JP2001268906A - サブ共振dc−dcコンバータを有するデュアル電圧自動車両電気システム - Google Patents

サブ共振dc−dcコンバータを有するデュアル電圧自動車両電気システム

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JP2001268906A
JP2001268906A JP2000055444A JP2000055444A JP2001268906A JP 2001268906 A JP2001268906 A JP 2001268906A JP 2000055444 A JP2000055444 A JP 2000055444A JP 2000055444 A JP2000055444 A JP 2000055444A JP 2001268906 A JP2001268906 A JP 2001268906A
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Alfred Henry Barrett
アルフレッド・ヘンリー・バーレット
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト、高信頼性、及び高い動作温度での
長寿命の目標に適合するようにする。 【解決手段】 直列共振DC−DCコンバータ18は、
そのタンク回路の共振周波数より低い固定のスイッチン
グ周波数で動作して、低電圧負荷19を給電する。この
構成により、コンバータは、調整された上側システム電
圧Vinからの固定の変換比を与え、そしてゼロ電流ス
イッチング及び固有の過負荷保護の有利な寄与を有して
動作する。トランスフォーマT2は、コンバータのタン
ク回路を低電圧負荷に誘導性結合させ、完全な入力/出
力ガルバニック分離を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デュアル電圧(d
ual voltage)自動車両電気システムに関
し、詳細には固定のサブ共振(sub−resonan
t)スイッチング周波数で動作する直列共振DC−DC
コンバータを組み込んでいるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車両において電力要件が絶えず増大
することにより、デュアル電圧自動車両電気システム
が、システム動作効率を改善する手段として提案されて
きた。典型的には、オルタネータ及び蓄電装置は、高電
力負荷の大部分に供給される比較的高電圧レベル(例え
ば、42ボルトのような)で動作し、そしてDC−DC
コンバータは、ランプ、小さいモータ及び種々の電子的
制御器のようなある種の負荷に電力をより低い電圧(例
えば、14ボルトのような)で供給するため用いられ
る。図1はデュアル電圧自動車両電気システム10を図
示し、そのデュアル電圧自動車両電気システム10にお
いてはエンジン又はモータ駆動42ボルト・オルタネー
タ11が、36ボルトの公称端子電圧を有する蓄電装置
12の両端間に接続されている。ライン15上の上側シ
ステム電圧に応答する電圧調整器14は、上側システム
電圧を公称42ボルトに調整するようにオルタネータ1
1の励起を制御する。オルタネータ11及び/又は蓄電
装置12は、42V負荷20として示されている自動車
両の大多数の電気的負荷に直接電力を供給する。14V
負荷19として示されている種々の他の負荷はDC−D
Cコンバータ18により給電され、そのDC−DCコン
バータ18はオルタネータ11及び/又は蓄電装置12
の42ボルト入力を公称14ボルト出力に変換する。D
C−DCコンバータ18の性能要件は、低コスト、高信
頼性、高動作温度での長寿命、高電力密度、軽重量、低
伝導及び放射エミッション(電磁適合性)及び、過負荷
及び逆極性に対する保護を含む。
【0003】デュアル電圧自動車両用途のためのコンバ
ータ設計における最も共通のアプローチが図2及び図3
に図示されており、そこにおいてDC−DCコンバータ
18は、参照番号18a及び18bによりそれぞれ示さ
れている。各々のケースにおいて、入力電圧は42ボル
トとして示され、コンバータは、電力を14ボルトの出
力電圧で供給する。図2のアプローチにおいて、入力キ
ャパシタC1とインダクタL1との間に接続されたパワ
ーFET Q1は、パルス幅変調されて、出力キャパシ
タC2を充電し且つ電力を14V負荷19にインダクタ
L1を介して供給する。FET Q1のオフ期間中に、
インダクタL1に蓄積されたエネルギは、出力キャパシ
タC2及び14V負荷19を通り且つフリーホイール・
ダイオードD1を介して循環される。所望ならば、ダイ
オードD1は、同期整流を与えるためFET Q1の導
通に関連して制御される別のFETと置換することがで
きる。図3において、DC−DCコンバータ18bは、
センタータップされ且つステップダウンされたトランス
フォーマT1を介して電力を転送して、入力と出力とを
分離している。この場合、FET Q1及びQ2は、パ
ルス幅変調されて、トランスフォーマT1の1次巻線P
1及びP2を励起し、ダイオードD2及びD3は、トラ
ンスフォーマT1の2次巻線S1及びS2の両端間に現
れる電圧を整流する。インダクタL1、キャパシタC1
及びC2、及びフリーホイール・ダイオードD1は、図
2のDC−DCコンバータに示されているものと同一で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2及び図3のDC−
DCコンバータは、高いスイッチング損失、特により高
い動作周波数での高いスイッチング損失により特徴付け
られる。一般的、これらの損失は、動作周波数を約10
0kHz又はそれより低くに、特に約数百ワットを越え
た電力レベルにおいて制限する。更に、固有の過負荷保
護がなく、そしてハード・スイッチング(hard s
witching)は、実質的なフィルタリングなしで
許容できない高い電磁干渉を生成する。その結果、低コ
スト、高信頼性、及び高い動作温度での長寿命の目標に
適合することが困難である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、低電圧負荷が
タンク回路の共振周波数より低い固定のスイッチング周
波数で動作される直列共振DC−DCコンバータにより
給電される改良されたデュアル電圧自動車両電気システ
ムを指向している。この構成により、コンバータは、調
整された上側システム電圧から固定の変換比を与え、そ
してゼロ電流スイッチング及び固有の過負荷保護の有利
な寄与を有して動作する。
【0006】第1の実施形態に従い、トランスフォーマ
は、コンバータのタンク回路を低電圧負荷に誘導性結合
させ、完全な入力/出力ガルバニック(galvani
c)分離を与える。第2の実施形態に従い、コンバータ
は、低電圧負荷に供給される電力の一部が上側システム
電圧源から直接結合され、その残りの部分がコンバータ
を介して結合されるように構成される。いずれの実施形
態においても、変換比及びその負荷電流インピーダンス
の精度は、タンク回路に結合された負荷電流依存インダ
クタンスを有する複合コイルにより強化される。
【0007】
【発明の実施の形態】図4から図9は、本発明に従った
デュアル電圧自動車両電気システムを異なる具体化の網
羅的でない例証で示す。図示の実施形態の各々におい
て、上側システム電圧は42ボルトとして与えられ、下
側システム電圧は14ボルトとして与えられるが、しか
しそのような値は例示であって制限するものではないこ
とを認識すべきである。また、本発明は、コンバータが
単一の低い方の電圧負荷に対して専用である電気システ
ム、又は2つ又はそれより多い低い方の電圧負荷が存在
し、それらのうちの1つ以上がそれ自身のコンバータを
有する電気システムに対して等しく適用されることを認
識すべきである。換言すると、幾つかの低い方の供給電
圧が存在し、その低い方の電圧の1つ以上は単一の負荷
装置に専属する。多くの異なる形態が可能であり、そし
てその可能性の網羅的なリストを発生させるための試み
がここでなされているわけではないことは明らかであ
る。
【0008】本発明の種々の実施形態間の共通の特徴
は、電力を14V負荷に供給するため、固定のサブ共振
周波数で動作する直列共振DC−DCコンバータの使用
である。通常、共振DC−DCコンバータは可変電圧変
換装置として用いられ、タンク回路のスイッチング周波
数が出力電圧を所望値に調整するよう制御される。しか
しながら、本発明によれば、スイッチング周波数は固定
の電圧変換比を与えるため固定値に維持され、調整はオ
ルタネータの電圧調整器14により与えられる。本発明
の追加のそして特に有利な特徴は、スイッチング周波数
がコンバータのタンク回路の共振周波数より低い値に、
好適には約2分の1の共振周波数に設定されることであ
る。これは、過負荷状態中にもタンク回路のゼロ電流ス
イッチングを保証し、以下で説明するように、固有の過
負荷保護を与える。
【0009】図4から図6は、コンバータが完全な入力
/出力ガルバニック分離を与える本発明の第1の実施形
態を図示する。図4を参照すると、DC−DCコンバー
タ18cが、実質的に図1に示されるようなデュアル電
圧自動車両電気システム10に接続されている。パワー
・トランジスタQ1及びQ2(これらは図示のようなF
ET、あるいはIGBTであり得る。)は半波ブリッジ
として構成されるが、それらのパワー・トランジスタQ
1及びQ2は、直列接続されたタンク回路C3及びL2
を上側電圧ライン15と共通又は筺体接地との間に接続
する。タンク回路はまた、トランスフォーマT2の1次
巻線を含み、そしてキャパシタC3のインピーダンスが
インダクタL2のインピーダンス及びトランスフォーマ
T2の漏れインダクタンスとに等しい周波数で単一の共
振極を有する。実際、インダクタL2は、トランスフォ
ーマの漏れインダクタンスが十分に高く所望の共振周波
数を達成する場合除き得る。トランジスタQ1及びQ2
は、タンク回路を交番電流で励起するため、ゲート駆動
回路22により固定のスイッチング周波数で交互にオン
及びオフされるようバイアスされる。トランスフォーマ
の2次巻線のセンタータップCTが共通接地に接続さ
れ、そして2次巻線の端部同士がダイオードD2及びD
3を介して結合され、これらダイオードD2及びD3
は、トランスフォーマT2を介して誘導性結合されたタ
ンク・エネルギを全波整流する。こうして、出力は、タ
ンク回路と直列に効率的に供給される。図2及び図3に
おけるように、キャパシタC1は、42ボルト入力(V
in)と共通接地との間に接続され、そして出力キャパ
シタC2は、14ボルト出力(Vout)と共通接地と
の間に接続される。
【0010】図5は、参照番号18dにより示された、
図4のコンバータ・トポロジーの変形を図示するが、一
般的に、動作特性は同じか又は非常に類似している。D
C−DCコンバータ18dにおいて、半波ブリッジは、
トランジスタQ1−Q4を備える全波ブリッジにより置
換され、単一のトランスフォーマT2は、1対のトラン
スフォーマT3及びT4により置換され、双方の1次巻
線P1及びP2は、直列タンク回路に接続され、トラン
スフォーマの2次巻線S1及びS2は、センタータップ
されていない。この実施形態は、ダイオードD1−D8
を備える1対の全波ダイオード・ブリッジを必要とし、
ブリッジ出力は、出力Voutに並列に接続される。ト
ランジスタ・ブリッジにおいて、対角に接続されたトラ
ンジスタQ2及びQ3が同時にターン・オン及びオフさ
れ、同様に対角に接続されたトランジスタQ1及びQ4
が同時にターン・オン及びオフされる。これら及び他の
トポロジーの変形が、効率、サイズ及びコストの考慮す
べきことがらに応じて、種々の組合わせで用いられ得
る。
【0011】図4及び図5の実施形態において、タンク
・トランスフォーマT2−T4の巻数比は、各DC−D
Cコンバータ18により与えられる固定の変換比がほぼ
3:1であるように選定される。図4の実施形態におい
て、トランジスタQ1及びQ2が半波構成に接続される
ので、トランスフォーマT2は3:2:2の巻数比を有
する。全波ブリッジが用いられる場合、巻数比は3:
1:1となるであろう。全波ブリッジを駆動する2つの
トランスフォーマT3及びT4を有する図5の実施形態
においては、両方のトランスフォーマT3及びT4は
3:2の巻数比を有する。
【0012】図6は、参照番号18eにより示された、
図4のコンバータ・トポロジーの別の変形を図示し、そ
こにおいて複合コイル対24は、トランスフォーマT2
の1次巻線P2と並列に接続される。コイル24の各々
は、実際には低い巻数のトランスフォーマTa、Tbの
2次巻線であり、1次巻線はコンバータ出力ライン25
に接続されている。このトポロジーの変形はコンバータ
の変換比及び負荷電流インピーダンスの精度を向上させ
るが、そのトポロジーの変形はまた、本発明の第2の実
施形態に適用され、そして図9に関して幾らか詳細に以
下に説明される。
【0013】図7から図9は本発明の第2の実施形態を
図示し、そこにおいてコンバータのトランジスタ・ブリ
ッジの低側は、共通又は筺体接地の代わりにライン26
を介して出力端子Voutに直接接続される。これは、
実効的に電圧ドライバ回路をコンバータの回路要素と1
4V負荷19との間に生成する。こうして、14V負荷
19により消費される電力の一部がDC−DCコンバー
タ18fを介して出力端子Voutに誘導性結合され、
その残りの部分はVoutにライン26を介して直接結
合される。他の点で、図7、図8及び図9のDC−DC
コンバータ18f、18g及び18hは、図4、図5及
び図6のそれぞれのDC−DCコンバータ18c、18
d及び18eに類似する。
【0014】図7から図9の実施形態に固有の電力分割
することの含意は重要である。これは、主に、コンバー
タの構成要素の電力定格が14V負荷19に直接転送さ
れる電力の一部分に比例して低減されることができるか
らである。正常な状態の下では、出力電圧Voutは1
4ボルトに維持され、従ってトランジスタ・ブリッジ
は、全42ボルトの代わりに28ボルトのみをスイッチ
ングする。従って、14V負荷19により消費される電
力の3分の2は、トランジスタ・ブリッジ及びコンバー
タのタンク回路を介して誘導性結合され、その残りの3
分の1はライン26を介して直接結合される。従って、
コンバータ損失と、ブリッジ・トランジスタ、タンク構
成要素、トランスフォーマ及びブリッジ・ダイオードの
電力定格と、入力及び出力容量とが、全てほぼ3分の1
に低減され得る。これは、コンバータのコスト、重量及
びサイズの点で著しい節約を、同様に改善された信頼性
を示すことができる。図7から図9のDC−DCコンバ
ータ18f−18hは、図4から図6のDC−DCコン
バータ18d−18eの完全な入力/出力ガルバニック
分離を与えないが、しかしデュアル電圧自動車両電気シ
ステムは必ずしも上側システム電圧と下側システム電圧
との間に完全なガルバニック分離を要するのではないこ
とは明らかである。図7から図9に図示された実施形態
の別の、多分より自明ではない利点は、トランスフォー
マの巻数比がその製造コストを低減する値に変わること
である。図7から図9の実施形態において、例えば、ト
ランスフォーマT2は1:1の巻数比を有し、それは高
周波数動作及びより低コストにとってより好ましい。一
般的に、1:1巻数比のトランスフォーマは、作るのが
より容易で、より低コストであり、且つ平面コア設計に
なじみやすい。同時に、構成要素の電力定格の変化及び
トランスフォーマ設計が、実際の自動車両電気システム
の製作化において20%のオーダのコスト低減を与える
ことが示された。
【0015】先に示したように、図6及び図9の実施形
態は、ライン25の負荷電流により励起された複合コイ
ル対(図6における24、図9における24′)がトラ
ンスフォーマT2の1次巻線P2と並列に接続されてい
るコンバータ・トポロジーの更なる変形を図示する。他
の全ての点では、図6は図4に似ており、図9は図7に
似ているが、しかし複合コイルは、同様に図5及び図8
の実施形態(及びそれらの変形)に適用可能である。一
般的に、複合コイル24、24′は、負荷電流の増大と
共にインダクタンスが低減するよう構成され、そしてタ
ンク回路に結合され、それにより出力電圧Voutは、
負荷電流の増大と共に増大する。これは、(1)整流器
ダイオード(図4、図6、図7及び図9におけるD2−
D3、及び図5及び図8におけるD1−D8)の順方向
導通降下、及び(2)出力電圧Voutの負荷電流依存
性に起因した出力電圧Voutにおける減少を克服す
る。適正に設計されたコイル・パラメータにより、出力
電圧Voutは負荷電流に対して実質的に独立であり、
そして、タンク回路のトランスフォーマの電圧比が与え
られれば、実際に達成される変換比は設計比と一致する
であろう。コイル24、24′が、タンク回路のトラン
スフォーマT2の1次巻線P2と並列に接続されている
ように図示されているが、一方類似の結果を生じる他の
構成も可能である。例えば、コイル24、24′は、ト
ランスフォーマの2次巻線(単数又は複数)と並列に、
又はインダクタL2と並列に接続され得る。
【0016】要約すると、固定のサブ共振スイッチング
周波数で動作されるコンバータを有する、図4から図9
に示されたシステム・トポロジーは、コンバータが常に
全ての負荷条件下においてゼロ電流スイッチングで動作
することができるので、スイッチング損失を最小化す
る。これは、数百ワットの出力が可能である電力段にお
いて非常に高い周波数で動作するのを可能にする。1キ
ロワット出力で、MOSFETブリッジ・トランジスタ
を有するそのようなコンバータを1MHzで動作させる
ことは実際的である。同様に、IGBTブリッジ・トラ
ンジスタを500kHz程の高いスイッチング周波数で
用いることも可能である。MOSFETブリッジ・トラ
ンジスタにより、95%を越える効率が、図1の電気シ
ステムにおいて立証された。これはまた、ブリッジ・ト
ランジスタ及びダイオードの双方において固有のソフト
−スイッチング(soft−switching)を生
じ、優秀なEMI性能を生じる。このことは特に10M
Hzより上で真である。なお、10MHzより上では、
ハード−スイッチングされたコンバータは、自動車両電
気システムのようなEMIに敏感な用途において厄介で
あることが多い。
【0017】更に、図4から図9に示された各システム
・トポロジーは、固有の過負荷保護を特徴とする。各実
施形態において、コンバータ出力電圧Voutは、式
Vout=k*Vinによりほとんど決定される。ここ
で、Vinは入力電圧であり、kはトランスフォーマの
巻数比及びトランジスタのブリッジ形態により決定され
る定数(図4から図6の実施形態において0.333、
及び図7から図9の実施形態において0.500)であ
る。自動車両電気システムにおいて存在するような電圧
源特性を有する入力に対して、DC−DCコンバータ1
8c−18hは、その特性をそれらの出力において保持
する。しかしながら、14V負荷19が最大負荷点より
上の値を越えて短絡回路までそしてそれに至るとき、D
C−DCコンバータ18c−18hは電流制限モードで
動作する。従って、入力電圧が42ボルトに固定された
ままである限り、DC−DCコンバータ18c−18h
は、電流源特性を示し、従って全ての過負荷条件に対し
て本来的に自己保護的である。この自己保護特性は、タ
ンク回路の共振周波数の2分の1又はそのあたりのスイ
ッチング周波数でタンク回路を励起することにより本来
的に(即ち、閉ループ制御のいずれの手段なしに)達成
される。
【0018】上記で用いられたような「過負荷点」は、
負荷インピーダンスが低減したとき、回路動作が突然に
定電圧源特性から定電流源特性に遷移する、負荷曲線上
のその点として定義される。その遷移点は、直列タンク
の構成要素の特性インピーダンスZcに依存する。ここ
で、Zc=ω(L/C)である。特に、コンバータの最
大出力電流容量は、Zcに反比例し、そして入力電圧V
inに正比例する。
【0019】従って、本発明は、自動車両デュアル電圧
電気システムのための新規なDC−DCコンバータ・ト
ポロジーを提供し、そこにおいて直列共振DC−DCコ
ンバータは、固定のサブ共振スイッチング周波数で動作
されて、低電圧の電気的負荷を給電するため固定の電圧
変換比を提供する。本発明が、種々の実施形態を参照し
て記載されたが、しかし例示としてであり、本発明の範
囲内の多くの他の変形がまた可能である。従って、本発
明の範囲は、例示の実施形態に制限されず、むしろ頭書
の特許請求の範囲により規定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】既知のデュアル電圧自動車両電気システムのブ
ロック図である。
【図2】図1の電気システムの文脈において入力/出力
ガルバニック分離なしの既知の非共振DC−DCコンバ
ータの回路図である。
【図3】図1の電気システムの文脈において完全な入力
/出力ガルバニック分離を有する既知の非共振DC−D
Cコンバータの回路図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に従った、固定のサブ
共振スイッチング周波数で動作される、完全な入力/出
力ガルバニック分離を有する直列共振DC−DCコンバ
ータを含むデュアル電圧自動車両電気システムのブロッ
ク図である。
【図5】図4に示されるDC−DCコンバータの第1の
変形の回路図である。
【図6】図4に示されるDC−DCコンバータの第2の
変形の回路図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に従った、固定のサブ
共振スイッチング周波数で動作される、部分的な入力/
出力ガルバニック分離を有する直列共振DC−DCコン
バータを含むデュアル電圧自動車両電気システムのブロ
ック図である。
【図8】図7に示されるDC−DCコンバータの第1の
変形の回路図である。
【図9】図7に示されるDC−DCコンバータの第2の
変形の回路図である。
【符号の説明】
10 デュアル電圧自動車両電気システム 11 オルタネータ 12 蓄電装置 14 電圧調整器 18 DC−DCコンバータ 19 14V負荷 20 42V負荷 22 ゲート駆動回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のシステム電圧(Vin)を画定す
    る調整されたDC源(11,12,14)と、 前記第1のシステム電圧(Vin)に結合され、前記第
    1のシステム電圧(Vin)より低い調整された第2の
    システム電圧(Vout)で電力を負荷回路(19)に
    供給する直列共振コンバータ(18)とを備え、 前記直列共振コンバータ(18)は、前記負荷回路(1
    9)に誘導性結合された直列共振タンク回路を含み、 前記直列共振タンク回路は、 前記タンク回路の基本共振周波数を規定する直列共振タ
    ンク構成要素(L2,C3)と、 電流を前記調整されたDC源から前記タンク回路に供給
    するため交互に付勢されるブリッジ・トランジスタ(Q
    1−Q4)を含むトランジスタ・ブリッジと、 前記タンク回路の前記基本共振周波数より低い固定のス
    イッチング周波数で前記ブリッジ・トランジスタ(Q1
    −Q4)を付勢して、前記第1のシステム電圧(Vi
    n)と前記第2のシステム電圧(Vout)との固定の
    電圧変換比を与えるゲート駆動回路(22)とを備える
    デュアル電圧自動車両電気システム(10)。
  2. 【請求項2】 前記負荷回路(19)に供給される電力
    が、前記タンク回路から前記負荷回路(19)に分離ト
    ランスフォーマ(T2,T3/T4)により誘導性結合
    され、 前記分離トランスフォーマ(T2,T3/T4)が、前
    記直列タンク回路に接続された1次巻線(P1,P2)
    と、前記負荷回路(19)に1つ以上の整流器要素(D
    1−D8)を介して結合された1つ以上の2次巻線(S
    1,S2)とを有する、請求項1記載の電気システム。
  3. 【請求項3】 複数の分離トランスフォーマ(T3,T
    4)を含み、 前記複数の分離トランスフォーマ(T3,T4)の各々
    が、前記直列タンク回路に接続された1次巻線(P1,
    P2)と、前記負荷回路(19)に1つ以上の整流器要
    素(D1−D8)を介して結合された1つ以上の2次巻
    線(S1,S2)とを有する請求項2記載の電気システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記ゲート駆動回路(22)の固定のス
    イッチング周波数は、前記タンク回路の基本共振周波数
    の約2分の1である請求項1記載の電気システム。
  5. 【請求項5】 前記コンバータ(18)は、前記負荷回
    路(19)に供給される出力電圧が前記負荷回路(1
    9)に供給される電流の増大と共に低減する動作特性を
    有し、 前記電気システムは、前記負荷回路(19)に誘導性結
    合され且つ前記コンバータ(18)により前記負荷回路
    (19)に供給される電流の増大と共に低減するインダ
    クタンスを有する複合構成要素(Ta,Tb)を含み、 前記複合構成要素(Ta,Tb)は、前記コンバータの
    動作特性を克服するように前記タンク回路に接続されて
    いる請求項1記載の電気システム。
  6. 【請求項6】 前記負荷回路(19)に供給される電力
    は、前記タンク回路から前記負荷回路に分離トランスフ
    ォーマ(T2−T4)により誘導性結合され、 前記分離トランスフォーマ(T2−T4)は、前記直列
    タンク回路に接続された1次巻線(P2)を有し、 前記複合構成要素(Ta,Tb)は、前記1次巻線(P
    2)と並列に接続されている請求項5記載の電気システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記ブリッジ・トランジスタ(Q1−Q
    4)は、前記負荷回路(19)に供給される全ての電力
    が前記コンバータの直列タンク回路を介して結合される
    ように、前記第1のシステム電圧(Vin)を前記タン
    ク回路に印加する請求項1記載の電気システム。
  8. 【請求項8】 前記ブリッジ・トランジスタ(Q1−Q
    4)は、前記負荷回路(19)に直列に接続され、且つ
    前記第1のシステム電圧(vin)の一部のみを前記タ
    ンク回路に印加し、 それにより、前記負荷回路(19)に供給される電力の
    第1の部分は、前記コンバータ(18)の直列共振回路
    を介して結合され、 前記負荷回路(19)に供給される電力の第2の部分
    は、前記調整されたDC源(11,12,14)から直
    接結合される請求項1記載の電気システム。
  9. 【請求項9】 前記負荷回路(19)に供給される電力
    の第1の部分は、前記タンク回路から前記負荷回路(1
    9)に少なくとも1つの分離トランスフォーマ(T2)
    により誘導性結合され、 前記少なくとも1つの分離トランスフォーマ(T2)
    は、前記直列タンク回路に接続された1次巻線(P2)
    と、1つ以上の整流器要素(D1−D8)を介して前記
    負荷回路(19)に結合された1つ以上の2次巻線(S
    1,S2)とを有し、 前記1次及び2次巻線は、前記負荷に供給される電力の
    出力電圧を決定する巻数比、及び前記第1及び第2の部
    分の相対的大きさを有する請求項8記載の電気システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記コンバータ(18)は、前記負荷
    回路(19)に供給される出力電圧が前記負荷回路に供
    給される電流の増大と共に低減する動作特性を有し、 前記電気システムは、前記負荷回路(19)に誘導性結
    合され、且つ前記負荷回路に前記コンバータにより供給
    される電流の増大と共に低減するインダクタンスを有す
    る複合構成要素(Ta,Tb)を含み、 前記複合構成要素(Ta,Tb)は、前記コンバータの
    前記動作特性を克服するように前記タンク回路に接続さ
    れ、 それにより、前記負荷回路(19)に供給される電力
    が、前記コンバータにより前記負荷回路(19)に供給
    される電流とは実質的に独立である電圧を有する請求項
    8記載の電気システム。
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