JP2001275449A - 幹刈りタバコ収穫車 - Google Patents

幹刈りタバコ収穫車

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JP2001275449A
JP2001275449A JP2000093970A JP2000093970A JP2001275449A JP 2001275449 A JP2001275449 A JP 2001275449A JP 2000093970 A JP2000093970 A JP 2000093970A JP 2000093970 A JP2000093970 A JP 2000093970A JP 2001275449 A JP2001275449 A JP 2001275449A
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JP
Japan
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trunk
tobacco
stem
stick
transport
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Application number
JP2000093970A
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English (en)
Inventor
Sadao Takeno
節生 武野
Kensuke Omae
健介 大前
Kazuo Nagamura
一男 長村
Yoshiaki Maekawa
良明 前川
Nobuyoshi Hattori
信義 服部
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Japan Tobacco Inc
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Japan Tobacco Inc
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Publication date
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 畦を跨いで走行する車両本体上に荷台を設
け、該荷台上にステッキ刺し装置を配し、該ステッキ刺
し装置後方にステッキ刺ししたタバコ幹の収容部を配置
すると共に、前記荷台前部には幹刈搬送装置を配置し、
該幹刈搬送装置と前記ステッキ刺し装置との間にオペレ
ーターの作業部を設ける構成において、前記幹刈搬送装
置の刈取高さや刈取角度の調節が難しい、という問題が
あった。 【解決手段】 荷台2前部にコラム95を立設し、該コ
ラム95に幹刈搬送装置4をハンドル96で高さ調節可
能に配設すると共に、幹刈搬送装置4には上下回動可能
に搬送部102を設け、該搬送部102と幹刈搬送装置
4との間に伸縮部材51を介設し、該伸縮部材51の伸
縮により搬送部102を角度調節可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タバコ幹の幹刈り
収穫を行うに際して、刈り取り条件を適正化すると共
に、幹刈りしたタバコ幹の収容と圃地外への搬出とを高
効率でかつ連続的に行うことが可能な幹刈りタバコ収穫
車の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】在来種及びバーレー種タバコの収穫は一
本のタバコ幹から20枚以上のタバコ葉を収穫する。代
表的な収穫方法としては、先ず、下位葉6枚程度を幹か
らもぎ取り、それは連縄に葉編みされ乾燥される。残り
の上位葉は幹刈りと称される収穫法により行われる。す
なわち、14枚程度の葉を幹に着けた状態でタバコ幹は
鎌・鋸等で切り取られ、その後、タバコ葉を着けたまま
でタバコ幹が収集され、乾燥施設内の乾燥室に吊り込ま
れる。
【0003】この刈り取りから乾燥室への吊り込みを連
続化して作業効率を高めるため、幹刈搬送装置、ステッ
キ刺し装置、収容部などから構成される幹刈りタバコ収
穫車が提案されている。該幹刈りタバコ収穫車において
は、車両本体を畦に沿って走行させながら、前方の幹刈
搬送装置においてタバコ幹を切断して該タバコ幹を後上
方に搬送し、前記ステッキ刺し装置により所定本数のタ
バコ幹がステッキに突き刺され、この突き刺しが完了し
たステッキ(以下「幹懸吊済みステッキ」とする)は、
取り出して収容部に保管された後、横付けしたトラック
などに移し替えられて、前記乾燥施設まで搬送される。
【0004】このような幹刈搬送装置において、その高
さ調節は、例えば下端に車輪を有する支持杆を幹刈搬送
装置前部に上下スライド可能に取り付け、その取付位置
を変更することになどにより行うようにしていた。ま
た、この幹刈搬送装置で切断し搬送されてきたタバコ幹
は、搬送チェーンの支持部材を、幹刈搬送装置後部下方
の左右側方に配設した幹置き台の方が低くなるように左
右に傾斜させることにより、タバコ幹が幹置き台上に自
然に倒れるようにしていた。さらに、該幹置き台上に載
置されたタバコ幹は、前記ステッキ刺し装置によりステ
ッキ刺しされ、この幹懸吊済みステッキは、前記収容部
に載置された収納フレーム上に横架して保管するように
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記幹
刈搬送装置の高さ調節は、車両本体が停止した状態で前
記支持杆を上下に摺動することにより行うため、刈り取
り作業を一時中止する必要があり、作業効率が著しく低
下し、また、実際の刈り取り状況を見ながらの高さ調節
ができないため、圃場の状況に応じた適正な刈取高さの
調節が困難である、という問題があった。そして、幹刈
搬送装置の角度調節については、前記高さ調節と一体的
に連動して行えるようにしているか、あるいは全く調節
できないかであり、いずれにおいても角度のみを自在に
変更できないため、適正な刈取角への調節が困難であ
る、という問題もあった。
【0006】また、従来の幹刈搬送装置では、切断し搬
送されてきたタバコ幹を前記幹置き台上に倒れるように
するには、幹刈搬送装置全体を傾けるだけでは不十分で
あり、タバコ幹を幹置き台の方に押圧するガイド部材を
別途付設する必要があるため、部品点数が増え、コスト
高やメンテナンス性の低下が避けられず、更には、この
ガイド部材が邪魔となり、刈り取り状況が確認しにくく
なる、という問題があった。
【0007】そして、前記収納フレーム上に横架された
幹懸吊済みステッキを乾燥施設に運搬するには、横付け
したトラックまで幹懸吊済みステッキを一本ずつ運んで
移し替える必要があるため、作業効率が悪く、その上、
タバコ幹を懸吊した重い幹懸吊済みステッキの上げ下ろ
しのため、作業者の疲労が大きい、という問題があっ
た。また、前記収納フレーム上に仮置き台をスライド可
能に設け、該仮置き台上に幹懸吊済みステッキを横架す
る一方、横付けしたトラック上にも収納フレームと略同
様な構成の移送フレームを載置し、該移送フレームと前
記収納フレームとの間にレールを横架し連結させ、該レ
ールを介して幹懸吊済みステッキを仮置き台ごとトラッ
クに移し替える技術があるが、このような場合も、レー
ルを横架するのに、幹刈りタバコ収穫車とトラックとの
位置合わせなどに時間がかかり、さらに、複数の幹懸吊
済みステッキを横架させた仮置き台は非常に重いため、
人力では搬送が難しく、加えて、乾燥施設までの途中や
乾燥施設内の随所に、前記移送フレームやレールを配設
しておく必要があり、移送設備コストも高くなる、とい
う問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に上記課題を解決するた
めの手段を説明する。すなわち、請求項1においては、
畦を跨いで走行する車両本体上に荷台を設け、該荷台上
に進行方向と直角方向にタバコ幹をステッキ刺しするス
テッキ刺し装置を配し、該ステッキ刺し装置の後方にス
テッキ刺ししたタバコ幹の収容部を配置すると共に、前
記荷台前方には幹刈搬送装置を配置し、該幹刈搬送装置
と前記ステッキ刺し装置との間にはオペレーターの作業
部を設ける構成において、荷台前部にコラムを立設し、
該コラムに前記幹刈搬送装置をハンドルで高さ調節可能
に配設すると共に、幹刈搬送装置には上下回動可能に搬
送部を設け、該搬送部と幹刈搬送装置との間に伸縮部材
を介設し、該伸縮部材の伸縮により搬送部を角度調節可
能としたものである。
【0009】請求項2においては、請求項1記載の幹刈
搬送装置の搬送部は、無端状の搬送チェーンと、該搬送
チェーンに対向して配置する挟持杆を有し、前記搬送部
の後部下方より左右側方には幹置き台を配設すると共
に、該幹置き台側に搬送部終端の搬送チェーンを捻り、
搬送されたタバコ幹が前記幹置き台上へ傾倒するように
構成するものである。
【0010】請求項3においては、請求項1記載の収容
台車の上部には、ステッキ刺ししたタバコ幹を懸吊する
ステッキを並べる横架フレームを設け、該横架フレーム
は、ステッキ刺し装置側から離間するほど低くなるよう
に傾斜させるものである。
【0011】請求項4においては、請求項1記載の収容
台車の下部には、方向を自在に変更可能な車輪を設ける
と共に、収容台車の下方の荷台上には、該車輪を自在に
係脱可能な固定具を配設し、該固定具は車輪を挿入する
溝部と、該溝部内に車輪を挟持して固定する支持部材と
を有し、該支持部材は前記溝部に挿脱可能に設けるもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は幹刈りタバコ収穫車の全体側面
図、図2は同じく平面図、図3は同じく斜視図、図4は
刈り取り状況を示す斜視図、図5は幹刈搬送装置の側面
断面図、図6は同じく正面断面図、図7はステッキ刺し
装置の正面図、図8は同じく斜視図、図9は収容台車の
使用状況を示す斜視図、図10は収容台車の斜視図、図
11は収容台車のストッパーの斜視図である。
【0013】まず、本発明に係わる幹刈りタバコ収穫車
の全体構成について、図1乃至図4により説明する。本
発明の幹刈りタバコ収穫車は、車両本体1上の荷台2前
部に取り付けられる幹刈搬送装置4と、荷台2上に搭載
されるステッキ刺し装置7とステッキ刺ししたタバコ幹
の本発明に係わる収容部10と、該ステッキ刺し装置7
と前記幹刈搬送装置4との間に設けられた作業部13と
から構成される
【0014】前記車両本体1は植生するタバコに沿って
走行可能なものであれば任意であり自走式でもよく、他
に牽引車に牽引されるものでもよい。図示の例の車両本
体1は、クローラー式走行装置15によって走行できる
ようにしており、荷台2前部の右側(進行方向)には、
操縦部11が配置され、該操縦部11の下方に走行用の
駆動部として原動機16やミッションケース17等が配
置されている。操縦部11上にはメインクラッチレバー
やサイドクラッチレバー等を配置しており、機体の停止
や旋回操作が行える。他方、荷台2の後下部に前記幹刈
搬送装置4やステッキ刺し装置7等の作業用の駆動部1
4が配置され、該駆動部14は原動機18や油圧ポンプ
19a・19b等より構成される。こうして前後に原動
機等を配置して前後左右の重量バランスをとることがで
きる。
【0015】また、前記荷台2前半部には作業フレーム
6が立設されて作業部13が形成され、該作業部13の
進行方向左側は、ステッキ8を収納するステッキ立て9
3が配設されているだけであり、広い空間が確保されて
いるため、作業者は、余裕を持って連続的に一連の作
業、すなわち、刈り取ったタバコ幹を幹刈搬送装置4で
搬送し、搬送されたタバコ幹の株元部を把持してステッ
キ刺し装置7まで持ち上げてタバコ幹をステッキ8に刺
し、所定本数のタバコ幹が刺された懸吊済みステッキは
取り出され、収容部10に送り込む。
【0016】次に、幹刈りタバコ収穫車の各部について
詳細に説明する。初めに幹刈搬送装置4について、図1
乃至図6により説明する。図1、図2に示すように、前
端に誘導部100、その後部には高さ調節部101及び
角度調節部104、更に、その上方から後上方に延設す
る搬送部102、該搬送部102の前下方に配置する切
断部58、搬送部102の横下方に位置して角度調節部
104に連結し、前記搬送部102を支持する支持部1
03等から構成されている。
【0017】図1乃至図4に示すように、該支持部10
3には回動フレーム33が前後方向に配置され、該回動
フレーム33前部には、伸縮可能な伸縮部材51の上端
が固設され、回動フレーム33後部には、回動支点軸2
1の途中部が固設されている。該回動支点軸21は、左
右方向に配置されると共に、その両側が幹刈搬送装置支
持ブラケット20・20に軸支され、該幹刈搬送装置支
持ブラケット20・20は、幹刈搬送装置支持フレーム
105上部に左右一対固設されており、幹刈搬送装置4
を上下回動自在に支持している。そして、該幹刈搬送装
置支持フレーム105の上下途中部は、前記伸縮部材5
1の下端が連結部材106を介して連結され、角度調節
部104が構成されている。
【0018】また、幹刈搬送装置支持フレーム105の
下部には、前後水平方向に配置された左右一対のガイド
支持アーム52の途中部が固定され、該ガイド支持アー
ム52・52の前端には一対の支持杆53・53が上下
摺動・固定可能に内挿され、該支持杆53・53の下部
には、平面視略ハ字状に構成したガイド54・54の後
端部が上下回動・固定可能に連結され、該ガイド54・
54は前方に左右平行状に突出されており、ガイド54
・54は、前記支持杆53を上下に昇降させることによ
りガイド高さを調整し、支持杆53・53下部を中心に
回動させることによりガイド角度を調整できる。
【0019】このような構成において、後述する昇降機
構94により幹刈搬送装置4全体の高さを調節した後、
ターンバックルなどの前記伸縮部材51を伸縮操作する
ことにより、回動支点軸21を中心にして前記搬送部1
02を上下に回動させ、刈取角度を調節できるように
し、さらに、ガイド54についても、前記支持杆53を
介してガイド高さやガイド角度を調整できる。なお、前
記伸縮部材51は、ターンバックルのように無段階に伸
縮可能な構成だけでなく、ピンを差し替えて複数の段階
で長さを変化させる構成としてもよく、特に限定される
ものではない。
【0020】また、図1、図3、図4に示すように、平
面視ハ字状の前記ガイド54・54は後方になるほど狭
く形成された上、左右略対称に配置されており、その底
面には合成樹脂等で構成した滑り易い部材を貼設してい
る。そして、該ガイド54・54と、その上方で前記搬
送部102前部に配設する尖状のディバイダー55・5
5とから誘導部100が構成されている。また、ガイド
54・54は後述する切断部58の下方に配置され、前
方に突設されている。
【0021】このような構成により、前記誘導部100
によりタバコ幹を受け入れてガイド54・54によりタ
バコ幹の根元部を支持して確実に切断できると共に、タ
バコ幹を搬送部102前部に誘導することができる。な
お、荷台前部2aの下部両側から斜め後に垂設するパイ
プ98・98からは、斜め前下方にキャスター輪99・
99が突設され、該キャスター輪99・99は、圃場上
方に離間して配置されており、走行中に車両本体1が圃
場表面の凹凸などにより傾倒しようとしても、該キャス
ター輪99・99により支持されるため、転倒を防止で
きる。
【0022】また、図1、図2に示すように、前記幹刈
搬送装置支持フレーム105は、荷台前部2aの左右略
中央から立設させたコラム95に、図示せぬラックとピ
ニオンなどから形成される昇降機構94を介して連結さ
れ、該昇降機構94にはハンドル96が連結・接続され
ている。このような構成において、コラム95に設けた
ハンドル96を操作することにより、昇降機構94を動
作させて幹刈搬送装置支持フレーム105を昇降し、該
幹刈搬送装置支持フレーム105により支持される幹刈
搬送装置4全体の高さを調節できるようにし、高さ調節
部101を構成している。なお、本実施例の高さ調節部
101においては、ハンドル96を手動で操作して幹刈
搬送装置4の高さを調節するようにしているが、油圧や
電動のアクチュエータの操作スイッチを前記操縦部11
に設け、該操作スイッチを操作して前記幹刈搬送装置支
持フレーム105を昇降させてもよい。
【0023】すなわち、上記のように、荷台前部2aに
コラム95を立設し、該コラム95に前記幹刈搬送装置
4をハンドル96で高さ調節可能に配設すると共に、幹
刈搬送装置4には上下回動可能に搬送部102を設け、
該搬送部102と幹刈搬送装置4との間に伸縮部材51
を介設し、該伸縮部材51の伸縮により搬送部102を
角度調節可能としたので、刈取高さや刈取角度を各々単
独で自由に変更でき、タバコの生育や圃場の状況に応
じ、タバコ幹の刈取位置を、適正位置に迅速かつ確実に
設定できる。さらに、走行操作しながらであっても、ハ
ンドル96を操作して刈取高さを調整できるため、刈り
取り作業をいちいち中止する必要がなく、作業効率を著
しく向上させることができ、また、実際に刈り取り状況
を見ながら調整できるため、より適正な刈取高さに調整
することができる。
【0024】また、図1、図5、図6に示すように、前
記搬送部102は前後方向に後上がりの傾斜状に配設さ
れると共に、該搬送部102は搬送体22、挟持杆2
5、ディバイダー55、及び駆動装置等から構成され、
そのうち、搬送体22は進行方向右側に配置され、無端
帯としての搬送チェーン24、該搬送チェーン24の外
周面に上下方向に固設されるプレート36、及び該プレ
ート36の上下部より外へ向けて突設される複数列のス
パイク爪37・37・・・とから構成される。そして、
搬送部102の進行方向左側には、上下平行状に二本配
置される前記挟持杆25・25が配置され、該挟持杆2
5・25と前記搬送チェーン24との間を搬送面として
いる。
【0025】この搬送面の始端(前部)下方に前記切断
部58が配置され、この切断部58は、ディスクカッタ
ー57を搬送面の始端下方に位置させ、油圧モータ56
の駆動軸に固設している。該油圧モータ56は前記駆動
部14に配した油圧ポンプ19aより作動油が送油され
て駆動される。
【0026】また、図2、図5に示すように、前記搬送
体22は、回動フレーム33と側面視で平行状に配した
主フレーム23に支持されている。該主フレーム23の
後上部に駆動スプロケット26が軸支され、主フレーム
23の前下部に従動スプロケット27が軸支され、主フ
レーム23の途中部にテンションスプロケット28が軸
支されている。これらの駆動スプロケット26、従動ス
プロケット27、テンションスプロケット28の周囲に
搬送チェーン24が巻回されている。そして、前記主フ
レーム23の後部途中部は、連結部材40を介して回動
支点軸21の右端部に連結されている。なお、前記駆動
スプロケット26は、幹刈搬送装置4の後上部に配した
油圧駆動モータ29によって駆動され、該油圧駆動モー
タ29は前記油圧ポンプ19aから圧送された作動油に
よって駆動される。
【0027】そして、図2、図6に示すように、前記搬
送体22のスパイク爪37・37は、挟持杆25・25
に対向して搬送チェーン24の全周に突出され、また、
本実施例ではスパイク爪37・37を二列としている
が、三列以上とすることで一層安定して挟持搬送するこ
とができる。なお、プレート36が傾かないようにガイ
ドプレート38によってガイドされている。
【0028】一方、前記挟持杆25・25は、前記主フ
レーム23と平行状に進行方向左側に配したサブフレー
ム30に支持され、該サブフレーム30と主フレーム2
3との間には正面視U型の連結杆31が連結固定されて
いる。前記サブフレーム30には、前記搬送チェーン2
4との間隔が一定となるように、左右方向に摺動可能な
ロッド32・32が上下平行状に挿入支持され、該ロッ
ド32・32の内端部(右端部)に支持用の金具34が
固設され、該金具34にボルトやピン等を介して挟持杆
25・25を枢支している。該挟持杆25は、前後方向
に複数連設されると共に、前記ロッド32・32に外嵌
された圧縮バネ35により右方に付勢されており、搬送
チェーン24(スパイク爪37・37)へ向けて付勢さ
れた構成となっている。
【0029】このような構成により、タバコ幹を幹径に
関係なく確実に挟持することができ、更に、スパイク爪
37・37をタバコ幹に突き刺して挟持位置がズレない
ようにして、移動中にタバコ幹の姿勢が変わることなく
搬送することができる。
【0030】また、図1、図2に示すように、幹刈搬送
装置4後部下方の左右側方には前記幹置き台115が配
設され、該幹置き台115の上面は外方に傾斜して形成
されている。そして、前記駆動スプロケット26、従動
スプロケット27、テンションスプロケット28の軸芯
を傾斜させることにより、搬送部102の終端位置にお
ける搬送チェーン24を、前記幹置き台115の方に捻
るように構成している。このため、前記スパイク爪37
・37と挟持杆25・25とにより挟持されたタバコ幹
は、搬送されながらも徐々に傾倒していき、終端位置で
は前記幹置き台115側に排出され、この排出されたタ
バコ幹は、幹置き台115上面に沿うようにして倒れ込
む。さらに、前記幹刈搬送装置4の前部にある前記誘導
部100は、車両本体1の左右の略中心に位置し、タバ
コ幹を刈り取り、後部は車両本体1の左右中心よりも左
右一側に偏心させて、本実施例では進行方向右側に偏心
させて、右斜め後上方へ搬送する。
【0031】このような構成において、タバコ幹が刈り
取られ、後方に搬送、排出されると、前記幹置き台11
5は外方に傾斜しているため、倒れ込んだタバコ幹の株
元部は上を向き、作業者はその株元部を掴んで、後述す
るステッキ刺し装置7の幹供給部107まで迅速に持ち
上げることができ、作業性を大きく向上させることがで
きる。また、車両本体1が畦を跨いで畦間を走行する
と、車両本体1の左右略中心に位置する誘導部100に
タバコが容易に導かれ、さらに、株元部を左右一側(進
行方向右側)の上方へ搬送するために、タバコ幹が他の
畦のタバコに接触するなどして損傷されることもなく確
実に搬送することができる。
【0032】すなわち、前記幹刈搬送装置4の搬送部1
02は、無端状の搬送チェーン24と、該搬送チェーン
24に対向して配置する挟持杆25を有し、前記搬送部
102の後部下方より左右側方には幹置き台115を配
設すると共に、該幹置き台115側に搬送部102終端
の搬送チェーン24を捻り、搬送されたタバコ幹が前記
幹置き台102上へ倒れるようにしたので、確実にタバ
コ幹を横倒しすることができ、幹置き台の方に押圧する
ためのガイド部材を別途付設する必要がなく、部品点数
を減らし、コスト低減やメンテナンス性向上を図ること
ができ、更には、刈り取り状況も確認しやすくなる。加
えて、前述の如く作業性の向上も図ることができる。
【0033】以上のような構成において、図1に示すよ
うに、幹刈りタバコ収穫車を畦を跨いで走行させ、ハン
ドル96で刈取高さを調整し、伸縮部材51で刈取角度
を調整する。そして、前方の誘導部100において、タ
バコ幹の根元部をガイド54・54で、タバコ幹の途中
部をディバイダー55・55で搬送部102前端まで案
内すると共に、前記根元部は、ガイド54・54の狭い
後部により確実に挟持・支持した上で、切断部58にお
いて確実に切断することができる。また、この誘導部1
00により、車両本体1を進行方向に正確にガイドし、
作業時の直進性を確保する。搬送部102前端に案内さ
れたタバコ幹は、スパイク爪37・37で突き刺し挟持
杆25・25で押さえ付け、切断したタバコ幹の株元部
を挟持しながら後上方へ搬送し、後上部において徐々に
左方へ傾斜させながら搬送して幹置き台15上に排出す
る。そして、外方に低く傾斜した幹置き台15で上を向
いた株元部を、前述のように、作業者が把持して持ち上
げ、ステッキ刺し装置7まで持っていく。
【0034】なお、本実施例に係わる幹刈搬送装置4
は、車両本体1の内方位置に配設され、しかも、幹刈搬
送装置4下部が車輪などで支持されてはいないため、運
転中における方向転換などのための旋回動作が極めて容
易となり、幹刈りタバコ収穫車の旋回を、迅速かつ確実
に行うことができる。
【0035】次に、ステッキ刺し装置7について、図
1、図7、図8により説明する。前記作業フレーム6の
後フレーム6a上部にフレーム枠44が左右方向に横架
され、該フレーム枠44進行方向右側に従動スプロケッ
ト45が軸支され、進行方向左側に駆動スプロケット4
6が軸支され、該従動スプロケット45と駆動スプロケ
ット46との間に無端帯で構成した搬送チェーン47を
巻回している。そして、該搬送チェーン47の内側には
アクチュエーターとして回転駆動型の油圧モータ72が
配置され、該油圧モータ72の出力軸は、減速機構10
8を介して前記駆動スプロケット46に連結されてお
り、駆動スプロケット46に動力を伝達する。なお、前
記油圧モータ72を、駆動スプロケット46の上方また
は下方に配置して直接連結し、搬送チェーン47を回転
駆動する構成とすることもできる。さらに、該搬送チェ
ーン47はベルトでもよく、その場合にはスプロケット
45・46の代わりにプーリが用いられる。
【0036】そして、このような搬送チェーン47の外
周には、爪部材が一定間隔をおいて突出され、該爪部材
は幹送り爪48とステッキ支持爪49により構成されて
いる。この爪47・48は等ピッチ(ステッキ8上に突
き刺すタバコ幹の間隔)で固設され、このうち幹送り爪
48は側面視コ字状に形成され、該幹送り爪48で縦板
面48aが搬送チェーン47の外周面に固設されてい
る。幹送り爪48の搬送チェーン47取付側は前記フレ
ーム枠44に設けたガイド面44a・44aによってタ
バコ幹の荷重による下方向のズレをなくすようにガイド
されている。そして、前記幹送り爪48の内面側にはス
テッキ支持爪49が突設され、該ステッキ支持爪49の
先端にはL字状の欠切49aが形成され、ステッキ8を
載置することができる。
【0037】また、前記フレーム枠44には、ステッキ
8の押さえ部材60が解除可能に設けられ、該押さえ部
材60は、両側に上下回動可能にアーム61とクリップ
62とを有し、該アーム61下端の溝付ローラ67と、
クリップ62下端の係止部とにより、前記ステッキ8を
押さえて落下しない構成としている。
【0038】さらに、フレーム枠44の右前部上には、
逆L型の幹当接プレート41が前方に突設され、該幹当
接プレート41の水平面の下面に幹の上端を当てて高さ
を揃えるようにし、この位置を幹供給部107としてい
る。そして、前記幹当接プレート41の下方で前記フレ
ーム枠44の上下面には幹支持板92・92が水平に固
設され、該幹支持板92・92に設けた切り欠き92a
・92aと前記幹当接プレート41下面により、タバコ
幹をガイドする。
【0039】そして、前記幹支持板92・92の上下面
には、それぞれ一対の刃体77・77が水平に回動可能
に軸支され、該刃体77・77はナイフ状に構成され
て、エッジ部分の刃先が互いに相対するように配設され
ると共に、該刃先は、刃体77・77に外嵌されたバネ
78により内側に互いに付勢されている。そして、刃体
77・77の交差中心は、前記幹支持板92の切り欠き
92aの内隅部の略中心と一致させ、略同一位置には図
示せぬ検出スイッチの検出ピンを延設させている。
【0040】このような構成において、タバコ幹を、幹
当接プレート41へ向けて持ち上げ、前記切り欠き92
a側に押し込み当接させると、タバコ幹の株元部が刃体
77・77に切り込み、該刃体77・77の刃先がタバ
コ幹に切り込み把持され、同時に、該タバコ幹の株元部
により、前記検出ピンが回動され、幹検出スイッチがO
Nされて、図示しない制御回路を介して電磁バルブが駆
動されて、前記油圧モータ72を駆動することができ
る。すると、前記幹送り爪48が進行方向左側へ移動
し、タバコ幹が押されてタバコ幹の中央部がステッキ8
の先端に冠着された矢尻に突き刺さる。
【0041】続けて、タバコ幹を持ち上げて切欠92a
・92aに当接させると、再度幹送り爪48が移動し
て、矢尻に突き刺さり、すでに刺し込まれたタバコ幹は
一斉にステッキ8上を一ピッチずつ移動させることがで
きる。この動作を繰り返して次々とタバコ幹をステッキ
8に刺し込んで、突き刺さったタバコ幹を1ピッチづつ
奥の進行方向左側に移動させる。そして、ステッキ8の
長さいっぱいに所要本数(例えば8本)のタバコ幹が突
き刺されると、自動的にステッキ8上に均等にタバコ幹
を突き刺して整列させる。
【0042】すると、押さえ部材60が解除されて、ス
テッキ8を取り出すことができ、取り出された幹懸吊済
みステッキ8aは、後述する収容部10の収容台車に架
けるようにする。そして、前記ステッキ立て93より新
たにステッキ8を取り出してステッキ刺し装置7にセッ
トし、前記操作を繰り返す。
【0043】次に、本発明に係わる収容部10につい
て、図1、図2、図9乃至図11により説明する。収容
部10は、前記ステッキ刺し装置7後方の荷台後部2b
に設けられ、該荷台後部2b上には複数列のストッパー
81が左右に配置・固定され、該ストッパー81によ
り、収容台車80が荷台2上に固定されている。
【0044】そして、この収容台車80においては、図
9、図10に示すように、前後は正面視矩形の前フレー
ム83と後フレーム84とからなり、該前後フレーム8
3・84の左右下端部の間は、前後方向に水平に配置す
る下フレーム86・86により連結されると共に、該下
フレーム86・86の上方には横架フレーム85・85
を配置し、前記前後フレーム83・84の左右上部間を
連結して、架台部88を構成している。そして、該架台
部88下部の前記下フレーム86・86下面にはキャス
ター輪82・82・・が固設され、該キャスター輪82
・82・・により、収容台車80が前後左右に自在に移
動できる。
【0045】また、前記横架フレーム85・85は、前
記前フレーム83上部の上フレーム83aから後方に延
設され、この延設された横架フレーム85・85の後端
部は、後フレーム84の上フレーム84aよりも下方位
置に連結されており、横架フレーム85・85の高さが
後方になるほど低下する。このため、後フレーム84の
上部は、該後フレーム84と前記横架フレーム85・8
5との連結部よりも上方に突出された構造となり、ステ
ッキ止め116が形成されている。
【0046】このような構成において、作業者が、前記
ステッキ刺し装置7から取り外して降ろした幹懸吊済み
ステッキ8aを、そのまま収容台車80上部の前記横架
フレーム85・85上に架けると、図9に示すように、
この幹懸吊済みステッキ8aは、傾斜した横架フレーム
85・85上面を自重により摺動していき、前記ステッ
キ止め116まで滑り落ちてから停止する。
【0047】すなわち、収容台車80の上部に、ステッ
キ刺ししたタバコ幹を懸吊するステッキ8aを並べる横
架フレーム85・85を設け、該横架フレーム85・8
5は、ステッキ刺し装置7側から離間するほど低くなる
ように傾斜させるので、横架フレーム85・85上に、
続けて幹懸吊済みステッキ8aを横架させていっても、
前に架けた幹懸吊済みステッキ8aが即座に後方に移動
して前記ステッキ止め116に納められ、後から架ける
分の横架が邪魔されることなく、幹刈搬送装置4からス
テッキ刺し装置7まで連続的に処理されてきたタバコ幹
を、効率よく横架・収容させることができる。
【0048】また、前記前後フレーム83・84におい
ては、左右の縦フレームの上下略中央部の間は中補強フ
レーム87a・87bにより連結されている。そして、
該中補強フレーム87a・87bのうちで作業部13側
に位置する中補強フレーム87aと、前記前フレーム8
3上部の上フレーム83aとは、締結具などで架台部8
8に着脱可能に固定されており、収容作業中は、中補強
フレーム87a、上フレーム83aを共に外して、幹懸
吊済みステッキ8aの収容作業が邪魔されない。
【0049】そして、この収容作業が完了した後に、前
記中補強フレーム87aと上フレーム83aとを架台部
88に取り付け直すことにより、タバコ葉が架台部88
から外方に膨らまないようにして、前記収容台車80の
移送作業を容易にしている。同時に、架台部88の構造
強度を補強することができ、該架台部88が、幹懸吊済
みステッキ8aを横架した場合の荷重にも十分に耐えう
る。なお、前記上フレーム83aは若干上方に突出して
設けられており、一旦横架させた幹懸吊済みステッキ8
aが再び元位置に戻らない。
【0050】また、本発明に係わる前記ストッパー81
・81は、図2、図11に示すように、前記荷台後部2
b上で左右方向に平行に配設されている。そして、この
ストッパー81・81の本体を構成する車輪固定フレー
ム81b・81bは、側面視コ字状に形成され、その底
板が前記荷台後部1b上面に配置されると共に、該車輪
固定フレーム81b・81b両側面から側方に延出され
た複数のステー81aを介して、ボルト81eなどによ
り、荷台後部2b上に固定されている。
【0051】このような車輪固定フレーム81b・81
bの溝部81gには、収容台車80の前記キャスター輪
82が載置され、キャスター輪82の進行方向左右位置
には、複数の固定用孔81f・81f・・が開口されて
いる。そして、該固定用孔81f・81f・・には、車
輪固定フレーム81b・81bの後面から平面視コ字状
のアンカー81cの平行部が貫通され、溝部81gを通
過して、車輪固定フレーム81b・81bの前面から突
出されており、この突出部分には、留め具81d・81
dが外嵌・固定されているため、アンカー81cが車輪
固定フレーム81b・81bから抜けない。
【0052】このような構成により、刈り取り作業中
は、ストッパー81・81の溝部81g上にキャスター
輪82を載置した後、アンカー81cを装着してキャス
ター輪82を固定することで、収容台車80を収容部1
0内に確実に載置・固定することができる。また、刈り
取り作業後には、アンカー81cを抜いて取り外しキャ
スター輪82が溝部81g内を転動可能とした後に、軽
く手押しするだけで、収容台車80を、車輪固定フレー
ム81b・81bでガイドしながら、横付けしたトラッ
クの荷台上まで確実かつ迅速に移動することができる。
【0053】すなわち、このように収容台車80の下部
に、方向を自在に変更可能な車輪を設けると共に、収容
台車80の下方の荷台2bには、該車輪を自在に係脱可
能な固定具を配設することにより、作業中は、多くの幹
懸吊済みステッキ8aを横架した収容台車80を荷台後
部2bに確実に固定しておき、収容作業が終わると、荷
台後部2bから収容台車80を外して自在に移動させる
ことができるため、荷台後部2bから横付けしたトラッ
クまで収容台車80を手押しで簡単に移動させることが
でき、従来のように、幹懸吊済みステッキ8aを一本ず
つ運び移し替える必要がなく、作業効率が向上し、ま
た、重い幹懸吊済みステッキ8aの上げ下ろしに伴う作
業者の疲労も大きく軽減することができる。
【0054】さらに、本実施例のように、ストッパー8
1に、キャスター輪82を挿入する溝部81gを形成
し、該溝部81gには、キャスター輪82を挟持し固定
する支持部材であるアンカー81cを挿脱可能に設ける
ので、簡単な構造の固定具で、しかも簡単な操作によ
り、キャスター輪82を係脱することができるため、部
品コストの低減とメンテナンス性の向上、および作業効
率の更なる向上を図ることができる。
【0055】なお、収容台車80を荷台後部2bから横
付けしたトラックへ移動するには、渡し板を使用しても
良く、手段は特に限定されない。また、トラックから収
容台車80を降ろすには、トラックから地面まで渡し板
を橋渡してスロープを設け、該スロープ上を滑らせて地
面に降ろす方法、フォークリフターや、トラクターに付
けた作業機などにより、前記収容台車80を係止して引
き上げてから地面に降ろす方法などがあるが、これにつ
いても、多くの幹懸吊済みステッキ8aを横架した収容
台車80を転倒などすることなく確実に昇降できるもの
であれば特に限定されるものではない。
【0056】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏する。すなわち、請求項1のよう
に、畦を跨いで走行する車両本体上に荷台を設け、該荷
台上に進行方向と直角方向にタバコ幹をステッキ刺しす
るステッキ刺し装置を配し、該ステッキ刺し装置の後方
にステッキ刺ししたタバコ幹の収容部を配置すると共
に、前記荷台前方には幹刈搬送装置を配置し、該幹刈搬
送装置と前記ステッキ刺し装置との間にはオペレーター
の作業部を設ける構成において、荷台前部にコラムを立
設し、該コラムに前記幹刈搬送装置をハンドルで高さ調
節可能に配設すると共に、幹刈搬送装置には上下回動可
能に搬送部を設け、該搬送部と幹刈搬送装置との間に伸
縮部材を介設し、該伸縮部材の伸縮により搬送部を角度
調節可能としたので、刈取高さや刈取角度を各々単独で
自由に変更でき、タバコの生育や圃場の状況などに応
じ、タバコ幹の刈取位置を適正位置に迅速かつ確実に設
定することができる。さらに、走行操作しながらであっ
てもハンドルを操作して刈取高さを調整できるため、作
業効率を著しく向上させることができ、また、実際に刈
り取り状況を見ながら調整できるため、より適正な刈取
高さに調整することができる。
【0057】請求項2のように、請求項1記載の幹刈搬
送装置の搬送部は、無端状の搬送チェーンと、該搬送チ
ェーンに対向して配置する挟持杆を有し、前記搬送部の
後部下方より左右側方には幹置き台を配設すると共に、
該幹置き台側に搬送部終端の搬送チェーンを捻り、搬送
されたタバコ幹が前記幹置き台上へ傾倒するように構成
するので、確実にタバコ幹を横倒しすることができてガ
イド部材が不要となり、部品数低減によるコストダウン
やメンテナンス性向上を図ることができ、また、刈り取
り状況も確認しやすくなり、刈り取り作業性の向上も図
ることができる。
【0058】請求項3のように、請求項1記載の収容台
車の上部には、ステッキ刺ししたタバコ幹を懸吊するス
テッキを並べる横架フレームを設け、該横架フレーム
は、ステッキ刺し装置側から離間するほど低くなるよう
に傾斜させるので、横架フレーム上に、続けて幹懸吊済
みステッキを横架させていっても、前に架けた幹懸吊済
みステッキがすぐに後方に移動して前記ステッキ止めに
納められ、後から架ける分の横架が邪魔されることがな
く、そのために、幹刈搬送装置からステッキ刺し装置ま
で連続的に処理されてきたタバコ幹を、効率よく横架・
収容させることができる。
【0059】請求項4のように、請求項1記載の収容台
車の下部には、方向を自在に変更可能な車輪を設けると
共に、収容台車の下方の荷台上には、該車輪を自在に係
脱可能な固定具を配設し、該固定具は車輪を挿入する溝
部と、該溝部内に車輪を挟持して固定する支持部材とを
有し、該支持部材は前記溝部に挿脱可能に設けるので、
作業中は、幹懸吊済みステッキを横架した収容台車を荷
台後部に確実に固定しておき、収容作業が終わると、荷
台後部から収容台車を外して自在に移動させることがで
きるため、横付けしたトラックまで収容台車を手押しで
簡単に移動することができ、作業効率が向上し、また、
重い幹懸吊済みステッキの上げ下ろしに伴う作業者の疲
労も軽減させることができる。さらに、車輪の係脱を、
簡単な構造の固定具を用い、しかも簡単な操作により行
うことができるため、部品コストの低減とメンテナンス
性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】幹刈りタバコ収穫車の全体側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく斜視図である。
【図4】刈り取り状況を示す斜視図である。
【図5】幹刈搬送装置の側面断面図である。
【図6】同じく正面断面図である。
【図7】テッキ刺し装置の正面図である。
【図8】同じく斜視図である。
【図9】収容台車の使用状況を示す斜視図である。
【図10】収容台車の斜視図である。
【図11】収容台車のストッパーの斜視図である。
【符号の説明】
1 車両本体 2 荷台 4 幹刈搬送装置 7 ステッキ刺し装置 8 ステッキ 10 収容部 13 作業部 24 搬送チェーン 25 挟持杆 51 伸縮部材 80 収容台車 81 固定具 81c 支持部材 81g 溝部 82 車輪 85 横架フレーム 95 コラム 96 ハンドル 102 搬送部 115 幹置き台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大前 健介 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)発明者 長村 一男 栃木県小山市大字出井1900 日本たばこ産 業株式会社葉たばこ研究所内 (72)発明者 前川 良明 栃木県小山市大字出井1900 日本たばこ産 業株式会社葉たばこ研究所内 (72)発明者 服部 信義 栃木県小山市大字出井1900 日本たばこ産 業株式会社葉たばこ研究所内 Fターム(参考) 2B075 AA10 EA03 EA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畦を跨いで走行する車両本体上に荷台を
    設け、該荷台上に進行方向と直角方向にタバコ幹をステ
    ッキ刺しするステッキ刺し装置を配し、該ステッキ刺し
    装置の後方にステッキ刺ししたタバコ幹の収容部を配置
    すると共に、前記荷台前方には幹刈搬送装置を配置し、
    該幹刈搬送装置と前記ステッキ刺し装置との間にはオペ
    レーターの作業部を設ける構成において、荷台前部にコ
    ラムを立設し、該コラムに前記幹刈搬送装置をハンドル
    で高さ調節可能に配設すると共に、幹刈搬送装置には上
    下回動可能に搬送部を設け、該搬送部と幹刈搬送装置と
    の間に伸縮部材を介設し、該伸縮部材の伸縮により搬送
    部を角度調節可能としたことを特徴とする幹刈りタバコ
    収穫車。
  2. 【請求項2】 前記幹刈搬送装置の搬送部は、無端状の
    搬送チェーンと、該搬送チェーンに対向して配置する挟
    持杆を有し、前記搬送部の後部下方より左右側方には幹
    置き台を配設すると共に、該幹置き台側に搬送部終端の
    搬送チェーンを捻り、搬送されたタバコ幹が前記幹置き
    台上へ傾倒するように構成することを特徴とする請求項
    1記載の幹刈りタバコ収穫車。
  3. 【請求項3】 前記収容台車の上部には、ステッキ刺し
    したタバコ幹を懸吊するステッキを並べる横架フレーム
    を設け、該横架フレームは、ステッキ刺し装置側から離
    間するほど低くなるように傾斜させることを特徴とする
    請求項1記載の幹刈りタバコ収穫車。
  4. 【請求項4】 前記収容台車の下部には、方向を自在に
    変更可能な車輪を設けると共に、収容台車の下方の荷台
    上には、該車輪を自在に係脱可能な固定具を配設し、該
    固定具は車輪を挿入する溝部と、該溝部内に車輪を挟持
    して固定する支持部材とを有し、該支持部材は前記溝部
    に挿脱可能に設けることを特徴とする請求項1記載の幹
    刈りタバコ収穫車
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007215409A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Iseki & Co Ltd 作物の幹刈機
CN102369812A (zh) * 2010-08-13 2012-03-14 河南农业大学 一种带有棘轮棘爪的烟草收获机
JP2016135114A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 八鹿鉄工株式会社 野菜収穫機
KR101969465B1 (ko) * 2018-06-19 2019-04-16 주식회사 제일산업 농작물 수확기

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