JP2001273500A - 運動物体計測装置および球技分析システムおよびデータサービスシステム - Google Patents

運動物体計測装置および球技分析システムおよびデータサービスシステム

Info

Publication number
JP2001273500A
JP2001273500A JP2000087138A JP2000087138A JP2001273500A JP 2001273500 A JP2001273500 A JP 2001273500A JP 2000087138 A JP2000087138 A JP 2000087138A JP 2000087138 A JP2000087138 A JP 2000087138A JP 2001273500 A JP2001273500 A JP 2001273500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
camera
trajectory
moving object
world
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000087138A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Takahashi
一哉 高橋
Katsutoshi Kobayashi
克年 小林
Yoshiaki Usami
芳明 宇佐美
Masanori Miyoshi
雅則 三好
Hideki Fujii
秀樹 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000087138A priority Critical patent/JP2001273500A/ja
Publication of JP2001273500A publication Critical patent/JP2001273500A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】球技を撮影したTV画像からボールの高さを含
むワールド座標を検出することができない。 【解決手段】TVカメラ11と、運動物体が存在する空
間を基準とした座標系であるワールド座標軌跡を抽出す
るワールド座標軌跡抽出セット12を設け、前記TVカ
メラによって撮影した画像から運動物体を検出して該運
動物体の軌跡をカメラ基準の座標系からワールド座標に
変換して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サッカー,バレー
ボール,水球,バスケットボール,ハンドボールなどの
球技におけるボールや選手の運動軌跡を抽出する運動物
体計測装置および球技分析システムおよびそのデータサ
ービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】運動物体計測装置は、例えば、吉田=小
沢:「サッカー中継のシーン解析」:第2回画像センシ
ングシンポジウム:F-4(1966) に見られるように、単一
方向からの映像を画像処理してボールと選手を検出して
ディスプレイ上の座標即ちカメラ座標を特定し、ボール
と選手は常にグランド面に接しているという仮定のもと
に、カメラ座標をグランド上座標即ちワールド座標に変
換している。
【0003】ここで、カメラ座標とワールド座標につい
て説明する。グランド上を移動あるいは飛翔している運
動物体をTVカメラで撮影すると、グランド上の3次元
の世界はカメラの結像面上に2次元のTV画像として透
視変換される。グランド上には3次元の座標系を設ける
ことができ、グランド上の運動物体の存在位置や移動
は、この3次元の座標系で表現することができる。この
3次元座標をワールド座標と言う。
【0004】一方、カメラの結像面上の2次元座標でカ
メラ画像上の運動物体の存在位置や移動を表現すること
ができる。この2次元座標をカメラ座標と言う。
【0005】ワールド座標からカメラ座標への変換は、
3次元座標から2次元座標への変換であり、情報を減ず
る変換であるから1方向からのカメラで十分である。し
かし、カメラ座標からワールド座標への変換は、2次元
座標から3次元座標への情報が増える変換であるから、
何らかの情報や運動物体存在位置の拘束条件をカメラ座
標に加えなければならない。
【0006】吉田=小沢は、画像処理で得た選手とボー
ルのカメラ座標に運動物体はグランド面に接していると
いう条件を加えてワールド座標に変換している。変換法
は、8個のカメラパラメータを用いるもので、キャリブ
レーション操作で前記8個のカメラパラメータを求めた
上で連立方程式を解いてカメラ座標からワールド座標へ
変換する方法をとっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来法では、選手とボ
ールはグランド面に接している前提であるので、実際の
ゲームにおけるボールの高さを含むワールド座標を検出
することができないという課題がある。
【0008】本発明の目的は、カメラで撮影して得た画
像に基づいて運動物体の3次元ワールド座標を検出する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の運動物体計測装
置は、このような課題を解決するもので、第1の解決手
段は、一方向のカメラで撮影した撮影画像を画像処理手
段で処理する構成であり、この画像処理手段は、画像入
力,選手とボールの検出処理,ボール識別処理,選手と
ボール追跡処理,座標変換処理,ボール接地検出処理,
ボール座標修正処理,ボール高さ計測処理,選手とボー
ルの軌跡抽出処理を1サイクルとして行うように構成し
た。
【0010】この第1の解決手段は、選手とボールの検
出処理とボール識別処理で両者を区別して検出し、選手
とボールの追跡処理によってカメラ座標上での選手座標
とボール座標を求める。時々刻々と計測される選手とボ
ールの座標列は、それぞれのカメラ軌跡となる。そし
て、座標変換処理で選手軌跡とボール軌跡をそれぞれワ
ールド座標軌跡に変換する。選手は略グランド面に接し
ているので前記ワールド座標軌跡はそのまま所望の選手
の軌跡とする。一方、ボールは必ずしもグランドに接し
ていないので、ボール軌跡は所望のボールの軌跡ではな
い。そこで、ボール接地検出処理によって前記ボールの
接地位置のワールド座標を求めた上で、前記ボールの設
置位置同士を直線あるいはモデル曲線で結び、これをボ
ールのグランド面上での軌跡として前記ボールのワール
ド座標軌跡を置き換える。そして、修正前のワールド座
標と修正後のワールド座標を使って、ボール高さ計測処
理でボールの高さを算出する。この修正済みのボールの
ワールド座標軌跡に前記ボールの高さを加えて3次元の
ワールド座標軌跡を得る。
【0011】第2の解決手段は、複数方向のカメラで撮
影した画像を画像処理する構成であり、各方向のカメラ
毎に画像処理手段と通信手段を備え、画像処理手段は、
画像入力,選手とボールの検出処理,ボール識別処理,
選手とボール追跡処理,座標変換処理,軌跡通信処理を
1サイクルとして行うように構成した。
【0012】この第2の解決手段は、各方向のカメラで
撮影した画像を画像処理して、選手とボールの検出処理
とボール識別処理で両者を区別して検出し、選手とボー
ルの追跡処理によってカメラ座標上での選手座標とボー
ル座標を求める。これを座標変換処理でワールド座標の
選手とボールの座標とする。ここで、選手は略グランド
面に接しているので、前記ワールド座標の列はそのまま
所望の選手のワールド座標軌跡となる。
【0013】一方、ボールのワールド座標は、ボールが
グランド面に接している仮定での座標であるから、ボー
ルが宙に浮いている場合は該ワールド座標よりもカメラ
に近くなる。従って、その分範囲を広げた線分状の座標
として軌跡通信処理でデータ統合手段に送る。このデー
タ統合手段は、各方向のカメラの画像によるワールド座
標軌跡データを統合する。選手のワールド座標軌跡デー
タは、そのまま所望の選手軌跡データである。
【0014】また、ボールの時々刻々の線分状のワール
ド座標が交差する場所が高さを除いたボールの2次元の
ワールド座標である。
【0015】更に、ボールの2次元ワールド座標とある
画像のワールド座標からボール高さ算出手段でボールの
高さ座標を求める。そして、グランド面上の2次元ワー
ルド座標にボールの高さ座標を合わせて、所望の3次元
ワールド座標軌跡を得る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の運動物体計測装置の実施
の形態を詳細に説明する。
【0017】ここで、カメラ座標軌跡とワールド座標軌
跡の意味を明確にする。画像処理によって自動的に、あ
るいはTV画面(TV画像=撮影画像)を目視すること
によってフレーム毎に運動物体(選手とボール)のカメ
ラ座標での存在位置を検出することができる。フレーム
毎あるいは所定間隔フレーム中の運動物体のカメラ座標
の集合(座標列)をカメラ座標軌跡と呼ぶ。また、フレ
ーム毎あるいは所定間隔フレーム中の運動物体のカメラ
座標をワールド座標に変換して得た座標列をワールド座
標軌跡と言う。なお、運動物体における選手は、グラン
ド上に実質的に拘束されて運動する非飛翔物体であり、
ボールはグランド上を離れて運動する可能性がある飛翔
物体である。
【0018】図1は、本発明の運動物体計測装置の第1
の実施の形態であるサッカーゲーム計測装置のブロック
図である。ボールは図示を省略し、選手も人数を減じて
図示している。
【0019】この実施の形態におけるサッカーゲーム計
測装置は、複数組のTVカメラ11とワールド座標軌跡
抽出セット12を備える。各ワールド座標軌跡抽出セッ
ト12は、画像処理手段13と記憶手段14と通信手段
15を備える。
【0020】この実施の形態では、グランドの総てを覆
う(賄う)ために、広さに応じて、複数組のTVカメラ
11とワールド座標軌跡抽出セット12を設置している
が、各ワールド座標軌跡抽出セット12のTVカメラ1
1は、同一方向または異なる方向を向かせる必要はな
く、各ワールド座標軌跡抽出セット12は、独立にワー
ルド座標軌跡を抽出して記憶手段14に記録する。ま
た、各ワールド座標軌跡抽出セット12の通信手段15
は、各ワールド座標軌跡抽出セット12の抽出軌跡デー
タをローカルネット通信でデータ統合手段16に送信し
て一元管理するようにしても良い。
【0021】図2は、画像処理手段13が実行する画像
処理のフローチャートである。
【0022】ステップ200 背景画像データを作成する。この背景画像は、抽出すべ
き選手やボールが存在しない競技場の画像である。背景
画像は、周知の様々な方法で作成することができるが、
例えば複数フレームの平均画像でも良いし、フレーム間
で輝度差異の生じない部分の画像をパッチワーク的に張
り合わせる方法で作成しても良い。
【0023】ステップ201 カメラ座標をワールド座標に変換する際に必要なカメラ
パラメータをカメラキャリブレーションによって求めて
設定する。
【0024】ステップ202 TVカメラ11で撮影したTV画像(撮影画像)データ
を入力する。
【0025】ステップ203 入力したTV画像から選手とボールを検出する。この検
出は、例えば、ステップ200で作成した背景画像とス
テップ202において入力したTV画像の輝度差で物体
を検出する背景差分法によって実現することができる。
この方法では、輝度差のある領域は選手あるいはボール
であると判断する。
【0026】ステップ204 検出物体の中から、大きさによって選手とボールを区別
する。即ち、所定の大きさよりも大きい物体を選手と判
定し、それ以外のものをボールと判定する。更に、ボー
ルが両チームのユニフォームの色よりも輝度が際立って
大きい場合は、所定の輝度以上の物体をボールと判定す
ることもできる。
【0027】ステップ205 選手とボールを2つのフレームにまたがって追跡する。
即ち、前のフレームにおける物体(選手とボール)の大
きさおよび存在位置と、現フレームにおける物体(選手
とボール)の大きさおよび存在位置の差が所定の値より
も小さい場合は、同一物体が前記2フレームの間に移動
したとみなす。現フレームで始めて発生した物体は、次
のTV画像入力サイクルにおいて追跡処理の対象とす
る。
【0028】ステップ206 選手とボールの検出座標をカメラ座標からワールド座標
に変換する。これには8個のカメラパラメータの値が必
要であるが、これは事前にキャリブレーション操作で求
まっているものとする。選手はグランド面に略接してい
るので、このステップで変換したワールド座標がそのま
ま選手のワールド座標になる。しかし、ボールは、グラ
ンド(地面)の遥か上空を飛んでいる場合があるので、
このステップで変換したワールド座標がそのままボール
のワールド座標にはならず、修正が必要である。
【0029】ステップ207 物体追跡ではフレーム間の移動方向をベクトル化して、
所定の時間以上隔たりのある2フレーム間での移動ベク
トルを経過時間で除したものを速度ベクトルと言う。そ
して、ボールの速度ベクトルの変化を検出し、変化の大
きい瞬間にボールが地面上でバウンドあるいは選手に蹴
られたものと判断し、この座標を記憶する。
【0030】ステップ208 ボールがグランド面に接しているとき、即ち、ステップ
207で接地を検出した時点のワールド座標はそのまま
ボールのワールド座標となる。そこで、接地時のボール
のワールド座標同士を直線あるいは予め定めたモデル曲
線で結ぶ。これが、ボールをグランド上に平行投影した
場合のワールド座標とみなし、ボールのワールド座標を
修正する。
【0031】ステップ209 修正済みのグランド上のボールのワールド座標と、修正
前のボールのワールド座標を用いてボールの高さを計測
する。
【0032】ステップ210 前記修正済みのグランド上のボールのワールド座標とス
テップ209で計測したボールの高さ情報を合わせる
と、ボールの3次元ワールド座標となるのでこれを記憶
手段14に記憶する。選手の軌跡は、ステップ206で
変換したワールド座標を記録する。
【0033】以上に説明した処理の流れで、ステップ2
02からステップ210までをサイクリックに繰り返す
る。
【0034】次に、カメラパラメータを求めるためのキ
ャリブレーション法を説明する。
【0035】図3の(a)はカメラ座標系x−yのTV
画像(TV画面=撮影画像)であり、左上隅を原点とし
て、水平方向にx軸をとり、垂直方向にy軸をとってい
る。図3の(b)はサッカーグランド上のワールド座標
系X−Y−Zであり、サッカーグランド中心を原点と
し、両ゴール方向をX軸、直交方向にY軸、サッカーグ
ランド面に対して鉛直に空の方向にZ軸をとっている。
【0036】この実施の形態では、最初は選手もボール
もグランドに接しているとみなして変換するので、ワー
ルド座標系のZ軸の値は常に0である。従って、カメラ
座標系からワールド座標系への変換は2次元座標系から
2次元座標系の変換となり、カメラパラメータは、C1
1,C12,C13,C21,C22,C23,C3
1,C32の8個となり、カメラ座標(x,y)とワー
ルド座標(X,Y)の間
【0037】には
【数1】の関係がある。
【0038】
【数1】
【0039】
【数2】
【0040】数1は数2と同値である。数2でHを消去
し、カメラパラメータを未知数として整理すると数3と
なる。
【0041】
【数3】
【0042】
【数4】
【0043】数3と数4は同値である。図3の(a)の
任意の点、例えば点31Cの座標(x1,y1)と対応
するワールド座標の点31Wの座標(X1,Y1)の対
が既知であるとすると、数4は数5となる。
【0044】
【数5】
【0045】
【数6】
【0046】求むべき未知数のカメラパラメータは8個
であるので、数4を解くには8本の連立方程式が必要で
あるが、前記既知のカメラ座標とワールド座標の1対に
つき数5の如く式が2本できるから、4対以上の既知の
カメラ座標とワールド座標の対があれば、キャリブレー
ション可能で、8個のカメラパラメータを算出すること
ができる。
【0047】図3のTV画面(a)とワールド座標
(b)には、31Cと31W、32Cと32W、33C
と33W、34Cと34W、35Cと35W、36Cと
36W、37Cと37W、38Cと38Wの8個の対を
示している。この中から一直線上にない4対以上を選択
すれば良い。例えば、33Cと33W、34Cと34
W、35Cと35W、36Cと36W、37Cと37
W、38Cと38Wの6対を選び、座標がそれぞれ、
(x1,y1)と(X1,Y1)、(x2,y2)と
(X2,Y2)、(x3,y3)と(X3,Y3)、
(x4,y4)と(X4,Y4)、(x5,y5)と
(X5,Y5)、(x6,y6)と(X6,Y6)であ
ったとすると数6となる。
【0048】ここで、数7,数8,数9と置くと、数6
は数10になる。
【0049】
【数7】
【0050】
【数8】
【0051】
【数9】
【0052】
【数10】
【0053】そして、数11によってC、即ち、8個の
カメラパラメータを得ることができる。ここで、At
Aの転置行列を表わし、(At・A)-1はAt・Aの逆行
列を表わす。
【0054】
【数11】
【0055】次に、ステップ206における座標変換処
理、即ち、8個の既知のカメラパラメータを用いて検出
物体のカメラ座標をワールド座標に変換する処理につい
て説明する。
【0056】先ず、数2のHを消去して、ワールド座標
(X,Y)を未知数として整理すると数12になる。数
12は、逆行列を使って数13と表わすことができる。
【0057】
【数12】
【0058】
【数13】
【0059】数13で、カメラ座標(x,y)はステッ
プ205の選手とボールの追跡処理で既知であるから、
ワールド座標(X,Y)を求めることができる。
【0060】次に、座標変換処理(ステップ206)の具
体的な一例を説明する。図4は、選手がグランド上を移
動した様子を示す図である。図4の(a)はグランドの
TV画像(TV画面)であり、(b)はグランドを見下
ろした図である。(a)のTV画像上の位置40Cにい
た選手が数秒後に位置41Cに移動したものとする。こ
のとき、TV画像上の選手のカメラ座標軌跡は42Cで
ある。
【0061】ここで、この選手のTV画像上の足元位置
40C、即ち、カメラ座標をワールド座標に変換すると
位置40Wのワールド座標が求まる。但し、このとき、
選手の足元はグランドに接しているか、あまり離れてい
ないものとみなし、Z=0である。もう1つの選手足元
位置41Cのカメラ座標をワールド座標に変換すると、
ワールド座標41Wが求まる。足元位置40Cから41
Cまでの間の座標を総てワールド座標に変換することに
より、ワールド座標軌跡42Wを求めることができる。
【0062】次に、ステップ209におけるボール高さ
計測処理を説明する。図5は、TVカメラ11でボール
50を撮影している様子を示しており、TVカメラ11
のレンズ中心Pとボール存在位置Sを通り、グランドに
垂直な平面上の様子(側面図)を示している。
【0063】図5において、宙に浮いたボール50がT
Vカメラ11の視野に入っている。グランド上の位置Q
に設置された高さKのTVカメラ11のレンズ中心Pか
らボール50の位置Sを通りグランド上の位置R’に達
する線分PR’は視線を表わしている。
【0064】グランド上の位置Rの上の高さkのボール
50を数13でワールド座標に変換すると、グランド面
に接して位置R’にボールが存在することになる。ここ
で、TVカメラ11の高さをK、TVカメラ11の設置
位置QからR’までの距離をY、TVカメラ11の設置
位置Qからボール50の真の位置Rまでの距離をyとす
ると、直角三角形の相似の関係より数14が成り立つ。
依って、Kが既知で計測によってyとYが分かればボー
ル50の高さkを計算することができる。
【0065】
【数14】
【0066】Yに関してワールド座標変換で求めること
ができることは先に説明した。そこで、次に、yの求め
方を説明する。
【0067】図6は、選手間をボールが飛んで行く様子
を示す図であって、(a)はTV画像(TV画面)、
(b)はグランドを真上から見下ろした図である。ボー
ル50が選手60から選手61へ、更に選手61から選
手62へ渡る様子である。
【0068】図6の(a)のTV画像では、ボール軌跡
63は湾曲しているが、(b)のグランドを真上から見
下ろした図では、この軌跡63の投影像64は略線分で
ある。軌跡の投影像64は、(a)では破線で示してい
る。そして、線分54の端点は選手60と選手61の立
ち位置と同じで、しかも、ステップ207で求めたボー
ル50の接地位置と同じである。そこで、接地位置61
が求まった時点で過去に遡って接地位置60と接地位置
61の間のボール50のワールド座標を計算し直す。そ
のためには、ボール50が接地位置60から接地位置6
1に至るまでのカメラ座標列を記憶しておく必要があ
る。
【0069】図7は、飛翔中のボール50を撮影して得
たTV画像である。図7において、接地点61が検出さ
れた時点で記憶しているボール50のTV画像上での位
置は、a,b,cである。これらをそれぞれ垂直方向に
下ろして、接地点60と接地点61を結ぶ線分との交点
をa’,b’,c’とすると、これらのa’,b’,
c’を数13でワールド座標に変換したものがボール5
0のグランド上のワールド座標となる。
【0070】そして、TVカメラ11の設置位置Qから
a’,b’,c’までの距離が数14のyとなるから、
a’,b’,c’におけるボール50の高さkを求める
ことができる。
【0071】以上のようにして、ボール50のグランド
面上での(X,Y)座標に、Z軸方向kを加えて3次元
ワールド座標を求めることができる。そして、これらの
3次元ワールド座標列は、求めるべきボール50の3次
元ワールド座標軌跡である。
【0072】以上に説明した本発明の運動物体計測装置
の第1の実施の形態は、各ワールド座標軌跡抽出セット
が独立にワールド座標軌跡を抽出するので、競技場の状
況に応じて組数を増減し易という利点がある。
【0073】次に、本発明の運動物体計測装置の第2の
実施の形態を説明する。
【0074】図8は、本発明の運動物体計測装置の第2
の実施の形態であるサッカーゲーム計測装置のブロック
図である。ボールは図示を省略し、選手も人数を減じて
図示している。
【0075】この実施の形態におけるサッカーゲーム計
測装置は、第1のTVカメラ80と、第1のカメラ座標
軌跡抽出セット81と、第1のTVカメラ80と異なる
方向を向いたTVカメラ82と、第2のカメラ座標軌跡
抽出セット83と、データ統合手段84を備える。
【0076】第1のカメラ座標軌跡抽出セット81は、
画像処理装置13と通信手段15を備え、第2のカメラ
座標軌跡抽出セット83も同様の構成である。
【0077】図9は、この実施の形態におけるサッカー
ゲーム計測装置によって飛翔中のボール50を撮影して
いる図であって、(a)はグランドを見下ろした図、
(b)はTVカメラ80によるTV画像(撮影画像)で
あってハーフウェイライン85の方向を向いてタッチラ
イン86が水平に見えている画像、(c)はTVカメラ
82によるTV画像(撮影画像)であってタッチライン
86の方向を向いていてハーフウェイライン85が水平
に見えている画像である。
【0078】図10は、TVカメラ80によるTV画像
(撮影画像)とボール存在可能位置の関係を示すもので
あって、(a)はTVカメラ80によるTV画像、
(b)はグランドを見下ろした図にボール存在可能位置
を示したものである。
【0079】図10の(b)において、ボール50は、
グランド面に接しているならばワールド座標では黒丸1
01上に存在し、高く上がるほど黒丸102の位置に近
くなる。黒丸101と黒丸102と線分100は、TV
カメラ80の画像におけるボール50の位置をワールド
座標に変換したときの該ボール50の存在可能な位置を
表わしていて、TVカメラ視線に直交する方向は正確に
位置決めすることができるが、視線方向には広がりがあ
ることを意味する。
【0080】図11は、TVカメラ82によるTV画像
(撮影画像)とボール存在可能位置の関係を示すもので
あって、(a)はTVカメラ82によるTV画像、
(b)はグランドを見下ろした図にボール存在可能位置
を示したものである。
【0081】図11の(b)において、ボール50は、
グランド面に接しているならばワールド座標では黒丸1
11上に存在し、高く上がるほど黒丸112の位置に近
くなる。黒丸111と黒丸112と線分110は、TV
カメラ82の画像におけるボール50の位置をワールド
座標に変換したときの該ボール50の存在可能な位置を
表わしていて、TVカメラ視線に直交する方向は正確に
位置決めすることができるが、視線方向には広がりがあ
ることを意味する。
【0082】図12は、グランドを見下ろした図にボー
ル存在可能位置の線分100,110を重ねて示したも
ので、線分100,110の交点120をボールが存在
する位置としてグランド上に投影したものである。
【0083】そして、この位置をR、グランドに接した
場合の位置101または111をR’として、カメラ位
置をQ,高さをKとすると、図5に当てはめることがで
きるので、数14によりボール50の高さkを計算する
ことができる。但し、Yは位置QからR’までの距離、
yは位置QからRまでの距離である。
【0084】カメラ座標軌跡抽出セット81とカメラ座
標軌跡抽出セット83は、処理する撮影画像の画角は異
なるが処理動作は同じである。以下、カメラ座標軌跡抽
出セット81における画像処理について説明する。
【0085】図13は、カメラ座標軌跡抽出セット81
が実行する画像処理のフローチャートである。
【0086】ステップ130 背景画像を作成する。
【0087】ステップ131 カメラキャリブレーションする。
【0088】以上で前処理を終了し、以後、検出処理に
入る。
【0089】ステップ132 TVカメラ80で撮影したTV画像データを取り込む。
【0090】ステップ133 TV画像と背景画像の輝度分布との差を利用して運動物
体(選手とボール)を検出をする。
【0091】ステップ134 検出した運動物体の中からボールを抽出する。ボールと
選手の識別は、物体の大きさや輝度の違いに基づいて行
うことができる。
【0092】ステップ135 選手とボールの動きを追跡する。この段階ではカメラ座
標による選手とボールの軌跡を計測する。
【0093】ステップ136 これらを数13によってワールド座標に変換する。グラ
ンド面に常に接しているとみなせる選手は、この時点で
TVカメラ81で撮影したTV画像による2次元ワール
ド座標が算出されていることになる。一方、グランド面
から離れることの多いボールについては、TVカメラ8
1で撮影したTV画像の水平方向の2次元ワールド座標
は算出されるが、TV画像の垂直方向は高さ方向と奥行
き方向が渾然としている。そこで、ボールに関しては、
ボール存在可能位置の線分100,110のように線分
状になる。
【0094】ステップ137 TV画像上の選手とボールの2次元ワールド座標(デー
タ)をデータ統合手段84に送信処理する。
【0095】以上のステップ132〜137で1サイク
ル終了し、以後、これを繰り返す。
【0096】以上に説明した画像処理動作はカメラ座標
軌跡抽出セット83についても同様であり、更に別のカ
メラ座標軌跡抽出セットを付加しても同様である。
【0097】次に、データ統合手段84の処理動作を説
明する。
【0098】図14は、データ統合手段84が実行する
処理のフローチャートである。
【0099】ステップ141 各カメラ座標軌跡抽出セットと通信し、これらからの全
TVカメラで撮影したTV画像に基づいて求めた選手と
ボールのワールド座標軌跡(データ)を受信する。
【0100】ステップ142 各TVカメラで撮影した画像はお互いに重複している
が、重複する領域では、同一選手のワールド座標軌跡が
計測誤差の影響で複数現れることがある。そこで、この
ような場合には、ワールド座標軌跡の中でその選手に最
も近い位置にあるTVカメラからのTV画像によるワー
ルド座標軌跡を選択して採用する。しかし、このような
ときには、複数のワールド座標をを最小二乗法で1つに
まとめて使用するようにすることもできる。選手のワー
ルド座標軌跡は、この段階で確定することができる。
【0101】ステップ143 ボールのワールド座標を確定する。先に述べたように、
各カメラ座標軌跡抽出セットから受信するボールのワー
ルド座標データは、ボール存在可能位置を示す線分10
0,110であるから、図12に示すように、この線分
100,110の交点をグランドへ投影することによ
り、ボールの2次元ワールド座標を求めることができ
る。3つ以上の各カメラ座標軌跡抽出セットから受信す
る線分状のボールのワールド座標を重ねると、TVカメ
ラのレンズの歪みや前記各カメラ座標軌跡抽出セットの
演算誤差がなければ、ボールをグランドへ投影した2次
元ワールド座標上で交わる。しかし、実際には、任意の
2組のカメラ座標軌跡抽出セットによるボールのワール
ド座標の線分は、それぞれ、異なる位置で交わる。そこ
で、各交点の最小二乗誤差を生ずる点をボールをグラン
ドへ投影した2次元ワールド座標とする。
【0102】ステップ144 以上のように、ボールのグランド上の2次元ワールド座
標求めてからボールの高さを算出する。そのためには、
図5に示すように、ボールのグランド上の2次元ワール
ド座標に基づく位置をRとし、この位置Rに最も近いT
Vカメラの撮影画像のボールをグランド面に接している
と仮定してワールド座標変換した位置をR’とし、この
TVカメラの設置位置をQ、高さをKとして数14によ
って求める。
【0103】ステップ145 以上のステップを経て選手の2次元ワールド座標と、高
さを加えたボールの3次元ワールド座標が求める。そし
て、これらの座標の列をもって選手とボールのワールド
座標軌跡として出力する。
【0104】以上のステップ141〜145を1サイク
ルとして、これを繰り返す。
【0105】以上に説明した本発明の運動物体計測装置
の第2の実施の形態は、ボールがグランド面に接しよう
となかろうと、運動(飛翔)中のボールの3次元位置を
計測することができる。
【0106】以上に説明した本発明の運動物体計測装置
は、各種の球技分析システムに適用することができる。
【0107】図15は、球技分析システムの一実施の形
態を示すブロック図である。この球技分析システムは、
パーソナルコンピュータ90とビデオカメラ(TVカメ
ラ)91と画像処理ボード92によって構成する。
【0108】ビデオカメラ91からのTV画像データ
は、画像処理ボード92を介して動画像データとしてパ
ーソナルコンピュータ90に入力する。
【0109】パーソナルコンピュータ90は、情報処理
プログラムを実行することによって実現する軌跡抽出処
理部910と動作認識処理部920と行動分析処理部9
30と表示処理部940を備える。
【0110】入力した動画データは、軌跡抽出処理部9
10と動作認識処理部920に入力する。
【0111】軌跡抽出処理部910は、前述した運動物
体計測装置を適用した処理部であって、物体抽出部91
1がTV画像中の選手やボールなどの移動物体を抽出,
追跡し、3次元座標変換部912がカメラ座標を三次元
のワールド座標に変換して軌跡データとして出力する。
この軌跡データの内容は、例えば、選手やボールが存在
していた競技場上での位置座標を各時刻毎に記録する。
【0112】動作認識処理部920は、拡散計算部92
1と移動認識922部と動作分類部923を備え、動画
データを画像認識することによって各選手の動作を認識
して動作認識結果を出力する。この動作認識結果は選手
単体の動作を表すので、ここでは単独動作データとい
う。ここでは、例えば、各選手について「走っている」
や「立っている」といった動作の種別を示す識別子を各
時刻毎に記録する。
【0113】行動分析処理部930は、選手の集団とし
ての動きを分析する処理部であり、動きの特徴量を求め
る特徴量推定部931と、特徴量を照合するマッチング
部932とを備える。この行動分析処理部930は、軌
跡データを入力して集団の動きの意味を記述した集団動
作データを出力する。このデータの例としては、サッカ
ーの場合では、「オフサイドトラップ」や「クロス」と
いった集団行動の意味を表す識別子を各時刻毎に記録す
る。
【0114】表示処理部940は、統計分析部941と
モデル動作生成部942とレンダリング部943を備え
る。
【0115】統計分析部941は、単独動作データと集
団動作データを入力て、各選手毎の走行距離やクロスの
回数といった統計データを出力する。この統計データ
は、CG(コンピュータグラフィック)映像と共にディ
スプレイなどに表示するようにする。
【0116】モデル動作生成部942は、三次元CGの
人体モデルを動かすために、各関節の関節角を定める部
分である。
【0117】そしてレンダリング部943は、人体モデ
ルからCG映像を作成し、これをCG映像データとして
出力する。
【0118】この球技分析システムによれば、個々の選
手について、単独で実施している動作の識別子を提供す
ることができるので、スポーツのゲーム分析のために有
効な情報を提供することができる効果がある。
【0119】以上に示したように、本発明の運動物体計
測装置を用いた球技分析システムは、スポーツ選手強化
組織などに選手軌跡によって選手のフィールドへの展開
状況や各選手や複数選手の行動分析結果や統計処理結果
を提供すると共にCG(コンピュータグラフィック)技
術を用いてゲームを再現するためのデータサービスを実
現することができる。
【0120】前記スポーツ選手強化組織によっては、独
自に分析ツールを持っている場合もある。このような場
合には、軌跡抽出処理部910の出力する軌跡データを
磁気メディアやネットワークを介して配信するデータサ
ービスシステムを実現することも可能である。
【0121】サッカー球技の実施の形態について説明し
たが、本発明は、バレーボール,水球,バスケットボー
ル,ハンドボールなどの各種の球技に適用することがで
きる。そして、水球では、前述したグランド(地面)は
水面が該当する。
【0122】
【発明の効果】本発明の第1の運動物体計測装置によれ
ば、複数台のカメラをそれぞれ独立に設置することによ
り運動(飛翔)物体の3次元ワールド軌跡を抽出するこ
とができる効果が得られる。
【0123】また、本発明の第2の運動物体計測装置に
よれば、飛翔する運動物体の3次元ワールド軌跡を求め
ることが可能で、従来のステレオ画像処理のようなカメ
ラ設置精度が不要になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の運動物体計測装置の第1の実施の形態
であるサッカーゲーム計測装置のブロック図である。
【図2】本発明のの運動物体計測装置の第1の実施の形
態における画像処理手段が実行する画像処理のフローチ
ャートである。
【図3】カメラ座標系x−yのTV画像(a)とサッカ
ーグランド上のワールド座標系X−Y−Z(b)を示し
ている。
【図4】選手がグランド上を移動した様子を示すTV画
像(a)とグランドを見下ろした図(b)である。
【図5】TVカメラとボールの位置関係を捉えた側面図
である。
【図6】選手間をボールが飛んで行く場合のTV画像
(a)とグランドを見下ろした図(b)である。
【図7】飛翔中のボールを撮影して得たTV画像であ
る。
【図8】本発明の運動物体計測装置の第2の実施の形態
であるサッカーゲーム計測装置のブロック図である。
【図9】本発明の運動物体計測装置の第2の実施の形態
において飛翔中のボールを撮影している図であって、
(a)はグランド見下ろした図、(b),(c)はTV
画像である。。
【図10】サッカーグランドをハーフウェイライン方向
に見るTVカメラによるTV画像(a)とグランドを見
下ろしてボール存在可能位置を示した図(b)である。
【図11】サッカーグランドをタッチライン方向に見る
TVカメラによるTV画面(a)とグランドを見下ろし
てボール存在可能位置を示した図(b)である。
【図12】グランドを見下ろした図に2方向のTVカメ
ラによるTV画像に基づいて得たボール存在可能位置の
線分を重ねた図である。
【図13】本発明の運動物体計測装置の第2の実施の形
態におけるカメラ座標軌跡抽出セットが実行する画像処
理のフローチャートである。
【図14】本発明の運動物体計測装置の第2の実施の形
態におけるデータ統合手段が実行する画像処理のフロー
チャートである。
【図15】本発明の運動物体計測装置を適用した球技分
析システムのブロック図である。
【符号の説明】
11…TVカメラ、12…ワールド座標軌跡抽出セッ
ト、13…画像処理手段、14…記憶手段、15…通信
手段、16…データ統合手段。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 K (72)発明者 宇佐美 芳明 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 三好 雅則 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 藤井 秀樹 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか事業所内 Fターム(参考) 2F065 AA04 AA24 BB05 BB15 CC00 CC16 FF01 FF04 JJ03 JJ05 JJ19 JJ26 QQ00 QQ18 QQ23 QQ31 5B057 AA20 CA08 CA12 CA16 CB08 CB13 CB16 CD16 DA07 DB02 DB09 DC02 DC08 DC32 5C054 AA01 AA05 CC02 DA09 EA07 EH01 FC12 FC13 FC15 FD03 GA00 GB04 GB15 GD03 HA05 HA16 5L096 AA02 AA06 BA20 CA05 DA02 EA27 FA14 FA26 FA67 GA08 HA04 JA18

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラと、運動物体が存在する空間を基準
    とした座標系であるワールド座標軌跡を抽出するワール
    ド座標軌跡抽出セットを備え、このワールド座標軌跡抽
    出セットは、画像処理手段と記憶手段を備え、前記画像
    処理手段は、前記カメラによって撮影した画像から運動
    物体を検出して該運動物体の軌跡をカメラ基準の座標系
    からワールド座標に変換して出力するように構成したこ
    とを特徴とする運動物体計測装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記画像処理手段は、
    地面上あるいは水面上で運動する運動物体と空中を飛翔
    する運動物体を監視対象運動物体とし、前記地面上ある
    いは水面上で運動する運動物体の運動軌跡は前記地面上
    あるいは水面上の2次元運動とみなして前記地面上ある
    いは水面上で運動する運動物体の運動軌跡を2次元のワ
    ールド座標に変換して求め、前記空中を飛翔する運動物
    体の運動軌跡は、この飛翔する運動物体が地面や水面に
    触れたときのワールド座標に基づいて該飛翔する運動物
    体の飛行軌跡を地面あるいは水面上に投影した2次元の
    飛行軌跡を求め、この2次元の飛行軌跡と前記カメラに
    よる画像上の軌跡からワールド座標系における3次元の
    飛行軌跡を求めるようにしたことを特徴とする運動物体
    計測装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記画像処理手段は、
    グランド上のサッカー選手とボールを大きさを輝度で識
    別し、前記サッカー選手はグランド上を移動するものと
    して前記画像上の該サッカー選手の座標を前記グランド
    基準の2次元ワールド座標に変換して該サッカー選手の
    運動軌跡を抽出し、前記ボールの前記グランドに接した
    位置のワールド座標間の運動軌跡の前記グランド上への
    投影軌跡を直線あるいは所定の曲線とみなして該ボール
    の2次元の運動軌跡を定め、この2次元の運動軌跡と前
    記画像上の運動軌跡から前記ボールの高さを算出して前
    記2次元の軌跡と合わせて該ボールの3次元ワールド軌
    跡として出力するように構成したことを特徴とする運動
    物体計測装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記画像処理手段は、
    水面上の水球選手とボールを大きさと輝度で識別し、前
    記水球選手は水面を移動するものとして前記画像上の該
    水球選手の座標を前記水面基準の2次元ワールドに変換
    して該水球選手の運動軌跡を抽出し、前記ボールの前記
    水面に接した位置のワールド座標間の運動軌跡を前記水
    面へ投影した軌跡を直線あるいは所定の曲線とみなして
    該ボールの投影した2次元の運動軌跡を定め、この2次
    元の運動軌跡と前記画像上の運動軌跡から前記ボールの
    高さを算出して該2次元の運動軌跡と合わせて3次元ワ
    ールド軌跡として出力するようにしたことを特徴とする
    運動物体計測装置。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4において、前記画
    像処理手段は、前記ボールの速度ベクトルを求め、この
    速度ベクトルの急変を前記ボールが前記グランドあるい
    は前記水面に接したとみなすようにしたことを特徴とす
    る運動物体計測装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の1項において、前記画像処
    理手段によってワールド座標変換に必要なカメラパラメ
    ータを設定した上で背景画像を作成し、検出サイクルに
    入るようにしたことを特徴とする運動物体計測装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記画像処理手段は、
    前記検出サイクルで画像を入力し、背景差分法で選手と
    ボールを検出した上でその大きさや輝度に基づいて選手
    とボールを識別し、それぞれを追跡して前記選手の運動
    軌跡をグランド上の2次元ワールド座標系に変換して2
    次元ワールド軌跡を求め、前記ボールの接地点のワール
    ド座標を検出して、前記接地点同士を直線あるいは所定
    の曲線で結んだものをグランド面内の2次元の運動軌跡
    とし、このグランド面内の2次元の運動軌跡と前記画像
    上の軌跡から相似の関係に基づいて前記ボールの高さを
    算出し、前記グランド面内の2次元の軌跡と前記ボール
    の高さを合わせて該ボールの3次元ワールド座標軌跡と
    して出力するようにしたことを特徴とする運動物体計測
    装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜7の1項において、前記カメラ
    と前記ワールド座標軌跡抽出セットの組を複数組設け、
    通信手段によって各組のワールド座標軌跡をデータ統合
    手段で統合することにより広い画角を賄うようにしたこ
    とを特徴とする運動物体計測装置。
  9. 【請求項9】複数組のカメラとカメラ座標軌跡抽出セッ
    トを備え、前記カメラは互いに異なる方向から同一の対
    象物を撮影できる位置に設置し、このカメラとカメラ座
    標軌跡抽出セットは、通信手段によってデータ統合手段
    に検出物体のカメラ座標軌跡を送り、前記データ統合手
    段は、複数のカメラ座標軌跡抽出セットからのカメラ座
    標軌跡をワールド座標軌跡に変換するようにしたことを
    特徴とする運動物体計測装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記カメラ座標軌跡
    抽出セットは、画像処理手段と通信手段を備え、前記画
    像処理手段によってワールド座標への変換に要するカメ
    ラパラメータを設定した上で、運動物体の検出サイクル
    に入り、グランド上に拘束される運動物体の運動軌跡を
    ワールド座標軌跡に変換して前記データ統合手段に送る
    と共に、グランド上に拘束されない運動物体のカメラ座
    標軌跡を前記データ統合手段に送って、前記グランド上
    に拘束されない運動物体の3次元ワールド軌跡を求める
    ようにしたことを特徴とする運動物体計測装置。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記カメラ座標軌
    跡抽出セットは、前記運動物体の検出サイクルで前記カ
    メラで撮影した画像を入力し、背景差分法で運動物体を
    検出し、その大きさと輝度に基づいてグランド上に拘束
    されて運動する非飛翔物体とグランド上を離れて運動す
    る可能性のある飛翔物体を識別し、前記非飛翔物体を追
    跡処理してカメラ座標での軌跡を求めてワールド座標に
    変換して前記非飛翔物体のワールド座標軌跡として前記
    データ統合手段に通信し、前記非飛翔物体を追跡処理し
    てカメラ座標での座標を求めてワールド座標に変換して
    該ワールド座標を前記カメラの垂直方向に拡大した線分
    状のワールド座標列として前記データ統合手段に通信
    し、前記データ統合手段は、複数のカメラ座標軌跡抽出
    セットから受信した、前記線分状のワールド座標列の交
    点を前記飛翔物体のグランド面への投影座標として該投
    影座標と前記線分状のワールド座標に対して比例計算で
    前記飛翔物体の飛翔高さを計測するようにしたことを特
    徴とする運動物体計測装置。
  12. 【請求項12】請求項11において、前記データ統合手
    段は、複数のカメラ座標軌跡抽出セットから受信した前
    記線分状のワールド座標列の交点が一点で交わらない場
    合は、各線分状のワールド座標同士のなす複数の交点の
    最小二乗誤差を有する位置を前記飛翔物体のグランド面
    への投影座標とするようにしたことを特徴とする運動物
    体計測装置。
  13. 【請求項13】軌跡抽出処理部と行動分析処理部を備
    え、軌跡抽出処理部によって求めた軌跡データから特徴
    量を推定する球技分析システムにおいて、 前記軌跡抽出処理部に請求項1〜12の1項に記載した
    運動物体計測装置を用いたことを特徴とする球技分析シ
    ステム。
  14. 【請求項14】請求項1〜12に記載の運動物体計測装
    置により得た軌跡データを磁気媒体やネットワークで配
    信することを特徴とするデータサービスシステム。
JP2000087138A 2000-03-23 2000-03-23 運動物体計測装置および球技分析システムおよびデータサービスシステム Pending JP2001273500A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000087138A JP2001273500A (ja) 2000-03-23 2000-03-23 運動物体計測装置および球技分析システムおよびデータサービスシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000087138A JP2001273500A (ja) 2000-03-23 2000-03-23 運動物体計測装置および球技分析システムおよびデータサービスシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001273500A true JP2001273500A (ja) 2001-10-05

Family

ID=18603194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000087138A Pending JP2001273500A (ja) 2000-03-23 2000-03-23 運動物体計測装置および球技分析システムおよびデータサービスシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001273500A (ja)

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003271969A (ja) * 2002-03-15 2003-09-26 Inf:Kk 動体解析システムおよびその方法
JP2004046647A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Univ Waseda 動画像データに基づく移動物体追跡方法及び装置
KR20040041297A (ko) * 2002-11-11 2004-05-17 (주) 에이치비전 여러 대의 카메라 영상을 이용하여 운동물체의 위치 및움직임을 추적하고 표시하는 방법
JP2005181037A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Mitsubishi Electric Corp 目標位置検出装置
WO2005088541A1 (de) * 2004-03-08 2005-09-22 Hendrik Fehlis Echtzeit-bewegungsanalysevorrichtung
JP2007226761A (ja) * 2006-01-26 2007-09-06 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 映像オブジェクトの軌跡画像合成装置、映像オブジェクトの軌跡画像表示装置およびそのプログラム
JP2007252697A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Hiroshima Univ バレーボール競技のプレーデータ収集、解析システム及びデータ収集、解析プログラム
JP2008219489A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 映像オブジェクトの軌跡画像合成装置およびそのプログラム
JP2009192098A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 物体軌道演算装置及びそのプログラム
US8189962B2 (en) 2006-12-19 2012-05-29 Hitachi Kokusai Electric Inc. Image processing apparatus
KR101204870B1 (ko) 2007-11-01 2012-11-26 삼성테크윈 주식회사 감시 카메라 시스템 및 그의 제어방법
JP2013185851A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 測位装置、該測位装置を備えた測位システム、及び測位方法
JP2013543623A (ja) * 2010-10-06 2013-12-05 アルカテル−ルーセント 画像の中の仮想視覚情報を識別するための方法および構成
KR20150076236A (ko) * 2012-10-25 2015-07-06 나이키 이노베이트 씨.브이. 팀 스포츠 환경에서의 운동 수행 모니터링 시스템들 및 방법들
JP5838371B1 (ja) * 2014-06-30 2016-01-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 動線分析システム、カメラ装置及び動線分析方法
JP2016005593A (ja) * 2007-11-30 2016-01-14 ナイキ イノベイト セー. フェー. 運動トレーニングのシステムおよび方法
JP2016099941A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 日本放送協会 オブジェクト位置推定システム、及びそのプログラム
US9511260B2 (en) 2008-12-05 2016-12-06 Nike, Inc. Athletic performance monitoring systems and methods in a team sports environment
US9519750B2 (en) 2008-12-05 2016-12-13 Nike, Inc. Athletic performance monitoring systems and methods in a team sports environment
JP2017130889A (ja) * 2016-01-22 2017-07-27 Kddi株式会社 カメラのキャリブレーション装置、方法及びプログラム
CN107545562A (zh) * 2016-06-29 2018-01-05 可利爱驰有限公司 用于补正球图像的亮度的方法、系统及非暂时性的计算机可读记录介质
US10123583B2 (en) 2008-12-05 2018-11-13 Nike, Inc. Athletic performance monitoring systems and methods in a team sports environment
JP2019091187A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 富士通株式会社 画像処理プログラム、画像処理方法および情報処理装置
CN110956644A (zh) * 2018-09-27 2020-04-03 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种运动轨迹确定方法及系统
JP2020126383A (ja) * 2019-02-04 2020-08-20 株式会社Qoncept 動体検出装置、動体検出方法、動体検出プログラム
JP2021071845A (ja) * 2019-10-30 2021-05-06 株式会社Qoncept 軌道算出装置、軌道算出方法、軌道算出プログラム
KR102449925B1 (ko) * 2021-11-15 2022-09-30 주식회사 스톤브릿지코퍼레이션 운동선수의 위치추적을 이용한 실시간 경기내용 분석방법 및 시스템
CN115138052A (zh) * 2022-07-11 2022-10-04 首都体育学院 一种基于球与运动员轨迹的篮球战术分析方法
WO2023106028A1 (ja) * 2021-12-09 2023-06-15 Necソリューションイノベータ株式会社 動体検出装置、動体検出方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP7470997B2 (ja) 2020-12-31 2024-04-19 ブロテイン インコーポレイテッド パッティングガイドシステム

Cited By (48)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003271969A (ja) * 2002-03-15 2003-09-26 Inf:Kk 動体解析システムおよびその方法
JP2004046647A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Univ Waseda 動画像データに基づく移動物体追跡方法及び装置
KR20040041297A (ko) * 2002-11-11 2004-05-17 (주) 에이치비전 여러 대의 카메라 영상을 이용하여 운동물체의 위치 및움직임을 추적하고 표시하는 방법
JP2005181037A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Mitsubishi Electric Corp 目標位置検出装置
WO2005088541A1 (de) * 2004-03-08 2005-09-22 Hendrik Fehlis Echtzeit-bewegungsanalysevorrichtung
JP2007226761A (ja) * 2006-01-26 2007-09-06 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 映像オブジェクトの軌跡画像合成装置、映像オブジェクトの軌跡画像表示装置およびそのプログラム
JP2007252697A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Hiroshima Univ バレーボール競技のプレーデータ収集、解析システム及びデータ収集、解析プログラム
US8189962B2 (en) 2006-12-19 2012-05-29 Hitachi Kokusai Electric Inc. Image processing apparatus
JP2008219489A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 映像オブジェクトの軌跡画像合成装置およびそのプログラム
JP4695615B2 (ja) * 2007-03-05 2011-06-08 日本放送協会 映像オブジェクトの軌跡画像合成装置およびそのプログラム
KR101204870B1 (ko) 2007-11-01 2012-11-26 삼성테크윈 주식회사 감시 카메라 시스템 및 그의 제어방법
US11717737B2 (en) 2007-11-30 2023-08-08 Nike, Inc. Athletic training system and method
US9782660B2 (en) 2007-11-30 2017-10-10 Nike, Inc. Athletic training system and method
US11161026B2 (en) 2007-11-30 2021-11-02 Nike, Inc. Athletic training system and method
US10603570B2 (en) 2007-11-30 2020-03-31 Nike, Inc. Athletic training system and method
US10391381B2 (en) 2007-11-30 2019-08-27 Nike, Inc. Athletic training system and method
JP2016005593A (ja) * 2007-11-30 2016-01-14 ナイキ イノベイト セー. フェー. 運動トレーニングのシステムおよび方法
JP2009192098A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 物体軌道演算装置及びそのプログラム
US10123583B2 (en) 2008-12-05 2018-11-13 Nike, Inc. Athletic performance monitoring systems and methods in a team sports environment
US11541296B2 (en) 2008-12-05 2023-01-03 Nike, Inc. Athletic performance monitoring systems and methods in a team sports environment
US9519750B2 (en) 2008-12-05 2016-12-13 Nike, Inc. Athletic performance monitoring systems and methods in a team sports environment
US9511260B2 (en) 2008-12-05 2016-12-06 Nike, Inc. Athletic performance monitoring systems and methods in a team sports environment
US10213647B2 (en) 2008-12-05 2019-02-26 Nike, Inc. Athletic performance monitoring systems and methods in a team sports environment
US10173101B2 (en) 2008-12-05 2019-01-08 Nike, Inc. Athletic performance monitoring systems and methods in a team sports environment
JP2013543623A (ja) * 2010-10-06 2013-12-05 アルカテル−ルーセント 画像の中の仮想視覚情報を識別するための方法および構成
JP2013185851A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 測位装置、該測位装置を備えた測位システム、及び測位方法
KR20150076236A (ko) * 2012-10-25 2015-07-06 나이키 이노베이트 씨.브이. 팀 스포츠 환경에서의 운동 수행 모니터링 시스템들 및 방법들
JP2015536710A (ja) * 2012-10-25 2015-12-24 ナイキ イノベイト シーブイ チームスポーツ環境におけるアスレチックパフォーマンスをモニタするシステムと方法
KR101973698B1 (ko) 2012-10-25 2019-04-29 나이키 이노베이트 씨.브이. 팀 스포츠 환경에서의 운동 수행 모니터링 시스템들 및 방법들
JP5838371B1 (ja) * 2014-06-30 2016-01-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 動線分析システム、カメラ装置及び動線分析方法
JP2016099941A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 日本放送協会 オブジェクト位置推定システム、及びそのプログラム
JP2017130889A (ja) * 2016-01-22 2017-07-27 Kddi株式会社 カメラのキャリブレーション装置、方法及びプログラム
CN107545562A (zh) * 2016-06-29 2018-01-05 可利爱驰有限公司 用于补正球图像的亮度的方法、系统及非暂时性的计算机可读记录介质
CN107545562B (zh) * 2016-06-29 2023-06-20 可利爱驰有限公司 用于补正球图像的亮度的方法、系统及非暂时性的计算机可读记录介质
US10839532B2 (en) 2017-11-13 2020-11-17 Fujitsu Limited Image processing method and information processing apparatus
JP2019091187A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 富士通株式会社 画像処理プログラム、画像処理方法および情報処理装置
CN110956644A (zh) * 2018-09-27 2020-04-03 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种运动轨迹确定方法及系统
CN110956644B (zh) * 2018-09-27 2023-10-10 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种运动轨迹确定方法及系统
JP2020126383A (ja) * 2019-02-04 2020-08-20 株式会社Qoncept 動体検出装置、動体検出方法、動体検出プログラム
US11587240B2 (en) 2019-02-04 2023-02-21 Qoncept, Inc. Moving body detecting device, moving body detecting method, and moving body detecting program
JP2021071845A (ja) * 2019-10-30 2021-05-06 株式会社Qoncept 軌道算出装置、軌道算出方法、軌道算出プログラム
US11625836B2 (en) 2019-10-30 2023-04-11 Qoncept, Inc. Trajectory calculation device, trajectory calculating method, and trajectory calculating program
KR20210052314A (ko) * 2019-10-30 2021-05-10 컨셉 주식회사 궤도 산출 장치, 궤도 산출 방법, 궤도 산출 프로그램
KR102430369B1 (ko) 2019-10-30 2022-08-05 컨셉 주식회사 궤도 산출 장치, 궤도 산출 방법, 궤도 산출 프로그램
JP7470997B2 (ja) 2020-12-31 2024-04-19 ブロテイン インコーポレイテッド パッティングガイドシステム
KR102449925B1 (ko) * 2021-11-15 2022-09-30 주식회사 스톤브릿지코퍼레이션 운동선수의 위치추적을 이용한 실시간 경기내용 분석방법 및 시스템
WO2023106028A1 (ja) * 2021-12-09 2023-06-15 Necソリューションイノベータ株式会社 動体検出装置、動体検出方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
CN115138052A (zh) * 2022-07-11 2022-10-04 首都体育学院 一种基于球与运动员轨迹的篮球战术分析方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001273500A (ja) 運動物体計測装置および球技分析システムおよびデータサービスシステム
US11064107B2 (en) Objects trail-based analysis and control of video
US8805007B2 (en) Integrated background and foreground tracking
Xu et al. Tracking football players with multiple cameras
US9437012B2 (en) Multiple-object tracking and team identification for game strategy analysis
Figueroa et al. Tracking soccer players aiming their kinematical motion analysis
US7341530B2 (en) Virtual strike zone
EP1922863B1 (en) System and method for managing the visual effects insertion in a video stream
US20090128568A1 (en) Virtual viewpoint animation
CN111126304A (zh) 一种基于室内自然场景图像深度学习的增强现实导航方法
US20090129630A1 (en) 3d textured objects for virtual viewpoint animations
US20090128577A1 (en) Updating backround texture for virtual viewpoint animations
WO2010011317A1 (en) View point representation for 3-d scenes
US20200364900A1 (en) Point marking using virtual fiducial elements
CN107392157A (zh) 一种基于机器视觉的中国象棋比赛智能虚拟直播方法
CN114120168A (zh) 一种目标跑动距离测算方法、系统、设备及存储介质
JP2009236569A (ja) 接地点推定装置、接地点推定方法、動線表示システムおよびサーバ
CN114037923A (zh) 一种目标活动热点图绘制方法、系统、设备及存储介质
KR20040041297A (ko) 여러 대의 카메라 영상을 이용하여 운동물체의 위치 및움직임을 추적하고 표시하는 방법
JP2003308514A (ja) 情報処理方法及び情報処理装置
KR20010025404A (ko) 카메라 동작 분석을 이용한 가상 광고 삽입 장치 및 방법
CN110910489B (zh) 一种基于单目视觉的智能球场运动信息采集系统与方法
CN112184807A (zh) 一种高尔夫球落地式检测方法、系统及存储介质
JP6456244B2 (ja) カメラキャリブレーション方法および装置
Saito et al. Sports scene analysis and visualization from multiple-view video