JP2001278137A - 弾性クローラ及びその製造方法 - Google Patents

弾性クローラ及びその製造方法

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JP2001278137A JP2000091856A JP2000091856A JP2001278137A JP 2001278137 A JP2001278137 A JP 2001278137A JP 2000091856 A JP2000091856 A JP 2000091856A JP 2000091856 A JP2000091856 A JP 2000091856A JP 2001278137 A JP2001278137 A JP 2001278137A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スノーモビル用の弾性クローラとして、エン
ドレス帯状に形成され外周面にラグが設けられた弾性製
のクローラ本体に対して、ラグの各対応位置に幅方向抗
張体が埋設されたものがある。このものでは、ラグ内が
幅方向抗張体で充満された状態になり、幅方向抗張体と
弾性材との間で剥離亀裂の起こるおそれがあった。 【解決手段】 ラグ3の内部の中心部に、幅方向弾性芯
部10を残置させるべくその断面外縁を縁取るように幅
方向抗張体8を配設させた。幅方向抗張体8に対して弾
性材がよく浸透するようになるので、剥離亀裂の発生を
抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性クローラ及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】弾性クローラは、土木、建築、農業等で
の現場用移動機械をはじめとして、スノーモビルや雪上
車等において、それらが装備する無限軌道車(走行装
置)の一部品として使用されるもので、ゴム等の弾性材
でエンドレス帯状に形成されたクローラ本体を有し、ス
プロケットによる噛合伝動方式又はドラムホイールによ
る摩擦伝動方式等により、循環駆動されるようになって
いる。このクローラ本体の外周面には、その全周にわた
って周方向に互いに所定間隔でラグが設けられている。
【0003】従来、この種の弾性クローラに関しては、
軽量化及び低廉化と横剛性の強化との双方の課題を同時
に達成させることを目的として、クローラ本体に幅方向
補強体(芯金)を埋設する代わりにポリエステル糸等の
補強コード群より成る幅方向抗張体をラグ内部へその長
手方向に沿って(即ち、クローラ本体の幅方向に沿っ
て)埋設することが提案されている(特公平8−115
49号公報参照。なお、この公報中ではラグを牽引突起
と呼び、幅方向抗張体を補強コードと呼んでいる)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載の弾性ク
ローラでは、ラグ中に対する幅方向抗張体の埋設状態と
して、ラグと略同じ長さで、且つその裾部(クローラ本
体からラグが突出する根本部分)からラグ全体に行きわ
たるようになされている。これにより、ラグに対する幅
方向抗張体の体積充填率は20%以上70%未満とされ
ている。すなわち、このような幅方向抗張体の埋設状態
は、換言すれば、ラグ中の殆どが幅方向抗張体で埋め尽
くされている状態であると言うことができる。
【0005】このような状態にあると、幅方向抗張体相
互間(即ち、ラグの内部)には、クローラ本体の形成素
材である弾性材が十分に浸透しないことになり、またラ
グとしての表層(幅方向抗張体を取り巻く部分の弾性材
肉厚)が薄いことになるため、この結果として、幅方向
抗張体相互間(補強コード相互間)や幅方向抗張体と弾
性材との層間で、比較的簡単に剥離亀裂が生じてしまう
ということがあった。同一の体積充填率であっても補強
コードの埋入位置によりクローラ巾方向の剛性が大きく
異なるため、コード埋入位置のバラツキにより牽引力の
バラツキが発生して本来の機能を損なうという課題があ
った。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、軽量化及び低廉化と横剛性の強化との双方の
課題を同時に達成させるものとして、剥離亀裂の発生等
を防止して耐久性を高め、しかもラグによる均等の牽引
力を得ることができるようにした弾性クローラ及びその
製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発明に係る弾
性クローラは、エンドレス帯状に形成され外周面に帯長
手方向の間隔を有しかつ帯長手方向と交差する方向とし
てラグ3が突隆形成された弾性製のクローラ本体2を有
して成り、該ラグ3内芯部に弾性材料からなる幅方向弾
性芯部10を設けるとともに該幅方向弾性芯部10の断
面外縁を縁取るようにして複数の補強コード8Aからな
る幅方向抗張体8がラグ3に埋設されていることを特徴
とするものである。
【0008】このように、ラグの内部にはその芯部に、
弾性材による弾性芯部10が設けられ、この芯部10を
縁取りするようにして複数の補強コード8Aからなる抗
張体8がラグ3に埋設され、従って、ラグ3内が幅方向
抗張体8によって必要以上に充満されてしまうというこ
とがなく、幅方向抗張体に対して弾性材がよく浸透する
ようになるので、幅方向抗張体(補強コード)8と弾性
材との間等で剥離亀裂が起こるのを防止することができ
る。なお、幅方向抗張体の埋設状態を、クローラ本体の
略全周にわたる連続状にするか不連続状にするか(即
ち、周方向に隙間無く幅方向抗張体を配置するか、或い
はラグ相互間に相当させるような配置で所定隙間を形成
させつつ幅方向抗張体を配置するか)については、特に
限定されるものではない。
【0009】幅方向抗張体8は複数層にして設けるのが
好適であり、このようにすることで、ラグ3に対する幅
方向抗張体8の充填密度を適度な範囲で高めることにな
り、それだけクローラ本体2にとっても、またラグ3に
とっても横剛性アップに繋がる(請求項2)。幅方向抗
張体8は、ラグ3におけるクローラ本体2の幅方向に沿
った端部対応部位において、クローラ本体2の帯長手方
向へ向けて拡散させるようにすることができる。
【0010】すなわち、幅方向抗張体8は、クローラ本
体2の幅方向においてラグ3の長さ又は幅を超える広い
領域で埋設されていることを意味するものであり、しか
も、クローラ本体2の帯長手方向へ向けた拡散によって
ラグ3やクローラ本体2に対する一体性を高めるように
できるので、それだけクローラ本体2にとっても、また
ラグ3にとっても横剛性アップに繋がる(請求項3)。
また、複数の補強コード8Aからなる幅方向抗張体8の
ラグ3内における体積充填率は5%〜20%であること
が推奨される(請求項4)。
【0011】すなわち、体積充填率が5%未満である
と、補強コード8Aによる横剛性が余り期待できない
し、20%以上になるとコード/ゴム間の接着力不足と
なるのである。さらに、複数の補強コード8Aからなる
幅方向抗張体8のラグ3内における埋設位置は、ラグ3
の根本部の長さをL,ラグ3の高さをH,弾性芯部10
の根本部の長さをL1,該弾性芯部10の高さをH1と
したとき、L1/LおよびH1/Hがそれぞれ30%〜
80%とされていることが推奨される(請求項5)。
【0012】これによって、補強コード8Aの埋設位置
が最良となるのである。すなわち、L1/L<30%で
あるとラグ部とベース部(クローラ本体)の接着力が低
下するし、L1/L>80%では補強コード8Aがラグ
3の外表面ギリギリの位置となって剥離のおそれがある
のである。また、H1/H<30%の場合は、クローラ
本体2の横剛性確保が差程期待できないし、H1/H>
80%であると補強コード8Aがラグ接地面側のギリギ
リとなって切損などのおそれがあるのであり、従って、
L1/L,H1/Hは40〜60%であることが望まし
い。
【0013】これら(請求項1〜5)によって、クロー
ラ本体2におけるラグ3の幅方向接地圧分布が均等化さ
れ、牽引性能が大幅に向上するし、クローラ本体2は薄
肉化できて巻掛部等での屈曲剛性を大幅に減少すること
となり、駆動時(走行時)のトルクロスが少なくなり、
燃費向上と押し引き抵抗の減少となって走行性も向上す
るのである。幅方向抗張体8の補強コード8Aは、ラグ
3相互間すなわちクローラ本体2に帯長手方向と交差し
て埋設することができる(請求項6)。
【0014】このようにすると、ラグ3における幅方向
抗張体8の充填密度を抑えたとしても、クローラ本体2
に対する横剛性アップにも繋がる。弾性クローラの駆動
方式として、ピン方式を採用する場合、クローラ本体2
の内周面には駆動用突起4を設けることになるが、この
駆動用突起4は、ラグ3位置に対応させるようにするの
が好適となる(請求項7)。特に、ラグ3として、クロ
ーラ本体2の幅方向に沿った長さが長い長ラグ3Aと、
幅方向長さが短い短ラグ3Bとを設ける場合では、駆動
用突起4は、長ラグ3Aに対応した位置付けにするのが
好適である。
【0015】それは、長ラグ3Aの方が、その形状ゆえ
に(長いために)それ自体及びそれに対応する位置のク
ローラ本体2として短ラグ3Bのそれらよりも当然に高
剛性となっているからであり、また牽引力(駆動力)の
発生程度の大小関係からしても、長ラグ3Aの方が短ラ
グ3Bより大きく、従って合理的と言えるものである
(請求項8)。ラグ3には、その踏面3aに対し、クロ
ーラ本体2の幅方向複数箇所に対応する配置で長手方向
をクローラ本体2の帯長手方向に向けた横滑り防止用エ
ッジ部15,17を設けることができる。
【0016】これにより、横滑りに対する対策ができる
ものである。このことは、この種の軽量な弾性クローラ
の採用が推奨されるスノーモビル等にあって、殊に有益
なものと言える(請求項9)。クローラ本体2には、そ
の帯長手方向に沿って補強コード群7Aよりなる周方向
抗張体7を埋設させるのが好適である。このようにする
ことで、クローラ本体2の帯長手方向の伸びを防止して
の剛性アップに繋がる(請求項10)。
【0017】また、ラグ3内の芯部における幅方向弾性
芯部10は、硬度(JISショアーA型)が60°以上
の高硬度ゴムであることが推奨される(請求項11)。
一方、本発明に係る弾性クローラの製造方法では、帯状
をしたクローラ本体用成形凹部53とこのクローラ本体
用成形凹部53内の長手方向複数箇所に凹部深さを増す
状態で設けられたラグ用成形凹部54とを有した加硫型
50内に、長手方向をクローラ本体用成形凹部53の幅
方向へ向けた複数の補強コード8A群からなる幅方向抗
張体8と、これを中間層位置へサンドイッチ状に挟んだ
弾性材料60〜63とを装填し、その後、合型したうえ
で加硫を行うことにより、請求項1に記載した幅方向弾
性芯部10のまわりを縁取るようにして補強コードが流
動して幅方向抗張体8の配設済みラグ3を具備したクロ
ーラ本体2を成形する加硫工程を含んでいる。
【0018】このように、加硫時における弾性材料の流
動を利用して幅方向抗張体8をラグ3に芯部10を残し
て縁取るように埋設可能にするものであり、実現が可能
且つ容易となったものである。さらに、請求項12にお
いて、複数の補強コード8A群からなる幅方向抗張体8
は加硫型50内に装填する前に電子照射処理され、該コ
ード8Aのコード長さがラグ長さと略同一とされている
ことが推奨される(請求項13)。これによって補強コ
ード8Aのコード流のバラツキ(不均一)を解消し、取
扱い(型への装填)も容易となるのである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。図1乃至図7は、本発明に係る弾
性クローラ1の一実施形態を示している。この弾性クロ
ーラ1は、ゴム等の弾性材を素材としてエンドレス帯状
に形成されたクローラ本体2を有して成る。このクロー
ラ本体2において、その外周面には周方向に所定間隔を
おいてラグ3が突隆されており、また内周面には周方向
に所定間隔をおいて駆動用突起4が突隆されている。
【0020】ラグ3は、断面台形状の真っ直ぐな堤形体
をしてその長手方向をクローラ本体2の幅方向へ向ける
ようにしたものとしている。このラグ3には、クローラ
本体2の幅方向に沿った長さが長い長ラグ3Aと、同じ
く、幅方向長さが短い短ラグ3Bとがあって、これら長
ラグ3Aと短ラグ3Bとはクローラ本体2の帯長手方向
で互いに交互配置とされている。長ラグ3Aはクローラ
本体2の幅方向に一杯に及ぶものとして形成されてお
り、これに対して短ラグ3Bは、クローラ本体2の幅方
向でセンタリングされてその両脇に排土(排雪)部を生
じさせるものとして形成されている。この短ラグ3Bに
対する両脇の排土(排雪)部では、クローラ本体2とし
て適度な可撓性を促し、また全ラグ3としての総合的な
走行抵抗(路面接触面積)を少なく抑えるうえで有効で
あるし、土や雪等を幅方向に円滑に排出するものとなっ
ている。
【0021】駆動用突起4は、この弾性クローラ1の駆
動方式が駆動円板に放射状としてピンを配設したピン駆
動方式であるものとして、必要とされているものであ
る。従って、この弾性クローラ1の駆動方式が、もしも
摩擦伝動方式である場合には、このような駆動突起4は
不要であり、また噛合駆動方式であるとしてもスプロケ
ット側に径方向外方へ突出する係合爪(図示略)が設け
られているものの場合には、駆動突起4に代えて係合孔
(図示略)がクローラ本体2の帯長手方向で所定間隔で
形成されることになる。
【0022】上記駆動用突起4を設ける場合は、ラグ3
のうち、長ラグ3Aに対応した位置付けで配置するの
が、クローラ本体2の強度的観点及び牽引力(駆動力)
的な観点から、共に好適とされている。すなわち、短ラ
グ3Bは、上記したように、クローラ本体2の幅方向で
センタリングされてその両脇に排土(排雪)部(可撓促
進部)を生じさせるものとなっているからである。図
1、図5及び図6から明らかなように、このクローラ本
体2の内部には、その内周側(駆動突起4寄り)となる
層位置に周方向抗張体7が埋設されていると共に、外周
側(ラグ3寄り)となる層位置に幅方向抗張体8が埋設
されている。
【0023】これら周方向抗張体7及び幅方向抗張体8
は、いずれも、鋼製フィラメントを数本撚ったもの、こ
の数束を撚り合わせたスチールコード、ナイロン、テト
ロン(登録商標)等のフィラメントから構成したコード
を始めアラミド繊維コード、ケブラー等々で作成した補
強コード7A,8A群で構成されている。この補強コー
ド7A,8Aよりなる抗張体7,8は、それぞれ各埋設
面積に必要とされるだけのコード本数を、互いに横並べ
状に並行させてゴム引き(ゴムトッピング)したもの
で、、一つの平面(面といっても密なものではなく個々
のコード相互間にはクローラ本体2の形成素材である弾
性材を浸透させるに十分な隙間が生じている)をかたち
づくっている。
【0024】周方向抗張体7は、そのコード長手方向を
クローラ本体2の帯長手方向に沿わせるようにしたもの
である。そして、クローラ本体2の全周にわたってエン
ドレスを形成するようになっていると共に、クローラ本
体2の幅方向全域又は幅方向両側に残白側(非埋設部
位)を有するように埋設されている。幅方向抗張体8
は、そのコード長手方向をラグ3(長ラグ3A及び短ラ
グ3Bの全て)に対応する各位置でクローラ本体2の幅
方向に沿わせるようにしたものすなわち、クローラ本体
2の帯長手方向と交差したものである。そして、複数層
(図例では3層)に重ねられた状態で設けられている。
【0025】この幅方向抗張体8では、各層中でのコー
ド相互間だけでなく、層と層とのコード相互間にも、ク
ローラ本体2の形成素材である弾性材が浸透されてい
る。この幅方向抗張体8は、個々の層として、クローラ
本体2の帯長手方向でラグ3を分断したときの断面形状
に対して、その形状に沿ったかたちに湾曲しており、そ
の結果、ラグ3内における心部には、ラグ3に似た形状
(相似状)の幅方向弾性芯部10が形成されている。す
なわち、この幅方向弾性心部10は、クローラ本体2の
形成素材である弾性材自体によって形成されたものであ
って、換言すれば、この幅方向弾性芯部10における断
面形状まわりをその外縁に沿うようにしてすなわち、縁
取りするようにして幅方向抗張体8のコード群が埋設さ
れていることになる。
【0026】このような幅方向弾性芯部10を設けるこ
とにより、ラグ3の内部が幅方向抗張体8によって必要
以上に充満されてしまうということがない。図1(1)
を参照してより具体的に説明すると、ラグ3内での補強
コード8Aの体積充填率は5%〜20%とされている。
5%未満ではコード埋入による横剛性向上が余り期待で
きないし、20%を超えるとコード/ゴム間の接着(接
合)力が不足するのである。また、複数の補強コード8
Aからなる幅方向抗張体8のラグ3内における埋設位置
は、ラグ3の根本部の長さをL,ラグ3の高さをH,弾
性芯部10の根本部の長さをL1,該弾性芯部10の高
さをH1としたとき、L1/LおよびH1/Hがそれぞ
れ30%〜80%とされている。
【0027】L1/L<30%であるとラグ3とクロー
ラ本体(ベース本体)2の接着力(接合力)が低下し、
走行中における牽引負荷でラグ3がもげる(はがれる)
危険がある。一方L1/L>80%であると、補強コー
ド8Aがラグ3の外表面ギリギリの位置となり、コード
切損、剥離等のおそれがある。また、H1/H<30%
であると、コード8Aによる剛性向上が期待し難く、H
1/H>80%であるとコード8Aがラグ3の外表面近
くとなってコード切れ、コード剥離のおそれがある。
【0028】これ故、L1/LおよびH1/Hは40%
〜60%であることが好ましい。本実施形態において、
ラグ3に対する幅方向抗張体8の体積充填率を16.8
%〜19.6%までの範囲で種々試作してみたが、いず
れの場合も幅方向抗張体8相互間(コード相互間)や幅
方向抗張体8と弾性材との間等で剥離亀裂に至るような
悪い結果は出ていない。この幅方向抗張体8は、個々の
ラグ3ごとに、クローラ本体2に対する根本部分でその
配設が一旦途切れるようになっている。すなわち、隣接
するラグ3間に幅方向抗張体8は設けられていないもの
となっている。
【0029】ただ、このようなことは限定されるもので
はなく、図示は省略するが、幅方向抗張体8をクローラ
本体2のラグ3の相互間となる部分にも設ける(即ち、
クローラ本体2の周方向全領域に隙間無く設ける)こと
ができる。また、図3で中央配置とした短ラグ3Bにつ
いてだけ、代表例として図示してあるように、この幅方
向抗張体8は、ラグ3におけるクローラ本体2の幅方向
に沿った端部対応部位では、クローラ本体2の帯長手方
向両側へ向けて加硫成形時のゴムの流動に伴って拡散す
るようになっている(バラケル状態になっている)。
【0030】このようなことから、クローラ本体2とラ
グ3との一体性が高まり、クローラ本体2やラグ3に対
して、それぞれの横剛性アップに繋がるという利点が得
られている。なお、このようにラグ3の端部対応位置で
幅方向抗張体8を拡散させる構造は、クローラ本体2の
幅方向全部に及ばない形状(即ち、短い形状)の短ラグ
3Bにおいて特に効果的である。また、短ラグ3Bの場
合ではラグ長さよりも幅方向抗張体8を長くできるた
め、拡散用の長さ分を確保し易いという事情がある。従
って、短ラグ3Bに対してのみ採用するのが合理的であ
る。
【0031】ただ、これは限定されるものではなく、長
ラグ3Aについても、その端部対応位置で幅方向抗張体
8を拡散させる構造を採用してもよい。クローラ本体2
には、幅方向の両側部に、その他の部分よりも外周面側
(即ち、ラグ3の設けられた面側)へ向けて若干肉厚化
された状態で、周方向全長にわたる補強帯12が設けら
れている。この補強帯12は、長ラグ3Aと交差する位
置では長ラグ3Aの根本部分と一緒に隆起方向へ反り上
がりながらも、やがては長ラグ3Aの前後面に吸収され
るようにしてこれと一体化されている。
【0032】このような補強帯12は、クローラ本体2
の剛性を部分的に高める作用を奏していることは言うま
でもないが、加えて、クローラ本体2がその使用下にあ
って虫食い状の欠損を起こさないように補強するもので
あり、しかも万が一この虫食い状欠損が起こったとして
も、短ラグ3B等に埋設された幅方向抗張体8の端部が
露出乃至突出するのを防止する作用(拡散した端部を抑
える作用)が得られるようになっている。また、短ラグ
3Bについてのみその端部対応位置で幅方向抗張体8を
拡散させ、この構造を長ラグ3Aでは採用しない場合を
仮定すると、上記補強帯12は、長ラグ3Aに埋設され
た幅方向抗張体8の端部対応位置を強く抑え込む作用を
奏して、その結果、短ラグ3Bと同等の効果を得る(耐
久面でバランスを取る)意味で、有益なものとなってい
る。
【0033】ラグ3(長ラグ3A及び短ラグ3Bの双
方)は、それぞれ、クローラ本体2の幅方向中央部では
細身で、両側へ行くほど末広がり状に太くなる形状とさ
れている。これによって、カーブ走行時等に作用する横
荷重に対し、ラグ3の剛性アップに繋がっている。ま
た、このようなことからラグ3の太くされた両端部に
は、その側面においてラグ3の踏面側3aへ抜ける縦方
向の応力解放溝13が設けられており、これにより、太
くされたことに伴う過度のボリュウムアップを調整し、
高剛性化しすぎるのを緩和している。この応力解放溝1
3を設けることで弾性材としての材料コスト低減及び加
硫時間の短縮、クローラ本体2としての軽量化に繋がる
ことは勿論である。
【0034】ラグ3の踏面3aには、クローラ本体2の
幅方向複数箇所に対応する配置で、クローラ本体2の長
手方向に沿って貫通する半月状の凹部14が設けられて
いる。従って、この個々の凹部14における踏面3a側
の開口縁には、長手方向をクローラ本体2の長手方向へ
向けた一対の横滑り防止用エッジ部15が設けられてい
ることになる。また更に、図1に示すように、ラグ3の
踏面3aには、長手方向をクローラ本体2の長手方向へ
向けて細い筋状に盛り上がる第2の横滑り防止用エッジ
17が設けられている。
【0035】これら横滑り防止用エッジ15,17によ
り、横滑り防止効果が高められるものである。なお、上
記のような凹部14を設けることは、ラグ3における過
度のボリュウムアップを調整し、高剛性化しすぎるのを
緩和すると共に、弾性材としての材料コスト低減及び加
硫時間の短縮、クローラ本体2としての軽量化に繋がる
ことは勿論である。この凹部14は、図3から明らかな
ように、クローラ本体2の長手方向において隣接するラ
グ3相互間では、クローラ本体2の幅方向で位置ズレし
たものとなっている(図例では千鳥配置としている)。
これによって牽引力(駆動力)の低下を防止している。
【0036】また、第2の横滑り防止用エッジ17につ
いては、クローラ本体2としての成型時にあって個々の
ラグ3に対するエア抜き孔として活用できるものであ
り、この場合に使用する加硫型として、殊更特別な加工
が必要になるというものではない。すなわち、この横滑
り防止用エッジ17を設けるからといって、弾性クロー
ラ1の製造が面倒になったり、高コストになったりする
ことはない。図5及び図7に示すように、クローラ本体
2の内周面側に設けられた駆動用突起4は、クローラ本
体2の幅方向中央寄りで最も高配な山形を呈して突出し
(爪部4A)、クローラ本体2の幅方向外側へ向けて徐
々に突出量を小さくしつつ且つ細くくびれる形状(絞り
部4B)となっており、更にクローラ本体2の幅方向最
外側ではその長手方向で長方形台状に広がる形状(尾端
部4C)となっている。
【0037】このような形状から、絞り部4Bでは弾性
材としての材料コスト低減及び加硫時間の短縮、クロー
ラ本体2としての軽量化に繋がっており、また尾端部4
Cでは剛性の確保に繋がっているものである。また、ク
ローラ本体2の長手方向において、隣接する駆動用突起
4の相互間は縁切り状態となっており、尾端部4Cをは
じめとして繋がった部分(肉厚化された部分)はないの
で、クローラ本体2として、スプロケット(図示略)へ
の巻き付き時等における屈曲性が損なわれることがない
ものとなっている。
【0038】図8及び図9は、本発明に係る弾性クロー
ラの製造方法に関し、上記クローラ本体2を製造する場
合の加硫工程を示している。この加硫工程では、加硫型
50として、その合型状態下での型内に、クローラ本体
用成形凹部53と、ラグ用成形凹部54と、駆動用突起
部用成形凹部55とを有したものを使用する。本実施形
態では、加硫型50が下型56と上型57とを有したも
のとしてあり、これら両型56,57間のパーティング
ライン上でクローラ本体用成形凹部53を肉厚方向に割
り振りするかたちとしてある。
【0039】また、下型56側にラグ用成形凹部54が
設けられ、上型57側に駆動用突起部用成形凹部55が
設けられたものとしている。これらラグ用成形凹部54
及び駆動用突起部用成形凹部55は、クローラ本体用成
形凹部53の長手方向(図8の紙面に垂直な方向であ
り、また図9の左右方向である)の複数箇所に対して、
その凹部深さを増す状態で、それぞれ所定形状に設けら
れたものである。まず図8に示すように、この加硫型5
0のクローラ本体用成形凹部53に対して、電子線照射
装置(図示略)へ予め通して半加硫状態(容易に取り扱
いができる程度の硬さを持たせた状態)に処理した幅方
向抗張体8および弾性材料60〜63を装填する。
【0040】このように、抗張体7,8について電子線
照射処理を事前に行うことにより、コードのバラケをお
さえ取扱いを容易とするのである。これら弾性材料60
〜63のうち、最もラグ用成形凹部54側となるもの
(即ち、ラグ3の表層を形成する部分)に軟質性のもの
(60)を用い、その他は全て硬質性のもの(61,6
2,63)を用いるようにするとよい。そして、このと
き軟質性弾性材料60と硬質性弾性材料61〜63との
境界部に相当する中間層位置に、幅方向抗張体8をサン
ドイッチ状に挟み込んでおく。この幅方向抗張体8にお
ける補強コード8Aはその長手方向長さがラグ長さおよ
びクローラ幅と略同一とされ、クローラ本体用成形凹部
53の幅方向へ向けておく。
【0041】また、この幅方向抗張体8に対して1枚の
弾性材料61を介した状態で長手方向抗張体7を挟み込
むようにする。この長手方向抗張体7に対して布等より
成る補強層67を重ねておくようにすると一層よい。こ
のような状態で加硫型50を合型し、所定に加圧・加熱
を施すことによって加硫工程を実行すると、図9に示す
ように、弾性材料60〜63がラグ用成形凹部54内を
充満させるように流動する過程で、幅方向抗張体8がラ
グ形状に沿って湾曲しつつ、ラグ用成形凹部54内へ入
り込むようになり、これによって最終的に図1、図5、
図6等に示したような配置状態を形成するものとなって
いる。
【0042】またこのとき同時に、幅方向抗張体8の内
側に、ラグ3に似た形状(相似状)の幅方向弾性芯部1
0を形成させるものであり、この芯部10のJISショ
アー硬度A型が60°以上の高硬度ゴムを採用すると有
利である。。ところで、本発明は、上記実施形態に限定
されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能
である。例えば、ラグ3の形状としては平面的に見てV
字状やハ字状等を呈するようになったものにしたり、そ
の断面形状を三角形状や角形にしたりすることが可能で
ある。また長ラグ3Aと短ラグ3Bとを設ける場合の配
置割合も隔数おきとする等、上記した以外の種々のもの
とすることができる。
【0043】加硫型50は、上型57側にラグ用成形凹
部54が設けられ、下型56側に駆動用突起部用成形凹
部55が設けられたものとしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る弾性クローラは、エンドレス帯状に形成され外周
面にラグが突隆された弾性材製のクローラ本体に対し
て、ラグの各対応位置に複数のコードよりなる幅方向抗
張体が埋設されたものであって、且つこのラグの内部の
芯部に、幅方向弾性芯部を残置させるべく幅方向抗張体
が配設(埋設)されているので、ラグ内が幅方向抗張体
によって必要以上に充満されてしまうということがな
く、もって剥離亀裂の発生を抑えることができ、ラグに
よる牽引力の均等化が期待できるし、燃費の向上、押し
引き抵抗の減少となって走行性も向上できる。
【0045】従って、弾性クローラとして、軽量化及び
低廉化と横剛性の強化との双方の課題を同時に達成させ
たものが得られるものである。一方、本発明に係る弾性
クローラの製造方法では、クローラ本体用成形凹部及び
ラグ用成形凹部を有した加硫型内に、幅方向抗張体をサ
ンドイッチ状に挟んだ弾性材料を装填して加硫を行うも
のであり、加硫時における弾性材料の流動をうまく利用
して幅方向抗張体の特有な配置、及び幅方向弾性芯部の
形成が可能であり、本発明に係る弾性クローラの製造が
可能且つ容易となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)はラグの側面図、(2)は図2に示した
弾性クローラにおける主要部を切り出し且つ拡大して示
した斜視図である。
【図2】本発明に係る弾性クローラの一実施形態を示す
斜視図である。
【図3】図2のA−A線拡大矢視図である。
【図4】図3のB−B線矢視図である。
【図5】図4のC−C線拡大断面図である。
【図6】図3のD−D線断面図である。
【図7】図4のE−E線矢視図である。
【図8】本発明に係る弾性クローラの製造方法を図5に
対応する方向に基づいて説明した断面図である。
【図9】本発明に係る弾性クローラの製造方法を図4に
対応する方向に基づいて説明した断面図である。
【符号の説明】
1 弾性クローラ 2 クローラ本体 3 ラグ 3A 長ラグ 3B 短ラグ 4 駆動用突起 7 周方向抗張体 8 幅方向抗張体 10 幅方向弾性芯部 15 横滑り防止用エッジ部 17 横滑り防止用エッジ部 50 加硫型 53 クローラ本体用成形凹部 54 ラグ用成形凹部 60〜63 弾性材料

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドレス帯状に形成され外周面に帯長
    手方向の間隔を有しかつ帯長手方向と交差する方向とし
    てラグ(3)が突隆形成された弾性製のクローラ本体
    (2)を有して成り、該ラグ(3)内の芯部に弾性材料
    からなる幅方向弾性芯部(10)を設けるとともに該幅
    方向弾性芯部(10)の断面外縁を縁取るようにして複
    数の補強コード(8A)からなる幅方向抗張体(8)が
    ラグ(3)に埋設されていることを特徴とする弾性クロ
    ーラ。
  2. 【請求項2】 前記幅方向抗張体(8)が複数層として
    ラグ(3)に埋設されていることを特徴とする請求項1
    記載の弾性クローラ。
  3. 【請求項3】 前記幅方向抗張体(8)の補強コード
    (8A)は、ラグ(3)におけるクローラ本体(2)の
    幅方向に沿った端部対応部位でクローラ本体(2)の帯
    長手方向へ向けて拡散されていることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の弾性クローラ。
  4. 【請求項4】 複数の補強コード(8A)からなる幅方
    向抗張体(8)のラグ(3)内における体積充填率は5
    %〜20%であることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の弾性クローラ。
  5. 【請求項5】 複数の補強コード(8A)からなる幅方
    向抗張体(8)のラグ(3)内における埋設位置は、ラ
    グ(3)の根本部の長さをL,ラグ(3)の高さをH,
    弾性芯部(10)の根本部の長さをL1,該弾性芯部
    (10)の高さをH1としたとき、L1/LおよびH1
    /Hがそれぞれ30%〜80%とされていることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の弾性クローラ。
  6. 【請求項6】 前記幅方向抗張体(8)の補強コード
    (8A)は、クローラ本体(2)の帯長手方向における
    ラグ(3)相互間部位で帯長手方向と交差して埋設され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれ
    かに記載の弾性クローラ。
  7. 【請求項7】 前記クローラ本体(2)には、ラグ
    (3)位置に対応する各内周面位置に駆動用突起(4)
    が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    6のいずれかに記載の弾性クローラ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の弾性クローラにおいて、
    前記ラグ(3)は、クローラ本体(2)の幅方向に沿っ
    た長さが長い長ラグ(3A)と幅方向長さが短い短ラグ
    (3B)とからなり、この長・短ラグ(3A)(3B)
    に請求項1〜5に記載の幅方向抗張体(8)が埋設さ
    れ、これらが長・短ラグ(3A)(3B)がクローラ本
    体(2)の帯長手方向に所定割合で混在配置されてお
    り、前記駆動用突起(4)が長ラグ(3A)に対応した
    位置付けとされていることを特徴とする弾性クローラ。
  9. 【請求項9】 前記ラグ(3)には、その踏面(3a)
    に対して、クローラ本体(2)の幅方向複数箇所に対応
    する配置で長手方向をクローラ本体(2)の帯長手方向
    に向けた横滑り防止用エッジ部(15)(17)が設け
    られていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のい
    ずれかに記載の弾性クローラ。
  10. 【請求項10】 前記クローラ本体(2)には、その帯
    長手方向に沿って複数の補強コード(7A)からなる周
    方向抗張体(7)が埋設されていることを特徴とする請
    求項1乃至請求項9のいずれかに記載の弾性クローラ。
  11. 【請求項11】 ラグ(3)内の芯部における幅方向弾
    性芯部(10)は、硬度(JISショアーA型)が60
    °以上の高硬度ゴムであることを特徴とする請求項1〜
    10のいずれかに記載の弾性クローラ。
  12. 【請求項12】 帯状をしたクローラ本体用成形凹部
    (53)と該クローラ本体用成形凹部(53)内の長手
    方向複数箇所に凹部深さを増す状態で設けられたラグ用
    成形凹部(54)とを有した加硫型(50)内に、長手
    方向をクローラ本体用成形凹部(53)の幅方向へ向け
    た複数の補強コード(8A)群からなる幅方向抗張体
    (8)と、これを中間層位置へサンドイッチ状に挟んだ
    弾性材料(60〜63)とを装填し、その後、合型した
    うえで加硫を行うことにより、請求項1に記載した幅方
    向弾性芯部(10)のまわりを縁取るように補強コード
    (8A)が流動して幅方向抗張体(8)の配設済みラグ
    (3)を具備したクローラ本体(2)を成形する加硫工
    程を含んでいることを特徴とする弾性クローラの製造方
    法。
  13. 【請求項13】 複数の補強コード(8A)群からなる
    幅方向抗張体(8)は加硫型(50)内に装填する前に
    電子照射処理され、該コード(8A)のコード長さがラ
    グ長さと略同一とされていることを特徴とする請求項1
    2に記載の弾性クローラの製造方法。
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