JP2001277539A - カラーインクジェットプリンタ用カートリッジ、これを用いたカラーインクジェットプリンタ、およびその制御方法 - Google Patents

カラーインクジェットプリンタ用カートリッジ、これを用いたカラーインクジェットプリンタ、およびその制御方法

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JP2001277539A
JP2001277539A JP2000092198A JP2000092198A JP2001277539A JP 2001277539 A JP2001277539 A JP 2001277539A JP 2000092198 A JP2000092198 A JP 2000092198A JP 2000092198 A JP2000092198 A JP 2000092198A JP 2001277539 A JP2001277539 A JP 2001277539A
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head
cartridge
color
heads
ink
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JP2000092198A
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English (en)
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Yoshio Kanayama
義雄 金山
Hiroyuki Ishikura
裕之 石倉
Kenji Tanaka
賢治 田中
Kei Ichimura
圭 市村
Ryuichi Nakajima
竜一 中島
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジを共通化するとともに、顔料タ
イプのインクを使用した際のメンテナンスステーション
の目詰まりを防止することが可能なカラーインクジェッ
トプリンタ用カートリッジを提供する。 【解決手段】 ブラックインクを使用してブラック印字
が可能なブラックヘッド101B,102Bと、複数色
のカラーインクをそれぞれ使用してカラー印字が可能な
カラーヘッド101Y,102Y,101M,102
M,101C,102Cとを備え、各ヘッドを複数個配
置可能なカラーインクジェットプリンタ用カートリッジ
100において、各ヘッド101B,102B,101
Y,102Y,101M,102M,101C,102
Cを独立に取り外し可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーインクジェ
ット方式の記録装置におけるカートリッジに関するもの
であり、より具体的には、高速、低速を問わず全ての印
字速度の記録装置において、カートリッジの構成を共通
化することにより、コストの低減が可能なカートリッジ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラーインクジェット方式の
記録装置において、高速印字を実現するためにキャリッ
ジに複数のヘッドを設けた構成のものがある。例えば、
特開昭58−179656号公報には、記録色を異にす
る複数の記録ヘッドを、主走査方向において互いに反対
方向に同一の色順序で2段に配置し、記録ヘッドの往動
時および復動時にそれぞれ記録動作を行わせることによ
り、往復動記録が可能な記録装置が記載されている。
【0003】具体的には、図14および図15に示すよ
うに、キャリッジ500上に、矢印L方向にイエローヘ
ッド501Y、マゼンタヘッド501M、シアンヘッド
501Cおよびブラックヘッド501Bがこの順に配置
されている。また、これらのヘッドの下段に、矢印R方
向にイエローヘッド502Y、マゼンタヘッド(図示せ
ず)、シアンヘッド(図示せず)およびブラックヘッド
(図示せず)がこの順に配置されている。これにより、
2段重ねのマルチノズルインクジェットヘッドが形成さ
れている。
【0004】上記ヘッドでは、用紙1のラインアドレス
L1の部分には往動時に上段の記録ヘッドで4色のカラ
ー画像を記録し、用紙503のラインアドレスL2の部
分には復動時に下段の記録ヘッドで4色のカラー画像を
記録する。そして、キャリッジの往復動作が終了する
と、用紙1を2ライン分だけ副走査方向(Y方向)へ移
動させる。これにより、記録色が往動時と復動時で異な
る色合いになるという問題を回避しつつ、往復動記録が
可能となり、記録速度の向上を図ることができる。
【0005】また、特開平4−185452号公報に
は、インクジェットヘッドを往復移動させながらノズル
からインクを吐出させて印字を行う構成において、イン
クジェットヘッドの移動方向を変更する際に、インクジ
ェットヘッドを180度回転させることにより、両方向
印字が可能な記録装置が記載されている。
【0006】具体的には、図16および図17に示すよ
うに、インクジェットヘッド600には、ノズル601
が縦横にマトリックス状に整列して配置されている。そ
して、インクジェットヘッド600が、モータなどの駆
動系によって「往」方向に移動しながら(図16)、印
字制御部からの制御信号に基づいて、印字面の同一部分
に対して各色のノズル601から各色のインクが重ね合
わせて吐出される。この場合(図16)、黄色(Y)の
ノズル601が進行方向の先頭にあるので、下側から黄
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒(K)
の順にインクが重ね合わせられて、カラー印字が行われ
る。
【0007】移動方向が「復」方向に切り替わると(図
17)、ヘッド回転モータ602によって、インクジェ
ットヘッド600が即座に180度回転されて倒立状態
となる。そして、「往」方向の場合と同様に、下側から
黄(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒
(K)の順にインクが重ね合わせられて、カラー印字が
行われる。この印字方法では、インクジェットヘッド6
00を180度回転させるヘッド回転手段を設けること
により往復印字を可能にしている。
【0008】上述した各公報に開示された技術では、往
復動作でカラーインクを重ね合わせる順序が逆になり、
正しい順序で重ね合わせられた場合とは異なった色が表
現されるという問題を解決している。したがって、上述
した各公報に記載された技術では、双方向印字が可能と
なるため、高速印字を行うことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カラーイン
クジェットプリンタは、低速印字機から高速印字機まで
幅広い商品が展開されている。したがって、各機種毎
に、ヘッドおよびヘッドの格納・メンテナンスを行うメ
ンテナンスステーションなどを設計、製造するとコスト
アップにつながり、また生産性の悪化を招来することに
なる。
【0010】そこで、上述したように、マルチヘッドを
搭載したカラーインクジェットプリンタにおいて、大幅
にハードウェアを変更をすることなく、各種仕様変更が
可能なヘッドが求められている。このような要求を満た
すためには、カーボンブラックの印刷速度を低下させる
ことなく、性能に影響を与えるヘッド数を減らすことが
必要である。すなわち、テキスト印字は高速で行い、カ
ラー画像印字は印字速度を下げてヘッド数を減らすとい
うように、ビジネス向けのインクジェットプリンタの性
能を満足するヘッド構成の開発が望まれている。
【0011】また、メンテナンスステーションを共通化
することにより、コストダウンを図ることができる。こ
の場合には、ブラックインクとして顔料タイプのインク
を用いるときに生じる不都合を解消する必要がある。す
なわち、ブラックインクとして顔料タイプのインクを用
いると、インク固化によりメンテナンスステーションが
目詰まりするおそれがあり、このような不都合を解決し
なければならない。また、メンテナンスステーションの
移動機構が複雑化することを避け、構造の簡素化を図る
必要もある。
【0012】本発明は、上述した事情に鑑み提案された
もので、印字速度の異なるカラーインクジェットプリン
タにおいて、カートリッジを共通化するとともに、顔料
タイプのインクを使用した際のメンテナンスステーショ
ンの目詰まりを防止することが可能なカラーインクジェ
ットプリンタ用カートリッジ、これを用いたカラーイン
クジェットプリンタ、およびその制御方法を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカラーイン
クジェットプリンタ用カートリッジは、上述した目的を
達成するため、以下の特徴点を備えている。
【0014】すなわち、本発明に係るカラーインクジェ
ットプリンタ用カートリッジは、ブラックインクを使用
してブラック印字が可能なブラックヘッドと、複数色の
カラーインクをそれぞれ使用してカラー印字が可能なカ
ラーヘッドとを備え、前記各ヘッドを複数個配置可能な
カラーインクジェットプリンタ用カートリッジにおい
て、前記各ヘッドが独立に取り外し可能であることを特
徴とするものである。
【0015】カラーインクジェットプリンタには、1回
のカートリッジの走査で1行を印字する低速タイプと、
1回のカートリッジの走査で複数の行を印字する高速タ
イプとがある。従来、これらのカラーインクジェットプ
リンタに搭載するカートリッジは、それぞれ異なった構
成からなり、互換性が無かった。このため、それぞれの
カラーインクジェットプリンタに合わせてカートリッジ
を設計・製造する必要があり、コストアップを招いてい
た。
【0016】これに対して、上述した構成からなる本発
明に係るカラーインクジェットプリンタ用カートリッジ
では、カートリッジから各ヘッドを独立に取り外すこと
ができる。したがって、ほぼ同一の構成のカートリッジ
を使用し、ヘッド数のみを変更するだけで、各タイプの
カラーインクジェットプリンタに搭載するカートリッジ
(例えば、8ヘッドカートリッジと5ヘッドカートリッ
ジ)とすることができ、カートリッジのコストダウンを
図ることができる。
【0017】また、本発明に係るカラーインクジェット
プリンタ用カートリッジは、ブラックインクを使用して
ブラック印字が可能なブラックヘッドと、複数色のカラ
ーインクをそれぞれ使用してカラー印字が可能なカラー
ヘッドとを備えて、前記各ヘッドを複数個配置可能なカ
ラーインクジェットプリンタ用カートリッジにおいて、
前記各ヘッドのうち、それぞれ印字色が異なるヘッドが
前記カートリッジを搭載するキャリッジの移動方向に配
置されてヘッド行をなし、該ヘッド行を用紙搬送方向に
複数配置し、前記各ヘッド行のうち、少なくとも1つの
ヘッド行は、全ての印字色の前記ヘッドを備えるととも
に、他の少なくとも1つのヘッド行は、前記ヘッドのう
ちの少なくとも1色のヘッドが省かれていることを特徴
とするものである。
【0018】このような構成からなる本発明に係るカラ
ーインクジェットプリンタ用カートリッジでは、低速タ
イプのカートリッジに対して、高速タイプのカートリッ
ジとの互換性を付与することができる。そして、カート
リッジに設けられた複数行のうちの全ての印字色のヘッ
ドを備えた行において、低速タイプとしてフルカラーの
印字が可能である。また、各色のヘッドのうちの少なく
とも1色のヘッドが省かれた行があるため、ヘッドに要
するコストを削減することができる。さらに、複数の行
において、同一色を印字することが可能なヘッドが配置
されているため、この色に関しては、高速タイプの場合
と同様の速度での印字が可能になる。
【0019】また、本発明に係るカラーインクジェット
プリンタ用カートリッジは、前記少なくとも1色のヘッ
ドが省かれる行には、前記ブラックヘッドが必ず配置さ
れていることを特徴とするものである。
【0020】このような構成からなる本発明に係るカラ
ーインクジェットプリンタ用カートリッジでは、複数行
においてブラック印字が可能なヘッドが配置されること
になるため、ブラック印字の高速化を図ることができ
る。
【0021】また、本発明に係るカラーインクジェット
プリンタ用カートリッジは、前記各行には、それぞれヘ
ッドのインクを吸引するための吸引部を設け、前記少な
くとも1色のヘッドが省かれる行には、少なくとも1色
の前記カラーヘッドが配置されていることを特徴とする
ものである。
【0022】このような構成からなる本発明に係るカラ
ーインクジェットプリンタ用カートリッジでは、各行毎
にそれぞれ吸引部を設ける構成であるため、全てのヘッ
ドに対応して吸引部を設ける場合と比較して、構成を簡
略化することができる。また、一般的に、ブラックイン
クとして顔料タイプのインクが用いられ、カラーインク
として染料タイプのインクが用いられることが多いが、
顔料タイプのインクは、吸引部において目詰まりを起こ
しやすい。
【0023】これに対して、上述した構成からなる本発
明に係るカラーインクジェットプリンタ用カートリッジ
では、各行毎にそれぞれ吸引部が設けられており、この
吸引部を各行で共有している。さらに、同一の行には、
顔料タイプのブラックインクを吐出するブラックヘッド
のみが配置されることがなく、染料タイプのカラーイン
クを吐出するダミーヘッドとしてのカラーヘッドが必ず
設けられることになる。このため、吸引部に顔料タイプ
のブラックインクのみが吐出されることを避けることに
より、吸引部における目詰まりを防止することができ
る。
【0024】また、本発明に係るカラーインクジェット
プリンタ用カートリッジは、前記少なくとも1色のヘッ
ドが省かれる行に配置される前記少なくとも1色のカラ
ーヘッドは、画像印字の際にはインクを吐出せず、前記
吸引部においてインクを吐出することを特徴とするもの
である。
【0025】このような構成からなる本発明に係るカラ
ーインクジェットプリンタ用カートリッジでは、カラー
ヘッドから吐出される染料タイプのインクによって、吸
引部における目詰まりを防止することができる。
【0026】すなわち、ヘッドが省かれる行に配置され
たカラーヘッドは、画像印字の際にはインクを吐出しな
いため、ヘッドの目詰まりを防ぐ必要がある。そこで、
ヘッドがメンテナンスステーションに移動した際に、ヘ
ッドの目詰まりを防止するために、一時的にヘッドから
インクを空吐出する。同時に、その行におけるメンテナ
ンスステーションの吸引部において、顔料タイプのブラ
ックインクが目詰まりすることを防止するために、染料
タイプのインクであるカラーインクを吸収部に空吐出す
る。これにより、吸収部の廃液インクの粘性を下げるこ
とができ、吸引部における目詰まりを防止することがで
きる。空吐出とは、上述したように、インクを画像印宇
には使用せず、メンテナンスステーションの吸収部へ吐
出することを意味する。
【0027】また、本発明に係るカラーインクジェット
プリンタ用カートリッジは、前記ブラックヘッドに用い
るインクは顔料タイプであり、前記カラーヘッドに用い
るインクは染料タイプであることを特徴とするものであ
る。
【0028】このような構成からなる本発明に係るカラ
ーインクジェットプリンタ用カートリッジでは、カラー
ヘッドから吐出される染料タイプのインクによって、吸
引部における目詰まりを防止することができる。
【0029】また、本発明に係るカラーインクジェット
プリンタは、上述した構成からなるカラーインクジェッ
トプリンタ用カートリッジを備えたカラーインクジェッ
トプリンタにおいて、前記ヘッドのインクを吸引するた
めの吸引部と、前記各ヘッドが配置されているか否かを
検知するためのヘッド検知手段と、前記各ヘッドと前記
吸引部との相対位置を検知するための位置検知手段と、
前記ヘッド検知手段における検知結果と前記位置検知手
段における検知結果とに基づいて、前記吸引部の吸引動
作を制御するための制御手段とを備えていることを特徴
とするものである。
【0030】また、本発明に係るカラーインクジェット
プリンタの制御方法は、上述した構成からなるカラーイ
ンクジェットプリンタ用カートリッジと、前記ヘッドの
インクを吸引するための吸引部とを備えたカラーインク
ジェットプリンタの制御方法において、前記各ヘッドが
配置されているか否かを検知し、前記各ヘッドと前記吸
引部との相対位置を検知し、前記吸引部に、前記カート
リッジのヘッドが配置されていない部分が位置している
ときには、前記吸引部の吸引動作を行わないことを特徴
とするものである。
【0031】このような構成からなる本発明に係るカラ
ーインクジェットプリンタ、およびその制御方法では、
吸引部にヘッドが対向している場合にのみ、インクの吸
引動作を行うことができる。したがって、吸引装置の吸
引力をより効率的に利用することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施形態の一例について説明する。
【0033】図1に、本実施の一実施形態に係るカラー
インクジェットプリンタの装置構成を示す。このカラー
インクジェットプリンタは、図1に示すように、主に記
録用紙の駆動系と、インクジェットプリンタヘッド(以
下、ヘッドと称す)を有するカートリッジ100と、こ
のカートリッジ100を搭載するキャリッジの駆動系と
から構成されている。これらの装置は、互いに同期して
駆動するように制御されており、カートリッジ100が
走査される毎に、その走査によって印字されるライン幅
分だけ、記録用紙の駆動系により記録用紙がその移動方
向に移動する。
【0034】このカラーインクジェットプリンタにおい
て、カートリッジ100が往復動作する部分の一端に
は、メンテナンスステーション200が設けられてい
る。カートリッジ100は、印字動作中以外において、
このメンテナンスステーション200に収納される(初
期状態)。これにより、カートリッジ100に設けられ
たヘッドが保護される。
【0035】また、印字中において、ヘッドにインク詰
まりなどの不具合が発生した場合は、カートリッジ10
0を一旦メンテナンスステーション200に戻すことに
より、ヘッドがメンテナンスされる。なお、メンテナン
スステーション200の動作に関する詳細は後述する。
ここで、カートリッジ100が「往」動作(メンテナン
スステーション200から離れる動作)時に移動する方
向を−X方向、「復」動作(メンテナンスステーション
200に近づく動作)時に移動する方向をX方向、記録
用紙の移動方向をY方向、カートリッジ100が記録用
紙に対向する部分において、記録用紙からカートリッジ
100に向かう方向をZ方向とする。
【0036】次に、図2から図4に基づいて、カートリ
ッジ100およびこのカートリッジ100に設けられた
ヘッド群101,102について説明する。なお、図2
は、ヘッド群101,102およびカートリッジ100
を、記録用紙とは反対側から見た状態の平面図である。
【0037】図2に示すように、本実施形態に係るカー
トリッジ100には、第1行目のヘッド群101と、第
2行目のヘッド群102とが、順次Y方向に配置されて
いる。各ヘッド群101,102は、それぞれブラック
ヘッド101B,102B、イエローヘッド101Y,
102Y、マゼンタヘッド101M,102M、シアン
ヘッド101C,102Cから構成されており、X方向
にこの順で配置されている。また、各ヘッドには320
個のノズルが形成されている。
【0038】なお、本実施形態では、320ノズル×8
ヘッド(または5ヘッド)のカートリッジ100につい
て説明するが、本発明は、これに限定されず、各行に複
数のヘッドが配置されたヘッド群が、複数行に配置され
ているカートリッジに対しても応用することができる。
また、各行におけるヘッドの色に関しても、ブラックお
よび各カラーのヘッドを各1個ずつ配置したものに限定
されない。さらに、各色の配置順についても任意に変更
することができる。
【0039】このカートリッジ100では、1回の走査
につき、例えばブラック印字であれば320×2=64
0ノズルで印字することが可能である。また、同様にカ
ラー印字においても、640ノズルで印字することが可
能である。したがって、このカートリッジ100は、高
速タイプのカラーインクジェットプリンタに適してい
る。
【0040】なお、インクの種類としては、ブラックヘ
ッド101B,102Bには顔料タイプ、カラーヘッド
(イエローヘッド101Y,102Y、マゼンタヘッド
101M,102M、シアンヘッド101C,102
C)には、染料タイプのものが用いられる。また、顔料
タイプおよび染料タイプのインクの特性・組成は、例え
ば表1、表2に示すようになっている。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】上記カートリッジ100は、図3に示すよ
うに、8種類のヘッドがキャリッジに装着されており、
各々のヘッドは独立して脱着することができる。
【0044】上記カートリッジ(8ヘッドカートリッ
ジ)100は、上述したように、各ヘッドが脱着可能と
なっている。そして、このカートリッジ100を高速タ
イプのカラーインクジェットプリンタに用いる場合は、
カートリッジ100に全てのヘッドを装着した状態(図
2の状態)とする。一方、このカートリッジ100を低
価格が利点となる低速タイプのカラーインクジェットプ
リンタに用いる場合は、カートリッジ100の一部のヘ
ッドを取り外した状態で用いる。
【0045】このヘッドの脱着について、図4に基づい
て説明する。なお、ここでは、カートリッジ100にお
けるヘッドが、カートリッジ100から脱着可能である
場合について説明するが、カートリッジ100の構成
は、これに限定されるものではなく、図2に示すカート
リッジ100と互換性を有し、かつ、以下で説明する構
成のものであってもよい。
【0046】図4に示すカートリッジ(5ヘッドカート
リッジ)100では、第1行目のヘッド群101におい
ては、全てのヘッドが装着されているが、第2行目のヘ
ッド群102においては、イエローヘッド102Yおよ
びシアンヘッド102Cが取り外された状態(図4では
「X」で表す)となっている。そして、第2行目のヘッ
ド群102におけるマゼンタヘッド102Mの替わり
に、ダミーヘッド102M0が装着されている。
【0047】なお、ダミーヘッド102M0は、実際に
は印字に寄与しない設定となっている。すなわち、ダミ
ーヘッド102M0は、後述するように、メンテナンス
ステーション200に位置する際にのみ、必要に応じて
インクを吐出する。また、ダミーヘッド102M0は、
マゼンタヘッド102Mの位置に限らず、イエローヘッ
ド102Yまたはシアンヘッド102Cの位置に装着さ
れていてもよい。
【0048】このカートリッジ100では、使用頻度が
高いブラックヘッド101B,102Bに関しては、2
行分のノズル(640ノズル)が備えられている。した
がって、ブラックのモノクロ印字に関しては、図2に示
すカートリッジ100と同様に高速印字が可能である。
【0049】また、使用頻度が低いカラーヘッドを一部
省くことにより、ヘッドに要するコストを削減して、カ
ートリッジ100およびカラーインクジェットプリンタ
の価格を低減することができる。すなわち、このカート
リッジ100は、低速印字のカラーインクジェットプリ
ンタに適しており、かつ、ブラック印字については高速
印字と同等の印字速度を維持することができる。
【0050】さらに、図2に示すカートリッジ100
と、図4に示すカートリッジ100とは、基本的に同じ
構造であるため、様々な仕様のインクジェットプリンタ
に流用することができるため、開発、設計段階を含めて
部品の製作に要するコストを削減することができる。
【0051】すなわち、図4に示すカートリッジ100
は、図2に示すカートリッジ100と共通の構成を利用
しながら、低速タイプのカラーインタジェットプリンタ
に適している。さらに、図4に示すカートリッジ100
では、ブラックヘッド101B,102Bについては、
高速タイプと同様に640ノズルを有しているため、ビ
ジネス用途やブラックのみのテキスト印字などのような
ブラック印字には、低速タイプでありながら高速タイプ
と同様の印字速度を得ることができる。
【0052】次に、図5から図6に基づいて、メンテナ
ンスステーション200について説明する。図5に示す
ように、メンテナンスステーション200は、カートリ
ッジ100の各ヘッドに対応してヘッドキャップ(ブラ
ックヘッドキャップ201B,202B、イエローヘッ
ドキャップ201Y,202Y、マゼンタヘッドキャッ
プ201M,202M、シアンヘッドキャップ201
C,202C)が設けられている。すなわち、カートリ
ッジ100が初期位置にある場合に、メンテナンスステ
ーション200の各ヘッドキャップが、カートリッジ1
00の各ヘッドに対向するように配置されている。この
ヘッドキャップは、カートリッジ100による印字が行
われていない状態(レディ状態)において、ヘッドの乾
燥などを防いでヘッドを保護するものである。
【0053】図5に示すメンテナンスステーション20
0は、図2および図4に示すいずれのカートリッジ10
0にも対応することができ、メンテナンスステーション
200の共通化を図ることができる。
【0054】なお、図4に示すカートリッジ100に対
応するメンテナンスステーション200については、図
6に示すように、イエローヘッドキャップ202Yおよ
びシアンヘッドキヤップ202Cを省略してもよい。
【0055】また、メンテナンスステーション200
は、図6に示すように、吸引部211,212を備えて
いる(図5では図示を省略している)。この吸引部21
1,212は、それぞれブラックヘッドキャップ201
B,202Bを利用して設けられている。なお、吸引部
211,212は、メンテナンスステーション200に
おける「往」動作側の位置、すなわち、カートリッジ1
00が初期状態に戻る際に最初に通過するヘッドキャッ
プに設けてあればよい。このような構成とすることによ
り、吸引部の数を削減することができ、コストダウンを
図ることができる。
【0056】また、図5,6に示す実施形態では、各行
のヘッドキャップのうちの1つのヘッドキャップにのみ
吸引部を設けているが、各行の複数のヘッドキャップに
対して吸引部を設けたり、全てのヘッドキャップに対し
て吸引部を設けてもよい。
【0057】この吸引部211,212は、ヘッドをメ
ンテナンスするためのものである。すなわち、吸引部2
11,212は、ヘッドのノズルにインクが詰まった場
合などに、ノズルに詰まったインクを強制的に吸い出し
て排除するようになっている。また、吸引部211,2
12は、ヘッドを吸引するために、パイプ220などを
介して、ポンプなどの吸引装置に接続されている(図8
および図10参照)。
【0058】カートリッジ100とメンテナンスステー
ションとは、図7、図8、図9、図10に示すように、
X方向、Y方向、Z方向に移動する。なお、図7、図9
および図8、図10は、それぞれカートリッジ100と
メンテナンスステーション200との位置関係を示す平
面図および側面図である。
【0059】ここで、メンテナンスステーション200
は、後述するように、カートリッジ100の位置に同期
してZ方向に上下するように構成されている。そして、
カートリッジ100が初期状態に戻った状態では、図1
1に示すように、カートリッジ100の各ヘッドが、メ
ンテナンスステーション200の各ヘッドキャップによ
って覆われる。
【0060】次に、カートリッジ100とメンテナンス
ステーション200との動作を、図12および図13に
基づいて説明する。なお、図2に示すカートリッジ10
0の動作を図12に示し、図4に示すカートリッジl0
0の動作を図13に示している。
【0061】まず、図12に基づいて、図2に示すカー
トリッジ100の動作を説明する。なお、以下の説明に
おいて、(1)から(4)は、図12に示す各状態に対
応している(図13においても同様)。印字が終了する
と、カートリッジ100は、X方向(「復」方向)に移
動し、記録用紙端を通過してメンテナンスステーション
200がある位置に向かう。この段階で、メンテナンス
ステーション200は、その上面(カートリッジ100
側の面)が、カートリッジ100の下面(メンテナンス
ステーション200側の面)より、メンテナンスステー
ション200側に離れた状態(この位置をメンテナンス
ステーション200の下段位置とする)にある。
【0062】そして、カートリッジ100は、シアンヘ
ッド101C,102Cが、メンテナンスステーション
200のブラックヘッドキャップ201B,202Bに
対向する位置で停止する。カートリッジ100が停止す
ると、メンテナンスステーション200のヘッドキャッ
プがZ方向に移動し、カートリッジ100のヘッドに接
触する((1)の状態:この位置をメンテナンスステー
ションの上段位置とする)。
【0063】ヘッドキャップがヘッドに接触すると、ブ
ラックヘッドキャップ201B,202Bを通して吸引
部211,212から吸引装置による吸引が開始され、
所定時間吸引される。これにより、シアンヘッド101
C,102Cのノズルに詰まったインクや、残留した余
分なインクが排出される。
【0064】そして、吸引が終了すると、メンテナンス
ステーション200が−Z方向に移動し、下段位置に戻
る。メンテナンスステーション200がカートリッジ1
00から離れると、カートリッジ100は再びX方向に
移動し、マゼンタヘッド101M,102Mが、メンテ
ナンスステーション200のブラックヘッドキャップ2
01B,202Bに対向する位置で停止する。そして、
上述したシアンヘッド101C,102Cの場合と同様
に、吸引部211,212によりマゼンタヘッド101
M,102Mが吸引される((2)の状態)。
【0065】このようにして、順次、イエローヘッド1
01Y,102Yおよびブラックヘッド101B,10
2Bが、吸引部211,212により吸引される(それ
ぞれ、(3)および(4)の伏態)。そして、ブラック
ヘッド101B,102Bの吸引が終了すると、メンテ
ナンスステーション200は、上段位置で停止した状態
を保持し、カートリッジ100のヘッドを保護する。
【0066】次に、図4に示すカートリッジ100にお
いて、ダミーヘッド102M0が設けられている理由
を、図13に基づいて説明する。図4に示すカートリッ
ジ100の第2行目のヘッド群102において、印字に
寄与するヘッドは、ブラックヘッド102Bのみであ
る。
【0067】ここで、ブラックヘッド102Bは、顔料
タイプのインクが用いられる。この顔料タイプのインク
は、染料タイプインクに比べてインクの乾燥性が悪く、
顔料自体が水に溶けにくく、空気中に放置すると固化し
やすい。このため、吸引部211,212の管の細部に
付着したままにしておくと、その流路であるパイプ22
0などに詰まりやすい。例えば、図4に示すカートリッ
ジ100の第2行目のヘッド群102に、ブラックヘッ
ド102Bのみを設けた場合は、吸引部212には顔料
タイプのインクであるブラックインクのみが吐出され
る。このため、吸引部212から廃液タンクの間(パイ
プ220など)において、インクが固化し、目詰まりが
起こりやすくなる。そして、目詰まりが起こると、十分
な吸引を行うことが困難になり、メンテナンスの効果が
低減される。
【0068】このため、図4に示すカートリッジ100
には、ダミーヘッド102M0が設けられている。そし
て、図l3(2)に示す状態において、染料タイプのマ
ゼンタインクが吐出され、顔料タイプのブラックインク
に混入される。このように、染料タイプのインクが混入
されることによって顔料タイプのインクが薄められ、顔
料タイプのインク単独の場合に比べて固化し難くなる。
このため、吸引部212における目詰まりを防止するこ
とができる。
【0069】なお、ヘッドが設けられていない部分(図
13における「X」印)に吸引部212が対向した際に
は(図13(1)、図13(3))、吸引部211のみ
により吸引を行い、吸引部212による吸引を行わない
ように設定することが好ましい。このためには、吸引部
211,212における吸引が別々に行われる構造と
し、カートリッジ100においてヘッドが装着されてい
ない部分を検知できるようにすればよい。
【0070】すなわち、カートリッジ100には、カー
トリッジ100のいかなる位置にヘッドが配置されてお
り、いかなる位置のヘッドが取り外されているのかを検
知するためのヘッド検知手段を設ける。また、カートリ
ッジ100を移動させるキャリッジの駆動系には、キャ
リッジの位置を検知するための位置検知手段を設ける。
そして、ヘッド検知手段の検知結果と、位置検知手段の
検知結果と、予め定められているメンテナンスステーシ
ョン200の位置とに基づいて、カートリッジ100と
メンテナンスステーション200とがどのような位置関
係にあるのかを認識し、その認識結果に基づいて吸引部
211,212の吸引動作を制御する制御手段を設け
る。なお、ヘッド検知手段および位置検出手段は、例え
ば、既知のセンサ等により構成され、制御手段は、例え
ばマイクロコンピュータ等により構成される。
【0071】そして、これらの各検知手段および制御手
段により、カートリッジ100、メンテナンスステーシ
ョン200および吸引部211,212が、上述した動
作を行うように装置を構成する。
【0072】具体的には、挿入されたカートリッジを、
メンテナンスステーションに取り付けられた検知スイッ
チによって検知し、検知スイッチからの検知信号によっ
てカートリッジが挿入されたことを認識する。また、各
カートリッジには、指定された色毎にカートリッジの誤
挿入を防止するための機構を設け、指定した色に対する
カートリッジの挿入のみを受け付ける様にしている。
【0073】上述したメンテナンス動作は、印字終了時
の動作であるが、印字途中においても、各ヘッドに異常
が発生した際や、長時間連続して印字した際などに、上
述したメンテナンス動作を行うようにしてもよい。な
お、この際には、必ずしも全てのヘッドをメンテナンス
する必要はなく、任意のヘッドを選択して(図12およ
び図13における(1)から(4)の状態を選択して)
メンテナンスを行うこともできる。
【0074】
【発明の効果】本発明に係るカラーインクジェットプリ
ンタ用カートリッジ、これを用いたカラーインクジェッ
トプリンタ、およびその制御方法は、上述した構成を備
えているため、従来のカラーインクジェットプリンタに
対して大幅なハードウェアの変更を行うことなく、各種
仕様変更を簡単に行うことが可能になる。
【0075】また、低速タイプでありながら、ブラック
印字に関しては高速タイプと同様の印字速度を保つこと
ができる。これにより、ブラック印字の速度を落とすこ
となく、装置の大幅なコストダウンを図ることができ
る。
【0076】さらに、メンテナンスステーションの構成
を共通化し、かつメンテナンスステーションの駆動系を
簡略化することができる。すなわち、複数の印字ヘッド
に対応したメンテナンスステーションにおいて、複雑な
駆動を省略することができ、一方向のみの簡単な駆動を
行うことにより、メンテナンスステーションの位置精度
の向上と大幅なコストダウンを図ることができる。
【0077】また、顔料タイプのインクを用いた場合に
生じるメンテナンスステーションの廃液パイプ部での固
化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の一実施形態に係るカラーインクジェッ
トプリンタの装置の概略構成を示す説明図である。
【図2】カートリッジおよびヘッド群の概略構成を示す
平面図である。
【図3】カートリッジおよびヘッド群の概略構成を示す
斜視図である。
【図4】他の例に係るカートリッジおよびヘッド群の概
略構成を示す平面図である。
【図5】メンテナンスステーションの概略構成を示す平
面図である。
【図6】他の例に係るメンテナンスステーションの概略
構成を示す平面図である。
【図7】カートリッジとメンテナンスステーションとの
位置関係を示す平面図である。
【図8】カートリッジとメンテナンスステーションとの
位置関係を示す側面図である。
【図9】他の例に係るカートリッジとメンテナンスステ
ーションとの位置関係を示す平面図である。
【図10】他の例に係るカートリッジとメンテナンスス
テーションとの位置関係を示す側面図である。
【図11】カートリッジとメンテナンスステーションの
動作を説明するための側面図である。
【図12】カートリッジとメンテナンスステーションの
一連の動作を説明するための側面図である。
【図13】他の例に係るカートリッジとメンテナンスス
テーションの一連の動作を説明するための側面図であ
る。
【図14】従来のカートリッジの構成を示す斜視図であ
る。
【図15】従来のカートリッジにおける印刷手順を示す
説明図である。
【図16】他の例に係る従来のカートリッジの構成を示
す説明図である。
【図17】他の例に係る従来のカートリッジの構成を示
す説明図である。
【符号の説明】
100 カートリッジ 101,102 ヘッド群 101B,102B ブラックヘッド 101Y,102Y イエローヘッド 101M,102M マゼンタヘッド 101C,102C シアンヘッド 102M0 ダミーヘッド 200 メンテナンスステーション 201,202 ヘッドキャップ 201B,202B ブラックヘッドキャップ 201Y,202Y イエローヘッドキャップ 201M,202M マゼンタヘッドキャップ 201C,202C シアンヘッドキャップ 211,212 吸引部 220 パイプ 500 キャリッジ 501 ヘッド 501Y,502Y イエローヘッド 501M マゼンタヘッド 501C シアンヘッド 501B ブラックヘッド 503 用紙 600 インクジェットヘッド 601 ノズル 602 ヘッド回転モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 賢治 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 市村 圭 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 中島 竜一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA20 EA22 EA27 HA07 JC20 KC04 KC22

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラックインクを使用してブラック印字
    が可能なブラックヘッドと、複数色のカラーインクをそ
    れぞれ使用してカラー印字が可能なカラーヘッドとを備
    え、前記各ヘッドを複数個配置可能なカラーインクジェ
    ットプリンタ用カートリッジにおいて、 前記各ヘッドが独立に取り外し可能であることを特徴と
    するカラーインクジェットプリンタ用カートリッジ。
  2. 【請求項2】 ブラックインクを使用してブラック印字
    が可能なブラックヘッドと、複数色のカラーインクをそ
    れぞれ使用してカラー印字が可能なカラーヘッドとを備
    えて、前記各ヘッドを複数個配置可能なカラーインクジ
    ェットプリンタ用カートリッジにおいて、 前記各ヘッドのうち、それぞれ印字色が異なるヘッドが
    前記カートリッジを搭載するキャリッジの移動方向に配
    置されてヘッド行をなし、該ヘッド行を用紙搬送方向に
    複数配置し、 前記各ヘッド行のうち、少なくとも1つのヘッド行は、
    全ての印字色の前記ヘッドを備えるとともに、他の少な
    くとも1つのヘッド行は、前記ヘッドのうちの少なくと
    も1色のヘッドが省かれていることを特徴とするカラー
    インクジェットプリンタ用カートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1色のヘッドが省かれる
    行には、前記ブラックヘッドが必ず配置されていること
    を特徴とする請求項2に記載のカラーインクジェットプ
    リンタ用カートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記各行には、それぞれ前記ヘッドのイ
    ンクを吸引するための吸引部を設け、 前記少なくとも1色のヘッドが省かれる行には、少なく
    とも1色の前記カラーヘッドが配置されていることを特
    徴とする請求項3に記載のカラーインクジェットプリン
    タ用カートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも1色のヘッドが省かれる
    行に配置される前記少なくとも1色のカラーヘッドは、
    画像印字の際にはインクを吐出せず、前記吸引部におい
    てインクを吐出することを特徴とする請求項4に記載の
    カラーインクジェットプリンタ用カートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記ブラックヘッドに用いるインクは顔
    料タイプであり、前記カラーヘッドに用いるインクは染
    料タイプであることを特徴とする請求項4または5に記
    載のカラーインクジェットプリンタ用カートリッジ。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のカラーインクジェット
    プリンタ用カートリッジを備えたカラーインクジェット
    プリンタにおいて、 前記ヘッドのインクを吸引するための吸引部と、 前記各ヘッドが配置されているか否かを検知するための
    ヘッド検知手段と、 前記各ヘッドと前記吸引部との相対位置を検知するため
    の位置検知手段と、 前記ヘッド検知手段における検知結果と前記位置検知手
    段における検知結果とに基づいて、前記吸引部の吸引動
    作を制御するための制御手段とを備えていることを特徴
    とするカラーインクジェットプリンタ。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のカラーインクジェット
    プリンタ用カートリッジと、前記ヘッドのインクを吸引
    するための吸引部とを備えたカラーインクジェットプリ
    ンタの制御方法において、 前記各ヘッドが配置されているか否かを検知し、 前記各ヘッドと前記吸引部との相対位置を検知し、 前記吸引部に、前記カートリッジのヘッドが配置されて
    いない部分が位置しているときには、前記吸引部の吸引
    動作を行わないことを特徴とするカラーインクジェット
    プリンタの制御方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005081689A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Seiko Epson Corp ダミーカートリッジの取付装置、記録装置、液体噴射装置
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