JP2001278570A - エレベーターのかご装置 - Google Patents
エレベーターのかご装置Info
- Publication number
- JP2001278570A JP2001278570A JP2000090840A JP2000090840A JP2001278570A JP 2001278570 A JP2001278570 A JP 2001278570A JP 2000090840 A JP2000090840 A JP 2000090840A JP 2000090840 A JP2000090840 A JP 2000090840A JP 2001278570 A JP2001278570 A JP 2001278570A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car
- air
- cover
- soft
- flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
れが少なく、静粛に昇降するエレベーターのかご装置を
得る。 【解決手段】 かご室1並びにかご室1の上部及び下部
にそれぞれ装着した整風カバー4によってかご5を構成
する。また、かご5の外面に密生状態の柔毛からなる起
毛状表面を有する被覆材を装着して整流層6を形成す
る。これによって、昇降するかご5によって発生する空
気流は、整風カバー4の端部寄り位置では整流層6の柔
毛を押し倒して流れ、整風カバー4面に沿って流れて次
第に流速を増し圧力が低下する。このような空気流の挙
動によって、剥離しようとする空気の流れに沿って整流
層6の柔毛が揺れて姿勢を変え、空気流における渦の発
生を抑制して騒音発生を少なくする。
Description
的高速で昇降するエレベーターのかご装置に関する。
71号公報に示された構成に類似した従来のエレベータ
ーのかご装置を示す図で、図5は正面図、図6は図5の
A部を縦断して示す拡大図である。図において、1はか
ご室で、正面に出入口2、出入口2を開閉する戸3が設
けられている。4はかご室1の上部及び下部にそれぞれ
装着された整風カバー、5はかご室1及び整風カバー4
によって構成されたエレベーターのかごである。
うに構成され、かご室1及び整風カバー4は繊維強化合
成樹脂板、金属板等によって製作されて平滑な外面が形
成されている。そして、かご5がエレベーターの昇降路
(図示しない)中を昇降するときの昇降路内の空気流に
よる空力騒音を防ぐために、上下にそれぞれ整風カバー
4が装着されている。
レベーターのかご装置では、かご5が昇降路中を例えば
図6に示す矢印B方向へ昇降した場合に、かご5の昇降
によって空気流が乱れて渦が生成される。これにより、
図6に示すように空気流が整風カバー4等の外面から剥
離して不快な騒音が発生し、エレベーターの乗り心地が
損なわれるという問題点があった。
になされたものであり、かごの昇降時にかご外面の空気
流に乱れが生じないエレベーターのかご装置を得ること
を目的とする。
ターのかご装置においては、かご室並びにこのかご室の
上部及び下部にそれぞれ装着された整風カバーによって
構成されたかごと、密生状態の柔毛からなる起毛状表面
を有する被覆材が被着されてなり、少なくとも整風カバ
ーの外面に構成された整流層とが設けられる。
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は正面図、
図2は図1の右側面図、図3は図1のC部を縦断して示
す拡大図、図4は図3における空気流の状況を説明する
図である。図において、1はかご室で、正面に出入口
2、出入口2を開閉する戸3が設けられている。4はか
ご室1の上部及び下部にそれぞれ装着された整風カバー
である。
成されたエレベーターのかご、6は整流層で、難燃性の
合成樹脂材料によって製作されて、密生状態の柔毛7か
らなる起毛状表面を有する被覆材8が、かご5の外面を
覆って装着されて形成されている。
ご装置において、かご室1及び整風カバー4は繊維強化
合成樹脂板、金属板等によって製作されて平滑な外面が
形成されている。そして、かご5がエレベーターの昇降
路(図示しない)中を昇降するときの昇降路内の空気流
による空力騒音を防ぐために、上下にそれぞれ整風カバ
ー4が装着されている。さらに、かご5の外面を覆って
整流層6が設けられている。
中を例えば図3に示す矢印B方向へ昇降した場合に、か
ご5の昇降によって発生する空気流は図3に示すように
整風カバー4の上部寄り、すなわち突出端部寄り位置で
は整流層6の柔毛7を押し倒すようにして流下する。そ
して、整風カバー4面に沿って流れて次第に流速を増し
ながらベルヌーイの法則に従って圧力が低下する。
ようとする空気の流れに沿って整流層6の柔毛7が揺れ
て姿勢を変える。これにより、前述の図6における渦の
発生を抑制することができ、騒音の発生が減少してエレ
ベーターの乗り心地を向上することができる。
図4に示すように小さな渦であって空気流の乱や剥離を
惹起することはなく、圧力変動が小さく抑えられるので
騒音発生を減少することができる。また、密生状態の柔
毛7による構造体に含まれる空気の層と、この層の外側
を流れる空気との間に密度の差による境界が生じる。こ
れによって、柔毛7箇所に発生した騒音の伝播を少なく
する作用を得ることができる。
よって構成しても、またフェルトをベースにした材料に
よって構成しても図1〜図4の実施の形態における作用
を得ることができる。さらに、整流層6を極細の金属柔
毛によって構成しても、図1〜図4の実施の形態におけ
る作用を得ることができると共に、整流層6の不燃性能
を向上することができる。
流層6を形成した構成の場合であっても、大きな空気の
乱流が発生する整風カバー4外面において空気流の渦の
発生を抑制することができる。したがって、図1〜図4
の実施の形態における作用に準じた作用を得ることがで
きる。
並びにこのかご室の上部及び下部にそれぞれ装着された
整風カバーによって構成されたかごと、密生状態の柔毛
からなる起毛状表面を有する被覆材が被着されてなり、
少なくとも整風カバーの外面に構成された整流層とを設
けたものである。
よって発生する空気流は、整風カバーの端部寄り位置で
は整流層の柔毛を押し倒すようにして流れる。そして、
整風カバー面に沿って流れて次第に流速を増しながらベ
ルヌーイの法則に従って圧力が低下する。このような空
気流の挙動によって、剥離しようとする空気の流れに沿
って整流層の柔毛が揺れて姿勢を変える。このため、空
気流における渦の発生を抑制することができ、騒音の発
生が減少してエレベーターの乗り心地を向上する効果が
ある。
図。
7 柔毛、8 被覆材。
Claims (1)
- 【請求項1】 かご室並びにこのかご室の上部及び下部
にそれぞれ装着された整風カバーによって構成されたか
ごと、密生状態の柔毛からなる起毛状表面を有する被覆
材が被着されてなり、少なくとも上記整風カバーの外面
に構成された整流層とを備えたエレベーターのかご装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000090840A JP4558133B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | エレベーターのかご装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000090840A JP4558133B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | エレベーターのかご装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001278570A true JP2001278570A (ja) | 2001-10-10 |
JP4558133B2 JP4558133B2 (ja) | 2010-10-06 |
Family
ID=18606387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000090840A Expired - Lifetime JP4558133B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | エレベーターのかご装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4558133B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013129496A (ja) * | 2011-12-21 | 2013-07-04 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータのかご装置 |
CN103818802A (zh) * | 2014-03-06 | 2014-05-28 | 怡达快速电梯有限公司 | 一种低噪音高速电梯 |
CN104843563A (zh) * | 2014-02-14 | 2015-08-19 | 株式会社日立制作所 | 电梯设备 |
CN105600658A (zh) * | 2016-03-31 | 2016-05-25 | 辽宁富士通电梯有限公司 | 一种电梯轿厢 |
JP2016132558A (ja) * | 2015-01-22 | 2016-07-25 | 株式会社日立製作所 | エレベーター装置及びエレベーター装置の組立方法 |
CN106865391A (zh) * | 2015-10-30 | 2017-06-20 | 三菱电机株式会社 | 电梯 |
CN107686037A (zh) * | 2016-08-05 | 2018-02-13 | 株式会社日立制作所 | 电梯系统 |
CN107686032A (zh) * | 2016-08-05 | 2018-02-13 | 株式会社日立制作所 | 电梯系统 |
CN110023222A (zh) * | 2016-12-27 | 2019-07-16 | 株式会社日立制作所 | 电梯装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0428689A (ja) * | 1990-05-23 | 1992-01-31 | Mitsubishi Electric Corp | エレベーターかごの整風装置 |
JPH07225048A (ja) * | 1993-12-15 | 1995-08-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 流力発生音低減装置 |
-
2000
- 2000-03-29 JP JP2000090840A patent/JP4558133B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0428689A (ja) * | 1990-05-23 | 1992-01-31 | Mitsubishi Electric Corp | エレベーターかごの整風装置 |
JPH07225048A (ja) * | 1993-12-15 | 1995-08-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 流力発生音低減装置 |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013129496A (ja) * | 2011-12-21 | 2013-07-04 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータのかご装置 |
CN104843563A (zh) * | 2014-02-14 | 2015-08-19 | 株式会社日立制作所 | 电梯设备 |
CN103818802A (zh) * | 2014-03-06 | 2014-05-28 | 怡达快速电梯有限公司 | 一种低噪音高速电梯 |
JP2016132558A (ja) * | 2015-01-22 | 2016-07-25 | 株式会社日立製作所 | エレベーター装置及びエレベーター装置の組立方法 |
CN105819312A (zh) * | 2015-01-22 | 2016-08-03 | 株式会社日立制作所 | 电梯设备和电梯设备的组装方法 |
CN106865391A (zh) * | 2015-10-30 | 2017-06-20 | 三菱电机株式会社 | 电梯 |
CN106865391B (zh) * | 2015-10-30 | 2019-06-07 | 三菱电机株式会社 | 电梯 |
CN105600658A (zh) * | 2016-03-31 | 2016-05-25 | 辽宁富士通电梯有限公司 | 一种电梯轿厢 |
CN107686037A (zh) * | 2016-08-05 | 2018-02-13 | 株式会社日立制作所 | 电梯系统 |
CN107686032A (zh) * | 2016-08-05 | 2018-02-13 | 株式会社日立制作所 | 电梯系统 |
CN107686032B (zh) * | 2016-08-05 | 2020-03-17 | 株式会社日立制作所 | 电梯系统 |
CN110023222A (zh) * | 2016-12-27 | 2019-07-16 | 株式会社日立制作所 | 电梯装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4558133B2 (ja) | 2010-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4784950B2 (ja) | エレベータ装置 | |
JP2001278570A (ja) | エレベーターのかご装置 | |
JP3100685B2 (ja) | エレベ−タ装置 | |
JP2011057318A (ja) | エレベータ装置 | |
CN203033608U (zh) | 一种高速电梯轿厢 | |
JP6627623B2 (ja) | エレベータ | |
JP4339451B2 (ja) | エレベーターのかご装置 | |
JP5781102B2 (ja) | エレベータ | |
JP4023871B2 (ja) | エレベーターかご装置 | |
JP5344431B2 (ja) | エレベータ装置 | |
JPH092339A (ja) | ルーフスポイラ | |
JP6652883B2 (ja) | エレベーター装置 | |
JP2010014265A (ja) | 空気抵抗値軽減の方法 | |
JP2896260B2 (ja) | エレベータのドア装置 | |
CN205990142U (zh) | 一种电梯轿厢通风结构 | |
JPH0428689A (ja) | エレベーターかごの整風装置 | |
CN206384695U (zh) | 带改进隔音罩的高速电梯轿厢 | |
JP4540176B2 (ja) | エレベーターのかご装置 | |
JP5655774B2 (ja) | エレベータのかご装置 | |
WO2018110380A1 (ja) | エレベーター装置 | |
KR101955799B1 (ko) | 윈드 디플렉터 및 이를 포함하는 승강기 카 | |
JP7187401B2 (ja) | 取手及び取手カバーを備えた車両 | |
CN212655323U (zh) | 一种降低电梯轿厢前立板风噪的防护装置 | |
JP4060055B2 (ja) | エレベータの整風装置 | |
CN215854522U (zh) | 电梯轿厢轿壁结构 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070305 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091202 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091208 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100720 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100721 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4558133 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |