JP2001278356A - 魚加工品用レトルト食品包装体及びその製造方法 - Google Patents

魚加工品用レトルト食品包装体及びその製造方法

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JP2001278356A
JP2001278356A JP2000099651A JP2000099651A JP2001278356A JP 2001278356 A JP2001278356 A JP 2001278356A JP 2000099651 A JP2000099651 A JP 2000099651A JP 2000099651 A JP2000099651 A JP 2000099651A JP 2001278356 A JP2001278356 A JP 2001278356A
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retort food
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Mikio Tanaka
幹雄 田中
Kazuhiko Hirose
和彦 広瀬
Hiroki Kamata
弘樹 鎌田
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Kureha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 魚加工品の状態を確認するための透明な部分
を有し、レトルト加熱処理の熱等に対する耐久性及び酸
素等に対するガスバリヤー性に優れ、魚加工品の品質を
維持したまま常温で長期間保存することが可能である魚
加工品用レトルト食品包装体を提供すること。 【解決手段】 魚加工品と、前記魚加工品を密封包装す
る包装材料と、からなる魚加工品用レトルト食品包装体
であって、前記包装材料が、ポリ(メタ)アクリル酸系
ポリマーとポリアルコールとからなる層、又は無機化合
物及び/又は金属化合物からなる蒸着層、を有し、且つ
厚さが30μm以上200μm以下であり、20℃、相
対湿度80%(RH)における酸素透過度が1cm3
2・day・atm以下である透明積層フィルムを含
むことを特徴とする魚加工品用レトルト食品包装体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は魚加工品用レトルト
食品包装体に関し、より詳しくは、焼き魚や煮魚等の魚
加工品を長期間保存する場合に有用な、魚加工品用レト
ルト食品包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】焼き魚や煮魚等の魚加工品は、含気包
装、すなわち単純に包装しただけでは商品として品質が
維持される期間が短いため、その品質を保持するために
従来より冷凍若しくは冷蔵状態で流通している。しかし
ながらこの流通方法では、低温維持の為のコストや設備
が必要であり、また、流通中に温度が上昇した場合、品
質低下だけでなく、食中毒につながる細菌の増殖が起こ
る可能性がある。そこで、流通における経済性、安全性
や利便性の向上、商品価値(味)の維持を目的として、
魚加工品をレトルト食品包装体として常温で流通する試
みがなされている。
【0003】従来より、レトルト食品包装体には、レト
ルト加熱処理等により包装材料及び内容物が劣化しない
こと、長期間の保存が可能であること等が要求されるた
め、その包装材料にはアルミニウム箔ラミネートフィル
ム等が使用されている。しかしながら、魚加工品の場合
は、消費者が包装体外部から内容物の状態を確認できる
ように透明な包装材料を用いて包装するのが一般的であ
り、従来の包装材料を用いることは適当ではない。
【0004】一方、透明な包装材料として、特開平11
−49226号公報には軸付きコーン等の食品を酸素透
過度が2cc/m2・day以下の包装材料を用いて密
封包装した食品包装体が開示されている。また、特開平
10−237180号公報には、ポリ(メタ)アクリル
酸、ポリアルコール系ポリマー及び金属からなる樹脂組
成物が開示されているが、魚加工品の包装体に関する開
示はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の有する課題に鑑みてなされたものであり、魚加工品の
状態を確認するための透明な部分を有し、レトルト加熱
処理の熱等に対する耐久性及び酸素等に対するガスバリ
ヤー性に優れ、魚加工品の品質を維持したまま常温で長
期間保存することが可能である魚加工品用レトルト食品
包装体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の層を有し、且
つ厚さが30μm以上200μm以下であり20℃、相
対湿度80%(RH)における酸素透過度が1cm3
2・day・atm以下である透明積層フィルムを含
む包装材料を用いることによって上記課題が解決される
ことを見いだし、本発明を解決するに至った。
【0007】すなわち、本発明の魚加工品用レトルト食
品包装体は、魚加工品と、前記魚加工品を密封包装する
包装材料と、からなる魚加工品用レトルト食品包装体で
あって、前記包装材料が、ポリ(メタ)アクリル酸系ポ
リマーとポリアルコールとからなる層、又は無機化合物
及び/又は金属化合物からなる蒸着層、を有し、且つ厚
さが30μm以上200μm以下であり、20℃、相対
湿度80%(RH)における酸素透過度が1cm3/m2
・day・atm以下である透明積層フィルムを含むこ
とを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の魚加工品用レトルト食品包
装体の製造方法は、包装材料を用いて魚加工品を密封包
装して包装体を得るステップと、前記包装体をレトルト
加熱処理するステップと、を含む魚加工品用レトルト食
品包装体の製造方法であって、前記包装材料が、ポリ
(メタ)アクリル酸系ポリマーとポリアルコールとから
なる層、又は無機化合物及び/又は金属化合物からなる
蒸着層、を有し、且つ厚さが30μm以上200μm以
下であり、20℃、相対湿度80%(RH)における酸
素透過度が1cm3/m2・day・atm以下である透
明積層フィルムを含むものであることを特徴とするもの
である。
【0009】本発明によれば、ポリ(メタ)アクリル酸
系ポリマーとポリアルコールとからなる層、又は無機化
合物及び/又は金属化合物からなる蒸着層、を有し、且
つ厚さが30μm以上200μm以下であり20℃、相
対湿度80%(RH)における酸素透過度が1cm3
2・day・atm以下である透明積層フィルムを含
む包装材料を用いて魚加工品を密封包装することによ
り、熱等に対する十分に高い耐久性、及び酸素に対する
十分に高いバリヤー性が得られる。従って、包装体の透
明部分から内容物の状態が確認でき、しかも内容物の品
質を維持したまま常温で長期間保存することが可能とな
る。
【0010】ここで、本発明においては、前記包装材料
の突き刺し強度が0.95kg以上であることが好まし
い。
【0011】本発明の魚加工品用レトルト食品包装体
は、前記魚加工品が、魚に対して調味、煮熟、蒸煮、炙
焼のうちのいずれかの加工処理を行ったものである場合
に好適に使用される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、場合により図面を参照しつつ詳細に説明する。
なお、図面中、同一又は相当する部分には同一符号を付
するものとする。
【0013】本発明の魚加工品用レトルト食品包装体
は、魚加工品と、前記魚加工品を密封包装する包装材料
と、からなる魚加工品用レトルト食品包装体であって、
前記包装材料が、ポリ(メタ)アクリル酸系ポリマーと
ポリアルコールとからなる層、又は無機化合物及び/又
は金属化合物からなる蒸着層、を有し、且つ厚さが30
μm以上200μm以下であり20℃、相対湿度80%
(RH)における酸素透過度が1cm3/m2・day・
atm以下である透明積層フィルムを含むものである。
【0014】図1は本発明にかかる透明積層フィルムの
一例を示す断面模式図である。図1においては、透明積
層フィルム1は、ガスバリヤー層である第一の層2と、
それぞれ接着層6を介して第二の層3、第三の層4、第
四の層5の順に積層された第一の層2の支持体7と、で
構成されており、第一の層2は第二の層3に隣接するよ
うに配置されている。ここで、第一の層2はポリ(メ
タ)アクリル酸系ポリマーとポリアルコールとからなる
層、又は無機化合物及び/又は金属化合物からなる蒸着
層である。
【0015】先ず、前記第一の層がポリ(メタ)アクリ
ル酸系ポリマーとポリアルコールとからなる層である場
合について説明する。本発明において使用されるポリ
(メタ)アクリル酸系ポリマーとしては、具体的には、
アクリル酸単独重合体又はその部分中和物、メタクリル
酸単独重合体又はその部分中和物、アクリル酸とメタク
リル酸との共重合体又はその部分中和物、及びこれらの
混合物等が挙げられる。このようなポリ(メタ)アクリ
ル酸系ポリマーの数平均分子量は2,000以上250
000以下であることが好ましい。また、前記部分中和
物としては、ポリ(メタ)アクリル酸のカルボキシル基
を水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム
等のアルカリ金属水酸化物で部分的に中和したものが挙
げられる。
【0016】また、前記ポリアルコールとしては、グル
コース、マンノース、ガラクトース、キシロース等の単
糖類;スクロース、ラクトース、トレハロース、セロビ
オース、マルトース、ラフィノース、スタキオース等の
オリゴ糖類;ソルビトール、マンニトール、ズルシトー
ル、キシリトール、エリトリトール、グリセリン等の糖
アルコール類;アルドペントース及びアルドヘキソース
を構成単位とする天然多糖類;小麦澱粉、トウモロコシ
澱粉、モチトウモロコシ澱粉、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱
粉、米澱粉、甘藷澱粉、サゴ澱粉等の生澱粉(未変性澱
粉);アルファー化澱粉、分離精製アミロース、加水分
解デキストリン、酵素分解デキストリン、酸処理澱粉、
エステル化澱粉、エーテル化澱粉、カチオン化澱粉、架
橋澱粉、グラフト化澱粉等の加工澱粉、が挙げられる。
これらのポリアルコールは単独で使用してもよく、2種
以上の混合物として使用してもよい。
【0017】上記のポリ(メタ)アクリル酸ポリマー及
びポリアルコールは、水、アルコール等の溶媒中で混合
された後、各成分を水に溶解させる方法、各成分の水溶
液を混合する方法、ポリアルコール水溶液中で(メタ)
アクリル酸モノマーを重合させた後、所望によりアルカ
リで中和する方法等により混合された均一な溶液として
積層体の製造に使用される。ここで、前記溶液中のポリ
(メタ)アクリル酸系ポリマーとポリアルコールとの割
合は、重量比で99:1〜20:80であることが好ま
しく、95:5〜40:60であることがより好まし
く、95:5〜60:40であることが更に好ましい。
なお、上記の方法においては、水の代わりにアルコー
ル、アルコール水溶液等を溶媒として用いることができ
る。また、必要に応じて、前記溶液に柔軟剤、可塑剤、
熱安定化剤等を添加してもよい。
【0018】なお、ポリ(メタ)アクリル酸系ポリマー
とポリアルコールとを含む溶液を用いて第二の層3上に
第一の層2を積層させる方法については特に制限はな
く、従来より公知の方法を使用することができる。具体
的には、流延法等により第二の層上に前記溶液を塗工
し、乾燥して被膜を形成させる方法(溶液流延法);エ
キストルーダーを用いて吐出圧力をかけながら前記溶液
を第二の層3上に膜状に流延して塗工し、更に回転ドラ
ム又はベルト上で乾燥させる方法(押出法)、等が挙げ
られる。
【0019】次に、第一の層2が無機化合物及び/又は
金属化合物からなる蒸着層である場合について説明す
る。本発明において使用される無機化合物及び金属化合
物としては特に制限はないが、ケイ素、アルミニウム、
チタン、ジルコニウム、スズ、亜鉛、マグネシウム、イ
ンジウムを含有する酸化物、窒化物、フッ化物、硫化物
を用いることが好ましい。これらの化合物を用いると酸
素に対する高いガスバリヤ−性及び熱等に対する十分な
耐久性が得られる傾向にある。なお、これらの化合物は
担体であってもよく、2種以上の化合物からなる複合物
であってもよい。
【0020】上記の化合物を用いて第二の層3上に第一
の層2(蒸着層)を積層させる方法についても特に制限
はなく、従来より公知の方法を使用することができる。
具体的には、真空蒸着法、スパッタリング法、プラズマ
気相成長法(CVD法)等が挙げられる。
【0021】このような第一の層2は支持体7上に積層
される。ここで、支持体7を構成する第二〜第四の層3
〜5の材料に特に制限はなく、例えば、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)、ナイロン6、ナイロン66、
ナイロン12、ナイロン6とナイロン66との共重合
体、ナイロン6とナイロン12との共重合体等のポリア
ミド;低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖
状低密度ポリエチレン、エチレンと酢酸ビニルとの共重
合体、ポリプロピレン、エチレンとアクリル酸との共重
合体、エチレンとアクリル酸塩との共重合体、エチレン
とエチルアクリレートとの共重合体等のポリオレフィ
ン;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフェニ
レンサルファイド、等を挙げることができる。前記支持
体を構成する層は、上記の材料のうちのいずれか一種か
らなる層のみで構成されていてもよく、また、異なる材
料からなる複数の層を組み合わせたものであってもよ
い。更に、接着層6の材料にも特に制限はなく、従来よ
り公知の接着剤を使用することができる。具体的には、
ドライラミネート用のエポキシ系接着剤やウレタン系接
着剤等が挙げられる。更に、これらの層のそれぞれの厚
さは、透明積層フィルム全体で30〜200μmであれ
ば特に制限はないが、一般的には、第一の層2が0.0
1〜10μm(好ましくは0.01〜5μm);第二〜
第三の層3〜4がそれぞれ5〜30μm(好ましくは1
0〜30μm);第四の層5が10〜125μm(好ま
しくは20〜100μm);接着層6がそれぞれ0.5
〜5μm(好ましくは1〜4μm)、であるものが使用
される。
【0022】このような透明積層フィルム1を構成する
各層の好適な組み合わせとして、例えば、以下に示す組
み合わせのものが例示される。ここで、カッコ内の数値
は各層の厚さを表す(以下同様である)。
【0023】(第一の実施形態) 第一の層:ポリアクリル酸の部分ナトリウム塩と澱粉と
からなる層(1μm) 第二の層:ポリエチレンテレフタレートからなる層(1
2μm) 接着層:ドライラミネート用の接着剤からなる層(2μ
m) 第三の層:延伸ナイロンからなる層(15μm) 接着層:ドライラミネート用の接着剤からなる層(2μ
m) 第四の層:未延伸ポリプロピレン(60μm)。
【0024】(第二の実施形態) 第一の層:酸化ケイ素からなる層(蒸着層) 第二の層:ポリエチレンテレフタレートからなる層(1
2μm) 接着層:ドライラミネート用の接着剤からなる層(2μ
m) 第三の層:延伸ナイロンからなる層(15μm) 接着層:ドライラミネート用の接着剤からなる層(2μ
m) 第四の層:未延伸ポリプロピレン(60μm)。
【0025】本発明にかかる透明積層フィルムの厚さは
30μm以上200μm以下、好ましくは40μm以上
150μm以下である。透明積層フィルムの厚さが30
μm未満であると熱等に対する耐久性及び水分や酸素等
に対するバリヤー性が不十分となり、200μmを超え
ると内容物(魚加工品)に対するフィルムの追従性が悪
くなり、隙間が生じたり身くずれが起きたりする。ま
た、前記透明積層フィルムの20℃、相対湿度80%
(RH)における酸素透過度は、1cm3/m2・day
・atm以下、好ましくは0.9cm3/m2・day・
atm以下である。透明積層フィルムの酸素透過度が1
cm3/m2・day・atmを超えると、レトルト食品
包装体の内容物である魚加工品の品質を維持したまま長
期間保存することが困難となる。更に、前記包装材料の
突き刺し強度は0.95kg以上であることが好まし
く、1.0kg以上2.2kg以下であることがより好
ましく、1.2kg以上2.0kg以下であることが更
に好ましい。包装材料の突き刺し強度が0.95kg未
満であると、魚肉中の骨や鰭に接したフィルム部分にピ
ンホールが生じる、あるいはレトルト加熱処理後の包装
体において十分な強度が得られないという傾向にある。
また、突き刺し強度が2.2kgを超える場合、フィル
ムも自ずと堅い性質を有するものとなり、内容物への追
従性が低下したり身くずれを起こしたりする傾向にあ
る。なお、突き刺し強度とは、日本農林規格82に規定
されているように、固定した試料面に直径1mm、先端
形状0.5mmRの針を50mm/分の速度で突き刺
し、針が貫通するときの試料の強度[kg]である。
【0026】このような包装材料を用いた本発明の魚加
工品用レトルト食品包装体は、特に、魚に対して調味、
煮熟、蒸煮、炙焼のうちのいずれかの加工処理を行った
魚加工品に対して好適に使用される。また、魚加工品の
原料は、白身魚類、赤身魚類、中間色魚類、貝類、甲殻
類のうちのいずれであってもよいが、特に、サバ、ブ
リ、マグロ、サケ、タラ、カレイ、アジ、イワシ、サン
マ、ウナギ、タイ、又はマス、カツオ、カジキ、スズ
キ、ハタ、コイ、フナ、アユ、アナゴ、サワラ、ヒラ
メ、フグ、カワハギを原料に用いた場合に好適に使用さ
れる。
【0027】図2は本発明の好適な一実施形態(魚加工
品を密封包装した袋状包装体(パウチ状包装体))を示
す斜視図であり、図3は図2のI−I線に沿った断面図
である。
【0028】袋状包装体8は、図2又は図3に示すよう
に、図1に示した透明積層フィルム1を含む包装材料9
を袋状に形成して構成される。具体的には、先ず、長方
形状のフィルム9の端部を接合(以下、接合部9aとい
う)して筒状体とし、その一方の開口部を接合(以下、
接合部9bという)して袋状にする。続いて、他方の開
口部から魚加工品100を挿入して内部を脱気しつつ当
該他方の開口部を接合(以下、接合部9cという)した
後、レトルト加熱処理(加熱・殺菌処理)を行って包装
体8が構成される。このように、接合部9a、9b、9
cがそれぞれ接合されることにより、袋状包装体8は魚
加工品100を密封包装する包装体となる。ここで、袋
状包装体8は透明積層フィルム1を含む包装材料で密封
包装されるが、前記包装材料9の全てが本発明にかかる
透明積層フィルム1であることが好ましい。また、挿入
する魚加工品100の大きさや量に応じて袋状包装体8
は様々な大きさをとりうるが、例えば、50〜150g
にスライスされた総量50〜200gの魚加工品を密封
包装する場合は、縦15〜25cm、横10〜15cm
(内寸)の大きさのものが使用される。
【0029】なお、図2及び図3においては、魚加工品
を袋状包装体に密封包装しているが、図4に示すような
容器状包装体(トレイ状包装体)10も好適に使用され
る。具体的には、先ず、容器本体11aを上記包装体と
同様の包装材料を用いて形成し、容器本体11aに魚加
工品100を挿入する。次に、容器本体11aの内部を
窒素ガス等で置換した後、容器本体11aの上部に、容
器本体11aと同様の包装材料からなる容器蓋部11b
を貼り付けて容器11を密封して容器状包装体10を得
る。なお、容器状包装体10も挿入する魚加工品100
の大きさや量に応じて様々な大きさをとりうるが、例え
ば、50〜150gにスライスされた総量50〜200
gの魚加工品を密封包装する場合は、縦12〜18c
m、横8〜13cm、高さ2〜5cm(内寸)の大きさ
のものが使用される。
【0030】なお、これらの包装体は、包装体内部を脱
気した脱気包装体、真空ポンプ等でより高水準に脱気し
た真空包装体、又は窒素ガス、炭酸ガス(二酸化炭素)
等の不活性ガスを充填したガス置換包装体であることが
好ましい。
【0031】このように、魚加工品用レトルト食品包装
体は、レトルト加熱処理を行った後であっても酸素等に
対する高いガスバリヤー性及び熱等に対する十分な耐久
性を有しているものであり、長期間保存した後であって
も品質が高水準で維持された魚加工品を得ることが可能
である。しかも、前記包装体の少なくとも一部は透明積
層フィルムからなるので、保存期間において魚加工品の
状態を包装体外部から確認することができる。なお、内
容物である魚加工品は、一般的には、常温でそのまま、
或いは、熱湯中あるいは電子レンジを用いて加熱した後
で供食される。
【0032】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づき本発明をよ
り具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に制限さ
れるものではない。
【0033】実施例1 下記の積層構造を有する透明積層フィルムを用いて、図
2及び図3と同様の袋状体(縦12cm、横18cm
(内寸))を作製した。なお、ポリアクリル酸の部分ナ
トリウム塩と澱粉との割合は、重量比で80:20とし
た。
【0034】第一の層:ポリアクリル酸の部分ナトリウ
ム塩と澱粉とからなる層(1μm) 第二の層:ポリエチレンテレフタレートからなる層(1
2μm) 接着層:ドライラミネート用接着剤からなる層(2μ
m) 第三の層:延伸ナイロンからなる層(15μm) 接着層:ドライラミネート用接着剤からなる層(2μ
m) 第四の層:未延伸ポリプロピレン(60μm) 次に、サバ及びサケの各々について、三枚におろしたフ
ィレーを背骨方向に対して直角に切断し、縦5cm、横
12cm、厚さ2cmの切り身を得た。各切り身に食塩
1gを振りかけ、表面が軽く焦げる程度に焼いて、目的
の魚加工品を得た。
【0035】このようにして得られた各魚加工品を、そ
れぞれ上記の袋状体に挿入して真空包装を行った。更
に、121℃、缶内圧力2.0kg/cm2の条件下、
焼きサケ切り身真空包装体については10分、焼きサバ
切り身真空包装体については30分のレトルト殺菌処理
を行い、目的のレトルト食品包装体を得た。
【0036】このようにして得られた各包装体を常温暗
所で一夜間保存し、更に37℃、相対湿度80%(R
H)に保たれた恒温恒湿槽に1ヶ月間保存した。
【0037】実施例2 焼きサケ及び焼きサバの代わりにサバ切り身、ブリ切り
身、タラ切り身(以上の形状は実施例1と同一)及び縦
7cm、横10cm、厚さ2cmのマグロサクをそのま
ま用いたこと、ブリ切り身真空包装体及びマグロサク真
空包装体には10分、サバ切り身真空包装体およびタラ
切り身真空包装体には30分のレトルト加熱処理を行っ
たこと以外は実施例1と同様にして、目的のレトルト食
品包装体を得た。このようにして得られた包装体を、実
施例1と同様にして保存した。
【0038】実施例3 下記の積層構造を有する透明積層フィルムを用いたこと
以外は実施例1と同様にして、焼きサケ切り身真空包装
体及び焼きサバ切り身真空包装体を得た。
【0039】第一の層:酸化ケイ素からなる層(蒸着
層) 第二の層:ポリエチレンテレフタレートからなる層(1
2μm) 接着層:ドライラミネート用接着剤からなる層(2μ
m) 第三の層:延伸ナイロンからなる層(15μm) 接着層:ドライラミネート用接着剤からなる層(2μ
m) 第四の層:未延伸ポリプロピレン(60μm) このようにして得られた各包装体を、実施例1と同様に
して保存した。
【0040】実施例4 実施例3の透明積層フィルムを用いたこと以外は実施例
2と同様にして、サバ切り身真空包装体、ブリ切り身真
空包装体、タラ切り身真空包装体及びマグロサク真空包
装体を得た。このようにして得られた各包装体を、実施
例1と同様にして保存した。
【0041】比較例1 包装材料に下記の積層構造を有するフィルムを用いたこ
と以外は実施例1と同様にして、焼きサケ切り身真空包
装体及び焼きサバ切り身真空包装体を得た。
【0042】第一の層:ポリエチレンテレフタレートか
らなる層(12μm) 接着層:ドライラミネート用接着剤からなる層(2μ
m) 第二の層:ポリ塩化ビニリデンからなる層(15μm) 接着層:ドライラミネート用接着剤からなる層(2μ
m) 第三の層:未延伸ポリプロピレンからなる層(60μ
m) このようにして得られた各包装体を、実施例1と同様に
して保存した。
【0043】比較例2 比較例1のフィルムを用いたこと以外は実施例2と同様
にして、サバ切り身真空包装体、ブリ切り身真空包装
体、タラ切り身真空包装体及びマグロサク真空包装体を
得た。このようにして得られた各包装体を、実施例1と
同様にして保存した。
【0044】比較例3 包装材料に下記の積層構造を有するフィルムを用いたこ
と以外は実施例1と同様にして、焼きサケ切り身真空包
装体及び焼きサバ切り身真空包装体を得た。
【0045】第一の層:ポリ塩化ビニリデンラテックス
からなる層(1μm) 第二の層:延伸ナイロン(15μm) 接着層:ドライラミネート用接着剤からなる層(2μ
m) 第三の層:未延伸ポリプロピレンからなる層(60μ
m) このようにして得られた各包装体を、実施例1と同様に
して保存した。
【0046】比較例4 比較例3のフィルムを用いたこと以外は実施例2と同様
にして、サバ切り身真空包装体、ブリ切り身真空包装
体、タラ切り身真空包装体及びマグロサク真空包装体を
得た。このようにして得られた各包装体を、実施例1と
同様にして保存した。
【0047】このようにして得られたフィルム及び包装
体の各々について、以下の試験を行った。
【0048】(酸素透過度の評価試験)実施例1、3及
び比較例1,3で得られたフィルムを用いて袋状体を作
製し、得られた各袋状体の各々について、レトルト加熱
処理前、レトルト加熱処理(121℃、30分)直後、
前記レトルト加熱処理し更に1ヶ月保存(37℃、相対
湿度80%(RH))した後の酸素透過度を測定した。
その結果を表1に示す。なお、酸素透過度の測定はモコ
ン法を用いて行った。
【0049】(フィルム強度の評価試験)実施例1、3
及び比較例1,3で得られたフィルムについて、日本農
林規格82に準拠して突き刺し強度を測定した。具体的
には、テンシロンRTM−100(株式会社エーアンド
ディ製)を用いて各フィルムに直径1mm、先端形状
0.5mmRの針を50mm/分の速度で突き刺して針
を貫通させたときの応力の最大値を測定した。その結果
を表1に示す。
【0050】また、実施例1、3及び比較例1,3で得
られたフィルムを用いて縦15cm、横20cm(内
寸)の袋状体を作製し、2cm角に切断したマグロアラ
100gを充填して真空包装し、更に121℃、30分
の条件でレトルト加熱処理した。このようにして得られ
た真空包装体を、縦20cm、横30cm、高さ20c
mの段ボール箱に各実施例毎に10個ずつ入れ、高さ9
0cmの位置からコンクリート面上に3回落下させて、
落下後の包装体10個当たりのピンホールを計測した。
その結果を表1に示す。
【0051】
【表1】 (表面色(Lab)の測定)実施例1〜4及び比較例1
〜4で得られた各包装体の保存終了後、各包装体を開封
し、各魚加工品の表面色(Lab)を分光式測色色差計
(日本電色製SE2000)を用いて測定した。なお、
ブリ切り身の場合は、普通肉部分及び血合肉部分のそれ
ぞれについて測定した。ここで、L値は明るさの指標で
あり、L値が大きいほど明るく、L値が小さいほど暗く
変化していることを表し;a値は赤みの指標であり、a
値が大きいほど赤く、a値が小さいほど赤みが失われ褪
色していることを表し;b値は黄色みの指標であり、b
値が大きいほど黄色に変化していることを表す。
【0052】(官能評価試験)実施例1〜4及び比較例
1〜4で得られた各包装体の保存終了後、各魚加工品の
表面色、臭い及び味について3名のパネルが評価するこ
とにより官能評価を行った。なお、表面色については、
包装体を開封せずに各パネルが外部から観察し、下記の
評価基準に基づいて評価することにより得られた評点の
平均値を算出した。
【0053】官能評価基準: 5:優れている 4:僅かに劣化が認められる 3:劣化が認められる 2:極度の劣化が認められる 1:より極度の劣化が認められる また、臭い及び味については、下記の積層構造を有する
アルミ箔ラミネートフィルムを用いて実施例1又は2と
同様のレトルト加熱処理及び保存を行った包装体を用意
した。
【0054】第一の層:ポリエチレンテレフタレートか
らなる層(12μm) 接着層:ドライラミネート用接着剤からなる層(2μ
m) 第二の層:アルミニウム箔からなる層(9μm) 接着層:ドライラミネート用接着剤からなる層(2μ
m) 第三の層:未延伸ポリプロピレン(60μm) そして、この包装体の魚加工品を基準として、各実施例
及び比較例の包装体を開封して得られた魚加工品につい
て、各パネルが上記の評価基準に基づいて評価すること
により得られた評点の平均値を算出した。
【0055】表面色の測定及び官能評価試験の結果を、
焼きサバ真空包装体については表2に;焼きサケ真空包
装体については表3に;ブリ切り身真空包装体の普通肉
部分については表4に;ブリ切り身真空包装体の血合肉
部分については表5に;マグロサク真空包装体について
は表6に;サバ切り身真空包装体については表7に;タ
ラ切り身真空包装体については表8に、それぞれ示す。
【0056】
【表2】
【0057】
【表3】
【0058】
【表4】
【0059】
【表5】
【0060】
【表6】
【0061】
【表7】
【0062】
【表8】 このように、実施例1〜4のレトルト食品包装体では、
1ヶ月間の保存後も魚加工品の品質が高水準で保持され
ていた。一方、従来の包装材料を用いて得られた比較例
1〜4のレトルト食品包装体では、保存後の魚加工品の
表面色測定値が悪化している、或いは実施例と同等の値
を示していても明らかに劣化している等、品質の劣化が
認められた。これらの魚加工品については、官能評価に
おいても同様の結果が得られた。さらに、実施例1〜4
のレトルト食品包装体が十分な強度を有していたのに対
し、比較例1〜4のレトルト食品包装体は強度が不十分
であり、落下試験においてピンホールの発生が顕著であ
った。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
魚加工品の状態を確認するための透明な部分を有し、レ
トルト加熱処理の熱等に対する耐久性及び酸素等に対す
るガスバリヤー性に優れ、魚加工品の品質を維持したま
ま常温で長期間保存することが可能である魚加工品用レ
トルト食品包装体を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる透明積層フィルムの好適な実施
形態の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の好適な実施形態の一例を示す斜視図で
ある。
【図3】図2の魚加工品用レトルト食品包装体のI−I
線に沿った断面図である。
【図4】本発明の好適な実施形態の一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1…透明積層フィルム、2…第一の層、3…第二の層、
4…第三の層、5…第四の層、6…接着層、7…支持
体、8…袋状包装体、9…包装材料、9a、9b、9c
…接合部、10…容器状包装体、11…容器、11a…
容器本体、11b…容器蓋部、100…魚加工品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E035 AA05 BA08 BC02 BD02 BD06 CA07 3E067 AA11 AB02 BA12A BB11A BB14A BB15A BB16A BB25A BB30A CA06 CA11 FB11 GA19 GC02 GD02 3E086 AD01 AD19 BA04 BA29 BB05 BB22 BB41 CA03 CA25

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚加工品と、前記魚加工品を密封包装す
    る包装材料と、からなる魚加工品用レトルト食品包装体
    であって、 前記包装材料が、ポリ(メタ)アクリル酸系ポリマーと
    ポリアルコールとからなる層、又は無機化合物及び/又
    は金属化合物からなる蒸着層、を有し、且つ厚さが30
    μm以上200μm以下であり、20℃、相対湿度80
    %(RH)における酸素透過度が1cm3/m2・day
    ・atm以下である透明積層フィルムを含むことを特徴
    とする魚加工品用レトルト食品包装体。
  2. 【請求項2】 前記包装材料の突き刺し強度が0.95
    kg以上であることを特徴とする、請求項1に記載の魚
    加工品用レトルト食品包装体
  3. 【請求項3】 前記魚加工品が、魚に対して調味、煮
    熟、蒸煮、炙焼のうちのいずれかの加工処理を行ったも
    のであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の魚
    加工品用レトルト食品包装体。
  4. 【請求項4】 包装材料を用いて魚加工品を密封包装し
    て包装体を得るステップと、 前記包装体をレトルト加熱処理するステップと、を含む
    魚加工品用レトルト食品包装体の製造方法であって、前
    記包装材料が、ポリ(メタ)アクリル酸系ポリマーとポ
    リアルコールとからなる層、又は無機化合物及び/又は
    金属化合物からなる蒸着層、を有し、且つ厚さが30μ
    m以上200μm以下であり、20℃、相対湿度80%
    (RH)における酸素透過度が1cm3/m2・day・
    atm以下である透明積層フィルムを含むものであるこ
    とを特徴とする魚加工品用レトルト食品包装体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記包装材料の突き刺し強度が0.95
    kg以上であることを特徴とする、請求項4に記載の魚
    加工品用レトルト食品包装体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記魚加工品が、魚に対して調味、煮
    熟、蒸煮、炙焼のうちのいずれかの加工処理を行ったも
    のであることを特徴とする、請求項4又は5に記載の魚
    加工品用レトルト食品包装体の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003252380A (ja) * 2002-02-27 2003-09-10 Kureha Chem Ind Co Ltd 甲殻類の包装体及びその製造方法
JP2013116094A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Maruyasu:Kk 包装済みの魚介類、及びその製造方法
JP2017186086A (ja) * 2017-04-05 2017-10-12 株式会社鮮冷 冷凍保存用水産加工品の提供方法
JP2021176296A (ja) * 2020-04-30 2021-11-11 海商株式会社 包装された魚介製品およびその製造方法

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