JP2001267150A - 負荷時タップ切換装置 - Google Patents

負荷時タップ切換装置

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JP2001267150A
JP2001267150A JP2000075985A JP2000075985A JP2001267150A JP 2001267150 A JP2001267150 A JP 2001267150A JP 2000075985 A JP2000075985 A JP 2000075985A JP 2000075985 A JP2000075985 A JP 2000075985A JP 2001267150 A JP2001267150 A JP 2001267150A
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tap
load tap
tap changer
torque limiter
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Tomio Yamaguchi
富男 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御機構におけるタップ位置と負荷時タップ切
換器における実際のタップ位置との間にずれが生じない
ようにする。 【解決手段】電動操作装置60において、電動機9の出
力軸と制御機構8の分岐結合部8Aとの間に分離式自動
復帰形トルクリミッタ機構(トルクリミッタ7)を介装
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変圧器巻線のタ
ップを自動的に切り換える負荷時タップ切換器を伝達機
構を介して電動操作装置でもって操作する負荷時タップ
切換装置に関し、特に、タップの切換時に電動操作装置
の制御機構と負荷時タップ切換器との間に決してずれが
生じないような負荷時タップ切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の負荷時タップ切換装置の
構成を示す要部側面図である。変圧器のタンク1内部に
負荷時タップ切換器4が収納されている。この負荷時タ
ップ切換器4はタップ選択器3と切換開閉器2とからな
り、伝達機構5を介して電動操作装置6に連結されると
ともにタップ選択器3は図示されていないタップリード
に接続されている。電動操作装置6は、電動機9と、こ
の電動機9の出力軸に連結された減速機9Aと、この減
速機9Aの出力軸に設けられた分岐結合部8Aから枝分
かれして連結された制御機構8と、減速機9Aの出力軸
の分岐結合部8Aよりも伝達機構5側に連結された分離
式自動復帰形トルクリミッタ機構(以下、トルクリミッ
タ7と呼ぶ)とにより構成され、このトルクリミッタ7
の出力軸が伝達機構5の伝達軸に連結されている。
【0003】図4において、負荷時タップ切換器4で
は、タップ選択器3でもって切り換えを希望するタップ
が選ばれて切換開閉器2に接続され、切換開閉器2でも
ってタップリードに流れている負荷電流が前のタップか
ら次のタップに転流される。タップ選択器3は電動操作
装置6でもって駆動される。また、電動操作装置6にお
いては、電動機9の回転出力が減速機9Aおよび分岐結
合部8Aを介して制御機構8へ伝えられ、制御機構8
は、各タップの切り換え毎に伝達機構5の伝達軸を所定
の回転数だけ駆動させた後に自動的に止まるように電動
機9を制御する。外部からの指令によって制御機構8が
動作し、負荷時タップ切換器4がタップ切換動作を行う
ことにより、巻線のタップが順次切り換わるようになっ
ている。それによって、運転中に変圧器の巻数比を変え
ることができ、電力系統の電圧がほぼ一定に保たれる。
【0004】図4のトルクリミッタ7は、負荷時タップ
切換器4と伝達機構5の伝達軸に過大トルクが発生した
ときに負荷時タップ切換器4および伝達機構5を保護す
るためのものである。すなわち、負荷時タップ切換装置
には、機械的に結合している多くの歯車、軸、ピン、キ
ー、ローラ、ベアリング、自在継手などが使用されてい
る。これらが故障すると固渋が起こり、過大トルクが伝
達機構5の伝達軸に発生する。しかし、このトルクリミ
ッタ7でもって素早く伝達機構5と電動機9との結合を
外し、その過大なトルクを逃がすことができる。
【0005】図5は、図4のトルクリミッタ7の動作を
説明する原理図であり、(A)は断面図であり、(B)
は図5の(A)のX−X断面図である。一対の回転軸2
2,23同士が互いに分離された状態で対向配置されて
いる。図5の(A)の回転軸23の左端部にはカム軸2
3Aが取り付けられ、そのカム軸23Aのポケット部2
3Cに剛球よりなるカムフオロワ24が嵌合している。
一方、図5の(A)の回転軸22の右端部にはカム軸2
3Aを囲むようにして設けられた囲み部22Aが形成さ
れ、この囲み部22Aの内壁でもってカムフオロワ24
を押さえている。カムフオロワ24に接するようにして
プレート26が配され、このプレート26と回転軸23
の突設部23Bとの間に圧縮性のコイルばね28が介装
されている。さらに、図5の(A)のプレート26の右
面から少し離れるようにしてリミットスイッチ27が配
されている。
【0006】図5において、回転軸22,23のうち、
いずれか一方の回転軸が回転すれば、カムフオロワ24
とポケット部25とが機械的に結合しているので他方の
回転軸も回転する。一方の回転軸に何等かの原因でもっ
て過負荷がかかると、次に示すように回転軸22,23
同士が分離するようになる。図6は、図5のトルクリミ
ッタ7が分離動作した状態を示す断面図である。過負荷
がかかった方の回転軸が回転し難くなるので、カムフオ
ロワ24がポケット部25から外れてコイルばね28を
圧縮しながらプレート26を右側へ押し圧するようにな
る。それによって、回転軸22,23同士の連動が外れ
るが、カムフオロワ24が球形なので、回転軸22,2
3はいずれも回転自由な状態になる。リミットスイッチ
27は、トルクリミッタ7の動作を検知するセンサであ
る。すなわち、トルクリミッタ7の分離動作の際に、プ
レート26が右側へ移動するのでリミットスイッチ27
が動作し、そのリミットスイッチ27の信号でもって、
トルクリミッタ7が分離動作したことを報知するととも
に電動機9の励磁回路を遮断することができる。カムフ
オロワ24が一回転すれば、再びポケット部25と嵌合
して元の状態に復帰する。その状態でまだ過負荷がかか
っていれば、同じ運動を再び繰り返す。
【0007】図5は原理図なのでトルクリミッタ7とし
ては図5以外にも種々の構成のものがある。例えば、カ
ムフオロワ24が回転軸23の半径方向へ押し出される
ものや、回転軸23とその回転軸23の外周側を覆う回
転円筒とが分離結合するものなどがある。また、カムフ
オロワ24がポケット部25から外れるときの荷重条件
や動作時のプレート26の移動量は種々のタイプのもの
から選ぶことができる。また、カムフオロワ24を複数
固有する構成のものもある。
【0008】図4に戻り、伝達機構5と減速機9Aとの
間にトルクリミッタ7が介装されているので、伝達機構
5に過大トルクが発生した場合、トルクリミッタ7が直
ちに動作して伝達機構5と減速機9Aとの結合が外れ、
電動機9側を空転させることにより負荷時タップ切換器
4および伝達機構5を保護することができる。また、ト
ルクリミッタ7のリミットスイッチ27でもって電動機
9の励磁回路が遮断される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の負荷時タップ切換装置は、分離式自動復
帰形トルクリミッタ機構が動作すると、制御機構におけ
るタップ位置と負荷時タップ切換器における実際のタッ
プ位置との間にずれが生ずる場合があるという問題があ
った。
【0010】すなわち、図4において、トルクリミッタ
7は、制御機構8の連結される分岐結合部8Aと伝達機
構5との間に介装されているので、トルクリミッタ4が
分離動作するとリミットスイッチ27の信号によって電
動機9の励磁回路が遮断されるが、その電動機9が止ま
るまでは機械的な空走時間ができ、制御機構8もその空
走時間の間は回転している。そのために、制御機構8に
おけるタップ位置と、負荷時タップ切換器4における実
際のタップ位置との間にずれが生じる結果になる。その
ずれは、外見状態は何処にも現れず見つけられない。ず
れたままタップの切換をすると、電動操作機構6はあく
までも制御機構8のスタート位置とストップ位置とで止
まるようにできているためにタップ選択器3の正規停止
位置とはずれた位置で止まることになる。このずれはタ
ップ選択器3にとって許容できる範囲のうちはまだ良い
が、許容できない範囲に来るとタップ選択器3が損傷す
る恐れがある。
【0011】この発明の目的は、制御機構におけるタッ
プ位置と負荷時タップ切換器における実際のタップ位置
との間にずれが生じないようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、変圧器巻線のタップを負荷時に
切り換えるタップ切換器を電動操作装置でもって操作す
る負荷時タップ切換装置であって、前記電動操作装置が
電動機と、この電動機の出力軸の駆動トルクを前記負荷
時タップ切換器側に伝達してなるトルク伝達軸と、この
トルク伝達軸に設けられた分岐結合部に結合されてなる
とともに前記電動機の出力軸が所定の回転数で自動的に
止まるようにする制御機構と、連結された一対の回転軸
を備え一方の回転軸に所定の値以上のトルクが発生する
と前記一対の回転軸同士が機械的に分離する分離式自動
復帰形トルクリミッタ機構とにより構成されてなる負荷
時タップ切換装置において、前記トルク伝達軸のうちの
前記電動機の出力軸と前記分岐結合部との間の箇所の前
記分離式自動復帰形トルクリミッタ機構が介装させてな
るようにするとよい。それによって、負荷時タップ切換
器に固渋が発生したとき分離式自動復帰形トルクリミッ
タ機構が動作し、制御機構と負荷時タップ切換器とが必
ず連動するようになるので制御機構におけるタップ位置
と負荷時タップ切換器における実際のタップ位置とのず
れは決して生じない。ことを特徴とする負荷時タップ切
換装置。
【0013】また、かかる構成において、前記分離式自
動復帰形トルクリミッタ機構の分離動作を検知するセン
サが設けられ、前記センサからの信号でもって前記電動
機の励磁回路が遮断されてなるようにしてもよい。それ
によって、負荷時タップ切換器に固渋が発生したときに
電動機が回り続けるのを防止することができる。また、
かかる構成において、前記電動機が励磁された後、負荷
時タップ切換器の各ステップの切り換え時間を越えたと
きに前記電動機の励磁が遮断されてなるようにしてもよ
い。それによって、従来、分離式自動復帰形トルクリミ
ッタ機構に設けられてあったセンサは不要になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明を実施例に基づい
て説明する。図1は、この発明の実施例にかかる負荷時
タップ切換装置の構成を示す要部側面図である。電動操
作装置60の電動機9の減速機9Aの出力軸に分離式自
動復帰形トルクリミッタ機構、すなわち、トルクリミッ
タ7が連結されるとともに、このトルクリミッタ7の出
力軸が伝達機構5の伝達軸に連結されており、また、ト
ルクリミッタ7の出力軸に設けられた分岐結合部8Aか
ら枝分かれして制御機構8が連結されている。図1のそ
の他は、図4の従来の構成と同じであり、従来と同じ部
分は同一参照符号を付けることによって詳細な説明は省
略する。トルクリミッタ7は、図5の原理図でもっで説
明されたものと同じである。図1の装置の場合、トルク
リミッタ7は、制御機構8の連結される分岐結合部8A
と減速機9Aとの間に介装されているため、負荷時タッ
プ切換器4に固渋が発生しトルクリミッタ7が分離動作
しても、制御機構8が負荷時タップ切換器4と必ず連動
するので制御機構8におけるタップ位置と負荷時タップ
切換器4における実際のタップ位置とのずれは決して生
じない。したがって、負荷時タップ切換器4が損傷する
恐れがなくなる。また、組立間違いなどにより、制御機
構8におけるタップ位置と負荷時タップ切換器4におけ
る実際のタップ位置とがずれてしまった場合、負荷時タ
ップ切換器4におけるタップ選択器3の終端タップを越
える位置にストッパが設けられてあれば、このストッパ
に当たり、過大トルクが発生してトルクリミッタ7が働
くので、この場合にも有用である。
【0015】図2は、図1の負荷時タップ切換装置の制
御回路図である。電磁接触器Aは外部からの昇圧指令に
より動作し、その接点A1,A2 が閉成する。一方、電磁
接触器Bは外部からの降圧指令により動作し、その接点
1,B2 が閉成する。電磁接触器Fは,接点A1 または
接点B1 によって動作し、その接点F1 が閉成、接点F
2 が開成する。電磁接触器Eは、リミットスイッチ27
の接点Lの動作によって、その接点E1,E2 が閉成す
る。遮断器10は電動機9の励磁回路12の開閉用遮断
器であり、表示器Dは電磁接触器Eの接点E4 の閉成に
よって動作する。
【0016】図2において、接点A2 は相順を変えるこ
となく電動機9を正転させる正転用接点であり、接点B
2 は相順を変えて電動機9を逆転させる逆転用接点であ
る。また、接点F1 は電動機9を停止させる接点であ
り、接点F2 は電動機9の端子を短絡させ、電動機9の
回転に制動をかける制動用接点であり、それぞれの接点
1,F2 は電動機9の端子に接続されている。
【0017】さらに、図2において、昇圧指令により電
磁接触器Aが動作すると、接点A1,A2 が閉成し、それ
によって、電磁接触器Fが動作し、接点A2 と接点F1
との回路により電動機9が正転して昇圧のタップ切り換
えがなされる。一方、降圧指令により電磁接触器Bが動
作すると、接点B1,B2 が閉成し、それによって、電磁
接触器Fが動作し、接点B2 と接点F1 との回路により
電動機9が逆転して降圧のタップ切り換えがなされる。
【0018】前述されたように、タップの切り換え時に
万一負荷時タップ切換器4が固渋し過大なトルクが発生
すると、トルクリミッタ7が分離空転すると同時にリミ
ットスイッチ27の接点Lが動作する。それによって、
電磁接触器Eが動作して接点E1 により自己保持される
とともに、電磁接触器Eの接点E2,E3 が開成されて電
磁接触器AまたはBの励磁が解除される。しかして、接
点A1,A2,B1,B2 が全て開成となるので、電磁接触器
Fの励磁が解除され、接点F1 が開成されて電動機9の
回路12が遮断される。それとともに、接点F2 が閉成
されて電動機9の端子同士が短絡されて電動機9の回転
に制動がかかる。それによって、電動機9の慣性などに
よる故障の拡大を防ぐことができる。同時に、接点E4
の動作により表示器Dに過負荷状態であることの表示が
なされる。負荷時タップ切換器4の固渋を直すとともに
過負荷故障の要因を除去した後、昇圧指令または降圧指
令により電磁接触器AまたはBを動作させ、電動機9を
回転させると、トルクリミッタ7が自己復帰形であるの
で自動的に正常状態に復帰し、負荷時タップ切換器4が
駆動し昇圧または降圧のタップ切り換えがなされるよう
になる。
【0019】図3は、この発明の異なる実施例にかかる
負荷時タップ切換装置の制御回路図である。電磁接触器
A, Bは、それぞれ昇圧指令, 降圧指令によって励磁さ
れ、電磁接触器Aの接点A2 または電磁接触器Bの接点
2 が閉成する。接点A2 および接点B2 が電動機9の
励磁回路12に介装され、接点A2 あるいは接点B2
閉成によって電動機9が正転または逆転するようになっ
ている。励磁回路12にはさらに電動機9の開閉用の遮
断器10が介装され、この遮断器10のトリップコイル
Cが遅延回路20に介装されている。タイマーTが励磁
回路12の電動機9の入力端に接続されている。このタ
イマーTは励磁された後、所定時間遅れて閉成する接点
1 を備え、この接点T1 が遅延回路20に介装されて
いる。また、トリップコイルCの動作と連動して閉成す
る接点C1 が表示器Dが介装された表示回路19に挿入
されている。
【0020】図3において、タイマーTの接点T1 は、
電動機9が励磁された後、負荷時タップ切換器4の1ス
テップの切り換え時間tを越えたときに閉成するように
設定されている。そのために、トルクリミッタ7が動作
した後も電動機9は回転し続けているが、その前に負荷
時タップ切換器4の切り換え動作が電動機9の励磁によ
って開始しているので、その電動機9の励磁は、負荷時
タップ切換器4の1ステップの切り換え時間tを越えた
ときに遮断器10によって必ず遮断されるようになる。
それによって、電動機9の慣性などによる故障の拡大を
防ぐことができる。また、励磁回路12の遮断と同時に
接点C1 が動作し、表示器Dに電動機9の励磁回路12
が遮断されたことの表示がなされる。
【0021】なお、この発明は必ずしも図3の実施例だ
けには限られず、電動機9の励磁回路12が遮断された
ときに電動機9の端子同士を短絡させてもよい。それに
よって、電動機9の回転に制動がかかり、電動機9を素
早く停止させることができる。
【0022】
【発明の効果】この発明は前述のように、トルク伝達軸
のうちの前記電動機の出力軸と前記分岐結合部との間の
箇所の前記分離式自動復帰形トルクリミッタ機構が介装
させてなるようにすることによって、制御機構が負荷時
タップ切換器と必ず連動するので制御機構におけるタッ
プ位置と負荷時タップ切換器における実際のタップ位置
とのずれが決して生ずることがなくなり信頼性が向上す
るようになる。また、組立間違いなどにより、制御機構
におけるタップ位置と負荷時タップ切換器における実際
のタップ位置とがずれてしまった場合、負荷時タップ切
換器におけるタップ選択器の終端タップを越える位置に
ストッパが設けられてあれば、このストッパに当たり、
過大トルクが発生してトルクリミッタが働くので、この
場合にも有用である。また、かかる構成において、前記
分離式自動復帰形トルクリミッタ機構の分離動作を検知
するセンサが設けられ、前記センサからの信号でもって
前記電動機の励磁回路が遮断されてなるようにすること
によって、負荷時タップ切換器に固渋が発生したときに
電動機が回り続けるのを防止することができ、電動機の
慣性などによる故障の拡大を防ぐことができる。
【0023】また、かかる構成において、前記電動機が
励磁された後、負荷時タップ切換器の各ステップの切り
換え時間を越えたときに前記電動機の励磁が遮断されて
なるようにしてもよい。それによって、従来のトルクリ
ミッタに設けられてあったセンサは不要になり、トルク
リミッタの構成が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる負荷時タップ切換装
置の構成を示す要部側面図
【図2】図1の負荷時タップ切換装置の制御回路図
【図3】この発明の異なる実施例にかかる負荷時タップ
切換装置の制御回路図
【図4】従来の負荷時タップ切換装置の構成を示す要部
側面図
【図5】図4のトルクリミッタの動作を説明する原理図
であり、(A)は断面図であり、(B)は図5の(A)
のX−X断面図
【図6】図5のトルクリミッタが分離動作した状態を示
す断面図
【符号の説明】
1:タンク、2:切換開閉器、3:タップ選択器、4:
負荷時タップ切換器、5:伝達機構、6,60:電動操
作装置、7:トルクリミッタ、8:制御機構、8A:分
岐結合部、9:電動機、9A:減速機、27:リミット
スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変圧器巻線のタップを負荷時に切り換える
    タップ切換器を電動操作装置でもって操作する負荷時タ
    ップ切換装置であって、前記電動操作装置が電動機と、
    この電動機の出力軸の駆動トルクを前記負荷時タップ切
    換器側に伝達してなるトルク伝達軸と、このトルク伝達
    軸に設けられた分岐結合部に結合されてなるとともに前
    記電動機の出力軸が所定の回転数で自動的に止まるよう
    にする制御機構と、連結された一対の回転軸を備え一方
    の回転軸に所定の値以上のトルクが発生すると前記一対
    の回転軸同士が機械的に分離する分離式自動復帰形トル
    クリミッタ機構とにより構成されてなる負荷時タップ切
    換装置において、前記トルク伝達軸のうちの前記電動機
    の出力軸と前記分岐結合部との間の箇所の前記分離式自
    動復帰形トルクリミッタ機構が介装させてなることを特
    徴とする負荷時タップ切換装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の負荷時タップ切換装置に
    おいて、前記分離式自動復帰形トルクリミッタ機構の分
    離動作を検知するセンサが設けられ、前記センサからの
    信号でもって前記電動機の励磁回路が遮断されてなるこ
    とを特徴とする負荷時タップ切換装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の負荷時タップ切換装置に
    おいて、前記電動機が励磁された後、負荷時タップ切換
    器の各ステップの切り換え時間を越えたときに前記電動
    機の励磁が遮断されてなることを特徴とする負荷時タッ
    プ切換装置。
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