JP2001274868A - 携帯電話、及び移動体通信システム - Google Patents

携帯電話、及び移動体通信システム

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JP2001274868A
JP2001274868A JP2000089026A JP2000089026A JP2001274868A JP 2001274868 A JP2001274868 A JP 2001274868A JP 2000089026 A JP2000089026 A JP 2000089026A JP 2000089026 A JP2000089026 A JP 2000089026A JP 2001274868 A JP2001274868 A JP 2001274868A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、電話の発信者が演奏操作に
より登録した演奏データに従って、所定の楽音を再生さ
せる携帯電話、及び移動体通信システムを提供すること
である。 【解決手段】 携帯電話10の筐体10aに演奏データ
の入力手段として鍵盤キー12e〜12pを設け、所定
の演奏データを入力し、該演奏データを記憶部16の電
話番号メモリ16bに記憶し、通信部14から外部へ送
信する。また、上記演奏データを発信元の電話番号デー
タと対応付けて記憶し、電話の着信時には、対応する演
奏データに従って楽音を再生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話及び移動
体通信システムに係り、詳細には、携帯電話における楽
音の再生制御に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話を始めとする携帯型の無
線通信端末が急速に普及している。無線通信端末は、各
地域毎に設置された公衆基地局を介して、音声データ、
文字データ等を送受信することにより、所望の相手方と
の通話やメール交換が可能である。
【0003】この様な無線通信端末には、電話に出なく
ても発信者が識別できる様に、発信者の電話番号や登録
氏名、所属組織名等を所定の表示領域に表示させる発信
者通知機能を有するものがある。この機能を利用すれ
ば、特定の発信者からの電話のみ受信する等して、所望
する通話相手を選択できる。これにより、特に使用者が
多忙な時等には、間違い電話や悪戯電話を極力避けて時
間の浪費を防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線通信端末で発信者を識別する手段として、電話番号
や氏名を表示させるのは、発信者を特定する手段として
必ずしも効果的ではない場合があった。例えば、他の携
帯電話から着信がある度に、態々携帯電話の表示情報が
見える位置まで移動しなければならず、特に携帯電話が
受信者の近くに無い場合や手が離せない場合には不便だ
った。また、視覚障害者の様に表示情報で発信元を認識
できない使用者は、電話に出ない限り発信者を特定でき
ないという問題があった。
【0005】本発明の課題は、電話の発信者が演奏操作
により登録した演奏データに従って、所定の楽音を再生
させる携帯電話、及び移動体通信システムを提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の様な特徴を備えている。なお、以下
に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態に対応
する構成を例示する。また、符号等は、後述する図面参
照符号に対応する。
【0007】請求項1記載の発明は、演奏操作により、
電話の着信時に放音される楽音を構成する演奏データを
入力する入力手段(例えば、図2の鍵盤キー12e〜1
2p、図3の演奏操作部122;図4のステップT1)
と、この入力手段により入力された演奏データを記憶す
る記憶手段(例えば、図3の演奏データメモリ16a;
図5のステップT111)と、この記憶手段に記憶され
た演奏データを外部(例えば、図1の携帯電話20)へ
送信する送信手段(例えば、図2のアンテナ14a、図
3の通信部14;図4のステップT2)と、外部から送
信される演奏データを受信する受信手段(例えば、図2
のアンテナ14a、図3の通信部14;図8のステップ
R1)と、この受信手段により受信された演奏データ
と、発信元の電話番号と、を対応付けて登録する登録手
段(例えば、図3の電話番号メモリ16b;図8のステ
ップR3)と、電話の着信時に、前記登録手段に登録さ
れた電話番号の内、着信した電話の発信元の電話番号に
対応する演奏データを読み出し、この読み出した演奏デ
ータに従って、前記楽音を再生させる再生制御手段(例
えば、図3の制御部11、音声入出力部18;図10の
ステップR13)と、を備えることを特徴とする。
【0008】請求項1記載の発明によれば、入力手段
は、演奏操作により、電話の着信時に放音される楽音を
構成する演奏データを入力し、記憶手段は、前記入力手
段により入力された演奏データを記憶し、送信手段は、
前記記憶手段に記憶された演奏データを外部へ送信し、
受信手段は、外部から送信される演奏データを受信し、
登録手段は、前記受信手段により受信された演奏データ
と、発信元の電話番号と、を対応付けて登録し、再生制
御手段は、電話の着信時に、前記登録手段に登録された
電話番号の内、着信した電話の発信元の電話番号に対応
する演奏データを読み出し、この読み出した演奏データ
に従って、前記楽音を再生させる。
【0009】従って、本発明に係る携帯電話は、自らが
入力した演奏データを所望の相手の電話着信時に放音さ
れる楽音として登録することが可能となる。このため、
電話の着信時に通話相手に所望の曲を聞かせることがで
きる。また、電話の着信時に発信者の電話番号に対応す
る演奏データを再生させることが可能となる。このた
め、受信者は電話番号や氏名等の表示情報を見なくて
も、楽音から電話の発信者を容易且つ迅速に認識でき
る。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の携帯電話において、前記入力手段(例えば、図2の
鍵盤キー12e〜12p、図3の演奏操作部122;図
4のステップT103〜110)は、楽器の演奏操作に
従って、前記演奏データを音色、音高、音長、ベロシテ
ィデータの中から少なくとも1つの構成要素を含む形式
で入力することを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明によれば、前記入力手
段は、楽器の演奏操作に従って、前記演奏データを音
色、音高、音長、ベロシティデータの中から少なくとも
1つの構成要素を含む形式で入力する。
【0012】従って、携帯電話の使用者は、楽器を演奏
する感覚で、多様な演奏データを容易に入力できる。
【0013】請求項3記載の発明は、第1の携帯電話
(例えば、図1の携帯電話10)と第2の携帯電話(例
えば、図1の携帯電話20)が各々の通信手段(例え
ば、通信部14,24)によって、無線通信が可能な様
に構成される移動体通信システム(例えば、図1の無線
通信システム1)において、前記第1の携帯電話は、演
奏操作により、電話の着信時に放音される楽音を構成す
る演奏データを入力する入力手段(例えば、図2の鍵盤
キー12e〜12p、図3の演奏操作部122;図4の
ステップT1)と、この入力手段により入力された演奏
データを記憶する記憶手段(例えば、図3の演奏データ
メモリ16a;図5のステップT111)と、この記憶
手段に記憶された演奏データを前記第2の携帯電話へ送
信する送信手段(例えば、図2のアンテナ14a、図3
の通信部14;図4のステップT2)と、を備え、前記
第2の携帯電話は、前記第1の携帯電話から送信される
演奏データを受信する受信手段(例えば、図2のアンテ
ナ14a、図3の通信部14;図8のステップR1)
と、この受信手段により受信された演奏データと、前記
第1の携帯電話の電話番号と、を対応付けて登録する登
録手段(例えば、図3の電話番号メモリ16b;図8の
ステップR3)と、前記第1の携帯電話からの電話の着
信時に、前記登録手段に登録された電話番号の内、前記
第1の携帯電話の電話番号に対応する演奏データを読み
出し、この読み出した演奏データに従って、前記楽音を
再生させる再生制御手段(例えば、図3の制御部11、
音声入出力部18;図10のステップR13)と、を備
える。
【0014】請求項3記載の発明によれば、第1の携帯
電話の入力手段は、演奏操作により、電話の着信時に放
音される楽音を構成する演奏データを入力し、記憶手段
は、前記入力手段により入力された演奏データを記憶
し、送信手段は、前記記憶手段に記憶された演奏データ
を第2の携帯電話へ送信し、前記第2の携帯電話の受信
手段は、前記第1の携帯電話から送信される演奏データ
を受信し、登録手段は、前記受信手段により受信された
演奏データと、前記第1の携帯電話の電話番号と、を対
応付けて登録し、再生制御手段は、前記第1の携帯電話
からの電話の着信時に、前記登録手段に登録された電話
番号の内、前記第1の携帯電話の電話番号に対応する演
奏データを読み出し、この読み出した演奏データに従っ
て、前記楽音を再生させる。
【0015】従って、本発明に係る移動体通信システム
では、第1の携帯電話の使用者が入力した演奏データを
第2の携帯電話の電話着信時に放音される楽音として登
録することを可能とする。このため、第1の携帯電話の
使用者は電話の着信時に通話相手に所望の曲を聞かせる
ことができる。また、第2の携帯電話の電話着信時に第
1の携帯電話の電話番号に対応する演奏データを再生さ
せることが可能となる。このため、第2の携帯電話の使
用者は電話番号や氏名等の表示情報を見なくても、楽音
から電話の発信者を容易且つ迅速に認識できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図10を参照して本
発明の実施の形態における無線通信システム1について
説明する。
【0017】まず構成を説明する。図1は、本発明に係
る携帯電話10,20を利用して構成される無線通信シ
ステム1の概略構成図である。図1において、無線通信
システム1は、通信回線網N、基地局B、携帯電話1
0,20より構成され、基地局Bは通信回線網Nに有線
接続されている。
【0018】通信回線網Nは、有線または無線通信手段
によって構成される通信回線網であり、例えば、通常の
公衆電話回線、デジタルデータを伝送可能なISDN
(Integrated Services Digital Network )回線、PS
TN(Public Switched Telephone Network )回線等の
公衆回線や、独立して構築された専用線を複数有して成
る。基地局Bは、通信回線網Nに接続され、携帯電話1
0と携帯電話20間における無線通信を行う公衆基地局
である。
【0019】次に、図2を参照して携帯電話10の外観
構成を説明する。図2は、本実施の形態における携帯電
話10の外観構成を示す図である。図2に示す様に、携
帯電話10は筐体10aの表面所定の位置に後述する設
定部121、及び演奏操作部122から成る入力部1
2、表示部15、レシーバ18a、マイク18b、スピ
ーカ18cを備える。また、筐体10aの上部には、ア
ンテナ14aが伸縮可能に設けられる。また、裏面に
は、携帯電話10の動作に必要な電力を供給する充電パ
ック等の電源部(図示略)を有する。これらの各構成部
分は、筐体10a内部に収納された主基板上の電子回路
に接続され、後述する制御部11により集中制御され
る。
【0020】また、携帯電話10は、筐体10a内部に
後述する音源17を備え、鍵盤キー12e〜12pにお
ける演奏操作に応じて、例えば、ピアノやギター等の各
種楽器に対応した音色の楽音を発生する。楽音は、筐体
10aの右肩部に設けられたスピーカ18cから出力さ
れる。
【0021】次に、図3を参照して携帯電話10の内部
構成を説明する。図3は、携帯電話10の機能的構成を
示すブロック図である。この図3に示す様に、携帯電話
10は、制御部11、入力部12、RAM13、アンテ
ナ14aを有する通信部14、表示部15、記憶部1
6、音源17、音声入出力部18より構成され、各部は
バス19により接続される。
【0022】制御部11は、記憶部16に記憶されてい
る携帯電話10に対応する各種プログラムの中から指定
されたプログラム、入力部12から入力される各種指
示、またはデータをRAM13内のワークエリア13a
に展開し、この入力指示、及び入力データに応じて上記
プログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果を
RAM13内の所定の領域に格納すると共に、表示部1
5に表示させる。
【0023】また、制御部11は、入力部12から入力
される操作信号に基づいて、各ブロックの動作を統一的
に制御すると共に、携帯電話20に演奏データを登録す
るため、後述する演奏データ登録処理(図4参照)を実
行する。すなわち、制御部11は、演奏データ生成・入
力処理(図5参照)、演奏データ送信処理(図7参照)
等を実行制御する。
【0024】また、制御部11は、後述する演奏データ
生成・入力処理において、モード設定が「演奏入力」で
あるか否かを判定し、演奏データメモリ16a内部の音
色・音高・音長・ベロシティデータ等の演奏データを構
成するパラメータを初期化し、入力信号に基づいて各パ
ラメータを設定し、該パラメータを演奏データとして曲
名データと共に後述する演奏データメモリ16aの所定
の領域に格納する。
【0025】また、制御部11は、後述する演奏データ
送信処理において、モード設定が「演奏データ送信」で
あるか否かを判定し、演奏データメモリ16a内に演奏
データが登録されているか否かを判定し、演奏データが
登録済の場合、演奏データメモリ16aに記憶済の全演
奏データの曲名を表示部15へ一覧表示させ、入力信号
に基づいて該曲名一覧の中から任意の曲名データを選択
し、携帯電話10が通信接続状態にあるか否かを判定
し、接続状態にあれば、上記曲名データに対応する演奏
データを演奏データメモリ16aから読み出して携帯電
話20へ送信する。
【0026】入力部12は、モード切替、電話の発信/
応答等の各種機能を選択指示する操作釦を有する設定部
121と、演奏データ、電話番号等を入力する演奏操作
部122を備えて構成される。
【0027】設定部121は、2種類のファンクション
釦12a、12bと、上下方向のカーソル釦12c、1
2dを備え、各釦を単独でまたは組み合せて押下するこ
とにより、各種モード切替、音色変更、オクターブ調整
等を指示する入力信号を制御部11へ出力する。更に、
設定部121は、使用者の設定操作を補助する各種機能
を備え、例えば、演奏データの管理(編集、表示、保
存、削除等)を指示する入力信号を出力する構成として
もよい。
【0028】また、ファンクション釦12aは、携帯電
話10の設定モードに応じて、電話の発信/応答、演奏
データの入力終了、保留等を指示する入力信号を制御部
11へ出力する。同様に、ファンクション釦12bは、
携帯電話10の設定モードに応じて、演奏データの送信
を指示する機能を兼ねる。
【0029】演奏操作部122は、鍵盤楽器型に配設さ
れる複数の鍵盤キー12e〜12pより構成される。鍵
盤キー12e〜12pは、演奏モードにおいて演奏入力
用の音高指定キーとなり、発信モードにおいてダイヤル
番号入力用のテンキーとなる。各モードはファンクショ
ン釦12aの押下操作の都度、切り替えて設定される。
【0030】例えば、鍵盤キー12eには、演奏モード
では音高「C3」を指定するキーコードが割当てられ、
発信モードでは数値「0」を指定するキーコードが割当
てられる。同様に、鍵盤キー12fには、演奏モードで
は音高「C3♯」を指定するキーコードが割当てられ、
発信モードでは数値「1」を指定するキーコードが割当
てられる。以下、同様に、鍵盤キー12g〜12pに
は、演奏モードにおいて音高「D3」〜「B4」を指定
するキーコードが割当てられ、発信モードにおいて数値
「2」〜「9」、記号「#」、「*」を指定するキーコ
ードが割当てられる。
【0031】また、各鍵盤キーは、音高「C3」、「D
3」、「E3」、「F3」、「G3」、「A4」、「B
4」を各々指定する鍵盤キー12e,12g,12i,
12j,12l,12n,12pを白色、「C3♯」、
「D3♯」、「F3♯」、「G3♯」、「A4♯」を指
定する鍵盤キー12f,12h,12k,12m,12
oを黒色として鍵盤型に配置される。
【0032】また、各鍵盤キーは、内部に押圧センサを
内蔵し、押下操作時に加えられた圧力を検出し、押圧信
号として制御部11へ出力する。制御部11は、この押
圧信号に基づいて、演奏データを構成するパラメータの
1つである音の強弱データ(ベロシティデータ)を生成
する。
【0033】なお、鍵盤キー12e〜12pは、音色切
替モードにおいて演奏入力用の音色指定キーと兼用可能
な構成としてもよい。この場合、例えば鍵盤キー12
e,12f,12gには、音色データとして「ピア
ノ」、「オルガン」を指定するキーコードが割当てられ
る。
【0034】RAM13は、制御部11により実行制御
される演奏データ登録処理において、記憶部16から取
得される各種項目に該当するプログラムや入力データ、
及びパラメータ等を一時的に格納するワークエリア13
aを形成する。
【0035】通信部14は、音声データを変調、復調す
る変調/復調回路、及び基地局Bと無線通信を行うアン
テナ14a等により構成され、制御部11からの入力信
号に従って通信回線網Nに接続された基地局Bを介し
て、外部機器とデータや信号の送受信を行う。すなわ
ち、通信部14は、音声入出力部18から入力されるデ
ジタル信号を通信回線網Nの周波数帯域に適合するアナ
ログ信号に変調し、アンテナ14aを介して基地局Bへ
無線送信する。また、通信部14は、基地局Bから無線
送信されるアナログ信号をアンテナ14aで受信する
と、制御部11に着信検出信号を出力すると共に、該ア
ナログ信号を復調して音声入出力部18へ送信する。
【0036】表示部15は、LCD(Liquid Crystal D
isplay)等により構成され、制御部11から入力される
表示指示に従って各種表示データを表示する。
【0037】記憶部16は、磁気的、光学的記録媒体、
若しくは不揮発性の半導体メモリで構成される。記憶部
16は、携帯電話10のシステムプログラム、処理プロ
グラム、及び当該プログラムの実行に必要な諸データを
予め記憶すると共に、各種処理によって登録された演奏
データ、電話番号データ等を所定の領域に記憶する。
【0038】上記処理プログラムには、例えば、演奏デ
ータ登録処理(図4参照)、及び演奏データ生成・入力
処理(図5参照)を含む。これらの各処理プログラム
は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納さ
れ、制御部11は該プログラムコードに従った動作を逐
次実行する。
【0039】また、記憶部16は、内部に上記各データ
の格納領域として演奏データメモリ16a、電話番号メ
モリ16bを有する。演奏データメモリ16aは、各メ
モリアドレスに対応する格納領域に曲名データ、該曲名
データに対応し演奏データを識別する音符データ、及び
演奏データを格納する。ここで、演奏データとは、楽器
の種類に応じて異なる波形データである音色データ、音
符の高低(音階等)を指定する音高データ、音符の発音
時間を指定する音長データ、発音の強弱を指定するベロ
シティデータをパラメータとして構成され、音声入出力
部18は、当該演奏データに従って所定の曲の数フレー
ズを楽音として再生する。
【0040】電話番号メモリ16bは、各メモリアドレ
スに対応する格納領域に電話番号データ、及び該電話番
号データに対応する曲名データを格納する。すなわち、
制御部11は、後述する着信時処理において、発信元の
電話番号データに対応する曲名データを電話番号メモリ
16bから取得すると共に、該曲名データに対応する演
奏データを演奏データメモリ16aから取得し、音声入
出力部18へ出力する。なお、電話番号メモリ16b
は、電話番号データに対応する発信者の氏名、会社名等
を指定する登録名データを対応付けて記憶する構成とし
てもよい。
【0041】音源17は、例えばPCM(Pulse Code M
odulation)音源により構成され、所定の音色のPCM
波形データが記憶された図示しない波形データROM
(ReadOnly Memory)を有する。すなわち、鍵盤キー1
2e〜12pの押下操作により所定の音高が指定される
と、制御部11は指定された音高に対応するPCM波形
データを波形データROMから読み出し、音声入出力部
18へ出力する。
【0042】音声入出力部18は、A/Dコンバータ、
D/Aコンバータ、LPF(Low Pass Filter)、及び
増幅器等により構成され、レシーバ18a、マイク18
b、スピーカ18cを備える。音声入出力部18は、制
御部11から入力される演奏データ等のデジタルデータ
をD/Aコンバータによりアナログデータに変換し、増
幅器を介してレシーバ18aから楽音として放音する。
音声入出力部18は、通話時にマイク18bから入力さ
れるアナログ信号を検知すると、該アナログ信号をA/
Dコンバータによりデジタル信号に変換し、通信部14
へ出力する。
【0043】音声入出力部18は、入力されたPCM波
形データをD/A変換し、LPFにより所定の周波数以
上の周波数帯域の信号をカットしてノイズを除去し、増
幅器を介してスピーカ18cへ出力する。スピーカ18
cは、音声入出力部18から入力される所定の音色・音
高・音長・ベロシティデータに従って、楽音を放音す
る。なお、放音する楽音は単音でもよいし、複数の楽音
を同時に放音する和音や異なる音色の同時発音であって
もよい。
【0044】また、波形データROMに記憶される波形
データの音色は、例えば、図2の鍵盤楽器型の携帯電話
10であれば、ピアノやオルガン等の鍵盤楽器の音色が
プリセットされている。なお、管楽器や弦楽器等の複数
の音色の波形データを予め記憶しておき、鍵盤キー12
e〜12pを押下することにより、複数の音色の中から
所望の音色を選択できる構成としてもよい。
【0045】以上、無線通信システム1を構成する携帯
電話10の構成について説明した。なお、携帯電話20
の要部構成については、詳述した携帯電話10と同一で
あるため、各構成部分には同列符号を付し、その構成の
図示、及び説明は省略する。
【0046】次に、本実施の形態における動作を説明す
る。まず、携帯電話10の使用者が所望の演奏データを
登録する際に実行される演奏データ登録処理について、
図4〜図7のフローチャート、及び各処理に基づくデー
タの格納例を参照して説明する。
【0047】図4は、演奏データ登録処理を示すフロー
チャートである。携帯電話10の電源釦が押下される
と、電源部より各部に電力が供給され、以下に説明する
演奏データ登録処理を実行するプログラムを記憶部16
から読み出しRAM13に展開すると共に、図4のフロ
ーチャートに従った各種動作を実行する。
【0048】図4において、まず制御部11は所望の演
奏データを演奏データメモリ16aに記憶させるため、
演奏データ生成・入力処理を実行する(ステップT
1)。以下、図5を参照して演奏データ生成・入力処理
について詳述する。
【0049】図5において、まず制御部11は「演奏入
力モード」であるか否かを判定する(ステップT10
1)。ここで、「演奏入力モード」である場合(ステッ
プT101;Yes)、制御部11は、演奏データメモ
リ16a内の音色・音高・音長・ベロシティデータを初
期化する(ステップT102)。次に、制御部11は、
設定部121からの入力信号に基づいて、記憶部16に
登録された各種楽器の音色データの中から所定の音色デ
ータを選択する(ステップT103)。
【0050】制御部11は、演奏操作部122の鍵盤か
らの入力信号に基づく音高を指定する鍵盤キー12e〜
12p入力の判定待機状態に入る(ステップT10
4)。ここで、当該キー入力が有れば(ステップT10
4;Yes)、制御部11は上記入力信号に基づき、対
応する音高データを抽出する(ステップT105)。次
に、制御部11は、演奏操作部122の鍵盤の押圧力に
基づいて、音の強弱を指定するベロシティデータを検出
する(ステップT106)。
【0051】次に、制御部11は上記音色、音高、ベロ
シティデータの各データに基づいて、音源となる音声入
出力部18に発音を指示する(ステップT107)。同
時に制御部11は、スピーカ18cから所定の音符デー
タに対応する演奏データに従って発音し、その発音時間
を計時する(ステップT108)。次に、制御部11
は、鍵盤キーの打鍵終了の判定待機状態に入る(ステッ
プT109)。ここで、鍵盤キーの打鍵が終了した場合
(ステップT109;Yes)、制御部11は発音を停
止(ステップT110)する。
【0052】すなわち、制御部11は、鍵盤キーを押鍵
(ON)した時刻から離鍵(OFF)するまでの時間デ
ータを計時し(ステップT108〜109)、音長デー
タを取得する。同時に、制御部11は、演奏データメモ
リ16aに音色・音高・音長・ベロシティデータの各デ
ータを格納する(ステップT111)。
【0053】そして、制御部11は、演奏終了を指示す
る釦入力操作があると、演奏が終了したか否かを判定し
(ステップT112)、演奏が終了した場合(ステップ
T112;Yes)、設定部121からの入力データに
基づいて、演奏データメモリ16aの曲名データ領域1
62に所望の曲名データを記憶させる(ステップT11
3)。
【0054】なお、ステップT112において、演奏が
終了していない場合(ステップT112;No)、再度
ステップT103に戻り、ステップT103〜ステップ
T111の演奏データ入力処理を、演奏終了を指示する
操作入力があるまで繰り返し実行する。
【0055】図6は、上記演奏データ生成・入力処理で
生成される演奏データの格納例を示す図である。図6に
示す様に、演奏データメモリ16aは、メモリアドレス
領域161、曲名データ領域162、音符データ領域1
63、及び演奏データ領域164を構成する音色データ
領域164a、音高データ領域164b、音長データ領
域164c、ベロシティデータ領域164dを形成して
成る。
【0056】メモリアドレス領域161は、各演奏デー
タが格納されるセルの位置を示すアドレスデータを格納
し、制御部11は、このアドレスデータに基づいて、所
定の演奏データを取得し、音声入出力部18へ出力す
る。スピーカ18cから出力される楽音は、音符データ
領域163に格納された複数の音符データの組み合わせ
により構成されるが、曲名データ領域162は、上記楽
音を識別する固有の曲名データを格納する。
【0057】また、音符データ領域163は、各アドレ
スデータに1対1対応して形成され、演奏データを識別
するための音符データを格納する。演奏データ領域16
4は、各演奏データを構成するパラメータ格納領域とし
て、音色データ領域164a、音高データ領域164
b、音長データ領域164c、ベロシティデータ領域1
64dを有して成る。
【0058】音色データ領域164aは、ピアノ、オル
ガン等の楽器の種類に応じて異なる波形データを音色デ
ータとして格納し、音高データ領域164bは、音符の
高低(音階等)を指定する周波数データを音高データと
して格納し、音長データ領域164cは、音符長を指定
する発音時間データを音長データとして格納し、ベロシ
ティデータ164dは、発音の強弱を指定する振幅デー
タをベロシティデータとして格納する。
【0059】次に、図4において、制御部11は使用者
が所望する演奏データを携帯電話20へ送信するため、
演奏データ送信処理を実行する(ステップT2)。以
下、図7を参照して演奏データ送信処理について詳述す
る。
【0060】図7において、まず制御部11はモード設
定が「演奏データの送信」であるか否かを判定する(ス
テップT201)。ここで、モード設定が「演奏データ
の送信」である場合(ステップT201;Yes)、制
御部11は演奏データメモリ16a内に演奏データが登
録されているか否かを判定する(ステップT202)。
ここで、演奏データが有れば(ステップT202;Ye
s)、演奏データメモリ16aに記憶されている全ての
曲名データを表示部15へ一覧表示させる(ステップT
203)。
【0061】次に、制御部11は、設定部121からの
入力信号に基づいて、表示部15の曲名データ一覧の中
から所望の曲名データを選択する(ステップT20
4)。次に、制御部11は携帯電話10,20が各々の
通信部14,24を介して通信接続状態にあるか否かを
判定する(ステップT205)。ここで、接続状態にあ
れば(ステップT205;Yes)、設定部121から
の演奏データの送信を指示する(ステップT206)入
力信号に基づいて、制御部11はステップT204で選
択された曲名データに対応する演奏データを演奏データ
メモリ16aから抽出する(ステップT207)。
【0062】次に、制御部11は、入力された電話番号
に対して電話を発信し、相手先の応答を検出すると、演
奏データメモリ16aから読み出された演奏データを、
アンテナ14aを介して、基地局Bへ無線送信し(ステ
ップT208)、演奏データ登録処理を終了する。
【0063】なお、ステップT202において、演奏デ
ータメモリ16a内に演奏データが無ければ(ステップ
T202;No)、「登録曲が有りません。」等の演奏
データが記憶されていない旨のメッセージデータを表示
部15へ表示させる(ステップT209)。そして、再
度前述した演奏データ生成・入力処理に移行する。
【0064】次に、図8〜図10を参照して、演奏デー
タ受信側の携帯電話20の動作について説明する。制御
部21は、携帯電話10から送信される演奏データを受
信し格納するため、演奏データ格納処理を実行する。
【0065】すなわち、図8において、制御部21は、
通信回線網Nを介して携帯電話10から送信される演奏
データを通信部24で受信する(ステップR1)。次
に、制御部21は送信元である携帯電話10の電話番号
データを取得する(ステップR2)。そして、制御部2
1は、ステップR1で受信した演奏データを、ステップ
R2で取得した電話番号データと対応付けて、着信時の
演奏データとして記憶部26に記憶させる(ステップR
3)。
【0066】ここで、図9は、上記演奏データ格納処理
により格納される演奏データに対応する曲名データと発
信元の電話番号データとの対応例を示す図である。図9
に示す様に、電話番号メモリ26cは電話番号データ領
域265、曲名データ領域266より構成される。電話
番号データ領域265は、使用者によって登録された各
人の電話番号データを格納し、曲名データ領域266
は、演奏データメモリ26aの曲名データ領域262に
格納された曲名データの中から、任意の1つの曲名デー
タを格納する。
【0067】すなわち、電話番号メモリ26cには、複
数の電話番号データが記憶され、各電話番号データに1
対1で対応付けて着信時に出力される演奏データに対応
する曲名データが格納されている。なお、1つの曲名デ
ータを複数の電話番号データと対応付けて記憶する構成
としてもよい。
【0068】次に、図10のフローチャートを参照し
て、外部端末(例えば、携帯電話10)からの電話着信
時に制御部21により実行される着信時処理について説
明する。
【0069】すなわち、図10において、まず制御部2
1は通信部24を介して携帯電話10からの電話を着信
する(ステップR11)。次に、制御部21は電話の発
信元である携帯電話10の電話番号データを取得し、表
示部25に表示させる(ステップR12)。そして、制
御部21は取得した電話番号データに対応する曲名デー
タを電話番号メモリ26cの曲名データ領域266から
読み出し、該曲名データに対応する演奏データを演奏デ
ータメモリ26aから抽出し、音声入出力部27へ出力
して楽音を再生する(ステップR13)。
【0070】上述の様に、本発明に係る携帯電話10
は、鍵盤型に設けられた演奏操作部122に複数の鍵盤
キー12e〜12pが配設され、演奏入力モードではこ
れらの鍵盤キーが音高指定キーとして機能する。従っ
て、使用者は楽器の演奏と同様の操作感覚で、多様な演
奏データを容易に入力できる。
【0071】また、登録された演奏データを、通信部1
4を介して相手先の携帯電話へ送信し、該演奏データを
発信元の電話番号データと対応付けて、相手の携帯電話
の記憶部に記憶させ、次回、その発信元からの電話を着
信すると、登録された演奏データに従って楽音を再生す
る機能を有する。従って、電話の着信時に発信元の電話
番号データに応じて所定の楽音を再生できるため、受信
者は電話番号や氏名等の表示情報を見なくても、楽音に
従って発信者を容易且つ迅速に認識できる。また、自ら
が作成した楽音を相手の携帯電話の呼出音として登録で
き、例えば、相手の誕生日や記念日にお祝いのオリジナ
ル曲を贈る等、通話相手に所望の曲を聞かせることがで
きる。
【0072】以上、本発明を適用した携帯電話10,2
0の代表的な実施の形態について説明したが、次に図1
1を参照して他の実施の形態における携帯電話30につ
いて説明する。
【0073】図11は、弦楽器型の携帯電話30の外観
図である。同図において、携帯電話30は、筐体30a
の表面にファンクション釦32a,32bから成る設定
部321、フレット32c〜32fが配設された演奏操
作パネル322、LCD(Liquid Crystal Display)等
により構成される表示部35、発音タイミングを指定す
る金属弦30bを備え、表示部35の上部にレシーバ3
8a、下部にマイク38bが設けられる。また、筐体3
0aの左肩部には楽音を出力するスピーカ38cが設け
られる。
【0074】なお、携帯電話30の全体構造は、上記実
施の形態において詳述した携帯電話10と要部構成、及
び動作を同一とするため、同一の構成部分については同
列の符号を付し、その細部構成の図示、及び詳細な説明
は省略する。
【0075】携帯電話30において、設定部321は、
2種類のファンクション釦32a,32bを備え、各操
作釦の単独または組み合せた押下操作により、モード切
替、ピッキング切替等を指示する各種入力信号を制御部
31へ出力する。演奏操作パネル322は、弦楽器(例
えば、ギター、ベース等)のフレットを模して固定的に
配置され、弦楽器の演奏操作で楽音の音高を指定する複
数のフレット32c,32d,32e,32fを有す
る。
【0076】各フレットには6個のフレット釦が並列的
に配設され、右端のフレット釦は第1弦に対応し、以
下、右から順に第2弦、第3弦、第4弦、第5弦に対応
し、左端のフレット釦は第6弦に対応する。
【0077】演奏データ入力モードでは、使用者は携帯
電話30をギターに見立てて、筐体30aを左手で裏側
から支えつつ、左手の指で所定のフレット釦を押下した
状態で、右手の指、または金属製のピックを金属弦30
bに接触させる。この時、発生する静電気または電気信
号に対応する検出信号が制御部へ出力され、発音タイミ
ングを決定する。同時に、押圧されたフレット釦に対応
する音高の楽音が演奏データに従った音色、音長、ベロ
シティでスピーカ38cから放音され、演奏データメモ
リ内の各格納領域に記憶される。なお、フレット釦は電
話の発信時には、電話番号入力用の数値キーとして機能
する。
【0078】この様に構成される携帯電話30において
も、上記実施の形態における携帯電話10と同様の処理
を実行する。すなわち、制御部は、各種釦から入力され
る操作信号に従った処理を実行するため、携帯電話30
の各部の動作を制御し、上述の演奏データ登録処理(図
4参照)、演奏データ格納処理(図8参照)、着信時処
理(図10参照)等を実行制御する。
【0079】すなわち、フレット釦の押下操作によって
演奏データの登録を可能とし、また、登録した演奏デー
タの相手先への送信を可能とする。更に、電話の着信時
には発信元の電話番号に対応付けられた着信時用の演奏
データに従って楽音を再生する。
【0080】上述の様に、本実施の形態における携帯電
話30は、ギター等の弦楽器を模して形成され、複数の
フレット釦を設け、演奏入力モードでは、該フレット釦
を音高指定キーとして機能させ、演奏データの入力を可
能とする。従って、使用者はギターの演奏と同様の操作
感覚で演奏データを入力し登録できる。また、登録され
た演奏データを所望の相手先へ送信し、発信元の電話番
号データと対応付けて電話番号メモリに記憶させ、次
回、その発信元からの電話を着信すると、登録された演
奏データに従って楽音を発音させる。従って、使用者
は、電話を着信した際に発信元を楽音によって容易に識
別できる。
【0081】なお、上記実施の形態における記述内容
は、本発明に係る携帯電話の好適な一例であり、これに
限定されるものではない。例えば、図2、図11に示し
た外観構成は、携帯電話の筐体形状をピアノ、トロンボ
ーン、木管楽器等の各種楽器の形状に模したものとして
もよい。また、筐体の形状に応じた音色データがプリセ
ットされているものとしてもよい。
【0082】また、上記実施の形態では、電話の着信時
に相手先の電話番号を表示する構成としたが、非表示と
してもよい。これにより、受信者は楽音により発信者を
聴覚的に識別できるが、本人以外の人に発信者や電話番
号を知られることがない。
【0083】更に、同一の携帯電話が携帯電話10の演
奏データ登録機能と携帯電話20の着信時再生機能を併
せ持つ構成とすることも勿論可能である。その他、携帯
電話の細部構成、及び詳細動作に関しても、本発明の趣
旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0084】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、自らが入
力した演奏データを所望の相手の電話着信時に放音され
る楽音として登録することが可能となる。このため、電
話の着信時に通話相手に所望の曲を聞かせることができ
る。また、電話の着信時に発信者の電話番号に対応する
演奏データを再生させることが可能となる。このため、
受信者は電話番号や氏名等の表示情報を見なくても、楽
音から電話の発信者を容易且つ迅速に認識できる。
【0085】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、携帯電話の使用者は、楽器を
演奏する感覚で、多様な演奏データを容易に入力でき
る。
【0086】請求項3記載の発明によれば、本発明に係
る移動体通信システムでは、第1の携帯電話の使用者が
入力した演奏データを第2の携帯電話の電話着信時に放
音される楽音として登録することを可能とする。このた
め、第1の携帯電話の使用者は電話の着信時に通話相手
に所望の曲を聞かせることができる。また、第2の携帯
電話の電話着信時に第1の携帯電話の電話番号に対応す
る演奏データを再生させることが可能となる。このた
め、第2の携帯電話の使用者は電話番号や氏名等の表示
情報を見なくても、楽音から電話の発信者を容易且つ迅
速に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線通信システム1の概略構成図
である。
【図2】図1の携帯電話10の外観構成図である。
【図3】図1の携帯電話10の要部構成を示すブロック
図である。
【図4】図1の制御部11により実行される演奏データ
登録処理を示すフローチャートである。
【図5】図1の制御部11により実行される演奏データ
生成・入力処理を示すフローチャートである。
【図6】図1の記憶部16に記憶される演奏データの格
納例を示す図である。
【図7】図1の制御部11により実行される演奏データ
送信処理を示すフローチャートである。
【図8】制御部21により実行される演奏データ格納処
理を示すフローチャートである。
【図9】記憶部26に記憶される電話番号データと曲名
データの対応例を示す図である。
【図10】制御部21により実行される着信時処理を示
すフローチャートである。
【図11】他の実施の形態における弦楽器型の携帯電話
30の外観構成図である。
【符号の説明】
1 無線通信システム 10,20 携帯電話 10a 筐体 11 制御部 12 入力部 121 設定部 12a,12b ファンクション釦 12c,12d カーソル釦 122 演奏操作部 12e〜12p 鍵盤キー 13 RAM 13a ワークエリア 14 通信部 14a アンテナ 15 表示部 16 記憶部 16a 演奏データメモリ 161 メモリアドレス領域 162 曲名データ領域 163 音符データ領域 164 演奏データ領域 164a 音色データ領域 164b 音高データ領域 164c 音長データ領域 164d ベロシティデータ領域 16b 電話番号メモリ 165 電話番号データ領域 166 曲名データ領域 17 音源 18 音声入出力部 18a レシーバ 18b マイク 18c スピーカ 19 バス 30 携帯電話 30a 筐体 30b 金属弦 321 設定部 32a,32b ファンクション釦 322 演奏操作パネル 32c〜32f フレット釦 35 表示パネル 38a レシーバ 38b マイク 38c スピーカ B 基地局 N 通信回線網

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】演奏操作により、電話の着信時に放音され
    る楽音を構成する演奏データを入力する入力手段と、 この入力手段により入力された演奏データを記憶する記
    憶手段と、 この記憶手段に記憶された演奏データを外部へ送信する
    送信手段と、 外部から送信される演奏データを受信する受信手段と、 この受信手段により受信された演奏データと、発信元の
    電話番号と、を対応付けて登録する登録手段と、 電話の着信時に、前記登録手段に登録された電話番号の
    内、着信した電話の発信元の電話番号に対応する演奏デ
    ータを読み出し、この読み出した演奏データに従って、
    前記楽音を再生させる再生制御手段と、 を備えることを特徴とする携帯電話。
  2. 【請求項2】前記入力手段は、楽器の演奏操作に従っ
    て、前記演奏データを音色、音高、音長、ベロシティデ
    ータの中から少なくとも1つの構成要素を含む形式で入
    力することを特徴とする請求項1記載の携帯電話。
  3. 【請求項3】第1の携帯電話と第2の携帯電話が、各々
    の通信手段により無線通信が可能な様に構成される移動
    体通信システムにおいて、 前記第1の携帯電話は、 演奏操作により、電話の着信時に放音される楽音を構成
    する演奏データを入力する入力手段と、 この入力手段により入力された演奏データを記憶する記
    憶手段と、 この記憶手段に記憶された演奏データを前記第2の携帯
    電話へ送信する送信手段と、を備え、 前記第2の携帯電話は、 前記第1の携帯電話から送信される演奏データを受信す
    る受信手段と、 この受信手段により受信された演奏データと、前記第1
    の携帯電話の電話番号と、を対応付けて登録する登録手
    段と、 前記第1の携帯電話からの電話の着信時に、前記登録手
    段に登録された電話番号の内、前記第1の携帯電話の電
    話番号に対応する演奏データを読み出し、この読み出し
    た演奏データに従って、前記楽音を再生させる再生制御
    手段と、 を備えることを特徴とする移動体通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008500792A (ja) * 2004-05-21 2008-01-10 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 携帯電気機器及び、発信側がカスタマイズした着信音を使用する方法
JP2010021971A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Yamaha Corp 電子楽器機能付き携帯電話機

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