JP2001267959A - Cdma受信装置 - Google Patents

Cdma受信装置

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JP2001267959A
JP2001267959A JP2000075259A JP2000075259A JP2001267959A JP 2001267959 A JP2001267959 A JP 2001267959A JP 2000075259 A JP2000075259 A JP 2000075259A JP 2000075259 A JP2000075259 A JP 2000075259A JP 2001267959 A JP2001267959 A JP 2001267959A
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JP2000075259A
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Noriyuki Kawaguchi
紀幸 川口
Morihiko Minowa
守彦 箕輪
Masaru Kimura
大 木村
Masaji Takeuchi
正次 竹内
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送レートを可変としたCDMA移動通信シ
ステムに於けるCDMA受信装置に関し、処理遅延の短
縮と回路規模の縮小とを図る。 【解決手段】 伝送レートをレート情報によって通知す
るCDMA移動通信システムに於けるCDMA受信装置
であって、伝送レートに対応した拡散係数の中の最小拡
散係数のコードにより逆拡散処理する拡散部3,4と拡
散タイミング・コード設定部5等を含む手段と、伝送レ
ートに対応した拡散係数を、検波部9による同期検波後
のデータを基に検出するSF検出部16等の手段と、こ
の手段により検出した拡散係数に従って検波部8による
同期検波後のデータを変換するデータ変換部14等のデ
ータ変換手段とを備え、データチャネルと制御情報チャ
ネルとを並行して逆拡散処理,同期検波処理を実行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(Code
Division Multiple Access )移動通信システムに於
いて、固定レートで伝送を行う通常モード及び可変レー
トで伝送を行う可変モードに対応できるCDMA受信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のCDMA受信装置の説明
図であり、101はAD変換器(A/D)、102はサ
ーチャ部、103は逆拡散前データ格納メモリ、10
4,105は逆拡散部、106は逆拡散後データ格納メ
モリ、107はチャネル推定処理部、108は検波部、
109は最大比合成データメモリ、110は最大比合成
データメモリ、111は誤り訂正部、112はSF判定
部を示し、可変モードに対応した従来のCDMA受信装
置の要部を示し、アンテナに接続した無線受信部及び通
信回線等に接続するインタフェース部は図示を省略して
いる。
【0003】CDMA移動通信システムに於ける移動局
から基地局への上りリンクと、基地局から移動局への下
りリンクとは、図11の(A),(B)に示すフレーム
フォーマットを有するもので、上りリンクと下りリンク
との基本フレームは10msで、各基本フレームは15
スロットS#1〜S#15により構成され、各スロット
は666μmとなる。又ユーザ情報としての音声,画
像,各種データ等を送受信する為のDPDCH(Dedic
ated Physical Data Channel)と、各種の制御情報
を送受信する為のDPCCH(Dedicated Physical
Control Channel)とを含み、上りリンクは、DPD
CHを1軸に、DPCCHをQ軸にマッピングして、Q
PSK変調するものである。
【0004】この制御情報(DPCCH)は、パイロッ
ト信号Pilotと、レート情報TFCI(Transport
Format Combination Indicator)と、送信ダイバ
ーシチ等のフィードバック情報FBI(Feedback Inf
ormation)と、送信電力制御情報TPC(Transmit P
ower Control)を含むものである。
【0005】又下りリンクの各スロットS#1〜S#1
5は、図11の(B)に示すように、レート情報TFC
I(DPCCH)と、データDATA1(DPDCH)
と、送信電力制御情報TPC(DPCCH)と、データ
DATA2(DPDCH)と、パイロット信号Pilo
t(DPCCH)とを時分割多重化し、QPSK変調す
るものである。
【0006】又レート情報TFCIにより可変モードと
しての伝送レートを通知するものであり、その場合の拡
散係数(拡散比)SF(Spread Factor )は、2のn
乗の形式で表される。例えば、SF=20 =1は、ビッ
トレートと拡散レートとが同一の場合を示し、SF=2
1 =2は、ビットレートの2倍の拡散レートの場合を示
す。例えば、拡散レートを3.8Mcpsとすると、S
F=1の場合は、ビットレートは3.8Mbpsとな
る。この拡散係数SFは、15スロット(1フレーム)
によるレート情報TFCIにより伝送される。
【0007】フレームの先頭スロットからレート情報T
FCIの抽出を開始できる場合は、1フレーム分の受信
により拡散係数SFの判定が可能であるが、先頭スロッ
トから受信処理されるとは限らないので、2フレーム分
程度を受信する必要がある。その為に、図10に於いて
は、逆拡散前データ格納メモリ103を設けて、少なく
とも1フレーム分を蓄積することになる。又AD変換器
101は、図示を省略した無線受信部からの復調ベース
バンド信号をディジタル信号に変換して、逆拡散前デー
タ格納メモリ103とサーチャ部102とに入力する。
【0008】又サーチャ部102は、遅延パス対応の逆
拡散タイミングを生成して、遅延パス対応の逆拡散部1
04,105に供給するもので、逆拡散部104,10
5は、直交復調したI,Q軸に対応して逆拡散復調す
る。そして、逆拡散復調データを、逆拡散後データ格納
メモリ106に格納する。この逆拡散後データ格納メモ
リ106からチャネル推定処理部107と検波部108
とに逆拡散復調したデータを入力し、チャネル推定処理
部107からの遅延パス対応のタイミング信号により同
期検波し、最大比合成部109に入力する。
【0009】この最大比合成部109により同期検波出
力データの最大比合成を行い、最大比合成データメモリ
110に格納し、誤り訂正部111に於いて最尤復号処
理等の符号化方式に対応した誤り訂正復号化処理等によ
って伝送誤りの訂正を行い、後段の図示を省略したデー
タ処理部又はインタフェース部に送出する。
【0010】この場合、直交復調したQ軸、即ち、制御
情報についての拡散係数は固定であり、従って、制御情
報についての逆拡散処理,同期検波処理,最大比合成処
理を行った結果を、SF判定部112に入力し、1フレ
ーム分のレート情報TFCIを基に拡散係数SFを判定
する。これにより、I軸側の逆拡散復調の準備ができた
ことになる。そして、この拡散係数SFと逆拡散タイミ
ング信号とにより、逆拡散部104に於いてI軸のデー
タについての逆拡散復調を行い、逆拡散後データ格納メ
モリ106に格納し、チャネル推定処理部107で前回
の処理に於けるタイミング情報を保持しておくことによ
り、検波部108に於いて同期検波し、最大比合成部1
09に於いて最大比合成し、最大比合成データメモリ1
10に格納した後、誤り訂正部111に於いて最尤復号
処理等の符号化方式に対応した誤り訂正復号化処理等に
よって伝送誤りの訂正を行い、後段の図示を省略したデ
ータ処理部又はインタフェース部に送出する。
【0011】図12は通常モード時のベースバンド処理
のフローチャートを示し、ベースバンド処理開始によ
り、固定の拡散係数SFを設定し(C1)、サーチャ部
102からの遅延パス対応の逆拡散タイミング信号に従
って各遅延パス対応の逆拡散処理を行い(C2)、検波
部108に於いて各遅延パス対応の同期検波処理を行い
(C3)、全遅延パスについて処理が終了したか否かを
判定し(C4)、終了していない場合は、ステップ(C
2)に移行し、終了している場合は、最大比合成部10
9に於いて1パス目からMパス目までの最大比合成処理
を行い(C5)、最大比合成データメモリ110に格納
してベースバンド処理を終了する。
【0012】図13は可変モード時のベースバンド処理
のフローチャートを示し、ベースバンド処理開始によ
り、Nスロットのレート情報(TFCI)抽出終了か否
かを判定し(D1)、終了した場合、Nスロットのレー
ト情報の同期検波を1パス目〜Mパス目について行い
(D2),(D3)、1パス目〜Mパス目までの最大比
合成処理を行い(D4)、レート情報ビットの所定数、
例えば、15スロット分(1フレーム分)について終了
したか否かを判定し(D5)、終了していない場合は、
N=N+1として(D6)、次のスロットに対する処理
を行うステップ(D1)に移行する。又終了した場合は
レート情報ビットを用いて拡散係数SFの決定を行う
(D7)。
【0013】そして、Ich(Iチャネル)の逆拡散部
104に対する拡散係数SFの設定を行い(D8)、各
遅延パス対応の逆拡散処理を行い(D9)、次に、各遅
延パス対応の同期検波を行い(D10)、最大比合成処
理を行って(D11)、結果を誤り訂正部へ渡す。
【0014】可変モードの場合のチャネライゼーション
・コード体系は、例えば、図14に示すコード体系を有
するもので、前述のDPCCHで使用されるのは、C
256,0、又Iチャネルのコードは拡散係数SFに依存し
ており、1つのDPDCHを送信する場合には、C
ch,SF,k として設定される。ここで、k=SF/4の値
で、Cch,4,1、Cch,8,2、Cch,16,4 、Cch,32,8 、C
ch,64,16、Cch,128,32 、C ch,256,64 が割当てられ
る。
【0015】又図15は、シグネチャNo.との関係を
示し、シグチネャNo.=1の場合の選択可能Ich
(Iチャネル)コードと、Qch(Qチャネル)コード
と、シグネチャNo.=2の場合の選択可能Ich(I
チャネル)コードと、Qch(Qチャネル)コードとの
例を示す。
【0016】図16は可変モード時の処理説明図であ
り、横軸は時間を示し、先ず、逆拡散前データ格納メモ
リ103に対して1フレーム分のIチャネルとQチャネ
ルとの逆拡散前データの書込処理を行い、又Qチャネル
について、1スロット毎に、逆拡散部105に於いて1
パス目〜Mパス目の逆拡散処理を行い、検波部108に
於いてレート情報ビットの同期検波を行い、次に最大比
合成部109に於いて1パス目〜Mパス目の最大比合成
処理を行い、レート情報ビットの最大比合成結果を基
に、SF判定部112に於いて拡散係数SFの判定を行
う。この判定結果の拡散係数SFを用いて、Iチャネル
のデータに対する逆拡散処理を、逆拡散部104に於い
て1パス目〜Mパス目について行い、又1パス目〜Mパ
ス目について検波部108に於いて同期検波し、1パス
目〜Mパス目の最大比合成処理を行うことになる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】送信側と受信側とに於
ける拡散係数SFが予め決定されている固定レートの通
常モードと、送信側の拡散係数SFと符号系列とが決定
されて、受信側ではSF判定を行う伝送レートを可変と
した可変モードとに対応して、それぞれのベースバンド
処理アルゴリズムに従った構成が必要となる。即ち、通
常モードと可変モードとに対応した冗長構成を用いる場
合、受信装置が大型化する問題がある。
【0018】又送信側で拡散係数SFと符号系列を決定
し、受信側で拡散係数SFを判定する可変モードの場
合、拡散係数SFを判定する為のレート情報TFCIを
受信して逆拡散復調し、同期検波処理した後に拡散係数
SFを判定し、この判定した拡散係数SFに従ったIチ
ャネルの逆拡散処理を行うものであるから、Iチャネル
の逆拡散復調出力までの遅延時間が大きくなる問題があ
る。又少なくとも1フレーム分の逆拡散前データ格納メ
モリ103を必要とし、回路規模が大きくなる問題があ
る。本発明は、逆拡散前データ格納メモリを省略可能と
し、且つ遅延時間の短縮を図ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のCDMA受信装
置は、(1)伝送レートをレート情報によって通知する
CDMA移動通信システムに於けるCDMA受信装置で
あって、伝送レートに対応した拡散係数の中の最小拡散
係数のコードにより逆拡散処理する拡散部3,4と拡散
タイミング・コード設定部5等を含む手段と、伝送レー
トに対応した拡散係数を、同期検波後のデータを基に検
出するSF検出部16等の手段と、この手段により検出
した拡散係数に従って同期検波後のデータを変換するデ
ータ変換部14等のデータ変換手段とを備えている。
【0020】又(2)伝送レートをレート情報によって
通知するCDMA移動通信システムに於けるCDMA受
信装置に於いて、データチャネルのデータを、伝送レー
トに対応した拡散係数の中の最小拡散係数のコードによ
り逆拡散処理する逆拡散部3と、レート情報を伝送する
制御チャネルのデータを、制御チャネル用の逆拡散コー
ドにより逆拡散処理する逆拡散部4等を含む手段と、こ
の手段による逆拡散後データを検波部9等により同期検
波して、制御チャネルのデータからレート情報による拡
散係数を検出するSF検出部16等の手段と、この手段
により検出した拡散係数に従って、データチャネルを検
波部8等により同期検波した同期検波後のデータを、デ
ータ変換部14等により変換するデータ変換手段とを備
えている。
【0021】又(3)複数種類の拡散係数対応の逆拡散
処理手段と同期検波処理手段とを含むベースバンド処理
部と、同期検波後のデータを基に伝送レートに対応した
拡散係数を検出する手段と、この手段により検出した拡
散係数に従って、ベースバンド処理部対応の同期検波後
のデータを選択出力する選択手段とを備えて、拡散係数
対応の並列処理を行うことができる。
【0022】又(4)伝送レートに対応した拡散係数の
中の最小拡散係数のコードにより逆拡散処理する手段
と、この手段による逆拡散後データを複数種類の拡散係
数対応に時分割的に同期検波する手段と、伝送レートに
対応した拡散係数を検出する手段と、この手段により検
出した拡散係数に従って、拡散係数対応の同期検波後の
データを選択出力する選択手段とを備え、時分割処理を
行った結果を拡散係数に従って選択出力することができ
る。
【0023】又(5)伝送レートに対応した拡散係数の
中の最小拡散係数のコードにより逆拡散処理する手段
と、この手段による逆拡散後データを同期検波する手段
と、伝送レートに対応した拡散係数を検出する手段と、
この手段により検出した拡散係数に従って、同期検波後
のデータを変換するデータ変換手段とを備え、1系統の
逆拡散手段と同期検波手段とを用いて、拡散符号対応の
データを出力することができる。
【0024】又(6)伝送レートに対応した拡散係数の
中の最小拡散係数のコードにより逆拡散処理する手段
と、最小拡散係数のコードを1単位として最大比合成結
果を算出する手段と、この手段による最大比合成結果の
反転,非反転の処理と加算処理とを行うデータ変換手段
とを備え、チャネライゼーション・コードが最小拡散係
数のコードの繰り返しでない場合でも、拡散係数に従っ
たデータを受信処理することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
の説明図であり、1はAD変換器(A/D)、2はサー
チャ部、3,4は逆拡散部、5は逆拡散タイミング・コ
ード設定部、6,7は逆拡散後データ格納メモリ、8,
9は検波部、10はチャネル推定処理部、11,12は
最大比合成部、13はメモリ、14はデータ変換部、1
5は誤り訂正部、16はSF検出部である。なお、1〜
Mの遅延パスについて、M=6の場合を示すが、これ以
上或いは以下の遅延パス対応の構成とすることも可能で
ある。又アンテナは1本に限定されることはなく、ダイ
バーシティ方式等に対応した複数本とした無線受信部の
構成を適用することができる。
【0026】又逆拡散部3は、Iチャネルによるデータ
チャネル対応の逆拡散手段であり、逆拡散部4は、Qチ
ャネルによる制御情報チャネル対応の逆拡散手段であ
る。又検波部8は、データチャネル対応の同期検波手段
であり、検波部9は制御情報チャネル対応の同期検波手
段を示す。
【0027】又逆拡散タイミング・コード設定部5に、
通常モード/可変モード信号MSが入力され、通常モー
ド時は、予め決定された拡散係数が設定される。又可変
モード時は、最小拡散係数が設定される。又サーチャ部
2は、従来例と同様に遅延パス対応の逆拡散タイミング
信号をI,Qチャネル対応の逆拡散部3,4に入力し、
逆拡散タイミング・コード設定部5からの最小の拡散係
数SFに従ったタイミングで逆拡散処理を行い、ダンプ
積分結果を逆拡散後データ格納メモリ6,7に入力す
る。
【0028】通常モード時は、拡散係数SFが決定され
ているから、I,Qチャネル対応の逆拡散処理後、検波
部8,9に於いてチャネル推定処理部10からのタイミ
ング信号により同期検波し、最大比合成部11,12に
於いて最大比合成する。この場合、通常モードであるか
ら、SF検出部16は、拡散係数SFを検出する必要が
なく、最大比合成部12からのQチャネルによる制御信
号は、図示を省略した制御部に転送される。又最大比合
成部11からメモリ13,データ変換部14を通過させ
たIチャネルのデータは、誤り訂正部15に於いて誤り
訂正されて、図示を省略した後段の処理部又はインタフ
ェース部に転送される。
【0029】又通常モード/可変モード信号MSにより
可変モードが指定された場合、例えば、図14及び図1
5に示すようなチャネライゼーション・コード体系を参
照すると、Iチャネルの選択可能のコードは、C
ch,SF,K (但し、k=SF/4)に対応し、Qチャネル
のコードはCch,256,0となる。そして、SF=32を、
最小拡散係数とすると、SF=256とした時のIチャ
ネルのコードCch,256,64 は、最小拡散係数のコードC
ch,32,4 の8回の繰り返しコードで表される。
【0030】そこで、最小の拡散係数SF=32を逆拡
散タイミング・コード設定部5に設定し、I,Qチャネ
ルについて逆拡散部3,4に於いて前述の逆拡散コード
で逆拡散処理し、ダンプ積分結果を逆拡散後データ格納
メモリ6,7に格納し、この逆拡散後データをチャネル
推定処理部10からのタイミング信号で検波部8,9に
於いて同期検波し、同期検波後のデータを最大比合成部
11,12に於いて最大比合成を行う。この最大比合成
部11の合成出力データをメモリ13に一旦格納する。
又最大比合成部12の合成出力データをSF検出部16
に入力し、少なくとも1フレーム分のレート情報ビット
を基に拡散係数SFを検出し、データ変換部14にデー
タ変換制御信号として入力する。
【0031】このデータ変換部14は、メモリ13に一
旦格納されたIチャネルのデータが、最小の拡散係数S
Fに従って逆拡散復調,同期検波されたものであり、S
F検出部16に於いて検出した拡散係数が最小の場合、
データ変換部14は、メモリ13からの最大比合成出力
データをそのまま誤り訂正部15に入力する。例えば、
前述のように、最小拡散係数SF=32とし、SF検出
部16によりレート情報を基に検出した拡散係数が32
であれば、データ変換部14は、最大比合成出力データ
をそのまま訂正部15に入力する。又SF検出部16に
於いて検出した拡散係数が最小でない場合は、検出した
拡散係数に従って、データ変換部14に於いてデータ変
換を行う。
【0032】例えば、検出した拡散係数SFが64の場
合、最小拡散係数の2倍の拡散係数であるから、データ
変換部14に於いては、最大比合成データの2シンボル
分を1シンボルとするデータ変換を行うことになる。例
えば、最小の拡散係数SF=32のCch,32,8 のコード
をCとすると、拡散係数SF=64,128,256の
コードは、それぞれ Cch,32,8 ={C} Cch,64,16={C,C} Cch,128,32 ={C,C,C,C} Cch,256,64 ={C,C,C,C,C,C,C,C} と表すことができる。
【0033】従って、例えば、拡散係数SF=256の
コードCch,256,64 の最大比合成結果Bは、最小の拡散
係数SF=32のコードCch,32,8 の最大比合成結果を
Aとすると、 B=A+A+A+A+A+A+A+A で求まることになる。即ち、最小の拡散係数SF=32
のコードCch,32,8 を1単位として最大比合成処理を行
い、検出した拡散係数SFに従ってデータ変換部14で
加算処理を行うことにより、レート情報で通知された伝
送レート及びコード体系に従ったデータを復元すること
ができる。
【0034】前述のように、チャネライゼーション・コ
ードが、Cch,SF,K のように規則性を有する場合は、例
えば、最小拡散係数SF=32の場合に、SF検出部1
6に於いて検出した拡散係数SFがSF=64である
と、データ変換部14は、最大比合成データの2シンボ
ル分を1シンボルとするデータ変換を行う単純な加算処
理で済むことになる。即ち、Cch,SF,k の規定に従った
コード体系の場合は、最小の拡散係数のコードを1単位
として最大比合成結果を加算するデータ変換を行うこと
になる。
【0035】これに対して、Cch,32,8 、Cch,64,19
ch,128,34 、Cch,256,69 のようなコード体系の場合
は、最小拡散係数SF=32のコードCch,32,8 のコー
ドをCとして、反転記号を*とすると、拡散係数SF=
32,64,128,256のコードは、 Cch,32,8 ={C} Cch,64,19={C,*C} Cch,128,34 ={C,*C,C,*C} Cch,256,69 ={C,*C,C,*C,*C,C,*
C,C} と表すことができる。
【0036】そして、コードCch,256,69 の最大比合成
結果Bは、前述と同様に最小拡散係数SF=32のコー
ドCch,32,8 の最大比合成結果をAとすると、 B=A−A+A−A−A+A−A+A で求まることになる。即ち、最小のCch,32,8 のコード
を1単位として最大比合成結果を求め、SF検出部16
で検出した拡散係数SFに従って、データ変換部16に
於いて反転,非反転処理と加算処理を行うことにより、
レート情報で通知された伝送レートに従ったデータを復
元することができる。
【0037】又プリアンブルのシグネチャ番号によっ
て、一意にメッセージ部のチャネライゼーション・コー
ドが例えば図15に示すように決定される場合に於いて
も対応が可能である。その場合のDPCCHとDPDC
Hとのコード体系は、 DPCCH;Cch,256,m (但し、m=(16×S)+15) DPDCH;Cch,256,m (但し、m=SF×S/16) と表すことができる。なお、Sはシグネチャ番号で、
0,1,2,・・・15を示す。
【0038】図2は本発明の第2の実施の形態の説明図
であり、1はAD変換器(A/D)、2はサーチャ部、
15は誤り訂正部、16はSF検出部、20−1〜20
−mは拡散係数SF対応のベースバンド処理部、21,
22は逆拡散部、23は逆拡散タイミング・コード設定
部、24は逆拡散後データ格納メモリ、25はチャネル
推定処理部、26は検波部、27はベースバンド処理部
対応の最大比合成部、28は最大比合成部対応のメモ
リ、29はセレクタである。
【0039】ベースバンド処理部20−1〜20−mは
同一構成であり、拡散係数の種類対応に設けるものであ
り、逆拡散タイミング・コード設定部23には、通常モ
ード/可変モード信号MSと、シグネチャ信号Sigと
が入力される。このシグネチャ信号Sigは、例えば、
図14に示すシグネチャNo.に相当するものであり、
これによって、Qチャネルのコードが設定されることに
なる。又I,Qチャネル対応の逆拡散部21,22は、
サーチャ部2からの遅延パス対応の逆拡散タイミング信
号に従って逆拡散処理を行い、逆拡散後データ格納メモ
リ24に格納する。又検波部26は、チャネル推定処理
部25からのタイミング信号に従って同期検波し、最大
比合成部27に於いて最大比合成を行い、メモリ28に
格納する。最大比合成部27とメモリ28とは、ベース
バンド処理部20−1〜20−m対応の構成を有するも
のである。
【0040】又ベースバンド処理部20−1〜20−m
は、通常モード時は、予め決定された拡散係数SFが逆
拡散タイミング・コード設定部23に設定されることに
より、拡散係数SF対応の個別のチャネルとして動作す
ることになる。又可変モード時は、ベースバンド処理部
20−1が、例えば、拡散係数SF=22 =4、ベース
バンド処理部20−2が次に大きいSF=23 =8、ベ
ースバンド処理部20−3が次に大きいSF=24 =1
6、ベースバンド処理部20−mが最大の拡散係数SF
=nに対応し、拡散係数対応にそれぞれ逆拡散処理し、
逆拡散後データ格納メモリ24に格納し、チャネル推定
処理部25からのタイミング信号に従って検波部26に
於いて同期検波し、ベースバンド処理部対応の最大比合
成部27により最大比合成を行い、メモリ28に格納す
る。
【0041】又SF検出部16は、任意のベースバンド
処理部からのQチャネルの同期検波後のデータを基に拡
散係数SFを検出し、セレクタ29を制御する。例え
ば、検出した拡散係数SFが8の場合、ベースバンド処
理部20−2対応の最大比合成部27による最大比合成
データを選択して誤り訂正部15に入力する。即ち、デ
ータ変換部を省略することができるから、図1に示す構
成に比較して更に遅延時間を短縮することができる。
【0042】図3は本発明の第2の実施の形態の並列処
理のフローチャートを示し、拡散係数SFが32,6
4,128,256の4種類の場合を示し、それぞれ拡
散係数の種類対応のベースバンド処理部の動作を示す。
例えば、最小の拡散係数SF=32の場合、スロットの
先頭に対応してn=0とし、検波に必要な逆拡散後のデ
ータDn 〜Dn+7 が揃った時点で同期検波し、次にn+
8として、同様の同期検波処理を行い、n=80となっ
た時に、n=0〜n=79のデータD0 〜D79について
1スロット分の処理が終了する。
【0043】又SF=64の場合は、検波に必要なデー
タDn +Dn+1 が揃った時点で同期検波し、次にDn+2
+Dn+3 について同期検波し、次にDn+4 +Dn+5 につ
いて同期検波し、次にDn+6 +Dn+7 について同期検波
し、n=n+8として、同様の同期検波処理を行い、n
=80となるまで繰り返すことにより、1スロット分の
処理が終了する。又SF=256の場合は、検波に必要
なデータDn 〜Dn+7が揃った時点で同期検波し、n=
80となるまで繰り返すことにより、1スロット分の処
理が終了する。なお、最小の拡散係数SF=32に於け
るデータDn 〜Dn+7 を、それぞれ単位として、拡散係
数に対応して加算処理した場合を示すが、前述の符号付
きの加算結果を同期検波することになる。このように並
列処理を行うことにより、可変モード時に於いても処理
遅延が生じない利点がある。
【0044】図4は本発明の第3の実施の形態の説明図
であり、図2に示す並列処理機能を時分割処理機能とし
た場合に相当し、31はAD変換器(A/D)、32は
サーチャ部、33,34は逆拡散部、35は逆拡散タイ
ミング・コード設定部、36は逆拡散後データ格納メモ
リ、37はチャネル推定処理部、38,39はセレクタ
(SEL1,SEL2)、40はマルチレート処理部、
41は検波部、42,45はセレクタ(SEL3,SE
L4)、43は最大比合成部、44はメモリ、46は誤
り訂正部を示す。
【0045】最大比合成部43とメモリ44とは、拡散
係数の種類数対応に設けるものである。又セレクタ3
8,39は、遅延パス対応の入力を順次選択出力するも
のであり、又セレクタ42は拡散係数対応に選択して最
大比合成部43に入力するものである。又セレクタ45
は検出された拡散係数SFを選択制御信号として、メモ
リ44からのデータを選択し、誤り訂正部46に入力す
るものである。又セレクタ38,39とマルチレート処
理部40と検波部41とセレクタ42とは、多重処理の
為に高速動作する構成とする。
【0046】AD変換部31は、前述の各実施の形態の
場合と同様に、ディジタル信号に変換したベースバンド
信号を、サーチャ部32と逆拡散部33,34とに入力
し、サーチャ部32による遅延パス対応の逆拡散タイミ
ング信号を逆拡散部33,34に入力し、又逆拡散タイ
ミング・コード設定部35に、通常モード/可変モード
信号MSと、設定SFと、シグネチャ信号Sig(シグ
ネチャ番号)とを入力し、通常モード/可変モード信号
MSにより示された通常モード時は、設定SFによる予
め定めた拡散係数SFに従ったタイミング信号を逆拡散
部33,34に入力する。又通常モード/可変モード信
号MSにより示された可変モード時は、最小の拡散係数
に従ったタイミング信号を逆拡散部33,34に入力す
る。
【0047】逆拡散タイミング・コード設定部35から
のタイミング信号を、例えば、図5の(a)に示すもの
とすると、逆拡散後データは(b)に示すように出力さ
れる。この(a)のタイミング信号をSF=32の場合
とすると、8.33μsの周期となる。これは、逆拡散
後処理のダンプ積分処理及び逆拡散後データ格納メモリ
36への書込みを行う周期と同一となる。従って、SF
=64とすると、タイミング信号は(c)に示す16.
66μsの周期となり、逆拡散後データは(d)に示す
ものとなり、逆拡散後データ格納メモリ36に書込まれ
る。
【0048】セレクタ38は、チャネル推定処理部37
からのタイミング信号を順次選択して検波部41に入力
し、セレクタ39は、遅延パス対応の逆拡散後データを
順次選択してマルチレート処理部40に入力する。この
マルチレート処理部40に、通常モード/可変モード信
号MSと、シグネチャ信号Sigとを入力し、通常モー
ド時は、通常モード/可変モード信号MSが通常モード
を示すから、セレクタ39により順次選択された逆拡散
後データをそのまま検波部41に出力する。この検波部
41に於いて同期検波した出力信号をセレクタ42によ
り、所定の最大比合成部43に入力し、メモリ44とセ
レクタ45とを介して誤り訂正部46に入力する。
【0049】又通常モード/可変モード信号MSが可変
モードを示す時は、遅延パス対応にそれぞれ最小拡散係
数周期でダンプ積分された逆拡散後データ格納メモリ3
6に格納した逆拡散後データを、セレクタ39により順
次選択してマルチレート処理部40に入力し、このマル
チレート処理部40は、遅延パス対応に且つ拡散係数種
類対応の多重処理を行ってセレクタ42に入力する。セ
レクタ42は、拡散係数対応の最大比合成部43に順次
選択出力し、最大比合成出力をメモリ44にそれぞれ入
力する。このメモリ44は、図2のメモリ38の機能に
相当し、又セレクタ45は、図2のセレクタ29の機能
に相当する。従って、セレクタ45は、図示を省略した
拡散係数の検出部により検出した拡散係数に従ったメモ
リ44を選択し、最大比合成出力を誤り訂正部46に入
力することになる。
【0050】図6は本発明の第3の実施の形態の時分割
処理のフローチャートを示し、前述のように、SF=3
2,64,128,256の4種類の場合の1スロット
分について示すもので、スロットの先頭をn=0とし、
最小の拡散係数SF=32の逆拡散後データを1単位と
し、SF=32については、Dn 〜Dn+7 の1単位毎に
同期検波し、SF=64については、2単位毎に同期検
波し、SF=128については、4単位毎に同期検波
し、SF=256については、8単位毎に同期検波し、
n=80となった時に、D0 〜D79の単位について、即
ち、1スロット分の処理が終了する。なお、最小拡散係
数以外の拡散係数対応の加算は、前述のような符号付き
の加算を行うものである。
【0051】最小の拡散係数SF=32に於ける1スロ
ットを80シンボルとすると、図7に示すように、1ス
ロットの復調データは、D0〜D79の120ksps
(シンボル・パー・セコンド)となる。このD0〜D7
9のデータをそれぞれ1単位とすると、前述の規則性を
有するチャネライゼーション・コードの場合、SF=6
4の場合は60kspsで、1シンボル目はD0+D
1、2シンボル目はD2+D3として表すことができ、
40シンボル目はD78+D79となる。
【0052】又SF=128の場合は30kspsで、
1シンボル目はD0+D1+D2+D3、2シンボル目
はD4+D5+D6+D7として表すことができ、20
シンボル目はD76+D77+D78+D79となる。
又SF=256の場合は15kspsで、1シンボル目
はD0+D1+D2+D3+D4+D5+D6+D7と
して表すことができ、最後の10シンボル目はD73+
D74+D75+D76+D77+D78+D79とな
る。即ち、最小拡散係数を1単位として、レート情報に
よる拡散係数に従った加算処理により、レート情報に従
ったデータを復元することができる。
【0053】この実施の形態は、前述の各実施の形態と
同様に、逆拡散前データ格納メモリを省略することが可
能であり、又IチャネルとQチャネルとの逆拡散処理を
並行して行うことができるから、遅延時間を短縮するこ
とができ、更に、多重処理により回路規模の縮小を図る
ことができる。
【0054】図8は本発明の第4の実施の形態の説明図
であり、51はAD変換器(A/D)、52はサーチャ
部、53,54は逆拡散部、55は逆拡散タイミング・
コード設定部、56は逆拡散後データ格納メモリ、57
はチャネル推定処理部、58,59はセレクタ(SEL
1,SEL2)、61は検波部、62は最大比合成部、
63は最大比合成データメモリ、64はデータ変換部、
65はSF検出部、66は誤り訂正部を示す。
【0055】この実施の形態は、最小の拡散係数SFに
ついての逆拡散処理,同期検波処理,最大比合成処理を
行い、1フレーム分のレート情報TFCIが揃った時点
で拡散係数を検出し、その拡散係数に従ってデータ変換
を行うもので、セレクタ58,59は、図4のセレクタ
38,39に相当し、検波部61は、遅延パス対応の同
期検波を行うものである。そして、最大比合成部62に
於いて遅延パス対応の同期検波出力の最大比合成を行
い、最大比合成データメモリ63に格納する。この場
合、前述の1単位毎の逆拡散処理,同期検波処理,最大
比合成処理を行った結果を、最大比合成データメモリ6
3に1フレーム分格納し、その1フレーム分の中のレー
ト情報TFCIを抽出して拡散係数SFを検出すること
になる。
【0056】データ変換部64は、前述のように、1単
位のデータをAとすると、例えば、SF=256の場合
の1シンボルのデータは、最小拡散係数SF=32の8
倍の拡散係数であるから、8単位のデータを合成、即
ち、A+A+A+A+A+A+A+Aの合成を行うこと
に相当し、誤り訂正部66は、変換されたデータについ
ての誤り訂正処理を行うものである。
【0057】即ち、シンボル対応に表すと、図9に示す
ように、SF=32の場合に、前述のように、120k
spsで、1スロット80シンボルとなり、SF=64
の場合は、1スロット40シンボルで、SF=32の場
合の2シンボル分の前述のような加算に相当し、SF=
128の場合は、1スロット20シンボルで、SF=3
2の場合の4シンボル分の前述のような加算に相当し、
SF=256の場合は、1スロット10シンボルで、S
F=32の場合の8シンボル分の前述のような加算に相
当する。
【0058】本発明は、前述の各実施の形態にのみ限定
されるものではなく、種々付加変更することが可能であ
り、例えば、データ変換部14は、メモリ13からの同
期検波後のデータと、SF検出部16で検出した拡散係
数SFとをアドレスとして、変換データを読出すリード
オンリメモリ等により構成することも可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、伝送レ
ートに対応した拡散係数の中の最小拡散係数SFのコー
ドにより逆拡散処理する拡散部3,4と拡散タイミング
・コード設定部5等を含む手段と、伝送レートに対応し
た拡散係数を、同期検波後のデータを基に検出するSF
検出部16等の手段と、この手段により検出した拡散係
数に従って同期検波後のデータを変換するデータ変換部
14等のデータ変換手段とを備えており、逆拡散前デー
タ格納メモリの省略による回路規模の縮小と、データチ
ャネルと制御情報チャネルとを並行して逆拡散処理,同
期検波処理を行うことにより、処理遅延の短縮とを図る
ことができる利点がある。
【0060】又拡散係数対応のベースバンド処理部を設
けて並列処理を行う構成の場合、検出した拡散係数SF
に従って制御するセレクタ29がデータ変換手段に相当
し、一層処理遅延時間の短縮を図ることができる。又時
分割処理を行う構成の場合、検出した拡散係数SFに従
って制御するセレクタ45がデータ変換手段に相当し、
遅延パス対応及び拡散係数対応にそれぞれ時分割処理を
行うことによって、回路規模の縮小を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の並列処理のフロー
チャートである。
【図4】本発明の第3の実施の形態の説明図である。
【図5】逆拡散後のデータの説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の時分割処理のフロ
ーチャートである。
【図7】可変モード時のデータの説明図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態の説明図である。
【図9】可変モード時のシンボルの説明図である。
【図10】従来のCDMA受信装置の説明図である。
【図11】フレームフォーマットの説明図である。
【図12】通常モード時のベースバンド処理のフローチ
ャートである。
【図13】可変モード時のベースバンド処理のフローチ
ャートである。
【図14】コード体系の説明図である。
【図15】コード体系の説明図である。
【図16】可変モード時の処理説明図である。
【符号の説明】
1 AD変換器(A/D) 2 サーチャ部 3,4 逆拡散部 5 逆拡散タイミング・コード設定部 6,7 逆拡散後データ格納メモリ 8,9 検波部 10 チャネル推定処理部 11,12 最大比合成部 13 メモリ 14 データ変換部 15 誤り訂正部 16 SF検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 大 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 竹内 正次 宮城県仙台市青葉区一番町1丁目2番25号 富士通東北ディジタル・テクノロジ株式 会社内 Fターム(参考) 5K004 FG02 FG03 5K022 EE01 EE08 EE36

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送レートをレート情報によって通知す
    るCDMA移動通信システムに於けるCDMA受信装置
    に於いて、 前記伝送レートに対応した拡散係数の中の最小拡散係数
    のコードにより逆拡散処理する手段と、 前記伝送レートに対応した拡散係数を、同期検波後のデ
    ータを基に検出する手段と、 該手段により検出した拡散係数に従って同期検波後のデ
    ータを変換するデータ変換手段とを備えたことを特徴と
    するCDMA受信装置。
  2. 【請求項2】 伝送レートをレート情報によって通知す
    るCDMA移動通信システムに於けるCDMA受信装置
    に於いて、 データチャネルのデータを、伝送レートに対応した拡散
    係数の中の最小拡散係数のコードにより逆拡散処理し、
    前記レート情報を伝送する制御チャネルのデータを、該
    制御チャネル用の逆拡散コードにより逆拡散処理する手
    段と、 該手段による逆拡散後データを同期検波して前記制御チ
    ャネルのデータから前記レート情報による前記拡散係数
    を検出する手段と、 該手段により検出した拡散係数に従って前記データチャ
    ネルについての同期検波後のデータを変換するデータ変
    換手段とを備えたことを特徴とするCDMA受信装置。
  3. 【請求項3】 複数種類の拡散係数対応の逆拡散処理手
    段と同期検波処理手段とを含むベースバンド処理部と、
    同期検波後のデータを基に伝送レートに対応した拡散係
    数を検出する手段と、該手段により検出した拡散係数に
    従って前記ベースバンド処理部対応の同期検波後のデー
    タを選択出力する選択手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1又は2記載のCDMA受信装置。
  4. 【請求項4】 伝送レートに対応した拡散係数の中の最
    小拡散係数のコードにより逆拡散処理する手段と、該手
    段による逆拡散後データを複数種類の拡散係数対応に時
    分割的に同期検波する手段と、前記伝送レートに対応し
    た拡散係数を検出する手段と、該手段により検出した拡
    散係数に従って、前記拡散係数対応の同期検波後のデー
    タを選択出力する選択手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1又は2記載のCDMA受信装置。
  5. 【請求項5】 伝送レートに対応した拡散係数の中の最
    小拡散係数のコードにより逆拡散処理する手段と、該手
    段による逆拡散後データを同期検波する手段と、前記伝
    送レートに対応した拡散係数を検出する手段と、該手段
    により検出した拡散係数に従って前記同期検波後のデー
    タを変換するデータ変換手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載のCDMA受信装置。
  6. 【請求項6】 伝送レートに対応した拡散係数の中の最
    小拡散係数のコードにより逆拡散処理する手段と、前記
    最小拡散係数のコードを1単位として最大比合成結果を
    算出する手段と、該手段による最大比合成結果の反転,
    非反転の処理と加算処理とを行うデータ変換手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1又は2記載のCDMA受
    信装置。
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