JP2001277046A - タッピング装置 - Google Patents

タッピング装置

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JP2001277046A
JP2001277046A JP2000100351A JP2000100351A JP2001277046A JP 2001277046 A JP2001277046 A JP 2001277046A JP 2000100351 A JP2000100351 A JP 2000100351A JP 2000100351 A JP2000100351 A JP 2000100351A JP 2001277046 A JP2001277046 A JP 2001277046A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タップの保持部分のスペースを十分に確保で
き、装着できるタップ種類を増やすことのできるタッピ
ング装置を提供する。 【解決手段】 プレス機械2に設置される本体部材8
と、プレス機械2のラム4で下降動作が与えられる昇降
部材15とを設ける。昇降部材15に回転変換用ナット
部14を設ける。このナット部14に螺合する回転ねじ
軸16を、本体部材8に回転自在に設置する。回転ねじ
軸16から回転を受けてタップ18の回転および軸方向
移動を与えるタップ送り機構19を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パンチプレス等
のプレス機械に装備されて、プレス加工用のラムの駆動
でねじ切り動作を行うタッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タレットパンチプレスにおいて、
タレットに設置される一部のパンチ工具に代えて、タッ
ピング装置を設置し、このタッピング装置をパンチ駆動
用のラムの下降動作でねじ切り駆動させるようにしたも
のがある。その一例として、図6に示すものがある(特
開平3−136731号公報)。
【0003】図6のタッピング装置は、本体部材51に
対して、直進・回転変換用のナット52を固定し、ナッ
ト52に螺合した回転ねじ軸53の上端を、昇降部材5
4にスラスト軸受55を介して結合している。昇降部材
54を、プレス機械(図示せず)のラムで押し下げるこ
とにより、ナット52と回転ねじ軸53との螺合によ
り、回転ねじ軸53が回転する。回転ねじ軸53の回転
は、スプライン部56およびスプライン孔形成部材58
によってリード規制用ナット57に伝えられ、ナット5
7の回転により、このナット57に螺合したチャック部
材59と共に、タップ60が螺進動作を行う。昇降部材
54の上昇復帰は、本体部材51内のピストン61を収
容したシリンダ室62に、流体圧付与手段63から流体
圧を与えることで行われる。同図のタッピング装置は、
直進・回転変換用のナット52とは別に設けたリード規
制用ナット57によって、タップ60のリードを規制で
きるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ラムの押し下
げ力を回転力に変換する機構として、ナット52を固定
し、回転ねじ軸53を昇降させる構成としているため、
工具本体51内で回転ねじ軸53が昇降するための空間
高さが必要となる。そのため、回転ねじ軸53の下方に
あるチャック部材59の設置スペースが小さくなる。プ
レス機械において、タッピング装置の設置スペースが十
分に有る場合は、タッピング装置を大型化することで、
チャック部材59の設置スペースを確保することが可能
であるが、プレス機械の限られた高さ範囲にタッピング
装置を設置しようとした場合、チャック部材59の設置
スペースを広げることができない。そきだめ、タップ6
0の種類によっては装着できない場合が生じ、タップ6
0に一般の市販のものを使用できず、特別な仕様のもの
が必要となったりする。
【0005】この発明の目的は、タップの保持部分のス
ペースを十分に確保でき、装着できるタップ種類を増や
すことのできるタッピング装置を提供することである。
この発明の他の目的は、種々のタップのリードに容易に
対応可能とすることである。この発明のさらに他の目的
は、タップの進行を自由に行えるようにすることであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のタッピング装
置は、プレス機械に設置される本体部材と、回転変換用
ナット部を有し前記本体部材に昇降自在に設置されて前
記プレス機械のラムで下降動作が与えられる昇降部材
と、前記回転変換用ナット部に螺合して前記本体部材に
回転自在に支持され前記昇降部材の昇降によって回転す
る回転ねじ軸と、前記本体部材に設置され前記回転ねじ
軸から回転を受けてタップの回転および軸方向移動を与
えるタップ送り機構とを備えたものである。この構成に
よると、プレス機械のラムで昇降部材を下降させること
により、昇降部材のナット部と回転ねじ軸との螺合によ
り、回転ねじ軸が回転する。この回転ねじ軸の回転によ
り、タップ送り機構は、タップに回転および軸方向移動
を与える。すなわち、タップに螺進動作を与える。この
動作により、タップでねじ切り加工が行われる。この発
明では、ラムの下降動作を回転動作に変換するにつき、
回転ねじ軸を位置固定とし、ナット部を昇降部材に設け
て上下動させるようにしたため、回転ねじ軸の上下動の
ための空間を本体部材内に設けることが不要となる。ナ
ット部は上下動するが、ナット部は軸方向長さが短く、
昇降部材内に収まり、上下動のための空間を特に設ける
必要はない。このため、本体部材内に、タップを保持す
るための空間を十分に得ることができ、タップ保持空間
の制限によって装着できないタップ種類が減る。なお、
回転ねじ軸は、例えば、本体部材に設けたスラスト軸受
等の軸受により支持される。回転ねじ軸は昇降部材に支
持されておらず、昇降しないので、軸受の寿命が長い。
【0007】この発明において、前記タップ送り機構
は、タップのリードを規制するリード規制ナット部と、
このリード規制ナット部に螺合してタップを保持し、前
記回転ねじ軸から回転を受けるタップ保持体とを有する
ものとしても良い。この構成の場合、リード規制ナット
部の雌ねじのリードによって、タップのリードが規制さ
れる。そのため、リード規制ナット部をリードの異なる
ものに変えることにより、種々のタップのリードに容易
に対応させることができる。
【0008】前記タップ保持体と前記回転ねじ軸は、タ
ップ保持体の軸方向移動を許しながら回転を伝達する継
手で接続しても良い。このような継手を用いることによ
り、自由にタップの軸方向移動を進行させることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図5と共に説明する。このタッピング装置1は、プレ
ス機械2に装着して使用されるものである。プレス機械
2は、パンチプレス等からなり、工具支持体3と、ラム
4とを備える。図5に示すように、工具支持体3は、複
数の工具ステーションSを有し、その一部の工具ステー
ションSにこのタッピング装置1が設置される。残りの
工具ステーションSには、パンチ工具等のプレス加工用
の工具5が装着される。プレス機械2がパンチプレスで
ある場合、図4に示すように、工具支持体3の下方に別
の工具支持体3Aが設置され、下方の工具支持体3Aに
はダイ工具(図示せず)が設置される。各工具支持体
3,3Aは、図示の例ではタレットからなり、中心O回
りに割出回転させられる。ラム4は、プレスフレーム6
に昇降自在に支持され、プレス駆動装置7により昇降駆
動させられる。プレス駆動装置7は、油圧シリンダ等に
よる油圧式のものであっても、サーボモータ等の回転駆
動源とその回転を直線運動に変換させる変換機構とで構
成される機械式のものであっても良い。
【0010】工具支持体3の工具ステーションSは、上
下に貫通した円形孔で形成され、このタッピング装置1
およびパンチ工具5は、その孔内に昇降自在に嵌合させ
られる。このタッピング装置1は、外周形状が円柱状の
本体部材8を有していて、この本体部材8が工具ステー
ションSに昇降自在に嵌合する。本体部材8は、復帰ば
ね9により、工具支持体3に所定高さ位置に保持され
る。なお、ラム4による工具強制引き上げ方式とする場
合、復帰ばね9は省略しても良い。本体部材8と対応し
て、下方の工具支持体3A上には、受け部材10が設置
される。受け部材10は、図1に示すように、被加工物
である板材Wを受ける部材であり、タップ逃がし孔11
を有している。本体部材8は、工具ステーションSとな
る孔に対して、キー溝12に係合するキー13により回
り止めされている。
【0011】このタッピング装置1は、上記本体部材8
と、回転変換用ナット部14を有する昇降部材15と、
回転ねじ軸16と、本体部材8に着脱自在に取付けられ
るタップホルダ17と、このタップホルダ17に設けら
れ回転ねじ軸16から回転を受けてタップ18の回転お
よび軸方向移動を与えるタップ送り機構19とを備え
る。タップホルダ17は、タップ送り機構19と共にタ
ップカートリッジ20を構成する。
【0012】図2に示すように、昇降部材15は、本体
部材8に昇降自在に設置されてプレス機械2のラム4で
下降動作が与えられる部材であり、本体部材8の上部を
構成する円筒状のガイド筒部21内に下部が昇降自在に
嵌合している。昇降部材15の外周面は、下部が大径と
なる段付き状に形成され、その段面に係合するストッパ
22により、昇降部材15の上昇端位置が規制される。
ストッパ22は、本体部材8の上端に固定されたリング
状の部材である。ストッパ22には、ボルト等からなる
回り止め具23が取付けられ、昇降部材15の外面に形
成された軸方向溝24に係合して昇降部材15の回り止
めを行う。昇降部材15の上端には、ラム4で強制引き
上げを行うための係合頭部15aが設けられている。す
なわち、昇降部材15の上端には、ラム4の下面に設け
られたT字形断面の係合溝4aに側方から出入り自在な
係合頭部15aが形成され、これら係合溝4aと係合頭
部15との係合により、ラム4による昇降部材15の強
制引き上げが可能とされている。また、昇降部材15に
は、回転変換用ナット部14のねじ孔に続くねじ軸遊嵌
孔25が設けられている。ねじ軸遊嵌孔25は、昇降部
材15の上端に開口している。
【0013】回転変換用ナット部14は、内周がねじ孔
に形成されたものであり、独立した部品として設けられ
て昇降部材15の内部に回り止め状態に固定されてい
る。回転変換用ナット部14は、独立部品とする代わり
に、昇降部材15の内周面に直接にねじ孔を形成したも
のであっても良い。回転変換用ナット部14のねじ孔の
中心は上下方向であり、本体部材8の中心と一致させて
ある。
【0014】回転ねじ軸16は、昇降部材15の回転変
換用ナット部14に螺合し、昇降部材15の昇降によっ
て回転する部品であり、下部が本体部材8に回転支持具
26によって回転自在に支持されている。回転支持具2
6は、スラスト荷重を支持可能なものであり、回転ねじ
軸16に設けられた鍔部16aに接するスラスト軸受2
7を有している。回転支持具26は、本体部材8のガイ
ド筒部21の底面にボルト固定されている。回転ねじ軸
16の下端には、タップホルダ17のタップ送り機構1
9に回転伝達するための継手部28が設けられている。
継手部28は、直線状の溝28aが形成されている。
【0015】本体部材8には、昇降部材15を上昇端へ
弾性的に付勢する上昇復帰手段29が設けられている。
この上昇復帰手段29は、密封されたガス圧室内にピス
トン29aを設けたガススプリングからなる。上昇復帰
手段29は、コイルばね等のばね部材であっても良い。
【0016】タップホルダ17は、本体部材8の下面に
設けられたホルダ装着凹部30に出し入れ自在に嵌合
し、本体部材8に対して下面から止め具31で取付けら
れる。タップホルダ17は、円筒状に形成されて下端に
鍔部17aを有しており、鍔部17aが本体部材8の下
面に当接して前記止め具31で取付けられる。止め具3
1はボルトからなり、本体部材8のねじ孔32に螺着さ
れる。タップホルダ17の下端開口は、タップ出入り孔
を有する下面カバー42が挿脱自在に嵌合し、係止具4
3で係脱自在に止められている。係止具43は、ボール
プランジャ等からなる。
【0017】タップ送り機構19は、タップ18のリー
ドを規制するリード規制ナット部33と、このリード規
制ナット部33に螺合してタップ18を保持し、回転ね
じ軸16から回転を受けるタップ保持体34とを有す
る。リード規制ナット部33は、内周にねじ孔を有する
部分であり、独立部品のナットとされて、タップホルダ
17の上端に固定されている。リード規制ナット部33
は、独立部品とする代わりに、タップホルダ17に直接
にねじ孔を形成したものであっても良い。
【0018】タップ保持体34は、リード規制ナット部
33に螺合したねじ筒35と、このねじ筒35内に昇降
自在に嵌合したチャック部材36とに分けられ、両者3
5,36の間にタップ18の過剰押し付け力の吸収を行
うタップ弾性支持機構48が設けられている。タップ弾
性支持機構48については、後に説明する。ねじ筒35
の上端には継手部37が設けられている。継手部37
は、回転ねじ軸16の継手部28とで継手39を構成す
る部分であり、この継手39は、タップ保持体19の軸
方向移動を許しながら回転ねじ軸16の回転を伝達する
ものとされる。継手部39は、直線状の突条37aを有
し、この突条37aが回転ねじ軸16の継手28の溝2
8aに噛み合う。継手部37は、キャップ状の部品とさ
れ、ねじ筒35の上端に被せられて、止めピン40によ
りねじ筒35に取付けられている。
【0019】チャック部材36は、タップ18の柄部を
嵌合した筒状の部品であり、筒部が上記ねじ筒35内に
昇降自在に嵌合すると共に、下部外周の鍔部36aがタ
ップホルダ17の内周面に昇降自在に嵌合する。鍔部3
6aには半径方向に貫通して止めねじ44が螺着され、
止めねじ44によりタップ18がチャック部材36に固
定されている。チャック部材36の上端には、図3
(D)に拡大して示すように、両側へ突出する係合ピン
45が設けられ、この係合ピン45は、ねじ筒35の上
端に設けられた上下方向に延びる長孔46内に嵌まって
いる。この長孔46内で係合ピン45が移動できる範囲
で、チャック部材36のねじ筒35に対する上下動が許
される。チャック部材36は、その下端の鍔部36a
(図2)とねじ筒35の下端の間に介在したばね部材4
7により、ねじ筒35に対して下方へ付勢されている。
これらばね部材47、係合ピン45、および長孔46に
より、上記タップ弾性支持機構48が構成される。ばね
部材47は、タップ18に作用する通常の負荷では圧縮
されない程度のばね剛性を有するものとされる。
【0020】上記構成の動作を説明する。図1に示すよ
うに、昇降部材15が上昇位置にある待機状態から、ラ
ム4を押し下げると、まず本体部材8が昇降部材15と
共に復帰ばね9に抗して下降する。この下降により、タ
ップホルダ17の下端(詳しくは下面カバー42の下
面)が板材Wに接すると、それ以上の本体部材8の下降
ができないため、昇降部材15が本体部材8に対して下
降する。昇降部材15が本体部材8に対して下降する
と、回転変換用ナット部14と回転ねじ軸16の螺合に
より、回転ねじ軸16が回転する。回転ねじ軸16は、
スラスト軸受27により、本体部材8に対して回転のみ
自在に支持されていて、軸方向の移動は行わない。
【0021】回転ねじ軸16が回転すると、回転ねじ軸
16に継手39で接続されたタップ保持体34が、その
ねじ筒35と共に回転する。ねじ筒35は、タップホル
ダ17の上端のリード規制ナット部33に螺合してお
り、そのため回転によって軸方向移動を生じる。すなわ
ち、ねじ筒35は螺進を行う。このねじ筒35の螺進と
共に、チャック部材36およびタップ18が螺進し、板
材Wの下孔Hにタップ加工を行う(図3(B))。同図
の状態では、待機状態で図3(A)のように上端位置に
あったねじ筒35は、タップホルダ17に対して下降し
ている。
【0022】タップ加工中に過大な負荷がタップ18に
作用した場合は、図3(C)、(D)に示すように、チ
ャック部材36がねじ筒35に対して、ばね部材47に
抗して上方へ逃げる。この逃げは、長孔46で許された
範囲で行える。このようにチャック部材36が逃げるこ
とで、タップ18に無理な負荷が作用した場合のタップ
18の折損が防止される。
【0023】タップ加工が完了すると、ラム4を上昇さ
せることにより、昇降部材15が引き上げられる。その
ためタップ保持体34が逆回転し、タップ18がねじ戻
されて、板材Wから抜け出す。なお、ガススプリングに
よる上昇復帰手段29は、非加工時の昇降部材15の上
昇復帰用であり、加工時のねじ戻しは、上記のようにラ
ム4による強制引き上げで行われる。上昇復帰手段29
を復元力の強いものとすれば、ラム4による引き上げに
よらず、上昇復帰手段29でねじ戻すことも可能であ
る。
【0024】このタッピング装置1は、このように、ラ
ム4の下降動作を回転動作に変換するにつき、回転ねじ
軸16を位置固定とし、ナット部14を昇降部材15に
設けて上下動させるようにしたため、回転ねじ軸16の
上下動のための空間を本体部材8内に設けることが不要
となる。ナット部14は上下動するが、ナット部14は
軸方向長さが短く、昇降部材15内に収まり、上下動の
ための空間を特に設ける必要はない。このため、本体部
材8内に、タップ18を保持するための空間を十分に得
ることができ、タップ保持空間の制限によって装着でき
ないタップ種類を減る。また、本体部材8に対して着脱
自在なタップホルダ17を設け、このタップホルダ17
にタップ送り機構19を設けたため、タップホルダ17
を本体部材8に対して交換することで、タップ18をタ
ップ送り機構19ごと交換することができる。つまり、
タップカートリッジ20として交換できる。そのため、
タップ18を異なるリードのもの等に変えたい場合に
も、タップホルダ17を交換することで対応でき、タッ
ピング装置1の全体を交換する必要がない。そのため、
タップ種類の交換が簡単に行える。また、交換部品とし
て、タッピング装置1の全体をリード種類毎に準備する
必要がなく、タップホルダ17を複数準備するだけで済
み、低コストとなるうえ、不使用部品の保管場所も小さ
くて済む。
【0025】タップ送り機構19は、リード規制ナット
部33と、このリード規制ナット部33に螺合してタッ
プ18を保持して回転ねじ軸16から回転を受けるタッ
プ保持体34とを有するものであるため、リード規制ナ
ット部33の雌ねじのリードによって、タップ18のリ
ードが規制される。そのため、リード規制ナット部33
をリードの異なるものに変えたタップホルダ17を複数
種類準備することで、種々のタップ18のリードに容易
に対応させることができる。
【0026】タップホルダ17は、本体部材8の下面に
設けられたホルダ装着凹部30に出し入れ自在に嵌合
し、本体部材8に対して下面から止め具31で取付けら
れるため、タップホルダ17の挿脱と、止め具31の操
作だけで、タップホルダ17の交換が行える。そのた
め、タップホルダ17の交換がより一層簡単に行える。
【0027】回転ねじ軸16とタップ保持体34との回
転伝達のための接続は、一文字状の溝28aと突条37
aとからなる継手39で行っているため、タップ加工時
において、タップ保持体34の軸方向移動を自由に許し
ながら回転を伝達することができる。また、タップホル
ダ17を本体部材8に対して挿脱するときにも、継手3
9の係脱がはタップホルダ17の挿脱によって行え、作
業性が良い。
【0028】
【発明の効果】この発明のタッピング装置は、プレス機
械に設置される本体部材と、回転変換用ナット部を有し
前記本体部材に昇降自在に設置されて前記プレス機械の
ラムで下降動作が与えられる昇降部材と、前記回転変換
用ナット部に螺合して前記本体部材に回転自在に支持さ
れ前記昇降部材の昇降によって回転する回転ねじ軸と、
前記本体部材に設置され前記回転ねじ軸から回転を受け
てタップの回転および軸方向移動を与えるタップ送り機
構とを備えたものであるため、タップの保持部分のスペ
ースを十分に確保でき、装着できるタップ種類を増やす
ことができる。前記タップ送り機構が、タップのリード
を規制するリード規制ナット部と、このリード規制ナッ
ト部に螺合してタップを保持し、前記回転ねじ軸から回
転を受けるタップ保持体とを有するものである場合は、
種々のタップのリードに容易に対応させることができ
る。前記タップ保持体と前記回転ねじ軸を、タップ保持
体の軸方向移動を許しながら回転を伝達する継手で接続
した場合は、タップを自由に進行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかるタッピング装置
の断面図である。
【図2】そのタップホルダ取り外し状態の断面図であ
る。
【図3】(A)〜(C)は動作説明図、(D)は同図
(C)のD部の拡大図である。
【図4】同タッピング装置を装備したプレス装置の部分
断面図である。
【図5】同プレス装置の工具支持体の斜視図である。
【図6】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1…タッピング装置 2…プレス機械 3…工具支持体 4…ラム 5…工具 8…本体部材 9…復帰ばね 10…受け部材 14…回転変換用ナット部 15…昇降部材 15a…係合頭部 16…回転ねじ軸 17…タップホルダ 18…タップ 19…タップ送り機構 20…タップカートリッジ 25…ねじ軸遊嵌孔 26…回転支持具 27…スラスト軸受 29…上昇復帰手段 30…ホルダ装着凹部 33…リード規制ナット部 34…タップ保持体 35…ねじ筒 36…チャック部材 39…継手 48…タップ弾性支持機構 S…工具ステーション

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機械に設置される本体部材と、回
    転変換用ナット部を有し前記本体部材に昇降自在に設置
    されて前記プレス機械のラムで下降動作が与えられる昇
    降部材と、前記回転変換用ナット部に螺合して前記本体
    部材に回転自在に支持され前記昇降部材の昇降によって
    回転する回転ねじ軸と、前記本体部材に設置され前記回
    転ねじ軸から回転を受けてタップの回転および軸方向移
    動を与えるタップ送り機構とを備えたタッピング装置。
  2. 【請求項2】 前記タップ送り機構は、タップのリード
    を規制するリード規制ナット部と、このリード規制ナッ
    ト部に螺合してタップを保持し、前記回転ねじ軸から回
    転を受けるタップ保持体とを有する請求項1記載のタッ
    ピング装置。
  3. 【請求項3】 前記タップ保持体と前記回転ねじ軸は、
    タップ保持体の軸方向移動を許しながら回転を伝達する
    継手で接続した請求項2記載のタッピング装置。
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Cited By (8)

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