JP2001275770A - 被調節物の高さ調節装置 - Google Patents

被調節物の高さ調節装置

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JP2001275770A
JP2001275770A JP2000094949A JP2000094949A JP2001275770A JP 2001275770 A JP2001275770 A JP 2001275770A JP 2000094949 A JP2000094949 A JP 2000094949A JP 2000094949 A JP2000094949 A JP 2000094949A JP 2001275770 A JP2001275770 A JP 2001275770A
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Hidetoshi Okada
秀敏 岡田
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被調節物の底部に配設された脚の高さ調節
を、短時間で簡単に行なう。 【解決手段】 冷蔵庫の底部に配設される脚10は、ネ
ジ部11と六角頭部13とからなる六角ボルトであっ
て、ネジ部11を介して冷蔵庫の底部に高さ調節可能に
螺挿される。第1専用治具14は、本体部16の長手方
向一端部に配設された所定長さの操作杆18を備える。
本体部16に、ネジ部11の径方向からの挿脱を許容す
る切欠16bが形成される。本体部16の下面に、六角
頭部13に係脱可能な切欠部20aを形成した係合部材
20が配設される。そして、切欠部20aを六角頭部1
3に係合した状態で第1専用治具14を正逆方向に回動
することで、脚10が回動して高さ調節が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被調節物の高さ
調節装置に関し、更に詳細には、例えば大型冷蔵庫の底
部に配設した後側に位置する高さ調節可能な脚を、前側
から調節し得るよう構成した被調節物の高さ調節装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13および図14に示すように、業務
用の大型冷蔵庫40の底部には、該冷蔵庫40の設置面
42に対して所要の隙間を確保するための脚44が複数
配設されている。この脚44は、図15に示す如く、六
角頭部44aとネジ部44bとからなる六角ボルトであ
って、各脚44の突出量を調節することによって、冷蔵
庫底部の高さや姿勢を調節し得るよう構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記冷蔵庫40を厨房
等に設置するに際しては、該冷蔵庫本体の後面や左右側
面を、設置場所の壁面や他の厨房機器等に略密着させる
場合が殆どである。従って冷蔵庫40の設置作業に際
し、前記脚44の高さ調節は、設置面42と冷蔵庫底部
との隙間に、壁面や厨房機器で塞がれていない前側から
スパナ等の工具を差込んで行なうこととなる。しかしな
がら、業務用の大型冷蔵庫40は、その本体の奥行き寸
法が大きく、底部前側に配設される前側の脚44に関し
ては、一般的に使用されるスパナにより前側から容易に
高さ調節できるものの、底部後側に配設される後側の脚
44に関しては、通常のスパナの長さでは前側から隙間
に差込んでも後側の脚44に届かず、調節することがで
きない。
【0004】従って大型冷蔵庫40を設置する場合は、
該冷蔵庫40を一旦設置個所に仮に設置した状態で、後
側の脚44の高さが適正か否かを目測する。この後、冷
蔵庫40を設置個所から前側に一旦引き出して壁面や他
の厨房機器から離間させ、後側の脚44の高さを先の目
測に基づいて後側または左右側からスパナで調節し、再
度冷蔵庫40を設置個所に戻して後側の脚44の高さ具
合を再度目測する。この作業を、冷蔵庫40が適正な高
さ・姿勢となるまで繰り返すのであるが、大型冷蔵庫4
0の重量は数十kg〜100kgを越えるものもあるた
め、その移動作業を伴った調節にはかなりの重労働を強
いられると共に、作業時間が長くなる問題があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、被調節物の底部に配設された脚の
高さ調節を、短時間で簡単に行ない得るようにした被調
節物の高さ調節装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、所期
の目的を達成するため本発明は、被調節体における底部
の所定個所にネジ部を介して螺挿され、正逆回動するこ
とで高さ調節可能な脚の高さ調節装置であって、前記脚
に設けられた被係合手段と、前記脚におけるネジ部の径
方向からの挿脱を許容する切欠が形成され、前記被係合
手段の上面に載置可能な本体部と、前記本体部に配設さ
れ、前記脚の被係合手段と係脱可能に係合する係合手段
と、前記本体部に配設され、前記被調節体とその設置面
との隙間に該被調節体の前部、後部、あるいは側部から
該本体部を差込んで、調節対象となる脚の被係合手段に
係合手段を係合させ得る長さに設定された操作杆とから
構成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る被調節物の高
さ調節装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を
参照しながら以下説明する。以下に示す各実施例では、
被調節物として冷蔵庫を例示して説明するが、これに限
定されるものでなく、被調節物はショーケースや自動販
売機、あるいは各種厨房機器等、高さ調節を必要とする
もの全てを対象とする。
【0008】
【第1実施例】図1(a),(b)は、第1実施例に係る高
さ調節装置を示すものであって、前記冷蔵庫40(図1
3,図14参照)の底部に配設される脚10は、雄ネジが
螺設されたネジ部11と、該ネジ部11の下端に一体に
形成された被係合手段としての六角頭部13とからなる
六角ボルトであって、そのネジ部11を介して冷蔵庫4
0の底部に高さ調節可能に螺挿されるよう構成される。
【0009】前記高さ調節装置を構成する第1専用治具
14は、図2(a),(b)に示すように、長方形状に形成
した板金からなる本体部16と、該本体部16の長手方
向一端部側を僅かの長さ寸法で直角に折曲した折曲部1
6aの幅方向中央部に配設されて、該本体部16から離
間する方向に所定長さで延在する操作杆18とから構成
される。本体部16には、前記折曲部16aを形成した
一端部とは反対の他端部側に開放する矩形状の切欠16
bが所定長さで形成されている。この切欠16bは、そ
の短手方向の切欠幅が、前記脚10におけるネジ部11
の直径よりも大きく、かつ六角頭部13の直径よりも小
さい寸法に設定され、後述する脚10の高さ調節に際
し、ネジ部11の径方向からの挿脱を許容すると共に、
本体部16を六角頭部13の上面に載置し得るように構
成される。なお、切欠16bの開口端部側は僅かに拡開
するよう形成されており、該切欠16b内に前記ネジ部
11を挿通する際の案内に供される。
【0010】前記第1専用治具14における本体部16
の下面には、係合手段としての係合部材20が一体的に
配設されている。この係合部材20は、本体部16の略
半分の長さの板材であって、その一端を前記折曲部16
aに当接すると共に、他端を切欠16bの開放端側に指
向させている。そして、前記脚10の六角頭部13に対
して一方向から係脱可能に係合し得る係合切欠部20a
が、係合部材20の他端に開放するよう形成されてお
り、該切欠部20aを六角頭部13に係合した状態で当
該第1専用治具14を正逆方向に回動することで、脚1
0が回動して高さ調節が行われるようになっている。
【0011】なお、第1専用治具14の本体部16を六
角頭部13の上面に載置した状態で、該六角頭部13に
対して係合切欠部20aが径方向から係合可能な位置に
臨むよう設定される。また本体部16を六角頭部13の
上面に載置した状態で、該六角頭部13に対する係合切
欠部20aの係脱が可能に構成される。更に、前記操作
杆18は、前記冷蔵庫40の後部側に配設された調節対
象となる後側の脚10に対して、該冷蔵庫40の底部と
設置面42との隙間に前部側から差込んだ本体部16の
係合切欠部20aを、前記六角頭部13に係合させ得る
のに充分な長さ寸法に設定されている。
【0012】
【第1実施例の作用】次に、第1実施例に係る高さ調節
装置の作用につき以下説明する。なお、高さ調節装置
は、前記冷蔵庫40の後面や左右側面が、設置個所の壁
面や他の厨房機器等に略密着して設置された状態で、該
冷蔵庫40の前面から離間する後部側に位置する後側の
脚10の調節を、前部側から行ない得るものであるの
で、その手順を説明する。
【0013】前記冷蔵庫40の後部側に配設した前記脚
10の高さを調節するに際して、冷蔵庫40の底部と設
置面42との隙間に前部側から差込んだ前記第1専用治
具14における本体部16の他端部を、脚10における
六角頭部13の上面に載置する。この状態で、第1専用
治具14を更に前進させることで、本体部16の切欠1
6bに脚10のネジ部11が径方向から挿通され、脚1
0に対する本体部16が適正な位置に臨む(図1(a),
(b)参照)。そして、第1専用治具14をネジ部11の
軸心方向に更に移動して、前記係合部材20の係合切欠
部20aを六角頭部13に係合させた後、前記操作杆1
8を所定の方向に回動することによって脚10が一体的
に回動する。所要角度だけ操作杆18を回動させた後
は、係合切欠部20aが六角頭部13から離脱する位置
まで第1専用治具14を後退させ、操作杆18を逆方向
に回動して再び係合切欠部20aを六角頭部13に係合
させる。そして、更に操作杆18を所定方向に回動させ
る作業を繰り返すことによって、冷蔵庫40の底部に対
するネジ部11の螺入量が増減して脚10の高さが調節
される。
【0014】前記第1実施例の高さ調節装置は、所要長
さの操作杆18を備えているから、冷蔵庫40の底部と
設置面42との隙間に対して、壁面や他の厨房機器等で
塞がれていない前部側から第1専用治具14を差込ん
で、調節対象となる後側の脚10の調節を行なうことが
できる。すなわち、高さ調節に際して、冷蔵庫40を設
置個所からいちいち引き出して脚10の調節を行なう必
要はなく、作業者を重量のある冷蔵庫40を何回も移動
させる作業から解放し得ると共に、調節作業に要する時
間を短縮し得る。また、第1専用治具14の本体部16
を六角頭部13に載置することで、該六角頭部13と第
1専用治具14の係合切欠部20aとの相対位置が決ま
るので、六角頭部13から係合切欠部20aを離脱する
毎に、該切欠部20aの上下位置を決める必要はなく、
脚10の回動操作を簡単に行ない得る。また、第1専用
治具14は板金を折曲したり溶接により作成し得るもの
で、安価に提供できる。
【0015】
【第2実施例】図3〜図6は、第2実施例に係る高さ調
節装置を示すものであって、前記第1実施例に既出の同
一部材には同じ符号を付して示す。第2実施例に係る脚
50は、第1実施例と同様にネジ部11と六角頭部13
とからなる六角ボルトであり、そのネジ部11を介して
前記冷蔵庫40の底部に高さ調節可能に螺挿される。但
し、この脚50には、六角頭部13の上面に、ネジ部1
1に挿通された被係合手段としてのプレート12が、該
脚50と一体的に回動するように配設固定されている。
このプレート12は、図3(a),(b)に示す如く、六角
頭部13よりも充分に大きい直径寸法に設定された薄肉
円形の板金部材であって、その中心部をネジ部11の軸
心と整列させた状態で、該ネジ部11の開放端部から挿
通孔12bを介して挿通されて、前記六角頭部13の上
面(ネジ部11が突設される側)に当接した位置で溶着し
てある。プレート12の外周縁部全体には、矩形状の係
合凹部12aが周方向に所定間隔毎に複数形成される。
この係合凹部12aは、後述する第2専用治具52を構
成する本体部16に形成された係合凸部16cが係脱可
能に係合し、該係合凸部16cを係合凹部12aに係合
させた状態で第2専用治具52を所定方向に回動させる
ことにより、脚50が回動して高さ調節が行われるよう
になっている(図6参照)。
【0016】前記第2専用治具52は、図4(a),(b)
に示すように、第1実施例と同様に切欠16bを形成し
た本体部16と、該本体部16の折曲部16aに設けた
操作杆18とから基本的に構成される。本体部16の折
曲部16aには、前記プレート12の係合凹部12aに
係脱可能に係合する係合手段としての係合凸部16cが
形成されている。すなわち図4(b)に示すように、折曲
部16aの短手幅と略同一幅の2枚の短尺な板部材をL
字状に夫々折曲し、この折曲した部分を合掌状態で固着
させた後に、該合掌部分が折曲される基部を、折曲部1
6aの前側(操作杆18が配設される面とは反対側)に固
着することで、該折曲部16aから本体部16の他端部
側に向けて突出する係合凸部16cが形成される。また
本体部16の切欠16bにおける長手方向の切欠幅は、
係合凸部16cをプレート12の係合凹部12aに係合
させ得る位置まで、該切欠16b内に前記ネジ部11の
挿通を許容する寸法に設定されている。更に操作杆18
は、前記冷蔵庫40の後部側に配設された後側の脚50
に対して、該冷蔵庫40の底部と設置面42との隙間に
前部側から差込んだ本体部16の係合凸部16cを、対
応するプレート12の係合凹部12aに係合させ得るの
に充分な長さ寸法に設定される。
【0017】なお、第2専用治具52の本体部16をプ
レート12の上面に載置した状態で、該プレート12の
係合凹部12aに対して係合凸部16cが径方向から係
合可能な位置に臨むよう設定される。また、本体部16
をプレート12の上面に載置したままで、該係合凹部1
2aに対する係合凸部16cの係脱が可能に構成されて
いる。
【0018】
【第2実施例の作用】次に、第2実施例に係る高さ調節
装置の作用につき、前述した第1実施例の場合と同様
に、後面や左右側面が壁面や他の厨房機器に略密着した
状態で設置された冷蔵庫40の前面から離間する後部側
に位置する後側の脚50を、前部側から調節する場合を
説明する。
【0019】前記冷蔵庫40の後部側に配設した前記脚
50の高さを調節するに際して、冷蔵庫40の底部と設
置面42との隙間に前面側から差込んだ前記第2専用治
具52における本体部16の他端部を、脚50に配設し
たプレート12の上面に載置する。この状態で、第2専
用治具52を更に前進させることで、図5(a),(b)に
示す如く、本体部16の切欠16bに脚50のネジ部1
1が径方向から挿通され、脚50に対して本体部16が
適正な位置に臨む。そして、第2専用治具52をネジ部
11の軸心方向に更に移動して、前記係合凸部16cを
プレート12の係合凹部12aに係合させた後、図6に
示すように、前記操作杆18を所定の方向に回動するこ
とによって、該第2専用治具52と脚50とが一体的に
回動する。なお、脚50の回動に際し、切欠16bに挿
通されているネジ部11が第2専用治具52の回動支点
となり、回動操作が確実になされる。所要角度だけ操作
杆18を回動させた後は、係合凸部16cが係合凹部1
2aから離脱する位置まで第2専用治具52を移動さ
せ、回動方向から所定歯数だけ戻った位置にある別の係
合凹部12aに該係合凸部16cを係合させる。そして
更に操作杆18を所定方向に回動させることを繰り返す
ことによって、冷蔵庫40の底部に対するネジ部11の
螺入量が増減して脚50の高さが調節される。
【0020】前記第2実施例の高さ調節装置の場合も、
第1実施例と同様に、冷蔵庫40を設置個所に設置した
状態で、各部位に配設される脚50の高さ調節を前部側
から行なうことができる。また、第2専用治具52の本
体部16をプレート12に載置することで、該プレート
12の係合凹部12aと第2専用治具52の係合凸部1
6cとの相対位置が決まるので、脚50の回動操作を簡
単に行ない得る。更に、プレート12の係合凹部12a
の数は多いので、六角頭部13をスパナで直に回動させ
る場合に比べ、第2専用治具52を狭い角度範囲で回動
することで調節が可能である。なお、第2専用治具52
は板金を折曲したり溶接により作成し得るもので、安価
に提供できる。
【0021】
【第3実施例】図7および図8は、第3実施例に係る高
さ調節装置を示すものであって、その基本的な構成は、
前記第2実施例と同一である。但し第3実施例では、前
記第1実施例と同一の脚10に対してプレート12が着
脱可能に配設される点で異なっている。すなわち、プレ
ート12の底面には、断面L字形に折曲形成した一対の
板材22,22が、前記ネジ部11に挿通される挿通孔
12bを挟んで対向するよう垂設されている。両板材2
2,22が相互に離間する幅は、図7(c)に示すよう
に、脚10における六角頭部13の対向する側面と係合
して、該六角頭部13とプレート12とが一体的に回動
するよう設定される。なお、第3実施例に係る高さ調節
装置を構成する第3専用治具55は、第2実施例の第2
専用治具52と同じである。
【0022】
【第3実施例の作用】すなわち、第3実施例に係る高さ
調節装置の場合は、前記冷蔵庫40に脚10を取付ける
際に、該脚10に対して前記両板材22,22が六角頭
部13と係合する状態で前記プレート12を予め取付け
ておく。そして、脚10の高さ調節に関しては、前記第
2実施例と同様に行なわれる。なお、第3実施例のよう
に脚10に対してプレート12を着脱可能に配設する構
成では、脚10にプレート12を溶着する工程を省略し
得る。
【0023】
【第4実施例】図9〜図12は、第4実施例に係る高さ
調節装置を示すものであって、前記冷蔵庫40に配設さ
れる脚10を回動操作する第4専用治具24は、脚10
に着脱可能に係合する本体部材(本体部)25と、該本体
部材25を操作する操作部材26とから構成される。図
9(a)に示す如く、本体部材25は略長方形に形成され
た板金材であって、脚10のネジ部11の径方向からの
挿脱を許容する幅寸法の切欠25aが、長手方向の一端
部に開放して所定長さで形成されている。切欠25aの
長手方向の内端縁は半円弧状に形成されると共に、該弧
状部25bを囲繞するように、前記六角頭部13の外周
面に係合可能な略六角形状に形成された係合手段として
の受板27が本体部材25の下面に垂設されている。そ
して、切欠25aに挿通したネジ部11を弧状部25b
に当接した状態で、本体部材25を下降することで、受
板27が六角頭部13に上方から係合し、該六角頭部1
3と本体部材25とが一体に回動可能となるよう構成さ
れる。なお、受板27は、切欠25aと対応する幅だけ
切欠かれて、ネジ部11の挿脱が許容されるようになっ
ている。
【0024】前記本体部材25の切欠25aが開放しな
い長手方向他端は、図9(a)に示す如く半円弧状に成形
され、その外周縁には、周方向に所定間隔毎に係合凹部
25cが形成されている。また、係合凹部25cが形成
される円弧状端部の中心位置に挿通孔25dが穿設さ
れ、この挿通孔25dに挿通された支軸28を介して、
前記操作部材26が回動可能に連結される(図10参
照)。
【0025】前記操作部材26は、図9(b)に示すよう
に、所定長さ寸法の操作杆18と、該操作杆18の長手
方向一端に配設された係着部32とから基本的に構成さ
れる。この係着部32は、矩形状に成形した2枚の薄板
34,34を上下に所定間隔離間して平行に連結するこ
とで構成され、その長手方向の一端が操作杆18に配設
固定されると共に、他端側から前記本体部材25が摺動
可能に挿入されている。両薄板34,34における他端
部近傍に、短手方向の中心線に沿った長孔34a,34
aが形成されており、図10(a),(b)に示す如く、前
記本体部材25の挿通孔25dと両長孔34a,34a
とに支軸28を共通的に挿通することで、本体部材25
と操作部材26とが相対的に回動可能に構成される。ま
た長孔34a,34aの長さ分だけ、本体部材25に対
して操作部材26が進退移動し得るよう設定される。
【0026】前記2枚の薄板34,34の間には、前記
本体部材25の係合凹部25cに係脱可能な係合凸部3
6が形成され、本体部材25に対して長孔34a,34
aの長さ分だけ操作部材26を進退移動することで、係
合凹部25cに対して係合凸部36を係脱し得るよう構
成されている。なお、前記操作杆18の長さ寸法は、前
述した各実施例と同様に、前記冷蔵庫40の後部側に配
設された調節対象となる後側の脚10に対して、該冷蔵
庫40の底部と設置面42との隙間に前部側から差込ん
だ本体部材25の受板27を、前記六角頭部13に係合
させ得るように設定される。
【0027】
【第4実施例の作用】次に、第4実施例に係る高さ調節
装置の作用につき、前述した第1実施例の場合と同様
に、後面や左右側面が壁面や他の厨房機器に略密着した
状態で設置された冷蔵庫40の前面から離間する後部側
に位置する後側の脚10を、前部側から調節する場合を
説明する。
【0028】前記第4専用治具24を使用するに際して
は、図11(a)に示すように、前記受板27が脚10の
六角頭部13と干渉しない位置で、本体部材25の切欠
25aに脚10のネジ部11を径方向から挿通する。本
体部材25における切欠25aの弧状部25bにネジ部
11が当接すると、図11(b)に示す如く、前記受板2
7が六角頭部13の真上に到来し、この状態で第4専用
治具24を下降させれば、該受板27が六角頭部13に
上方から係合し、本体部材25は脚10と一体的に回動
可能な状態となる(図12(a)参照)。
【0029】次に、前記長孔34a,34aを介して操
作部材26を本体部材25に近接させ、該操作部材26
の係合凸部36を本体部材25の係合凹部25cに係合
させる。この状態で操作杆18を介して操作部材26を
所定方向に回動させることにより、本体部材25と共に
脚10が一体的に回動する。所要角度だけ操作部材26
を回動させた後は、係合凸部36が係合凹部25cから
離脱する位置まで操作部材26を本体部材25に対して
後退させ、操作部材26を逆方向に回動して再び係合凸
部36を係合凹部25cに係合させる。そして更に操作
部材26を所定方向に回動させることを繰り返すことに
よって、冷蔵庫40の底部に対するネジ部11の螺入量
が増減して脚10の高さが調節される。なお、この第4
実施例の高さ調節装置は、基本的には前述した第2実施
例と同様の効果を奏する。
【0030】前記第2実施例〜第4実施例において、係
合凹部と係合凸部との関係は逆であってもよい。すなわ
ち、プレートや本体部材に設けた係合凸部に係合可能な
係合凹部を、本体部や操作部材に設ける構成を採用し得
る。また各実施例では、冷蔵庫の前部側から調節対象と
なる脚の高さ調節を行なう場合で説明したが、冷蔵庫の
左右側部が壁や他の厨房機合で塞がれていなければ、側
部側から隙間に専用治具を差込んで脚の調節を行なうこ
ともできる。
【0031】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る被調節
物の高さ調節装置では、被調節物の後面や左右側面が、
設置個所の壁面や他の機器等に略密着して設置された状
態であっても、その前部側から後側に位置する脚の調節
を簡単に行なうことができ、高さ調節に際して被調節物
を設置個所から前面側に引き出す等の重労働から作業者
を解放し得ると共に、作業時間を短縮することができ
る。また、本体部を被係合手段に載置した状態で、被係
合手段に対する係合手段の係脱を行ない得るから、被係
合手段から係合手段を離脱する毎に、該係合手段の上下
位置を決める必要はなく、脚の調節を簡単に行ない得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る高さ調節装置の第1専用治
具を脚の六角頭部に載置した状態で示す側面図および底
面図である。
【図2】 第1専用治具を示す側面図および底面図であ
る。
【図3】 第2実施例に係る高さ調節装置の脚を示す平
面図および側面図である。
【図4】 第2実施例に係る高さ調節装置の第2専用治
具を示す側面図および底面図である。
【図5】 第2専用治具を脚のプレートに載置した状態
で示す平面図および側面図である。
【図6】 第2専用治具で脚を回動させる状態を示す説
明図である。
【図7】 第3実施例に係る高さ調節装置の脚およびプ
レートを示す平面図および側面図である。
【図8】 第3実施例に係る高さ調節装置の第3専用治
具を脚のプレートに載置した状態で示す平面図および側
面図である。
【図9】 第4実施例に係る高さ調節装置の第4専用治
具における本体部材および操作部材を分解して夫々を示
す側面図、底面図および平面図である。
【図10】 第4専用治具を示す側面図および底面図で
ある。
【図11】 第4専用治具を脚のスペーサに載置する前
の状態で示す側面図および底面図である。
【図12】 第4専用治具で脚を回動させる状態を示す
説明図である。
【図13】 冷蔵庫を示す正面図である。
【図14】 冷蔵庫を示す縦断側面図である。
【図15】 冷蔵庫に配設される脚を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
10 脚,11 ネジ部,12 プレート(被係合手段),
12a 係合凹部 13 六角頭部(被係合手段),16 本体部,16b 切
欠 16c 係合凸部(係合手段),18 操作杆,20 係合
部材(係合手段) 25 本体部材(本体部),25a 切欠,25c 係合凹
部,26 操作部材 27 受板(係合手段),36 係合凸部,40 冷蔵庫(被
調節物) 42 設置面,50 脚

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被調節体(40)における底部の所定個所に
    ネジ部(11)を介して螺挿され、正逆回動することで高さ
    調節可能な脚(10,50)の高さ調節装置であって、 前記脚(10,50)に設けられた被係合手段(12,13)と、 前記脚(10,50)におけるネジ部(11)の径方向からの挿脱
    を許容する切欠(16b,25a)が形成され、前記被係合手段
    (12,13)の上面に載置可能な本体部(16,25)と、 前記本体部(16,25)に配設され、前記脚(10,50)の被係合
    手段(12,13)と係脱可能に係合する係合手段(20,16c,27)
    と、 前記本体部(16,25)に配設され、前記被調節体(40)とそ
    の設置面(42)との隙間に該被調節体(40)の前部、後部、
    あるいは側部から該本体部(16,25)を差込んで、調節対
    象となる脚(10,50)の被係合手段(12,13)に係合手段(20,
    16c,27)を係合させ得る長さに設定された操作杆(18)と
    から構成したことを特徴とする被調節体の高さ調節装
    置。
  2. 【請求項2】 前記脚(10)の被係合手段は、前記ネジ部
    (11)に一体的に形成された六角頭部(13)である請求項1
    記載の被調節体の高さ調節装置。
  3. 【請求項3】 前記脚(10,50)の被係合手段は、前記ネ
    ジ部(11)に一体的に回動可能に配設され、周縁部に所定
    間隔で複数の係合凹部(12a)を形成したプレート(12)で
    あり、また前記本体部(16)の係合手段は、前記プレート
    (12)の係合凹部(12a)と係脱可能に係合する係合凸部(16
    c)である請求項1記載の被調節体の高さ調節装置。
  4. 【請求項4】 前記プレート(12)は、前記ネジ部(11)に
    一体的に形成された六角頭部(13)に着脱可能に係合し
    て、該六角頭部(13)と一体的に回動可能となる請求項3
    記載の被調節体の高さ調節装置。
  5. 【請求項5】 前記本体部としての本体部材(25)に対し
    て、前記操作杆(18)を備える操作部材(26)が回動かつ進
    退移動可能に配設されると共に、前記本体部材(25)に形
    成された係合凹部(25c)に対して係脱可能な係合凸部(3
    6)が操作部材(26)に形成され、前記係合凹部(25c)に係
    合凸部(36)を係合することで本体部材(25)と操作部材(2
    6)とが一体的に回動可能となる請求項1記載の被調節体
    の高さ調節装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100512721B1 (ko) * 2003-02-06 2005-09-07 삼성전자주식회사 냉장고

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