JP2003084302A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003084302A
JP2003084302A JP2002184770A JP2002184770A JP2003084302A JP 2003084302 A JP2003084302 A JP 2003084302A JP 2002184770 A JP2002184770 A JP 2002184770A JP 2002184770 A JP2002184770 A JP 2002184770A JP 2003084302 A JP2003084302 A JP 2003084302A
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JP
Japan
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liquid crystal
substrate
display device
crystal display
reflection
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Application number
JP2002184770A
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English (en)
Inventor
Kohei Nagayama
耕平 永山
Yasuyuki Hanazawa
康行 花澤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】良好な表示品位の画像を表示できる液晶表示装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 液晶表示装置は、アレイ基板10と対向
基板11との間に挟持された液晶層12を備え、アレイ
基板10は、対向基板11及び液晶層12を介して入射
した光を反射する反射画素電極23を備えている。この
反射画素電極23は、各画素領域PXに凹凸を有してい
る。隣接する凸部の画素領域内において互いに隣接する
凸部の頂部間隔が5乃至15μmの範囲内で分布し、こ
のうち最も存在率の高い頂部間隔を中心にして±0.5
μmの範囲の頂点間隔の存在率が40%以上80%以下
であり、この画素領域内においてアレイ基板主面に対す
る傾斜角が4.5°以下となる反射板の正反射面が該画
素領域に対し面積比35%以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示装置に
係り、特に、反射機能を有する液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置は、例えばパーソナ
ルコンピュータ、テレビ、ワードプロセッサ、携帯電話
のような様々な機器の表示装置として利用されている。
このように液晶表示装置の利用範囲が広がる一方で、よ
り一層の小型、省電力、低コストというような高機能化
の要望も高まっている。
【0003】一方で反射型液晶表示装置が開発されてい
る。この反射型液晶表示装置は、外光を用いて画像表示
を行うため、バックライトのような内部光源を必要とし
ない。したがって、反射型液晶表示装置は、上述したよ
うな要望を達成できる可能性を有している。
【0004】ところで、この反射型液晶表示装置では、
外光が反射板で反射され液晶層で光学変調されることに
より画像として表示面に表示される。外光の明るさは、
液晶表示装置の設置環境に依存し、バックライト光のよ
うに安定していない。したがって、外光の光強度をでき
る限り減衰させないことが明るい画像を表示するために
重要である。特に、反射板の反射特性は、光強度の減衰
に大きく影響する。このため、あらゆる角度で入射する
外光を効率良く反射する反射特性を得るための最適化が
試みられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述した
問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、良好
な表示品位の画像を表示できる液晶表示装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の様態に
よる液晶表示装置は、一対の第1基板と第2基板との間
に挟持された液晶層を備え、前記第1基板は、前記第2
基板及び前記液晶層を介して入射した光を反射する反射
板を含み、前記反射板は、各画素領域に複数の凹凸部を
有し、前記画素領域内において互いに隣接する凸部の頂
部間隔が5乃至15μmの範囲内で分布し、このうち最
も存在率の高い頂部間隔を中心にして±0.5μmの範
囲の頂点間隔の存在率が40%以上80%以下であり、
前記画素領域内において前記第1基板主面に対する傾斜
角度が4.5°以下となる前記反射板の正反射面が該画
素領域に対し面積比35%以下であることを特徴とす
る。
【0007】この発明の第2の態様による液晶表示装置
は、一対の第1基板と第2基板との間に挟持された液晶
層を備え、前記第1基板は、前記第2基板及び前記液晶
層を介して入射した光を反射する反射板を含み、前記反
射板は、各画素領域に複数の凹凸部を有し、前記画素領
域内において互いに隣接する凸部の頂部間隔が5乃至1
5μmの範囲内で分布し、このうち最も存在率の高い頂
部間隔を中心にして±0.5μmの範囲の頂点間隔の存
在率が40%以上80%以下であり、前記凹凸部におけ
る凹部の底部から凸部の頂部までの平均の高さは、0.
1μm以上1.2μm以下であることを特徴とする。
【0008】この発明によれは、液晶表示装置に入射し
た外光のうち、表示の明るさに寄与しない正反射成分を
低減し、かつ凸部の配置に適切な分布をもたせることに
より、反射光による干渉縞の発生を抑制することが可能
となる。したがって、理想の反射特性に近い反射機能を
実現することができ、非常に明るく均一性に優れた良好
な表示品位の画像を表示することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
係る液晶表示装置について図面を参照して説明する。
【0010】図1乃至図3に示すように、液晶表示装置
は、第1基板としてのアレイ基板10と、第2基板とし
ての対向基板11と、アレイ基板10及び対向基板11
間に挟持された液晶層12と、を備えて構成される。
【0011】アレイ基板10は、ガラスなどの絶縁基板
13、画素電極23、複数の信号線14、複数の走査線
15、複数のスイッチング素子としての画素用薄膜トラ
ンジスタ(TFT)24、配向膜31などを備えて構成
される。画素電極23は、絶縁基板13上にマトリクス
状に配置され、光反射性を有する金属材料によって形成
される。信号線14は、画素電極23の列に沿って配置
される。走査線15は、画素電極23の行に沿って配置
される。TFT24は、各々対応走査線15及び対応信
号線14の交差位置近傍に配置される。配向膜31は、
複数の画素電極23を覆うように配置される。
【0012】対向基板11は、光透過性を有するガラス
などの絶縁基板36、カラーフィルタとしての着色層3
7、対向電極38、配向膜39などを備えて構成され
る。着色層37は、絶縁基板36を覆うように配置され
る。この着色層37は、例えば赤色、緑色、青色のそれ
ぞれの光成分を透過する樹脂層によって形成される。対
向電極38は、着色層37を覆うように配置され、光透
過性を有する金属材料によって形成される。配向膜39
は、対向電極38を覆うように配置される。また、偏光
板40は、着色層37とは反対側の絶縁基板36上に貼
り付けられる。
【0013】この反射型液晶表示装置では、液晶層12
が複数の反射画素電極23にそれぞれ対応して複数の画
素領域PXに区画される。各画素領域PXは、各々2本
の隣接走査線15と2本の隣接信号線14との間に配置
される。各薄膜トランジスタ24は、対応走査線15か
ら供給される走査パルスに応答して導通し、対応信号線
14の電位を対応反射画素電極23に供給する。各反射
画素電極23は、対応信号線14の電位を画素電位とし
て液晶層12の対応画素領域PXに印加する。画素領域
PXの透過率は、画素電位と対向電極38の電位との電
位差に基づいて制御される。
【0014】アレイ基板10において、各TFT24
は、半導体層16と、ゲート電極18と、ソース電極1
9と、ドレイン電極20と、によって構成される。半導
体層16は、絶縁基板13上に配置され、アモルファス
シリコンあるいはポリシリコンによって形成される。こ
の半導体層16は、絶縁基板13と一緒にゲート絶縁膜
17により覆われる。ゲート電極18は、このゲート絶
縁膜17により半導体層16から絶縁され、このゲート
絶縁膜17上で対応走査線15と一体的に形成される。
ゲート電極18及び走査線15は、ゲート絶縁膜17と
一緒に層間絶縁膜32により覆われる。
【0015】ソース電極19及びドレイン電極20は、
それぞれゲート電極18の両側において半導体層16に
コンタクトホール21,22を介してコンタクトし、対
応反射画素電極23及び対応信号線14にそれぞれ接続
される。すなわち、コンタクトホール21,22は、ゲ
ート電極18の両側において半導体層16内に形成され
るソース領域16S及びドレイン領域16Dを露出する
ように層間絶縁膜32及びゲート絶縁膜17に形成され
る。
【0016】ソース電極19は、層間絶縁膜32上に配
置され、コンタクトホール21を介して半導体層16の
ソース領域16Sにコンタクトする。また、このソース
電極19は、層間絶縁膜32上で拡張ソース電極33と
一体的に形成される。ドレイン電極20は、層間絶縁膜
32上に配置され、コンタクトホール22を介して半導
体層16のドレイン領域16Dにコンタクトする。ま
た、このドレイン電極20は、層間絶縁膜32上で対応
信号線14と一体的に形成される。ソース電極19、拡
張ソース電極33、ドレイン電極20、及び信号線14
は、層間絶縁膜32と一緒に保護絶縁膜25によって覆
われる。
【0017】この保護絶縁膜25は、拡張ソース電極3
3を部分的に露出するコンタクトホール29を有し、有
機絶縁膜26によって覆われる。有機絶縁膜26は、保
護絶縁膜25のコンタクトホール29に対応して拡張ソ
ース電極33を部分的に露出するコンタクトホール30
を有する。反射画素電極23は、有機絶縁膜26上に配
置され、コンタクトホール29,30において拡張ソー
ス電極33にコンタクトする。この反射画素電極23
は、配向膜31により覆われる。
【0018】有機絶縁膜26は、各画素領域PXにおい
て複数の位置で隆起する起伏を備えた上部表面を有す
る。すなわち、この起伏は、この画素領域PXの範囲に
おいてランダムに配置される複数の半球状凸部26c
と、これら凸部26cを取り囲む凹部26dとから構成
される。
【0019】反射画素電極23は、対向基板11側から
液晶層12を介して入射した光を高い反射率で散乱させ
る反射板としての機能を有し、例えば銀、アルミニウ
ム、ニッケル、クロム、あるいはこれらの合金のような
材料によって形成される。この反射画素電極23は、有
機絶縁膜26の上部表面に沿って所定の厚さに形成され
る。このため、反射画素電極23は、画素領域PXにお
ける有機絶縁膜26の凸部26cに対応した凸部23
c、及び、有機絶縁膜26の凹部26dに対応した凹部
23dから構成された凹凸部を有する。
【0020】ところで、このような反射型液晶表示装置
では、どれだけ周囲の外光を効率良く利用して表示面を
明るくできるかということが重要である。このため、こ
の液晶表示装置に搭載される反射板の果たすべき役割は
非常に大きく、あらゆる角度から入射する外光を効率良
く利用できることが要求されている。このように、最適
な反射特性を有するような反射板の検討がなされてい
る。
【0021】たとえば、図4に示すように、反射画素電
極23の表面に凸パターン23cをランダムに配置する
ことにより、散乱光を一定範囲内の領域に集光したり、
特定方向から観察した場合の散乱光強度を高めるなどの
試みがなされている。理想的な凹凸部の傾斜角度分布
は、図5に示す通りであり、特開平11−326615
号公報にて理論的に検討されている。なお、この傾斜角
度分布は、アレイ基板の主面に対する所定の傾斜角度
(0°、1°、2°、3°…)に対して±0.5°の範
囲での凹凸部の傾斜角度の存在率(画素領域に対する当
該傾斜角度の面の占有率)として規定しており、以下の
説明でも同様である。図5に示すような傾斜角度分布を
持つ反射板では、光の散乱角全体にわたって均一な光密
度が得られる上、散乱方向を限定することによって明る
さを向上することが可能となり、非常に明るく均一性に
優れた表示品位を得ることができる。
【0022】しかしながら、実際には、図5に示すよう
な傾斜角度分布を実現することは困難である。即ち、反
射板の凹凸形状は下地の絶縁膜の表面形状を反映したも
のとなるが、一般に下地膜の凹凸表面は等方性エッチン
グにより得られているため、傾斜角度の存在率を任意に
コントロールすることが困難なためである。
【0023】即ち下地膜の表面形状は、周知のフォトリ
ソグラフィプロセスによって得ることができ、下地膜を
パターニングする際のレジストパターンによって、凸部
の配置の規則性または不規則性が導入される。このと
き、凹凸の規則性を高めると、反射光成分が干渉しあう
ことによって干渉縞が発生し、表示に濃淡が生じて表示
品位が低下することがわかった。一方でこれを防ぐため
に、凹凸の配置をランダムにすると、隣接凸部の頂点間
隔が広い部分または狭い部分に比較的平坦な正反射面が
つくられるため、正反射成分が増大することの知見が得
られた。
【0024】即ちレジストパターン同士が離れた領域
(これによって作製される凸部の頂点間隔の広い領域)
では、凸部間の下地膜がほぼ除去されて、反射板の形状
にはさらに下地の平坦面の形状が反映されることとな
り、一方レジストパターン同士がきわめて近接した領域
(これによって作製される凸部の頂点間隔の狭い領域)
では、下地膜がわずかにエッチングされる程度であり、
ほとんど傾斜角がもたらされない。
【0025】例えば、図4に示したようなランダムに凹
凸部を配置した場合、傾斜角度分布は、図6に示すよう
に、正反射に寄与する傾斜角度の存在率が非常に多く、
表示品位が十分とは言えない。すなわち、外光のうちの
正反射成分が多い場合、表示画面に光源が映り込む。こ
のため、観察者は光源を視野の外に追いやるため、実際
には、正反射成分は表示の明るさに寄与しない。結果と
して、観察者にとって、十分な明るさが得られず、表示
画面が暗く感じる。
【0026】発明者らの検討の結果、実用に十分な明る
さを確保できる反射板を形成するためには、正反射に寄
与する領域、即ちアレイ基板に対する傾斜角度が0°以
上4.5°以下の反射面の存在率を35%以下、より好
ましくは0°以上2.0°以下の面の存在率を20%以
下に低下させることが必要であることがわかった。
【0027】発明者らは凸部の配置の最適化を図ること
によって、このような問題を解決することを試みた。即
ち、凸部の頂点間隔が5〜15μmの範囲で略正規分布
的になるようにレジストを露光するマスクパターンを作
製した。このマスクパターンは凸部に対応する円形の透
孔を有し、この透孔の中心間隔は0.5μm刻みで制御
することができる。換言すれば凸部の頂点間隔は0.5
μm刻みで制御することができる。
【0028】このとき、上述した如く反射板の表面に形
成された凹凸部の傾斜角度分布は、隣接する凸部23c
の頂部間隔Lに依存する。
【0029】たとえば、図7に示すように、隣接する凸
部23cの頂部間隔Lが約10μm程度の領域A、隣接
する凸部23cの頂部間隔が約8μmの領域B、隣接す
る凸部23cの頂部間隔が約12μmの領域Cと、3つ
の領域に分けたとする。図7の領域Aの断面では、図1
1の(a)に示すように、隣接する凸部23cの間に正
反射部(傾斜角度が0°の平坦部分)がほとんどない。
このため、図8に示すように、領域Aの傾斜角度分布
は、理想的な傾斜角度分布(図5)に近い形状となる。
【0030】これに対して、図11の(b)に示すよう
に、領域Bのように隣接する凸部23cの頂部間隔が約
8μmと狭い場合では、凸部23cの一部すなわち凸部
の裾部分が重なり合う。このため、傾斜角度は緩やかに
なる。したがって、図9に示すように、領域Bの傾斜角
度分布においては、0°以上4.5°以下の正反射に寄
与する傾斜角度の存在率が増加する。
【0031】また、図11の(c)に示すように、領域
Cのように隣接する凸部23cの頂部間隔が約12μm
と広い場合では、凸部23cの間に平らな部分、すなわ
ち正反射部が形成される。このため、図10に示すよう
に、領域Cの傾斜角度分布においては、正反射に寄与す
る傾斜角度の存在率が増加する。
【0032】そこで、凸部の頂部間隔分布を様々に変え
て、表示品位の評価を行った。凸部は頂部間隔が5〜1
5μmの範囲の中で略正規分布的になるようランダムに
配置される。頂部間隔が5〜15μmにわたって分布し
ているときは、最も存在率の高い頂部間隔は10μmで
ある。しかし常に最も存在率の高い頂点間隔が10μm
であるとは限らず、頂部間隔が5〜15μmの範囲の
中、例えば6〜13μmの範囲で分布していれば約9.
5μmが最も存在率の高い頂部間隔となる。いずれにし
ろ最も存在率の高い頂点間隔は実測により求めることが
できる。
【0033】このとき、最も存在率の高い頂部間隔dを
中心にして±0.5μmの存在率が40%以上であれ
ば、表示画面に光源等の映り込みはなく、実用上十分な
明るさを達成できるという知見を得た。尚この頂部間隔
の存在率は、後述するように頂部間隔のヒストグラムを
0.5μm刻みで作製し、最も存在率の高い頂部間隔を
中心にして±0.5μmの領域の面積を、分布全体の領
域の面積で除した値として求めることができる。また凸
部の頂部は、一般にその凸部の最も高い点とみなすこと
ができるが、本例のように等方エッチングにより凸部を
作製した場合は、凸部の中心とみなすことができる。
【0034】さらに詳細に検討するため、上記の条件で
作製された反射板表面形状の傾斜角度分布を求めた。尚
この傾斜角度とは、任意領域の反射板表面が、アレイ基
板主面に対してなす角度を意味する。このとき、傾斜角
度が0°〜4.5°の面が、画素領域に対し35%以下
となっていることが判明した。傾斜角度4.5°以下の
面は特に正反射に寄与する正反射面をなすため、この領
域が35%以下となっていることが映り込みをなくすこ
とに大きく寄与していることがわかった。
【0035】また別の観点から検討すると、凸部の最も
存在率の高い頂部間隔dを中心にして±0.5μmの存
在率を40%以上とし、かつ凸部高さ(凸部の頂部から
凹部の頂部までのピークトゥピーク値)の平均値を0.
1μm以上1.2μm以下とすることにより、光源等の
映り込みは視認されないことがわかった。即ち、凸部の
高さが極端に小さい場合は、凸部の最も存在率の高い頂
部間隔dを中心にして±0.5μmの存在率を40%以
上としても、凸部間の傾斜が緩やかとなり正反射領域が
増大し、逆に凸部の高さが極端に大きくなった場合は、
有効な拡散反射が生じにくくなり実用上十分な明るさが
達成できない。凸部高さを上記範囲とすることにより,
外光の映り込みもなく十分な明るさが得られた。これ
は、頂部間隔の分布と凸部高さを上記範囲とすることに
より、正反射面の割合を35%以下に抑制できたものと
考えることができる。
【0036】一方、最も存在率の高い頂部間隔dを中心
にして±0.5μmの存在率の最適値には上限があるこ
ともわかった。この存在率が過度に大きくなると、表示
画面に干渉縞が発生し、表示品位が著しく劣化するとい
う現象が認められた。これは、凸部の配列の規則性が強
くなるため、反射光成分の干渉が強くなった結果干渉縞
が認められるようになったものと考えることができる。
【0037】この存在率の上限について検討した結果、
最も存在率の高い頂部間隔dを中心にして±0.5μm
の存在率を80%とすれば、干渉縞は視認されなかっ
た。即ち、凸部の配置に適度な不規則性が導入された結
果、反射光成分の干渉が十分に弱められたものと考える
ことができる。
【0038】以下に、本発明の具体的な例を説明する。
【0039】すなわち、図15の(a)に示すように、
まず、ガラス板や石英板等の絶縁基板13を用意する。
そして、この絶縁基板13上に、ポリシリコンによって
形成された半導体層、酸化シリコン膜によって形成され
たゲート絶縁膜、Ta,Cr,Al,Mo,WおよびC
uなどの単体又はその積層膜あるいは合金膜によって形
成されたゲート電極及び走査線、酸化シリコン膜によっ
て形成された層間絶縁膜、Ta,Cr,Al,Mo,
W,Cuなどの単体又はその積層膜あるいは合金膜によ
って形成された信号線、ソース電極、拡張ソース電極、
窒化シリコン膜によって形成された保護絶縁膜などが形
成される。ここでは、詳細な積層構造の図示は省略す
る。
【0040】続いて、図15の(b)に示すように、ポ
ジ型感光性樹脂をスピンコート法などによって1μmか
ら4μm程度の厚さで塗布し、基板全体をプリベークす
る。これにより、有機絶縁膜26が形成される。
【0041】続いて、図15の(c)に示すように、上
述したような頂部間隔分布及び傾斜角度分布を考慮して
ある程度ランダムに配置された円形の遮光部を有するフ
ォトマスク34を用いて、画素領域PXにおける有機絶
縁膜26を露光する。有機絶縁膜26の表面に形成され
る凹凸の形状や密度は、フォトマスク34の遮光部及び
開口部の形状、密度、露光量等によって制御される。こ
こでは、フォトマスク34の遮光部のパターンは、直径
が5μm程度の円形であり、隣接する円形遮光部の中心
間隔が9.5μm〜10.5μmの範囲における存在率
が52%となるようにランダムに配置されている。な
お、露光量は、必要とされる凸部の高さ(凹部の深さ)
に応じて決定され、10mJ〜200mJの範囲内の値
とした。
【0042】続いて、図15の(d)に示すように、有
機絶縁膜26を現像することにより、上述の露光工程で
露光された部分が除去される。これにより、有機絶縁膜
26の表面に、複数の微細な凸部26c’及びこれら凸
部26c’の間に凹部26d’が形成される。なお、こ
の実施の形態では、フォトマスク34を用いた露光で
は、露光量が10〜200mJの範囲内の値としたた
め、凹部26d’の底が有機絶縁膜26の下地となる保
護絶縁膜に達することはなく、有機絶縁膜26の上部表
面付近にとどまる。
【0043】続いて、図15の(e)に示すように、基
板全体を加熱する。これにより、有機絶縁膜26の表面
がメルトし、凸部26c’及び凹部26d’がそれぞれ
角のとれた滑らかな略半球状の凸部26c及びこの凸部
26cを取り囲む凹部26dが形成される。
【0044】続いて、図15の(f)に示すように、A
l,Ni,Cr、Ag等の金属膜をスパッタ法により1
00nm程度の厚さで有機絶縁膜26上に成膜した後、
フォトエッチング法で所定の形状にパターニングする。
これにより、反射画素電極23が形成される。
【0045】他方、対向基板11を製造する。すなわ
ち、ガラス板や石英板等が光透過性の絶縁基板36とし
て用いられる。そして、顔料などを分散させた着色層3
7が絶縁基板36上に形成される。そして、光透過性の
対向電極38は、例えばITOをスパッタ法で着色層3
7上に成膜することによって形成される。
【0046】これらアレイ基板10及び対向基板11
は、配向膜31及び39の形成後に一体化される。配向
膜31は、低温キュア型のポリイミドを印刷により反射
画素電極23及び有機絶縁膜26を覆うように塗布し、
これをラビング処理することにより形成される。また、
配向膜39は、低温キュア型のポリイミドを印刷により
対向電極38を覆うように塗布し、これをラビング処理
することにより形成される。
【0047】上述した工程によって得られたアレイ基板
10及び対向基板11は、それぞれの配向膜31及び3
9が互いに内側にして向かい合うように配置され、所定
のギャップを残して周縁シール材によって貼り合わされ
る。液晶層12は、アレイ基板10と対向基板11との
間のギャップに、ネマチック液晶のような液晶組成物を
注入し封止することにより得られる。偏光板40は、着
色層37とは反対側の外面において絶縁基板36に貼り
付けられる。反射型液晶表示装置は上述のようにして完
成する。
【0048】この実施の形態に係る液晶表示装置では、
反射画素電極23が反射板を構成し、この反射板は、各
画素領域PXにランダムに配置された複数の略半球状凸
部23cと、これら凸部23cを取り囲む凹部23dと
から構成された反射面を有する。
【0049】次に、このようにして製造された図13に
示すような凹凸部を有する反射板と、図4に示すような
凹凸部を有する従来の反射板との反射特性を比較する。
【0050】図4に示したような従来の反射板における
凹凸部は、図12に示すような頂部間隔分布を有する。
なお、この頂部間隔分布は、所定の頂部間隔(0μm、
1μm、2μm、3μm…)に対して±0.5°の範囲
での凸部の頂部間隔の存在率として規定しており、以下
の説明でも同様である。
【0051】図12に示すように、従来の反射板では、
隣接する凸部の頂部間隔分布は広がりを有しており、凸
部は、種々の間隔で配置されていることがわかる。すな
わち、凹凸部における凸部の頂部間隔が4.5乃至1
5.5μmの範囲内に存在し、且つ、最大の存在率を有
する所定範囲の頂部間隔(図12に示した例では10±
0.5μmの範囲)での存在率が26%程度に過ぎな
い。
【0052】また、図4に示したような反射板の凹凸部
は、図6に示すような傾斜角度分布を有している。図6
に示すように、正反射に寄与する傾斜角度0°以上4.
5°以下の存在率が42%にも達する。
【0053】このような反射板では、最大の存在率を有
する頂部間隔を、正反射成分を低く抑えるよう最適な値
(例えば10±0.5μm)に設定したとしても、頂部
間隔分布が広がり、最大の存在率でさえも40%に満た
ない。このため、傾斜角度分布において、正反射に寄与
する傾斜角度の存在率を35%以下に抑えることができ
ず、図5に示したような理想的な傾斜角度分布を得るこ
とができない。これは、反射型液晶表示装置において、
周辺の外光の利用効率が不十分であることを意味するも
のである。
【0054】一方、上述した製造方法によって製造され
た反射板は、図13に示す凹凸部を有する。このように
して形成された凹凸部は、以下に示すような構造を有し
ている。すなわち、この実施の形態に係る液晶表示装置
では、図13に示すように、凸部23cをランダムに配
置しつつ、隣接する凸部23cとの頂部間隔Lを略一定
に揃えて形成される。ここでは、最も存在率の高い頂部
間隔Lを10μm±0.5μmに設定している。
【0055】図13に示したような反射板の凹凸部は、
図14に示すような頂部間隔分布を有している。図14
に示すように、凹凸部における凸部の頂部間隔が5乃至
15μmの範囲内に存在し、且つ、所定の頂部間隔に対
して±0.5μmの範囲での存在率が40%以上80%
以下である。この実施の形態では、凸部の頂部間隔が
7.5μm乃至12.5μmの範囲内に存在し、且つ、
10μm±0.5μmの範囲で40%以上であり、より
正確には52%となる。
【0056】また、図13に示したような反射板の凹凸
部は、図16に示すような傾斜角度分布を有している。
図16に示すように、凹凸部における2.0°以下の傾
斜角度の存在率は20%以下となる。この実施の形態で
は、正反射に寄与する傾斜角度0°以上4.5°以下の
存在率が42%あったものが、26%程度に抑えること
ができた。
【0057】さらに、凸部の平均高さは、0.1乃至
1.2μmの範囲内の値となり、この実施の形態では、
0.7μmであった。
【0058】このような反射板では、最大の存在率を有
する頂部間隔を、正反射成分を低く抑えるよう最適な値
(例えば10±0.5μm)に設定し、しかも最大の存
在率を40%以上としている。これにより、傾斜角度分
布において、正反射に寄与する傾斜角度の存在率を35
%以下に抑えることができ、従来よりも図5に示したよ
うな理想的な傾斜角度分布に近づけることができる。ま
た、最大の存在率を80%以下としたことにより、頂部
間隔をある程度ランダムに分布させ、反射光による干渉
縞の発生を抑制することができる。
【0059】したがって、理想的な反射特性に近い反射
機能を実現することができ、しかも、表示の明るさに寄
与しない正反射付近の成分を従来よりも小さく抑えるこ
とができ、明るく均一性に優れた良好な表示品位を有す
る反射板を得ることが可能となる。
【0060】なお、上述した実施の形態では、最大の存
在率が得られる所定範囲の頂部間隔を10μm±0.5
μmとし、このときの存在率を52%とした場合につい
て説明したが、存在率が40%となる場合であっても、
十分理想的な傾斜角度分布に近づけることが可能であ
る。
【0061】すなわち、図17には、所定範囲の頂部間
隔において最大の存在率が40%である場合の傾斜角度
分布が示されている。この場合であっても、正反射付近
の傾斜角度0°以上4.5°以下の存在率を十分に低く
抑えることができ、しかも図5に示したような理想的な
傾斜角度分布に近づけることができる。したがって、上
述した実施の形態と同様に、周辺の外光の利用効率を十
分に向上することができるため、明るく均一性に優れた
良好な表示品位を有する反射板を得ることが可能とな
る。
【0062】なお、上述した実施の形態では、反射型液
晶表示装置を例に説明したが、この発明は、これに限定
されるものではない。例えば、図18に示すように、一
画素領域PXに反射機能を有する領域と透過機能を有す
る領域とを兼ね備えた液晶表示装置に適用することもで
きる。すなわち、このような構造の液晶表示装置は、ア
レイ基板10の外面に偏向板40Aを備えているととも
に、対向基板11の外面に偏向板40Bを備えている。
さらに、この液晶表示装置は、アレイ基板10の背面を
照明するバックライトユニット50を備えている。
【0063】反射機能を有する領域は、上述したような
反射画素電極23を備えて構成される。すなわち、偏向
板40Bを透過した後に対向基板11を介して入射した
入射光は、液晶層12を通過する差異に変調され、反射
画素電極23によって反射される。この反射光は、再び
液晶層12を通過する際に変調され、偏向板40Bによ
って選択的に透過される。これによって、画像が表示さ
れる。
【0064】また、透過機能を有する領域は、反射画素
電極23に形成された開口部23Xによって構成され
る。すなわち、バックライトユニット50から出射され
た出射光は、偏向板40Aを透過した後にアレイ基板1
0を介して入射し、開口部23Xを透過する。この透過
光は、液晶層12を通過する際に変調され、偏向板40
Bによって選択的に透過される。これによって、画像が
表示される。
【0065】このような構成の液晶表示装置において
も、反射画素電極23の凹凸部を上述した実施の形態と
同様に構成することにより、同様の効果を得ることが可
能となる。また、開口部23Xは、反射画素電極23の
平坦な部分、すなわち正反射に寄与する傾斜角度を有す
る部分に形成することが望ましい。つまり、反射表示を
行う際に不必要とされる反射画素電極23の一部を、透
過表示を行う際に効果的に利用することができる。これ
により、反射板の反射特性を向上することができるとと
もに、透過表示機能も兼ね備えることが可能となる。
【0066】隣接する凸部の頂部心間の間隔分布の幅が
従来よりも狭くなるため、分布が最大となる間隔を、最
適な傾斜角度分布の得られる凸部間隔に合わせることに
よって、従来よりも最適な傾斜角度分布を有する反射板
が得られる。したがって、表示の明るさに寄与しない正
反射付近の成分を小さく抑えることができ、非常に明る
く均一性に優れた良好な表示品位を実現することができ
る。
【0067】なお、この発明は上記各実施の形態に限定
されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸
脱しない範囲で種々な変形・変更が可能である。また、
各実施の形態は可能な限り適宜組み合わせて実施されて
もよく、その場合組み合わせによる効果が得られる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、上述したような構
造の液晶表示装置によれば、理想的な反射特性に近い反
射機能を有するとともに、良好な表示品位の画像を表示
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施の形態に係る反射型
液晶表示装置の画素周辺の構造を概略的に示す断面図で
ある。
【図2】図2は、図1に示す画素周辺の構造を概略的に
示す平面図である。
【図3】図3は、図2に示すIII−III線に沿った構造を
概略的に示す断面図である。
【図4】図4は、従来の凹凸部を有する反射板の構成を
概略的に示す平面図である。
【図5】図5は、理想的な傾斜角度分布を示す図であ
る。
【図6】図6は、従来の凹凸部を有する反射板における
傾斜角度分布を示す図である。
【図7】図7は、互いに異なる間隔に配置された凸部を
有する反射板の構成を概略的に示す平面図である。
【図8】図8は、図7に示した領域Aにおける凸部の傾
斜角度分布を示す図である。
【図9】図9は、図7に示した領域Bにおける凸部の傾
斜角度分布を示す図である。
【図10】図10は、図7に示した領域Cにおける凸部
の傾斜角度分布を示す図である。
【図11】図11の(a)は、図7に示した領域Aにお
ける凸部の構造を概略的に示す断面図であり、図11の
(b)は、図7に示した領域Bにおける凸部の構造を概
略的に示す断面図であり、図11の(c)は、図7に示
した領域Cにおける凸部の構造を概略的に示す断面図で
ある。
【図12】図12は、従来の凹凸部を有する反射板にお
ける凸部の頂部間の間隔分布を示す図である。
【図13】図13は、図1に示した反射型液晶表示装置
に適用される反射板の凹凸部パターンを概略的に示す平
面図である。
【図14】図14は、図13に示した反射板における凸
部の頂部間の間隔分布を示す図である。
【図15】図15の(a)乃至(f)は、図1に示した
反射型液晶表示装置に適用されるアレイ基板の製造工程
を概略的に示す図である。
【図16】図16は、図13に示した反射板における凸
部の傾斜角度分布を示す図である。
【図17】図17は、図1に示した反射型液晶表示装置
に適用可能な他の反射板における凸部の傾斜角度分布を
示す図である。
【図18】図18は、他の実施の形態に係る半透過型液
晶表示装置の構造を概略的に示す断面図である。
【符号の説明】
10…アレイ基板 11…対向基板 12…液晶層 14…信号線 15…走査線 23…反射画素電極 23c…凸部 23d…凹部 26…有機絶縁膜 26c…凸部 26d…凹部 38…対向電極 PX…画素領域
フロントページの続き Fターム(参考) 2H042 BA04 BA12 BA15 BA20 DA02 DA03 DA04 DA14 DA22 DC08 DE00 2H090 HA04 HB13 HC05 HC11 HC12 HD06 JA03 JA05 LA01 LA04 LA20 2H091 FA16Y FB02 FB08 FC10 FC26 FD04 FD23 GA02 GA07 GA13 KA10 LA17 2H092 GA13 GA16 GA17 GA19 HA05 JA24 JB08 KB24 MA05 MA10 MA13 NA01 PA12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の第1基板と第2基板との間に挟持さ
    れた液晶層を備え、 前記第1基板は、前記第2基板及び前記液晶層を介して
    入射した光を反射する反射板を含み、 前記反射板は、各画素領域に複数の凹凸部を有し、 前記画素領域内において互いに隣接する凸部の頂部間隔
    が5乃至15μmの範囲内で分布し、このうち最も存在
    率の高い頂部間隔を中心にして±0.5μmの範囲の頂
    部間隔の存在率が40%以上80%以下であり、 前記画素領域内において前記第1基板主面に対する傾斜
    角度が4.5°以下となる前記反射板の正反射面が該画
    素領域に対し面積比35%以下であることを特徴とする
    液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記反射板は、光反射性を有する金属材料
    によって形成された前記複数の画素電極を含むことを特
    徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記第1基板は、前記反射板の下地として
    絶縁層を有することを特徴とする請求項1に記載の液晶
    表示装置。
  4. 【請求項4】前記絶縁層は、有機絶縁層を含むことを特
    徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】前記有機絶縁層は、感光性樹脂によって形
    成されたことを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装
    置。
  6. 【請求項6】前記第1基板は、前記第2基板及び前記液
    晶層を介して入射する光を散乱させる反射板が形成され
    た反射機能を有する領域と、前記第1基板を介して入射
    する光を透過する透過機能を有する領域とを備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】前記凹凸部における凹部の底部から凸部の
    頂部までの平均の高さは、1.2μm以下であることを
    特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】前記凹凸部における平均の高さは、0.1
    μm以上であることを特徴とする請求項7に記載の液晶
    表示装置。
  9. 【請求項9】前記頂部間隔分布において、前記凹凸部に
    おける凸部の頂部間隔が7.5乃至12.5μmの範囲
    内に存在することを特徴とする請求項1に記載の液晶表
    示装置。
  10. 【請求項10】一対の第1基板と第2基板との間に挟持
    された液晶層を備え、 前記第1基板は、前記第2基板及び前記液晶層を介して
    入射した光を反射する反射板を含み、 前記反射板は、各画素領域に複数の凹凸部を有し、 前記画素領域内において互いに隣接する凸部の頂部間隔
    が5乃至15μmの範囲内で分布し、このうち最も存在
    率の高い頂部間隔を中心にして±0.5μmの範囲の頂
    部間隔の存在率が40%以上80%以下であり、 前記凹凸部における凹部の底部から凸部の頂部までの平
    均の高さは、0.1μm以上1.2μm以下であること
    を特徴とする液晶表示装置。
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