JP2001277093A - 駆動プーリ及びそれを用いたワイヤソー装置並びに切断方法 - Google Patents

駆動プーリ及びそれを用いたワイヤソー装置並びに切断方法

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JP2001277093A
JP2001277093A JP2000370193A JP2000370193A JP2001277093A JP 2001277093 A JP2001277093 A JP 2001277093A JP 2000370193 A JP2000370193 A JP 2000370193A JP 2000370193 A JP2000370193 A JP 2000370193A JP 2001277093 A JP2001277093 A JP 2001277093A
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pulley
wire
rotor
cut
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Shigeru Mazaki
繁 真崎
Takeshi Kawahara
剛 川原
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Mitsubishi Materials Corp
Nippon Diamond Co Ltd
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Mitsubishi Materials Corp
Nippon Diamond Co Ltd
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    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/18Sawing tools of special type, e.g. wire saw strands, saw blades or saw wire equipped with diamonds or other abrasive particles in selected individual positions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23D57/003Sawing machines or sawing devices working with saw wires, characterised only by constructional features of particular parts
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤソーによって被切断物を切断する装置
のコンパクト化、軽量化、低騒音化及び高性能化を図
る。 【解決手段】 基台に支持された支柱に駆動プーリ12
からなる駆動装置を取り付ける。駆動プーリ12を、固
定軸であるステータ21と、ステータ21の外周に設け
られた環状のロータ22と、ロータ22の外周に設けら
れた、リング状のプーリ部29とから構成する。プーリ
部29の外周に形成された溝部28に、ワイヤ等の線材
にダイヤモンド砥粒を焼結したリング部5aを有するワ
イヤソー5を配設して巻回させる。駆動プーリ12に通
電して、ロータ22を回転駆動させ、プーリ部29に巻
回させたワイヤソー5を走行させ、ワイヤソー5を接触
させて巻回させた被切断物を切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築物や橋梁等
のコンクリート構造物を切断する際に用いられるワイヤ
ソーを走行させる駆動プーリ及びそれを用いたワイヤソ
ー装置並びに切断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、建築物や橋梁等のコンクリー
ト構造物を、その補強や撤去のために切断して除去する
際に、樹脂コーティングやゴム被覆を施したワイヤー等
の長尺の線材に間隔をあけて砥粒を焼結したリング部を
有するワイヤソーを用いたワイヤソー装置が使われてい
る。このワイヤソー装置は、ギヤ付き電動モータ、エン
ジンあるいは油圧モータによって、ワイヤソーが巻回さ
れたプーリを回転させてワイヤソーを走行させ、このワ
イヤソーによって被切断物を切断するようになってい
る。
【0003】ここで、この種のワイヤソー装置を図4に
示すものを例にとって説明する。図において、符号1
は、ワイヤソー装置である。このワイヤソー装置1は、
床面に設置される基台2と、この基台2上に、その長手
方向へ移動可能に立設された支柱3と、この支柱3に昇
降可能に支持された駆動装置4と、この駆動装置4によ
って走行されるワイヤソー5とを有している。駆動装置
4は、ギア付き電動モータ6と、このギア付き電動モー
タ6に接続されたプーリ7とを有しており、このプーリ
7にワイヤソー5が巻回されている。ワイヤソー5は、
複数のガイドプーリ8によって、橋脚等の被切断物Aの
被切断箇所に案内されて巻回されている。
【0004】そして、このワイヤソー装置1によって被
切断物Aを切断するには、ワイヤソー5に所定の張力を
常に与えた状態にて、ギア付き電動モータ6を駆動させ
てプーリ7を回転させ、ワイヤソー5を走行させる。こ
のようにすると、ワイヤソー5が被切断物Aに接触しな
がら走行することにより、ワイヤソー5のリング部によ
って被切断物Aが切断される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のワ
イヤソー装置1では、ワイヤソー5を高速にて走行させ
る必要があるが、駆動源として用いられるギア付き電動
モータ6やエンジン、油圧モータは、回転数が比較的低
いため、プーリ7の径を大径とせざるを得ず、しかも、
部品点数も多く、このため、装置の大型化、大重量化が
免れず、取り扱い性が悪いという問題があった。また、
エンジンや油圧モータに対して比較的騒音が小さい電動
モータを用いた場合も、ギア部分において大きな騒音が
生じてしまう問題があった。
【0006】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、コンパクトでしかも高速回転が可能な駆動プーリ
及びそれを用いてコンパクト化、軽量化された高性能で
騒音の低いワイヤソー装置並びに切断方法を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の駆動プーリは、固定軸であるステー
タと、該ステータの外周に設けられた環状のロータと、
該ロータの外周に設けられ、外周に線材が巻回されるプ
ーリ部とを有し、通電により、前記ロータが前記ステー
タに対して回転することにより、プーリ部に巻回された
線材を走行させることを特徴としている。
【0008】このように、固定軸であるステータの外周
に設けられた環状のロータを直接回転させて、その外周
に巻回された線材を走行させるものであるので、線材を
走行させる装置として用いた場合、その装置のコンパク
ト化及び軽量化を図ることができ、取り扱い性を大幅に
向上させることができる。また、エンジン、油圧モータ
あるいはギア付き電動モータと比較して、高速回転が可
能であるので大径のプーリを用いずにも容易にワイヤソ
ーの線速の高速化を図ることができるとともに、騒音も
大幅に低減させることができる。
【0009】請求項2記載の駆動プーリは、請求項1記
載の駆動プーリにおいて、前記プーリ部が、前記ロータ
に着脱可能とされていることを特徴としている。
【0010】つまり、線材が巻回されるプーリ部が着脱
可能とされているので、要求される線速等の条件に応じ
て外径の異なるプーリ部を付け替えることができ、汎用
性を向上させることができる。
【0011】請求項3記載のワイヤソー装置は、砥粒が
設けられた線材からなるワイヤソーを被切断物に接触さ
せながら走行させることにより前記被切削物を切断する
ワイヤソー装置であって、前記ワイヤソーを走行させる
駆動装置が、請求項1または請求項2記載の駆動プーリ
からなり、該駆動プーリのプーリ部に前記ワイヤソーが
巻回され、前記ロータを回転させることにより、前記ワ
イヤソーを走行させることを特徴としている。
【0012】つまり、線材を走行させる駆動装置とし
て、固定軸であるステータの外周に設けられた環状のロ
ータを直接回転させて、その外周に巻回された線材を走
行させる駆動プーリを用いているので、装置のコンパク
ト化及び軽量化を図ることができ、取り扱い性を大幅に
向上させることができる。また、エンジン、油圧モータ
あるいはギア付き電動モータを用いた場合と比較して、
高速回転が可能であるので大径のプーリを用いずにも容
易にワイヤソーの線速の高速化を図ることができるとと
もに、騒音も大幅に低減させることができる。
【0013】請求項4記載のワイヤソー装置は、請求項
3記載のワイヤソー装置において、前記駆動プーリが複
数設けられ、これら複数の駆動プーリに前記ワイヤソー
が巻回されて所定位置に配設されていることを特徴とし
ている。
【0014】このように、ワイヤソーが複数の駆動プー
リに巻回されて配設されているので、これら駆動プーリ
によってワイヤソーをスリップさせることなく良好な安
定性にてかつ強力に走行させることができ、さらなる高
速走行が可能となり、また、装置全体のコンパクト化が
図られる。
【0015】請求項5記載のワイヤソー装置は、請求項
3または請求項4記載のワイヤソー装置において、前記
ワイヤソーが、前記線材に、前記砥粒としてダイヤモン
ド砥粒を焼結してなるリング部が間隔をあけて設けられ
ていることを特徴としている。
【0016】このように、駆動プーリによって走行され
るワイヤソーが、砥粒としてダイヤモンド砥粒を線材に
焼結したリング部を有するものであるので、駆動プーリ
によって高速走行されるワイヤソーのリング部によって
被切断物を極めて容易にかつ良好に切断することができ
る。
【0017】請求項6記載の切断方法は、前記請求項3
〜5のいずれか1項記載のワイヤソー装置を構成する前
記駆動プーリに巻回させた前記ワイヤソーの一部を前記
被切断物に巻回させて緊張させ、前記駆動プーリの前記
ロータを回転させることにより、前記ワイヤソーを走行
させて前記被切断物を切断すること特徴としている。
【0018】このように、固定軸であるステータの外周
に設けられた環状のロータを直接回転させて、その外周
に巻回されたワイヤソーを走行させる駆動プーリを用い
るので、エンジン、油圧モータあるいはギア付き電動モ
ータを用いた場合と比較して、大径のプーリを用いずに
も容易にワイヤソーの線速を高速にして、低騒音にて容
易に被切断物を切断することができ、また、コンパクト
化を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の駆動プーリ及びそ
れを用いたワイヤソー装置並びに切断方法の実施の形態
例を図面を参照して説明する。なお、従来技術と同一構
造部分には、同一符号を付して説明を省略する。図1に
おいて、符号11は、本実施の形態のワイヤソー装置で
ある。このワイヤソー装置11には、支柱3に駆動プー
リ12が支持されており、この駆動プーリ12によって
駆動装置4が構成されている。
【0020】次に、駆動プーリ12の構造を説明する。
図2及び図3に示すように駆動プーリ12は、ステータ
21と、このステータ21の外周側に設けられたロータ
22とを有するもので、ステータ21の端部に設けられ
たフランジ21aが、支柱3に固定されたブラケット2
3にボルト24によって連結固定されている。ステータ
21とロータ22との間には、軸受25が設けられてお
り、これら軸受25によってロータ22がステータ21
に回動可能に支持されており、ロータ22に作用するス
ラスト方向の力とラジアル方向の力とを受けるようにな
っている。
【0021】ロータ22は、その内周側にマグネット2
6が設けられ、ステータ21には、その外周側にコイル
27が設けられている。そして、コイル27へ電流が供
給されることにより、マグネット26を有するロータ2
2が回転されるようになっている。つまり、この駆動プ
ーリ12は、固定軸とされたステータ21の外周側に
て、リング状の回転子であるロータ22が回転されるよ
うになっている。なお、マグネット26としては、強い
磁力を生じるネオジウム・鉄・ボロン系のものやサマリ
ウム・コバルト系のものが用いられている。
【0022】ロータ22の外周側には、外周面に周方向
へわたって溝部28が形成されたプーリ部29が着脱可
能に取り付けられており、このプーリ部29の溝部28
には、ワイヤソー5が配設されて巻回されている。
【0023】上記構造の駆動プーリ12を備えたワイヤ
ソー装置11によって被切断物Aを切断するには、ま
ず、このワイヤソー装置11のワイヤソー5の一部を被
切断物Aに巻回させた状態にて所定の張力にて緊張させ
る。この状態にて、駆動プーリ12のステータ21へ駆
動電流を供給し、ロータ22を回転させる。このように
すると、ワイヤソー5が駆動プーリ12によって高速に
て走行し、このワイヤソー5によって被切断物Aが切断
される。
【0024】つまり、上記のように構成された駆動プー
リ12及びそれを用いたワイヤソー装置11によれば、
駆動プーリ12のステータ21へ駆動電流が供給される
と、ロータ22が高速にて回転され、これにより、この
ロータ22の外周側に設けられたプーリ部29の溝部2
8に配置されたワイヤソー5が高速にて走行され、これ
により、このワイヤソー5が所定の張力にて巻回された
被切断物Aがワイヤソー5のダイヤモンド砥粒の焼結部
分であるリング部5aにて切削され、被切断物Aが切断
される。
【0025】このように、上記の駆動プーリ12及びそ
れを用いたワイヤソー装置11によれば、固定軸である
ステータ21の外周に設けられた環状のロータ22を直
接回転させて、その外周に巻回されたワイヤソー5を走
行させるものであるので、ワイヤソー5を走行させる駆
動装置4として用いることにより、装置全体のコンパク
ト化及び軽量化を図ることができ、取り扱い性を大幅に
向上させることができる。
【0026】また、エンジン、油圧モータあるいはギア
付き電動モータと比較して、高速回転が可能であるので
大径のプーリを用いずにも容易にワイヤソー5の線速の
高速化を図ることができるとともに、騒音も大幅に低減
させることができる。
【0027】しかも、ワイヤソー5が巻回されるプーリ
部29が着脱可能とされているので、要求される線速等
の条件に応じて外径の異なるプーリ部29を付け替える
ことができ、汎用性を向上させることができる。さらに
は、駆動プーリ12によって走行されるワイヤソー5
が、砥粒としてダイヤモンド砥粒を線材に焼結したリン
グ部5aを有するものであるので、駆動プーリ12によ
って高速走行されるワイヤソー5のリング部5aによっ
て被切断物Aを極めて容易にかつ良好に切断することが
できる。
【0028】また、上記構造のワイヤソー装置11によ
る切断方法によれば、固定軸であるステータ21の外周
に設けられた環状のロータ22を直接回転させて、その
外周に巻回されたワイヤソー5を走行させる駆動プーリ
12を用いるので、エンジン、油圧モータあるいはギア
付き電動モータを用いた場合と比較して、大径のプーリ
を用いずにも容易にワイヤソー5の線速を高速にして、
低騒音にて容易に被切断物Aを切断することができ、ま
た、コンパクト化を図ることができる。
【0029】なお、上記の例では、ロータ22にマグネ
ットを26を設けたが、ロータ22側にコイルを設け、
ステータ21側にマグネットを設けても良く、あるい
は、ステータ21及びロータ22の両方にコイルを設け
た構造としても良い。また、これらステータ21及びロ
ータ22を有する駆動プーリ12は、ブラシ付きあるい
はブラシレスのいずれの形態でも良い。なお、上記の例
では、ワイヤソー5を走行させたが、駆動プーリ12に
よって走行させる線材としては、例えば、平ベルト、V
ベルト等のベルトあるいはチェーン等でも良く、これら
の場合、プーリ部29は、走行させる線材に応じて各種
形状(チェーンの場合はスプロケット)のものに取り替
えられる。
【0030】また、上記のワイヤソー装置11では、駆
動装置4に駆動プーリ12を設け、この駆動プーリ12
によってワイヤソー5を走行させたが、このワイヤソー
5を複数の駆動プーリ12に巻回して配設し、これら複
数の駆動プーリ12によってワイヤソー5を走行させる
ようにしても良い。つまり、上記ワイヤソー装置11に
おいて、ワイヤソー5を被切断物Aの被切断箇所に案内
するガイドプーリ8として、駆動プーリ12を用いるよ
うにしても良い。そして、このように複数の駆動プーリ
12によってワイヤソー5を走行させる構成とすること
により、これら駆動プーリ12によってワイヤソー5を
スリップさせることなく良好な安定性にてかつ強力に走
行させることができ、さらなる高速走行が可能となり、
さらには、装置全体のコンパクト化を図ることができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の駆動プ
ーリ及びそれを用いたワイヤソー装置並びに切断方法に
よれば、下記の効果を得ることができる。請求項1記載
の駆動プーリによれば、固定軸であるステータの外周に
設けられた環状のロータを直接回転させて、その外周に
巻回された線材を走行させるものであるので、線材を走
行させる装置として用いた場合、その装置のコンパクト
化及び軽量化を図ることができ、取り扱い性を大幅に向
上させることができる。また、エンジン、油圧モータあ
るいはギア付き電動モータと比較して、高速回転が可能
であるので大径のプーリを用いずにも容易にワイヤソー
の線速の高速化を図ることができるとともに、騒音も大
幅に低減させることができる。
【0032】請求項2記載の駆動プーリによれば、線材
が巻回されるプーリ部が着脱可能とされているので、要
求される線速等の条件に応じて外径の異なるプーリ部を
付け替えることができ、汎用性を向上させることができ
る。
【0033】請求項3記載のワイヤソー装置によれば、
線材を走行させる駆動装置として、固定軸であるステー
タの外周に設けられた環状のロータを直接回転させて、
その外周に巻回された線材を走行させる駆動プーリを用
いているので、装置のコンパクト化及び軽量化を図るこ
とができ、取り扱い性を大幅に向上させることができ
る。また、エンジン、油圧モータあるいはギア付き電動
モータを用いた場合と比較して、高速回転が可能である
ので大径のプーリを用いずにも容易にワイヤソーの線速
の高速化を図ることができるとともに、騒音も大幅に低
減させることができる。
【0034】請求項4記載のワイヤソー装置によれば、
ワイヤソーが複数の駆動プーリに巻回されて配設されて
いるので、これら駆動プーリによってワイヤソーをスリ
ップさせることなく良好な安定性にてかつ強力に走行さ
せることができ、さらなる高速走行が可能となり、さら
には、装置のコンパクト化を図ることができる。
【0035】請求項5記載のワイヤソー装置によれば、
駆動プーリによって走行されるワイヤソーが、砥粒とし
てダイヤモンド砥粒を線材に焼結したリング部を有する
ものであるので、駆動プーリによって高速走行されるワ
イヤソーのリング部によって被切断物を極めて容易にか
つ良好に切断することができる。
【0036】請求項6記載の切断方法によれば、固定軸
であるステータの外周に設けられた環状のロータを直接
回転させて、その外周に巻回されたワイヤソーを走行さ
せる駆動プーリを用いるので、エンジン、油圧モータあ
るいはギア付き電動モータを用いた場合と比較して、大
径のプーリを用いずにも容易にワイヤソーの線速を高速
にして、低騒音にて容易に被切断物を切断することがで
き、また、コンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の駆動プーリ及びそれを
用いたワイヤソー装置の構成及び構造を説明する切断作
業途中のワイヤソー装置の斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態の駆動プーリの構成及び
構造を説明する駆動プーリの斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態の駆動プーリの構成及び
構造を説明する駆動プーリの断面図である。
【図4】 ワイヤソー装置の構成及び構造を説明するワ
イヤソー装置の斜視図である。
【符号の説明】
4 駆動装置 5 ワイヤソー(線材) 5a リング部 11 ワイヤソー装置 12 駆動プーリ 21 ステータ 22 ロータ 29 プーリ部 A 被切断物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川原 剛 神奈川県横浜市都筑区佐江戸町681 日本 ダイヤモンド株式会社内 Fターム(参考) 3C058 AA05 AA09 AA14 AA16 CA01 DA03 3C069 AA01 BA06 BC02 CA01 CA07 CA10 3J031 AC07 BA03 BA07 BB05 CA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸であるステータと、該ステータの
    外周に設けられた環状のロータと、該ロータに設けら
    れ、外周に線材が巻回されるプーリ部とを有し、通電に
    より前記ロータが前記ステータに対して回転することに
    より、プーリ部に巻回された線材を走行させることを特
    徴とする駆動プーリ。
  2. 【請求項2】 前記プーリ部は、前記ロータに着脱可能
    とされていることを特徴とする請求項1記載の駆動プー
    リ。
  3. 【請求項3】 砥粒が設けられた線材からなるワイヤソ
    ーを被切断物に接触させながら走行させることにより前
    記被切削物を切断するワイヤソー装置であって、 前記ワイヤソーを走行させる駆動装置が、請求項1また
    は請求項2記載の駆動プーリからなり、該駆動プーリの
    プーリ部に前記ワイヤソーが巻回され、前記ロータを回
    転させることにより、前記ワイヤソーを走行させること
    を特徴とするワイヤソー装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動プーリが複数設けられ、これら
    複数の駆動プーリに前記ワイヤソーが巻回されて所定位
    置に配設されていることを特徴とする請求項3記載のワ
    イヤソー装置。
  5. 【請求項5】 前記ワイヤソーは、前記線材に、前記砥
    粒としてダイヤモンド砥粒を焼結してなるリング部が間
    隔をあけて設けられていることを特徴とする請求項3ま
    たは請求項4記載のワイヤソー装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項3〜5のいずれか1項記載の
    ワイヤソー装置を構成する前記駆動プーリに巻回させた
    前記ワイヤソーの一部を前記被切断物に巻回させて緊張
    させ、前記駆動プーリの前記ロータを回転させることに
    より、前記ワイヤソーを走行させて前記被切断物を切断
    すること特徴とする切断方法。
JP2000370193A 2000-01-27 2000-12-05 駆動プーリ及びそれを用いたワイヤソー装置並びに切断方法 Withdrawn JP2001277093A (ja)

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