JP2001271685A - 筒内噴射式エンジンの触媒温度制御方法及びエンジンの制御装置 - Google Patents
筒内噴射式エンジンの触媒温度制御方法及びエンジンの制御装置Info
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- JP2001271685A JP2001271685A JP2000087038A JP2000087038A JP2001271685A JP 2001271685 A JP2001271685 A JP 2001271685A JP 2000087038 A JP2000087038 A JP 2000087038A JP 2000087038 A JP2000087038 A JP 2000087038A JP 2001271685 A JP2001271685 A JP 2001271685A
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Abstract
て、排気ガス温度を急速に上昇させる。 【解決手段】ステップS14〜S18で、気筒内の空燃
比をλ≒1に設定しつつ、吸気行程から点火時期にかけ
ての期間内に、圧縮行程中期以降の後期噴射と、該後期
噴射より早い早期噴射との少なくとも2つに分割して燃
料を噴射し、触媒温度の昇温要求が高い程、スワールが
弱くなるように吸気流動制御弁を開動作させる。
Description
ンの触媒硫黄被毒を回復する筒内噴射式エンジンの触媒
温度制御方法及びエンジンの制御装置に関する。
リーンのときの排気ガス中のNOx(窒素酸化物)を吸
着し、排気ガス中の酸素濃度が低下したときにNOxを
放出するリーンNOx触媒を設け、この放出されるNO
xを還元浄化するようにしたものは一般に知られてい
る。リーンNOx触媒は、燃料やエンジンオイルに硫黄
成分が含まれている場合、排気ガス中のNOxを吸着す
るよりも排気ガス中のSOx(硫黄酸化物)を吸着しや
すいという特性を持っており、SOxの吸着により硫黄
被毒されるとNOxの吸着能力が著しく低下していま
う。
−272541号公報には、リーンNOx触媒上の酸化
バリウムが硫黄被毒によって硫酸バリウムになることを
利用し、当該触媒を高温に加熱した後に排気ガスの空燃
比をリッチにすること、硫酸バリウムが分解してSO2
ガスとして脱離させる方法が記載されている。
高温にするために、空燃比をλ≒1に設定し、吸気行程
と圧縮行程の2回に分けて燃料を噴射するものが提案さ
れている(特開平11−107740号公報)。
触媒の硫黄被毒の回復時には、排気ガス温度を急速に上
げることと、筒内噴射式エンジンの利点である燃費改善
を損なわないことが要求される。
の目的は、リーンNOx触媒の硫黄被毒の回復時におい
て、排気ガス温度を急速に上昇させ、筒内噴射式エンジ
ンの利点である燃費改善を損うことのない筒内噴射式エ
ンジンの触媒温度制御方法及びエンジンの制御装置を提
供することである。
的を達成するために、本発明の筒内噴射式エンジンの制
御装置は、燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁
と、排気通路に酸素過剰雰囲気でNOxを吸着し、酸素
濃度が減少するにしたがって吸着したNOxを放出する
NOx触媒を備え、該NOx触媒の硫黄被毒回復処理の
実行時に、気筒内の空燃比をλ≒1に設定しつつ、吸気
行程から点火時期にかけての期間内に、圧縮行程中期以
降の後期噴射と、該後期噴射より早い早期噴射との少な
くとも2回に分割して燃料を噴射して該NOx触媒の温
度を上昇させるエンジンの制御装置において、前記NO
x触媒の温度状態を検出する温度検出手段と、気筒内の
吸気流動強さを強制的に変化させる可変手段とを備え、
前記NOx触媒の硫黄被毒回復処理時に、該NOx触媒
温度の昇温要求が高い程、前記吸気流動強さが弱くなる
ように前記可変手段を動作させる。
昇温要求の高さに応じて、前記吸気流動強さを弱くし、
且つ後期噴射時期を遅らせる。
昇温要求が最も高いときには、前記吸気流動強さを弱く
し、後期噴射時期を遅らせ、且つ点火時期を遅らせる。
昇温要求の高さは、前記NOx触媒の温度状態及びエン
ジン負荷が低い程高く設定される。
は、エンジン負荷が低く、空燃比がλ>1の運転領域に
おいて、前記NOx触媒温度の昇温要求が高いときに実
行される。
装置は、燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁と、
排気通路に酸素過剰雰囲気でNOxを吸着し、酸素濃度
が減少するにしたがって吸着したNOxを放出するNO
x触媒を備え、該NOx触媒の硫黄被毒回復処理の実行
時に、気筒内の空燃比をλ≒1に設定しつつ、吸気行程
から点火時期にかけての期間内に、圧縮行程中期以降の
後期噴射と、該後期噴射より早い早期噴射との少なくと
も2回に分割して燃料を噴射して該NOx触媒の温度を
上昇させるエンジンの制御装置において、点火時期を制
御する点火時期制御手段と、気筒内の吸気流動強さを強
制的に変化させる可変手段と、燃料噴射時期を制御する
噴射時期制御手段とを備え、前記点火時期制御手段は、
前記NOx触媒の温度状態が目標触媒温度に未達のとき
は所定の第1期間点火時期を遅らせ、その後目標触媒温
度に未達のときは前記可変手段が所定の第2期間吸気流
動強さを弱め、その後目標触媒温度に未達のときは前記
噴射時期制御手段が所定の第3期間後期噴射時期を遅ら
せる。
低いエンジン低負荷時に実行する。
Ox触媒上流には過給機が配置されている。
記過給機をバイパスするバイパス通路が形成され、エン
ジン低負荷時におけるNOx触媒の昇温要求時に該バイ
パス通路を開通する。
御方法は、燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁
と、排気通路に酸素過剰雰囲気でNOxを吸着し、酸素
濃度が減少するにしたがって吸着したNOxを放出する
NOx触媒を備え、該NOx触媒の硫黄被毒回復処理の
実行時に、気筒内の空燃比をλ≒1に設定しつつ、吸気
行程から点火時期にかけての期間内に、圧縮行程中期以
降の後期噴射と、該後期噴射より早い早期噴射との少な
くとも2回に分割して燃料を噴射して該NOx触媒の温
度を上昇させるエンジンの制御装置において、点火時期
を制御する点火時期制御手段を備え、前記点火時期制御
手段は、前記NOx触媒の温度状態が目標触媒温度に未
達のときは点火時期を遅らせる。
を強制的に変化させる可変手段と、燃料噴射時期を制御
する噴射時期制御手段とを更に備え、該可変手段は前記
NOx触媒の温度状態が目標触媒温度に未達のときは吸
気流動強さを弱め、その後目標触媒温度に未達のときは
該噴射時期制御手段が後期噴射時期を遅らせる。
状態が目標触媒温度に未達のときは前記点火時期制御手
段が点火時期を戻しつつ、前記可変手段が吸気流動強さ
を弱め、その後目標触媒温度に未達のときは前記噴射時
期制御手段が後期噴射時期を遅らせる。
御方法は、燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁
と、排気通路に酸素過剰雰囲気でNOxを吸着し、酸素
濃度が減少するにしたがって吸着したNOxを放出する
NOx触媒を備え、該NOx触媒の硫黄被毒回復処理の
実行時に、気筒内の空燃比をλ≒1に設定しつつ、吸気
行程から点火時期にかけての期間内に、圧縮行程中期以
降の後期噴射と、該後期噴射より早い早期噴射との少な
くとも2回に分割して燃料を噴射して該NOx触媒の温
度状態を上昇させる筒内噴射式エンジンにおいて、前記
NOx触媒の温度状態が目標触媒温度に未達のときは所
定の第1期間点火時期を遅らせ、その後目標触媒温度に
未達のときは所定の第2期間吸気流動強さを弱め、その
後目標触媒温度に未達のときは所定の第3期間後期噴射
時期を遅らせる。
低いエンジン低負荷時に実行する。
Ox触媒上流には過給機が配置されている。
記過給機をバイパスするバイパス通路が形成され、エン
ジン低負荷時におけるNOx触媒の昇温要求時に該バイ
パス通路を開通する。
御方法は、燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁
と、排気通路に酸素過剰雰囲気でNOxを吸着し、酸素
濃度が減少するにしたがって吸着したNOxを放出する
NOx触媒を備え、該NOx触媒の硫黄被毒回復処理の
実行時に、気筒内の空燃比をλ≒1に設定しつつ、吸気
行程から点火時期にかけての期間内に、圧縮行程中期以
降の後期噴射と、該後期噴射より早い早期噴射との少な
くとも2回に分割して燃料を噴射して該NOx触媒の温
度を上昇させる筒内噴射式エンジンにおいて、前記NO
x触媒の温度状態が目標触媒温度に未達のときは点火時
期を遅らせる。
状態が目標触媒温度に未達のときは吸気流動強さを弱
め、その後目標触媒温度に未達のときは後期噴射時期を
遅らせる。
状態が目標触媒温度に未達のときは点火時期を戻しつ
つ、吸気流動強さを弱め、その後目標触媒温度に未達の
ときは後期噴射時期を遅らせる。
ば、NOx触媒の硫黄被毒回復処理時に、NOx触媒温
度の昇温要求が高い程、吸気流動強さを弱くすることに
より、排気ガス温度を急速に上昇させ、筒内噴射式エン
ジンの利点である高い燃費改善率の悪化を抑制すること
ができる。
の昇温要求の高さに応じて、吸気流動強さを弱くし、且
つ後期噴射時期を遅らせることにより、燃費悪化を抑え
ながら昇温効果を高めることができる。
の昇温要求が最も高いときには、吸気流動強さを弱く
し、後期噴射時期を遅らせ、且つ点火時期を遅らせるこ
とにより、燃費悪化代を少なくしつつ昇温効果をより高
めることができる。
の昇温要求の高さは、NOx触媒の温度状態及びエンジ
ン負荷が低い程高く設定されることにより、排気ガス温
度が低いときの昇温要求に対処できる。
理は、エンジン負荷が低く、空燃比がλ>1の運転領域
において、NOx触媒温度が比較的低い状態であっても
触媒を急速に昇温できる。
温度状態が目標触媒温度に未達のときは所定の第1期間
点火時期を遅らせ、その後目標触媒温度に未達のときは
所定の第2期間吸気流動強さを弱め、その後目標触媒温
度に未達のときは所定の第3期間後期噴射時期を遅らせ
ることにより、排気ガス温度を急速に上昇させ、筒内噴
射式エンジンの利点である高い燃費改善率の悪化を抑制
することができる。
触媒の温度が低いエンジン低負荷時に実行することによ
り、運転頻度が比較的多い領域で触媒を急速に昇温でき
る。
気通路のNOx触媒上流には過給機が配置され、排気通
路には、過給機をバイパスするバイパス通路が形成さ
れ、エンジン低負荷時におけるNOx触媒の昇温要求時
に該バイパス通路を開通することにより、タービンへの
放熱が減少して昇温効果をより高めることができる。
x触媒の温度状態が目標触媒温度に未達のときは点火時
期を遅らせることにより、燃費悪化代を少なくしつつ触
媒を急速に昇温させることができる。
x触媒の温度状態が目標触媒温度に未達のときは吸気流
動強さを弱め、その後目標触媒温度に未達のときは後期
噴射時期を遅らせることにより、燃費悪化代を少なくし
つつ触媒を急速に昇温させることができる。
x触媒の温度状態が目標触媒温度に未達のときは点火時
期を戻しつつ、吸気流動強さを弱め、その後目標触媒温
度に未達のときは後期噴射時期を遅らせることにより、
燃費悪化を最小限に抑えながら触媒を急速に昇温させる
ことができる。
いて添付図面を参照して詳細に説明する。[筒内噴射式
エンジンの構造]図1は、本実施形態の筒内噴射式エン
ジンの燃焼室部分の構造を示す概略断面図である。
て、シリンダブロック2には複数のシリンダが形成さ
れ、シリンダブロック2の頂部にシリンダヘッド3がガ
スケットを介して固定されている。各シリンダにはピス
トン4が嵌挿され、ピストン4の頂面とシリンダヘッド
3の下面との間に燃焼室5が形成されている。そして、
燃焼室5に連通するように吸気ポート6及び排気ポート
7とこれらポート6、7を開閉する吸気弁8及び排気弁
9とが配設され、燃焼室5に臨むように点火プラグ10
とインジェクタ11が配設されている。インジェクタ1
1は燃焼室5内に直接燃料を噴射する。
凹部が形成され、燃焼室5の上部を画定している。燃焼
室5の上面部には吸気ポート6が開口し、傾斜面部には
排気ポート7が開口している。吸気ポート6及び排気ポ
ート7は、夫々2個ずつ紙面と直交する方向に並んで設
けられ、吸気弁8及び排気弁9が夫々配設されている。
吸気弁8及び排気弁9は、図示しないカムシャフト等か
らなる動弁機構により作動されて所定タイミングで開閉
する。
部に配置され、点火ギャップが燃焼室5内に臨むように
シリンダヘッド3に取り付られる。
設され、吸気ポート6の側方においてシリンダヘッド3
に取り付けられ、吸気ポート6が開口する燃焼室5上面
部とシリンダブロック2に対する合わせ面との間の壁面
12にインジェクタ11のノズル部が臨み、斜め下方に
向けて燃料を噴射する。
は、凹状の成層用キャビティ13が形成されている。そ
して、ピストン4が上死点に近い位置となる圧縮行程後
半に燃料がインジェクタ11からキャビティ13に向け
て噴射されると共に、キャビティ13で反射されて点火
プラグ10付近に達するように、インジェクタ11の位
置及び方向とキャビティ1の位置と点火プラグ10の位
置関係が予め設定されている。
である。
路15及び排気通路16が接続されている。吸気通路1
5の下流には、吸気マニホールドにおいてシリンダごと
に分岐し、且つ気筒別通路15aには並列に2つの分岐
通路が形成され、その下流端に2つの吸気ポート6が図
1の燃焼室5に開口している。一方の分岐通路には吸気
流動制御弁17が設けられ、吸気流動制御弁17の開度
を制御することにより、他方の分岐通路から導入される
吸気により燃焼室5に吸気流動(スワール又はタンブ
ル)が生成されると共に、吸気流動の強弱が制御され
る。尚、吸気流動の強弱は、2つの吸気弁の一方の開度
を制御したり、バルブタイミングの可変制御により実行
することもできる。
が設けられ、吸入空気量を制御可能にステップモータ等
の電気的なアクチュエータ19によってスロットル弁1
8が作動される。
ためのO2センサ21が配設されると共に、排気ガス浄
化用の触媒を備えた触媒装置22が設けられている。こ
の触媒装置22は、排気通路16の上流側に配設された
HC,CO,NOxを浄化する三元触媒22aと、三元
触媒22aの下流側に配設されたNOxを吸着するNO
x触媒22bとから構成される。NOx触媒22bは、
暖機後に空燃比をλ>1のリーン領域にして成層燃焼を
行う場合に、空燃比λ>1においてNOxを吸着する。
また、NOx触媒22bは理論空燃比λ=1付近におい
て三元機能を発揮し、λ≦1の空燃比において吸着した
NOxを放出してHCやCOと反応させる。
気マニホールド16aの直下流(排気マニホールドに直
結)に配置すると高速高負荷時に触媒温度が過剰に上昇
しやすくなり、触媒保護のためにエンジンから遠ざかる
ように排気マニホールド16aに接続された排気管16
bの途中に配置されている。
排気ガスの−部を吸気系に還流するEGR通路43が接
続され、このEGR通路43にはEGRバルブ44が介
設されている。
側には、過給機のタービン40と、タービン40をバイ
パスするウエストゲート41とが設けられている。ウエ
ストゲート41はウエストゲートバルブ42により開閉
され、過給圧が過剰に上昇するのを抑制する。
ユニット)30は、排気ガス中の酸素濃度を検出するO
2センサ21、エンジンのクランク角を検出するクラン
ク角センサ23、アクセル開度(アクセルペダル踏み込
み量)を検出するアクセル開度センサ24、吸入空気量
を検出するエアフローメータ25、エンジン冷却水の水
温を検出する水温センサ26、エンジン回転数センサ2
7、吸気温センサ28及び大気圧センサ29等からの信
号が入力される。
エンジン制御を実行するためのエンジン制御ECUに入
力される各種パラメータを示す図である。
部31、運転状態検出部32、燃料供給制御部33、噴
射量演算部34、点火時期制御部35及び回転数制御部
36を含んでいる。
ンサ27からのエンジン回転数検出信号、アクセル開度
センサ24からのアクセル開度検出信号、エアフローメ
ータ25からの吸気流量検出信号、水温センサ26から
の水温検出信号、燃料噴射量Ta、噴射モード等の過去
の履歴によって触媒温度を推定すると共に、この推定さ
れた触媒温度からNOx浄化率を検出することで触媒温
度を昇温させて硫黄被毒回復処理を実行するか否かを判
定する。さらに温度状態判別部31はエンジン温度も推
定し、水温が設定温度未満であればエンジン冷機状態、
設定温度以上であればエンジン暖機状態と判定する。
尚、触媒温度の推定は、水温検出とエンジン始動からの
経過時間の判定とを併用して行なうようにしてもよく、
また、触媒温度を直接検出するようにしてもよい。
域)、又は圧縮行程噴射(成層燃焼領域)、更にこれら
の領域での分割噴射という噴射形態を有し、運転領域ご
とに予め設定されているため、運転領域の判定により設
定される。
ンサ27からのエンジン回転数検出信号、アクセル開度
センサ24からのアクセル開度検出信号、エアフローメ
ータ25からの吸気流量検出信号及び水温センサ26か
らの水温検出信号、吸気温センサ28からの吸気温検出
信号、大気圧センサ29からの大気圧検出信号によって
リーン領域やリッチ領域等のエンジンの運転領域を判定
する。また、吸気流量検出信号からエンジンの急加速や
高負荷運転等の過渡運転状態を判定する。また、水温検
出信号からエンジンの冷間若しくは温間運転状態の判定
を行う。更に、O2センサ21からのO2検出信号はO2
センサ21の活性時に出力され、O2フィードバック制
御時に用いられる。
ンサ27からのエンジン回転数検出信号、アクセル開度
センサ24からのアクセル開度検出信号、エアフローメ
ータ25からの吸気流量検出信号及び水温センサ26か
らの水温検出信号、O2センサ21からのO2検出信号に
よって燃料の噴射時期Qaを演算する。
サ27からのエンジン回転数検出信号、アクセル開度セ
ンサ24からのアクセル開度検出信号、エアフローメー
タ25からの吸気流量検出信号、水温センサ26からの
水温検出信号、燃圧及び噴射モードによって燃料噴射量
Taを演算する。
ポンプの吐出圧力であり、燃圧センサ出力と筒内圧(推
測値)との差圧により噴射量Taが補正される。
は、インジェクタ駆動回路37を介してインジェクタ1
1からの燃料噴射時期Qa及び噴射量(パルス幅)Ta
を制御するものであり、触媒冷機状態のときは、燃焼室
5全体の空燃比は略理論空燃比λ≒1としつつ、吸気行
程から点火時期にかけての期間内に、圧縮行程中期以降
の後期噴射と、この後期噴射より早い吸気行程前半の早
期噴射との少なくとも2つに分割して燃料を噴射する分
割噴射により、燃焼室5内の点火プラグ10付近の領域
に理論空燃比(λ=1)若しくはこれよりリッチな空燃
比λ<1の混合気を形成するとともに、点火プラグ10
付近の領域の周囲に理論空燃比λ=1よりもリーンな空
燃比λ>1の混合気を形成するように制御する。
ンサ27からのエンジン回転数検出信号、アクセル開度
センサ24からのアクセル開度検出信号、エアフローメ
ータ25からの吸気流量検出信号、水温センサ26から
の水温検出信号及び噴射モードによって点火時期θig
を演算する。
御信号を出力して、点火時期θigをエンジンの運転状
態に応じて制御するものであり、基本的には点火時期θ
igをMBT(ベストトルクを発揮する点火タイミング
近傍)に制御するが、後述のように硫黄被毒回復処理時
にエンジン低負荷の成層運転領域において点火時期をリ
タードする。
トル弁18を駆動するアクチュエータ19に制御信号を
出力することによって吸入空気量の制御も行なうように
なっており、エンジン暖機後に圧縮行程のみの燃料噴射
により成層燃焼が行われるような場合等に、空燃比をリ
ーンとすべく吸入空気量を調整する。スロットル弁開度
θtvは、エンジン回転数センサ27からのエンジン回
転数検出信号、アクセル開度センサ24からのアクセル
開度検出信号、エアフローメータ25からの吸気流量検
出信号、吸気温センサ28からの吸気温検出信号、大気
圧センサ29からの大気圧検出信号及び噴射モードによ
って演算される。
射時等に燃焼室5内にスワールを生じさせるべく、吸気
流動制御弁17を制御すると共に、空燃比をλ=1より
リーンとする成層燃焼時等にEGRを行なうべくEGR
弁44を制御する。
転数センサ27からのエンジン回転数検出信号、アクセ
ル開度センサ24からのアクセル開度検出信号、エアフ
ローメータ25からの吸気流量検出信号及び噴射モード
によって制御され、気筒内のスワール比(スワールの旋
回角速度/エンジン回転角速度)により制御される。
センサ27からのエンジン回転数検出信号、アクセル開
度センサ24からのアクセル開度検出信号、エアフロー
メータ25からの吸気流量検出信号、水温センサ26か
らの水温検出信号及び噴射モードによって演算される。
数センサ27からのエンジン回転数検出信号及びスター
タ信号からエンジン始動を判定する。
毒回復処理時にエンジン低負荷ならばウエストゲートバ
ルブ42によりウエストゲート41を開いてリーンNO
x触媒22bに流れる排気ガス量を増加させて昇温効果
を高めている。 [触媒の温度制御] <硫黄被毒回復処理のための触媒の昇温制御>先ず、リ
ーンNOx触媒の硫黄被毒回復時において、触媒温度を
600℃以上に急速に上昇させるための触媒の昇温制御
について説明する。
ガソリンエンジンにおける触媒の昇温制御を示すフロー
チャートである。
する。
した状態で、リーンNOx触媒の硫黄被毒回復処理時に
触媒温度を600℃以上に急速に上昇させるために、エ
ンジン低負荷のリーン運転領域において以下の制御を実
行する。但し、NOx触媒は暖機した状態である。
吸気行程から点火時期にかけての期間内に、圧縮行程中
期以降の後期噴射と、該後期噴射より早い早期噴射との
少なくとも2回に分割して燃料を噴射する。
ワールが弱くなるように吸気流動制御弁を開動作させ、
スワール弱の時の要求噴射タイミング(同一運転領域に
おいてスワール強の時の要求噴射タイミングよりリター
ド側に設定されたタイミング)に設定する。
ワールを弱くし、且つ後期噴射時期を上記スワール弱の
時の要求噴射時期に対してリタードさせる。
は、上記スワールを弱くし、且つ後期噴射時期のリター
ドに加え、さらに点火時期をリタードさせる。
の制御を実行するためのエンジン制御ECU30による
具体的フローについて説明する。
ラグFをゼロリセットし、ステップS2では、エンジン
制御ECU30は、O2センサ21、エンジンのクラン
ク角を検出するクランク角センサ23、アクセル開度セ
ンサ24、エアフローメータ25、水温センサ26、エ
ンジン回転数センサ27、吸気温センサ28、大気圧セ
ンサ29、燃圧センサ及びスタータ等からの各検出信号
を読み込む。
27からのエンジン回転数検出信号、アクセル開度セン
サ24からのアクセル開度検出信号、エアフローメータ
25からの吸気流量検出信号、水温センサ26からの水
温検出信号、燃料噴射量Ta、噴射モード等の過去の履
歴によってNOx触媒温度Tcatを推定する。尚、排気
ガス温度を計測し、NOx触媒温度Tcatに代用しても
よい。
れたNOx触媒温度TcatからNOx浄化率Cを検出す
る。
定する。期間N1〜N3は実験等により最適な時間に設
定される。
値C1未満か否かを判定する。
1以上ならば(ステップS8でNO)、ステップS9で
通常のエンジン制御を実行する。
1未満ならば(ステップS8でYES)、硫黄被毒によ
りNOx浄化率Cが低下しているのでステップS10に
進む。
必要な温度Tre(例えば、600℃)と現在のNOx触
媒温度Tcatとの差ΔTを算出して触媒の昇温要求度合
を算出する。
定温度T1以上か否かを判定する。ステップS12で触
媒温度差ΔTが所定温度T1以上ならば(ステップS1
2でYES)、触媒の昇温要求が高いのでステップS1
4に進み、触媒温度差ΔTが所定温度T1未満ならば
(ステップS12でNO)、触媒の昇温要求が低いので
ステップS22に進む。
いので吸気流動制御弁を開作動させてスワール弱とし、
排気ガス温度を上昇させる。
α:1−αに配分して、分割噴射における早期噴射パル
スTak(=α×Ta)と、後期噴射パルスTad(=
(1−α)×Ta)とを算出する。但し、α<0.5に
設定して後期噴射パルス幅Tadを大きくする。
求される早期基本噴射時期θakbと後期基本噴射時期
θadbとを設定する。
求される後期基本噴射時期θadbを設定する。尚、こ
の後期基本噴射時期θadbは、相対的にスワール弱の
時の要求値がスワール強の時の要求値に対してリタード
側にある。
テップS22で吸気流動制御弁17を閉作動させてスワ
ール強とする。
α:1−αに配分して、分割噴射における早期噴射パル
スTak(=α×Ta)と、後期噴射パルスTad(=
(1−α)×Ta)とを算出する。但し、α≧0.5に
設定して後期噴射パルス幅Tadを小さくする。
求される早期基本噴射時期θakbと後期基本噴射時期
θadbとを設定する。
求される後期基本噴射時期θadbを設定する。尚、こ
のスワール強の時に要求される後期基本噴射時期θad
bは、スワール弱の時に要求される値より相対的にアド
バンス側にある。
を判定し、点火時期θigリタードのフラグFが1なら
ば(ステップS30でYES)、ステップS45で設定
された点火時期θig(点火リタード)のまま、ステッ
プS32に進む。
いならば(ステップS30でNO)、ステップS31に
進む。
定される点火時期θigよりもアドバンス側にある適切
な点火時期θigを設定する。
3から検出されたエンジンのクランク角が設定された噴
射時期になったならば(ステップS32でYES)、ス
テップS34に進む。
S24で算出された噴射パルス幅Tak,Tadにてイ
ンジェクタ11から燃料を噴射する。
ステップS31乃至S45で設定された点火時期θig
になったならば(ステップS36でYES)、ステップ
S38に進む。
S45で設定された点火時期θigにて点火プラグ10
を点火させる。
を判定し、点火時期θigリタードのフラグFが1なら
ば(ステップS39でYES)、ステップS44へ進
む。
プS39でNO)、ステップS40へ進む。
カウントダウンが終了するまでステップS8〜S38ま
でのエンジン制御を継続する。
ロ以下、つまり触媒温度Tcat硫黄被毒回復処理に必要
な温度Treまで上昇したか否かを判定する。
毒回復処理に必要な温度Treまで上昇したならば(ステ
ップS44でYES)、ステップS47に進む。
に必要な温度Treまで上昇していないならば(ステップ
S44でNO)、ステップS45に進む。
tの上昇を図るため、点火時期θigをリタードさせ、
ステップS46で点火時期θigのリタードフラグFを
1にセットし、上記ステップS8〜S38までのエンジ
ン制御を継続する。
のフローに基づいたステップS8〜S38までのエンジ
ン制御を継続する。
カウントダウンが終了するまで上記ステップS8〜S3
8までのエンジン制御を継続する。
定値C2(所定値C1より多少大きい値)未満か否かを
判定する。
C2以上ならば(ステップS52でYES)、硫黄被毒
が十分に回復したので、ステップS54に進んで硫黄被
毒回復制御終了処理を実行してリターンする。
C2未満ならば(ステップS52でNO)、硫黄被毒が
十分に回復していないので、ステップS56に進む。
N3のカウントダウンが終了するまで上記ステップS8
〜S38までのエンジン制御を継続して、硫黄被毒回復
処理を延長する。
である。図8は、本実施形態の触媒の昇温制御による排
気ガス温度の変化を示す図である。図9は、点火時期に
応じた排気ガス温度と図示平均有効圧力との関係を示す
図である。図10は、2分割噴射における燃料噴射量と
噴射時期とを示すタイミングチャートである。
のみに燃料を噴射することにより、点火プラグ10まわ
りに混合気を偏在させて成層燃焼を行わせる領域であ
る。λ=1の領域は、吸気行程前期及び圧縮行程中期乃
至後期に燃料を噴射し且つ燃焼室全体の空燃比を略理論
空燃比(λ≒1)とする領域である。エンリッチ領域
は、吸気行程前期乃至圧縮行程中期のみに燃料を噴射す
る領域である。
部に、インジェクタ11から噴出された燃料をトラップ
して点火プラグ10方向に導く成層化用のキャビティ1
2を設けることにより、圧縮行程中期以降にインジェク
タ11から燃料が噴射されたときに点火プラグ10付近
の局所空燃比が後期噴射によりリッチとなるように気筒
内のスワール比(スワール流動角速度/エンジン角速
度)が設定される。
示す成層燃焼領域で且つエンジン負荷が低い領域で実行
され、空燃比をλ≒1に設定して吸気流動制御弁17を
開作動させてスワール弱とし、吸気行程から点火時期に
かけての期間内に、圧縮行程中期以降の後期噴射と、後
期噴射より早い早期噴射との2分割で燃料を噴射する。
更に、後期噴射割合を前期噴射割合より大きくしてい
る。
〜60%で変化させた場合に、後期噴射割合を大きくす
る程排気ガス温度が高まり、且つスワール弱により燃焼
速度が抑制されて緩慢燃焼になり排気ガス温度が高めら
れるため、触媒温度を急速に上昇させることができる。
また、成層領域で且つエンジン負荷が低い領域なので燃
費の悪化を最小限に抑えることができる。
ように圧縮行程を前期、中期、後期に3等分したときの
中期、つまり、クランク角でBTDC(上死点前)12
0°からBTDC60°の期間を意味する。従って、後
期噴射はBTDC120°以降となる。但し、後述のよ
うに後期噴射の時期が遅すぎると燃焼安定性が損なわれ
ることから、圧縮行程の3/4の期間が経過するまで
(BTDC45°まで)に後期噴射を開始することが望
ましい。
縮行程における上死点前120°から上死点前45°ま
での期間内に開始されるように設定され、早期噴射は後
期噴射より前の適当な時期、例えば吸気行程の期間内に
開始されるように設定される。
示すように、後期噴射時期をリタードさせ、必要ならば
点火時期もリタードさせることにより、排気ガス温度を
急速に上昇できる。
に、エンジンのPi(図示平均有効圧力)変動率が約5
%の範囲内において実行される。尚、このPi変動率
は、Piの標準偏差σ/Piのサイクル平均×100
(%)で定義される。 <他の触媒の昇温制御>また、他の昇温制御手順とし
て、空燃比をλ≒1に設定して分割噴射させたときに、
NOx触媒温度が硫黄被毒回復処理に必要な温度Treに
未達のときは点火時期をリタードさせ、更にNOx触媒
温度が温度Treに未達のときはスワール弱とし、それで
も温度Treに未達のときは後期噴射時期を遅らせるか、
又は点火時期をリタードさせてもNOx触媒温度が硫黄
被毒回復処理に必要な温度Treに未達のときは点火時期
を戻しつつ、スワール弱とし、その後温度Treに未達の
ときは後期噴射時期をリタードさせることによって、燃
費悪化を最小限に抑えることができる。
エンジンならば、エンジン低負荷領域では過給を必要と
しないので、硫黄被毒回復処理時にウエストゲートを開
通することにより、タービンへの放熱が少なくして触媒
に流れる排気ガス温度を高温に保ち、昇温効果をより高
めることができる。 <硫黄被毒回復制御後の触媒の温度復帰制御>次に、リ
ーンNOx触媒の硫黄被毒回復制御後に、600℃以上
に昇温されてNOx浄化率の低い触媒を急速にNOx浄
化率の高い400℃程度の温度領域まで戻すための触媒
の温度復帰制御について説明する。
エンジンにおける触媒の温度復帰制御を示すフローチャ
ートである。
説明する。
ら逸脱した触媒高温状態においてエンジンの運転状態が
空燃比λ≦1の領域からλ>1のリーン領域に移行して
しまうと、NOx触媒温度が低下するまでNOx吸着性
能が低いという不都合がある。
触媒が暖機した状態で、硫黄被毒回復処理後の浄化可能
温度範囲から逸脱したNOx触媒温度を、早急にNOx
浄化率の高い温度領域まで戻す(温度を下げる)ために
以下の制御を実行する。
に移行する前にスワール強としつつ、空燃比λ≒1に設
定する。
よる運転状態から、λ>1のリーン領域に移行する時
に、少なくとも後期噴射時期をアドバンスする。
ゆるNOxパージ時に、空燃比をλ<1乃至λ≒1に設
定し、吸気行程から点火時期にかけての期間内に少なく
とも2回に分割して燃料を噴射すると共に、この運転状
態からλ>1のリーン領域に移行する前に、スワール強
としつつ、空燃比をλ≒1に設定する。
実行するためのエンジン制御ECU30による具体的フ
ローについて説明する。
エンジン制御ECU30は、空燃比をλ≒1に保持した
状態で、吸気流動制御弁17が閉状態か否かを判定す
る。
S62でYES)、スワール強を保持して、ステップS
64に進む。
で設定された点火時期θigのリタードを終了する。
層燃焼領域での運転に戻され、上記ステップS9での通
常のエンジン制御を実行する。
S62でYES)、ステップS68に進んで吸気流動制
御弁を閉動作させてスワール強とする。
又はS26で設定された後期基本噴射時期θadbをア
ドバンスしてステップS66に進む。
温度変化に伴うNOx浄化率の特性を示す図である。図
12は、本実施形態の触媒の温度復帰制御による排気ガ
ス温度の変化を示す図である。
帰制御は、硫黄被毒回復処理後に空燃比をλ≦1のリッ
チ領域からλ>1の成層燃焼領域に移行させる前にスワ
ール強とすることにより、燃費悪化及び燃焼安定性低下
を抑えつつ、図11に示すように排気ガス温度を急速に
低下させて硫黄被毒回復制御後に600℃程度まで昇温
された触媒を急速にNOx浄化率の高い400℃程度の
温度領域まで戻すことができ、この間、空燃比をλ≒1
に設定することにより三元触媒の浄化ウィンドウにおい
てNOx浄化を図ることができる。
比λ≒1の設定によって、NOx触媒の三元機能を利用
し、排気ガスの浄化を図ることができる。
御弁の閉作動は、燃焼室への吸入空気量が少ないエンジ
ン低負荷及び低回転領域において行われ、出力効率が低
下する高負荷、高回転領域では行わないことが望まし
い。尚、スワールの代わりに、吸気弁等の他の手段を用
いて吸気流動を強化してもよい。
射による運転状態から、λ>1のリーン領域に移行する
時に、少なくとも後期噴射時期をアドバンスすることに
より、より排気ガス温度を急速に低下させることができ
る。
を放出して、この触媒が有する還元浄化機能によりNO
xを還元する触媒リフレッシュが実行されるときに、空
燃比をλ<1乃至λ≒1に設定し、吸気行程から点火時
期にかけての期間内に少なくとも2回に分割して燃料を
噴射するとNOxと反応するCOを増加できるので、N
Oxを効率よく浄化できる。
で上記実施形態を修正又は変形したものに適用可能であ
る。
の構造を示す概略断面図である。
を実行するためのエンジン制御ECUに入力される各種
パラメータを示す図である。
ける触媒の昇温制御を示すフローチャートである。
ける触媒の昇温制御を示すフローチャートである。
ける触媒の温度復帰制御を示すフローチャートである。
度の変化を示す図である。
圧力との関係を示す図である。
を示すタイミングチャートである。
うNOx浄化率の特性を示す図である。
ガス温度の変化を示す図である。
Claims (19)
- 【請求項1】 燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴射
弁と、排気通路に酸素過剰雰囲気でNOxを吸着し、酸
素濃度が減少するにしたがって吸着したNOxを放出す
るNOx触媒を備え、該NOx触媒の硫黄被毒回復処理
の実行時に、気筒内の空燃比をλ≒1に設定しつつ、吸
気行程から点火時期にかけての期間内に、圧縮行程中期
以降の後期噴射と、該後期噴射より早い早期噴射との少
なくとも2回に分割して燃料を噴射して該NOx触媒の
温度を上昇させるエンジンの制御装置において、 前記NOx触媒の温度状態を検出する温度検出手段と、 気筒内の吸気流動強さを強制的に変化させる可変手段と
を備え、 前記NOx触媒の硫黄被毒回復処理時に、該NOx触媒
温度の昇温要求が高い程、前記吸気流動強さが弱くなる
ように前記可変手段を動作させることを特徴とするエン
ジンの制御装置。 - 【請求項2】 前記NOx触媒温度の昇温要求の高さに
応じて、前記吸気流動強さを弱くし、且つ後期噴射時期
を遅らせることを特徴とする請求項1に記載のエンジン
の制御装置。 - 【請求項3】 前記NOx触媒温度の昇温要求が最も高
いときには、前記吸気流動強さを弱くし、後期噴射時期
を遅らせ、且つ点火時期を遅らせることを特徴とする請
求項1に記載のエンジンの制御装置。 - 【請求項4】 前記NOx触媒温度の昇温要求の高さ
は、前記NOx触媒の温度状態及びエンジン負荷が低い
程高く設定されることを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれか1項に記載のエンジンの制御装置。 - 【請求項5】 前記硫黄被毒回復処理は、エンジン負荷
が低く、空燃比がλ>1の運転領域において、前記NO
x触媒温度の昇温要求が高いときに実行されることを特
徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のエンジ
ンの制御装置。 - 【請求項6】 燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴射
弁と、排気通路に酸素過剰雰囲気でNOxを吸着し、酸
素濃度が減少するにしたがって吸着したNOxを放出す
るNOx触媒を備え、該NOx触媒の硫黄被毒回復処理
の実行時に、気筒内の空燃比をλ≒1に設定しつつ、吸
気行程から点火時期にかけての期間内に、圧縮行程中期
以降の後期噴射と、該後期噴射より早い早期噴射との少
なくとも2回に分割して燃料を噴射して該NOx触媒の
温度を上昇させるエンジンの制御装置において、 点火時期を制御する点火時期制御手段と、 気筒内の吸気流動強さを強制的に変化させる可変手段
と、 燃料噴射時期を制御する噴射時期制御手段とを備え、 前記点火時期制御手段は、前記NOx触媒の温度状態が
目標触媒温度に未達のときは所定の第1期間点火時期を
遅らせ、 その後目標触媒温度に未達のときは前記可変手段が所定
の第2期間吸気流動強さを弱め、 その後目標触媒温度に未達のときは前記噴射時期制御手
段が所定の第3期間後期噴射時期を遅らせることを特徴
とするエンジンの制御装置。 - 【請求項7】 前記NOx触媒温度が低いエンジン低負
荷時に実行することを特徴とする請求項6に記載のエン
ジンの制御装置。 - 【請求項8】 前記排気通路の前記NOx触媒上流には
過給機が配置されていることを特徴とする請求項6又は
7に記載のエンジンの制御装置。 - 【請求項9】 前記排気通路には、前記過給機をバイパ
スするバイパス通路が形成され、エンジン低負荷時にお
けるNOx触媒の昇温要求時に該バイパス通路を開通す
ることを特徴とする請求項8に記載のエンジンの制御装
置。 - 【請求項10】 燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴
射弁と、排気通路に酸素過剰雰囲気でNOxを吸着し、
酸素濃度が減少するにしたがって吸着したNOxを放出
するNOx触媒を備え、該NOx触媒の硫黄被毒回復処
理の実行時に、気筒内の空燃比をλ≒1に設定しつつ、
吸気行程から点火時期にかけての期間内に、圧縮行程中
期以降の後期噴射と、該後期噴射より早い早期噴射との
少なくとも2回に分割して燃料を噴射して該NOx触媒
の温度を上昇させるエンジンの制御装置において、 点火時期を制御する点火時期制御手段を備え、 前記点火時期制御手段は、前記NOx触媒の温度状態が
目標触媒温度に未達のときは点火時期を遅らせることを
特徴とするエンジンの制御装置。 - 【請求項11】 気筒内の吸気流動強さを強制的に変化
させる可変手段と、燃料噴射時期を制御する噴射時期制
御手段とを更に備え、該可変手段は前記NOx触媒の温
度状態が目標触媒温度に未達のときは吸気流動強さを弱
め、その後目標触媒温度に未達のときは該噴射時期制御
手段が後期噴射時期を遅らせることを特徴とする請求項
10に記載のエンジンの制御装置。 - 【請求項12】 前記NOx触媒の温度状態が目標触媒
温度に未達のときは前記点火時期制御手段が点火時期を
戻しつつ、前記可変手段が吸気流動強さを弱め、その後
目標触媒温度に未達のときは前記噴射時期制御手段が後
期噴射時期を遅らせることを特徴とする請求項10に記
載のエンジンの制御装置。 - 【請求項13】 燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴
射弁と、排気通路に酸素過剰雰囲気でNOxを吸着し、
酸素濃度が減少するにしたがって吸着したNOxを放出
するNOx触媒を備え、該NOx触媒の硫黄被毒回復処
理の実行時に、気筒内の空燃比をλ≒1に設定しつつ、
吸気行程から点火時期にかけての期間内に、圧縮行程中
期以降の後期噴射と、該後期噴射より早い早期噴射との
少なくとも2回に分割して燃料を噴射して該NOx触媒
の温度状態を上昇させる筒内噴射式エンジンにおいて、 前記NOx触媒の温度状態が目標触媒温度に未達のとき
は所定の第1期間点火時期を遅らせ、その後目標触媒温
度に未達のときは所定の第2期間吸気流動強さを弱め、
その後目標触媒温度に未達のときは所定の第3期間後期
噴射時期を遅らせることを特徴とする筒内噴射式エンジ
ンの触媒温度制御方法。 - 【請求項14】 前記NOx触媒温度が低いエンジン低
負荷時に実行することを特徴とする請求項13に記載の
筒内噴射式エンジンの触媒温度制御方法。 - 【請求項15】 前記排気通路の前記NOx触媒上流に
は過給機が配置されていることを特徴とする請求項13
又は14に記載の筒内噴射式エンジンの触媒温度制御方
法。 - 【請求項16】 前記排気通路には、前記過給機をバイ
パスするバイパス通路が形成され、エンジン低負荷時に
おけるNOx触媒の昇温要求時に該バイパス通路を開通
することを特徴とする請求項15に記載の筒内噴射式エ
ンジンの触媒温度制御方法。 - 【請求項17】 燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴
射弁と、排気通路に酸素過剰雰囲気でNOxを吸着し、
酸素濃度が減少するにしたがって吸着したNOxを放出
するNOx触媒を備え、該NOx触媒の硫黄被毒回復処
理の実行時に、気筒内の空燃比をλ≒1に設定しつつ、
吸気行程から点火時期にかけての期間内に、圧縮行程中
期以降の後期噴射と、該後期噴射より早い早期噴射との
少なくとも2回に分割して燃料を噴射して該NOx触媒
の温度を上昇させる筒内噴射式エンジンにおいて、 前記NOx触媒の温度状態が目標触媒温度に未達のとき
は点火時期を遅らせることを特徴とする筒内噴射式エン
ジンの触媒温度制御方法。 - 【請求項18】 前記NOx触媒の温度状態が目標触媒
温度に未達のときは吸気流動強さを弱め、その後目標触
媒温度に未達のときは後期噴射時期を遅らせることを特
徴とする請求項17に記載の筒内噴射式エンジンの触媒
温度制御方法。 - 【請求項19】 前記NOx触媒の温度状態が目標触媒
温度に未達のときは点火時期を戻しつつ、吸気流動強さ
を弱め、その後目標触媒温度に未達のときは後期噴射時
期を遅らせることを特徴とする請求項17に記載の筒内
噴射式エンジンの触媒温度制御方法。
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JP2000087038A JP3835664B2 (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | 筒内噴射式エンジンの触媒温度制御方法及びエンジンの制御装置 |
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