JP2001270587A - 便器の包装装置 - Google Patents

便器の包装装置

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JP2001270587A
JP2001270587A JP2000084367A JP2000084367A JP2001270587A JP 2001270587 A JP2001270587 A JP 2001270587A JP 2000084367 A JP2000084367 A JP 2000084367A JP 2000084367 A JP2000084367 A JP 2000084367A JP 2001270587 A JP2001270587 A JP 2001270587A
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reinforcing rib
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Takahisa Watanabe
隆久 渡邊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷扱い時や倉庫保管時の積み重ね作業が容易
にでき、かつ、保管や輸送運搬時に包装装置が滑り、ズ
レて落下し便器が破損する現象を防止するとともに、包
装装置の多段積みによる効率的な保管と運搬を可能とす
る便器の包装装置を提供する。 【解決手段】 便器本体1の上面に当てがう上部固定材
2と、便器本体を載置する下部固定材10とから成る便
器の包装装置であって、上部固定材には上部補強リブ5
を形成すると共に、便座受け部6と係合する便座受け固
定部7を形成し、下部固定材には上部補強リブ5と係合
するように下部補強リブ13を形成すると共に、便器本
体1と係合する底部固定部14を形成し、上部固定材及
び下部固定材とで便器本体を上下から挟み込み結束バン
ドで結束する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器の包装装置に
係り、荷扱い時や倉庫保管時の積み重ね、あるいは輸送
運搬時における包装装置の多段積みの容易化に適した便
器の包装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における便器の包装装置は、実公平
6−37967号公報に記載されているものが知られて
いた。以下、従来の便器の包装装置の分解斜視図である
図14、従来の便器の包装装置の斜視図である図15に
より、従来の便器の包装装置について説明する。即ち、
便器本体20'を、結束用のバンドを掛けるバンド掛け
溝21'とほぼ全体の領域に分散してその溝の底部を便
器の表面に当接する緩衝凸面とした補強用溝22'とに
よる凹凸断面を有する主カバー部23'と、全周に外側
へ突き出るリム形状を持たせた主カバー部23'の縁部
から曲げた側板24'と、によって桶状にパルプモール
ドにより一体形成された包装材により便器本体20'を
上下より挟みバンド25'で結束することによって便器
本体を保護するという包装装置であった。ここで、従来
の便器の包装装置は、補強用溝の嵩とパルプモールドの
素材の柔軟性を活用して便器の上下部を保護し、運搬時
の便器への衝撃を緩衝するというものであった。
【0003】また、従来の包装装置の段積みについて
は、特開平10−72009号公報に記載されているも
のが知られていた。以下、この従来の包装装置の斜視図
である図16により、従来の包装装置の段積みについて
説明する。即ち、挟持面26'に複数の第1の凹部27'
が設けられるとともに背面28'に結束方向に向けて複
数の凸部29'が設けられた第1包装部材30'と、挟持
面31'に第1の凹部27'と対向する複数の第2の凹部
32'が設けられるとともに背面33'に結束方向に向け
て一対の案内凸部34'が複数設けられた第2包装部材
35'を備え、第1の凹部27'と第2の凹部32'とで
被包装体を挟持することができ、第2包装部材35'の
一対の案内凸部34'の間の凹部36'と第1包装部材3
0'の凸部29'との周囲に結束帯37'を周回して被包
装体を結束するという包装装置であった。ここで、この
従来の包装装置は、複数の第2包装部材の一対の案内凸
部に複数の第1包装部材の凹部と嵌合部を嵌合させるこ
とにより包装装置の積重ねが容易になるというものであ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おける便器の包装装置では緩衝性を高くしたことによっ
て保管や運搬時に便器表面に欠損を生じることは防止で
きたものの、上下の主カバー部の大きさが異なるために
包装装置を段積みした際の位置規制が困難で安定性を欠
き、保管や運搬時において積み上げた便器の包装装置が
ズレて落下し破損することが多く、積み上げ段数を低く
しなければならず、保管,運搬を効率的に行うのが困難
であった。
【0005】また、包装部材を便器の外側部分のみで係
合させるのでは、包装部材が便器に充分に係合せず、運
搬時等にトレー内で前後左右にズレる等、確実な包装部
材の固定が困難であった。
【0006】更に、便器の包装装置が転倒した場合や段
積み状態から落下した場合に、便器と包装部材との固定
が不充分であるために、便器と包装部材の間にズレを生
じ、包装部材の緩衝作用及び包装部材の側板に形成され
た溝の緩衝作用が充分に機能し得ないといった問題があ
った。
【0007】また、従来の包装装置の段積みについて
は、包装部材が複数の被包装物を包装すべくトレイ内に
複数の収納部を形成し、その複数の収納部が段積みした
際に互いに係合すべく構成したことによって多段積みを
可能としたものであり、単品を包装した場合にはかかる
構成では包装装置の安定が極めて悪く、積み上げ段数を
高くすることができず、保管,運搬を効率的に行うのが
困難であった。
【0008】そこで本発明は、荷扱い時や倉庫保管時の
積み重ね作業が容易にでき、かつ、保管や輸送運搬時に
包装装置が滑り、ズレて落下し便器が破損する現象を防
止するとともに、包装装置の多段積みによる効率的な保
管と運搬を可能とする便器の包装装置を提供することを
目的とするものである。
【0009】また、他の目的は、包装部材を便器に充分
に係合させることによって確実な包装部材の固定を可能
にする便器の包装装置を提供することである。
【0010】更に、他の目的は、便器の包装装置が転倒
した場合や段積み状態から落下した際に便器と包装部材
との間に生じるズレを防止し、包装部材及び包装部材の
側板に形成された溝の緩衝機能を充分に発揮できる便器
の包装装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本願第1発明の便器の包装装置では、天板と上部側
板とを有し便器本体の上面に当てがう上部固定材と、同
様に底板と下部側板とを有し便器本体を載置する下部固
定材とから成る便器の包装装置であって、前記上部固定
材には、上部補強リブを便器本体に対して凹状に、かつ
長寸方向に設けた上部補強リブと短寸方向に設けた上部
補強リブとが互いに直交すべく形成すると共に、便座受
け部と係合する便座受け固定部を便器本体に対して凸状
に形成し、前記下部固定材には、凹状に形成した前記上
部補強リブと係合するように下部補強リブを便器本体に
対して凸状に、かつ長寸方向に設けた下部補強リブと短
寸方向に設けた下部補強リブとが互いに直交すべく形成
すると共に、便器本体と係合する底部固定部を便器本体
に対して凸状に形成し、前記上部固定材及び前記下部固
定材とで便器本体を上下から挟み込み結束バンドで結束
したものである。
【0012】また上記の目的を達成するために本願第2
発明の便器の包装装置では、天板と上部側板とを有し便
器本体の上面に当てがう上部固定材と、同様に底板と下
部側板とを有し便器本体を載置する下部固定材とから成
る便器の包装装置であって、前記上部固定材には、上部
補強リブを便器本体に対して凸状に、かつ長寸方向に設
けた上部補強リブと短寸方向に設けた上部補強リブとが
互いに直交すべく形成すると共に、便座受け部と係合す
る便座受け固定部を便器本体に対して凸状に形成し、前
記下部固定材には、凹状に形成した前記上部補強リブと
係合するように下部補強リブを便器本体に対して凹状
に、かつ長寸方向に設けた下部補強リブと短寸方向に設
けた下部補強リブとが互いに直交すべく形成すると共
に、便器本体と係合する底部固定部を便器本体に対して
凸状に形成し、前記上部固定材及び前記下部固定材とで
便器本体を上下から挟み込み結束バンドで結束したもの
である。
【0013】更に、上記の目的を達成するために本願第
3発明の便器の包装装置では、天板と上部側板とを有し
便器本体の上面に当てがう上部固定材と、同様に底板と
下部側板とを有し便器本体を載置する下部固定材とから
成る便器の包装装置であって、前記上部固定材には、上
部補強リブを便器本体に対して凹状に、かつ長寸方向に
設けた上部補強リブと短寸方向に設けた上部補強リブと
が互いに直交すべく形成すると共に、便座受け部と係合
する便座受け固定部を便器本体に対して凸状に形成し、
前記下部固定材には、凹状に形成した前記上部補強リブ
と係合するように便器本体に対して凹状に凹部を散在形
成すると共に、便器本体と係合する底部固定部を便器本
体に対して凸状に形成し、前記上部固定材及び前記下部
固定材とで便器本体を上下から挟み込み結束バンドで結
束したものである。
【0014】なお、上記した便座受け固定部については
上部固定材と便座受け部とが係合する様に形成すれば充
分であり、便座受け固定部の数は単数、複数を問わずい
くつでも良く、また、便座受け固定部を上部補強リブ上
に形成しても良いが、上部補強リブ上に必ずしも形成し
なくても良い。同様に、上記した底部固定部についても
下部固定材と便器本体とが係合する様に形成すれば充分
であり、底部固定部の数は単数、複数を問わずいくつで
も良く、また、底部固定部を下部補強リブ上に形成して
も良いが、下部補強リブ上に必ずしも形成しなくても良
い。
【0015】また、便器の包装装置の転倒時等における
上部固定材のズレを防止するために、上部固定材にタン
ク受け部と係合するタンク受け固定部を便器本体に対し
て凸状に形成することが好ましい。なお、タンク受け固
定部の数は単数、複数を問わずいくつでも良い点及びタ
ンク受け固定部について上部補強リブ上に形成しても良
いが、上部補強リブ上に必ずしも形成しなくても良い点
は、上記と同様である。
【0016】更に、効率的な保管,運搬を可能にすべく
下部固定材の最下面には滑り止め効果を有する異種材料
を付着させておくことが好ましい。また、包装装置の緩
衝性のより一層の向上と結束バンドのズレの防止を図る
べく上部固定材の側板または下部固定材の側板の少なく
とも一方には側板補強リブを設けることが好ましい。
【0017】以下、本発明の作用について説明する。本
願第1発明においては、便器本体に対して凹状に形成さ
れた上部補強リブと、便器本体に対して凸状に形成され
た下部補強リブとが位置規制にて係合するために、積み
上げ段数を高くしたとしても、安定した便器の包装装置
の段積みが可能となる。また、便座受け固定部及び底部
固定部により、便器の外側部分のみならず、便器の形状
特性を旨く利用して内側部分でも係合するために、両固
定材(上部固定材及び下部固定材)が便器に充分に係合
し、確実な固定が可能となる。更に、確実な固定によっ
て便器の包装装置の転倒時等における便器と両固定材と
の間に生じるズレを防止できる。また、長寸方向に設け
た上部補強リブ(下部補強リブ)と短寸方向に設けた上
部補強リブ(下部補強リブ)とが互いに直交するように
上部補強リブ(下部補強リブ)を形成することによって
結束バンドで結束する場合に一層強固な結束が可能とな
る。
【0018】本願第2発明においては、便器本体に対し
て凸状に形成された上部補強リブと、便器本体に対して
凹状に形成された下部補強リブとが位置規制にて係合す
るために、上記と同様に、積み上げ段数を高くしたとし
ても、安定した便器の包装装置の段積みが可能となる。
また、確実な固定が可能になる点、便器と両固定材との
間に生じるズレを防止できる点、及び一層強固な結束が
可能となる点についても上記と同様である。
【0019】本願第3発明においては、便器本体に対し
て凹状に形成された上部補強リブと、便器本体に対して
凹状に散在形成された凹部とが位置規制にて係合するた
めに、上記と同様に、積み上げ段数を高くしても、安定
した便器の包装装置の段積みが可能となる。また、確実
な固定が可能になる点、便器と両固定材との間に生じる
ズレを防止できる点、及び一層強固な結束が可能になる
点についても上記と同様である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に共す
る。図1は本発明の第1の実施の形態に係る便器の包装
装置の分解斜視図であり、図2は本発明の第1の実施の
形態に係る便器の包装装置の外観斜視図である。また、
図3は便器本体と上部固定材の係合状態を示す要部断面
図であり、図4は便器本体と下部固定材の係合状態を示
す要部拡大断面図である。なお、図5は便器本体の側面
図であり、図6は本発明の第1の実施の形態に係る便器
の包装装置の段積み状態を示す側面図である。また、図
7は本発明の第1の実施の形態の一変形に係る便器の包
装装置の下部固定材を示す斜視図である。
【0021】便器本体1の上面に当てがう上部固定材2
は天板3と上部側板4を有し、上部補強リブ5は便器本
体に対して凹状に、かつ長寸方向に設けられた上部補強
リブと短寸方向に設けられた上部補強リブとが互いに直
交するように形成されている。また、天板3には便座受
け部6と係合する便座受け固定部7が4個所に形成され
ると共に、タンク受け部8と係合するタンク受け固定部
9が2個所に形成されている。また、便器本体1を載置
する下部固定材10は底板11と下部側板12を有し、
下部補強リブ13は上部補強リブ5と係合するように便
器本体に対して凸状に、かつ長寸方向に設けられた下部
補強リブと短寸方向に設けられた下部補強リブとが互い
に直交するように形成されている。また、下部補強リブ
13には便器本体1と係合する底部固定部14が6個所
形成されている。なお、上部側板4及び下部側板12に
は側板補強リブ15が形成されている。
【0022】図8は本発明の第2の実施の形態に係る便
器の包装装置の分解斜視図であり、図9は本発明の第2
の実施の形態に係る便器の包装装置の外観斜視図であ
る。また、図10は本明第2の実施に形態に係る便器の
包装装置の段積み状態を示す側面図である。
【0023】便器本体1の上面に当てがう上部固定材2
は天板3と上部側板4を有し、上部補強リブ5は便器本
体に対して凸状に、かつ長寸方向に設けられた上部補強
リブと短寸方向に設けられた上部補強リブとが互いに直
交するように形成されている。また、上部補強リブ5に
は便座受け部6と係合する便座受け固定部7が4個所に
形成されると共に、タンク受け部8と係合するタンク受
け固定部9が3個所に形成されている。また、便器本体
1を載置する下部固定材10は底板11と下部側板12
を有し、下部補強リブ13は上部補強リブ5と係合する
ように便器本体に対して凹状に、かつ長寸方向に設けら
れた下部補強リブと短寸方向に設けられた下部補強リブ
とが互いに直交するように形成されている。また、底板
11には便器本体1と係合する底部固定部14が6個所
形成されている。なお、上部側板4及び下部側板12に
は側板補強リブ15が形成されている。
【0024】上記した本発明の第1の実施の形態及び第
2の実施の形態に係る便器の包装装置では、補強リブの
嵩と、固定材の素材である強度が大きく弾性に富む樹脂
材料とを活用し形成したことにより確実に強固に固定・
緩衝するため、荷扱い,保管,運搬時に発生する便器表
面の傷や破損防止を図ることができるとともに、上部補
強リブと下部補強リブとが係合することによって段ズレ
も発生せず、かつ安定した多段積みができ、保管効率の
大幅な向上が可能となるという効果がある。また、便座
受け固定部及びタンク受け固定部によって上部固定材と
便座受け部及びタンク受け部を係合させ、更に底部固定
部によって下部固定材と便器本体を係合させたことによ
って、両固定材が便器に充分に係合し、確実な固定が可
能となる。更に、確実な固定によって便器の包装装置の
転倒等における便器と両固定材との間に生じるズレを防
止でき、両固定材の緩衝機能を充分に発揮できる。ま
た、側板補強リブによる緩衝機能も便器と両固定材との
間に生じるズレを防止することによって一層発揮される
ことが期待できるものである。なお、結束バンドは補強
リブの上を周回しているために、段積みする際の妨げと
はならず、結束バンドがあっても安定した段積みが可能
である。
【0025】また、上記した本発明の第1の実施の形態
に係る便器の包装装置では、上部補強リブが便器本体に
対して凹状に形成されているので、図6に示すような便
器上面に突出したパイプ等の突起部16を有する便器に
おいてもその使用が可能である。
【0026】また、上記した本発明の第2の実施の形態
に係る便器の包装装置では、上部補強リブが便器本体に
対して凸状に形成されているが、図6に示すような便器
上面に突出したパイプ等の突起部を有する個所に当てが
う上部補強リブの該当部分について、上部補強リブの該
当部分以外と比較してその凸形状の膨出度合が小さく形
成されているので、図6に示すような便器の上面に突起
部16を有する便器においてもその使用が可能である。
【0027】なお、本発明の第1の実施の形態に係る便
器の包装装置における底部固定部14は、下部固定材1
0と便器本体1とが係合するように形成すれば充分であ
り、図7に示す様に一体的に形成しても良い。
【0028】図11は本発明の第3の実施の形態に係る
便器の包装装置の分解斜視図であり、図12は本発明の
第3の実施の形態に係る便器の包装装置の段積み状態を
示す側面図である。
【0029】便器本体1の上面に当てがう上部固定材2
は天板3と上部側板4を有し、上部補強リブ5は便器本
体に対して凹状に、かつ長寸方向に設けられた上部補強
リブを短寸方寸方向に設けられた上部補強リブとが互い
に直交するように形成されている。また、天板3には便
座受け部6と係合する便座固定部7が4個所に形成され
ると共に、タンク受け部8と係合するタンク受け固定部
9が2個所に形成されている。また、便器本体1を載置
する下部固定材10は底板11と下部側板12を有し、
凹部17は上部補強リブと係合するように便器本体に対
して凹状に散在形成されている。また、底板11には便
器本体と係合する底部固定部14が6個所形成されてい
る。なお、上部側板4及び下部側板12には側板補強リ
ブ15が形成されている。
【0030】上記した本発明の第3の実施の形態に係る
便器の包装装置では、補強リブの嵩と、固定材の素材で
ある強度が大きく弾性に富む樹脂材料とを活用し形成し
たことにより確実に強固に固定・緩衝するため、荷扱
い,保管,運搬時に発生する便器表面の傷や破損防止を
図ることができるとともに、上部補強リブと凹部とが係
合することによって段ズレも発生せず、かつ安定した多
段積みができ、保管効率の大幅な向上が可能となるとい
う効果がある。また、便座受け固定部及びタンク受け固
定部によって上部固定材と便座受け部及びタンク受け部
を係合させ、更に底部固定部によって下部固定材と便器
本体を係合させたことによって、両固定材が便器に充分
に係合し、確実な固定が可能となる。更に、確実な固定
によって便器の包装装置の転倒等における便器と両固定
材との間に生じるズレを防止でき、両固定材の緩衝機能
を充分に発揮できる。また、側板補強リブによる緩衝機
能も便器と両固定材との間に生じるズレを防止すること
によって一層発揮されることが期待できるものである。
なお、結束バンドは凹部を形成していない部分を周回さ
せることによって段積みする際の妨げとはならず、結束
バンドがあっても安定した段積みが可能である。更に、
上部補強リブが便器本体に対して凹状に形成されている
ので、図6に示すような便器上面に突出したパイプ等の
突起部16を有する便器においてもその使用が可能であ
る。
【0031】図13は本発明の第4の実施の形態に係る
便器の包装装置における下部固定材の側面図であり、下
部固定材10の最下面に滑り止め効果を有する異種材料
18を付着させている。
【0032】上記した本発明の第4の実施の形態に係る
便器の包装措置では、より安定した段積みが可能とな
り、より一層積み上げ段数を高くすることができるとと
もに、輸送・運搬時の急発進,急ブレーキでもパレット
や荷台上での滑りによる転倒を防ぎ、便器の傷や欠損を
防止し、より効率的な保管,運搬が可能になるという効
果がある。
【0033】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によれ
ば、荷扱い時や倉庫保管時の積み重ね作業が容易にで
き、かつ、保管,輸送運搬時に包装装置が滑り、ズレて
落下し便器が破損する現象を防止するとともに、包装装
置の多段積みによる効率的な保管と運搬が可能となる。
【0034】また、包装部材を便器に充分に係合させる
ことによって便器のより確実な固定が可能になる。
【0035】更に、便器の包装装置が転倒した場合や段
積み状態から落下した際に便器と包装部材との間に生じ
るズレを防止し、包装部材及び包装部材の側板に形成さ
れた溝、即ち側板補強リブの緩衝機能が充分に発揮でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る便器の包装装
置の分解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る便器の包装装
置の外観斜視図である。
【図3】便器本体と上部固定材の係合状態を示す要部断
面図である。
【図4】便器本体と下部固定材の係合状態を示す要部拡
大断面図である。
【図5】便器本体の側面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る便器の包装装
置の段積み状態を示す側面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の一変形に係る便器
の包装装置の下部固定材を示す斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る便器の包装装
置の分解斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る便器の包装装
置の外観斜視図である。
【図10】本明第2の実施に形態に係る便器の包装装置
の段積み状態を示す側面図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る便器の包装
装置の分解斜視図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る便器の包装
装置の段積み状態を示す側面図である。
【図13】本発明第4の実施の形態に係る便器の包装装
置における下部固定材の側面図である。
【図14】従来の便器の包装装置の分解斜視図である。
【図15】従来の便器の包装装置の斜視図である。
【図16】従来の便器の包装装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 便器本体 2 上部固定材 3 天板 4 上部側板 5 上部補強リブ 6 便座受け部 7 便座受け固定部 8 タンク受け部 9 タンク受け固定部 10 下部固定材 11 底板 12 下部側板 13 下部補強リブ 14 底部固定部 15 側板補強リブ 16 突起部 17 凹部 18 異種材料 20' 便器本体 21' バンド掛け溝 22' 補強溝 23' 主カバー部 24' 側板 25' バンド 26' 挟持面 27' 第1の凹部 28' 背面 29' 凸部 30' 第1包装部材 31' 挟持面 32' 第2の凹部 33' 背面 34' 案内凸部 35' 第2包装部材 36' 凹部 37' 結束帯

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板と上部側板とを有し便器本体の上面
    に当てがう上部固定材と、同様に底板と下部側板とを有
    し便器本体を載置する下部固定材とから成る便器の包装
    装置であって、前記上部固定材には、上部補強リブを便
    器本体に対して凹状に、かつ長寸方向に設けた上部補強
    リブと短寸方向に設けた上部補強リブとが互いに直交す
    べく形成すると共に、便座受け部と係合する便座受け固
    定部を便器本体に対して凸状に形成し、前記下部固定材
    には、凹状に形成した前記上部補強リブと係合するよう
    に下部補強リブを便器本体に対して凸状に、かつ長寸方
    向に設けた下部補強リブと短寸方向に設けた下部補強リ
    ブとが互いに直交すべく形成すると共に、便器本体と係
    合する底部固定部を便器本体に対して凸状に形成し、前
    記上部固定材及び前記下部固定材とで便器本体を上下か
    ら挟み込み結束バンドで結束したことを特徴とする便器
    の包装装置。
  2. 【請求項2】 天板と上部側板とを有し便器本体の上面
    に当てがう上部固定材と、同様に底板と下部側板とを有
    し便器本体を載置する下部固定材とから成る便器の包装
    装置であって、前記上部固定材には、上部補強リブを便
    器本体に対して凸状に、かつ長寸方向に設けた上部補強
    リブと短寸方向に設けた上部補強リブとが互いに直交す
    べく形成すると共に、便座受け部と係合する便座受け固
    定部を便器本体に対して凸状に形成し、前記下部固定材
    には、凹状に形成した前記上部補強リブと係合するよう
    に下部補強リブを便器本体に対して凹状に、かつ長寸方
    向に設けた下部補強リブと短寸方向に設けた下部補強リ
    ブとが互いに直交すべく形成すると共に、便器本体と係
    合する底部固定部を便器本体に対して凸状に形成し、前
    記上部固定材及び前記下部固定材とで便器本体を上下か
    ら挟み込み結束バンドで結束したことを特徴とする便器
    の包装装置。
  3. 【請求項3】 天板と上部側板とを有し便器本体の上面
    に当てがう上部固定材と、同様に底板と下部側板とを有
    し便器本体を載置する下部固定材とから成る便器の包装
    装置であって、前記上部固定材には、上部補強リブを便
    器本体に対して凹状に、かつ長寸方向に設けた上部補強
    リブと短寸方向に設けた上部補強リブとが互いに直交す
    べく形成すると共に、便座受け部と係合する便座受け固
    定部を便器本体に対して凸状に形成し、前記下部固定材
    には、凹状に形成した前記上部補強リブと係合するよう
    に便器本体に対して凹状に凹部を散在形成すると共に、
    便器本体と係合する底部固定部を便器本体に対して凸状
    に形成し、前記上部固定材及び前記下部固定材とで便器
    本体を上下から挟み込み結束バンドで結束したことを特
    徴とする便器の包装装置。
  4. 【請求項4】 上部固定材にタンク受け部と係合するタ
    ンク受け固定部を便器本体に対して凸状に形成したこと
    を特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の
    便器の包装装置。
  5. 【請求項5】 下部固定材の最下面に滑り止め効果を有
    する異種材料を付着させたことを特徴とする請求項1、
    請求項2、請求項3または請求項4記載の便器の包装装
    置。
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