JP2003228923A - ディスク記憶装置及びデータ記録再生方法 - Google Patents

ディスク記憶装置及びデータ記録再生方法

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JP2003228923A
JP2003228923A JP2002022381A JP2002022381A JP2003228923A JP 2003228923 A JP2003228923 A JP 2003228923A JP 2002022381 A JP2002022381 A JP 2002022381A JP 2002022381 A JP2002022381 A JP 2002022381A JP 2003228923 A JP2003228923 A JP 2003228923A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ターボ符号化/復号化方式を利用するディスク
ドライブにおいて、長いポストアンブルの付加を要する
ことなく、復号化処理の終了を確実に実現できるように
して、データ記録再生処理の効率を向上させることにあ
る。 【解決手段】ターボ符号化/復号化方式を利用するリー
ド/ライトチャネル5を有するディスクドライブが開示
されている。リード/ライトチャネル5のターボコーデ
ック50は、データ記録再生時に、RSC系列に対して
トレリスを利用した復号化処理を終了させるための必要
最小限の終端ビット列を付加し、またAPP復号化系列
から当該終端ビットを削除する終端ビット処理機能を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にはディス
ク記憶装置の分野に関し、特に、ターボ符号化/復号化
方式を適用したデータ記録再生機能に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、ハードディスクドライブを代
表とするディスク記憶装置(以下ディスクドライブと呼
ぶ)では、記録媒体であるディスクからヘッドにより読
出されたリード信号(再生データ信号)または当該ディ
スク上に記録するライト信号(記録データ信号)の信号
処理を行なうための信号処理回路(以下リード/ライト
チャネルと呼ぶ)が設けられている。
【0003】リード/ライトチャネルは、通常では、パ
ーシャルレスポンス(PR:Partial Response)方式
と、ビタビ(Viterbi)復号化方法とを組み合わせた、
いわゆるPRML(Partial Response Maximum Likelih
ood)方式の信号処理(狭義の符号化/復号化処理)を
行なう。ビタビ復号器では、トレリス(trellis)を利
用した復号化処理が実行される。ビタビ復号器では、復
号化処理(最尤判定)の終了(トレリスの一本化)を実
現させるために、通常では50ビット程度のポストアン
ブルを付加する終端処理が実行されている。ポストアン
ブルは、ある周期の固定ビットパターン、例えば001
1の繰り返しビットパターンである。
【0004】ところで、ディスクドライブの分野では、
PRML方式より良好な特性が得られると予想されるタ
ーボ(turbo)符号化/復号化方式が注目されている。
先行技術文献としては、例えば「CODING AND ITERATIVE
DETECTION FOR MAGNETIC RECORDING CHANNELS by Zini
ng Wu (Kluwer Academic Publishers)」がある。
【0005】一般的に、ディスクドライブのリード/ラ
イトチャネルでは、PRチャネルを内符号として直列連
接ターボ符号化/復号化方式が検討されている。この方
式では、符号化系では、復号再帰的組織符号(RSC:
Recursive Systematic Code)が外符号として使用され
る。RSC符号器は、記録データ系列(入力情報系列)
そのものに、当該情報系列と符号器の内部状態とから得
られるパリティ系列(誤り訂正ビット列)を付加した組
織符号系列を生成する。パリティ系列は、所定の符号化
率を確保するために、パンクチャ(puncture)と称する
間引き回路により間引きされる。
【0006】一方、復号化系では、ビタビアルゴリズム
に基づいて軟出力復号を得る軟出力ビタビアルゴリズム
(SOVA:Soft-Output Viterbi Algorithm)等によ
る事後確率(APP:A Posteriori Probability)復号
を実行するAPP復号器が使用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、ディ
スクドライブでは、ターボ符号化/復号化方式を利用す
るリード/ライトチャネルが注目されている。ターボ符
号化/復号化方式でのAPP復号化器においても、復号
化処理(軟判定)の終了(トレリスの一本化)を実現さ
せるために、ポストアンブルを付加する終端処理が必要
となる。
【0008】特に、SOVAを利用するAPP復号化器
では、パンクチャ(間引き)された時刻でのパリティ系
列を使用して、トレリスを利用する復号化処理が実行さ
れる。このため、復号化処理(軟判定)の終了(トレリ
スの一本化)を実現させるためには、長いパスメモリ、
換言すれば非常に長いポストアンブルを付加する必要が
ある。ディスクドライブでは、高記録密度化の要求に従
って符号器における符号化率を高める必要があり、パリ
ティ系列のパンクチャ(間引き)が必要不可欠である。
従って、単にターボ符号化/復号化方式を適用するだけ
では、非常に長いポストアンブルの付加により、データ
記録再生処理の効率が低下する。
【0009】そこで、本発明の目的は、ターボ符号化/
復号化方式を利用するディスクドライブにおいて、長い
ポストアンブルの付加を要することなく、復号化処理
(軟判定)の終了(トレリスの一本化)を確実に実現で
きるようにして、データ記録再生処理の効率を向上させ
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の観点は、ターボ
符号化/復号化方式を利用するリード/ライトチャネル
を有するディスクドライブに関し、データ記録再生時
に、RSC系列に対して必要最小限の終端ビット列を付
加し、またAPP復号化系列から当該終端ビットを削除
する終端ビット処理機能を有する構成にある。
【0011】本発明の観点によるディスクドライブは、
ディスク記録媒体に対してデータの記録再生を行うため
のヘッドと、ヘッドとの間で伝送する記録データ信号又
は再生データ信号の信号処理回路であって、ターボ符号
化/復号化方式を使用する符号化/復号化回路を含み、
当該符号化/復号化回路は、データ再生時にトレリスを
利用した復号化処理を終了させるための終端ビット列を
付加及び削除するための終端ビット処理部を有する構成
のリード/ライトチャネルとを有するものである。
【0012】このような構成であれば、特に高記録密度
のデータ記録再生を行なうためのディスクドライブに適
用した場合に、必要最小限の終端ビット処理機能を追加
するだけで、非常に長いポストアンブルの付加処理を削
減できる。従って、ターボ符号化/復号化方式を利用す
るリード/ライトチャネルでのデータ記録再生処理の効
率を向上させることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。
【0014】(ディスクドライブの構成)図1は、本実
施形態に関するディスクドライブの要部を示すブロック
図である。
【0015】本ディスクドライブは、データ記録媒体で
あるディスク1と、プリアンプ回路4と、リード/ライ
トチャネル5と、ディスクコントローラ(HDC)6と
を有する。
【0016】ディスク1は、スピンドルモータ(SP
M)2により回転される。ヘッド3は、リードヘッドと
ライトヘッドとを含み、当該リードヘッドによりディス
ク1からデータを読出す。また、ヘッド3は、ライトヘ
ッドによりディスク1上にデータを書き込む。プリアン
プ回路4は、リードヘッドからのリード信号(再生デー
タ信号)を増幅してリード/ライトチャネル5に送出す
るリードアンプ40を有する。また、プリアンプ回路4
は、リード/ライトチャネル5から出力されるライト信
号(記録データ信号)をライト電流に変換してライトヘ
ッドに供給するライトアンプ41を有する。
【0017】リード/ライトチャネル5は、ターボ符号
化/復号化方式を適用した符号化/復号化回路(ターボ
コーデックと表記する場合がある)50を含む。ライト
チャネルは、当該ターボ符号化回路とライト信号処理回
路51とからなる。ライト信号処理回路51は、記録補
償(プリコン)回路などを含む。
【0018】リードチャネルは、ターボ復号化回路と、
AGC回路52と、低域通過フィルタ(LPF)53
と、A/Dコンバータ54と、イコライザ(equalize
r)55とを有する。
【0019】AGC回路52は、リードアンプ40から
のリード信号の信号振幅を一定値に制御する。LPF5
3は、リード信号から高域のノイズを除去する。A/D
コンバータ54は、アナログのリード信号をディジタル
信号に変換する。イコライザ55は、通常では、FIR
(Finite Impulse Response)式のディジタルフィルタ
などを含み、波形等化処理を実行する。
【0020】(ターボコーデックの構成)ターボコーデ
ック50は、図2に示すように、ターボ符号化回路20
とターボ復号化回路21とから構成される。ターボ符号
化回路20は、RSC(Recursive Systematic Code)
符号器200と、終端ビット挿入器201と、PUMU
X202と、インターリーバ203と、プリコーダ20
4とを有する。
【0021】RSC符号器200は、入力情報系列(即
ち、記録データ系列WD)に対して再帰的組織符号化処
理を実行する。終端ビット挿入器201は、ターボ復号
化回路21における復号化処理に含まれる軟判定の終了
(トレリスの一本化)を実現するために、組織符号系列
(情報系列とパリティ系列)に所定の長さの終端ビット
を付加する。
【0022】PUMUX202は、パンクチャ(punctu
re)とマルチプレクサ(mutiplexer)とを合わせた回路
であり、情報系列とパリティ系列とを多重化した組織符
号系列を出力する。パンクチャは、所定の符号化率に従
って、パリティ系列に対して間引き処理を実行する。イ
ンターリーバ203は、組織符号系列の撹拌処理(ラン
ダム化)を実行する。プリコーダ204は、PRチャネ
ルに再帰的特性を与えるために設けられている。
【0023】一方、ターボ復号化回路21は、PRチャ
ネル(内符号)に対するAPP復号化処理を行なうAP
P復号器210と、ディインターリーバ211と、DE
−PUMUX212と、RSC系列(外符号)に対する
APP復号化処理を行なうAPP復号器213とを有す
る。ディインターリーバ211は、インターリーバ20
3の逆変換処理を実行する。DE−PUMUX212
は、ディパンクチャ(depuncture)とディマルチプレク
サ(demutiplexer)とを合わせた回路でありPUMUX
202の逆変換処理を実行する。更に、ターボ復号化回
路21は、終端ビット削除器216と、硬判定器217
とを有し、また、繰り返し復号化処理時に使用されるP
UMUX214及びインターリーバ215より構成され
る。
【0024】(ターボコーデックの動作)以下、同実施
形態のターボコーデック50の動作を説明する。
【0025】データ記録時には、図1に示すように、H
DC6は、ホストシステム(例えばパーソナルコンピュ
ータ等)から受信した記録データWD(情報系列)をリ
ード/ライトチャネル5に送出する。リード/ライトチ
ャネル5では、ターボ符号化回路20がターボ符号化処
理を実行し、ライト信号処理回路51を経てライトアン
プ41に出力する。
【0026】ターボ符号化回路20では、RSC符号器
200は、入力情報系列(即ち、記録データ系列WD)
に対してRSC符号化処理を実行する。RSC符号器2
00は、例えば図3に示すように、1ビットの遅延素子
(D)と排他的論理和素子(+)とから構成されてい
る。図3は、拘束長が3の場合のRSC符号器200の
具体例を示す。
【0027】ここで、記録データ系列WDは、入力情報
系列(U)として表現する。また、RSC符号器20
0が生成するパリティ系列(Pk)は、内部系列(Z
k)を使用して、以下の式(1),(2)により表現で
きる。
【0028】
【数1】
【0029】ここで、RSC符号器200の内部状態を
図4に示すように定義すると、状態推移は、図5に示す
ようになる。また、状態推移を時系列で表現したトレリ
ス線図は、図6に示すようになる。ただし、矢印に付し
た値は、(Uk,Pk)を表現している。ここで、時刻
j+2において、状態S0を下記式(3)で表現する
と、当該状態S0で終端処理を実行する場合に、情報系
列の終端ビットは、下記式(4)のように表現できる。
また、パリティ系列の終端ビットは、下記式(5)のよ
うに表現できる。
【0030】
【数2】
【0031】従って、図7に示すように、RSC符号器
200の内部状態が状態S0で終了する場合には、終端
ビット挿入器201は、情報系列については終端ビット
“00”を付加し、またパリティ系列についても終端ビ
ット“00”を付加する。同様に、状態S1,S2,S
3で終了する場合は、終端ビット挿入器201は、情報
系列にはそれぞれ終端ビット“11”,“10”,“0
1”を付加する。また、パリティ系列には、それぞれ終
端ビット“01”,“10”,“11”を付加する。
【0032】ここで、図8に示すように、入力情報系列
が“1010111001”の場合、状態S0から始ま
るとすると、前記式(2)から、内部状態は、“111
0010111”となる。また、パリティ系列は、前記
式(1)から、“1101110010”となる。
【0033】内部系列が、下記式(6)に示すような状
態S3で終了する場合には、終端ビットは、情報系列に
ついては、下記式(7)のようになる。また、パリティ
系列については、下記式(8)のようになる。ここで、
一般的には、RSC符号器200の拘束長がNの場合に
は、終端ビット挿入器201は、「N−1」ビットの終
端ビットを付加することになる。
【0034】
【数3】
【0035】以上のように、ターボ符号化回路20で
は、RSC符号器200は、入力情報系列(即ち、記録
データ系列WD)に対してRSC符号化処理を実行す
る。そして、終端ビット挿入器201は、特定の状態
(S0,S1など)に終端されるように情報系列とパリ
ティ系列の両方に終端ビットを付加する。更に、PUM
UX202は、所定の符号化率に応じてパリティ系列を
間引く処理を実行し、かつ、情報系列の間に挿入して組
織符号化系列として出力する。
【0036】プリコーダ204は、インターリーバ20
3によりランダム化された組織符号化系列に対して所定
の逆変換処理を実行した後に、ライト信号処理回路51
に送出する。ライト信号処理回路51は記録補償処理を
実行して、ライトアンプ41に組織符号化系列を送出す
る。従って、ライトヘッドはライトアンプ41から供給
される書き込み電流により、ディスク1上にターボ符号
化された記録データ信号を記録する。
【0037】次に、ディスク1上からリードヘッドによ
り読出されると、当該再生データ信号は、リードアンプ
40により増幅されて、リード/ライトチャネル5に送
られる。再生データ信号は、リードチャネルでの一連の
信号処理系を経て、ターボ復号化回路21に送られる。
【0038】ターボ復号化回路21では、APP復号器
210は、PRチャネルの内符号の復号化処理を実行
し、内符号の外部情報を出力する。内符号の外部情報
は、ディインターリーバ211とDE−PUMUX21
2とを経て、APP復号器213に送られる。APP復
号器213は、RSC系列(外符号)に対するAPP復
号化処理を実行する。
【0039】具体的には、APP復号器213は、対数
尤度比(LLR:Log Likelihood Ratio)及び外部情報
を出力する。APP復号器213は、内符号の外部情報
から得られる受信信号値と過去のメトリックとから新し
いメトリックを算出し、メトリックの最小値判定により
生き残りパスを決定する。そして、その生き残りパスに
対応するLLRを更新する。APP復号器213は、終
端ビットが読み込まれるまでは、通常のビタビ復号化方
法の場合と同様に一本化したパスメモリの先頭のLLR
を出力する。終端ビットが読み込まれた時点でパスメモ
リに残っているLLRについては、終端した状態へ至る
パスに対応するLLRを出力する。
【0040】終端ビット削除器216は、APP復号器
213から出力されるLLRから、終端ビット挿入器2
01により付加された終端ビットを削除する。硬判定器
217は、終端ビットが削除されたLLRに対する2値
判定を実行し、最終的な復号化系列を再生データ系列
(RD)として出力する。一方、APP復号器213
は、外符号の外部情報をPUMUX214に出力する。
PUMUX214は、符号化処理時と同様の変換処理を
実行して、インターリーバ215を経て事前情報として
内符号に対するAPP復号器210に回帰させる。
【0041】以上のようにターボ復号化回路21では、
APP復号器213は、RSC系列(外符号)に対する
APP復号化処理を実行するときに、終端ビット挿入器
201により付加された終端ビットにより、終端したあ
る状態に至るパスを復号化したLLRを出力する。一般
的に、ターボ符号化/復号化回路50において、PUM
UX202のパンクチャにより、所定の符号化率に従っ
てパリティ系列に対して間引き処理が実行される。この
ため、当該間引き処理の影響により、APP復号器21
3では、トレリスの一本化(軟判定の終了)には長いパ
スメモリが必要となる。換言すれば、最後部のビットの
トレリスを一本化させようとすると、非常に長いポスト
アンブルが必要となる。同実施形態のターボ符号化/復
号化回路50であれば、終端ビット挿入器201により
最小限の終端ビットを付加するだけで、非常に長いポス
トアンブルを不要にすることができる。
【0042】以下図9から図12を参照して、同実施形
態のターボ符号化/復号化回路50の動作を説明するた
めの具体例を示す。
【0043】まず、図9は、従来のターボ符号化方法を
単にリード/ライトチャネル5に適用した場合の具体例
を示す。即ち、図9(A)は、入力情報系列(記録デー
タ系列WD)の具体例である。同図(B)は、RSC符
号器の出力例を示す。上段のデータ系列は、入力情報系
列そのものである。下段は、RSC符号器により符号化
されたパリティ符号化系列である。ここでは、復号化処
理(最尤判定)の終了(トレリスの一本化)を実現させ
るために、ビットパターン“1100”のポストアンブ
ルが付加される終端処理が実行されている。同図(C)
は、PUMUXの出力例(16ビット毎に1ビットのパ
リティビットを付加するパンクチャレート16/17の
具体例)を示す。ここでは、時刻0〜33が入力情報系
列及びパリティ系列を示し、時刻34〜36が既知のポ
ストアンブル系列のパリティ系列を示す。
【0044】また、図10は、従来のターボ復号化方法
でのAPP復号器から出力されるLLR系列を示す。上
段が情報系列に対応するLLR系列であり、下段がパリ
ティ系列に対応するLLR系列を示す。
【0045】次に、図11は、同実施形態でのターボコ
ーデックにおける具体例を示す。即ち、図11(A)
は、入力情報系列(記録データ系列WD)の具体例であ
る。同図(B)は、RSC符号器200の出力例を示
す。上段のデータ系列は、入力情報系列そのものであ
る。下段は、RSC符号器200により符号化されたパ
リティ符号化系列である。ここでは、終端ビット挿入器
201により、時刻33で状態S0に遷移するような終
端ビット“11”,“01”が付加されている。同図
(C)は、PUMUX202の出力例を示す。
【0046】また、図12(A)は、同実施形態のター
ボ復号化回路21でのAPP復号器213から出力され
るLLR系列を示す。上段が情報系列に対応するLLR
系列であり、下段がパリティ系列に対応するLLR系列
を示す。さらに、同図(B)は、APP復号器213の
トレリス線図を示す。即ち、同実施形態のターボ符号化
回路20での終端ビット挿入器201により、時刻33
で状態S0に遷移するような終端ビット“11”,“0
1”が付加されているため、APP復号器213はそこ
に至るパスを正しいパスとして復号化を実行する。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、タ
ーボ符号化/復号化方式を利用するディスクドライブに
おいて、長いポストアンブルの付加を要することなく、
復号化処理(軟判定)の終了(トレリスの一本化)を確
実に実現できるようにして、データ記録再生処理の効率
を向上させることにある。換言すれば、特に高記録密度
のデータ記録再生を行なうためのディスクドライブに適
用した場合に、必要最小限の終端ビット処理機能を追加
するだけで、非常に長いポストアンブルの付加処理を削
減できる。従って、ターボ符号化/復号化方式を利用す
るリード/ライトチャネルでのデータ記録再生処理の効
率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関するディスクドライブの
要部を示すブロック図。
【図2】同実施形態に関するターボ符号化/復号化回路
の要部を示すブロック図。
【図3】同実施形態に関するRSC符号器の一例を示す
ブロック図。
【図4】同実施形態に関するRSCの状態定義を示す
図。
【図5】同実施形態に関するRSCの状態推移を示す
図。
【図6】同実施形態に関するRSCのトレリス線図。
【図7】同実施形態に関するトレリスの終端処理を説明
するための図。
【図8】同実施形態に関する終端ビット処理の一例を示
す図。
【図9】従来のターボ符号化回路の動作を説明するため
の図。
【図10】従来のターボ復号化回路の動作を説明するた
めの図。
【図11】同実施形態に関するターボ符号化回路の動作
を説明するための図。
【図12】同実施形態に関するターボ復号化回路の動作
を説明するための図。
【符号の説明】
1…ディスク 2…スピンドルモータ 3…ヘッド 4…プリアンプ回路 5…リード/ライトチャネル 6…ディスクコントローラ(HDC) 20…ターボ符号化回路 21…ターボ復号化回路 50…ターボ符号化/復号化回路(ターボコーデック) 51…ライト信号処理回路 52…AGC回路 53…低域通過フィルタ(LPF) 54…A/Dコンバータ 55…イコライザ 200…RSC符号器 201…終端ビット挿入器 202…PUMUX 203…インターリーバ 204…プリコーダ 210…APP復号器 211…ディインターリーバ 212…DE−PUMUX 213…APP復号器 214…PUMUX 215…インターリーバ 216…終端ビット削除器 217…硬判定器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク記録媒体に対してデータの記録
    再生を行うためのヘッドと、 前記ヘッドとの間で伝送する記録データ信号又は再生デ
    ータ信号の信号処理回路であって、ターボ符号化/復号
    化方式を使用する符号化/復号化回路を含み、当該符号
    化/復号化回路は、データ再生時にトレリスを利用した
    復号化処理を終了させるための終端ビット列を付加及び
    削除するための終端ビット処理部を有する構成のリード
    /ライトチャネルとを具備したことを特徴とするディス
    ク記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記符号化/復号化回路は、 データ記録時に、記録データ系列を再帰的組織符号化系
    列に符号化するためのRSC符号器と、当該RSC符号
    器から出力される前記再帰的組織符号化系列に前記終端
    ビット列を付加する終端ビット挿入器とを含むターボ符
    号化回路を有し、 データ再生時に、当該再帰的組織符号化系列を軟出力復
    号化するためのAPP復号器と、当該APP復号器から
    出力される軟出力復号化系列から前記終端ビット列を削
    除する終端ビット削除器とを含むターボ復号化回路を有
    することを特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ターボ符号化回路は、前記終端ビッ
    ト列を付加された前記再帰的組織符号化系列に対して間
    引き処理を行うためのパンクチャ回路を更に含むことを
    特徴とする請求項2に記載のディスク記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記APP復号器は、軟出力ビタビアル
    ゴリズム(SOVA)方式を利用した軟出力復号器であ
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1
    項に記載のディスク記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記RSC符号器の拘束長をNとした場
    合、前記終端ビット挿入器は、N−1ビットの終端ビッ
    ト列を付加することを特徴とする請求項2から請求項4
    のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  6. 【請求項6】 ディスク記録媒体に対してデータの記録
    再生を行なうディスク記憶装置に適用し、ターボ符号化
    /復号化方式を利用したデータ記録再生方法であって、 データ記録時に、記録データ系列をターボ符号化方式に
    より符号化系列に符号化する機能と、 トレリスを利用した復号化処理を終了させるための終端
    ビット列を前記符号化系列に付加する機能と、 データ再生時に、前記符号化系列からターボ復号化方式
    により復号化系列に復号化する機能と、 前記復号化系列から前記終端ビット列を削除する機能と
    を実現することを特徴とするデータ記録再生方法。
  7. 【請求項7】 データ記録時に、記録データ系列を再帰
    的組織符号化系列に符号化する機能と、 前記再帰的組織符号化系列に前記終端ビット列を付加す
    る機能とを実現することを特徴とする請求項6に記載の
    データ記録再生方法。
  8. 【請求項8】 データ再生時に、前記再帰的組織符号化
    系列を軟出力復号化するための機能と、 前記軟出力復号化系列から前記終端ビット列を削除する
    機能とを実現することを特徴とする請求項6に記載のデ
    ータ記録再生方法。
  9. 【請求項9】 データ記録時に、前記終端ビット列を付
    加された前記再帰的組織符号化系列に対して間引き処理
    を実行するパンクチャ機能を更に含むことを特徴とする
    請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のデータ記
    録再生方法。
  10. 【請求項10】 データ再生時に、軟出力ビタビアルゴ
    リズム(SOVA)方式を利用した軟出力復号化するた
    めの機能を実現することを特徴とする請求項6または請
    求項9のいずれか1項に記載のデータ記録再生方法。
  11. 【請求項11】 拘束長Nで前記再帰的組織符号化系列
    に符号化する場合に、N−1ビットの終端ビット列を付
    加する機能を実現することを特徴とする請求項6から請
    求項10のいずれか1項に記載のデータ記録再生方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009032317A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Toshiba Corp 磁気ディスク装置
WO2009119057A1 (ja) * 2008-03-24 2009-10-01 パナソニック株式会社 無線通信装置および誤り訂正符号化方法

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