JP2001269720A - U字形状パイプの平行曲げ方法及び平行曲げ装置 - Google Patents

U字形状パイプの平行曲げ方法及び平行曲げ装置

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JP2001269720A
JP2001269720A JP2000086307A JP2000086307A JP2001269720A JP 2001269720 A JP2001269720 A JP 2001269720A JP 2000086307 A JP2000086307 A JP 2000086307A JP 2000086307 A JP2000086307 A JP 2000086307A JP 2001269720 A JP2001269720 A JP 2001269720A
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Shuji Yoshino
周次 吉野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 予めU字形状パイプを更にもう一段、同方向
へ同じ曲率で曲げ加工することに好適なU字形状パイプ
の平行曲げ方法及び平行曲げ装置を提供する。 【解決手段】 U字形状パイプ16の横断面外形の約半
分と同一形状の案内溝2aを外周面に有する二つの成形
用ローラ2をU字形状パイプの平行部分と同一の間隔に
配置する。U字形状パイプの横断面外形の残り約半分と
同一形状の案内溝を有する二つのパイプ受け材11を、
成形用ローラと組み合わせU字形状パイプの各平行部分
を両者の案内溝の中に挟み持たせる。成形用ローラに附
属する拘束具にてU字形状パイプの回転方向前側の位置
を支持させ、成形用ローラを回転させて曲げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば図9に示
した浴槽用の手摺30、或いは図10に示した台車の取
っ手40のように、前段の工程として予め(既に)U字
形状に曲げたパイプを更にもう一段(ないし複数段)平
行方向にイ、ロの箇所を曲げた製品を得るために実施さ
れるU字形状パイプの平行曲げ方法と、同方法の実施に
使用される平行曲げ装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属製パイプ(樹脂被覆接着鋼管
を含む。以下単にパイプという。)を曲げ加工するに当
たっては、公知のパイプベンダーを使用し、ゲージにし
たがって単材ごとに曲げている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のパイプベンダー
による曲げ加工方法によるかぎり、予めU字形状に曲げ
たパイプを更にもう一段(ないし複数段)平行方向に曲
げた製品を得るためには、曲げの箇所数だけ曲げ工程を
繰り返して曲げなくてはならず、たいへん面倒で手間が
かかる。
【0004】しかも個別的な曲げ加工によるから、曲げ
るべき位置、曲げ角度(或いは曲率)の同一性を確保す
ることは甚だ困難であり、寸法精度も得難い。このため
図9及び図10に示すような製品の左右対称性を得るに
は高度な熟練技術と、調整・手直し等のための時間がか
かり、ひいては高価な製品となることが問題になってい
る。
【0005】予めU字形状に曲げたパイプを更にもう一
段曲げ加工するので、一方の平行部分を曲げる際に他方
の平行部分或いは曲げた部分がパイプベンダーの一部に
当たって正しい姿勢をとれないか、どうしても加工不能
な場合さえあるなど、難渋しているのが現状である。
【0006】したがって、この発明の目的は、単材の曲
げ加工に適用できることは勿論のこと、予め(既に)U
字形状に曲げられたパイプを更にもう一段(または複数
段)、同方向へ同じ曲率でしかも同時に曲げ加工するこ
とに好適なU字形状パイプの平行曲げ方法及び平行曲げ
装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、請求項1に記載した発明に係るU字形
状パイプの平行曲げ方法は、既にU字形状に成形された
パイプを更に平行方向に曲げる方法であって、前記U字
形状パイプの横断面外形の約半分と同一形状の案内溝を
外周面に有する二つの成形用ローラを前記U字形状パイ
プの平行部分と同一の間隔に配置し、パイプの成形に必
要な長さを有し前記U字形状パイプの横断面外形の残り
約半分と同一形状で直線状の案内溝を有する二つのパイ
プ受け材を、前記成形用ローラと接線方向に組み合わせ
て前記U字形状パイプの各平行部分を両者の案内溝の中
に挟み持たせ、前記成形用ローラに附属する拘束具にて
前記U字形状パイプの各平行部分における回転方向前側
の位置を支持させ、前記成形用ローラを一定方向へ回転
させ、且つ前記U字形状パイプの平行部分を前記パイプ
受け材と共に追従前進させて、成形用ローラに沿って曲
げることをそれぞれ特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明に係るU字形状パイ
プの平行曲げ装置は、既にU字形状に成形されたパイプ
を更に平行方向に曲げる装置であって、前記U字形状パ
イプの横断面外形の約半分と同一形状の案内溝を外周面
に有し、前記U字形状パイプの平行部分と同一の間隔に
配置された二つの成形用ローラと、パイプの成形に必要
な長さを有し、前記U字形状パイプの横断面外形の残り
約半分と同一形状で直線状の案内溝を有し、その案内溝
が前記成形用ローラの案内溝と合致する接線方向の配置
とされた二つのパイプ受け材と、前記パイプ受け材を前
記成形用ローラに対して接近させ又は離間させると共に
成形反力に耐え、且つパイプ進行方向へ移動可能に支持
する支持手段と、前記成形用ローラを一定方向へ回転駆
動する手段と、前記成形用ローラに附属する拘束具とか
らなり、前記成形用ローラ及びパイプ受け材の案内溝の
組み合わせで前記U字形状パイプの平行部分を挟み持た
せ、前記拘束具にてU字形状パイプの各平行部分におけ
る回転方向前側の位置を支持させ、前記成形用ローラを
一定方向へ回転させ、且つ前記U字形状パイプの平行部
分を前記パイプ受け材と共に追従前進させて、成形用ロ
ーラに沿って曲げることをそれぞれ特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
したU字形状パイプの平行曲げ装置において、二つの成
形用ローラは共通な回転軸上に軸方向への移動が可能に
設置されており、前記回転軸の自由端側を支持する軸受
部分はこれに付随する一方の成形用ローラ及びパイプ受
け材と共に回転軸の自由端側から離脱する位置まで移動
可能とされており、成形用ローラは回転軸に対して取り
替え可能であること、及びパイプ受け材も支持手段に対
して取り替え可能に構成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態及び実施例】図1〜図3は、請求項
2及び3記載の発明に係るU字形状パイプの平行曲げ装
置の実施形態を示している。
【0011】これは既にU字形状に成形されたパイプ1
6を更に平行方向へ同一曲率に曲げる装置であり、前記
U字形状パイプ16の横断面外形の約半分と同一形状の
案内溝2aを外周面に有する二つの成形用ローラ2、2
が、共通な回転軸6上に、前記U字形状パイプ16の平
行部分と同一の間隔で設置されている。回転軸6は、そ
の両端部を軸受17、18で支持されている。
【0012】前記回転軸6は、その一端部を、縦フレー
ム5上に固定した電動機3で回転される。したがって、
前記二つの成形用ローラ2、2は電動機3で同一方向へ
同一速度で回転される。二つの成形用ローラ2、2の案
内溝2aの有効径を同一としてU字形状パイプ16の二
つの平行部分を平行方向に同一曲率に曲げる構成とされ
ている。二つの成形用ローラ2、2の案内溝2aの有効
径を異ならせると、異なる曲率に曲げることもできる。
【0013】前記回転軸6の他端、即ち自由端を支持す
る軸受18は、ベッドフレーム4の上面へ水平に敷設し
たレール12に沿って滑動する移動台13上のコラム1
4に支持されている。従って、この軸受18は、図1中
に点線で図示したように回転軸6の自由端側から完全に
離脱する位置まで移動台13と共に移動可能である。前
記二つの成形用ローラ2、2も、図2に示した滑りキー
6aにより回転力は伝えるが、同回転軸6上を軸方向へ
の移動が可能に設置されている。したがって、これら二
つの成形用ローラ2、2は、前述したように軸受18を
回転軸6から完全に離脱させた後に、同じく回転軸6上
を移動させて自由端側へ抜き外し、交換、修理のために
取り替えることが容易に可能である(請求項3記載の発
明)。
【0014】前記U字形状パイプ16の平行部分の曲げ
成形に必要な長さを有し、同パイプ16の横断面外形の
残り約半分と同一形状で直線状の案内溝11aを有する
二つのパイプ受け材11、11が、前記二つの成形用ロ
ーラ2、2の案内溝2aに対してそれぞれぴったり合致
する接線方向の配置で設置されている。
【0015】このパイプ受け材11を、前記成形用ロー
ラ2に対して接近させ又は離間させると共に成形反力に
耐え、且つパイプ進行方向へ移動可能に支持する手段と
して、ベッドフレーム4の一側(図1の左側)に立てた
縦フレーム5の内側面に垂直方向の案内レール面7が形
成され、同案内レール面7に沿って垂直方向に滑動する
スライダ20にジャッキ8のシリンダ本体部8aが下向
きに固定されている。同ジャッキ8のロッド部8bは直
下のベッドフレーム4へ緊結されている。前記ジャッキ
8には油圧シリンダ又は空圧シリンダが使用され、同ジ
ャッキ8のピストンの移動はシリンダ本体部8aの昇降
移動として現れる。
【0016】前記ジャッキ8のシリンダ本体部8aの上
端に固定した支持台9の蟻溝へ、上記パイプ受け材11
の下面に固定したガイドレール10が滑動可能に通され
略水平に支持されている。従って、パイプ受け材11
は、ジャッキ8の駆動により前記成形用ローラ2に対し
て接近され、相対する成形用ローラ2の案内溝2aとの
間に曲げ加工するべきU字形状パイプ16を挟み固定す
る。また、加工後にはパイプ受け材11を下げて成形用
ローラ2から離間させパイプ16を開放することができ
る。パイプ受け材11は、支持台9により成形反力に耐
えるように強固に支持されている、しかもガイドレール
10が支持台9に対して滑り、パイプ受け材11はパイ
プ進行方向へ移動可能に支持されている。
【0017】図1中右側の成形用ローラ2も同様に、前
記コラム14の内側面に垂直方向の案内レール面7が形
成され、同案内レール面7に沿って垂直方向に滑動する
スライダ20にジャッキ8のシリンダ本体部8aが下向
きに固定されている。同ジャッキ8のロッド部8bは直
下の移動台13へ緊結されている。ジャッキ8のシリン
ダ本体部8aの上端に固定した支持台9の蟻溝へ、上記
パイプ受け材11の下面に固定したガイドレール10が
滑動可能に通され支持されている。
【0018】従って、左右二つの対を成す成形用ローラ
2、2とパイプ受け材11、11により、曲げ加工する
べきU字形状パイプ16の平行部分を同時に等しく挟み
固定することができる。U字形状パイプ16の平行部分
の間隔が大小に異なるときは、図1中右側の成形用ロー
ラ2とパイプ受け材11を移動台13およびコラム14
と共に移動させて調整し対応することができる。移動台
13は、押しボルト15のハンドル15aを回転操作す
ることにより、位置決め固定し、又は緩めて移動自在に
することができる。
【0019】各成形用ローラ2、2は、U字形状パイプ
16の各平行部分における回転方向前側の位置を、具体
的には図2及び図4のように、水平に支持されたパイプ
16を垂直下向きに(水平接線と直角に)支持する拘束
具19を具備している。この拘束具19は、パイプの下
側外周を抱え持つ所謂馬蹄形状をしており、その両端が
成形用ローラ2へピン19aで止める手法で着脱され
る。拘束具19は、その後端を前記成形用ローラ2の垂
直軸芯と略同一とし、パイプ受け材11の先端を該拘束
具19に接した位置で、パイプ16を支持し、この位置
を曲げ始めとする。
【0020】従って、前記二つの成形用ローラ2、2に
対して、各々のジャッキ8の駆動により二つのパイプ受
け材11、11を押し上げて、それぞれの案内溝2aと
11aの組み合わせで前記U字形状パイプ16の平行部
分を挟み持たせ、前記拘束具19にてU字形状パイプ1
6の各平行部分における回転方向前側の位置を図2、図
4のように支持させ、電動機3を運転して前記成形用ロ
ーラ2を図2中の右回り方向へ一定の回転角まで回転さ
せる。するとU字形状パイプ16の平行部分は成形用ロ
ーラ2の案内溝2aへ巻き付く形に曲げられ、この動き
にパイプ受け材11が追従前進する。こうしてU字形状
パイプ16の両側の平行部分を成形用ローラ2、2の案
内溝2a、2aに沿って同時に機械的に等しく曲げるこ
とができるのである(請求項1記載の発明)。
【0021】次に、図5と図6は、パイプ受け材11を
成形用ローラ2に対して接近させ又は離間させると共に
成形反力に耐え、且つパイプ進行方向へ移動可能に支持
する支持手段の異なる実施形態を示している。
【0022】本実施例の場合、横断面L字状の縦フレー
ム5の垂直な案内レール面7にはスライダ21のみが滑
動自在に設置されている。別途、前記案内レール面7と
平行な下向きの並列配置で、油圧又は空圧シリンダによ
るジャッキ8が、縦フレーム5へ固定した軸受け23へ
トラニオン軸22により揺動自在に設置されている。
【0023】前記案内レール面7の下端近傍の位置に
は、やはり縦フレーム5へ固定した軸受け台24が用意
され、この軸受け台24へ取り付け固定したピン軸25
により、略くの字形状をなすクランク26の中央部が回
動可能に支持されている。前記クランク26の一端はピ
ン27で前記ジャッキ8のロッド8bと連結され、他端
はリンクバー28の一端とピン29で連結され、同リン
クバー28の他端が前記スライダ21とピン31で連結
されている。
【0024】従って、ジャッキ8のロッド8bが伸長し
又は収縮の動作をすると、クランク26及びリンクバー
28によりスライダ21の昇降動作に変換して伝達され
るのである。スライダ21の上の支持台9に、パイプ受
け材11がガイドレール10を介して移動自在に支持さ
れていることは、上記第1の実施形態と同じである。
【0025】図1中の右側に位置するパイプ受け材11
に関しても、横断面L字状のそのコラム14の内側面に
上記ジャッキ8とスライダ21による支持手段が同様に
設置される。
【0026】従って、本実施形態の場合にも、左右二つ
の成形用ローラ2、2に対してそれぞれのジャッキ8を
駆動してスライダ21を押し上げ、その上の二つのパイ
プ受け材11、11を押し上げてそれぞれの案内溝2a
と11aの組み合わせで前記U字形状パイプ16の平行
部分を挟み持たせる。更に、前記拘束具19にてU字形
状パイプ16の各平行部分における回転方向前側の位置
を前記図2、図4のように支持させ、電動機3を運転し
て前記成形用ローラ2を図5中の右回り方向へ一定の回
転角まで回転させ、U字形状パイプ16の平行部分を成
形用ローラ2の案内溝2aへ巻き付ける形に曲げること
は、上記第1実施形態と同じである。勿論、前記成形用
ローラ2及びパイプ16の動きにパイプ受け材11が追
従前進し、U字形状パイプ16の両側の平行部分を成形
用ローラ2、2の案内溝2aに沿って同時に機械的に等
しく曲げることができる。
【0027】なお、図7および図8A、Bは、予めU字
形状に曲げたパイプ16の特に屈曲部近傍(付け根)の
位置を曲げ加工する場合に好適な実施形態について示し
ている。
【0028】その要点は、図7及び図8A、B中にハッ
チングを付して強調したように、成形用ローラ2の案内
溝2aを形成するフランジがU字形状パイプ16の屈曲
部と干渉を起こす部位50、及び拘束具19がU字形状
パイプ16の屈曲部と干渉を起こす部位50をそれぞれ
削除した構成として曲げ加工することが特徴である。
【0029】ちなみに、拘束具19の後端を成形用ロー
ラ2の垂直軸芯と略同一とし、パイプ受け材11の先端
を拘束具19に接した位置でパイプ16を支持させ、曲
げ始めとした理由は、曲げ始めのパイプ16と成形用ロ
ーラ2の案内溝2aとの両者間、及び拘束具19とパイ
プ受け材11との間に間隔があると、その間隔部分でパ
イプ16が拡がり折れ曲がる虞れが有るからである。
【0030】上記の成形用ローラ2としては、案内溝2
aの半径、及び有効径が異なるものが数種類用意され
る。パイプ受け材11は、案内溝11aの半径がパイプ
16の外径に対応する数種類が用意される。成形用ロー
ラ2に関しては、たとえば
【0031】(1) パイプ16の外径が25mm(した
がって、案内溝2a、11aの半径は12.5mm)の場
合、成形用ローラ2の案内溝2aの最小有効径は150
mm(曲率半径は75mm)とする。
【0032】(2) パイプ16の外径が28mm(した
がって、案内溝2a、11aの半径は14mm)の場合、
成形用ローラ2の案内溝2aの最小有効径は200mm
(曲率半径は100mm)とする。
【0033】(3) パイプ16の外径が32mm(した
がって、案内溝2a、11aの半径は16mm)の場合、
成形用ローラ2の案内溝2aの最小有効径は300mm
(曲率半径は150mm)とする。上述した仕様の各成形
用ローラ2が最適のものとして用意される。
【0034】本発明の平行曲げ装置において、図1中の
左右二つの対を成すジャッキ8、8に関しては、油圧シ
リンダ、空圧シリンダの圧力が調整バルブにより均等な
圧力に維持され、左右二つのパイプ受け材11、11の
上昇速度を同一にして,U字形状パイプ16の落下事故
や変形の防止が図られ、挟持力を略同一とすることで、
曲げ角度の均一化が図られる。パイプ挟持力は800kg
〜1000kg、電動機3の出力は200V、1.5KW
程度のものが使用される。
【0035】移動台13の移動量は、レール12へ形成
した目盛りによりパイプの平行部分の間隔に設定する。
パイプ受け材11のガイドレール10に目盛りが設けら
れ(図示は省略)、これによりピッチ合せを行う。パイ
プ16の曲げ角度は、成形用ローラ2の側面に形成した
角度目盛り(図示は省略)、及びパイプ受け材の前記目
盛りとこれらを指す指針の値とで割り出す人為的な方
式、或いはセンサー類を使用した自動測定の方式などに
より測定して実施する。
【0036】本発明は、従来困難であった、予めU字形
状に曲げられたパイプに平行部分を、更に同一方向へ同
曲率に曲げるものであるが、同一方向、同曲率に限定す
る事無く異方向、異曲率とすることも可能である。
【0037】図示は省略したが、例えば、図1中の右側
のコラム14上にも電動機を設置し、左側の成型用ロー
ラの近傍で二分した回転軸を、それぞれの電動機にて異
方向に回転させる。二分された回転軸は、一方の軸芯に
円柱状の凸部を、他方に軸芯には一方の軸芯の凸部がは
まる凹部を形成して成形反力に耐えうると共に、相反す
る回転も可能としている。
【0038】従って、曲げる範囲の制限があるものの、
左右の成形用ローラの回転を異方向に同時に曲げる事が
出来るし、成形用ローラの案内溝の有効径を変えて異曲
率にする事も可能である事は言うまでもない。
【0039】
【本発明が奏する効果】請求項1〜3に記載した発明に
係るU字形状パイプの平行曲げ方法及び平行曲げ装置
は、予め(既に)U字形状に曲げられたパイプを更にも
う一段(または複数段)、同方向へ同じ曲率で曲げ加工
することに好適である。単材の曲げ加工に適用できるこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2に記載した発明に係るU字形状パイプ
の平行曲げ装置を示した正面図である。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】図2の正面方向を示した拡大図である。
【図4】パイプと拘束具及びガイドレールの関係を示し
た部分図である。
【図5】図2とは異なる支持手段を示した図である。
【図6】図5の正面方向を示した拡大図である。
【図7】曲げ加工の要領を説明した図である。
【図8】Aは図7の平面図を約半分示す。Bは図8Aの
左側面図である。
【図9】浴槽用支持具の使用状態を示した斜視図であ
る。
【図10】台車を示した斜視図である。
【符号の説明】
16 U字形状パイプ 2a 案内溝 2 成形用ローラ 11a 案内溝 11 パイプ受け材 19 拘束具 9 支持台 8 ジャッキ 3 電動機 6 回転軸 7 案内レール面 18 軸受

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既にU字形状に成形されたパイプを更に平
    行方向に曲げる方法であって、 前記U字形状パイプの横断面外形の約半分と同一形状の
    案内溝を外周面に有する二つの成形用ローラを前記U字
    形状パイプの平行部分と同一の間隔に配置し、 パイプの成形に必要な長さを有し前記U字形状パイプの
    横断面外形の残り約半分と同一形状で直線状の案内溝を
    有する二つのパイプ受け材を、前記成形用ローラと接線
    方向に組み合わせて前記U字形状パイプの各平行部分を
    両者の案内溝の中に挟み持たせ、 前記成形用ローラに附属する拘束具にて前記U字形状パ
    イプの各平行部分における回転方向前側の位置を支持さ
    せ、 前記成形用ローラを一定方向へ回転させ、且つ前記U字
    形状パイプの平行部分を前記パイプ受け材と共に追従前
    進させて、成形用ローラに沿って曲げることをそれぞれ
    特徴とする、U字形状パイプの平行曲げ方法。
  2. 【請求項2】既にU字形状に成形されたパイプを更に平
    行方向に曲げる装置であって、 前記U字形状パイプの横断面外形の約半分と同一形状の
    案内溝を外周面に有し、前記U字形状パイプの平行部分
    と同一の間隔に配置された二つの成形用ローラと、 パイプの成形に必要な長さを有し、前記U字形状パイプ
    の横断面外形の残り約半分と同一形状で直線状の案内溝
    を有し、その案内溝が前記成形用ローラの案内溝と合致
    する接線方向の配置とされた二つのパイプ受け材と、 前記パイプ受け材を前記成形用ローラに対して接近させ
    又は離間させると共に成形反力に耐え、且つパイプ進行
    方向へ移動可能に支持する支持手段と、 前記成形用ローラを一定方向へ回転駆動する手段と、 前記成形用ローラに附属する拘束具とからなり、 前記成形用ローラ及びパイプ受け材の案内溝の組み合わ
    せで前記U字形状パイプの平行部分を挟み持たせ、前記
    拘束具にてU字形状パイプの各平行部分における回転方
    向前側の位置を支持させ、前記成形用ローラを一定方向
    へ回転させ、且つ前記U字形状パイプの平行部分を前記
    パイプ受け材と共に追従前進させて、成形用ローラに沿
    って曲げることをそれぞれ特徴とする、U字形状パイプ
    の平行曲げ装置。
  3. 【請求項3】二つの成形用ローラは共通な回転軸上に軸
    方向への移動が可能に設置されており、前記回転軸の自
    由端側を支持する軸受部分はこれに付随する一方の成形
    用ローラ及びパイプ受け材と共に回転軸の自由端側から
    離脱する位置まで移動可能とされており、成形用ローラ
    は回転軸に対して取り替え可能であること、及びパイプ
    受け材も支持手段に対して取り替え可能に構成されてい
    ることを特徴とする、請求項2に記載したU字形状パイ
    プの平行曲げ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101034025B1 (ko) * 2008-07-02 2011-05-11 이남수 금속부재 절곡장치
CN107717465A (zh) * 2017-09-20 2018-02-23 宁波市晶杰国际物流有限公司 U形铜管成型机
JP2022144637A (ja) * 2021-03-19 2022-10-03 極東工業株式会社 固定治具

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