JP2009236569A - 接地点推定装置、接地点推定方法、動線表示システムおよびサーバ - Google Patents

接地点推定装置、接地点推定方法、動線表示システムおよびサーバ Download PDF

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Abstract

【課題】被写体の影や被写体の周囲の物体の存在にかかわらず、被写体の接地面における接地点や被写体の移動する動線を、正確に推定する接地点推定装置、接地点推定方法、動線表示システムおよびサーバを提供する。
【解決手段】 複数のカメラ6〜8で撮影された被写体の複数の画像を記憶する記憶手段2と、被写体が接している接地面よりも所定分だけ高い位置にある仮想の補助平面を設定する設定手段3と、複数の画像の各々に含まれる各被写体同士の重複する重複領域であって補助平面における重複領域を、重複点として検出する検出手段4と、重複点に基づいて、被写体の接地面における接地点を推定する推定手段5と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被写体の接地面における接地点および被写体の移動により形成される動線を推定する接地点推定装置、接地点推定方法、動線表示システムおよびサーバに関する。
近年、犯罪の増加および凶悪化に伴い、様々な場所に監視カメラが設置されている。この監視カメラの映像から、不審者の特定や追跡のために、被写体となる不審者の位置や動線の推定が求められている。
あるいは、スポーツやレクレーション競技において、選手の位置や動線を推定することが求められている。選手の位置や動線が推定されることで、選手のトレーニングや競技の戦術の策定が容易になると考えられるからである。
このような被写体の接地点(被写体の接地面に対する接地点)や動線の推定を行う場合、単体のカメラによる単視点映像のみでは、被写体が視野外に存在する場合の推定ができない問題がある。
このため、複数のカメラが、異なる視点(多視点)や異なる角度から被写体を撮影し、被写体が視野外に存在したり障害物に隠れてしまったりした場合でも、被写体の撮影を可能とすることが行われている。被写体が障害物に隠れたとしても、複数のカメラのいずれかに被写体が撮影されている可能性が高いので、被写体の接地点や動線の推定が継続できるメリットがある(例えば、非特許文献1参照)。
非特許文献1による技術では、複数のカメラで撮影された被写体の接地面における座標を、接地点として推定する。この接地点の推定が所定時間毎に行われれば、接地点のつながりが動線として推定される。
このように推定された動線は、不審者の特定や競技の戦術材料に用いられる。
Saad M. Khan, Mubarak Shah, A Multiview Approach to Tracking People in Crowded Scenes using a Planar Homography Constraint, 9th European Conference on Computer Vision, Graz, Austria, 2006.
従来の技術では、被写体が実際に接している接地面を基準として接地点の推定および動線の推定が行われる。このとき、接地面には被写体(人間であることが多い)の影が映っていることが多い。
この影は、接地面上にある被写体の一部としてみなされるので、接地点推定の精度を著しく損なう問題がある。接地点推定が不正確であると、複数の接地点を繋げて形成される動線も不正確になってしまう。
例えば、撮影画像に含まれる被写体の影が非常に大きい場合には、影同士の重複している領域が接地点として推定されてしまい、被写体の本来の接地点と異なる位置が接地点として推定されてしまうことも生じうる。撮影中に照明や日光の度合いが変わると影の方向や大きさも変化してしまい、ある時刻では影の影響を受け、ある時刻では影の影響を受けないということも生じ、複数の接地点を繋げてできる動線も不正確になる問題がある。
また被写体の影以外であっても、接地面に描かれた模様や競技に使われるボールなどが被写体と重なって、これら模様やボールなどの被写体と関係ないものが被写体の一部として認識されてしまう問題も生じうる。このような場合でも、接地点および動線推定が不正確になる問題がある。
そこで本発明は、被写体の影や被写体の周囲の物体の存在にかかわらず、被写体の接地面における接地点や被写体の移動する動線を、正確に推定する接地点推定装置、接地点推定方法、動線表示システムおよびサーバを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明の接地点推定装置は、複数のカメラで撮影された被写体の複数の画像を記憶する記憶手段と、被写体が接している接地面よりも所定分だけ高い位置にある仮想の補助平面を設定する設定手段と、複数の画像の各々に含まれる各被写体同士の重複する重複領域であって、補助平面における重複領域を、重複点として検出する検出手段と、重複点に基づいて、被写体の接地面における接地点を推定する推定手段と、を備える。
本発明によれば、被写体の接地点や動線の推定において、被写体の影や障害物の影響を排除できる。結果として、被写体の接地点や動線を、高い精度で推定できる。
また、補助平面の高さや角度が種々に制御されることで、接地点推定の精度が更に向上する。
また、接地点が高い精度で推定されることで、被写体の動線も高い精度で推定され、推定された動線が、競技の戦術や練習メニュー策定に効果的に利用できる。
第1の発明に係る接地点推定装置は、複数のカメラで撮影された被写体の複数の画像を記憶する記憶手段と、被写体が接している接地面よりも所定分だけ高い位置にある仮想の補助平面を設定する設定手段と、複数の画像の各々に含まれる各被写体同士の重複する重複領域であって補助平面における重複領域を、重複点として検出する検出手段と、重複点に基づいて、被写体の接地面における接地点を推定する推定手段と、を備える。
この構成により、被写体の影や被写体の周囲の物体の存在にかかわらず、被写体の接地面における接地点を正確に推定できる。
第2の発明に係る接地点推定装置では、第1の発明に加えて、複数の画像は、被写体に対して異なる角度から撮影されている。
この構成により、接地点を推定する精度が更に向上する。
第3の発明に係る接地点推定装置では、第1から第2のいずれかの発明に加えて、検出手段は、重複領域の面積が所定値以下および重複領域の色味が所定以上の少なくとも一方の場合に、重複領域を重複点として検出する。
この構成により、重複領域が被写体に基づくものであるのか、被写体以外に基づくものであるのかを区別しやすくなる。特に、複数の人物が接近している場合には、被写体とそれ以外を区別して、重複領域を検出できる。結果として、接地点を推定する精度が更に向上する。
第4の発明に係る接地点推定装置では、第3の発明に加えて、検出手段は、被写体の種類に応じた判定テーブルを有し、重複領域の面積および色味の少なくとも一方と判定テーブルとの比較に基づいて、重複領域を重複点として検出する。
この構成により、重複領域の検出が容易になる。
第5の発明に係る接地点推定装置では、第1から第4のいずれかの発明に加えて、補助平面は、被写体の腰から胸にかけての高さを、接地面に対して有している。
この構成により、被写体が人物である場合の重複領域の検出が容易になる。
第6の発明に係る接地点推定装置では、第1から第4のいずれかの発明に加えて、設定手段は、被写体の状況に応じて、補助平面の高さおよび接地面との角度の少なくとも一方を変更する。
この構成により、被写体の動きや状態に応じた接地点推定が可能となる。特に、被写体が大人である場合と子供である場合で補助平面の高さを切り替えて、接地点の推定精度が向上する。
第7の発明に係る接地点推定装置では、第1から第6のいずれかの発明に加えて、検出手段は、補助平面における被写体の第1重複点および接地面における被写体の第2重複点のそれぞれを検出し、推定手段は、第1重複点および第2重複点のいずれかを選択する。
この構成により、重複領域の検出におけるノイズを減少できる。
第8の発明に係る接地点推定装置では、第1から第7のいずれかの発明に加えて、推定手段は、所定時間間隔毎に接地点を推定して複数の接地点を出力し、
複数の接地点に基づいて、被写体の動線を推定する動線推定手段を更に備える。
この構成により、高い精度で、被写体が移動する動線を推定できる。
第9の発明に係る接地点推定装置では、第8の発明に加えて、動線推定手段は、複数の接地点同士の重なりにより、動線を推定する。
この構成により、容易で簡易な構成により動線を推定できる。
第10の発明に係る接地点推定装置では、第9の発明に加えて、複数の接地点の内、隣接する接地点同士が重なっていない欠落部分がある場合には、動線推定手段は、隣接する接地点の座標に基づいて、欠落部分を補間推定する。
この構成により、接地点推定に不十分な場合があっても、動線推定が可能となる。
第11の発明に係る接地点推定装置では、第8から第10のいずれかの発明に加えて、動線を表示する表示部を更に備える。
この構成により、被写体の移動する動線を、観察者が容易に視認できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
まず、接地点推定装置の全体概要について説明する。
(全体概要)
図1は、本発明の実施の形態1における接地点推定装置のブロック図である。
接地点推定装置1は、記憶手段2、設定手段3、検出手段4および推定手段5を備える。
記憶手段2は、複数のカメラ6〜8で撮影された、被写体の複数の画像を記憶する。設定手段3は、被写体が接している接地面よりも所定分だけ高い位置にある仮想の補助平面を設定する。検出手段4は、この補助平面上において複数の画像のそれぞれに含まれる被写体同士が重複する領域を、重複点として検出する。推定手段5は、重複点に基づいて、被写体の接地面における接地点を推定する。
ここで、従来の技術においては、接地面よりも所定分だけ高い位置にある仮想の補助平面を用いずに、被写体が接している接地面における被写体の重複点をそのまま接地点として推定していた。
この場合には、接地面に生じうる被写体の影や障害物なども、被写体の一部として認識されてしまい、接地点は正確に推定できない。
実施の形態1における接地点推定装置1は、設置面よりも所定分だけ高い位置にある仮想の補助平面における被写体の重複点をまず検出する。この補助平面は、実際の接地面よりも高い位置にあるので、補助平面においては、被写体の影や障害物が画像に写りこむことがほとんどない。このため、補助平面上における被写体の重複点の検出では、被写体の影や障害物の影響(ノイズの影響)がほとんどない。
推定手段5は、この影や障害物の影響を受けずに検出された重複点の座標を、接地面における座標に置き換えることで、接地点を推定する。この結果、実施の形態1における接地点推定装置1は、正確に接地点を推定できる。従来の問題にあったような被写体の影や障害物の影響を受けずに、実施の形態1における接地点推定装置1は、被写体の接地点を推定できる。
すなわち、実施の形態1における接地点推定装置1は、従来の問題点を解決し、正確に接地点を推定できる。
(詳細説明)
次に、図1〜4を用いて接地点推定装置の詳細について説明する。
(システム全体像)
図2は、本発明の実施の形態1における接地点推定装置の使用態様を示す模式図である。
図2は、室内運動場(体育館などの室内競技施設)で、競技を行っている競技者を被写体としてその接地点を推定する状態を示している。
コート11には2名の競技者がおり、2名の競技者をそれぞれ被写体12、13とする。被写体12、13は、コート11内を動き回りながら競技を行う。
コート11の周囲に、異なる角度から被写体12、13を撮影できるように、複数のカメラ10が設置されている。複数のカメラ10のそれぞれは、それぞれの角度から、被写体12、13を撮影する。なお、複数のカメラ10の全てが撮影を行う必要はなく、必要なカメラが、撮影を行えば十分である。
被写体12、13のそれぞれは、競技内容に従って移動するので、被写体12、13のそれぞれがコート11の接地面(ここでは、コート11の床が該当する)における接地点は刻々と変化しうる。また、接地点が刻々と変化するということは、被写体12、13の移動する動線が形成されることである。
図2に示される競技は、例えば1オン1のバスケットボールの試合だとすると、被写体12と被写体13の少なくとも一方はバスケットボールを操っている。また両者が接近したり離れたりする。加えて、両者の角度も刻々と変化する。このような状況では、照明やその他の条件によって、コート11の床面(接地面)には被写体12、13およびバスケットボールの影が生じ、影の形、大きさ、角度などが刻々と変化する。
このため、被写体12あるいは被写体13の接地点や動線を推定する場合には、これらの影が推定に対して悪影響を及ぼす。
実施の形態1における接地点推定装置1は、実際に影が写りこんでいる床面(接地面)よりも仮想的に高い位置にある補助平面を基準に接地点を推定するので、影による悪影響を低減できる。
なお、本発明の使用者は、推定された接地点や動線を解析することにより、競技者の競技の特性や的確性を解析し、競技者に対する指導ポイントを検討したり、競技における作戦や戦術を立案したりできる。このとき、推定される接地点や動線が不正確であると、正確な解析が困難となるが、本発明の接地点推定装置では、影などの影響を低減できるのでこのような問題も生じにくい。
勿論、本発明は、不審人物の監視や追跡調査などに応用することも好適である。
(記憶手段)
次に、記憶手段2について図1を用いて説明する。
記憶手段2は、カメラ6〜8により撮影された被写体の複数の画像を記憶する。
記憶手段2は、ハードディスクドライブ、半導体メモリ、フラッシュメモリ、CD−ROM、DVD−ROMなどの光学メモリなど、電子データを記憶できるデバイスなどを広く含む。記憶手段2は、接地点推定装置1の内部に設けられてもよく外部に設けられても良い。例えば、記憶手段2がハードディスクドライブである場合には、接地点推定装置1の外部に備えられてもよいし、記憶手段2が半導体メモリである場合には、接地点推定装置1の内部に備えられても良い。
記憶手段2は、カメラ6〜8で撮影された画像をリアルタイムで記憶してもよいし、予め撮影されて記憶されていた画像データを事後的に記憶しても良い。
記憶手段2は、被写体の画像を記憶するだけでなく、接地点の推定に必要となる中間データや推定結果なども含めて記憶することができる。また、記憶手段2は、記憶している被写体の画像を、検出手段4に出力できる。
なお、カメラ6〜8は、図2に示されるように被写体を異なる角度から撮影するように設置されており、被写体の複数の画像は、被写体に対して異なる角度から撮影された多角画像を含んでいる。
(設定手段)
次に、設定手段3について、図1、図3を用いて説明する。
図3は、本発明の実施の形態1における補助平面を説明する概念図である。
図2に示されていた被写体12は、コート11において競技を行っている。コート11の床面は接地面15である。
設定手段3は、接地面15に対して所定分だけ高い位置にある仮想の補助平面16を設定する。補助平面16は、仮想的に形成された面であって接地面15よりも高い位置にあるので、補助平面16には、被写体12の影が写ることはない。
このため、被写体12の接地点を推定するに際して、被写体12などの影の影響を受けることがほとんどない。補助平面16の接地面15に対する高さは、任意に定められれば良いが、被写体12の腰から胸にかけての高さであることが好適である。補助平面16が腰から胸の辺りと交差するということは、補助平面16が、被写体12の胴体部分と交差することになる。補助平面上で接地点推定の基準となる重複点を検出する際に、一点に定まりやすい。これに対して、補助平面16が被写体12の足の部分と交差する場合には、重複点が2つになりうるので、接地点推定の精度に影響が出る可能性がある。
以上のことから、補助平面16は、被写体12の腰から胸程度の高さを、接地面15に対して有していることが好適である。勿論、それ以外の高さであっても実施の形態1における接地点推定は可能である。
また、設定手段3は、被写体12の動作や位置の変化に応じて補助平面16の接地面15に対する高さおよび補助平面16と接地面15との交差角度を変更することも好適である。
例えば、被写体12が屈み込んだり座ったりする場合には、設定手段3は、補助平面16の高さを下げたり、角度を変えることで、被写体12が確実に補助平面16と交差するようにする。補助平面16が被写体12の胴体部分と交差することが、重複点の検出には好適であるので、設定手段3は、被写体12の動作や位置の変化に応じて、補助平面16の高さや角度を変更する。
(検出手段)
次に、検出手段4について、図1、図3、図4を用いて説明する。図4は、本発明の実施の形態1における重複点検出を説明する概念図である。
まず、図3、図4に基づいて、重複点の検出についての概念を説明する。
検出手段4は、記憶手段2から被写体の複数の画像を読み出す。複数の画像は、被写体を異なる角度から撮影した多角画像を含んでおり、これらの多角画像を重ねると、図4に示すように異なる角度に写る被写体像20〜23が画像上に見える。このとき、被写体像20〜23は補助平面16上に想定されているので、複数の画像が重ねあわされても、被写体の影の影響はない。
なお、このとき複数の画像を重ね合わせる際に背景差分を行い、被写体以外の動きのない画面領域(被写体以外の壁や床などの時間毎に動きの無い部分の領域)をキャンセルして、動きのある被写体のみが残るようにする。このような背景差分により被写体のみに着目できる。
異なる角度に写る被写体像20〜23は、同一の被写体を異なる角度から撮影した場合に写っているものであり、被写体像20〜23同士が重複する重複領域が存在する。この重複領域が、被写体が存在する位置を示していると考えられるので、検出手段4は、この重複領域を重複点24として検出する。ここで、重複点24は、補助平面16における重複領域である。
なお、検出手段4は、重複領域の面積が所定値以下および重複領域の色味が所定以上の少なくとも一方の場合に、重複領域を重複点24として検出しても良い。重複領域の面積が所定値以上であるということは、影や障害物などの影響を受けている可能性もあり、重複領域の検出が正確でない可能性もある。あるいは、重複領域の色味が所定以下である場合には、複数の被写体像20〜23の重複が不十分である可能性もある。
このような場合には、重複点24の検出および接地点の推定における精度を損なう可能性もあるので、検出手段4は、重複領域の面積が所定値以下および重複領域の色味が所定以上の少なくとも一方の場合に、重複領域を重複点24として検出することも好適である。
また、検出手段4は、被写体の種類に応じた判定テーブルを有しておき、重複領域の面積および色味の少なくとも一方を判定テーブルと比較した上で、重複点24を検出しても良い。
例えば、判定テーブルには、被写体が大人である場合、子供である場合のそれぞれにおける重複領域の面積および色味の閾値が定義されており、被写体が大人である場合で重複領域の面積を基準に重複点を検出する場合には、検出手段4は、重複領域の面積と判定テーブルで定義されている閾値(大人の面積についての閾値)とを比較した上で、重複点24を検出する。あるいは、被写体が子供である場合であって重複領域の色味を基準に重複点を検出する場合には、検出手段4は、重複領域の色味と判定テーブルで定義されている閾値(子供の色味についての閾値)とを比較した上で、重複点24を検出する。
このように、検出手段4が判定テーブルを用いて、重複点24を検出することで、重複点24の検出精度、ひいては接地点の推定精度が向上する。
なお、検出手段4は、重複点24を3次元の座標表示により検出し、この座標を推定手段5に出力する。
(推定手段)
次に、推定手段5について、図1、図3を用いて説明する。
推定手段5は、検出手段4で検出された補助平面における重複点を基に、被写体の接地面における接地点を推定する。重複点は、接地面よりも所定分だけ高い位置にある補助平面上にある。推定手段5は、この重複点を示す座標の値の内、Z軸(空間における高さ方向)の値を設定手段3で設定された高さ分だけ下方に補正することで、接地点を推定する。
図3に示されるように、重複点24は、補助平面16上に存在する。接地点30は、接地面15上に存在するが、接地面30は、補助平面16よりZ軸上において所定分だけ低い位置にある。この高低差は設定手段3により設定された大きさである。
このため、推定手段5は、重複点24のZ軸(空間における高さ方向)の値をこの高低差だけ補正することで、接地点30の座標の値を推定する。推定手段5は、この高低差についての情報を、設定手段3もしくは記憶手段2(記憶手段2が設定手段3で設定された高低差を記憶している場合)より得ることができる。
推定手段5は、推定した接地点30の値を外部や記憶手段2に出力する。
なお、設定手段3、検出手段4、推定手段5は、それぞれ接地点推定装置1内部に設けられたハードウェア、電子回路、ソフトウェアおよびハードウェアとソフトウェアの両者による要素の少なくとも1つにより実現されれば良い。また、接地点推定装置1内部に備えられてもよいし、外部に備えられても良い。
以上のように、検出手段4で得られた重複点24は、被写体12の影などが写りこむことのない補助平面16で得られる。このため、検出された重複点24の検出精度は高い。推定手段5は、この影などの影響を受けずに検出精度の高い重複点24の座標値を補正するだけで、接地点30を推定できる。基となった重複点24の精度が高いので、この推定された接地点30の精度も高く、実施の形態1の接地点推定装置は、正確な接地点推定を行える。
(詳細説明)
次に、重複点の検出および接地点の推定の詳細を説明する。
まず、多視点間における平面のHomography行列を用いた検出方法について説明する。
被写体についての複数の画像からある平面における被写体の重複点(あるいは接地点でも同様である)を検出(あるいは推定)するには、多視点間における平面のHomography行列を用いて各視点の対応付けが行われ、被写体の情報を一つに統合し、ある平面と被写体とが接する点を検出することが行われる。
まず、Homography行列について説明する。
Homography行列とは、2つの画像間の対応関係を表す行列である。
重複点検出において、Homography行列は各視点画像同士を対応付けるために用いられている。また、Homography行列は、対応付ける2つの画像間で4組以上の点対応を取ることで、線形計算により算出される。但し、4組の点の内3組以上が同じ直線上にあってはならない。
図5は、本発明の実施の形態1におけるHomography行列による視点間の投影を示す模式図である。図5に示されるView1、View2は被写体を撮影するカメラの視点を基準とした視点画像である。図5(a)の筒状の物体を被写体としてみなしている。
視点画像View1のある点を点pとし、視点画像View2に含まれる点pに対応する点をp’とする。このとき点p、p’は、斉次座標で表現される。また、2つの視点間には平面πのHomography行列Hが成立する。この行列Hは、最大階数の3x3行列を有しており、2つの点p、p’を、p’=Hpで関係付けることができる。
次に、点Pが点p’へ行列Hを用いて投影される過程を幾何学的に考える。まず、視点画像View1のカメラ視点の中心から点pを通過する線を描く。この線が平面πと交差する交点は、点pのPiercing Pointと呼ばれる。次に、このPiercing Pointから視点画像View2のカメラ視点の中心に向かって線が描かれたばあいに、この線と視点画像View2との交点が点p’である。実質的に、点p’は、点pのPiercing PointがView2で描画されたものである。
また、Homography行列による点の投影にはPlane Parallaxという現象が生じる。Plane Parallaxとは、3次元のある同一の点を視点画像で見た点と、Homography行列を用いて他の視点画像から投影した点との間にあるズレのことを言う。図5(b)のように、視点画像View1の点q1を、q1=(x、y、1)とし、視点画像View2上の点q2をq2=(x’、y’、1)とする。2つの視点間に平面πに対応する行列Hが成立し、この行列Hの第3行をH3とする。行列Hを用いて点q1をView2に投影した点をq1’とすると、
が成立する。
このとき、q1’!=q2となってしまうPlane Parallaxが生じている。これは3次元の点q1が、平面π上に存在しないからである。このPlane Parallaxという現象から、床面拘束の理論を見出すことができる。
(床面拘束)
床面拘束とは、Homography行列にある制約の一つである平面拘束について、特に拘束平面を床面にとった場合のことを指す。なお、以下床面拘束について述べるが、床面拘束における床面を、補助平面にすれば補助平面に拘束を行って被写体の重複点を検出することにつながる。
図6は、本発明の実施の形態1における床面拘束を説明する概念図である。
図6(a) のような,被写体を多視点で平面πを含む状態で見ていると考える。各視点では背景差分を行うことで前景領域を求めており、この前景領域は黒い背景の上に白で示されている。図6においては、前景領域として表されているのは人物である被写体である。
対象物体内に存在する任意の3次元の点はすべての視点で前景領域内に投影される。また、各視点画像はHomography行列によって関連付けられている。以上のことから,次の2つの定義が導かれる。
(定義1)
点P は3 次元の実空間中の平面π上にあり、被写体の内側にあるとする。このとき視点画像において点P は、以下の2つの条件を満たす任意n の視点画像中の点p1、p2、...、pn の集合である。
条件1:φiが視点iの前景領域をあらわすとき,(数2) が成立する。
条件2:Hi,jが視点jからiへの平面πのHomography行列を表すとき、∀i,jpi=Hi,jpjが成立する。
Homography行列について説明したとおり、各視点画像間でHomography行列を用いて投影するということは、ある視点のカメラ中心から投影する点のPiercing Pointに向かって線が描かれる。次に、Piercing Pointから他方の視点画像のカメラ中心に向かって線が描かれる。もし、この線が通過するPiercing Pointが被写体内部の平面πにあるとき、定義1からその点は全ての視点で前景領域内に投影される。以上のことから定義2が導かれる。
(定義2)
φを参照視点上にある全ての画素の点とし、行列Hiは、参照視点から視点iへの平面πに対応するHomography行列とする。もし(数3)として、点pのPiercing Pointが対象物体と平面πが接する領域内に存在するとき、(数4)が成立する。ここでp’i=Hipでありφiは視点iの前景領域である。
この定義2が床面拘束を表す。
図6(b)に示されるように、被写体である人の足の部分は、平面と接する部分にPiercing Pointを持っている。床面拘束によって、Piercing Pointは全ての視点で前景領域内に投影される。このことは、図6(b)における人の足から延びている線40により表されている。
一方、床面拘束を満たさない、すなわち接地面と接していない前景領域の点は、Plane Parallaxから、他の視点では前景領域外に投影される。すなわち、視点画像View1の人の腰部分(接地面に接していない部分である)から伸ばされた線41が、他の視点画像View2やView3においては、前景領域である人体部分から外れたところに交差する。
このように、床面拘束の理論により、撮影された複数の画像から、被写体がある面に接している点の座標を得ることができる。
(補助平面を用いた接地点推定)
以上のHomography行列や床面拘束の理論に基づいて、補助平面を用いた接地点推定について説明する。
補助平面を用いた接地点推定は、上述の通り、まず補助平面上の重複点を検出し、ついで重複点のZ軸の座標値を高低差(補助平面と接地面の高低差)だけ補正することで行われる。
ここでは、接地面での座標を利用した上での補助平面での重複点の座標の算出方法について説明する。上述の通り、被写体の影の影響を排除するために、被写体の接地点を推定するには、まず影の影響のない補助平面での重複点を検出し、その後に重複点の補正によって接地点が推定される。しかし、補助平面は仮想の平面に過ぎないので、重複点を求める際には、実際に存在する接地面の座標を利用する必要がある。このため、下記に説明するのは、補助平面における重複点の算出において接地面の座標を利用する方法である。
補助平面を用いた接地点推定には、補助平面のHomography行列を求める必要がある。このため、補助平面の点を4つ以上求める必要がある。このために、接地面を基準にカメラパラメータを用いて必要な基準点を生成する。
補助平面における重複点を求めるには、補助平面のHomography行列を求める必要がある。Homography行列は、対応付ける視点画像間で4組以上の点対応をとることで生成できる。ここでは、Homography行列を生成するのに必要な4組の点を基準点と呼ぶことにする。
補助平面は、図3に示されるように、被写体が実際に接している接地面(床面)より所定分だけ高い位置にある接地面と平行な平面である。図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態1における基準点の推定過程を示す説明図である。
まず、図7(a)のように、視点画像上の点m1(U1、V1)、m2(U2、V2)から、カメラパラメータP1,P2を用いて地面上にある点M(X、Y、Z)を求める。この点Mを元に図7(b)のような基準点M’(X’、Y’,Z’)を決定する。次に、各視点のカメラパラメータPを用いて、この3次元空間にある基準点を視点画像に投影し、視点画像上の基準点m’(U’、V’)を求める。なお、実際の接地面における点は、基準点をZ軸方向に下げたものである。
まず接地面の点の座標推定について説明し、つぎに基準点の座標推定について説明する
(接地面での点の座標推定)
2つの視点から地面上の点の3次元空間での座標を求める。視点画像View1、View2における各カメラパラメータをP1、P2とし、各視点画像上の座標をm1(U1,V1)、m2(U2,V2)とする。また、求める接地面上の基準点の座標をM(X,Y,Z)とする。視点画像のカメラパラメータPiを(数5)のように定義する。
カメラパラメータPiと視点画像の座標(Ui、Vi)から(数6)が定義できる。
カメラパラメータについて解くと、(数7)が導出される。
各視点画像のカメラパラメータPiと、対応する画像上の座標m1(U1,V1)、m2(U2,V2)から、(数8)のようにその点の3次元空間での座標を求めることができる。
また、(数8)は、未知数が方程式の数より少ない過剰な条件の方程式となっている。このため、最小2乗法による連立1次方程式の近似解法を用いる。解法は(数9)で表される。
このように解くと、(m>n)の場合の解は、(数10)で表される。
(基準点の座標)
このようにして求めた地面上の点Mを基に基準点が求められる。この基準点が求まれば、4組の基準点が求まって重複点算出に必要なHomography行列が求まり、結果として補助平面における重複点が算出される。
なお、地面上の点MをZ軸方向に所定の高さまで上げることで、補助平面上での基準点が定まる。この基準点についてカメラパラメータを用いて、(数11)により視点画像上の点を求めることができる。
こうして得られる各視点画像上の対応する基準点4組を用いれば、補助平面上での重複点の算出に必要なHomography行列が得られる。
なお、上述において視点画像とは、カメラを視点とした場合の画像を指す。
以上のように、Homography行列を算出することで、補助平面における重複点が算出され、重複点の座標補正により接地点が推定される。
なお、重複点は仮想平面上にあって影などの影響を受けないので、実施の形態1における接地点推定装置は、高い精度により、正確な接地点を推定できる。
(実施の形態2)
次に実施の形態2について、図1、図8を用いて説明する。図8は、本発明の実施の形態2における重複点推定の説明図である。
実施の形態2では、検出手段4が、補助平面16での第1重複点25と接地面15での第2重複点26を検出する。第1重複点25は、被写体の複数の画像から、補助平面上で得られる重複点であり、第2重複点26は、被写体の複数の画像から、接地面上で得られる重複点である。
第1重複点25および第2重複点26の検出方法は、実施の形態1で説明したのと同様である。被写体の複数の画像の重ね合わせにより生じる重複領域は、補助平面16であっても、接地面15であっても形成されるので、それぞれの重複領域から第1重複点25と第2重複点26が検出できる。
検出手段4は、検出した第1重複点24と第2重複点25のそれぞれを、推定手段5に出力する。
推定手段5は、第1重複点25および第2重複点26のいずれかを選択する。例えば、推定手段5は、第1重複点25と第2重複点26を形成する面積や色味の比較により、いずれかを選択する。例えば、重複点を形成する面積の小さい方を精度が高いとみなす場合には、推定部5は、第1重複点25と第2重複点26の内、面積の小さいほうを選択する。逆に、面積が大きい方を精度が高いとみなす場合には、推定部5は、第1重複点25と第2重複点26の内、面積の大きいほうを選択する。面積が小さい方が影などの影響を受けてないと考えられる場合と、面積が大きい方が被写体12を捉えているのであって、被写体12以外の障害物を捉えているわけではないと考えられる場合とがあり、基準は適宜決められればよい。
接地面15における第2重複点26は、被写体12の影の影響を受けていることが多いが、必ずしも受けているとは限らない。逆に補助平面16の設定の不具合(被写体12よりも高い位置に設定してしまうなど)などによっては、第1重複点25の検出精度が悪いこともありうる。
このため、推定手段5は、第1重複点25および第2重複点26のいずれかを選択した上で、接地点を推定することも好適である。
推定手段5は、第1重複点25を選択した場合には、実施の形態1で説明したとおり、第1重複点25のZ軸方向の座標を補正することで接地点を推定する。逆に、推定手段5は、第2重複点26を選択した場合には、この第2重複点26が接地点そのものになるので、第2重複点26を接地点として推定する。いずれの場合も、接地点は3次元座標で表されて、外部および記憶手段2の少なくとも一方に出力される。
(実施の形態3)
次に実施の形態3について説明する。
実施の形態3では、接地点推定装置1が、所定時間毎に接地点を推定して、同一被写体に関する複数の接地点を出力した上で、被写体の動線を推定する接地点推定装置について説明する。
図9は、本発明の実施の形態3における接地点推定装置のブロック図である。
図1と同じ符号については説明を省略する。図1で説明された接地点推定装置1に対して、動線推定手段50および表示部51が追加されている。
動線推定手段50は、推定手段5から出力される複数の接地点を繋ぎ合わせることで、被写体の動線を推定する。図10を用いて説明する。図10は、本発明の実施の形態3における動線推定を説明する概念図である。
図10に示されるように、推定手段5は同一の被写体についての複数の接地点60を推定して出力する。隣接する接地点60は、推定手段5における接地点推定の所定時間間隔に対応する。また、接地点60の個数は、推定手段5での推定の処理回数に対応する。
動線推定手段50は、推定した動線を表示部51に出力する。表示部51は、後述する図10に示されるような動線を表示する。表示部51は、液晶やCRTなどの表示機能を有するデバイスであれば何でも良く、接地点推定装置1と一体で備えられても良く、別のデバイスとして備えられても良い。なお、動線推定手段50は、必要に応じて、推定した動線の結果を記憶手段2に出力しても良い。
図10においては、隣接する接地点60同士が接するか重なるかしており、これら複数の接地点60を数珠繋ぎにすることで、動線推定手段50は、動線61を推定する。図10においては、複数の接地点60の数珠繋ぎのラインに沿って、動線61が推定されている。図10に描かれている動線61は、表示部51に表示される。
なお、動線推定手段50は、複数の接地点60の内、隣接する接地点60同士が重なっていたり接していたりすることを基準に、動線61を推定する。このとき、推定手段5での処理に問題があったりして、隣接する接地点60同士が重なっても接してもいない場合もありうる。この場合には、複数の接地点60を数珠繋ぎにした曲線の途中で、欠落部分が生じることになりうる。
このような欠落部分が生じている場合には、動線推定手段50は、隣接する接地点60同士から補間して、欠落部分を埋めて動線61を推定する。補間は、単純補間や最大比補間などが用いられれば良く、公知の技術により行われれば十分である。
また、動線推定手段50は、欠落部分がある場合には、補間を行わずに、離隔している隣接接地点60同士を繋いで、動線61を推定しても良い。
推定された動線61は、被写体の移動の軌跡を示している。例えば被写体がスポーツ競技の競技者である場合には、この動線61を解析することで、競技者の動きの良し悪しを確認でき、あるいは戦術の立案ができる。
特に、この推定される動線61の基準となる複数の接地点60は、実施の形態1〜2で説明した通り高い精度を有しているので、推定される動線61の精度も高い。例えば、従来技術のように、接地面における被写体の影の影響を受けた接地点60であると、数珠繋ぎにする際に幾通りもの繋ぎ方が生じるので、当然ながら動線61の精度は低くなる。これに対して実施の形態3における接地点推定装置1では、接地点60の推定精度が高いので、接地点60同士を繋ぐ際の繋ぎ方の選択肢は少なく、結果として推定される動線61の精度は高くなる。
このような高い精度で得られた動線61によって、本発明の使用者は、不審者の追跡や競技者の動作の良し悪しなどを、高い精度で解析できる。
なお、実施の形態1から3における接地点推定装置1は、専用の装置で実現されても良く、汎用のコンピュータにより実現されてもよい。また、電子回路や半導体集積回路などのハードウェアで実現されてもよく、中央演算処理装置(以下、「CPU」という)がプログラムを読み込んで処理を行うソフトウェアで実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアの混在により実現されても良い。
ソフトウェアで実現される場合には、ROMやRAMに記憶されたプログラムが、CPUによって読み出されて処理が実行される。
図11を用いて説明する。
図11は、本発明の実施の形態3における接地点推定方法を実現する装置のブロック図である。
装置は、例えば汎用コンピュータなどであり、入力部70、CPU71、制御部72、ROM73、RAM74、出力部75、表示部76を備えている。
入力部70は、カメラ(図示せず)から送信される被写体の複数の画像を受け付ける。入力部70が、画像を記憶しても良く、RAM74が記憶しても良い。
ROM73は、接地点推定方法を実現するプログラムを記憶している。CPU71は、ROM73からこのプログラムを読み出し、プログラムに従って処理を実行する。
制御部72は、装置全体を制御する。
RAM74は、CPU71での処理結果を記憶したり、入力部70から入力する被写体の複数の画像を記憶したりする。出力部75は、推定された動線を、表示部76に出力する。表示部76は、図10のように、推定された動線を表示する。
処理手順について説明する。
入力部70は、カメラからの被写体に関する複数の画像を受け取る。RAM74は、この複数の画像を記憶する。
CPU71は、ROM73からプログラムを読み出す。
CPU71は、プログラムに従って、RAM74もしくは入力部70から、被写体の複数の画像を読み出す。ついで、CPU71は、被写体の実際に接している接地面よりも所定分だけ高い位置にある仮想の補助平面を設定する。次に、CPU71は、複数の画像を背景差分させつつ重ね合わせる。更に、CPU71は、重ねあわされた画像から抽出される被写体が重複する重複領域を、重複点として検出する。ついで、CPU71は、重複点に基づいて、被写体の接地面における接地点を推定する。推定された接地点は、RAM74で記憶される。
更に、CPU71は、推定された接地点に基づいて、被写体が移動する動線を推定し、推定結果をRAM74に出力する。
出力部75は、RAM74に記憶されている動線を、表示部76に出力する。表示部76は、動線を表示して、使用者の便益に供する。
このように、本発明の接地点推定装置は、その処理手順の少なくとも一部がソフトウェアで実現されても良い。
なお、ここで説明した処理手順の一部のみが、ソフトウェアで実現されても良い。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4について説明する。実施の形態4では、実施の形態1〜4で説明した接地点推定および動線推定を行う動線表示システムおよびサーバについて説明する。
図12は、本発明の実施の形態4における動線表示システムのブロック図である。
図9と同じ符号の要素については説明を省略するが、同じ符号の要素は、実施の形態1〜3で説明したのと同様の機能を有する。
図12で表される全体が、動線表示システムである。
動線表示システムは、複数のカメラ6〜8と動線表示装置80を備えている。動線表示装置80は、更にサーバ81と表示部51を備えている。図12では説明の便宜上、サーバ81と表示部51が別のブロックとなっているが、一体であっても別体であってもかまわない。またサーバ81は、専用の装置であっても汎用のコンピュータが使用されてもいずれでもよい。また、動線表示装置80がサーバ81を備えるものとして図12では示されているが、サーバ81という概念の要素を必要としているのではなく、動線表示装置80が、サーバ81内部の、記憶手段2、設定手段3、検出手段4、推定手段5、動線推定手段50を備えておればよいものである。但し、様々な使用状況に応じたシステムとして構築する場合には、汎用コンピュータによるサーバとして構成する方が適当である。
動線表示装置80には、複数のカメラ6〜8から撮影された被写体の画像が送信される。このため、カメラ6〜8と動線表示装置80が電気的に接続されていても良いが、記憶媒体などを用いて転送されてもよいものである。
複数のカメラ6〜8は、被写体を異なる角度から撮影する。
記憶手段2は、被写体の複数の画像を記憶する。設定手段3は、被写体が実際に接している接地面よりも所定分だけ高い位置にある仮想の補助平面を設定する。
検出手段4は、複数の画像を、背景差分を取りながら重ね合わせ、被写体同士が重複する重複領域であって仮想平面上での重複領域を、重複点として検出する。検出手段4は、検出した重複点を推定手段5に出力する。
推定手段5は、重複点に基づいて、被写体の接地面における接地点を推定する。なお、検出手段4および推定手段5は、所定時間毎に(定期的な間隔でもランダムな間隔でもよい)、重複点の検出および接地点の推定を行う。最終的には、推定手段5は、複数の接地点を推定して、動線推定手段50に出力する。
動線推定手段50は、複数の接地点を数珠繋ぎにして、被写体が実際に動いた線を示す動線を推定する。動線推定手段50は、表示部51に推定した動線を出力する。
表示部51は、動線を表示して、使用者の便益に供する。
ここで、実施の形態1〜3で説明したとおり、補助平面は、実際の接地面よりも所定分だけ高い位置にある仮想の平面であるので、被写体の影などが写りこんでいない。このため、補助平面を基準に検出される重複点は、影などの影響がなく精度が高い。この結果、接地点および動線も、高い精度で推定される。
動線表示装置80は、必要に応じてカメラ6〜8の撮影角度を切り替える切り替え手段82を備えていることも好適である。
切り替え手段82は、検出手段4、推定手段5および動線推定手段50の少なくとも一つの結果に基づいて、カメラ6〜8の少なくとも一つの撮影角度を切り替える。
例えば、検出手段4で重複点の検出エラーが頻発した場合には、被写体を撮影するカメラ6〜8の少なくとも一部の撮影角度が悪いことを示している可能性がある(いずれかのカメラの撮影角度では、被写体がアングルから外れているなどによる)。あるいは、動線推定手段50で、動線を推定する際に接地点の欠落部分が多くて、動線推定が十分に行えない状況の場合にも、被写体を撮影するカメラ6〜8の少なくとも一部の撮影角度が悪いことを示している可能性がある。
切り替え手段82は、このような結果に基づいて、カメラ6〜8の少なくとも一部の撮影角度を切り替える。例えば、カメラ6の高さ角度を切り替えて、被写体を確実にアングルに収めるようにするなどである。
このように、切り替え手段82により複数のカメラ6〜8の少なくとも一部の撮影角度が調整されるので、接地点および動線の推定における精度が更に向上する。
なお、動線表示システムに備えられているカメラの台数は適宜定められれば良く、動線表示装置80やサーバ81の台数も適宜定められれば良い。
このような動線表示システムは、スポーツ競技の戦術立案に用いられたり、セキュリティシステムの一部として用いられたりする。前者の場合には、サッカーやバスケットボールなどのスポーツ競技における、戦術スタッフが、動線表示システムを利用する。後者の場合には、警察や警備会社などが、動線表示システムを利用する。
(実施の形態5)
次に実施の形態5について説明する。
実施の形態5では、発明者が実際に行ったシミュレーション実験結果について説明する。
実験環境として、被写体は、高さ2m(メートル)、直径1mの4つの円錐であり、4台のカメラが設置された。図13に示されるとおり、4台のカメラは、ワールド座標上の原点から35m、32.5m、35m、35mにそれぞれ置かれた。図13は、本発明の実施の形態5における実験環境の斜視図である。
なお、補助平面として接地面から高さ1mの位置を設定した。
4台のカメラのそれぞれからの視点画像は、図14に示されるとおりである。図14は、本発明の実施の形態5における各カメラの視点画像の模式図である。
(カメラキャリブレーション)
まず、各視点でCamera Calibration Toolbox For Matlabを用いてキャリブレーションを行う。内部パラメータは、図15(a)に示される19枚の平面パターンの写った画像を用いる。外部パラメータは、図15(b)に示される接地面上に描かれたパターンを用いて行う。
図15は、本発明の実施の形態5におけるカメラキャリブレーション画像の模式図である。
ここで、カメラキャリブレーションとは、画像生成過程におけるモデル化を行った際の各種パラメータを推定する方法である。ここで推定を行うパラメータは、焦点距離などの情報を含む内部パラメータと、カメラの位置や姿勢の情報を含む外部パラメータである。一般に、カメラキャリブレーションという言葉を用いる場合には、内部パラメータのみの推定をさす場合もあるが外部パラメータの推定も含めてさすことにする。
(補助平面のHomography行列生成)
補助平面を用いた接地点推定を行うために、補助平面のHomography行列を生成する。まず、カメラキャリブレーションによって得られたカメラパラメータを用いて、3次元空間における接地上の点と基準点を求めた。この結果を図16(a)に示す。図16は、本発明の実施の形態5における接地面上の点と基準点を示す模式図である。
次に、この接地面上の点と基準点について、それぞれのカメラパラメータを用いて各視点に投影する。この結果は、図16(b)に示される。
(背景差分)
各カメラの視点画像について背景差分を行い、視点画像での対象物体の前景領域を得る。その結果は、図17に示される。図17は、本発明の実施の形態5における各カメラの視点画像の背景差分の結果を示す模式図である。
(接地点推定)
求めた基準点を基にHomography行列を求め、実際に接地点推定を行った。また、同じ環境下で地面のHomography行列での接地点推定も行った。それぞれの結果を図18に示す。なお、結果を比較しやすくするために、実験環境を真上から見た状態に変換している。
図18は、本発明の実施の形態5における接地点推定を比較する説明図である。図18(a)は補助平面を用いた接地点推定の結果を示し、図18(b)は従来技術どおりの接地面を直接用いた接地点推定結果を示す。図18から明らかな通り、補助平面を用いた接地点推定においては、接地面を直接用いた場合に比べてノイズが少なく、精度の高い接地点推定が行われている。接地点が高い精度で推定されていることから、接地点に基づいて推定される動線も、高い精度で推定される。
このように、シミュレーション実験からも、本発明の接地点推定装置の効果が明確である。
本発明は、セキュリティシステムやスポーツ競技の戦術策定などに必要となる、被写体の接地点や動線を推定する装置などの分野において好適に利用できる。
本発明の実施の形態1における接地点推定装置のブロック図 本発明の実施の形態1における接地点推定装置の使用態様を示す模式図 本発明の実施の形態1における補助平面を説明する概念図 本発明の実施の形態1における重複点検出を説明する概念図 本発明の実施の形態1におけるHomography行列による視点間の投影を示す模式図 本発明の実施の形態1における床面拘束を説明する概念図 本発明の実施の形態1における基準点の推定過程を示す説明図 本発明の実施の形態2における重複点推定の説明図 本発明の実施の形態3における接地点推定装置のブロック図 本発明の実施の形態3における動線推定を説明する概念図 本発明の実施の形態3における接地点推定方法を実現する装置のブロック図 本発明の実施の形態4における動線表示システムのブロック図 本発明の実施の形態5における実験環境の斜視図 本発明の実施の形態5における各カメラの視点画像の模式図 本発明の実施の形態5におけるカメラキャリブレーション画像の模式図 本発明の実施の形態5における接地面上の点と基準点を示す模式図 本発明の実施の形態5における各カメラの視点画像の背景差分の結果を示す模式図 本発明の実施の形態5における接地点推定を比較する説明図
符号の説明
1 接地点推定装置
2 記憶手段
3 設定手段
4 検出手段
5 推定手段
6、7、8 カメラ
50 動線推定手段

Claims (15)

  1. 複数のカメラで撮影された被写体の複数の画像を記憶する記憶手段と、
    前記被写体が接している接地面よりも所定分だけ高い位置にある仮想の補助平面を設定する設定手段と、
    前記複数の画像の各々に含まれる各被写体同士の重複する重複領域であって前記補助平面における重複領域を、重複点として検出する検出手段と、
    前記重複点に基づいて、前記被写体の前記接地面における接地点を推定する推定手段と、を備える接地点推定装置。
  2. 前記複数の画像は、前記被写体に対して異なる角度から撮影されている請求項1記載の接地点推定装置。
  3. 前記検出手段は、前記重複領域の面積が所定値以下および前記重複領域の色味が所定以上の少なくとも一方の場合に、前記重複領域を前記重複点として検出する請求項1から2のいずれか記載の接地点推定装置。
  4. 前記検出手段は、被写体の種類に応じた判定テーブルを有し、前記重複領域の面積および色味の少なくとも一方と前記判定テーブルとの比較に基づいて、前記重複領域を前記重複点として検出する請求項3記載の接地点推定装置。
  5. 前記補助平面は、被写体の腰から胸にかけての高さを、前記接地面に対して有している請求項1から4のいずれか記載の接地点推定装置。
  6. 前記設定手段は、前記被写体の状況に応じて、前記補助平面の高さおよび前記接地面との角度の少なくとも一方を変更する請求項1から4のいずれか記載の接地点推定装置。
  7. 前記検出手段は、前記補助平面における前記被写体の第1重複点および前記接地面における前記被写体の第2重複点のそれぞれを検出し、
    前記推定手段は、前記第1重複点および前記第2重複点のいずれかを選択する請求項1から6のいずれか記載の接地点推定装置。
  8. 前記推定手段は、所定時間間隔毎に前記接地点を推定して複数の接地点を出力し、
    前記複数の接地点に基づいて、前記被写体の動線を推定する動線推定手段を更に備える請求項1から7のいずれか記載の接地点推定装置。
  9. 前記動線推定手段は、前記複数の接地点同士の重なりにより、前記動線を推定する請求項8記載の接地点推定装置。
  10. 前記複数の接地点の内、隣接する接地点同士が重なっていない欠落部分がある場合には、前記動線推定手段は、隣接する接地点の座標に基づいて、前記欠落部分を補間推定する請求項9記載の接地点推定装置。
  11. 前記動線を表示する表示部を更に備える請求項8から10のいずれか記載の接地点推定装置。
  12. 複数のカメラで撮影された被写体の複数の画像を記憶するステップと、
    前記被写体が接している接地面よりも所定分だけ高い位置にある仮想の補助平面を設定するステップと、
    前記複数の画像の各々に含まれる各被写体同士の重複する重複領域であって、前記補助平面における重複領域を、重複点として検出するステップと、
    前記重複点に基づいて、前記被写体の前記接地面における接地点を推定するステップと、を備える接地点推定方法。
  13. 被写体を異なる角度から撮影する複数のカメラと、
    前記複数のカメラが撮影した被写体の複数の画像から、前記被写体の動線を表示する動線表示装置を備え、
    前記動線表示装置は、
    前記複数のカメラが撮影した前記被写体の複数の画像を記憶する記憶手段と、
    前記被写体が接している接地面よりも所定分だけ高い位置にある仮想の補助平面を設定する設定手段と、
    前記複数の画像の各々に含まれる各被写体同士の重複する重複領域であって、前記補助平面における重複領域を、重複点として検出する検出手段と、
    前記重複点に基づいて、所定時間間隔毎に、前記被写体の前記接地面における接地点を推定して複数の接地点を出力する推定手段と、
    前記複数の接地点に基づいて、前記被写体の動線を推定する動線推定手段と、
    前記動線を表示する表示部を備える、動線表示システム。
  14. 前記検出手段、前記推定手段および前記動線推定手段の少なくとも一つの結果に基づいて、前記複数のカメラの少なくとも一部のカメラの撮影角度を切り替える切り替え手段を更に備える請求項13記載の動線表示システム。
  15. 複数のカメラが撮影した被写体についての複数の画像を処理するサーバであって、
    前記サーバは、前記複数の画像を記憶し、
    前記被写体が接している接地面よりも所定分だけ高い位置にある仮想の補助平面を設定し、
    前記複数の画像の各々に含まれる各被写体同士の重複する重複領域であって、前記補助平面における重複領域を、重複点として検出し、
    前記重複点に基づいて、所定時間間隔毎に、前記被写体の前記接地面における接地点を推定して複数の接地点を出力し、
    前記複数の接地点に基づいて、前記被写体の動線を推定するサーバ。
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