JP2001267872A - 積層型ハイパスフィルタ - Google Patents
積層型ハイパスフィルタInfo
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- JP2001267872A JP2001267872A JP2000081231A JP2000081231A JP2001267872A JP 2001267872 A JP2001267872 A JP 2001267872A JP 2000081231 A JP2000081231 A JP 2000081231A JP 2000081231 A JP2000081231 A JP 2000081231A JP 2001267872 A JP2001267872 A JP 2001267872A
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- capacitor electrode
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、各種通信機器に用いられる積層型
ハイパスフィルタに関するものであって、積層型ハイパ
スフィルタの積層構造にともなう特性劣化を防止するも
のである。 【解決手段】 積層型ハイパスフィルタの構成を、アー
ス電極９を積層体８の下層部分に設け、第１のコンデン
サ１０をアース電極９の上側に設け、インダクタ電極１
５を積層体８の上層部分に設け、インダクタ電極１５と
第１のコンデンサ電極１０をビアホール１７を介して接
続したのである。
ハイパスフィルタに関するものであって、積層型ハイパ
スフィルタの積層構造にともなう特性劣化を防止するも
のである。 【解決手段】 積層型ハイパスフィルタの構成を、アー
ス電極９を積層体８の下層部分に設け、第１のコンデン
サ１０をアース電極９の上側に設け、インダクタ電極１
５を積層体８の上層部分に設け、インダクタ電極１５と
第１のコンデンサ電極１０をビアホール１７を介して接
続したのである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種通信機器に用
いられる積層型ハイパスフィルタに関するものである。
いられる積層型ハイパスフィルタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の積層型ハイパスフィルタは図３に
示す如く、誘電体からなる積層体の下層側にアース電極
１を設け、この上層にアース電極１と対向し容量形成す
る電極２とこの電極２に一端が接続されたインダクタ電
極３を設け、この上層にインダクタ電極３の他端とビア
ホール４を介して接続された電極５を設け、この上層に
電極５と対向し容量形成する電極６，７を設け、この電
極６，７の一端をそれぞれ積層体の側面に引き出してい
た。
示す如く、誘電体からなる積層体の下層側にアース電極
１を設け、この上層にアース電極１と対向し容量形成す
る電極２とこの電極２に一端が接続されたインダクタ電
極３を設け、この上層にインダクタ電極３の他端とビア
ホール４を介して接続された電極５を設け、この上層に
電極５と対向し容量形成する電極６，７を設け、この電
極６，７の一端をそれぞれ積層体の側面に引き出してい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような積層型ハイ
パスフィルタにおいては、電極６と電極７や、電極５と
電極２が、積層構造上ハイパスフィルタ回路を構成する
上で不要な結合をしてしまい、結果として積層型ハイパ
スフィルタの性能を劣化させてしまうという問題があっ
た。
パスフィルタにおいては、電極６と電極７や、電極５と
電極２が、積層構造上ハイパスフィルタ回路を構成する
上で不要な結合をしてしまい、結果として積層型ハイパ
スフィルタの性能を劣化させてしまうという問題があっ
た。
【０００４】そこで、本発明はこのような問題を解決
し、積層型ハイパスフィルタの積層構造にともなう特性
劣化を防止するものである。
し、積層型ハイパスフィルタの積層構造にともなう特性
劣化を防止するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、積層型ハイパスフィルタの構成を、アース
電極を積層体の下層部分に設け、第１のコンデンサを前
記アース電極の上側に設け、インダクタ電極を前記積層
体の上層部分に設け、前記インダクタ電極と第１のコン
デンサ電極とをビアホールを介して接続したのである。
に本発明は、積層型ハイパスフィルタの構成を、アース
電極を積層体の下層部分に設け、第１のコンデンサを前
記アース電極の上側に設け、インダクタ電極を前記積層
体の上層部分に設け、前記インダクタ電極と第１のコン
デンサ電極とをビアホールを介して接続したのである。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、誘電体からなる積層体と、前記誘電体の内層に設け
られたアース電極と、このアース電極と誘電体層を介し
て対向した第１のコンデンサ電極と、この第１のコンデ
ンサ電極とインダクタ電極を介して接続された第２のコ
ンデンサ電極と、この第２のコンデンサ電極と異なる層
に設けられるとともに、第２のコンデンサ電極と接続さ
れた第３のコンデンサ電極と、前記第３、第２のコンデ
ンサ電極間のそれぞれと誘電体層を介して対向するとと
もに一端が第１の入出力端に接続された第４のコンデン
サ電極と、前記第３或いは第１のコンデンサ電極のいず
れか一方と誘電体層を介して対向するとともに一端が第
２の入出力端に接続された第５のコンデンサ電極とを備
えたことを特徴とする積層型ハイパスフィルタであっ
て、積層体内で生じる不要な結合を防止し、それによる
特性劣化を大きく抑制できるのである。
は、誘電体からなる積層体と、前記誘電体の内層に設け
られたアース電極と、このアース電極と誘電体層を介し
て対向した第１のコンデンサ電極と、この第１のコンデ
ンサ電極とインダクタ電極を介して接続された第２のコ
ンデンサ電極と、この第２のコンデンサ電極と異なる層
に設けられるとともに、第２のコンデンサ電極と接続さ
れた第３のコンデンサ電極と、前記第３、第２のコンデ
ンサ電極間のそれぞれと誘電体層を介して対向するとと
もに一端が第１の入出力端に接続された第４のコンデン
サ電極と、前記第３或いは第１のコンデンサ電極のいず
れか一方と誘電体層を介して対向するとともに一端が第
２の入出力端に接続された第５のコンデンサ電極とを備
えたことを特徴とする積層型ハイパスフィルタであっ
て、積層体内で生じる不要な結合を防止し、それによる
特性劣化を大きく抑制できるのである。
【０００７】請求項２に記載の発明は、アース電極を積
層体の下層部分に設け、第１のコンデンサを前記アース
電極の上側に設け、インダクタ電極を前記積層体の上層
部分に設け、前記インダクタ電極と第１のコンデンサ電
極とをビアホールを介して接続するとともに、このビア
ホールによって生じるインダクタンス成分を前記インダ
クタ電極のインダクタンス成分に付加したことを特徴と
する請求項１に記載の積層型ハイパスフィルタであっ
て、インダクタ電極の専有面積を小さくでき、結果とし
て積層型ハイパスフィルタの小型化ができるのである。
層体の下層部分に設け、第１のコンデンサを前記アース
電極の上側に設け、インダクタ電極を前記積層体の上層
部分に設け、前記インダクタ電極と第１のコンデンサ電
極とをビアホールを介して接続するとともに、このビア
ホールによって生じるインダクタンス成分を前記インダ
クタ電極のインダクタンス成分に付加したことを特徴と
する請求項１に記載の積層型ハイパスフィルタであっ
て、インダクタ電極の専有面積を小さくでき、結果とし
て積層型ハイパスフィルタの小型化ができるのである。
【０００８】請求項３に記載の発明は、ビアホールに生
じるインダクタンス成分を、ビアホールの径によって調
節したことを特徴とする請求項２に記載の積層型ハイパ
スフィルタであって、ビアホールによって生じるインダ
クタンス値を容易に調節することができるのである。
じるインダクタンス成分を、ビアホールの径によって調
節したことを特徴とする請求項２に記載の積層型ハイパ
スフィルタであって、ビアホールによって生じるインダ
クタンス値を容易に調節することができるのである。
【０００９】請求項４に記載の発明は、ビアホールの径
を、インダクタ電極から第１のコンデンサ電極までの間
で異ならせたことを特徴とする請求項３に記載の積層型
ハイパスフィルタであって、ビアホールの電気長を長く
でき、積層型ハイパスフィルタの小型化ができるのであ
る。
を、インダクタ電極から第１のコンデンサ電極までの間
で異ならせたことを特徴とする請求項３に記載の積層型
ハイパスフィルタであって、ビアホールの電気長を長く
でき、積層型ハイパスフィルタの小型化ができるのであ
る。
【００１０】請求項５に記載の発明は、ビアホールに生
じるインダクタンス成分を、インダクタ電極と第１のコ
ンデンサ電極間に位置する誘電体層の厚みによって調節
したことを特徴とする請求項２に記載の積層型ハイパス
フィルタであって、ビアホールによって生じるインダク
タンス値を容易に調節することができるのである。
じるインダクタンス成分を、インダクタ電極と第１のコ
ンデンサ電極間に位置する誘電体層の厚みによって調節
したことを特徴とする請求項２に記載の積層型ハイパス
フィルタであって、ビアホールによって生じるインダク
タンス値を容易に調節することができるのである。
【００１１】以下本発明の一実施形態について図を用い
て説明する。
て説明する。
【００１２】図１は、各種通信機器に用いられる積層型
ハイパスフィルタの分解斜視図である。
ハイパスフィルタの分解斜視図である。
【００１３】この積層型ハイパスフィルタは、誘電体シ
ート８ａ〜８ｇを積層した積層体８から形成されてお
り、誘電体シート８ａの上面には外周端部分を除く略全
面を覆ったアース電極９が設けられ、誘電体シート８ｂ
の上面にはアース電極９と対向する位置にコンデンサ電
極１０が設けられ、誘電体シート８ｃの上面にはコンデ
ンサ電極１０と非対向の位置にコンデンサ電極１１が設
けられ、誘電体シート８ｄの上面にはコンデンサ電極１
１と対向する位置にコンデンサ電極１２が設けられ、誘
電体シート８ｅの上面にはコンデンサ電極１２と対向す
る位置にコンデンサ電極１３が設けられ、誘電体シート
８ｆの上面にはコンデンサ電極１３と対向する位置にコ
ンデンサ電極１４が設けられるとともに一端がコンデン
サ電極１４と接続された渦巻き状のインダクタ電極１５
がコンデンサ電極１３と非対向の位置に設けられてい
る。
ート８ａ〜８ｇを積層した積層体８から形成されてお
り、誘電体シート８ａの上面には外周端部分を除く略全
面を覆ったアース電極９が設けられ、誘電体シート８ｂ
の上面にはアース電極９と対向する位置にコンデンサ電
極１０が設けられ、誘電体シート８ｃの上面にはコンデ
ンサ電極１０と非対向の位置にコンデンサ電極１１が設
けられ、誘電体シート８ｄの上面にはコンデンサ電極１
１と対向する位置にコンデンサ電極１２が設けられ、誘
電体シート８ｅの上面にはコンデンサ電極１２と対向す
る位置にコンデンサ電極１３が設けられ、誘電体シート
８ｆの上面にはコンデンサ電極１３と対向する位置にコ
ンデンサ電極１４が設けられるとともに一端がコンデン
サ電極１４と接続された渦巻き状のインダクタ電極１５
がコンデンサ電極１３と非対向の位置に設けられてい
る。
【００１４】また、インダクタ電極１５とコンデンサ電
極１４との接続部分がビアホール１６を介して誘電体シ
ート８ｄ上に設けられたコンデンサ電極１２と接続さ
れ、インダクタ電極１５の先端部分がビアホール１７を
介して誘電体シート８ｂ上に設けられたコンデンサ電極
１０と接続されている。
極１４との接続部分がビアホール１６を介して誘電体シ
ート８ｄ上に設けられたコンデンサ電極１２と接続さ
れ、インダクタ電極１５の先端部分がビアホール１７を
介して誘電体シート８ｂ上に設けられたコンデンサ電極
１０と接続されている。
【００１５】そして、コンデンサ電極１３がコンデンサ
電極１２，１４と対向することで図２に示す入出力容量
Ｃ１を形成し、コンデンサ電極１１とコンデンサ電極１
２が対向することで図２に示す出力容量Ｃ２を形成し、
インダクタ電極１５が図２に示すインダクタンスＬ１を
形成し、コンデンサ電極１０とアース電極９が対向する
ことで図２に示す接地容量Ｃ３を形成している。
電極１２，１４と対向することで図２に示す入出力容量
Ｃ１を形成し、コンデンサ電極１１とコンデンサ電極１
２が対向することで図２に示す出力容量Ｃ２を形成し、
インダクタ電極１５が図２に示すインダクタンスＬ１を
形成し、コンデンサ電極１０とアース電極９が対向する
ことで図２に示す接地容量Ｃ３を形成している。
【００１６】また、コンデンサ電極１１，１３はそれぞ
れ一端が積層体８の側面に引き出されており、この部分
において積層体８の側面に設けられた外部接続用の端子
電極１８，１９と接続されている。
れ一端が積層体８の側面に引き出されており、この部分
において積層体８の側面に設けられた外部接続用の端子
電極１８，１９と接続されている。
【００１７】このように構成された積層型ハイパスフィ
ルタは、積層体８内で生じる不要な結合を防止し、それ
による特性劣化を大きく抑制したものとなっている。
ルタは、積層体８内で生じる不要な結合を防止し、それ
による特性劣化を大きく抑制したものとなっている。
【００１８】つまり、図１に示す積層型ハイパスフィル
タに於いては、端子電極１８に接続されたコンデンサ電
極１３と端子電極１９に接続されたコンデンサ電極１１
との間に、インダクタ電極１５に接続されたコンデンサ
電極１２を設け、コンデンサ電極１１，１３間の結合
（図２に示す結合容量Ｃ４）を防止している。
タに於いては、端子電極１８に接続されたコンデンサ電
極１３と端子電極１９に接続されたコンデンサ電極１１
との間に、インダクタ電極１５に接続されたコンデンサ
電極１２を設け、コンデンサ電極１１，１３間の結合
（図２に示す結合容量Ｃ４）を防止している。
【００１９】すなわち、この結合容量Ｃ４は、高周波信
号の主経路である入出力端１８，１９間に対して並列接
続されたものであり、ハイパスフィルタ回路における特
性に大きく影響するものであって、この結合容量Ｃ４を
抑制したことで積層型ハイパスフィルタの特性劣化を効
率よく防止できるのである。
号の主経路である入出力端１８，１９間に対して並列接
続されたものであり、ハイパスフィルタ回路における特
性に大きく影響するものであって、この結合容量Ｃ４を
抑制したことで積層型ハイパスフィルタの特性劣化を効
率よく防止できるのである。
【００２０】また、図１に示す積層型ハイパスフィルタ
に於いては、インダクタ電極１５を積層体８の上層部分
に設け、このインダクタ電極１５と接続される接地用の
コンデンサ電極１０を積層体８の下層部分に配置し、こ
れらのインダクタ電極１５とコンデンサ電極１０をビア
ホール１７を用いて接続した構成としており、図２に於
けるインダクタＬ１がインダクタ電極１５によるインダ
クタンスとビアホール１７によるインダクタンスとの組
み合わせによって形成されるので、積層体８内において
ビアホール１７の長さを有効に確保することで、インダ
クタ電極１５の専有面積が小さくでき、結果として積層
型ハイパスフィルタの小型化ができるのである。
に於いては、インダクタ電極１５を積層体８の上層部分
に設け、このインダクタ電極１５と接続される接地用の
コンデンサ電極１０を積層体８の下層部分に配置し、こ
れらのインダクタ電極１５とコンデンサ電極１０をビア
ホール１７を用いて接続した構成としており、図２に於
けるインダクタＬ１がインダクタ電極１５によるインダ
クタンスとビアホール１７によるインダクタンスとの組
み合わせによって形成されるので、積層体８内において
ビアホール１７の長さを有効に確保することで、インダ
クタ電極１５の専有面積が小さくでき、結果として積層
型ハイパスフィルタの小型化ができるのである。
【００２１】なお、この積層型ハイパスフィルタに於い
ては、コンデンサ電極１０がアース電極９と直接対向す
るよう配置されていることで、図２に於けるコンデンサ
Ｃ３とアースを接続するための配線パターンを必要とせ
ず、これに伴う伝送ロスが削減できるとともに、インダ
クタ電極１５がアース電極９から最大限離れた位置に配
置されているので、インダクタ電極１５のインピーダン
スを高いものとでき、インダクタ電極１５の専有面積を
さらに小さくし、積層型ハイパスフィルタの小型化がで
きるのである。
ては、コンデンサ電極１０がアース電極９と直接対向す
るよう配置されていることで、図２に於けるコンデンサ
Ｃ３とアースを接続するための配線パターンを必要とせ
ず、これに伴う伝送ロスが削減できるとともに、インダ
クタ電極１５がアース電極９から最大限離れた位置に配
置されているので、インダクタ電極１５のインピーダン
スを高いものとでき、インダクタ電極１５の専有面積を
さらに小さくし、積層型ハイパスフィルタの小型化がで
きるのである。
【００２２】また、ビアホール１７は印刷パターンで形
成されるインダクタ電極１５よりも高周波的に導体損失
が少なく、電気特性が良い。この電気特性の良いビアホ
ール１７を組み合わせて図２に於けるインダクタンスＬ
１を構成することで積層型ハイパスフィルタの特性を向
上させることができるのである。
成されるインダクタ電極１５よりも高周波的に導体損失
が少なく、電気特性が良い。この電気特性の良いビアホ
ール１７を組み合わせて図２に於けるインダクタンスＬ
１を構成することで積層型ハイパスフィルタの特性を向
上させることができるのである。
【００２３】さらに、このビアホール１７のインダクタ
ンス値を調節するにあたっては、ビアホール１７の径
や、ビアホール１７が貫通している誘電体シート８ｃ，
８ｄ，８ｅ，８ｆの厚みを調節することで容易に行うこ
とができるとともに、ビアホール１７の中程でその径を
異ならせ段差状とすれば、ビアホール１７の長さを同じ
としてもその電気長を長くすることができ、高周波的に
インダクタンス値を大きく構成することができるので、
積層型ハイパスフィルタの小型化ができるのである。
ンス値を調節するにあたっては、ビアホール１７の径
や、ビアホール１７が貫通している誘電体シート８ｃ，
８ｄ，８ｅ，８ｆの厚みを調節することで容易に行うこ
とができるとともに、ビアホール１７の中程でその径を
異ならせ段差状とすれば、ビアホール１７の長さを同じ
としてもその電気長を長くすることができ、高周波的に
インダクタンス値を大きく構成することができるので、
積層型ハイパスフィルタの小型化ができるのである。
【００２４】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、積層型ハ
イパスフィルタの構成を、アース電極を積層体の下層部
分に設け、第１のコンデンサを前記アース電極の上側に
設け、インダクタ電極を前記積層体の上層部分に設け、
前記インダクタ電極と第１のコンデンサ電極とをビアホ
ールを介して接続したので、積層体内で生じる不要な結
合を防止し、それによる特性劣化を大きく抑制できるの
である。
イパスフィルタの構成を、アース電極を積層体の下層部
分に設け、第１のコンデンサを前記アース電極の上側に
設け、インダクタ電極を前記積層体の上層部分に設け、
前記インダクタ電極と第１のコンデンサ電極とをビアホ
ールを介して接続したので、積層体内で生じる不要な結
合を防止し、それによる特性劣化を大きく抑制できるの
である。
【図１】本発明の一実施形態の積層型ハイパスフィルタ
の分解斜視図
の分解斜視図
【図２】同積層型ハイパスフィルタの等価回路図
【図３】従来の積層型ハイパスフィルタの分解斜視図
８ 積層体 ９ アース電極 １０ コンデンサ電極 １１ コンデンサ電極 １２ コンデンサ電極 １３ コンデンサ電極 １４ コンデンサ電極 １５ インダクタ電極 １７ ビアホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5E070 AA05 AB01 BA01 CB03 CB12 CB17 5E082 AA01 AB03 BB01 BB05 BC40 CC03 DD08 EE04 EE35 FG06 GG10 JJ15 5J024 AA01 BA03 DA04 DA21 DA29 DA32 DA35 EA02
Claims (5)
- 【請求項１】 誘電体からなる積層体と、前記誘電体の
内層に設けられたアース電極と、このアース電極と誘電
体層を介して対向した第１のコンデンサ電極と、この第
１のコンデンサ電極とインダクタ電極を介して接続され
た第２のコンデンサ電極と、この第２のコンデンサ電極
と異なる層に設けられるとともに、第２のコンデンサ電
極と接続された第３のコンデンサ電極と、前記第３、第
２のコンデンサ電極間のそれぞれと誘電体層を介して対
向するとともに一端が第１の入出力端に接続された第４
のコンデンサ電極と、前記第３或いは第２のコンデンサ
電極のいずれか一方と誘電体層を介して対向するととも
に一端が第２の入出力端に接続された第５のコンデンサ
電極とを備えたことを特徴とする積層型ハイパスフィル
タ。 - 【請求項２】 アース電極を積層体の下層部分に設け、
第１のコンデンサを前記アース電極の上側に設け、イン
ダクタ電極を前記積層体の上層部分に設け、前記インダ
クタ電極と第１のコンデンサ電極とをビアホールを介し
て接続するとともに、このビアホールによって生じるイ
ンダクタンス成分を前記インダクタ電極のインダクタン
ス成分に付加したことを特徴とする請求項１に記載の積
層型ハイパスフィルタ。 - 【請求項３】 ビアホールに生じるインダクタンス成分
を、ビアホールの径によって調節したことを特徴とする
請求項２に記載の積層型ハイパスフィルタ。 - 【請求項４】 ビアホールの径を、インダクタ電極から
第１のコンデンサ電極までの間で異ならせたことを特徴
とする請求項３に記載の積層型ハイパスフィルタ。 - 【請求項５】 ビアホールに生じるインダクタンス成分
を、インダクタ電極と第１のコンデンサ電極間に位置す
る誘電体層の厚みによって調節したことを特徴とする請
求項２に記載の積層型ハイパスフィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000081231A JP2001267872A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 積層型ハイパスフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000081231A JP2001267872A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 積層型ハイパスフィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001267872A true JP2001267872A (ja) | 2001-09-28 |
Family
ID=18598195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000081231A Pending JP2001267872A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 積層型ハイパスフィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001267872A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6992540B2 (en) | 2003-06-24 | 2006-01-31 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Two-port isolator and communication device |
| US7196595B2 (en) * | 2004-01-07 | 2007-03-27 | Darfon Electronics Corp. | Multilayer diplexer |
| CN114566381A (zh) * | 2020-11-27 | 2022-05-31 | 财团法人工业技术研究院 | 电容器以及包含所述电容器的滤波器与再分配层结构 |
-
2000
- 2000-03-23 JP JP2000081231A patent/JP2001267872A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6992540B2 (en) | 2003-06-24 | 2006-01-31 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Two-port isolator and communication device |
| US7196595B2 (en) * | 2004-01-07 | 2007-03-27 | Darfon Electronics Corp. | Multilayer diplexer |
| CN114566381A (zh) * | 2020-11-27 | 2022-05-31 | 财团法人工业技术研究院 | 电容器以及包含所述电容器的滤波器与再分配层结构 |
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