JP2018063067A - 扉開閉機構用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの動力を扉に伝達する複数のギアの少なくとも1つを切り離すことで、自動開閉から手動開閉に切り替える制御において、ギアの切り離し不良を防ぐ。【解決手段】モータMの動力を複数のギアを介して扉に伝達する動力伝達状態と、複数のギアの少なくとも1つが切り離されてモータの動力が扉に伝達されない動力非伝達状態との間を移り変わる動力伝達状態遷移機構101を具備した扉開閉機構100に用いられる制御装置90であって、モータMを制御するモータ制御部93と、扉Dの回動を検知する回動検知手段80から扉が回動していることを示す回動信号を取得する回動検知部91とを備え、モータ制御部93がモータMを正回転させて扉Dを開方向に移動させている状態において、回動検知部91が扉の閉方向の移動を示す回動信号を取得した場合に、モータ制御部93がモータMへの回転信号をOFFするようにした。【選択図】図8

Description

本発明は、例えば冷蔵庫の扉を自動で開閉するための扉開閉機構に用いられる制御装置に関するものである。
この種の扉開閉機構としては、特許文献1に示すように、扉を自動で開閉できる自動モードと、扉を手動で開閉できる手動モードとを切替可能に構成されたものがある。
具体的にこの扉開閉機構は、モータの動力が伝達されるセンターギアと、センターギアに噛み合う一対の遊動ギアとを具備し、モータが正回転すると一方の遊動ギアが扉と連動する扉側ギアに噛み合って扉が自動で開き、モータが逆回転すると他方の遊動ギアが扉側ギアに噛み合って扉が自動で閉るように構成されている。また、遊動ギアの両方を扉側ギアから切り離すことで、扉を手動で開閉することができる。
本願発明者は、上述した扉開閉機構を用いて、自動モードから手動モードに切り替える制御方法として、図13の上段に示すように、モータを正回転させて閉塞位置にある扉を所定開度まで開いた後、図13の中段に示すように、モータを逆回転させることで遊動ギアを扉側ギアから切り離す制御を考えている。
しかしながら、上述した制御において、図13の下段に示すように、モータを逆回転させる際に、例えばユーザが扉を動かすなど、外部からの力が扉に作用していると、その力と遊動ギアを切り離す力とが相殺されて遊動ギアを扉側ギアから切り離すことができない恐れがある。そうすると、ユーザが扉を動かそうとしても、遊動ギアが扉側ギアと噛み合っているので、モータが大きな負荷となり扉を動かすことができないという問題が生じる。
特開2014−240788号公報
そこで、本願発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであって、モータの動力を扉に伝達する複数のギアの少なくとも1つを切り離すことで、自動開閉から手動開閉に切り替える制御において、ギアの切り離し不良を防ぐことを課題とするものである。
すなわち、本願発明に係る扉開閉機構用制御装置は、モータの動力が扉に伝達する動力伝達状態と伝達しない動力非伝達状態とに切り替わる動力伝達状態遷移機構を具備した扉開閉機構に用いられる制御装置であって、前記モータを制御するモータ制御部と、扉の回動を検知する回動検知手段から扉が回動していることを示す回動信号を取得する回動検知部とを備え、前記モータ制御部が前記モータを正回転させて扉を開方向に移動させている状態において、前記回動検知部が扉の閉方向の移動を示す回動信号を取得した場合に、前記モータ制御部が前記モータへの回転信号をOFFすることを特徴とするものである。
このような扉開閉機構用制御装置であれば、扉を開方向に移動させている状態において、扉の閉方向の移動が検知されるとモータへの回転信号がOFFされるので、動力伝達状態遷移機構を構成するギアを切り離すまえに扉に不測な力が作用した場合、その状態でモータが逆回転してしまうことを防ぐことができる。
これにより、モータへの回転信号をOFFしてから扉が停止した後、モータを逆回転させることでギアを確実に切り離すことができ、扉を手動で開閉させることが可能となる。
モータを逆回転させるための具体的な制御としては、前記モータへの回転信号がOFFされたあと、前記回動検知部により扉が一定時間停止していることが検知されると、前記モータ制御部が前記モータを逆回転させる制御が挙げられる。
ところで、逆回転させたモータを停止させる際、ギアが切り離されている必要があり、このことを検知する方法としては、例えば扉が停止していること、すなわち回動検知部が取得する回動信号が一定時間変化していないことを検知する方法が挙げられる。
しかしながら、この方法では、扉が停止しているにもかかわらず、回動信号が一定時間変化していないことが検知されるまではモータが停止されず、ギアの切り離し操作が完了するまでのタイミングが遅くなってしまう。
そこで、上述したタイミングの遅れを低減するためには、前記動力伝達状態又は前記動力非伝達状態に応じてON/OFF信号を送信する動力状態検知手段から前記ON/OFF信号を取得する動力状態検知部をさらに備え、前記モータ制御部が、前記動力状態検知部がOFF信号を取得した場合に、前記モータへの回転信号をOFFすることが好ましい。
このような構成であれば、OFF信号を取得した場合、すなわちギアが切り離されて動力非伝達状態となった場合にモータへの回転信号がOFFされるので、扉の停止を待つことなく、逆回転させたモータを停止させることができ、モータの停止タイミングの遅れを低減することが可能となる。
より具体的な実施態様としては、前記扉開閉機構が、前記扉の開閉と連動して回転する扉側ギアと、前記モータと連動して回転するモータ側ギアと、前記モータ側ギアに接続されたセンターギアと、前記センターギアに噛み合うとともに、所定の相対位置を保つ一対の遊動ギアとを具備し、前記動力伝達状態遷移機構が、前記センターギアの正回転又は逆回転に連動して、前記センターギアの回転軸を中心に前記一対の遊動ギアとともに旋回する首振り機構を具備した構成において、前記動力状態検知手段が、前記首振り機構に設けられた磁石と、前記一対の遊動ギアの一方が前記扉側ギアに噛み合っている状態で前記磁石を検出するように配置された第1ホールセンサと、前記一対の遊動ギアの他方が前記扉側ギアにかみ合っている状態で前記磁石を検出するように配置された第2ホールセンサとを有している構成が挙げられる。
このように構成した本発明によれば、モータの動力を扉に伝達する複数のギアの少なくとも1つを切り離すことで、自動開閉から手動開閉に切り替える制御において、ギアの切り離し不良を防ぐことができる。
本実施形態の扉開閉機構の配置を示す図。 本実施形態の扉開閉機構を上方から視た図。 本実施形態の扉開閉機構を下方から視た図。 本実施形態の動力伝達状態遷移機構を全体構成を模式的に示す図。 本実施形態の動力伝達状態遷移機構を分解状態を模式的に示す図。 本実施形態の動力変換機構を模式的に示す図。 本実施形態の制御装置の機能を示す機能ブロック図。 本実施形態の制御装置の動作を示すフローチャート。 その他の実施形態における動力状態検知手段の構成を模式的に示す図。 その他の実施形態における動力状態検知手段の構成を模式的に示す図。 その他の実施形態における制御装置の機能を示す機能ブロック図。 その他の実施形態における制御装置の動作を示すフローチャート。 本願発明者が中間的に検討した制御内容を説明するための模式図。
以下に本発明に係る扉開閉機構用制御装置(以下、制御装置という)の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態の制御装置は、例えば冷蔵庫の扉を自動で開閉するための扉開閉機構に用いられるものである。まず始めに、扉開閉機構について説明する。
扉開閉機構100は、図1に示すようにケーシングCに収容された状態で冷蔵庫Rの扉Dの上面に配置されており、具体的には図2に示すように、モータMの動力を複数の駆動ギア45の回転によって扉DのヒンジZに伝達する動力伝達機構40と、閉塞位置にある扉Dを開方向に移動させるための補助力を発生させる補助機構30とを具備する。
動力伝達機構40は、図2及び図3に示すように、前記複数の駆動ギア45として、モータMに連動して回転するモータ側ギア41と、扉Dの開閉に連動して回転する扉側ギア42とを備えている。さらに、この動力伝達機構40は、モータMの動力をヒンジZに伝達する動力伝達状態と、モータMの動力をヒンジZに伝達させない動力非伝達状態との間を移り変わる動力伝達状態遷移機構101を具備している。
動力伝達状態遷移機構101は、モータMとヒンジZとの間に介在しており、図4に示すように、モータ側ギア41に接続されるセンターギア43と、センターギア43に噛み合う一対の遊動ギア44と、一対の遊動ギア44をセンターギアの回転軸周りに旋回させる首振り機構50とを備えている。
首振り機構50は、図5に示すように、センターギア43の回転軸を中心に回転するとともに、遊動ギア44が取り付けられる第1取付部材51と、第1取付部材51と遊動ギア44との間に介在するとともに、各遊動ギア44の回転に負荷を与える回転負荷部材52とを備えており、本実施形態では前記センターギア43が取り付けられる第2取付部材54をさらに備えている。
第1取付部材51は、一対の遊動ギア用取付軸512を有し、貫通孔516が形成された平板状をなすものである。
回転負荷部材52は、遊動ギア44の回転に負荷を与え、一対の遊動ギア44をセンターギア43の回転軸周りに旋回させるトルクを発生させるものであり、ここでは、遊動ギア用取付軸512に通されるバネ等の弾性部材である。
第2取付部材54は、センターギア用取付軸7が設けられた平板状のものであり、前記第1取付部材51の下方に配置されている。
この第2取付部材54は、センターギア43に連動して回転するものであり、第1取付部材51とは独立して回転する。
上述した構成により、動力伝達状態遷移機構101は、モータMの動力を受けながら、その動力によって動力伝達状態と動力非伝達状態との間を移り変わる。より具体的には、モータMを正回転させると、首振り機構50が一対の遊動ギア44を旋回させ、一方の遊動ギア44が扉側ギア42に噛み合って、扉Dが自動で開く。また、モータMを逆回転させると、首振り機構50が一対の遊動ギア44を旋回させ、他方の遊動ギア44が扉側ギア42に噛み合って、扉Dが自動で閉じる。このように、遊動ギア44が扉側ギア42にかみ合っている状態が動力伝達状態である。一方、両方の遊動ギア44と扉側ギア42との噛み合いを外すことで動力非伝達状態となり、扉Dを手動で開閉することができる。
本実施形態の扉開閉機構100は、動力伝達状態遷移機構101が動力非伝達状態にあり、モータMの動力がヒンジZに伝達されない状態において、補助機構30に補助力を発生させて閉塞位置にある扉Dを開方向に移動させるように構成されている。
補助機構30は、扉Dを開くための補助力を生じさせるものであり、図3に示すように、駆動ギア45の回転に連動してスライド可能なスライド部材34と、前記スライド部材34のスライド移動に連動して回転し、筐体Hに接触して扉Dに前記補助力を与える補助力付与部材32とを有している。
本実施形態では、図6に示すように、スライド部材34と動力伝達機構40との間に、駆動ギア45(扉側ギア42)における回転方向の動力を、スライド部材34における延伸方向の動力に変換する動力変換機構70を介在させてある。
この動力変換機構70は、いわゆるラチェット機構を利用したものであり、スライド部材34の端部に設けられた爪部71と、この端部342の近傍に配置された駆動ギア45(ここではセンターギア43)の下方に設けられた複数の突起部72とから構成されている。なお、ここでは突起部72を上述した第2取付部材54の背面に設けてある。
かかる構成により、前記駆動ギア45が回転することにより、突起部72が爪部71を押圧し、駆動ギア45の回転方向の動力が爪部71を介してスライド部材34における延伸方向の動力としてスライド部材34に伝達される。これにより、スライド部材34が延伸方向にスライド移動し、補助力付与部材32が回転して筐体Hの前面に衝突し、そのときの衝撃が補助力として作用して扉Dと筐体Hとの着磁を外すことができる。
続いて、上述した扉開閉機構100の動作を制御する制御装置90について説明する。
制御装置90は、上述したモータMを駆動するモータ駆動回路に接続されてモータMを制御するものであり、物理的には、CPU、メモリ、タイマ、A/Dコンバータ等を備えている。そして、前記メモリの所定領域に格納されたプログラムに従ってCPUや周辺機器が協働することにより、図7に示すように、回動検知部91、扉開度算出部92及びモータ制御部93としての機能を発揮するように構成されている。
以下、各部の説明を兼ねて、制御装置90の動作を説明する。
回動検知部91は、扉Dの回動を検知する回動検知手段80から扉Dが回動していることを示す回動信号を取得する。
本実施形態の回動検知手段80は、扉側ギア42の回転を検出するものであり、例えばロータリーエンコーダを利用して3ビットのデジタル信号を出力するように構成されている。前記回動検知部91は、この回動検知手段80から出力されたデジタル信号の変化に基づいて、扉Dが開方向に移動しているか、閉方向に移動しているか、又は停止しているかを検知する。なお、回動検知手段80としては、電気抵抗値の変化などにより扉側ギアの回転を検出するものなどであっても良い。
扉開度算出部92は、回動検知部91が取得した回動信号に基づいて扉Dの移動量、すなわち扉Dの開度を算出するものであり、扉Dの開度を示す開度信号をモータ制御部93へ送信する。
モータ制御部93は、扉開度算出部92からの開度信号を受け付けて、扉Dの開度が目標の開度となるようにモータMへの回転方向とモータMを回転させるための回転信号を制御するものであり、例えば入力手段を介してユーザにより入力された開放信号や閉塞信号などを受け付けて、モータMを正回転又は逆回転させる。
次に、この制御装置90の動作に関し、本実施形態において特徴的な制御であり、閉塞位置にある扉Dを自動で所定開度まで自動で開いたあと、手動で扉Dを開閉できるようにするための制御について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、モータ制御部93が開放信号を取得すると(S1)、モータMを正回転させる(S2)。これにより、上述したように、遊動ギア44の一方が扉側ギア42に噛み合って、扉Dが自動的に開方向に移動する。
次に、モータ制御部93は、扉開度算出部92により算出された扉Dの開度と、予め設定された目標開度とを比較して(S3)、扉Dの開度が前記目標開度に達すると、言い換えれば扉Dが開方向に所定量移動すると、モータMへの回転信号をOFFする(S4)。
その後、CPU内部タイマによる所定のモータ停止時間が経過すると(S5)、モータ制御部93はモータMを逆回転させる(S6)。これにより、遊動ギア44が扉側ギア42から外れて、動力伝達状態遷移機構101が動力伝達状態から動力非伝達状態に切り替わる。
最後に、モータ制御部93は、モータMを逆回転させたあと所定の逆転時間が経過すると(S7)、モータMへの回転信号をOFFする(S8)。
そして本実施形態では、モータ制御部93が、モータMを正回転させて扉Dを開方向に移動させている状態において、回動検知部91が扉Dの逆方向の移動を示す回動信号を取得した場合に、モータMへの回転信号をOFFする。言い換えれば、モータ制御部93は、モータMを正回転させてから扉Dが所定開度に達するまえに、回動検知部91によって扉Dの閉方向の移動が検知された場合に(S9)、モータMへの回転信号をOFFする(S10)。
回転信号をOFFした後、回動検知手段80から出力される回動信号が一定時間変化せず、回動検知部91によって扉Dが停止していることが検知されると(S11)、モータ制御部93はモータMを逆回転させる(S6)。その後は、上述したS7及びS8の動作を実行する。
このように構成された本実施形態の制御装置90によれば、扉Dを開方向に移動させている状態において、扉Dの閉方向の移動が検知されるとモータMへの回転信号をOFFされるので、扉側ギア42から遊動ギア44を切り離すまえに扉Dに不測な力が作用した場合、その状態でモータMが逆回転してしまうことを防ぐことができる。
そして、モータMへの回転信号をOFFしてから扉Dが停止したことを検知した後、モータMを逆回転させるので、扉側ギア42から遊動ギア44を確実に切り離すことができる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
前記実施形態では、扉側ギア42から遊動ギア44の切り離しを確実に行うべく、扉Dが停止するまで、逆転動作を開始しないため、扉側ギア42から遊動ギア44を切り離す操作が完了するまでのタイミングが遅くなってしまう。
そこで、図9及び図10に示すように、扉開閉機構100が、動力伝達状態遷移機構101の動力伝達状態又は動力非伝達状態に応じてON/OFF信号を送信する動力状態検知手段60を備えることが好ましい。なお、図10は、説明の便宜上、図2における動力伝達状態遷移機構101を取り外した状態を示している。
具体的にこの動力状態検知手段60は、遊動ギア44と連動して旋回する磁石61と、遊動ギア44の一方が扉側ギア42に噛み合っている状態で磁石61を検出するように配置された第1ホールセンサ621と、遊動ギア44の他方が扉側ギア42にかみ合っている状態で磁石61を検出するように配置された第2ホールセンサ622とを有している。
ここでは、図9に示すように、磁石61を遊動ギア44の下方に配置してあり、具体的には遊動ギア44が取り付けられる第1取付部材51に設けてある。
第1ホールセンサ621及び第2ホールセンサ622は、図10に示すように、ケーシングCの底部に設けてあり、両方の遊動ギア44が扉側ギア42から切り離されている状態において、磁石61が第1ホールセンサ621及び第2ホールセンサ622の間に位置し、両方のホールセンサ621、622が磁石61を検知しないように配置されている。
上述した構成により、一方又は他方の遊動ギア44が扉側ギア42に噛み合っている場合、すなわち動力伝達状態遷移機構101が動力伝達状態にある場合、磁石61が一方又は他方のホールセンサ621、622によって検知され、該ホールセンサ621、622がON信号を出力する。
また、両方の遊動ギア44が扉側ギア42に噛み合っていない場合、すなわち動力伝達状態遷移機構101が動力非伝達状態にある場合、磁石61はいずれのホールセンサ621、622によっても検出されず、このときホールセンサ621、622からはOFF信号が出力される。
このような構成において制御装置90としては、図11に示すように、ON/OFF信号を取得する動力状態検知部94としての機能を備えていれば良い。
この場合、図12のフローチャートに示すように、前記実施形態と同様、モータ制御部93がモータMを正回転させて扉Dを開方向に移動させている状態において、回動検知部91が扉Dの逆方向の移動を示す回動信号を取得した場合(S9)、モータ制御部93はモータMへの回転信号をOFFする(S4)。
そして、この実施形態では、扉側ギア42から遊動ギア44の切り離しを行うべく、モータMを逆回転させたあと(S6)、遊動ギア44が切り離されると、ホールセンサ621、622からの出力がON信号からOFF信号に切り替わるので、動力状態検知部94がOFF信号を取得すると(S7)、扉Dの停止を待つことなくモータ制御部93がモータMへの回転信号をOFFする(S8)。
このように構成された制御装置90であれば、扉側ギア42から遊動ギア44を切り離す操作が完了するまでのタイミングを前記実施形態よりも早くすることができる。
また、前記実施形態のように、モータMを逆回転させたあと所定の逆転時間が経過してからモータMを停止させる場合、遊動ギア44の切り離し量が時間で制御されているので、遊動ギア44に作用する摩擦や扉側ギア42からの弾き力などによって遊動ギア44の移動量にばらつきがあると、遊動ギア44を確実に切り離せなかったり、他方の遊動ギアが扉側ギアに噛み合ったりしてしまう場合がある。
これに対して、上述したように扉開閉機構100に動力検知手段60を備えさせれば、動力状態検知部94がOFF信号を取得した場合に、モータ制御部93がモータMへの回転信号をOFFすることで、遊動ギア44を確実に切り離したあと、モータMへの回転信号をOFFさせることができる。
なお、動力状態検知手段60は、遊動ギア44の位置を検出できるように構成されていれば良く、磁石61やホールセンサ621、622を備えたものには限らず、スイッチング素子やフォトインタラプタなどを利用した位置センサを用いて構成しても構わない。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100・・・扉開閉機構
101・・・動力伝達状態遷移機構
M ・・・モータ
80 ・・・回動検知手段
90 ・・・扉開閉機構用制御装置(制御装置)
91 ・・・回動検知部
92 ・・・扉開度算出部
93 ・・・モータ制御部

Claims (4)

  1. モータの動力が扉に伝達する動力伝達状態と伝達しない動力非伝達状態とに切り替わる動力伝達状態遷移機構を具備した扉開閉機構に用いられる制御装置であって、
    前記モータを制御するモータ制御部と、
    扉の回動を検知する回動検知手段から扉が回動していることを示す回動信号を取得する回動検知部とを備え、
    前記モータ制御部が前記モータを正回転させて扉を開方向に移動させている状態において、前記回動検知部が扉の閉方向の移動を示す回動信号を取得した場合に、前記モータ制御部が前記モータへの回転信号をOFFすることを特徴とする扉開閉機構用制御装置。
  2. 前記モータへの回転信号がOFFされたあと、前記回動検知部により扉が一定時間停止していることが検知されると、前記モータ制御部が前記モータを逆回転させることを特徴とする請求項1記載の扉開閉機構用制御装置。
  3. 前記動力伝達状態又は前記動力非伝達状態に応じてON/OFF信号を送信する動力状態検知手段から前記ON/OFF信号を取得する動力状態検知部をさらに備え、
    前記モータ制御部が、前記動力状態検知部がOFF信号を取得した場合に、前記モータへの回転信号をOFFすることを特徴とする請求項1又は2記載の扉開閉機構用制御装置。
  4. 前記扉開閉機構が、前記扉の開閉と連動して回転する扉側ギアと、前記モータと連動して回転するモータ側ギアと、前記モータ側ギアに接続されたセンターギアと、前記センターギアに噛み合うとともに、所定の相対位置を保つ一対の遊動ギアとを具備し、
    前記動力伝達状態遷移機構が、前記センターギアの正回転又は逆回転に連動して、前記センターギアの回転軸を中心に前記一対の遊動ギアとともに旋回する首振り機構を具備し、
    前記動力状態検知手段が、
    前記首振り機構に設けられた磁石と、
    前記一対の遊動ギアの一方が前記扉側ギアに噛み合っている状態で前記磁石を検出するように配置された第1ホールセンサと、
    前記一対の遊動ギアの他方が前記扉側ギアにかみ合っている状態で前記磁石を検出するように配置された第2ホールセンサとを有していることを特徴とする請求項3記載の扉開閉機構用制御装置。

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