JP2001272200A - 機関砲の駐退復座装置 - Google Patents
機関砲の駐退復座装置Info
- Publication number
- JP2001272200A JP2001272200A JP2000086668A JP2000086668A JP2001272200A JP 2001272200 A JP2001272200 A JP 2001272200A JP 2000086668 A JP2000086668 A JP 2000086668A JP 2000086668 A JP2000086668 A JP 2000086668A JP 2001272200 A JP2001272200 A JP 2001272200A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- rear seat
- slider
- sliders
- rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
用いることにより、全長を短縮した構成とすることを目
的とする。 【解決手段】 本発明による機関砲の駐退復座装置は、
砲架(5)に固定されたロッド(6)に3個のスライダ(20,2
1,9)を設け、各スライダ(20,21,9)間に第1、第2ばね
(13,14)を設け、第1、第2ばね(13,14)によって後座エ
ネルギが吸収され、第2ばね(14)のみによって復座緩衝
作用を得るようにした構成である。
Description
装置に関し、特に、3個のスライダ間に一対のばねを設
けることにより、ばねの長さを短縮し、駐退復座機の長
さを従来よりも短縮させるための新規な改良に関する。
従来から液・気圧式のものが使用されている。また、単
純なばね要素、例えば、コイルばね、リングばね等も使
用されている。この機関砲に要求される特性としては、
軽量、小型であると共に、機関砲の発射速度に追随でき
る作動の速さが必要である。このため、いずれの方式で
も復座速度をできるだけ速くして、これを復座行程の終
わりに緩衝して止める方式が一般的である。なお、弾丸
を発射すると、弾丸及びガスの前方への噴出運動量に応
じて、砲の後退部(後座体という)は動き、このエネル
ギを吸収して、再び元の位置まで復帰させる装置が駐退
復座機である。
図4の復座緩衝器を別に設けた第1従来例及び図5の復
座緩衝ばねを直列に設けた第2従来例を挙げることがで
きる。すなわち、図4の第1従来例の場合、駐退復座機
1の後座体12に対して液体ブレーキ3又は機械式ばね
4からなる復座緩衝器5が配設されている。
設けられたロッド6の中央位置には鍔部7が一体に形成
され、このロッド6の端部側にはナット8を介して輪状
のスライダ9が摺動自在に設けられている。前記スライ
ダ9の外周位置には、シリンダ10が作動自在に設けら
れ、このシリンダ10の端部側にはナット11を介して
後座体12が接続されている。前記シリンダ10の一端
と前記鍔部7との間には駐退復座場合としての第1ばね
13が設けられ、前記鍔部7とスライダ9との間には復
座緩衝ばねとしての第2ばね14が設けられている。
座装置は、以上のように構成されていたため、次のよう
な架台が存在していた。すなわち、前述の図4の第1従
来例の場合、液、気圧式は、製造及び取扱いが複雑とな
り、かつ外気温の影響を受け易い欠点があった。また、
機械的なばね要素を使う方式では、構造が簡単にできる
が、コイルばねを使用した場合、吸収した後座エネルギ
は、ほぼ同じ量、復座エネルギとなり、復座エネルギと
して放出する。従って、復座行程の最終時に於いても、
大きなエネルギを有する。これを急に止めると砲架に大
きな力がかかることになる。これを避けるため、別に復
座緩衝器、あるいは、復座緩衝ばねを設ける必要があ
り、大きいスペースを要すると共に、構造が複雑化して
いた。また、前述の図5の第2従来例の場合、後座及び
復座のエネルギの吸収及び放出は、第1ばね13のみで
行い、第2ばね14は復座の緩衝のみに使用される。こ
のため、設置スペースは小さくなるが、全体構成の長さ
は長くなっていた。
めになされたもので、特に、3個のスライダ間に一対の
ばねを設けることにより、ばねの長さを短縮し、駐退復
座機の長さを従来よりも短縮させるようにした機関砲の
駐退復座装置を提供することを目的とする。
退復座装置は、砲架に固定されたロッドと、前記ロッド
の外周に互いに間隔を形成しかつ摺動自在に設けられた
第1、第2、第3スライダと、前記第1、第2、第3ス
ライダ間に設けられた第1ばねと、前記第2、第3スラ
イダ間に設けられた第2ばねと、前記各スライダの外周
に位置しその一端が前記第1スライダと係合するシリン
ダと、前記シリンダの他端に接続された後座体とよりな
り、前記後座体の後座運動によって前記第1、第2ばね
が圧縮されて後座エネルギが吸収され、前記後座体の復
座運動により前記第2ばねのみが圧縮されて復座緩衝作
用をなすようにした構成であり、また、前記第2スライ
ダは前記ロッドに形成された第1段部に当接し、前記第
3スライダは、前記ロッドに設けられたナット及び前記
シリンダの内壁に形成された第2段部に当接する構成で
あり、また、前記各ばねは、スプリング又はリングばね
からなる構成である。
関砲の駐退復座装置の好適な実施の形態について説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分については同一符
号を用いて説明する。図1において符号6で示されるも
のは砲架5に固定されたロッドであり、このロッド6の
外周位置でかつ一端6a側には輪状の第1スライダ20
が摺動自在に設けられている。前記ロッド6のほぼ中央
位置に形成された輪状の第1段部6bには輪状の第2ス
ライダ21が摺動自在に当接し、このロッド6の他端6
cにはナット8で位置決めされると共に摺動自在な第3
スライダ9が設けられている。
間には第1ばね13が設けられ、第2スライダ21と第
3スライダ9との間には第2ばね14が設けられてい
る。
には、筒状のシリンダ10が軸方向に摺動可能に設けら
れ、このシリンダ10の一端の鍔部10aは前記第1ス
ライダ20と係合し、このシリンダ10の他端10bに
は、ナット11及び第2段部10cより後座体12が接
続されている。
体12が後座運動似寄り後座方向Aに動くと、シリンダ
10も同じに動き、第1スライダ20も動く。この後座
運動によって第1、第2ばね13,14は圧縮作用を受
け、後座エネルギを吸収する。この場合のばね定数は各
ばね13,14を組合せたものとなる。
14が吸収し終わると、後座体12は停止し、その後、
後座体12は各ばね13,14によって復座運動によっ
て復座方向Bに進速される。この後座体12が元の位置
に復帰すると、後座体12が有しているエネルギによっ
てさらに復座方向に動く。この時は、第2スライダ21
が段部6bで係止されているため、第3スライダ9によ
って第2ばね14のみが圧縮作用を受ける。この場合の
ばね定数は、第2ばね14のものとなり、このばね定数
は、第1、第2ばね13,14を合わせたばね定数に比
べて大となるので、極めて短い距離で後座体12の後座
エネルギを吸収することができる。なお、前記第1、第
2ばね13,14を組合せた時のばね定数は、次の数1
に示されるようになる。
4に用いた場合に限らず、周知のリングばねを用いるこ
ともでき、この場合は、図2及び図3に示されるよう
に、図2の各ばね13,14に図3で示されるリングば
ね13’,14’を用いると、次の数2及び数3で示さ
れるように、エレメントの長さは変わらず、全体の長さ
を短くすることができる。
以上のように構成されているため、次のような効果を得
ることができる。すなわち、ロッドの外周に3個のスラ
イダを設けると共に各スライダ間に各々ばねを設け、復
座緩衝用の第2ばねを後復座ばねとして作用させること
によって、駐退復座機の長さや復座緩衝ばねの長さだけ
短くできる。すなわち、復座エネルギより大きな後座エ
ネルギは、第1ばね1及び第2ばね2で、小さな後座緩
衝エネルギは、第2ばねによってのみ吸収することで、
ばねにかかる力、すなわち、応力を均一化でき、装置全
体の長さを従来よりも短縮化できる。
図である。
である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 砲架(5)に固定されたロッド(6)と、前記
ロッド(6)の外周に互いに間隔を形成しかつ摺動自在に
設けられた第1、第2、第3スライダ(20,21,9)と、前
記第1、第2、第3スライダ(20,21,9)間に設けられた
第1ばね(13)と、前記第2、第3スライダ(21,9)間に設
けられた第2ばね(14)と、前記各スライダ(20,21,9)の
外周に位置しその一端(10a)が前記第1スライダ(20)と
係合するシリンダ(10)と、前記シリンダ(10)の他端(10
b)に接続された後座体(12)とよりなり、前記後座体(12)
の後座運動によって前記第1、第2ばね(13,14)が圧縮
されて後座エネルギが吸収され、前記後座体(12)の復座
運動により前記第2ばね(14)のみが圧縮されて復座緩衝
作用をなすように構成したことを特徴とする機関砲の駐
退復座装置。 - 【請求項2】 前記第2スライダ(21)は前記ロッド(6)
に形成された第1段部(6b)に当接し、前記第3スライダ
(9)は、前記ロッド(6)に設けられたナット(8)及び前記
シリンダ(10)の内壁に形成された第2段部(10c)に当接
する構成としたことを特徴とする請求項1記載の機関砲
の駐退復座装置。 - 【請求項3】 前記各ばね(13,14)は、スプリング又は
リングばねからなることを特徴とする請求項1又は2記
載の機関砲の駐退復座装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000086668A JP2001272200A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | 機関砲の駐退復座装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000086668A JP2001272200A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | 機関砲の駐退復座装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001272200A true JP2001272200A (ja) | 2001-10-05 |
Family
ID=18602795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000086668A Pending JP2001272200A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | 機関砲の駐退復座装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001272200A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101289534B1 (ko) | 2011-12-27 | 2013-07-24 | 현대위아 주식회사 | 주퇴복좌기 조립체의 완충기 조립분해 장치 |
RU2498187C1 (ru) * | 2012-02-28 | 2013-11-10 | Открытое акционерное общество "Завод им. В.А. Дегтярева" | Стрелковое оружие |
-
2000
- 2000-03-27 JP JP2000086668A patent/JP2001272200A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101289534B1 (ko) | 2011-12-27 | 2013-07-24 | 현대위아 주식회사 | 주퇴복좌기 조립체의 완충기 조립분해 장치 |
RU2498187C1 (ru) * | 2012-02-28 | 2013-11-10 | Открытое акционерное общество "Завод им. В.А. Дегтярева" | Стрелковое оружие |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2501151Y2 (ja) | 可逆式衝撃緩衝装置 | |
US3795390A (en) | Shock absorber device | |
CN104493058B (zh) | 一种手持式电磁铆枪的减震隔振系统 | |
US4085832A (en) | Multi-chambered foam energy absorber | |
JP4870142B2 (ja) | 車両用衝突緩衝装置 | |
US20120061194A1 (en) | Shock absorber | |
US4521002A (en) | Series spring shock absorbers | |
JP2001272200A (ja) | 機関砲の駐退復座装置 | |
US3117496A (en) | Safety brake chamber | |
JPH09189338A (ja) | 内部レベル調整機能を有する自己ポンピング式流体圧緩衝ストラット | |
CN109611492A (zh) | 一种具有多重缓冲机构的汽车减震器 | |
US3603577A (en) | Buffer device with torsion bar actuated brakeshoes | |
GB2312659A (en) | Buffers | |
JP2009090788A (ja) | ラックストロークエンドの衝撃緩和装置 | |
US20060163017A1 (en) | Hollow rod monotube shock absorber | |
CN209012312U (zh) | 一种变刚度汽车扭杆弹簧 | |
CN108562419B (zh) | 一种自由活塞缓冲机构 | |
JP2016205551A (ja) | 緩衝ストッパ | |
JP4572063B2 (ja) | 車両用ブレーキ装置 | |
CN219954064U (zh) | 一种能够多角度吸收冲击载荷的汽车减震拉杆 | |
CN110925264A (zh) | 一种双缓冲低噪音气缸 | |
CN111452823A (zh) | 一种新型车钩缓冲机构 | |
CN110774635A (zh) | 一种飞机专用胎自动收缩定型鼓 | |
CN219975220U (zh) | 一种可重复使用多级复合式缓冲器 | |
JPS59114151A (ja) | タンデム型ブレ−キ倍力装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040922 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060404 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060825 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060829 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070109 |