JP2001276522A - 廃液処理システム - Google Patents

廃液処理システム

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JP2001276522A
JP2001276522A JP2000095353A JP2000095353A JP2001276522A JP 2001276522 A JP2001276522 A JP 2001276522A JP 2000095353 A JP2000095353 A JP 2000095353A JP 2000095353 A JP2000095353 A JP 2000095353A JP 2001276522 A JP2001276522 A JP 2001276522A
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JP
Japan
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waste liquid
liquid treatment
treatment system
processing
container
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JP2000095353A
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English (en)
Inventor
Norio Kimura
憲雄 木村
Kiyotaka Kawashima
清隆 川島
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃液処理設備の清掃等に拘わらず加工機械の
連続処理が可能で、しかも新たな加工プロセスを導入し
た時に、既存の設備を利用して容易にこれに対処できる
ようにする。 【解決手段】 複数の加工機械10から排出される廃液
を処理する廃液処理システムであって、加工機械10か
ら排出される廃液16を溜める中央容器14に、該中央
容器14の容量よりも小さい容量の中間容器40と該中
間容器40に戻る循環経路42と該循環経路42内に配
したポンプ44とフィルタ46からなる複数の廃液処理
ユニット30を連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば研磨装置か
ら排出される砥液、砥粒及び研磨くずの混じった廃液等
の加工機械から排出される廃液(排水)を処理するのに
使用される廃液処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば研磨装置等の加工機械から
排出される廃液は、一般にバッチ式で処理されていた。
図4は、この種の従来の一般的なバッチ式の廃液処理シ
ステムを示すもので、図4に示すように、各研磨装置
(加工機械)10からの排水を排水ライン12から中央
容器14に導き、この中央容器14内に溜められた廃液
16をポンプ18とフィルタ20を備えた循環経路22
内を循環させて回収水と濃縮水に分離し処理するように
していた。このポンプ18とフィルタ20は、中央容器
14の容量に合わせた処理能力を有するように選択され
て使用されている。
【0003】ここで、複数の研磨装置の内の複数台で新
たな研磨プロセスを行う場合には、図5に示すように、
中央容器14aにポンプ18aとフィルタ20aを配し
た循環経路22aを付設した廃液処理設備を別途設置
し、この中央容器14aと新たな研磨プロセスを行う研
磨装置10aとを排水ライン12aで繋ぐようにしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、清掃やメンテナンス等のために廃液処
理設備を停止する時に、加工機械による加工プロセスを
停止せざるを得ない場合があった。また、新しい加工プ
ロセスを導入した場合に、新たな廃液処理設備を別途設
けることは、投資額が大きくて負担が増大するばかりで
なく、既存の廃液処理設備の処理能力の一部が無駄にな
ってしまうという問題があった。
【0005】なお、新たな研磨プロセスを行う研磨装置
からの排水であっても、今まで通りに処理することも行
われているが、これでは中央容器内で複数種類の廃液が
互いに混じり合ってしまい、今まで通りの回収水や濃縮
液のリサイクルができなくなってしまう。
【0006】本発明は上記事情に鑑みて為されたもの
で、加工機械の連続処理が可能で、しかも新たな加工プ
ロセスを導入した時に、既存の設備を利用して容易にこ
れに対処できるようにした廃液処理システムを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数の加工機械から排出される廃液を処理する廃液
処理システムであって、前記加工機械から排出される廃
液を溜める中央容器に、該中央容器の容量よりも小さい
容量の中間容器と該中間容器に戻る循環経路と該循環経
路内に配したポンプとフィルタからなる複数の廃液処理
ユニットを連結したことを特徴とする廃液処理システム
である。
【0008】これにより、1つの廃液処理ユニットが停
止しても、他の廃液処理ユニットの中間容器に中央容器
から廃液を導いて処理することで、加工機械の連続運転
が可能となる。しかも、加工プロセスを変更した時に
は、新たな中央容器のみを別途設置し、この新たな中央
容器に既存の廃液処理ユニットを連結するだけで、これ
に対処することができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記各廃液処理
ユニットの中間容器に洗浄水ラインを接続したことを特
徴とする請求項1記載の廃液処理システムである。これ
により、洗浄ラインから任意の廃液処理ユニットの中間
容器に洗浄水を供給して、各中間容器を個別に洗浄する
ことができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、各種加工プロセ
スを行う加工機械群毎に区分した複数の中央容器を備
え、それぞれの加工機械群の負荷量に応じて前記各廃液
処理ユニットの中間容器へ供給する廃液量を切換えるこ
とを特徴とする請求項1または2記載の廃液処理システ
ムである。これにより、異なる加工プロセスを行う加工
機械が混在している場合に、各加工プロセスを行う加工
機械からの排水が互いに混合してしまうことを防止しつ
つ、廃液をより効率的に処理することができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、前記加工機械は
研磨装置で、前記廃液は砥液、砥粒及び研磨くずを含む
ものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
に記載の廃液処理システムである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、研磨装置から排出される
砥液、砥粒及び研磨くずの混じった廃液(排水)を処理
するのに適用した本発明の第1の実施の形態の廃液処理
システムを示すもので、図4に示す従来例と同一部材に
は同一符号を付して説明する。
【0013】図1に示すように、このシステムには、複
数の研磨装置(加工機械)10から排出される廃液16
を溜める中央容器14と、この中央容器14に連結した
複数の廃液処理ユニット30が備えられている。そし
て、研磨装置10と中央容器14は排水ライン12で、
中央容器14と各廃液処理ユニット30は複数に分岐し
た分岐ライン32でそれぞれ結ばれ、この分岐ライン3
2の各分岐点の下流側に開閉弁34が設けられている。
【0014】各廃液処理ユニット30には、前記中央容
器14の容量の半分以下の容量の中間容器40と、この
中間容器40に戻る循環経路42が備えられ、この循環
経路42内にポンプ44とフィルタ46が配置されてい
る。ここで、このポンプ44とフィルタ46は、中間容
器40の容量に合わせた処理能力を有するように選択さ
れて使用されている。また、フィルタ46としては、例
えばセラミックフィルタや不織布のフィルタが使用され
ている。
【0015】これにより、開閉弁34を開閉すること
で、中央容器14に溜められた廃液16を任意の廃液処
理ユニット30の中間容器40に送り、各廃液処理ユニ
ット30では、ポンプ44を駆動して廃液16を循環経
路42に沿って循環させることで、独自に廃液を処理で
きるようになっている。
【0016】更に、各廃液処理ユニット30の中間容器
40には、洗浄水タンク50とポンプ52を有する洗浄
水ライン54が接続され、この洗浄水ライン54の各中
間容器40の入口付近には開閉弁56が設けられてい
る。これによって、ポンプ52を駆動した状態で開閉弁
56を開閉することで、任意の中間容器40に洗浄水を
送ってこれを洗浄できるようになっている。この洗浄水
としては、例えばシリカスラリの場合には、60℃程度
に暖めたKOHが使用される。また、濃度によって回収
水の中にKOHが含まれている場合には、これをリサイ
クルすることも可能である。
【0017】この実施の形態によれば、中央容器14内
に溜められた廃液16を任意の廃液処理ユニット30で
独自に処理することができる。従って、例え1個の廃液
処理ユニット30が洗浄やメンテナンス等で停止して
も、他の廃液処理ユニット30で廃液を処理することが
でき、これによって、研磨装置10の連続運転が可能と
なる。また、停止中の任意の廃液処理ユニット30の中
間容器40に洗浄水ライン54から洗浄水を流して、こ
れを洗浄することができる。
【0018】図2は、図1に示す廃液処理システムにお
いて、複数の研磨装置の内の複数台で新たな研磨プロセ
スを行う場合の対処例を示すものである。すなわち、こ
のような場合に、中央容器14aを別途設置し、この中
央容器14aと新たな研磨プロセスを行う研磨装置10
aとを排水ライン12aで、中央容器14aと既存の任
意の廃液処理ユニット30とを開閉弁34aを有する分
岐ライン32aでそれぞれ繋ぐ。
【0019】これにより、新たな廃液処理設備を別途設
けるようにした従来例に比べて、大幅な投資額の削減を
図り、しかも、既存の廃液処理ユニット30の処理能力
を最大限に利用して、無駄を省くことができる。
【0020】図3は、本発明の第2の実施の形態の廃液
処理システムを示す図で、これは、異なる研磨プロセス
を行う複数の研磨装置(加工機械)が混在している場合
に適するようにしたものである。つまり、異なる研磨プ
ロセスを行う研磨装置から排出される廃液を単一の中央
容器に溜めると、この中央容器内で複数種類の廃液が互
いに混じり合ってしまう。
【0021】そこで、この実施の形態は、各研磨プロセ
スを行う研磨装置群10,10…毎に区分した複数
の中央容器14,14…を備え、研磨装置群10
と中央容器14とを排水ライン12で、この中央容
器14と各廃液処理ユニット30とを開閉弁34
有する分岐ライン32で結び、研磨装置群10と中
央容器14とを排水ライン12で、この中央容器1
と各廃液処理ユニット30とを開閉弁34を有す
る分岐ライン32で結び、以下同様にしてそれぞれ結
び、各研磨装置群10,10…の負荷量に応じて各
廃液処理ユニット30の中間容器40へ入れる廃液量と
回数を開閉弁34,34…を介して切換えるように
したものである。
【0022】これにより、異なる研磨プロセスを行う各
種研磨装置が混在している場合に、各研磨プロセスを行
う研磨装置からの排水が互いに混合してしまうことを防
止して、スラリの再利用の可能性を高め、しかも各廃液
処理ユニット30をより有効に利用して、廃液をより効
率的に処理することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の廃液処理ユニットを備え、この各廃液処理ユニッ
トで独自に廃液を処理することで、例え清掃やメンテナ
ンス等で1つの廃液処理ユニットを停止しても、他の廃
液処理ユニットで廃液を処理することができ、これによ
って、加工機械を連続運転することが可能となる。
【0024】しかも、新たな加工プロセスに変更して
も、廃液処理設備自体を別途設置する必要がないので、
多大な投資をすることなく、従来の設備をそのまま用い
て対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の廃液処理システム
を示す図である。
【図2】図1の廃液処理システムにおいて、加工機械の
加工プロセスを変更した時の対処例の説明に付する図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施の形態の廃液処理システム
を示す図である。
【図4】従来の廃液処理システムを示す図である。
【図5】図4の廃液処理システムにおいて、加工機械の
加工プロセスを変更した時の対処例の説明に付する図で
ある。
【符号の説明】
10,10a 研磨装置(加工機械) 10,10 研磨装置群 12,12a,12,12 排水ライン 14,14a,14,14 中央容器 16 廃液 30 廃液処理ユニット 32,32a,32,32 分岐ライン 34,34a,34,34,56 開閉弁 40 中間容器 42 循環経路 44 ポンプ 46 フィルタ 50 洗浄水タンク 52 ポンプ 54 洗浄水ライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の加工機械から排出される廃液を処
    理する廃液処理システムであって、 前記加工機械から排出される廃液を溜める中央容器に、
    該中央容器の容量よりも小さい容量の中間容器と該中間
    容器に戻る循環経路と該循環経路内に配したポンプとフ
    ィルタからなる複数の廃液処理ユニットを連結したこと
    を特徴とする廃液処置システム。
  2. 【請求項2】 前記各廃液処理ユニットの中間容器に洗
    浄水ラインを接続したことを特徴とする請求項1記載の
    廃液処理システム。
  3. 【請求項3】 各種加工プロセスを行う加工機械群毎に
    区分した複数の中央容器を備え、それぞれの加工機械群
    の負荷量に応じて前記各廃液処理ユニットの中間容器へ
    供給する廃液量を切換えることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の廃液処理システム。
  4. 【請求項4】 前記加工機械は研磨装置で、前記廃液は
    砥液、砥粒及び研磨くずを含むものであることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の廃液処理システ
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101346105B1 (ko) 2012-04-20 2013-12-31 케미시스 주식회사 폐슬러리에 포함된 고형분 및 오일 분리방법
JP2015080755A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 三菱化工機株式会社 船舶用排ガス浄化装置およびその方法

Cited By (3)

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