JP2001266517A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/54—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
- G11B5/55—Track change, selection or acquisition by displacement of the head
- G11B5/5521—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
- G11B5/5526—Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof
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- G—PHYSICS
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B5/55—Track change, selection or acquisition by displacement of the head
- G11B5/5521—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
- G11B5/5552—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks using fine positioning means for track acquisition separate from the coarse (e.g. track changing) positioning means
- G11B5/5556—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks using fine positioning means for track acquisition separate from the coarse (e.g. track changing) positioning means with track following after a "seek"
Abstract
(57)【要約】
【課題】マイクロアクチュエータを駆動してロードビー
ムを介して磁気ヘッドを駆動する際の反作用力が支持ア
ームに作用して、支持アームが振動してしまい、そのた
めヘッド支持装置が大きく振動して磁気ヘッドの高精度
な位置決めが困難になるという問題を解決する磁気ディ
スク装置を提供する。 【解決手段】支持アーム５には２個のヘッド支持装置１
０ａ、１０ｂが搭載され、ヘッド支持装置１０ａ、１０
ｂにはマイクロアクチュエータ１３ａ、１３ｂがそれぞ
れ搭載されている。マイクロアクチュエータ１３ａ、１
３ｂが動作する際には、ヘッド支持装置１０ａ、１０ｂ
がそれぞれ逆位相で駆動される。
ムを介して磁気ヘッドを駆動する際の反作用力が支持ア
ームに作用して、支持アームが振動してしまい、そのた
めヘッド支持装置が大きく振動して磁気ヘッドの高精度
な位置決めが困難になるという問題を解決する磁気ディ
スク装置を提供する。 【解決手段】支持アーム５には２個のヘッド支持装置１
０ａ、１０ｂが搭載され、ヘッド支持装置１０ａ、１０
ｂにはマイクロアクチュエータ１３ａ、１３ｂがそれぞ
れ搭載されている。マイクロアクチュエータ１３ａ、１
３ｂが動作する際には、ヘッド支持装置１０ａ、１０ｂ
がそれぞれ逆位相で駆動される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク装置に
係り、特に、大ストロークの粗動用のアクチュエータ
と、小ストロークの微動用のマイクロアクチュエータを
備えた磁気ディスク装置、その駆動方法に関する。
係り、特に、大ストロークの粗動用のアクチュエータ
と、小ストロークの微動用のマイクロアクチュエータを
備えた磁気ディスク装置、その駆動方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】磁気ディスク装置の大容量・高密度化に
伴い、磁気ヘッドの位置決めように大ストロークの粗動
用のアクチュエータと小ストロークの微動用のアクチュ
エータを備え、高精度に位置決めする方法が提案されて
いる。例えば、特開平１１−１６３１１号公報に記載さ
れているように、ロードビームとキャリッジの間に微動
用のマイクロアクチュエータを固定する場所を設け、ヘ
ッド支持装置の長手方向の中心軸に対して対称に２個の
マイクロアクチュエータを搭載するものである。この公
報のマクロアクチュエータは電磁力を用いて駆動するも
のであるが、圧電素子を用いたものもある。駆動時はマ
イクロアクチュエータに電圧信号を印加することによ
り、２個のアクチュエータを逆位相で伸縮させてヘッド
支持装置の先端に取り付けられた磁気ヘッドを動かし、
高精度な位置決めを行う。
伴い、磁気ヘッドの位置決めように大ストロークの粗動
用のアクチュエータと小ストロークの微動用のアクチュ
エータを備え、高精度に位置決めする方法が提案されて
いる。例えば、特開平１１−１６３１１号公報に記載さ
れているように、ロードビームとキャリッジの間に微動
用のマイクロアクチュエータを固定する場所を設け、ヘ
ッド支持装置の長手方向の中心軸に対して対称に２個の
マイクロアクチュエータを搭載するものである。この公
報のマクロアクチュエータは電磁力を用いて駆動するも
のであるが、圧電素子を用いたものもある。駆動時はマ
イクロアクチュエータに電圧信号を印加することによ
り、２個のアクチュエータを逆位相で伸縮させてヘッド
支持装置の先端に取り付けられた磁気ヘッドを動かし、
高精度な位置決めを行う。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】マイクロアクチュエー
タを駆動してロードビームを介して磁気ヘッドを駆動す
ると、その反作用力がマイクロアクチュエータ取り付け
部を介して支持アームに作用する。そのため、マイクロ
アクチュエータが高速で駆動されると、支持アームの共
振周波数で支持アームが共振する。その支持アームの振
動によってヘッド支持機構および磁気ヘッドが大きく振
動しする。そのため、磁気ヘッドの高精度な位置決めが
困難になるという問題がある。
タを駆動してロードビームを介して磁気ヘッドを駆動す
ると、その反作用力がマイクロアクチュエータ取り付け
部を介して支持アームに作用する。そのため、マイクロ
アクチュエータが高速で駆動されると、支持アームの共
振周波数で支持アームが共振する。その支持アームの振
動によってヘッド支持機構および磁気ヘッドが大きく振
動しする。そのため、磁気ヘッドの高精度な位置決めが
困難になるという問題がある。
【０００４】本発明の目的は、上記の課題を解決する磁
気ディスク装置を提供することである。
気ディスク装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の磁気ディスク装置は、磁気ヘッドを支持
するヘッド支持装置がマイクロアクチュエータを搭載し
ており、少なくとも１本の支持アームには２個のヘッド
支持装置が搭載されており、マイクロアクチュエータが
動作する際に同一の支持アームに取り付けられた２個の
ヘッド支持装置がそれぞれ逆位相で駆動される構成とな
っている。
めに、本発明の磁気ディスク装置は、磁気ヘッドを支持
するヘッド支持装置がマイクロアクチュエータを搭載し
ており、少なくとも１本の支持アームには２個のヘッド
支持装置が搭載されており、マイクロアクチュエータが
動作する際に同一の支持アームに取り付けられた２個の
ヘッド支持装置がそれぞれ逆位相で駆動される構成とな
っている。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を、図面を用
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
【０００７】図１は、本発明を適用した磁気ディスク装
置の一実施例の部分断面図である。磁気ディスク装置１
は、両面に情報を記録することができるディスク２と、
ディスク２を回転駆動するスピンドルモータ３と、磁気
ヘッドを大きく回転駆動する粗動用のアクチュエータで
あるボイスコイルモータ６と、ボイスコイルモータ６駆
動力を受けるキャリッジ４を内蔵している。キャリッジ
４の先端には複数の支持アーム５が構成されている。１
つの支持アーム５ａの上面と下面には、ディスク２ａと
ディスク２ｂの間に挿入されるヘッド支持機構１０ａ、
１０ｂが固定されている。それぞれのヘッド支持機構１
０ａ、１０ｂの先端には、磁気ヘッドを内蔵したスライ
ダ１１ａ、１１ｂが固定されている。キャリッジ４はピ
ボット軸９により回転自在に固定されている。キャリッ
ジ４がピボット軸９を中心にボイスコイルモータ６によ
り回転運動させることにより、ディスク２上の任意の半
径位置に磁気ヘッドを位置決めすることができる。
置の一実施例の部分断面図である。磁気ディスク装置１
は、両面に情報を記録することができるディスク２と、
ディスク２を回転駆動するスピンドルモータ３と、磁気
ヘッドを大きく回転駆動する粗動用のアクチュエータで
あるボイスコイルモータ６と、ボイスコイルモータ６駆
動力を受けるキャリッジ４を内蔵している。キャリッジ
４の先端には複数の支持アーム５が構成されている。１
つの支持アーム５ａの上面と下面には、ディスク２ａと
ディスク２ｂの間に挿入されるヘッド支持機構１０ａ、
１０ｂが固定されている。それぞれのヘッド支持機構１
０ａ、１０ｂの先端には、磁気ヘッドを内蔵したスライ
ダ１１ａ、１１ｂが固定されている。キャリッジ４はピ
ボット軸９により回転自在に固定されている。キャリッ
ジ４がピボット軸９を中心にボイスコイルモータ６によ
り回転運動させることにより、ディスク２上の任意の半
径位置に磁気ヘッドを位置決めすることができる。
【０００８】図２は図１に示されているヘッド支持機構
の一実施例である。磁気ヘッドを微動させ、正確に位置
決めするためのマイクロアクチュエータ１３は、マイク
ロアクチュエータ取付け部１２の上面に取付けられてい
る。本実施例では、このマイクロアクチュエータ１３は
圧電素子で構成されているが、この構成ではなく電磁式
のマイクロアクチュエータでもよい。なお、マイクロア
クチュエータ取付け部１２は長手方向に所定の間隔をあ
けて、マイクアクチュエータ１３を固定する固定部を備
え、その固定部の間は両側に突出した円弧状の弾性部１
２ａで結合されている。マイクロアクチュエータ取付け
部１２の先端(マイクロアクチュエータ１３の一方の固
定部側）には、ロードビーム１４が固定されている。ロ
ードビーム１４の先端には、フレクシャ１５を介してス
ライダ１１が取付けられている。スライダ１１には磁気
ヘッドが設けられている。マイクロアクチュエータ取付
け部１２の後端には、マウント１６が取り付けられてい
る。マウント１６を支持アーム５にかしめ等で固定する
ことで、ヘッド支持機構１０が支持アームに支持され
る。
の一実施例である。磁気ヘッドを微動させ、正確に位置
決めするためのマイクロアクチュエータ１３は、マイク
ロアクチュエータ取付け部１２の上面に取付けられてい
る。本実施例では、このマイクロアクチュエータ１３は
圧電素子で構成されているが、この構成ではなく電磁式
のマイクロアクチュエータでもよい。なお、マイクロア
クチュエータ取付け部１２は長手方向に所定の間隔をあ
けて、マイクアクチュエータ１３を固定する固定部を備
え、その固定部の間は両側に突出した円弧状の弾性部１
２ａで結合されている。マイクロアクチュエータ取付け
部１２の先端(マイクロアクチュエータ１３の一方の固
定部側）には、ロードビーム１４が固定されている。ロ
ードビーム１４の先端には、フレクシャ１５を介してス
ライダ１１が取付けられている。スライダ１１には磁気
ヘッドが設けられている。マイクロアクチュエータ取付
け部１２の後端には、マウント１６が取り付けられてい
る。マウント１６を支持アーム５にかしめ等で固定する
ことで、ヘッド支持機構１０が支持アームに支持され
る。
【０００９】図３はマイクロアクチュエータ取付け部１
２におけるマイクロアクチュエータ１３の固定部の断面
図を示したものである。図中の矢印は圧電素子で構成さ
れたマイクロアクチュエータ１３の分極方向を示してい
る。本実施例では、図のように左右に配置されたマイク
ロアクチュエータ１３の分極方向は逆方向としてある。
マイクロアクチュエータ１３は２つの圧電素子４１、４
２から構成され、それぞれの圧電素子４１、４２には上
部電極２１と下部電極２２が設けられている。又それぞ
れの圧電素子４１、４２の下部電極２２は導電性を有す
る接着剤２３によってマイクロアクチュエータ取付け部
１２に固定されている。マイクロアクチュエータ取付け
部１２は、マウント１６と、支持アーム５とを介して電
気的に零電位（接地電位）となっている。これにより、
上部電極２１に同じ電圧信号を入力すると、マイクロア
クチュエータ１３を構成する２個の圧電素子４１、４２
の分極方向が逆向きであることから、圧電素子４１、４
２はそれぞれ逆方向に伸縮する。
２におけるマイクロアクチュエータ１３の固定部の断面
図を示したものである。図中の矢印は圧電素子で構成さ
れたマイクロアクチュエータ１３の分極方向を示してい
る。本実施例では、図のように左右に配置されたマイク
ロアクチュエータ１３の分極方向は逆方向としてある。
マイクロアクチュエータ１３は２つの圧電素子４１、４
２から構成され、それぞれの圧電素子４１、４２には上
部電極２１と下部電極２２が設けられている。又それぞ
れの圧電素子４１、４２の下部電極２２は導電性を有す
る接着剤２３によってマイクロアクチュエータ取付け部
１２に固定されている。マイクロアクチュエータ取付け
部１２は、マウント１６と、支持アーム５とを介して電
気的に零電位（接地電位）となっている。これにより、
上部電極２１に同じ電圧信号を入力すると、マイクロア
クチュエータ１３を構成する２個の圧電素子４１、４２
の分極方向が逆向きであることから、圧電素子４１、４
２はそれぞれ逆方向に伸縮する。
【００１０】図４には、マイクロアクチュエータ１３を
駆動した場合におけるヘッド支持機構１０の変形の一例
を示す。上部電極２１に電圧信号が入力されると、マイ
クロアクチュエータ１３を構成する一方の圧電素子４１
は長手方向に縮む変形をし、他方の圧電素子４２は長手
方向に伸びる変形をする。このマイクロアクチュエータ
１３の変形により、ヘッド支持装置全体は図４のように
一方側に回転する変形をし、スライダを微動することが
可能となる。すなわち、ロードビーム１４はマイクロア
クチュエータ取付け部１２を介して、Ｍ１で示される回
転モーメント力を受ける。この回転モーメント力Ｍ１に
よってロードビーム１４は、マイクロアクチュエータ取
付け部１２の支持アーム５側のマイクロアクチュエータ
１３の固定部を基準として略回転運動する。この結果、
スライダが微動する。また、支持アーム５には、回転モ
ーメント力Ｍ１の反作用として、マイクロアクチュエー
タ取付け部１２とマウント１６を介して回転モーメント
力Ｍ２が作用する。この回転モーメント力Ｍ２が支持ア
ーム５に作用する。これによって、特に支持アーム５の
共振周波数で支持アーム５が大きく振動し、磁気ヘッド
の位置決め精度を低下させる恐れがある。
駆動した場合におけるヘッド支持機構１０の変形の一例
を示す。上部電極２１に電圧信号が入力されると、マイ
クロアクチュエータ１３を構成する一方の圧電素子４１
は長手方向に縮む変形をし、他方の圧電素子４２は長手
方向に伸びる変形をする。このマイクロアクチュエータ
１３の変形により、ヘッド支持装置全体は図４のように
一方側に回転する変形をし、スライダを微動することが
可能となる。すなわち、ロードビーム１４はマイクロア
クチュエータ取付け部１２を介して、Ｍ１で示される回
転モーメント力を受ける。この回転モーメント力Ｍ１に
よってロードビーム１４は、マイクロアクチュエータ取
付け部１２の支持アーム５側のマイクロアクチュエータ
１３の固定部を基準として略回転運動する。この結果、
スライダが微動する。また、支持アーム５には、回転モ
ーメント力Ｍ１の反作用として、マイクロアクチュエー
タ取付け部１２とマウント１６を介して回転モーメント
力Ｍ２が作用する。この回転モーメント力Ｍ２が支持ア
ーム５に作用する。これによって、特に支持アーム５の
共振周波数で支持アーム５が大きく振動し、磁気ヘッド
の位置決め精度を低下させる恐れがある。
【００１１】図５に本発明のマイクロアクチュエータ駆
動方法の一実施例を示す。支持アーム５の上面と下面に
は、それぞれヘッド支持機構１０ａ、１０ｂが取り付け
られている。ヘッド支持機構１０ａ、１０ｂは略同一形
状をしている。本発明のマイクロアクチュエータ駆動方
法では、それぞれのヘッド支持機構１０ａ、１０ｂに設
けられたマイクロアクチュエータ１３ａ、１３ｂを駆動
すると、ヘッド支持機構１０ａと１０ｂはそれぞれ逆方
向に動作する。この時、それぞれのロードビーム１４
ａ、１４ｂに加わる回転モーメント力Ｍ１ａ、Ｍ１ｂの
反力として、回転モーメント力Ｍ２ａ、Ｍ２ｂが支持ア
ームに作用する。この回転モーメント力Ｍ２ａ、Ｍ２ｂ
は逆向きで大きさが等しいことから、お互いに打ち消し
あい、支持アーム５には面内方向の回転モーメント力は
作用しないことになる。このため、マイクロアクチュエ
ータ１３ａ、１３ｂを駆動することによって支持アーム
５が面内方向に振動することはなくなる。すなわち、マ
イクロアクチュエータ１３が動作しても磁気ヘッドの位
置決め精度を低下させることがなくなる。
動方法の一実施例を示す。支持アーム５の上面と下面に
は、それぞれヘッド支持機構１０ａ、１０ｂが取り付け
られている。ヘッド支持機構１０ａ、１０ｂは略同一形
状をしている。本発明のマイクロアクチュエータ駆動方
法では、それぞれのヘッド支持機構１０ａ、１０ｂに設
けられたマイクロアクチュエータ１３ａ、１３ｂを駆動
すると、ヘッド支持機構１０ａと１０ｂはそれぞれ逆方
向に動作する。この時、それぞれのロードビーム１４
ａ、１４ｂに加わる回転モーメント力Ｍ１ａ、Ｍ１ｂの
反力として、回転モーメント力Ｍ２ａ、Ｍ２ｂが支持ア
ームに作用する。この回転モーメント力Ｍ２ａ、Ｍ２ｂ
は逆向きで大きさが等しいことから、お互いに打ち消し
あい、支持アーム５には面内方向の回転モーメント力は
作用しないことになる。このため、マイクロアクチュエ
ータ１３ａ、１３ｂを駆動することによって支持アーム
５が面内方向に振動することはなくなる。すなわち、マ
イクロアクチュエータ１３が動作しても磁気ヘッドの位
置決め精度を低下させることがなくなる。
【００１２】図６は、図５に示したヘッド支持機構１０
ａ、１０ｂのマイクロアクチュエータ１３ａ、１３ｂ、
及びマイクロアクチュエータ取付け部１２ａ、１２ｂの
断面図である。マイクロアクチュエータ１３ａに設けた
２個の圧電素子のうち、一方の圧電素子６１と、マイク
ロアクチュエータ１３ｂに設けた２個の圧電素子のうち
前記圧電素子６１と対向して配置された圧電素子６３と
は、信号印加電極に対する分極の方向が互いに逆向きに
なるよう配置した。マイクロアクチュエータ１３ａのう
ち他方の圧電素子６２とマイクロアクチュエータ１３ｂ
の他方の圧電素子６４に関しても同様に、分極方向は互
いに逆方向となっている。この構成によれば、圧電素子
６１、６２、６３、６４に同一の電圧信号を入力した場
合に、ヘッド支持機構１０ａ、１０ｂをそれぞれ逆方向
に駆動することが可能になる。従って、本構成とすれ
ば、マイクロアクチュエータ駆動用のアンプは１個でよ
く、磁気ディスク装置の制御回路を単純化すると共に安
価に製作することが可能になる。
ａ、１０ｂのマイクロアクチュエータ１３ａ、１３ｂ、
及びマイクロアクチュエータ取付け部１２ａ、１２ｂの
断面図である。マイクロアクチュエータ１３ａに設けた
２個の圧電素子のうち、一方の圧電素子６１と、マイク
ロアクチュエータ１３ｂに設けた２個の圧電素子のうち
前記圧電素子６１と対向して配置された圧電素子６３と
は、信号印加電極に対する分極の方向が互いに逆向きに
なるよう配置した。マイクロアクチュエータ１３ａのう
ち他方の圧電素子６２とマイクロアクチュエータ１３ｂ
の他方の圧電素子６４に関しても同様に、分極方向は互
いに逆方向となっている。この構成によれば、圧電素子
６１、６２、６３、６４に同一の電圧信号を入力した場
合に、ヘッド支持機構１０ａ、１０ｂをそれぞれ逆方向
に駆動することが可能になる。従って、本構成とすれ
ば、マイクロアクチュエータ駆動用のアンプは１個でよ
く、磁気ディスク装置の制御回路を単純化すると共に安
価に製作することが可能になる。
【００１３】なお、当然のことではあるが、マイクロア
クチュエータ１３ａ、１３ｂの分極方向を全て同じ方向
になるように配置して、印加電圧の極性を逆にして駆動
しても同じ駆動力を得られるが、この場合は、電圧を逆
極性にするための回路が必要になる。
クチュエータ１３ａ、１３ｂの分極方向を全て同じ方向
になるように配置して、印加電圧の極性を逆にして駆動
しても同じ駆動力を得られるが、この場合は、電圧を逆
極性にするための回路が必要になる。
【００１４】図７は本発明の別の実施例を示した側面図
である。磁気ディスク装置の最上面および再下面に配置
される支持アーム７１、７２には、ディスク２の側にヘ
ッド支持装置１０が取付けられており、ディスク２と反
対側にはバランス駆動装置７３が取付けられている。
である。磁気ディスク装置の最上面および再下面に配置
される支持アーム７１、７２には、ディスク２の側にヘ
ッド支持装置１０が取付けられており、ディスク２と反
対側にはバランス駆動装置７３が取付けられている。
【００１５】図８は、図７に示したバランス駆動機構７
３の斜視図である。バランス駆動機構７３は、図２に示
したヘッド支持機構１０のロードビーム１４の代わり
に、ウエイト８１がマイクロアクチュエータ取付け部１
２に固定されている。マイクロアクチュエータ取付け部
１２の上面には圧電素子により構成されるマイクロアク
チュエータ１３が取付けられている。また、マイクロア
クチュエータ取付け部１２の後端には、マウント１６が
固定されている。マウント１６は支持アーム７１もしく
は７２に、かしめ等で固定される。ウエイト８１は、図
２に示したヘッド支持装置１０のマイクロアクチュエー
タ１３で駆動される部分と慣性モーメントがほぼ等しく
なる構成となっている。
３の斜視図である。バランス駆動機構７３は、図２に示
したヘッド支持機構１０のロードビーム１４の代わり
に、ウエイト８１がマイクロアクチュエータ取付け部１
２に固定されている。マイクロアクチュエータ取付け部
１２の上面には圧電素子により構成されるマイクロアク
チュエータ１３が取付けられている。また、マイクロア
クチュエータ取付け部１２の後端には、マウント１６が
固定されている。マウント１６は支持アーム７１もしく
は７２に、かしめ等で固定される。ウエイト８１は、図
２に示したヘッド支持装置１０のマイクロアクチュエー
タ１３で駆動される部分と慣性モーメントがほぼ等しく
なる構成となっている。
【００１６】この構成によれば、ヘッド支持機構１０と
逆位相になるようにバランス駆動機構７３を駆動するこ
とによって、ヘッド支持機構１０の駆動モーメント力の
反作用として支持アーム７１、７２に発生する回転モー
メント力を相殺する。よってマイクロアクチュエータ１
３の駆動によって支持アーム７１、７２が振動すること
がなくなり、磁気ヘッドの高精度な位置決めが可能とな
る。なおマクロアクチュエータの分極方向を図６で指名
したように異なるように配置すれば各圧電素子の電極に
は同一の極性で同じ大きさの電圧信号を印加すればよい
ことは言うまでもない。
逆位相になるようにバランス駆動機構７３を駆動するこ
とによって、ヘッド支持機構１０の駆動モーメント力の
反作用として支持アーム７１、７２に発生する回転モー
メント力を相殺する。よってマイクロアクチュエータ１
３の駆動によって支持アーム７１、７２が振動すること
がなくなり、磁気ヘッドの高精度な位置決めが可能とな
る。なおマクロアクチュエータの分極方向を図６で指名
したように異なるように配置すれば各圧電素子の電極に
は同一の極性で同じ大きさの電圧信号を印加すればよい
ことは言うまでもない。
【００１７】図９は本発明の他の実施例を示した側面図
である。図６の実施例と異なる点は、図６では対向する
ディスク面に対するヘッド支持機構を対象にして構成し
たが、本実施例ではヘッド支持機構１０ａ、１０ｂを、
ディスク２を挟むように配置した点である。それぞれ支
持アーム５に取り付けられている。またヘッド支持装置
１０ａ、１０ｂは、互いに逆位相で駆動される。本構成
によれば、他の実施例と同様に、ヘッド支持機構１０
ａ、１０ｂのマイクロアクチュエータの駆動反力は互い
に相殺され、支持アーム５を加振することはない。また
本構成によれば、最上面や最下面のディスクに関しても
図８に示したバランス駆動機構が不要となり、磁気ディ
スク装置の小型化が可能になるとともに、部品点数を低
減することにより低コスト化を図ることが可能となる。
である。図６の実施例と異なる点は、図６では対向する
ディスク面に対するヘッド支持機構を対象にして構成し
たが、本実施例ではヘッド支持機構１０ａ、１０ｂを、
ディスク２を挟むように配置した点である。それぞれ支
持アーム５に取り付けられている。またヘッド支持装置
１０ａ、１０ｂは、互いに逆位相で駆動される。本構成
によれば、他の実施例と同様に、ヘッド支持機構１０
ａ、１０ｂのマイクロアクチュエータの駆動反力は互い
に相殺され、支持アーム５を加振することはない。また
本構成によれば、最上面や最下面のディスクに関しても
図８に示したバランス駆動機構が不要となり、磁気ディ
スク装置の小型化が可能になるとともに、部品点数を低
減することにより低コスト化を図ることが可能となる。
【００１８】図１０に本発明の磁気ディスク装置のデー
タの書き込みに関する制御方法を示す。本発明の磁気デ
ィスク装置では、上下に隣り合うヘッド支持機構が逆位
相で駆動されるため、上下に隣り合う磁気ヘッドの位置
がオフセットしている。また、アップ側の磁気ヘッド１
００、１０２、１０４、１０６は共に同位相で駆動され
る。よってダウン側の磁気ヘッド１０７、１０５、１０
３、１０１に関しても共に同位相で駆動されることにな
る。データ書き込み時でヘッド切り替えの手順として
は、まずアップ側である磁気ヘッド１００、１０２、１
０４、１０６の順にヘッド切り替えを行い、次にダウン
側である磁気ヘッド１０７、１０５、１０３、１０１の
順に切り替えを行う。この後に再びアップ側の磁気ヘッ
ドに切り替えられる。この手順によれば、アップ側のヘ
ッド１００、１０２、１０４、１０６の間でヘッドの切
り替えを行う際には、マイクロアクチュエータの駆動に
よるヘッドのオフセットがなく、よって速やかなヘッド
切り替えが可能となる。また、ダウン側の磁気ヘッド１
０７、１０５、１０３、１０１の間のヘッド切り替えに
関しても同様である。データの読みとり時に関しても、
書き込みと同様な手順でヘッドの切り替えを行うことと
なるので、速やかなヘッド切り替えが可能となる。
タの書き込みに関する制御方法を示す。本発明の磁気デ
ィスク装置では、上下に隣り合うヘッド支持機構が逆位
相で駆動されるため、上下に隣り合う磁気ヘッドの位置
がオフセットしている。また、アップ側の磁気ヘッド１
００、１０２、１０４、１０６は共に同位相で駆動され
る。よってダウン側の磁気ヘッド１０７、１０５、１０
３、１０１に関しても共に同位相で駆動されることにな
る。データ書き込み時でヘッド切り替えの手順として
は、まずアップ側である磁気ヘッド１００、１０２、１
０４、１０６の順にヘッド切り替えを行い、次にダウン
側である磁気ヘッド１０７、１０５、１０３、１０１の
順に切り替えを行う。この後に再びアップ側の磁気ヘッ
ドに切り替えられる。この手順によれば、アップ側のヘ
ッド１００、１０２、１０４、１０６の間でヘッドの切
り替えを行う際には、マイクロアクチュエータの駆動に
よるヘッドのオフセットがなく、よって速やかなヘッド
切り替えが可能となる。また、ダウン側の磁気ヘッド１
０７、１０５、１０３、１０１の間のヘッド切り替えに
関しても同様である。データの読みとり時に関しても、
書き込みと同様な手順でヘッドの切り替えを行うことと
なるので、速やかなヘッド切り替えが可能となる。
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、一本のアームに取り付
けられた２個のヘッド支持機構は、それぞれのヘッド支
持機構に搭載されたマイクロアクチュエータによって駆
動される際に、それぞれ逆位相で駆動される。そのた
め、マイクロアクチュエータの駆動力に対する反作用力
は互いに相殺され、反作用力が支持アームを加振するこ
とはなくなる。これによってマイクロアクチュエータの
駆動により支持アームが振動することはなく、よって磁
気ヘッドの高精度な位置決めを可能にする。
けられた２個のヘッド支持機構は、それぞれのヘッド支
持機構に搭載されたマイクロアクチュエータによって駆
動される際に、それぞれ逆位相で駆動される。そのた
め、マイクロアクチュエータの駆動力に対する反作用力
は互いに相殺され、反作用力が支持アームを加振するこ
とはなくなる。これによってマイクロアクチュエータの
駆動により支持アームが振動することはなく、よって磁
気ヘッドの高精度な位置決めを可能にする。
【図１】本発明の磁気ディスク装置の一実施例の部分断
面図である。
面図である。
【図２】磁気ディスク装置のヘッド支持装置の斜視図で
ある。
ある。
【図３】磁気ディスク装置のヘッド支持装置の断面図で
ある。
ある。
【図４】磁気ディスク装置のヘッド支持装置の変形図で
ある。
ある。
【図５】本発明の磁気ディスク装置のマイクロアクチュ
エータ駆動方法を示す斜視図である。
エータ駆動方法を示す斜視図である。
【図６】本発明の磁気ディスク装置のヘッド支持装置の
断面図である。
断面図である。
【図７】本発明の磁気ディスク装置の他の実施例を示す
側面図である。
側面図である。
【図８】本発明の磁気ディスク装置のバランス駆動機構
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図９】本発明の磁気ディスク装置の他の実施例を示す
側面図である。
側面図である。
【図１０】本発明の磁気ディスク装置のデータ書き込み
の制御方法を示す図である。
の制御方法を示す図である。
１…磁気ディスク装置、２…ディスク、３…スピンドル
モータ、４…キャリッジ、６…スピンドルモータ、５支
持アーム、１０…ヘッド支持装置、１１…スライダ、１
２…ヘッド支持装置、１３…マイクロアクチュエータ、
１４…ロードビーム、１５…フレクシャ、１６…マウン
ト、２１…上部電極、２２…下部電極、２３…接着剤、
４１…圧電素子、４２…圧電素子、６１…圧電素子、６
２…圧電素子、６３…圧電素子、６４…圧電素子、７１
…支持アーム、７１…支持アーム、７３…バランス駆動
装置、８１…ウエイト、１００〜１０７…磁気ヘッド。
モータ、４…キャリッジ、６…スピンドルモータ、５支
持アーム、１０…ヘッド支持装置、１１…スライダ、１
２…ヘッド支持装置、１３…マイクロアクチュエータ、
１４…ロードビーム、１５…フレクシャ、１６…マウン
ト、２１…上部電極、２２…下部電極、２３…接着剤、
４１…圧電素子、４２…圧電素子、６１…圧電素子、６
２…圧電素子、６３…圧電素子、６４…圧電素子、７１
…支持アーム、７１…支持アーム、７３…バランス駆動
装置、８１…ウエイト、１００〜１０７…磁気ヘッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳山 幹夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 小林 正人 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 小田井 正樹 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Ｆターム(参考） 5D042 LA01 MA15 5D059 AA01 BA01 CA08 DA19 EA08 5D096 NN03 NN07
Claims (3)
- 【請求項１】情報を記載するディスクと、前記ディスク
に情報の読み書きをする磁気ヘッドと、前記磁気ヘッド
を支持するヘッド支持機構と、前記ヘッド支持機構を保
持する支持アームと、前記ヘッド支持機構に設けられた
マイクロアクチュエータと、前記支持アームを駆動する
アクチュエータを備えた磁気ディスク装置において、 １つの前記支持アームには２つのヘッド支持機構が取付
けられ、前記マイクロアクチュエータにより同一の支持
アームに取り付けられた２つのヘッド支持機構をそれぞ
れ逆位相に駆動することを特徴とする磁気ディスク装
置。 - 【請求項２】情報を記載するディスクと、前記ディスク
に情報の読み書きをする磁気ヘッドと、前記磁気ヘッド
を支持するヘッド支持機構と、前記ヘッド支持機構を保
持する支持アームと、前記ヘッド支持機構の設けられた
マイクロアクチュエータと、前記支持アームを駆動する
アクチュエータを備えた磁気ディスク装置において、 前記ヘッド支持機構に設けたマイクロアクチュエータは
２個の分極方向の異なる圧電素子で構成され、１つの支
持アームに２つのヘッド支持機構を取付け、対向する前
記ヘッド支持機構に設けられたそれぞれの圧電素子の分
極方向が異なるように配置し、これらの圧電素子に略同
じ大きさで同じ極性の電圧信号を印加して前記マイクロ
アクチュエータを駆動することを特徴とする磁気ディス
ク装置。 - 【請求項３】情報を記載するディスクと、前記ディスク
に情報の読み書きをする磁気ヘッドと、前記磁気ヘッド
を支持するヘッド支持機構と、前記ヘッド支持機構を保
持する支持アームと、微動用のマイクロアクチュエータ
を有し、前記マイクロアクチュエータは前記ヘッド支持
機構上に設けられた磁気ディスク装置において、 １つの前記支持アームに前記ヘッド支持機構とバランス
駆動機構を取付け、前記バランス駆動機構にはマイクロ
アクチュエータと、前記マイクロアクチュエータで移動
されるウエイトが設けられ、前記ヘッド支持機構のマイ
クロアクチュエータによって駆動される部分と、前記バ
ランス駆動機構の前記ウエイトは略同じ慣性モーメント
を有しており、前記ヘッド支持機構とバランス駆動機構
とが逆位相で駆動されることを特徴とする磁気ディスク
装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000088504A JP2001266517A (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 磁気ディスク装置 |
| US09/791,715 US6624982B2 (en) | 2000-03-24 | 2001-02-26 | Magnetic disk recording apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000088504A JP2001266517A (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 磁気ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001266517A true JP2001266517A (ja) | 2001-09-28 |
Family
ID=18604377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000088504A Pending JP2001266517A (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6624982B2 (ja) |
| JP (1) | JP2001266517A (ja) |
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| CN109664001A (zh) * | 2017-10-13 | 2019-04-23 | 玛珂系统分析和开发有限公司 | 一种用于定位工具的定位装置 |
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2000
- 2000-03-24 JP JP2000088504A patent/JP2001266517A/ja active Pending
-
2001
- 2001-02-26 US US09/791,715 patent/US6624982B2/en not_active Expired - Fee Related
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