JP2001266501A - データ記録装置及びデータ記録方法、データ再生装置及びデータ再生方法、並びに、データ記録再生装置及びデータ記録再生方法 - Google Patents

データ記録装置及びデータ記録方法、データ再生装置及びデータ再生方法、並びに、データ記録再生装置及びデータ記録再生方法

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JP2001266501A
JP2001266501A JP2000087129A JP2000087129A JP2001266501A JP 2001266501 A JP2001266501 A JP 2001266501A JP 2000087129 A JP2000087129 A JP 2000087129A JP 2000087129 A JP2000087129 A JP 2000087129A JP 2001266501 A JP2001266501 A JP 2001266501A
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俊之 宮内
Masayuki Hattori
雅之 服部
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    • H03M13/37Decoding methods or techniques, not specific to the particular type of coding provided for in groups H03M13/03 - H03M13/35
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高性能の符号化及び高効率の復号を実現して
復号誤り率を低下する。 【解決手段】 磁気記録再生装置50は、記録系におい
て、入力したデータに対して誤り訂正符号化を施す誤り
訂正符号化器51と、この誤り訂正符号化器51から供
給されたデータの順序を攪拌して並べ替えるインターリ
ーバ52と、このインターリーバ52から供給されたデ
ータに対して所定の変調符号化を施す変調符号化器53
と、この変調符号化器53から供給されたデータの順序
を攪拌して並べ替えるインターリーバ54とを備える。
また、磁気記録再生装置50は、再生系において、少な
くとも、入力したデータを復号する誤り訂正軟復号器と
変調復号器とを2つのデインターリーバ及び2つのイン
ターリーバを介して連接して構成されるチャネル、変調
及び誤り訂正ターボ復号器64を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に対して
データを記録するデータ記録装置及びデータ記録方法、
記録媒体に記録されているデータを再生するデータ再生
装置及びデータ再生方法、並びに、記録媒体に対するデ
ータの記録及び再生を行うデータ記録再生装置及びデー
タ記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ディジタルデータを記録する記
録媒体として、ハードディスクやいわゆるDVCR(Di
gital Video Cassette Recorder)、いわゆるCD(Com
pact Disc)やDVD(Digital Versatile Disk)、及
びいわゆるMO(Magneto Optical)等の磁気、光及び
光磁気記録方式による各種記録媒体が広く知られてい
る。
【0003】これらの記録媒体に対して信号を記録する
ためには、例えば、磁気記録方式による記録媒体に対し
ては書き込みヘッドにより磁化方向を制御したり、光記
録方式による記録媒体に対してはスタンパにより信号に
応じた長さのピットを形成するといったように、記録媒
体に対して物理的な処理を施す必要がある。その際、記
録媒体に記録された信号を読み出す再生側での読み出し
信号の振幅制御やクロック再生が正常に動作するよう
に、記録媒体に対して信号を記録する記録側では、通
常、予め信号に対して所定の変調符号化を施し、記録媒
体に対して信号を記録する方式が用いられる。
【0004】この変調符号化を行う変調符号化器は、一
般に、各種制限のないバイナリ信号を入力し、各種制限
が加えられたバイナリ信号を出力する。ここで、信号に
対する制限としては、例えば、符号における“0”,
“1”の個数が十分長い範囲で均等になるような制限で
あるDC free制限や、符号において連続する“0”の個
数の最小値及び最大値が、それぞれ、d個及びk個とな
る制限である(d,k)制限等がある。(d,k)制限
の概念を具体的に説明するために、(d,k)=(2,
7)制限を満たす符号を出力する変調符号化器における
入出力例を示すと、図15に示すようになる。すなわ
ち、(d,k)=(2,7)制限を満たす符号を出力す
る変調符号化器150は、制限が加えられていない入力
信号を入力すると、この入力信号に変調符号化を施し、
連続する“0”の個数の最小値が2個、最大値が7個で
あるような出力信号を生成して出力する。
【0005】このように、制限のない系列を制限のある
系列に変換する場合には、入力ビットの総数よりも出力
ビットの総数が多くなる。ここで、入力ビットの総数を
K、出力ビットの総数をNと表すものとすると、通常、
K/Nを符号化率Rとして表す。この符号化率Rは、変
調符号化の効率を表す指標値となるものであり、同じ制
限を満たす出力信号を生成する変調符号化器を比較した
場合には、符号化率Rが高い変調符号化器は、符号化率
Rが低い変調符号化器よりも、一定の出力ビットに対し
て多くの入力ビットを符号化できることを示す。換言す
れば、符号化率Rが高い変調符号化器は、符号化率Rが
低い変調符号化器よりも、定められた記録媒体に対して
多くの情報を記録できる。
【0006】また、変調符号化には、入力ビットを所定
の長さのブロックに区切り、各ブロックに対応する所定
の長さのブロックに区切られた出力ビットを生成するブ
ロック符号化方式と、入力ビットとこの入力ビットに対
応する出力ビットの符号化単位が変動する可変長符号化
方式とがある。例えば、変調符号化として通常用いられ
ているいわゆる8/9符号や16/17符号はブロック
符号化方式に属するものであり、いわゆる(1,7)R
LL符号や(2,7)RLL符号は可変長符号化方式に
属するものである。
【0007】例えば、入力ビットとして2ビットの信号
を入力し、(d,k)=(0,2)制限を満たす3ビッ
トの出力ビットを生成するブロック変調符号化方式の場
合、変調符号化器は、次表1に示すような変換テーブル
を図示しないメモリ等に格納しており、この変換テーブ
ルを参照することによって、2ビットの入力ビットに対
応する3ビットの出力ビットを求め、逐次出力する。
【0008】
【表1】
【0009】一方、変調符号化された信号を変調復号す
る変調復号器は、表1に示した変換テーブルに対応する
表2に示すような逆変換テーブルを図示しないメモリ等
に格納しており、この逆変換テーブルを参照することに
よって、3ビットの入力ビットに対応する2ビットの復
号ビットを求め、逐次出力する。
【0010】
【表2】
【0011】変調復号器としては、例えば図16に示す
ものがある。この変調復号器160は、少なくともRO
M(Read Only Memory)161を備える。変調復号器1
60は、入力アドレス信号D161を入力し、この入力
アドレス信号D161で与えられるROM161におけ
るアドレスに格納されている内容を変調復号信号D16
2として出力する。実際には、変調復号器160は、表
2に示した逆変換テーブルにしたがって入力ビットから
復号ビットへの逆変換を行う場合には、表2における入
力ビットに対応するROM161のアドレスに復号ビッ
トの内容が格納されており、このアドレスに格納されて
いる復号ビットを読み出すことによって、逆変換を行
う。
【0012】また、変調復号器としては、例えば図17
に示すものがある。この変調復号器170は、少なくと
も組み合わせ回路171を備える。変調復号器170
は、入力信号D171を入力し、組み合わせ回路171
により入力信号D171に対する論理演算を行い、変調
復号信号D172を生成する。実際には、変調復号器1
70は、表2に示した逆変換テーブルにしたがって入力
ビットから復号ビットへの逆変換を行う場合には、3ビ
ットの入力信号D171を(a0,a1,a2)、2ビッ
トの変調復号信号D172を(b0,b1)と表すと、出
力ビットである(b0,b1)を、次式(1)に示すよう
な論理式に対応する組み合わせ回路171により生成す
る。なお、同式において、“|”は論理和を表し、
“&”は論理積を表し、“!”は論理否定を表す。
【0013】
【数1】
【0014】このような変調符号化器及び変調復号器
を、磁気記録方式による記録媒体に対するデータの記録
及び再生を行う磁気記録再生装置に適用した場合、この
磁気記録再生装置は、図18に示すように構成される。
【0015】すなわち、同図に示す磁気記録再生装置2
00は、データを記録媒体250に記録するための記録
系として、入力したデータに対して誤り訂正符号化を施
す誤り訂正符号化器201と、入力したデータに対して
変調符号化を施す変調符号化器202と、入力したデー
タに対してチャネル特性を補償するようなフィルタリン
グを施すプリコーダ203と、入力したデータの各ビッ
トを書き込み電流値に変換する書き込み電流ドライバ2
04と、記録媒体250に対してデータを記録するため
の書き込みヘッド205とを備える。また、磁気記録再
生装置200は、記録媒体250に記録されているデー
タを再生するための再生系として、記録媒体250に記
録されているデータを読み出すための読み出しヘッド2
06と、入力したデータを等化する等化器207と、入
力したデータの利得を調整する利得調整回路208と、
アナログデータをディジタルデータに変換するアナログ
−ディジタル変換器(以下、A/Dと記す。)209
と、クロックを再生するタイミング再生回路210と、
利得調整回路208を制御する利得調整コントロール回
路211と、入力したデータに対していわゆるビタビ復
号を施すビタビ復号器212と、入力したデータに対し
て変調復号を施す変調復号器213と、入力したデータ
に対して誤り訂正復号を施す誤り訂正復号器214とを
備える。
【0016】このような磁気記録再生装置200は、記
録媒体250に対してデータを記録する場合には、次に
示すような処理を行う。
【0017】まず、磁気記録再生装置200は、入力デ
ータD201を入力すると、この入力データD201に
対して、誤り訂正符号化器201により誤り訂正符号化
を施し、誤り訂正符号化データD202を生成する。
【0018】次に、磁気記録再生装置200は、変調符
号化器202によって、誤り訂正符号化器201から供
給された誤り訂正符号化データD202に対して変調符
号化を施し、制限が加えられた系列である変調符号化デ
ータD203を生成する。
【0019】次に、磁気記録再生装置200は、プリコ
ーダ203によって、変調符号化器202から供給され
た変調符号化データD203に対して、記録媒体250
へのデータの書き込みから再生系における等化器207
における出力までのチャネル特性を補償するようなフィ
ルタリングを施し、プリコード信号D204を生成す
る。例えば、プリコーダ203は、チャネルが1−Dの
特性を有する場合には、次式(2)で表されるフィルタ
リングFを施す。
【0020】
【数2】
【0021】次に、磁気記録再生装置200は、書き込
み電流ドライバ204によって、プリコーダ203から
供給されたバイナリ信号であるプリコード信号D204
に対して、0→−Is,1→+Isとするように、各ビッ
トを書き込み電流値Isに変換し、書き込み電流信号D
205を生成する。
【0022】そして、磁気記録再生装置200は、書き
込みヘッド205によって、書き込み電流ドライバ20
4から供給された書き込み電流信号D205に応じた書
き込み磁化信号D206を記録媒体250に対して与え
る。
【0023】磁気記録再生装置200は、このような処
理を行うことによって、記録媒体250に対してデータ
を記録することができる。
【0024】一方、記録媒体250に記録されているデ
ータを再生する場合には、磁気記録再生装置200は、
次に示すような処理を行う。
【0025】まず、磁気記録再生装置200は、読み出
しヘッド206によって、記録媒体250から読み出し
磁化信号D207を読み出し、この読み出し磁化信号D
207に応じた読み出し電流信号D208を生成する。
【0026】次に、磁気記録再生装置200は、等化器
207によって、読み出しヘッド206から供給された
読み出し電流信号D208に対して、記録系における記
録媒体250へのデータの書き込みから当該等化器20
7における出力までのチャネル応答が所定の特性、例え
ば1−Dとなるように等化を行い、等化信号D209を
生成する。
【0027】次に、磁気記録再生装置200は、利得調
整回路208によって、利得調整コントロール回路21
1から供給される利得調整コントロール信号D213に
基づいて、等化器207から供給された等化信号D20
9の利得を調整し、利得調整信号D210を生成する。
なお、利得調整コントロール信号D213は、利得調整
コントロール回路211によって、後述するディジタル
チャネル信号D211に基づいて生成されるものであ
り、等化信号D209の振幅を期待される値に保つため
の制御信号である。
【0028】次に、磁気記録再生装置200は、A/D
209によって、利得調整回路208から供給された利
得調整信号D210をディジタル化し、ディジタルチャ
ネル信号D211を生成する。なお、このとき、A/D
209は、タイミング再生回路210により生成されて
供給されるクロック信号D212に基づいてサンプリン
グを行う。このタイミング再生回路210は、ディジタ
ルチャネル信号D211を入力し、クロックを再生して
得られたクロック信号D212をA/D209に供給す
る。
【0029】次に、磁気記録再生装置200は、A/D
209から供給されるディジタルチャネル信号D211
をビタビ復号器212に入力し、このビタビ復号器21
2によって、記録系におけるプリコーダ203の前段か
ら再生系における等化器207における出力までのチャ
ネル応答、例えば次式(3)で表されるチャネル応答R
chに対してビタビ復号を行い、ビタビ復号信号D214
を生成する。
【0030】
【数3】
【0031】次に、磁気記録再生装置200は、変調復
号器213によって、ビタビ復号器212から供給され
たビタビ復号信号D214に対して変調復号を施し、記
録系における変調符号化器202とは逆のデータの対応
付けを図り、制限のある一定長の系列から、制限のない
元の入力データ系列である変調復号信号D215を生成
する。
【0032】そして、磁気記録再生装置200は、誤り
訂正復号器214によって、変調復号器213から供給
された変調復号信号D215に対して誤り訂正符号の復
号を行い、出力データD216を生成する。
【0033】磁気記録再生装置200は、このような処
理を行うことによって、記録媒体250に記録されてい
るデータを再生することができる。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の磁気記録再生装置200においては、再生系におけ
る変調復号器213が変調符号化器202による変調符
号化とは逆のバイナリ信号間の対応付けを行う機能しか
有しておらず、変調復号器213に対する入出力ともバ
イナリ信号である必要があることから、ビタビ復号器2
12よりも後段における信号は、全てバイナリ信号であ
った。
【0035】換言すれば、磁気記録再生装置200にお
いては、変調復号器213の前段でバイナリ信号を生成
するとともに、変調復号器213の後段でもバイナリ信
号を処理する必要があった。
【0036】したがって、磁気記録再生装置200にお
いては、2値のバイナリ信号を用いる必要から、信号に
含まれる情報量を故意に削減することになり、効率のよ
い復号処理ができず、結果として復号誤り率を劣化させ
る原因となっていた。
【0037】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、高性能の符号化を行って、効率のよい復
号処理を再生系に行わせ、復号誤り率を大幅に低下させ
ることができるデータ記録装置及びデータ記録方法、効
率のよい復号処理を行い、復号誤り率を低下することが
できるデータ再生装置及びデータ再生方法、並びに、高
性能の符号化及び高効率の復号処理を実現して、復号誤
り率を低下することができるデータ記録再生装置及びデ
ータ記録再生方法を提供することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明にかかるデータ記録装置は、記録媒体に対してデ
ータを記録するデータ記録装置であって、入力したデー
タに対して誤り訂正符号化を施す誤り訂正符号化手段
と、この誤り訂正符号化手段から供給されたデータの順
序を攪拌して並べ替える第1の攪拌手段と、この第1の
攪拌手段から供給されたデータに対して所定の変調符号
化を施す変調符号化手段と、この変調符号化手段から供
給されたデータの順序を攪拌して並べ替える第2の攪拌
手段とを備えることを特徴としている。
【0039】このような本発明にかかるデータ記録装置
は、第1の攪拌手段によって、誤り訂正符号化手段から
供給されたデータの順序を攪拌して並べ替え、第2の攪
拌手段によって、変調符号化手段から供給されたデータ
の順序を攪拌して並べ替える。
【0040】また、上述した目的を達成する本発明にか
かるデータ記録方法は、記録媒体に対してデータを記録
するデータ記録方法であって、入力したデータに対して
誤り訂正符号化を施す誤り訂正符号化工程と、この誤り
訂正符号化工程にて符号化がなされたデータの順序を攪
拌して並べ替える第1の攪拌工程と、この第1の攪拌工
程にて並べ替えられたデータに対して所定の変調符号化
を施す変調符号化工程と、この変調符号化工程にて符号
化がなされたデータの順序を攪拌して並べ替える第2の
攪拌工程とを備えることを特徴としている。
【0041】このような本発明にかかるデータ記録方法
は、第1の攪拌工程にて、誤り訂正符号化工程にて符号
化がなされたデータの順序を攪拌して並べ替え、第2の
攪拌工程にて、変調符号化工程にて符号化がなされたデ
ータの順序を攪拌して並べ替える。
【0042】さらに、上述した目的を達成する本発明に
かかるデータ再生装置は、入力したデータに対して誤り
訂正符号化を施す誤り訂正符号化手段と、この誤り訂正
符号化手段から供給されたデータの順序を攪拌して並べ
替える第1の攪拌手段と、この第1の攪拌手段から供給
されたデータに対して所定の変調符号化を施す変調符号
化手段と、この変調符号化手段から供給されたデータの
順序を攪拌して並べ替える第2の攪拌手段とを備え、記
録媒体に対してデータを記録する記録機器により記録さ
れたデータを再生するデータ再生装置であって、第2の
攪拌手段により並べ替えられたデータのビット配列を、
変調符号化手段により符号化がなされたデータのビット
配列に戻すように、入力したデータの順序を攪拌して並
べ替える第1の逆攪拌手段と、この第1の逆攪拌手段か
ら供給されたデータを変調復号する変調復号手段と、第
2の攪拌手段と同一の攪拌位置情報に基づいて、変調復
号手段から出力されたデータと第1の逆攪拌手段から出
力されたデータとの差分値で与えられるデータの順序を
攪拌して並べ替える第3の攪拌手段と、第1の攪拌手段
により並べ替えられたデータのビット配列を、誤り訂正
符号化手段により符号化がなされたデータのビット配列
に戻すように、入力したデータの順序を攪拌して並べ替
える第2の逆攪拌手段と、この第2の逆攪拌手段から供
給されたデータに対して誤り訂正符号の復号を行う誤り
訂正復号手段と、第1の攪拌手段と同一の攪拌位置情報
に基づいて、誤り訂正復号手段から出力されたデータと
第2の逆攪拌手段から出力されたデータとの差分値で与
えられるデータの順序を攪拌して並べ替える第4の攪拌
手段とを備えることを特徴としている。
【0043】このような本発明にかかるデータ再生装置
は、第1の逆攪拌手段により攪拌されて並べ替えられた
データを変調復号手段により復号し、第3の攪拌手段に
よって、変調復号手段から出力されたデータと第1の逆
攪拌手段から出力されたデータとの差分値で与えられる
データの順序を攪拌して並べ替え、第2の逆攪拌手段に
より攪拌されて並べ替えられたデータを誤り訂正復号手
段により復号し、第4の攪拌手段によって、誤り訂正復
号手段から出力されたデータと第2の逆攪拌手段から出
力されたデータとの差分値で与えられるデータの順序を
攪拌して並べ替える。
【0044】さらにまた、上述した目的を達成する本発
明にかかるデータ再生方法は、入力したデータに対して
誤り訂正符号化を施す誤り訂正符号化工程と、この誤り
訂正符号化工程にて符号化がなされたデータの順序を攪
拌して並べ替える第1の攪拌工程と、この第1の攪拌工
程にて並べ替えられたデータに対して所定の変調符号化
を施す変調符号化工程と、この変調符号化工程にて符号
化がなされたデータの順序を攪拌して並べ替える第2の
攪拌工程とを備え、記録媒体に対してデータを記録する
記録方法により記録されたデータを再生するデータ再生
方法であって、第2の攪拌工程にて並べ替えられたデー
タのビット配列を、変調符号化工程にて符号化がなされ
たデータのビット配列に戻すように、入力したデータの
順序を攪拌して並べ替える第1の逆攪拌工程と、この第
1の逆攪拌工程にて並べ替えられたデータを変調復号す
る変調復号工程と、第2の攪拌工程と同一の攪拌位置情
報に基づいて、変調復号工程にて復号がなされたデータ
と第1の逆攪拌工程にて並べ替えられたデータとの差分
値で与えられるデータの順序を攪拌して並べ替える第3
の攪拌工程と、第1の攪拌工程にて並べ替えられたデー
タのビット配列を、誤り訂正符号化工程にて符号化がな
されたデータのビット配列に戻すように、入力したデー
タの順序を攪拌して並べ替える第2の逆攪拌工程と、こ
の第2の逆攪拌工程にて並べ替えられたデータに対して
誤り訂正符号の復号を行う誤り訂正復号工程と、第1の
攪拌工程と同一の攪拌位置情報に基づいて、誤り訂正復
号工程にて復号がなされたデータと第2の逆攪拌工程に
て並べ替えられたデータとの差分値で与えられるデータ
の順序を攪拌して並べ替える第4の攪拌工程とを備える
ことを特徴としている。
【0045】このような本発明にかかるデータ再生方法
は、第1の逆攪拌工程にて攪拌されて並べ替えられたデ
ータを変調復号工程にて復号し、第3の攪拌工程にて、
変調復号工程にて復号がなされたデータと第1の逆攪拌
工程にて並べ替えられたデータとの差分値で与えられる
データの順序を攪拌して並べ替え、第2の逆攪拌工程に
て攪拌されて並べ替えられたデータを誤り訂正復号工程
にて復号し、第4の攪拌工程にて、誤り訂正復号工程に
て復号がなされたデータと第2の逆攪拌工程にて並べ替
えられたデータとの差分値で与えられるデータの順序を
攪拌して並べ替える。
【0046】また、上述した目的を達成する本発明にか
かるデータ記録再生装置は、記録媒体に対するデータの
記録及び再生を行うデータ記録再生装置であって、記録
媒体に対してデータを記録する記録系として、入力した
データに対して誤り訂正符号化を施す誤り訂正符号化手
段と、この誤り訂正符号化手段から供給されたデータの
順序を攪拌して並べ替える第1の攪拌手段と、この第1
の攪拌手段から供給されたデータに対して所定の変調符
号化を施す変調符号化手段と、この変調符号化手段から
供給されたデータの順序を攪拌して並べ替える第2の攪
拌手段とを備え、記録媒体に記録されているデータを再
生する再生系として、第2の攪拌手段により並べ替えら
れたデータのビット配列を、変調符号化手段により符号
化がなされたデータのビット配列に戻すように、入力し
たデータの順序を攪拌して並べ替える第1の逆攪拌手段
と、この第1の逆攪拌手段から供給されたデータを変調
復号する変調復号手段と、第2の攪拌手段と同一の攪拌
位置情報に基づいて、変調復号手段から出力されたデー
タと第1の逆攪拌手段から出力されたデータとの差分値
で与えられるデータの順序を攪拌して並べ替える第3の
攪拌手段と、第1の攪拌手段により並べ替えられたデー
タのビット配列を、誤り訂正符号化手段により符号化が
なされたデータのビット配列に戻すように、入力したデ
ータの順序を攪拌して並べ替える第2の逆攪拌手段と、
この第2の逆攪拌手段から供給されたデータに対して誤
り訂正符号の復号を行う誤り訂正復号手段と、第1の攪
拌手段と同一の攪拌位置情報に基づいて、誤り訂正復号
手段から出力されたデータと第2の逆攪拌手段から出力
されたデータとの差分値で与えられるデータの順序を攪
拌して並べ替える第4の攪拌手段とを備えることを特徴
としている。
【0047】このような本発明にかかるデータ記録再生
装置は、記録媒体に対してデータを記録する場合には、
第1の攪拌手段によって、誤り訂正符号化手段から供給
されたデータの順序を攪拌して並べ替え、第2の攪拌手
段によって、変調符号化手段から供給されたデータの順
序を攪拌して並べ替え、記録媒体に記録されているデー
タを再生する場合には、第1の逆攪拌手段により攪拌さ
れて並べ替えられたデータを変調復号手段により復号
し、第3の攪拌手段によって、変調復号手段から出力さ
れたデータと第1の逆攪拌手段から出力されたデータと
の差分値で与えられるデータの順序を攪拌して並べ替
え、第2の逆攪拌手段により攪拌されて並べ替えられた
データを誤り訂正復号手段により復号し、第4の攪拌手
段によって、誤り訂正復号手段から出力されたデータと
第2の逆攪拌手段から出力されたデータとの差分値で与
えられるデータの順序を攪拌して並べ替える。
【0048】さらに、上述した目的を達成する本発明に
かかるデータ記録再生方法は、記録媒体に対するデータ
の記録及び再生を行うデータ記録再生方法であって、記
録媒体に対してデータを記録する記録系として、入力し
たデータに対して誤り訂正符号化を施す誤り訂正符号化
工程と、この誤り訂正符号化工程にて符号化がなされた
データの順序を攪拌して並べ替える第1の攪拌工程と、
この第1の攪拌工程にて並べ替えられたデータに対して
所定の変調符号化を施す変調符号化工程と、この変調符
号化工程にて符号化がなされたデータの順序を攪拌して
並べ替える第2の攪拌工程とを備え、記録媒体に記録さ
れているデータを再生する再生系として、第2の攪拌工
程にて並べ替えられたデータのビット配列を、変調符号
化工程にて符号化がなされたデータのビット配列に戻す
ように、入力したデータの順序を攪拌して並べ替える第
1の逆攪拌工程と、この第1の逆攪拌工程にて並べ替え
られたデータを変調復号する変調復号工程と、第2の攪
拌工程と同一の攪拌位置情報に基づいて、変調復号工程
にて復号がなされたデータと第1の逆攪拌工程にて並べ
替えられたデータとの差分値で与えられるデータの順序
を攪拌して並べ替える第3の攪拌工程と、第1の攪拌工
程にて並べ替えられたデータのビット配列を、誤り訂正
符号化工程にて符号化がなされたデータのビット配列に
戻すように、入力したデータの順序を攪拌して並べ替え
る第2の逆攪拌工程と、この第2の逆攪拌工程にて並べ
替えられたデータに対して誤り訂正符号の復号を行う誤
り訂正復号工程と、第1の攪拌工程と同一の攪拌位置情
報に基づいて、誤り訂正復号工程いて復号がなされたデ
ータと第2の逆攪拌工程にて並べ替えられたデータとの
差分値で与えられるデータの順序を攪拌して並べ替える
第4の攪拌工程とを備えることを特徴としている。
【0049】このような本発明にかかるデータ記録再生
方法は、記録媒体に対してデータを記録する場合には、
第1の攪拌工程にて、誤り訂正符号化工程にて符号化が
なされたデータの順序を攪拌して並べ替え、第2の攪拌
工程にて、変調符号化工程にて符号化がなされたデータ
の順序を攪拌して並べ替え、記録媒体に記録されている
データを再生する場合には、第1の逆攪拌工程にて攪拌
されて並べ替えられたデータを変調復号工程にて復号
し、第3の攪拌工程にて、変調復号工程にて復号がなさ
れたデータと第1の逆攪拌工程にて並べ替えられたデー
タとの差分値で与えられるデータの順序を攪拌して並べ
替え、第2の逆攪拌工程にて攪拌されて並べ替えられた
データを誤り訂正復号工程にて復号し、第4の攪拌工程
にて、誤り訂正復号工程にて復号がなされたデータと第
2の逆攪拌工程にて並べ替えられたデータとの差分値で
与えられるデータの順序を攪拌して並べ替える。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0051】この実施の形態は、例えば、ハードディス
クやいわゆるDVCR(Digital Video Cassette Recor
der)等の磁気記録方式による記録媒体に対してデータ
を記録する記録系と、これらの記録媒体に記録されてい
るデータを再生する再生系とを備える磁気記録再生装置
である。
【0052】この磁気記録再生装置は、記録系におい
て、入力したデータに対して誤り訂正符号化を施す誤り
訂正符号化器の後段と信号を変調する変調符号化器の後
段とのそれぞれにインターリーバを備え、誤り訂正符号
化器と信号を変調する変調符号化器と信号に対してチャ
ネル特性を補償するようなフィルタリングを施すプリコ
ーダとの間でいわゆる縦列連接符号による符号化を行う
ものである。また、磁気記録再生装置は、再生系におい
て、チャネルに対する復号器、変調符号化された信号を
変調復号する復号器及び入力したデータに対して誤り訂
正復号を施す復号器として、軟入力(soft input)であ
るデータを入力するとともに、軟出力(soft output)
であるデータを出力する軟入力軟出力(Soft Input Sof
t Output;以下、SISOと記す。)型の復号器を適用
し、これらの3つの復号器の間でいわゆるターボ復号と
呼ばれる繰り返し復号を行うものである。すなわち、磁
気記録再生装置は、いわゆるシャノンの通信路符号化定
理により与えられるシャノン限界に近い性能を示す符号
化方法及び復号方法として知られる縦列連接符号による
符号化及びターボ復号を、記録媒体に対するデータの記
録及び再生を行う記録再生系に適用したものである。
【0053】まず、第1の実施の形態として示す磁気記
録再生装置について説明する。ここではまず、この磁気
記録再生装置の記録系に適用するインターリーバについ
て図1乃至図4を参照して説明する。
【0054】図1に示すインターリーバ10は、当該イ
ンターリーバ10の前段に設けられる誤り訂正符号化器
により符号化がなされたデータをビット単位で攪拌し、
データを構成する各ビットの順序を並べ替えるものであ
る。例えば、インターリーバ10は、図2に示すよう
に、入力した入力信号をビット単位で並べ替え、出力信
号を生成する。
【0055】より具体的には、インターリーバ10は、
例えば発生した乱数に基づいて決定されたデータの攪拌
位置情報を図示しないROM(Read Only Memory)等に
保持しており、この攪拌位置情報に基づいて、ビット単
位での入力信号の並べ替えを行う。例えば、インターリ
ーバ10は、入力信号を構成する各ビットを順次保持
し、Nビット(Nは任意の自然数)からなるビット系列
が生成されたタイミングで、攪拌位置情報に基づいたビ
ット単位での並べ替えを行った後、所定のタイミングで
出力信号として出力する。
【0056】また、図3に示すインターリーバ20は、
当該インターリーバ20の前段に設けられる変調符号化
器によりブロック変調による符号化がなされたデータを
変調符号ブロック単位、すなわち、1シンボル単位で攪
拌し、データを構成する各ビットの順序を並べ替えるも
のである。例えば、インターリーバ10は、次表3に示
す変換テーブルにしたがって、2ビットの入力ビットに
対して3ビットの出力ビットを生成する変調符号化がな
されたデータを構成する各ビットの順序を並べ替えるも
のとすると、図4に示すように、変調符号ブロック単位
である3ビット単位で入力した入力信号に対して、3ビ
ット単位で並べ替えて出力信号を生成する。
【0057】
【表3】
【0058】より具体的には、インターリーバ20は、
例えば発生した乱数に基づいて決定されたデータの攪拌
位置情報を図示しないROM(Read Only Memory)等に
保持しており、この攪拌位置情報に基づいて、変調符号
ブロック単位での入力信号の並べ替えを行う。例えば、
インターリーバ10は、入力信号を構成する各ビットを
順次保持し、Nビット(Nは任意の自然数)からなるビ
ット系列が生成されたタイミングで、攪拌位置情報に基
づいた変調符号ブロック単位での並べ替えを行った後、
所定のタイミングで出力信号として出力する。
【0059】つぎに、磁気記録再生装置の再生系に適用
するSISO型の復号器である上述した変調符号化され
た信号を変調復号する復号器について図5及び図6を参
照して説明する。なお、これらの図5及び図6に示す復
号器30,40は、変調符号化された信号を変調復号す
る復号器として示されるものであるが、チャネルに対す
る復号器及び誤り訂正復号を施す復号器も、同様の構成
で実現されるものであることをここで断っておく。
【0060】図5に示す復号器30は、入力kビットに
対してnビットの変調符号化を行う符号化率R=k/n
のブロック変調により符号化されたデータを復号するも
のである。
【0061】この復号器30は、軟入力とされる受信信
号Rを入力すると、この受信信号Rの各ビットが
“0”である確率P(Ri=0|R)と、各ビットが
“1”である確率P(Ri=1|R)とを算出し、最
終的には、M=(M0,M1,・・・,Mn-1)で表さ
れる変調符号ブロックMに対する軟判定値である事後
確率情報(a posteriori probability information)P
(Mi=0|R)及びP(Mi=1|R)、若しくは
C=(C0,C1,・・・,Ck-1)で表される変調符
号入力ブロックCに対する軟判定値である事後確率情
報P(Ci=0|R)及びP(Ci=1|R)、又は
これらの双方を算出して出力する。
【0062】なお、復号器としては、上述した各事後確
率情報を個別的に出力するのではなく、事後確率情報比
の対数値、すなわち、log(P(Mi=1|R)/
P(Mi=0|R))やlog(P(Ci=1|R)
/P(Ci=0|R))として出力することもでき
る。この対数値は、一般には対数尤度比(log likeliho
od ratio)と呼ばれ、ここでは、受信信号Rを入力し
た際の変調符号ブロックM及び変調符号入力ブロック
Cの尤度を示すものである。
【0063】また、復号器としては、上述した受信信号
Rを入力するのではなく、変調符号入力ブロックC
に対する事前確率情報(a priori probability informa
tion)P(Ci=0)及びP(Ci=1)が入力信号とし
て与えられてもよい。
【0064】このような復号器としては、具体的には、
例えば図6に示すような各部を有するものが考えられ
る。ここでは、2ビットの入力ビットに対して3ビット
の出力ビットを生成するために、先に表3に示した変換
テーブルにしたがって符号化されたデータを復号するも
のとして説明する。
【0065】同図に示す復号器40は、各受信ビットの
尤度を算出する尤度算出手段である(3ビット×2=)
6つの尤度算出回路411,412,413,414,41
5,416と、データを加算する4つの加算器421,4
2,423,424と、2つのデータA,Bに対してl
og(eA+eB)の演算を行う4つのlog−sum回
路431,432,433,434と、2つのデータを加算
する4つの加算器441,442,443,444と、2つ
のデータの比をとる5つの比較器451,452,4
1,462,463と、変調符号ブロックMにおける
各要素に対する係数を算出する係数算出回路471,4
2,473と、2つのデータを加算する3つの加算器4
1,482,483とを有する。
【0066】尤度算出回路411,412,413,4
4,415,416は、それぞれ、受信信号D41
(R)における各受信ビットを入力し、各受信ビット
の尤度を算出する。
【0067】すなわち、尤度算出回路411は、3ビッ
トの受信信号D41を構成する0ビット目を入力し、こ
のビットが“0”である確率の対数値である対数確率値
D421(log P(R0=0|R))を算出する。
尤度算出回路411は、生成した対数確率値D421を加
算器421及び比較器461に供給する。
【0068】また、尤度算出回路412は、3ビットの
受信信号D41を構成する0ビット目を入力し、このビ
ットが“1”である確率の対数値である対数確率値D4
2(log P(R0=1|R))を算出する。尤度
算出回路412は、生成した対数確率値D422を加算器
422,423,424及び比較器461に供給する。
【0069】さらに、尤度算出回路413は、3ビット
の受信信号D41を構成する1ビット目を入力し、この
ビットが“0”である確率の対数値である対数確率値D
423(log P(R1=0|R))を算出する。尤
度算出回路413は、生成した対数確率値D423を加算
器422及び比較器462に供給する。
【0070】さらにまた、尤度算出回路414は、3ビ
ットの受信信号D41を構成する1ビット目を入力し、
このビットが“1”である確率の対数値である対数確率
値D424(log P(R1=1|R))を算出す
る。尤度算出回路414は、生成した対数確率値D424
を加算器421,423,424及び比較器462に供給す
る。
【0071】また、尤度算出回路415は、3ビットの
受信信号D41を構成する2ビット目を入力し、このビ
ットが“0”である確率の対数値である対数確率値D4
5(log P(R2=0|R))を算出する。尤度
算出回路415は、生成した対数確率値D425を加算器
424及び比較器463に供給する。
【0072】さらに、尤度算出回路416は、3ビット
の受信信号D41を構成する2ビット目を入力し、この
ビットが“1”である確率の対数値である対数確率値D
426(log P(R2=1|R))を算出する。尤
度算出回路416は、生成した対数確率値D426を加算
器421,422,423及び比較器463に供給する。
【0073】加算器421は、尤度算出回路411から供
給された対数確率値D421と、尤度算出回路414から
供給された対数確率値D424と、尤度算出回路416
ら供給された対数確率値D426とを加算し、尤度値D
431を生成する。すなわち、この尤度値D431は、l
og P(R|M012=011)と表される確率に
他ならない。加算器421は、生成した尤度値D431
log−sum回路431,433に供給する。
【0074】加算器422は、尤度算出回路412から供
給された対数確率値D422と、尤度算出回路413から
供給された対数確率値D423と、尤度算出回路416
ら供給された対数確率値D426とを加算し、尤度値D
432を生成する。すなわち、この尤度値D432は、l
og P(R|M012=101)と表される確率に
他ならない。加算器422は、生成した尤度値D432
log−sum回路431,434に供給する。
【0075】加算器423は、尤度算出回路412から供
給された対数確率値D422と、尤度算出回路414から
供給された対数確率値D424と、尤度算出回路416
ら供給された対数確率値D426とを加算し、尤度値D
433を生成する。すなわち、この尤度値D433は、l
og P(R|M012=111)と表される確率に
他ならない。加算器423は、生成した尤度値D433
log−sum回路432,433に供給する。
【0076】加算器424は、尤度算出回路412から供
給された対数確率値D422と、尤度算出回路414から
供給された対数確率値D424と、尤度算出回路415
ら供給された対数確率値D425とを加算し、尤度値D
434を生成する。すなわち、この尤度値D434は、l
og P(R|M012=110)と表される確率に
他ならない。加算器424は、生成した尤度値D434
log−sum回路432,434に供給する。
【0077】log−sum回路431は、加算器421
から供給された尤度値D431と、加算器422から供給
された尤度値D432とに対して、次式(4)に示す演
算を行い、尤度値D441を生成する。log−sum
回路431は、生成した尤度値D441を加算器441
供給する。
【0078】
【数4】
【0079】log−sum回路432は、加算器423
から供給された尤度値D433と、加算器424から供給
された尤度値D434とに対して、次式(5)に示す演
算を行い、尤度値D442を生成する。log−sum
回路432は、生成した尤度値D442を加算器442
供給する。
【0080】
【数5】
【0081】log−sum回路433は、加算器421
から供給された尤度値D431と、加算器423から供給
された尤度値D433とに対して、次式(6)に示す演
算を行い、尤度値D443を生成する。log−sum
回路433は、生成した尤度値D443を加算器443
供給する。
【0082】
【数6】
【0083】log−sum回路434は、加算器422
から供給された尤度値D432と、加算器424から供給
された尤度値D434とに対して、次式(7)に示す演
算を行い、尤度値D444を生成する。log−sum
回路434は、生成した尤度値D444を加算器444
供給する。
【0084】
【数7】
【0085】加算器441は、log−sum回路431
から供給された尤度値D441と、外部から入力した入
力ビットに対する対数事前確率D451(log P(C
0=0))とを加算し、対数確率値D461を生成する。
この対数確率値D461は、次式(8)に示す確率を表
すものである。加算器441は、生成した対数確率値D
461を比較器451に供給する。
【0086】
【数8】
【0087】加算器442は、log−sum回路432
から供給された尤度値D442と、外部から入力した入
力ビットに対する対数事前確率D452(log P(C
0=1))とを加算し、対数確率値D462を生成する。
この対数確率値D462は、次式(9)に示す確率を表
すものである。加算器442は、生成した対数確率値D
462を比較器451に供給する。
【0088】
【数9】
【0089】加算器443は、log−sum回路433
から供給された尤度値D443と、外部から入力した入
力ビットに対する対数事前確率D453(log P(C
1=0))とを加算し、対数確率値D463を生成する。
この対数確率値D463は、次式(10)に示す確率を
表すものである。加算器443は、生成した対数確率値
D463を比較器452に供給する。
【0090】
【数10】
【0091】加算器444は、log−sum回路434
から供給された尤度値D444と、外部から入力した入
力ビットに対する対数事前確率D454(log P(C
1=1))とを加算し、対数確率値D464を生成する。
この対数確率値D464は、次式(11)に示す確率を
表すものである。加算器444は、生成した対数確率値
D464を比較器452に供給する。
【0092】
【数11】
【0093】比較器451は、加算器441から供給され
た対数確率値D461と、加算器442から供給された対
数確率値D462との比をとり、復号対数事後確率比D
471(log (P(C0=1|R)/P(C0=0|
R)))を生成し、外部に出力する。
【0094】比較器452は、加算器443から供給され
た対数確率値D463と、加算器444から供給された対
数確率値D464との比をとり、復号対数事後確率比D
472(log (P(C1=1|R)/P(C1=0|
R)))を生成し、外部に出力する。
【0095】比較器461は、尤度算出回路411から供
給された対数確率値D421と、尤度算出回路412から
供給された対数確率値D422との比をとり、対数事後
確率比D481(log (P(M0=1|R)/P
(M0=0|R)))を生成し、加算器481に供給す
る。
【0096】比較器462は、尤度算出回路413から供
給された対数確率値D423と、尤度算出回路414から
供給された対数確率値D424との比をとり、対数事後
確率比D482(log (P(M1=1|R)/P
(M1=0|R)))を生成し、加算器482に供給す
る。
【0097】比較器463は、尤度算出回路415から供
給された対数確率値D425と、尤度算出回路416から
供給された対数確率値D426との比をとり、対数事後
確率比D483(log (P(M2=1|R)/P
(M2=0|R)))を生成し、加算器483に供給す
る。
【0098】係数算出回路471は、外部から入力した
入力ビットに対する対数事前確率D451,D452,D
453,D454に基づいて、次式(12)で表されるM
0係数、すなわち、3ビットの受信信号D41を構成す
る0ビット目に相当する変調符号M0に対する係数αを
算出し、M0係数信号D491を生成する。係数算出回路
471は、生成したM0係数信号D491を加算器481
供給する。
【0099】
【数12】
【0100】係数算出回路472は、外部から入力した
入力ビットに対する対数事前確率D451,D452,D
453,D454に基づいて、次式(13)で表されるM
1係数、すなわち、3ビットの受信信号D41を構成す
る1ビット目に相当する変調符号M1に対する係数βを
算出し、M1係数信号D492を生成する。係数算出回路
472は、生成したM1係数信号D492を加算器482
供給する。
【0101】
【数13】
【0102】係数算出回路473は、外部から入力した
入力ビットに対する対数事前確率D451,D452,D
453,D454に基づいて、次式(14)で表されるM
2係数、すなわち、3ビットの受信信号D41を構成す
る2ビット目に相当する変調符号M2に対する係数γを
算出し、M2係数信号D493を生成する。係数算出回路
473は、生成したM2係数信号D493を加算器483
供給する。
【0103】
【数14】
【0104】加算器481は、比較器461から供給され
た対数事後確率比D481と、係数算出回路471から供
給されたM0係数信号D491とを加算する。加算器48
1は、加算して生成した復号チャネル対数事後確率比信
号D501(log (P(M0=1|R)/P(M0
0|R)))を外部に出力する。
【0105】加算器482は、比較器462から供給され
た対数事後確率比D482と、係数算出回路472から供
給されたM1係数信号D492とを加算する。加算器48
2は、加算して生成した復号チャネル対数事後確率比信
号D502(log (P(M1=1|R)/P(M1
0|R)))を外部に出力する。
【0106】加算器483は、比較器463から供給され
た対数事後確率比D483と、係数算出回路473から供
給されたM1係数信号D493とを加算する。加算器48
3は、加算して生成した復号チャネル対数事後確率比信
号D503(log (P(M2=1|R)/P(M2
0|R)))を外部に出力する。
【0107】このような各部を有する復号器40は、伝
送過程において発生したノイズの影響によりアナログ値
をとり軟入力とされる受信信号D41(R)における
各受信ビット、すなわち、変調符号化側での各出力符号
語に対する尤度算出回路411,412,413,414
415,416を有し、これらの尤度算出回路411,4
2,413,414,415,416により各出力符号語
の尤度を求め、得られた尤度値を用いることによって、
変調符号化側での入力ビット及び出力ビットに対する軟
判定値である事後確率情報を実直に求めることができ
る。
【0108】なお、復号器40は、対数事前確率D45
1,D452,D453,D454を外部から入力するが、
図示しない変調符号化器に入力されるバイナリ信号を構
成する各ビットが“0”である確率と“1”である確率
とが均等である場合には、対数事前確率D451,D4
2,D453,D454を入力する必要はなく、これら
の対数事前確率D451,D452,D453,D454
値が全て“0”であるように扱えばよい。
【0109】また、復号器40は、2ビットの入力ビッ
トから3ビットの出力ビットに変調符号化されたデータ
の復号を行うものとして説明したが、復号器としては、
入力ビット及び/又は出力ビット数に拘泥することな
く、入力ビット及び/又は出力ビット数に対応した同様
の構成でもよい。
【0110】さて、これらのようなインターリーバ及び
復号器を適用した磁気記録再生装置について図7を用い
て説明する。
【0111】同図に示す磁気記録再生装置50は、デー
タを記録媒体70に記録するための記録系として、入力
したデータに対して誤り訂正符号化を施す誤り訂正符号
化器51と、入力したデータの順序を並べ替えるインタ
ーリーバ52,54と、入力したデータに対して変調符
号化を施す変調符号化器53と、入力したデータに対し
てチャネル特性を補償するようなフィルタリングを施す
プリコーダ55と、入力したデータの各ビットを書き込
み電流値に変換する書き込み電流ドライバ56と、記録
媒体70に対してデータを記録するための書き込みヘッ
ド57とを備える。
【0112】誤り訂正符号化手段である誤り訂正符号化
器51は、入力データD51に対して誤り訂正符号化を
施す。誤り訂正符号化器51は、誤り訂正符号化して生
成した誤り訂正符号化データD52を後段のインターリ
ーバ52に供給する。
【0113】第1の攪拌手段であるインターリーバ52
は、上述したインターリーバ10として構成されるもの
であり、誤り訂正符号化器51により符号化がなされた
誤り訂正符号化データD52をビット単位で攪拌し、誤
り訂正符号化データD52を構成する各ビットの順序を
並べ替える。インターリーバ52は、生成したインター
リーブデータD53を後段の変調符号化器53に供給す
る。
【0114】変調符号化手段である変調符号化器53
は、インターリーバ52から供給されたインターリーブ
データD53に対して所定の変調符号化を施し、制限が
加えられた系列である変調符号化データD54を生成す
る。変調符号化器53は、生成した変調符号化データD
54を後段のインターリーバ54に供給する。
【0115】第2の攪拌手段であるインターリーバ54
は、上述したインターリーバ20として構成されるもの
であり、変調符号化器53によりブロック変調による符
号化がなされた変調符号化データD54を変調符号ブロ
ック単位で攪拌し、変調符号化データD54を構成する
各ビットの順序を並べ替える。インターリーバ54は、
生成したインターリーブデータD55を後段のプリコー
ダ55に供給する。
【0116】プリコード手段であるプリコーダ55は、
インターリーバ54から供給されたインターリーブデー
タD55に対して、記録媒体70へのデータの書き込み
から後述する再生系における等化器59における出力ま
でのチャネル特性を補償するようなフィルタリングを施
し、バイナリ信号であるプリコード信号D56を生成す
る。例えば、プリコーダ55は、チャネルが1−Dの特
性を有する場合には、次式(15)で表されるフィルタ
リングFを施す。プリコーダ55は、生成したプリコー
ド信号D56を後段の書き込み電流ドライバ56に供給
する。
【0117】
【数15】
【0118】書き込み電流ドライバ56は、プリコーダ
55から供給されたプリコード信号D56に対して、0
→−Is,1→+Isとするように、各ビットを書き込み
電流値Isに変換し、書き込み電流信号D57を生成す
る。書き込み電流ドライバ56は、生成した書き込み電
流信号D57を後段の書き込みヘッド57に供給する。
【0119】書き込みヘッド57は、書き込み電流ドラ
イバ56から供給された書き込み電流信号D57に応じ
た書き込み磁化信号D58を記録媒体70に対して与え
ることによって、記録媒体70に対してデータを記録す
る。
【0120】このような磁気記録再生装置50における
記録系は、記録媒体70に対してデータを記録する場合
には、入力データD51に対して誤り訂正符号化器51
により誤り訂正符号化を施し、誤り訂正符号化データD
52をインターリーバ52によりビット単位で攪拌した
後、インターリーブデータD53に対して変調符号化器
53により所定の変調符号化を施し、さらに変調符号化
データD54をインターリーバ54により変調符号ブロ
ック単位で攪拌し、プリコーダ55によりプリコード信
号D56を生成する。
【0121】そして、この記録系は、プリコーダ55に
より生成されたプリコード信号D56を、書き込み電流
ドライバ56及び書き込みヘッド57を介して記録媒体
70に記録する。
【0122】このように、磁気記録再生装置50におけ
る記録系は、誤り訂正符号化器51の後段にインターリ
ーバ52を備えるとともに、変調符号化器53の後段に
インターリーバ54を備えて、誤り訂正符号化器51と
変調符号化器53とプリコーダ55との間で縦列連接符
号による符号化を行うことによって、誤り訂正符号化、
変調符号化及びチャネルに対する符号化として、高性能
の符号化を実現することができる。
【0123】一方、磁気記録再生装置50は、記録媒体
70に記録されているデータを再生するための再生系と
して、記録媒体70に記録されているデータを読み出す
ための読み出しヘッド58と、入力したデータを等化す
る等化器59と、入力したデータの利得を調整する利得
調整回路60と、アナログデータをディジタルデータに
変換するアナログ−ディジタル変換器(以下、A/Dと
記す。)61と、クロックを再生するタイミング再生回
路62と、利得調整回路60を制御する利得調整コント
ロール回路63と、入力したデータに対してターボ復号
を施すチャネル、変調及び誤り訂正ターボ復号器64と
を備える。
【0124】読み出しヘッド58は、記録媒体70から
読み出し磁化信号D59を読み出し、この読み出し磁化
信号D59に応じた読み出し電流信号D60を生成す
る。読み出しヘッド58は、生成した読み出し電流信号
D60を後段の等化器59に供給する。
【0125】等化器59は、読み出しヘッド58から供
給された読み出し電流信号D60に対して、記録系にお
ける記録媒体70へのデータの書き込みから当該等化器
59における出力までのチャネル応答が所定の特性、例
えば1−Dとなるように等化を行い、等化信号D61を
生成する。等化器59は、生成した等化信号D61を後
段の利得調整回路60に供給する。
【0126】利得調整回路60は、利得調整コントロー
ル回路63から供給される利得調整コントロール信号D
65に基づいて、等化器59から供給された等化信号D
61の利得を調整し、利得調整信号D62を生成する。
利得調整回路60は、生成した利得調整信号D62を後
段のA/D61に供給する。
【0127】A/D61は、タイミング再生回路62か
ら供給されるクロック信号D64に基づいて、利得調整
回路60から供給された利得調整信号D62のサンプリ
ングを行い、利得調整信号D62をディジタル化してデ
ィジタルチャネル信号D63を生成する。A/D61
は、生成したディジタルチャネル信号D63をタイミン
グ再生回路62、利得調整コントロール回路63、及
び、チャネル、変調及び誤り訂正ターボ復号器64に供
給する。
【0128】タイミング再生回路62は、A/D61か
ら供給されるディジタルチャネル信号D63からクロッ
クを再生し、クロック信号D64を生成する。タイミン
グ再生回路62は、生成したクロック信号D64をA/
D61に供給する。
【0129】利得調整コントロール回路63は、A/D
61から供給されるディジタルチャネル信号D63に基
づいて、等化信号D61の振幅を期待される値に保つた
めの制御信号である利得調整コントロール信号D65を
生成する。利得調整コントロール回路63は、生成した
利得調整コントロール信号D65を利得調整回路60に
供給する。
【0130】チャネル、変調及び誤り訂正ターボ復号器
64は、上述した復号器30,40として構成されるS
ISO型の復号器を連接してターボ復号を行うものであ
る。チャネル、変調及び誤り訂正ターボ復号器64は、
後に詳述するが、A/D61から供給されるディジタル
チャネル信号D63を入力してターボ復号を行い、復号
結果を軟出力又は硬出力(hard output)の出力データ
D66として外部に出力する。
【0131】ここで、チャネル、変調及び誤り訂正ター
ボ復号器64について図8を用いて詳述する。
【0132】チャネル、変調及び誤り訂正ターボ復号器
64は、同図に示すように、記録系におけるプリコーダ
55の前段から再生系における等化器59における出力
までのチャネル応答に対する復号を行うSISO型の復
号器であるチャネルSISO復号器81と、入力したデ
ータの順序を元に戻すデインターリーバ83,88と、
入力したデータに対して変調復号を施すSISO型の復
号器である変調SISO復号器84と、入力したデータ
の順序を並べ替えるインターリーバ86,91と、入力
したデータに対して誤り訂正軟復号を施す誤り訂正軟復
号器89と、情報ビットに対する事前確率情報として入
力するデータを切り替えるための切替スイッチ92と、
4つの差分器82,85,87,90とを有する。
【0133】チャネル復号手段であるチャネルSISO
復号器81は、上述した復号器30,40として構成さ
れるものであり、SISO型の復号器である。チャネル
SISO復号器81は、A/D61から供給された軟入
力であるディジタルチャネル信号D63と、インターリ
ーバ86から供給された軟入力である情報ビットに対す
る事前確率情報信号D77又は値が“0”である情報ビ
ットに対する事前確率情報信号D83のうち、切替スイ
ッチ92により選択された事前確率情報信号D84とを
入力し、記録系におけるプリコーダ55の前段から再生
系における等化器59における出力までのチャネル応
答、例えば次式(16)で表されるチャネル応答Rch
対して、上述したBCJRアルゴリズムやSOVAアル
ゴリズム等に基づく軟出力復号を行う。ここで、プリコ
ーダ55によるプリコード前のインターリーブデータD
55をC(t)(0≦t≦N)と表すと、チャネルSI
SO復号器81は、このC(t)に対する事後確率情報
である対数事後確率比log(P(C(t)=1)/P
(C(t)=0))を算出し、この対数事後確率比をチ
ャネル復号信号D71として後段の差分器82に供給す
る。
【0134】
【数16】
【0135】なお、チャネルSISO復号器81として
は、上述した復号器30,40として構成されるものに
限らず、SISO型の復号器として構成されるものであ
ればよく、例えば、チャネル応答に対応するトレリスに
基づいて、上述したBCJRアルゴリズムやSOVAア
ルゴリズム等に基づく軟出力復号を行うものであっても
よい。
【0136】差分器82は、チャネルSISO復号器8
1から供給されて軟入力とされるチャネル復号信号D7
1と、インターリーバ86から供給されて軟入力とされ
る事前確率情報信号D77との差分値を求め、この差分
値で与えられるデータを符号の拘束条件により求まる情
報ビットに対する外部情報(extrinsic information)
であるチャネル外部情報信号D72として後段のデイン
ターリーバ83に軟出力として出力する。なお、このチ
ャネル外部情報信号D72は、記録系におけるインター
リーバ54によりインターリーブされたインターリーブ
データD55に対応するものである。
【0137】第1の逆攪拌手段であるデインターリーバ
83は、記録系におけるインターリーバ54によりイン
ターリーブされたインターリーブデータD55のビット
配列を、それぞれ、元の変調符号化データD54のビッ
ト配列に戻すように、差分器82から供給される軟入力
のチャネル外部情報信号D72に変調符号ブロック単位
でデインターリーブを施す。デインターリーバ83は、
デインターリーブして得られたデータを変調SISO復
号器84における符号ビットに対する事前確率情報であ
るデインターリーブ信号D73として、変調SISO復
号器84及び差分器85に供給する。
【0138】変調復号手段である変調SISO復号器8
4は、上述した復号器30,40として構成されるもの
であり、SISO型の復号器である。ここで、記録系に
おける変調符号化器53により符号化率がR=K/Nの
変調符号化が施され、変調符号化器53による変調符号
化後の変調符号化データD54をM(t)(0≦t<
N)、変調符号化器53による変調符号化前のインター
リーブデータD53をE(t)(0≦t<L)と表すも
のとする。変調SISO復号器84は、デインターリー
バ83から供給される軟入力であるデインターリーブ信
号D73を入力するとともに、インターリーバ91から
供給される軟入力であるインターリーブ信号D82を入
力する。続いて、変調SISO復号器84は、符号ビッ
トに対する事前確率情報であるデインターリーブ信号D
73と、情報ビットに対する事前確率情報であるインタ
ーリーブ信号D82とに基づいて、M(t)に対する事
後確率情報である対数事後確率比log(P(M(t)
=1)/P(M(t)=0))と、E(t)に対する事
後確率情報である対数事後確率比log(P(E(t)
=1)/P(E(t)=0))とを算出する。そして、
変調SISO復号器84は、M(t)に対する事後確率
情報である対数事後確率比を変調チャネル復号信号D7
4として差分器85に供給するとともに、E(t)に対
する事後確率情報である対数事後確率比を変調復号信号
D75として差分器87に供給する。
【0139】差分器85は、変調SISO復号器84か
ら供給されて軟入力とされる変調チャネル復号信号D7
4と、デインターリーバ83から供給されて軟入力とさ
れるデインターリーブ信号D73との差分値を求め、こ
の差分値で与えられるデータを符号の拘束条件により求
まる符号ビットに対する外部情報である変調誤り訂正外
部情報信号D76として後段のインターリーバ86に軟
出力として出力する。
【0140】第3の攪拌手段であるインターリーバ86
は、差分器85から供給された軟入力である変調誤り訂
正外部情報信号D76に対して、記録系におけるインタ
ーリーバ54と同一の攪拌位置情報に基づいた変調符号
ブロック単位でのインターリーブを施す。インターリー
バ86は、インターリーブして得られたデータをチャネ
ルSISO復号器81における情報ビットに対する事前
確率情報信号D77として、チャネルSISO復号器8
1及び差分器82に供給する。
【0141】差分器87は、変調SISO復号器84か
ら供給されて軟入力とされる変調復号信号D75と、イ
ンターリーバ91から供給されて軟入力とされるインタ
ーリーブ信号D82との差分値を求め、この差分値で与
えられるデータを符号の拘束条件により求まる情報ビッ
トに対する外部情報である変調外部情報信号D78とし
て後段のデインターリーバ88に軟出力として出力す
る。なお、この変調外部情報信号D78は、記録系にお
けるインターリーバ52によりインターリーブされたイ
ンターリーブデータD53に対応するものである。
【0142】第2の逆攪拌手段であるデインターリーバ
88は、記録系におけるインターリーバ52によりイン
ターリーブされたインターリーブデータD53のビット
配列を、それぞれ、元の誤り訂正符号化データD52の
ビット配列に戻すように、差分器87から供給される軟
入力の変調外部情報信号D78にビット単位でデインタ
ーリーブを施す。デインターリーバ88は、デインター
リーブして得られたデータを誤り訂正軟復号器89にお
ける符号ビットに対する事前確率情報であるデインター
リーブ信号D79として、誤り訂正軟復号器89及び差
分器90に供給する。
【0143】誤り訂正復号手段である誤り訂正軟復号器
89は、上述した復号器30,40として構成されるも
のであり、デインターリーバ88から供給された軟入力
であるデインターリーブ信号D79に対して、上述した
BCJRアルゴリズムやSOVAアルゴリズム等に基づ
く誤り訂正符号の軟復号を行う。ここで、記録系におけ
る誤り訂正符号化器51による誤り訂正符号化後の誤り
訂正符号化データD52をE(t)(0≦t<L)、誤
り訂正符号化器51による誤り訂正符号化前の入力デー
タD51をI(t)(0≦t<K)と表すものとする。
誤り訂正軟復号器89は、E(t)に対する事後確率情
報である対数事後確率比log(P(E(t)=1)/
P(E(t)=0))を算出し、この対数事後確率比を
誤り訂正復号信号D80として差分器90に供給すると
ともに、I(t)に対する事後確率情報である対数事後
確率比log(P(I(t)=1)/P(I(t)=
0))を算出し、この対数事後確率比に基づく復号結果
を軟出力又は硬出力の出力データD66として外部に出
力する。
【0144】差分器90は、誤り訂正軟復号器89から
供給されて軟入力とされる誤り訂正復号信号D80と、
デインターリーバ88から供給されて軟入力とされるデ
インターリーブ信号D79との差分値を求め、この差分
値で与えられるデータを符号の拘束条件により求まる符
号ビットに対する外部情報である誤り訂正外部情報信号
D81として後段のインターリーバ91に軟出力として
出力する。
【0145】第4の攪拌手段であるインターリーバ91
は、差分器90から供給された軟入力である誤り訂正外
部情報信号D81に対して、記録系におけるインターリ
ーバ52と同一の攪拌位置情報に基づいたビット単位で
のインターリーブを施す。インターリーバ91は、イン
ターリーブして得られたデータを変調SISO復号器8
4における情報ビットに対する事前確率情報であるイン
ターリーブ信号D82として、変調SISO復号器84
及び差分器87に供給する。
【0146】切替スイッチ92は、復号の初期時には、
事前確率情報信号D83である0値を供給する被選択端
子aと連結することによって、チャネルSISO復号器
81における情報ビットに対する事前確率情報信号D8
4として、事前確率情報信号D83を選択する。そし
て、切替スイッチ92は、それ以降では、インターリー
バ86から供給される事前確率情報信号D77を供給す
る被選択端子bと連結し、事前確率情報信号D84とし
て、事前確率情報信号D77を選択する。
【0147】このように構成されるチャネル、変調及び
誤り訂正ターボ復号器64は、記録系における誤り訂正
符号化器51、変調符号化器53及びプリコーダ55の
それぞれに対応する誤り訂正軟復号器89、変調SIS
O復号器84及びチャネルSISO復号器81を備える
ことによって、復号複雑度が高い符号を複雑度の小さい
要素に分解し、チャネルSISO復号器81、変調SI
SO復号器84及び誤り訂正軟復号器89の間の相互作
用により特性を逐次的に向上させることができる。チャ
ネル、変調及び誤り訂正ターボ復号器64は、A/D6
1から供給される軟入力であるディジタルチャネル信号
D63を入力すると、チャネルSISO復号器81乃至
誤り訂正軟復号器89の復号動作を例えば数回乃至数十
回といった所定の回数だけ反復して行い、所定の回数の
復号動作の結果得られた軟出力の対数事後確率比を、軟
出力の出力データD66としてそのまま外部に出力する
か、若しくは、図示しない2値化回路により2値化して
硬出力の出力データD66として外部に出力する。
【0148】このような磁気記録再生装置50における
再生系は、記録媒体70に記録されているデータを再生
する場合には、読み出しヘッド58、等化器59、利得
調整回路60及びA/D61を経て生成された軟入力と
されるディジタルチャネル信号D63に対して、チャネ
ル、変調及び誤り訂正ターボ復号器64によりターボ復
号を行い、記録系における誤り訂正符号化器51に入力
された入力データD51に対応する出力データD66を
生成して出力する。
【0149】このように、磁気記録再生装置50におけ
る再生系は、チャネル、変調及び誤り訂正ターボ復号器
64を備えて、記録系における誤り訂正符号化器51、
変調符号化器53及びプリコーダ55のそれぞれに対応
する誤り訂正軟復号器89、変調SISO復号器84及
びチャネルSISO復号器81の間でターボ復号を行う
ことによって、チャネル応答、変調符号化及び誤り訂正
符号化に対応する復号を実現することができる。
【0150】以上のように、磁気記録再生装置50は、
記録系において、誤り訂正符号化器51の後段にインタ
ーリーバ52を備えるとともに、変調符号化器53の後
段にインターリーバ54を備えて、誤り訂正符号化器5
1と変調符号化器53とプリコーダ55との間で縦列連
接符号による符号化を行い、再生系において、チャネ
ル、変調及び誤り訂正ターボ復号器64を備えて、ター
ボ復号を行うことによって、高性能の符号化を実現する
とともに、この符号に対する全ての復号処理について軟
情報を利用した効率のよいターボ復号を行うことがで
き、情報を削減する必要がないことから、結果として復
号誤り率を大幅に低下させることが可能となる。
【0151】つぎに、第2の実施の形態として示す磁気
記録再生装置について説明する。この磁気記録再生装置
は、少なくとも変調符号化及び復号の際に、ブロック単
位での符号化及び復号を行うのではなく、前後のデータ
に相関を持たせて符号化するとともに、制約条件に対応
したトレリス復号を行うものである。
【0152】ここではまず、この磁気記録再生装置の記
録系に適用するインターリーバについて説明する。
【0153】この記録系に適用するインターリーバとし
ては、先に図1に示したインターリーバ10と同様に構
成され、ビット単位でデータを攪拌してデータを構成す
る各ビットの順序を並べ替えるものと、先に図2に示し
たインターリーバ20と同様に構成され、トレリスの変
調符号ブロック単位でデータを攪拌してデータを構成す
る各ビットの順序を並べ替えるものが考えられる。な
お、ビット単位でデータを攪拌するインターリーバにつ
いては先に述べたたことから、ここでは説明を省略し、
トレリスの変調符号ブロック単位でデータを攪拌するイ
ンターリーバについて簡単に説明する。
【0154】トレリスの変調符号ブロック単位でデータ
を攪拌するインターリーバによって、表3に示した変換
テーブルにしたがって、2ビットの入力ビットに対して
3ビットの出力ビットを生成する変調符号化がなされた
データを構成する各ビットの順序を並べ替えることを考
える。この場合、変調符号化がなされたデータが満たす
制約条件が(d,k)=(0,2)制限であるならば、
インターリーバは、(d,k)=(0,4)制限を満た
す系列を生成する。
【0155】なお、インターリーバとしては、トレリス
の変調符号ブロック単位でデータを攪拌するものに限ら
ず、インターリーブ後に所定の制約条件を満たすように
データを攪拌するものであれば、いかなるものでも適用
することができる。
【0156】つぎに、磁気記録再生装置の記録系に適用
する符号化器及び再生系に適用するSISO型の復号器
について図9乃至図12を参照して説明する。なお、こ
れらの符号化器及び復号器は、それぞれ、変調符号化及
び変調復号するものとして示されるものであるが、チャ
ネルに対する符号化器及び復号器や、誤り訂正符号化及
び復号を施す符号化器及び復号器も、それぞれ、同様の
構成で実現されるものであることをここで断っておく。
【0157】磁気記録再生装置は、共通のトレリスを元
にして変調符号化及び変調復号を行う。一般に、トレリ
スの構造は、変調符号に加わる制限に応じて変化する
が、ここでは、符号化率R=2/3の(d,k)=
(0,2)制限を満たす変調符号化及び変調復号につい
て説明する。
【0158】(d,k)=(0,2)制限を満たす符号
を生成するための状態遷移図は、図9に示すように表す
ことができる。同図において、S0,S1,S2は、そ
れぞれ、各状態を示し、各状態間に付されたラベルは、
それぞれ、状態遷移が行われた際に出力されるビットを
示すものとする。例えば、“S0→S1→S2”という
状態遷移が行われた場合には、出力されるビット系列
は、“00”となる。この状態遷移図にしたがった状態
遷移が行われた場合に出力されるビット系列は、必ず
(d,k)=(0,2)制限を満たす。
【0159】ここで、2ビットの入力に対して3ビット
の変調符号を出力する符号化率R=2/3の変調符号化
を行うことを考える。この場合、(d,k)=(0,
2)制限を満たす変調符号を生成するには、同図に示す
状態遷移図にしたがって3回ずつ状態遷移し、その際の
出力を変調符号とすればよいことは明らかである。
【0160】このように同図に示す状態遷移図にしたが
って3回状態遷移した際のトレリス、すなわち、状態遷
移図を時間方向に展開して得られるダイアグラムは、図
10に示すようになる。例えば、同図に示すトレリスに
おいて、最上部に位置する枝は、状態S2から3回状態
遷移して再び状態S2に至る経路が1通り存在し、その
場合の出力が“100”であることを示している。
【0161】さらにここで、2ビットの入力に対して3
ビットの変調符号を出力する変調符号化を行う場合に
は、各状態から22=4本の枝を選択し、これらの枝を
2ビットの入力である“00,01,10,11”に割
り振ることによって、入力と出力とを対応付けたトレリ
スを構成することができる。このように、枝の選択を行
って構成されたトレリスは、図11に示すようになる。
同図において、各状態間に付されたラベルは、それぞ
れ、入力/出力を示している。例えば、同図に示すトレ
リスにおいて、S0→S2を示す1本の枝は、状態S0
の際に“11”を入力した場合には、“100”を出力
して状態S2に状態遷移することを示している。
【0162】第2の実施の形態として示す磁気記録再生
装置に適用する符号化器は、このような手順により構成
されたトレリスにしたがって状態遷移を繰り返して符号
化を行い、入力データ間に相関のある変調符号系列を生
成することとなる。このような符号化器としては、具体
的には、例えば図12に示すような各部を有するものが
考えられる。
【0163】同図に示す符号化器100は、当該符号化
器100の状態(ステート)を保持するステートレジス
タ101と、次に遷移すべき次状態を算出する次ステー
ト算出回路102と、出力信号D94を算出する出力信
号算出回路103とを有する。
【0164】ステートレジスタ101は、2ビットのレ
ジスタであり、現在の符号化器100の状態を表す2ビ
ットを保持する。ステートレジスタ101は、次ステー
ト算出回路102から供給される次状態信号D93に基
づく次状態を表す2ビットを保持するのにともなって、
現在の状態を表す2ビットを示す状態信号D92を次ス
テート算出回路102及び出力信号算出回路103に供
給する。
【0165】次ステート算出回路102は、入力信号D
91と、ステートレジスタ101から供給される状態信
号D92とを入力すると、例えば次表4に示す入出力対
応表にしたがって次状態を算出する。次ステート算出回
路102は、次状態を示す次状態信号D93をステート
レジスタ101に供給する。
【0166】
【表4】
【0167】出力信号算出回路103は、入力信号D9
1と、ステートレジスタ101から供給される状態信号
D92とを入力すると、例えば次表5に示す入出力対応
表にしたがって出力信号D94を算出して出力する。な
お、この出力信号D94は、(d,k)=(0,2)制
限を満たすものである。
【0168】
【表5】
【0169】このような符号化器100は、入力信号D
91を入力すると、次ステート算出回路103によっ
て、この入力信号D91と、状態信号D92とを用いて
次状態を算出し、ステートレジスタ101に逐次保持さ
せる。そして、符号化器100は、出力信号算出回路1
03によって、入力信号D91と、状態信号D92とを
用いて出力信号D94を算出し、外部に出力する。
【0170】なお、符号化器100においては、状態S
3が存在しないため、当該符号化器100のリセット前
に状態S3に遷移した場合には、表5に基づいて即座に
“111”を出力信号D94として出力し、状態S0に
復帰する機能を実現している。
【0171】一方、このような符号化器により符号化さ
れた信号を復号する復号器としては、先に図11に示し
たトレリスに基づいて、BCJRアルゴリズムやSOV
Aアルゴリズム等に基づく復号を適用するものとする。
磁気記録再生装置においては、このような復号器とする
ことによって、符号化器における信号の相関を利用した
トレリス復号を行うことができる。
【0172】特に、磁気記録再生装置においては、トレ
リス復号を行う場合に、復号器として、BCJRアルゴ
リズム又はSOVAアルゴリズム等のSISO型復号を
行うことによって、軟情報を利用した復号を行うことが
でき、復号誤り率を向上させることができる。
【0173】これらのようなインターリーバ、符号化器
及び復号器を適用した磁気記録再生装置について図13
を用いて説明する。
【0174】同図に示す磁気記録再生装置110は、デ
ータを記録媒体70に記録するための記録系として、入
力したデータに対して誤り訂正符号化を施す誤り訂正符
号化器111と、入力したデータの順序を並べ替えるイ
ンターリーバ112,114と、入力したデータに対し
て変調符号化を施す変調符号化器113と、入力したデ
ータに対してチャネル特性を補償するようなフィルタリ
ングを施すプリコーダ115と、入力したデータの各ビ
ットを書き込み電流値に変換する書き込み電流ドライバ
116と、記録媒体70に対してデータを記録するため
の書き込みヘッド117とを備える。
【0175】誤り訂正符号化手段である誤り訂正符号化
器111は、磁気記録再生装置50における誤り訂正符
号化器51と同様に、入力データD101に対して誤り
訂正符号化を施す。誤り訂正符号化器111は、誤り訂
正符号化して生成した誤り訂正符号化データD102を
後段のインターリーバ112に供給する。
【0176】第1の攪拌手段であるインターリーバ11
2は、上述した磁気記録再生装置50におけるインター
リーバ52と同様に、誤り訂正符号化器111により符
号化がなされた誤り訂正符号化データD102をビット
単位で攪拌し、誤り訂正符号化データD102を構成す
る各ビットの順序を並べ替える。インターリーバ112
は、生成したインターリーブデータD103を後段の変
調符号化器113に供給する。
【0177】変調符号化手段である変調符号化器113
は、上述した符号化器100として構成されるものであ
り、トレリスにしたがって状態遷移を繰り返して符号化
を行い、入力データ間に相関のある変調符号系列を生成
する変調符号化器である。変調符号化器113は、イン
ターリーバ112から供給されたインターリーブデータ
D103に対して所定のトレリス変調符号化を施し、制
限が加えられた系列である変調符号化データD104を
生成する。変調符号化器113は、生成した変調符号化
データD103を後段のインターリーバ114に供給す
る。
【0178】第2の攪拌手段であるインターリーバ11
4は、変調符号化器113によりブロック変調による符
号化がなされた変調符号化データD104を所定単位、
例えば、トレリスの変調符号ブロック単位で攪拌し、変
調符号化データD104を構成する各ビットの順序を並
べ替える。インターリーバ114は、生成したインター
リーブデータD105を後段のプリコーダ115に供給
する。
【0179】プリコード手段であるプリコーダ115
は、上述した磁気記録再生装置50におけるプリコーダ
55と同様に、インターリーバ114から供給されたイ
ンターリーブデータD105に対して、記録媒体70へ
のデータの書き込みから再生系における等化器119に
おける出力までのチャネル特性を補償するようなフィル
タリングを施し、バイナリ信号であるプリコード信号D
106を生成する。プリコーダ115は、生成したプリ
コード信号D106を後段の書き込み電流ドライバ11
6に供給する。
【0180】書き込み電流ドライバ116は、上述した
磁気記録再生装置50における書き込み電流ドライバ5
6と同様に、プリコーダ115から供給されたプリコー
ド信号D106に対して、各ビットを書き込み電流値I
sに変換し、書き込み電流信号D107を生成する。書
き込み電流ドライバ116は、生成した書き込み電流信
号D107を後段の書き込みヘッド117に供給する。
【0181】書き込みヘッド117は、上述した磁気記
録再生装置50における書き込みヘッド57と同様に、
書き込み電流ドライバ116から供給された書き込み電
流信号D107に応じた書き込み磁化信号D108を記
録媒体70に対して与えることによって、記録媒体70
に対してデータを記録する。
【0182】このような磁気記録再生装置110におけ
る記録系は、記録媒体70に対してデータを記録する場
合には、入力データD101に対して誤り訂正符号化器
111により誤り訂正符号化を施し、誤り訂正符号化デ
ータD102をインターリーバ112によりビット単位
で攪拌した後、インターリーブデータD103に対して
変調符号化器113により所定のトレリス変調符号化を
施し、さらに変調符号化データD104をインターリー
バ114により例えばトレリスの変調符号ブロック単位
で攪拌し、プリコーダ115によりプリコード信号D1
06を生成する。
【0183】そして、この記録系は、プリコーダ115
により生成されたプリコード信号D106を、書き込み
電流ドライバ116及び書き込みヘッド117を介して
記録媒体70に記録する。
【0184】このように、磁気記録再生装置110にお
ける記録系は、誤り訂正符号化器111の後段にインタ
ーリーバ112を備えるとともに、変調符号化器113
の後段にインターリーバ114を備えて、誤り訂正符号
化器111と変調符号化器113とプリコーダ115と
の間で縦列連接符号による符号化を行うことによって、
誤り訂正符号化、変調符号化及びチャネルに対する符号
化として、高性能の符号化を実現することができる。
【0185】一方、磁気記録再生装置110は、記録媒
体70に記録されているデータを再生するための再生系
として、記録媒体70に記録されているデータを読み出
すための読み出しヘッド118と、入力したデータを等
化する等化器119と、入力したデータの利得を調整す
る利得調整回路120と、アナログデータをディジタル
データに変換するアナログ−ディジタル変換器121
と、クロックを再生するタイミング再生回路122と、
利得調整回路120を制御する利得調整コントロール回
路123と、入力したデータに対してターボ復号を施す
チャネル、変調及び誤り訂正ターボ復号器124とを備
える。
【0186】読み出しヘッド118は、上述した磁気記
録再生装置50における読み出しヘッド58と同様に、
記録媒体70から読み出し磁化信号D109を読み出
し、この読み出し磁化信号D109に応じた読み出し電
流信号D110を生成する。読み出しヘッド118は、
生成した読み出し電流信号D110を後段の等化器11
9に供給する。
【0187】等化器119は、上述した磁気記録再生装
置50における等化器59と同様に、読み出しヘッド1
18から供給された読み出し電流信号D110に対し
て、記録系における記録媒体70へのデータの書き込み
から当該等化器119における出力までのチャネル応答
が所定の特性となるように等化を行い、等化信号D11
1を生成する。等化器119は、生成した等化信号D1
11を後段の利得調整回路120に供給する。
【0188】利得調整回路120は、上述した磁気記録
再生装置50における利得調整回路60と同様に、利得
調整コントロール回路123から供給される利得調整コ
ントロール信号D115に基づいて、等化器119から
供給された等化信号D111の利得を調整し、利得調整
信号D112を生成する。利得調整回路120は、生成
した利得調整信号D112を後段のA/D121に供給
する。
【0189】A/D121は、上述した磁気記録再生装
置50におけるA/D61と同様に、タイミング再生回
路122から供給されるクロック信号D114に基づい
て、利得調整回路120から供給された利得調整信号D
112のサンプリングを行い、利得調整信号D112を
ディジタル化してディジタルチャネル信号D113を生
成する。A/D121は、生成したディジタルチャネル
信号D113をタイミング再生回路122、利得調整コ
ントロール回路123、及び、チャネル、変調及び誤り
訂正ターボ復号器124に供給する。
【0190】タイミング再生回路122は、上述した磁
気記録再生装置50におけるタイミング再生回路62と
同様に、A/D121から供給されるディジタルチャネ
ル信号D113からクロックを再生し、クロック信号D
114を生成する。タイミング再生回路122は、生成
したクロック信号D114をA/D121に供給する。
【0191】利得調整コントロール回路123は、上述
した磁気記録再生装置50における利得調整コントロー
ル回路63と同様に、A/D121から供給されるディ
ジタルチャネル信号D113に基づいて、等化信号D1
11の振幅を期待される値に保つための制御信号である
利得調整コントロール信号D115を生成する。利得調
整コントロール回路123は、生成した利得調整コント
ロール信号D115を利得調整回路120に供給する。
【0192】チャネル、変調及び誤り訂正ターボ復号器
124は、上述した磁気記録再生装置50におけるチャ
ネル及び変調ターボ復号器64と同様に、SISO型の
復号器を連接してターボ復号を行うものである。チャネ
ル、変調及び誤り訂正ターボ復号器124は、後に詳述
するが、A/D121から供給されるディジタルチャネ
ル信号D113を入力してターボ復号を行い、復号結果
を軟出力又は硬出力の出力データD116として外部に
出力する。
【0193】ここで、チャネル、変調及び誤り訂正ター
ボ復号器124について図14を用いて詳述する。
【0194】チャネル、変調及び誤り訂正ターボ復号器
124は、同図に示すように、記録系におけるプリコー
ダ115の前段から再生系における等化器119におけ
る出力までのチャネル応答に対する復号を行うSISO
型の復号器であるチャネルSISO復号器131と、入
力したデータの順序を元に戻すデインターリーバ13
3,138と、入力したデータに対して変調復号を施す
SISO型の復号器である変調SISO復号器134
と、入力したデータの順序を並べ替えるインターリーバ
136,141と、入力したデータに対して誤り訂正軟
復号を施す誤り訂正軟復号器139と、情報ビットに対
する事前確率情報として入力するデータを切り替えるた
めの切替スイッチ142と、4つの差分器132,13
5,137,140とを有する。
【0195】チャネル復号手段であるチャネルSISO
復号器131は、A/D121から供給された軟入力で
あるディジタルチャネル信号D113と、インターリー
バ136から供給された軟入力である情報ビットに対す
る事前確率情報信号D127又は値が“0”である情報
ビットに対する事前確率情報信号D133のうち、切替
スイッチ142により選択された事前確率情報信号D1
34とを入力し、記録系におけるプリコーダ115の前
段から再生系における等化器119における出力までの
チャネル応答に対応するトレリスに基づいて、上述した
BCJRアルゴリズムやSOVAアルゴリズム等に基づ
く軟出力復号を行う。ここで、プリコーダ115による
プリコード前のインターリーブデータD105をC
(t)(0≦t≦N)と表すと、チャネルSISO復号
器131は、このC(t)に対する事後確率情報である
対数事後確率比log(P(C(t)=1)/P(C
(t)=0))を算出し、この対数事後確率比をチャネ
ル復号信号D121として後段の差分器132に供給す
る。
【0196】差分器132は、チャネルSISO復号器
131から供給されて軟入力とされるチャネル復号信号
D121と、インターリーバ136から供給されて軟入
力とされる事前確率情報信号D127との差分値を求
め、この差分値で与えられるデータを符号の拘束条件に
より求まる情報ビットに対する外部情報であるチャネル
外部情報信号D122として後段のデインターリーバ1
33に軟出力として出力する。なお、このチャネル外部
情報信号D122は、記録系におけるインターリーバ1
14によりインターリーブされたインターリーブデータ
D105に対応するものである。
【0197】第1の逆攪拌手段であるデインターリーバ
133は、記録系におけるインターリーバ114により
インターリーブされたインターリーブデータD105の
ビット配列を、それぞれ、元の変調符号化データD10
4のビット配列に戻すように、差分器132から供給さ
れる軟入力のチャネル外部情報信号D122に所定単
位、例えば、変調符号ブロック単位でデインターリーブ
を施す。デインターリーバ133は、デインターリーブ
して得られたデータを変調SISO復号器134におけ
る符号ビットに対する事前確率情報であるデインターリ
ーブ信号D123として、変調SISO復号器134及
び差分器135に供給する。
【0198】変調復号手段である変調SISO復号器1
34は、記録系における変調符号化器113により符号
化された信号を復号するものであり、SISO型の変調
復号器である。ここで、変調符号化器113により符号
化率がR=K/Nの変調符号化が施され、変調符号化器
113による変調符号化後の変調符号化データD104
をM(t)(0≦t<N)、変調符号化器113による
変調符号化前のインターリーブデータD103をE
(t)(0≦t<L)と表すものとする。変調SISO
復号器134は、デインターリーバ133から供給され
る軟入力であるデインターリーブ信号D123を入力す
るとともに、インターリーバ141から供給される軟入
力であるインターリーブ信号D132を入力し、制約条
件に対応したトレリスを用いて、M(t)に対する事後
確率情報である対数事後確率比log(P(M(t)=
1)/P(M(t)=0))と、E(t)に対する事後
確率情報である対数事後確率比log(P(E(t)=
1)/P(E(t)=0))とを算出する。そして、変
調SISO復号器134は、M(t)に対する事後確率
情報である対数事後確率比を変調チャネル復号信号D1
24として差分器135に供給するとともに、E(t)
に対する事後確率情報である対数事後確率比を変調復号
信号D125として差分器137に供給する。
【0199】差分器135は、変調SISO復号器13
4から供給されて軟入力とされる変調チャネル復号信号
D124と、デインターリーバ133から供給されて軟
入力とされるデインターリーブ信号D123との差分値
を求め、この差分値で与えられるデータを符号の拘束条
件により求まる符号ビットに対する外部情報である変調
誤り訂正外部情報信号D126として後段のインターリ
ーバ136に軟出力として出力する。
【0200】第3の攪拌手段であるインターリーバ13
6は、差分器135から供給された軟入力である変調誤
り訂正外部情報信号D126に対して、記録系における
インターリーバ114と同一の攪拌位置情報に基づいた
所定単位、例えば、変調符号ブロック単位でのインター
リーブを施す。インターリーバ136は、インターリー
ブして得られたデータをチャネルSISO復号器131
における情報ビットに対する事前確率情報信号D127
として、チャネルSISO復号器131及び差分器13
2に供給する。
【0201】差分器137は、変調SISO復号器13
4から供給されて軟入力とされる変調復号信号D125
と、インターリーバ141から供給されて軟入力とされ
るインターリーブ信号D132との差分値を求め、この
差分値で与えられるデータを符号の拘束条件により求ま
る情報ビットに対する外部情報である変調外部情報信号
D128として後段のデインターリーバ138に軟出力
として出力する。なお、この変調外部情報信号D128
は、記録系におけるインターリーバ112によりインタ
ーリーブされたインターリーブデータD103に対応す
るものである。
【0202】第2の逆攪拌手段であるデインターリーバ
138は、記録系におけるインターリーバ112により
インターリーブされたインターリーブデータD103の
ビット配列を、それぞれ、元の誤り訂正符号化データD
102のビット配列に戻すように、差分器137から供
給される軟入力の変調外部情報信号D128にビット単
位でデインターリーブを施す。デインターリーバ138
は、デインターリーブして得られたデータを誤り訂正軟
復号器139における符号ビットに対する事前確率情報
であるデインターリーブ信号D129として、誤り訂正
軟復号器139及び差分器140に供給する。
【0203】誤り訂正復号手段である誤り訂正軟復号器
139は、デインターリーバ138から供給された軟入
力であるデインターリーブ信号D129に対して、上述
したBCJRアルゴリズムやSOVAアルゴリズム等に
基づく誤り訂正符号の軟復号を行う。ここで、記録系に
おける誤り訂正符号化器111による誤り訂正符号化後
の誤り訂正符号化データD102をE(t)(0≦t<
L)、誤り訂正符号化器111による誤り訂正符号化前
の入力データD101をI(t)(0≦t<K)と表す
ものとする。誤り訂正軟復号器139は、E(t)に対
する事後確率情報である対数事後確率比log(P(E
(t)=1)/P(E(t)=0))を算出し、この対
数事後確率比を誤り訂正復号信号D130として差分器
140に供給するとともに、I(t)に対する事後確率
情報である対数事後確率比log(P(I(t)=1)
/P(I(t)=0))を算出し、この対数事後確率比
に基づく復号結果を軟出力又は硬出力の出力データD1
16として外部に出力する。
【0204】差分器140は、誤り訂正軟復号器139
から供給されて軟入力とされる誤り訂正復号信号D13
0と、デインターリーバ138から供給されて軟入力と
されるデインターリーブ信号D129との差分値を求
め、この差分値で与えられるデータを符号の拘束条件に
より求まる符号ビットに対する外部情報である誤り訂正
外部情報信号D131として後段のインターリーバ14
1に軟出力として出力する。
【0205】第4の攪拌手段であるインターリーバ14
1は、差分器140から供給された軟入力である誤り訂
正外部情報信号D131に対して、記録系におけるイン
ターリーバ112と同一の攪拌位置情報に基づいたビッ
ト単位でのインターリーブを施す。インターリーバ14
1は、インターリーブして得られたデータを変調SIS
O復号器134における情報ビットに対する事前確率情
報であるインターリーブ信号D132として、変調SI
SO復号器134及び差分器137に供給する。
【0206】切替スイッチ142は、復号の初期時に
は、事前確率情報信号D133である0値を供給する被
選択端子cと連結することによって、チャネルSISO
復号器131における情報ビットに対する事前確率情報
信号D134として、事前確率情報信号D133を選択
する。そして、切替スイッチ142は、それ以降では、
インターリーバ136から供給される事前確率情報信号
D127を供給する被選択端子dと連結し、事前確率情
報信号D134として、事前確率情報信号D127を選
択する。
【0207】このように構成されるチャネル、変調及び
誤り訂正ターボ復号器124は、上述した磁気記録再生
装置におけるチャネル及び変調ターボ復号器64と同様
に、記録系における誤り訂正符号化器111、変調符号
化器113及びプリコーダ115のそれぞれに対応する
誤り訂正軟復号器139、変調SISO復号器134及
びチャネルSISO復号器131を備えることによっ
て、復号複雑度が高い符号を複雑度の小さい要素に分解
し、チャネルSISO復号器131、変調SISO復号
器134及び誤り訂正軟復号器139の間の相互作用に
より特性を逐次的に向上させることができる。チャネ
ル、変調及び誤り訂正ターボ復号器124は、A/D1
21から供給される軟入力であるディジタルチャネル信
号D113を入力すると、チャネルSISO復号器13
1乃至誤り訂正軟復号器139の復号動作を例えば数回
乃至数十回といった所定の回数だけ反復して行い、所定
の回数の復号動作の結果得られた軟出力の対数事後確率
比を、軟出力の出力データD116としてそのまま外部
に出力するか、若しくは、図示しない2値化回路により
2値化して硬出力の出力データD116として外部に出
力する。
【0208】このような磁気記録再生装置110におけ
る再生系は、記録媒体70に記録されているデータを再
生する場合には、読み出しヘッド118、等化器11
9、利得調整回路120及びA/D121を経て生成さ
れた軟入力とされるディジタルチャネル信号D113に
対して、チャネル、変調及び誤り訂正ターボ復号器12
4によりターボ復号を行い、記録系における誤り訂正符
号化器111に入力された入力データD101に対応す
る出力データD116を生成して出力する。
【0209】このように、磁気記録再生装置110にお
ける再生系は、チャネル、変調及び誤り訂正ターボ復号
器124を備えて、記録系における誤り訂正符号化器1
11、変調符号化器113及びプリコーダ115のそれ
ぞれに対応する誤り訂正軟復号器139、変調SISO
復号器134及びチャネルSISO復号器131の間で
ターボ復号を行うことによって、チャネル応答、変調符
号化及び誤り訂正符号化に対応する復号を実現すること
ができる。
【0210】以上のように、磁気記録再生装置110
は、記録系において、誤り訂正符号化器111の後段に
インターリーバ112を備えるとともに、変調符号化器
113の後段にインターリーバ114を備えて、誤り訂
正符号化器111と変調符号化器113とプリコーダ1
15との間で縦列連接符号による符号化を行い、再生系
において、チャネル、変調及び誤り訂正ターボ復号器1
24を備えて、ターボ復号を行うことによって、高性能
の符号化を実現するとともに、この符号に対する全ての
復号処理について軟情報を利用した効率のよいターボ復
号を行うことができ、情報を削減する必要がないことか
ら、結果として復号誤り率を大幅に低下させることが可
能となる。その上、磁気記録再生装置110は、記録系
において前後のデータに相関を持たせて符号化を行うと
ともに、再生系において制約条件に対応したトレリス復
号を行うことができることから、回路規模を削減するこ
とができ且つ復号誤り率をさらに低下させることが可能
となる。
【0211】以上説明したように、上述した磁気記録再
生装置50,110は、それぞれ、高性能の符号化を実
現し、この符号に対する全ての復号処理について軟情報
を利用した効率のよいターボ復号を行うことができ、復
号誤り率を低下させることができる。特に、磁気記録再
生装置110は、ブロック単位での符号化及び復号を行
わずに、前後のデータに相関を持たせて符号化するとと
もに、制約条件に対応したトレリス復号を行うことによ
って、回路規模が削減されるとともに、復号誤り率をさ
らに低下させることが期待できる。すなわち、磁気記録
再生装置50,110は、それぞれ、高精度の符号化及
び復号システムを実現するものであり、ユーザに高い信
頼性を提供することができるものである。
【0212】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、例えば、上述した記録媒体70
としては、磁気記録方式によるもの以外にも、いわゆる
CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Di
sk)等の光記録方式による記録媒体又はいわゆるMO
(Magneto Optical)等の光磁気記録方式による記録媒
体であっても容易に適用可能であることは勿論である。
【0213】また、上述した実施の形態では、磁気記録
再生装置110として、符号化側でトレリス変調符号化
を行うとともに、復号側でトレリス変調復号を行うもの
として説明したが、本発明は、例えば、磁気記録再生装
置50における変調符号化器53のように、符号化側で
ブロック変調を行うといった場合等、符号化側でトレリ
ス変調符号化を行わない場合であっても、復号側で制約
条件に対応した復号、より具体的にはトレリス変調復号
を行い、軟判定値を出力する場合でも適用することがで
きる。
【0214】さらに、上述した実施の形態では、磁気記
録再生装置50,110として、記録系と再生系とを備
えた単体の装置であるものとして説明したが、記録媒体
に対してデータを記録する記録系として単体の記録装置
を構成し、この記録装置により記録媒体に記録されたデ
ータを再生する再生系を単体の再生装置として構成して
もよい。
【0215】以上のように、本発明は、その趣旨を逸脱
しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもな
い。
【0216】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるデータ記録装置は、記録媒体に対してデータを記録
するデータ記録装置であって、入力したデータに対して
誤り訂正符号化を施す誤り訂正符号化手段と、この誤り
訂正符号化手段から供給されたデータの順序を攪拌して
並べ替える第1の攪拌手段と、この第1の攪拌手段から
供給されたデータに対して所定の変調符号化を施す変調
符号化手段と、この変調符号化手段から供給されたデー
タの順序を攪拌して並べ替える第2の攪拌手段とを備え
る。
【0217】したがって、本発明にかかるデータ記録装
置は、第1の攪拌手段によって、誤り訂正符号化手段か
ら供給されたデータの順序を攪拌して並べ替え、第2の
攪拌手段によって、変調符号化手段から供給されたデー
タの順序を攪拌して並べ替えることによって、高性能の
符号化を実現することができる。
【0218】また、本発明にかかるデータ記録方法は、
記録媒体に対してデータを記録するデータ記録方法であ
って、入力したデータに対して誤り訂正符号化を施す誤
り訂正符号化工程と、この誤り訂正符号化工程にて符号
化がなされたデータの順序を攪拌して並べ替える第1の
攪拌工程と、この第1の攪拌工程にて並べ替えられたデ
ータに対して所定の変調符号化を施す変調符号化工程
と、この変調符号化工程にて符号化がなされたデータの
順序を攪拌して並べ替える第2の攪拌工程とを備える。
【0219】したがって、本発明にかかるデータ記録方
法は、第1の攪拌工程にて、誤り訂正符号化工程にて符
号化がなされたデータの順序を攪拌して並べ替え、第2
の攪拌工程にて、変調符号化工程にて符号化がなされた
データの順序を攪拌して並べ替えることによって、高性
能の符号化を実現することが可能となる。
【0220】さらに、本発明にかかるデータ再生装置
は、入力したデータに対して誤り訂正符号化を施す誤り
訂正符号化手段と、この誤り訂正符号化手段から供給さ
れたデータの順序を攪拌して並べ替える第1の攪拌手段
と、この第1の攪拌手段から供給されたデータに対して
所定の変調符号化を施す変調符号化手段と、この変調符
号化手段から供給されたデータの順序を攪拌して並べ替
える第2の攪拌手段とを備え、記録媒体に対してデータ
を記録する記録機器により記録されたデータを再生する
データ再生装置であって、第2の攪拌手段により並べ替
えられたデータのビット配列を、変調符号化手段により
符号化がなされたデータのビット配列に戻すように、入
力したデータの順序を攪拌して並べ替える第1の逆攪拌
手段と、この第1の逆攪拌手段から供給されたデータを
変調復号する変調復号手段と、第2の攪拌手段と同一の
攪拌位置情報に基づいて、変調復号手段から出力された
データと第1の逆攪拌手段から出力されたデータとの差
分値で与えられるデータの順序を攪拌して並べ替える第
3の攪拌手段と、第1の攪拌手段により並べ替えられた
データのビット配列を、誤り訂正符号化手段により符号
化がなされたデータのビット配列に戻すように、入力し
たデータの順序を攪拌して並べ替える第2の逆攪拌手段
と、この第2の逆攪拌手段から供給されたデータに対し
て誤り訂正符号の復号を行う誤り訂正復号手段と、第1
の攪拌手段と同一の攪拌位置情報に基づいて、誤り訂正
復号手段から出力されたデータと第2の逆攪拌手段から
出力されたデータとの差分値で与えられるデータの順序
を攪拌して並べ替える第4の攪拌手段とを備える。
【0221】したがって、本発明にかかるデータ再生装
置は、第1の逆攪拌手段により攪拌されて並べ替えられ
たデータを変調復号手段により復号し、第3の攪拌手段
によって、変調復号手段から出力されたデータと第1の
逆攪拌手段から出力されたデータとの差分値で与えられ
るデータの順序を攪拌して並べ替え、第2の逆攪拌手段
により攪拌されて並べ替えられたデータを誤り訂正復号
手段により復号し、第4の攪拌手段によって、誤り訂正
復号手段から出力されたデータと第2の逆攪拌手段から
出力されたデータとの差分値で与えられるデータの順序
を攪拌して並べ替えることによって、全ての復号処理に
ついて軟情報を利用した効率のよい復号を行うことがで
き、復号誤り率を大幅に低下させることができる。
【0222】さらにまた、本発明にかかるデータ再生方
法は、入力したデータに対して誤り訂正符号化を施す誤
り訂正符号化工程と、この誤り訂正符号化工程にて符号
化がなされたデータの順序を攪拌して並べ替える第1の
攪拌工程と、この第1の攪拌工程にて並べ替えられたデ
ータに対して所定の変調符号化を施す変調符号化工程
と、この変調符号化工程にて符号化がなされたデータの
順序を攪拌して並べ替える第2の攪拌工程とを備え、記
録媒体に対してデータを記録する記録方法により記録さ
れたデータを再生するデータ再生方法であって、第2の
攪拌工程にて並べ替えられたデータのビット配列を、変
調符号化工程にて符号化がなされたデータのビット配列
に戻すように、入力したデータの順序を攪拌して並べ替
える第1の逆攪拌工程と、この第1の逆攪拌工程にて並
べ替えられたデータを変調復号する変調復号工程と、第
2の攪拌工程と同一の攪拌位置情報に基づいて、変調復
号工程にて復号がなされたデータと第1の逆攪拌工程に
て並べ替えられたデータとの差分値で与えられるデータ
の順序を攪拌して並べ替える第3の攪拌工程と、第1の
攪拌工程にて並べ替えられたデータのビット配列を、誤
り訂正符号化工程にて符号化がなされたデータのビット
配列に戻すように、入力したデータの順序を攪拌して並
べ替える第2の逆攪拌工程と、この第2の逆攪拌工程に
て並べ替えられたデータに対して誤り訂正符号の復号を
行う誤り訂正復号工程と、第1の攪拌工程と同一の攪拌
位置情報に基づいて、誤り訂正復号工程にて復号がなさ
れたデータと第2の逆攪拌工程にて並べ替えられたデー
タとの差分値で与えられるデータの順序を攪拌して並べ
替える第4の攪拌工程とを備える。
【0223】したがって、本発明にかかるデータ再生方
法は、第1の逆攪拌工程にて攪拌されて並べ替えられた
データを変調復号工程にて復号し、第3の攪拌工程に
て、変調復号工程にて復号がなされたデータと第1の逆
攪拌工程にて並べ替えられたデータとの差分値で与えら
れるデータの順序を攪拌して並べ替え、第2の逆攪拌工
程にて攪拌されて並べ替えられたデータを誤り訂正復号
工程にて復号し、第4の攪拌工程にて、誤り訂正復号工
程にて復号がなされたデータと第2の逆攪拌工程にて並
べ替えられたデータとの差分値で与えられるデータの順
序を攪拌して並べ替えることによって、全ての復号処理
について軟情報を利用した効率のよい復号を行うことが
でき、復号誤り率を大幅に低下させることが可能とな
る。
【0224】また、本発明にかかるデータ記録再生装置
は、記録媒体に対するデータの記録及び再生を行うデー
タ記録再生装置であって、記録媒体に対してデータを記
録する記録系として、入力したデータに対して誤り訂正
符号化を施す誤り訂正符号化手段と、この誤り訂正符号
化手段から供給されたデータの順序を攪拌して並べ替え
る第1の攪拌手段と、この第1の攪拌手段から供給され
たデータに対して所定の変調符号化を施す変調符号化手
段と、この変調符号化手段から供給されたデータの順序
を攪拌して並べ替える第2の攪拌手段とを備え、記録媒
体に記録されているデータを再生する再生系として、第
2の攪拌手段により並べ替えられたデータのビット配列
を、変調符号化手段により符号化がなされたデータのビ
ット配列に戻すように、入力したデータの順序を攪拌し
て並べ替える第1の逆攪拌手段と、この第1の逆攪拌手
段から供給されたデータを変調復号する変調復号手段
と、第2の攪拌手段と同一の攪拌位置情報に基づいて、
変調復号手段から出力されたデータと第1の逆攪拌手段
から出力されたデータとの差分値で与えられるデータの
順序を攪拌して並べ替える第3の攪拌手段と、第1の攪
拌手段により並べ替えられたデータのビット配列を、誤
り訂正符号化手段により符号化がなされたデータのビッ
ト配列に戻すように、入力したデータの順序を攪拌して
並べ替える第2の逆攪拌手段と、この第2の逆攪拌手段
から供給されたデータに対して誤り訂正符号の復号を行
う誤り訂正復号手段と、第1の攪拌手段と同一の攪拌位
置情報に基づいて、誤り訂正復号手段から出力されたデ
ータと第2の逆攪拌手段から出力されたデータとの差分
値で与えられるデータの順序を攪拌して並べ替える第4
の攪拌手段とを備える。
【0225】したがって、本発明にかかるデータ記録再
生装置は、記録媒体に対してデータを記録する場合に
は、第1の攪拌手段によって、誤り訂正符号化手段から
供給されたデータの順序を攪拌して並べ替え、第2の攪
拌手段によって、変調符号化手段から供給されたデータ
の順序を攪拌して並べ替え、記録媒体に記録されている
データを再生する場合には、第1の逆攪拌手段により攪
拌されて並べ替えられたデータを変調復号手段により復
号し、第3の攪拌手段によって、変調復号手段から出力
されたデータと第1の逆攪拌手段から出力されたデータ
との差分値で与えられるデータの順序を攪拌して並べ替
え、第2の逆攪拌手段により攪拌されて並べ替えられた
データを誤り訂正復号手段により復号し、第4の攪拌手
段によって、誤り訂正復号手段から出力されたデータと
第2の逆攪拌手段から出力されたデータとの差分値で与
えられるデータの順序を攪拌して並べ替えることによっ
て、高性能の符号化を実現することができるとともに、
この符号に対する全ての復号処理について軟情報を利用
した効率のよい復号を行うことができ、復号誤り率を大
幅に低下させることができる。
【0226】さらに、本発明にかかるデータ記録再生方
法は、記録媒体に対するデータの記録及び再生を行うデ
ータ記録再生方法であって、記録媒体に対してデータを
記録する記録系として、入力したデータに対して誤り訂
正符号化を施す誤り訂正符号化工程と、この誤り訂正符
号化工程にて符号化がなされたデータの順序を攪拌して
並べ替える第1の攪拌工程と、この第1の攪拌工程にて
並べ替えられたデータに対して所定の変調符号化を施す
変調符号化工程と、この変調符号化工程にて符号化がな
されたデータの順序を攪拌して並べ替える第2の攪拌工
程とを備え、記録媒体に記録されているデータを再生す
る再生系として、第2の攪拌工程にて並べ替えられたデ
ータのビット配列を、変調符号化工程にて符号化がなさ
れたデータのビット配列に戻すように、入力したデータ
の順序を攪拌して並べ替える第1の逆攪拌工程と、この
第1の逆攪拌工程にて並べ替えられたデータを変調復号
する変調復号工程と、第2の攪拌工程と同一の攪拌位置
情報に基づいて、変調復号工程にて復号がなされたデー
タと第1の逆攪拌工程にて並べ替えられたデータとの差
分値で与えられるデータの順序を攪拌して並べ替える第
3の攪拌工程と、第1の攪拌工程にて並べ替えられたデ
ータのビット配列を、誤り訂正符号化工程にて符号化が
なされたデータのビット配列に戻すように、入力したデ
ータの順序を攪拌して並べ替える第2の逆攪拌工程と、
この第2の逆攪拌工程にて並べ替えられたデータに対し
て誤り訂正符号の復号を行う誤り訂正復号工程と、第1
の攪拌工程と同一の攪拌位置情報に基づいて、誤り訂正
復号工程いて復号がなされたデータと第2の逆攪拌工程
にて並べ替えられたデータとの差分値で与えられるデー
タの順序を攪拌して並べ替える第4の攪拌工程とを備え
る。
【0227】したがって、本発明にかかるデータ記録再
生方法は、記録媒体に対してデータを記録する場合に
は、第1の攪拌工程にて、誤り訂正符号化工程にて符号
化がなされたデータの順序を攪拌して並べ替え、第2の
攪拌工程にて、変調符号化工程にて符号化がなされたデ
ータの順序を攪拌して並べ替え、記録媒体に記録されて
いるデータを再生する場合には、第1の逆攪拌工程にて
攪拌されて並べ替えられたデータを変調復号工程にて復
号し、第3の攪拌工程にて、変調復号工程にて復号がな
されたデータと第1の逆攪拌工程にて並べ替えられたデ
ータとの差分値で与えられるデータの順序を攪拌して並
べ替え、第2の逆攪拌工程にて攪拌されて並べ替えられ
たデータを誤り訂正復号工程にて復号し、第4の攪拌工
程にて、誤り訂正復号工程にて復号がなされたデータと
第2の逆攪拌工程にて並べ替えられたデータとの差分値
で与えられるデータの順序を攪拌して並べ替えることに
よって、高性能の符号化を実現することが可能となると
ともに、この符号に対する全ての復号処理について軟情
報を利用した効率のよい復号を行うことができ、復号誤
り率を大幅に低下させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態として示す磁気記録
再生装置の記録系に適用するビット単位でのインターリ
ーブを施すインターリーバにおける入出力例を説明する
図である。
【図2】同磁気記録再生装置の記録系に適用するビット
単位でのインターリーブを施すインターリーバにおける
動作を説明する図である。
【図3】同磁気記録再生装置の記録系に適用する変調符
号ブロック単位でのインターリーブを施すインターリー
バにおける入出力例を説明する図である。
【図4】同磁気記録再生装置の記録系に適用する変調符
号ブロック単位でのインターリーブを施すインターリー
バにおける動作を説明する図である。
【図5】同磁気記録再生装置の再生系に適用する復号器
における入出力例を説明する図である。
【図6】同磁気記録再生装置の再生系に適用する復号器
の構成を説明するブロック図である。
【図7】同磁気記録再生装置の構成を説明するブロック
図である。
【図8】同磁気記録再生装置の再生系に備えられるチャ
ネル、変調及び誤り訂正ターボ復号器の構成を説明する
ブロック図である。
【図9】(d,k)=(0,2)制限を満たす符号を生
成するための状態遷移図を説明する図である。
【図10】図9に示す状態遷移図にしたがって3回状態
遷移した際のトレリスを説明する図である。
【図11】図10に示すトレリスから枝の選択を行って
構成されたトレリスを説明する図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態として示す磁気記
録再生装置の記録系に適用する符号化器の構成を説明す
るブロック図である。
【図13】同磁気記録再生装置の構成を説明するブロッ
ク図である。
【図14】同磁気記録再生装置の再生系に備えられるチ
ャネル、変調及び誤り訂正ターボ復号器の構成を説明す
るブロック図である。
【図15】従来の変調符号化器における入出力例を説明
する図である。
【図16】従来の変調復号器の構成を説明するブロック
図である。
【図17】他の従来の変調復号器の構成を説明するブロ
ック図である。
【図18】従来の磁気記録再生装置の構成を説明するブ
ロック図である。
【符号の説明】
10,20,52,54,86,91,112,11
4,136,141 インターリーバ、 30,40
復号器、 411,412,413,414,415,416
尤度算出回路、 50,110 磁気記録再生装置、
51,111誤り訂正符号化器、 53,113 変
調符号化器、 55,115 プリコーダ、 64,1
24 チャネル、変調及び誤り訂正ターボ復号器、 7
0 記録媒体、 81,131 チャネルSISO復号
器、 83,88,133,138 デインターリー
バ、 84,134 変調SISO復号器、 89,1
39 誤り訂正軟復号器、 100 符号化器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03M 13/13 H03M 13/13 13/25 13/25 13/27 13/27 13/29 13/29 (72)発明者 村山 淳 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D044 BC01 BC02 CC01 CC04 DE69 DE83 DE84 FG04 FG06 GL01 GL02 GL20 GL31 GM02 5J065 AD10 AG05 AG06 AH07

Claims (92)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対してデータを記録するデー
    タ記録装置であって、 入力したデータに対して誤り訂正符号化を施す誤り訂正
    符号化手段と、 上記誤り訂正符号化手段から供給されたデータの順序を
    攪拌して並べ替える第1の攪拌手段と、 上記第1の攪拌手段から供給されたデータに対して所定
    の変調符号化を施す変調符号化手段と、 上記変調符号化手段から供給されたデータの順序を攪拌
    して並べ替える第2の攪拌手段とを備えることを特徴と
    するデータ記録装置。
  2. 【請求項2】 上記第2の攪拌手段から供給されたデー
    タに対してチャネル特性を補償するフィルタリングを施
    すプリコード手段を備えることを特徴とする請求項1記
    載のデータ記録装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の攪拌手段は、上記誤り訂正符
    号化手段により符号化がなされたデータをビット単位で
    攪拌することを特徴とする請求項1記載のデータ記録装
    置。
  4. 【請求項4】 上記変調符号化手段は、上記第1の攪拌
    手段から供給されたデータに対して制約条件にしたがっ
    て符号化を行うことを特徴とする請求項1記載のデータ
    記録装置。
  5. 【請求項5】 上記第2の攪拌手段は、上記変調符号化
    手段により符号化がなされたデータを上記制約条件を満
    たすように攪拌することを特徴とする請求項4記載のデ
    ータ記録装置。
  6. 【請求項6】 上記変調符号化手段は、上記第1の攪拌
    手段から供給されたデータに対してブロック変調による
    符号化を行うことを特徴とする請求項4記載のデータ記
    録装置。
  7. 【請求項7】 上記第2の攪拌手段は、上記変調符号化
    手段によりブロック変調による符号化がなされたデータ
    を変調符号ブロック単位で攪拌することを特徴とする請
    求項6記載のデータ記録装置。
  8. 【請求項8】 上記変調符号化手段は、上記第1の攪拌
    手段から供給されたデータに対して上記制約条件に対応
    するトレリスにしたがって符号化を行うことを特徴とす
    る請求項4記載のデータ記録装置。
  9. 【請求項9】 上記第2の攪拌手段は、上記変調符号化
    手段により符号化がなされたデータを上記トレリスの変
    調符号ブロック単位で攪拌することを特徴とする請求項
    8記載のデータ記録装置。
  10. 【請求項10】 上記記録媒体は、磁気、光又は光磁気
    記録方式によりデータが記録されるものであることを特
    徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
  11. 【請求項11】 記録媒体に対してデータを記録するデ
    ータ記録方法であって、 入力したデータに対して誤り訂正符号化を施す誤り訂正
    符号化工程と、 上記誤り訂正符号化工程にて符号化がなされたデータの
    順序を攪拌して並べ替える第1の攪拌工程と、 上記第1の攪拌工程にて並べ替えられたデータに対して
    所定の変調符号化を施す変調符号化工程と、 上記変調符号化工程にて符号化がなされたデータの順序
    を攪拌して並べ替える第2の攪拌工程とを備えることを
    特徴とするデータ記録方法。
  12. 【請求項12】 上記第2の攪拌工程にて並べ替えられ
    たデータに対してチャネル特性を補償するフィルタリン
    グを施すプリコード工程を備えることを特徴とする請求
    項11記載のデータ記録方法。
  13. 【請求項13】 上記第1の攪拌工程では、上記誤り訂
    正符号化工程にて符号化がなされたデータをビット単位
    で攪拌することを特徴とする請求項11記載のデータ記
    録方法。
  14. 【請求項14】 上記変調符号化工程では、上記第1の
    攪拌工程にて並べ替えられたデータに対して制約条件に
    したがって符号化を行うことを特徴とする請求項11記
    載のデータ記録方法。
  15. 【請求項15】 上記第2の攪拌工程では、上記変調符
    号化工程にて符号化がなされたデータを上記制約条件を
    満たすように攪拌することを特徴とする請求項14記載
    のデータ記録方法。
  16. 【請求項16】 上記変調符号化工程では、上記第1の
    攪拌工程にて並べ替えられたデータに対してブロック変
    調による符号化を行うことを特徴とする請求項14記載
    のデータ記録方法。
  17. 【請求項17】 上記第2の攪拌工程では、上記変調符
    号化工程にてブロック変調による符号化がなされたデー
    タを変調符号ブロック単位で攪拌することを特徴とする
    請求項16記載のデータ記録方法。
  18. 【請求項18】 上記変調符号化工程では、上記第1の
    攪拌工程にて並べ替えられたデータに対して上記制約条
    件に対応するトレリスにしたがって符号化を行うことを
    特徴とする請求項14記載のデータ記録方法。
  19. 【請求項19】 上記第2の攪拌工程では、上記変調符
    号化工程にて符号化がなされたデータを上記トレリスの
    変調符号ブロック単位で攪拌することを特徴とする請求
    項18記載のデータ記録方法。
  20. 【請求項20】 上記記録媒体として、磁気、光又は光
    磁気記録方式によりデータが記録されるものを用いるこ
    とを特徴とする請求項11記載のデータ記録方法。
  21. 【請求項21】 入力したデータに対して誤り訂正符号
    化を施す誤り訂正符号化手段と、上記誤り訂正符号化手
    段から供給されたデータの順序を攪拌して並べ替える第
    1の攪拌手段と、上記第1の攪拌手段から供給されたデ
    ータに対して所定の変調符号化を施す変調符号化手段
    と、上記変調符号化手段から供給されたデータの順序を
    攪拌して並べ替える第2の攪拌手段とを備え、記録媒体
    に対してデータを記録する記録機器により記録されたデ
    ータを再生するデータ再生装置であって、上記第2の攪
    拌手段により並べ替えられたデータのビット配列を、上
    記変調符号化手段により符号化がなされたデータのビッ
    ト配列に戻すように、入力したデータの順序を攪拌して
    並べ替える第1の逆攪拌手段と、 上記第1の逆攪拌手段から供給されたデータを変調復号
    する変調復号手段と、上記第2の攪拌手段と同一の攪拌
    位置情報に基づいて、上記変調復号手段から出力された
    データと上記第1の逆攪拌手段から出力されたデータと
    の差分値で与えられるデータの順序を攪拌して並べ替え
    る第3の攪拌手段と、 上記第1の攪拌手段により並べ替えられたデータのビッ
    ト配列を、上記誤り訂正符号化手段により符号化がなさ
    れたデータのビット配列に戻すように、入力したデータ
    の順序を攪拌して並べ替える第2の逆攪拌手段と、 上記第2の逆攪拌手段から供給されたデータに対して誤
    り訂正符号の復号を行う誤り訂正復号手段と、 上記第1の攪拌手段と同一の攪拌位置情報に基づいて、
    上記誤り訂正復号手段から出力されたデータと上記第2
    の逆攪拌手段から出力されたデータとの差分値で与えら
    れるデータの順序を攪拌して並べ替える第4の攪拌手段
    とを備えることを特徴とするデータ再生装置。
  22. 【請求項22】 上記記録機器は、上記第2の攪拌手段
    から供給されたデータに対してチャネル特性を補償する
    フィルタリングを施すプリコード手段を備えており、 チャネル応答に対する復号を行うチャネル復号手段を備
    えることを特徴とする請求項21記載のデータ再生装
    置。
  23. 【請求項23】 上記チャネル復号手段は、軟入力の信
    号を入力し、軟出力復号を行うことを特徴とする請求項
    22記載のデータ再生装置。
  24. 【請求項24】 上記チャネル復号手段は、軟入力の信
    号を入力し、チャネル応答に対応するトレリスに基づい
    て軟出力復号を行うことを特徴とする請求項22記載の
    データ再生装置。
  25. 【請求項25】 上記第1の逆攪拌手段は、上記チャネ
    ル復号手段により復号がなされたデータと上記第3の攪
    拌手段により並べ替えられたデータとの差分値で与えら
    れるデータの順序を攪拌して並べ替え、 上記第2の逆攪拌手段は、上記変調復号手段により復号
    がなされたデータと上記第4の攪拌手段により並べ替え
    られたデータとの差分値で与えられるデータの順序を攪
    拌して並べ替え、 上記誤り訂正復号手段と上記変調復号手段と上記チャネ
    ル復号手段との間で繰り返し復号を行うことを特徴とす
    る請求項23記載のデータ再生装置。
  26. 【請求項26】 上記変調復号手段は、軟入力の信号を
    入力するとともに、軟出力の信号を出力することを特徴
    とする請求項21記載のデータ再生装置。
  27. 【請求項27】 上記変調符号化手段は、上記第1の攪
    拌手段から供給されたデータに対して制約条件にしたが
    って符号化を行うものであり、 上記変調復号手段は、上記制約条件に対応した復号を行
    うことを特徴とする請求項21記載のデータ再生装置。
  28. 【請求項28】 上記第2の攪拌手段は、上記変調符号
    化手段により符号化がなされたデータを上記制約条件を
    満たすように攪拌するものであることを特徴とする請求
    項27記載のデータ再生装置。
  29. 【請求項29】 上記変調符号化手段は、上記第1の攪
    拌手段から供給されたデータに対してブロック変調によ
    る符号化を行うものであることを特徴とする請求項27
    記載のデータ再生装置。
  30. 【請求項30】 上記変調復号手段は、 上記変調符号化手段から出力される各出力符号語に対し
    て設けられ、上記各出力符号語の尤度値を算出する尤度
    算出手段を有し、 上記尤度算出手段により算出された尤度値を用いて、上
    記変調符号化手段に入力された入力ビット及び上記変調
    符号化手段から出力された出力ビットに対する軟判定値
    である事後確率情報を求めることを特徴とする請求項2
    9記載のデータ再生装置。
  31. 【請求項31】 上記変調復号手段は、上記制約条件に
    対応するトレリスに基づいて復号を行うことを特徴とす
    る請求項29記載のデータ再生装置。
  32. 【請求項32】 上記第2の攪拌手段は、上記変調符号
    化手段によりブロック変調による符号化がなされたデー
    タを変調符号ブロック単位で攪拌するものであり、 上記第1の逆攪拌手段は、入力したデータを上記変調符
    号ブロック単位で攪拌し、 上記第3の攪拌手段は、上記変調復号手段から出力され
    たデータと上記第1の逆攪拌手段から出力されたデータ
    との差分値で与えられるデータを上記変調符号ブロック
    単位で攪拌することを特徴とする請求項29記載のデー
    タ再生装置。
  33. 【請求項33】 上記変調符号化手段は、上記第1の攪
    拌手段から供給されたデータに対して上記制約条件に対
    応するトレリスにしたがって符号化を行うものであり、 上記変調復号手段は、上記制約条件に対応するトレリス
    に基づいて復号を行うことを特徴とする請求項27記載
    のデータ再生装置。
  34. 【請求項34】 上記第2の攪拌手段は、上記変調符号
    化手段により符号化がなされたデータを上記トレリスの
    変調符号ブロック単位で攪拌するものであり、 上記第1の逆攪拌手段は、入力したデータを上記トレリ
    スの変調符号ブロック単位で攪拌し、 上記第3の攪拌手段は、上記変調復号手段から出力され
    たデータと上記第1の逆攪拌手段から出力されたデータ
    との差分値で与えられるデータを上記トレリスの変調符
    号ブロック単位で攪拌することを特徴とする請求項33
    記載のデータ再生装置。
  35. 【請求項35】 上記変調復号手段は、BCJRアルゴ
    リズム又はSOVAアルゴリズムに基づく軟出力復号を
    行うことを特徴とする請求項26記載のデータ再生装
    置。
  36. 【請求項36】 上記誤り訂正復号手段は、軟入力の信
    号を入力し、入力した軟入力の信号に対して誤り訂正符
    号の軟復号を行うことを特徴とする請求項21記載のデ
    ータ再生装置。
  37. 【請求項37】 上記第1の攪拌手段は、上記誤り訂正
    符号化手段により符号化がなされたデータをビット単位
    で攪拌するものであり、 上記第2の逆攪拌手段は、入力したデータを上記ビット
    単位で攪拌し、 上記第4の攪拌手段は、上記誤り訂正復号手段から出力
    されたデータと上記第2の逆攪拌手段から出力されたデ
    ータとの差分値で与えられるデータ上記ビット単位で攪
    拌することを特徴とする請求項21記載のデータ再生装
    置。
  38. 【請求項38】 上記記録媒体は、磁気、光又は光磁気
    記録方式によりデータが記録されるものであることを特
    徴とする請求項21記載のデータ再生装置。
  39. 【請求項39】 入力したデータに対して誤り訂正符号
    化を施す誤り訂正符号化工程と、上記誤り訂正符号化工
    程にて符号化がなされたデータの順序を攪拌して並べ替
    える第1の攪拌工程と、上記第1の攪拌工程にて並べ替
    えられたデータに対して所定の変調符号化を施す変調符
    号化工程と、上記変調符号化工程にて符号化がなされた
    データの順序を攪拌して並べ替える第2の攪拌工程とを
    備え、記録媒体に対してデータを記録する記録方法によ
    り記録されたデータを再生するデータ再生方法であっ
    て、 上記第2の攪拌工程にて並べ替えられたデータのビット
    配列を、上記変調符号化工程にて符号化がなされたデー
    タのビット配列に戻すように、入力したデータの順序を
    攪拌して並べ替える第1の逆攪拌工程と、 上記第1の逆攪拌工程にて並べ替えられたデータを変調
    復号する変調復号工程と、 上記第2の攪拌工程と同一の攪拌位置情報に基づいて、
    上記変調復号工程にて復号がなされたデータと上記第1
    の逆攪拌工程にて並べ替えられたデータとの差分値で与
    えられるデータの順序を攪拌して並べ替える第3の攪拌
    工程と、 上記第1の攪拌工程にて並べ替えられたデータのビット
    配列を、上記誤り訂正符号化工程にて符号化がなされた
    データのビット配列に戻すように、入力したデータの順
    序を攪拌して並べ替える第2の逆攪拌工程と、 上記第2の逆攪拌工程にて並べ替えられたデータに対し
    て誤り訂正符号の復号を行う誤り訂正復号工程と、 上記第1の攪拌工程と同一の攪拌位置情報に基づいて、
    上記誤り訂正復号工程にて復号がなされたデータと上記
    第2の逆攪拌工程にて並べ替えられたデータとの差分値
    で与えられるデータの順序を攪拌して並べ替える第4の
    攪拌工程とを備えることを特徴とするデータ再生方法。
  40. 【請求項40】 上記記録方法は、上記第2の攪拌工程
    にて並べ替えられたデータに対してチャネル特性を補償
    するフィルタリングを施すプリコード工程を備えてお
    り、 チャネル応答に対する復号を行うチャネル復号工程を備
    えることを特徴とする請求項39記載のデータ再生方
    法。
  41. 【請求項41】 上記チャネル復号工程では、軟入力の
    信号を入力し、軟出力復号を行うことを特徴とする請求
    項40記載のデータ再生方法。
  42. 【請求項42】 上記チャネル復号工程では、軟入力の
    信号を入力し、チャネル応答に対応するトレリスに基づ
    いて軟出力復号を行うことを特徴とする請求項40記載
    のデータ再生方法。
  43. 【請求項43】 上記第1の逆攪拌工程では、上記チャ
    ネル復号工程にて復号がなされたデータと上記第3の攪
    拌工程にて並べ替えられたデータとの差分値で与えられ
    るデータの順序を攪拌して並べ替え、 上記第2の逆攪拌工程では、上記変調復号工程にて復号
    がなされたデータと上記第4の攪拌工程にて並べ替えら
    れたデータとの差分値で与えられるデータの順序を攪拌
    して並べ替え、 上記誤り訂正復号工程と上記変調復号工程と上記チャネ
    ル復号工程との間で繰り返し復号を行うことを特徴とす
    る請求項41記載のデータ再生方法。
  44. 【請求項44】 上記変調復号工程では、軟入力の信号
    を入力するとともに、軟出力の信号を出力することを特
    徴とする請求項39記載のデータ再生方法。
  45. 【請求項45】 上記変調符号化工程では、上記第1の
    攪拌工程にて並べ替えられたデータに対して制約条件に
    したがって符号化を行っており、 上記変調復号工程では、上記制約条件に対応した復号を
    行うことを特徴とする請求項39記載のデータ再生方
    法。
  46. 【請求項46】 上記第2の攪拌工程では、上記変調符
    号化工程にて符号化がなされたデータを上記制約条件を
    満たすように攪拌していることを特徴とする請求項45
    記載のデータ再生方法。
  47. 【請求項47】 上記変調符号化工程では、上記第1の
    攪拌工程にて並べ替えられたデータに対してブロック変
    調による符号化を行っていることを特徴とする請求項4
    5記載のデータ再生方法。
  48. 【請求項48】 上記変調復号工程は、上記変調符号化
    工程にて生成されて出力される各出力符号語の尤度値を
    算出する尤度算出工程を有し、 上記変調復号工程では、上記尤度算出工程にて算出され
    た尤度値を用いて、上記変調符号化工程にて入力された
    入力ビット及び上記変調符号化工程にて生成されて出力
    された出力ビットに対する軟判定値である事後確率情報
    を求めることを特徴とする請求項47記載のデータ再生
    方法。
  49. 【請求項49】 上記変調復号工程では、上記制約条件
    に対応するトレリスに基づいて復号を行うことを特徴と
    する請求項47記載のデータ再生方法。
  50. 【請求項50】 上記第2の攪拌工程では、上記変調符
    号化工程にてブロック変調による符号化がなされたデー
    タを変調符号ブロック単位で攪拌しており、上記第1の
    逆攪拌工程では、入力したデータを上記変調符号ブロッ
    ク単位で攪拌し、 上記第3の攪拌工程では、上記変調復号工程にて復号が
    なされたデータと上記第1の逆攪拌工程にて並べ替えら
    れたデータとの差分値で与えられるデータを上記変調符
    号ブロック単位で攪拌することを特徴とする請求項47
    記載のデータ再生方法。
  51. 【請求項51】 上記変調符号化工程では、上記第1の
    攪拌工程にて並べ替えられたデータに対して上記制約条
    件に対応するトレリスにしたがって符号化を行ってお
    り、 上記変調復号工程では、上記制約条件に対応するトレリ
    スに基づいて復号を行うことを特徴とする請求項45記
    載のデータ再生方法。
  52. 【請求項52】 上記第2の攪拌工程では、上記変調符
    号化工程にて符号化がなされたデータを上記トレリスの
    変調符号ブロック単位で攪拌しており、 上記第1の逆攪拌工程では、入力したデータを上記トレ
    リスの変調符号ブロック単位で攪拌し、 上記第3の攪拌工程では、上記変調復号工程にて復号が
    なされたデータと上記第1の逆攪拌工程にて並べ替えら
    れたデータとの差分値で与えられるデータを上記トレリ
    スの変調符号ブロック単位で攪拌することを特徴とする
    請求項51記載のデータ再生方法。
  53. 【請求項53】 上記変調復号工程では、BCJRアル
    ゴリズム又はSOVAアルゴリズムに基づく軟出力復号
    を行うことを特徴とする請求項44記載のデータ再生方
    法。
  54. 【請求項54】 上記誤り訂正復号工程では、軟入力の
    信号を入力し、入力した軟入力の信号に対して誤り訂正
    符号の軟復号を行うことを特徴とする請求項39記載の
    データ再生方法。
  55. 【請求項55】 上記第1の攪拌工程では、上記誤り訂
    正符号化工程にて符号化がなされたデータをビット単位
    で攪拌しており、 上記第2の逆攪拌工程では、入力したデータを上記ビッ
    ト単位で攪拌し、 上記第4の攪拌工程では、上記誤り訂正復号工程にて復
    号がなされたデータと上記第2の逆攪拌工程にて並べ替
    えられたデータとの差分値で与えられるデータ上記ビッ
    ト単位で攪拌することを特徴とする請求項39記載のデ
    ータ再生方法。
  56. 【請求項56】 上記記録媒体として、磁気、光又は光
    磁気記録方式によりデータが記録されるものを用いるこ
    とを特徴とする請求項39記載のデータ再生方法。
  57. 【請求項57】 記録媒体に対するデータの記録及び再
    生を行うデータ記録再生装置であって、 上記記録媒体に対してデータを記録する記録系として、 入力したデータに対して誤り訂正符号化を施す誤り訂正
    符号化手段と、 上記誤り訂正符号化手段から供給されたデータの順序を
    攪拌して並べ替える第1の攪拌手段と、 上記第1の攪拌手段から供給されたデータに対して所定
    の変調符号化を施す変調符号化手段と、 上記変調符号化手段から供給されたデータの順序を攪拌
    して並べ替える第2の攪拌手段とを備え、 上記記録媒体に記録されているデータを再生する再生系
    として、 上記第2の攪拌手段により並べ替えられたデータのビッ
    ト配列を、上記変調符号化手段により符号化がなされた
    データのビット配列に戻すように、入力したデータの順
    序を攪拌して並べ替える第1の逆攪拌手段と、 上記第1の逆攪拌手段から供給されたデータを変調復号
    する変調復号手段と、 上記第2の攪拌手段と同一の攪拌位置情報に基づいて、
    上記変調復号手段から出力されたデータと上記第1の逆
    攪拌手段から出力されたデータとの差分値で与えられる
    データの順序を攪拌して並べ替える第3の攪拌手段と、 上記第1の攪拌手段により並べ替えられたデータのビッ
    ト配列を、上記誤り訂正符号化手段により符号化がなさ
    れたデータのビット配列に戻すように、入力したデータ
    の順序を攪拌して並べ替える第2の逆攪拌手段と、 上記第2の逆攪拌手段から供給されたデータに対して誤
    り訂正符号の復号を行う誤り訂正復号手段と、 上記第1の攪拌手段と同一の攪拌位置情報に基づいて、
    上記誤り訂正復号手段から出力されたデータと上記第2
    の逆攪拌手段から出力されたデータとの差分値で与えら
    れるデータの順序を攪拌して並べ替える第4の攪拌手段
    とを備えることを特徴とするデータ記録再生装置。
  58. 【請求項58】 上記記録系は、上記第2の攪拌手段か
    ら供給されたデータに対してチャネル特性を補償するフ
    ィルタリングを施すプリコード手段を備え、 上記再生系は、チャネル応答に対する復号を行うチャネ
    ル復号手段を備えることを特徴とする請求項57記載の
    データ記録再生装置。
  59. 【請求項59】 上記チャネル復号手段は、軟入力の信
    号を入力し、軟出力復号を行うことを特徴とする請求項
    58記載のデータ記録再生装置。
  60. 【請求項60】 上記チャネル復号手段は、軟入力の信
    号を入力し、チャネル応答に対応するトレリスに基づい
    て軟出力復号を行うことを特徴とする請求項58記載の
    データ記録再生装置。
  61. 【請求項61】 上記第1の逆攪拌手段は、上記チャネ
    ル復号手段により復号がなされたデータと上記第3の攪
    拌手段により並べ替えられたデータとの差分値で与えら
    れるデータの順序を攪拌して並べ替え、 上記第2の逆攪拌手段は、上記変調復号手段により復号
    がなされたデータと上記第4の攪拌手段により並べ替え
    られたデータとの差分値で与えられるデータの順序を攪
    拌して並べ替え、 上記誤り訂正復号手段と上記変調復号手段と上記チャネ
    ル復号手段との間で繰り返し復号を行うことを特徴とす
    る請求項59記載のデータ記録再生装置。
  62. 【請求項62】 上記変調復号手段は、軟入力の信号を
    入力するとともに、軟出力の信号を出力することを特徴
    とする請求項57記載のデータ記録再生装置。
  63. 【請求項63】 上記変調符号化手段は、上記第1の攪
    拌手段から供給されたデータに対して制約条件にしたが
    って符号化を行い、 上記変調復号手段は、上記制約条件に対応した復号を行
    うことを特徴とする請求項57記載のデータ記録再生装
    置。
  64. 【請求項64】 上記第2の攪拌手段は、上記変調符号
    化手段により符号化がなされたデータを上記制約条件を
    満たすように攪拌することを特徴とする請求項63記載
    のデータ記録再生装置。
  65. 【請求項65】 上記変調符号化手段は、上記第1の攪
    拌手段から供給されたデータに対してブロック変調によ
    る符号化を行うことを特徴とする請求項63記載のデー
    タ記録再生装置。
  66. 【請求項66】 上記変調復号手段は、 上記変調符号化手段から出力される各出力符号語に対し
    て設けられ、上記各出力符号語の尤度値を算出する尤度
    算出手段を有し、 上記尤度算出手段により算出された尤度値を用いて、上
    記変調符号化手段に入力された入力ビット及び上記変調
    符号化手段から出力された出力ビットに対する軟判定値
    である事後確率情報を求めることを特徴とする請求項6
    5記載のデータ記録再生装置。
  67. 【請求項67】 上記変調復号手段は、上記制約条件に
    対応するトレリスに基づいて復号を行うことを特徴とす
    る請求項65記載のデータ記録再生装置。
  68. 【請求項68】 上記第2の攪拌手段は、上記変調符号
    化手段によりブロック変調による符号化がなされたデー
    タを変調符号ブロック単位で攪拌し、 上記第1の逆攪拌手段は、入力したデータを上記変調符
    号ブロック単位で攪拌し、 上記第3の攪拌手段は、上記変調復号手段から出力され
    たデータと上記第1の逆攪拌手段から出力されたデータ
    との差分値で与えられるデータを上記変調符号ブロック
    単位で攪拌することを特徴とする請求項65記載のデー
    タ記録再生装置。
  69. 【請求項69】 上記変調符号化手段は、上記第1の攪
    拌手段から供給されたデータに対して上記制約条件に対
    応するトレリスにしたがって符号化を行い、 上記変調復号手段は、上記制約条件に対応するトレリス
    に基づいて復号を行うことを特徴とする請求項63記載
    のデータ記録再生装置。
  70. 【請求項70】 上記第2の攪拌手段は、上記変調符号
    化手段により符号化がなされたデータを上記トレリスの
    変調符号ブロック単位で攪拌し、 上記第1の逆攪拌手段は、入力したデータを上記トレリ
    スの変調符号ブロック単位で攪拌し、 上記第3の攪拌手段は、上記変調復号手段から出力され
    たデータと上記第1の逆攪拌手段から出力されたデータ
    との差分値で与えられるデータを上記トレリスの変調符
    号ブロック単位で攪拌することを特徴とする請求項69
    記載のデータ記録再生装置。
  71. 【請求項71】 上記変調復号手段は、BCJRアルゴ
    リズム又はSOVAアルゴリズムに基づく軟出力復号を
    行うことを特徴とする請求項62記載のデータ記録再生
    装置。
  72. 【請求項72】 上記誤り訂正復号手段は、軟入力の信
    号を入力し、入力した軟入力の信号に対して誤り訂正符
    号の軟復号を行うことを特徴とする請求項57記載のデ
    ータ記録再生装置。
  73. 【請求項73】 上記第1の攪拌手段は、上記誤り訂正
    符号化手段により符号化がなされたデータをビット単位
    で攪拌し、 上記第2の逆攪拌手段は、入力したデータを上記ビット
    単位で攪拌し、 上記第4の攪拌手段は、上記誤り訂正復号手段から出力
    されたデータと上記第2の逆攪拌手段から出力されたデ
    ータとの差分値で与えられるデータ上記ビット単位で攪
    拌することを特徴とする請求項57記載のデータ記録再
    生装置。
  74. 【請求項74】 上記記録媒体は、磁気、光又は光磁気
    記録方式によりデータが記録されるものであることを特
    徴とする請求項57記載のデータ記録再生装置。
  75. 【請求項75】 記録媒体に対するデータの記録及び再
    生を行うデータ記録再生方法であって、 上記記録媒体に対してデータを記録する記録系として、 入力したデータに対して誤り訂正符号化を施す誤り訂正
    符号化工程と、 上記誤り訂正符号化工程にて符号化がなされたデータの
    順序を攪拌して並べ替える第1の攪拌工程と、 上記第1の攪拌工程にて並べ替えられたデータに対して
    所定の変調符号化を施す変調符号化工程と、 上記変調符号化工程にて符号化がなされたデータの順序
    を攪拌して並べ替える第2の攪拌工程とを備え、 上記記録媒体に記録されているデータを再生する再生系
    として、 上記第2の攪拌工程にて並べ替えられたデータのビット
    配列を、上記変調符号化工程にて符号化がなされたデー
    タのビット配列に戻すように、入力したデータの順序を
    攪拌して並べ替える第1の逆攪拌工程と、 上記第1の逆攪拌工程にて並べ替えられたデータを変調
    復号する変調復号工程と、 上記第2の攪拌工程と同一の攪拌位置情報に基づいて、
    上記変調復号工程にて復号がなされたデータと上記第1
    の逆攪拌工程にて並べ替えられたデータとの差分値で与
    えられるデータの順序を攪拌して並べ替える第3の攪拌
    工程と、 上記第1の攪拌工程にて並べ替えられたデータのビット
    配列を、上記誤り訂正符号化工程にて符号化がなされた
    データのビット配列に戻すように、入力したデータの順
    序を攪拌して並べ替える第2の逆攪拌工程と、 上記第2の逆攪拌工程にて並べ替えられたデータに対し
    て誤り訂正符号の復号を行う誤り訂正復号工程と、 上記第1の攪拌工程と同一の攪拌位置情報に基づいて、
    上記誤り訂正復号工程いて復号がなされたデータと上記
    第2の逆攪拌工程にて並べ替えられたデータとの差分値
    で与えられるデータの順序を攪拌して並べ替える第4の
    攪拌工程とを備えることを特徴とするデータ記録再生方
    法。
  76. 【請求項76】 上記記録系は、上記第2の攪拌工程に
    て並べ替えられたデータに対してチャネル特性を補償す
    るフィルタリングを施すプリコード工程を備え、 上記再生系は、チャネル応答に対する復号を行うチャネ
    ル復号工程を備えることを特徴とする請求項75記載の
    データ記録再生方法。
  77. 【請求項77】 上記チャネル復号工程では、軟入力の
    信号を入力し、軟出力復号を行うことを特徴とする請求
    項76記載のデータ記録再生方法。
  78. 【請求項78】 上記チャネル復号工程では、軟入力の
    信号を入力し、チャネル応答に対応するトレリスに基づ
    いて軟出力復号を行うことを特徴とする請求項76記載
    のデータ記録再生方法。
  79. 【請求項79】 上記第1の逆攪拌工程では、上記チャ
    ネル復号工程にて復号がなされたデータと上記第3の攪
    拌工程にて並べ替えられたデータとの差分値で与えられ
    るデータの順序を攪拌して並べ替え、 上記第2の逆攪拌工程では、上記変調復号工程にて復号
    がなされたデータと上記第4の攪拌工程にて並べ替えら
    れたデータとの差分値で与えられるデータの順序を攪拌
    して並べ替え、 上記誤り訂正復号工程と上記変調復号工程と上記チャネ
    ル復号工程との間で繰り返し復号を行うことを特徴とす
    る請求項77記載のデータ記録再生方法。
  80. 【請求項80】 上記変調復号工程では、軟入力の信号
    を入力するとともに、軟出力の信号を出力することを特
    徴とする請求項75記載のデータ記録再生方法。
  81. 【請求項81】 上記変調符号化工程では、上記第1の
    攪拌工程にて並べ替えられたデータに対して制約条件に
    したがって符号化を行い、 上記変調復号工程では、上記制約条件に対応した復号を
    行うことを特徴とする請求項75記載のデータ記録再生
    方法。
  82. 【請求項82】 上記第2の攪拌工程では、上記変調符
    号化工程にて符号化がなされたデータを上記制約条件を
    満たすように攪拌することを特徴とする請求項81記載
    のデータ記録再生方法。
  83. 【請求項83】 上記変調符号化工程では、上記第1の
    攪拌工程にて並べ替えられたデータに対してブロック変
    調による符号化を行うことを特徴とする請求項81記載
    のデータ記録再生方法。
  84. 【請求項84】 上記変調復号工程は、上記変調符号化
    工程にて生成されて出力される各出力符号語の尤度値を
    算出する尤度算出工程を有し、 上記変調復号工程では、上記尤度算出工程にて算出され
    た尤度値を用いて、上記変調符号化工程にて入力された
    入力ビット及び上記変調符号化工程にて生成されて出力
    された出力ビットに対する軟判定値である事後確率情報
    を求めることを特徴とする請求項83記載のデータ記録
    再生方法。
  85. 【請求項85】 上記変調復号工程では、上記制約条件
    に対応するトレリスに基づいて復号を行うことを特徴と
    する請求項83記載のデータ記録再生方法。
  86. 【請求項86】 上記第2の攪拌工程では、上記変調符
    号化工程にてブロック変調による符号化がなされたデー
    タを変調符号ブロック単位で攪拌し、 上記第1の逆攪拌工程では、入力したデータを上記変調
    符号ブロック単位で攪拌し、 上記第3の攪拌工程では、上記変調復号工程にて復号が
    なされたデータと上記第1の逆攪拌工程にて並べ替えら
    れたデータとの差分値で与えられるデータを上記変調符
    号ブロック単位で攪拌することを特徴とする請求項83
    記載のデータ記録再生方法。
  87. 【請求項87】 上記変調符号化工程では、上記第1の
    攪拌工程にて並べ替えられたデータに対して上記制約条
    件に対応するトレリスにしたがって符号化を行い、 上記変調復号工程では、上記制約条件に対応するトレリ
    スに基づいて復号を行うことを特徴とする請求項81記
    載のデータ記録再生方法。
  88. 【請求項88】 上記第2の攪拌工程では、上記変調符
    号化工程にて符号化がなされたデータを上記トレリスの
    変調符号ブロック単位で攪拌し、 上記第1の逆攪拌工程では、入力したデータを上記トレ
    リスの変調符号ブロック単位で攪拌し、 上記第3の攪拌工程では、上記変調復号工程にて復号が
    なされたデータと上記第1の逆攪拌工程にて並べ替えら
    れたデータとの差分値で与えられるデータを上記トレリ
    スの変調符号ブロック単位で攪拌することを特徴とする
    請求項87記載のデータ記録再生方法。
  89. 【請求項89】 上記変調復号工程では、BCJRアル
    ゴリズム又はSOVAアルゴリズムに基づく軟出力復号
    を行うことを特徴とする請求項80記載のデータ記録再
    生方法。
  90. 【請求項90】 上記誤り訂正復号工程では、軟入力の
    信号を入力し、入力した軟入力の信号に対して誤り訂正
    符号の軟復号を行うことを特徴とする請求項75記載の
    データ記録再生方法。
  91. 【請求項91】 上記第1の攪拌工程では、上記誤り訂
    正符号化工程にて符号化がなされたデータをビット単位
    で攪拌し、 上記第2の逆攪拌工程では、入力したデータを上記ビッ
    ト単位で攪拌し、 上記第4の攪拌工程では、上記誤り訂正復号工程にて復
    号がなされたデータと上記第2の逆攪拌工程にて並べ替
    えられたデータとの差分値で与えられるデータ上記ビッ
    ト単位で攪拌することを特徴とする請求項75記載のデ
    ータ記録再生方法。
  92. 【請求項92】 上記記録媒体として、磁気、光又は光
    磁気記録方式によりデータが記録されるものを用いるこ
    とを特徴とする請求項75記載のデータ記録再生方法。
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