JP2001272672A - 反射型液晶表示装置とその製造方法 - Google Patents
反射型液晶表示装置とその製造方法Info
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Abstract
示装置において、画素電極でもある金属膜の表面に複数
の多角錐を形成して反射膜となし、入射した外光を均一
に散乱させる。 【解決手段】 画素電極をなす金属膜1を有し、該金属
膜1が、表面に点在する複数のn角錐(n=3、4、・
・・)の凸部3を有し、該凸部3のn個の面のそれぞれ
が反射膜9になっているように反射型液晶表示装置を構
成する。このような反射膜9は、細溝22をよって放射状
にn分割(n=3、4、・・・)した複数の島状のレジ
ストパターンを金属膜1の上に形成し、ドライエッチン
グを行うことによって製造する。
Description
光の反射光によって表示が可能な反射型の液晶表示装置
と、その反射型液晶表示装置の製造方法に関する。
した光を液晶表示装置内部に設けられた反射板によって
反射した光を表示光源として用いるので、バックライト
と呼ばれる光源を必要としない。そのため、反射型の液
晶表示装置は、液晶表示装置の特長である低消費電力や
薄型、軽量化が透過型の液晶表示装置に比べてより一層
達成できる可能性を有している。
で、図4(A)は模式的な断面図、図4(B)は(A)
の一部拡大図である。
の反射型液晶表示装置を例示しているが、反射型液晶表
示装置で用いられる液晶表示パネル10においても、透過
型と同様に液晶5は2枚のガラスなどの透明な基板61、
62に挟まれた液晶表示パネルの構成になっている。液晶
5には、TN、STN、GH、PDLCなどのいろいろ
な液晶が用いられ、反射型だからといって特に限定され
ることはない。
れるインジウム−錫酸化膜からなる透明導電膜が透明電
極7として被覆されている。この透明電極7は、液晶表
示パネル10の駆動方法が、例えば薄膜トランジスタ(T
FT)を用いて駆動するアクティブマトリックス型の場
合には、共通電極として全面に被覆されており、その上
に配向膜81が被覆されて液晶5と接している。因みに、
液晶表示パネルの駆動方法が単純マトリックス型の場合
には、X方向の縞状にパターニングされたX電極となっ
ている。
液晶表示パネル10の場合には、透明電極7の下にそれぞ
れの画素に対応したドット状のRGBのカラーフィルタ
82が設けられており、CF基板と呼ばれる。このCF基
板のそれぞれの画素の周縁の境界には、カラーフィルタ
82の混色を防いでそれぞれの画素を区画する、ブラック
マトリックス83と呼ぶ遮光性の膜が設けられている。
ス型の場合には、透明電極7が、例えば、それぞれの画
素に対応するドット状に配設された画素電極1を構成し
ており、この画素電極1の上には配向膜81が被覆されて
液晶5と接している。
めにTFT84が設けられている。TFT基板と呼ばれる
所以である。さらにTFT基板には、図示してないがT
FT84を駆動するバスラインなどが設けられている。因
みに単純マトリックス型の場合には、Y方向の縞状にパ
ターニングされたY電極となっており、X電極との多数
の交点のそれぞれが表示画素となっている。
液晶表示パネル10では、液晶表示パネル10の外部から照
射された光を反射する反射膜9が設けられている。この
反射膜9は、アクティブマトリックス型の液晶表示パネ
ル10の場合には、反射膜9が画素電極1の下に設けられ
が、反射膜9をアルミニウムなどの金属膜で形成して反
射膜9を画素電極1としても用いている場合が多い。因
みに、単純マトリックス型の液晶表示パネルの場合に
は、一方の基板61のX電極または他方の基板62のY電極
の下に設けられている。
晶表示パネル10に用いられる反射膜9は、真っ平らであ
ればよいというものではなく、液晶表示パネル10に入射
した外光をできるだけ液晶表示パネル10の中で均一に散
乱して効率よく出射させることが望まれる。
ば、反射膜9の表面を、粗面にしたり、傾斜角度をもっ
た曲面や凹凸面にしたり、あるいはプリズムやフレネル
レンズ、放物面レンズなどを敷き詰めた形状の高分子材
料で形成したシートを積層したり、さらに、高分子材料
を塗布した膜の表面を型押しして凹凸を設けたりする方
法などが提案されている。そうした凹凸面に金属膜を被
覆して反射膜とし、入射した外光を散乱させる。
ては、いろいろな提案がなされている。ところが、その
形状をどのような方法で製造するかについては、必ずし
も決定的に確立された方法がなく実用的には厄介であ
る。つまり、広い液晶表示パネル10の全面あるいは画素
電極1の対応する部位に所望の表面形状を有する反射膜
9を、入射光が均一に散乱するように、再現性よく形成
することは難しい。
を経て、再現性よく反射面となる多角錐を点在させた反
射膜を有する反射型液晶表示装置とその製造方法を提供
することを目的としている。
電極をなす金属膜を有し、該金属膜が、表面に点在する
複数のn角錐(n=3、4、・・・)の凸部を有し、該
凸部のn個の面のそれぞれが反射膜になっている反射型
液晶表示装置と、画素電極となる金属膜を形成する工程
と、次いで、該金属膜の表面にレジスト膜を形成し、該
レジスト膜をパターニングして、該金属膜の表面に点在
し、細溝をよって放射状にn分割(n=3、4、・・
・)した複数の島状のレジストパターンを形成する工程
と、次いで、ドライエッチングによって該金属膜の表面
に複数のn角錐を形成する工程と、該レジスト膜の残余
を除去する工程とを含む反射型液晶表示装置の製造方法
とによって解決できる。
膜の表面に複数のn角錐(n=3、4、・・・)の凸部
を設け、この凸部が反射膜の表面に点在させるようにし
ている。そして、この凸部のn個の面が反射面となるよ
うにしている。
射した外光が散乱し、光量むらを緩和して良好な表示品
質を得ることができる。
電極となる金属膜を通常の厚さより厚めに形成し、その
金属膜の表面に、細溝をよって放射状にn分割(n=
3、4、・・・)した複数の島状パターンが点在するよ
うに形成する。次いで、金属膜の表面をドライエッチン
グする。その際、エッチングガスの中に、レジスト膜を
エッチングする成分を含ませると金属膜のエッチングと
同時にレジスト膜も徐々にエッチングされて島状パター
ンが後退する。そして、細溝も拡がっていくに従って金
属膜がn個の傾斜面を持ってエッチングされていく。レ
ジスト膜のない部位はエッチングによって全体に膜厚が
薄くなるので、金属膜の表面にn角錐が凸部として点在
することになる。
に点在する小さな多角錐を作ることができる。この多角
錐が液晶表示パネルに入射した外光を散乱させるので、
反射型液晶表示装置の表示品質を向上させることができ
る。
を模式的に示した説明図で、図1(A)は金属膜上に多
角錐が点在する反射膜の斜視図、図1(B)は入射光の
乱反射の様子を示す反射膜の一断面図、図2はレジスト
パターンと多角錐との関係を説明する斜視図で、図2
(A)はレジストパターン、図2(B)は形成される多
角錐の斜視図と正面と側面の断面図、図3は金属膜の表
面に多角錐を製造する工程図である。
2はレジスト膜、3は凸部(=多角錐)、4は入射光、
21はレジストパターン、22は溝、31は反射面である。
クス方式の反射型液晶表示装置における金属膜1の材料
は、画素電極であるので導電性のよい金属であり、例え
ば、0.1μm程度の厚さがあればよい。こゝでは金属膜
1は反射膜でもあるので、アルミニウムやニッケル、ク
ロムなどの金属光沢を有する金属を用いることができる
が、こゝではAlを用いている。
によって設ける。凸部3の高さ:hに相当する削り代が
必要であり、削り代の厚さ:tは、例えば、0.2μm程
度である。従って、金属膜1の初期の膜厚は、例えば、
0.1(画素電極の厚さ)+0.2(角錐の高さ)=0.3μ
mである。
ば、ポジティブレジストを1.4μmの厚さに被覆する。
そして、それぞれの画素電極に対応する金属膜1の上
に、複数のレジストパターン21が点在するように設け
る。数十〜数百μm□の画素電極に対して、20〜30
個を点在させる。このレジストパターン21は、外形が円
形でも方形でもよいが、こゝでは15μmφの円形で例
示している。
が放射状に刻まれた形状にする。細溝22の幅は例えば1
μmである。n本の細溝22をn等分割した放射状に設け
れば正n角錐となる。こゝでは、n=4で4角錐の凸部
3を設ける例なので、4本の細溝22を十字形に4等分割
した形状になっている。
ジストパターン21を3本の細溝22で3等分割すればよ
く、5角錐の凸部3を形成する場合には、5本の細溝22
で5分割すればよい。
の位置関係は、図2に示したとおりで、細溝22の部分が
角錐の面に対応する。従って、図2(A)に示したよう
なレジストパターン21に対して、図2(B)に示したよ
うな角錐が形成される。
成するエッチングには、Cl2 +BCl3 +O2 の混合
ガスを用いて行う。O2 を含むのは、レジストパターン
21を少しずつエッチングするためで、細溝22と周縁から
順次エッチングが進行してレジストパターン21がやせ細
ってくるに従い、下地の金属膜1が角錐状の形状を形成
しながらエッチングされていく。約2分間で0.2μm程
度の高さの4角錐が形成でき、4面の反射面31が得られ
る。
向に反射する。図1(B)では入射光4が反射する様子
を一断面で示したが、紙面の前後方向にも反射する。従
って、入射光4は複数個の凸部3の反射面31によって全
体としては四方八方に乱反射することになる。
る工程を示したが、前段の工程は上で述べたとおりであ
り、最後にエッチングし切れずに残った残余レジストを
剥離すれば、金属膜1をエッチングして角錐を設ける工
程が終了する。
以外にもいろいろな金属が用いられることはいうまでも
ない。また、凸部を何角錐にするかは任意に選択できる
が、nは3〜5程度がよく、あまり大きくすると稜線が
だれて円錐に近くなる。ただし、そのことは本発明の作
用・効果を減ずるものではない。さらに、角錐の大きさ
や個数については種々の変形が可能である。
反射膜を、画素電極の上に設けた金属膜をホトリソグラ
フィを用いてエッチングし、再現性よく反射面となる多
角錐を点在させた反射膜を形成することができる。
効率よくできるだけ均一に乱反射させることが可能とな
り、反射型液晶表示装置の今後の発展に対して、本願発
明は寄与するところが大である。
説明図で、図1(A)は金属膜上に多角錐が点在する反
射膜の斜視図、図1(B)は入射光の乱反射の様子を示
す反射膜の一断面図である。
る斜視図で、図2(A)はレジストパターン、図2
(B)は形成される多角錐の斜視図と正面と側面の断面
図である。
る。
(A)は模式的な断面図、図4(B)は(A)の一部拡
大図である。
22 細溝 3 凸部(=多角錐) 31 反射面 4 入射光
Claims (2)
- 【請求項1】 画素電極をなす金属膜を有し、 該金属膜が、表面に点在する複数のn角錐(n=3、
4、・・・)の凸部を有し、該凸部のn個の面のそれぞ
れが反射膜になっていることを特徴とする反射型液晶表
示装置。 - 【請求項2】 画素電極となる金属膜を形成する工程
と、 次いで、該金属膜の表面にレジスト膜を形成し、該レジ
スト膜をパターニングして、該金属膜の表面に点在し、
細溝をよって放射状にn分割(n=3、4、・・・)し
た複数の島状パターンを形成する工程と、 次いで、ドライエッチングによって該金属膜の表面に複
数のn角錐を形成する工程と、 該レジスト膜の残余を除去する工程とを含むことを特徴
とする反射型液晶表示装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000082877A JP2001272672A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 反射型液晶表示装置とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000082877A JP2001272672A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 反射型液晶表示装置とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001272672A true JP2001272672A (ja) | 2001-10-05 |
Family
ID=18599620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000082877A Withdrawn JP2001272672A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 反射型液晶表示装置とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001272672A (ja) |
-
2000
- 2000-03-23 JP JP2000082877A patent/JP2001272672A/ja not_active Withdrawn
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