JP2001268472A - ディジタル放送復調器 - Google Patents

ディジタル放送復調器

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JP2001268472A
JP2001268472A JP2000076969A JP2000076969A JP2001268472A JP 2001268472 A JP2001268472 A JP 2001268472A JP 2000076969 A JP2000076969 A JP 2000076969A JP 2000076969 A JP2000076969 A JP 2000076969A JP 2001268472 A JP2001268472 A JP 2001268472A
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demodulator
digital
tuner
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Hiroyuki Sato
博幸 佐藤
Kunio Ninomiya
邦男 二宮
Takami Uemura
貴美 植村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の同期信号検出方法を考慮して、高速な
チャンネル検索やトランスポートデコーダへのデータ出
力が可能なVSB復調器を提供することを目的とする。 【解決手段】 IF信号からパイロット信号を検出する
ためのパイロット信号検出器39と、検波器のAFC・
APC回路55の出力信号からパイロット信号を検出す
るための判別器とを備えるとともに、チャンネル選局に
必要なPLLデータと、復調器4のAGC制御部31が
出力するAGC制御信号と、復調器4の波形等化器32
が求める波形等化フィルタ係数をマイコン6または外部
に設けた記憶媒体で記憶するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン信号
送信システムに関し、特にVSB復調方式を用いたディ
ジタルテレビジョン信号受信装置のVSB復調器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図1に従来のVSB復調部のブロック構
成図を示す。図1において、1はディジタルVSB変調
されたRF信号を受信してチャンネル選局しIF信号に
変換するチューナ、2はIF信号を検波してベースバン
ド信号に変換する検波器、3はアナログ信号をディジタ
ル信号に変換するA/D変換器、4はディジタル信号を
復調してトランスポートデコーダへ渡すデータおよびク
ロック等の生成、A/D変換器に送信するクロックの生
成、検波器の自動利得制御(以下AGCと略す。)、お
よびディジタル信号から同期信号の検出を行う復調器、
5はクロック発生器、6はチューナ1へチャンネル選局
に必要なPLLデータを送信したり復調器4内部の各構
成部材のパラメータ調整を行ったりするためのマイコン
である。
【0003】次にVSB復調部を構成する各部材の構成
および動作について説明する。まず、チューナ1につい
て説明する。ここではダブルコンバージョン型チューナ
について説明する。図2にチューナのブロック構成図を
示す。図2において、7はバンドパスフィルタ(BP
F)、8はAGCアンプ、9はファーストミキサ、10
はセカンドミキサ、11はチューナに入力されたRF信
号をファーストIF信号に変換するための周波数をファ
ーストミキサ9に送信するファーストローカルオシレー
タ、12はファーストIF信号を中心周波数44MHz
のIF信号に変換するための周波数をセカンドミキサ1
0に送信するセカンドローカルオシレータ、13はマイ
コン6から送られてきた希望するチャンネルの中心周波
数のPLLデータをファーストローカルオシレータ11
とセカンドローカルオシレータ12に送信するためのP
LLコントロール部である。チューナ1に入力されたR
F信号はファーストミキサ9で高周波数帯のファースト
IF信号に変換され、引き続きセカンドミキサ10で中
心周波数44MHz、帯域6MHzのIF信号に変換さ
れ、検波器2に入力される。通常は希望するチャンネル
の中心周波数のPLLデータを送信してIF信号を出力
するが、チューナ1の温度特性などにより出力されたI
F信号におけるパイロット信号の周波数が46.69M
Hzからずれていて、後述する検波器2の自動周波数制
御および自動位相制御(以下AFC・APCと略す。)
回路で周波数、位相が一致せず同期信号検出ができない
場合がある。その場合には自動周波数チューニング(以
下AFTと略す。)を行う。AFTは第1に希望チャン
ネルの中心周波数のPLLデータをマイコン6がチュー
ナ1に送信してチャンネル選局を行い、第1のAFTで
希望チャンネルの選局ができなかった場合には第2以降
に中心周波数からある程度周波数をずらして希望チャン
ネルの選局を行う方法である。
【0004】次に、検波器2について説明する。図3に
検波器のブロック構成図を示す。図3において、14は
IF信号を増幅させるIFアンプ、15は中心周波数4
4MHz、帯域6MHzのIF信号帯を通過させるバン
ドパスフィルタ(BPF)、16はAGCアンプ、17
はミキサ(乗算器)、18はミキサ17で乗算されたベ
ースバンド信号のIデータ成分を増幅させるIアンプ、
19はIデータ成分を通過させるローパスフィルタ(L
PF)、20はベースバンド信号を増幅させるOPアン
プ、21はAGC制御信号を出力するAGC検出部、2
2は検波器2のAGC検出部21から出力されるAGC
制御信号と後述する復調器4のAGC制御部から出力さ
れるディジタル処理されたAGC制御信号を切り替える
ためのスイッチ、23は検波器2のAGCアンプ16の
ゲイン調整やチューナ1へのAGC電圧の出力を行うデ
ィレイドAGC部、24はローパスフィルタ(LP
F)、25はLC共振回路からなる電圧制御発振器(以
下VCOと略す。)、26は90°移相器である。
【0005】検波器2ではAFCおよびAPCによりI
F信号の検波を行っている。VCO25の発振信号を9
0°移相器26で移相シフトした信号とIF信号のパイ
ロット信号をミキサ17で混合し、VCO25の発振信
号とパイロット信号の周波数誤差を検出して、その誤差
信号をVCO25にフィードバックし、VCO25の発
振信号を移相シフトさせた信号とIF信号のパイロット
信号の周波数および位相を一致させる。一致するとミキ
サ17からベースバンド信号が出力され、Iアンプ1
8、LPF19およびOPアンプ20を通じてA/D変
換器3へ入力される。
【0006】また、ベースバンド信号が出力されるとA
GCを行うが、検波器2の内部のAGC検出部21から
出力されるAGC制御信号と復調器4から出力されるA
GC制御信号とを検波器2の外部で構成されるスイッチ
22で切り替えてAGCを行っている。スイッチ22は
後述する復調器4内部の同期検出部でのセグメント同期
信号の検出、非検出により切り替えを行っている。セグ
メント同期信号が未検出の場合は検波器2のAGC検出
部21から出力されるAGC制御信号でAGCを行う。
また、セグメント同期信号が検出された場合は復調器4
のAGC制御29から出力されるディジタル処理された
AGC制御信号でAGCを行う。
【0007】次に、復調器4について説明する。図4に
復調器のブロック構成図を示す。復調器4は復調部27
と誤り復号部34から構成されている。図4において、
28はA/D変換器3でベースバンド信号からディジタ
ルデータに変換されたVSB信号のセグメント同期信号
とフィールド同期信号の検出を行う同期検出部、29は
VSB信号にNTSC信号が妨害波として混在している
場合に、妨害レベルを検出してNTSC妨害を除去する
NTSC妨害除去フィルタ、30はVSB信号の同期信
号からA/D変換器3のクロックの位相ずれを検出して
制御信号を出力するクロック再生部、31は検波器2に
AGC制御信号を出力するAGC制御部、32はディジ
タルデータに変換されたVSB信号の歪みを検出して波
形等化を行う波形等化器、33は波形等化後のVSB信
号に含まれる位相ノイズ成分を検出して除去を行う位相
ノイズ除去器、34は復調部27からの出力信号の誤り
訂正を行う誤り復号部である。誤り訂正されたデータは
トランスポートデコーダへ渡される。
【0008】次に、復調器4内部の波形等化器32につ
いて説明する。波形等化器は最小二乗平均法を用いてお
り、最適なフィルタ係数を求め、等化器の出力後のエラ
ーを低減させる。等化器フィルタはフィードフォワード
フィルタと後に続くフィードバックフィルタから構成さ
れている。図5に波形等化器のブロック構成図を示す。
図5において、35は加算器、36はフィードフォワー
ドのトランスバーサルフィルタ、37はフィードバック
のトランスバーサルフィルタ、38はトランスバーサル
フィルタ36および37のフィルタ係数更新回路であ
る。あるチャンネルの選局が行われたら、波形等化器3
2はデフォルトのフィルタ係数から更新を行い、最適な
フィルタ係数を演算して、エラーが低減されたデータを
出力する。
【0009】以上がVSB復調部の説明であるが、チャ
ンネルデータの有無は復調器4の同期検出部28でフィ
ールド同期信号を検出することにより確認できる構成と
なっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、復調器
4の復調部での同期信号検出にはかなりの時間を要し、
例えばオートプリセットを行う際に多くのチャンネルデ
ータの有無を検索する必要があるため検索終了まで長時
間かかることになる。また、そのチャンネルの周波数が
ずれている場合にはAFTを行う必要があり、1チャン
ネルあたりの検索時間も長くなる。本発明は、従来の同
期信号検出方法を考慮して、高速なチャンネル検索やト
ランスポートデコーダへのデータ出力が可能なVSB復
調器を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のディジタル放送復調器
は、ディジタルVSB変調されたRF信号を受信してチ
ャンネル選局しIF信号に変換するチューナと、AFC
・APC回路を有し、前記IF信号を検波してベースバ
ンド信号に変換する検波器と、AFC・APC回路に発
振信号を出力する以下VCOと、前記ベースバンド信号
をディジタル信号に変換するA/D変換器と、変換され
た前記ディジタル信号のVSB復調を行いトランスポー
トデコーダへデータ信号を送信するとともに、前記検波
器のAGCおよび前記ディジタル信号から同期信号の検
出を行う復調器と、チャンネル選局に必要なPLLデー
タを前記チューナに、前記復調器の各構成部材の設定を
行うためのパラメータを前記復調器に送信するマイコン
とを有するディジタル放送復調器において、前記IF信
号からチャンネルデータの有無を示すパイロット信号を
検出するためのパイロット信号検出器を備えたことを特
徴とする。
【0012】また、本発明の請求項2に記載のディジタ
ル放送復調器は、請求項1に記載のデジタル放送復調器
において、前記パイロット信号検出器は、前記IF信号
内のパイロット信号を抽出するバンドパスフィルタと、
前記バンドパスフィルタの出力信号とあるレベルに設定
したしきい値との比較を行う比較器とを備えることを特
徴とする。
【0013】また、請求項3に記載のディジタル放送復
調器は、請求項2に記載のデジタル放送復調器におい
て、前記バンドパスフィルタは、前記チューナの温度特
性による前記IF信号内のパイロット信号の周波数帯の
ずれを考慮して、ある程度の周波数帯を持つことを特徴
とする。
【0014】また、請求項4に記載のディジタル放送復
調器は、ディジタルVSB変調されたRF信号を受信し
てチャンネル選局しIF信号に変換するチューナと、A
FC・APC回路を有し、前記IF信号を検波してベー
スバンド信号に変換する検波器と、AFC・APC回路
に発振信号を出力するVCOと、前記ベースバンド信号
をディジタル信号に変換するA/D変換器と、変換され
た前記ディジタル信号のVSB復調を行いトランスポー
トデコーダへデータ信号を送信するとともに、前記検波
器のAGCおよび前記ディジタル信号から同期信号の検
出を行う復調器と、チャンネル選局に必要なPLLデー
タを前記チューナに、前記復調器の各構成部材の設定を
行うためのパラメータを前記復調器に送信するマイコン
とを有するディジタル放送復調器において、前記AFC
・APC回路から出力されるVCOの発振信号を移相シ
フトさせた信号と前記IF信号のパイロット信号との周
波数誤差信号であるVCOフィードバック信号からチャ
ンネルデータの有無を示すパイロット信号を検出する判
別器を備えることを特徴とする。
【0015】また、請求項5に記載のディジタル放送復
調器は、請求項4に記載のデジタル放送復調器におい
て、前記判別器は、前記VCOフィードバック信号のD
C成分を除去するハイパスフィルタと、前記ハイパスフ
ィルタの出力信号の低周波成分を検出するためのローパ
スフィルタと、前記ローパスフィルタの出力信号と、あ
るレベルに設定したしきい値との比較を行う比較器とを
備えることを特徴とする。
【0016】また、請求項6に記載のディジタル放送復
調器は、請求項5に記載のデジタル放送復調器におい
て、前記比較器は、前記ローパスフィルタの出力信号に
基づいてVCOの発振信号を移相シフトさせた信号と前
記IF信号のパイロット信号との周波数および移相の一
致、不一致を検出することを特徴とする。
【0017】また、請求項7に記載のディジタル放送復
調器は、ディジタルVSB変調されたRF信号を受信し
てチャンネル選局しIF信号に変換するチューナと、A
FC・APC回路を有し、前記IF信号を検波してベー
スバンド信号に変換する検波器と、AFC・APC回路
に発振信号を出力するVCOと、前記ベースバンド信号
をディジタル信号に変換するA/D変換器と、変換され
た前記ディジタル信号のVSB復調を行いトランスポー
トデコーダへデータ信号を送信するとともに、前記検波
器のAGCおよび前記ディジタル信号から同期信号の検
出を行う復調器と、チャンネル選局に必要なPLLデー
タを前記チューナに、前記復調器の各構成部材の設定を
行うためのパラメータを前記復調器に送信するマイコン
とを有するディジタル放送復調器において、前記検波器
が前記チューナから出力されたIF信号を検波できた際
に、前記チューナが選局したチャンネル周波数のPLL
データを前記マイコンに記憶することを特徴とする。
【0018】また、請求項8に記載のディジタル放送復
調器は、ディジタルVSB変調されたRF信号を受信し
てチャンネル選局しIF信号に変換するチューナと、A
FC・APC回路を有し、前記IF信号を検波してベー
スバンド信号に変換する検波器と、AFC・APC回路
に発振信号を出力するVCOと、前記ベースバンド信号
をディジタル信号に変換するA/D変換器と、変換され
た前記ディジタル信号のVSB復調を行いトランスポー
トデコーダへデータ信号を送信するとともに、前記検波
器のAGCおよび前記ディジタル信号から同期信号の検
出を行う復調器と、チャンネル選局に必要なPLLデー
タを前記チューナに、前記復調器の各構成部材の設定を
行うためのパラメータを前記復調器に送信するマイコン
とを有するディジタル放送復調器において、前記検波器
が前記チューナから出力されたIF信号を検波できた際
に、前記チューナが選局したチャンネル周波数のPLL
データを記憶するための記憶媒体を備えることを特徴と
する。
【0019】また、請求項9に記載のディジタル放送復
調器は、請求項7または8に記載のデジタル放送復調器
において、前記マイコンまたは前記記憶媒体に記憶され
た前記チャンネル周波数のPLLデータは、1度選局さ
れたチャンネルが再度選局された際に前記マイコンまた
は前記記憶媒体からチューナに送信されることを特徴と
する。
【0020】また、請求項10に記載のディジタル放送
復調器は、ディジタルVSB変調されたRF信号を受信
してチャンネル選局しIF信号に変換するチューナと、
AFC・APC回路を有し、前記IF信号を検波してベ
ースバンド信号に変換する検波器と、AFC・APC回
路に発振信号を出力するVCOと、前記ベースバンド信
号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、変換さ
れた前記ディジタル信号のVSB復調を行いトランスポ
ートデコーダへデータ信号を送信するとともに、前記検
波器のAGCおよび前記ディジタル信号から同期信号の
検出を行う復調器と、チャンネル選局に必要なPLLデ
ータを前記チューナに、前記復調器の各構成部材の設定
を行うためのパラメータを前記復調器に送信するマイコ
ンとを有するディジタル放送復調器において、前記チュ
ーナによりあるチャンネルがはじめて選局された際に前
記復調器から前記検波器にAGC制御のために送信され
るAGC制御信号のディジタルデータを前記マイコンに
記憶することを特徴とする。
【0021】また、請求項11に記載のディジタル放送
復調器は、ディジタルVSB変調されたRF信号を受信
しIF信号に変換するチューナと、AFC・APC回路
を有し、前記IF信号を検波してベースバンド信号に変
換する検波器と、AFC・APC回路に発振信号を出力
するVCOと、前記ベースバンド信号をディジタル信号
に変換するA/D変換器と、変換された前記ディジタル
信号のVSB復調を行いトランスポートデコーダへデー
タ信号を送信するとともに、前記検波器のAGCおよび
前記ディジタル信号から同期信号の検出を行う復調器
と、チャンネル選局に必要なPLLデータを前記チュー
ナに、前記復調器の各構成部材の設定を行うためのパラ
メータを前記復調器に送信するマイコンとを有するディ
ジタル放送復調器において、前記チューナによりあるチ
ャンネルがはじめて選局された際に、前記復調器から前
記検波器にAGC制御のために送信されるAGC制御信
号のディジタルデータを記憶するための記憶媒体を備え
ることことを特徴とする。
【0022】また、請求項12に記載のディジタル放送
復調器は、請求項10または11に記載のディジタル放
送復調器において、前記記憶媒体または前記マイコンに
記憶された前記AGC制御信号のディジタルデータは、
再度そのチャンネルが選局されて、前記復調器で同期信
号が検出されるまで、D/A変換されて前記検波器に送
信されることを特徴とする。
【0023】また、請求項13に記載のディジタル放送
復調器は、ディジタルVSB変調されたRF信号を受信
してチャンネル選局しIF信号に変換するチューナと、
AFC・APC回路を有し、前記IF信号を検波してベ
ースバンド信号に変換する検波器と、AFC・APC回
路に発振信号を出力するVCOと、前記ベースバンド信
号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、変換さ
れた前記ディジタル信号のVSB復調を行いトランスポ
ートデコーダへデータ信号を送信するとともに、前記検
波器のAGCおよび前記ディジタル信号から同期信号の
検出を行う復調器と、チャンネル選局に必要なPLLデ
ータを前記チューナに、前記復調器の各構成部材の設定
を行うためのパラメータを前記復調器に送信するマイコ
ンとを有するディジタル放送復調器において、前記チュ
ーナによりあるチャンネルがはじめて選局された際に、
前記復調器内で前記ディジタル信号の波形修正を行う波
形等化器が求めた波形等化フィルタ係数を前記マイコン
で記憶することを特徴とする。
【0024】また、請求項14に記載のディジタル放送
復調器は、ディジタルVSB変調されたRF信号を受信
してチャンネル選局しIF信号に変換するチューナと、
AFC・APC回路を有し、前記IF信号を検波してベ
ースバンド信号に変換する検波器と、AFC・APC回
路に発振信号を出力するVCOと、前記ベースバンド信
号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、変換さ
れた前記ディジタル信号のVSB復調を行いトランスポ
ートデコーダへデータ信号を送信するとともに、前記検
波器のAGCおよび前記ディジタル信号から同期信号の
検出を行う復調器と、チャンネル選局に必要なPLLデ
ータを前記チューナに、前記復調器の各構成部材の設定
を行うためのパラメータを前記復調器に送信するマイコ
ンとを有するディジタル放送復調器において、前記チュ
ーナによりあるチャンネルがはじめて選局された際に、
前記復調器内で前記ディジタル信号の波形修正を行う波
形等化器が求めた波形等化フィルタ係数を記憶するため
の記憶媒体を備えることを特徴とする。
【0025】また、請求項15に記載のディジタル放送
復調器は、請求項13または14に記載のディジタル放
送復調器において、前記記憶媒体または前記マイコンに
記憶された前記波形等化フィルタ係数は、1度選局され
たチャンネルが再度選局された際に、前記マイコンまた
は前記記憶媒体から前記復調器に送信されることを特徴
とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面参照しながら説明する。図6は本発明における
ディジタル放送復調器のブロック図であり、図1から図
5に示す従来のディジタル放送復調器と同一または相当
する構成要素については、同一の符号を付与し、その説
明を省略する。図6において、39はチューナ1から出
力されるIF信号に含まれるパイロット信号を検出する
ためのパイロット信号検出器、42はAFC・APC回
路55のVCOフィードバック信号を抽出してVCOの
発振信号を位相シフトさせた信号とVSB変調信号のパ
イロット信号の周波数および位相の一致、不一致を検出
するための判別器、47は検波器2のディレイドAGC
23に送信するAGC制御信号を切り替えるためのスイ
ッチである。なお、AFC・APC回路55は図3に示
す従来のディジタル放送復調器の検波器2におけるミキ
サ17、90°移相器26を含み、IF信号のAFCお
よびAPCを行う回路のことである。以上のように構成
される本発明のディジタル放送復調器の各部材の構成と
動作について以下に説明する。
【0027】(実施の形態1)図7は本発明の実施の形
態1におけるディジタル放送復調器のブロック構成図
で、図2に示す従来のディジタル放送復調器と同一また
は相当する構成要素については、同一の符号を付与し、
その説明を省略する。実施の形態1におけるディジタル
放送復調器が従来のディジタル放送復調器と異なる点
は、バンドパスフィルタ(BPF)40とバンドパスフ
ィルタ40からの出力信号からパイロット信号を検出す
る比較器41とからなるパイロット信号検出器39を備
える点である。
【0028】図7において、アンテナで受信されるディ
ジタルVSB変調されたRF信号は、チューナ1でIF
信号に変換されて出力される。その際、チューナ1はマ
イコン6から送信されるPLLデータを基にチャンネル
選局を行い、RF信号をIF信号に変換している。図8
はチューナ1から出力されるIF信号の周波数特性を示
す図である。図8に示すようにIF信号は中心周波数4
4MHz、帯域6MHzの信号である。また、VSB変
調波信号にはパイロット信号が搬送されており、この信
号の周波数は46.69MHzである。従って、選局し
たチャンネルにデータが存在する際は、このパイロット
信号が存在することになる。そこで、パイロット信号の
有無を検出するために通過帯域46.69MHzのバン
ドパスフィルタ40にIF信号を入力する。図9はバン
ドパスフィルタ40の周波数特性図である。バンドパス
フィルタ40の周波数帯域は46.69MHzである
が、チューナ1から出力されたIF信号はチューナ1の
温度特性等により周波数帯がずれている場合があるた
め、46.69MHzからある程度の周波数帯を持った
ものにする。バンドパスフィルタ40を通過したIF信
号は、比較器41によりチャンネルの有無が判別され
る。比較器41はバンドパスフィルタ40と出力信号を
あるレベルに設定したしきい値との比較を行うものであ
る。バンドパスフィルタ40の出力信号にしきい値以上
のレベルの信号が存在すれば、選局したチャンネル周波
数帯にチャンネルデータが存在することになる。しきい
値以上の信号が検出されると比較器41はマイコン6に
確認信号を送信する。その上で、マイコン6は次のチャ
ンネルのPLLデータをチューナ1に送信する。確認信
号待ちは一定時間内で行い、その時間内に検出ができな
かった場合には次のチャンネルのPLLデータを送信し
てチャンネル検索を行う。
【0029】以上のように本実施の形態1のディジタル
放送復調器によれば、チューナ出力のIF信号よりチャ
ンネルデータの検出が可能なため、復調器4でディジタ
ルデータから同期信号を検出することなく、チャンネル
検索を行うことができる。
【0030】(実施の形態2)図10は、本発明の実施
の形態2におけるディジタル放送復調器のブロック構成
図で、図3に示す従来のディジタル放送復調器と同一ま
たは相当する構成要素については、同一の符号を付与
し、その説明を省略する。実施の形態2におけるディジ
タル放送復調器が従来のディジタル放送復調器と異なる
点は、検波器2のミキサ17の出力信号から基準DC成
分を除去するハイパスフィルタ(HPF)43、ハイパ
スフィルタ43の出力信号の低周波成分を検出するロー
パスフィルタ(LPF)44、およびローパスフィルタ
44からの出力信号を基に、VCO25の発振信号を移
相シフトさせた信号とIF信号内のパイロット信号の周
波数および移相が一致しているかどうかを判別する比較
器45からなる判別器42を備えた点である。
【0031】図11にミキサ17の出力信号、ハイパス
フィルタ41の出力信号およびローパスフィルタ42の
出力信号を示す。ミキサ17から出力された信号はVC
O25の発振信号を移相シフトさせた信号とIF信号内
のパイロット信号の周波数および位相が一致している場
合には図11(a)のようなsin波形の制御電圧であ
り、一致していない場合には図11(b)のような雑音
成分からなる制御電圧となる。一致しているときも一致
していないときもいずれも基準DC電圧を持っている。
そこで、信号のDC成分を除去するためにこれらの信号
をハイパスフィルタ43に入力する。DC電圧が除去さ
れた信号はそれぞれ図11(c)、(d)となる。これ
らの信号をローパスフィルタ44に入力すると、出力さ
れる信号はVCO25の発振信号を位相シフトさせた信
号とVSB変調信号のパイロット信号の周波数および位
相が一致している場合には図11(e)のようなDC電
圧になり、一致していない場合には図11(f)のよう
なグランド信号になる。この信号とあるレベルに設定し
たしきい値とを比較器45で比較を行うことで、VCO
25の発振信号を位相シフトさせた信号とIF信号のパ
イロット信号の周波数および位相が一致したかどうか検
出することができる。
【0032】比較器45の構成であるが、例えばローパ
スフィルタ44の出力信号のA/D変換を行い、ディジ
タルデータでのしきい値との比較を行う構成が考えられ
る。一致すると検出された場合は比較器45から確認信
号をマイコン6に送信する。しかし、チューナ1の温度
特性や入力されるRF信号のずれ等でパイロット信号が
46.69MHzからずれている場合がある。従って、
この検出は一定時間内で行い、その期間内に検出ができ
なかった場合はチャンネル周波数をずらして改めて同チ
ャンネルの検索を行う。そして、数回AFTを行って検
出不可である場合はその周波数にはチャンネルデータが
ないものとして次のチャンネルの検索を行う。
【0033】以上のように、本実施の形態2のディジタ
ル放送復調器によれば、検波器2でのチャンネル検索が
可能であり、復調器4でディジタルデータより同期信号
を検出する必要ことなく、チャンネル検索を行うことが
できる。
【0034】(実施の形態3)図12は、本発明の実施
の形態3におけるディジタル放送復調器のブロック構成
図で、図2に示す従来のディジタル放送復調器と同一ま
たは相当する構成要素については、同一の符号を付与
し、その説明を省略する。実施の形態3におけるディジ
タル放送復調器が従来のディジタル放送復調器と異なる
点は、チューナ1から出力されるIF信号が検波器2で
検波された時に、チューナ1が選局したチャンネル周波
数のPLLデータをマイコン6に記憶するようにした点
である。
【0035】図13に検波器2に入力されるIF信号の
周波数特性を示す。図13において、46はVSB変調
波に挿入されているパイロット信号である。図13に示
すようにIF信号は中心周波数44MHz、帯域6MH
zの信号である。周波数帯の上端(44.00MHz〜
44.62MHz)と下端(46.38MHz〜47.
00MHz)は620KHzの領域でロールオフ特性と
なっている。振幅0.5におけるチャンネル帯域は5.
38MHzである。パイロット信号46は中心周波数4
4MHzから上側に2.69MHzずれた46.69M
Hzに挿入されている。図14にIF信号のロールオフ
特性を示す。検波器2ではVCO25の発振信号を移相
器26で位相シフトした信号とVSB信号のQデータ成
分のパイロット信号をミキサ17で混合し、VCO25
の発振信号とパイロット信号の周波数誤差を検出して、
その誤差信号をVCO25にフィードバックし、VCO
25の発振信号を位相シフトさせた信号とVSB変調信
号のパイロット信号の周波数および位相を一致させて検
波を行っている。しかしながら、チューナ1の温度特性
等によりIF信号の中心周波数が44MHzからずれて
いる場合がある。その場合にはパイロット信号も46.
69MHzからずれていることになる。VCO25のパ
イロット信号46の引き込み周波数は±100KHzと
設定されているが、それ以上に周波数がずれている場合
には選局したチャンネルの中心周波数をずらして再度P
LLデータをチューナ1に送信し、チャンネル選局する
必要がある。図15にパイロット信号が46.69MH
zより150KHzずれている場合の周波数特性を示
す。図15に示すIF信号ではVCO25の発振信号と
パイロット信号46を一致させることができず、検波を
行うことができない。例えば、チューナ1のPLLステ
ップサイズが125KHzとする。その場合に、希望の
チャンネル周波数から1ステップサイズずらしたチャン
ネル周波数のPLLデータを送信して選局を行うと図1
6に示すIF信号がチューナ1から出力されることにな
る。図16に示すIF信号内のパイロット信号46は4
6.69MHzから25KHzずれているが、これはV
CO25の引き込み周波数範囲内であるため、VCO発
振信号とパイロット信号を一致させることができて検波
が行えることになる。
【0036】ここで、ディジタル放送受信器のユーザが
チャンネル変局を行い、改めてこのチャンネルを選局し
た場合に、従来ならチャンネルの中心周波数のPLLデ
ータをチューナ1に送り選局を行うが、チューナ1から
出力されるIF信号の中心周波数がずれている場合があ
る。その場合は、前述した通りAFTを再度行う必要が
あり、チャンネル選局に無駄な時間を要することにな
る。従って、以前選局して検波できた場合のチャンネル
周波数のPLLデータをマイコン6に保存しておくこと
で、改めてそのチャンネルが選局されたときは保存して
いるPLLデータを出力してチャンネル選局することが
できる。なお、ここではPLLデータをマイコン6で保
存するようにしたが、外部に新たに記憶媒体(非図示)
を備え、その記憶媒体にPLLデータを保存するように
してもよい。
【0037】以上のように、本実施の形態3のディジタ
ル放送復調器によれば、2回以上同じチャンネルが選局
された際には、従来のディジタル放送復調器に比べて速
いチャンネルの選局を行うことができる。
【0038】(実施の形態4)図17は、本発明の実施
の形態4におけるディジタル放送復調器のブロック構成
図で、図3および図4に示す従来のディジタル放送復調
器と同一または相当する構成要素については、同一の符
号を付与し、その説明を省略する。実施の形態4におけ
るディジタル放送復調器が従来のディジタル放送復調器
と異なる点は、スイッチ48および49からなる切り替
えスイッチ47を備えた点と、復調器4のAGC制御部
31から出力されるAGC制御信号をマイコン6で記憶
するようにした点である。
【0039】図17において、50は一度選局されたチ
ャンネルのAGC制御信号、51は検波器2のAGC検
出部21から出力されるAGC制御信号とマイコン6か
ら出力される一度選局されたチャンネルのAGC制御信
号50を切り替えるための信号、52は復調器4のAG
C制御部31から出力されるAGC制御信号、53はス
イッチ48から出力されるAGC制御信号50と復調器
4のAGC制御部31から出力されるAGC制御信号5
2を切り替えるための信号である。スイッチ48はある
チャンネルが初めて選局される時は検波器2のAGC検
出部21から出力されるAGC制御信号を、2回目以降
の時はマイコン6に保存されているAGC制御信号50
を選択して出力する。はじめてあるチャンネルが選局さ
れたとき時に、復調器4のAGC制御部31から出力さ
れるAGC制御信号52はマイコン6で記憶するように
する。また、49のスイッチは復調器4の同期検出部2
8でセグメント同期信号が検出されるまではスイッチ4
8が出力するAGC制御信号を、セグメント同期信号が
検出された後は復調器4のAGC制御部31から出力さ
れるAGC制御信号52を選択してディレイドAGC2
3に出力する。
【0040】あるチャンネルをはじめて選局する場合に
ついて説明する。アンテナで受信したRF信号は、マイ
コン6がPLLデータをチューナ1に送信するとIF信
号に変換される。IF信号は検波器2でベースバンド信
号に変換された後、A/D変換器3でディジタルデータ
に変換され、復調器4で復調される。スイッチ48では
そのチャンネルがはじめて選局されたチャンネルである
ため、検波器2のAGC検出部21から出力されるAG
C制御信号を選択して出力する。スイッチ49では、復
調器4の同期検出部28でセグメント同期信号が検出さ
れるまではスイッチ48の出力信号、すなわち検波器2
のAGC検出部21から出力されるAGC制御信号を、
セグメント同期信号が検出された後は復調器4から出力
されるAGC制御信号52を選択して検波器2のディレ
イドAGC23に送信する。ディレイドAGC23はス
イッチ49から送信されたAGC制御信号によりIF信
号のゲインコントロールを行う。また、この時、復調器
4から出力されるAGC制御信号52はマイコン6に記
憶される。
【0041】あるチャンネルが2回以上選局された場合
について説明する。スイッチ48ではそのチャンネルが
2回以上選局されたチャンネルであるため、以前にこの
チャンネルが選局された際にマイコン6に記憶したAG
C制御信号50を出力する。スイッチ49では、復調器
4の同期検出部28でセグメント同期信号が検出される
まではスイッチ48の出力信号、すなわち以前にこのチ
ャンネルが選局された際に保存したAGC制御信号50
を、セグメント同期信号が検出された後は復調器4のA
GC制御信号52を選択して検波器2のディレイドAG
C23に送信する。ディレイドAGC23はスイッチ4
9から送信されたAGC制御信号によりIF信号のゲイ
ンコントロールを行う。
【0042】なお、ここでは復調器4から出力されるA
GC制御信号52をマイコン6に記憶するようにした
が、記憶媒体(非図示)を新たに備え、その記憶媒体に
AGC制御信号52を記憶するようにしてもよい。以上
のように、本実施の形態4のディジタル放送復調器によ
れば、2回以上同じチャンネルが選局された際には従来
のディジタル放送復調器に比べて速いIF信号のゲイン
コントロールが可能であり、復調に関する無駄な時間を
省くことができる。
【0043】(実施の形態5)図18は、本発明の実施
の形態5におけるディジタル放送復調器の波形等化器の
ブロック構成図で、図6に示す従来のディジタル放送復
調器の波形等化器と同一または相当する構成要素につい
ては、同一の符号を付与し、その説明を省略する。図6
に示す従来のディジタル放送復調器の波形等化器と異な
る点は、はじめてチャンネルが選局された際に波形等化
器32のフィルタ係数更新回路38で求められた波形等
化フィルタ係数をマイコン6で記憶するようにした点で
ある。
【0044】図6において、波形等化器32はあるチャ
ンネルの選局が行われると、デフォルトのフィルタ係数
から更新を行い、最適な波形等化フィルタ係数を演算し
て、エラーが低減されたデータを出力する。その際、演
算して求めた最適な波形等化フィルタ係数54をマイコ
ン6に記憶する。そして、このチャンネルが再度選局さ
れた際は、マイコン6に記憶してある波形等化フィルタ
の係数54を波形等化器32に送信する。なお、ここで
は波形等化フィルタ係数54をマイコン6で記憶するよ
うにしたが、外部に新たに記憶媒体(非図示)を備え、
その記憶媒体に波形等化フィルタ係数を記憶するように
してもよい。
【0045】以上のように、本実施の形態5のディジタ
ル放送復調器によれば、波形等化に要する時間を短縮す
ることができ、復調にかかる時間を短縮することができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ディジタ
ルデータでの同期信号検出ではなく、アナログ検波部で
IF信号からパイロット信号の検出してチャンネルデー
タの有無の確認を行えるようにしたことで、チャンネル
検索にかかる時間を短縮することが可能になる。
【0047】さらに、本発明によれば、一度検波された
チャンネル周波数のPLLデータを保存するようにした
ことで、一度選局されたチャンネルが再び選局された場
合、保存したPLLデータによりチャンネル選局ができ
るため、チャンネル検索にかかる時間を短縮することが
可能になる。
【0048】さらに、本発明によれば、あるチャンネル
がはじめて選局された際に、復調器から検波器に送信さ
れるAGC制御信号を保存しておくことで、一度選局さ
れたチャンネルが再び選局された場合、復調器は保存し
たAGC制御信号により検波器をAGC制御できるの
で、復調にかかる時間を短縮し、トランスポートデコー
ダへの高速データ出力が可能になる。
【0049】さらに、本発明によれば、あるチャンネル
がはじめて選局された際に、復調器内の波形等化器で求
められた波形等化フィルタ係数を保存しておくことで、
一度選局されたチャンネルが再び選局された場合、波形
等化器は保存した波形等化フィルタ係数により復調する
ディジタル信号の波形修正を行うことができるので、復
調にかかる時間を短縮し、トランスポートデコーダへの
高速データ出力が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例におけるディジタル放送復調器のブロッ
ク図である。
【図2】従来例におけるディジタル放送復調器のチュー
ナのブロック図である。
【図3】従来例におけるディジタル放送復調器の検波器
のブロック図である。
【図4】従来例におけるディジタル放送復調器の復調器
のブロック図である。
【図5】従来例におけるディジタル放送復調器の波形等
化器のブロック図である。
【図6】本発明におけるディジタル放送復調器のブロッ
ク図である。
【図7】本発明の実施の形態1によるディジタル放送復
調器のブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態1によるIF信号の説明図
である。
【図9】本発明の実施の形態1によるバンドパスフィル
タの説明図である。
【図10】本発明の実施の形態2によるディジタル放送
復調器のブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態2によるAFC信号の説
明図である。
【図12】本発明の実施の形態3によるディジタル放送
復調器のブロック図である。
【図13】本発明の実施の形態3によるIF信号の説明
図である。
【図14】本発明の実施の形態3によるIF信号の説明
図である。
【図15】本発明の実施の形態3によるIF信号の説明
図である。
【図16】本発明の実施の形態3によるIF信号の説明
図である。
【図17】本発明の実施の形態4によるディジタル放送
復調器のブロック図である。
【図18】本発明の実施の形態5によるディジタル放送
復調器のブロック図である。
【符号の説明】
1 チューナ 2 検波器 3 A/D変換器 4 復調器 5 クロック発生器 6 マイコン 7 バンドパスフィルタ 8 AGCアンプ 9 ファーストミキサ 10 セカンドミキサ 11 ファーストローカルオシレータ 12 セカンドローカルオシレータ 13 PLLコントロール 14 IFアンプ 15 バンドパスフィルタ 16 AGCアンプ 17 ミキサ 18 Iアンプ 19 ローパスフィルタ 20 OPアンプ 21 AGC検出部 22 スイッチ 23 ディレイドAGC 24 ローパスフィルタ 25 VCO 26 90°移相器 27 復調部 28 同期検出部 29 NTSC妨害除去フィルタ 30 クロック再生部 31 AGC制御部 32 波形等化器 33 位相ノイズ除去 34 誤り復号部 35 加算器 36、37 トランスバーサルフィルタ 38 フィルタ係数更新回路 39 パイロット信号検出器 40 バンドパスフィルタ 41 比較器 42 判別器 43 ハイパスフィルタ 44 ローパスフィルタ 45 比較器 46 パイロット信号 47 スイッチ 48、49 スイッチ 50 一度選局されたチャンネルのAGC制御信号 51 スイッチ48の切り替え信号 52 復調器4のAGC制御部31から出力されるAG
C制御信号 53 スイッチ49の切り替え信号 54 波形等化フィルタ係数 55 AFC・APC回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植村 貴美 香川県高松市古新町8番地の1 松下寿電 子工業株式会社内 Fターム(参考) 5C025 AA13 AA25 BA14 BA27 BA30 DA01 5J103 AA11 CB05 DA00 DA03 DA05 DA06 DA08 DA16 DA21 DA27 DA31 DA34 DA40 DA41 DA44 FA05 GA12 HC07 JA04 JA09 JA10 JA19 5K004 AA03 DB02 DF02 DG01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルVSB変調されたRF信号を
    受信してチャンネル選局しIF信号に変換するチューナ
    と、 自動周波数制御および自動移相制御(以下AFC・AP
    Cと略す。)回路を有し、前記IF信号を検波してベー
    スバンド信号に変換する検波器と、 AFC・APC回路に発振信号を出力する電圧制御発振
    器(以下VCOと略す。)と、 前記ベースバンド信号をディジタル信号に変換するA/
    D変換器と、 変換された前記ディジタル信号のVSB復調を行いトラ
    ンスポートデコーダへデータ信号を送信するとともに、
    前記検波器の自動利得制御(以下AGCと略す。)およ
    び前記ディジタル信号から同期信号の検出を行う復調器
    と、 チャンネル選局に必要なPLLデータを前記チューナ
    に、前記復調器の各構成部材の設定を行うためのパラメ
    ータを前記復調器に送信するマイコンとを有するディジ
    タル放送復調器において、 前記IF信号からチャンネルデータの有無を示すパイロ
    ット信号を検出するためのパイロット信号検出器を備え
    たことを特徴とするディジタル放送復調器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタル放送復調器に
    おいて、 前記パイロット信号検出器は、 前記IF信号内のパイロット信号を抽出するバンドパス
    フィルタと、 前記バンドパスフィルタの出力信号とあるレベルに設定
    したしきい値との比較を行う比較器とを備えることを特
    徴とするディジタル放送復調器。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデジタル放送復調器に
    おいて、 前記バンドパスフィルタは、前記チューナの温度特性に
    よる前記IF信号内のパイロット信号の周波数帯のずれ
    を考慮して、ある程度の周波数帯を持つことを特徴とす
    るディジタル放送復調器。
  4. 【請求項4】 ディジタルVSB変調されたRF信号を
    受信してチャンネル選局しIF信号に変換するチューナ
    と、 AFC・APC回路を有し、前記IF信号を検波してベ
    ースバンド信号に変換する検波器と、 AFC・APC回路に発振信号を出力するVCOと、 前記ベースバンド信号をディジタル信号に変換するA/
    D変換器と、 変換された前記ディジタル信号のVSB復調を行いトラ
    ンスポートデコーダへデータ信号を送信するとともに、
    前記検波器のAGCおよび前記ディジタル信号から同期
    信号の検出を行う復調器と、 チャンネル選局に必要なPLLデータを前記チューナ
    に、前記復調器の各構成部材の設定を行うためのパラメ
    ータを前記復調器に送信するマイコンとを有するディジ
    タル放送復調器において、 前記AFC・APC回路から出力されるVCOの発振信
    号を移相シフトさせた信号と前記IF信号のパイロット
    信号との周波数誤差信号であるVCOフィードバック信
    号からチャンネルデータの有無を示すパイロット信号を
    検出する判別器を備えることを特徴とするディジタル放
    送復調器。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のデジタル放送復調器に
    おいて、 前記判別器は、 前記VCOフィードバック信号のDC成分を除去するハ
    イパスフィルタと、 前記ハイパスフィルタの出力信号の低周波成分を検出す
    るためのローパスフィルタと、 前記ローパスフィルタの出力信号と、あるレベルに設定
    したしきい値との比較を行う比較器とを備えることを特
    徴とするディジタル放送復調器。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のデジタル放送復調器に
    おいて、 前記比較器は、前記ローパスフィルタの出力信号に基づ
    いてVCOの発振信号を移相シフトさせた信号と前記I
    F信号のパイロット信号との周波数および移相の一致、
    不一致を検出することを特徴とするディジタル放送復調
    器。
  7. 【請求項7】 ディジタルVSB変調されたRF信号を
    受信してチャンネル選局しIF信号に変換するチューナ
    と、 AFC・APC回路を有し、前記IF信号を検波してベ
    ースバンド信号に変換する検波器と、 AFC・APC回路に発振信号を出力するVCOと、 前記ベースバンド信号をディジタル信号に変換するA/
    D変換器と、 変換された前記ディジタル信号のVSB復調を行いトラ
    ンスポートデコーダへデータ信号を送信するとともに、
    前記検波器のAGCおよび前記ディジタル信号から同期
    信号の検出を行う復調器と、 チャンネル選局に必要なPLLデータを前記チューナ
    に、前記復調器の各構成部材の設定を行うためのパラメ
    ータを前記復調器に送信するマイコンとを有するディジ
    タル放送復調器において、 前記検波器が前記チューナから出力されたIF信号を検
    波できた際に、前記チューナが選局したチャンネル周波
    数のPLLデータを前記マイコンに記憶することを特徴
    とするディジタル放送復調器。
  8. 【請求項8】 ディジタルVSB変調されたRF信号を
    受信してチャンネル選局しIF信号に変換するチューナ
    と、 AFC・APC回路を有し、前記IF信号を検波してベ
    ースバンド信号に変換する検波器と、 AFC・APC回路に発振信号を出力するVCOと、 前記ベースバンド信号をディジタル信号に変換するA/
    D変換器と、 変換された前記ディジタル信号のVSB復調を行いトラ
    ンスポートデコーダへデータ信号を送信するとともに、
    前記検波器のAGCおよび前記ディジタル信号から同期
    信号の検出を行う復調器と、 チャンネル選局に必要なPLLデータを前記チューナ
    に、前記復調器の各構成部材の設定を行うためのパラメ
    ータを前記復調器に送信するマイコンとを有するディジ
    タル放送復調器において、 前記検波器が前記チューナから出力されたIF信号を検
    波できた際に、前記チューナが選局したチャンネル周波
    数のPLLデータを記憶するための記憶媒体を備えるこ
    とを特徴とするディジタル放送復調器。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載のデジタル放送
    復調器において、 前記マイコンまたは前記記憶媒体に記憶された前記チャ
    ンネル周波数のPLLデータは、1度選局されたチャン
    ネルが再度選局された際に前記マイコンまたは前記記憶
    媒体からチューナに送信されることを特徴とするディジ
    タル放送復調器。
  10. 【請求項10】 ディジタルVSB変調されたRF信号
    を受信してチャンネル選局しIF信号に変換するチュー
    ナと、 AFC・APC回路を有し、前記IF信号を検波してベ
    ースバンド信号に変換する検波器と、 AFC・APC回路に発振信号を出力するVCOと、 前記ベースバンド信号をディジタル信号に変換するA/
    D変換器と、 変換された前記ディジタル信号のVSB復調を行いトラ
    ンスポートデコーダへデータ信号を送信するとともに、
    前記検波器のAGCおよび前記ディジタル信号から同期
    信号の検出を行う復調器と、 チャンネル選局に必要なPLLデータを前記チューナ
    に、前記復調器の各構成部材の設定を行うためのパラメ
    ータを前記復調器に送信するマイコンとを有するディジ
    タル放送復調器において、 前記チューナによりあるチャンネルがはじめて選局され
    た際に前記復調器から前記検波器にAGC制御のために
    送信されるAGC制御信号のディジタルデータを前記マ
    イコンに記憶することを特徴とするディジタル放送復調
    器。
  11. 【請求項11】 ディジタルVSB変調されたRF信号
    を受信しIF信号に変換するチューナと、 AFC・APC回路を有し、前記IF信号を検波してベ
    ースバンド信号に変換する検波器と、 AFC・APC回路に発振信号を出力するVCOと、 前記ベースバンド信号をディジタル信号に変換するA/
    D変換器と、 変換された前記ディジタル信号のVSB復調を行いトラ
    ンスポートデコーダへデータ信号を送信するとともに、
    前記検波器のAGCおよび前記ディジタル信号から同期
    信号の検出を行う復調器と、 チャンネル選局に必要なPLLデータを前記チューナ
    に、前記復調器の各構成部材の設定を行うためのパラメ
    ータを前記復調器に送信するマイコンとを有するディジ
    タル放送復調器において、 前記チューナによりあるチャンネルがはじめて選局され
    た際に、前記復調器から前記検波器にAGC制御のため
    に送信されるAGC制御信号のディジタルデータを記憶
    するための記憶媒体を備えることを特徴とするディジタ
    ル放送復調器。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載のディジ
    タル放送復調器において、 前記記憶媒体または前記マイコンに記憶された前記AG
    C制御信号のディジタルデータは、再度そのチャンネル
    が選局されて、前記復調器で同期信号が検出されるま
    で、D/A変換されて前記検波器に送信されることを特
    徴とするディジタル放送復調器。
  13. 【請求項13】 ディジタルVSB変調されたRF信号
    を受信してチャンネル選局しIF信号に変換するチュー
    ナと、 AFC・APC回路を有し、前記IF信号を検波してベ
    ースバンド信号に変換する検波器と、 AFC・APC回路に発振信号を出力するVCOと、 前記ベースバンド信号をディジタル信号に変換するA/
    D変換器と、 変換された前記ディジタル信号のVSB復調を行いトラ
    ンスポートデコーダへデータ信号を送信するとともに、
    前記検波器のAGCおよび前記ディジタル信号から同期
    信号の検出を行う復調器と、 チャンネル選局に必要なPLLデータを前記チューナ
    に、前記復調器の各構成部材の設定を行うためのパラメ
    ータを前記復調器に送信するマイコンとを有するディジ
    タル放送復調器において、 前記チューナによりあるチャンネルがはじめて選局され
    た際に、前記復調器内で前記ディジタル信号の波形修正
    を行う波形等化器が求めた波形等化フィルタ係数を前記
    マイコンで記憶することを特徴とするディジタル放送復
    調器。
  14. 【請求項14】 ディジタルVSB変調されたRF信号
    を受信してチャンネル選局しIF信号に変換するチュー
    ナと、 AFC・APC回路を有し、前記IF信号を検波してベ
    ースバンド信号に変換する検波器と、 AFC・APC回路に発振信号を出力するVCOと、 前記ベースバンド信号をディジタル信号に変換するA/
    D変換器と、 変換された前記ディジタル信号のVSB復調を行いトラ
    ンスポートデコーダへデータ信号を送信するとともに、
    前記検波器のAGCおよび前記ディジタル信号から同期
    信号の検出を行う復調器と、 チャンネル選局に必要なPLLデータを前記チューナ
    に、前記復調器の各構成部材の設定を行うためのパラメ
    ータを前記復調器に送信するマイコンとを有するディジ
    タル放送復調器において、 前記チューナによりあるチャンネルがはじめて選局され
    た際に、前記復調器内で前記ディジタル信号の波形修正
    を行う波形等化器が求めた波形等化フィルタ係数を記憶
    するための記憶媒体を備えることを特徴とするディジタ
    ル放送復調器。
  15. 【請求項15】 請求項13または14に記載のディジ
    タル放送復調器において、 前記記憶媒体または前記マイコンに記憶された前記波形
    等化フィルタ係数は、1度選局されたチャンネルが再度
    選局された際に、前記マイコンまたは前記記憶媒体から
    前記復調器に送信されることを特徴とするディジタル放
    送復調器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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