JP2001273301A - 記事差分表示装置および記事差分表示方法 - Google Patents

記事差分表示装置および記事差分表示方法

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JP2001273301A
JP2001273301A JP2000084134A JP2000084134A JP2001273301A JP 2001273301 A JP2001273301 A JP 2001273301A JP 2000084134 A JP2000084134 A JP 2000084134A JP 2000084134 A JP2000084134 A JP 2000084134A JP 2001273301 A JP2001273301 A JP 2001273301A
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JP2000084134A
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Yukio Fukuda
田 由紀雄 福
Tomofumi Ogikubo
友 史 荻久保
Masahito Takada
田 雅 仁 高
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変更前後の記事の異同をわかりやすく表示可
能な記事差分表示装置を提供する。 【解決手段】 本発明の記事差分表示装置は、組版端末
9に組み込まれており、組版端末9は、データ部25と
通信モジュール26を有する。2つの記事の一致検出を
行って2つの記事の差分情報を作成し、一致テーブルに
格納する。2つの記事のいずれかを画面に表示する際
に、一致テーブルの差分情報に基づいて、2つの記事の
相違点がわかるような形態で表示する。特に、記事の追
加部分と削除部分をそれぞれ区別して表示する。これに
より、レイアウト編集時の作業者の確認作業を簡易化で
き、作業ミスを防止できるとともに、作業時間も短縮で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の記事を比較
してその比較結果を表示する記事差分表示装置および記
事差分表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞紙面を制作する場合、一つのオリジ
ナルの記事から、その記事の変更版を複数制作すること
が多い。このような場合、紙面のレイアウト担当者は、
2つの記事を同一画面に表示させて両者を比較したり、
記事をいったん紙にプリントして比較し、その比較結果
に基づいて現在レイアウト中の記事を変更版に置き換え
るか否かを判断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記事の
行数が数十行を超えると、見落としなどの作業ミスが起
きやすくなる。また、短時間に多くの記事の変更版が送
られてくると、何回も比較作業を行わなければならず、
作業に手間がかかる。
【0004】また、記事の変更版は、誤記等の形式的な
修正を行う場合だけでなく、例えば、同一記事を複数の
地方版ごとに分量と内容を変えて掲載する場合などにも
作成されるため、最新の変更版に置き換えたときに、内
容面のつじつまが合わなくなったり、内容がわかりにく
くなるおそれがある。
【0005】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、変更前後の記事の異同をわか
りやすく表示可能な記事差分表示装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、起源が同一の記事を世代ごとに関連
づけて保管する記事保管手段と、関連づけられた世代の
異なる複数の記事同士を互いに比較する記事比較手段
と、前記記事比較手段の比較結果に基づいて、前記複数
の記事の異同がわかるような形態で、前記複数の記事の
少なくともいずれかを表示させる表示制御手段と、を備
える。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る記事差分表示
装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0008】図1は本発明に係る記事差分表示装置を組
み込んだ新聞製作システムの概略構成を示すブロック図
である。図1の新聞製作システムは、ネットワークに接
続されたサーバ系1と端末系2とで構成される。サーバ
系1は、記事サーバ3と、画像サーバと4、組版サーバ
5と、編集出力サーバ6とを有し、端末系2は、記事入
力/校正端末7と、画像入力/加工端末8と、組版端末9
と、大刷プリンタ装置10と、版下プリント装置11と
を有する。
【0009】記事サーバ3は、記事入力/校正端末7に
入力または同端末で校正された記事のテキストデータを
蓄積する。記事サーバ3は、通信回線を介して、回線系
の記事のテキストデータも受信・蓄積する。記事サーバ
3内に蓄積された記事はオペレータの指示などにより組
版サーバ5に送信される。
【0010】画像サーバ4は、画像入力/加工端末8に
入力または同端末で加工された画像のデータを蓄積す
る。画像サーバ4内に蓄積された画像は、オペレータの
指示などにより組版サーバ5に送信される。
【0011】組版サーバ5は、組版端末9からの要求に
対して、記事や画像を組版端末9に送信するとともに、
組版端末9の処理結果である組版データを組版サーバ5
内に蓄積する。
【0012】編集出力サーバ6は、組版端末9からの大
刷/版下出力指示により、組版サーバ5内の組版データ
を編集して、文字や画像をドットデータに展開し、大刷
プリンタや版下プリンタから大刷や版下を出力する。
【0013】本発明に係る記事差分表示装置は、図1の
組版端末9に組み込まれている。図2は図1の組版端末
9の内部構成を示す詳細ブロック図である。図示のよう
に、組版端末9は、入力デバイス21と、表示装置22
と、グラフィカルユーザインターフェースモジュール2
3と、記事差分表示装置24と、データ部25と、サー
バ系1との通信を行う通信モジュール26とを有する。
【0014】なお、本発明に係る記事差分表示装置24
を、組版端末9以外の図1の構成部分に組み込むことも
可能であるが、以下では、組版端末9内に記事差分表示
装置24を組み込んだ例について説明する。
【0015】図2の組版端末9は、図2に示した構成以
外に、記事ファイル30を有する。一例として、図1の
記事サーバ12には、入稿記事(入力または通信社から
受信された記事)、校正記事(校正済みの記事)、出稿
記事(紙面に掲載する候補として認められた記事)に関
する記事ファイルが実装され、組版サーバには、掲載さ
れた記事、すなわち紙面に割り当てられた記事が実装さ
れることが多い。
【0016】図1は、入稿記事ファイル3a、校正記事
ファイル3b、および出稿記事ファイル3cからなる記
事ファイルを記事サーバ3に実装し、掲載記事ファイル
3dを組版サーバ5に実装した例を示している。
【0017】記事ファイル30は、図3にデータ構成を
示すように、各記事の世代管理情報31〜35と、各世
代ごとの記事テキストデータ31T,32T,33T,34T,35Tとで
構成される。
【0018】記事の管理情報31は、記事ID、枝番31S、
仮見出し31M、テキストの格納アドレス31P、およびテキ
ストのサイズ31Q等で構成される。枝番は、同一の記事I
Dの記事が複数回送られた場合に、この値を「1」ずつ
インクリメントして識別するためのものである。仮見出
し31Mは、記事の内容を一目でわかるようにするために
付けた作業用の表題であり、実際の紙面で使われる見出
しとは一致しない。
【0019】図4は本実施形態の記事差分表示装置の処
理動作を示すフローチャートである。以下、このフロー
チャートに基づいて、本実施形態の動作を説明する。
【0020】まず、指定された記事Aのテキスト送信要
求を、サーバとの通信モジュールに対して行う(ステッ
プS1)。ここでは、まず、端末/サーバ間の連絡情報
を設定する。端末/サーバ間の連絡情報は、図5に示す
ように、要求区分91、要求種別92、記事ファイルの
種類93、端末名94、記事ID95、および世代96
の各情報を有する。
【0021】これら各情報に以下の内容を設定する。
【0022】(1)要求区分に「端末→サーバ」を意味す
るコードを設定する。
【0023】(2)要求種別92に「記事のテキスト送信」
を意味するコードを設定する。
【0024】(3)記事ファイルの種類93に、該当する種
類を意味するコードを設定する (入稿記事ファイル,校
正記事ファイル,出稿記事ファイル,掲載記事ファイルな
ど)。
【0025】(4)端末名94に該当端末名を設定する。
【0026】(5)記事ID95に記事Aの記事IDを設定す
る。
【0027】(6)世代96は、必要があれば世代の値を設
定する。
【0028】上記の(1)〜(6)の設定をした後、通信モジ
ュールにテキスト送信要求を依頼する。
【0029】次に、サーバから受信した記事Aのテキス
トデータを保管する(ステップS2)。ここでは、サー
バから受信した記事Aのテキストデータを、データ部内
の記事Aのテキスト部に書き込む。
【0030】次に、指定された記事Bのテキスト送信要
求を、サーバとの通信モジュールに対して行う(ステッ
プS3)。ここでは、まず、端末/サーバ間連絡情報を
設定する。具体的には、以下の(1)〜(6)の処理を行う。
【0031】(1)要求区分に「端末→サーバ」を意味す
るコードを設定する。
【0032】(2)要求種別92に「記事のテキスト送信」
を意味するコードを設定する。
【0033】(3)記事ファイルの種類93に、該当する種
類を意味するコードを設定する (入稿記事ファイル,校
正記事ファイル,出稿記事ファイル,掲載記事ファイルな
ど)。
【0034】(4)端末名94に該当端末名を設定する。
【0035】(5)記事ID95に記事Aの記事IDを設定す
る。
【0036】(6)世代96は、必要があれば世代の値を設
定する。
【0037】次に、サーバから受信した記事Bのテキス
トを保管する(ステップS4)。ここでは、サーバから
受信した記事Bのテキストをデータ部25内の記事Aのテ
キスト252に書き込む。
【0038】次に、2つの記事の一致検出処理をする
(ステップS5)。ステップS5の処理については後述
する。次に、差分情報の作成処理を行う(ステップS
6)。ステップS6の処理については後述する。次に、
2つの記事のテキストの差分を表示する(ステップS
7)。ステップS7の処理については後述する。
【0039】図4のフローチャートにおいて、ステップ
S2,S4が記事保管手段に、ステップS5が記事比較
手段と一致検出手段に、ステップS6が差分情報作成手
段に、ステップS7が表示制御手段に、それぞれ対応す
る。
【0040】図6はサーバとの通信モジュールの処理動
作を示すフローチャートである。まず、サーバヘの要求
があるか否かを判定する(ステップS11)。サーバへの
要求があればステップS12に進み、要求がなければ図6
の処理を終了する。
【0041】ステップS12では、サーバへの要求内容に
基づいて、通信対象のサーバを決定する。具体的には、
端末/サーバ間連絡情報9内の要求区分91、要求種別92、
および記事ファイルの種類93から対象サーバを決定す
る。対象サーバは記事サーバ12または組版サーバ14であ
る。
【0042】次に、対象サーバに要求を送る(ステップ
S13)。ここでは、対象サーバに、端末/サーバ間連絡
情報9を送り、記事が送られるのを待つ。次に、対象サ
ーバから要求のあった記事のテキストデータを受け取る
(ステップS14)。
【0043】次に、サーバから受信した記事のテキスト
データを記事差分表示装置に供給する(ステップS1
5)。
【0044】図7は図4のステップS5の一致検出処理
の詳細を示すフローチャートである。また、図9は図8
に示す記事Aのテキストに対して図7の処理を行った結
果を示す記事Aの一致テーブルである。同様に、図11
は図10に示す記事Bのテキストに対して図7の処理を
行った結果を示す記事Bの一致テーブルである。これら
一致テーブルが記事データ格納手段と一致状態格納手段
に対応する。
【0045】一致テーブルには、図9および図11に示
すように、記事中の位置情報を格納する領域と、その領
域に対応する文字格納領域および一致状態格納領域とが
設けられている。一致状態格納領域に格納される値は、
「0」が記事が不一致であることを示し、「1」以上の
数値は一致する比較相手先の文字位置を示している。
【0046】以下、図7に基づいて、図4のステップS
6の処理を説明する。まず、記事A,記事Bの一致テー
ブルを初期化する(ステップS21)。ここでは、記事A
の一致テーブル253と記事Bの一致テーブル254を初期化
する。図9および図11に示す一致テーブルは、実装
上、一致状態だけを保持すればよいので、一致状態格納
領域をゼロに初期化する。
【0047】次に、記事Aと記事Bの文字位置ポインタ
を「1」に設定する(ステップS22)。ここでは、記事
A,Bの文字位置ポインタに最初の文字位置である
「1」を設定する。
【0048】次に、記事Aの文字位置ポインタの文字が
記事Bの文字位置ポインタの文字に一致するか否かを判
定する(ステップS23)。ここでは、記事A,Bの文字
位置ポインタ示す文字が互いに一致するか否かを判定す
る。もし、一致すれば、ステップS24へ進み、一致しな
ければステップS28に進む。
【0049】ステップS24では、記事Aの一致テーブル
内の一致状態格納領域に、記事Bの文字位置ポインタを
設定する。次に、記事Bの一致テーブル内の一致状態格
納領域に、記事Aの文字位置ポインタを設定する(ステ
ップS25)。
【0050】次に、記事Aの文字位置ポインタを「1」
だけインクリメントする(ステップS26)。次に、記事
Aの文字位置ポインタが記事Aの文字範囲を超えたか否
かを判定する(ステップS27)。越えていない場合には
ステップS23に戻り、越えた場合には図7の処理を終了
する。
【0051】一方、ステップS23で記事A,Bの文字位
置ポインタの文字が一致しないと判定された場合は、記
事Bの文字位置ポインタを「1」だけインクリメントす
る(ステップS28)。次に、記事Bの文字位置ポインタ
が記事Aの文字範囲を越えたか否かを判定する(ステッ
プS29)。越えていない場合にはステップS23に戻り、
越えている場合にはステップS26の処理を行う。
【0052】図12〜図15は図4のステップS7の差
分情報作成処理の詳細を示すフローチャートである。ま
た、図16は図12の処理により作成された差分情報の
一例を示す図、図17および図18は記事Aが図8の内
容で記事Bが図10の内容の場合の差分情報の設定値を
示す図であり、図9および図11に示す記事A,Bの一
致テーブルに基づいて差分情報を作成した結果を示して
いる。
【0053】まず、各種変数を初期化する(ステップS
31)。具体的には、記事A,Bのポインタを「1」に
し、差分情報のレコード番号を「0」にする。次に、記
事Aのポインタ値に対応する一致テーブルの一致状態格
納領域に、一致を示す情報が格納されているか否かを判
定する(ステップS32)。
【0054】一致を示す情報が格納されている場合に
は、記事Bのポインタ値に対応する一致テーブルの一致
状態格納領域に、一致を示す情報が格納されているか否
かを判定する(ステップS33)。
【0055】一致を示す情報が格納されている場合に
は、図13のステップS35〜S38の処理を行い、一致を
示す情報が格納されていない場合には、図14のステッ
プS39〜S41の処理を行う。以下、ステップS35〜S41
の処理を順に説明する。
【0056】ステップS35では、差分情報のレコード番
号を「1」だけインクリメントし、差分情報255の区分8
iKに一致を意味するコードを書き込む。ここで、iはレ
コード番号である。
【0057】次に、記事Aのポインタ値の文字から連続
して一致する文字列の開始文字位置と終了文字位置を求
めて差分情報に設定する(ステップS36)。具体的に
は、以下の(1)〜(4)の処理を行う。
【0058】(1)差分情報255内の記事Aの開始文字位置
8iASに記事Aのポインタ値を設定する。
【0059】(2)記事Aの一致テーブル内の記事Aのポ
インタをし、対応する一致状態の値が1だけ増加してい
るか(連続しているか)を調べる。
【0060】(3)一致状態の値が「1」だけインクリメ
ントしなくなった(連続しなくなった)場合、または記事
Aの文字範囲を超えたところで打ち切る。
【0061】(4)差分情報255内の記事Aの終了文字位置
8iAEに記事Aのポインタから「1」だけディクリメント
した値を設定する。
【0062】ステップS36の処理が終了すると、次に、
記事Bのポインタ値の文字から連続して一致する文字列
の開始文字位置と終了文字位置を求めて差分情報に設定
する(ステップS37)。具体的には、以下の(1)〜(4)の
処理を行う。
【0063】(1)差分情報255内の記事Bの開始文字位置
8iBSに記事Bのポインタ値を設定する。
【0064】(2)記事Bの一致テーブル内の記事Bのポ
インタを「1」だけインクリメントし、対応する一致状
態格納領域の値が「1」だけ増加しているか(連続してい
るか)を調べる。
【0065】(3)一致状態格納領域の値が「1」ずつ増
加しなくなった(連続しなくなった)場合、または記事A
の文字範囲を超えたところで打ち切る。
【0066】(4)差分情報255内の記事Bの終了文字位置
8iBEに記事Bのポインタから1減らした値を設定する。
【0067】ステップS37の処理が終了すると、次に、
記事Aのポインタが記事Aの文字範囲を越えているか否
かを判定し、越えていなければステップS32の処理を行
い、越えていれば差分情報検出処理を終了する(ステッ
プS38)。
【0068】一方、図12のステップS33で、記事Aの
ポインタ値に対応する一致状態格納領域に一致情報が格
納され、かつ、記事Bのポインタ値に対応する一致状態
格納領域に不一致情報が格納されていると判定された場
合には、差分情報のレコード番号を「1」だけインクリ
メントし、差分情報255の区分8iKに「不一致」を意味す
るコードを書き込む(ステップS39)。
【0069】次に、差分情報の記事Aの開始文字位置と
終了文字位置に該当無しを設定する(ステップS40)。
具体的には、差分情報255内の記事Aの開始文字位置8iA
Sに「該当なし」を意味する値を設定し、差分情報255内
の記事Aの終了文字位置8iAEに「該当なし」を意味する
値を設定する。
【0070】次に、記事Bのポインタ値の文字から連続
して一致する文字列の開始文字位置と終了文字位置を求
めて差分情報に設定する(ステップS41)。具体的に
は、以下の(1)〜(4)の処理を行う。
【0071】(1)差分情報255内の記事Bの開始文字位置
8iBSに記事Bのポインタ値を設定する。
【0072】(2)記事Bの一致テーブル内の記事Bのポ
インタを「1」だけインクリメントし、対応する一致状
態の値が「1」だけ増加しているか(連続しているか)を
調べる。
【0073】(3)一致状態の値が「1」ずつ増加しなく
なった(連続しなくなった)場合または記事Aの文字範囲
を超えたところで打ち切る。
【0074】(4)差分情報255内の記事Bの終了文字位置
8iBEに記事Bのポインタから「1」減らした値を設定し
た後、図12のステップS32に戻る。
【0075】一方、図12のステップS34で、記事Aの
ポインタ値に対応する一致状態格納領域に不一致情報が
格納され、かつ、記事Bのポインタ値に対応する一致状
態格納領域に一致情報が格納されていると判定された場
合には、差分情報のレコード番号を「1」だけインクリ
メントし、差分情報255の区分8iKに「不一致」を意味す
るコードを書き込む(ステップS42)。
【0076】次に、記事Aのポインタ値の文字から連続
して一致する文字列の開始文字位置と終了文字位置を求
めて差分情報を設定する(ステップS43)。具体的に
は、以下の(1)〜(5)の処理を行う。
【0077】(1)差分情報255内の記事Aの開始文字位置
8iASに記事Aのポインタ値を設定する。
【0078】(2)記事Aの一致テーブル内の記事Aのポ
インタを「1」だけインクリメントし、対応する一致状
態格納領域の値が「1」だけ増加しているか(連続して
いるか)を否かを判定する。
【0079】(3)一致状態の値が「1」ずつインクリメ
ントしなくなった(連続しなくなった)場合、または記事
Aの文字範囲を超えたところで打ち切る。
【0080】(4)差分情報255内の記事Aの終了文字位置
8iAEに記事Aのポインタから「1」だけディクリメント
した値を設定する。
【0081】次に、差分情報の記事Bの開始文字位置と
終了文字位置に該当無しを設定する(ステップS44)。
ここでは、差分情報255内の記事Bの開始文字位置8iBS
に該当なし」を意味する値を設定し、次に、差分情報25
5内の記事Aの終了文字位置8iBEに「該当なし」を意味
する値を設定した後、図12のステップS32の処理を行
う。
【0082】一方、図12のステップS34で、記事A,
Bのポインタ値に対応する一致状態格納領域に不一致情
報が格納されていると判定された場合には、差分情報の
レコード番号を「1」だけインクリメントし、差分情報
255の区分8iKに一致を「不一致」を意味するコードを書
き込む(ステップS45)。
【0083】次に、記事Aのポインタ値の文字から連続
して不一致の文字列の開始文字位置と終了文字位置を求
めて差分情報を設定する(ステップS46)。具体的に
は、以下の(1)〜(4)の処理を行う。
【0084】(1)差分情報255内の記事Aの開始文字位置
8iASに記事Aのポインタ値を設定する。
【0085】(2)記事Aの一致テーブル内の記事Aのポ
インタを「1」だけインクリメントし、対応する一致状
態が不一致の値で連続しているかを判定する。
【0086】(3)一致状態の値が不一致の値で連続しな
くなった場合または記事Aの文字範囲を超えたところで
打ち切る。
【0087】(4)差分情報255内の記事Aの終了文字位置
8iAEに記事Aのポインタから「1」だけ減らした値を設
定する。
【0088】次に、記事Bのポインタ値の文字から連続
して不一致の文字列の開始文字位置と終了文字位置を求
めて差分情報を設定する(ステップS47)。具体的に
は、以下の(1)〜(4)の処理を行う。
【0089】(1)差分情報255内の記事Bの開始文字位置
8iBSに記事Bのポインタ値を設定する。
【0090】(2)記事Bの一致テーブル内の記事Bのポ
インタを「1」だけインクリメントし、対応する一致状
態が不一致の値で連続しているかを調べる。
【0091】(3)一致状態の値が不一致の値で連続しな
くなった場合または記事Bの文字範囲を超えたところで
打ち切る。
【0092】(4)差分情報255内の記事Bの終了文字位置
8iBEに記事Bのポインタから1減らした値を設定する。
【0093】次に、記事Aのポインタが記事Aの文字範
囲を超えたか否かを判定し、越えていなければ図12の
ステップS32の処理を行い、越えていれば差分情報検出
処理を終了する(ステップS48)。
【0094】図19および図20は図4のステップS7
の処理の差分表示詳細を示すフローチャートである。ま
た、図21は図8の記事Aと図10の記事Bとの差分を
表示した結果を示す図である。
【0095】まず、区分8iKが一致するか否かを判定す
る(ステップS71)。一致すればステップS72の処理を
行い、不一致であればステップS74の処理を行う。
【0096】ステップS72では、記事Aの開始/終了文
字位置の文字を表示する。ここでは、記事Aの開始文字
位置8iASから記事Aの終了文字位置8iAEの文字列を記事
Aのテキスト251から取り出し、取り出した文字列を画
面表示する。
【0097】次に、最後のレコードまで処理したか否か
を判定する(ステップS73)。最後のレコードまで処理
した場合には図の処理を終了し、まだ処理していないレ
コードが残っている場合には、ステップS71の処理を行
う。
【0098】ステップS74では、記事Aの開始/終了文
字に該当する文字が記事Bにあるか否かを判定する。記
事Bになければ、記事Bの開始/終了文字を表示する
(ステップS75)。ここでは、記事Bの開始文字位置8i
BSから記事Bの終了文字位置8iBEの文字列を記事Bのテ
キスト252から取り出し、取り出した文字列に追加マー
クを付与して画面表示した後、ステップS73の処理を行
う。
【0099】一方、記事Aの開始/終了文字に該当する
文字が記事Bにあれば記事Aの開始/終了文字位置の文
字を表示する(ステップS76)。次に、記事Bの開始/
終了文字に該当する文字が記事Aにあるか否かを判定す
る(ステップS77)。該当する文字がない場合はステッ
プS73に進み、該当する文字がある場合はステップS75
に進む。
【0100】このように、本実施形態では、2つの記事
の一致検出を行って差分情報を作成し、2つの記事の差
分を画面に表示するようにしたため、2つの記事の相違
点を把握しやすくなり、レイアウト編集時の作業ミス等
を防止できる。
【0101】上述した各実施形態では、新聞紙面のレイ
アウトを行う例について説明したが、本発明は、新聞以
外の雑誌などの紙面のレイアウトを行う場合にも同様に
適用可能である。
【0102】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、紙面のレイアウト担当者が現在使用している記事
とその変更版の記事との差分、即ち同一部分と相違部分
を自動認識して、その区別が明確に分かるような形で画
面表示するので確認作業の煩雑さを解消でき、作業ミス
の防止や作業時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記事差分表示装置を組み込んだ新
聞製作システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】図1の組版端末9の内部構成を示す詳細ブロッ
ク図。
【図3】記事ファイルのデータ構成を示す図。
【図4】記事差分表示装置の処理動作を示すフローチャ
ート。
【図5】端末/サーバ間の連絡情報の構成を示す図。
【図6】サーバとの通信モジュールの処理動作を示すフ
ローチャート。
【図7】図4のステップS5の一致検出処理の詳細を示
すフローチャート。
【図8】記事Aの内容を示す図。
【図9】記事Aの一致テーブルを示す図。
【図10】記事Bの内容を示す図。
【図11】記事Bの一致テーブルを示す図。
【図12】図4のステップS7の差分情報作成処理の詳
細を示すフローチャート。
【図13】図12に続くフローチャート。
【図14】図13に続くフローチャート。
【図15】図14に続くフローチャート。
【図16】差分情報の構成を示す図。
【図17】記事Aが図8の内容で記事Bが図10の内容
の場合の差分情報の設定値を示す図
【図18】図17に続く図。
【図19】図4のステップS7の処理の差分表示詳細を
示すフローチャート。
【図20】図19に続くフローチャート。
【図21】図8の記事Aと図10の記事Bとの差分を表
示した結果を示す図。
【符号の説明】
1 サーバ系 2 端末系 3 記事サーバ 4 画像サーバ 5 組版サーバ 6 編集出力サーバ 7 記事入力/校正端末 8 画像入力/加工端末 9 組版端末 10 大刷プリンタ 11 版下プリンタ 21 入力デバイス 22 表示装置 23 グラフィカル・ユーザ・インタフェース・モジュ
ール 24 紙面レイアウト装置 25 レイアウト用データ部 26 サーバとの通信モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高 田 雅 仁 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 5B075 ND03 5E501 AA13 AC15 AC25 BA03 BA05 FA13 FA14 FA23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】起源が同一の記事を世代ごとに関連づけて
    保管する記事保管手段と、 関連づけられた世代の異なる複数の記事同士を互いに比
    較する記事比較手段と、 前記記事比較手段の比較結果に基づいて、前記複数の記
    事の異同が識別できる形態で、前記複数の記事の少なく
    ともいずれかを表示させる表示制御手段と、を備えるこ
    とを特徴とする記事差分表示装置。
  2. 【請求項2】前記記事比較手段は、 関連づけられた世代の異なる複数の記事同士の異同を検
    出する一致検出手段と、 前記一致検出手段の検出結果に基づいて、前記複数の記
    事同士の差分情報を作成する差分情報作成手段と、を有
    し、 前記表示制御手段は、作成された前記差分情報に基づい
    て、前記複数の記事同士が互いに異なる箇所を識別表示
    させることを特徴とする請求項1に記載の記事差分表示
    装置。
  3. 【請求項3】比較を行う各記事ごとに設けられ、各記事
    を構成する文字情報が並び順に格納される記事データ格
    納手段と、 比較を行う複数の前記記事データ格納手段に格納された
    文字情報を文字単位で比較し、記事を構成する各文字ご
    とに一致/不一致を示す情報を格納する一致状態格納手
    段と、を備え、 前記一致検出手段は、前記一致状態格納手段に格納され
    た情報に基づいて、複数の記事同士の異同を検出するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の記事差分表示装置。
  4. 【請求項4】前記表示制御手段は、記事から削除された
    部分と記事に追加された部分とを識別できる形態で表示
    させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の記事差分表示装置。
  5. 【請求項5】起源が同一の記事を世代ごとに関連づけて
    保管するステップと、 関連づけられた世代の異なる複数の記事同士を互いに比
    較するステップと、 記事同士の比較結果に基づいて、前記複数の記事の異同
    が識別できる形態で、前記複数の記事の少なくともいず
    れかを表示させるステップと、を備えることを特徴とす
    る記事差分表示方法。
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