JP2001268529A - ディジタル画像信号の多重化方法 - Google Patents

ディジタル画像信号の多重化方法

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JP2001268529A
JP2001268529A JP2000079239A JP2000079239A JP2001268529A JP 2001268529 A JP2001268529 A JP 2001268529A JP 2000079239 A JP2000079239 A JP 2000079239A JP 2000079239 A JP2000079239 A JP 2000079239A JP 2001268529 A JP2001268529 A JP 2001268529A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階層化放送やまだら編成放送を実行する場合
のシステム構成を簡略化し、コストの低減や信頼性の向
上を図ることができるディジタル画像信号の多重化方法
を提供する。 【解決手段】 フレームバッファ3を用いて、1画素当
たり8ビットのSDTV信号を、HDTV信号のサンプ
リングレートに変換し、8ビット/2ビット変換部5に
より、8ビットのSDTV信号を2ビット系列のデータ
列に変換する。遅延部4、2ビットフレーム生成部7及
びミックス部7により、HDTV信号の1画素に対応す
る10ビットのデータの下位2ビットを、2ビット系列
のデータ列に変換したSDTV信号に置き換えることの
より、HDTV信号と、SDTV信号とを多重化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル画像信
号の多重化方法に関し、特に標準精細度の画像信号と、
より精細度の高い高精細度の画像信号とが混在するシス
テムに適した多重化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高精細度画像信号(以下「HDTV信
号」という)は、有効ライン数1080本のインタレー
ス(1080i)方式の場合、図9及び10に示すよう
に、1サンプル当たり10ビットのディジタル信号に変
換された輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr(以下輝度
信号と色差信号の全体を「ビデオ信号」という)と、タ
イミング基準信号としてのEAV(End of Active Vide
o)信号、SAV(Start of Active Video)信号、ライ
ン番号(LN)及び誤り検出符号(CRCC)が付加さ
れたパラレルディジタル信号として規格が定められてい
る(SMPTE260M,BTA S−002)。図1
0において、右側のCb 0,Y 0が、画素番号0の
ビデオ信号に対応し、左側のCr 959,Y 191
9が、画素番号1919のビデオ信号に対応し、その間
のデータはEAV信号からSAV信号に対応する。サン
プリングレートは、74.25Mワード/秒であるの
で、サンプリング周期は、1/74.25M(秒)であ
る。
【0003】またディジタル画像信号のシリアルディジ
タルインターフェース信号(SDI信号)には、HDT
V信号用の規格として、SMPTE292M及びBTA
S−004が設けられている。この規格では、パラレ
ルディジタル信号は、Cb,Y,Crの順序で、パラレ
ル/シリアル変換された後、スクランブルドNRZI
(Non Return to Zero Inverse)変調がかけられ、1.
485Gbpsのシリアルディジタル信号(HD−SD
I信号)として伝送される。
【0004】一方標準精細度画像信号(以下「SDTV
信号」という)は、有効ライン数480本のインタレー
ス(480i)方式の場合、図11に示すように、1サ
ンプル当たり10ビットのディジタル信号に変換された
ビデオ信号(輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr)と、
タイミング基準信号としてのEAV信号及びSAV信号
が付加されたパラレルディジタル信号として規格が定め
られている(SMPTE125M)。なお、SDTV信
号の場合は、1サンプル当たり8ビットの規格も定めら
れている。
【0005】またSDTV信号のSDI信号規格として
は、SMPTE259Mが設けられている。SDTV信
号もHDTV信号と同様に、シリアルデータに変換さ
れ、270Mbpsのシリアルディジタル信号(SD−
SDI信号)として伝送される。
【0006】ディジタル画像信号は、SDI信号に変換
して伝送することにより、同軸ケーブル等の1本の信号
線によって、画質の劣化なく長距離伝送することができ
る。また、スタジオ内におけるディジタルVTR及びス
イッチャ等のディジタルビデオ機器間も、簡単かつ信頼
性の高いビデオ信号接続システムの構築が可能となる。
【0007】このようにHDTV信号及びSDTV信号
には、それぞれ独自の規格に基づいたSDI信号フォー
マットが存在している。現状では、衛星や地上波のTV
放送では、SDTV信号の放送(NTSCなど)と、H
DTV信号の放送(MUSE)は、基本的に独立した番
組編成で構成され、別個の放送システムとなっている
が、放送のディジタル化に伴い、衛星及び地上波のディ
ジタル放送では、まだら編成と称されるHDTV信号
と、多チャンネルのSDTV信号の放送とが混在した番
組編成によって放送が行われる予定であり、さらに1番
組についてHDTV信号の放送と、SDTV信号の放送
とを実施する階層化放送も予定されている。また、基本
的にディジタル放送における、ビデオ信号はMPEG
(Motion Picture Expert Group)による情報圧縮処理
が行われ、最終的に音声信号と多重化され、トランスポ
ートストリーム(TS信号)で伝送される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような多チャンネ
ルSDTV信号と、HDTV信号が混在するシステムで
は、現状、SDTV信号用の素材用システム(例えばS
DTV信号用ディジタルVTR)から、SDTV信号用
MPEGエンコーダの系を複数チャンネルと、HDTV
信号用の系(例えばHDTV信号用ディジタルVTR+
HDTV用MPEGエンコーダ)とを個別に用意して、
各MPEGエンコーダ出力をマルチプレクスする構成と
なる。
【0009】このようなシステム構成においては、各チ
ャンネル数分のSD−SDIインターフェース及びHD
−SDIインターフェースが必要となり、それぞれのイ
ンターフェースに対しての保証及び保守等が必要とな
り、信頼性やコストの点で不利である。
【0010】本発明はこの点に着目してなされたもので
あり、階層化放送やまだら編成放送を実行する場合のシ
ステム構成を簡略化し、コストの低減や信頼性の向上を
図ることができるディジタル画像信号の多重化方法を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、1サンプル当たりmビット
(mは2以上の整数)の標準精細度の画像信号を、高精
細度の画像信号のサンプリングレートに変換し、k(k
はmより小さい整数)ビットのデータ列に変換し、前記
高精細度画像信号の1サンプルに対応するn(nはmよ
り大きい整数)ビットのデータの下位kビットを、前記
kビットのデータ列に変換した前記標準精細度画像信号
に置き換えることにより、標準精細度の画像信号と、高
精細度の画像信号とを多重化することを特徴とするディ
ジタル画像信号の多重化方法を提供する。
【0012】請求項2に記載の発明は、Nチャンネル
(Nは2以上の整数)の標準精細度の画像信号を、高精
細度の画像信号のサンプリングレートに変換し、該変換
後のNチャンネルの標準精細度画像信号を、フィールド
またはフレーム単位で前記高精細度の画像信号の1フィ
ールドまたは1フレーム内に格納し、前記高精細度の画
像信号1チャンネル分の伝送容量に、Nチャンネル分の
標準精細度の画像信号を時分割多重化することを特徴と
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。 (第1の実施形態)本実施形態は、請求項1に記載した
発明に対応し、10ビットのHDTV信号の下位2ビッ
トを、SDTV信号のフレーム構成を、2ビット系列化
したデータに置き換えることにより、HDTV信号と、
SDTV信号とを多重化する方法を具体的に示したもの
である。
【0014】図1は、本実施形態にかかるディジタル画
像信号の多重化方法を適用した信号変換装置の構成を示
すブロック図であり、同図(a)は、パラレルHDTV
信号及びパラレルSDTV信号を多重化し、HD/SD
−SDI信号に変換するパラレル/シリアル変換装置の
構成を示し、同図(b)はその逆の変換を行うシリアル
/パラレル変換装置の構成を示す。なお、本実施形態で
は、SDTV信号は、1サンプル当たり8ビットの信号
とする。
【0015】図1(a)に示すパラレル/シリアル変換
装置は、端子T0から入力されるHDTV信号S0のE
AV/SAVコードを検出し、HDTV信号のクロック
信号及びフレーム同期信号などからなる読み出し制御信
号RICを生成するシンク検出部1と、端子T1から入
力されるSDTV信号S1のEAV/SAVコードを検
出し、SDTV信号のクロック及びフレーム同期信号な
どからなる書き込み制御信号W1Cを生成するシンク検
出部2と、SDTV信号S1をフレーム単位で格納する
フレームバッファ3と、HDTV信号S0をSDTV信
号と同期をとるために遅延させる遅延部4と、フレーム
バッファ3から読み出される8ビット系列のデータ(8
ビットパラレルデータ)を、2ビット系列のデータ(2
ビットパラレルデータ)に変換する8ビット/2ビット
変換部5と、2ビット系列のデータをHDTV信号のフ
レームに適合する形式に変換する2ビットフレーム生成
部6と、遅延部4の出力と、2ビットフレーム生成部6
の出力とを混合するミックス部7と、ミックス部7の出
力信号を、SDI信号に変換するSDIエンコーダ8と
から構成される。
【0016】SDTV信号S1は、書き込み制御信号W
1Cに応じて、SDTV信号のフレーム構成でフレーム
バッファ3への書き込まれる。そして、フレームバッフ
ァ3に書き込まれたSDTV信号は、読み出し制御信号
R1Cに応じて、HDTV信号のサンプリングレートで
HDTV信号のフレーム構成で読み出される。このと
き、8ビット/2ビット変換部5における8ビット系列
のデータから2ビット系列のデータへの変換処理に対応
して、各8ビットデータの読み出しレートは、74.2
5MHzのサンプリングレートとし、 8***8***8**……(*は、データを読み出さ
ないことを示す) というように、あるサンプルタイミングで8ビット読み
出したら、続く3回のサンプルタイミングでは読み出し
を行わず、その次のサンプルタイミングでまた8ビット
読み出すという動作を繰り返す。
【0017】8ビット/2ビット変換部5は、入力され
る 8***8***8**…… というデータ系列を、 22222222…… というデータ系列に変換する。そして、2ビットフレー
ム生成部6は、図2(a)に示すように、2ビット系列
のデータを、HDTV信号のフレームフォーマットに適
合させる処理を行う。すなわち、HDTV信号のビデオ
信号のスタートライン(ライン番号41)のEAVワー
ドの直後から、1ラインに、(1440×2)サンプル
の2ビットワードを配置する。これは、以下のようにし
て決定されたものである。
【0018】(4:2:2)方式でサンプリングされた
480i方式の8ビットSDTV信号の有効フレームの
データ構成は、 8ビット×(720×2)サンプル×480ライン×3
0/1.001 と表すことができる。また、1080i方式のHDTV
信号の有効フレームのデータ構成を2ビットワード分で
表すと、 2ビット×(1920×2)サンプル×1080ライン
×30/1.001 となる。
【0019】したがって、HDTV信号の2ビットワー
ド分の有効フレームにSDTV信号の有効データを格納
するために、SDTV信号を2ビットワード列で構成す
ると、 2ビット×(2880×2)サンプル×480ライン×
30/1.001 となる。
【0020】すなわち、1ライン当たりのサンプル数
(輝度信号Yのサンプル数と、色差信号Cr,Cbのサ
ンプル数の合計)が、2880×2であり、HDTV信
号の1ラインのサンプル数1920×2を越える。そこ
で図2(a)に示すように、SDTV信号の1ラインの
データを、HDTV信号2ラインに格納する。すなわ
ち、2ビット系列としたSDTV信号のデータ構成を、 2ビット×(1440×2)サンプル×960ライン×
30/1.001 とする。
【0021】すなわち、HDTV信号の有効フレームの
うち、水平方向の(1440×2)サンプル分を使用
し、残りの(1920×2−1440×2)サンプルを
ブランクとし、垂直方向の960ラインを使用し、残り
の(1080−960)ラインをブランクとする。
【0022】なお、図2(a)に示す構成は、SDTV
信号のデータを、1ライン当たりのデータ量が等しくな
るように配置したものであるが、同図(b)に示すよう
に最初のラインに1920×2サンプルのデータを格納
し、次のラインに960×2サンプル格納する構成とし
ても良い。この場合には、2ライン目の(1920×2
−960×2)サンプル分がブランクとなる。
【0023】ミックス部7は、遅延部4から出力される
HDTV信号と、2ビットフレーム生成部6から出力さ
れる2ビット系列化されたSDTV信号とを合成して、
10ビット系列のデータを生成する。出力されるデータ
のサンプル単位の構成は、図3に示すようになる。すな
わち、HDTV信号の下位2ビットが、2ビット系列化
されたSDTV信号に置換され、SDTV信号の1サン
プルのデータが、HDTV信号の4サンプルに対応する
形式で多重化される。
【0024】SDIエンコーダ8は、入力される10ビ
ット系列のデータ(10ビットパラレルデータ)を、シ
リアルデータに変換し、HDTV信号とSDTV信号と
が多重化されたSDI信号であるHD/SD−SDI信
号S2を出力する。一方図1(b)に示すシリアル/パ
ラレル変換装置は、入力されるHD/SD−SDI信号
S2を元の10ビット系列のデータ(10ビットパラレ
ルデータ)に戻すとともに、クロック信号を復号するS
DIデコーダ9と、EAV/SAVコードを検出し、同
期信号としてのHパルス及びVパルスなどの再生を行う
シンク検出部10と、シンク検出部10から供給される
同期信号を用いて、10ビット系列のデータを8ビット
系列のHDTV信号と、2ビット系列のSDTV信号と
に分離するデマルチプレクサ11と、2ビット系列のS
DTV信号を8ビット系列のSDTV信号に変換する2
ビット/8ビット変換部12と、サンプリングレートを
元に戻すために使用するフレームバッファ13と、フレ
ームバッファ13からSDTV信号のクロック(13.
5MHz)でデータを読み出し、SDTV信号のフレー
ムを生成するSDTVフレーム生成部14とから構成さ
れる。
【0025】シリアル/パラレル変換装置では、端子T
3から入力されるHD/SD−SDI信号が、SDIデ
コーダ9によりもとの10ビット系列のデータに戻さ
れ、デマルチプレクサ11により、8ビット系列のHD
TV信号と、2ビット系列のSDTV信号とに分離され
る。HDTV信号はそのまま信号S3として出力され
る。ディジタル放送として送信される場合、MPEG規
格の情報圧縮処理が施されるが、MPEG規格は、1画
素8ビットを前提としているため、8ビットのHDTV
信号であっても問題なく送信可能である。
【0026】一方2ビット系列のSDTV信号は、2ビ
ット/8ビット変換部12において、 2222222222…… というデータ列から ***8***8**…… というデータ列に変換される。そして、このデータ列
は、シンク検出部10から供給されるHDTV信号のフ
レームタイミングの書き込み制御信号W2Cに応じて、
フレームバッファ13に書き込まれる。
【0027】SDTVフレーム生成部14は、HDTV
信号のフレームの同期信号に位相ロックしたSDTV信
号の同期信号系(13.5MHz)の読み出し制御信号
R2Cに応じてフレームバッファ13からSDTV信号
データを読み出し、SDTV信号のフレームを再構成し
て、SDTV信号S4として出力する。
【0028】以上のように本実施形態では、1画素当た
り8ビットのSDTV信号を、HDTV信号のサンプリ
ングレートに変換し、該変換後の8ビットのSDTV信
号を2ビット系列のデータ列に変換し、HDTV信号の
1画素に対応する10ビットのデータの下位2ビット
を、2ビット系列のデータ列に変換したSDTV信号に
置き換えることにより、SDTV信号と、HDTV信号
とを多重化するようにしたので、階層化放送を実行する
場合に、SDI信号処理系は、HDTV信号に適合した
もので統一することができ、システム構成の簡略化し、
コストの低減や信頼性の向上を図ることができる。
【0029】(第2の実施形態)本実施形態は、請求項
2に記載した発明に対応し、HDTV信号の1フレーム
に、フレーム構成を変換したSDTV信号の6フレーム
のデータを多重化する方法を具体的に示したものであ
る。
【0030】図4は、本実施形態にかかるディジタル画
像信号の多重化方法を適用した信号変換装置の構成を示
すブロック図である。この装置は、入力される6チャン
ネルのSDTV信号S10〜S15をフレーム単位で格
納するフレームバッファ21〜26と、フレームバッフ
ァ21〜26の書き込み、読み出しの制御を行うR/W
タイミング生成部27と、フレームバッファ21〜26
から読み出したSDTV信号の輝度信号Yと色信号C
(Cb、Cr)とをそれぞれ多重化するマルチプレクサ
28と、多重化した輝度信号Yを、HDTV信号のフレ
ームに変換する1080i(Y)フレーム生成部29
と、多重化した色信号Cを、HDTV信号のフレームに
変換する1080i(C)フレーム生成部30と、パラ
レルのHDTV信号をHD−SDI信号に変換する10
80iSDIエンコーダ31とから構成される。
【0031】端子T1〜T6から入力されるSDTV信
号S10〜S11は、R/Wタイミング生成部27から
の書き込み制御信号によって、フレームバッファ21〜
26に480iフォーマットでフレーム単位に書き込ま
れる。その後、R/Wタイミング生成部27からの読み
出し制御信号によって、HDTV信号同期系のタイミン
グで各フレームバッファ21〜26から読み出され、後
述する多重ブロックフォーマットへ変換され、1チャン
ネル当たり30ブロックの構成とされる。これにより、
SDTV信号のサンプリングレート(13.5MHz)
から、HDTV信号のサンプリングレート(74.25
MHz)への変換と、6チャンネルの多重化フレームの
生成とが行われる。
【0032】具体的には、図6に示すように、480i
方式のSDTV信号の8ライン分のデータを、1080
i方式のHDTV信号の3ライン分のデータ領域に格納
するように変換する。すなわち、輝度信号Yのサンプル
または色信号Cb、Crのサンプルについて、SDTV
信号のフレームのライン番号21のSAVコードの直後
の1ラインのデータが、図6のライン1の720pix
(ピクセル)のデータであり、その後に順次ライン2か
らライン8までの、8ライン分のデータが、HDTV信
号の3ライン分データ領域に格納される。
【0033】1チャンネルのSDTV信号の1フィール
ドは、720ピクセル×240ラインであるため、HD
TV信号3ラインを1ブロックとすると、30ブロック
/フィールドとなり、HDTV信号のライン数としては
90ラインとなる。したがって、6チャンネルのSDT
V信号では、図7に示すように、180ブロック/フィ
ールドとなり、HDTV信号のライン数としては540
ライン/フィールドとなる。またフレーム単位では、3
60ブロック/フレーム、1080ライン/フレームと
なる。
【0034】また6チャンネルのデータは、図8に示す
ように、フィールド単位でフレームバッファ21〜26
から読み出されて多重化される。すなわち、先ずチャネ
ル1から順に偶数フィールドのデータf1e,f2e,
f3e,f4e,f5e,f6eが読み出されて、HD
TV信号の偶数フィールドのデータとされ、次いで奇数
フィールドのデータf1o,f2o,f3o,f4o,
f5o,f6oが読み出されて、HDTV信号の奇数フ
ィールドのデータとされる。
【0035】以上の処理は、マルチプレクサ28を介し
て1080i(Y)フレーム生成部29と、1080i
(C)フレーム生成部30により輝度信号Yと、色信号
Cとで別個に実行され、1080iSDIエンコーダ3
1で、シリアルデータとして統合され、SDTV信号が
多重化されたHD−SDI信号S16に変換されて出力
される。
【0036】図5は、図4の変換装置により多重化され
たHD−SDI信号S16を、元のSDTV信号に戻す
信号変換装置の構成を示すブロック図である。この装置
は、HD−SDI信号S16からもとの多重化輝度信号
データと、多重化色信号データとを再生するとともに、
同期信号及びクロック信号の再生を行う1080iSD
Iデコーダ41と、再生された同期信号及びクロック信
号が入力され、6チャンネルのSDTV信号を分離する
ための各制御タイミングを生成するタイミング生成部4
4と、輝度信号Yの多重化フレームを再構成する108
0i(Y)フレーム生成部42と、色信号Cの多重化フ
レームを再構成する1080i(C)フレーム生成部4
3と、多重化データを6チャンネルのデータに分離する
デマルチプレクサ45と、サンプリングレート変更のた
めのフレームバッファ51〜56と、フレームバッファ
51〜56の書き込み読み出しタイミングを制御するR
/Wタイミング生成部46とで構成される。
【0037】端子T7から入力されるHD−SDI信号
S16は、1080iSDIデコーダ41により、元の
多重化輝度信号データと、多重化色信号データとに戻さ
れ、さらに輝度信号多重化フレームと、色信号多重化フ
レームとに再構成されて、デマルチプレクサ45に入力
される。デマルチプレクサ45により、多重化データ
が、6チャンネルのデータに分離され、多重化時と同様
のタイミングでそれぞれフレームバッファ51〜56に
格納される。フレームバッファ51〜56からの読み出
しは、SDTV信号同期系のタイミングで実行され、6
チャンネルのSDTV信号S17〜S22が出力され
る。
【0038】以上のように本実施形態では、6チャンネ
ルのSDTV信号を、HDTV信号のサンプリングレー
トに変換し、該変換後の6チャンネルのSDTV信号
を、フィールド単位でHDTV信号の1フィールド内に
格納し、HDTV信号1チャンネル分の伝送容量に、6
チャンネル分のSDTV信号を時分割多重化するように
したので、HDTV信号の放送と、SDTV信号の放送
とが混在する、いわゆるまだら編成放送を実行する場合
において、SDI信号処理系は、HDTV信号に適合し
たものに統一することができ、システム構成の簡略化
し、コストの低減や信頼性の向上を図ることができる。
【0039】なお本発明は上述した実施形態に限るもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した
実施形態では、標準精細度の画像信号として、480i
方式の信号を示し、高精細度の画像信号として1080
i方式の信号を示したが、これにかぎるものではなく、
種々の規格で定めらている別の方式の信号にも、本発明
を適用することが可能です。なお、ノンインタレース方
式の信号では、第2の実施形態におけるフィールド単位
の多重化は、フレーム単位の多重化となる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、1画素当たりmビット(mは2以上の整
数)の標準精細度の画像信号が、高精細度の画像信号の
サンプリングレートに変換され、k(kはmより小さい
整数)ビットのデータ列に変換され、高精細度画像信号
の1画素に対応するn(nはmより大きい整数)ビット
のデータの下位kビットを、kビットのデータ列に変換
された標準精細度画像信号に置き換えることにより、標
準精細度の画像信号と、高精細度の画像信号とが多重化
されるので、いわゆる階層化放送を実行する場合に、S
DI信号処理系は、高精細度画像信号に適合したもので
統一することができ、システム構成の簡略化し、コスト
の低減や信頼性の向上を図ることができる。
【0041】請求項2に記載の発明によれば、Nチャン
ネル(Nは2以上の整数)の標準精細度の画像信号が、
高精細度の画像信号のサンプリングレートに変換され、
該変換後のNチャンネルの標準精細度画像信号が、フィ
ールドまたはフレーム単位で前記高精細度の画像信号の
1フィールドまたは1フレーム内に格納され、高精細度
の画像信号1チャンネル分の伝送容量に、Nチャンネル
分の標準精細度の画像信号が時分割多重化されるので、
いわゆるまだら編成放送を実行する場合において、SD
I信号処理系は、高精細度画像信号に適合したものに統
一することができ、システム構成の簡略化し、コストの
低減や信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるディジタル画
像信号の多重化方法を適用した信号変換装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】図1の装置における多重化方法を説明するため
の図である。
【図3】多重化されたデータの構成を説明するための図
である。
【図4】本発明の第2の実施形態にかかるディジタル画
像信号の多重化方法を適用した信号変換装置の構成を示
すブロック図である。
【図5】図4の装置の逆の変換を行う信号変換装置の構
成を示す図である。
【図6】図4の装置における信号の変換方法を説明する
ための図である。
【図7】図4の装置による変換後のデータの構成を説明
するための図である。
【図8】多重化された信号のフィールド毎のタイミング
関係を示す図である。
【図9】高精細度の画像信号のフレーム構成を示す図で
ある。
【図10】図9に示すフレーム構成の時系列データの一
部を示す図である。
【図11】標準精細度の画像信号のフレーム構成を示す
図である。
【符号の説明】
1,2 シンク検出部 3 フレームバッファ 4 遅延部 5 8ビット/2ビット変換部 6 2ビットフレーム生成部 7 ミックス部 8 SDIエンコーダ 21〜26 フレームバッファ 27 R/Wタイミング生成部 28 マルチプレクサ 29 1080i(Y)フレーム生成部 30 1080i(C)フレーム生成部 31 1080iSDIエンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C057 AA03 BA01 BA11 BB01 CA01 CE06 EA02 EA07 ED04 ED06 EL01 EM01 5C059 KK06 RB06 RB10 RB14 SS05 UA02 5C063 AA01 AA11 AB03 AB05 AB07 AB11 AB17 AB20 AC01 CA40 5K028 AA06 AA14 EE03 KK01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1サンプル当たりmビット(mは2以上
    の整数)の標準精細度の画像信号を、高精細度の画像信
    号のサンプリングレートに変換し、 k(kはmより小さい整数)ビットのデータ列に変換
    し、 前記高精細度画像信号の1サンプルに対応するn(nは
    mより大きい整数)ビットのデータの下位kビットを、
    前記kビットのデータ列に変換した前記標準精細度画像
    信号に置き換えることにより、標準精細度の画像信号
    と、高精細度の画像信号とを多重化することを特徴とす
    るディジタル画像信号の多重化方法。
  2. 【請求項2】 Nチャンネル(Nは2以上の整数)の標
    準精細度の画像信号を、高精細度の画像信号のサンプリ
    ングレートに変換し、 該変換後のNチャンネルの標準精細度画像信号を、フィ
    ールドまたはフレーム単位で前記高精細度の画像信号の
    1フィールドまたは1フレーム内に格納し、 前記高精細度の画像信号1チャンネル分の伝送容量に、
    Nチャンネル分の標準精細度の画像信号を時分割多重化
    することを特徴とするディジタル画像信号の多重化方
    法。
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