JP2001269406A - 使捨型の注射器 - Google Patents

使捨型の注射器

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JP2001269406A JP2000085578A JP2000085578A JP2001269406A JP 2001269406 A JP2001269406 A JP 2001269406A JP 2000085578 A JP2000085578 A JP 2000085578A JP 2000085578 A JP2000085578 A JP 2000085578A JP 2001269406 A JP2001269406 A JP 2001269406A
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syringe
injection needle
plunger
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Tetsuo Yoshida
哲夫 吉田
Toshihiko Maki
俊彦 牧
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MEKATEKKU KK
Parchitec Inc
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    • A61M5/321Means for protection against accidental injuries by used needles
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、使捨型の注射器に関し、注射器の
使用中における注射器本体に対する注射針ホルダを確実
な保持及び注射器の使用後における注射針ホルダに対す
るプランジャの確実な係合を確保することを目的とす
る。 【解決手段】注射針ホルダ16の外周の保持爪40 は使用
時において注射器ホルダ16を注射器本体12に対し保持す
る。注射器の使用後にプランジャ14が前進され、前端の
フィンガ28が注射針ホルダ16の後端のキャッチ44に差し
込まれ、キャッチ44の袋状孔44-2内において回されるこ
とによりプランジャ14と注射針ホルダ16とは回転方向及
び軸方向に係止される。プランジャ14を回すことにより
保持爪40は注射器本体の切欠42と整列され、プランジャ
14の後退により保持爪40は切欠42につれ込まれ、注射器
本体12内への注射針ホルダ16の退避が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、その使用後に注
射針を被覆するような防護機能を具備した使捨型の注射
器に関するものであり。
【0002】
【従来技術】プラスチックを素材とする使捨型の注射器
において、その使用後に注射針を被覆するような機能を
備えた防護型のものとしては注射針本体(注射器本体)
の外周に防護用のスリーブを設けたものがある。このタ
イプのものでは、使用前は防護スリーブは邪魔にならな
いように注射器本体に重なるように後退させており、注
射器の使用後に防護スリーブを前進させることにより、
防護スリーブにより注射針を人の手に触れることがない
ように被覆することができる。
【0003】この防護スリーブを設けたタイプの注射器
では防護スリーブという大型の部品が必要であり、コス
ト的に嵩むものとなっていた。そこで、防護スリーブを
不用とするため使用後にプランジャを注射針ホルダに係
合させ、プランジャの後退により注射針を注射器本体内
に後退させることにより注射針を注射器本体によって被
覆するタイプのものが提案されている。このタイプとし
て、例えば、特開平9−248338号公報では注射針
ホルダに環状の保持用リブを設け、一方注射器本体の内
周には保持用突起を形成したものを開示している。注射
針ホルダの装着状態では保持用突起及びリブの軸方向の
係合によって注射針ホルダは抜けることがない。注射器
の使用後はプランジャを押し込むことによってその前端
の係合突起を注射針ホルダ後端に係合せしめ、次にプラ
ンジャを引き出し方向の力を加えることによる半径方向
の変形により保持用リブをして保持用突起を乗り越えさ
せ、その後注射針が注射器本体によって完全に被覆され
るに至るまでプランジャの後退を継続せしめることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−24833
8号公報の技術では注射器本体に対する注射針ホルダの
保持及び解除を行うため、円周方向の突起及びリブの形
状に工夫を加えることにより、弾性力に抗して半径方向
の変形を惹起させ、リブをして突起を乗り越えさせるよ
うにしていた。また、注射針ホルダに対するプランジャ
の係合及び離脱についても係合突起及び係合孔の形状に
工夫を加えることにより、弾性力に抗した半径方向の変
形を行わせるようにしていた。この従来の技術では注射
器本体に対する注射針ホルダの保持も注射針の退避のた
めの注射針ホルダに対するプランジャの保持も半径方向
の弾性力のみによって行われているため、部品間の微妙
な精度誤差(半径方向の寸法誤差)によって所期の動作
がいつも完全には確保できない可能性があった。即ち、
注射器への薬液の充填時には注射器本体内でプランジャ
を後退させるが、このとき注射器本体内に発生する負圧
は注射器本体から注射針ホルダを離脱させる方向に作用
する。そして、この方向において注射針ホルダにかかる
力の抵抗となるのは弾性による係合力のみであるため、
負圧が強い場合は係合部を乗り越えるため、注射針ホル
ダが注射器本体内に引っ込んでしまうおそれがあった。
これを防止するため、注射器本体と注射針ホルダとの弾
性係合力が大きくなるように突起部の高さを高くする必
要があるが、この場合は装着時の作業性も悪いし、ま
た、注射器の使用後において注射針ホルダにプランジャ
を係合させて、注射針ホルダを交代させる際に強い力が
必要となり作業性が不良となる。更に、注射針ホルダを
後退させる際のプランジャと注射針ホルダとの係合も弾
性力に依拠しているため、プランジャを注射器本体内に
退避させる作業のミスが生じやすかった。即ち、注射針
ホルダの後退時の注射針ホルダに対するプランジャ先端
の係合についても半径方向の弾性力のみに依拠している
ため、プランジャを後退時にプランジャと注射針ホルダ
との係合部が外れるおそれがあったのである。
【0005】この発明は以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、注射器の使用中における注射器本体に対す
る注射針ホルダを確実な保持及び注射器の使用後におけ
る注射針ホルダに対するプランジャの確実な係合を確保
しうる使捨型の注射器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の使捨型注射器
は、前端に半径内方を指向した環状壁部を備えた筒状の
本体と、本体の空洞に摺動自在に収容される注射針ホル
ダと、本体の空洞に摺動自在に嵌合され、注射針ホルダ
から離間した端部が本体の後端から突出するプランジャ
と、注射器の使用時に注射針ホルダを本体の前記環状壁
部に係留保持する保持手段と、注射器の使用後に注射針
ホルダに対するプランジャの先端の挿入及びこれに継続
する回転を許容することによりプランジャ先端を注射針
ホルダに対して後退方向に係合せしめる係合手段とを備
えたことを特徴とする。
【0007】この発明の作用効果として、保持手段は注
射器の使用時において注射針ホルダを注射器本体の環状
壁部に保持する作用を達成する。注射器の使用後に前記
係合手段はプランジャの先端の注射針ホルダに対する挿
入及びこれに継続する回転によりプランジャ先端をして
注射針ホルダに対して後退方向に係合せしめる。そし
て、保持手段を解除しつつプランジャを後退させると係
合手段によりプランジャ先端が注射針ホルダに後退方向
において係合していることから注射針ホルダを注射針が
注射器本体により被覆される位置まで後退させることが
できる。そして、この発明においては注射針ホルダに対
するプランジャ先端の挿入及びこれに継続する回転によ
り後退方向におけるプランジャ先端と注射針ホルダの係
合を行なっているため、半径方向の弾性力のみに依拠し
た係合手段と比較するとプランジャ先端と注射針ホルダ
との確実な係合動作をいつも確保することができる。
【0008】第2の発明になる使捨型注射器は、また、
前端に半径内方を指向した環状壁部を備えた筒状の本体
と、本体の空洞に摺動自在に収容される注射針ホルダ
と、本体の空洞に摺動自在に嵌合され、注射針ホルダか
ら離間した端部が本体の後端から突出するプランジャ
と、注射器の使用時に注射針を前記環状壁部に係留保持
する保持手段と、注射器の使用後に注射針ホルダに対す
るプランジャの先端の挿入及びこれに継続する幾分の回
転を許容することによりプランジャ先端を注射針ホルダ
に対して回転方向及び後退方向に係合せしめる係合手段
とを備えることを特徴とする。
【0009】この第2の発明の作用効果としては、保持
手段は注射器の使用時において注射針ホルダを注射器本
体の環状壁部に保持する作用を達成する。注射器の使用
後に前記係合手段はプランジャの先端の注射針ホルダに
対する挿入及びこれに継続する回転によりプランジャ先
端をして注射針ホルダに対して回転方向に係合せしめ
る。そのため、プランジャからの回転方向の力により保
持手段による注射器本体に対する注射針ホルダの保持が
解除される。そして、係合手段は後退方向においてプラ
ンジャと注射針ホルダとを係合させているため、プラン
ジャの後退により注射針ホルダの退避を行うことができ
る。この発明においても第1の発明と同様にプランジャ
先端と注射針ホルダとの安定な係合動作をいつも確保す
ることができ、プランジャを回し引っ張るだけで注射針
ホルダの係留解除及び退避を確実に行うことが実現す
る。
【0010】この発明において、注射針ホルダを注射器
本体の環状壁部に保持する前記保持手段は注射器本体の
環状壁部の内周に形成される円周方向に離間した複数の
切欠と注射針ホルダの外周に形成される円周方向に離間
した複数の保持爪とから構成することができる。環状壁
部の外側において注射針ホルダの前記保持爪が前記切欠
を外れた部位において環状壁部に係合することにより後
退方向における注射針ホルダの係留が行われ、注射器の
使用後に注射針ホルダを回すことにより注射針ホルダの
前記保持爪が注射器本体の前記切欠と正対せしめられ、
注射針ホルダの後退が可能となる。
【0011】保持手段を保持爪と切欠とで構成した場合
に、注射針ホルダを回転方向に軽微な力で保持する拘束
手段を具備せしめることができる。これにより、注射器
の使用時において前記保持爪が前記切欠に正対した位置
に保持することができる。この場合において、前記拘束
手段は前記保持爪と環状壁との間の隆起部と凹部とから
構成することができる。
【0012】この発明において、前記保持手段は注射器
本体の環状壁部の内周に形成される雌ねじ部と注射針ホ
ルダの外周に形成される雄ねじ部とから構成することが
でき、これらのねじ部の螺合によって注射針ホルダの係
留が行われ、プランジャにより注射針ホルダを回すこと
によりねじ部が弛緩され次いで離脱されることにより、
注射針ホルダの後退が可能となる。
【0013】この発明において、前記保持手段は注射器
本体の環状壁部から注射針ホルダにいたる壁面の部位に
貼着される薄いプラスチックフィルムにより構成するこ
とができ、プランジャより前記係合手段を介して注射針
ホルダに加わる力によりプラスチックフィルムを破断す
ることにより注射針ホルダの後退が可能となる。
【0014】この発明において、前記保持手段は注射器
本体の環状壁部を注射針ホルダに接合する接合部として
構成することができ、プランジャより前記係合手段を介
して注射針ホルダに加わる力により前記接合部を破断す
ることにより注射針ホルダの後退が可能となる。この場
合、前記接合部は接着部か又は溶接若しくは溶着部によ
り構成することができる。
【0015】この発明において、プランジャによる注射
針ホルダの後退を許容する前記係合手段は、プランジャ
と注射針ホルダとの対向面間に形成されるフィンガとキ
ャッチとから構成し、前記フィンガとキャッチとは、フ
ィンガをキャッチに軸方向に挿入はしうるが、挿入後両
者を相対回転させることによりフィンガをキャッチとは
回転方向に係合されると同時に後退方向に係合されるよ
うに構成することができる。
【0016】この場合において、前記フィンガは注射針
ホルダに面したプランジャの端部に形成され、前記キャ
ッチはプランジャに面した注射針ホルダの端部に形成す
ることができる。また、前記キャッチは前記フィンガに
開口され、フィンガの挿入を許容する形状のスロット
と、該スロットに開口するよう奥側に形成され、回転方
向及び後退方向においてフィンガと係合する袋状孔とか
ら構成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図6はこの発明の第1の実
施形態の注射器10を示す。図1に示すように注射器1
は注射器本体12と、 プランジャ14と、注射針ホル
ダ16とから構成され、注射器のこれらの部品10, 12,
14はプラスチック(例えばポリプロピレンやポリエチレ
ン)の成形品である。18は注射針である。
【0018】注射器本体12は筒状をなしており、プラ
スチック素材より成形される一体品であり、その一端
(前端)に半径内方を指向した環状壁部20を備え、他
端(後端)に半径外方を指向したフランジ部22を備え
ている。
【0019】この実施形態ではプランジャ14はプラス
チック素材より形成される一体成形品であり、図4に示
すように十字型断面をなすように直交するように交叉し
た翼部24Aよりなる軸部24と、軸部24の一端(前
端)において注射器本体12内の空洞に摺動自在に嵌合
され加圧部26と、加圧部26から突出するフィンガ2
8とから構成される。加圧部26は軸方向に沿って僅か
離間した一対の環状溝26-1を有しており、この一対の環
状溝26-1にシール部材としてのОリング30が装着され
ており、Оリング30は摺動部において注射液の漏洩を
防止する機能を達成するものである。フィンガ28は後
述するように注射器の使用後に注射針ホルダ16と係合
し、注射針18を注射器本体12内に後退させるために
機能するものである。フィンガ28は軸部28-1と軸部28
-1の先端の係止部28-2とから構成される。図5に示すよ
うにフィンガ28の係止部28-2は円板からその両側を切
除した形態をなしている。図1に示すように軸部24を
構成する翼部24Aは加圧部26に近い部位において切
欠24-1を有しており、この切欠24-1は注射器の使用後に
おける注射器本体12から突出した軸部14の部位の切
除を容易とするものである。
【0020】図2に示すように注射針ホルダ16は中間
の本体部32と本体部32から前方に突出するボス部3
4と本体部32の後端におけるフランジ部35とから構
成される。フランジ部35はその外周に肩部35-1(図2
参照)を形成しており、この肩部35-1にОリング36が
装着され、図示した注射器本体12に対する注射針ホル
ダ16の正規の装着状態ではОリング36は対向した注
射器本体の環状壁部20に押し付けられ、注射液が注射
器本体20との隙間を通して外部に漏洩するのを防止し
ている。図1に示すように注射針ホルダ16のボス部3
4は注射針18のハブ18-1の装着部を構成するものであ
る。注射器ホルダ16はこれを軸方向に貫通する軸方向
孔38を有しており、プランジャ14によって圧送され
てきた注射液は軸方向孔38を介して注射針18に送ら
れる。
【0021】図2及び図3に示すように注射針ホルダ1
6の本体部32はその前端における外周に円周方向に等
間隔(90度の間隔)に離間した4個の保持爪40を形
成しており、注射針ホルダ16を注射器本体12に装着
した状態では保持爪40は外側より環状壁部20の前面
と係合しており、これにより注射針ホルダ16は注射器
本体12に軸方向に前後に係留保持された状態となり、
このとき注射針ホルダ16のフランジ部35はОリング
36を注射針本体の環状壁部20に押し付け、これらの
間の適当なシールが得られるようになっている。
【0022】図3に示すように注射器本体12の環状壁
部20の内周には円周方向に等間隔(90度の間隔)に
離間した4個の切欠42を形成しており、注射器本体1
2に対する注射針ホルダ16の正規な装着状態では図3
に示すように注射器本体12の環状壁部20の内周の切
欠42は注射針ホルダ16の隣接する保持爪40の中間
位置(近接した切欠42から45度離間した位置)にあ
る。そのため、保持爪40は環状壁20の前面に係合さ
れ、注射針ホルダ16は後退方向において抜け止めさ
れ、注射針ホルダ16は注射器本体12に対する図示の
正規の使用位置に係留されている。また、個々の切欠4
2の半径方向の高さ及び円周方向における幅は個々の保
持爪40の半径方向高さ及び円周方向幅より、それぞ
れ、適当に小さくされており、注射器使用後において注
射針ホルダ16を回す際に保持爪40を切欠42に導く
操作に支障がないようになっている。
【0023】注射針ホルダ16を正規の使用位置におい
て回転方向に軽微な力にてロックするため、環状壁20
に対向した保持爪40の背面に隆起部43 が設けら
れ、この隆起部43は保持爪40に対向した環状壁20
の壁面に形成される凹部20-1に係合する。この隆起部4
3と凹部20-1の係合は図3に示すように保持爪40が切
欠42の中間(45度の位置)に来たとき惹起され、注
射器本体12に対して注射針ホルダ16は図示の正規使
用状態に軽微な力でロックされる。即ち、隆起部43の
高さ及びこれが係合する凹部20-1の深さは大きくなく回
転方向のロック力は大きくはないが、注射器の使用時に
おいて回転方向に大きな力を加えることはないことか
ら、注射針ホルダ16を正規の位置に保持するには十分
なロック力となる。また、注射器の使用後に注射針18
を後退せしめる際には注射針ホルダ16を軽微な力で回
すことにより隆起部43は凹部20-1から脱出することが
でき、それにより注射針ホルダをして保持爪40が切欠
42に正対した位置まで回し、注射針ホルダの後退を可
能ならしめる。
【0024】図2に拡大して示すように、注射針ホルダ
16のプランジャ側端部(後端部)にフィンガ28との
係合用のキャッチ44が形成され、このキャッチ44は
注射針ホルダ16の後端面に開口する挿入用矩形スロッ
ト44-1とこのスロット44-1より前方(奥)にある袋状孔
44-2とからなる。図5及び6に示すようにキャッチ44
のスロット44-1はフィンガ28の先端の係止部28-2と相
似形状をなすが、それより適当に大きくなるように形成
される。これによりプランジャ14と注射器本体12と
を回転方向において比較的大雑把に芯合わせしておくだ
けで液の吸入及び注入の際においてフィンガ28とキャ
ッチ44との係合は起こらず、液の吸入及び注入のため
の動作の支障となることはないようになっている。袋状
孔44-2はベースの形状はスロット44-1の長径に一致した
円形であるが、直径対立部位に係止突起部44-3A, 44-3B
を有している。この係止突起部44-3A, 44-3Bはスロッ
ト44-1の対向側面と面一とされており、フィンガ28の
係止部28-2をスロット44-1に挿入したときそのままフィ
ンガ係止部28-2を袋状孔44-2内に受け入れることができ
る。そして、フィンガ係止部28-2は図6の時計方向にお
いては係止突起部44-3A, 44-3Bにより突き当たるためこ
れ以上フィンガ28を袋状孔44-2内において時計方向に
回すことはできない。しかしながら、スロット44-1より
袋状孔44-2に受け入れられたフィンガ係止部28-2は反時
計方向においては回動することができ、最終的には係止
突起44-3B, 44-3Aと当接する(即ち90度回される)に
至り、プランジャ14と注射針ホルダ16との間でのこ
れ以上の相対回転は拘束されるようになっている。
【0025】次に、この発明の注射器の使用態様につい
て説明すると、注射器の使用に先立って液を吸入するた
めプランジャ14はいっぱいに押し込まれるがこのとき
プランジャの前端のフィンガ28の係合突起28-2は注射
針ホルダ16のキャッチ44のスロット44-1に回転方向
に芯合わせされているため係合突起28-2をスロット44-1
と係合することなく袋状孔44-2まで容易確実に導くこと
ができ、そのままプランジャ14を後退させることによ
りプランジャ前端のフィンガ28はなんの抵抗も受ける
ことなく即ちキャッチ44のスロット44-1と係合するこ
となくここを通りぬけて後退することができ、注射器本
体内に液を充填することができる。
【0026】注射器の使用時はプランジャ14を押すこ
とにより液の注入が行われる。そして、注射器本体とプ
ランジャとが回転方向に位置合わせされているため、プ
ランジャをいっぱいに押し込むことにより、プランジャ
の前端のフィンガ28の係合突起28-2は注射針ホルダ1
6のキャッチ44のスロット44-1を介して袋状孔44-2ま
で導くことができ、液を無駄なく注入することができ
る。
【0027】液の吸入及び液の注入の際のフィンガ28
の係合突起28-2とキャッチ44のスロット44-1との回転
方向の位置合わせを補助するため、注射器本体12とプ
ランジャ14との間に相対回転位置合わせのためのマー
クを付けることが好ましい。このようなマークとしては
最も簡単には注射器本体12のフランジ22における円
周方向の1箇所に設けることができる。この位置合わせ
マークはプランジャ14の基準位置に合わせたときプラ
ンジャ先端のフィンガ係止部28-2が注射針ホルダ後端の
スロット44-1に芯合するように付される。プランジャ1
4の基準位置としては簡便には翼部24Aの先端とする
ことができる。即ち、一つの翼部24Aの先端を注射器
本体12のフランジ22に設けられる基準マークに合わ
せると自動的にフィンガ28の係止部28-2がキャッチ4
4のスロット44-1に芯合するような基準マークの位置設
定とすることができる。
【0028】次に、注射器使用後の注射針ホルダの後退
作動について説明すると、上記のように注射器の使用直
後にプランジャをいっぱいに押し込んだ状態においては
プランジャの前端のフィンガ28の係合突起28-2は注射
器ホルダ16のキャッチ44における袋状孔44-2まで達
している。袋状孔44-2はベースの形状はスロットの長径
に一致した円形であるが、直径対立部位に係止突起部44
-3A, 44-3B を有している。この係止突起部44-3A, 44-3
Bはスロット44-1の対向側面と面一とされており、フィ
ンガ28の係止部28-2をスロット44-1に挿入したときそ
のままフィンガ係止部28-2を袋状孔44-2内に受け入れる
ことができる。そして、フィンガ係止部28-2は図6の時
計方向においては係止突起部44-3A, 44-3Bにより突き当
たるためこれ以上フィンガ28を袋状孔44-2内において
時計方向に回すことはできない。しかしながら、スロッ
ト44-1より袋状孔44-2に受け入れられたフィンガ係止部
28-2は反時計方向においては回動することができ、最終
的には係止突起44-3B, 44-3Aと当接する(即ち90度回
される)に至り、プランジャ14と注射針ホルダ16と
の間でのこれ以上の相対回転は拘束される。そして、注
射針ホルダ16に加わる回転方向のトルクが注射器本体
12の前端の環状壁部20と注射針ホルダ16のフラン
ジ部35との対抗端面間の隆起部43とこれを受け入れ
る凹部20-1との間の保持力を上回ると、注射針ホルダ1
6は注射器本体12に対して相対的に回転させることが
できる。このとき、プランジャ14を引張ながら回すよ
うに操作すると、フィンガ28とキャッチ44とが後退
方向に係合しておりまた保持爪40の半径方向高さは切
欠42のそれより適当に低くかつ保持爪40の円周方向
幅は切欠42の円周方向幅より相当に小さくなっている
ため、注射針ホルダ16が保持爪40と切欠42とが整
列した位置まで回されるにつれて、保持爪40は切欠4
2に自然に連れ込まれるにいたり、注射針ホルダ16を
後退方向に引き出すことができる。そして、プランジャ
14の後退を継続することにより図7に示すように注射
針18が注射器本体12内に完全に被覆された状態に至
らしめることができる。
【0029】注射針18が注射器本体12内に完全に収
納されカバーされた状態が得られた後プランジャ14は
切欠24-1の部位において折り曲げられかつ切除され(図
7参照)、このようにして切除されたプランジャの部分
14´は資源としての再使用のため回収され、一方、残
余の部分は注射器本体12内に収容されたコンパクトな
形状となり、そのため廃棄処分が容易となる。
【0030】図8及び図9は注射針ホルダ16を注射器
本体12に係留保持するための手段の別実施形態を示
す。即ち、この実施形態では注射器本体16の環状壁部
20の前面に90度間隔で回転方向の保持用の凹部とし
ての放射方向溝46が形成され、注射針ホルダ16の保
持爪43の裏面の隆起部43がこの放射方向溝46に係
合することにより注射器本体12に対する注射針ホルダ
16の回転方向の保持が行われる。この保持力を上回る
トルクが加わると隆起部43が溝46を乗り越えること
ができる。
【0031】図10の実施形態は注射器の使用後に注射
針18を注射器本体12の内部に遮蔽したときのプラン
ジャ14の切除を行わせるためのに第1の実施形態の切
欠の替わりに抜孔48を形成したものである。その以外
については第1の実施形態と同様である。第1の実施形
態の切欠24-1と比較して抜孔48はプランジャ14の剛
性を高くすることができる利点がある。
【0032】図11の実施形態は注射器本体12に対し
注射針ホルダ16のシールを行うОリング36の収納部
が変形形態を示しており、注射針ホルダのフランジ部3
5に環状溝が形成され、この環状溝にОリング36が収
容されている。それ以外については第1の実施形態と同
様である。
【0033】図12の実施形態は注射器本体12に対す
るプランジャ14の加圧部26のシール構造の変形形態
を示しており、この実施形態では加圧部26はОリング
30を一つのみ使用し、そのためОリングの収納用の環
状溝26-1も一つのみ設けられる。他の部分は第1の実施
形態と同様であり、説明を省略する。
【0034】図13の実施形態は注射器本体12に対す
るプランジャ14の加圧部26のシール構造の変形形態
を示しており、この実施形態ではОリングの代わりにガ
スケット50を使用している。ガスケット50はゴムな
どの弾性材料にてスリーブ状に形成され、プランジャ1
4の先端に一体成形される突出軸部52に装着される。
即ち、ガスケット50の内周には円周方向に溝を形成し
ており、この円周方向溝に突出軸部52の外周の円周方
向突起52-1が嵌着されるようになっている。
【0035】図14の実施形態は注射針ホルダ16を注
射器本体12に係留保持するための手段の変形を示して
おり、この実施形態では注射針ホルダ16はボス部34
とフランジ部35との中間径部54の外周に雄ねじ部54
-1を有しており、このねじ部54-1が注射器本体12の環
状壁部20の内周の雌ねじ部に螺合している。従って、
雄ねじ部54-1をねじ込むことによって注射針ホルダ16
は注射器本体12に締結することができる。この実施形
態では従前の実施形態における注射針ホルダのシールの
ためのОリング36を使用していな。即ち、ねじの締結
により注射針ホルダのフランジ部35と注射器本体12
の環状壁部20との対抗面が密着せしめられ、この間の
シールが行われるようになっている。この実施形態の他
の部分の構成は図13の実施形態と同様であり説明を省
略する。
【0036】図14の実施形態において、注射器の使用
後に注射針ホルダ16を注射器本体12内に格納するた
め、第1の実施形態について図5及び図6により説明し
たと同様に、プランジャ14が前進され、その前端のフ
ィンガ28が注射針ホルダ後端のキャッチ44に差し込
まれ、プランジャ14を回すことにより注射針ホルダ1
6が回されることによりねじが緩められ、最終的には注
射針ホルダ16は注射器本体12から離脱され、プラン
ジャ14の後退によって注射針ホルダ16を注射器本体
12によりカバーすることができる。
【0037】図15の実施形態は注射針ホルダ16を注
射器本体12に係留保持するための手段の更に別の変形
を示しており、注射針ホルダ16を破断性のフィルム5
6によって相互に締結している。即ち、注射器本体12
に対する注射針ホルダ16の正規な取り付け状態におい
て、破断性フィルム56が注射針ホルダ16及び環状壁
部20の前面に貼着され、これにより注射針ホルダ16
は注射器本体12に締結される。第1の実施形態につい
て図5及び図6により説明したと同様に、注射器の使用
後にプランジャ14の先端のフィンガ28が注射針ホル
ダ16の後端のキャッチ44に嵌めこまれ、プランジャ
14を回すことにより注射針ホルダ16は回され、この
トルクによってフィルム56は破断され、引き続いてプ
ランジャ14を後退させることにより注射針ホルダ16
を注射器本体12内に格納することができる。この実施
形態の他の部分は図14と同様であるので説明を省略す
る。
【0038】図16の実施形態は注射針ホルダ16を注
射器本体12に係留保持するための手段の更に別の変形
を示しており、注射器本体12と注射針ホルダ16とを
溶着又は溶接によって相互に締結している。即ち、注射
針ホルダ16と注射器本体12の前面における環状の接
合縁部に沿って断面V形状の溝が間隔をおいてまたは連
続的に形成され、この断面V形状の溝において接着又は
溶着若しくは溶接が行われる。接着部又は溶着若しくは
溶接部を60にて示す。注射器の使用後にプランジャ1
4の先端のフィンガ28が注射針ホルダ16の後端のキ
ャッチ44に嵌めこまれ、プランジャ14を回すことに
より注射針ホルダ16は回され、このトルクによって接
着又は溶着若しくは溶接部60は破断され、プランジャ
14を後退させることにより注射針ホルダ16を注射器
本体12内に格納することができる。この実施形態の他
の部分は図14と同様であるので説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の注射器の長手方向に沿った断
面図である。
【図2】図2は図1の注射器の注射針ホルダの部分の拡
大図である。
【図3】図3は図2のIII方向矢視図である。
【図4】図4は図1のIV− IV線に沿って表される矢視
断面図である。
【図5】図5は図1のV方向矢視図である。
【図6】図6は図1のVI方向矢視図である。
【図7】図7は図1の注射器の使用後注射針を注射器本
体内に収容しかつ注射器本体からのプランジャの突出部
を切除した状態を示す図である。
【図8】図8は図2と同様に図1の注射器の注射針ホル
ダの部分の拡大図であるが別実施形態を示している。
【図9】図9は図8のIX方向矢視図である。
【図10】図10はこの発明の別実施形態における注射
器の長手方向に沿った断面図である。
【図11】図11はこの発明の別実施形態における注射
器の長手方向に沿った断面図である。
【図12】図12はこの発明の別実施形態における注射
器の長手方向に沿った断面図である。
【図13】図13はこの発明の別実施形態における注射
器の長手方向に沿った断面図である。
【図14】図14はこの発明の別実施形態における注射
器の長手方向に沿った断面図である。
【図15】図15はこの発明の別実施形態における注射
器の長手方向に沿った断面図である。
【図16】図16はこの発明の別実施形態における注射
器の長手方向に沿った断面図である。
【符号の説明】
10…注射器 12…注射器本体 14…プランジャ 16…注射針ホルダ 18…注射針 20…注射器本体の環状壁部 22…注射器本体のフランジ部 26…プランジャの加圧部 28…プランジャのフィンガ 28-1…フィンガ係止部 30…Оリング 32…注射針ホルダの本体部 40…保持爪 42…切欠 43…隆起部 44…キャッチ 44-1…キャッチのスロット 44-2…キャッチの袋状孔 50…ガスケット 56…破断性フィルム、60…溶接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧 俊彦 静岡県富士宮市山宮1097−1 Fターム(参考) 4C066 HH14 HH22 NN06 NN07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端に半径内方を指向した環状壁部を備
    えた筒状の本体と、本体の空洞に摺動自在に収容される
    注射針ホルダと、本体の空洞に摺動自在に嵌合され、注
    射針ホルダから離間した端部が本体の後端から突出する
    プランジャと、注射器の使用時に注射針ホルダを本体の
    前記環状壁部に係留保持する保持手段と、注射器の使用
    後に注射針ホルダに対するプランジャの先端の挿入及び
    これに継続する回転を許容することによりプランジャ先
    端を注射針ホルダに対して後退方向に係合せしめる係合
    手段とを備えたことを特徴とする使捨型の注射器。
  2. 【請求項2】 前端に半径内方を指向した環状壁部を備
    えた筒状の本体と、本体の空洞に摺動自在に収容される
    注射針ホルダと、本体の空洞に摺動自在に嵌合され、注
    射針ホルダから離間した端部が本体の後端から突出する
    プランジャと、注射器の使用時に注射針を前記環状壁部
    に係留保持する保持手段と、注射器の使用後に注射針ホ
    ルダに対するプランジャの先端の挿入及びこれに継続す
    る幾分の回転を許容することによりプランジャ先端を注
    射針ホルダに対して回転方向及び後退方向に係合せしめ
    る係合手段とを備え、該係合手段を介してプランジャに
    より注射針ホルダを回すことにより筒状本体に対する注
    射針ホルダの係留保持状態を解除すると共に注射針ホル
    ダの後退を許容することを特徴とする使捨型の注射器。
  3. 【請求項3】 請求項1若しくは2に記載の発明におい
    て、前記保持手段は注射器本体の環状壁部の内周に形成
    される円周方向に離間した複数の切欠と注射針ホルダの
    外周に形成される円周方向に離間した複数の保持爪とか
    らなり、環状壁部の外側において注射針ホルダの前記保
    持爪が前記切欠を外れた部位において環状壁部に係合す
    ることにより後退方向における注射針ホルダの係留が行
    われ、プランジャにより前記係合手段を介して注射針ホ
    ルダを回すことにより注射針ホルダの前記保持爪が注射
    器本体の前記切欠と正対せしめられ、注射針ホルダの後
    退が可能となることを特徴とする使捨型の注射器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の発明において、注射針
    ホルダを回転方向に軽微な力で保持する拘束手段が更に
    備えられ、注射器の使用時において前記保持爪が前記切
    欠に正対した位置に保持されることを特徴とする使捨型
    の注射器。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の発明において、前記拘
    束手段は前記保持爪と環状壁との間の隆起部と凹部とか
    ら構成されることを特徴とする使捨型の注射器。
  6. 【請求項6】 請求項1若しくは2に記載の発明におい
    て、前記保持手段は注射器本体の環状壁部の内周に形成
    される雌ねじ部と注射針ホルダの外周に形成される雄ね
    じ部とからなり、これらのねじ部の螺合によって注射針
    ホルダの係留が行われ、プランジャにより注射針ホルダ
    を回すことによりねじ部が弛緩されることにより、注射
    針ホルダの後退が可能となることを特徴とする使捨型の
    注射器。
  7. 【請求項7】 請求項1若しくは2に記載の発明におい
    て、前記保持手段は注射器本体の環状壁部から注射針ホ
    ルダにいたる壁面の部位に貼着されるプラスチックフィ
    ルムにより構成され、プランジャより前記係合手段を介
    して注射針ホルダに加わる力によりプラスチックフィル
    ムを破断することにより注射針ホルダの後退が可能とな
    ることを特徴とする使捨型の注射器。
  8. 【請求項8】 請求項1若しくは2に記載の発明におい
    て、前記保持手段は注射器本体の環状壁部を注射針ホル
    ダに接合する接合部として構成され、プランジャより前
    記係合手段を介して注射針ホルダに加わる力により前記
    接合部を破断することにより注射針ホルダの後退が可能
    となることを特徴とする使捨型の注射器。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の発明において、前記接
    合部は接着部又は溶接若しくは溶着部により構成される
    ことを特徴とする使捨型の注射器。
  10. 【請求項10】 請求項2に記載の発明において、前記
    係合手段は、プランジャと注射針ホルダとの対向面間に
    形成されるフィンガとキャッチとからなり、前記フィン
    ガとキャッチとは、フィンガをキャッチに軸方向に挿入
    はしうるが、挿入後両者を相対回転させることによりフ
    ィンガをキャッチとは回転方向に係合されると同時に後
    退方向に係合されるように構成されることを特徴とする
    使捨型の注射器。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の発明において、前
    記フィンガは注射針ホルダに面したプランジャの端部に
    形成され、前記キャッチはプランジャに面した注射針ホ
    ルダの端部に形成されることを特徴とする使捨型の注射
    器。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の発明において、前
    記キャッチは前記フィンガに開口され、フィンガの挿入
    を許容する形状のスロットと、該スロットに開口するよ
    う奥側に形成され、回転方向及び後退方向においてフィ
    ンガと係合する袋状孔とから構成されることを特徴とす
    る使捨型の注射器。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12のいずれかに
    記載の発明において、プランジャは強度低下部としての
    抜孔を備え、注射器使用後におけるプランジャ後退時に
    プランジャの後端側を前記抜孔の部位において切除しう
    ることを特徴とする使捨型の注射器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009111930A1 (zh) * 2008-03-10 2009-09-17 创维有限公司 一种安全注射器
JP2014233489A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 株式会社トップ コネクタ
KR20200026552A (ko) * 2018-09-03 2020-03-11 재단법인 오송첨단의료산업진흥재단 안전주사기
CN115581830A (zh) * 2022-10-25 2023-01-10 深圳市保安医疗用品有限公司 药物注射装置

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KR102161219B1 (ko) * 2018-09-03 2020-09-29 재단법인 오송첨단의료산업진흥재단 안전주사기
CN115581830A (zh) * 2022-10-25 2023-01-10 深圳市保安医疗用品有限公司 药物注射装置
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