JP2003271969A - 動体解析システムおよびその方法 - Google Patents

動体解析システムおよびその方法

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JP2003271969A JP2002073028A JP2002073028A JP2003271969A JP 2003271969 A JP2003271969 A JP 2003271969A JP 2002073028 A JP2002073028 A JP 2002073028A JP 2002073028 A JP2002073028 A JP 2002073028A JP 2003271969 A JP2003271969 A JP 2003271969A
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Yuji Yoshikawa
雄二 吉川
Masayuki Takahashi
真幸 高橋
Toshiaki Tei
暁明 鄭
Masakuni Yamamoto
昌邦 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サッカー等の団体競技に関し、コンピュータ
ネットワークを介して各機構を連携させることで、該競
技に参加する選手等の全ての動体をベクトル化した情報
として捉え、該情報を基として多角的な評価および解析
をなし得るよう構成した動体解析システムおよびその方
法を提供する。 【解決機構】 データ入力部I、データ認識部R、デー
タ修正部C、データ出力部Oおよびデータベースサーバ
20の間で特定回線Lを介して相互にデータ交換をなし
得るコンピュータネットワークと、前記各部I、R、
C、Oおよび20を適宜備え、これにより動体映像情報
D1、ベクトル情報D2および修正情報D3の入出力を
夫々制御し得る動体情報入力機構40、動体ベクトル化
機構50およびデータ修正機構60とからなり、前記修
正情報D3により動体映像情報D1の多角的な評価をな
し得るよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の動体運動
を認識し、この認識から所定の解析および評価を実施す
るシステムおよびその方法に関し、更に詳細には、殊に
サッカー等の動体として認識し得る選手等の動きが、試
合等の進行時間軸に対して想像し得ない団体スポーツの
動体の認識・解析・評価に好適に採用され、LAN等に
より形成された特定回線を介して得られる動体情報およ
び該情報から得られる認識・解析といった各種情報をリ
アルタイムに共有すると共に、より質の高い各評価情報
へ加工し得るようにした動体解析システムと、該動体解
析システムを運用する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年サッカーまたはラグビー等の、試合
等の進行時間軸に対してその行動が規制されていないス
ポーツ(本発明においては以後、NP(ノーフェイズ)団
体競技と云う)についての科学的な行動解析への取り組
みが、大きな進歩を見せている。
【0003】前記NP団体競技は、競技の攻守、すなわ
ちフェイズをその都度交代してゲームが進行していく競
技であって、競技の進行時間軸に対して各選手等(以
下、動体と云う)の行動が一定範囲または一定時間にお
いて限定的であり、例えばスコアブックといった該時間
軸に対しての変化を考慮せずともよい、所謂記録、解析
および評価等が容易である野球の如きスポーツに較べ
て、該記録、解析および評価等が非常に困難である。
【0004】しかし昨今のコンピュータの高性能化およ
び低価格化と、スポーツ行動学等の各種スポーツ理論の
進歩とにより、前記NP団体競技であっても限定的な内
容に限っては、前述の記録、解析および評価等を可能と
し得る土壌が形成されてきた。殊にサッカーについて
は、全世界的な規模の流行を受けて日本でも大きく流行
している背景から、その商業的な価値等の増大により注
目を集めている。
【0005】前記NP団体競技の一例として前述のサッ
カーを挙げて説明すると、これまでに実際に進行中の試
合についての記録を、解析すべき主体となるボールを中
心とし、該記録を作業者の筆記或いはコンピュータを使
用したキーボードまたは/およびマウスといった手動で
行ない、これを記録後に別途、時間をかけて関連の専門
知識を有する者に解析・評価させる方法が一般的であっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの場合、実際
に試合進行に係る各種の解析・評価は試合終了後に行な
われているため、該試合中にその解析・評価をリアルタ
イムに生かせない、すなわち的確な解析・評価が得られ
ても該解析・評価の基となった試合に対しては何等生か
せないという問題が指摘される。
【0007】また前述した手動による記録であると、選
手22人、ボールおよび審判3人の計26動体もの多数
に対応する必要があるが、実際上一人の記録者では殆ど
不可能である。更にこのような状態で得られる記録につ
いても、各時点でのおおよその位置の記録程度のものし
か期待できず、例えば各動体の移動速度や正確な位置と
いった記録は得ることができない。
【0008】この他、記録および解析・評価を実施する
作業者についても、記録については記録、解析・評価に
ついては解析・評価に精通している必要がある。例えば
各動体の記録を実施するので有れば、該記録対象となる
両チームの構成選手の効率的な識別を行ない得るだけの
知識を有した作業者が必要とされ、解析・評価について
は該記録に必要な知識のみならず、実際の動作と理想と
する動作とを比較、すなわち理想とされる動作を知識と
して有している必要であり、誰でもできるというもので
はなく限られた人物にしかできない特殊なものとなって
おり、費用が嵩む問題も指摘される。
【0009】このように記録および解析・評価は、作業
者の個人的な能力に負うところが大きい作業であるが、
殊に解析・評価については、作業に携わる該作業者の経
験および考え方等による違い、すなわち個人差が大きく
出ることがあり、また多分にカンといった不明瞭な感覚
に頼ることも多く、公平かつ客観性の高い解析・評価を
同じ水準で行なうことは殆ど不可能であった。
【0010】
【発明の目的】この発明は、従来の団体スポーツ等に係
る選手等の動体に係る情報の効率的な運用に使用される
情報を提供する動体解析システムおよびその方法に内在
している前記問題に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、野球のように攻撃・守備といっ
た時間的概念がない、殊にサッカー等の団体競技に関
し、コンピュータネットワークを介して各機構を連携さ
せることで、該競技に参加する選手等の全ての動体をベ
クトル化した情報として捉え、該情報を基として多角的
な評価および解析をなし得るよう構成した動体解析シス
テムおよびその方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための機構】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本願の発明に係る動体解析システ
ムは、データ入力部、データ認識部、データ修正部、デ
ータ出力部およびデータベースサーバの間で特定回線を
介して相互にデータ交換をなし得るコンピュータネット
ワークと、前記データ入力部に設けた映像情報取込手
段、データベースサーバに設けた映像情報記録手段およ
びデータ出力部を備え、これにより各動体に関する動体
映像情報の入出力を制御し得る動体情報入力機構と、前
記データ認識部、データベースサーバに設けたベクトル
情報記録手段およびデータ出力部を備え、前記動体情報
入力機構からの動体映像情報をベクトル情報に加工する
と共に、該ベクトル情報の入出力を制御し得るようにし
た動体ベクトル化機構と、前記データ入力部に設けた修
正情報入力手段、データ修正部、データベースサーバに
設けた修正情報記録手段およびデータ出力部を備え、該
修正情報入力手段からの入力情報により前記動体ベクト
ル化機構からのベクトル情報を修正情報に加工すると共
に、該修正情報の入出力を制御し得るようにしたデータ
修正機構とからなり、前記動体情報入力機構、動体ベク
トル化機構およびデータ修正機構の間で、前記全ての情
報を相互に共有可能にすると共に、前記修正情報によ
り、前記動体映像情報の多角的な評価をなし得るよう構
成したことを特徴とする。
【0012】同じく前記課題を克服し、所期の目的を達
成するため、本願の別の発明に係る動体解析システム
は、データ入力部、データ認識部、データ修正部、修正
情報積算部、データ出力部およびデータベースサーバの
間で特定回線を介して相互にデータ交換をなし得るコン
ピュータネットワークと、前記データ入力部に設けた映
像情報取込手段、データベースサーバに設けた映像情報
記録手段およびデータ出力部を備え、これにより各動体
に関する動体映像情報の入出力を制御し得る動体情報入
力機構と、前記データ認識部、データベースサーバに設
けたベクトル情報記録手段およびデータ出力部を備え、
前記動体情報入力機構からの動体映像情報をベクトル情
報に加工すると共に、該ベクトル情報の入出力を制御し
得るようにした動体ベクトル化機構と、前記データ入力
部に設けた修正情報入力手段、データ修正部、データベ
ースサーバに設けた修正情報記録手段およびデータ出力
部を備え、該修正情報入力手段からの入力情報により前
記動体ベクトル化機構からのベクトル情報を修正情報に
加工すると共に、該修正情報の入出力を制御し得るよう
にしたデータ修正機構とからなり、前記修正情報積算
部、データベースサーバおよびデータ出力部を備え、こ
れにより前記データ修正機構からの修正情報を各種事前
の設定項目に従って積算した積算データベースを該デー
タベースサーバ内に構築すると共に、該積算データベー
スの入出力を制御し得る修正情報積算機構とからなり、
前記動体情報入力機構、動体ベクトル化機構、データ修
正機構および修正情報積算機構の間で、前記全ての情報
を相互に共有可能にすることで、前記修正情報および積
算データベースにより、前記動体映像情報の多角的な評
価および解析をなし得るよう構成したことを特徴とす
る。
【0013】同じく前記課題を克服し、所期の目的を達
成するため、本願の更に別の発明に係る動体解析システ
ムは、データ入力部、データ認識部、データ修正部、デ
ータ比較解析部、データ出力部およびデータベースサー
バの間で特定回線を介して相互にデータ交換をなし得る
コンピュータネットワークと、前記データ入力部に設け
た映像情報取込手段、データベースサーバに設けた映像
情報記録手段およびデータ出力部を備え、これにより各
動体に関する動体映像情報の入出力を制御し得る動体情
報入力機構と、前記データ認識部、データベースサーバ
に設けたベクトル情報記録手段およびデータ出力部を備
え、前記動体情報入力機構からの動体映像情報をベクト
ル情報に加工すると共に、該ベクトル情報の入出力を制
御し得るようにした動体ベクトル化機構と、前記データ
入力部に設けた修正情報入力手段、データ修正部、デー
タベースサーバに設けた修正情報記録手段およびデータ
出力部を備え、該修正情報入力手段からの入力情報によ
り前記動体ベクトル化機構からのベクトル情報を修正情
報に加工すると共に、該修正情報の入出力を制御し得る
ようにしたデータ修正機構と、前記データ入力部に設け
た比較情報入力手段、データ比較解析部、データベース
サーバに設けた比較情報記録手段およびデータ出力部に
より、該比較情報入力手段からの入力情報と前記データ
修正機構からの修正情報とを比較した比較情報を得ると
共に、該比較情報の入出力を制御し得るようにしたデー
タ比較機構とからなり、前記動体情報入力機構、動体ベ
クトル化機構、データ修正機構およびデータ比較機構の
間で、前記全ての情報を相互に共有可能にすることで、
前記修正情報および比較情報により、前記動体映像情報
の多角的な評価および解析をなし得るよう構成したこと
を特徴とする。
【0014】同じく前記課題を克服し、所期の目的を達
成するため、本願の更に別の発明に係る動体解析システ
ムは、データ入力部、データ認識部、データ修正部、デ
ータ比較解析部、データ出力部およびデータベースサー
バ並びに修正情報積算部または/および比較情報積算部
の間で特定回線を介して相互にデータ交換をなし得るコ
ンピュータネットワークと、前記データ入力部に設けた
映像情報取込手段、データベースサーバに設けた映像情
報記録手段およびデータ出力部を備え、これにより各動
体に関する動体映像情報の入出力を制御し得る動体情報
入力機構と、前記データ認識部、データベースサーバに
設けたベクトル情報記録手段およびデータ出力部を備
え、前記動体情報入力機構からの動体映像情報をベクト
ル情報に加工すると共に、該ベクトル情報の入出力を制
御し得るようにした動体ベクトル化機構と、前記データ
入力部に設けた修正情報入力手段、データ修正部、デー
タベースサーバに設けた修正情報記録手段およびデータ
出力部を備え、該修正情報入力手段からの入力情報によ
り前記動体ベクトル化機構からのベクトル情報を修正情
報に加工すると共に、該修正情報の入出力を制御し得る
ようにしたデータ修正機構と、前記データ入力部に設け
た比較情報入力手段、データ比較解析部、データベース
サーバに設けた比較情報記録手段およびデータ出力部に
より、該比較情報入力手段からの入力情報と前記データ
修正機構からの修正情報とを比較した比較情報を得ると
共に、該比較情報の入出力を制御し得るようにしたデー
タ比較機構とからなる主システムと、前記修正情報積算
部、データベースサーバおよびデータ出力部を備え、こ
れにより前記データ修正機構からの修正情報を各種事前
の設定項目に従って積算した積算データベースを該デー
タベースサーバ内に構築すると共に、該積算データベー
スの入出力を制御し得る修正情報積算機構および/また
は前記比較情報積算部、データベースサーバおよびデー
タ出力部を備え、これにより前記データ比較機構からの
比較情報を各種事前の設定項目に従って積算した比較積
算データベースを該データベースサーバ内に構築すると
共に、該比較積算データベースの入出力を制御し得る比
較情報積算機構とからなり、前記動体情報入力機構、動
体ベクトル化機構、データ修正機構およびデータ比較機
構並びに修正情報積算機構および/または比較情報積算
機構の間で、前記全ての情報を相互に共有可能とするこ
とで、前記修正情報および比較情報並びに積算データベ
ースおよび/または比較積算データベースによって、前
記動体映像情報の多角的な評価および解析をなし得るよ
う構成したことを特徴とする。
【0015】同じく前記課題を克服し、所期の目的を達
成するため、本願の更に別の発明に係る動体解析方法
は、データ入力部、データ認識部、データ修正部、デー
タ出力部およびデータベースサーバの間で特定回線を介
して相互に情報交換をなし得るコンピュータネットワー
クを使用し、各動体に関する動体映像情報を、前記デー
タ入力部に設けた映像情報取込手段から前記データベー
スサーバに設けた映像情報記録手段に入力・蓄積すると
共に、必要に応じて該映像情報記録手段から前記データ
出力部へ出力可能とした動体情報入力工程において、該
動体映像情報を確認しつつ記録する処理を実行可能と
し、各動体に関する前記動体映像情報を、前記データ認
識部においてベクトル情報に加工し、前記データベース
サーバに設けたベクトル情報記録手段に入力・蓄積する
と共に、必要に応じて該ベクトル情報記録手段から前記
データ出力部へ出力可能とした動体ベクトル化工程にお
いて、該ベクトル情報を確認しつつ記録する処理を実行
可能とし、各動体に関する前記ベクトル情報を、前記デ
ータ入力部に設けた修正情報入力手段からの入力情報を
基として前記データ修正部により修正情報に加工し、前
記データベースサーバに設けた修正情報記録手段に入力
・蓄積すると共に、必要に応じて該修正情報記録手段か
ら前記データ出力部へ出力可能としたデータ修正工程に
おいて、該修正情報を確認しつつ記録する処理を実行可
能とし、前記各工程の実行により、前記コンピュータネ
ットワークを介して前記データベースサーバ内に蓄積さ
れる各種情報を連携的に処理して、前記修正情報によっ
て前記動体映像情報の多角的な評価情報を得るようにし
たことを特徴とする。
【0016】同じく前記課題を克服し、所期の目的を達
成するため、本願の更に別の発明に係る動体解析方法
は、データ入力部、データ認識部、データ修正部、修正
情報積算部、データ出力部およびデータベースサーバの
間で特定回線を介して相互に情報交換をなし得るコンピ
ュータネットワークを使用し、各動体に関する動体映像
情報を、前記データ入力部に設けた映像情報取込手段か
ら前記データベースサーバに設けた映像情報記録手段に
入力・蓄積すると共に、必要に応じて該映像情報記録手
段から前記データ出力部へ出力可能とした動体情報入力
工程において、該動体映像情報を確認しつつ記録する処
理を実行可能とし、各動体に関する前記動体映像情報
を、前記データ認識部においてベクトル情報に加工し、
前記データベースサーバに設けたベクトル情報記録手段
に入力・蓄積すると共に、必要に応じて該ベクトル情報
記録手段から前記データ出力部へ出力可能とした動体ベ
クトル化工程において、該ベクトル情報を確認しつつ記
録する処理を実行可能とし、各動体に関する前記ベクト
ル情報を、前記データ入力部に設けた修正情報入力手段
からの入力情報を基として前記データ修正部により修正
情報に加工し、前記データベースサーバに設けた修正情
報記録手段に入力・蓄積すると共に、必要に応じて該修
正情報記録手段から前記データ出力部へ出力可能とした
データ修正工程において、該修正情報を確認しつつ記録
する処理を実行可能とし、前記修正情報を基として、各
種事前の設定項目に従った積算データベースを構築する
と共に、必要に応じて該積算データベースから各種積算
データを前記データ出力部へ出力可能とした修正情報積
算工程において、該積算データベースの構築を確認する
処理を実行可能とし、前記各工程の実行により、前記コ
ンピュータネットワークを介して前記データベースサー
バ内に蓄積される各種情報を連携的に処理して、前記修
正情報および積算データベースによって前記動体映像情
報の多角的な評価情報および解析情報を得るようにした
ことを特徴とする。
【0017】同じく前記課題を克服し、所期の目的を達
成するため、本願の更に別の発明に係る動体解析方法
は、データ入力部、データ認識部、データ修正部、デー
タ比較解析部、データ出力部およびデータベースサーバ
の間で特定回線を介して相互に情報交換をなし得るコン
ピュータネットワークを使用し、各動体に関する動体映
像情報を、前記データ入力部に設けた映像情報取込手段
から前記データベースサーバに設けた映像情報記録手段
に入力・蓄積すると共に、必要に応じて該映像情報記録
手段から前記データ出力部へ出力可能とした動体情報入
力工程において、該動体映像情報を確認しつつ記録する
処理を実行可能とし、各動体に関する前記動体映像情報
を、前記データ認識部においてベクトル情報に加工し、
前記データベースサーバに設けたベクトル情報記録手段
に入力・蓄積すると共に、必要に応じて該ベクトル情報
記録手段から前記データ出力部へ出力可能とした動体ベ
クトル化工程において、該ベクトル情報を確認しつつ記
録する処理を実行可能とし、各動体に関する前記ベクト
ル情報を、前記データ入力部に設けた修正情報入力手段
からの入力情報を基として前記データ修正部により修正
情報に加工し、前記データベースサーバに設けた修正情
報記録手段に入力・蓄積すると共に、必要に応じて該修
正情報記録手段から前記データ出力部へ出力可能とした
データ修正工程において、該修正情報を確認しつつ記録
する処理を実行可能とし、各動体に関する前記修正情報
を、前記データ入力部に設けた比較情報入力手段からの
入力情報により各種事前の設定項目に従って構築された
比較用データベースを比較して、前記データ比較解析部
において比較情報に加工し、前記データベースサーバに
設けた比較情報記録手段に入力・蓄積すると共に、必要
に応じて該比較情報記録手段から前記データ出力部へ出
力可能としたデータ比較工程において、該比較情報を確
認しつつ記録する処理を実行可能とし、前記各工程の実
行により、前記コンピュータネットワークを介して前記
データベースサーバ内に蓄積される各種情報を連携的に
処理して、前記修正情報および比較情報によって前記動
体映像情報の多角的な評価情報および解析情報を得るよ
うにしたことを特徴とする。
【0018】同じく前記課題を克服し、所期の目的を達
成するため、本願の更に別の発明に係る動体解析方法
は、データ入力部、データ認識部、データ修正部、デー
タ比較解析部、修正情報積算部、比較情報積算部、デー
タ出力部およびデータベースサーバの間で特定回線を介
して相互に情報交換をなし得るコンピュータネットワー
クを使用し、各動体に関する動体映像情報を、前記デー
タ入力部に設けた映像情報取込手段から前記データベー
スサーバに設けた映像情報記録手段に入力・蓄積すると
共に、必要に応じて該映像情報記録手段から前記データ
出力部へ出力可能とした動体情報入力工程において、該
動体映像情報を確認しつつ記録する処理を実行可能と
し、各動体に関する前記動体映像情報を、前記データ認
識部においてベクトル情報に加工し、前記データベース
サーバに設けたベクトル情報記録手段に入力・蓄積する
と共に、必要に応じて該ベクトル情報記録手段から前記
データ出力部へ出力可能とした動体ベクトル化工程にお
いて、該ベクトル情報を確認しつつ記録する処理を実行
可能とし、各動体に関する前記ベクトル情報を、前記デ
ータ入力部に設けた修正情報入力手段からの入力情報を
基として前記データ修正部により修正情報に加工し、前
記データベースサーバに設けた修正情報記録手段に入力
・蓄積すると共に、必要に応じて該修正情報記録手段か
ら前記データ出力部へ出力可能としたデータ修正工程に
おいて、該修正情報を確認しつつ記録する処理を実行可
能とし、各動体に関する前記修正情報を、前記データ入
力部に設けた比較情報入力手段からの入力情報により各
種事前の設定項目に従って構築された比較用データベー
スを比較して、前記データ比較解析部において比較情報
に加工し、前記データベースサーバに設けた比較情報記
録手段に入力・蓄積すると共に、必要に応じて該比較情
報記録手段から前記データ出力部へ出力可能としたデー
タ比較工程において、該比較情報を確認しつつ記録する
処理を実行可能とし、前記修正情報を基として、各種事
前の設定項目に従った積算データベースを構築すると共
に、必要に応じて該積算データベースから各種積算デー
タを前記データ出力部へ出力可能とした修正情報積算工
程において、該積算データベースの構築を確認する処理
と、前記比較情報を基として、各種事前の設定項目に従
った比較積算データベースを構築すると共に、必要に応
じて該比較積算データベースから各種比較積算データを
前記データ出力部へ出力可能とした比較情報積算工程に
おいて、該積算データベースの構築を確認する処理との
少なくとも1つを実行可能とし、前記各工程の実行によ
り、前記コンピュータネットワークを介して前記データ
ベースサーバ内に蓄積される各種情報を連携的に処理し
て、前記修正情報および比較情報並びに積算データベー
スおよび/または比較積算データベースによって前記動
体映像情報の多角的な評価情報および解析情報を得るよ
うにしたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る動体解析シス
テムおよびその方法につき、好適な実施例を挙げて、添
付図面を参照しながら以下説明する。本発明に係る動体
解析システムおよびその方法は、サッカーの試合等に関
する選手、審判およびボール等の各動体の認識・解析・
評価に好適に利用され、該動体の認識を行なう動体情報
入力機構と、この前記動体情報入力機構からの動体映像
情報をベクトル情報に加工する動体ベクトル化機構と、
この動体ベクトル化機構からのベクトル情報を修正情報
に加工するデータ修正機構と、このデータ修正機構から
の修正情報を予め入力される情報と比較した比較情報を
得るデータ比較機構とを、これら各機構から得られた情
報をリアルタイムに集積・提供し得るデータベースサー
バとを特定回線を介して接続することで、該情報を全て
の機構間で相互に共有可能とすると共に、該動体映像情
報の多角的な評価および解析をなし得るようシステムお
よび方法を提供するものである。
【0020】本発明の好適な実施例に係る動体解析シス
テムは、図1、図2および図3に示すような各要素から
構成されている。すなわち主システムとしてのデータ入
力部I、データ認識部R、データ修正部C、データ出力
部Oおよびデータベースサーバ20と、付随的なシステ
ムとしてのデータ比較解析部A、修正情報積算部Ad1
および比較情報積算部Ad2と、これら各部を接続して
相互にデータ交換をなし得るコンピュータネットワーク
を形成する特定回線Lとを基本的な構造要素としてい
る。ここで前記主システムは、各動体Mの映像を完全に
ベクトル化した、所謂完全なベクトル情報を得るシステ
ムであり、付随的なシステムは該主システムで得られる
完全なベクトル情報に様々な解析・評価を施すシステム
である。
【0021】前記各部I、R、C、A、Ad1、Ad2
およびOとサーバ20とは、通常図4に示すような構成
の1台のコンピュータで構成され、夫々の各部I、R、
C、A、Ad1、Ad2、Oおよびサーバ20は該コン
ピュータの内部アクセスまたはシリアルケーブル等の特
定回線Lによって接続されている。またこの他、前記各
部I、R、C、A、Ad1、Ad2、Oおよびサーバ2
0を夫々別のコンピュータにより構成すると共に、素遠
隔地等に設置する情報漏れ等のセキュリティ対策が充分
に施され、情報のリアルタイムでの入出力を可能とす
る、例えば接続にパスワード認証等を必要とする専用回
線またはインターネット回線等を特定回線Lとして使用
し、常時または必要に応じて接続されるようにしてもよ
い。なお本発明におけるコンピュータとは、演算装置で
あるCPU、入力装置であるキーボード等、出力装置で
あるディスプレイ等並びにその他メモリおよびハードデ
ィスク等を備え、他のハードウェアが介在しなくとも完
結した処理を行ない得る一般的に市販されているコンピ
ュータを指す。
【0022】本発明に係る動体解析システムは、前記特
定回線Lによって接続されている各部I、R、Cおよび
Oとサーバ20とを構成要素として構築される、動体情
報入力機構40、動体ベクトル化機構50およびデータ
修正機構60の少なくとも3機構から構成される。
【0023】(主たるシステム)本発明に係る動体解析シ
ステムは、選手等の各動体Mの動きをから実際の解析・
評価の基となる情報を得る主システムと、この主システ
ムで得られる解析・評価の基となる情報から、リアルタ
イムかつ統計的な解析・評価を実施する付随的なシステ
ムとからなり、ここでは該主システムをなす3つの機構
について以下に個別に述べる。
【0024】(動体情報入力機構40について)前記動体
情報入力機構40は、動体情報の映像としての入力を行
なう映像情報取込手段IV、データベースサーバ20に
設けられる映像情報記録手段R21およびディスプレイ
等のデータ出力部Oから構成され、認識・解析・評価す
べき選手等の各動体Mに関する動体映像情報D1をデー
タベースサーバ20に入力し、必要に応じて出力する機
構である。
【0025】前記映像情報取込手段IVとしては、選手
等の各動体Mを映像信号として取り込めるものであれば
よく、市販のビデオカメラ、8mmビデオカメラ、既に
撮影済みのビデオテープまたはmpeg形式等の動画情
報を記録するハードディスク等が何れも使用可能である
が、該動体Mのリアルタイムな認識・解析・評価に当た
っては、実際の動きを取り込み可能な各種ビデオカメラ
が好適に使用されている。図5に好適に使用される映像
情報取込手段IVとしてのビデオカメラのブロック図の
一例を示す。
【0026】また前記映像情報取込手段IVの設置位置
は、取り込むべき各動体Mの動作を認識(すなわち後述
[0032]のベクトル化を指す)等の問題から、少なく
ともXY方向の2次元的な取り込みが可能なように設定
される。具体的には、選手等の各動体Mが立体的に取り
込み可能な高さ、すなわち平均的な成人の身長程度の1
80cm以上の高さ位置に、下向きに20〜70°の角
度を持って設定することが好適である。
【0027】このような位置に前記映像情報取込手段I
Vを設置することで、図6に示す如く、該映像情報取込
手段IVを各動体Mの真横に設置した状態((図6(b)参
照)と較べて、XYの方向性を有する2次元的な取り込
みが可能(図6(a)参照)となる。このような2次元的な
取り込みが可能となることによって、図7に示す如く、
前記映像情報取込手段IVを各動体Mの真横に設置する
だけでは不可能だった各動体Mの交差状況、すなわち単
にX方向に移動しただけ(図7(a)参照)か、交差しつつ
移動した(図7(b)参照)のかの判定が容易になる。更に
上下方向、すなわち3次元的な情報も取り込みが可能と
なる。
【0028】なお設置条件が許容するのであれば、取り
込むべき各動体Mの作動範囲全体を視界内に網羅し得る
高さ位置から、真下に向けて前記映像情報取込手段IV
を設置してもよい。この場合、Z方向、所謂高さ方向の
の変位は捉えられない一方で、動体Mの認識に不可欠と
いえるXY方向の変位を問題なく入力することが可能と
なる。何れの場合も、複数の映像情報取込手段IVを設
置することなく、各動体Mの映像信号を好適に取り込み
可能である。
【0029】この他、前記映像情報取込手段IVとし
て、デジタルカメラの如き静止画を入力できるデバイス
の使用も可能である。前述の各デバイスは基本的に各動
体Mを動画の一部として取り込むものであるが、該動画
情報は静止画情報の連続的な集合体であることを考えれ
ば、該静止画情報も当然使用可能である。その際、前記
静止画情報は、動画情報に比較して一般的にそのデータ
量が多く、すなわち詳細なために該動画情報では明確と
ならない衝突等を記録した部分の修正等に好適に使用さ
れる。またその使用形態から、後述するデータ修正機構
60における修正情報入力手段ICとして使用すること
も可能である。
【0030】前記映像情報記録手段R21は、前記各動
体Mに関する映像信号である動体映像情報D1を記録す
るものであり、一般には大容量のデータを高速に入出力
可能なハードディスク等が用いられる。この他、大容量
の揮発性メモリ、所謂RAMや、保存・可搬性の高いD
VDまたはMO等の各種任意に入出力可能な記録媒体を
使用してもよい。またデータ出力部Oは実際の各動体M
の動きをチェックする等の必要性から、リアルタイムな
出力をなし得る液晶等の各種ディスプレイず好適である
が、この他、プリンタ、プロッタまたは画面を有するP
DA等の携帯端末も使用可能である。
【0031】なお、今後実施例中で記載される各情報記
録手段R22、R23およびR24についても、一般的
にここで述べたと同様な構成を有する。またデータ出力
部Oについては、述べるまでもなく同一であるが、その
使用用に応じて適宜好適な機器が選択され、または同時
に使用される。
【0032】(動体ベクトル化機構50について)前記動
体ベクトル化機構50は、前記データ認識部Rと、デー
タベースサーバ20に設けられるベクトル情報記録手段
R22および認識用データベースDB30と、ディスプ
レイ等のデータ出力部Oと、前記データ入力部Iに設け
られる初期情報入力手段IIとから構成され、前記動体
情報入力機構40によりデータベースサーバ20上に記
録された動体映像情報D1を、単なる個別認識のされた
ポイントとして認識した、所謂ベクトル情報D2に加工
し、必要に応じて該ベクトル情報D2を出力を制御する
機構である。
【0033】前記初期情報入力手段IIとしては、一般
的なキーボードまたは専用に製作された情報入力用端末
等が使用される。そして前記初期情報入力手段IIによ
り入力される認識用の情報により動体映像情報D1のベ
クトル情報D2への加工が行なわれる。ここで前記認識
用の情報は、前記動体映像情報D1の加工に際してその
都度入力することも可能であるが、後述([0057])す
る如く、前記動体情報入力機構40の作動と並列的に本
機構50を作動させる場合には、前記初期情報入力手段
IIからの認識用の情報を予め入力することにより前記
認識用データベースDB30の一部である初期情報デー
タベースDB34を構築する必要がある。すなわち前記
初期情報データベースDB34は前記動体ベクトル化機
構50に必須とされる構成要素ではないが、実際の運用
に際しては、前記動体映像情報D1をベクトル情報D2
に効率よく加工するために不可欠な認識補助手段といえ
る。
【0034】前記初期情報データベースDB34は、前
述の如く前記動体映像情報D1をベクトル情報D2に効
率よく加工するために前記データベースサーバ20内に
構築される認識用データベースDB30の一部であり、
主に予め入力可能な映像情報取得時の周囲環境等の情報
を集積する環境データベースDB34aと、該映像情報
上における動体Mの動作一般に係る特徴的な動作パター
ン(動作特徴情報)を集積する動作データベースDB34
bとから構成されている。
【0035】前記環境データベースDB34aに対して
入力される映像情報取得時の周囲環境等の情報として
は、前記動体映像情報IVが取得される場所の大きさ等
の諸元情報や、認識すべき選手等の各動体Mの大きさ、
形状および色彩等の個別特性情報が挙げられる。具体的
な周囲環境等の諸元情報としては、国立競技場等の名
称、所在地、フィールド寸法といった大きさおよび映像
情報取込手段IVとしてのビデオカメラの設置位置等が
挙げられる。また個別特性情報としては、各選手の身
長、体重および肩幅等の身体的特徴情報や、チーム毎に
異なるユニフォームの色彩およびその色比率等のその他
特徴情報が挙げられる。
【0036】例えば、前記フィールド寸法について述べ
れば、競技者水準等により、長さは100〜130ヤー
ドの範囲内、幅は50〜100ヤードの範囲内と、その
許容幅が大きい。このため選手等の身長等のデータを使
用して各動体Mの認識効率等を向上させる場合には、該
フィールド寸法との大きさに係る比較認識の関係等から
も必要不可欠なデータであり、事前における前記環境デ
ータベースDB34aの構築は重要といえる。
【0037】前記認識用データベースDB30は、前述
の初期情報データベースDB34の他に、前記ベクトル
情報記録手段R22に記録される、ある時点のベクトル
情報D2内の選手等の位置および各選手のプレー等の特
徴的な動作を利用し、前記初期情報データベースDB3
4と連携させつつ、所謂動作予測による動体映像情報D
1のベクトル情報D2への加工を容易化する一時データ
ベースDB32を有している。基本的に本データベース
DB32は、前記初期情報データベースDB34bに補
助的に使用し得る実際の情報を補充することで、より効
率的に動体映像情報D1のベクトル情報D2への加工を
行ない得るようにするものである。
【0038】(データ修正機構60について)前記データ
修正機構60は、データ入力部Iに設けられた修正情報
入力手段ICと、データ修正部Cと、データベースサー
バ20に設けられた修正情報記録手段R23と、ディス
プレイ等のデータ出力部Oとから構成され、該修正情報
入力手段ICからの入力される修正情報を基として、前
記ベクトル情報D2を実際に記録される試合と同一内容
のベクトル情報である修正情報D3に加工し、必要に応
じて該修正情報D3の出力を制御する機構である。
【0039】前記修正情報入力手段ICとしては、前記
初期情報入力手段IIと同様に一般的なキーボードまた
は専用に製作された情報入力用端末等が使用される。ま
た本機構60により修正情報D3を記録するべく構築さ
れる修正情報記録手段R23は、後述([0044])する
比較用データベースDB40に対するフィードバックに
よる情報の追加を行ない得るよう構成されている。
【0040】(付随的なシステム)本発明に係る動体解析
システムは、前述した主たる各システムの存在により、
動体映像情報D1から実際の解析・評価の基となる修正
情報D3を得ることができる。そして前記修正情報D3
の存在により、これまでリアルタイムかつ統計的になし
得なかった解析・評価が可能となるものである。そして
前記解析・評価については、前記データベースサーバ2
0が蓄積した各種情報D1、D2、D3および各データ
ベースDB30等を更に効率的に活用することも可能で
あり、この要請に応えるべく、必要に応じて前記動体解
析システムには幾つかの解析・評価のための機構が付随
的に構築される。それを以下に個別に述べる。
【0041】(データ比較機構70について)本実施例の
場合、前記データ入力部Iに設けられた比較情報入力手
段IAと、データ比較解析部Aと、データベースサーバ
20に設けられた比較情報記録手段R24と、ディスプ
レイ等のデータ出力部Oとから構成され、該比較情報入
力手段IAからの入力情報と前記データ修正機構60か
らの修正情報D3とを比較した比較情報D4を得ると共
に、必要に応じて該比較情報D4の出力を制御するデー
タ比較機構70が付属的な機構の1つとして設けられて
いる。
【0042】前記データ比較機構70には、前記データ
入力部Iに設けられた比較情報入力手段IAからの入力
情報により予め構築され、前記修正情報D3と比較する
べき情報が蓄積されている比較用データベースDB40
が備えられている。これにより、例えばサッカーの評価
であれば、ワールドカップクラスの、または既知のスポ
ーツ理論により構築されている、所謂ベストフォーメー
ション情報を予めデータベース化して、状況に応じた解
析・評価を迅速かつ正確になし得るようになっている。
【0043】なおここでいう解析・評価は、例えばデー
タベース化されたベストフォーメーション情報と完全一
致した場合を100%とし、各選手の位置および時間の
ズレ等を考慮することで算出される数値によりなされ
る。またこの解析・評価設定については、100%を上
限とした数値に限らず、一致率が100〜75%までを
◎、74〜50%までを○、49〜25%までを△、2
4%以下を×、といったように表示するようにしてもよ
く、この場合、選手等への迅速な指示を容易にすると共
に、該解析・評価に必要とされる演算力を低減させるこ
とで安価なシステム構築を達成し得る効果が期待でき
る。
【0044】また前記比較用データベースDB40につ
いては、前述の如くベストフォーメーションの集積情報
であるので、現在実施されている試合内での各プレーに
関する情報も必要に応じて蓄積し、以後の解析・評価に
生かすことが可能である。従って、必要に応じて前記修
正情報D3をフィードバックし得る構成となっている。
【0045】すなわち前記データ比較機構70は、前記
修正情報D3および比較用データベースDB40の情報
比較により、前記選手等に対してリアルタイムに現試合
状況に即した解析・評価を実施すると共に、的確な指示
を行ない得るようするために設けた効率的な機構の一つ
と捉えることが可能である。このように実際の試合中の
有用性については述べるまでもないが、これはあくまで
前記動体映像情報D1の加工により得られる解析・評価
の1項目である。
【0046】前記データ入力部Iに設けられる比較情報
入力手段IAとしては、前述の各主システム40、50
および60と同様に、一般的なキーボードまたは専用に
製作された情報入力用端末或いはベクトル化した動体情
報そのものを入力可能なビデオ再生機器等が使用され
る。また前記比較用データベースDB40については、
前記比較情報記録手段R24と同様に 大容量のデータ
を高速に入出力可能なハードディスクまたは大容量の揮
発性メモリ等が使用される。
【0047】(修正情報積算機構80および比較情報積
算機構90について)ここまで述べた各機構40、5
0、60および70により夫々得られる各情報D1、D
2、D3およびD4は、何れも試合等の全体的な情報で
あり、ある条件、例えばある選手や、パスの成功確立等
の1項目に特化した情報としては利用し難いものであ
る。そこで以下に述べる動体Mに係る情報を必要とする
項目毎に積算等する修正情報積算機構80および比較情
報積算機構90が前記動体解析システムに備えられてい
る。
【0048】前記修正情報積算機構80は、修正情報積
算部Ad1と、データベースサーバ20に構築される積
算データベースDB23と、データ出力部Oとから構成
され、前記修正情報D3を各種事前の設定項目に従って
積算して積算データベースDB23を構築し、必要に応
じて該積算データベースDB23の出力を制御する機構
である。
【0049】また前記比較情報積算機構90は、比較情
報積算部Ad2と、データベースサーバ20に構築され
る比較積算データベースDB24と、データ出力部Oを
とから構成され、前記比較情報D4を各種事前の設定項
目に従って積算して比較積算データベースDB24を構
築し、必要に応じて該比較積算データベースDB24の
出力を制御する機構である。
【0050】 ここで前記積算データベースDB23お
よび比較積算データベースDB24については、前記各
記録手段R21〜R24と同様に大容量のデータを高速
に入出力可能なハードディスクまたは大容量の揮発性メ
モリ等が使用される。またこの他、別途データベースを
構築するのではなく、データベース化する基となる前記
修正情報記録手段R23および比較情報記録手段R24
をそのまま用いて、必要に応じて各種事前の設定項目に
従い並べ替え等を実施するようにして専用のデータベー
スを構築せずシステム資源を節約するようにしてもよ
い。
【0051】なお本実施例において、前記各データベー
スDB23およびDB24を構築する要素は事前に各種
項目として設定されているが、該データベースDB23
およびDB24に対して並べ替え等を実施する個別の要
素を直接、データ入力部Iからその都度入力するように
利用してもよい。
【0052】前記修正情報積算機構80および比較情報
積算機構90で扱われる情報は、夫々前記修正情報D3
および比較情報D4であり、これらの情報D3およびD
4内にあり、選手等の動体、位置および時間といった要
素によってまとめられている多数の情報が、前記各種事
前の設定項目としてのボールの支配力、ボール保持時
間、動体の移動速度、得点および失点に至るまでの動体
との関連並びに攻撃(相手側フィールドに半数以上の選
手が存在する状態)および守備(自分側フィールドに半数
以上の選手が存在する状態)といった様々の要素毎に整
理され、また統計化されている。
【0053】前述の整理・統計化は、その整理すべき要
素を入力すれば容易に演算可能であり、該要素は前記修
正情報積算機構80および比較情報積算機構90毎に事
前の設定項目に従って夫々積算データベースDB23お
よび比較積算データベースDB24内に入力されてい
る。またここでは整理・統計化の要素を事前に入力とし
ているが、その都度データ入力部Iから入力するように
構成してもよい。
【0054】このように付随的な前記各機構70、80
および90は、既にベクトル化された後に修正された動
体情報を基として、様々な解析・評価を行なう機構であ
る。前記データ比較機構70は試合中における選手等の
動作に関する迅速な指示を可能とし、また前記修正情報
積算機構80および比較情報積算機構90については、
試合後の情報集積および対象を指定しての詳細な解析・
評価を可能とする手段として有効に活用される。
【0055】殊に前記修正情報積算機構80および比較
情報積算機構90については、別途各選手毎の情報集積
および解析・評価を実施することで、当該選手の個別的
な能力の数値化を行ない得る動体個別評価機構10を構
築することも可能である。この場合、前記動体個別評価
機構10は、必要に応じて使用されるデータ入力部Iお
よびデータ出力部Oと、作動データベースBD34b、
積算データベースDB23および比較積算データベース
DB24とから構成される機構となる。
【0056】
【各工程の実施方法】次に前述の各機構を実際に運用・
実施する各工程につき説明する。前記各機構に対応する
各工程を、図8〜図30を参照にして他の工程との関連
を示しながら以下に説明する。
【0057】(主たる工程)基本的には、図8に示す如
く、前記動体情報入力機構40を運用する動体情報入力
工程S4、前記動体ベクトル化機構50を運用する動体
ベクトル化工程S5および前記データ修正機構60を運
用するデータ修正工程S6の3つの主工程が単位時間当
たりに入力される各動体Mに関する動体映像情報D1毎
に並列的に実行される。その結果として得られる修正情
報D3は、あらゆる評価の基となる情報である。具体的
には、データ比較工程S7(後述[0087])並びに修正
情報積算工程S8および/または比較情報積算工程S9
(後述[0104])等の付随的な工程(後述[0086])を
実行することで、該修正情報D3を基とした様々な解析
・評価が行なわれる。
【0058】なお主な工程に先立って実施される初期情
報設定工程S3(図12参照)により、初期情報データベ
ースDB34を使用した初期情報の設定がなされる。ま
た前記初期情報設定工程S3を実施するに際しては、初
期情報データベースDB34の構築、すなわち前記動体
ベクトル化工程S5の一部の運用が不可欠である。
【0059】前記動体情報入力機構40を運用する動体
情報入力工程S4は、選手等の各動体Mに関する動体映
像情報D1を、前記データ入力部Iの一部である映像情
報取込手段IVを、前記データベースサーバ20に設け
られた映像情報記録手段R21に入力・蓄積する工程で
ある。また本工程S4は、通常、前記動体映像情報D1
を常にディスプレイ等のデータ出力部Oへ出力により作
業者等の確認の下で実施される。
【0060】前記動体ベクトル化機構50を運用する動
体ベクトル化工程S5は、選集等の各動体Mに関して映
像情報記録手段R21に入力済みの前記動体映像情報D
1を、前記データ入力部Iに設けられる初期情報入力手
段IIからの認識用の情報を基に前記データ認識部Rに
おいてベクトル情報D2に加工し、前記データベースサ
ーバ20に設けたベクトル情報記録手段R22に入力・
蓄積する工程である。また本工程S5についても、通
常、加工された前記ベクトル情報D2を常にディスプレ
イ等のデータ出力部Oへ出力により作業者等の確認の下
で実施される。
【0061】具体的には図9に示すようなフローチャー
トに従って実施される。すなわち前記動体情報入力工程
S4を経て動体ベクトル化工程S5へと送られた動体映
像情報D1は、基本的に動体Mの種類毎、ここでは選
手、ポールまたは審判毎に夫々認識が順次実施(直列的
に)され、該動体M毎に動作が確認された場合には、そ
の位置および時間を記録するものである。このようなフ
ローを入力されてくる単位時間毎の動体映像情報D1に
ついて、順次実行することで各動体Mのある時点毎の位
置−時間情報が順次蓄積され、この情報の蓄積を連続的
に見ることでベクトル情報D2として認識できるように
なる。
【0062】また図10に示す如く、フィールドに位置
する全ての動体Mにつき、同列(並列)的に位置−時間情
報を蓄積するように構成してもよい。なお本実施例にお
けるサッカー競技の位置的な認識に際しては、フィール
ド中心の、所謂センターサークル中心であるセンターマ
ークが位置座標(以下、位置と云う)(0,0)に設定さ
れ、時間的な認識については試合開始時を0としてカウ
ントし、必要に応じて該試合開始時の時刻を基として時
刻に変換されている。なお位置については、前述の設定
の他、例えばフィールドの何れかの一端を位置(0,0)
に設定しても問題はない。
【0063】前記動体ベクトル化工程S5は、認識すべ
き動体Mの位置を前述の如く、(X,Y)といった座標で
示し、かつ認識するようにしているが、実際の運用に際
しては、使用されるコンピュータの演算能力および前記
映像情報取込手段IVの解像度の各要素等により正確な
位置そのものではなく、該動体Mの移動範囲内であるフ
ィールド内を0.5m×0.5m毎の、所謂マスに区切
り、該動体Mの位置を何れかのマスの位置として認識す
るようにしている(図18参照(位置の表示が0.5m刻
み))。このマスの区切りについては、当然その寸法か小
さければ小さいほど良好であるが、その一方で処理速度
の低下等の問題の原因にもなるため、2m×2mを上限
として必要とされる認識精度によって適宜設定される。
前記マス区切りの寸法が2m×2mを越えると、動体M
の認識精度の悪化することが経験的に分かっているため
留意が必要である。
【0064】そして前記動体情報入力工程S4の運用に
先立って、前記データベースサーバ20内に初期情報デ
ータベースDB34を予め構築する初期情報設定工程S
3を実施することで、より好適な運用が可能になる。具
体的には、効率的かつ正確性の高い認識率をもって前記
動体映像情報D1のベクトル情報D2への加工を実施し
得る。
【0065】前記初期情報データベースDB34は、前
述の如く、主に予め入力可能な映像情報取得時の周囲環
境等の情報等を集積する環境データベースDB34a
と、該映像情報上における動体Mの交差時等の特徴的な
動作パターンを集積する動作データベースDB34bと
から構成されており、該環境データベースDB34aお
よび動作データベースDB34bは、夫々図11および
図14に示す順序で構築される。
【0066】前記環境データベースDB34aには、図
11に示すような順序で環境識別用の諸元情報(図11
(a)参照)および選手等の各動体識別用の個別特性情報
(図11(b)参照)が夫々入力される。図11(a)に係る
諸元情報の場合、前述した競技等の名称、所在地、フィ
ールド寸法といった大きさおよび映像情報取込手段IV
としてのビデオカメラの設置位置等が、図11(b)に係
る個別特性情報の場合、前述した各選手の所属チーム
名、名前、身長、体重および肩幅等の身体的特徴情報
や、チーム毎に異なるユニフォームの色彩およびその色
比率等のその他特徴情報が、夫々繰り返しにより順次入
力され、全て諸元情報および個別特性情報が入力された
場合に完了となる。なお前記環境識別用の諸元情報は、
使用会場情報として使用されることを鑑み、会場単位で
の情報入力が一般になされ、また個別特性情報はチーム
情報として使用されることを鑑み、チーム単位での情報
入力が一般になされている。
【0067】前記環境データベースDB34aが構築さ
れている場合、前記動体情報入力工程S4の実施するに
先立ち、図12に示すような初期情報設定工程S3が実
施される。前記初期情報データベースDB34が必要と
される前記動体ベクトル化工程S5の実施は、一般に前
記動体情報入力工程S4による動体映像情報D1の入力
と並列的、言い換えればリアルタイムに行なわれるもの
であるため、初期情報データベースDB34の構築につ
いては該前記動体情報入力工程S4の実施前、すなわち
本動体解析システムの運用に先立ってに行なわれるもの
である。
【0068】そして前記環境データベースDB34aが
構築されている場合には、フィールド寸法等の諸元情報
が入力されていることになるので、タッチライン間際で
のプレーの判断といった点で認識正確性等が高まる。ま
た各選手の身体的な特徴情報等の個別特性情報が入力さ
れている場合には、図9および図10における動体の動
作処理の認識正確性等が高まり、更に図9または図10
に示すフローチャートの動体の作動認識・記録を司る判
断・記録部に図13に示すようなサブルーチンが組み込
むことが可能となり、殊にチーム毎にユニフォームが同
じであり、更に審判と較べてその動きが激しい選手の個
別的な認識正確性が向上する。
【0069】前記動作データベースDB34bには、図
14に示すような順序で選手等の動体Mの動作、具体的
には動体Mとしてのボールと交差した場合に、体のどの
部位においてトラップしたのか、パスしたのか、または
シュートしたのかといった判断や、動体Mとしての他選
手と交差した場合に、単に交差したのか、またはどの程
度の強さで衝突し合ったのか、といった判断を下す際に
参考となる特徴的な動作パターンに係る情報がベクトル
化した状態で入力される。この入力については、必要と
される特徴的な動作パターン情報が繰り返して順次入力
され、全て動作パターン情報が入力された場合に完了と
なる。また前記動作特徴情報については、その認識率を
高めるため、交差対象物が2つの場合、3つの場合また
は4つ以上の複数の場合等で入力されている。なお前記
動作パターン情報については、進行中の試合から一時デ
ータベースDB32(後述[0071])からのフィードバ
ックにより常にその内容が自動的に更新されるように構
成されている。
【0070】そして前記作動データベースDB34bが
構築されている場合、図9または図10に示すフローチ
ャートの動体の作動認識・記録を司る判断・記録部に図
15に示すようなサブルーチンが組み込まれることにな
り、殊にチーム毎にユニフォームが同じであり、更に審
判と較べてその動きが激しい選手の個別的な動作に係る
認識正確性が向上する。また前述の各選手の身体的な特
徴情報等の個別特性情報が入力されている場合には、図
15に示すサブルーチンフローチャートが図16に示す
ものとなり、更なる認識正確性の向上が期待できる。
【0071】前記一時データベースDB32は、ある時
点のベクトル情報D2を必要に応じて蓄積し、前記初期
情報データベースDB34と連携させるように使用され
るものである。この使用により、前記動体Mの動作予測
により次の時点の動体映像情報D1のベクトル情報D2
への加工を効率的になし得るようになっている。
【0072】前記データ修正機構60を運用するデータ
修正工程S6は、選集等の各動体Mに関してベクトル情
報記録手段R22に入力済みの前記ベクトル情報D2
を、前記データ入力部Iに設けられる修正情報入力手段
ICからの修正用の情報を基に前記データ修正部Cにお
いて修正情報D3に加工し、前記データベースサーバ2
0に設けた修正情報記録手段R23に入力・蓄積する工
程である。また本工程S6についても、通常、加工され
た前記修正情報D3を常にディスプレイ等のデータ出力
部Oへ出力により作業者等の確認の下で実施される。
【0073】前記修正情報入力手段ICにより入力され
る情報、すなわち修正用の情報は、前 記動体ベクトル
化機構50によりベクトル情報D2に加工された各動体
Mに係る情報と、動体映像情報D1との間に違いがあっ
た場合に入力されるものである。具体的には図17に示
す如く、選手Aと選手Bとが交差した際に(図17(a)
参照)、実際には相互に衝突することなく素通りした(図
17(b)参照)にも関わらず、前記ベクトル情報D2上
では衝突により相互の位置が入れ替わったこと(図17
(c)参照)になってしまっている誤情報を作業者の逐次
入力によって修正するものである。
【0074】また前述のような各動体Mの交差に際して
は、前記ベクトル情報D2への加工時においてその時間
的な情報も同時に記録されているので、該時間情報に従
って誤情報が発生した時点に遡るような一括的な修正が
可能となっている。すなわち前記誤情報の修正について
は、最小記録時間単位毎(例えば前記動体映像情報D1
の取り込みが0.1秒毎であれば0.1秒毎)に全ての変
更を行なう必要はなく、該修正に係る手間を大きく低減
できる。
【0075】前述した時間情報を利用したデータ修正工
程S6の運用を、前記ベクトル情報記録手段R22内に
記録されたベクトル情報D2の一例を挙げた図18と、
この一例を修正するためのフローチャートである図19
を用いて以下説明する。
【0076】図18に示される前記一例は、あるサッカ
ー競技に係る試合から得られる動体映像情報D1から加
工されたベクトル情報D2の試合進行の時間軸に沿った
時点情報の羅列である。時間T秒が表しているタイムチ
ャートは試合開始直後の様子であり、ボールはフィール
ド中心を表す位置(0,0)近傍において、ボールとAチ
ーム選手1とが接触している(位置(−0.5,−0.5)に
おいて交差(波線により結ばれている))。
【0077】そして同じく図18に示す如く、試合開始
後T+t秒の時点においては、Aチーム選手2とBチー
ムの選手3とが接触(位置(50,−20)(波線により結
ばれている))と共に、ボールとAチーム選手3とが接触
(位置(50,−10)(波線により結ばれている))したと
記録されている。このときにボールとAチーム選手3と
の接触により認識対象は交差しているが、前記環境デー
タベースDB34aにおける各動体識別用の個別特性情
報により正確に認識される精度が高い。その一方で、前
記Aチーム選手2とBチームの選手3との認識は、位置
(50,−20)における接触によりこの時点で入れ替わ
ってしまう可能性がある。このような場合、すなわち不
明確な場合であっても、前記動体ベクトル化工程S5お
よび該工程S5により運用される前記動体ベクトル化機
構50は、該Aチーム選手2およびBチームの選手3の
位置情報を、その時点の時間情報と共に記録する。
【0078】そして間違って記録されている場合は、本
物のAチームの選手2はBチームの選手3として認識さ
れ、当然のことながらBチームの選手3はAチームの選
手2となってしまう。前述のような状態で発生した誤認
識は、その後の動体映像情報D1を確認している作業者
等により修正されるべきものであり、実際のフィールド
での試合状況を観察すれば容易な確認が可能である。更
に作業者によるまでもなく、その後の動体認識において
は本物のAチームの選手2はBチームの選手3として
の、またBチームの選手3はAチームの選手2としての
認識が、前記動体ベクトル化工程S5により運用される
前記動体ベクトル化機構50を構成する環境データベー
スDB34aにより一致率の低い情報として認識される
ことになる。殊にTからnt秒経過後(T+nt秒の時
点)に誤認識されているAチームの選手2はBチームの
選手3が、位置(XX.X,YY.Y)(すなわち、任意の位
置)において再び交差するような状態となると、作業者
および動体ベクトル化工程S5の何れであっても該誤認
識を高い確率で確認できる。なお前記図18において、
殊に動体Mの位置が説明に必要でないと思われる箇所に
ついてはその記載を省略し、位置(−−.−,−−.−)で
表した。
【0079】このような場合には、前記データ修正工程
S6は図19のフローチャートに従って、前述のAチー
ムの選手2をBチームの選手3についての誤認識、すな
わち間違いに気付くと共に、該Aチームの選手2をBチ
ームの選手3が過去において交差した時点(T+t秒の
時点)を瞬時にピックアップし、その時点に遡って両選
手の認識を入れ替える修正が実行される。
【0080】この他、作業者が試合進行中のある時点で
誤認識に気付き、Aチームの選手2をBチームの選手3
に訂正した場合も同様であり、前記データ修正工程S6
は前述のAチームの選手2をBチームの選手3が過去に
おいて交差した時点(T+t秒の時点)を瞬時にピックア
ップすると共に、半自動でまたは該作業者の確認を介し
て両選手の認識を入れ替える修正が実行される。
【0081】ここでは最も単純な事例、すなわち交差す
る2つの動体Mが一度だけ交差した場合を述べたが、3
つ以上の複数の該動体Mが交差し、かつ該交差の回数が
複数に及んでも、基本的には前述の例と同様の処理を繰
り返すことで正確な修正処理が実行されるものである。
【0082】なおこのような場合のデータ修正工程S6
に実行は、基本的に試合開始から時間の経過に従って順
次処理されていくが、複数の動体Mが交差し、時間の経
過と共に他の動体Mと更に交差してしまうことにより、
場合によっては前述の時間を遡っての入れ替えによる修
正作業が困難となることが考えられる。
【0083】しかしこのような場合であっても、動体M
に関する修正を試合開始時から進行時間軸に沿って実施
することで修正は可能であり、逆に時間を遡るように修
正を実行すると誤認識が修正されなくなってしまうため
注意が必要である。すなわち図20に示す如く、動体
A、BおよびCの存在下で、先ず時点1において該動体
AおよびBが接触し、その後時点2において該動体Bお
よびCが接触して実際には全ての動体A、BおよびCが
全く入れ替わらなかった場合において(図20(a)参
照)、その全てが誤認識されてA→B→C、B→A→
A、C→C→B(図20(b)参照)となっているとする
と、現時点において動体AはBとして、動体BはCとし
て、動体CはAとして夫々誤認識されてしまう。
【0084】この時、進行時間軸を遡るように、先ず時
点2に遡って動体BおよびCを入れ替え、その後、時点
1に遡って動体AおよびBを入れ替えると、現時点にお
いて動体AはCとして、動体BはAとして、動体CはB
として夫々誤修正されてしまうことになる(図20(c)
参照)。
【0085】そして誤認識発生時点の進行時間軸に沿っ
て修正を実行、すなわち先ず時点1に遡るように動体A
およびBを入れ替え、その後、時点1に遡って動体Bお
よびCを入れ替えるようにすると、現時点において正し
い認識と同様の結果が得られる(図20(d)参照)。
【0086】(付随的な工程)本発明に係る動体解析工程
は前述した主たる各工程S4、S5およびS6の存在に
より、動体映像情報D1から実際の解析・評価の基とな
る修正情報D3を得ることができる。そして前記修正情
報D3の存在により、これまでリアルタイムかつ統計的
になし得なかった解析・評価が可能となっている。前記
解析・評価については、前記データべースサーバ20が
蓄積した各種情報D1、D2、D3および各データベー
スDB30等を更に効率的に活用することも可能であ
り、この要請に応えるべく、必要に応じて前記動体解析
システムには幾つかの機構が付随的に構築される。それ
を以下に個別に述べる。
【0087】(データ比較工程S7)データ比較工程S7
は前記データ比較機構70を運用するための工程であっ
て、各選集等の各動体Mに関して修正情報記録手段R2
3に入力済みの前記修正情報D3と、前記データ入力部
Iに設けた比較情報入力手段IAからの入力情報に従っ
て構築された比較用データベースDB40とを比較する
ことで、前記データ比較解析部Aにおいて比較情報D4
に加工し、前記データベースサーバ20に設けた比較情
報記録手段R24に入力・蓄積する工程である。また本
工程S7については、加工された前記比較情報D4をプ
リンタ等のデータ出力部Oへ出力することも可能であ
る。
【0088】前記比較用データベースDB40の構築
は、図21に示すフローチャートの実施によりなされ
る。具体的には前記比較用データベースDB40に入力
すべき情報を、時間毎に必要とされる全ての動体Mの位
置情報として入力するものである。
【0089】この他、例えばビデオ等に録画されたワー
ルドカップでの各ゲーム内容を、本発明の主システムお
よび工程だけを使用してデータベース化してもよい。こ
の場合、必要とされる情報は、1〜5分程度のゴール前
等の局部的なものであるので、その情報量も少なくまた
各動体Mの交差等の作業者による修正が必要とされる如
き情報は少なく、余り手間等をかけずに効率よくデータ
ベースを構築し得る。
【0090】前記比較用データベースDB40を用いた
データ比較工程S7の流れを、図22〜図30を用いて
説明する。なおここでは、説明を簡略化するため動体M
として、一方のチームの5人およびボールの計6動体だ
けをベクトル化したものを示す。なお、表示の簡略化の
ため、以下選手1−、選手2−、選手3−、選手
4−および選手5−として表すこととする。
【0091】実際のプレーは、図22および図23に示
すような内容である。具体的には、敵陣地内おけるフリ
ーキック後(T−t秒からT+t秒まで)の場面であり、
5名の〜が敵側ゴールに向けてポールを保持しつつ
近づきつつある場面である。およびがボールに向け
て、〜が敵側ゴールに向けて夫々接近しつつある状
態である。
【0092】これに対して前比較用データベースDB4
0は、個々の動体Mのベクトル等が近似したベストフォ
ーメーション情報を3つ検索し、その近似性、すなわち
一致率および現状情報と該一致率の最も高いベストフォ
ーメーション情報との差違をディスプレイ等のデータ出
力部Oから出力する。
【0093】なおここで近似とは、大量に保存されてい
るベストマッチング情報と現状情報とをボールを中心と
した所要範囲内において動体Mのベクトルの一致率が予
め設定した割合より高いものを指し、該所要範囲の大き
さおよび一致率の設定はデータ比較工程S7に予め設定
されているものとする。ここで図24、図26および図
28において、接触した動体M同士は、明確となるよう
に波線で結ばれている。
【0094】また個々の動体Mにおける情報の一致性
は、予め選別誤差としてデータ比較工程S7に入力さ
れ、前記比較用データベースDB40内のベストフォー
メーション情報の選別に使用されている。
【0095】なおここではベストマッチング情報を得る
ために、ボールを中心とした所要範囲内、といった範囲
限定が設けられているが、これは該ボール近辺、すなわ
ち最も解析・評価にとって重要である競技の中心部で一
致率が高くても、その他のフィールド範囲で一致率が低
くければ高い一致率が算出されず、その結果、効率的な
ベストフォーメーション情報の検索が困難となってしま
うためである。また前述の範囲限定については、基本的
に競技中心となるボールを中心とすればよいが、例えば
殊に注目すべき選手等がいる場合には、該選手を示す動
体Mを範囲限定の中心として扱うようにしてもよい。
【0096】検索されたベストフォーメーション情報1
(T秒からT+3t秒まで)は、図24および図25に示
すような内容であり、一致率、ここでは該一致率(95
%)から算出される一致度合い(後述[0103])は◎で
ある。 1:はボール上を飛び越して、該ボールをシュートす
るかのようなフェイントをかけつつ前方へ走ると同時に
〜もゴールに向けて走り出す。 2:はボールをゴールに向けてシュートするように見
せかけて、にパスを出す。 3:はボールをゴール前の〜がいる場所へセンタ
リングする。 4:がゴール前でボールをシュートする。
【0097】検索されたベストフォーメーション情報2
(T秒からT+t秒まで)は、図26および図27に示す
ような内容であり、一致率、ここでは該一致率(89%)
から算出される一致度合い(後述[0103])は◎であ
る。 1:はボール上を飛び越して、該ボールをシュートす
るかのようなフェイントをかけつつ前方へ走ると同時に
〜もゴールに向けて走り出す、と同時に〜は全
て敵チームの選手を引きつけるべく動く。 2:はボールをゴールに向けてシュートする。
【0098】検索されたベストフォーメーション情報3
(T秒からT+2t秒まで)は、図28および図29に示
すような内容であり、一致率、ここでは該一致率(65
%)から算出される一致度合い(後述[0103])は○で
ある。 1:がに向かって走り、同時にはボールをゴール
に向けてシュートするように見せかけて、にパスを出
す。およびは敵チームの選手を引きつけるべく動
く。 2:はボールに向かって走ってくるに対してパスを
出す。 3:はからパスされたボールををシュートする。
【0099】このとき前述の如く、ディスプレイ等のデ
ータ出力部Oには、図30に示すように一致率および現
状情報と該一致率の最も高い、すなわちベストフォーメ
ーション情報1との差違が表示され、現在進行中の試合
に対して、経験が少なくベストフォーメーション情報を
有しない者であっても、即座に有効な指示を出すことが
可能となる。
【0100】なお前述の一致率は、所要の範囲(例えば
ゴール前近傍)において、修正情報D3と前記比較用デ
ータベースDB40内のベストフォーメーション情報と
から夫々得られる、各動体Mの位置情報、現時点で予測
される進行方向および他の動体Mとの位置の相関関係等
の各情報を統合して算出される、ある時点のベクトル情
報、すなわち各動体Mのある一定時間遡った時点から現
時点に至るまでの行動軌跡情報を使用し、かつ全動体M
の一致割合から求められる。そして前記一致率を算出す
る場合に使用される、各動体Mの位置情報等について
は、前述したようなセンターマークを位置(0,0)とし
たものでなくともよく、例えばボールを中心として相対
座標で表し、これを使用するように運用してもよい。
【0101】また本データ比較工程S7の働きを説明す
る図24、図26および図28については、各動体Mの
位置を小数点以下四捨五入して整数として記載すると共
に、該図24および図28については前記図18と同様
に、殊に動体Mの位置が説明に必要でないと思われる箇
所についてはその記載を省略し、位置(−−,−−)で表
している。
【0102】更に図23、図25、図27、図29およ
び図30に係る表示は、2次元的なものとなっている
が、殊にこれに限定されるものではなく、疑似3次元的
に表示するようにすることも可能である。
【0103】更に前記一致率については、前述([004
3]参照)の如く数値化するだけでなく、該一致率が10
0〜75%までを◎、74〜50%までを○、49〜2
5%までを△、24%以下を×、といったよう一致度合
いとして表示するようにしてもよい。
【0104】(修正情報積算工程S8および比較情報積
算工程S9)修正情報積算工程S8は前記修正情報積算
機構80を運用するための工程であって、選手等の各動
体Mに関して修正情報記録手段R23に入力済みの前記
修正情報D3を、各種事前の設定項目に従って積算デー
タベースDB23を構築し、該積算データベースDB2
3の内容を必要に応じてプリンタ等のデータ出力部Oへ
出力する工程である。
【0105】また前記比較情報積算機構90を運用する
比較情報積算工程S9は、前記データ比較工程S7の実
施により得られ、比較情報記録手段R24に入力済みの
前記比較情報D4を、各種事前の設定項目に従って比較
情報ベースDB24を構築し、該比較積算データベース
DB24の内容を必要に応じてプリンタ等のデータ出力
部Oへ出力する工程である。
【0106】一般に前記修正情報積算工程S8および比
較情報積算工程S9の運用に際して、必須不可欠である
積算すべき要素は、前述の如く、各種事前に入力済みの
設定項目を利用しているため、作業者の手を煩わせるこ
となく、該設定項目に従った一定の解析・評価を自動的
に実施されるようにされているが、その都度、キーボー
ド等のデータ入力部Iからの要素の入力・選択により実
施させるようにすることも可能となっており、より汎用
性の高い運用が可能となっている。
【0107】なお本実施例では、具体的な例としてサッ
カー競技を例に挙げて説明したが、本発明はラグビー、
アメリカンフットボール、(アイス)ホッケー、ハンドボ
ール、水球、バスケットおよびバレーや、この他テニス
等の個人競技に対しても広く応用が可能である。
【0108】また本発明に関して、データ入力部Iおよ
びデータ出力部Oについては、極めて一般的なものを挙
げているが、昨今大きく普及している、例えばPDAま
たはノートパソコンの如き携帯端末を利用することで、
各機構30、40、50、60、70、80および90
に対する入力および/または出力を遠隔的に実施するこ
とも可能である。この場合、本システムをなすコンピュ
ータ等を試合等を容易に見渡せる位置に作業者と共に配
置し、各選手に指示を与える監督者を該携帯端末と共
に、例えば競技フィールド側に配置することで、現場と
の迅速な連携が可能となる。
【0109】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る動体
解析システムおよびその方法によれば、野球のように攻
撃・守備といった時間的概念がない、例えばサッカー等
の団体競技に関し、コンピュータネットワークを介して
選手といった動体を認識、解析および評価する各機構を
連携させることで、該競技に参加する選手等の全ての動
体をベクトル化した情報として捉え、該情報を基として
多角的な解析および評価、すなわち蓄積された過去の試
合に関する各情報との一致率を用いた解析・評価や、該
各動体毎に関連する情報を集積して、該動体の個別的な
能力の数値化する等の客観的な解析・評価を行ない得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る動体解析システム
を示す概略図である。
【図2】図1に示す動体解析システムを、データベース
サーバを中心として示した概略図である。
【図3】図1に示す動体解析システムを各機構毎にまと
めて立体的に示した概略図である。
【図4】各部をコンピュータ一台で構成した場合の該コ
ンピュータのブロック図の一例である。
【図5】映像情報取込手段IVとして好適に使用される
ビデオカメラのブロック図の一例である。
【図6】映像情報取込手段IVの設置位置の差違により
生じる取り込まれる動体映像情報D1を示す概略図であ
る。
【図7】映像情報取込手段IVの設置位置による2次元
的な動体映像情報D1の有利性を示す概略図である。
【図8】本発明の好適な実施例に係る動体解析システム
を運用する工程を示す工程図である。
【図9】実施例に係る動体ベクトル化工程S5を運用状
態を示すフローチャート図の一例である。
【図10】実施例に係る動体ベクトル化工程S5を運用
状態を示すフローチャート図の一例である。
【図11】環境データベースの構築の手順を示すフロー
チャート図である。
【図12】全工程の実施に先立って行なわれる初期情報
設定工程の流れを示すフローチャート図である。
【図13】初期設定データベースのうち環境データベー
スだけが構築されている際に、図9または図10のフロ
ーチャートの一部に組み込まれるサブルーチンを示すフ
ローチャート図である。
【図14】作動データベースの構築の手順を示すフロー
チャート図である。
【図15】初期設定データベースのうち作動データベー
スだけが構築されている際に、図9または図10のフロ
ーチャートの一部に組み込まれるサブルーチンを示すフ
ローチャート図である。
【図16】初期設定データベースにおける環境データベ
ースおよび作動データベースが構築されている際に、図
9または図10のフローチャートの一部に組み込まれる
サブルーチンを示すフローチャート図である。
【図17】データ修正機構の運用による効果の一部を模
式的に表した概略図である。
【図18】時間情報を利用したデータ修正工程の運用
を、ベクトル情報記録手段内に記録されたベクトル情報
で示すタイムチャート図である。
【図19】図18に示したタイムチャート図を修正する
ために実施されるフローを示すフローチャート図であ
る。
【図20】複数の動体の修正がなされる場合に、該修正
の実施順序を変化させた場合に得られる結果の正確性を
示す模式図である。
【図21】比較用データベースの構築の手順を示すフロ
ーチャート図である。
【図22】データ比較工程で行なわれる運用を説明する
ために使用する動体映像情報から得られたタイムチャー
ト図である。
【図23】図22で示したタイムチャート図上の各動体
位置をフィールド上に模式的に表した概略図である。
【図24】データ比較工程で行なわれる運用を説明する
ために使用する比較用データベースから得られたベスト
フォーメーション情報1に係るタイムチャート図であ
る。
【図25】図24で示したタイムチャート図上の各動体
位置をフィールド上に模式的に表した概略図である。
【図26】データ比較工程で行なわれる運用を説明する
ために使用する比較用データベースから得られたベスト
フォーメーション情報2に係るタイムチャート図であ
る。
【図27】図26で示したタイムチャート図上の各動体
位置をフィールド上に模式的に表した概略図である。
【図28】データ比較工程で行なわれる運用を説明する
ために使用する比較用データベースから得られたベスト
フォーメーション情報3に係るタイムチャート図であ
る。
【図29】図28で示したタイムチャート図上の各動体
位置をフィールド上に模式的に表した概略図である。
【図30】図22および図24で示したタイムチャート
図から得られる情報のデータ出力部への出力形態の一例
を示す概略図である。
【符号の説明】
20 データベースサーバ R21 映像情報記録手段 R22 ベクトル情報記録手段 R23 修正情報記録手段 R24 比較情報記録手段 DB23 積算データベース DB24 比較積算データベース 40 動体情報入力機構 50 動体ベクトル化機構 60 データ修正機構 70 データ比較機構 80 修正情報積算機構 90 比較情報積算機構 M 動体 I データ入力部 IV 映像情報取込手段 IC 修正情報入力手段 IA 比較情報入力手段 R データ認識部 C データ修正部 A データ比較解析部 Ad1 修正情報積算部 Ad2 比較情報積算部 O データ出力部 L 特定回線 D1 動体映像情報 D2 ベクトル情報 D3 修正情報 D4 比較情報 S4 動体情報入力工程 S5 動体ベクトル化工程 S6 データ修正工程 S7 データ比較工程 S8 修正情報積算工程 S9 比較情報積算工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鄭 暁明 愛知県名古屋市西区歌里町11番地 コンセ ール庄内緑地603号室 (72)発明者 山本 昌邦 静岡県磐田市見付1615−73 Fターム(参考) 5C053 FA21 FA23 FA27 LA01 LA11 LA14 5C054 AA05 CA04 DA08 FA02 FC13 GA01 GA02 GA04 GC04 HA05 HA15 5L096 CA04 HA02 HA04

Claims (56)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ入力部(I)、データ認識部(R)、デ
    ータ修正部(C)、データ出力部(O)およびデータベースサ
    ーバ(20)の間で特定回線(L)を介して相互にデータ交換
    をなし得るコンピュータネットワークと、 前記データ入力部(I)に設けた映像情報取込手段(IV)、
    データベースサーバ(20)に設けた映像情報記録手段(R2
    1)およびデータ出力部(O)を備え、これにより各動体(M)
    に関する動体映像情報(D1)の入出力を制御し得る動体情
    報入力機構(40)と、 前記データ認識部(R)、データベースサーバ(20)に設け
    たベクトル情報記録手段(R22)およびデータ出力部(O)を
    備え、前記動体情報入力機構(40)からの動体映像情報(D
    1)をベクトル情報(D2)に加工すると共に、該ベクトル情
    報(D2)の入出力を制御し得るようにした動体ベクトル化
    機構(50)と、 前記データ入力部(I)に設けた修正情報入力手段(IC)、
    データ修正部(C)、データベースサーバ(20)に設けた修
    正情報記録手段(R23)およびデータ出力部(O)を備え、該
    修正情報入力手段(IC)からの入力情報により前記動体ベ
    クトル化機構(50)からのベクトル情報(D2)を修正情報(D
    3)に加工すると共に、該修正情報(D3)の入出力を制御し
    得るようにしたデータ修正機構(60)とからなり、 前記動体情報入力機構(40)、動体ベクトル化機構(50)お
    よびデータ修正機構(60)の間で、前記全ての情報(D1,D
    2,D3)を相互に共有可能にすると共に、前記修正情報(D
    3)により、前記動体映像情報(D1)の多角的な評価をなし
    得るよう構成したことを特徴とする動体解析システム。
  2. 【請求項2】 前記データ入力部(I)、データ認識部
    (R)、データ修正部(C)およびデータベースサーバ(20)
    は、映像情報取込手段(IV)を有する少なくとも1台のコ
    ンピュータから構成されている請求項1記載の動体解析
    システム。
  3. 【請求項3】 データ入力部(I)、データ認識部(R)、デ
    ータ修正部(C)、修正情報積算部(Ad1)、データ出力部
    (O)およびデータベースサーバ(20)の間で特定回線(L)を
    介して相互にデータ交換をなし得るコンピュータネット
    ワークと、 前記データ入力部(I)に設けた映像情報取込手段(IV)、
    データベースサーバ(20)に設けた映像情報記録手段(R2
    1)およびデータ出力部(O)を備え、これにより各動体(M)
    に関する動体映像情報(D1)の入出力を制御し得る動体情
    報入力機構(40)と、 前記データ認識部(R)、データベースサーバ(20)に設け
    たベクトル情報記録手段(R22)およびデータ出力部(O)を
    備え、前記動体情報入力機構(40)からの動体映像情報(D
    1)をベクトル情報(D2)に加工すると共に、該ベクトル情
    報(D2)の入出力を制御し得るようにした動体ベクトル化
    機構(50)と、 前記データ入力部(I)に設けた修正情報入力手段(IC)、
    データ修正部(C)、データベースサーバ(20)に設けた修
    正情報記録手段(R23)およびデータ出力部(O)を備え、該
    修正情報入力手段(IC)からの入力情報により前記動体ベ
    クトル化機構(50)からのベクトル情報(D2)を修正情報(D
    3)に加工すると共に、該修正情報(D3)の入出力を制御し
    得るようにしたデータ修正機構(60)とからなり、 前記修正情報積算部(Ad1)、データベースサーバ(20)お
    よびデータ出力部(O)を備え、これにより前記データ修
    正機構(60)からの修正情報(D3)を各種事前の設定項目に
    従って積算した積算データベース(DB23)を該データベー
    スサーバ(20)内に構築すると共に、該積算データベース
    (DB23)の入出力を制御し得る修正情報積算機構(80)とか
    らなり、 前記動体情報入力機構(40)、動体ベクトル化機構(50)、
    データ修正機構(60)および修正情報積算機構(80)の間
    で、前記全ての情報(D1,D2,D3,DB23)を相互に共有可能
    にすることで、前記修正情報(D3)および積算データベー
    ス(DB23)により、前記動体映像情報(D1)の多角的な評価
    および解析をなし得るよう構成したことを特徴とする動
    体解析システム。
  4. 【請求項4】 前記データ入力部(I)、データ認識部
    (R)、データ修正部(C)、修正情報積算部(Ad1)およびデ
    ータベースサーバ(20)は、映像情報取込手段(IV)を有す
    る少なくとも1台のコンピュータから構成されている請
    求項3記載の動体解析システム。
  5. 【請求項5】 データ入力部(I)、データ認識部(R)、デ
    ータ修正部(C)、データ比較解析部(A)、データ出力部
    (O)およびデータベースサーバ(20)の間で特定回線(L)を
    介して相互にデータ交換をなし得るコンピュータネット
    ワークと、 前記データ入力部(I)に設けた映像情報取込手段(IV)、
    データベースサーバ(20)に設けた映像情報記録手段(R2
    1)およびデータ出力部(O)を備え、これにより各動体(M)
    に関する動体映像情報(D1)の入出力を制御し得る動体情
    報入力機構(40)と、 前記データ認識部(R)、データベースサーバ(20)に設け
    たベクトル情報記録手段(R22)およびデータ出力部(O)を
    備え、前記動体情報入力機構(40)からの動体映像情報(D
    1)をベクトル情報(D2)に加工すると共に、該ベクトル情
    報(D2)の入出力を制御し得るようにした動体ベクトル化
    機構(50)と、 前記データ入力部(I)に設けた修正情報入力手段(IC)、
    データ修正部(C)、データベースサーバ(20)に設けた修
    正情報記録手段(R23)およびデータ出力部(O)を備え、該
    修正情報入力手段(IC)からの入力情報により前記動体ベ
    クトル化機構(50)からのベクトル情報(D2)を修正情報(D
    3)に加工すると共に、該修正情報(D3)の入出力を制御し
    得るようにしたデータ修正機構(60)と、 前記データ入力部(I)に設けた比較情報入力手段(IA)、
    データ比較解析部(A)、データベースサーバ(20)に設け
    た比較情報記録手段(R24)およびデータ出力部(O)によ
    り、該比較情報入力手段(IA)からの入力情報と前記デー
    タ修正機構(60)からの修正情報(D3)とを比較した比較情
    報(D4)を得ると共に、該比較情報(D4)の入出力を制御し
    得るようにしたデータ比較機構(70)とからなり、 前記動体情報入力機構(40)、動体ベクトル化機構(50)、
    データ修正機構(60)およびデータ比較機構(70)の間で、
    前記全ての情報(D1,D2,D3,D4)を相互に共有可能にする
    ことで、前記修正情報(D3)および比較情報(D4)により、
    前記動体映像情報(D1)の多角的な評価および解析をなし
    得るよう構成したことを特徴とする動体解析システム。
  6. 【請求項6】 前記データ入力部(I)、データ認識部
    (R)、データ修正部(C)、データ比較解析部(A)およびデ
    ータベースサーバ(20)は、全て映像情報取込手段(IV)を
    有する少なくとも1台のコンピュータにより構成されて
    いる請求項5記載の動体解析システム。
  7. 【請求項7】 データ入力部(I)、データ認識部(R)、デ
    ータ修正部(C)、データ比較解析部(A)、データ出力部
    (O)およびデータベースサーバ(20)並びに修正情報積算
    部(Ad1)または/および比較情報積算部(Ad2)の間で特定
    回線(L)を介して相互にデータ交換をなし得るコンピュ
    ータネットワークと、 前記データ入力部(I)に設けた映像情報取込手段(IV)、
    データベースサーバ(20)に設けた映像情報記録手段(R2
    1)およびデータ出力部(O)を備え、これにより各動体(M)
    に関する動体映像情報(D1)の入出力を制御し得る動体情
    報入力機構(40)と、 前記データ認識部(R)、データベースサーバ(20)に設け
    たベクトル情報記録手段(R22)およびデータ出力部(O)を
    備え、前記動体情報入力機構(40)からの動体映像情報(D
    1)をベクトル情報(D2)に加工すると共に、該ベクトル情
    報(D2)の入出力を制御し得るようにした動体ベクトル化
    機構(50)と、 前記データ入力部(I)に設けた修正情報入力手段(IC)、
    データ修正部(C)、データベースサーバ(20)に設けた修
    正情報記録手段(R23)およびデータ出力部(O)を備え、該
    修正情報入力手段(IC)からの入力情報により前記動体ベ
    クトル化機構(50)からのベクトル情報(D2)を修正情報(D
    3)に加工すると共に、該修正情報(D3)の入出力を制御し
    得るようにしたデータ修正機構(60)と、 前記データ入力部(I)に設けた比較情報入力手段(IA)、
    データ比較解析部(A)、データベースサーバ(20)に設け
    た比較情報記録手段(R24)およびデータ出力部(O)によ
    り、該比較情報入力手段(IA)からの入力情報と前記デー
    タ修正機構(60)からの修正情報(D3)とを比較した比較情
    報(D4)を得ると共に、該比較情報(D4)の入出力を制御し
    得るようにしたデータ比較機構(70)とからなる主システ
    ムと、 前記修正情報積算部(Ad1)、データベースサーバ(20)お
    よびデータ出力部(O)を備え、これにより前記データ修
    正機構(60)からの修正情報(D3)を各種事前の設定項目に
    従って積算した積算データベース(DB23)を該データベー
    スサーバ(20)内に構築すると共に、該積算データベース
    (DB23)の入出力を制御し得る修正情報積算機構(80)およ
    び/または前記比較情報積算部(Ad2)、データベースサ
    ーバ(20)およびデータ出力部(O)を備え、これにより前
    記データ比較機構(70)からの比較情報(D4)を各種事前の
    設定項目に従って積算した比較積算データベース(DB24)
    を該データベースサーバ(20)内に構築すると共に、該比
    較積算データベース(DB24)の入出力を制御し得る比較情
    報積算機構(90)とからなり、 前記動体情報入力機構(40)、動体ベクトル化機構(50)、
    データ修正機構(60)およびデータ比較機構(70)並びに修
    正情報積算機構(80)および/または比較情報積算機構(9
    0)の間で、前記全ての情報(D1,D2,D3,D4,DB23,DB24)を
    相互に共有可能とすることで、前記修正情報(D3)および
    比較情報(D4)並びに積算データベース(DB23)および/ま
    たは比較積算データベース(DB24)によって、前記動体映
    像情報(D1)の多角的な評価および解析をなし得るよう構
    成したことを特徴とする動体解析システム。
  8. 【請求項8】 前記データ入力部(I)、データ認識部
    (R)、データ修正部(C)、データ比較解析部(A)およびデ
    ータベースサーバ(20)並びに修正情報積算部(Ad1)また
    は/および比較情報積算部(Ad2)は、全て映像情報取込
    手段(IV)を有する少なくとも1台のコンピュータにより
    構成されている請求項7記載の動体解析システム。
  9. 【請求項9】 前記データ比較機構(70)には、前記デー
    タ入力部(I)に設けた比較情報入力手段(IA)からの入力
    情報により予め構築され、前記修正情報(D3)と比較する
    べき情報が蓄積されている比較用データベース(DB40)が
    備えられている請求項5〜8の何れかに記載の動体解析
    システム。
  10. 【請求項10】 前記比較用データベース(DB40)には、
    前記修正情報(D3)の一部または全部が任意にフィードバ
    ック可能となっている請求項9記載の動体解析システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記映像情報取込手段(IV)は、少なく
    とも1台のビデオカメラである請求項1〜10の何れか
    に記載の動体解析システム。
  12. 【請求項12】 前記映像情報取込手段(IV)は、既に撮
    影済みのビデオテープ等の映像記録媒体の再生機器であ
    る請求項1〜10の何れかに記載の動体解析システム。
  13. 【請求項13】 前記映像情報取込手段(IV)は、前記各
    動体(M)に関する動体映像情報(D1)におけるXY方向変
    位だけを捉えられる位置に設置される請求項11記載の
    動体解析システム。
  14. 【請求項14】 前記映像情報取込手段(IV)は、前記各
    動体(M)に関する動体映像情報(D1)を3次元的に捉えら
    れる位置に設置される請求項11記載の動体解析システ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記映像情報取込手段(IV)は、例えば
    デジタルカメラ等から得られる静止画による補完が可能
    なように構成される請求項1〜14の何れかに記載の動
    体解析システム。
  16. 【請求項16】 前記動体ベクトル化機構(50)には、前
    記動体映像情報(D1)を加工してベクトル情報(D2)とする
    際に、該加工に係る認識を効率的にすると共に、前記デ
    ータ入力部(I)に設けた初期情報入力手段(II)からの入
    力情報により予め構築される初期情報データベース(DB3
    4)が備えられている請求項1〜15の何れかに記載の動
    体解析システム。
  17. 【請求項17】 前記初期情報データベース(DB34)は、
    映像情報取得時の周囲環境等の情報を集積する環境デー
    タベース(DB34a)と、該映像情報上における動体(M)の特
    徴的な動作パターンを集積する動作データベース(DB34
    b)とからなる請求項16記載の動体解析システム。
  18. 【請求項18】 前記環境データベース(DB34a)に対し
    て入力される情報は、前記動体映像情報(IV)が取得され
    る場所の大きさ等の諸元情報並びに各動体(M)の大き
    さ、形状および色彩等の個別特性情報である請求項17
    記載の動体解析システム。
  19. 【請求項19】 前記動作データベース(DB34b)に対し
    て入力される情報は、前記各動体(M)が前記動体映像情
    報(IV)上で交差等する際の特徴的な動作パターン情報で
    ある請求項17記載の動体解析システム。
  20. 【請求項20】 前記動体ベクトル化機構(50)には、あ
    る時点のベクトル情報(D2)を必要に応じて一時データベ
    ース(DB32)に蓄積すると共に、前記初期情報データベー
    ス(DB34)と連携させることで、前記動体(M)の動作予測
    により次の時点の動体映像情報(D1)のベクトル情報(D2)
    への加工をなし得る請求項1〜19の何れかに記載の動
    体解析システム。
  21. 【請求項21】 前記データ認識部(R)による前記動体
    映像情報(D1)からベクトル情報(D2)への加工は、該動体
    映像情報(D1)が不明確であっても実施されると共に、該
    不明確な情報が記録された時間も記録される請求項1〜
    20の何れかに記載の動体解析システム。
  22. 【請求項22】 前記データ修正部(C)による前記ベク
    トル情報(D2)から修正情報(D3)への加工に際して、該ベ
    クトル情報(D2)に不明確な記録がある場合には、該不明
    確な記録と共に記録されている時間をインデックスとし
    て用い、これにより効率的な修正を行ない得るようにし
    た請求項21記載の動体解析システム。
  23. 【請求項23】 コンピュータネットワークに使用され
    る特定回線(L)は、コンピュータ内部のアクセスライン
    や、シリアルケーブルおよびUSB等の専用外部接続線
    である請求項1〜22の何れかに記載の動体解析システ
    ム。
  24. 【請求項24】 コンピュータネットワークに使用され
    る特定回線(L)は、有線または無線のLAN(Local Area
    Network)回線である請求項1〜22の何れかに記載の
    動体解析システム。
  25. 【請求項25】 コンピュータネットワークに使用され
    る特定回線(L)は、アナログ電話回線、ISDN電話回
    線、専用線その他ワイヤレス回線等が選択される請求項
    1〜22の何れかに記載の動体解析システム。
  26. 【請求項26】 前記データ出力部(O)として、汎用の
    ディスプレイおよび/またはプリンタ等が使用される請
    求項1〜24の何れかに記載の動体解析システム。
  27. 【請求項27】 前記データ入力部(I)および/または
    データ出力部(O)として、PDAまたは映像出力手段を
    有する携帯電話の如き携帯端末が使用される請求項1〜
    26の何れかに記載の動体解析システム。
  28. 【請求項28】 前記動体情報入力機構(40)および動体
    ベクトル化機構(50)の作動は、前記動体映像情報(D1)の
    入力に対してリアルタイムかつ並列的に実施される請求
    項1〜27の何れかに記載の動体解析システム。
  29. 【請求項29】 データ入力部(I)、データ認識部(R)、
    データ修正部(C)、データ出力部(O)およびデータベース
    サーバ(20)の間で特定回線(L)を介して相互に情報交換
    をなし得るコンピュータネットワークを使用し、 各動体(M)に関する動体映像情報(D1)を、前記データ入
    力部(I)に設けた映像情報取込手段(IV)から前記データ
    ベースサーバ(20)に設けた映像情報記録手段(R21)に入
    力・蓄積すると共に、必要に応じて該映像情報記録手段
    (R21)から前記データ出力部(O)へ出力可能とした動体情
    報入力工程(S4)において、該動体映像情報(D1)を確認し
    つつ記録する処理を実行可能とし、 各動体(M)に関する前記動体映像情報(D1)を、前記デー
    タ認識部(R)においてベクトル情報(D2)に加工し、前記
    データベースサーバ(20)に設けたベクトル情報記録手段
    (R22)に入力・蓄積すると共に、必要に応じて該ベクト
    ル情報記録手段(R22)から前記データ出力部(O)へ出力可
    能とした動体ベクトル化工程(S5)において、該ベクトル
    情報(D2)を確認しつつ記録する処理を実行可能とし、 各動体(M)に関する前記ベクトル情報(D2)を、前記デー
    タ入力部(I)に設けた修正情報入力手段(IC)からの入力
    情報を基として前記データ修正部(C)により修正情報(D
    3)に加工し、前記データベースサーバ(20)に設けた修正
    情報記録手段(R23)に入力・蓄積すると共に、必要に応
    じて該修正情報記録手段(R23)から前記データ出力部(O)
    へ出力可能としたデータ修正工程(S6)において、該修正
    情報(D3)を確認しつつ記録する処理を実行可能とし、 前記各工程(S4,S5,S6)の実行により、前記コンピュータ
    ネットワークを介して前記データベースサーバ(20)内に
    蓄積される各種情報(D1,D2,D3)を連携的に処理して、前
    記修正情報(D3)によって前記動体映像情報(D1)の多角的
    な評価情報を得るようにしたことを特徴とする動体解析
    方法。
  30. 【請求項30】 前記動体情報入力工程(S4)、動体ベク
    トル化工程(S5)およびデータ修正工程(S6)は、映像情報
    取込手段(IV)を有する少なくとも1台のコンピュータに
    より実行される請求項29記載の動体解析方法。
  31. 【請求項31】 データ入力部(I)、データ認識部(R)、
    データ修正部(C)、修正情報積算部(Ad1)、データ出力部
    (O)およびデータベースサーバ(20)の間で特定回線(L)を
    介して相互に情報交換をなし得るコンピュータネットワ
    ークを使用し、 各動体(M)に関する動体映像情報(D1)を、前記データ入
    力部(I)に設けた映像情報取込手段(IV)から前記データ
    ベースサーバ(20)に設けた映像情報記録手段(R21)に入
    力・蓄積すると共に、必要に応じて該映像情報記録手段
    (R21)から前記データ出力部(O)へ出力可能とした動体情
    報入力工程(S4)において、該動体映像情報(D1)を確認し
    つつ記録する処理を実行可能とし、 各動体(M)に関する前記動体映像情報(D1)を、前記デー
    タ認識部(R)においてベクトル情報(D2)に加工し、前記
    データベースサーバ(20)に設けたベクトル情報記録手段
    (R22)に入力・蓄積すると共に、必要に応じて該ベクト
    ル情報記録手段(R22)から前記データ出力部(O)へ出力可
    能とした動体ベクトル化工程(S5)において、該ベクトル
    情報(D2)を確認しつつ記録する処理を実行可能とし、 各動体(M)に関する前記ベクトル情報(D2)を、前記デー
    タ入力部(I)に設けた修正情報入力手段(IC)からの入力
    情報を基として前記データ修正部(C)により修正情報(D
    3)に加工し、前記データベースサーバ(20)に設けた修正
    情報記録手段(R23)に入力・蓄積すると共に、必要に応
    じて該修正情報記録手段(R23)から前記データ出力部(O)
    へ出力可能としたデータ修正工程(S6)において、該修正
    情報(D3)を確認しつつ記録する処理を実行可能とし、 前記修正情報(D3)を基として、各種事前の設定項目に従
    った積算データベース(DB23)を構築すると共に、必要に
    応じて該積算データベース(DB23)から各種積算データを
    前記データ出力部(O)へ出力可能とした修正情報積算工
    程(S8)において、該積算データベース(DB23)の構築を確
    認する処理を実行可能とし、 前記各工程(S4,S5,S6,S8)の実行により、前記コンピュ
    ータネットワークを介して前記データベースサーバ(20)
    内に蓄積される各種情報(D1,D2,D3,DB23)を連携的に処
    理して、前記修正情報(D3)および積算データベース(DB2
    3)によって前記動体映像情報(D1)の多角的な評価情報お
    よび解析情報を得るようにしたことを特徴とする動体解
    析方法。
  32. 【請求項32】 前記動体情報入力工程(S4)、動体ベク
    トル化工程(S5)、データ修正工程(S6)および修正情報積
    算工程(S8)は、映像情報取込手段(IV)を有する少なくと
    も1台のコンピュータにより実行される請求項31記載
    の動体解析方法。
  33. 【請求項33】 データ入力部(I)、データ認識部(R)、
    データ修正部(C)、データ比較解析部(A)、データ出力部
    (O)およびデータベースサーバ(20)の間で特定回線(L)を
    介して相互に情報交換をなし得るコンピュータネットワ
    ークを使用し、 各動体(M)に関する動体映像情報(D1)を、前記データ入
    力部(I)に設けた映像情報取込手段(IV)から前記データ
    ベースサーバ(20)に設けた映像情報記録手段(R21)に入
    力・蓄積すると共に、必要に応じて該映像情報記録手段
    (R21)から前記データ出力部(O)へ出力可能とした動体情
    報入力工程(S4)において、該動体映像情報(D1)を確認し
    つつ記録する処理を実行可能とし、 各動体(M)に関する前記動体映像情報(D1)を、前記デー
    タ認識部(R)においてベクトル情報(D2)に加工し、前記
    データベースサーバ(20)に設けたベクトル情報記録手段
    (R22)に入力・蓄積すると共に、必要に応じて該ベクト
    ル情報記録手段(R22)から前記データ出力部(O)へ出力可
    能とした動体ベクトル化工程(S5)において、該ベクトル
    情報(D2)を確認しつつ記録する処理を実行可能とし、 各動体(M)に関する前記ベクトル情報(D2)を、前記デー
    タ入力部(I)に設けた修正情報入力手段(IC)からの入力
    情報を基として前記データ修正部(C)により修正情報(D
    3)に加工し、前記データベースサーバ(20)に設けた修正
    情報記録手段(R23)に入力・蓄積すると共に、必要に応
    じて該修正情報記録手段(R23)から前記データ出力部(O)
    へ出力可能としたデータ修正工程(S6)において、該修正
    情報(D3)を確認しつつ記録する処理を実行可能とし、 各動体(M)に関する前記修正情報(D3)を、前記データ入
    力部(I)に設けた比較情報入力手段(IA)からの入力情報
    により各種事前の設定項目に従って構築された比較用デ
    ータベース(DB34)を比較して、前記データ比較解析部
    (A)において比較情報(D4)に加工し、前記データベース
    サーバ(20)に設けた比較情報記録手段(R24)に入力・蓄
    積すると共に、必要に応じて該比較情報記録手段(R24)
    から前記データ出力部(O)へ出力可能としたデータ比較
    工程(S7)において、該比較情報(D4)を確認しつつ記録す
    る処理を実行可能とし、 前記各工程(S4,S5,S6,S7)の実行により、前記コンピュ
    ータネットワークを介して前記データベースサーバ(20)
    内に蓄積される各種情報(D1,D2,D3,D4)を連携的に処理
    して、前記修正情報(D3)および比較情報(D4)によって前
    記動体映像情報(D1)の多角的な評価情報および解析情報
    を得るようにしたことを特徴とする動体解析方法。
  34. 【請求項34】 前記動体情報入力工程(S4)、動体ベク
    トル化工程(S5)、データ修正工程(S6)およびデータ比較
    工程(S7)は、映像情報取込手段(IV)を有する少なくとも
    1台のコンピュータにより実行される請求項33記載の
    動体解析方法。
  35. 【請求項35】 データ入力部(I)、データ認識部(R)、
    データ修正部(C)、データ比較解析部(A)、修正情報積算
    部(Ad1)、比較情報積算部(Ad2)、データ出力部(O)およ
    びデータベースサーバ(20)の間で特定回線(L)を介して
    相互に情報交換をなし得るコンピュータネットワークを
    使用し、 各動体(M)に関する動体映像情報(D1)を、前記データ入
    力部(I)に設けた映像情報取込手段(IV)から前記データ
    ベースサーバ(20)に設けた映像情報記録手段(R21)に入
    力・蓄積すると共に、必要に応じて該映像情報記録手段
    (R21)から前記データ出力部(O)へ出力可能とした動体情
    報入力工程(S4)において、該動体映像情報(D1)を確認し
    つつ記録する処理を実行可能とし、 各動体(M)に関する前記動体映像情報(D1)を、前記デー
    タ認識部(R)においてベクトル情報(D2)に加工し、前記
    データベースサーバ(20)に設けたベクトル情報記録手段
    (R22)に入力・蓄積すると共に、必要に応じて該ベクト
    ル情報記録手段(R22)から前記データ出力部(O)へ出力可
    能とした動体ベクトル化工程(S5)において、該ベクトル
    情報(D2)を確認しつつ記録する処理を実行可能とし、 各動体(M)に関する前記ベクトル情報(D2)を、前記デー
    タ入力部(I)に設けた修正情報入力手段(IC)からの入力
    情報を基として前記データ修正部(C)により修正情報(D
    3)に加工し、前記データベースサーバ(20)に設けた修正
    情報記録手段(R23)に入力・蓄積すると共に、必要に応
    じて該修正情報記録手段(R23)から前記データ出力部(O)
    へ出力可能としたデータ修正工程(S6)において、該修正
    情報(D3)を確認しつつ記録する処理を実行可能とし、 各動体(M)に関する前記修正情報(D3)を、前記データ入
    力部(I)に設けた比較情報入力手段(IA)からの入力情報
    により各種事前の設定項目に従って構築された比較用デ
    ータベース(DB34)を比較して、前記データ比較解析部
    (A)において比較情報(D4)に加工し、前記データベース
    サーバ(20)に設けた比較情報記録手段(R24)に入力・蓄
    積すると共に、必要に応じて該比較情報記録手段(R24)
    から前記データ出力部(O)へ出力可能としたデータ比較
    工程(S7)において、該比較情報(D4)を確認しつつ記録す
    る処理を実行可能とし、 前記修正情報(D3)を基として、各種事前の設定項目に従
    った積算データベース(DB23)を構築すると共に、必要に
    応じて該積算データベース(DB23)から各種積算データを
    前記データ出力部(O)へ出力可能とした修正情報積算工
    程(S8)において、該積算データベース(DB23)の構築を確
    認する処理と、前記比較情報(D5)を基として、各種事前
    の設定項目に従った比較積算データベース(DB24)を構築
    すると共に、必要に応じて該比較積算データベース(DB2
    4)から各種比較積算データを前記データ出力部(O)へ出
    力可能とした比較情報積算工程(S9)において、該積算デ
    ータベース(DB23)の構築を確認する処理との素少なくと
    も1つを実行可能とし、 前記各工程(S4,S5,S6,S7,S8,S9)の実行により、前記コ
    ンピュータネットワークを介して前記データベースサー
    バ(20)内に蓄積される各種情報(D1,D2,D3,D4,DB23,DB2
    4)を連携的に処理して、前記修正情報(D3)および比較情
    報(D4)並びに積算データベース(DB23)および/または比
    較積算データベース(DB24)によって前記動体映像情報(D
    1)の多角的な評価情報および解析情報を得るようにした
    ことを特徴とする動体解析方法。
  36. 【請求項36】 前記動体情報入力工程(S4)、動体ベク
    トル化工程(S5)、データ修正工程(S6)およびデータ比較
    工程(S7)並びにデータ比較工程(S7)および/または比較
    情報積算工程(S9)は、映像情報取込手段(IV)を有する少
    なくとも1台のコンピュータにより実行される請求項3
    5記載の動体解析方法。
  37. 【請求項37】 前記データ比較工程(S7)は、前記デー
    タ入力部(I)に設けた比較情報入力手段(IA)からの入力
    情報により予め構築されている比較用データベース(DB4
    0)と、前記修正情報(D3)と比較することで実行される請
    求項33〜36の何れかに記載の動体解析方法。
  38. 【請求項38】 前記データ比較工程(S7)により、前記
    比較用データベース(DB40)に対する前記修正情報(D3)の
    一部または全部のフィードバックが任意に実行可能とな
    っている請求項37記載の動体解析方法。
  39. 【請求項39】 前記動体情報入力工程(S4)における映
    像情報取込手段(IV)として、少なくとも1台のビデオカ
    メラが使用される請求項29〜38の何れかに記載の動
    体解析方法。
  40. 【請求項40】 前記動体情報入力工程(S4)における映
    像情報取込手段(IV)として、既に撮影済みのビデオテー
    プ等の映像記録媒体用の再生機器が使用される請求項2
    9〜38の何れかに記載の動体解析方法。
  41. 【請求項41】 前記動体情報入力工程(S4)における映
    像情報取込手段(IV)は、前記各動体(M)に関する動体映
    像情報(D1)におけるXY方向変位だけを捉えられる位置
    に設置されて使用される請求項39記載の動体解析方
    法。
  42. 【請求項42】 前記動体情報入力工程(S4)における映
    像情報取込手段(IV)は、前記各動体(M)に関する動体映
    像情報(D1)を3次元的に捉えられる位置に設置されて使
    用される請求項39記載の動体解析方法。
  43. 【請求項43】 前記動体情報入力工程(S4)における映
    像情報取込手段(IV)には、例えばデジタルカメラ等から
    得られる静止画が補完的に使用される請求項29〜42
    の何れかに記載の動体解析方法。
  44. 【請求項44】 前記動体ベクトル化工程(S5)は、前記
    動体映像情報(D1)を加工してベクトル情報(D2)とする際
    に、前記データ入力部(I)に設けた初期情報入力手段(I
    I)からの入力情報により予め構築される初期情報データ
    ベース(DB34)を使用することで、該加工に係る認識が効
    率的になされる請求項29〜43の何れかに記載の動体
    解析方法。
  45. 【請求項45】 前記初期情報データベース(DB34)は、
    環境データベース(DB34a)および動作データベース(DB34
    b)からなり、映像情報取得時の周囲環境等の情報につい
    ては該環境データベース(DB34a)を使用し、該映像情報
    上における動体(M)の特徴的な動作パターンについては
    該動作データベース(DB34b)を使用する請求項44記載
    の動体解析方法。
  46. 【請求項46】 前記環境データベース(DB34a)は、前
    記動体映像情報(IV)が取得される場所の大きさ等の諸元
    情報並びに各動体(M)の大きさ、形状および色彩等の個
    別特性情報を入力して使用される請求項45記載の動体
    解析方法。
  47. 【請求項47】 前記動作データベース(DB34b)は、前
    記各動体(M)が前記動体映像情報(IV)上で交差等する際
    の特徴的な動作パターン情報を入力して使用される請求
    項45記載の動体解析方法。
  48. 【請求項48】 前記動体ベクトル化工程(S5)は、ある
    時点のベクトル情報(D2)を必要に応じて蓄積する一時デ
    ータベース(DB32)を前記初期情報データベース(DB34)を
    連携的に使用することで、前記動体(M)の動作予測によ
    り次の時点の動体映像情報(D1)のベクトル情報(D2)への
    加工を効率的になし得る請求項29〜47の何れかに記
    載の動体解析方法。
  49. 【請求項49】 前記データ認識部(R)による前記動体
    映像情報(D1)からベクトル情報(D2)への加工は、該動体
    映像情報(D1)が不明確であっても実施されると共に、該
    不明確な情報が記録された時間も記録される請求項29
    〜48の何れかに記載の動体解析方法。
  50. 【請求項50】 前記データ修正部(C)による前記ベク
    トル情報(D2)から修正情報(D3)への加工に際して、該ベ
    クトル情報(D2)に不明確な記録がある場合には、該不明
    確な記録と共に記録されている時間をインデックスとし
    て用い、これにより効率的な修正を行ない得るようにし
    た請求項49記載の動体解析方法。
  51. 【請求項51】 コンピュータネットワークを構成する
    特定回線(L)として、コンピュータ内部のアクセスライ
    ンや、シリアルケーブルおよびUSB等の専用外部接続
    線が使用される請求項29〜50の何れかに記載の動体
    解析方法。
  52. 【請求項52】 コンピュータネットワークを構成する
    特定回線(L)として、有線または無線のLAN(Local Ar
    ea Network)回線が使用される請求項29〜50の何れ
    かに記載の動体解析方法。
  53. 【請求項53】 コンピュータネットワークを構成する
    特定回線(L)として、アナログ電話回線、ISDN電話
    回線、専用線その他ワイヤレス回線等が選択的に使用さ
    れる請求項29〜50の何れかに記載の動体解析方法。
  54. 【請求項54】 前記データ出力部(O)として、汎用の
    ディスプレイおよび/またはプリンタ等が使用される請
    求項29〜53の何れかに記載の動体解析方法。
  55. 【請求項55】 前記データ入力部(I)および/または
    データ出力部(O)として、PDAまたは映像出力手段を
    有する携帯電話の如き携帯端末が使用される請求項29
    〜53の何れかに記載の動体解析方法。
  56. 【請求項56】 前記動体情報入力工程(S4)および動体
    ベクトル化工程(S5)は、その処理が前記動体映像情報(D
    1)の入力に対してリアルタイムかつ並列的に実施される
    ように使用される請求項29〜55の何れかに記載の動
    体解析方法。
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