JP2001278596A - 荷役車両 - Google Patents

荷役車両

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JP2001278596A
JP2001278596A JP2000095623A JP2000095623A JP2001278596A JP 2001278596 A JP2001278596 A JP 2001278596A JP 2000095623 A JP2000095623 A JP 2000095623A JP 2000095623 A JP2000095623 A JP 2000095623A JP 2001278596 A JP2001278596 A JP 2001278596A
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JP
Japan
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forklift
vehicle speed
sensor
speed
maximum
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Application number
JP2000095623A
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English (en)
Inventor
Yasumi Satou
泰巳 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Yusoki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Yusoki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多大なコストをかけることなく、十分な安全
性を確保することが可能な荷役車両を提供する。 【解決手段】 フォークリフト1に、走行エリアの構造
物との近接を検知するセンサ5を設ける。このセンサ5
によってフォークリフト1と壁面6等の構造物との所定
値以上の近接が検知されたとき、その最高車速を通常時
よりも制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フォークリフト
等の荷役車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトには、アクセルペダルが
設けられている。そしてこのペダルの踏み込み角度に応
じて、フォークリフトの走行速度が変化するようになっ
ている。図3は、この発明のフォークリフトにおけるア
クセルペダルの踏み込み角度と走行速度との関係を示す
グラフであるが、このグラフにおける直線Dは、従来の
フォークリフトにおけるペダル踏み込み角度と走行速度
との関係と同じである。つまり従来のフォークリフトで
は、アクセルペダルの踏み込み角度にほぼ比例して走行
速度が増加し、最大踏み込み角度Fで最高速度Mが得ら
れるということである。そこで運転者は、周囲の状況等
に応じてアクセルペダルの踏み込み角度を大小し、これ
によって走行速度を調節しながら種々のフォークリフト
作業を行っていた。例えば、広い屋外道路を走行する場
合はフォークリフトを高速で走行させ作業時間の短縮を
図る一方、走行エリアが倉庫建屋内、多くの人が作業を
しているような場所、荷物が両側に積み上げられた場
所、比較的狭い通路、又はエレベータ内等であるような
場合には、安全のため所定速度以下に走行速度を抑えて
フォークリフトの運転がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
運転者の目が高速走行に慣れてしまっていると、体感に
基づくアクセルペダルの調整によっては十分な減速が図
れない場合がある。フォークリフトが比較的狭い通路等
を走行している場合、走行速度が高いままであると大き
な事故を招くおそれがあるため、作業現場では運転管理
に多大なコストをかける必要があるという問題があっ
た。また熟練運転者とそうでない者との間でも確保され
得る安全性にバラツキが生じるので、未熟者を基準に運
転管理をしなければならず、上記コストには無駄が多い
という問題もあった。
【0004】この発明は、上記従来の課題を解決するた
めになされたものであって、その目的は、多大なコスト
をかけることなく、十分な安全性を確保することが可能
なフォークリフトを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び効果】そこで請求項1
のフォークリフトは、車体と走行エリアの構造物との近
接を検知するセンサを備え、このセンサによって車体と
構造物との間に所定値以上の近接が検知されたとき、そ
の最高車速を通常時よりも低く制限するように成された
ことを特徴としている。ここで「通常時」とは、センサ
によって走行エリアの構造物と車体との間の近接が検知
されていない場合をいう。
【0006】このフォークリフトでは、センサによって
フォークリフトと走行エリアの構造物との近接が検知さ
れ、両者が所定値以上に近接している場合にフォークリ
フトの最高車速が制限される。従って狭い通路内のよう
にフォークリフトが高速走行すると危険を伴うような場
所において、その車速を強制的に制限することができ
る。そのため作業現場において運転管理に多大なコスト
をかけることなく、十分な安全性を確保することが可能
となる。
【0007】この場合に前記センサを、検知信号の発信
部と受信部とを備えた反射型センサとすれば、構造物の
側に信号送信用の送信機等を設ける必要がない。従って
設備費用を低減でき、運転管理コストを確実に低減する
ことが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、この発明のフォークリフト
の具体的な実施形態について、図面を参照しつつ詳細に
説明する。
【0009】図1は、上記フォークリフトを示す概略側
面図である。フォークリフト1は、アクセルペダル(図
示せず)の踏み込み角度によって走行速度が調整できる
ように成されている。そしてそのヘッドガード2の上
面、マスト3の頂部及び両側面、運転台パネル4の両側
部に、センサ5が取り付けられている。このセンサ5
は、発光部と受光部とを有し、発光部から光を出射する
とともに通路壁面等の構造物で反射された光を受光部で
受けることにより、センサ5と前記構造物との間の距離
を検知するものである。また前記フォークリフト1には
制御装置(図示せず)が設けられ、各センサ5で検知し
た前記距離に従って、後述する車速制限を行うようにな
っている。
【0010】図2は、上記のように構成されたフォーク
リフトの動作を説明するための模式平面図である。フォ
ークリフト1が位置Aのように開放されたフロア8にあ
る場合、前記センサ5から出射される光は反射されず、
受光部が出射光を受けることもない。従って、すべての
センサ5からフォークリフト1に近接して構造物が存し
ないことを示す信号が出力され、前記制御装置はフォー
クリフト1の車速制限を行わない。このときのアクセル
ペダルの踏み込み角度と車速との関係を、図3の直線D
によって示している。すなわち、最大踏み込み角度Fで
車速が限界速度Mとなるまで、アクセルの踏み込み角度
にほぼ比例して車速が上昇するということであり、これ
がフォークリフト1の通常時の車速である。
【0011】この状態からさらにフォークリフト1が前
進し、図2に示す位置Bのように壁面6、6に挟まれた
通路7にフォークリフト1がある場合、マスト3の側面
又は運転台パネル4の両側部に設けられた前記センサ5
から出射される光は前記壁面6、6で反射され、反射光
が前記センサ5の受光部で受けられる。するとセンサ5
からはフォークリフト1にどの程度近接して構造物(壁
面6)が存するかを示す信号が出力される。この信号に
基づいて、前記制御装置により壁面6が所定値(例えば
約3m)以上にフォークリフト1に近接しているか否か
が判断される。そして壁面6が所定値以上にフォークリ
フト1に近接していると判断されたときは、前記制御装
置によって、フォークリフト1の最高車速が通常時より
も制限される。このときのアクセルペダルの踏み込み角
度と車速との関係を、図3の折れ線Aによって示してい
る。すなわち、しきい踏み込み角度Tで車速が制限速度
Nとなるまでアクセルの踏み込み角度にほぼ比例して通
常時と同様に車速が上昇する一方、ここから最大踏み込
み角度Fまでアクセルを踏み込んでも車速は制限速度N
以上には上昇しないということである。制限速度Nは限
界速度Mよりも小さい値である。
【0012】上記フォークリフト1では、センサ5によ
ってフォークリフト1と壁面6のような走行エリアの構
造物との近接が検知され、両者が所定値以上に近接して
いる場合にフォークリフト1の最高車速が制限されるよ
うになっている。従って通路7内のようにフォークリフ
ト1が高速走行すると危険を伴うような場所において、
その最高車速を強制的に制限することになる。そのため
作業現場において運転管理に多大なコストをかけること
なく、その安全性を確保することができる。またフォー
クリフト1自体の最高車速が制限されるから、熟練運転
者とそうでない者との間で確保される安全性にバラツキ
が生じることもない。
【0013】また上記では、図3の折れ線Aで示すよう
に、しきい踏み込み角度Tで車速が制限速度Nとなるま
で、通常時と同様に車速が上昇するようにしている。従
ってしきい踏み込み角度Tまでは通常時と同じ車速上昇
感が得られ、最高車速の制限をした場合に運転者に与え
る違和感を抑制することができる。
【0014】さらにセンサ5として反射型のセンサを用
いているので、壁面6等に信号送信用の送信機を設ける
必要がない。従って設備費用を低減できるとともに、こ
のフォークリフト1を用いることにより、ほとんどの走
行エリアにおいて制限なく安全性を向上させることがで
きる。そのため運転管理コストは確実に低減されること
になる。
【0015】またフォークリフト1は、その前部に設け
られたフォーク9(図1参照)を昇降させるものである
ため、天井方向におけるクリアランスが小さいときに
は、このクリアランスの変化に十分注意しながら慎重に
走行することが求められる。そこでこのフォークリフト
1では、ヘッドガード2の上面、マスト3の頂部にもセ
ンサ5を設け、これらのセンサ5によってフォークリフ
ト1の上方におけるクリアランスを検知している。そし
てこのクリアランスが所定値よりも小さい場合には、図
3の折れ線Aに沿ってフォークリフト1の最高車速を制
限している。従って走行方向のクリアランスは十分であ
るが天井方向のクリアランスが十分でないような場合に
も、安全性を確保することができる。またヘッドガード
2の上面又はマスト3の頂部に設けたセンサ5の出力に
基づいて、フォーク9の昇降速度あるいは最大上昇位置
を制限するようにしてもよい。
【0016】以上に、この発明の具体的な実施形態につ
いて説明したが、この発明は上記各実施形態に限定され
るものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施
することができる。上記では反射型センサ5として光セ
ンサを用いたが、これは超音波等を用いたセンサを用い
てもよい。また、より各確実に構造物の検知を行うため
に、壁面6等に反射材を設けるようにしてもよい。また
このように反射材を設ける場合には、フロア8や通路7
等に反射テープ等を設け、この反射テープへの近接を検
知したときにフォークリフト1の最高車速が制限される
ようにしてもよい。この場合には、反射テープを設けた
部分のフロア8や通路7が、フォークリフト1との近接
が検知される構造物となる。さらに上記では反射型のセ
ンサ5をフォークリフト1に設けたが、フォークリフト
1には受信部だけを有するセンサを設け、近接を検知し
たい構造物(壁面6、通路7又はフロア8の一部、等)
に、このセンサに信号を送信する送信部を設けるように
してもよい。フォークリフト1へのセンサ5の取付位置
は、図1に示すものに限らず、センサの種類、検知した
い方向等によって種々に変更することができる。もちろ
ん、センサの数を1つのみとすることも可能である。
【0017】また上記では、しきい踏み込み角度Tで車
速が制限速度Nとなるまで通常時と同様に車速が上昇す
るようにし、車速制限をした場合に運転者に与える違和
感を抑制している。しかしながら運転者に与える違和感
にこだわらない場合には、図3の直線Bが示すように、
最大踏み込み角度Fで車速が制限速度Nとなるよう踏み
込み角度にほぼ比例して車速を上昇させるようにしても
よい。この場合には常に車速が制限されるので、より一
層の安全性が確保される。また同図の曲線Cが示すよう
に、最大踏み込み角度Fに近づくにつれてなめらかに車
速が制限されるようにしてもよい。この場合には折れ線
Aと直線Bとの間における中間的な車速制限特性となる
ので、運転者に大きな違和感を与えることなく十分な安
全性を確保することができる。さらにこれら以外にも、
アクセルペダルと車速との間にさまざまな相関関係を持
たせて、フォークリフト1の最高車速を制限できるのは
勿論である。
【0018】さらに、走行エリアの構造物に対する所定
距離以上の近接を示す信号がセンサ5から所定時間以上
継続して出力されたときに上記の最高車速の制限を行っ
たり、前記信号に対して時間平均等の低域通過フィルタ
の処理をした結果に基づいて前記最高車速の制限を行う
ようにしてもよい。このような処理を行うと、広いフロ
ア8中で例えば建屋の支柱近傍をフォークリフト1が通
過したに過ぎないような場合に、いちいち最高車速が制
限されるのを回避して運転快適性を維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のフォークリフトを示す
概略側面図である。
【図2】上記フォークリフトの動作を説明する概略平面
図である。
【図3】上記フォークリフトの車速制限を説明するため
のグラフである。
【符号の説明】
1 フォークリフト 5 センサ 6 壁面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体と走行エリアの構造物との近接を検
    知するセンサを備え、このセンサによって車体と構造物
    との間に所定値以上の近接が検知されたとき、その最高
    車速を通常時よりも低く制限するように成されたことを
    特徴とする荷役車両。
JP2000095623A 2000-03-30 2000-03-30 荷役車両 Pending JP2001278596A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016019355A (ja) * 2014-07-08 2016-02-01 株式会社豊田自動織機 フォークリフト用走行モータの制御装置
CN108584832A (zh) * 2018-06-24 2018-09-28 衢州市江氏电子科技有限公司 一种特种车辆作业监控管理系统
KR102645359B1 (ko) * 2023-06-14 2024-03-11 주식회사 신성이엔지 양중 시스템

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