JP2001266656A - 複合ケーブル - Google Patents

複合ケーブル

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JP2001266656A
JP2001266656A JP2000079818A JP2000079818A JP2001266656A JP 2001266656 A JP2001266656 A JP 2001266656A JP 2000079818 A JP2000079818 A JP 2000079818A JP 2000079818 A JP2000079818 A JP 2000079818A JP 2001266656 A JP2001266656 A JP 2001266656A
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JP
Japan
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cable
utp
vvf
information communication
sheath
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JP2000079818A
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English (en)
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Masahiko Kuroda
雅彦 黒田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 特に一般住宅配線にあって、将来の情報通信
化を見込んで電力線のVVFケーブルと情報通信線のU
TPケーブルとを一体化して先行配線しておくことで電
気工事や経費の削減を図り、併せてUTPケーブルがV
VFケーブルから静電誘導を受けないよう改良された複
合ケーブルを提供する。 【解決手段】 2本の絶縁芯線36の上からシース37
で被覆した汎用タイプVVFケーブル31と、このVV
Fケーブル31に一体的に結束テープ33で巻き締めし
て結合された情報通信線としてのUTPケーブル32と
によって複合ケーブル30を構成しており、UTPケー
ブルはパイプ形状に成形されたシースの内周面に静電シ
ールド層が形成されたその内部に、導体に絶縁体を被覆
した通信線を対撚りした対撚線の複数本を挿通させて内
蔵してなっている非シールド対撚り線とからなってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に一般住宅の屋
内配線電力線として汎用化されているVVFケーブルを
改良して、電話線またはUTPケーブルなどの情報通信
線と複合化して先行配線できるようにした複合ケーブル
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータによる電
子化の波をうけて一般住宅でも情報通信網がますます普
及している。各種電子機器のハードウエアを互いに接続
する通信ネットワーク、すなわちLAN(Local-area n
etwork)システムにあっても例外ではない。このLAN
システムに多用されるUTPケーブル(非シールド対撚
り線)や電話線などの情報通信線の場合、電灯線や電気
動力機器の汎用電力線であるたとえばVVFケーブル
(600Vビニル絶縁ビニルシース平型ケーブル)とは
別に後付けで配線工事が行われるのを慣例としてきた。
【0003】ところで、そうした情報通信線のUTPケ
ーブルと電力線のVVFケーブルの双方のコンセント
は、多くの場合、隣り合わせに併設される。そのことは
UTPケーブルがVVFケーブルと同じ布線ルート上に
配線されることを意味する。
【0004】図2は、情報通信線にUTPケーブルを使
用した一般住宅におけるLANシステム例を示すブロッ
ク図である。
【0005】このLANシステム例の場合、情報分電盤
10にCATV保安器からの同軸ケーブル1が引き込ま
れ、また電話保安器からも電話引き込み線2が引き込ま
れている。情報分電盤10は、4分配方式の分配器11
およびダイヤルアップルータ12などを備えている。こ
のダイヤルアップルータ12には、たとえばDSU(デ
ータ格納ユニット),LAN4ポート,そしてアナログ
電話2ポートなどが設けられ、これら各機器やポートは
たとえば4種類の第1〜第4情報コンセント13,1
4,15,16に接続されている。
【0006】同軸ケーブル1でCATV保安器に接続さ
れた上記4分配方式の分配器11は、また同軸ケーブル
3で上記の第1情報コンセント13に接続され、さらに
同軸ケーブル4,5で第2,第3情報コンセント14,
15にそれぞれ接続されている。
【0007】また、電話引き込み線2で電話保安器に接
続された上記ダイヤルアップルータ12は、UTPケー
ブル20で第1情報コンセント13に接続され、さらに
UTPケーブル21,22で第2,第3情報コンセント
14,15にそれぞれ接続されている。
【0008】それら上記の同軸ケーブル3とUTPケー
ブル20は複合ケーブルAを構成し、同軸ケーブル4と
UTPケーブル21は複合ケーブルBを構成し、同軸ケ
ーブル5とUTPケーブル22は複合ケーブルCを構成
し、また同軸ケーブル6とUTPケーブル23は複合ケ
ーブルDを構成して、それぞれ対応する第1〜第4情報
コンセント13〜16に接続されている。
【0009】さらに、そのうちの第2情報コンセント1
4においては、複合ケーブルBに隣り合う別のUTPケ
ーブル24でダイヤルアップルータ12に接続され、第
3情報コンセント15においても複合ケーブルCに隣り
合う別のUTPケーブル25でダイヤルアップルータ1
2に接続されている。
【0010】この図2に例示したLANシステムからわ
かるように、各UTPケーブル20〜25はVVFケー
ブルなどの電力線と同一布線ルート上に配線される。配
線時、それら各UTPケーブル20〜25は家屋壁内に
通す工事を伴う。したがって、当面必要なくとも将来の
情報通信線の設置を見込み、予めUTPケーブル20〜
25など情報通信線を電力線VVFケーブルと一緒に先
行工事を行って、電気工事のやり直しや張り替えに伴う
手間や経費が省けることになる。
【0011】以上から、情報通信線のUTPケーブルと
電力線のVVFケーブルを一体化した複合ケーブルに構
成して先行工事を行っておくことが望まれる。
【0012】図3は、電力線として汎用タイプのVVF
ケーブル25を示す断面図である。すなわち、軟銅やア
ルミニウムなどによる導体26を絶縁体(ポリ塩化ビニ
ル:PVCなどビニル系樹脂)27で被覆して絶縁芯線
28が形成され、この絶縁芯線28の2本を平行に並べ
た上からPVCなどによるシース29で被覆してなって
いる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、そうした上
記UTPケーブルとVVFケーブルとを一体化した複合
ケーブルとする場合、次の問題点がある。電力線のVV
Fケーブルに縦添えして情報通信線のUTPケーブルを
一体化する場合、そのUTPケーブルのメタル導体がV
VFケーブルから静電誘導を受けてしまうことである。
【0014】したがって、本発明の目的は、特に一般住
宅配線にあって、将来の情報通信化を見込んで電力線の
VVFケーブルと情報通信線のUTPケーブルとを一体
化して先行配線しておくことで電気工事や経費の削減を
図り、併せてUTPケーブルがVVFケーブルから静電
誘導を受けないよう改良された複合ケーブルを提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる請求項1に記載の複合ケーブル30
は、導体34を絶縁体35で被覆した絶縁芯線36の数
本を平行に並べた状態にしてシース37で被覆してなっ
ているVVFケーブル31と、前記シース37上に縦添
えされた状態で前記VVFケーブル31に一体的に結束
テープ33または結束線で巻き締めして結合され、パイ
プ形状に成形されたシース40の内周面に静電シールド
層41が形成されたその内部に、導体に絶縁体を被覆し
た通信線を対撚りした対撚線42の複数本を挿通させて
内蔵してなっている非シールド対撚り線(UTPケーブ
ル)32とからなっていることを特徴とする。
【0016】以上の構成により、電力線としてのVVF
ケーブル31と、情報通信線としてのUTPケーブル3
2が一体化した複合ケーブル30であるので、特に一般
住宅の屋内配線に際して、将来の情報通信化でたとえば
LANシステムを設置する場合など、複合ケーブル30
としてUTPケーブル32が予め先行工事されているか
ら、従来のように、UTPケーブル32だけを後付けで
屋内壁内に通すなどといった電気工事が不要となり、経
費を削減できる。また、UTPケーブル32はそのシー
ス40の内周面に静電シールド層41を形成してあるの
で、VVFケーブル31の被覆芯線36によって静電誘
導を受けるのを防げる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる複合ケーブ
ルの実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0018】図1は、実施の形態による複合ケーブル3
0を示す断面図である。この複合ケーブル30は、汎用
タイプのVVFケーブル31を利用した電力線と、電話
線または図示例のようなUTPケーブル32による情報
通信線とを縦添え重ねした状態でプラスチック製などの
結束(ラッピング)テープ33、またはケプラーなどの
結束線で巻き締めして一体化してなっている。
【0019】電灯線や電気動力機器の電力線となる本例
のVVFケーブル31は、軟銅やアルミニウムなどによ
る導体34を絶縁体(ポリ塩化ビニル:PVCなどビニ
ル系樹脂)35で被覆して絶縁芯線36が形成され、こ
の絶縁芯線36の2本を平行に並べた状態にしてシース
37で被覆してなっているものである。
【0020】一方、LANシステムなどに対応する情報
通信線としての本例のUTPケーブル32は、パイプ形
状に成形されたたとえば塩化ビニル樹脂製のシース40
を有し、このシース40の内周面に静電シールド層41
を形成している。そうした静電シールド層付きシース4
0の内部に、導体に絶縁体を被覆した通信線を対撚りし
た対撚線42のこの場合4本が挿通した形で内蔵されて
なっている。
【0021】したがって、複合ケーブル30は、かかる
UTPケーブル32を上記VVFケーブル31のシース
37上に線長方向へ縦添えした状態で、ケプラー線材と
かプラスチックテープなどによる結束テープ33または
結束線でラッピングして固定し、一体化している。結束
テープ33を用いた場合のラッピング方式は間隔巻きで
も、重ね巻きのいずれでもよい。
【0022】以上の構成によって、本例の複合ケーブル
30は一般住宅に屋内配線される場合、当面情報通信線
のUTPケーブル32が不要であっても、将来を見越し
てVVFケーブル31の配線工事と一緒にそのUTPケ
ーブル32が先行配線されることになる。それにより、
従来のように、UTPケーブル32を単独で既設家屋の
壁内に通したり、張り替えたりする電気工事が不要とな
る。
【0023】屋内配線後、情報通信線としてのUTPケ
ーブル32にあっては、パイプ成形されたそのシース4
0の内周面に静電シールド層41が形成してあるので、
電力線としてのVVFケーブル31側の絶縁芯線36に
よって静電誘導を受けないで済む。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる請
求項1に記載の複合ケーブルは、電力線としてのVVF
ケーブルと、情報通信線としてUTPケーブルが一体化
した複合ケーブルであるので、特に一般住宅の屋内配線
に際して、将来の情報通信化でたとえばLANシステム
を設置する場合など、複合ケーブルとしてUTPケーブ
ルが予め先行工事されているから、従来のように、UT
Pケーブルだけを後付けで屋内壁内に通すなどといった
電気工事が不要となり、経費を削減できる。また、UT
Pケーブルはそのシースの内周面に静電シールド層を形
成してあるので、VVFケーブルの被覆芯線によって静
電誘導を受けるのを防ぐのに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる実施の形態の複合ケーブルを示
す断面図である。
【図2】一般住宅におけるLANシステム例を示すブロ
ック図である。
【図3】汎用型VVFケーブルを示す断面図である。
【符号の説明】
30 複合ケーブル 31 VVFケーブル 32 UTPケーブル(情報通信線) 33 結束テープ 34 導体 35 絶縁体 36 絶縁芯線 37 シース 40 パイプ形状のシース 41 静電シールド層 42 対撚線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体を絶縁体で被覆した絶縁芯線の数本
    を平行に並べた状態にしてシースで被覆してなっている
    VVFケーブルと、 前記シース上に縦添えされた状態で前記VVFケーブル
    に一体的に結束テープまたは結束線で巻き締めして結合
    され、パイプ形状に成形されたシースの内周面に静電シ
    ールド層が形成されたその内部に、導体に絶縁体を被覆
    した通信線を対撚りした対撚線の複数本を挿通させて内
    蔵してなっている非シールド対撚り線と、からなってい
    ることを特徴とする複合ケーブル。
JP2000079818A 2000-03-22 2000-03-22 複合ケーブル Abandoned JP2001266656A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107146658A (zh) * 2017-03-31 2017-09-08 湖州辰丰线缆有限公司 一种电话连接线

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107146658A (zh) * 2017-03-31 2017-09-08 湖州辰丰线缆有限公司 一种电话连接线

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