JP2001267254A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JP2001267254A
JP2001267254A JP2000078285A JP2000078285A JP2001267254A JP 2001267254 A JP2001267254 A JP 2001267254A JP 2000078285 A JP2000078285 A JP 2000078285A JP 2000078285 A JP2000078285 A JP 2000078285A JP 2001267254 A JP2001267254 A JP 2001267254A
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chamber
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replacement
adapter
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JP2000078285A
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Satoshi Kakizaki
智 柿崎
Shinichi Shimada
真一 島田
Toshimitsu Miyata
敏光 宮田
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反応室を大気にさらすことなくサセプタを交
換することができるようにして、半導体製造装置のメン
テナンスによるダウンタイムを低減する。 【解決手段】 半導体製造装置は、反応管31と、反応
管内に設けられ基板を支持するサセプタ11と、サセプ
タ11を支持し且つ上下動させるアダプタ35と、基板
をサセプタ11上に移載するサセプタ交換用ツィーザ2
8を有する基板搬送ロボットとを備える。サセプタ11
を交換する際に、基板搬送ロボットを利用してサセプタ
11を交換する。ツィーザ28を反応管31内に挿入
し、アダプタ35を降下させてツィーザ28上にサセプ
タ11を受け取る。アダプタ11をさらに降下させてサ
セプタ11をアダプタ35からフリーにし、ツィーザ2
8ごとサセプタ11を反応管31内から抜き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板を処理する半
導体製造装置に係り、特にサセプタの交換作業を自動化
するために好適な半導体製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の半導体製造装置の一例を
示す枚葉処理装置の概略構成図である。この枚葉処理装
置は、サセプタ51上にウェーハを支持して加熱し、ウ
ェーハ上にエピタキシャル層を成膜する装置である。枚
葉処理装置は、上部が開口した石英容器52と、開口を
覆う石英蓋53とから組み立てられた反応室54、反応
室54の外周に配設された複数のランプモジュール5
5、反応室54内に設けられたSiCサセプタ51、S
iCサセプタ51を支持する石英サセプタ支持部品5
6、及びその他の石英、SiC以外の反応室部品から構
成される。
【0003】上述した枚葉処理装置において成膜を行な
うことで、ウェーハの他に、石英部品、および石英部品
以外のサセプタ51上にも反応生成物が付着する。そこ
で、石英部品、および石英部品以外のサセプタ51に付
着した反応生成物を除去するために、複数回のウェーハ
処理後に、ClF3やNF3などのクリーニングガスを使
ってドライエッチングを行なう。ドライエッチングによ
るクリーニングなので、反応室を分解する必要はない
が、クリーニング時にサセプタ自信もエッチングされる
ため、複数回のエッチング後に、反応室を分解してサセ
プタ51を交換する必要がある。
【0004】この枚葉処理装置のサセプタ交換を含むメ
ンテナンス作業は、次のように行なうが、サセプタ51
を反応室54内から取り出さなければならないため非常
に煩雑になり、2日間以上もかかっているのが現状であ
る。
【0005】(1)ランプモジュール55の取り外し (2)反応室54の分解、および石英部品及びSiCサ
セプタ51などの取り外し (3)石英、SiCサセプタ51以外の反応室部品の取
り外し (4)取り外した部品の洗浄もしくは交換 (5)反応室54の組み立て (6)反応室54のパージ(N2等)など
【発明が解決しようとする課題】上述したように、枚葉
処理装置のサセプタ交換を含むメンテナンスを行なうた
めには、枚葉処理装置の運転を2日間以上にわたって止
める必要がある。そのため経済的損失も多く、また作業
工数も大きかった。ところが、上記メンテナンス作業
は、然程問題視されていなかった。その理由は、これま
で装置の主要な部品であるランプモジュールの寿命が短
く、上記のメンテナンス作業時にランプモジュール交換
も併せて行なっていたので、メンテナンス作業自体が、
止むを得ざる消耗品の交換作業であるという認識で受け
止められていたからである。
【0006】ところが、最近、ランプモジュールの構造
の見直しなどにより、ランプモジュールの寿命が飛躍的
に伸びて、従来の2〜3倍にもなってきた。このため上
述した2日間以上もの期間を要する反応室のメンテナン
ス作業がもたらす装置のダウンタイムが、新たにクロー
ズアップされてきた。
【0007】本発明の課題は、上述した従来技術の問題
点を解消して、メンテナンスによるダウンタイムを低減
することが可能な半導体製造装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、反応室と、前
記反応室内に設けられ基板を支持するサセプタと、前記
サセプタを支持し且つ上下動させるサセプタ支持体と、
前記基板を前記サセプタ上に移載する基板移載機とを備
え、前記サセプタを交換する際に、前記基板移載機を利
用して前記サセプタを交換するようにしたことを特徴と
する半導体製造装置である。基板は半導体ウェハ、LC
D用のガラス基板等である。
【0009】基板移載機によるサセプタの交換は次のよ
うにして行なう。反応室内のサセプタは、上昇位置にあ
るサセプタ支持体で支持されている。基板移載機は一般
にアームを有する。そのアームを反応室内に挿入して、
サセプタ支持体によって支持されているサセプタの下に
滑り込ませる。サセプタ支持体を下降してサセプタをサ
セプタ支持体からアームに移載する。基板移載機のアー
ムを動かしてサセプタを反応室内から取り出す。サセプ
タを交換してアームに載せ、アームを動かして交換した
サセプタを反応室内に挿入する。サセプタ支持体を上昇
させてサセプタをアームからサセプタ支持体に移載す
る。基板移載機のアームを反応室内から抜き取り、サセ
プタの交換を終了する。
【0010】本発明によれば、基板を移載する基板移載
機を利用してサセプタを交換するようにしたので、反応
室を分解することなくサセプタを自動交換することが可
能となり、反応室を分解してサセプタを交換する場合に
比して、メンテナンス作業を大幅に軽減することができ
る。
【0011】特に、前記発明において、前記移載機はサ
セプタを載置することができる2本爪のフォーク状ツィ
ーザを有し、この2本の爪の間隔が、サセプタの径より
は小さいが、サセプタ支持体の径よりは大きくなるよう
に設定することが好ましい。ツィーザの2本の爪の間隔
が、サセプタの径よりも小さいとサセプタを容易に支持
できる。また、2本の爪の間隔がサセプタ支持体の径よ
りも大きいと、サセプタ支持体を降下させるとき、ツィ
ーザに対するサセプタ支持体の干渉を防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0013】まず図3を用いて半導体製造装置としての
クラスタ型の枚葉処理装置を説明する。外形5角形状の
搬送室1の側壁に、複数の真空室2〜5を放射状に配置
する。複数の真空室2〜5は、右から左回りに順に、冷
却室2、第1反応室3、第2反応室4、前処理室5であ
り、それぞれゲートバルブ12〜15を介して気密に搬
送室1と連設される。なお、図3では基板を収納したカ
セットの出し入れを行なうロードロック室が省略されて
いる。第1反応室3および第2反応室4は、共にサセプ
タ上に半導体ウェハ等の基板を支持して加熱し、基板上
にエピタキシャル層を成膜するようになっている。中央
の搬送室1内には基板搬送ロボット(図示略)が設けら
れる。基板搬送ロボットは上述した複数の室2〜5また
は図示しないロードロック室の任意の室に対して基板を
搬送または搬出できるようになっている。
【0014】搬送室1内の基板搬送ロボットにより基板
を図示しないロードロック室から受取り、第1反応室3
または第2の反応室4に移載して、基板の処理を行な
う。なお、必要があれば反応室での処理前に前処理室5
にて前処理を行なう。基板の処理が完了すると、冷却室
2に移載され、ここで基板は冷却される。冷却された基
板は冷却室2から搬送室1を経て図示しないロードロッ
ク室に移載され、外部へ搬出される。
【0015】図4は、従来の冷却室2の構造を示した説
明図である。冷却室2は、スループットを向上させるた
め複数の積層した棚6を有し、1枚から5枚以上挿入で
きる構造としてある。また、昇降機8を備え、昇降機8
により棚6を昇降できるようになっているため、ゲート
バルブ12の高さに関係なく、冷却室2での基板処理枚
数を増やすことが可能になっている。基板の冷却は、N
2パージまたはH2パージなどで行なっている。
【0016】そこで、実施の形態では、サセプタの交換
を自動で行なえるようにするために、従来の図4に示す
冷却室2を図2のように改造する。図2は、搬送室1、
冷却室17、新規に設けたサセプタ交換室18の概略構
成図を示した説明図である。冷却室17の上にサセプタ
交換室18が設けられ、昇降機20の昇降によって、冷
却室17またはサセプタ交換室18を選択的に搬送室1
に連通できるようになっている。気密を保持するため
に、搬送室1とサセプタ交換室18または冷却室17と
の間にゲートバルブ23、22を介して置換室24が設
けられる。
【0017】より具体的に説明すると、従来の冷却室を
2階立て構造とし、1階を冷却室17、2階をサセプタ
交換室18とする。なお、上下逆にしてもよいが、サセ
プタの取り出しという観点からは、2階をサセプタ交換
室18とするのが好ましい。1階の冷却室17は従来と
同じく、複数の積層した棚10を有し、1枚から5枚以
上挿入できる構造としてある。2階のサセプタ交換室1
8はサセプタ交換用として冷却室17とは独立して設
け、個別にN2またはH2パージが行なえるようにしてあ
る。また、図示していないがサセプタ交換室18に設け
た開閉口からサセプタを出し入れできるようになってい
る。
【0018】冷却室17およびサセプタ交換室18には
ゲートバルブ22、23がそれぞれ設けられる。そして
昇降機は、独立駆動の2段構造になっており、下段の昇
降機20は、1階の冷却室17および2階のサセプタ交
換室18を共に昇降し、上段の昇降機19は冷却室17
内の棚10を上下動する。下段昇降機20の上昇時の冷
却室位置(図2(a))が、冷却室17の通常ポジショ
ンであり、そのとき冷却室17はゲートバルブ22を介
して置換室24と連結され、さらに反対側のゲートバル
ブ21を介して搬送室1と連通する。下段昇降機20の
下降時のサセプタ交換室位置(図2(b))が、サセプ
タ交換室18のメンテナンスポジションであり、そのと
きサセプタ交換室18はゲートバルブ23を介して置換
室24と連結され、さらにゲートバルブ21を介して搬
送室1と連通する。
【0019】前述した第1反応室3よび第2反応室4は
共通構造をしており、図5および図6のように構成され
ている。図5は反応室の正断面図、図6は同じく反応室
の一部を切り欠いた平面図である。
【0020】石英製の反応管31は、水平方向に偏平な
空間を有する筒状(筒部は透明石英を使用し、フランジ
部は不透明石英を使用する)をしている。前記反応管3
1の両端にはガス導入フランジ33、ガス排気フランジ
34が気密に設けられる。また、下端中央には回転軸フ
ランジ(図示せず)が気密に設けられる。
【0021】前記ガス導入フランジ33にはガス導入ラ
イン39、40が連通され、前記ガス排気フランジ34
にはガス排気ライン41が連通されている。また前記回
転軸フランジには、ベローズ(図示せず)を介して回転
昇降機構(図示せず)が接続されており、回転軸38、
サセプタ支持体としてのアダプタ35を介してサセプタ
11の回転および昇降を行っている。アダプタ35の中
央下部にスリーブを設け、そのスリーブ内に回転軸38
を嵌め込むことで、アダプタ35は回転軸38に対して
着脱自在に取り付けられている また、前記反応管31の上下には上ランプハウス46、
下ランプハウス47が設けられ、左右には反射ミラー4
5が設けられており(図6参照)、上下のランプユニッ
トにより基板Wを均一に加熱するようになっている。ラ
ンプユニット内のランプの寿命は、ランプモジュール構
造の見直しなどにより従来の2〜3倍に向上している。
【0022】さらに、筒状の反応管31の内部に上下分
割プレート32が設けられる。この上下分割プレート3
2の上に、サセプタ11の外側に配置される外周リング
37が載せられている。外周リング37は、サセプタ1
1と同じSiCなどで構成されサセプタ11の側面から
のラジェーション放熱を低減し、基板外周部の温度低下
を低減させる目的で設置されている。
【0023】ガス導入フランジ33にはゲートバルブ
(図示せず)を介して搬送室(図示せず)が連接されて
いる。前記ゲートバルブ(図示せず)が開かれ、搬送室
内の基板搬送ロボット(図示せず)により図中左方より
基板Wが挿入され、前記サセプタ11に載置される。前
記基板搬送ロボットが後退してゲートバルブ(図示せ
ず)が閉じられる。
【0024】反応管31内に前記ガス導入ライン39、
40からパージガスN2(またはH2)が導入され、置換
した後、一方のガス導入ライン39から反応ガスが導入
され、他方のガス導入ライン40からはパージガスがそ
のまま流され、前記排気ライン41より排気される。処
理の均一性を確保するため、反応ガスは、ガス導入ライ
ン39の3個所以上のポート39a、39bから導入さ
れ(図6参照)、その両端より等ピッチで開けられたシ
ャワーノズル(図示せず)を通して均等な層流となりガ
ス排気ライン41に向かって流される。さらに、基板W
の中心部と外周部とでは反応ガスの消費量が異なるた
め、前記回転軸38を通してサセプタ11上の基板Wを
回転させる。
【0025】なお、基板Wを均一に加熱するため前記上
ランプハウス46は基板中心に比べて外周部の出力を強
くし、下ランプハウス47はそれに加えて回転軸38か
らの熱逃げ対策のため中央部の出力も強くなるように調
節してある。また、前記回転軸38や前記サセプタ11
の下部に不要な成膜が成長しないように、前記上下分割
プレート32の下方には、前述したようにパージガスを
流している。更に、成膜が反応管内面で進まないように
前記反応管31の表面は、ブロア(図示せず)により空
冷されている。基板Wの処理が完了すると前記ゲートバ
ルブ(図示せず)が開かれ、基板搬送ロボットにより搬出
される。
【0026】また、搬送室1内に設けられた基板搬送ロ
ボット25を図7に示す。この基板搬送ロボット25の
動きは、図3のレイアウトに合わせてある。基板搬送ロ
ボット25は、多関節の搬送アーム26を有し、その先
端に、回転により切換可能な複数の基板移載用ツィーザ
27とサセプタ交換用ツィーザ28とを取り付けてあ
る。両ツィーザ27、28の位置は例えば180°ずら
して設けてあり(図7では120°ずらして設けたもの
を示している)、180°回転して両者を切換えられる
ようにしてある。なお、符号30は空きのツィーザ取付
部である。
【0027】サセプタ交換時はサセプタ交換用ツィーザ
28に切換えて、搬送室1からアーム26を伸ばしてツ
ィーザ28を反応室3(4)に挿入し、サセプタを受け
取る。受け取った後、アーム26を縮小してサセプタを
反応室3(4)から搬送室1に搬送する。搬送後、アー
ム26を回転してサセプタ交換用ツィーザ28の向きを
変え、アーム26を伸長してサセプタ交換室18に挿入
する。
【0028】前記サセプタ交換用ツィーザ28は、2本
爪28a、28bを有するフォーク状をしている。この
2本の爪28a、28bの間隔は、図8に示すように、
サセプタ11の径よりは小さいが、アダプタ35の径よ
りは大きくなるように設定してある。ツィーザ28の2
本の爪28a、28bの間隔が、サセプタ11の径より
も小さいとサセプタ11を容易に支持できる。また、2
本の爪28a、28bの間隔がアダプタ35の径よりも
大きいと、アダプタ35を降下させるとき、ツィーザ2
8に対するアダプタ35の干渉を防止できる。また、サ
セプタ交換用ツィーザ28には、反応管31内において
サセプタ11を搬送するために、基板移載用ツィーザ2
7とは異なるサセプタ搬送クリアランスが要求される。
【0029】実施の形態の半導体製造装置は、上述した
ようにサセプタ11を交換する際に、基板Wをサセプタ
11上に移載する基板搬送ロボット25を利用して、サ
セプタ11を自動交換するようにしている。
【0030】以下、図1を用いて、反応管31内におけ
るサセプタ11の自動交換動作を説明する。
【0031】(1)搬送アームの先端部分を回転させる
ことで、アーム先端を通常の基板移載用ツィーザからサ
セプタ交換用のツィーザ28に変更し、反応管31のゲ
ートバルブを開けサセプタ交換用ツィーザ28を反応管
31内に挿入する(図1(a))。
【0032】(2)サセプタ交換用ツィーザ28をホー
ムポジション位置にあるサセプタ11の直下で止める
(図1(b))。
【0033】(3)サセプタ11を回転昇降させる回転
昇降機構を動かし、サセプタ11をホームポジションか
ら下に降ろすことで、サセプタ交換用ツィーザ28上に
載せる(図1(c))。このときフォーク型のツィーザ
28の幅は、サセプタ11の径より小さいので、サセプ
タ交換用ツィーザ28はサセプタ11を支持することが
できる。
【0034】(4)さらに回転昇降機構を動かしアダプ
タ35を下に降ろすことで、サセプタ11をアダプタ3
5による支持からツィーザ28による支持に移し替え、
完全にサセプタ交換用ツィーザ28上に移載する(図1
(d))。このとき、フォーク型のツィーザ28の幅
は、アダプタ35の径よりも大きく設定してあるので、
アダプタ35はサセプタ交換用ツィーザ28を巻き込む
ことなく、単独下降する。
【0035】(5)サセプタ交換用ツィーザ28を反応
管31から抜き出して、サセプタ11を反応管31から
搬送室1内に移し、ゲートバルブを閉じる(図2
(a))。
【0036】(6)冷却室側の下段昇降機20を下降し
て、冷却室17の上部に設けたサセプタ交換室18をメ
ンテナンスポジション、すなわち搬送室1の高さ位置に
移動させる(図2(b))。このとき、ゲートバルブ2
1〜23が閉じていることを確認する。
【0037】(7)搬送室1とサセプタ交換室18との
間の置換室24をN2パージする。ゲートバルブ21、
23を開ける。
【0038】(8)基板搬送ロボットを動かして、サセ
プタ交換用ツィーザに支持されているサセプタを搬送室
1からサセプタ交換室18に挿入する(図2(b))。
【0039】(9)ゲートバルブ21、23を閉じる。
【0040】(10)下段昇降機20を上昇して冷却室
17を通常ポジションに戻し、サセプタ交換室18から
サセプタを取り出す(図2(a))。
【0041】(11)洗浄後もしくは新品のサセプタを
サセプタ交換室18に入れ、N2パージ後、(1)〜
(10)の逆の作業を行なう。
【0042】上述したように基板搬送ロボットを利用し
てサセプタを交換するようにした実施の形態によれば、
従来のように反応室を分解してサセプタを取り出す必要
がなく、ドライクリーニングと同じく反応室はそのまま
にして、サセプタを自動交換できるので、メンテナンス
作業を大幅に軽減できる。また、ゲートバルブの開閉操
作により、反応室を大気開放しないため、装置のダウン
タイムを低減でき、さらに重金属汚染、パージN2ガス
の使用量も大幅に低減できる。
【0043】なお、実施の形態では、サセプタの交換に
ついて説明したが、アダプタについてもサセプタと同様
にして交換することができる。この場合において、アダ
プタ交換用のツィーザの幅はアダプタ35の径よりも小
さくし、回転軸38の径よりは大きく設定する。アダプ
タ35を交換する場合は、図7に示す基板移載用ツィー
ザに代えて、または、空きのツィーザ取付部30にアダ
プタ交換用ツィーザを取り付け、アーム先端を回転させ
(1)〜(11)の動作を繰り返し、洗浄後もしくは新
品のアダプタをサセプタ交換室18に入れ、N2パージ
後、(1)〜(10)の逆の作業を行なう。
【0044】なお上記した実施の形態ではクラスタ型の
半導体製造装置について説明したが、インライン形の半
導体製造装置のメンテナンスについても適用できる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、サセプタ交換に基板移
載機を利用したので、反応室を大気にさらすことなくサ
セプタを交換することができ、装置のメンテナンスによ
るダウンタイムを大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態によるサセプタ自動交換の手順を示
す説明図である。
【図2】実施の形態による搬送室、冷却室、及びサセプ
タ交換室の配置関係を説明する概略構成図である。
【図3】実施の形態による半導体製造装置の概略平面図
である。
【図4】従来例の冷却室の構成図である。
【図5】実施の形態による反応室の正断面図である。
【図6】実施の形態による反応室の一部切り欠いた平面
図である。
【図7】実施の形態による基板搬送ロボットの平面図で
ある。
【図8】実施の形態によるサセプタ交換用ツィーザ、サ
セプタ、およびアダプタの寸法関係を示す説明図であ
る。
【図9】従来の枚葉処理装置の概略縦断面図である。
【符号の説明】
W 基板 31 反応管(反応室) 11 サセプタ 35 アダプタ(サセプタ支持体) 28 サセプタ交換用ツィーザ(基板移載機のアーム
先端)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 敏光 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 Fターム(参考) 4K030 GA02 GA12 KA08 5F004 AA16 BB18 BC08 5F045 BB08 DP02 DQ17 EN05 EN08

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反応室と、 前記反応室内に設けられ基板を支持するサセプタと、 前記サセプタを支持し、かつ上下動させるサセプタ支持
    体と、 前記基板を前記サセプタ上に移載する基板移載機とを備
    え、 前記サセプタを交換する際に、前記基板移載機を利用し
    て前記サセプタを交換するようにしたことを特徴とする
    半導体製造装置。
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