JP2001268530A - Catv用チューナ - Google Patents

Catv用チューナ

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JP2001268530A
JP2001268530A JP2000076125A JP2000076125A JP2001268530A JP 2001268530 A JP2001268530 A JP 2001268530A JP 2000076125 A JP2000076125 A JP 2000076125A JP 2000076125 A JP2000076125 A JP 2000076125A JP 2001268530 A JP2001268530 A JP 2001268530A
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catv
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 QAM復調用に適した信号を出力することが
可能なCATV用チューナを提供する。 【解決手段】 CATV局へデータ信号を送出するため
のアップストリーム回路は、QPSK信号がLPF(3
4)を介してPGA(30)に入力され、電力増幅器
(33)で増幅され、ステップアップアッテネータ(3
2)で利得制御され、電力増幅器(31)でさらに電力
増幅され、LPF(4)を介して端子(2)から出力さ
れCATV局に送出される。CATV局からのダウンス
トリーム信号はHPF(5)から分岐回路(25)を介
してチューナ部(110)からダウンコンバータ(4
0)によって抽出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CATV用チュ
ーナに関し、より特定的には、QAM復調回路に対して
中間周波数信号を出力するのに適したCATV用チュー
ナに関する。
【0002】
【従来の技術】ケーブルテレビ(以下、CATVと称す
る)では、家庭への引込線を同軸ケーブルのままにして
おき、幹線ネットワークを光ファイバ化したHFC(Hy
brid Fiber/Coax)の導入が進められている。家庭に数
Mビット/秒の広帯域データ通信サービスを提供しよう
としているためで、もはや先端技術ではない64QAM
(Quadrature Amplitude Modulation)でも帯域幅6M
Hzで伝送速度30Mビット/秒の高速データラインを
作ることができる。これにケーブルモデムが使用され
る。ケーブルテレビの空きチャンネルを利用して、4M
ビット/秒〜27Mビット/秒の高速データ通信を実現
することができる。ケーブルモデム用チューナは、この
ようなケーブルテレビシステムにおけるケーブルモデム
に使用され、受信したCATV信号を周波数変換した
後、中間周波信号として取出す役割を果たしている。
【0003】図8は、従来のケーブルモデム用チューナ
1の構成を示すブロック図である。CATV信号につい
ては、局側に向けて送信される上り信号が5MHz〜4
2MHz、局側からケーブルモデム用チューナに向けて
送信される下り信号が54MHz〜860MHzにて運
用され、チューナの入力端子2を介してケーブルの回線
に接続される。ケーブルモデムより送信される上り信号
は、CATV局(システムオペレータ)のデータレシー
バにて受信され、センターのコンピュータに入る。
【0004】図8を参照して、ケーブルモデム用チュー
ナ1は、ケーブルテレビ信号を入力するケーブルテレビ
信号入力端子2と、QPSK送信機からのデータ信号を
入力するデータ端子3と、データ端子3とケーブルテレ
ビ信号入力端子2との間に設けられるアップストリーム
回路4とを備える。
【0005】ケーブルモデム内部における上り信号は、
データ端子3にたとえばQPSK(Quadrature Phase S
hift Keying)送信機からの直交位相変位変調(QPS
K)されたデータ信号が導入される。このデータ信号
は、アップストリーム回路4を介してCATV局に送信
される。
【0006】一方、入力端子2より入力される下り信号
は、470〜860MHzを受信するUHFバンド(以
下B3バンドともいう)、170MHz〜470MHz
を受信するVHF−Highバンド(以下B2バンドと
もいう)、および54〜170MHzを受信するVHF
−Lowバンド(以下B1バンドともいう)に分割さ
れ、各バンドごとに設けられた受信回路によって処理さ
れる。ただし、上述した各バンドの範囲は、特に規定さ
れるものではない。
【0007】ケーブルモデム用チューナ1は、さらに、
5〜46MHzの減衰域および54MHz以上の通過域
を有するハイパスフィルタ5と、ハイパスフィルタ5通
過後の信号を各バンドに対応する回路群に振分けるため
の入力切換回路6および7とを備える。
【0008】下り信号は、ハイパスフィルタ5を通過し
た後、入力切換回路6および7によってバンドの切換が
行なわれて、上述のバンドB1〜B3のいずれかに対応
した回路群に供給される。
【0009】ケーブルモデム用チューナ1は、さらに、
B1〜B3の各バンドに対応して設けられる高周波増幅
入力同調回路8,9および10と、UHFバンドおよび
VHFバンドに対応してそれぞれ設けられる高周波増幅
回路11および12と、B1〜B3バンドにそれぞれ対
応して設けられる高周波増幅出力同調回路15,16お
よび17と、UHFバンドに対応して設けられるミキサ
回路18および局部発振回路19と、VHFバンドに対
応して設けられるミキサ回路20および局部発振回路2
1と、ミキサ回路18および20の出力を中間周波帯域
において増幅するための中間周波増幅回路22とを備え
る。
【0010】各バンドに対応して設けられた高周波増幅
入力同調回路、高周波AGC回路、高周波増幅出力同調
回路、ミキサ回路および局部発振回路は、受信チャンネ
ルに応じて、受信したバンドに対応する回路群が動作状
態となり、他のバンドに対応する回路群は非動作状態と
される機能を有している。たとえば、UHFバンドのチ
ャンネル受信時は、UHFバンド系統の高周波増幅入力
同調回路8,高周波増幅回路11,高周波増幅出力同調
回路15,ミキサ回路18および局部発振回路19が動
作状態となり、VHF−HighバンドおよびVHF−
Lowバンド系統の高周波増幅入力同調回路9と10,
高周波増幅回路12,高周波増幅出力同調回路16と1
7,ミキサ回路20および局部発振回路21が非動作状
態となり、動作を停止する。
【0011】入力端子2に入力されたCATV信号は、
上述したようにハイパスフィルタ5を通過した後、入力
切換回路6,7に入りバンドの切換が行なわれる。そし
て、その出力は、高周波増幅入力同調回路8,9,10
に導かれてチャンネルの選局が行なわれる。チャンネル
選局が行なわれた信号は、AGC端子24に入力され抵
抗13,14を介してあたえられるAGC電圧に基いて
高周波増幅回路11,12によって所定レベルに増幅さ
れた後、高周波出力同調回路15,16,17に供給さ
れ、ここで受信信号を導出する。
【0012】その後、選択された受信信号は、ミキサ回
路18,20および局部発振回路19,21で中間周波
数(以下IFとも称する)に周波数変換され、中間周波
増幅回路22で増幅される。
【0013】中間周波増幅回路22によって増幅された
中間周波信号(以下IF信号とも称する)は、出力端子
23より出力される。
【0014】このように、従来のケーブルモデム用チュ
ーナ1は、受信したCATV信号を受信チャンネルに応
じて選局した後に、チャンネル選局が行なわれた信号を
周波数変換してIF信号として出力端子23から出力す
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなケーブルモデム用チューナ1を用いてデジタル信号
であるQAM信号を取り扱い、出力端子23から出力さ
れるIF信号をQAM復調用としてQAM復調回路に送
出することには、以下に述べるような種々の問題点が生
じる。
【0016】(1)QAM復調回路として用いられるQ
AM復調用ICの種類によって、異なる周波数域のIF
信号が必要である点がまず挙げられる。なお、以下にお
いては、IF信号のうち、従来のケーブルモデム用チュ
ーナが出力するIF信号の周波数域をHigh−IFと
称し、上記High−IFよりも低く通常10MHz以
下の周波数範囲である周波数域をLow−IFと称す
る。QAM復調用ICは、現状ではLow−IFのQA
M信号の受信を目的とするICと、High−IFのQ
AM信号の受信を目的とするICとに分かれている。こ
れは、QAM復調用ICのアナログ/デジタルコンバー
タの性能による制限である。このため、後段に接続され
るQAM復調用ICが受信可能な周波数域に適合させる
ために、2種類のケーブルモデム用チューナまたは、ケ
ーブルモデム用チューナとQAM復調用ICとの間に配
置される周波数変換回路が必要とされていた。
【0017】(2)アップストリーム信号の送信信号の
最大出力レベルは、+58dBmVで一定の値が得られ
なければならないことがDOCSIS(北米のケーブル
モデムの規格)で規定されており、この規定を満たすよ
うにチューナの入力端での信号レベルが必要とされる。
従来のケーブルモデム用チューナの入力レベルは、この
レベルまで必要とされていなかった。
【0018】(3)DOCSISでは、アップストリー
ム信号の送信信号が+58〜+6dBVまで1dBごと
に可変制御できることが要求されているが、従来この機
能は必要とされていなかった。
【0019】(4)DOCSISの規定では、送信信号
の高周波のレベルが−50dBmV以上となっており、
図8に示した例では従来のレベルより大幅に改善する必
要がある。
【0020】(5)デジタルノイズへの対応が必要とな
る点も挙げられる。QAM復調用ICが要求するの入力
信号レベルが高いため、高ゲインの増幅器が必要とされ
る。このため、全体システムを構成した際に、設けられ
るCPU(Central Processing Unit)のクロックノイ
ズやバスノイズのレベルも大きくなる。QAM復調用I
C、CPUおよびケーブルモデム用チューナは同一ボー
ド上に実装されることが一般的であるため、このような
ノイズの影響が増大する。
【0021】上述の図8では、ケーブルモデム用チュー
ナを示したが、最近ではディジタルセットトップボック
ス(以下、STBと称する)と呼ばれるCATV用チュ
ーナがある。ケーブルモデムでは、CATV局側から送
られてくる下りのデータ信号をテレビジョンモニタに表
示するものであるのに対して、STBではCATV局側
から送られてくるQPSK変調された下りのデータ信号
をチューナ部から分岐し、CPUで処理してパーソナル
コンピュータに出力できるようにしたものである。
【0022】このため、ケーブルモデムでは、前述の如
く54MHz〜860MHz帯のCATVの空きチャネ
ルを利用して下りのデータ信号を送出しているのに対し
て、STBでは別の帯域の70MHz〜130MHzの
周波数が用いられている。
【0023】STBでは、図8に示したHPFの出力側
に下りデータ信号を分岐するための分岐回路が設けられ
ており、分岐された下りデータ信号はOOB(Out Of B
and)端子に出力される。OOB端子は分岐されたデー
タをCPUに出力する。
【0024】このSTBにおいても、CATV信号が上
り信号が5MHz〜42MHz,下り信号が54MHz
〜860MHzにて運用され、入力端子2よりケーブル
の回接続される。STBから送信された上り信号はCA
TV局のデータレシーバにて受信され、センターのコン
ピュータに入力される。
【0025】STBの内部では、上り信号がデータ端子
にQPSK送信機(図示せず)からのQPSKされたデ
ータ信号が導入される。このデータ信号はセンターのコ
ンピュータによりCATV回線を介してSTBに導入さ
れてSTB内部のCPU(図示せず)によって処理され
た後、QPSK変調器に与えられる。それ以外の動作
は、図8に示したケーブルモデム用チューナと同じであ
り、STBにおいても前述のケーブルモデム用チューナ
と同じ課題を有している。
【0026】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、QAM復調用
に適した信号を出力することが可能なCATV用チュー
ナを提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】この発明は、CATV
(ケーブルテレビジョン)局へデータ信号を送出するた
めのアップストリーム回路と、CATV局からの多波の
下り信号をデータ信号を除去しながら導入するためのハ
イパスフイルタと、ハイパスフイルタにより導入された
下り信号を受信するための受信部とを備えたCATV用
チューナであって、アップストリーム回路は、CATV
局へのデータ信号を所定の利得で増幅する利得が可変な
増幅回路と、増幅回路の出力をハイパスフイルタの入力
と結合する結合回路とを含み、受信部は、下り信号から
受信チャンネルに対応する信号を取り出して増幅し、第
1の周波数域の中間周波数信号に変換するためのチュー
ナ部と、第1の周波数域の中間周波数信号を受けて、第
1の周波数域および第1の周波数域よりも低い第2の周
波数域のいずれか一方の中間周波信号を選択的に出力す
るダウンコンバータ部とを備えたことを特徴とする。
【0028】好ましくは、ダウンコンバータ部は、第2
の周波数域の中間周波信号を出力する第1のモードにお
いては、第2の周波数域に対応する発振信号を生成し、
第1の周波数域の中間周波信号を出力する第2のモード
においては、発振信号の生成を停止する局部発振回路
と、ダウンコンバータ部に入力される第1の周波数域の
中間周波数信号と局部発振回路の出力とを混合するため
のミキサ回路と、ミキサ回路の出力信号を受けて、設定
されたカットオフ周波数に応じた周波数域の信号を通過
させるフィルタ回路とを含む。
【0029】より好ましくは、チューナ部は、受信チャ
ンネルに対応する信号の振幅を所定レベルに調整するた
めの第1のAGC部を含み、さらにチューナ部とダウン
コンバータ部との間に配置され、第1の周波数域の中間
周波数信号の振幅を所定レベルに調整するための第2の
AGC部を含む。
【0030】より好ましくは、チューナ部およびダウン
コンバータ部は、不平衡型の信号を出力し、さらにダウ
ンコンバータ部の出力を受けて平衡型の信号に変換する
信号変換回路を含む。
【0031】さらに、より好ましくは、ミキサ回路は、
第2のモード時においては、第1の周波数域の中間周波
数信号を増幅する。
【0032】さらに、より好ましくは、局部発振回路
は、第2の周波数域で発振する振動素子と、振動素子の
出力を入力電極に受ける第1のバイポーラトランジスタ
と、第1のトランジスタの入力電極と第1の電圧ノード
との間に結合される第1のバイアス抵抗と、第1のバイ
ポーラトランジスタの出力電極の一方と第1の電圧ノー
ドとの間に結合される第2のバイアス抵抗を有し、ミキ
サ回路は、振動素子の出力および第1の周波数域の中間
周波数信号を入力電極に受ける第2のバイポーラトラン
ジスタと、第1および第2のバイポーラトランジスタの
入力電極間に結合される第3のバイアス抵抗と、第2の
バイポーラトランジスタの入力電極と前記第1の電圧ノ
ードよりも高い電圧を供給する第2の電圧ノードとの間
に結合される第4のバイアス抵抗とを有する。
【0033】さらに、より好ましくは、局部発振回路
は、振動素子と並列に接続され、外部からオン/オフが
指示されるスイッチ素子を有し、第1および第2のモー
ド時において、スイッチ素子はそれぞれオフおよびオン
する。
【0034】さらに、より好ましくは、CATV局から
多波の下り信号とは異なる帯域の下りデータ信号がケー
ブルを介して受信部に入力されていて、受信部は下りデ
ータ信号を分岐して出力する分岐回路を含む。
【0035】さらに、より好ましくは、アップストリー
ム回路と、チューナと、ハイパスフイルタと、ダウンコ
ンバータはそれぞれ個別的に仕切られたシールドケース
に収納される。
【0036】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について図面を参照して詳しく説明する。
【0037】図1は、本発明の実施の形態に従うSTB
100の構成を示すブロック図である。
【0038】図1を参照して、本発明のSTB100
は、図8に示した従来のケーブルモデム用チューナ1と
比較して、HPF5の出力側にOBB端子26に接続さ
れた分岐回路25と、バッファ増幅器27が接続されて
おり、さらに、以下の構成が異なっている。すなわち、
QPSK変調されたリターンパス信号は、データ入力端
子3に入力され、LPF34を介してPGA(Programm
able Gain Control)30に入力される。さらに、Q
PSK信号はPGA30に含まれる電力増幅器33に与
えられて増幅された後、1dBごとに可変のステップア
ッテネータ32に与えられて利得制御される。
【0039】この制御機能は、ゲイン制御端子35から
入力されたデジタル制御信号であるI2Cバス,3Wi
reバスあるいはBCDコード他アナログ制御によるA
GC電圧などにより制御される。QPSK信号はこの後
さらに電力増幅器31によって電力増幅され,全体とし
て、すなわちデータ入力端子3から入力端子2までの利
得が26dB以上に増幅される。このために、PGA3
0での利得は、リニアリテイによるスプリアスエミッシ
ョンを考慮して26dBから30dB必要とされる。P
GA30からの出力は、LPF40を介して入力端子2
から出力される。
【0040】さらに、ミキサ18および19の出力側に
は、ダウンコンバータ40が設けられる。ダウンコンバ
ータ40は、中間周波増幅回路22から出力されるHi
gh−IFのIF入力信号を受けて、選択的にHigh
−IFおよびLow−IFのいずれか一方の周波数域に
設定される、QAM復調に適したIF出力信号に変換す
る。IF出力信号は、ダウンコンバータ回路40の出力
端子47からQAM復調回路に与えられる。
【0041】ここで、IF入力信号を生成するまでのブ
ロック、すなわち従来のケーブルモデム用チューナ1に
含まれている構成部分については、既に説明したとおり
であるので説明は繰返さない。
【0042】ダウンコンバータ40は、IF入力信号を
受けるSAWフィルタ41と、中間周波AGC回路42
(以下、IF−AGC回路とも称する)と、IF−AG
C回路42の出力信号と発振信号とを混合するためのミ
キサ回路43およびLow−IFに対応する周波数域の
発振信号を生成するための局部発振回路44と、Low
−IF出力信号とHigh−IF信号出力時とでカット
オフ周波数を切換え可能なフイルタ回路(LPF)45
と、ミキサ回路43から出力された非平衡信号を平衡信
号に変換するための平衡/不平衡変換回路46とを含
む。
【0043】チューナで選局した受信チャンネルに対応
するIF入力信号は、SAWフィルタ41を経由した
後、IF−AGC回路42によって振幅を所定レベルに
調整されて、ミキサ回路43に供給される。
【0044】詳しくは後程説明するが、ダウンコンバー
タ回路40は、外部からの切換指示に応じて、High
−IF信号もしくはLow−IF信号のいずれか一方を
選択的に出力することができる。
【0045】外部からLow−IF信号の出力が指示さ
れた場合(以下、Low−IF信号出力時ともいう)に
おいては、局部発振回路44によってLow−IF信号
に対応する発振信号が出力される。ミキサ回路43は、
IF−AGC回路42からの出力と上記発振信号とを混
合し、Low−IF信号を出力する。フィルタ回路45
は、外部からの切換指示に応じて、Low−IF帯域の
信号が通過できるようにカットオフ周波数を設定する。
これにより、ダウンコンバータ回路40は、IF入力信
号をLow−IF域にダウンコンバートして平衡/不平
衡変換回路46に対して出力する。
【0046】一方、外部からHigh−IF信号の出力
が指示された場合(以下、High−IF信号出力時と
もいう)においては、ダウンコンバータ回路40は、周
波数変換を行なう必要がなく、IF入力信号と同一の周
波数を有する信号を出力すればよい。したがって、この
場合においては局部発振回路44の発振は停止され、ミ
キサ回路43は、中間周波増幅回路として動作する。こ
の場合には、フィルタ回路45は、外部からの指示に応
じて、High−IF帯域の信号が通過できるようにカ
ットオフ周波数を設定する。この結果、ダウンコンバー
タ回路40はHigh−IF信号の出力が平衡/不平衡
回路46に対して出力される。
【0047】図2は、ダウンコンバータ回路40の具体
的な構成を説明するための回路図である。
【0048】図2を参照して、SAWフィルタ41は、
IF−AGC回路22から受けたIF入力信号を、伝送
すべき帯域幅に変換するとともに不要信号を取除く作用
を行なう。SAWフィルタ41は、圧電素子の表面上に
取付けられた電極によって、表面弾性波によって起こる
電圧振動を取出すフィルタであり、電極の位置構造によ
り共振特性を変えることができるという特徴を有する。
【0049】IF−AGC回路42は、SAWフィルタ
41からの出力信号およびAGC端子48に入力された
AGC電圧を受けるデュアルゲート型電界効果トランジ
スタT1を含む。トランジスタT1は、SAWフィルタ
41からの出力信号をAGC電圧に応じて増幅するため
に設けられる。AGC端子48とデュアルゲートの一方
との間には抵抗素子R3が設けられ、AGC端子48お
よびデュアルゲートの一方に対応して、接地キャパシタ
C7およびC2がそれぞれ設けられる。
【0050】また、SAWフィルタ41とデュアルゲー
トの他方との間には、トランジスタT1への直流成分を
阻止するためのキャパシタC1および抵抗素子R1が設
けられ、デュアルゲートの他方と電源端子49との間に
はゲートバイアス抵抗R2が設けられる。インダクタL
1は、チョークコイルに相当する。
【0051】AGC電圧は、出力端子47からQAM復
調回路に与えられる出力IF信号のレベルを1Vp−p
確保するように、AGC制御回路(図示せず)によって
設定される。このような構成のIF−AGC回路42に
よるIF−AGCの利得減衰量は約50dB得ることが
できるため、高周波増幅回路11,12によって実行さ
れるRF−AGCとを組合せることによって、出力IF
信号のレベルを1Vp−p程度確保することが可能とな
る。
【0052】ミキサ回路43および局部発振回路44
は、バイポーラトランジスタT2およびT3をそれぞれ
含む。バイポーラトランジスタT2およびT3のベース
バイアスとして設けられる抵抗素子R4、R5およびR
8は、直列に接続される。これにより、部品点数の削減
を図ることができ、コスト的に有利となる。
【0053】また、ミキサ回路43中のバイポーラトラ
ンジスタT2のコレクタ、エミッタ間電圧VCEを2.5
Vとし、局部発振回路44中のバイポーラトランジスタ
T3のVCEを1.5V程度に設定することにより、低消
費電力化を図ることが可能となる。
【0054】局部発振回路44は、さらに水晶振動子5
0を含む。水晶振動子50には、オーバートーンおよび
基本波のいずれのタイプをも適用することができる。バ
イポーラトランジスタT3のエミッタとバイポーラトラ
ンジスタT2のベースの間に設けられるキャパシタC1
6は、発振信号をミキサに注入するための容量素子であ
るが、バイポーラトランジスタT2およびT3をツイン
タイプとして適用することによって、モールド内の寄生
容量によってこのキャパシタC16を構成することも可
能となる。これによって、さらに部品点数の削減が可能
となる。
【0055】局部発振回路44は、さらに、水晶振動子
50と並列に設けられるスイッチSW1を有する。外部
からの切換指示に応じてスイッチSW1をオンすること
により、水晶振動子50の出力ノードを接地ノードと強
制的に接続することができ、発振を停止するのと同様の
効果が得られる。
【0056】ミキサ回路43および局部発振回路44中
に配置される、キャパシタC4,C5,C6は接地容量
であり、キャパシタC8,C10は帰還容量である。キ
ャパシタC3,C9,C11は、信号の直流成分を阻止
するために配置される。また、抵抗素子R6,R7,R
10は、バイポーラトランジスタT2およびT3に対応
して設けられるバイアス抵抗であり、抵抗素子R9は、
水晶振動子50の発振周波数を調整するために設けられ
るダンピング抵抗である。
【0057】フィルタ回路45は、図2おいては一例と
してローパスフィルタで構成され、ミキサ回路43から
の出力を通過させるインダクタL2と、インダクタL2
と並列に接続されるキャパシタC13と、インダクタL
2およびキャパシタC13と並列に接続されるスイッチ
SW2と、インダクタL2と接地ノードとの間に接続さ
れるキャパシタC12およびC14とを有する。
【0058】フィルタ回路46は、外部からの切換指示
に応じてスイッチSW2をオン/オフすることによっ
て、そのカットオフ周波数を切換えることができる。具
体的には、High−IF信号出力時およびLow−I
F信号出力時において、SW2はそれぞれオンおよびオ
フされる。
【0059】フィルタ回路46は、スイッチSW2のオ
フ時においては、Low−IF信号を透過して、Hig
h−IF信号を減衰させる。したがって、カットオフ周
波数がHigh−IF帯域よりも低く、かつLow−I
F帯域よりも高くなるように、キャパシタC12,C1
3,C14およびインダクタL2の値は決定される。
【0060】スイッチSW2のオン時においては、イン
ダクタL2およびキャパシタC13の両端が短絡される
ため、カットオフ周波数が高くなって、フィルタ回路4
6はHigh−IF信号も透過する。このときのカット
オフ周波数が、High−IF帯域よりも高くなるよう
に、キャパシタC14の値は設定される。
【0061】このように、外部からの指示に応じて、カ
ットオフ周波数を切換えることが可能なフィルタ回路4
6を設けることによって、当該フィルタ回路を中間周波
同調回路として動作させることができる。
【0062】また、フィルタ回路46をミキサ回路43
の負荷として接続することによって、局部発振回路44
のリーケージを最小にするという効果も生じる。
【0063】フィルタ回路45の出力は、平衡/不平衡
変換回路46に伝達される。平衡/不平衡変換回路46
は、フィルタ回路46の出力を90°位相の違う2出力
信号に変換して、平衡型出力として出力端子47に出力
する。このように、平衡/不平衡変換回路46によっ
て、STB100の出力を平衡型信号とすることによっ
て、STB100と後段に配置されるQAM復調用IC
とを直結することが可能となる。
【0064】なお、同様の機能を有し、High−IF
信号出力時とLow−IF信号出力時に対応する周波数
域の信号を透過できる構成であれば、フィルタ回路46
の構成は、図2に示した例に限られない。この点は、I
F−AGC回路42、ミキサ回路43および局部発振回
路44の構成についても同様である。
【0065】次に、局部発振回路43およびフィルタ回
路46にそれぞれ設けられたスイッチSW1およびSW
2の双方が、High−IF信号時にはオンされ、Lo
w−IF信号出力時にはオフされる。スイッチSW1お
よびSW2は、外部からの指示に応じて共通に制御され
る。スイッチSW1およびSW2には、電子スイッチお
よびメカスイッチのいずれを適用することも可能であ
る。
【0066】スイッチSW1およびSW2がオンした場
合には、水晶振動子50の発振は停止され、フィルタ回
路46のカットオフ周波数は高くなる。これにより、ミ
キサ回路43は、IF入力信号の周波数を変換すること
なく増幅するとともに、フィルタ回路46は、High
−IF信号を透過する。
【0067】一方、スイッチSW1およびSW2がオフ
状態とされる場合には、水晶振動子50のLow−IF
域の発振出力は、局部発振回路43によって増幅されて
ミキサ回路44に送出される。ミキサ回路44は、局部
発振回路43から受ける発振信号とIF−AGC回路4
2の出力信号とを混合して、Low−IF信号域の信号
を出力する。フィルタ回路46中のキャパシタC13の
キャパシタンス値は、スイッチSW2がオフされている
場合には、Low−IF信号帯域の信号が通過し、Hi
gh−IF信号帯域の信号が減衰されるように設定され
る。
【0068】このような構成とすることにより、ミキサ
回路43、局部発振回路44およびフィルタ回路46を
含むダウンコンバータ回路40は、スイッチSW1およ
びSW2がオンされている場合には、High−IF帯
域の信号を出力し、SW1およびSW2がオフされてい
る場合には、Low−IF帯域の信号を出力する。すな
わち、単一のダウンコンバータ回路40によって、スイ
ッチのオン/オフによって、異なる周波数帯域のIF信
号を選択的に出力することが可能となり、入力信号の周
波数域の異なるQAM復調用ICに対して共通に適用す
ることができる。
【0069】この際に、ミキサ回路43と局部発振回路
44のバイアス抵抗R10を除く回路をプリント基板の
一方の面に配置し、フィルタ回路46とバイアス抵抗R
10とをプリント基板の他方の面に実装する構成とすれ
ば、当該プリント基板の他方の面に実装された回路のみ
によってHigh−IF信号の出力を実行することがで
きる回路構成とし、さらにプリント基板の一方の面の回
路構成を追加することによって、Low−IFおよびH
igh−IFの両方の信号を選択的に発生できる回路を
実装することができる。
【0070】なお、スイッチSW1およびSW2による
切換機能を有しているので、図2に示した回路を、プリ
ント基板の同一面上に実装することももちろん可能であ
る。
【0071】図3は、本発明の実施の形態に従うQAM
復調システム300の全体システムを示すブロック図で
ある。
【0072】図3を参照して、QAM復調システム30
0は、図2に示したSTB100と、QAM復調回路2
00とを含む。図3に示したSTB100は、その主要
部のHPF5と、分岐回路25と、チューナ部25と、
ダウンコンバータ回路40と、LPF4と、PGA30
と、LPF34とが示されている。チューナ部110は
図2のバッファ増幅器27からミキサ18および19ま
での構成を含むものとする。
【0073】既に説明したように、STB100が出力
するIF信号は、High/Low−IFのいずれの周
波数に設定することも可能であり、平衡型の信号であ
り、かつ、1Vp−pの信号レベルを有するQAM復調
回路200の入力信号として好適なものである。しか
も、STB100の出力およびQAM復調回路200の
入力をいずれも平衡型とすることによって、両者の接続
部に外部からのデジタルノイズが生じ難くなるという効
果も奏する。
【0074】QPSKの上り信号はQAM復調回路20
0から変調信号(アップストリーム信号)として導出さ
れ、LPF34を介してPGA30に供給される。PG
A30はQAM復調回路200からの制御信号により利
得制御される。PGA30からの信号はLPF4を介し
て入力端子2に導出される。また、もう一方のダウンス
トリーム信号はHPF5を介してOBB信号として映像
信号から分岐回路25によって分離される。OBB信号
はQAM復調回路200に供給される。
【0075】映像信号はチューナ部110により選局さ
れIF信号としてダウンコンバータ回路40からQAM
復調回路200に入力される。QAM復調された信号
は、データ信号としてトランスポートデコーダ(図示せ
ず)与えられる。
【0076】図4はこの発明の一実施形態におけるST
B100の各部の配置図である。図4において、シール
ドケース300の外側にF型コネクタ301が取り付け
られ、シールドケース300の内部は仕切り板310に
よって区域302〜309に仕切られている。区域30
2には図1に示したHPF5と分岐回路25とバッファ
増幅器27とが収納され、区域303にはPGA30が
収納され、区域304にはLPF4、34が収納されて
いる。区域305には入力切換回路6,7と高周波増幅
入力同調回路8,9,10が収納され、区域306には
高周波増幅回路11,12が収納され、区域307には
局部発振器19,21が収納され,区域308にはミキ
サ18,20が収納される。さらに、シールドケース3
00の側面には電源供給端子,データ端子などの端子3
10が取り付けられている。
【0077】このようにシールドケースを構成すること
により,入力端子に現れるスプリアスエミッションを低
減でき,また上り信号の高周波信号がダウンストリーム
側に流入するのを最小限にすることができる。
【0078】図5はシールドケース300の展開図であ
り,図6はシールドケースの3面図である。図5に示す
ように、シールドケース300を1枚の金属板で側板お
よび仕切り板とともにプレス加工して製造することがで
き、プレス加工後に図6に示すように側板を折り曲げ、
仕切り板を取り付けるだけで比較的安価に製造できる。
【0079】図7はF型コネクタの取り付け部分の要部
を示す図である。従来のF型コネクタの周辺部分のシー
ルドケースは、シールド蓋と嵌合されていなかった。こ
れに対して、図7に示した実施形態では、シールド蓋3
20にアース用舌片321が形成され、シールドケース
300には切越し311が形成される。そして、シール
ド蓋320のアース用舌片321をシールドケース30
0の切越しに圧接することによって、シールド蓋320
をシールドケース300に嵌合することができる。それ
によって、外部からのバスノイズやマイクロプロセッサ
のクロックノイズなどによる悪影響を軽減できる。
【0080】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0081】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、アッ
プストリーム回路として、利得の可変な増幅器を設けた
ことによって、DOCSISで規定する利得に設定する
ことが容易にできる。
【0082】また、チューナ部の出力した中間周波信号
の周波数域よりも低い周波数域の発振信号の生成を実行
/停止切換可能な局部発振回路の出力と、チューナ部の
出力した周波数域の中間周波信号とを混合するダウンコ
ンバータ部を備えるので、同一構成の回路によって、異
なる周波数域の中間周波信号を選択的に出力することが
できる。この結果、CATV用チューナを、入力周波数
範囲の異なるQAM復調回路に対して汎用的に適用でき
る。また、ミキサ回路の出力負荷にフィルタ回路を接続
しているので、局部発振回路のリーケージを抑制するこ
とができる。
【0083】また、チューナ部に含まれる高周波域のA
GC部に加えて、中間周波信号に対するAGC部をさら
に備えることにより、入力受信信号レベルの変動に対し
て出力信号の変動を抑制することができる。この結果、
QAM復調回路の入力信号として好適な信号を出力する
ことができる。
【0084】さらに、不平衡信号を平衡信号に変換する
信号変換回路を備えることにより、QAM復調回路の入
力信号として好適な信号を出力することができる。
【0085】また、局部発振回路およびミキサ回路をバ
イポーラトランジスタによって構成し、それぞれのバイ
ポーラトランジスタに対して設けられるベースバイアス
抵抗同士を直列に接続することにより、低コスト化を図
ることが可能となる。
【0086】また、フィルタ回路のカットオフ周波数を
切換えることにより、中間周波同調回路としての機能を
併有させることが可能である。
【0087】さらに、中間周波信号に対するAGC部
と、不平衡型の出力信号を受けて平衡型の信号に変換す
る信号変換回路とを備えることにより、QAM復調回路
に直接入力可能な出力信号を生成し、効率的なQAM信
号復調システムを構成することが可能である。
【0088】また、チューナ部、中間周波AGC部、ダ
ウンコンバータ部、および信号変換回路を同一筐体内に
内蔵することにより、外部からのノイズ影響を軽減する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に従うSTB100の構
成を示すブロック図である。
【図2】 ダウンコンバータ回路30の具体的な構成を
説明するための回路図である。
【図3】 本発明の実施の形態に従うQAM復調システ
ム300の全体システムを示すブロック図である。
【図4】 この発明によるCATV用チューナを構成す
る各回路が収納されるシールドケースを示す図である。
【図5】 図4のシールドケースの展開図である。
【図6】 シールドケースを組み立てた状態を示す図で
ある。
【図7】 シールドケースとシールド蓋との嵌合状態を
説明するための図である。
【図8】 従来のケーブルモデム用チューナの概略ブロ
ック図である。
【符号の説明】
2,3,26,47 端子、4,34,45 LPF、
5 HPF、6,7入力切換回路、8,9,10 高周
波増幅入力増幅同調回路、11,12 高周波増幅器、
15,16,17 高周波増幅出力同調回路、18,1
9,43 ミキサ回路、19,21,44 局部発振回
路、22 IF増幅回路、30 PGA、31,33
電力増幅器、32 ステップアップアッテネータ、40
ダウンコンバータ、41 SAWフイルタ、42 I
F―AGC回路、46 変換用増幅器、300 シール
ドケース、320 シールド蓋。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CATV(ケーブルテレビジョン)局へ
    データ信号を送出するためのアップストリーム回路と、
    前記CATV局からの多波の下り信号を前記データ信号
    を除去しながら導入するためのハイパスフイルタと、前
    記ハイパスフイルタにより導入された下り信号を受信す
    るための受信部とを備えたCATV用チューナであっ
    て、 前記アップストリーム回路は、 前記CATV局へのデータ信号を所定の利得で増幅する
    利得が可変な増幅回路と、 前記増幅回路の出力を前記ハイパスフイルタの入力と結
    合する結合回路とを含み、 前記受信部は、 前記下り信号から受信チャンネルに対応する信号を取り
    出して増幅し、第1の周波数域の中間周波数信号に変換
    するためのチューナ部と、 前記第1の周波数域の中間周波数信号を受けて、前記第
    1の周波数域および前記第1の周波数域よりも低い第2
    の周波数域のいずれか一方の中間周波信号を選択的に出
    力するダウンコンバータ部とを備えたことを特徴とす
    る、CATV用チューナ。
  2. 【請求項2】 前記ダウンコンバータ部は、 前記第2の周波数域の中間周波信号を出力する第1のモ
    ードにおいては、前記第2の周波数域に対応する発振信
    号を生成し、前記第1の周波数域の中間周波信号を出力
    する第2のモードにおいては、前記発振信号の生成を停
    止する局部発振回路と、 前記ダウンコンバータ部に入力される前記第1の周波数
    域の中間周波数信号と前記局部発振回路の出力とを混合
    するためのミキサ回路と、 前記ミキサ回路の出力信号を受けて、設定されたカット
    オフ周波数に応じた周波数域の信号を通過させるフィル
    タ回路とを含む、請求項1に記載のCATV用チュー
    ナ。
  3. 【請求項3】 前記チューナ部は、前記受信チャンネル
    に対応する信号の振幅を所定レベルに調整するための第
    1のAGC部を含み、さらに前記チューナ部と前記ダウ
    ンコンバータ部との間に配置され、前記第1の周波数域
    の中間周波数信号の振幅を所定レベルに調整するための
    第2のAGC部を含む、請求項1に記載のCATV用チ
    ューナ。
  4. 【請求項4】 前記チューナ部および前記ダウンコンバ
    ータ部は、不平衡型の信号を出力し、さらに前記ダウン
    コンバータ部の出力を受けて平衡型の信号に変換する信
    号変換回路を含む、請求項1に記載のCATV用チュー
    ナ。
  5. 【請求項5】 前記ミキサ回路は、前記第2のモード時
    においては、前記、前記第1の周波数域の中間周波数信
    号を増幅する、請求項1に記載のCATV用チューナ。
  6. 【請求項6】 前記局部発振回路は、 前記第2の周波数域で発振する振動素子と、 前記振動素子の出力を入力電極に受ける第1のバイポー
    ラトランジスタと、 前記第1のトランジスタの入力電極と第1の電圧ノード
    との間に結合される第1のバイアス抵抗と、 前記第1のバイポーラトランジスタの出力電極の一方と
    第1の電圧ノードとの間に結合される第2のバイアス抵
    抗を有し、 前記ミキサ回路は、 前記振動素子の出力および前記第1の周波数域の中間周
    波数信号を入力電極に受ける第2のバイポーラトランジ
    スタと、 前記第1および第2のバイポーラトランジスタの入力電
    極間に結合される第3のバイアス抵抗と、 前記第2のバイポーラトランジスタの入力電極と前記第
    1の電圧ノードよりも高い電圧を供給する第2の電圧ノ
    ードとの間に結合される第4のバイアス抵抗とを有す
    る、請求項5に記載のCATV用チューナ。
  7. 【請求項7】 前記局部発振回路は、前記振動素子と並
    列に接続され、外部からオン/オフが指示されるスイッ
    チ素子を含み、 前記第1および第2のモード時において、前記スイッチ
    素子はそれぞれオフおよびオンする、請求項6に記載の
    CATV用チューナ。
  8. 【請求項8】 前記CATV局から前記多波の下り信号
    とは異なる帯域の下りデータ信号がケーブルを介して前
    記受信部に入力されていて、 前記受信部は、前記下りデータ信号を分岐して出力する
    分岐回路を含む、請求項1に記載のCATV用チュー
    ナ。
  9. 【請求項9】 前記アップストリーム回路と、前記チュ
    ーナと、前記ハイパスフイルタと、前記ダウンコンバー
    タはそれぞれ個別的に仕切られたシールドケースに収納
    される、請求項1に記載のCATV用チューナ。
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