱交換
器1は例えば熱交換型換気扇等からなり、外部の冷たい
新鮮な空気αを吸気口19から取り入れ、居住空間2内
で、暖かく汚れた空気αを熱を交換して排気口20から
排気するものである。すなわち、吸気口19から取り入
れられた外部の空気αはダクトパイプ21を介して吸気
ダクト12から太陽熱集熱空間4内に供給されるもので
あり、居住空間2内の空気αを換気口22からダクトパ
イプ21を介して取り入れ、熱交換し、外部に排気する
ものである。
はダクトパイプ21を介して床下空間3に形成した蓄熱
層23に供給されるものである。すなわち、蓄熱層23
は図3に示す断面図のように形成されるものである。図
において24は根太であり、その上には土間断熱層8c
が形成されているものである。土間断熱層8cの上には
補強材となる合板25を介して、木材等からなる嵩上材
26を一定間隔で敷設し、その上に蓄熱層23、床6を
形成した構造である。空気αは嵩上材26により形成さ
れた隙間27を循環し、蓄熱材23に熱を供給し、蓄熱
材23は床6全体を暖めるものである。
ものが好ましく、石材、コンクリート、モルタル、レン
ガ、ブロック、塩化カルシウム板、硫化ナトリウム板等
を用いるものである。また、28はヒータユニットであ
り、太陽光が弱く空気αが充分に暖まっていないときに
補助的に用いるものであり、例えば、パネルヒータ、F
Fストーブ、温風ヒータ等からなるものである。
リット29が形成されており、このスリット29を介し
て、床下空間3から自然対流により上昇してきた暖かく
新鮮な空気αの一部を居住空間2に取り入れるものであ
る。なお、30は温度センサー機器であり、居住空間2
内の温度を感知して、自動的に換気量を調節し、常に居
住空間2内の温度を任意の温度帯にすることができるも
のである。
配設されており、床下空間3から自然対流により上昇し
てきた暖かく新鮮な空気αをダクトパイプ21を介し
て、再び太陽熱集熱器空間4内に供給するものである。
の電動弁31が配設されており、太陽熱が極端に弱いと
き、暖房を必要としないときに、後記するようにダクト
パイプ21の連結を切り替え、通常換気を行うものであ
る。
の流れについて、図1を用いて説明する。先ず外部の冷
たく新鮮な空気αは吸気口19、熱交換器18、ダクト
パイプ21、吸気ダクト12を介して太陽熱集熱器空間
4に供給させる。さらに太陽熱集熱器空間4で暖められ
た空気αは排気ダクト13、ダクトパイプ21を介して
床下空間3に放出させる。その際、必要であればヒータ
ユニット28で補助的に空気αを加温するものである。
床下空間3に放出された空気αは蓄熱層に熱を供給し、
床6を暖房すると共に、自然対流により小屋裏空間1へ
と壁内空間9を通って上昇する。また、その過程で内壁
7に形成したスリット29から、一部の空気αは居住空
間2内へと供給され、居住空間2を暖房する。さらに、
居住空間2内の空気αは換気口22、熱交換器18、排
気口20をかいして外部に排気され、かつ、小屋裏空間
1まで上昇した空気αは吸気ダクト12、ダクトパイプ
21、排気ダクト13を介して、再び太陽熱集熱器空間
4内に供給されるものである。
陽熱集熱器内空間に供給し、ここで暖められた空気を蓄
熱材を配設した床下空間で放出し、床暖房すると共に、
室内、小屋裏空間へと循環させエアサイクルを行うと共
に、熱交換器を介して、床下空間と外部、居住空間と外
部を連通化したので、居住空間で汚染された空気と小屋
裏空間の空気を熱交換器を介して外部に排気する家屋と
し居住の快適性を向上させ、低エネルギーコストの家屋
となり、しかも、家屋の躯体や下地を長持ちさせると共
に、ダニ、カビの発生を抑制することができ、かつ、家
屋の小屋裏空間内に点検口を備えた太陽熱集熱器を配置
することによって、美観性が良く、またメンテナンスが
簡単にできる家屋となるものである。
房を必要としない時に、通常換気をするために、電動弁
31を切り替えた家屋Aの空気αの流れを示したもので
ある。すなわち、外部の空気αは吸気口19、熱交換器
18、ダクトパイプ21を介して床下空間3に放出す
る。また、床下空間3から壁内空間9を介して小屋裏空
間1に循環し、その過程で一部の空気αをスリット29
から居住空間2に取り込み、換気口から熱交換器18、
ダクトパイプ21、排気口20を介して外部に排気する
ものである。さらに、小屋裏空間1内の空気αも吸気ダ
クト12、ダクトパイプ21、熱交換器18、ダクトパ
イプ21、排気口20を介して外部に排気されるもので
ある。
家屋の一実施例であり、図5、図6に示すような蓄熱層
23の構造とすることができる。すなわち図5(a)
は、嵩上材26の替わりに図5(b)に示すような中空
押出セメント板32を敷設し、中空部33を利用して、
空気αを循環させるものである。また、図6(a)は嵩
上材26の替わりに図6(b)に示すような波状の鉄板
34を敷設し、空間部35を利用して、空気αを循環さ
せることもできるものである。
について説明する。図7は上記家屋Bを示す説明図であ
り、1は小屋裏空間、2は居住空間、3は床下空間、4
は太陽熱集熱器内空間で、それぞれ天井5、床6、内壁
7によって区切られた家屋Bの内部空間である。
部の熱の出入を遮断するものであり、副次的に防音性、
気密性、防火性を有するものである。さらに説明する
と、断熱層8は屋根断熱層8aと外壁断熱層8bと土間
断熱層8cと太陽熱集熱器断熱層8dからなり、それぞ
れボード状、マット状、シート状のもの、あるいは屋根
材、外壁材と一体になっているもの等である。
ポリウレタンボード、ポリイソシアヌレートフォームボ
ード、シージングボード、シージングインシュレーショ
ンボード、木片セメント板、木毛セメント板、グラスウ
ールマット等、もしくはこれらの複合板等であり、これ
らの表面に金属製屋根材、瓦等を配することによって屋
根を、また金属系パネル、タイル、窯業系パネル、AL
C板、モルタル等を配することにより外壁を形成するも
のである。
および必要に応じて裏面材とを一体に形成したパネル、
ALC外装パネル、木片セメントパネル、木毛セメント
パネル等で、これらを主柱、間柱等の躯体上に配するこ
とによって屋根断熱層8a、外壁断熱層8b、土間断熱
層8c、太陽熱集熱器断熱層8dを形成するものであ
る。
間に設けたものであり、小屋裏空間1と床下空間3とを
連通化し、各空間間の気圧の差、自然対流等によって空
気が流れる空間であり、家屋Aの躯体、下地等を常に乾
燥させ、長持ちさせると共に、結露を防止してダニ、カ
ビの発生を抑制するものである。
すように、透明板10、受光板11、太陽熱集熱器断熱
層8d、供給部35、排出部36、点検口14、垂木1
5、取付用枠材16からなるものである。さらに詳説す
ると、太陽熱集熱器内空間4は小屋裏空間1の内部にお
いて受光板11と透明板10と取付用枠材16によって
囲まれ、気密にされた空間であり、太陽熱集熱器内空間
4と小屋裏空間1とは太陽熱集熱器断熱層8dによって
区切られるものである。また、外気とは透明板10と取
付用枠材16によって区切られた空間である。
からなる取付用枠材16によって垂木15に取り付けら
れ、太陽光を太陽熱集熱器内空間4へ透過させ、取り入
れた熱を出来るだけ外部に放出しない面材であり、か
つ、取付用枠材16に組み合わされることにより雨や雪
等に対する防水性、気密性、耐候性、耐薬品性、耐火性
等を有するものである。また、透明板10は紫外線劣化
に対して強い等の耐侯性が良い面材であること、さらに
は、積雪荷重や風荷重、あるいは局部的な衝撃(石等の
飛散)に対して破壊または劣化しないような強度を持つ
ことが好ましいものである。透明板10の例としては、
ポリカーボネイト板、ガラス板、強化ガラス板、塩化ビ
ニール板等、およびこれらの複合板等が挙げられるが、
液晶、金属薄膜、アモルファスシリコン等の材料と複合
させ、随意に不透明化したり、太陽光や赤外線の選択透
過作用、太陽電池化する等の付加機能を持たせることも
可能である。勿論、透明板10の形状は4角形、円形等
任意である。
太陽光によって暖められるものであり、暖められた熱は
太陽熱集熱器断熱層8dより、主として太陽熱集熱器内
空間4へ放熱されるものである。受光板11は耐熱性お
よび耐候性のある面材または板材で、金属板やスレート
板、セラミック板、石板等の無機材料が好ましいが、充
分な耐熱性および耐光性が保証されるのであれば有機材
料でも使用できるものである。また、その表面は太陽光
を吸収しやすいように黒色塗装、溝彫り、細かな凹凸
(艶消し化)等の処理がされていることが好ましい。さ
らには、受光板11自体、あるいは受光板11の裏面部
分に蓄熱材(モルタル、セメント、石等)を形成し、熱
の蓄熱、放散を助長することもできる。
器内空間4に人間が出入り、または手を差し延べて点検
するためのものであり、太陽熱集熱器断熱層8dの一部
を脱着自在に切り欠き形成するものである。もちろん太
陽熱集熱器内空間4は家屋の設計によって形状を決定す
ることができるが、太陽熱集熱器内空間4の内部の部材
のメンテナンスのため、太陽熱集熱器内空間4は作業者
が入ることのできる大きさを確保するか、点検箇所に手
が届く大きさを確保することが好ましい
として水、不凍液等の液体βが利用されるものであり、
液体βは供給部35から内部に供給され、排出部36に
より排出されるものであり、液体βが太陽熱集熱器内空
間4を通過する時、受光板11より太陽熱集熱器内空間
4へ放熱された熱で暖められ、使用に供されるものであ
る。
造のように、防水シート37上に、土間断熱層8c、コ
ンクリート層38の順に敷設して、図10に示すよう
に、コンクリート層38中を波状にパイプ39を埋設す
るものである。そしてこのパイプ39は小屋裏空間1、
壁内空間9を介して一端は太陽熱集熱器内空間4の供給
部35と、他端は排出部と連結され、連通化しているも
のである。すなわち、太陽熱集熱器内空間4内で暖めら
れた液体βは、電動ポンプ等の循環器40を介してパイ
プ39内を通過し、床下空間2のコンクリート層38を
暖め、床下空間3内の空気αを加温するものである。な
お、41はボイラで太陽光が弱いときに補助的に液体β
を加温するものである。
空間3、壁内空間9のいずれかに(図1では小屋裏空間
1に)熱交換器18を配置するものである。この熱交換
器1は例えば熱交換型換気扇等からなり、外部の冷たい
新鮮な空気αを吸気口19から取り入れ、居住空間2内
で、暖かく汚れた空気αを熱を交換して排気口20から
排気するものである。すなわち、吸気口19から取り入
れられた外部の空気αはダクトパイプ21を介して床下
空間3に形成した分散ダクト42から床下空間3に放出
させるものである。
熱により暖められた空気は自然対流で壁内空間9を上昇
し、小屋裏空間1に達し、吸気ダクト12、熱交換器1
8を介して外部に排気されるものである。
上のスリット29が形成されており、このスリット29
を介して、床下空間3から自然対流により上昇してきた
暖かく新鮮な空気αの一部を居住空間2に取り入れるも
のである。なお、30は温度センサー機器であり、居住
空間2内の温度を感知して、自動的に換気量を調節し、
常に居住空間2内の温度を任意の温度帯にすることがで
きるものである。
ダクトパイプ21の両端に棒状の細い補助ダクト43が
多数個連結されており、この補助ダクト43に多数形成
したスリット44が空気αを広範囲に分散させて放出す
るものである。もちろん、ダクトパイプ21の外周には
断熱層を形成して、熱が逃げないようにするものであ
る。
と空気αの流れについて、図7を用いて説明する。先ず
液体βは閉鎖系の循環路になっており、太陽熱集熱器内
空間4内で暖められた液体βは循環器40を介して床下
空間3のコンクリート層38を加温し、再び太陽熱集熱
器内空間4に供給されるものである。
気口19、熱交換器18、ダクトパイプ21を介して分
散ダクト42がら床下空間3へと放出される。コンクリ
ート層38の熱により暖められた空気αは自然対流によ
り小屋裏空間1へと壁内空間9を通って上昇する。ま
た、その過程で内壁7に形成したスリット29から、一
部の空気αは居住空間2内へと供給され、居住空間2を
暖房する。さらに、居住空間2内の空気αは換気口2
2、熱交換器18、排気口20を介して外部に排気さ
れ、かつ、小屋裏空間1まで上昇した空気αは吸気ダク
ト12、熱交換器18を介して外部に排気されるもので
ある。
れた水、不凍液等の熱媒体を床下に設けたコンクリート
層に循環させ、床下空間の空気を暖めて自然対流させ、
エアサイクルを行うと共に熱交換器を介して、床下空間
と外部、居住空間と外部を連通化したので、居住空間で
汚染された空気と小屋裏空間の空気を熱交換器を介して
外部に排気する家屋とし居住の快適性を向上させ、低エ
ネルギーコストの家屋となり、しかも、家屋の躯体や下
地を長持ちさせると共に、ダニ、カビの発生を抑制する
ことができ、かつ、家屋の小屋裏空間内に点検口を備え
た太陽熱集熱器を配置することによって、美観性が良
く、またメンテナンスが簡単にできる家屋となるもので
ある。
れば、外壁、屋根に断熱層を形成するため、高率よく
冷、暖房を行うことができる。暖房のエネルギーとし
て太陽熱を効率よく利用することができる。床下空間
と外部、居住空間と外部を連通化したので、居住空間で
汚染された空気と小屋裏空間の空気を熱交換器を介して
外部に排気する家屋とし居住の快適性を向上させ、低エ
ネルギーコストの家屋となる。小屋裏空間、床下空
間、壁内空間を連通過しエアサイクルを行うので、家屋
の躯体や下地を長持ちさせると共に、ダニ、カビの発生
を抑制することができる。家屋の小屋裏空間内に点検
口を備えた太陽熱集熱器を配置することによって、美観
性が良く、またメンテナンスが簡単にできる。等の作
用、効果がある。
示す説明図である。
説明図である。
る。
示す説明図である。
である。
である。
示す説明図である。
説明図である。
図である。
明図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 小屋裏空間、居住空間、床下空間からな
り、かつ、小屋裏空間と床下空間を内壁、外壁間の壁内
空間にて連通化した家屋において、屋根の垂木に水密性
および気密性を有する取付用枠材を介して支持される透
明板と、前記小屋裏空間の一部を区切るために設ける受
光部と、小屋裏空間側から内部を点検するための点検口
とを形成した太陽熱集熱器内空間を配設し、さらには床
下空間には蓄熱層を配置し、前記空間を囲んでいる屋
根、外壁、土間、太陽熱集熱器内空間に断熱層を形成す
ると共に、小屋裏空間、床下空間、あるいは壁内空間内
のいずれかに熱交換器を配設し、かつ該熱交換器を介し
て、太陽熱集熱器内空間と外部とを連通化し、外部の空
気を太陽熱集熱器内空間床下空間内に吸気し、また、該
太陽熱集熱器内空間の空気を前記蓄熱材を介して床下空
間に供給しすると共に、壁内空間からスリットを介して
居住空間に供給し、該居住空間内の空気を熱交換器を介
して外部と連通化して排気することを特徴とする家屋。 - 【請求項2】 小屋裏空間、居住空間、床下空間からな
り、かつ、小屋裏空間と床下空間を内壁、外壁間の壁内
空間にて連通化した家屋において、屋根の垂木に水密性
および気密性を有する取付用枠材を介して支持される透
明板と、前記小屋裏空間の一部を区切るために設ける受
光部と、小屋裏空間側から内部を点検するための点検口
とを形成した太陽熱集熱器内空間を配設し、前記空間を
囲んでいる屋根、外壁、土間に断熱層を形成すると共
に、小屋裏空間、床下空間、あるいは壁内空間内のいず
れかに熱交換器を配設し、かつ該熱交換器を介して、床
下空間と外部、居住空間と外部を連通化し、また、前記
床下空間の断熱層上にコンクリート層を敷設し、該コン
クリート層中にパイプを埋設し、該パイプは前記太陽熱
集熱器内空間と連結され、内部を熱媒体となる液体が循
環するとこを特徴とする家屋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34742893A JP2810935B2 (ja) | 1993-12-25 | 1993-12-25 | 家 屋 |
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JPH1068178A (ja) * | 1996-08-29 | 1998-03-10 | Ig Tech Res Inc | 家 屋 |
JP2011058790A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Hideki Ohira | 放出熱回収住宅換気システム |
KR200467590Y1 (ko) * | 2011-07-27 | 2013-06-20 | 김태섭 | 태양광의 집광 및 제어 기능을 하는 스카이라이트 |
JP2016014517A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-28 | 株式会社カネカ | 空調システム |
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