JP2001276658A - 摩擦帯電装置 - Google Patents
摩擦帯電装置Info
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- JP2001276658A JP2001276658A JP2000096049A JP2000096049A JP2001276658A JP 2001276658 A JP2001276658 A JP 2001276658A JP 2000096049 A JP2000096049 A JP 2000096049A JP 2000096049 A JP2000096049 A JP 2000096049A JP 2001276658 A JP2001276658 A JP 2001276658A
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Abstract
る。 【解決手段】静電気を利用した静電選別装置に供給する
プラスチック片を帯電させる摩擦帯電装置1であって、
容器回転装置12により軸心周りに回転される横置き筒
状の回転容器11を設け、この回転容器11の一端側に
プラスチック片を供給する供給口11bを形成するとと
もに、他端側に排出口11dを形成し、回転容器11内
で軸心方向に所定間隔ごとに仕切板15を設け、これら
仕切板15に、隣接する仕切板15に対して相互に18
0度隔てた位置に送り用切欠き部15aを形成するとと
もに、これら仕切板15に掻上げ部材を設け、前記回転
容器11の内面、仕切板15および掻上げ部材16が、
所定の材質の被摩擦用樹脂に覆われた。
Description
給するプラスチック片を帯電させるための摩擦帯電装置
に関する。
報に開示された摩擦帯電装置は、外部容器内に粉砕ごみ
であるプラスチック片が供給される内部容器を回転自在
に配置し、内部容器内に回転軸を介してプラスチック片
を攪拌搬送する攪拌翼を設けたものである。
の攪拌翼は、回転軸からロッド状または板状の攪拌翼を
突設したもので、内部容器の内面にブラスチック片を十
分に接触させるには不十分であり、特にシート状のプラ
スチック片は、内部容器の底部にそのままの状態で重な
り滞留しやすく充分に攪拌されないため、ごみ質や帯電
条件によりプラスチック片の帯電量が少なくむらが生じ
安いという問題があった。
ック片を効果的に安定して帯電させることができる摩擦
帯電装置を提供することを目的とする。
に請求項1記載の発明は、静電気を利用した静電選別装
置に供給するプラスチック片を帯電させる摩擦帯電装置
であって、容器回転装置により軸心周りに回転される横
置き筒状の回転容器を設け、この回転容器の一端側にプ
ラスチック片を供給する供給口を形成するとともに、他
端側に排出口を形成し、回転容器内で軸心方向に所定間
隔ごとに仕切板を設け、これら仕切板に、隣接する仕切
板に対して互いに所定角度隔てた位置に送り用切欠き部
を形成するとともに、それぞれ掻上げ部材を設け、前記
回転容器の内面、仕切板および掻上げ部材の少なくとも
一つが、所定の材質の被摩擦用樹脂に覆われたものであ
る。
に投入されたプラスチック片は、回転容器の回転と共に
掻上げ部材により底部から上方に掻き上げられ、シート
上のプラスチック片であっても底部に滞留することな
く、容器内面と仕切板に接触しつつ仕切板の送り用切欠
き部から順次排出口側に送られるので、回転容器内で被
接触用樹脂およびプラスチック片同志が十分接触されて
帯電される。したがって、静電分離装置でプラスチック
片を精度良く安定して分離することができる。
加えて、回転容器の一端側に、送風ノズルまたは熱風ノ
ズルを設けたものである。上記構成によれば、送風ノズ
ルまたは熱風ノズルから回転容器内に吹込まれる空気ま
たは熱風により、供給口から供給されたプラスチック片
を確実に回転容器内に送り込むことができる。
おいて、回転容器を他端側下方に傾動自在に支持する容
器支持装置を設け、回転容器の容器回転装置と前記容器
支持装置を操作して回転容器の回転速度と傾斜角により
プラスチック片の排出量を制御する排出量制御装置を設
けたものである。
傾斜角によりプラスチック片の排出量を適正に制御する
ことができ、静電選別装置における選別精度を向上させ
ることができる。
備の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
本発明に係る摩擦帯電装置1と静電選別機2から構成さ
れている。前記静電選別機2は、摩擦帯電装置1の下方
に投入シュート3を介して配置された金属ドラム電極4
と、このドラム電極4の斜め上方に所定距離離れて配置
された高電圧電極5と、金属ドラム電極4の外周面に付
着したプラスチック片102を掻き落とすためのブラシ
6とを備え、ドラム電極4には、ドラム電極4を水平軸
心回りに所定方向に回転自在に支持されて図示しない回
転駆動装置により所定の速度で矢印方向に回転駆動され
る。またドラム電極4はたとえば接地され、高圧電源装
置7の陽極が接地されるとともに陰極が高電圧電極5に
接続されており、これにより高電圧電極5と金属ドラム
電極4との間に選別用静電場が形成される。そして、金
属ドラム電極4の下方に、分離板8aによって仕切られ
た第1回収室8A〜第3回収室8Cが配置され、選別用
静電場を通過したプラスチック片を種類別に回収するこ
とができる。
に回転自在に支持されるとともに回転装置12により所
定速度で回転駆動される横置き筒状の回転容器11と、
回転容器を回転自在でかつ傾動自在に支持する容器支持
装置13と、回転容器11にプラスチック片を供給する
供給ホッパ14と、供給ホッパ14の出口から回転容器
11内に熱風を吹込む熱風ノズル18(単に常温空気を
吹込む送風ノズルであってもよい。)とを具備してい
る。
うに、円筒状に形成された容器本体11aの一端側にプ
ラスチック片を供給する供給口11bが形成され、この
供給口11bに取付けられた入口筒11cに投入シュー
ト14が相対回転自在に接続固定されている。そして、
容器本体11aの他端側にプラスチック片を排出する排
出口11dが形成されている。そして、容器本体11a
内には、回転軸心位置に中心軸17が配置されるととも
に、回転軸心方向に一定間隔ごとに軸心に垂直な仕切板
15に配置されており、これら仕切板15の一部に半円
弧形の送り用切欠き部15aがそれぞれ形成さている。
そして各仕切板15には、隣接する仕切板15が送り用
切欠き部15aが180°隔てた対称位置となるように
取付けられている。また各仕切板15の前面には、プラ
スチック片を上方に掻き上げる互いに平行な複数の掻上
げロッド(掻上げ部材)16がそれぞれ一端側に隣接す
る仕切板15の送り用切欠き部15aに及ぶように突設され
ており、また回転容器11の内面および仕切板15なら
びに掻上げロッド16は、所定の材質(分離するプラス
チック片の帯電列の中間に位置する)の被摩擦用樹脂に
覆われるか、あるいはその樹脂により形成されて、プラ
スチック片と接触し帯電および帯電された電荷を逃がさ
ないように構成されている。もちろん回転容器11、仕
切板14、掻上げロッド15のうちの少なくとも一つが
被摩擦用樹脂に覆われていてもよい。
端側のブラケットに水平ピン22を介して傾斜自在な傾
動板21が配置され、この傾動板21上に支持部材23
および軸受24を介して回転容器11が入口筒11cお
よび中心軸17の突出端部を回転自在に支持されてい
る。また、この傾動板21上に配置された容器回転装置
12と回転容器11の出口部とがチェーンとスプロケッ
トからなる巻掛け伝導機構19を介して連結連動されて
いる。さらに、傾動板21の他端側には、回転傾斜角を
調整可能な傾動装置(液圧シリンダまたはエアシリン
ダ)25が連結されており、前記容器回転装置12の制
御部と傾動装置25の切換弁とを操作して回転容器11
の回転速度と傾斜角とを調整しプラスチック片の排出量
を制御する排出量制御装置26が設けられている。
転容器11に供給されたプラスチック片は、熱風ノズル
18から熱風をうけるとともに、回転容器11の回転力
と傾斜による重力を受けて、供給口11bから排出口1
1d側に送られる。この時、プラスチック片は、容器本
体11a内で各仕切板15毎にそれぞれ一旦堰止めら
れ、掻上げロッド16に攪拌されるとともに上方に掻き
上げられて、仕切板15の送り用切欠き部15aを順次
通過するので、容器本体11aの内面と仕切板15と掻
上げロッド16の被接触用樹脂に十分接触し、プラスチ
ック片はそれぞれ材質に応じて帯電列に従った極性と帯
電量が十分に均一に付与されるとともに、容器本体11
aの内面と仕切板15と掻上げロッド16の表面が被摩
擦用樹脂で覆われていることから、帯電された電荷が逃
げることもない。
介して高電圧電極5と金属ドラム電極4との間の選別用
静電場に送られ、誘起された極性が(+)で電荷量が多
いプラスチック片ほど接地されたドラム電極4から離れ
る落下軌跡を描き、反対に極性が(−)で電荷量が大き
いプラスチック片ほどドラム電極4に吸引された落下軌
跡を描き、材質毎に第1回収室8A〜第3回収室8Cに
分離されて落下し、プラスチック片を種類別に回収す
る。
される回転容器11の一端側供給口11bからプラスチ
ック片を投入し、仕切板15により仕切られた空間ごと
に容器本体11aの内面と仕切板15の摩擦用樹脂に接
触させ、掻上げロッド16による攪拌および掻上げとに
よりプラスチック片を効果的に攪拌して互いに接触さ
せ、被摩擦用樹脂の表面に充分に接触させることができ
るので、プラスチック片の持つ帯電列に従って十分に均
一に摩擦帯電させることができ、静電選別装置2による
分離を高精度でおこなうことができる。
によれば、供給口から回転容器内に投入されたプラスチ
ック片は、回転容器の回転と共に掻上げ部材により底部
から上方に掻き上げられ、シート上のプラスチック片で
あっても底部に滞留することなく、容器内面と仕切板に
接触しつつ仕切板の送り用切欠き部から順次排出口側に
送られるので、回転容器内で被接触用樹脂およびプラス
チック片同志が十分接触されて帯電される。したがっ
て、静電分離装置でプラスチック片を精度良く安定して
分離することができる。
ノズルまたは熱風ノズルから回転容器内に吹込まれる空
気または熱風により、供給口から供給されたプラスチッ
ク片を確実に回転容器内に送り込むことができる。
容器の回転速度と傾斜角によりプラスチック片の排出量
を適正に制御することができ、静電選別装置における選
別精度を向上させることができる。
備の実施の形態を示す構成図である。
Claims (3)
- 【請求項1】静電気を利用した静電選別装置に供給する
プラスチック片を帯電させる摩擦帯電装置であって、 容器回転装置により軸心周りに回転される横置き筒状の
回転容器を設け、 この回転容器の一端側にプラスチック片を供給する供給
口を形成するとともに、他端側に排出口を形成し、 回転容器内で軸心方向に所定間隔ごとに仕切板を設け、 これら仕切板に、隣接する仕切板に対して互いに所定角
度隔てた位置に送り用切欠き部を形成するとともに、そ
れぞれ掻上げ部材を設け、 前記回転容器の内面、仕切板および掻上げ部材の少なく
とも一つが、所定の材質の被摩擦用樹脂に覆われたこと
を特徴とする摩擦帯電装置。 - 【請求項2】回転容器の一端側に、送風ノズルまたは熱
風ノズルを設けたことを特徴とする請求項1記載の摩擦
帯電装置。 - 【請求項3】回転容器を他端側下方に傾動自在に支持す
る容器支持装置を設け、 回転容器の容器回転装置と前記容器支持装置を操作して
回転容器の回転速度と傾斜角によりプラスチック片の排
出量を制御する排出量制御装置を設けたことを特徴とす
る請求項1または2記載の摩擦帯電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000096049A JP3714847B2 (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 摩擦帯電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000096049A JP3714847B2 (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 摩擦帯電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001276658A true JP2001276658A (ja) | 2001-10-09 |
JP3714847B2 JP3714847B2 (ja) | 2005-11-09 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000096049A Expired - Fee Related JP3714847B2 (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 摩擦帯電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3714847B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012240030A (ja) * | 2011-05-24 | 2012-12-10 | Mitsubishi Electric Corp | 摩擦帯電装置および静電選別装置 |
JP2014012257A (ja) * | 2012-07-04 | 2014-01-23 | Shibaura Institute Of Technology | 摩擦帯電方法及び装置 |
WO2024189802A1 (ja) * | 2023-03-15 | 2024-09-19 | 三菱電機株式会社 | 静電選別方法および静電選別装置 |
-
2000
- 2000-03-31 JP JP2000096049A patent/JP3714847B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2014012257A (ja) * | 2012-07-04 | 2014-01-23 | Shibaura Institute Of Technology | 摩擦帯電方法及び装置 |
WO2024189802A1 (ja) * | 2023-03-15 | 2024-09-19 | 三菱電機株式会社 | 静電選別方法および静電選別装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3714847B2 (ja) | 2005-11-09 |
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