JP2001273605A - 磁気データ読み取り装置 - Google Patents

磁気データ読み取り装置

Info

Publication number
JP2001273605A
JP2001273605A JP2000089667A JP2000089667A JP2001273605A JP 2001273605 A JP2001273605 A JP 2001273605A JP 2000089667 A JP2000089667 A JP 2000089667A JP 2000089667 A JP2000089667 A JP 2000089667A JP 2001273605 A JP2001273605 A JP 2001273605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
magnetic
magnetic head
point interval
waveform signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000089667A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Kamiya
達夫 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2000089667A priority Critical patent/JP2001273605A/ja
Publication of JP2001273605A publication Critical patent/JP2001273605A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ストライプの磨耗等によって磁気データ
の信号が規定値よりも減衰している場合でもデータを正
常に復調できるようにする。 【解決手段】 磁気データを磁気ヘッド1が読み取りる
ことにより該磁気ヘッドから出力される波形信号をメモ
リ5に蓄積し、カウンタ8から出力した復調データを出
力した後、出力先の装置から再読み取りの指示かある
と、再度磁気データを磁気ヘッド1で読み取りって、そ
の波形信号とすでに蓄積された波形信号を同期加算器6
で同期加算してデータを復調させて出力すると共に、そ
の復調したデータである波形信号をメモリ5に蓄積する
ことを繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードや通帳等の
媒体に設けられる磁気ストライプから磁気データを読み
取る磁気データ読み取り装置に関するもので、読み取り
性能の向上を図る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は第1の従来技術として示した一般
的な磁気データ読み取り装置のブロック図で、磁気スト
ライプを有するカードや通帳等の媒体に対してよく用い
られるF2F変調の信号を読み取るように構成されてい
る。この磁気データ読み取り装置は、磁気ヘッド31に
より媒体の磁気ストライプから磁気データを読み取るこ
とにより出力される信号を増幅器32で必要なレベルに
まで増幅する。
【0003】増幅した信号はフィルター33で不要な帯
域の成分を除去した後、コンパレータ34で2値化し、
この2値化した信号Aの信号変化の間隔をカウンタ回路
35で測定して、その長短により「0」か「1」かのデ
ィジタル値を復調した信号Bとして出力する。図9は磁
気データの読み取りにおける理想的な状態の出力信号の
波形を示す図で、この図に示したように、コンパレータ
34から出力される信号の間隔を復調回路35のカウン
タ等で測定し、変化の間隔が短い場合は「1」を、長い
場合は「0」を出力する。
【0004】図10は第2の従来技術のブロック図であ
る。この装置では、磁気ヘッド41により媒体の磁気ス
トライプから磁気データを読み取ることにより出力され
る信号を増幅器42で増幅し、この増幅器42の出力信
号の不要な成分をローパスフィルター43で除去した
後、可変利得増幅器44で増幅する。
【0005】そして、この可変利得増幅器44からの出
力信号をローパスフィルター45に通して不要な成分を
除去した後、微分回路46で微分して元の波形の極大点
を0クロス点に変換し、次段の復調回路47に出力す
る。復調回路47では、0クロス点間隔を時間としてカ
ウンタ等で測定し、その間隔の長短により磁気データを
復調して、所定の装置に出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の技術では、以下の問題がある。まず、第1の従来
技術では、磁気ヘッドが磁気データを読み取ることによ
り出力される信号をコンパレータ回路で2値化するた
め、磁気ストライプの磨耗等によって磁気データの信号
が規定値よりも減衰していると、データを正常に復調で
きないという問題がある。
【0007】これは、コンパレータ回路が信号の振幅方
向成分の大小で2値化するため、信号の振幅が小さくな
ると雑音との分離が不可能になるためである。また、第
2の従来技術では、復調回路により磁気データを復調し
て出力するだけであるので、磁気データの読み取りの
際、読み取りエラーが発生した場合、その読み取りエラ
ーの原因を特定することが困難であるという問題があ
る。
【0008】更に、第1の従来技術及び第2の従来技術
では、両方共に復調回路の構成を変更しなければ、別の
変調方式の磁気データの信号を復調することができない
という問題がある。従って本発明は、これらの問題を解
決することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明の磁気
データ読み取り装置は、磁気データを磁気ヘッドが読み
取ることにより該磁気ヘッドから出力される信号を記憶
手段に蓄積し、この信号を利用してデータを復調させる
ことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明によ
る磁気データ読み取り装置の実施の形態について説明す
る。図1は第1の実施の形態を示すブロック図である。
この実施の形態は媒体の磁気ストライプのデータが減衰
している場合に対応するもので、磁気ヘッド1は増幅器
2に接続され、この増幅器2はA/D変換器3に接続さ
れている。
【0011】磁気ヘッド1が媒体の磁気ストライプから
磁気データを読み取ることにより、この磁気ヘッド1か
ら出力される信号は増幅器2で必要なレベルにまで増幅
された後、A/D変換器3によりA/D変換される。こ
のA/D変換器3はA/D変換に支障をきたさないよう
に帯域制限されている。
【0012】A/D変換器3は制御部4に接続されてお
り、A/D変換器3から出力される波形信号は制御部4
により記憶手段としてのメモリ5に蓄積される。また、
制御部4には同期加算器6が接続され、この同期加算器
6は制御部4がメモリ5から読み出した信号とA/D変
換器3から出力を算術平均して、その結果を変曲点検出
器7に出力する。
【0013】変曲点検出器7にはカウンタ回路8が接続
され、変曲点検出器7は同期加算器6からの算術結果を
2値化してカウンタ回路8に出力し、カウンタ回路8は
変曲点検出器7からの2値化出力に基づいてディジタル
値を出力する。つまり、カウンタ回路8は磁気ヘッド1
が読み取った磁気データを復調して出力する。
【0014】搬送用モータ9は磁気ストライプを有する
カードや通帳等の媒体を搬送するローラー等の動力源と
して使用されるもので、制御部4に接続されており、こ
の制御部4により駆動制御されるものとなっている。検
知センサ10は搬送用モータ9の駆動により搬送される
媒体の位置を検知るもので、制御部4に接続されてお
り、制御部4はこの検知センサ10からの検知信号に基
づいて磁気ヘッドによる磁気データの読み取りを制御す
る。
【0015】次に、上述した構成を有する第1の実施の
形態の作用について説明する。まず、制御部4が搬送用
モータ19を規定速度で回転するように駆動し、これに
より媒体が規定位置まで搬送されると、この媒体が検知
センサ10により検知され、その検知信号により制御部
4は媒体が読み取り開始位置にきたことを認識する。
【0016】これにより制御部4は磁気ヘッド11に磁
気データの読み取りを指示し、この指示により磁気ヘッ
ド11は媒体の磁気ストライプから磁気データを読み取
る。この読み取りにより磁気ヘッド1から出力される信
号を増幅器2で必要なレベルにまで増幅し、増幅した信
号をA/D変換器3によりA/D変換する。そして、こ
のA/D変換器3から出力される波形信号を制御部4は
メモリ5に蓄積させ、同時にこの波形信号を変曲点検出
器7に送出する。
【0017】これにより変曲点検出器7から2値化され
た信号を出力させ、この信号の変曲点間隔をカウンタ回
路8で計数して、カウンタ回路8からディジタル値を復
調データとして所定の装置に送出する。送り先の装置で
はカウンタ回路8からの送られてきたデータをチェック
し、データが正常でない場合、この送り先の装置から制
御部4に対して再読み取りの指示が送られる。
【0018】これにより制御部4は搬送用モータ19を
逆回転させて媒体を一定距離だけ戻した後、再び搬送用
モータ19を正回転させ、媒体を読み取り開始位置に搬
送して磁気ヘッド11により磁気データの読み取りを行
わせる。この再読み取りにより磁気ヘッド1から出力さ
れる信号を前記と同様に増幅器2で増幅した後、増幅し
た信号をA/D変換器3によりA/D変換する。
【0019】制御部4はこのA/D変換器3から出力さ
れる波形信号を同期加算器6に送ると共に、メモリ5に
蓄積した前回の波形信号も同期加算器6に転送する。こ
れを受けて同期加算器6はA/D変換器3からの信号と
メモリ5からの前回の信号を算術平均し、その結果を制
御部4に返送すると共に交曲点検出器7に出力する。
【0020】ここで制御部4は同期加算器6からの結果
つまり算術平均した信号をメモリ5に蓄積させ、また変
曲点検出器7は同期加算器6からの算術結果を2値化し
てカウンタ回路8に出力する。カウンタ回路8はこの変
曲点検出器7からの2値化出力の変曲点間隔を測定し
て、このカウンタ回路8からディジタル値をが復調デー
タとして再度前記装置に送られるが、この装置で再度デ
ータのチェックが行われ、正常でない場合は前記と同様
の処理が繰り返される。
【0021】このように、2度目以降の磁気データの読
み取りにおいて、メモリ5に蓄積される波形信号は読み
取り回数に応じて平均化され、変曲点検出器7に送られ
て、それに応じたディジタル値がカウンタ回路8から復
調データとして出力される。メモリ5の蓄積内容をまと
めると次のようになる。i番目に取得されたデータのデ
ータ列をDi とすると、同期加算器5から出力されるデ
ータ列Dは下記(1)式で表現される値となる。
【0022】
【数1】 但し、Σはデータ列のそれぞれの要素を加算している。
磁気ストライプの磨耗等によって磁気データの信号が規
定値よりも減衰している場合、増幅器12による増幅率
を上げる必要があり、増幅率を上げると信号にランダム
雑音が生じるが、一般に信号を平均化すると、ランダム
雑音の影響は以下の(2)式の表される値に軽減される
ことが知られている。
【0023】
【数2】 本実施の形態は磁気データの減衰により、この磁気デー
タを読み取ったときの信号が微小な場合でも、この原理
を用いて信号を正常に復調させるものである。図2はラ
ンダムノイズが混入した磁気データ信号の信号波形を示
す図、図3は図2の磁気データ信号を複数回同期加算し
た後の信号波形を示す図である。
【0024】図2の信号波形は同期加算器6により1回
だけ平均処理した場合、図3の信号波形は100回平均
処理した場合で、図2の波形に対して図3の波形はノイ
ズが取り除かれていることがわかる。従って、図3に示
す信号の変曲点間隔を検出すれば、磁気データを容易に
復調することができる。
【0025】図3はのデータは「00001110」を
示している。以上説明した第1の実施の形態では、磁気
ストライプから読み取った信号をメモリに蓄積し、この
信号順次同期加算するようにしているため、磁気ストラ
イプの磁気データ信号が減衰している場合でも、正常に
復調することができる。尚、上述した第1の実施の形態
では、同期加算を複数行う場合、同期加算器6で算術平
均した信号をメモリ5に蓄積させるものとしたが、磁気
データを読み取る毎にA/D変換器ー3からの波形信号
をメモリ5に蓄積し、同期加算する際にメモリ5に蓄積
した総ての波形信号を同期加算器6に送って算術平均す
るようにしてもよい。
【0026】また、上述した第1の実施の形態では、A
/D変換後の信号を同期加算するものとしたが、ディジ
タルデータに復調した後に同期加算しても、ディジタル
値の場合は「0」と「1」のみであるため、多数決決定
と同等の操作となって同様の効果が期待できる。図4は
第2の実施の形態を示すブロック図である。
【0027】この実施の形態は、磁気データの読み取り
エラーの原因を特定する場合に対応するもので、磁気ヘ
ッド11が増幅器12に接続され、この増幅器12はバ
ンドパスフィルタ13に接続されていて、バンドパスフ
ィルタ13はA/D変換器14に接続されている。そし
てA/D変換器14は図示しない復調回路を有する制御
部15に接続されており、更にこの制御部15には記憶
手段であるメモリ16が接続されている。
【0028】この構成の作用は次の通りである。まず、
磁気ヘッド11が媒体の磁気ストライプから磁気データ
を読み取ることにより、この磁気ヘッド11から出力さ
れる信号は増幅器12で増幅された後、バンドパスフィ
ルタ13で不要な帯域の成分が取り除かれ、A/D変換
器14でA/D変換される。
【0029】A/D変換器14から出力される波形信号
は制御部4によってメモリ16に蓄積される。磁気スト
ライプの磁気データをすべて読み取ったことを制御部1
5が確認すると、制御部15はメモリ15に蓄えてある
波形信号を順次読み出して、その変曲点間隔情報を復調
回路に送出する。
【0030】復調回路はその情報を解析しながら復調可
能な方法を捜し、磁気データを復調して、その復調した
データを順次所定の装置に出力する。このとき、復調し
たデータが正常でなかった場合、つまり、磁気データの
読み取りの際、読み取りエラーがあって、正常なデータ
が得られなかった場合、制御部15はデータの復調を中
止して、復調したデータをそのまま波形でメモリ16に
保存させる。
【0031】そして、図示しないモニター装置等の上位
装置からメモリ内容の転送の指示があると、制御部15
はメモリ16に保存した波形データを上位装置に送出す
る。これにより上位装置では送られてきた波形データを
表示部に表示し、係員はこの波形データをみて読み取り
エラーの原因を特定する。以上説明した第2の実施の形
態では、磁気データの読み取りエラーがあって、復調し
たデータが正常でなかった場合、その復調した波形デー
タをメモリに保存するため、このメモリに保存した波形
データから、媒体そのものに原因があるのか、媒体を搬
送する搬送系に原因があるのか、磁気ヘッドに原因があ
るのか等のエラーの原因を特定することができる。
【0032】尚、上述した第2の実施の形態では、読み
取りエラーがあった場合の波形データをメモリに保存す
るものとしたが、読み取りエラーのない正常なデータに
対しても波形データをメモリに保存してもよく、このよ
うにしても同様の結果が得られる。図4は第3の実施の
形態を示すブロック図である。
【0033】この実施の形態は、複数の変調方式による
磁気データの信号を復調する場合に対応するもので、磁
気ヘッド21が増幅器22に接続され、この増幅器22
はバンドパスフィルタ23に接続されていて、バンドパ
スフィルタ23はA/D変換器24に接続されている。
そしてA/D変換器24はディジタルローパスフィルタ
25を介して変曲点検出器26に接続され、この変曲点
検出器26は図示しない復調回路を有する制御部27に
接続されていて、更にこの制御部27には記憶手段とし
てのメモリ28が接続されている。
【0034】次に、上述した構成の作用について説明す
る。まず、磁気ヘッド21が媒体の磁気ストライプから
磁気データを読み取ることにより、この磁気ヘッド21
から出力される信号は増幅器22で増幅された後、バン
ドパスフィルタ23で不要な帯域の成分が取り除かれ、
A/D変換器24でA/D変換される。
【0035】A/D変換器24から出力された波形信号
は更にディジタルローパスフィルタ25で不要な信号成
分が取り除かれた後、変曲点検出器26に入力され、こ
の変曲点検出器26により波形信号の変曲点間隔を検出
してその変曲点間隔情報を制御部27に出力する。制御
部27はこの変曲点間隔情報をメモリ28に順次蓄積
し、そして磁気ストライプの磁気データをすべて読み取
ったことを制御部27が確認すると、制御部27はメモ
リ28に蓄えられている変曲点間隔情報を順次読み出し
て復調回路に送り、復調回路は変曲点間隔情報を解析し
ながら復調可能な方法を捜し、磁気データを復調する。
【0036】図6は磁気データの記録に使用される各種
の信号変調方式による信号波形の例を示す図で、(a)
はRZ方式、 (b) はRB方式、 (c) はNRZ、
(d) はNRZ−I方式、 (e) はPE方式(PM方
式)、 (f) はF2F方式、 (g)はMFM方式、 (h)
はM2 FM方式である。この図におけるいずれの信号
波形も、変曲点位置を検出できれば、その間隔からデー
タを復調することが可能であり、従って前記のようにメ
モリ28に変曲点間隔情報を蓄積し、各変調方式に対応
した復調法により正常と思われるデータが出力するまで
復調を繰り返すことで、各変調方式に対応した復調が可
能となる。
【0037】復調したデータは順次所定の装置に出力さ
れる。以上説明した第3実施の形態によれば、復調デー
タを一旦変曲点間隔という中間処理段階でメモリに保存
し、データを読み終わった後に各種の方法で復調するた
め、単一のハードウエアで各種の変調方式に対応するこ
とができる。また、メモリに保存するのは変曲点間隔情
報であるので、波形信号をそのまま蓄積する場合にくら
べてメモリ容量を小さくすることができ、伝送容量も小
さくなる。
【0038】尚、この第3実施の形態では、変曲点検出
器26で変曲点間隔を検出してメモリ28に保存した
後、この変曲点間隔情報を利用してデータを復調するも
のとしたが、変曲点検出器26の代わりに0(ゼロ)ク
ロス点検出器により0クロス点間隔を検出してメモリ2
8に保存した後、この変曲点間隔情報を利用してデータ
を復調する用にしても同様の効果が得られる。
【0039】図7は第4の実施の形態を示すブロック図
である。この実施の形態は、前記第3の実施の形態の構
成に0クロス点検出器29を追加したもので、ディジタ
ルローパスフィルタ25を経た信号が変曲点検出器26
と0クロス点検出器29に入力し、両者の出力である変
曲点間隔情報と0クロス点間隔情報が制御部27に送ら
れるものとなっている。
【0040】この他の構成については第3の実施の形態
と同じである。この構成において、磁気ヘッド21から
ディジタルローパスフィルタ25まで信号は第3の実施
の形態と同様により処理され、ディジタルローパスフィ
ルタ25を経た信号は変曲点検出器26と0クロス点検
出器29に入力する。変曲点検出器26では波形信号の
変曲点間隔を検出してその変曲点間隔情報を制御部27
に出力し、また0クロス点検出器29は0クロス点間隔
を検出してその0クロス点間隔情報を制御部27に出力
する。
【0041】制御部27はこの変曲点間隔情報と0クロ
ス点間隔情報をそれぞれメモリ28に順次蓄積し、そし
て磁気ストライプの磁気データをすべて読み取ったこと
を制御部27が確認すると、制御部27はメモリ28に
蓄えられている変曲点間隔情報と0クロス点間隔情報を
順次読み出して復調回路に送り、復調回路は変曲点間隔
情報と0クロス点間隔情報を解析しながら復調可能な方
法を捜し、磁気データを復調する。
【0042】この場合もメモリ28に変曲点間隔情報と
0クロス点間隔情報を蓄積し、各変調方式に対応した復
調法により正常と思われるデータが出力するまで復調を
繰り返すことで、各変調方式に対応した復調が可能とな
る。復調したデータは順次所定の装置に出力される。以
上説明した第4の実施の形態では、変曲点間隔情報と0
クロス点間隔情報の両方の情報を用いて磁気ヘッドで読
み取った磁気データを復調するため、より確実なデータ
の復調が可能になる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、磁気デー
タを磁気ヘッドが読み取ることにより該磁気ヘッドから
出力される信号を記憶手段に蓄積し、この信号を利用し
てデータを復調させるようにしているため、信号を同期
加算して復調を行うことで、磁気ストライプの磨耗等に
よって磁気データの信号が規定値よりも減衰している場
合でもデータを正常に復調できるという効果が得られ
る。
【0044】また、正常にデータを復調できない場合、
その波形データを記憶手段に保存することで、読み取り
エラーが発生した場合、その読み取りエラーの原因を特
定することも可能になるという効果が得られる。更に、
記憶手段に信号の変曲点間隔情報や0クロス点間隔情報
を蓄積させることで、各種の変調方式による磁気データ
の信号を復調できるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示すブロック図。
【図2】ランダムノイズが混入した信号波形を示す図。
【図3】同期加算処理後の信号波形を示す図。
【図4】第2の実施の形態を示すブロック図。
【図5】第3の実施の形態を示すブロック図。
【図6】各種の信号変調方式による信号波形の例を示す
図。
【図7】第4の実施の形態を示すブロック図。
【図8】第1の従来技術を示すブロック図。
【図9】理想的な出力信号の波形を示す図。
【図10】第2の従来技術を示すブロック図。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 2 増幅器 3 A/D変換器 4 制御部 5 メモリ 6 同期加算器 7 変曲点検出器 8 カウンタ 11 磁気ヘッド 12 増幅器 13 バンドパスフィルタ 14 A/D変換器 15 制御部 16 メモリ 21 磁気ヘッド 22 増幅器 23 バンドパスフィルタ 24 A/D変換器 25 ディジタルローパスフィルタ 26 変曲点検出器 27 制御部 28 メモリ 29 0クロス点検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/14 341 G11B 20/14 341B Fターム(参考) 5B058 CA31 KA27 5B072 AA02 CC02 CC05 CC12 CC27 DD05 FF02 FF39 HH01 HH11 JJ06 5D031 AA06 DD20 EE01 EE02 HH11 HH20 5D044 BC01 CC08 GL02 5D091 AA11 BB06 DD30 HH08 HH20 JJ21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数回分の磁気データを磁気ヘッドが読
    み取り、その読み取り毎に前記磁気ヘッドから出力され
    る波形信号を記憶手段に蓄積し、この波形信号を利用し
    てデータを復調させることを特徴とする磁気データ読み
    取り装置。
  2. 【請求項2】 磁気データを磁気ヘッドが読み取ること
    により該磁気ヘッドから出力される波形信号を記憶手段
    に蓄積し、蓄積毎に前回同期加算した波形信号と今回の
    波形信号を同期加算してデータを復調させると共に、復
    調したデータである波形信号を前記記憶手段に蓄積する
    ことを特徴とする磁気データ読み取り装置。
  3. 【請求項3】 磁気データを磁気ヘッドが読み取ること
    により該磁気ヘッドから出力される波形信号を記憶手段
    に蓄積し、蓄積毎にすべての波形信号を同期加算してデ
    ータを復調させることを特徴とする磁気データ読み取り
    装置。
  4. 【請求項4】 磁気データを磁気ヘッドが読み取ること
    により該磁気ヘッドから出力される波形信号を記憶手段
    に蓄積すると共に、その波形信号を復調させて、復調し
    たデータが正常でない場合、その波形信号を前記記憶手
    段に蓄積することを特徴とする磁気データ読み取り装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 復調したデータが正常でない場合の波形信号を上位装置
    からの指示により前記記憶手段から読み出して前記上位
    装置に送ることを特徴とする磁気データ読み取り装置。
  6. 【請求項6】 磁気データを磁気ヘッドが読み取ること
    により該磁気ヘッドから出力される波形信号の変曲点間
    隔を検出してその変曲点間隔情報を記憶手段に蓄積し、
    この記憶手段から変曲点間隔情報を読み出し各種の復調
    方法でデータを復調させることを特徴とする磁気データ
    読み取り装置。
  7. 【請求項7】 磁気データを磁気ヘッドが読み取ること
    により該磁気ヘッドから出力される波形信号の0クロス
    点間隔を検出してその0クロス点間隔情報を記憶手段に
    蓄積し、この記憶手段から0クロス点間隔情報を読み出
    し各種の復調方法でデータを復調させることを特徴とす
    る磁気データ読み取り装置。
  8. 【請求項8】 磁気データを磁気ヘッドが読み取ること
    により該磁気ヘッドから出力される波形信号の変曲点間
    隔と0クロス点間隔を検出してその変曲点間隔情報と0
    クロス点間隔情報を記憶手段に蓄積し、この記憶手段か
    ら変曲点間隔情報と0クロス点間隔情報を読み出し各種
    の復調方法でデータを復調させることを特徴とする磁気
    データ読み取り装置。
JP2000089667A 2000-03-28 2000-03-28 磁気データ読み取り装置 Pending JP2001273605A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000089667A JP2001273605A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 磁気データ読み取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000089667A JP2001273605A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 磁気データ読み取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001273605A true JP2001273605A (ja) 2001-10-05

Family

ID=18605392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000089667A Pending JP2001273605A (ja) 2000-03-28 2000-03-28 磁気データ読み取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001273605A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014169914A (ja) * 2013-03-04 2014-09-18 Anritsu Corp 信号品質評価装置および評価方法
JP2018018567A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 日本放送協会 磁性細線素子、その記録再生方法およびその記録再生装置
JP2020166912A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 富士フイルム株式会社 磁気テープ読取装置、磁気テープ読取装置の作動方法、及びプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014169914A (ja) * 2013-03-04 2014-09-18 Anritsu Corp 信号品質評価装置および評価方法
JP2018018567A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 日本放送協会 磁性細線素子、その記録再生方法およびその記録再生装置
JP2020166912A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 富士フイルム株式会社 磁気テープ読取装置、磁気テープ読取装置の作動方法、及びプログラム
US11189308B2 (en) 2019-03-29 2021-11-30 Fujifilm Corporation Magnetic tape reading apparatus capable of synthesizing a plurality of reproducing signal sequences
JP7023255B2 (ja) 2019-03-29 2022-02-21 富士フイルム株式会社 磁気テープ読取装置、磁気テープ読取装置の作動方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102017409B (zh) 用于减少磁存储装置中的低频损耗的系统和方法
JP4324547B2 (ja) カードリーダ
US9367716B2 (en) Information reproduction device and information reproduction method
JP2962627B2 (ja) 磁気データ読取装置
JP2001273605A (ja) 磁気データ読み取り装置
US10573340B2 (en) Information reproduction apparatus and information reproduction method
US3993894A (en) Dual edge detector for bar codes
JP4266991B2 (ja) 磁気カードリーダー
US7120110B2 (en) Signal processing circuit for noise elimination and demodulator circuit using the same for accurate demodulation
JP4012765B2 (ja) 磁気ストライプリーダ
JP3748496B2 (ja) データの復調方法
US20230410839A1 (en) Magnetic recording information processing device and magnetic recording information processing method
EP1058244A3 (en) Apparatus for reading from or writing to optical recording media
JP3711232B2 (ja) 磁気記録データのデータ復調方法及び復調装置
JP3388996B2 (ja) 磁気情報処理装置
JP7178846B2 (ja) 磁気記録媒体処理装置
JP3571246B2 (ja) データの復調方法
JP2022047896A (ja) 磁気情報処理装置及び磁気情報処理方法
JP3597530B2 (ja) 記録データの処理装置及び処理方法
JP2693484B2 (ja) 情報記録再生方法
JPS63311664A (ja) 磁気情報読取装置
JP2001307033A (ja) 非接触icカードリーダ
JPH0320792B2 (ja)
JPH117499A (ja) 複合型磁気ヘッドを用いた磁気バー読取処理装置
JP2019175525A (ja) 磁気データの復調方法および復調装置