JP2001272122A - 二段圧縮冷凍機 - Google Patents

二段圧縮冷凍機

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    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低段圧縮機に液冷媒をインジェクションする
二段圧縮冷凍機では、起動停止や負荷変動の容量制御運
転時の液冷媒が吸入側に漏れて能力低下をきたすのを防
止する。 【解決手段】 低段圧縮機には冷却器を経た油をインジ
ェクションし、高段圧縮機には冷却しない油と冷媒とイ
ンジェクションし、中間圧室にも冷媒をインジェクショ
ンする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は二段圧縮冷凍機に
係るものであり、特に冷凍機の液冷媒インジェクション
および油インジェクション方式に係るものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば特開昭51−97849号
公報に示された従来の二段圧縮冷凍機の低段圧縮機に液
冷媒をインジェクションする方式が提案されている。こ
の図5は二段圧縮サイクルで低段液冷媒インジェクショ
ン方式を使用した冷媒回路図であり、図において、1は
二段圧縮機、2は冷媒を蒸発させる蒸発器、1aは蒸発
器2で蒸発した冷媒ガスを吸込んで中間圧まで昇圧させ
る低段圧縮機、1cは低段圧縮機1aの冷媒ガスが吐出
される中間圧室、1bは中間圧室1cの冷媒ガスを吸い
込んで高圧まで昇圧させる高段圧縮機、3は高段圧縮機
1bからの吐出ガスを凝縮液化させる凝縮器、4は高段
圧縮機1bから冷媒ガスとともに吐出された潤滑油を気
液分離する油分離器、6は凝縮液を絞り膨張させる膨張
弁、7は凝縮液の一部を凝縮液から圧縮機1へ送る電磁
弁または流量調整弁、9aは油分離器4から低段圧縮機
1aへ流入する油流量を制限する低段の油噴射口、9b
は油分離器4から高段圧縮機1bへ流入する油流量を制
限する高段の油噴射口、10aは液冷媒流量を制限する
低段の液冷媒噴射口である。
【0003】次に、冷媒回路の動作について説明する。
高段圧縮機1bから吐出された高圧の冷媒ガスは、凝縮
器3によって凝縮液化される。高圧の凝縮液の一部は、
二段圧縮機1の運転と同時に電磁弁7を開けることによ
り、冷媒配管12bを経て低段の液冷媒噴射口10aか
ら低段圧縮室へインジェクションされる。一方、高段圧
縮機1bから冷媒ガスとともに吐出された潤滑油は、油
分離器4で気液分離され、油配管11aを経て低段の油
噴射口9aと高段の油噴射口9bからそれぞれの圧縮室
へインジェクションされる。このように低段圧縮機に
は、圧縮ガスの冷却材として液冷媒と、スクリューロー
タの潤滑やすきまのシールのための潤滑油がそれぞれ液
冷媒噴射口10a、油噴射口9aよりインジェクション
されている。低段圧縮機1aから吐出された冷媒ガスは
高段圧縮機1bに吸入され、圧縮された後吐出される。
この時高段圧縮機1bにも、スクリューロータの潤滑や
すきまのシールのための潤滑油が油噴射口9bよりイン
ジェクションされる。このような冷凍機において、一般
に運転の起動停止時や負荷変動時には、冷媒ガスの有効
吸入量を調整して容量制御が行われている。すなわち図
示を省略した低段圧縮機1aに設けられた容量制御スラ
イドバルブが吐出側にスライドして、圧縮機に吸い込ま
れた吸入ガスの一部を図示しない低段ケーシング室にバ
イパスして、必要なガスのみを圧縮している。しかしな
がらこのような構成の冷凍機では、容量制御運転時に低
段圧縮機に液冷媒噴射口10aからインジェクションさ
れる液冷媒が吸入側に漏れて蒸発し、蒸発器2から流入
する循環の冷媒ガスが圧縮室に吸い込まれるのを阻害す
るという問題点を有している。
【0004】次に、図6は実開昭58−265号公報に
示される従来例である。この例では、高段圧縮機1bか
ら吐出された高圧の冷媒ガスは、凝縮器3によって凝縮
液化され、その高圧の凝縮液の一部は、冷媒配管12b
を経て高段の液冷媒噴射口10から高段の圧縮室へイン
ジェクションされる。一方、高段圧縮機1bから冷媒ガ
スとともに吐出された潤滑油は、油分離器4で気液分離
され油配管11aを経て、低段の油噴射口9aと高段の
油噴射口9bからそれぞれの圧縮機へインジェクション
されている。しかしながらこのような冷凍機では低段圧
縮機1aに冷却材がインジェクションされていないた
め、運転条件によっては低段吐出ガス温度が上昇し、ロ
ータが熱膨張して焼き付きが生じたり、あるいは焼き付
きを防止するため隙間を大きく設定する必要があり、冷
凍機としての能力が低下するという問題点があった。
【0005】このような前述の問題点を解決しようとし
た冷却油インジェクション方式の他の従来例がある。図
7はその冷媒回路図を示すものであり、図において油分
離器4からの潤滑油は冷却器5aを経て冷却され、油配
管11bを通って圧縮機1a、1bにインジェクション
される。また中間圧室1cには、冷却器5aを経た冷媒
が冷媒配管12aを通ってインジェクションされてい
る。このような構成を有する従来の冷凍機では、冷却器
5aで処理する熱量が大きく、冷却器5aに必要な冷媒
量が増し結果的には中間圧室1cへ多量の冷媒ガスが注
入され、中間圧が上昇し圧縮機1の性能が低下するとい
う問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、冷凍機の容量制御運転時の
能力低下がなく、またロータの焼き付きや中間圧の上昇
による性能低下を防ぐ高性能な二段圧縮サイクル冷凍装
置を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る二段圧縮
冷凍機は、一方の系統の油が冷却器を経て低段圧縮機に
インジェクションされると共に、他の系統の油が高段圧
縮機にインジェクションされ、また一方の系統の冷媒が
冷却器を経て中間圧室にインジェクションされると共
に、他の系統の冷媒が高段圧縮機にインジェクションさ
れるものである。
【0008】また、油が冷却器を経て低段圧縮機にイン
ジェクションされ、また、一方の系統の冷媒が冷却器を
経て中間圧室にインジェクションされると共に、他の系
統の冷媒が高段圧縮機にインジェクションされるもので
ある。
【0009】また、低段圧縮機から吐出された一方の系
統の油が高段圧縮機を経ずに直接冷却器を経て低段圧縮
機にインジェクションされると共に、他の系統の油が高
段圧縮機にインジェクションされ、また一方の系統の冷
媒が冷却器を経て高段圧縮機にインジェクションされる
と共に、他の系統の冷媒が高段圧縮機にインジェクショ
ンされるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図1について説明する。図において、1
は二段圧縮機、2は冷媒を蒸発させる蒸発器、3は高段
圧縮機1bからの吐出ガスを冷却、凝縮させる凝縮器、
4は二段圧縮機1から冷媒ガスとともに吐出された潤滑
油を分離する油分離器、5は凝縮器3の液の一部と油分
離器4からの潤滑油を熱交換させて潤滑油を冷却する冷
却器、1aは蒸発器2で蒸発した冷媒ガスを吸込んで中
間圧まで昇圧させる低段圧縮機、1cは低段圧縮機1a
からの吐出ガスと冷却器5から戻る冷媒ガスを混合する
中間圧室、1bは中間圧室1cの冷媒ガスを吸い込んで
高圧まで昇圧させる高段圧縮機、6は凝縮器3の液を絞
り膨張させる膨張弁、7は凝縮器3の液の一部を高段圧
縮機1bへ送る第1の電磁弁、8は凝縮器の液の一部を
冷却器5へ送る第2の電磁弁、9aは油分離器4から低
段圧縮機1aへ流入する油流量を制限する低段の油噴射
口、9bは油分離器4から高段圧縮機1bへ流入する油
流量を制限する高段の油噴射口、10は凝縮器3から流
入する液冷媒量を制限する高段の液冷媒噴射口、11
a、11bは油配管で11bは冷却器5を経て低段圧縮
機1aに送られる系統である。12a、12bは冷媒配
管で12aは冷却器5を経て中間圧室1cに冷媒を送る
系統で、12bは凝縮器3より高段圧縮機1bに冷媒を
送る系統である。
【0011】次に、本実施の形態1の冷媒回路の動作に
ついて説明する。高段圧縮機1bから吐出された高圧の
冷媒ガスは、凝縮器3によって凝縮液化される。高圧の
凝縮液の一部は冷媒配管12a、12bによって高段圧
縮機1b側と冷却器5側に分岐される。すなわち、高段
圧縮機側1bに分岐した液冷媒は、圧縮機1の運転と同
時に開く第1の電磁弁7によって流量を制御され、冷却
配管12bを経て高段の液冷媒噴射口10から高段圧縮
機1bへインジェクションされる。冷却器5側に分岐さ
れた液冷媒は、二段圧縮機1の運転と同時に開く第2の
電磁弁8によって流量を制御され、冷却配管12aを経
て冷却器5に流入し、油分離器4から冷却器5に流入す
る潤滑油と熱交換後中間圧室1cに送られる。圧縮機1
から冷媒ガスとともに吐出された潤滑油は、油分離器4
で気液分離され、油配管11a、11bによって高段圧
縮機1b側と冷却器5側に分岐される。高段圧縮機1b
側に分岐する潤滑油は、油配管11aを経て高段の油噴
射口9bから高段圧縮機1bへインジェクションされ
る。冷却器5側に分岐した潤滑油は液冷媒と熱交換して
冷却され、油配管11bを経て低段の油噴射口9aから
低段圧縮機1aにインジェクションされる。なお、低段
圧縮機1aと高段圧縮機1bへの油分配量は各段の油噴
射口9a、10の径で調整する。
【0012】このように本実施の形態1の圧縮機は、低
段圧縮機1aには冷却器5で冷却された潤滑油が油配管
1bを経てインジェクションされ、ロータの潤滑やすき
まのシール、圧縮ガスの冷却を行う。一方、高段圧縮機
1bには油分離器4からの潤滑油が油配管11aを経
て、インジェクションされてロータの潤滑とすきまのシ
ールを行い、また凝縮器3からの液冷媒が冷媒配管12
bを経てインジェクションされ圧縮ガスの冷却を行う。
また前述の通り冷却器5で低段圧縮機1aにインジェク
ションされる潤滑油を冷却した後の冷媒ガスは冷媒配管
12aを経て中間圧室1cに送られるので、高段圧縮機
1bには低段圧縮機1aからの吐出ガスと冷却器5から
の冷媒ガスとが吸い込まれ圧縮が行われる。
【0013】以上のように構成された二段圧縮機1のイ
ンジェクション方式が圧縮機性能に及ぼす作用について
説明する。まず、低段圧縮機1aにおいては液冷媒をイ
ンジェクションしないので、容量制御時にも低段圧縮機
1aの吸入側に液冷媒が漏れず、冷媒ガスの吸入が阻害
されない。一方、冷却器で冷却した潤滑油で圧縮ガスを
冷却すると、潤滑油によって圧縮ガスが冷却され、等温
圧縮に近づくことにより動力が低下する効果と、冷却器
で潤滑油を冷却するための処理熱量が増してガス量が増
加し、その結果中間圧室1cに送られる冷媒ガスが増大
して中間圧が上昇するという効果がある。次に、高段圧
縮機1bのインジェクション方式の作用について述べ
る。一般に圧縮サイクルでは、高段圧縮機1bへの液冷
媒インジェクションによる圧縮機の性能低下はなく、吐
出温度だけを低下できる特性がある。このようにこの実
施の形態1の圧縮機全体の性能は、冷却された潤滑油に
よって圧縮ガスが冷却され消費動力が低下する効果と、
冷媒ガス量が増大して中間圧が上昇し冷凍能力の低下を
きたすとともに動力が増加する相反する効果のバランス
で圧縮機全体の性能が決まる。ここで、二段圧縮機では
中間圧が、理論的に高段圧縮比=低段圧縮比となる時が
最も高い性能となる。実際の圧縮機では低段の圧縮比が
高段の圧縮比に比べて高くなっているので、中間圧を低
くすることで性能を向上することができる。
【0014】ここで、吐出ガス温度が許容値以下となる
条件で、冷却油だけをインジェクションする従来方式つ
まり図7の方式と本実施の形態1方式との性能比較を行
った。その結果を図4に示す。図4(a)は圧縮比1
4.6の場合、図4(b)は圧縮比58.3の場合であ
る。図4から本実施の形態1の方式は従来方式に比べ中
間圧が低下し、冷凍能力は大きく、また入力も若干小さ
くなる。さらに、図4(a)(b)から性能差は高圧縮
比運転でとくに顕著となり、圧縮比58.3では能力が
約1.4倍、入力が約0.9倍となり、圧縮機全体では
1.5倍の性能になることが判った。以上から、本実施
の形態1では液冷媒インジェクションにより高段圧縮機
1bの冷却を行うことによって、中間圧室1cに流入す
る冷媒ガスを少なくでき、中間圧が上昇しないので、高
い圧縮機性能が得られる。
【0015】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2を図2を参照して説明する。図2は、実施の形態2
を示す冷媒回路図で、構成および動作は、実施の形態1
とほぼ同じであるので省略する。実施の形態1では、高
段圧縮機1bに潤滑油をインジェクションするのに対
し、この実施の形態2では高段圧縮機1bに油をインジ
ェクションせず、液冷媒のみを冷媒配管12bを経てイ
ンジェクションするようにしている。以上のように構成
された二段圧縮機1のインジェクション方式が圧縮機性
能に及ぼす作用については実施の形態1とほぼ同様であ
るが、高段圧縮機1bに油をインジェクションしないの
で実施の形態1に比べて、高段圧縮機1bへの油インジ
ェクション回路を簡略化できる。
【0016】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3を図3を参照して説明する。図3は、実施の形態3
を示す冷媒回路図で、異なる形式の圧縮機で構成された
二段圧縮機の例である。図において、1dは冷媒ガスを
吸込んで中間圧まで昇圧させる低段圧縮機で本実施の形
態ではスクリュー圧縮機である。1eは低段圧縮機から
吐出された冷媒ガスを吸い込んで中間圧から高圧まで昇
圧させる高段圧縮機で本実施の形態ではスクロール圧縮
機である。4は低段圧縮機から冷媒ガスとともに吐出さ
れる油を気液分離する油分離器、10aは冷却器からの
冷媒ガスを高段圧縮機1eへ導く冷媒ガス噴射口、9a
は低段の油噴射口、9bは高段の油噴射口、10は高段
の液冷媒噴射口である。以上のように構成された実施の
形態3による二段圧縮機のインジェクション方式では、
低段圧縮機1dから吐出された潤滑油を冷却するシステ
ムであるので、低段吐出温度からインジェクション温度
までの冷却分となり、冷却器5での処理冷却量を少なく
できる。従って、冷却器5から中間圧室へ送る冷媒ガス
量を少なくでき、中間圧が低下して圧縮機の性能が向上
する。
【0017】上記実施の形態1および2では、低段圧縮
機、高段圧縮機ともシングルスクリュー圧縮機について
説明したが、低段圧縮機および高段圧縮機として、ツイ
ンスクリューやスクロール、ロータリなど他方式の圧縮
機で構成することもできる。また、上記実施の形態3に
示すように、高段圧縮機と低段圧縮機を異なる圧縮機で
構成してもよい。
【0018】
【発明の効果】この発明は以上述べたように構成されて
いるので、以下に示すような効果を奏する。
【0019】一方の系統の油が冷却器を経て低段圧縮機
にインジェクションされると共に、他系統の油が高段圧
縮機にインジェクションされ、また、一方の系統の冷媒
が冷却器を経て中間圧室にインジェクションされると共
に、他系統の冷媒が高段圧縮機にインジェクションされ
ているので、冷凍機の容量制御運転時の能力低下がな
く、中間圧の上昇を防止して性能低下をなくすることが
可能となり、高性能な、特に高い圧縮比の場合には、能
力が格段に上昇した二段圧縮機が得られる。
【0020】また冷却器を経た油が低段圧縮機にインジ
ェクションされ、一方の系統の冷媒が冷却器を経て中間
圧室にインジェクションされると共に、他系統の冷媒が
高段圧縮機にインジェクションされるシステムであるの
で、高段圧縮機への油インジェクション回路を省略でき
て、低価格の二段圧縮機が得られる。
【0021】また、低段圧縮機から吐出された油の一方
の系統の油が高段圧縮機を経ずに直接冷却器を経て低段
圧縮機にインジェクションされると共に、他系統の油が
高段圧縮機にインジェクションされ、さらに一方の系統
の冷媒が冷却器を経て高段圧縮機にインジェクションさ
れると共に、他系統の冷媒が凝縮器より高段圧縮機にイ
ンジェクションされるシステムであるので、冷却器での
処理冷却量を少なくすることができ、従って冷却器から
中間圧室へ送る冷媒ガス量を少なくなり、中間圧が低下
して圧縮機の性能が向上するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す冷媒回路図で
ある。
【図2】 この発明の実施の形態2を示す冷媒回路図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態3を示す冷媒回路図で
ある。
【図4】 この発明の実施の形態1と従来例との性能比
較図である。
【図5】 従来の低段液冷媒インジェクション方式冷凍
機の冷媒回路図である。
【図6】 従来の高段液冷媒インジェクション方式冷凍
機の冷媒回路図である。
【図7】 従来の冷却油インジェクション方式冷凍機の
冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 二段圧縮機、1a,1d 低段圧縮機、1b,1e
高段圧縮機、1c 中間圧室、2 蒸発器、3 凝縮
器、4 油分離器、5 冷却器、11a,11b 油配
管、12a,12b 冷媒配管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 永一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 有田 正則 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器と、低段圧縮機、中間圧室および
    高段圧縮機とを備えて前記蒸発器からの冷媒ガスを圧縮
    する二段圧縮機と、この二段圧縮機から吐出された冷媒
    ガス中の油を分離する油分離器と、この油分離器に接続
    された2系統の油配管と、前記吐出された冷媒ガスを凝
    縮液化する凝縮器と、この凝縮器に接続された2系統の
    冷媒配管と、冷却器とを備えた二段圧縮冷凍機であっ
    て、 前記2系統の油配管内の一方の系統の油が、前記冷却器
    を経て前記低段圧縮機にインジェクションされると共
    に、他の系統の油が前記高段圧縮機にインジェクション
    され、前記2系統の冷媒配管内の一方の系統の冷媒が、
    前記冷却器を経て前記中間圧室にインジェクションされ
    ると共に、他の系統の冷媒が前記高段圧縮機にインジェ
    クションされることを特徴とする二段圧縮冷凍機。
  2. 【請求項2】 蒸発器と、低段圧縮機、中間圧室および
    高段圧縮機とを備えて前記蒸発器からの冷媒ガスを圧縮
    する二段圧縮機と、この二段圧縮機から吐出された冷媒
    ガス中の油を分離する油分離器と、この油分離器に接続
    された油配管と、前記吐出された冷媒ガスを凝縮液化す
    る凝縮器と、この凝縮器に接続された2系統の冷媒配管
    と、冷却器とを備えた二段圧縮冷凍機であって、 前記油配管内の油が前記冷却器を経て前記低段圧縮機に
    インジェクションされ、前記2系統の冷媒配管内の一方
    の系統の冷媒が、前記冷却器を経て前記中間圧室にイン
    ジェクションされると共に、他の系統の冷媒が前記高段
    圧縮機にインジェクションされることを特徴とする二段
    圧縮冷凍機。
  3. 【請求項3】 低段圧縮機および高段圧縮機がシングル
    スクリュー圧縮機であることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の二段圧縮冷凍機。
  4. 【請求項4】 蒸発器と、この蒸発器からの冷媒ガスを
    圧縮する低段圧縮機と、この圧縮機から吐出された冷媒
    ガス中の油を分離する油分離器と、この油分離器に接続
    された2系統の油配管と、 前記吐出された冷媒ガスを圧縮する高段圧縮機と、この
    圧縮機から吐出された冷媒ガスを凝縮液化する凝縮器
    と、この凝縮器に接続された2系統の冷媒配管と、冷却
    器とを備えた2段圧縮冷凍機であって、 前記2系統の油配管内の一方の系統の油が、前記冷却器
    を経て前記低段圧縮機にインジェクションされると共
    に、他の系統の油が前記高段圧縮機にインジェクション
    され、前記2系統の冷媒配管内の一方の系統の冷媒が、
    前記冷却器を経て前記高段圧縮機にインジェクションさ
    れると共に、他の系統の冷媒が前記高段圧縮機にインジ
    ェクションされることを特徴とする二段圧縮冷凍機。
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