JP2001277380A - 易成形用紙及び紙製成形物の成形方法 - Google Patents

易成形用紙及び紙製成形物の成形方法

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JP2001277380A JP2000093557A JP2000093557A JP2001277380A JP 2001277380 A JP2001277380 A JP 2001277380A JP 2000093557 A JP2000093557 A JP 2000093557A JP 2000093557 A JP2000093557 A JP 2000093557A JP 2001277380 A JP2001277380 A JP 2001277380A
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paper
molding
paper sheet
easily formed
sheet
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Nobuhiro Hado
信弘 羽藤
Tomoaki Nagai
共章 永井
Yutaka Kojima
裕 小島
Terukazu Yamamoto
輝一 山本
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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EFT KK
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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    • B31B50/00Making rigid or semi-rigid containers, e.g. boxes or cartons
    • B31B50/59Shaping sheet material under pressure
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31FMECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31F1/00Mechanical deformation without removing material, e.g. in combination with laminating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いずれの方向へも伸びがよい易成形用紙を得
る。 【解決手段】 繊維成分が天然パルプ100%からなり
破断伸びが縦横共に10%以上である紙シート2に連続
的に3次元方向にエンボスを施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雌雄の金型を用い
たプレス成形機で亀裂や皺等を生じさせることなく美麗
な成形物を得る易成形用紙及び紙製成形物の成形方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、食品や飲料用等の容器として
天然パルプ紙をプレス成形してつくられた皿やコップ等
の紙製成形物が知られている。かかる紙製成形物を成形
する紙基材として、破断伸び率の高い高伸度紙が易成形
用紙として用いられ、該易成形用紙を雌雄の金型を用い
たプレス成形機でプレスして紙製成形物を成形してい
る。しかしながら、高伸度紙であってもその伸びに限界
があり、成形時に大きな伸びを要求される深絞り成形に
は対応できない。そこで、成形用紙に、より大きい伸び
を付与させ深絞り成形に対応させるものとして、成形用
紙に皺を施して見かけの寸法を収縮させたものが提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記成形用紙に皺を施
して見かけの寸法を収縮させた易成形用紙によれば、皺
を施していない易成形用紙に比べ伸び率が向上し、その
分深絞り成形が可能になるが、しかし、前記皺は必ずし
も一様ではないため、伸び率が一定ではなく、伸び率の
大きいところと小さいところが生じ、成形物に、伸び率
の大きい箇所で皺が発生し、伸び率の小さいところでは
亀裂が発生し易いといった問題があった。
【0004】また前記易成形用紙を用いても、またこれ
に皺を施したものを用いても、易成形用紙とこれをプレ
スする金型との接触面積が大きいため、易成形用紙の金
型の成形面部に接触している部分が摩擦抵抗を受けて滑
り性が悪く、プレスしたとき、易成形用紙全体が均一に
伸びないため、金型の成形面部の角に接触している部分
に引っ張り荷重が集中し、成形面部の角で成形された部
分に亀裂が発生し易いといった問題があった。
【0005】本発明の目的は、いずれの方向へも伸びが
よい易成形用紙を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、金型の成形面部に対
する易成形用紙の滑りを良くし、成形時の応力集中を押
さえて、成形物に亀裂や皺を発生させずに成形を行わせ
ることができる紙製成形物の成形方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の易成形
用紙は、繊維成分が天然パルプ100%からなり破断伸
びが縦横共に10%以上である紙シートに連続的に3次
元方向にエンボスが施されていることを特徴とする。
【0008】なお、本発明において天然パルプとは、合
成繊維又は熱可塑性樹脂から作られる合成パルプ以外の
パルプを意味し、例えば、機械パルプ、化学パルプ、脱
墨パルプ(DIP)等がこれに含まれる。
【0009】このような易成形用紙として用いられる紙
シートの破断伸びが縦横共に10%以上であるので、本
発明の効果を得るために必要な深さのエンボスを成形す
ることができる。紙シートの破断伸びが縦横共に10%
以下であると、前記深さのエンボスを成形するのに必要
な伸びが得られない。このような易成形用紙は、紙シー
トに連続的に3次元方向にエンボスが施されているの
で、見かけの寸法が収縮することになり、雌雄の金型に
よるプレス成形時にいずれの方向にも一様に伸びるの
で、成形物に亀裂や皺を発生させずに成形を行わせるこ
とができる。また、金型によるプレス成形時に、金型の
成形面部と易成形用紙の接触にあっては、紙シートに施
されたエンボスの先端が接触し、その接触面積が小さい
ので、成形面部に接触している部分の摩擦抵抗が小さ
く、成形面部に対する易成形用紙の滑りが良くなって、
成形時の応力が分散し成形物に亀裂や皺を発生させずに
成形を行わせることができる。
【0010】請求項2に記載の易成形用紙は、請求項1
に記載の前記エンボスが、凸部を前記紙シートの一方の
面に突出させたものであることを特徴とする。
【0011】このような易成形用紙も、雌雄の金型によ
るプレス成形時にいずれの方向にも一様に伸びるので、
成形物に亀裂や皺を発生させずに成形を行わせることが
でき、また、金型によるプレス成形時に、金型の成形面
部と易成形用紙の接触にあっては、その接触面積が小さ
いので、成形面部に接触している部分の摩擦抵抗が小さ
く、成形面部に対する易成形用紙の滑りが良くなって、
成形時の応力が分散し成形物に亀裂や皺を発生させずに
成形を行わせることができる。
【0012】請求項3に記載の易成形用紙は、請求項1
に記載の前記エンボスが、凸部を前記紙シートの両方の
面に突出させたものであることを特徴とする。
【0013】このような易成形用紙は、見かけの寸法が
より大きく収縮することになり、その分伸びも大きく、
成形物に亀裂や皺を発生させずにより深絞りの成形を行
わせることができる。また、金型の成形面部と易成形用
紙の接触にあっては、雌雄両方の金型の成形面部に紙シ
ートの突出する凸部の先端が接触し、その接触面積が小
さいので、成形面部に接触している部分の摩擦抵抗がよ
り小さく、成形面部に対する易成形用紙の滑りが一層良
くなり、成形物に亀裂や皺を発生させずに成形を行わせ
ることができる。
【0014】請求項4に記載の易成形用紙は、請求項3
に記載の前記エンボスにより紙シートの一方の面に突出
した凸部と、他方の面に突出した凸部によって形成され
る凹部が、それぞれ隣り合って、その断面形状が点対称
となるように配列されていることを特徴とする。
【0015】このような易成形用紙は、見かけの寸法が
全体にほぼ同じような率で収縮することになり、雌雄の
金型によるプレス成形時にいずれの方向にもほぼ同じよ
うな率で一様に伸びるので、成形物に亀裂や皺を発生さ
せずに成形を行わせることができる。
【0016】請求項5に記載の易成形用紙は、請求項
1,2,3又は4に記載の前記エンボスによる凸部が、
略半球状または円錐或いは角錐状になっていることを特
徴とする。
【0017】このような易成形用紙は、金型の成形面部
と易成形用紙の接触が点接触となり、その接触面積が小
さいので、成形面部に接触している部分の摩擦抵抗がよ
り小さく、成形面部に対する易成形用紙の滑りが一層良
くなり、成形物に亀裂や皺を発生させずに成形を行わせ
ることができる。
【0018】請求項6に記載の易成形用紙は、請求項
1,2,3,4又は5に記載の前記繊維成分が天然パル
プ100%からなり破断伸びが縦横共に10%以上であ
る紙シートの坪量が50g/m 〜300g/m
範囲であることを特徴とする。
【0019】このような易成形用紙は、紙シートの坪量
が50g/m 〜300g/mの範囲であるので、
必要な剛性を備えた成形物を経済的に製造することがで
きる。
【0020】請求項7に記載の易成形用紙は、請求項
1,2,3,4,5又は6に記載の前記繊維成分が天然
パルプ100%からなり破断伸びが縦横共に10%以上
である紙シートの紙中水分が6%〜15%の範囲である
ことを特徴とする。
【0021】このような易成形用紙は、紙シートの紙中
水分が6%〜15%の範囲であるので、破断伸びが向上
し、しかも、必要な強度を備えているため成形物に亀裂
や皺を発生させずに成形を行わせることができる。
【0022】請求項8に記載の紙製成形物の成形方法
は、繊維成分が天然パルプ100%からなり破断伸びが
縦横共に10%以上である紙シートに連続的に3次元方
向にエンボスが施されている易成形用紙を用い、該易成
形用紙を雌雄の金型を用いたプレス成形機で成形するこ
とを特徴とする。
【0023】このような紙製成形物の成形方法によれ
ば、3次元方向にエンボス加工が施された易成形用紙を
用いているので、亀裂や皺のない成形物を容易に成形す
ることができる。
【0024】請求項9に記載の紙製成形物の成形方法
は、請求項8に記載の前記易成形用紙を成形絞り率(成
形物の表面積/成形物の開口面積)が150%〜300
%の範囲で成形することを特徴とする。
【0025】成形絞り率が150%以下では、成形物と
してのデザインが限定され、例えば、トレー等の容器を
成形すると、極めて浅いトレーしか製造できず、紙製成
形物の用途が限定されるので好ましくない。一方、成形
絞り率が300%以上では、紙基材が熱圧成形時に、雄
型や雌型に追随できず、亀裂や破断が起こり、成形不良
が生じる場合があるので好ましくない。また、亀裂や破
断を回避できたとしても、成形品に絞り皺が発生し、美
観を損ねる場合があるので好ましくない。
【0026】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明に係る易成
形用紙の実施の形態の第1例を示したもので、図1は本
例の易成形用紙の平面図、図2は図1の拡大断面図、図
3は図1に示した易成形用紙の他例を示す拡大断面図で
ある。
【0027】本例の易成形用紙1は、繊維成分が天然パ
ルプ100%からなり破断伸びが縦横共に10%以上、
好ましくは15%以上で、坪量が50g/m 〜30
0g/m の範囲であり、紙中水分が6%〜15%の
範囲の紙シート2に、連続的に3次元方向にエンボスが
施された構造になっている。
【0028】このエンボスにあっては、本例では、凸部
3を前記紙シート2の一方の面に突出させたものとなっ
ている。この凸部3の形状にあっては、プレス成形時
に、金型との接触面積をできるだけ小さいものとするた
め、図2,図3に示すように略半球状または円錐或いは
角錐状であることが好ましい。
【0029】このような易成形用紙1は、紙シート2に
連続的に3次元方向にエンボスが施されているので、見
かけの寸法が収縮することになり、雌雄の金型によるプ
レス成形時にいずれの方向にも一様に伸びるので、成形
物に亀裂や皺を発生させずに成形を行わせることができ
る。また、金型によるプレス成形時に、金型の成形面部
と易成形用紙1の接触にあっては、紙シート2に施され
たエンボスの先端が接触し、その接触面積が小さいの
で、金型の成形面部に接触している部分の摩擦抵抗が小
さく、金型の成形面部に対する易成形用紙1の滑りが良
くなって、成形時の応力が分散し、成形物に亀裂や皺を
発生させずに成形を行わせることができる。そして、前
記エンボスによる凸部3の形状を図2,図3に示すよう
に略半球状または円錐或いは角錐状とすれば、金型の成
形面部との接触が点接触となり、その接触面積が小さい
ので、金型の成形面部に接触している部分の摩擦抵抗が
より小さく、金型の成形面部に対する易成形用紙1の滑
りが一層良くなり、成形物に亀裂や皺を発生させずに成
形を行わせることができる。
【0030】また、前記易成形用紙1は、紙シート2の
坪量が50g/m 〜300g/m の範囲であるの
で、必要な剛性を備えた成形物を経済的に製造すること
ができる。
【0031】また、前記易成形用紙1は、紙シート2の
紙中水分が6%〜15%の範囲であるので、破断伸びが
向上し、しかも、必要な強度を備えているため成形物に
亀裂や皺を発生させずに成形を行わせることができる。
【0032】図4乃至図6は本発明に係る易成形用紙の
実施の形態の第2例を示したもので、図4は本例の易成
形用紙の平面図、図5は図4の拡大断面図、図6は図4
に示した易成形用紙の他例を示す拡大断面図である。
【0033】本例の易成形用紙1は、前記エンボスが凸
部3を紙シート2の両方の面に突出させたものとなって
いる。この凸部3の形状にあっては、プレス成形時に、
金型の成形面部との接触面積をできるだけ小さいものと
するため、図5,図6に示すように略半球状または円錐
或いは角錐状であることが好ましい。また、前記紙シー
ト2の一方の面に突出した凸部3と、他方の面に突出し
た凸部3によって形成される凹部3aがそれぞれ隣り合
って、その断面形状が点対称となるように配列されてい
ることが好ましい。これ以外は、前記第1例と同様であ
る。
【0034】このような易成形用紙1は、エンボスが凸
部3を紙シート2の両方の面に突出させたものとなって
いるので、見かけの寸法がより大きく収縮することにな
り、その分伸びも大きく、成形物に亀裂や皺を発生させ
ずにより深絞りの成形を行わせることができ、更に、金
型の成形面部と易成形用紙1の接触にあっては、雌雄両
方の金型の成形面部に紙シート2の突出する凸部3の先
端が接触するので、金型の成形面部に接触している部分
の摩擦抵抗がより小さく、金型の成形面部に対する易成
形用紙1の滑りが一層良くなり、成形物に亀裂や皺を発
生させずに成形を行わせることができる。
【0035】そして、前記紙シート2の一方の面に突出
した凸部3と、他方の面に突出した凸部3によって形成
される凹部3aがそれぞれ隣り合って、その断面形状が
点対称となるように配列されていると、見かけの寸法が
全体にほぼ同じような率で収縮することになり、雌雄の
金型によるプレス成形時にいずれの方向にもほぼ同じよ
うな率で一様に伸びるので、成形物に亀裂や皺を発生さ
せずに成形を行わせることができる。
【0036】次に、本発明の易成形用紙1を用いた紙製
成形物の成形方法について、図7乃至図10により説明
する。前述したような易成形用紙1を用い、該易成形用
紙1をプレス成形機の雌型4と雄型5の間に入れ、プレ
スすべき部分の両側を押え部材6で押え、図7乃至図1
0に示すように雌型成形面部4aと雄型成形面部5aと
で易成形用紙1をプレスして、成形絞り率150%〜3
00%の範囲で成形する。
【0037】この場合、易成形用紙1は雌雄の金型によ
るプレス成形時にいずれの方向にも一様に伸び、そし
て、雌型成形面部4aと雄型成形面部5aと易成形用紙
1の接触にあっては、エンボスの先端が接触し、その接
触面積が小さいので、雌型成形面部4aと雄型成形面部
5aに接触している部分の摩擦抵抗が小さく、雌型成形
面部4aと雄型成形面部5aに対する易成形用紙1の滑
りが良くなって、成形時の応力が分散し、亀裂や皺のな
い成形物7を容易に成形することができる。
【0038】なお、本発明においては、易成形用紙1又
は成形物7に耐水性や耐油性、更には強度を付与するた
め、易成形用紙1に熱可塑性樹脂をラミネートして使用
することもできる。この場合、ラミネートは易成形用紙
1の片面にしても両面にしても構わない。また、2枚の
易成形用紙1の間に熱可塑性樹脂を挟み込むようにして
ラミネートしてもよい。
【0039】
【実施例】実施例1 天然パルプ100%からなり、破断伸びが縦20%、横
15%である坪量200g/m2 の高伸度紙(例えば、
特開平11−509276号に開示された方法で製造さ
れた紙)を紙シート2として用い、まず縦方向の中央部
分に直径5mm、深さ3mmの半球状の凸部3を5mm
間隔で一列に紙シート2の一面側に突出するようにエン
ボスを施し、次いでその一列の凸部3の両サイドの部分
に同様のパターンでエンボスを施し、さらにその両外側
に同様のパターンでエンボスを施し、これを順次中央か
ら両端方向に一列にエンボスを施すようにして、紙シー
ト2の全面に直径5mm、深さ3mmの半球状の凸部3
を5mm間隔で突出するようにエンボスを施し、易成形
用紙1を得た。
【0040】このようにエンボスを施して得られた易成
形用紙1は、処理前の寸法縦30cm×横30cmに対
して、縦26.4cm×横24.3cmであった。これ
によって、易成形用紙1は見かけ上、縦約12%、横約
19%収縮した紙となった。
【0041】この易成形用紙1を、口元直径16cm、
底直径12cm、深さ4cmの丸皿形状の成形物になる
ように、プレス成形機の雌型と雄型の間でプレス成形し
たところ、亀裂もなく、エンボス跡や皺のない美麗な丸
皿形状の成形物が得られた。得られた成形物の成形絞り
率(成形物の表面積/成形物の開口面積)は150%で
あった。
【0042】実施例2 実施例1と同様にして直径8mm、深さ4mmの半球状
の凸部3を5mm間隔で紙シート2の一面側全面に突出
するようにエンボスを施し、易成形用紙1を得た。この
ようにして得られた易成形用紙1は、処理前の寸法縦3
0cm×横30cmに対して、縦25.5cm×横2
3.4cmであった。これによって、見かけ上、縦約1
5%、横約22%収縮した紙となった。この易成形用紙
1を、口元直径16cm、底直径11cm、深さ5cm
の丸皿形状の成形物になるように、プレス成形機の雌型
と雄型の間でプレス成形したところ、亀裂もなく、エン
ボス跡や皺のない美麗な丸皿形状の成形物が得られた。
得られた成形物の成形絞り率は166%であった。
【0043】実施例3 口元縦横10cm、底縦横8cm、深さ3cmの角皿形
状の成形物になるような雌型と雄型のプレス成形機を使
用した以外は、全て実施例2と同様に行った。得られた
成形物は、亀裂、皺、エンボス跡のない美麗な成形物で
あった。得られた成形物の成形絞り率は177%であっ
た。
【0044】実施例4 口元縦横10cm、底縦横8cm、深さ4cmの角皿形
状の成形物になるような雌型と雄型のプレス成形機を使
用した以外は、全て実施例2と同様に行った。得られた
成形物は、亀裂、皺、エンボス跡のない美麗な成形物で
あった。得られた成形物の成形絞り率は212%であっ
た。
【0045】実施例5 全面エンボスによる金型との接触面積低減、それによる
滑り効果及び成形時の応力を分散させて亀裂発生を抑制
する効果を実証する目的で、実施例5を実施した。実施
例1で使用した高伸度紙を用いて直径5mm、深さ3m
mの半球状の凸部3を5mm間隔で紙シート2の一面側
全面に突出するようにエンボスを施したが、実施例1と
は異なる方法、即ち中央部分から順次両端方向に処理す
るのではなく、一度に全面エンボスを施した。このよう
にして得られた易成形用紙1は、処理前の寸法縦30c
m×横30cmに対して、縦29.0cm×横29.5
cmであった。これによって、見かけ上、縦約3%、横
約2%収縮した紙となった。この易成形用紙1には、実
施例1と同様のエンボスパターンが付与されているが、
エンボス処理方法の差によって見かけ収縮は少なく仕上
がっている。この易成形用紙1を実施例1と同様の丸皿
形状の成形物になるようにプレス成形機の雌型と雄型の
間でプレス成形したところ、亀裂もなく、エンボス跡や
皺のない美麗な丸皿形状の成形物が得られた。得られた
成形物の成形絞り率は150%であった。
【0046】実施例6 直径5mm、深さ3mmの半球状の凸部3を5mm間隔
で紙シート2の両面側に突出するようにエンボスを施
し、紙シート2の一方の面に突出した凸部3と、他方の
面に突出した凸部3によって形成される凹部3aをそれ
ぞれ隣り合わせて、その断面形状が点対称となるように
配列した以外は実施例1と同様にして全面にエンボスを
施した。このようにして得られた全面エンボス処理紙
は、処理前の寸法縦30cm×横30cmに対して、縦
21.8cm、横20.9cmであった。これによって
見かけ上、縦約27%、横約30%収縮した紙となっ
た。この処理紙を実施例1と同様に口元直径16cm、
底直径12cm、深さ4cmの丸皿形状の成形物になる
ように、雄型雌型の金型を有するプレス成形機にて成形
したところ亀裂もなく、エンボス跡や皺の無い美麗な丸
皿成形物が得られた。エンボスパターンによって金型と
の接触面積低減効果が更に向上し、滑り性及び成形時の
応力分散の効果で飛躍的に成形性が向上した。
【0047】比較例1 破断伸びが縦5%、横8%である坪量220g/m2
紙カップ用原紙(日本製紙株式会社製カップ用紙)を用
い、実施例1と同様の手順で紙シート2の一面側全面に
エンボスを施したが、凸部の殆どに裂けが見られた。こ
の処理紙を用いて、実施例1と同様の金型と方法により
丸皿形状の成形物を作成したが、裂けに由来する亀裂が
多く発生し、実用できる成形物は得られなかった。
【0048】比較例2 破断伸びが縦5%、横8%である坪量220g/m2
紙カップ用原紙(日本製紙株式会社製カップ用紙)を用
い、実施例1と同様にして直径5mm、深さ1mmの半
球状のエンボスを5mm間隔で紙シート2の一面側全面
にを施した。得られた易成形用紙は、処理前の寸法縦3
0cm×横30cmに対して、縦29.4cm×横2
8.7cmであった。これによって、見かけ上、縦約2
%、横約4.3%収縮した紙となった。この易成形用紙
は裂けもなく、一様にエンボスパターンが付与できた。
この易成形用紙を用い、実施例1と同様の金型と方法に
より丸皿形状の成形物を作成したが、亀裂が多く発生
し、実用できる成形物は得られなかった。
【0049】比較例3 実施例1と同様の高伸度紙を用い、実施例1と同様に紙
シート2の一面側全面にエンボスを施した紙を作成し、
実施例4と同様の金型でプレス成形したところ、多数の
箇所で亀裂が発生し、実用できる成形物は得られなかっ
た。この紙の全面エンボス処理による見かけ上の収縮は
縦約12%、横約19%と実施例1と同様であったが、
成形絞り率が深いため伸びが追随できず亀裂が発生した
ものと考えられる。この結果は、成形絞り率に見合った
全面エンボス処理即ち見かけの収縮率を付与する必要が
あることを示唆するものである。
【0050】比較例4 実施例1で使用した高伸度紙をそのまま用いて、口元直
径16cm、底直径12cm、深さ2cmの丸皿形状の
成形物11になるように、プレス成形機の雌型8と雄型
9の間でプレス成形したところ、部分的に激しい亀裂を
生じ、実用的な成形物が得られなかった。このときの成
形絞り率は118%であった。これは見かけの収縮が付
与されてない要素も含まれるが、それ以上に滑り性の低
下や成形時応力の部分的集中によるものと考えられる。
この結果は、全面エンボスによる金型との接触面積低
減、それによる滑り性効果及び成形時の応力分散効果が
成形性向上の重要な要素であることを示唆するものであ
る。
【0051】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の易成形
用紙によれば、紙シートに連続的に3次元方向にエンボ
スが施されているので、見かけの寸法が収縮することに
なり、雌雄の金型によるプレス成形時にいずれの方向に
も一様に伸びるので、成形物に亀裂や皺を発生させずに
成形を行わせることができ、また、金型によるプレス成
形時に、金型の成形面部と易成形用紙の接触にあって
は、紙シートに施されたエンボスの先端が接触し、その
接触面積が小さいので、成形面部に接触している部分の
摩擦抵抗が小さく、成形面部に対する易成形用紙の滑り
が良くなって、成形時の応力が分散し、成形物に亀裂や
皺を発生させずに成形を行わせることができる。
【0052】また、請求項2に記載の易成形用紙によれ
ば、前記エンボスが、凸部を前記紙シートの一方の面に
突出させたものであるので、雌雄の金型によるプレス成
形時にいずれの方向にも一様に伸び、成形物に亀裂や皺
を発生させずに成形を行わせることができ、また、金型
によるプレス成形時に、金型の成形面部と易成形用紙の
接触にあっては、その接触面積が小さいので、成形面部
に接触している部分の摩擦抵抗が小さく、成形面部に対
する易成形用紙の滑りが良くなって、成形時の応力が分
散し、成形物に亀裂や皺を発生させずに成形を行わせる
ことができる。
【0053】また、請求項3に記載の易成形用紙によれ
ば、前記エンボスが、凸部を前記紙シートの両方の面に
突出させたものであるので、金型の成形面部と易成形用
紙の摩擦抵抗がより小さく、成形面部に対する易成形用
紙の滑りが一層良くなって、成形時の応力が分散するた
め、成形物に亀裂や皺を発生させずに成形を行わせるこ
とができる。
【0054】また、請求項4に記載の易成形用紙によれ
ば、前記エンボスにより紙シートの一方の面に突出した
凸部と、他方の面に突出した凸部によって形成される凹
部が、それぞれ隣り合って、その断面形状が点対称とな
るように配列されいるので、見かけの寸法が全体にほぼ
同じような率で収縮することになり、雌雄の金型による
プレス成形時にいずれの方向にもほぼ同じような率で一
様に伸びるので、成形物に亀裂や皺を発生させずに成形
を行わせることができる。
【0055】また、請求項5に記載の易成形用紙によれ
ば、前記エンボスによる凸部が、略半球状または円錐或
いは角錐状になっているので、金型の成形面部と易成形
用紙の接触が点接触となり、その接触面積が小さいの
で、成形面部に接触している部分の摩擦抵抗がより小さ
く、成形面部に対する易成形用紙の滑りが一層良くなっ
て、成形時の応力が分散し、成形物に亀裂や皺を発生さ
せずに成形を行わせることができる。
【0056】また、請求項6に記載の易成形用紙によれ
ば、紙シートの坪量が50g/m〜300g/m
の範囲であるので、必要な剛性を備えた成形物を経済的
に製造することができる。
【0057】また、請求項7に記載の易成形用紙によれ
ば、紙シートの紙中水分が6%〜15%の範囲であるの
で、破断伸びが向上し、しかも、必要な強度を備えてい
るため、成形物に亀裂や皺を発生させずに成形を行わせ
ることができる。
【0058】また、請求項8に記載の紙製成形物の成形
方法によれば、3次元方向にエンボス加工が施された易
成形用紙を用いているので、亀裂や皺のない成形物を容
易に成形することができる。
【0059】また、請求項9に記載の紙製成形物の成形
方法によれば、前記易成形用紙を成形絞り率(成形物の
表面積/成形物の開口面積)が150%〜300%の範
囲で成形するので、成形物としてのデザインの自由度が
大きく、そして、広い範囲の用途に応じた紙製成形物
を、亀裂や皺のない状態で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る易成形用紙の実施の形態の第1例
を示した平面図。
【図2】図1の拡大断面図。
【図3】図1に示した易成形用紙の他例を示す拡大断面
図。
【図4】本発明に係る易成形用紙の実施の形態の第2例
を示した平面図。
【図5】図4の拡大断面図。
【図6】図4に示した易成形用紙の他例を示す拡大断面
図。
【図7】本発明の易成形用紙を用いた紙製成形物の成形
方法の工程を示す横断面図。
【図8】本発明の易成形用紙を用いた紙製成形物の成形
方法の工程を示す横断面図。
【図9】本発明の易成形用紙を用いた紙製成形物の成形
方法の工程を示す横断面図。
【図10】本発明の易成形用紙を用いた紙製成形物の成
形方法の工程を示す横断面図。
【符号の説明】
1 易成形用紙 2 紙シート 3 凸部 3a 凹部 4 雌型 4a 雌型成形面部 5 雄型 5a 雄型成形面部 6 押え部材 7 成形物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 共章 東京都北区王子5丁目21番1号 日本製紙 株式会社内 (72)発明者 小島 裕 東京都千代田区有楽町1丁目12番1号 日 本製紙株式会社内 (72)発明者 山本 輝一 東京都千代田区神田佐久間町河岸84号 イ ー・エフ・ティ株式会社内 Fターム(参考) 3E075 BA30 DC18 DC44 GA03 4L055 AJ07 BE01 BE15 EA04 EA09 FA16 FA30 GA05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維成分が天然パルプ100%からなり
    破断伸びが縦横共に10%以上である紙シートに連続的
    に3次元方向にエンボスが施されていることを特徴とす
    る易成形用紙。
  2. 【請求項2】 前記エンボスは、凸部を前記紙シートの
    一方の面に突出させたものであることを特徴とする請求
    項1に記載の易成形用紙。
  3. 【請求項3】 前記エンボスは、凸部を前記紙シートの
    両方の面に突出させたものであることを特徴とする請求
    項1に記載の易成形用紙。
  4. 【請求項4】 前記エンボスにより紙シートの一方の面
    に突出した凸部と、他方の面に突出した凸部によって形
    成される凹部が、それぞれ隣り合って、その断面形状が
    点対称となるように配列されていることを特徴とする請
    求項3に記載の易成形用紙。
  5. 【請求項5】 前記エンボスにより突出した凸部は、略
    半球状または円錐或いは角錐状になっていることを特徴
    とする請求項1,2,3又は4に記載の易成形用紙。
  6. 【請求項6】 繊維成分が天然パルプ100%からなり
    破断伸びが縦横共に10%以上である紙シートの坪量が
    50g/m 〜300g/m の範囲であることを特
    徴とする請求項1,2,3,4,又は5に記載の易成形
    用紙。
  7. 【請求項7】 繊維成分が天然パルプ100%からなり
    破断伸びが縦横共に10%以上である紙シートの紙中水
    分が6%〜15%の範囲であることを特徴とする請求項
    1,2,3,4,5又は6に記載の易成形用紙。
  8. 【請求項8】 繊維成分が天然パルプ100%からなり
    破断伸びが縦横共に10%以上である紙シートに連続的
    に3次元方向にエンボスが施されている易成形用紙を用
    い、該易成形用紙を雌雄の金型を用いたプレス成形機で
    成形することを特徴とする紙製成形物の成形方法。
  9. 【請求項9】 前記易成形用紙を成形絞り率(成形物の
    表面積/成形物の開口面積)が150%〜300%の範
    囲で成形することを特徴とする請求項8に記載の紙製成
    形物の成形方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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