JP2001269304A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2001269304A
JP2001269304A JP2000085405A JP2000085405A JP2001269304A JP 2001269304 A JP2001269304 A JP 2001269304A JP 2000085405 A JP2000085405 A JP 2000085405A JP 2000085405 A JP2000085405 A JP 2000085405A JP 2001269304 A JP2001269304 A JP 2001269304A
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JP
Japan
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optical fiber
endoscope
illumination
angle
tip
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Application number
JP2000085405A
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English (en)
Inventor
Masaru Fukui
勝 福井
Atsushi Uchiumi
厚 内海
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の内視鏡では、照明手段の光ファイバ先端
にレンズを設け、照射角を広げたものが用いられた。と
ころが、光ファイバの先端にレンズを設けた照明手段で
は、内視鏡先端部の構造が複雑になり、外径が大きくな
るという問題があった。 また、細径が必須とされる用
途の内視鏡では外径に制限がある為、レンズを設けた照
明手段を設ける事が出来なかった。更に、上記レンズは
サイズが微小である為に高価であり、コストが嵩むとい
う問題もあった。本発明は上記問題点を解決するもので
あり、簡略化、及び細径化が可能な広角照明手段を備え
た内視鏡の提供を目的としている。 【解決手段】照明用光ファイバ7の対物側先端付近のコ
ア部14に、先細り部9を設ける。これにより照明光は
先細り部9で照射角が広がる為、照射角を広げる為のレ
ンズを用いる事なく、広角の照明手段を有した内視鏡を
実現する事が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、内視鏡を構成する
照明手段の照射角が大きく、なおかつ照射部の簡略化、
かつ細径化が可能な照明手段を有する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療分野に広く用いられるように
なった内視鏡は、胃、腸、耳鼻、気管支、尿管、血管な
どの生体内深部の観察を始め、低侵襲的診断治療を実現
可能とする重要な手段として期待されている。また、工
業分野においても、従来から広く用いられている管路内
観察以外でも、電子基板の微細加工部など、目視では直
接観察する事が出来ない微細部の観察手段として利用さ
れている。
【0003】一般に内視鏡は、観察画像を伝達する為の
イメージガイドファイバや、電子的に画像を伝達するC
CDの撮像素子からなる画像伝送手段と、観察対象部位
に照明光を照らす為の照明手段とを少なくとも備えて構
成されている。
【0004】照明手段の多くは、外部光源からの光を観
察対象部位まで、照明用光ファイバを介して照射する方
法がとられている。しかしこの方法では、観察手段の視
野角の広角化が進むに伴い、照射角が視野角より小さく
なる場合があり、観察部位全体に照明光を照射する事が
出来ず、満足な観察画像が得られないという問題があっ
た。そこでこの問題点を解決する為に、照明用光ファイ
バ先端にレンズを設け、照射角を広げたものが用いられ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、光ファイバ
の先端にレンズを設けた照明手段では、内視鏡先端部の
構造が複雑になり、外径が大きくなるという問題があっ
た。 更に、上記レンズはサイズが微小である為に高価
であり、またそのレンズを内視鏡に組み込む作業も複雑
である為、コストが嵩むという問題もあった。また、細
径が必須となる用途の内視鏡では外径に制限がある為、
レンズを用いた照明手段を設ける事が出来ず、広角の照
明手段を備える事が出来なかった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するものであ
り、簡略化、及び細径化が可能な広角照明手段を備えた
内視鏡の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】画像伝送手段と、照明用
光ファイバとを、少なくとも具備した挿入部を有する内
視鏡において、前記照明用光ファイバの対物側先端部、
あるいはその近傍のコア部が、挿入部の先端に向かって
先細り形状になっている事を特徴としている。
【0008】前記照明用光ファイバが、プラスチック材
料から構成される事を特徴としている。
【0009】前記照明用光ファイバが、ガラス材料から
構成されている事を特徴としている。
【0010】
【作用】内視鏡に、先端部先細り形状の照明用光ファイ
バを組み込んだので、照明用光ファイバの先端にレンズ
を設ける事なく、広角の照明手段を有する内視鏡を実現
する事が出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明について図面を用いて説明
する。図1は本発明に係わる内視鏡の一実施例を示して
いる。1は内視鏡であって、2は挿入部、3は接眼レン
ズ部、4はライトガイドコードである。10は内視鏡1
に照明光を供給する為の光源である。
【0012】図2は挿入部2の先端内部構成を示してお
り、5は画像伝送手段であるイメージガイド、6はイメ
ージガイドの先端に取り付けられた対物レンズ、7は照
明用光ファイバである。照明用光ファイバ7と、先端に
対物レンズ6が取り付けられたイメージガイド5は、外
皮チューブ8の内部に挿通され、その先端部において接
着剤やあるいは機械的手段にて固定されている。なお、
図2では、先端部における固定方法は省略している。
【0013】照明用光ファイバ7は、外皮チューブ5と
ライトガイドコード4の基端部まで貫通されている。そ
して、ライトガイドコード4の基端部は光源10に接続
され、照明光源10から出射された照明光は、照明用光
ファイバ7を介して、挿入部2の先端まで伝達され、挿
入部2の先端から照射される。
【0014】また、イメージガイド5は外皮チューブ8
を貫通し、接眼レンズ部3まで導かれている。そして、
前記照明用光ファイバ7によって照らされ、対物レンズ
6から取得された画像は、イメージガイド5を介して接
眼レンズ部3まで伝達され、画像を観察する事が出来
る。
【0015】図3は、本発明内視鏡の特徴である、照明
用光ファイバ7の先端部構造を示している。14はコア
部、15はクラッド部であり、それぞれ屈折率はn1
2であり、n1>n2である。 n3は照明用光ファイバ
7の先端での外部物質の屈折率である。9は照明用光フ
ァイバ7の先端部に設けた先細り部であり、その先端の
コア径がa4、基端のコア径がa3であり、a3>a4であ
る。ここで、コア径a3の端面から角度θ1で入射した光
線16が先細り部9を通過し、コア径a4の端面から角
度θ2で出射するときの現象を、図4を用いて説明す
る。
【0016】10は円錐型光ファイバであり、11はコ
ア部、12はクラッド部である。それぞれ屈折率は
0、n’であり、n0>n’である。その一端のコア径
がa1、他端のコア径がa2であり、a1>a2である。a
1の端面から角度θで入射した光線13が、a2の端面か
ら角度θ’で出射するとき、次の式1が成り立つ。n、
n”はそれぞれ入射端、出射端での外部物質の屈折率で
ある。 n・a1・sinθ=n”・a2・sinθ’ (式1) 式1の外部物質n、n”を同一物質とすればn=n”と
なり、またa1>a2である事から、θ<θ’となる。
【0017】ここで、図3の本発明に用いる照明用光フ
ァイバ7を式1に当てはめると、次の式2となる。 n1・a3・sinθ1=n3・a4・sinθ2 (式2) この場合、先細り部9の出射端の外部物質を空気とすれ
ば、n1>n3となり、またa3>a4である事から、θ1
<θ2となる。その結果、先端に先細り部9を設けた照
明用光ファイバ7は、先細り部を設ける前の照明用光フ
ァイバよりも、大きな照射角を得る事が出来る。
【0018】上記照明用光ファイバ7には、プラスチッ
ク製のコア、クラッドから成る光ファイバを用いてお
り、その先端に設けた先細り部9は、次の様な方法で成
形する事が出来る。図5に示すように、照明用光ファイ
バ7をヒータ18による熱風で加熱軟化させながら、矢
印方向へ張力をかけて引き伸ばし、延伸部17を設け
る。次に延伸部17の任意の位置で切断し、その切断面
を研磨すれば、先細り部9の成形が完了する。また、上
記加熱手段としては、例えばバーナやリングヒータ等、
照明用光ファイバ7を軟化温度まで昇温出来る手段であ
れば良い。なお、照明用光ファイバ7にはガラス材料か
ら成る光ファイバを用いても良い。
【0019】図6は、照明用光ファイバ7の別の実施形
態を示している。図3で示した照明用光ファイバ7の先
端に、コア径が長手方向に均一であり、その直径が先細
り部9の先端のコア径a4である細径部19を設けてい
る。
【0020】コア径a4の端面からθ1の角度で入射した
光線20は、前記実施形態で示した様に、先細り部9の
先端からθ2の角度で出射する。続いて光線20は、θ2
の角度で細径部19に入射するが、細径部19はコア径
が均一であり、また、その屈折率は先細り部9と同じn
1である為、角度θ2を保ったまま細径部19から出射す
る。よって、本実施形態の光ファイバ7を用いた内視鏡
は、前記実施形態と同様の、広い照射角を得る事が出来
る。
【0021】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、画像伝送手段をイメージガイド5
に代えて、電子的に画像を伝達するCCDの撮像素子を
用いた電子内視鏡であっても良い。また、照明用光ファ
イバ7をプラスチック製に代えて、ガラス製を適用して
も良く、内視鏡に組み込まれるその本数は、実施形態に
より種々選択される。
【0022】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の内視鏡はに
は、照明用光ファイバの照射角を広げる手段として、従
来、光ファイバの先端に設けていたレンズを必要とせ
ず、光ファイバの先端に簡単な加工を施しただけで広角
化を実現出来るので、内視鏡先端部における照明手段の
構造を、非常に簡略化する事が出来る。また、前記レン
ズを不要とした事と、構造の簡略化に伴い、製造コスト
を低減する事が出来る。
【0023】更に、内視鏡の外径サイズに制限がある
為、内視鏡先端部の照明手段にレンズを設ける事が出来
なかった細径内視鏡においても、この先細り形状の照明
用光ファイバを組み込む事が出来るので、広い照射角を
有した細径内視鏡を容易に実現する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡の構成図である。
【図2】挿入部2の先端内部構造図である。
【図3】照明用光ファイバ7の先端部構造である。
【図4】光線が円錐型光ファイバを通過する様子を示す
図である。
【図5】先細り部9の成形方法の一例を示す図である。
【図6】照明用光ファイバ7の別の先端部構造である。
【符号の説明】
1 内視鏡 2 挿入部 3 接眼レンズ部 4 ライトガイドコード 5 イメージガイド 6 対物レンズ 7 照明用光ファイバ 8 外皮チューブ 9 先細り部 10 光源 11 コア部 12 クラッド部 13 光線 14 コア部 15 クラッド部 16 光線 17 延伸部 18 ヒータ 19 細径部 20 光線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像伝送手段と、照明用光ファイバと
    を、少なくとも具備した挿入部を有する内視鏡におい
    て、前記照明用光ファイバの対物側先端部、あるいはそ
    の近傍のコア部が、挿入部の先端に向かって先細り形状
    になっている事を特徴とする内視鏡。
  2. 【請求項2】 照明用光ファイバが、プラスチック材料
    から構成される事を特徴とする、請求項1記載の内視
    鏡。
  3. 【請求項3】 照明用光ファイバが、ガラス材料から構
    成されている事を特徴とする、請求項1記載の内視鏡。
JP2000085405A 2000-03-24 2000-03-24 内視鏡 Pending JP2001269304A (ja)

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